JP6572647B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6572647B2
JP6572647B2 JP2015134913A JP2015134913A JP6572647B2 JP 6572647 B2 JP6572647 B2 JP 6572647B2 JP 2015134913 A JP2015134913 A JP 2015134913A JP 2015134913 A JP2015134913 A JP 2015134913A JP 6572647 B2 JP6572647 B2 JP 6572647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air flow
detection unit
flow direction
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015134913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017016043A (ja
Inventor
波留香 曽田
波留香 曽田
英史 東村
英史 東村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2015134913A priority Critical patent/JP6572647B2/ja
Publication of JP2017016043A publication Critical patent/JP2017016043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6572647B2 publication Critical patent/JP6572647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、複写機に代表される画像形成装置に関する。
複写機やプリンターなどといった画像形成装置には高品質な画像形成を遂行するため、定期的に或いは任意のタイミングで画像の濃度や色ずれをチェックする機能を有するものがある。例えば中間転写体を用いる画像形成装置の場合、中間転写体の表面にチェック用のトナーパッチを形成し、濃度検出部が中間転写体の表面に形成されたトナーパッチの濃度や色ずれを検出する。トナーパッチの濃度や色ずれに基準との差異がみられる場合、画像形成装置は予め設定したパラメーターを用いて濃度や色ずれを補正する。
図11は従来技術の一例としての画像形成装置の濃度検出部が設けられた用紙ガイド部を示す斜視図である。この画像形成装置は不図示の中間転写体の下方に、中間転写体の表面と対向する2箇所に濃度検出部163を備える。濃度検出部163は用紙ガイド部161に設置され、その検出面163aが図11において上方に位置する中間転写体の表面と対向する。濃度検出部163はその検出面163aから中間転写体の表面に向けて光を照射し、その反射光のレベルにより中間転写体の表面に形成されたトナーパッチの濃度や色ずれを検出する。
一方、画像形成装置の内部では各所の冷却や排気のために空気流が発生していることがある。図11に示した従来の画像形成装置においても、図中の白抜き矢印が記載された位置に空気流通路181が形成され、その矢印が指す向きに空気が流通する。この空気流通路181は濃度検出部163の図11における上方に位置し、空気流通路181を流通する空気に含まれる紙粉やトナーといった異物が濃度検出部163の検出面163aに降りかかる虞がある。このため、図11の従来の画像形成装置には濃度検出部163の検出面163aをカバーするためのシャッター部材164が設けられている。
シャッター部材164は空気流通路181と濃度検出部163との間に配置される。そして、シャッター部材164は濃度検出部163の検出面163aと中間転写体の表面との間の光路を開放するための開口部164aを備える。また、シャッター部材164はソレノイド165に連結されて揺動するレバー部材166と係合する係合部164bを備える。ソレノイド165及びレバー部材166の動作により、シャッター部材164は、空気流通方向と交差する方向にスライド移動する可動式であって、濃度検出部163の上方をカバーする位置と、開口部164aを介して濃度検出部163の光路を開放する位置とに変位する。
また、画像形成装置の内部で発生する空気流の影響で濃度検出部に異物が付着することを防止するための他の従来技術の例が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された画像形成装置は濃度検出部と、濃度検出部を冷却するための冷却風路とを備える。冷却風路は転写ユニットと用紙搬送ユニットとの間に形成される。さらに、転写ユニットと用紙搬送ユニットとの間の隙間にはその隙間から冷却風路の内部に向かって意図せず流入する空気流を遮蔽するための遮蔽部材が設けられる。これにより、紙粉やトナーといった異物が含まれている可能性がある空気流の、濃度検出部を冷却するための冷却風路への流入を抑制している。
特開2015−45721号公報
しかしながら、上記従来技術の一例ではシャッター部材164の可動機構が必要であるので、構造が非常に複雑になるという問題があった。さらに、ソレノイド165やレバー部材166などが必要になり、使用資材や使用部品の増加、生産工数の増加、消費電力の増加、コストアップなどといった課題もあった。
また、特許文献1に係る従来技術は遮蔽部材によって対応する隙間の全域にわたって冷却風路に意図せず流入する空気流を遮蔽しており、冷却風路の内部において局所的に紙粉やトナーといった異物が流れない領域ができるように配慮した構成ではない。すなわち、濃度検出部の検出面に異物が付着することを抑制しながら、空気流通路の全体としての空気の流れを阻止しないようにすることにおいて課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、簡便な構成で、濃度検出部の検出面への紙粉やトナーといった異物の付着を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、トナー像を一旦担持する中間転写体と、前記中間転写体の表面と対向して配置された前記中間転写体の表面に形成されたトナー像の濃度を検出するための濃度検出部と、前記中間転写体の表面と前記濃度検出部の検出面との間に設けられた空気流通路と、前記濃度検出部よりも前記空気流通路の空気流通方向上流側であって前記濃度検出部の前記検出面に近接する前記空気流通路の一面に設けられて前記濃度検出部の前記検出面の法線方向において前記濃度検出部の前記検出面から離れる向きに突出するとともに空気流通方向と交差する方向に延びる壁部とを備え、前記濃度検出部の前記検出面の法線方向における前記濃度検出部の前記検出面から前記壁部の頂部までの距離が空気流通方向における前記濃度検出部の検出面の長さよりも長いことを特徴とする。
この構成によると、濃度検出部よりも空気流通方向上流側に配置された壁部が紙粉やトナーといった異物が濃度検出部の検出面まで到達することを抑制する。一方、空気流通路の空気は濃度検出部の検出面の法線方向に関して、壁部の頂部よりも濃度検出部の検出面から離れた領域を流通することができる。さらに、空気流通方向に沿って壁部を越えて空気流通方向下流側の領域に流れた異物は濃度検出部と壁部との構造及び配置の関係上、濃度検出部の検出面を飛び越え易くなる。
また、上記構成の画像形成装置において、前記壁部よりも空気流通方向上流側の前記空気流通路の前記一面に設けられて前記濃度検出部の前記検出面の法線方向において前記濃度検出部の前記検出面に近づく向きに窪んだ凹部を備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記濃度検出部が前記空気流通路の空気流通方向に対する交差方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、前記壁部は空気流通方向に対する交差方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜していることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記濃度検出部が前記空気流通路の空気流通方向に対する交差方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、前記壁部は空気流通方向に対する交差方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜して空気流通方向に対する交差方向において前記濃度検出部に対応する領域が空気流通方向の最も上流側に形成されてさらに空気流通方向に対する交差方向の外側に延びるに従って空気流通方向上流側から下流側に向かって傾斜していることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記壁部は空気流通方向に対する交差方向において前記濃度検出部に対応する領域にのみ設けられることを特徴とする。
本発明の構成によれば、壁部の作用によって紙粉やトナーといった異物が濃度検出部の検出面に到達することが抑制される。さらに、異物が壁部を越えた場合であっても、異物が濃度検出部の検出面を飛び越え易くなる。したがって、簡便な構成で、濃度検出部の検出面への紙粉やトナーといった異物の付着を抑制することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の模型的部分垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の部分拡大垂直断面正面図である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の上面図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の上面図である。 本発明の第4実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図である。 本発明の第4実施形態の画像形成装置の用紙ガイド部の上面図である。 従来の画像形成装置の用紙ガイド部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の模型的部分垂直断面正面図の一例である。なお、図中の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、原稿の画像を読み取るイメージリーダー部3と、読み取った画像を用紙等の転写材に印刷するプリント部2と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作表示部4とを備える。
イメージリーダー部3はプラテンガラス(不図示)の上に載置された原稿の画像を、スキャナを移動して読み取る公知のものである。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ(不図示)で電気信号に変換される。これにより、イメージリーダー部3は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。
イメージリーダー部3が得た色別の画像データは制御部70において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて制御部70内のメモリ(不図示)に格納される。メモリに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
プリント部2は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙等に転写する。プリント部2は中間転写体を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラ12、テンションローラ13及び従動ローラ14に巻き掛けられる。中間転写ベルト11にはテンションローラ13がバネ(不図示)によって図1における上方に付勢されることにより張力が与えられる。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって図1における反時計回りに回転移動する。
駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラ15に圧し接触する。従動ローラ14の箇所では、中間転写ベルト11を挟んで従動ローラ14に対向するように設けられた中間転写クリーニング部16が中間転写ベルト11の外周面に接触する。中間転写クリーニング部16は二次転写後に中間転写ベルト11の外周面に残留するトナーを掻き取ってクリーニングする。
中間転写ベルト11の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部、露光部、現像部、クリーニング部及び一次転写ローラを備える。
中間転写ベルト11の上方には、4台の各再現色の画像形成部20に対応するトナーボトル31及びトナーホッパー30が設けられる。残量検出部(不図示)によって現像部の内部のトナー量の低下が検出されると、補給装置(不図示)がトナーホッパー30から現像部にトナーを補給するように駆動する。さらに、残量検出部(不図示)によってトナーホッパー30の内部のトナー量の低下が検出されると、補給装置(不図示)がトナーボトル31からトナーホッパー30にトナーを補給するように駆動する。トナーボトル31は装置本体に対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することが可能である。
4台の画像形成部20の下方には用紙供給装置41が設けられ、その内部に用紙Pが収容される。用紙供給装置41の内部に収容された用紙Pは供給部42によってその最上層から順に用紙搬送路Qに送り出される。用紙供給装置41から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラ51、52を回転可能に支持する用紙ガイド部61の箇所に到達する。そして、中間転写ベルト11の回転と同期をとって、レジストローラ51、52が中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では帯電部及び露光部によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラと対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラ51、52により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の上方には定着部45が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部45へと送られて加熱ローラ及び加圧ローラに挟まれ、トナー像が加熱溶融されて用紙Pに定着される。定着部45を通過した用紙Pは中間転写ベルト11の上方に設けられた用紙排出部46に排出される。
続いて、画像形成装置1の用紙ガイド部61の構成について、図1に加えて図2、図3及び図4を用いて説明する。図2、図3及び図4は用紙ガイド部61の斜視図、垂直断面正面図及び部分拡大垂直断面正面図である。
用紙ガイド部61は、図1に示すように用紙供給装置41と二次転写ニップ部との間の用紙搬送路Qに対応して配置され、レジストローラ51、52を回転可能に支持する(図3参照)。用紙ガイド部61は用紙供給装置41から二次転写ニップ部までの用紙Pの搬送を案内する。
用紙ガイド部61の上方には、図2、図3及び図4に示すように空気流通路81が設けられる。空気流通路81は中間転写ベルト11の下側の表面と用紙ガイド部61の上端部との間に形成される。空気流通路81の空気は図2、図3及び図4に白抜き矢印で示した通りに、用紙ガイド部61の用紙搬送路Qに対応する領域から画像形成部20が配置された領域に向かって、すなわち図3及び図4において用紙ガイド部61の上方を右方から左方に向かって流通する。
用紙ガイド部61は空気流通路面62、濃度検出部63、壁部64及び凹部65を備える。
空気流通路面62は用紙ガイド部61の上端部に設けられる。空気流通路面62は中間転写ベルト11の下側の表面と対向し、空気流通路81の一面として構成される。空気流通路面62は用紙ガイド部61の用紙搬送路Qに対応する領域から画像形成部20が配置された領域に向かって、すなわち図3及び図4において右方から左方に向かって延びる。さらに、空気流通路面62は空気流通方向と交差する方向、すなわち用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向(図3及び図4の紙面奥行き方向)に沿って延びる。
濃度検出部63は空気流通路面62の空気流通方向下流部であって、空気流通路面62よりも中間転写ベルト11から離れた箇所、すなわち図3及び図4における空気流通路面62よりも下側に設けられる。濃度検出部63はその検出面63aが中間転写ベルト11の下側の表面と対向するように、すなわち図3及び図4において検出面63aが上方を向くように配置される。濃度検出部63は空気流通路81の空気流通方向と交差する方向、すなわち用紙幅方向に並べて2個が設けられる。2個の濃度検出部63は用紙幅方向の中央部よりも用紙幅方向の外側に分けて配置される。
濃度検出部63は例えば検出面63aに不図示の発光部及び受光部が設けられた非接触型の光学式センサで構成される。濃度検出部63の発光部は上方の中間転写ベルト11の表面に向かって所定角度で光を照射し、中間転写ベルト11の表面で反射した反射光を受光部が受ける。濃度検出部63が受光した中間転写ベルト11の表面での反射光のレベルを電圧値として出力することにより、中間転写ベルト11の表面に形成されたトナー像の濃度を検出することができる。
壁部64は濃度検出部63よりも空気流通路81の空気流通方向上流側であって、濃度検出部63の検出面63aに近接する空気流通路面62に設けられる。壁部64は濃度検出部63の検出面63aの法線方向(図3及び図4の略上下方向)において濃度検出部63の検出面63aから離れて中間転写ベルト11に近づく向きに突出するとともに空気流通方向と交差する方向である用紙幅方向に沿って延びる。壁部64は用紙幅方向の全域にわたって直線状をなす。壁部64は空気流通路面62を基準として中間転写ベルト11側に突出するその頂部64aまでの高さが例えば0.5mmである。
ここで、濃度検出部63と壁部64との構造及び配置の関係は、図4に示すように濃度検出部63の検出面63aの法線方向における濃度検出部63の検出面63aから壁部64の頂部64aまでの距離L1が、空気流通方向における濃度検出部63の検出面63aの長さL2よりも長くなるように構成されている。
凹部65は壁部64よりも空気流通方向上流側の空気流通路面62に形成される。凹部65は濃度検出部63の検出面63aの法線方向において空気流通路面62から濃度検出部63の検出面63aに近づく向きに、すなわち図3及び図4において下方に向かって窪んでいる。凹部65は壁部64よりも空気流通方向上流側の用紙幅方向の全域にわたって形成される。凹部65は空気流通路面62を基準として窪んだその内底面までの深さが例えば1.0mmである。すなわち、壁部64は濃度検出部63の検出面63aの法線方向における凹部65の内底面から頂部64aまでの高さが例えば1.5mmになる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の画像形成装置について、図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図及び上面図である。なお、図6はその右方が画像形成装置の正面側であり、左方が画像形成装置の背面側であり、図の左右横方向が用紙幅方向となるように描画している。また、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施形態の画像形成装置1は、図5及び図6に示すように用紙ガイド部61が壁部66を備える。壁部66は用紙幅方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜している。すなわち、壁部66は空気流通方向下流側の上方から見るとV字形状をなす。
凹部65は空気流通方向におけるその領域の広さに関して、用紙幅方向の中央部が最も広くなっており、用紙幅方向の両端部に向かうに従って狭くなっている。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の画像形成装置について、図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8は画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図及び上面図である。なお、図8はその右方が画像形成装置の正面側であり、左方が画像形成装置の背面側であり、図の左右横方向が用紙幅方向となるように描画している。また、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第3実施形態の画像形成装置1は、図7及び図8に示すように用紙ガイド部61が壁部67を備える。壁部67は用紙幅方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜している。そして、壁部67は用紙幅方向の濃度検出部63に対応する領域が空気流通方向の最も上流側に形成され、用紙幅方向と平行に延びる。さらに、壁部67は用紙幅方向の濃度検出部63に対応する領域から用紙幅方向の外側に延びるに従って空気流通方向上流側から下流側に向かって傾斜している。すなわち、壁部67は空気流通方向下流側の上方から見ると略M字形状をなす。
凹部65は空気流通方向におけるその領域の広さに関して、用紙幅方向の中央部及び両端部が比較的広くなっており、用紙幅方向の濃度検出部63に対応する領域が比較的狭くなっている。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の画像形成装置について、図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は画像形成装置の用紙ガイド部の斜視図及び上面図である。なお、図10はその右方が画像形成装置の正面側であり、左方が画像形成装置の背面側であり、図の左右横方向が用紙幅方向となるように描画している。また、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第4実施形態の画像形成装置1は、図9及び図10に示すように用紙ガイド部61が壁部68を備える。壁部68は用紙幅方向において濃度検出部63に対応する領域にのみ設けられる。すなわち、壁部68は用紙幅方向の2箇所に形成されて、各々が用紙幅方向と平行に延びる直線状をなす。
上記第1〜第4の実施形態のように、画像形成装置1は、トナー像を一旦担持する中間転写ベルト11と、中間転写ベルト11の表面と対向して配置された中間転写ベルト11の表面に形成されたトナー像の濃度を検出するための濃度検出部63と、中間転写ベルト11の表面と濃度検出部63の検出面63aとの間に設けられた空気流通路81と、濃度検出部63よりも空気流通路81の空気流通方向上流側であって濃度検出部63の検出面63aに近接する空気流通路81の一面をなす空気流通路面62に設けられて濃度検出部63の検出面63aの法線方向において濃度検出部63の検出面63aから離れる向きに突出するとともに用紙幅方向に延びる壁部64とを備える。そして、濃度検出部63の検出面63aの法線方向における濃度検出部63の検出面63aから壁部64の頂部64aまでの距離L1が空気流通方向における濃度検出部63の検出面63aの長さL2よりも長い。
この構成によると、濃度検出部63よりも空気流通方向上流側に配置された壁部64が紙粉やトナーといった異物が濃度検出部63の検出面63aまで到達することを抑制する。一方、空気流通路81の空気は濃度検出部63の検出面63aの法線方向に関して壁部64の頂部64aよりも濃度検出部63の検出面63aから離れた領域、すなわち図3及び図4において壁部64の上方を流通することができる。さらに、空気流通方向に沿って壁部64を越えて空気流通方向下流側の領域に流れた異物は濃度検出部63と壁部64との構造及び配置の関係上、濃度検出部63の検出面63aを飛び越え易くなる。したがって、簡便な構成で、濃度検出部63の検出面63aへの紙粉やトナーといった異物の付着を抑制することが可能になる。
また、画像形成装置1は壁部64よりも空気流通方向上流側の空気流通路面62に設けられて濃度検出部63の検出面63aの法線方向において濃度検出部63の検出面63aに近づく向きに窪んだ凹部65を備える。
この構成によると、紙粉やトナーといった異物を凹部65に貯留することができる。これにより、濃度検出部63の検出面63aへの異物の付着を効果的に抑制することが可能になる。
また、第2実施形態の画像形成装置1では、濃度検出部63が用紙幅方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、壁部66は用紙幅方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜している。
この構成によると、用紙サイズにかかわらず常時用紙が通過する用紙幅方向の中央部において異物の貯留領域(凹部65)が広くなる。さらに、空気流通路81を流通する空気は用紙幅方向における濃度検出部63に対応する領域を滑らかに回避するように用紙幅方向の中央部寄りを流れ易くなる。これらにより、より多くの異物を凹部65に貯留することができ、異物が濃度検出部63の検出面63aまで到達することを効果的に抑制することが可能になる。
また、第3実施形態の画像形成装置1では、濃度検出部63が用紙幅方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、壁部67は用紙幅方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜して用紙幅方向において濃度検出部63に対応する領域が空気流通方向の最も上流側に形成されてさらに用紙幅方向の外側に延びるに従って空気流通方向上流側から下流側に向かって傾斜している。
この構成によると、用紙サイズにかかわらず常時用紙が通過する用紙幅方向の中央部と用紙幅方向の両端部とにおいて異物の貯留領域(凹部65)が広くなる。さらに、空気流通路81を流通する空気は用紙幅方向における濃度検出部63に対応する領域を滑らかに回避するように用紙幅方向の中央部寄り及び両端部寄りを流れ易くなる。これらにより、より多くの異物を凹部65に貯留することができ、異物が濃度検出部63の検出面63aまで到達することを効果的に抑制することが可能になる。
また、第4実施形態の画像形成装置1では、壁部68は用紙幅方向において濃度検出部63に対応する領域にのみ設けられる。
この構成によると、必要最低限の構成で異物が濃度検出部63の検出面63aまで到達することを抑制することができる。したがって、より一層簡便な構成で、濃度検出部63の検出面63aへの紙粉やトナーといった異物の付着を抑制することが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では濃度検出部63を用紙幅方向に並べて2個設けることとしたが、濃度検出部63は2個に限定されるわけではなく、1個、或いは3個以上設けても構わない。
本発明は画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
61 用紙ガイド部
62 空気流通路面(空気流通路の一面)
63 濃度検出部
63a 検出面
64、66、67、68 壁部
64a 頂部
65 凹部
81 空気流通路

Claims (4)

  1. トナー像を一旦担持する中間転写体と、
    前記中間転写体の表面と対向して配置された前記中間転写体の表面に形成されたトナー像の濃度を検出するための濃度検出部と、
    前記中間転写体の表面と前記濃度検出部の検出面との間に設けられた空気流通路と、
    前記濃度検出部よりも前記空気流通路の空気流通方向上流側であって前記濃度検出部の前記検出面に近接する前記空気流通路の一面に設けられて前記濃度検出部の前記検出面の法線方向において前記濃度検出部の前記検出面から離れる向きに突出するとともに空気流通方向と交差する方向に延びる壁部と
    を備え、
    前記濃度検出部の前記検出面の法線方向における前記濃度検出部の前記検出面から前記壁部の頂部までの距離が空気流通方向における前記濃度検出部の検出面の長さよりも長く、
    前記壁部よりも空気流通方向上流側の前記空気流通路の前記一面に設けられて前記濃度検出部の前記検出面の法線方向において前記濃度検出部の前記検出面に近づく向きに窪んだ凹部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記濃度検出部が前記空気流通路の空気流通方向に対する交差方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、
    前記壁部は空気流通方向に対する交差方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度検出部が前記空気流通路の空気流通方向に対する交差方向の中央部よりも外側に対応する箇所に配置され、
    前記壁部は空気流通方向に対する交差方向の中央部からその外側に延びるに従って空気流通方向下流側から上流側に向かって傾斜して空気流通方向に対する交差方向において前記濃度検出部に対応する領域が空気流通方向の最も上流側に形成されてさらに空気流通方向に対する交差方向の外側に延びるに従って空気流通方向上流側から下流側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記壁部は空気流通方向に対する交差方向において前記濃度検出部に対応する領域にのみ設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2015134913A 2015-07-06 2015-07-06 画像形成装置 Active JP6572647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015134913A JP6572647B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015134913A JP6572647B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017016043A JP2017016043A (ja) 2017-01-19
JP6572647B2 true JP6572647B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=57828736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015134913A Active JP6572647B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6572647B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3312815B2 (ja) * 1994-07-06 2002-08-12 株式会社リコー 画像形成装置
US6892041B1 (en) * 2003-08-06 2005-05-10 Xerox Corporation Passive dirt shield for image reproduction devices
JP5298962B2 (ja) * 2009-03-05 2013-09-25 株式会社リコー 粉塵除去装置及び画像形成装置
JP5982875B2 (ja) * 2012-02-29 2016-08-31 富士ゼロックス株式会社 光量検出装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017016043A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012039316A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
WO2015114969A1 (ja) 画像形成装置
JP6197622B2 (ja) 画像形成システム
JP2021113988A (ja) 画像形成装置
JP5398135B2 (ja) 画像形成装置
JP2017108322A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
US10719047B2 (en) Image forming apparatus
JP6572647B2 (ja) 画像形成装置
JP6578922B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6364995B2 (ja) 画像形成装置
JP6094814B2 (ja) 画像形成装置
JP5625020B2 (ja) 画像形成装置
JP5063439B2 (ja) 画像形成装置
US9791831B2 (en) Image forming apparatus
JP6769277B2 (ja) 廃トナー回収容器及び画像形成装置
JP6613907B2 (ja) 画像形成装置
JP2018076128A (ja) 用紙厚さ検知装置及び画像形成装置
JP2018101119A (ja) 画像形成装置
JP2009068842A (ja) 光検出装置
JP2017227717A (ja) 画像形成装置
JP2017103692A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP6672728B2 (ja) 画像形成装置
JP5253076B2 (ja) 画像形成装置
JP5832390B2 (ja) 画像形成装置
JP5492830B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6572647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150