JP6576760B2 - オイルポンプ駆動装置 - Google Patents
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Description
この発明は、自動車に組込まれるオイルポンプの駆動装置に関する。
例えば、自動車に備わる油圧式パワーステアリング、油圧式無段変速機等の流体機器に作動油を供給するオイルポンプとして、動力を受けるロータを有するベーンポンプや内接歯車ポンプが採用されている(特許文献1、2)。
所定の停止条件下においてエンジンを停止し、アクセルペダルを踏み込む等の所定の始動条件下においてエンジンを始動させる制御装置を搭載している自動車においては、エンジンの停止時、電動モータでオイルポンプを駆動するようにしている。
特許文献2に開示されたオイルポンプ駆動装置は、エンジンから出力された動力をオイルポンプに伝達する経路と、電動モータから出力された動力を前記オイルポンプに伝達する経路とを備え、これら経路が、それぞれオイルポンプへの動力の伝達と遮断とを行うワンウェイクラッチを有し、これらワンウェイクラッチのロック方向(動力を伝達可能な一方向)が同一に設定されている。このようなオイルポンプ駆動装置は、同一のオイルポンプをエンジン及び電動モータのいずれでも駆動することができる。
しかしながら、特許文献2に開示されたオイルポンプ駆動装置は、オイルポンプの両側にワンウェイクラッチを配置しているので、これらを収容するハウジングの全長が軸方向に長くなってしまい、エンジンやトランスミッションに搭載することが困難であった。
上述の背景に鑑み、この発明が解決しようとする課題は、同一のオイルポンプをエンジン及び電動モータのいずれでも駆動可能なオイルポンプ駆動装置を軸方向に短くすることにある。
上記の課題を達成するため、この発明は、動力を受けるロータを有する一台のオイルポンプと、エンジン側から入力された動力を前記ロータへ一方向にだけ伝達する第一のワンウェイクラッチと、電動モータ側から入力された動力を前記ロータへ前記一方向にだけ伝達する第二のワンウェイクラッチと、を備えるオイルポンプ駆動装置において、前記ロータが、中空状の空間を形成している内周部を有し、前記第一のワンウェイクラッチ及び前記第二のワンウェイクラッチが、前記ロータの内周部の内側に配置されている、という構成を採用したものである。
上記構成によれば、一台のオイルポンプのロータに対し、エンジン側から入力された動力を第一のワンウェイクラッチを介して一方向にだけ伝達し、また、電動モータ側から入力された動力を第二のワンウェイクラッチを介して前記一方向にだけ伝達することが可能なため、同一のオイルポンプをエンジン及び電動モータのいずれでも駆動することができる。そのロータが中空状の空間を形成している内周部を有するので、その内周部の内側(中空状の空間)に、ロータへ動力を伝達する第一のワンウェイクラッチ及び第二のワンウェイクラッチを配置し、ロータの軸方向幅を両ワンウェイクラッチの配置に活用して、オイルポンプ駆動装置を軸方向に短くすることが可能である。
したがって、この発明は、上記構成の採用により、同一のオイルポンプをエンジン及び電動モータのいずれでも駆動可能なオイルポンプ駆動装置を軸方向に短くすることができる。
この発明の一例としての実施形態に係るオイルポンプ駆動装置を添付図面に基づいて説明する。図2に示すように、このオイルポンプ駆動装置は、一台のオイルポンプ1と、エンジン2から出力された動力をオイルポンプ1に伝達するエンジン側伝達経路3と、電動モータ4から出力された動力をオイルポンプ1に伝達するモータ側伝達経路5とを備える。
オイルポンプ1は、図1に示すように、動力を受けるロータ6と、ロータ6を囲むように配置されたカムリング7と、ロータ6に保持された複数のベーン8と、ロータ6及びカムリング7を収容するハウジング9とを有するベーンポンプになっている。以下、ロータ6の回転中心軸線に沿った方向のことを「軸方向」といい、その軸方向に直角な方向のことを「径方向」といい、その回転中心軸線周りの円周方向のことを「周方向」という。
図3に示すように、ロータ6が動力を受けることによって回転すると、ロータ6の溝部によって放射方向に進退可能に保持されたベーン8が、当該溝部の終端に交差する油圧回路から与えられた油圧や遠心力の作用によって、カムリング7の偏心した内側面10に押し付けられながら当該内側面10に沿って回転する。このとき、周方向に隣り合うベーン8、カムリング7の内側面及びハウジング9によって区画された油室(ポンプ室)11の容積が変化し、油室11に対するオイルの吸込・吐出作用を奏する。カムリング7及びハウジング9には、圧縮工程を行う油室11からハウジング9の外部まで連通するように複数のオイル吐出経路12が設けられ、また、吸込み工程を行う油室11からハウジング9の外部まで連通するように複数のオイル吸込経路13が設けられている。
図1に示すように、ハウジング9は、カムリング7及びロータ6を軸方向に収容可能な分割構造のハウジング本体14及びハウジング蓋15と、ハウジング本体14及びハウジング蓋15間に配置されたシールリング16とを有する。
なお、オイルポンプ1としてベーンポンプを例示したが、ロータがエンジン側伝達経路又はモータ側伝達経路から受けた動力によって回転し、そのロータの回転によってポンプ作用を奏する形式のオイルポンプを採用すればよい。例えば、オイルポンプは、特許文献2のような内接歯車ポンプとしてもよく、この場合、動力を受けるロータとして、その内接歯車を有するインナーロータを採用すればよい。
ロータ6は、軸方向にロータ6を貫通する中空状の空間を形成している内周部17を有する。ロータ6の内周部17の内側には、第一のワンウェイクラッチ18と、第二のワンウェイクラッチ19とが配置されている。第一のワンウェイクラッチ18及び第二のワンウェイクラッチ19は、それぞれ図2に示す対応のエンジン側伝達経路3又はモータ側伝達経路5の終端となる。
図1、図4に示すように、第一のワンウェイクラッチ18は、軸方向一方側(図1中左側)からロータ6の内周部17の内側に差し込まれた第一の入力軸20と、ロータ6の内周部17及び第一の入力軸20間で動力の伝達を行う第一の係合子21と、第一の係合子21を保持する第一の保持器22と、第一の係合子21を付勢するように第一の保持器22に取り付けられた第一の弾性部材23とを有する。
図1、図3に示すように、第二のワンウェイクラッチ19は、軸方向他方側(図1中右側)から内周部17の内側に差し込まれた第二の入力軸24と、内周部17及び第二の入力軸24間で動力の伝達を行う第二の係合子25と、第二の係合子25を保持する第二の保持器26と、第二の係合子25を付勢するように第二の保持器26に取り付けられた第二の弾性部材27とを有する。
図2に示すように、第一の入力軸20及び第二の入力軸24は、それぞれハウジング9の外部で対応のエンジン側伝達経路3又はモータ側伝達経路5に接続され、これにより、エンジン2から出力された動力又は電動モータ4から出力された動力を伝達するトルク伝達軸となる。
図1に示すように、ハウジング9及び第一の入力軸20間に介在する第一のラジアル軸受28、並びにハウジング9及び第二の入力軸24間に介在する第二のラジアル軸受29は、それぞれハウジング9に対して対応の第一の入力軸20又は第二の入力軸24を相対回転自在に支持し、両方向のアキシアル荷重を受ける。第一のラジアル軸受28及び第二のラジアル軸受29は、それぞれハウジング9に形成された軸受座に嵌合する外輪と、対応の第一の入力軸20又は第二の入力軸24の外周に嵌合する内輪と、両側の接触シールとをもった両シール付転がり軸受になっている。第一のラジアル軸受28の外側、及び第二のラジアル軸受29の外側には、それぞれ、ハウジング9からのオイル漏洩を防止するためのオイルシールS1,S2が配置されている。これらオイルシールS1,S2は、ハウジング蓋15の開口端部内周、ハウジング本体14の開口端部内周に装着されている。
図1、図4に示すように、第一の入力軸20と第二の入力軸24とは、ロータ6の内周部17の内側で軸方向及び径方向に隙間30をもって対向している。このため、第一の入力軸20と第二の入力軸24のうち、一方の軸端部は、中空軸状になっており、他方の軸端部は、一方の軸端部の中空内に挿入されている。隙間30の環状空間に配置された軸受31は、第一の入力軸20に対して第二の入力軸24を相対回転自在に支持する。軸受31は、ニードル軸受になっている。軸受31として、両入力軸20,24の軸端部に形成された内外の軌道面を有し、保持器付きニードルを隙間30に配置するものを例示したが、軌道輪を備える転がり軸受にしてもよく、玉軸受にしてもよい。
第一の入力軸20のうち、ロータ6の内周部17の内側に位置する外周部に第一の円筒面32が形成されている。ロータ6の内周部17には、第一の円筒面32との間に楔空間を形成している第一のカム面33が、周方向に所定間隔で形成されている。第一のカム面33及び円筒面32間の楔空間は、図中反時計回りの周方向に狭小になっている。第一の円筒面32や第一のカム面33は、対応の入力軸又はロータを構成する部品として本体部と別体に形成してもよい。
第一の係合子21は、前述の楔空間に収容されたローラからなり、第一の弾性部材23によって図中反時計回りの周方向に付勢されている。このため、第一の円筒面32及び第一のカム面33のそれぞれと第一の係合子21との接触が維持される。第一の入力軸20がロータ6に対して図中反時計回りの方向に回転するとき、くさび作用で第一の係合子21と第一のカム面33との接触面圧が高くなるため、第一の係合子21が第一の円筒面32及び第一のカム面33のそれぞれと係合し、ロータ6へ動力を伝達する。一方、第一の入力軸20がロータ6に対して図中時計回りの方向に回転するとき、第一の係合子21と第一のカム面33との接触面圧が低くなるため、第一の係合子21が第一のカム面33等と係合できず、動力伝達を遮断する。
なお、第一のワンウェイクラッチ18は、ローラ式を例示したが、特許文献2でも開示のように、係合子としてスプラグを採用したスプラグ式のワンウェイクラッチを採用することも可能である。
第一のワンウェイクラッチ18と、図1、図3に示す第二のワンウェイクラッチ19とは、同じ構造になっている。すなわち、第二の入力軸24がロータ6に対して図中反時計回りの方向に回転するとき、第二の係合子25が、第二のワンウェイクラッチ19の構成要素である第二の円筒面34及び第二のカム面35のそれぞれと係合してロータ6へ動力を伝達し、第二の入力軸24がロータ6に対して図中時計回りの方向に回転するとき、第二の係合子25がロータ6への動力伝達を遮断する。
ここで、図1、図2に示す第一の入力軸20はエンジン2から出力された動力によって、また、第二の入力軸24は電動モータ4から出力された動力によって、それぞれ図中反時計回りに回転するように設けられている。したがって、第一のワンウェイクラッチ18は、エンジン2側から入力された動力をロータ6へ図中反時計回りの一方向にだけ伝達し、第二のワンウェイクラッチ19は、電動モータ4側から入力された動力をロータ6へ図中反時計回りの一方向にだけ伝達する。
すなわち、エンジン2が運転状態かつ電動モータ4が停止状態のとき、エンジン側伝達経路3に属する第一のワンウェイクラッチ18が係合状態にあるため、エンジン2から出力された動力は、第一のワンウェイクラッチ18からロータ6に伝達される。この動力を受けてロータ6が図中反時計回りに回転することによって、オイルポンプ1が駆動される。このとき、ロータ6の図中反時計回りの回転は第二のワンウェイクラッチ19の第二の係合子25に出力されるが、停止している第二の入力軸24が相対的にロータ6に対して図中時計回りに回転することになるため、第二のワンウェイクラッチ19が係合解除状態にある。したがって、第二のワンウェイクラッチ19から電動モータ4側に動力が伝達されるようなことはない。
一方、エンジン2が停止状態かつ電動モータ4が運転状態のとき、モータ側伝達経路5に属する第二のワンウェイクラッチ19が係合状態にあるため、電動モータ4から出力された動力は、第二のワンウェイクラッチ19からロータ6に伝達され、オイルポンプ1が駆動される。このとき、停止している第一の入力軸20が相対的にロータ6に対して図中時計回りに回転することになるため、第一のワンウェイクラッチ18は係合解除状態にある。
電動モータ4は、エンジン2の駆動、停止に拘わらず常に駆動しておいてもよい。電動モータ4を常に回転させるオイルポンプ1の駆動制御において、エンジン2が運転状態になると、第一のワンウェイクラッチ18及び第二のワンウェイクラッチ19が同形かつ同じ一方向にのみ動力を伝達するものなので、第一の入力軸20と第二の入力軸24のうち、回転数の高い方によってオイルポンプ1が駆動されることになる。
実施形態に係るオイルポンプ駆動装置は、上述のように、同一のオイルポンプをエンジン及び電動モータのいずれでも駆動可能なものである。また、実施形態に係るオイルポンプ駆動装置は、ロータ6が中空状の空間を形成している内周部17を有し、その内周部17の内側に第一のワンウェイクラッチ18及び第二のワンウェイクラッチ19が配置されているので、ロータ6の軸方向幅を両ワンウェイクラッチ18,19の配置に活用している分、特許文献2のようなオイルポンプの両側にワンウェイクラッチを配置する従来例に比してオイルポンプ駆動装置を軸方向に短くすることができる。
さらに、実施形態に係るオイルポンプ駆動装置は、第一のワンウェイクラッチ18が、ロータ6の内周部17の内側に差し込まれた第一の入力軸20と、ロータ6の内周部17及び第一の入力軸20間で動力の伝達を行う第一の係合子21とを有し、第二のワンウェイクラッチ19が、ロータ6の内周部17の内側に差し込まれた第二の入力軸24と、ロータ6の内周部17及び第二の入力軸24間で動力の伝達を行う第二の係合子25とを有するので、第一のワンウェイクラッチ18及び第二のワンウェイクラッチ19の略全体をロータ6の内周部17の内側に収容することができる。両ワンウェイクラッチ18,19の構成要素の中でロータ6から軸方向に食み出る部分は、エンジン側伝達経路3、モータ側伝達経路5との接続に必要な両入力軸20,24の突出部分だけである。
さらに、実施形態に係るオイルポンプ駆動装置は、第一の入力軸20と第二の入力軸24とが、ロータ6の内周部17の内側で軸方向及び径方向に隙間30をもって対向しており、隙間30に配置され、第一の入力軸20に対して第二の入力軸24を相対回転自在に支持する軸受31をさらに備えるので、ハウジング9に対して両入力軸20,24を支持できないロータ6の内周部17の内側において、両入力軸20,24の振れ回りを軸受31で防ぎ、第一のワンウェイクラッチ18及び第二のワンウェイクラッチ19の作動やロータ6の回転を安定させることができる。
さらに、実施形態に係るオイルポンプ駆動装置は、オイルポンプ1、第一のワンウェイクラッチ18、第二のワンウェイクラッチ19、第一の入力軸20を支持する第一のラジアル軸受28、第二の入力軸24を支持する第二のラジアル軸受29、及びシール構造(図示例ではオイルシールS1,S2)が、一つハウジング9によって一まとまりに保持されているので、エンジン側伝達経路3及びモータ側伝達経路5への組み込みが容易である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 オイルポンプ
2 エンジン
4 電動モータ
6 ロータ
17 内周部
18 第一のワンウェイクラッチ
19 第二のワンウェイクラッチ
20 第一の入力軸
21 第一の係合子
24 第二の入力軸
25 第二の係合子
30 隙間
31 軸受
2 エンジン
4 電動モータ
6 ロータ
17 内周部
18 第一のワンウェイクラッチ
19 第二のワンウェイクラッチ
20 第一の入力軸
21 第一の係合子
24 第二の入力軸
25 第二の係合子
30 隙間
31 軸受
Claims (4)
- 動力を受けるロータを有する一台のオイルポンプと、エンジン側から入力された動力を前記ロータへ一方向にだけ伝達する第一のワンウェイクラッチと、電動モータ側から入力された動力を前記ロータへ前記一方向にだけ伝達する第二のワンウェイクラッチと、を備えるオイルポンプ駆動装置において、
前記ロータが、中空状の空間を形成している内周部を有し、
前記第一のワンウェイクラッチ及び前記第二のワンウェイクラッチが、前記ロータの内周部の内側に配置されていることを特徴とするオイルポンプ駆動装置。 - 前記第一のワンウェイクラッチが、前記ロータの内周部の内側に差し込まれた第一の入力軸と、前記ロータの内周部及び前記第一の入力軸間で動力の伝達を行う第一の係合子とを有し、
前記第二のワンウェイクラッチが、前記ロータの内周部の内側に差し込まれた第二の入力軸と、前記ロータの内周部及び前記第二の入力軸間で動力の伝達を行う第二の係合子とを有する請求項1に記載のオイルポンプ駆動装置。 - 前記第一の入力軸と前記第二の入力軸とが、前記ロータの内周部の内側で軸方向及び径方向に隙間をもって対向しており、
前記隙間に配置され、前記第一の入力軸に対して前記第二の入力軸を相対回転自在に支持する軸受をさらに備える請求項2に記載のオイルポンプ駆動装置。 - 前記オイルポンプ、前記第一のワンウェイクラッチ、前記第二のワンウェイクラッチ、前記第一の入力軸を支持する第一のラジアル軸受、前記第二の入力軸を支持する第二のラジアル軸受及びシール構造が、一つハウジングによって一まとまりに保持されている請求項2又は3に記載のオイルポンプ駆動装置。
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