JP6568505B2 - 映像監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの乗りかご内の映像を監視する映像監視システムに関する。
一般に、この種の映像監視システムは、乗客の不適切な行動によってエレベーターの故障等が発生した場合に、記録された乗りかご内の映像を再生して原因等の究明を行うことで再発防止に利用されているが、目的とは関係のない映像が全体の大部分を占めているため、参照したい映像を検索するのに多大な時間を要することが問題になっていた。
そこで、このような映像の検索時間を短縮することが可能な従来技術の1つとして、監視対象の状態に関する状態情報を取得する状態情報入力部と、映像データと共に、映像データと同期して状態情報入力部により取得された状態情報を映像データの属性データとして記録媒体に記録すると共に、再生要求に応じて記録媒体に記録された映像データを読み出す記録・再生部とを備えた映像監視装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術の1つとして、現在入力中の画像を表示する入力画像手段と、入力画像に対して監視イベントを検出する監視イベント検出手段と、検出した監視イベントに基づいて入力画像を記憶するか判定する録画判定手段と、録画判定手段で「録画する」と判定された画像を記憶する画像記憶手段と、記憶した画像の格納場所と、検出された監視イベント情報を記録する監視イベント記憶手段と、ユーザの閲覧要求を満たす監視イベント情報を検索し閲覧する画像を選別し、監視イベント情報と共にレイアウトする画像選別配置手段と、レイアウトされた画像又は監視イベント情報を一つ又は複数表示する監視情報表示手段とを具備する画像記憶装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−46989号公報 特開2008−278517号公報
ところで、エレベーターの故障の約半分は乗客の不適切な行動に起因して発生しており、これを解決するためには、エレベーターの管理者が、不適切な行動を行った乗客に対して指導するのが効果的である。また、その指導に当たっては、乗客の不適切な行動の証拠となる映像を提示するのが有効であるが、記録された映像の中から目的の映像を検索するのに多大な時間を要するので、実際には映像を用いた乗客への指導は殆ど行われていない。したがって、映像の検索時間を短縮することにより、問題の映像を管理者に素早く提供することが求められる。
上述した特許文献1に開示された従来技術は、監視対象の状態に関する状態情報を映像データの属性データとして記録媒体に記録しており、目的の映像を再生するためには、記録媒体から該当する映像データを検索して読み出す必要があることから、その映像データの検索に時間がかかることが懸念されている。また、映像データの読み出しにおいて、監視員は監視対象の状態情報を検索キーワードとして入力する必要があり、そもそも検索キーワードが分からなければ映像データを検索することができない問題がある。
特許文献2に開示された従来技術では、監視イベント検出手段が入力画像を用いて監視イベントを検出するようにしているが、当該入力画像から乗客の行動が不適切であるか否かを判断するためには、予め乗客の不適切な行動又は適切な行動を全て網羅した上で、入力画像に対して膨大な画像処理を行う必要がある。しかし、特許文献2の従来技術では、このような乗客の行動の適否に関する処理については何も考慮されておらず、監視イベントから目的の映像を効率良く再生することができない問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、目的の映像の検索時間を短縮することができ、不適切な行動を行った乗客に対する指導を適切に行うことができる映像監視システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の映像監視システムは、昇降路内を昇降する乗りかご、及び前記乗りかご内の監視対象を撮影する撮影装置を含むエレベーターに適用され、前記撮影装置によって撮影された映像を監視する映像監視システムにおいて、前記エレベーターに設けられた機器の信号を取得する機器信号取得部と、前記機器信号取得部によって取得された前記機器の信号に基づいて、前記エレベーターの故障を誘発する乗客の不適切な行動に伴う異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部によって前記異常が検出されたとき、前記異常の種類に対応して予め設定された種別情報に前記異常の検出時刻を関連付けて記録する異常検出時刻記録部と、前記異常検出時刻記録部に記録された前記異常の検出時刻を前記種別情報毎に一覧表示するとともに、管理人からの選択指示を受け付ける一覧表示部と、前記撮影装置によって撮影された映像を、撮影された時刻である撮影時刻と共に記録する映像記録部と、前記一覧表示部において選択指示を受け付けた前記異常の検出時刻に対応する時刻の前後所定の期間の前記撮影時刻と共に記録される前記映像を、前記映像記録部から抽出する映像抽出部と、前記映像抽出部が抽出した前記映像を表示する映像表示部と、を備え、前記一覧表示部は、前記種別情報を、前記エレベーターの制御系に関する異常に対応する種別が、前記エレベーターの故障に関する異常に対応する種別より高くなるように予め設定された優先順に従って並べて表示し、同じ種別内では、前記異常の検出時刻順に並べて表示することを特徴としている。
本発明の映像監視システムによれば、目的の映像の検索時間を短縮することができ、不適切な行動を行った乗客に対する指導を適切に行うことができる。なお、上述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る映像監視システムの一実施形態の構成を示す図である。 図1のエレベーターの構成を示す全体図である。 図1のエレベーターに設けられた機器の構成を示す図である。 図3のドア駆動装置の構成を示す図である。 図1の映像管理装置の主な機能を示す機能ブロック図である。 図5の異常検出部の構成を示す図である。 図5の要注意一覧表記録部に記録される要注意一覧表の一例を示す図である。 図1の情報処理端末への要注意一覧表画面の表示処理の流れを示すフローチャートである。 図1の要注意一覧表示部に表示される要注意一覧表画面の一例を示す図である。
以下、本発明に係る映像監視システムを実施するための形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る映像監視システムの一実施形態の構成を示す図である。
本発明に係る映像監視システムの一実施形態は、エレベーター101と、エレベーター101の乗りかご13(図2参照)内の映像を管理する映像管理装置102と、映像管理装置102とネットワーク103を介して通信接続され、エレベーター101の故障等の状態を遠隔的に監視する監視センター104と、監視センター104とネットワーク103を介して通信接続され、エレベーター101の顧客である管理人が所有する情報処理端末105とを備えている。
なお、映像管理装置102が管理する映像は、例えば、エレベーター101の稼働中に常時撮影される動画であってもよいし、予め定められた間隔で連続して撮影される複数の静止画であってもよい。また、本実施形態に係る映像監視システムは、エレベーター101、映像管理装置102、及び情報処理端末105がネットワーク103に複数接続された大規模なシステムであってもよい。
図2は本実施形態に係るエレベーター101の構成を示す図である。
図2に示すように、エレベーター101は、建物11に形成された昇降路12と、建物11の昇降路12内を昇降する乗りかご13と、一端が乗りかご13に取り付けられた主ロープ14と、この主ロープ14の他端が取り付けられ、昇降路12内に吊り下げられた釣合い錘15とを備えている。
また、エレベーター101は、昇降路12の上方に位置する機械室16に設けられ、乗りかご13及び釣合い錘15を駆動する巻上機17と、この巻上機17の近傍に配置されたそらせ車18とを備えている。さらに、エレベーター101は、乗り場19側に開閉可能に設けられ、乗りかご13の後述のかごドア135(図3参照)と連動して出入口を開閉する乗り場ドア20と、機械室16に設けられ、エレベーター101全体の動作を制御する制御盤21とを備えている。
巻上機17は、主ロープ14が巻き掛けられた駆動シーブ171と、この駆動シーブ171を回転させるモータ172と、駆動シーブ171の回転を制動するブレーキ装置(図示せず)とを有し、これらのモータ172及びブレーキ装置は、制御盤21に電気的に接続されている。したがって、巻上機17は、制御盤21からの制御信号を受けてモータ172及びブレーキ装置を作動させることにより、乗りかご13を釣合い錘15に対して相対的に昇降させるようにしている。
また、巻上機17のモータ172の出力軸には、モータ172の駆動に応じてパルス信号を出力するエンコーダ(図示せず)が取り付けられており、このエンコーダは制御盤21に電気的に接続されている。そして、エンコーダから出力されたパルス信号は制御盤21へ送信されることにより、制御盤21が乗りかご13の位置を演算することが可能となる。
制御盤21は、図示されないが、乗りかご13の昇降動作やかごドア135の開閉動作を行うための各種の演算を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置、及びCPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)を含むハードウェアと、記憶装置に記憶され、CPUにより実行されるソフトウェアとから構成されている。
一方、制御盤21は、昇降路12内に配設されたテールコード22、中継器23、及び通信ケーブル24を介して乗りかご13の機器に電気的に接続されている。テールコード22は、一端が乗りかご13の下部に接続され、他端が中継器23に接続されており、昇降路12内においてU字状に垂下されている。中継器23は、昇降路12の壁面に固定されており、乗りかご13の各機器と制御盤21との間で行われる通信を中継する装置である。
図3は本実施形態に係るエレベーター101に設けられた機器のうち、特に乗りかご13に搭載された機器の詳細を示す図である。
図3に示すように、乗りかご13は、室内の監視対象を撮影する撮影装置としてのカメラ131と、乗りかご13の積載荷重を測定する秤装置132と、音を入力するマイク133とを有している。また、乗りかご13は、室内の臭気の度合いを測定する臭気測定部としての臭気センサ134と、乗り場ドア20と対向する前側(乗り場19から見て正面側)の側壁に開閉可能に設けられ、乗りかご13の出入口を開閉するかごドア135と、乗りかご13の上部に設けられ、かごドア135を駆動するドア駆動装置136とを有している。
カメラ131は、乗りかご13の天井のうち後側(奥側)の角隅に配置されており、監視対象として、乗りかご13内の機器や乗客の様子を撮影する。秤装置132は、乗りかご13の床下に設けられており、例えば、下方から乗りかご13の床を支持して測定する。なお、秤装置132は、乗りかご13の積載荷重を測定することが可能であれば、上方から乗りかご13を吊り下げて測定する方式を採用してもよい。
マイク133は、乗りかご13の右側の側壁に埋め込まれており、乗客の音声や物音等の乗りかご13内で発生した音を集音する。臭気センサ134は、乗りかご13の後側の側壁に設置されており、臭気の強弱を数値として検出することが可能になっている。かごドア135は、例えば、前側から見て乗りかご13の出入口の中央から左右の両側へ開閉する両開き構造になっている。なお、かごドア135は、このような両開き構造の場合に限らず、例えば、前側から見て左右の一方向へ開閉する片開き構造であってもよい。
また、かごドア135は、閉じ端部に設置され、乗りかご13に乗降する乗客が閉扉動作中のかごドア135に挟まれることを防止するドアセフティシュー(図示せず)を有している。さらに、かごドア135の上部には、かごドア135が完全に閉まったことを検出するドアスイッチ137が設置されている。このドアスイッチ137は、かごドア135が閉扉したときにON状態となり、かごドア135が開扉したときにOFF状態となる。そして、これらの乗りかご13の機器は、テールコード22等を介して制御盤21や映像管理装置102に通信接続されている。
図4は本実施形態に係るドア駆動装置136の構成を示す図である。
図4に示すように、ドア駆動装置136は、制御盤21からの制御信号に従って、かごドア135をトルクによって開閉駆動するドアモータ136Aと、このドアモータ136Aの出力軸に取り付けられ、ドアモータ136Aのトルクを受けて回転する駆動プーリ136Bと、この駆動プーリ136Bと同等の高さ位置に取り付けられ、駆動プーリ136Bに追従して回転する従動プーリ136Cとを含んでいる。
また、ドア駆動装置136は、駆動プーリ136B及び従動プーリ136Cに巻き掛けられ、駆動プーリ136B及び従動プーリ136Cに摺動する摺動ベルト136Dと、この摺動ベルト136Dとかごドア135との間に配置され、摺動ベルト136Dに沿って延設されたドアレール136Eと、かごドア135の上端部に固定され、かごドア135からドアレール136Eよりも上方へ突出した一対のドアハンガ136Fとを含んでいる。
さらに、ドア駆動装置136は、ドアハンガ136Fに回転可能に取り付けられ、ドアレール136Eを上下から挟持した状態で、このドアレール136Eを走行する複数のハンガローラ(本実施例では、8つのハンガローラ)136Gと、一端がドアハンガ136Fにそれぞれ固定され、他端が摺動ベルト136Dのうち駆動プーリ136Bと従動プーリ136Cとの間の上部側及び下部側の部分にそれぞれ係合する一対の係合部材136Hとを含んでいる。
このように構成されたドア駆動装置136では、ドアモータ136Aが駆動して駆動プーリ136Bを正転させると、この駆動プーリ136Bの回転に伴って摺動ベルト136Dが駆動プーリ136Bの回転方向と同じ方向へ回動し、摺動ベルト136Dに摺接する従動プーリ136Cが回転する。このとき、ドアハンガ136Fが係合部材136Hを介して摺動ベルト136Dから開扉方向の力を受けることにより、ハンガローラ136Gが回転しながらドアレール136Eを開扉方向へ走行する。そして、かごドア135が互いに反対方向へ移動して離れることにより、かごドア135が開く。
一方、ドアモータ136Aが駆動して駆動プーリ136Bを逆転させると、この駆動プーリ136Bの回転に伴って摺動ベルト136Dが駆動プーリ136Bの回転方向と同じ方向へ回動し、摺動ベルト136Dに摺接する従動プーリ136Cが回転する。このとき、ドアハンガ136Fが係合部材136Hを介して摺動ベルト136Dから閉扉方向の力を受けることにより、ハンガローラ136Gが回転しながらドアレール136Eを閉扉方向へ走行する。そして、かごドア135が互いに反対方向へ移動して接近することにより、かごドア135が閉じる。
なお、ドア駆動装置136は、閉扉動作中にドアセフティシューが作動すると、制御盤21からの制御信号に従って、ドアモータ136Aを駆動して駆動プーリ136Bを正転させることにより、かごドア135を強制的に開くようにしている。また、ドアモータ136Aには、当該ドアモータ136Aに流れる電流を検出する電流検出部としての電流センサ136Iが取り付けられている。
図1において、映像管理装置102は、例えば、機械室16のうちエレベーター101の制御盤21の近傍に設置され、図示されないが、カメラ131によって撮影された映像を管理するための各種の演算を行うCPU、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROMやHDD等の記憶装置、及びCPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAMを含むハードウェアと、記憶装置に記憶され、CPUにより実行されるソフトウェアとから構成されている。
このような映像管理装置102の構成において、ROMやHDD等の記憶装置に格納されたプログラム等がRAMに読み出され、CPUの制御に従って動作することにより、ソフトウェアとハードウェアとが協働して、映像管理装置102の各機能を実現する機能ブロックが構成される。なお、映像管理装置102の機能を示す具体的な構成については、後で詳細に述べる。
監視センター104は、情報処理端末105を所有する管理人等の情報を蓄積したり、映像管理装置102が管理する映像等の情報を取得して情報処理端末105へ送信したりするWebサーバ104Aを有している。このWebサーバ104A及び情報処理端末105は、映像管理装置102と同様に、各種の演算を行うCPU、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROMやHDD等の記憶装置、及びCPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAMを含むハードウェアと、記憶装置に記憶され、CPUにより実行されるソフトウェアとから構成されている。
情報処理端末105は、カメラ131によって撮影された映像を含む、後述の要注意一覧表画面(図9参照)を表示する一覧表示部(以下、便宜的に要注意一覧表示部と称する)105Aと、ネットワーク103を介してWebサーバ104Aに通信接続し、要注意一覧表示部105Aの表示を制御するWebブラウザ105Bとを有している。要注意一覧表示部105Aは、例えば、情報処理端末105の利用者である管理人からのタッチ操作により、情報の入力を受け付けるタッチパネルから構成されている。Webブラウザ105Bは、後述の閾値記録部442B〜448B(図6参照)に記録される各閾値を設定する閾値設定部としての機能を有している。
図5は本実施形態に係る映像管理装置102の主な機能を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、映像管理装置102は、稼働状態検出部41、時計部42、録画部43、異常検出部44、要注意一覧表生成部45、及び通信制御部46を含んでいる。稼働状態検出部41は、エレベーター101の制御盤21の制御信号を監視しており、乗りかご13が昇降路12内を上下方向へ移動しているとき、あるいはかごドア135が開閉動作を行っているとき、エレベーター101が稼働している状態(以下、便宜的に稼働状態と称する)を検出する。
時計部42は、現在の時刻を取得して録画部43及び要注意一覧表生成部45へ出力する。録画部43は映像記録部43Aを含んでいる。この録画部43は、エレベーター101のカメラ131の映像信号を取得し、稼働状態検出部41によってエレベーター101の稼働状態が検出されたとき、カメラ131によって撮影された映像を、時計部42が示す現在の時刻と共に映像記録部43Aに記録する。これにより、エレベーター101を利用する乗客の挙動を全て録画することが可能となる。なお、映像記録部43Aは、例えば、ROMやHDD等の記憶装置によって実現される。
異常検出部44は、エレベーター101に設けられた機器の信号を取得し、これらの機器の信号に基づいて、エレベーター101の故障を誘発する乗客の不適切な所定の行動に伴う異常を検出する。すなわち、本実施形態においては、異常検出部44が機器信号取得部としての機能も兼用している。
図6は本実施形態に係る異常検出部44の具体的な構成を示す図である。
図6に示すように、異常検出部44は、エレベーター101の制御系に関する異常を検出するエレベーター制御異常検出部44A、及びカメラ131によって撮影された映像を処理する映像処理部44Bを含んでいる。エレベーター制御異常検出部44Aは、異常停止判定部441A及びドア異常判定部442Aを含んでおり、映像処理部44Bは、動き異常判定部443A及び明度異常判定部444Aを含んでいる。
また、異常検出部44は、トルク異常判定部445A、振動異常判定部446A、騒音異常判定部447A、臭気異常判定部448A、及び閾値記録部442B〜448Bを含んでいる。すなわち、異常検出部44は、異常の種類に応じて各判定部441A〜448Aが独立して判定を行うように構成されている。閾値記録部442B〜448Bは、異常の有無を判定するための閾値を予めそれぞれ記録し、これらの各閾値は、例えば、異常検出部44の判定部442A〜448A毎に予め設定されている。
以下、エレベーター101の故障を誘発する状況の具体例を述べながら、異常検出部44の各判定部441A〜448Aの詳細について説明する。
最初に、異常停止判定部441Aの構成について説明する。例えば、乗りかご13が昇降路12内を走行中に、乗客がかごドア135に接触することにより、ドアスイッチ137がOFF状態になった場合、乗りかご13が停止して乗客が乗りかご13内に閉じ込められる、いわゆる、閉じ込めが発生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、異常停止判定部441Aは、エレベーター101の制御盤21の信号を監視し、乗りかご13が正規の停止階以外の位置を走行している間に、ドアスイッチ137がON状態からOFF状態に切り換わったとき、エレベーター101の運転に異常が発生して乗りかご13の昇降動作が停止したと判定する。
次に、ドア異常判定部442Aの構成について説明する。例えば、乗客が乗りかご13内の開ボタン(図示せず)を押下する等の所定の手続きを行わずに、かごドア135が開扉した状態で、乗客がドアセフティシューを長時間押さえた場合、他の乗客に迷惑がかかると共に、エレベーター101の故障が疑われる。
そこで、本実施形態では、ドア異常判定部442Aは、エレベーター101の制御盤21の信号を監視し、かごドア135の開扉時間が閾値記録部442Bに記録された閾値以上になったとき、かごドア135に異常が発生したと判定する。なお、閾値記録部442Bに記録された閾値は、乗客が開ボタンを押下した場合と、ドアセフティシューを押さえた場合とで異なる値に設定されてもよい。
次に、動き異常判定部443Aの構成について説明する。例えば、乗りかご13が昇降路12内を走行中に乗客が乗りかご13内で歩き回った場合、乗りかご13のバランスが崩れることにより、エレベーター101が所定の性能を発揮できない可能性がある。
そこで、本実施形態では、映像処理部44Bは、カメラ131が直前に撮影した映像と現在の映像との画素数の差分を演算する。そして、動き異常判定部443Aは、映像処理部44Bによって演算された画素数の差分が閾値記録部443Bに記録された閾値以上になったとき、乗客の動きに伴う異常が発生したと判定する。
次に、明度異常判定部444Aの構成について説明する。例えば、乗りかご13内でライター等の発火物が使用された場合、乗りかご13内で乗客が喫煙をしていたり、あるいは乗りかご13の押し釦(図示せず)が焼損される可能性がある。
そこで、本実施形態では、映像処理部44Bは、カメラ131によって撮影された映像のうち明度差が生じた部分を検出する。そして、明度異常判定部444Aは、映像処理部44Bによって検出された明度差が閾値記録部444Bに記録された閾値以上になったとき、乗りかご13内の明度(明るさ)に起因する異常が発生したと判定する。したがって、映像処理部44Bが明度差検出部として機能する。
次に、トルク異常判定部445Aの構成について説明する。例えば、乗客が物を落とすこと等によって異物がかごドア135に挟まった場合、かごドア135は異物に接触した後に反転する。このとき、ドアモータ136Aに通常よりも大きな電流が流れるため、エレベーター101の故障に繋がる可能性がある。
そこで、本実施形態では、トルク異常判定部445Aは、電流センサ136Iによって検出されたドアモータ136Aの電流が閾値記録部445Bに記録された閾値以上になったとき、異物に伴う異常が発生したと判定する。
次に、振動異常判定部446Aの構成について説明する。例えば、乗客が乗りかご13内で飛び跳ねたりすることにより、乗りかご13が上下に加振された場合、乗りかご13が共振することにより、エレベーター101に備えられた安全装置(図示せず)が誤作動する可能性がある。
そこで、本実施形態では、振動異常判定部446Aは、秤装置132の出力信号を監視し、秤装置132の出力信号の振動数が閾値記録部446Bに記録された閾値以上になったとき、乗りかご13の振動に伴う異常が発生したと判定する。
次に、騒音異常判定部447Aの構成について説明する。例えば、乗客が台車等を乗りかご13内又はかごドア135にぶつけた場合、乗りかご13内又はかごドア135が破損すると同時に、衝突音等の大きな騒音が発生する。
そこで、本実施形態では、騒音異常判定部447Aは、マイク133によって入力された音量が閾値記録部447Bに記録された閾値以上になったとき、騒音に起因する異常が発生したと判定する。
次に、臭気異常判定部448Aの構成について説明する。例えば、乗客が臭気を発するゴミ等を乗りかご13内に運搬した場合、臭気が乗りかご13内に残存することにより、乗りかご13内に乗り込んだ他の乗客に不快感を与える可能性がある。
そこで、本実施形態では、臭気異常判定部448Aは、臭気センサ134によって測定された乗りかご13内の臭気の度合いが閾値記録部448Bに記録された閾値以上になったとき、乗りかご13内の臭気に伴う異常が発生したと判定する。
図5において、要注意一覧表生成部45は、異常検出部44の判定部441A〜448Aの少なくとも1つによって異常が発生したと判定されたとき、異常検出部44の判定部441A〜448A毎に対応して予め設定された種別情報としての検出コードに、時計部42から取得した異常の検出時刻(以下、便宜的に異常検出時刻と称する)を関連付けた要注意一覧表(図7参照)を生成する。また、要注意一覧表生成部45は、要注意一覧表記録部45Aを含んでおり、生成した要注意一覧表を要注意一覧表記録部45Aに記録する。すなわち、この要注意一覧表記録部45Aが異常検出時刻記録部として機能する。
図7は本実施形態に係る要注意一覧表記録部45Aに記録される要注意一覧表の一例を示す図である。
本実施形態においては、異常の検出の優先順位を考慮して、異常検出部44の判定部441A〜448Aに対して検出コード「1」〜「8」がそれぞれ割り当てられており、図7に示すように、要注意一覧表の検出コードが異常検出時刻の順に並べられている。したがって、図7に示す要注意一覧表では、ドア異常判定部442Aが、異なる時刻に3回、異常が発生したと判定し、トルク異常判定部445Aが、異なる時刻に2回、異常が発生したと判定し、動き異常判定部443A及び振動異常判定部446Aが、それぞれ一回ずつ、異常が発生したと判定している。なお、上述した異常の検出の優先順位は、例えば、エレベーター101の制御系に関する異常の検出が相対的に高くなり、エレベーター101の破損等の故障に関する異常の検出が相対的に低くなるように設定されている。
通信制御部46は、ネットワーク103を介して監視センター104のWebサーバ104Aとの間の通信を制御する。また、通信制御部46は、要注意一覧表記録部45Aに記録された要注意一覧表をWebサーバ104Aに送信したり、Webサーバ104Aからの要求に従って、映像記録部43Aに記録された映像を加工してWebサーバ104Aに送信したりする処理を行う。
次に、本実施形態に係る情報処理端末105への要注意一覧表画面の表示処理について、図8のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図8に示すように、まずは、管理人がエレベーター101の状態を確認するために、情報処理端末105を用いてWebブラウザ105Bを起動すると(ステップ(以下、Sと記す)801)、Webブラウザ105Bは、ネットワーク103を介して監視センター104のWebサーバ104Aに接続する(S802)。
次に、Webサーバ104Aは、管理人が指定した映像管理装置102の通信制御部46に接続すると(S803)、通信制御部46を通じて要注意一覧表記録部45Aから要注意一覧表を読み出して取得し(S804)、当該要注意一覧表をWebブラウザ105Bに送信する。続いて、Webブラウザ105Bは、Webサーバ104Aから要注意一覧表を受信すると、当該要注意一覧表に基づいて、図9に示す要注意一覧表画面を作成し、作成した要注意一覧表画面を要注意一覧表示部105Aに表示する(S805)。
図9は本実施形態に係る要注意一覧表示部105Aに表示される要注意一覧表画面の一例を示す図である。
図9に示すように、要注意一覧表示部105Aに表示される要注意一覧表画面は、検出コード領域51、状態領域52、異常検出時刻領域53、及び映像表示操作領域54から構成されている。検出コード領域51は、異常検出部44の判定部441A〜448Aに対して割り当てられた検出コード「1」〜「8」が昇順に並べられている。状態領域52は、各検出コードに対応して予め設定され、エレベーター101の故障を誘発する状態、すなわち、異常の内容を示している。
異常検出時刻領域53は、Webブラウザ105Bが受信した要注意一覧表と同期し、各検出コードに対応する異常検出時刻を表示するものである。図9に示す要注意一覧表画面では、異常検出時刻領域53は図7に示す要注意一覧表と同期しているので、異常が発生した検出コード「2」、「3」、「5」、「6」の異常検出時刻領域53には、「xx/xx/xx xx:xx」が表示され、異常が発生していない検出コード「1」、「4」、「7」、「8」の異常検出時刻領域53には、「−−/−−/−− −−:−−」が表示される。
映像表示操作領域54は、映像を表示する映像表示領域541、映像表示領域541で映像を再生するためのタッチ操作を受け付ける再生ボタン542、映像表示領域541で再生された映像を停止するためのタッチ操作を受け付ける停止ボタン543、乗りかご13内の情報表示器(図示せず)に映像を表示するためのタッチ操作を受け付ける乗りかご用表示ボタン544、乗りかご13内の情報表示器に映像を継続して表示するためのタッチ操作を受け付ける乗りかご用継続表示ボタン545、及び乗りかご13内の情報表示器に映し出された乗客の顔にマスクする処理の設定を行う顔マスク設定チェックボックス546から構成されている。
図8において、S805の処理の後、管理人は、要注意一覧表示部105Aに表示された要注意一覧表画面の異常検出時刻領域53から自分が確認したい映像を決定し、異常検出時刻領域53のうち該当する異常検出時刻をタッチ操作すると、Webブラウザ105Bは、管理人からの異常検出時刻の選択を受け付ける(S806)。次に、Webブラウザ105Bは、当該異常検出時刻をWebサーバ104Aに通知すると、Webサーバ104Aは、通信制御部46に対して、管理人によって選択された異常検出時刻の映像を要求する。
通信制御部46は、Webサーバ104Aからの要求を受けると、映像記録部43Aに記録された映像の中から管理人によって選択された異常検出時刻の前後の所定の時間(例えば、異常検出時刻の前後1分)における映像を切り出して抽出し(S807)、当該映像をWebサーバ104Aに送信する。Webサーバ104Aは、通信制御部46から映像を受信すると、当該映像をWebブラウザ105Bに転送する。
次に、Webブラウザ105Bは、Webサーバ104Aから映像を受信すると、要注意一覧表示部105Aの要注意一覧表画面における映像表示操作領域54の映像表示領域541に当該映像を再生して表示し(S808)、本実施形態に係る情報処理端末105への要注意一覧表画面の表示処理を終了する。
ここで、乗客の不適切な行動はエレベーター101毎に異なっているので、エレベーター101によっては異常の検出件数が多すぎたり、あるいは少なすぎたりする場合がある。この場合には、管理人が映像を選定し難くなるので、情報処理端末105を用いて閾値記録部442B〜448Bに記録された各閾値を調整する作業が行われる。例えば、Webブラウザ105Bが要注意一覧表画面とは異なるWebページの画面を表示することにより、管理人がタッチ操作によって各閾値を適正な値に自由に変更することが可能となる。これにより、管理人による映像の選定の円滑化を図ることができる。
このように構成した本実施形態に係る映像監視システムによれば、要注意一覧表示部105Aの要注意一覧表画面において、エレベーター101の故障を誘発する乗客の不適切な行動の発生時刻である異常検出時刻が、各検出コードに対応する状態毎に一覧表示されることにより、管理人が要注意一覧表画面から目的の映像を容易に選択して映像表示操作領域54の映像表示領域541に迅速に再生することができる。これにより、管理人が映し出された映像から乗客の行動を確認し、エレベーター101に不具合が発生したり、乗客の不適切な行動が見られたりした場合には、管理人がその証拠となる映像を乗客に提示しながらエレベーター101の正しい利用の仕方を指導できるので、乗客の不適切な行動の再発を抑制することができる。このように、本実施形態は、目的の映像の検索時間を短縮することができ、不適切な行動を行った乗客に対する指導を適切に行うことができるので、エレベーター101の故障を未然に防止することができる。
また、本実施形態では、異常検出部44は、異常停止判定部441A、ドア異常判定部442A、動き異常判定部443A、明度異常判定部444A、トルク異常判定部445A、振動異常判定部446A、騒音異常判定部447A、及び臭気異常判定部448Aを含んでおり、これらの各判定部441A〜448Aが異常の種類に応じた判定を行うことにより、エレベーター101の故障を誘発する状態を的確に把握することができる。
つまり、各判定部441A〜448Aの判定結果により、エレベーター101の運転の異常、かごドア135の異常、乗客の動きに伴う異常、乗りかご13内の明度に起因する異常、異物に伴う異常、乗りかご13の振動に伴う異常、騒音に起因する異常、及び乗りかご13内の臭気に伴う異常のいずれかが発生しているのか否かを正確に特定することができる。これにより、乗りかご13内の映像監視に対する信頼性を向上させることができる。
なお、上述した本実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、本実施形態では、Webサーバ104Aは監視センター104内に設置されているが、本発明はこの場合に限らず、Webサーバ104Aは、例えば、映像管理装置102内に搭載されてもよい。
11…建物、12…昇降路、13…乗りかご、16…機械室、17…巻上機、19…乗り場、20…乗り場ドア、21…制御盤、41…稼働状態検出部、42…時計部、43…録画部、43A…映像記録部、44…異常検出部(機器信号取得部)、44A…エレベーター制御異常検出部、44B…映像処理部(明度差検出部)、45…要注意一覧表生成部、45A…要注意一覧表記録部(異常検出時刻記録部)、46…通信制御部
101…エレベーター、102…映像管理装置、103…ネットワーク、104…監視センター、104A…Webサーバ、105…情報処理端末、105A…要注意一覧表示部(一覧表示部)、105B…Webブラウザ、131…カメラ(撮影装置)、132…秤装置、133…マイク、134…臭気センサ(臭気測定部)、135…かごドア、136…ドア駆動装置、136A…ドアモータ、136I…電流センサ(電流検出部)、137…ドアスイッチ
441A…異常停止判定部、442A…ドア異常判定部、442B〜448B…閾値記録部、443A…動き異常判定部、444A…明度異常判定部、445A…トルク異常判定部、446A…振動異常判定部、447A…騒音異常判定部、448A…臭気異常判定部

Claims (7)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかご、及び前記乗りかご内の監視対象を撮影する撮影装置を含むエレベーターに適用され、前記撮影装置によって撮影された映像を監視する映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターに設けられた機器の信号を取得する機器信号取得部と、
    前記機器信号取得部によって取得された前記機器の信号に基づいて、乗客の所定の行動に伴う異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部によって前記異常が検出されたとき、前記異常の種類に対応して予め設定された種別情報に前記異常の検出時刻を関連付けて記録する異常検出時刻記録部と、
    前記異常検出時刻記録部に記録された前記異常の検出時刻を前記種別情報毎に一覧表示するとともに、管理人からの選択指示を受け付ける一覧表示部と、
    前記撮影装置によって撮影された映像を、撮影された時刻である撮影時刻と共に記録する映像記録部と、
    前記一覧表示部において選択指示を受け付けた前記異常の検出時刻に対応する時刻の前後所定の期間の前記撮影時刻と共に記録される前記映像を、前記映像記録部から抽出する映像抽出部と、
    前記映像抽出部が抽出した前記映像を表示する映像表示部と、を備え、
    前記一覧表示部は、前記種別情報を、前記エレベーターの制御系に関する異常に対応する種別が、前記エレベーターの故障に関する異常に対応する種別より高くなるように予め設定された優先順に従って並べて表示し、同じ種別内では、前記異常の検出時刻順に並べて表示することを特徴とする映像監視システム。
  2. 請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターは、
    前記乗りかごに開閉可能に設けられたかごドアと、
    前記かごドアが閉扉したときにON状態となり、前記かごドアが開扉したときにOFF状態となるドアスイッチとを備え、
    前記異常検出部は、前記乗りかごが正規の停止階以外の位置を走行している間に、前記ドアスイッチがON状態からOFF状態に切り換わったとき、前記異常が発生して前記乗りかごの昇降動作が停止したと判定する異常停止判定部を含むことを特徴とする映像監視システム。
  3. 請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターは、前記撮影装置によって撮影された前記映像の明度差を検出する明度差検出部を備え、
    前記異常検出部は、
    前記異常の有無を判定するための閾値を予め記録する閾値記録部と、
    前記明度差検出部によって検出された前記映像の明度差が前記閾値記録部に記録された前記閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定する明度異常判定部とを含むことを特徴とする映像監視システム。
  4. 請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターは、
    前記乗りかごに開閉可能に設けられたかごドアと、
    前記かごドアをトルクによって開閉駆動するドアモータと、
    前記ドアモータに流れる電流を検出する電流検出部とを備え、
    前記異常検出部は、
    前記異常の有無を判定するための閾値を予め記録する閾値記録部と、
    前記電流検出部によって検出された前記ドアモータの電流が前記閾値記録部に記録された前記閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定するトルク異常判定部とを含むことを特徴とする映像監視システム。
  5. 請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターは、前記乗りかごの積載荷重を測定する秤装置を備え、
    前記異常検出部は、
    前記異常の有無を判定するための閾値を予め記録する閾値記録部と、
    前記秤装置の出力信号の振動数が前記閾値記録部に記録された前記閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定する振動異常判定部とを含むことを特徴とする映像監視システム。
  6. 請求項1に記載の映像監視システムにおいて、
    前記エレベーターは、前記乗りかご内の臭気の度合いを測定する臭気測定部を備え、
    前記異常検出部は、
    前記異常の有無を判定するための閾値を予め記録する閾値記録部と、
    前記臭気測定部によって測定された前記乗りかご内の臭気の度合いが前記閾値記録部に記録された前記閾値以上である場合に、前記異常が発生したと判定する臭気異常判定部とを含むことを特徴とする映像監視システム。
  7. 請求項3ないし6のいずれか1項に記載の映像監視システムにおいて、
    前記閾値記録部に記録される前記閾値を設定する閾値設定部を備えたことを特徴とする映像監視システム。
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