JP7153927B2 - フック具 - Google Patents
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Description
この留金付フック金具は、鉤状のフック本体と前記フック本体の開口部を回転自在に閉塞する留め金とを備え、前記留め金は前記フック本体の先端部に外方に向けて付勢した状態で係止されると共に、前記留め金の先端部は前記フック本体の内方に向けて湾曲する被掛合部材取り外しガイド部を形成してなる(請求項1)。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたフック具を提供することを目的とする。
第1に、取り付け台部5からフック部6を前方突出したフック体3と、このフック体3に嵌脱可能に装着されていてフック部6の周囲の取り付け台部5の表面を覆うカバー体4とを有するフック具であって、
前記フック体3の取り付け台部5は外周部に嵌合部8を有し、
前記カバー体4は外周壁に前記嵌合部8と周方向位置変更可能に嵌合して装着される被嵌合部9を有し、
前記カバー体4は前面に、フック部6の先端部と取り付け台部5の前面との間のフック嵌め空間Sを塞ぐ塞ぎ部Fと、この塞ぎ部Fから周方向に変位した位置で前記フック嵌め空間Sに対向して開放する開放部Kとを形成していることを特徴とする。
第3に、前記カバー体4は、筒形状の外周壁4aと、前記フック部6を挿通する筒形状の内周壁4bと、前記外周壁4aと内周壁4bとを連結して前面を形成する前面壁4cとを有しており、前記前面壁4cは、フック部6を中心として対称位置を前方へ膨出して一対の塞ぎ部Fを形成し、この一対の塞ぎ部Fの間に底面が円弧凹状の開放部Kを形成していることを特徴とする。
前記カバー体4の被嵌合部9は、カバー体4の外周壁4aから径内方向に突出していて前記溝部8aに嵌入する挿入片9aが形成され、この挿入片9aには、前記塞ぎ部Fがフック嵌め空間Sを塞ぐときに前記係合突起8bと係合する塞ぎ位置決め凹部9bが形成されていることを特徴とする。
80度変位して2つの係合突起8bが形成されており、
前記カバー体4の被嵌合部9は、カバー体4の外周壁4aから径内方向に突出していて前記溝部8aに嵌入する挿入片9aが形成されており、
前記挿入片9aとして、前記塞ぎ部Fがフック嵌め空間Sを塞ぐときに前記各係合突起8bと係合する塞ぎ位置決め凹部9bを形成した挿入片9aと、前記開放部Kがフック嵌め空間Sに対向するときに前記各係合突起8bと係合する開放位置決め凹部9cを形成した挿入片9aとを有していることを特徴とする。
即ち、請求項1に係る発明は、フック体3にフック部6の周囲の取り付け台部5の表面を覆うカバー体4を装着し、このカバー体4の前面に、フック嵌め空間Sを塞ぐ塞ぎ部Fと、フック嵌め空間Sに対向して開放する開放部Kとを形成しているので、カバー体4で取り付け台部5の表面を覆うだけでなく、カバー体4の開放部Kをフック嵌め空間Sに対向させることにより、フック部6への被掛合部材の掛脱ができ、カバー体4の塞ぎ部Fをフック嵌め空間Sに対向させることにより、フック部6に掛合した被掛合部材の外し止めをすることができる。
請求項4に係る発明は、フック体3の嵌合部8に環状の溝部8aと少なくとも1つの係合突起8bを形成し、カバー体4の被嵌合部9に挿入片9aと塞ぎ位置決め凹部9bを形成しているので、塞ぎ部Fがフック嵌め空間Sを塞ぐ位置に、カバー体4を位置決めかつ保持しておくことができる。
図1~10において、フック具1は大別して、フック部6を有するフック体3と、この
フック体3に嵌脱可能に装着されているカバー体4とで構成されている。
フック体3は円盤形状の取り付け台部5と、この取り付け台部5から前方へ突出して下部が取り付け台部5に連結されたフック部6とがアルミ合金等の軽金属又は強化プラスチック等で一体成形されている。前記取り付け台部5はネジ挿入孔12が形成され、ネジを介して構造物の外壁Wに取り付けられる。
前記フック体3の取り付け台部5は、円形の外周部に嵌合部8を有し、この嵌合部8は断面四角形の溝部8aを環状に形成され、この溝部8a内に、180度変位して2つの係合突起8bが形成されている。
前記カバー体4の外周壁4aには、図8に示されるように、取り付け台部5の嵌合部8と円周方向位置変更可能に嵌合して装着される被嵌合部9を有する。この被嵌合部9は、カバー体4の外周壁4aの後端から径内方向に突出していて前記溝部8aに嵌入する挿入片9aが周方向断続的に多数形成されている。
カバー体4の外周壁4aの略90度の範囲に凹部9bを形成した挿入片9aと凹部9cを形成した挿入片9aとが設けられており、両挿入片9aの間には外周壁4a後端縁まで切り欠かれた切欠13が形成されている。この切欠13は、カバー体4をフック体3に装着した状態で両者の間にコイン挿入溝を形成する。前記切欠13もコインを挿入してこじることにより、カバー体4をフック体3から離脱させることができる。
前記カバー体4の前面壁4cには、フック部6を中心として対称位置を前方へ膨出して一対の塞ぎ部Fが形成され、この一対の塞ぎ部Fの間に底面が円弧凹状の開放部Kを形成されている。
前記塞ぎ部Fは図3、4に示す如く、フック部6の先端部とオーバラップする高さまで突出しており、フック嵌め空間Sに対向することによりその上方を塞ぐことができ、フック部6に掛合した被掛合部材Rの引き抜き(離脱)を阻止する。
前記開放部Kは図5、6に示す如く、フック部6の先端部から遠く離れており、カバー体4を塞ぎ部Fがフック嵌め空間Sに対向する位置から略90度回動することにより、開
放部Kがフック嵌め空間Sに対向することになり、その結果フック嵌め空間Sの上方を開放し、フック部6への被掛合部材Rの引っ掛け(掛合)を可能にする。
カバー体4は塞ぎ部Fが一対形成されている場合には、一対の塞ぎ部Fの一方がフック部6の上下に位置してフック嵌め空間Sを塞ぎ(カバー体4がフック嵌め空間塞ぎ位置の状態)、上下2つの挿入片9aの凹部9bが塞ぎ位置決め凹部9bとなって係合突起8bと係合して、カバー体4を塞ぎ位置に位置決め保持する。
カバー体4は塞ぎ部Fが1つのみ形成されている場合には、塞ぎ位置決め凹部9bと開放位置決め凹部9cとはそれぞれ1つずつでよい。この場合、フック嵌め空間開放位置のカバー体4を180度回動してフック嵌め空間開放位置になるように構成することができる。
例えば、取り付け台部5の円形外周面に雄ネジを形成し、カバー体4の円形外周壁4aの内面に雌ネジを形成して、フック体3に対してカバー体4を螺合装着するようにしてもよい。
3 フック体
4 カバー体
4a 外周壁
4b 内周壁
4c 前面壁
5 取り付け台部
6 フック部
8 嵌合部
8a 溝部
8b 係合突起
9 被嵌合部
9a 挿入片
9b 塞ぎ位置決め凹部
9c 開放位置決め凹部
12 ネジ挿入孔
13 切欠
F 塞ぎ部
K 開放部
R 被掛合部材
S フック嵌め空間
W 外壁
Claims (5)
- 取り付け台部(5)からフック部(6)を前方突出したフック体(3)と、このフック体(3)に嵌脱可能に装着されていてフック部(6)の周囲の取り付け台部(5)の表面を覆うカバー体(4)とを有するフック具であって、
前記フック体(3)の取り付け台部(5)は外周部に嵌合部(8)を有し、
前記カバー体(4)は外周壁に前記嵌合部(8)と周方向位置変更可能に嵌合して装着される被嵌合部(9)を有し、
前記カバー体(4)は前面に、フック部(6)の先端部と取り付け台部(5)の前面との間のフック嵌め空間(S)を塞ぐ塞ぎ部(F)と、この塞ぎ部(F)から周方向に変位した位置で前記フック嵌め空間(S)に対向して開放する開放部(K)とを形成していることを特徴とするフック具。 - 前記カバー体(4)は前面に、フック部(6)を中心として対称位置に一対の塞ぎ部(F)を有し、かつ、この一対の塞ぎ部(F)から周方向略90度変位した位置に一対の開放部(K)を有することを特徴とする請求項1に記載のフック具。
- 前記カバー体(4)は、筒形状の外周壁(4a)と、前記フック部(6)を挿通する筒形状の内周壁(4b)と、前記外周壁(4a)と内周壁(4b)とを連結して前面を形成する前面壁(4c)とを有しており、前記前面壁(4c)は、フック部(6)を中心として対称位置を前方へ膨出して一対の塞ぎ部(F)を形成し、この一対の塞ぎ部(F)の間に底面が円弧凹状の開放部(K)を形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のフック具。
- 前記フック体(3)の嵌合部(8)は環状の溝部(8a)で形成され、この溝部(8a)内に少なくとも1つの係合突起(8b)が形成されており、
前記カバー体(4)の被嵌合部(9)は、カバー体(4)の外周壁(4a)から径内方向に突出していて前記溝部(8a)に嵌入する挿入片(9a)が形成され、この挿入片(9a)には、前記塞ぎ部(F)がフック嵌め空間(S)を塞ぐときに前記係合突起(8b)と係合する塞ぎ位置決め凹部(9b)が形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフック具。 - 前記フック体(3)の嵌合部(8)は環状の溝部(8a)で形成され、この溝部(8a)内に180度変位して2つの係合突起(8b)が形成されており、
前記カバー体(4)の被嵌合部(9)は、カバー体(4)の外周壁(4a)から径内方向に突出していて前記溝部(8a)に嵌入する挿入片(9a)が形成されており、
前記挿入片(9a)として、前記塞ぎ部(F)がフック嵌め空間(S)を塞ぐときに前記係合突起(8b)と係合する塞ぎ位置決め凹部(9b)を形成した挿入片(9a)と、前記開放部(K)がフック嵌め空間(S)に対向するときに前記係合突起(8b)と係合する開放位置決め凹部(9c)を形成した挿入片(9a)とを有していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のフック具。
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CN204403109U (zh) | 2015-01-15 | 2015-06-17 | 马张娒 | 一种墙壁式挂钩 |
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