JP6613907B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は複写機に代表される画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置では像担持体である感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を、現像部でトナーを用いて現像することで用紙にトナー像を形成する装置が広く利用されている。さらに、例えばカラー印刷で複数色のトナーを用いる場合、中間転写体である中間転写ベルトを利用することもある。
感光体ドラムや中間転写ベルトではトナー像の転写後に微量のトナーが表面に残留することがある。それら残留トナーは次の新たな画像形成の障害となるのでクリーニングされ、廃トナーとして排出される。また、現像部では劣化等に起因して現像に適さなくなったトナーを廃トナーとして排出する場合がある。そして、廃トナーの収集に係る画像形成装置の従来技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された画像形成装置は本体に開閉可能に支持されるフレームカバーと、フレームカバーに保持される廃トナー収容器とを備える。フレームカバーを本体に対して開放すると同時に、フレームカバーに保持された廃トナー収容器を本体に対して取り外すことができる。これにより、廃トナー収容器自体の本体に対する着脱作業をなくすことができ、画像形成装置の操作性、利便性が向上する。
特開2004−145290号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置は閉鎖状態で略垂直を成すフレームカバーを略水平になる開放状態にすると、廃トナー収容器自体も垂直状態から水平状態に倒れるので、廃トナー収容器から廃トナーが漏洩する虞があるという課題があった。これにより、画像形成装置の周囲を汚してしまうことが懸念された。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、廃トナーの収容容器からの廃トナーの漏洩を抑制することができ、容易に本体筐体に対して収容容器を着脱することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、本体筐体と、前記本体筐体の側壁に設けられて開放したその内面が上方を向く開閉可能な扉部と、前記扉部を開放した開口を通して前記本体筐体の内部の所定の装着部に装着されるとともに、前記本体筐体に対して着脱が可能な廃トナーを収容する収容容器と、開放した前記扉部の内面において前記装着部に対応する位置に設けられて、前記装着部への前記収容容器の装着をガイドするための前記収容容器の載置部とを備えることを特徴とする。
この構成によると、収容容器を装着部に装着する際、開放すると上方を向く扉部の内面に設けられた載置部に廃トナーの収容容器を載置することが促される。これにより、廃トナーの収容容器が立てた状態になり、廃トナーが漏洩しない。さらに、廃トナーの収容容器の載置部は本体筐体の内部の収容容器の装着部に対応する位置に設けられるので、その装着部への収容容器の装着が容易になる。
また、上記構成の画像形成装置において、トナー像を形成するための現像部と、前記トナー像を担持する像担持体とを備え、前記収容容器が前記現像部または前記像担持体の少なくとも一つから排出される廃トナーを収容することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部が、前記載置部に載置された前記収容容器の底面を支持する載置面と、前記載置面と交差して前記載置面から突出するとともに前記載置部に載置された前記収容容器の側壁と対向するガイド壁とを含むことを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部が前記扉部と一体として形成されたリブを有することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部が、前記載置部に載置された前記収容容器の上部を下部よりも前記本体筐体の内部に対して離隔させる傾斜を有することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記本体筐体に設けられて前記載置部に載置された前記収容容器の上部を支持する支持部を備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記本体筐体に設けられて前記収容容器に対して廃トナーを排出するための排出口と、前記収容容器に設けられて前記排出口から排出される廃トナーが流入するとともに前記収容容器が前記載置部に載置された場合に前記排出口に連結される流入口とを備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部が前記扉部の前記本体筐体に対して隣接した支持端から離隔した自由端までの長さの中央部よりも前記本体筐体に近い領域に設けられることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部はその前記本体筐体側の縁部が前記本体筐体に対して近接するとともに、開放された前記扉部が略水平を成す状態において前記本体筐体の前記収容容器の前記装着部の内底部よりも高さが低いことを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記収容容器が前記載置部に対して離隔した状態で前記収容容器と前記本体筐体の前記収容容器の前記装着部とが互いに係合する係合部を備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記載置部が、前記扉部を前記本体筐体に対して閉鎖した場合に前記本体筐体の前記装着部に装着された前記収容容器の側壁と接触することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、前記載置部は複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域が他の領域よりも前記載置部に載置された前記収容容器に向かって突出することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、前記載置部は前記扉部と一体として形成されたリブを有し、複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域の前記リブの数が他の領域の前記リブの数よりも多いことを特徴とする。
本発明の構成によれば、本体筐体に対する廃トナーの収容容器の着脱に際して扉部を開放したときに、本体筐体の内部の収容容器の装着部に対応する位置に設けられた載置部に廃トナーの収容容器を立てることができる。したがって、廃トナーの収容容器からの廃トナーの漏洩を抑制することができ、容易に本体筐体に対して収容容器を着脱することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の部分垂直断面正面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の画像形成部の概略垂直断面正面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の本体筐体の一部を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の本体筐体の一部を示す外観斜視図にして、正面扉部の開放状態を示すものである。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の正面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の背面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面扉部の内面を示す平面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面扉部の内面を示す斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面扉部の内面の左端部周辺を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面扉部の内面の右端部周辺を示す部分斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の正面扉部の開放状態を示す垂直断面部分側面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の本体筐体への装着の初期状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の本体筐体への装着の初期状態を示す垂直断面部分側面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の本体筐体への装着の中途状態を示す垂直断面部分側面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の廃トナー収容容器の本体筐体への装着の完了状態を示す垂直断面部分側面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
最初に、本発明の実施形態の画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の部分垂直断面正面図の一例である。なお、図中の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。また、図1の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、その本体筐体1aに原稿の画像を読み取る画像読取部2と、読み取った画像を用紙等の転写材に印刷する印刷部3と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作部4と、主制御部5とを備える。
画像読取部2としては不図示のプラテンガラスの上面に載置された原稿の画像を、不図示のスキャナを移動して読み取る公知のものである。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、不図示のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで電気信号に変換される。これにより、画像読取部2は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。
画像読取部2が得た色別の画像データは主制御部5において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて主制御部5の内部の不図示のメモリーに格納される。メモリーに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
印刷部3は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙等に転写する。印刷部3は中間転写体(像担持体)を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラ12、従動ローラ13、14に巻き掛けられる。中間転写ベルト11には従動ローラ13が不図示のバネによって図1における上方に付勢されることにより張力が与えられる。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって図1における反時計回りに回転移動する。
駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラ15に圧し接触する。従動ローラ14の箇所では、中間転写ベルト11を挟んで従動ローラ14に対向するように設けられた中間転写クリーニング部16が中間転写ベルト11の外周面に接触する。中間転写クリーニング部16は中間転写ベルト11の外周面に形成されたトナー像が用紙Pに転写された後、中間転写ベルト11の外周面に残留したトナーなどの付着物(以下「廃トナー」と称する)を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部22、露光部(露光装置23)、現像部24、ドラムクリーニング部25及び一次転写ローラ26を備える(図2参照)。
中間転写ベルト11の上方には、4台の各再現色の画像形成部20に対応する現像剤ボトル71及び現像剤ホッパー72が設けられる。現像部24及び現像剤ホッパー72に対しては各々の内部の現像剤(トナー)の残量を検出する不図示の残量検出部が設けられる。また、現像部24と現像剤ホッパー72との間及び現像剤ホッパー72と現像剤ボトル71との間には各々不図示の現像剤の補給装置が設けられる。残量検出部によって現像部24の内部の現像剤の残量の低下が検出されると、補給装置が現像剤ホッパー72から現像部24に現像剤を補給するように駆動する。さらに、残量検出部によって現像剤ホッパー72の内部の現像剤の残量の低下が検出されると、補給装置が現像剤ボトル71から現像剤ホッパー72に現像剤を補給するように駆動する。現像剤ボトル71は本体筐体1aに対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することができる。
4台の画像形成部20の下方には用紙供給装置81が設けられ、その内部に用紙Pが収容される。用紙供給装置81の内部に収容された用紙Pは供給部82によってその最上紙から順に1枚ずつ用紙搬送路Qに送り出される。用紙供給装置81から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラ対84の箇所に到達する。そして、レジストローラ対84が用紙Pの斜め送りを矯正(スキュー補正)しつつ中間転写ベルト11の回転と同期をとって、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では帯電部22及び露光装置23によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部24によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラ26と対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラ対84により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の上方には定着部85が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部85へと送られて加熱ローラ及び加圧ローラに挟まれ、トナー像が加熱、加圧されて用紙Pに溶融定着される。定着部85を通過した用紙Pは中間転写ベルト11の上方に設けられた用紙排出部86に排出される。
操作部4は画像読取部2の正面側に設けられる。操作部4は、例えばユーザーによる印刷に使用する用紙Pの種類やサイズ、拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などの設定の入力や、ファクシミリ送信におけるファックス番号や送信者名などの設定の入力を受け付ける。また、操作部4は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部4wに表示することによって、それらをユーザーに対して報知するための報知部としての役割も果たす。
また、画像形成装置1にはその全体の動作制御のため、不図示のCPUや画像処理部、その他の図示しない電子部品で構成された主制御部5が設けられる。主制御部5は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、メモリーに記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像読取部2や印刷部3などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。
続いて、画像形成装置1の画像形成部20の構成及びその動作について、図1に加えて図2を用いて説明する。図2は画像形成部20の概略垂直断面正面図である。なお、図2の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置1及び画像形成部20の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。また前述のように、4色の各画像形成部20は構造が共通するので「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載は省略する。
画像形成部20は、図2に示すようにその中心に像担持体である感光体ドラム21を備える。感光体ドラム21の近傍には、その回転方向に沿って順に帯電部22、現像部24及びドラムクリーニング部25が配置される。一次転写ローラ26は感光体ドラム21の回転方向に沿って現像部24とドラムクリーニング部25との間に設けられる。なお、ドラムクリーニング部25の、感光体ドラム21の回転方向下流側には不図示の除電装置が配置される。
感光体ドラム21は画像形成装置1の用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向、すなわち図1及び図2の紙面奥行き方向に延び、その軸線方向を水平にして配置される。感光体ドラム21は、例えばアルミニウム等により構成される導電性ローラ状基体の外側に無機光導電性材料の感光層を設けた無機感光体のドラムである。感光体ドラム21は不図示の駆動装置によってその周速度が用紙搬送速度とほぼ同じになるように、正面から見て時計回りに回転される。
帯電部22は感光体ドラム21に接触する帯電ローラ22aを備える。帯電ローラ22aは所定の圧力で感光体ドラム21に接触し、感光体ドラム21の回転に従って回転する。この帯電ローラ22aにより、感光体ドラム21の表面はマイナス極性の所定電位で一様に帯電する。
露光装置23(図1参照)は形成する画像データに基づき変調されたレーザ光L等を感光体ドラム21の表面に照射する。これにより、帯電部22によって帯電させた電位が部分的に光減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。
現像部24は現像部材である現像ローラ24aを備える。現像ローラ24aはその周面が感光体ドラム21の周面に近接して対向するように配置される。現像部24によって現像剤のトナーが帯電されて感光体ドラム21の表面の静電潜像に供給され、静電潜像が現像される。現像部24は現像剤として、例えば非磁性トナー粒子と磁性キャリアとを混合して成る二成分現像剤を使用する。なお、現像部24では劣化等に起因して現像に適さなくなったトナーを廃トナーとして排出する。
一次転写ローラ26は中間転写ベルト11を挟んで感光体ドラム21に接触する。一次転写ローラ26は所定の圧力で中間転写ベルト11に接触し、中間転写ベルト11の回転に従って回転する。一次転写ローラ26には必要に応じて、感光体ドラム21やトナーの帯電極性とは異なる極性の一次転写バイアスが印加される。
ドラムクリーニング部25は感光体ドラム21に接触するクリーニングローラ25aを備える。クリーニングローラ25aは所定の圧力で感光体ドラム21に接触し、不図示の駆動装置によってその周速度が感光体ドラム21の周速度とほぼ同じかやや速くになるように回転される。ドラムクリーニング部25は感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト11に転写された後、感光体ドラム21の表面に残留したトナーなどの付着物(以下「廃トナー」と称する)を除去してクリーニングする。
除電装置は感光体ドラム21の回転方向に沿ってドラムクリーニング部25の下流側に配置される。除電装置は感光体ドラム21の軸線方向(用紙幅方向)に複数並べられたLED(Light Emitting Diode)を備える。除電装置はLEDの除電光を感光体ドラム21に照射することによりその表面の帯電電荷を除去して静電潜像を消去し、次回の画像形成動作時における帯電工程のための準備を整える。
そして、画像形成装置1は廃トナー収容容器30(図5参照)を備える。中間転写クリーニング部16及びドラムクリーニング部25に一旦収容された廃トナーは不図示のトナー排出スクリューによってそれらクリーニング部の外部に向かって送出される。同様に、現像部24の廃トナーも不図示のトナー排出スクリューによって現像部24の外部に向かって送出される。廃トナー収容容器30はそれら廃トナーをまとめて回収し、収容する。
なお、廃トナー収容容器30は単体で中間転写クリーニング部16、現像部24及びドラムクリーニング部25から排出される廃トナーをまとめて回収、収容するが、個別に回収、収容する構成にしても良い。
続いて、画像形成装置1の廃トナー収容容器30に係る構成について、図3〜図6を用いて説明する。図3及び図4は本体筐体1aの一部を示す外観斜視図及びその正面扉部の開放状態を示す外観斜視図である。図5及び図6は廃トナー収容容器30の正面側及び背面側を示す外観斜視図である。
画像形成装置1は、図3及び図4に示すように正面扉部6を備える。正面扉部6は本体筐体1aの正面の側壁に設けられ、本体筐体1aの外装の一部を成す。正面扉部6はその下端部に設けられた略水平に左右横方向に延びる支軸部6a(図8に図示)を介して本体筐体1aに支持される。正面扉部6はその上端部を自由端として支軸部6a(図8に図示)の軸線回りに垂直面内で揺動して開閉可能である。
正面扉部6は全体的な外形が略平板状を成し、開放するとその内面が上方を向いて略水平に保持される(図4及び図11参照)。本体筐体1aは開放した正面扉部6を略水平に保持するためのベルト部材1b及び回転阻止部1c(図11参照)を備える。ベルト部材1bは本体筐体1aと正面扉部6との間に架設される。回転阻止部1cには開放した正面扉部6の一部が当接する。
廃トナー収容容器30の装着部40は画像形成装置1の正面側の本体筐体1aの内部に設けられ、正面扉部6を開放して見ることができる。装着部40は正面扉部6よりも内側に窪んだ凹部として形成される。廃トナー収容容器30は正面扉部6を開放した開口を通して本体筐体1aの内部の装着部40に装着され、本体筐体1aに対して着脱が可能である。
廃トナー収容容器30は、図5及び図6に示すように中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31、感光体ドラム21用の廃トナー流入口32、現像部24用の廃トナー流入口33、廃トナー収容部34及び係合部35を備える。
中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31は廃トナー収容容器30の背面上部に設けられる。廃トナー流入口31は画像形成装置1に装着された廃トナー収容容器30を正面側から見て廃トナー収容容器30の左側に配置される。この廃トナー流入口31の配置は中間転写クリーニング部16の位置(図1参照)に対応する。廃トナー流入口31は廃トナー収容容器30の背面からさらに後方に向かって突出した突出部36の先端上面に設けられる。廃トナー流入口31は上方に向かって開口する。廃トナー流入口31は廃トナー収容容器30の装着部40への装着の過程で、後述する本体筐体1aに設けられて廃トナー収容容器30に対して中間転写クリーニング部16の廃トナーを排出するための廃トナー排出口42(図13参照)に連結される。
感光体ドラム21用の廃トナー流入口32は廃トナー収容容器30の背面に設けられる。廃トナー流入口32は4台の画像形成部20のドラムクリーニング部25に対応して4箇所(32Y、32M、32C、32K)が設けられる。廃トナー流入口32は後方に向かって開口する。廃トナー流入口32は廃トナー収容容器30の装着部40への装着の過程で、本体筐体1aに設けられて廃トナー収容容器30に対してドラムクリーニング部25の廃トナーを排出するための排出口(不図示)に連結される。
現像部24用の廃トナー流入口33は廃トナー収容容器30の背面に設けられる。廃トナー流入口33は4台の画像形成部20の現像部24に対応して4箇所(33Y、33M、33C、33K)が設けられる。廃トナー流入口33は後方に向かって開口する。廃トナー流入口33は廃トナー収容容器30の装着部40への装着の過程で、本体筐体1aに設けられて廃トナー収容容器30に対して現像部24の廃トナーを排出するための排出口(不図示)に連結される。
廃トナー収容部34は廃トナー収容容器30の下部であって、廃トナー流入口31、32、33よりも下方に設けられる。廃トナー収容部34は廃トナー収容容器30の内部に設けられ、廃トナー流入口31、32、33と連通する。廃トナー収容部34では廃トナー流入口31、32、33を介して廃トナー収容容器30の内部に流入した廃トナーが自由落下して堆積する。
係合部35は廃トナー収容容器30の左右の上方外縁部各々に設けられる。係合部35は係止部35a及び位置決め片35bを備える。係合部35は廃トナー収容容器30の装着部40への装着の過程で、後述する本体筐体1aに設けられた装着部40の係合部43と係合する。係止部35aは装着部40の係合部43の係合爪43a(図11参照)と係合する。位置決め片35bは装着部40の係合部43の位置決め部43b(図11参照)と係合する。
そして、正面扉部6は装着部40への廃トナー収容容器30の装着をガイドするための廃トナー収容容器30の載置部50(図4参照)を備える。
続いて、正面扉部6の廃トナー収容容器30の載置部50に係る構成について、図7〜図11を用いて説明する。図7及び図8は正面扉部6の内面を示す平面図及び斜視図である。図9及び図10は正面扉部6の内面の左端部周辺及び右端部周辺を示す部分斜視図である。図11は正面扉部6の開放状態を示す垂直断面部分側面図である。なお、図7は開放して略水平を成す正面扉部6を上方から見た平面図であり、図7の上方が画像形成装置1の本体筐体1a側(平面視前後方向の後方)である。
正面扉部6は、図7及び図8に示すようにその内面に廃トナー収容容器30の載置部50を備える。載置部50は開放した正面扉部6の内面において廃トナー収容容器30の装着部40に対応する位置、すなわち装着部40のちょうど前方に設けられる。さらに、載置部50は正面扉部6の本体筐体1aに対して隣接した支持端(図7における正面扉部6の上端)から離隔した自由端(図7における正面扉部6の下端)までの長さの中央部よりも本体筐体1aに近い領域に設けられる。
載置部50は一対の左方載置部50L及び右方載置部50Rから成る。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「L」、「R」の識別記号の記載を省略して、例えば「載置部50」と総称することがある。載置部50は正面扉部6と一体として形成された複数のリブ50aを有する。リブ50aは、開放して略水平を成す正面扉部6の内面に対して上方に向かって突出する。また、2箇所の載置部50は各々、図8〜図10に示すように載置面51及びガイド壁52を備える。
載置面51は左右方向に関してガイド壁52Sよりも正面扉部6の中央部に近い側(内側)に配置され、平面視前後方向に関してガイド壁52Fよりも本体筐体1aに近い側(後方)に配置される。載置面51は複数のリブ50aの頂部で構成される。載置面51は載置部50に載置された廃トナー収容容器30の底面を支持する。
また、載置面51は、図11に示すように側面視前後方向に関して本体筐体1aに近い側(図11の右方)が本体筐体1aから遠い側(図11の左方)よりも高くなる傾斜を有する。この載置面51の傾斜は廃トナー収容容器30を載置部50に載置させた場合に、廃トナー収容容器30の上部を下部よりも本体筐体1aの内部に対して離隔させる(図13参照)。
また、載置部50は、図11に示すようにその本体筐体1a側の縁部が本体筐体1aに対して近接する。さらに、載置面51は開放された正面扉部6が略水平を成す状態において本体筐体1aの廃トナー収容容器30の装着部40の内底部40aよりも高さが低い。
ガイド壁52は側方ガイド壁52S及び前方ガイド壁52Fを備える。側方ガイド壁52Sは左右方向に関して載置面51よりも正面扉部6の中央部から遠い側(外側)に配置される。前方ガイド壁52Fは平面視前後方向に関して載置面51よりも本体筐体1aから遠い側(前方)に配置される。ガイド壁52は載置面51と交差して載置面51から突出する。すなわち、ガイド壁52は開放して略水平を成す正面扉部6の載置面51に対して上方に向かって突出する。さらに、側方ガイド壁52Sは前方ガイド壁52Fよりも突出高さが高い。ガイド壁52は載置部50に載置された廃トナー収容容器30の側壁と対向する。
ここで、前述のように廃トナー収容容器30は廃トナーが流入する複数の廃トナー流入口31、32、33を備える。これら複数の廃トナー流入口31、32、33のうち、中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31に最も多くの廃トナーが流入する。
左方載置部50Lは廃トナー収容容器30の複数の廃トナー流入口31、32、33のうち最も多くの廃トナーが流入する中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31に対応して、廃トナー収容容器30が載置部50に載置された場合の廃トナー流入口31の下方に位置する。左方載置部50Lは載置部50の他の領域、すなわち右方載置部50Rよりも載置部50に載置された廃トナー収容容器30に向かって突出する。すなわち、左方載置部50Lは開放して略水平を成す正面扉部6に対して上方に向かって突出するその突出高さが右方載置部50Rよりも高い。また、左方載置部50Lは載置部50の他の領域、すなわち右方載置部50Rよりもリブ50aの数が多い。
続いて、廃トナー収容容器30の装着部40への装着に係る構成と装着動作について、図5及び図11に加えて図12〜図15を用いて説明する。図12及び図13は廃トナー収容容器30の本体筐体1aへの装着の初期状態を示す外観斜視図及び垂直断面部分側面図である。図14及び図15は廃トナー収容容器30の本体筐体1aへの装着の中途状態及び完了状態を示す垂直断面部分側面図である。なお、図11及び図15では、後述する支持部41の描画を省略している。
正面扉部6は開放すると、図11に示すようにその内面が上方を向いて略水平に保持される。この状態で、図12及び図13に示すように載置部50に廃トナー収容容器30を載置することができる。
載置面51は平面視前後方向に関して本体筐体1aに近い側(図13の右方)が本体筐体1aから遠い側(図13の左方)よりも高くなる傾斜を有する。これにより、廃トナー収容容器30はその上部が下部よりも本体筐体1aの内部に対して離隔するように傾いた状態で載置部50に載置される。
一方、本体筐体1aの廃トナー収容容器30の装着部40には、図13に示す支持部41が設けられる。支持部41は装着部40の上部であって、廃トナー収容容器30の突出部36に対応する箇所に設けられて、載置部50に載置された廃トナー収容容器30の上部に係合してこれを支持する。支持部41はその下面が載置部50に載置された廃トナー収容容器30の突出部36の上面と係合する。すなわち、支持部41は上部が下部よりも本体筐体1aの内部に対して離隔するように傾いた状態で載置部50に載置された廃トナー収容容器30が、図13に示す状態よりもさらに傾きを増して本体筐体1aの前方(図13の左方)に向かって転倒することを阻止する。
支持部41は廃トナー収容容器30の中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31に対して廃トナーを排出するための廃トナー排出口42を備える。廃トナー排出口42は中間転写クリーニング部16と廃トナーの流通経路が連通し、中間転写クリーニング部16からその外部に向けて送出された廃トナーを排出する。廃トナー排出口42は支持部41の下部に設けられる。中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31は、図13に示すように廃トナー収容容器30が載置部50に載置された場合に廃トナー排出口42に連結される。これにより、廃トナー流入口31と廃トナー排出口42との間の廃トナーの流通経路が連通し、外部に廃トナーが漏洩しない。
次に、廃トナー収容容器30の装着部40への装着を進めると、廃トナー収容容器30が図14に示す状態となる。
ここで、装着部40には、図11に示す係合部43が設けられる。係合部43は装着部40の左右の上方内縁部各々に設けられる。係合部43は係合爪43a及び位置決め部43bを備える。係合部43は廃トナー収容容器30の装着部40への装着の過程で、すなわち図14に示す状態のときに、廃トナー収容容器30に設けられた係合部35と係合する。係合爪43aは廃トナー収容容器30の係合部35の係止部35aと係合する。位置決め部43bは廃トナー収容容器30の係合部35の位置決め片35bと係合する。
装着部40の係合部43と廃トナー収容容器30の係合部35とが係合すると、図14に示すように載置部50に対して廃トナー収容容器30が離隔する。すなわち、廃トナー収容容器30が載置部50に対して離隔して、浮いた状態となって、廃トナー収容容器30と装着部40とが互いに係合する。
そして、廃トナー収容容器30の装着部40への装着の最終段階で、廃トナー収容容器30が図15に示す状態となる。なお、図15では正面扉部6を本体筐体1aに対して閉鎖している。
載置部50は、詳細に言えば例えばガイド壁52の頂部が、正面扉部6を本体筐体1aに対して閉鎖した場合に装着部40に装着された廃トナー収容容器30の側壁と接触する。これにより、廃トナー収容容器30が装着部40に対して完全に装着されていない場合に、正面扉部6を閉鎖することで載置部50が廃トナー収容容器30を装着部40に向けて押すことになる。その結果、廃トナー収容容器30が装着部40に対して完全に装着される。
上記の実施形態のように、画像形成装置1は、本体筐体1aと、本体筐体1aの側壁に設けられて開放したその内面が上方を向く開閉可能な正面扉部6と、正面扉部6を開放した開口を通して本体筐体1aの内部の所定の装着部40に装着されるとともに本体筐体1aに対して着脱が可能な廃トナーを収容する廃トナー収容容器30と、開放した正面扉部6の内面において装着部40に対応する位置に設けられて装着部40への廃トナー収容容器30の装着をガイドするための廃トナー収容容器30の載置部50とを備える。
この構成によれば、廃トナー収容容器30を装着部40に装着する際、開放すると上方を向く正面扉部6の内面に設けられた載置部50に廃トナー収容容器30を載置することを促すことができる。これにより、廃トナー収容容器30が立てた状態になり、廃トナーの漏洩を抑制することが可能である。さらに、廃トナー収容容器30の載置部50は本体筐体1aの内部の廃トナー収容容器30の装着部40に対応する位置に設けられるので、装着部40への廃トナー収容容器30の装着を容易に行うことができる。
また、画像形成装置1は、トナー像を形成するための現像部24と、トナー像を担持する感光体ドラム21及び中間転写ベルト11とを備える。廃トナー収容容器30は現像部24、感光体ドラム21及び中間転写ベルト11の少なくとも一つから排出される廃トナーを収容する。
この構成によれば、廃トナー収容容器30が現像部24、感光体ドラム21及び中間転写ベルト11から排出される廃トナーを個別に回収、収容する場合、各々の廃トナーの排出量に対応して個別に廃トナー収容容器30を交換することができる。一方、廃トナー収容容器30が現像部24、感光体ドラム21及び中間転写ベルト11から排出される廃トナーをまとめて回収、収容する場合、廃トナー収容容器30を単体で構成することができ、部品点数の低減を図ることが可能である。
また、載置部50が、載置部50に載置された廃トナー収容容器30の底面を支持する載置面51と、載置面51と交差して載置面51から突出するとともに載置部50に載置された廃トナー収容容器30の側壁と対向するガイド壁52とを含む。
この構成によれば、廃トナー収容容器30の底面を支持する載置面51の周囲に廃トナー収容容器30の側壁と対向するガイド壁52を配置することができる。したがって、載置部50に対する廃トナー収容容器30の配置場所が明確になり、装着部40に対する廃トナー収容容器30の着脱がより一層容易になる。
また、載置部50が正面扉部6と一体として形成されたリブ50aを有する。
この構成によれば、載置部50の強度を向上させることができる。したがって、廃トナー収容容器30をしっかりと支持することが可能であり、載置部50及び正面扉部6の破損を防止することができる。
また、載置部50が載置部50に載置された廃トナー収容容器30の上部を下部よりも本体筐体1aの内部に対して離隔させる傾斜を有する。
この構成によれば、廃トナー収容容器30の装着部40と対向し合う領域に廃トナー流入口31、32、33や係合部35などといった突出部や突起部、爪等が設けられている場合に、凹部として形成された装着部40に廃トナー収容容器30を挿入し易くなる。これにより、廃トナー収容容器30と装着部40とが対向し合う領域に設けられた廃トナー流入口31、32、33や廃トナー排出口42、係合部35、43などといった構成要素の接続や係合をスムーズに行うことができる。そして、それら構成要素の箇所の衝突等に起因する破損を防止することが可能である。さらに、廃トナー収容容器30は廃トナー流入口31、32、33が上方を向くように傾くので、廃トナーの漏洩をより一層効果的に抑制することが可能になる。
また、画像形成装置1は本体筐体1aに設けられて載置部50に載置された廃トナー収容容器30の上部を支持する支持部41を備える。
この構成によれば、例えば廃トナー収容容器30が傾いた状態で載置部50に載置される場合に、支持部41で廃トナー収容容器30を支持することができる。したがって、廃トナー収容容器30の転倒を防止することができ、廃トナー収容容器30からの廃トナーの漏洩を抑制することが可能である。
また、画像形成装置1は、本体筐体1aに設けられて廃トナー収容容器30に対して中間転写クリーニング部16の廃トナーを排出するための廃トナー排出口42と、廃トナー収容容器30に設けられて廃トナー排出口42から排出される廃トナーが流入するとともに廃トナー収容容器30が載置部50に載置された場合に廃トナー排出口42に連結される中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31とを備える。
この構成によれば、廃トナー収容容器30が載置部50に載置された状態で廃トナー流入口31または廃トナー排出口42から外部に廃トナーが漏洩することを抑制することが可能である。
また、載置部50が正面扉部6の本体筐体1aに対して隣接した支持端から離隔した自由端までの長さの中央部よりも本体筐体1aに近い領域に設けられる。
この構成によれば、廃トナー収容容器30が載置部50に載置されることで正面扉部6に加わる負荷を軽減させることが可能である。
また、載置部50はその本体筐体1a側の縁部が本体筐体1aに対して近接するとともに、開放された正面扉部6が略水平を成す状態において本体筐体1aの廃トナー収容容器30の装着部40の内底部40aよりも高さが低い。
この構成によれば、廃トナー収容容器30の装着部40への装着の際に廃トナー収容容器30の上部が装着部40の縁部に衝突することを抑制することができる。また、廃トナー収容容器30の装着部40からの取り外しの際に廃トナー収容容器30の下部が載置部50の縁部に衝突することを抑制することができる。
また、廃トナー収容容器30が載置部50に対して離隔した状態で廃トナー収容容器30と本体筐体1aの廃トナー収容容器30の装着部40とが互いに係合する係合部35、43を備える。
この構成によれば、廃トナー収容容器30の装着部40への装着の中途状態で廃トナー収容容器30の正面扉部6への脱落、衝突を防止することができる。したがって、廃トナー収容容器30及び正面扉部6の破損や廃トナー収容容器30からの廃トナーの漏洩を抑制することが可能である。
また、載置部50は正面扉部6を本体筐体1aに対して閉鎖した場合に本体筐体1aの装着部40に装着された廃トナー収容容器30の側壁と接触する。
この構成によれば、廃トナー収容容器30が装着部40に対して完全に装着されていない場合に、正面扉部6を閉鎖することによって載置部50で廃トナー収容容器30を装着部40に向けて押すことができる。その結果、廃トナー収容容器30を装着部40に対して完全に装着することが可能になる。
また、廃トナー収容容器30は廃トナーが流入する複数の廃トナー流入口31、32、33を備える。そして、載置部50は廃トナー収容容器30の複数の廃トナー流入口31、32、33のうち最も多くの廃トナーが流入する中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31の箇所に対応する領域である左方載置部50Lが他の領域である右方載置部50Rよりも載置部50に載置された廃トナー収容容器30に向かって突出する。
この構成によれば、中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31から廃トナー収容容器30に流入した廃トナーを廃トナー収容容器30の右方載置部50R側に誘導することができる。したがって、廃トナー収容部34に収容された廃トナーを左右横方向に均一に分散させることが可能になる。また、中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31の下方に廃トナーが堆積してしまった場合に廃トナー収容容器30の左方載置部50L側が右方載置部50R側よりも重くなり、正面扉部6の左方載置部50L側が右方載置部50R側よりも下がり、載置部50に載置された廃トナー収容容器30を略水平に保持できない虞がある。しかしながら、上記構成によれば、左方載置部50Lが右方載置部50Rよりも廃トナー収容容器30に向かって突出するので、載置部50に載置された廃トナー収容容器30を略水平に保持することが可能になる。
また、廃トナー収容容器30は廃トナーが流入する複数の廃トナー流入口31、32、33を備える。そして、載置部50は正面扉部6と一体として形成されたリブ50aを有し、廃トナー収容容器30の複数の廃トナー流入口31、32、33のうち最も多くの廃トナーが流入する中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31の箇所に対応する領域である左方載置部50Lのリブ50aの数が他の領域である右方載置部50Rのリブ50aの数よりも多い。
中間転写ベルト11用の廃トナー流入口31の下方に廃トナーが堆積してしまった場合に廃トナー収容容器30の左方載置部50L側が右方載置部50R側よりも重くなる虞があるが、上記構成によれば、比較的多い数量のリブ50aで廃トナー収容容器30の左方載置部50L側を支持することができる。したがって、廃トナー収容容器30の左方載置部50L側の荷重が比較的重くなることに起因する載置部50や正面扉部6の破損を防止することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では画像形成装置1が中間転写ベルト11を用いて複数色の画像を順次重ねて形成する所謂タンデム型のカラー印刷用画像形成装置であるが、このような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
1a 本体筐体
6 正面扉部(扉部)
11 中間転写ベルト(像担持体)
16 中間転写クリーニング部
20 画像形成部
21 感光体ドラム(像担持体)
24 現像部
25 ドラムクリーニング部
30 廃トナー収容容器(収容容器)
31、32、33 廃トナー流入口(流入口)
34 廃トナー収容部
35 係合部
40 装着部
40a 内底部
41 支持部
42 廃トナー排出口(排出口)
43 係合部
50 載置部
50a リブ
50L 左方載置部
50R 右方載置部
51 載置面
52 ガイド壁

Claims (18)

  1. 本体筐体と、
    前記本体筐体の側壁に設けられて開放したその内面が上方を向く開閉可能な扉部と、
    前記扉部を開放した開口を通して前記本体筐体の内部の所定の装着部に装着されるとともに、前記本体筐体に対して着脱が可能な廃トナーを収容する収容容器と、
    開放した前記扉部の内面において前記装着部に対応する位置に設けられて、前記装着部への前記収容容器の装着をガイドするための前記収容容器の載置部と、
    前記本体筐体に設けられて前記収容容器に対して廃トナーを排出するための排出口と、
    前記収容容器に設けられて前記排出口から排出される廃トナーが流入するとともに前記収容容器が前記載置部に載置された場合に前記排出口に連結される流入口と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域が他の領域よりも前記載置部に載置された前記収容容器に向かって突出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は前記扉部と一体として形成されたリブを有し、複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域の前記リブの数が他の領域の前記リブの数よりも多いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 本体筐体と、
    前記本体筐体の側壁に設けられて開放したその内面が上方を向く開閉可能な扉部と、
    前記扉部を開放した開口を通して前記本体筐体の内部の所定の装着部に装着されるとともに、前記本体筐体に対して着脱が可能な廃トナーを収容する収容容器と、
    開放した前記扉部の内面において前記装着部に対応する位置に設けられて、前記装着部への前記収容容器の装着をガイドするための前記収容容器の載置部と、
    を備え
    前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域が他の領域よりも前記載置部に載置された前記収容容器に向かって突出することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記本体筐体に設けられて前記収容容器に対して廃トナーを排出するための排出口と、
    前記収容容器に設けられて前記排出口から排出される廃トナーが流入するとともに前記収容容器が前記載置部に載置された場合に前記排出口に連結される流入口と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は前記扉部と一体として形成されたリブを有し、複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域の前記リブの数が他の領域の前記リブの数よりも多いことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 本体筐体と、
    前記本体筐体の側壁に設けられて開放したその内面が上方を向く開閉可能な扉部と、
    前記扉部を開放した開口を通して前記本体筐体の内部の所定の装着部に装着されるとともに、前記本体筐体に対して着脱が可能な廃トナーを収容する収容容器と、
    開放した前記扉部の内面において前記装着部に対応する位置に設けられて、前記装着部への前記収容容器の装着をガイドするための前記収容容器の載置部と、
    を備え
    前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は前記扉部と一体として形成されたリブを有し、複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域の前記リブの数が他の領域の前記リブの数よりも多いことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記本体筐体に設けられて前記収容容器に対して廃トナーを排出するための排出口と、
    前記収容容器に設けられて前記排出口から排出される廃トナーが流入するとともに前記収容容器が前記載置部に載置された場合に前記排出口に連結される流入口と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記収容容器は廃トナーが流入する流入口を複数備え、
    前記載置部は複数の前記流入口のうち最も多くの廃トナーが流入する前記流入口に対応する領域が他の領域よりも前記載置部に載置された前記収容容器に向かって突出することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. トナー像を形成するための現像部と、
    前記トナー像を担持する像担持体とを備え、
    前記収容容器が前記現像部または前記像担持体の少なくとも一つから排出される廃トナーを収容することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記載置部が、前記載置部に載置された前記収容容器の底面を支持する載置面と、前記載置面と交差して前記載置面から突出するとともに前記載置部に載置された前記収容容器の側壁と対向するガイド壁とを含むことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに請求項2に記載の画像形成装置。
  12. 前記載置部が前記扉部と一体として形成されたリブを有することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記載置部が、前記載置部に載置された前記収容容器の上部を下部よりも前記本体筐体の内部に対して離隔させる傾斜を有することを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記本体筐体に設けられて前記載置部に載置された前記収容容器の上部を支持する支持部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記載置部が前記扉部の前記本体筐体に対して隣接した支持端から離隔した自由端までの長さの中央部よりも前記本体筐体に近い領域に設けられることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記載置部はその前記本体筐体側の縁部が前記本体筐体に対して近接するとともに、開放された前記扉部が略水平を成す状態において前記本体筐体の前記収容容器の前記装着部の内底部よりも高さが低いことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記収容容器が前記載置部に対して離隔した状態で前記収容容器と前記本体筐体の前記収容容器の前記装着部とが互いに係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記載置部が、前記扉部を前記本体筐体に対して閉鎖した場合に前記本体筐体の前記装着部に装着された前記収容容器の側壁と接触することを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
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