JP3377442B2 - 要介護者の異常検知システム - Google Patents

要介護者の異常検知システム

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JP3377442B2 JP15782898A JP15782898A JP3377442B2 JP 3377442 B2 JP3377442 B2 JP 3377442B2 JP 15782898 A JP15782898 A JP 15782898A JP 15782898 A JP15782898 A JP 15782898A JP 3377442 B2 JP3377442 B2 JP 3377442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人や病人などの
要介護者の異常状態を検知する要介護者の異常検知シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の要介護者の異常検知システムと
しては、図8に示すように、要介護者Aの入居する部屋
10にそれぞれ設けられ要介護者Aの動作を検出するセ
ンサ部1a…と、センサ部1a…の出力から要介護者A
の異常を検出する異常状態検出部2と、異常状態検出部
2の検出信号に基づいて要介護者Aの異常状態を示す報
知信号を介護者Bの携帯するページング受信機に例えば
電波信号よりなる無線信号で送信させる送信制御信号を
発生するページング処理装置4と、建物内の適所に設置
されページング処理装置4の送信制御信号に基づいて要
介護者Aの異常状態を示す報知信号を無線信号で送信す
るページング送信装置5a…と、介護者Bが携帯し、ペ
ージング送信装置5a…から無線信号で送信された報知
信号を受信して、要介護者Aに発生した異常状態の内容
を表示するページング受信器6と、から構成されるもの
があった(例えば、特開平7−162544号公報参
照)。
【0003】この異常検知システムの動作を図9に示す
フローチャートに基づいて説明する。なお、図9のフロ
ーチャートは、異常状態検出部2がセンサ部1aの出力
に基づいて要介護者Aの異常状態を検出してから、ペー
ジング受信器6が異常状態の内容を表示し、この内容を
見て介護者Bが要介護者Aの介護処置を行うまでの動作
を示している。
【0004】まず異常状態検出部2は、センサ部1aの
出力に基づいて要介護者Aの動きが止まっているか否か
を判断し、要介護者Aの動きが止まっている場合は経過
時間をクリアして(ステップS21)、経過時間の計時
動作を開始する(ステップS22)。ここに、経過時間
とは要介護者Aの動きが止まった時点から経過した時間
のことを言う。
【0005】その後、異常状態検出部2は経過時間が予
め設定された異常判定時間を超えたか否かを判断し(ス
テップS23)、経過時間が異常判定時間を超えると、
すなわち要介護者の動きが止まっている状態が異常判定
時間よりも長い時間継続すると、要介護者の異常状態を
示す報知信号をページング受信器6に無線信号で送信さ
せる送信指令信号をページング処理装置4に出力する
(ステップS24)。
【0006】ページング処理装置4は、異常状態検出部
2から入力された送信指令信号に基づいて予め設定され
たページング受信機6(例えば、異常状態の発生した要
介護者Aの介護を担当する介護者Bが携帯するページン
グ受信器6)に要介護者Aの異常状態を示す報知信号を
無線信号で送信させる送信制御信号をページング送信装
置5a…に出力する(ステップS25)。ページング送
信装置5a…は、この送信制御信号に基づいて介護者B
の携帯するページング受信器6に報知信号を無線信号で
送信し(ステップS26)、ページング受信器6はペー
ジング送信装置5a…から無線信号で送信された報知信
号を受信して、要介護者Aの異常状態の内容を表示する
(ステップS27)。そして、介護者Bはページング受
信器6の表示を見て、異常状態の発生した要介護者Aの
入居する部屋に行き、要介護者Aに対して適宜介護処置
を行う(ステップS28)。なお、上述とは逆に、異常
状態検出部2がセンサ部1a…の出力から要介護者Aが
長時間動き回っているのを検出した場合、異常状態検出
部2は、要介護者Aが長時間動き回っているような異常
状態(以下、徘徊異常と言う)が発生したと判断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した要介護者の異
常検知システムでは、異常状態検出部2が、ステップS
24においてページング処理装置4に送信指令信号を出
力すると、ステップS23に戻って経過時間をクリア
し、再び経過時間の計時動作を開始している。ここで、
要介護者Aに異常状態が発生した際に、異常状態検出部
2が上述の処理を行ってページング処理装置4に送信指
令信号を出力し、この送信指令信号に基づいてページン
グ処理装置4がページング送信装置5a…からページン
グ受信器6に要介護者Aの異常状態を示す報知信号を送
信させた場合、異常状態検出部2では、介護者Bが要介
護者Aに対してこの異常状態に対する介護処置を行った
ことを示す情報を得ることができないため、まだ介護者
Bが要介護者に対して介護処置を行っていないにもかか
わらず、異常状態検出部2が要介護者Aの異常状態を再
度検出して、ページング処理装置4がページング送信装
置5a…からページング受信器6へ同一の報知信号を送
信させる虞がある。
【0008】例えば、異常状態検出部2がセンサ部1a
…の出力から要介護者の徘徊異常を検出した際、上述の
処理によりページング送信装置5a…が予め設定された
ページング受信器6に報知信号を送信した後に、まだ介
護者Bが要介護者Aに対して介護処置を行っていないに
もかかわらず、異常状態検出部2が要介護者Aの徘徊状
態を再度検出して、ページング送信装置5a…が予め設
定されたページング受信器6に同一の報知信号を送信し
てしまう虞があった。
【0009】また、この異常検知システムでは、要介護
者Aに異常状態が発生した際に、介護者Bが要介護者A
に対して介護処置を施したことを示す情報がこのシステ
ムに入力されていないので、要介護者Aに異常状態が発
生してから、介護者Bが要介護者Aに対して介護処置を
施すまでの履歴を残すことができなかった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、同一の報知信号が要
介護者の携帯する携帯端末に送信されることを無くした
要介護者の異常検知システムを提供することにある。さ
らに、請求項2、3の発明の目的は、上記目的に加え
て、介護に係る情報の履歴を残すことができる要介護者
の異常検知システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、要介護者の動作を感知するセ
ンサ部と、センサ部の出力から要介護者に異常状態が発
生したか否かを検出する異常状態検出部と、外部からの
表示制御信号に基づいて要介護者に異常状態が発生した
ことを表示する異常状態表示部と、介護者が携帯し外部
から無線信号で送信された報知信号を受信して要介護者
に発生した異常状態の内容を介護者に報知する携帯端末
と、異常状態検出部の検出信号に基づいて上記異常状態
表示部に要介護者の異常状態を表示させる表示制御信号
を発生すると共に、上記携帯端末に要介護者の異常状態
を示す報知信号を無線信号で送信させる送信指令信号を
発生する異常状態処理部と、異常状態処理部の送信指令
信号に基づいて予め設定された携帯端末に要介護者の異
常状態を示す報知信号を無線信号で送信する信号送信部
とを備え、解除操作に応じて異常状態表示部による異常
状態の表示を解除させる異常表示解除手段を異常状態処
理部に設け、異常状態処理部は、異常状態検出部の検出
信号に基づいて、異常状態表示部に要介護者の異常状態
を表示させる表示制御信号や携帯端末にこの要介護者の
異常状態を示す報知信号を送信させる送信制御信号を一
旦発生すると、異常表示解除手段の解除操作によって異
常状態表示部によるこの要介護者の異常状態の表示が解
除されるまでの間、この要介護者の異常状態を異常状態
表示部に表示させる表示制御信号の出力を停止すると共
に、この要介護者の異常状態を示す報知信号を携帯端末
に送信させる送信指令信号の出力を停止することを特徴
とし、要介護者に異常状態が発生した際に、異常状態処
理部が異常状態表示部にこの要介護者の異常状態を表示
させると共に、信号送信部に送信指令信号を出力して、
信号送信部から予め設定された携帯端末にこの要介護者
の異常状態を示す報知信号を送信させると、異常表示解
除手段を用いて異常状態表示部によるこの要介護者の異
常状態の表示を解除するまでの間、異常状態処理部がこ
の要介護者の異常状態を表示させる表示制御信号やこの
要介護者の異常状態を示す報知信号を信号送信部から送
信させる送信指令信号の出力を停止しているので、異常
状態表示部に同じ要介護者の異常状態が2重に表示され
たり、介護者の携帯する携帯端末に同じ要介護者の異常
状態が2重に送信されるのを防ぐことができる。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、要介護者に発生した異常状態毎に、異常状態の発
生した日時と、要介護者の入居する部屋を示すデータ
と、異常状態の種類と、介護者が異常状態に対する介護
処置を行った日時とを少なくとも記憶する記憶手段を異
常状態処理部に設けたことを特徴とし、異常状態の履歴
や異常状態に対する介護処置の内容を残すことができ、
これらの履歴から個々の要介護者の状態を把握して、個
々の要介護者の介護に役立てることができる。
【0013】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、異常状態処理部は、上記記憶手段に記憶されたデ
ータに基づいて、要介護者に発生した異常状態を時系列
で表示させる表示制御信号や、要介護者の入居する部屋
毎に発生した異常状態を表示させる表示制御信号や、異
常状態を種類毎に表示させる表示制御信号を発生するこ
とを特徴とし、異常状態の履歴や異常状態に対する介護
処置の内容を残すことができ、これらの情報から各要介
護者に対する介護処置の現状を容易に把握することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態の要介護者A
の異常検知システムの概略構成図を示し、図2は異常状
態処理部3のブロック図を示す。
【0015】この異常検知システムは、要介護者Aの入
居する部屋10に設けられ要介護者Aの画像を撮像する
画像センサからなるセンサ部1a…と、センサ部1a…
の出力から要介護者Aに異常状態が発生したか否かを検
出する異常状態検出部2と、異常状態検出部2の検出信
号に基づいて後述の異常状態表示部たる表示装置32に
要介護者Aの異常状態を表示させる表示制御信号を発生
すると共に、後述の携帯端末たるページング受信器6に
要介護者Aの異常状態を示す報知信号を無線信号で送信
させる送信指令信号を発生する異常状態処理部3と、異
常状態処理部3の送信指令信号に基づいて各介護者Bの
携帯する無線通信用のページング受信器6の内どのペー
ジング受信器6に異常信号を送信するかを判断し、送信
先のページング受信器6と異常状態の内容を示す送信制
御信号を後述するページング送信装置5a…に出力する
ページング処理装置4と、建物内の適所に設けられ、ペ
ージング処理装置4の送信制御信号に基づいて送信先の
ページング受信器6に要介護者Aの異常状態を示す報知
信号を例えば電波信号よりなる無線信号で送信するペー
ジング送信装置5a…とから構成される。ここに本実施
形態ではページング処理装置4およびページング送信装
置5a…から信号送信部が構成される。
【0016】なお、本実施形態ではセンサ部1a…とし
て要介護者Aの画像を撮像する画像センサを用いている
が、センサ部1a…を画像センサに限定する趣旨のもの
ではなく、要介護者Aの存在を検知できるセンサであれ
ば画像センサ以外のセンサを用いても良い。
【0017】ここで、例えばパーソナルコンピュータか
ら構成される異常状態処理部3は、異常状態検出部2の
検出信号に基づいて、表示装置32に要介護者Aの異常
状態を表示させる表示制御信号を出力すると共に、ペー
ジング処理装置4に送信指令信号を出力するCPU31
と、表示制御信号に基づいて要介護者Aの異常状態を表
示する例えばディスプレイ装置からなる表示装置32
と、要介護者Aの異常状態の発生や介護処置などの履歴
を記憶する記憶手段たる例えばハードディスクからなる
記憶装置33と、表示装置32による異常状態の表示を
解除するための解除操作や介護者Bが要介護者Aの介護
処置を行ったことを示す情報を入力するための例えばキ
ーボードからなる操作入力装置34とから構成される。
なお、記憶装置33には、異常状態の発生した日時、異
常状態の種別、異常状態の発生した部屋10を示すデー
タ(例えば部屋10の部屋番号や部屋名など)、この部
屋10に入居する要介護者Aの名前、要介護者Aに対し
て介護処置を施した介護者Bの名前、介護処置の内容な
どのデータを記憶させても良い。
【0018】また、ページング受信器6は、図3に示す
ように、異常状態の発生した要介護者Aの入居する部屋
番号や異常状態の内容を表示する液晶表示部6aを備え
ている。ページング受信器6はページング送信装置5a
…から送信された無線信号を受信すると、内部に設けら
れたブザー(図示せず)を鳴動させたり、受信器本体が
振動したりして、ページング受信器6を携帯する介護者
Bに信号を受信したことを知らせるとともに、液晶表示
部6aに異常状態の内容を例えば「201 トイレ介
護」のように表示し、介護者Bは液晶表示部6aの表示
内容からどの部屋でどのような異常が発生したかを知る
ことができる。
【0019】この異常検知システムの動作を図4のフロ
ーチャートを参照して以下に説明する。なお、図4のフ
ローチャートは、異常状態検出部2がセンサ部1a…の
出力に基づいて要介護者Aの異常状態を検出してから、
ページング受信器6が異常状態の内容を表示し、この内
容を見て介護者Bが要介護者Aの介護処置を行うまでの
動作を示している。
【0020】まず異常状態検出部2は、センサ部1aの
出力に基づいて要介護者Aの動きが止まっているか否か
を判断し、要介護者Aの動きが止まっている場合は経過
時間をクリアして(ステップS1)、経過時間の計時動
作を開始する(ステップS2)。
【0021】異常状態検出部2は、ステップS3におい
て経過時間が所定の異常判定時間を超えたか否かを判断
し、経過時間が異常判定時間を超えると、すなわち要介
護者Aの動きが止まっている状態が異常判定時間よりも
長い時間継続すると、異常状態検出部2は要介護者Aに
異常状態が発生したと判断して、要介護者Aの異常状態
を示す検出信号を異常状態処理部3に出力する(ステッ
プS4)。
【0022】異常状態処理部3では、異常状態検出部2
から要介護者Aの異常状態を示す検出信号が入力される
と、CPU31が表示装置32に表示制御信号を出力し
て(ステップS5)、表示装置32に異常状態の発生を
表示させる(ステップS6)。図5は、異常状態の発生
を示す表示装置32の表示画面の例であり、要介護者A
に発生した異常状態毎に、異常状態の発生した時刻(図
5のD1)や、異常状態の発生した部屋番号(図5のD
2)および部屋名(図5のD3)や、異常状態の種類
(図5のD4)や、異常状態の発生した要介護者Aの介
護を担当する介護者Bの名前(図5のD5)などのデー
タを表示している。
【0023】次に、異常状態処理部3では、異常状態検
出部2から要介護者Aの異常状態を示す検出信号が入力
されると、CPU31が、異常状態の発生を示すデータ
(例えば、異常状態の発生日時、異常状態の内容、異常
状態の発生した要介護者Aの入居する部屋10の部屋番
号及び部屋名など)からなるデータファイルを個々の異
常状態毎に記憶装置32に書き込むと共に(ステップS
7)、ページング受信器6に報知信号を無線信号で送信
させるための送信指令信号をページング処理装置4に出
力する(ステップS8)。
【0024】ページング処理装置4では、異常状態処理
部3から送信指令信号が入力されると、異常状態の発生
した要介護者Aに対して予め設定されたページング受信
器6(例えば、その要介護者Aの介護を担当する介護者
Bの携帯するページング受信器6)に異常状態の発生を
示す報知信号を無線信号で送信させるための送信制御信
号をページング送信装置5a…に出力し(ステップS
9)、ページング送信装置5a…はこの送信制御信号に
基づいて所定のページング受信器6に異常状態の発生し
た要介護者Aの入居する部屋の部屋番号や異常状態の内
容を示す報知信号を無線信号で送信する(ステップS1
0)。
【0025】対応するページング受信器6はページング
送信装置5a…から送信された報知信号を受信すると、
ブザーを鳴動させたり受信器本体を振動させたりして、
介護者Bに信号を受信したことを知らせると共に、異常
状態の発生した要介護人の入居する部屋10の部屋番号
や異常状態の内容を液晶表示部6aに表示させる(ステ
ップS11)。そして、介護者Bはページング受信器6
の表示を見て、異常状態の発生した要介護者Aの入居す
る部屋10に行き、この要介護者Aに対して異常状態に
応じた介護処置を施す(ステップS12)。介護者Bは
要介護者Aに対して介護処置を施すと、異常表示解除手
段たる操作入力装置34を用いて、表示装置32による
異常状態の表示を解除するとともに、要介護者Aに対し
て介護処置を行ったことを示す情報や介護処置の内容を
入力する(ステップS13)。
【0026】例えば表示装置32が図5に示すような表
示画面で複数の異常状態を表示している際に、操作入力
装置34の矢印キーを操作して、介護処置を行った異常
状態の表示を選択し、選択した異常状態の表示を解除す
るためのファンクションキーF1を押下操作すると、表
示装置32に例えば図6に示すような表示画面が表示さ
れる。図6の表示画面には選択した異常状態の内容が表
示されており、タブキーを押してこの異常状態の表示を
解除するか否かを選択した後、リターンキーを押すと選
択した異常状態の表示が解除される。
【0027】尚、この画面において、操作入力装置34
を用い備考欄D7に要介護者Aに対して行った介護処置
の内容などの情報を入力することができる。また、この
システムの動作中にシステム自体にトラブルが発生した
場合、図5の表示画面において操作入力装置34のファ
ンクションキーF2を押下操作すると、表示装置32に
例えば図7に示すような表示画面が表示される。この表
示画面には、システム自体に発生したトラブルの発生時
刻や、トラブルが発生した部屋の部屋番号および部屋名
などのデータ(図5のD8)が表示されており、これら
のデータからシステムに発生したトラブルの内容を確認
することができる。また、システムに発生したトラブル
が全て復旧すると、この表示画面は表示されなくなる。
さらに、ページング送信装置5a…およびページング受
信器6からなるページングシステムに通信異常が発生し
た場合、異常状態処理部3はブザーを鳴動させ、図5の
表示画面において操作入力装置34のファンクションキ
ーF3を押下操作すると、ブザーの鳴動を停止すること
ができる。
【0028】その後、ステップS13において操作入力
装置34を用い、要介護者Aに対して介護処置を行った
ことを示す情報や介護処置の内容を入力すると、CPU
31は、操作入力装置34から入力された情報に基づい
て、介護者Bが異常状態の発生した要介護者Aに対して
介護処置を施したことを示す情報を表示装置32に表示
させると共に(ステップS14)、ステップS7で記憶
装置33に書き込んだデータファイルに、介護処置を行
った後に異常状態の表示を解除した日時などの処置済み
の情報を書き込む(ステップS15)。そして、操作入
力装置34から介護処置を施したことを示す情報が入力
されると、異常状態検出部2がセンサ部1a…の出力信
号の監視を再開し、要介護者Aの動きが止まると、経過
時間をクリアして(ステップS1)、経過時間の計時動
作を再開させ(ステップS2)、上述の処理を繰り返し
実行する。
【0029】尚、本実施形態では要介護者Aの動きが長
時間止まっているような異常状態を異常状態検出部2が
検出する場合について説明したが、要介護者Aが長時間
動き続けるような異常状態(徘徊異常)を検出するよう
にしても良い。
【0030】また、上述の実施形態では介護人Bの携帯
する携帯端末としてページング受信器6を例に説明を行
っているが、携帯端末をページング受信器6に限定する
趣旨のものではなく、携帯端末として異常状態の内容な
どを文字で表示できる表示部を有するPHSや携帯電話
の端末を用いても良い。また、ページング受信器6で
は、ページング送信装置5a…から受信した要介護者A
の異常状態を示す情報を文字(メッセージ)で表示して
いるが、このメッセージの内容を介護者Bに音声で知ら
せるようにしても良く、メッセージの内容を音声合成し
て無線信号によりPHSや携帯電話などの携帯端末に送
信し、介護者がメッセージの内容を音声で聞けるように
しても良い。
【0031】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、要介
護者の動作を感知するセンサ部と、センサ部の出力から
要介護者に異常状態が発生したか否かを検出する異常状
態検出部と、外部からの表示制御信号に基づいて要介護
者に異常状態が発生したことを表示する異常状態表示部
と、介護者が携帯し外部から無線信号で送信された報知
信号を受信して要介護者に発生した異常状態の内容を介
護者に報知する携帯端末と、異常状態検出部の検出信号
に基づいて上記異常状態表示部に要介護者の異常状態を
表示させる表示制御信号を発生すると共に、上記携帯端
末に要介護者の異常状態を示す報知信号を無線信号で送
信させる送信指令信号を発生する異常状態処理部と、異
常状態処理部の送信指令信号に基づいて予め設定された
携帯端末に要介護者の異常状態を示す報知信号を無線信
号で送信する信号送信部とを備え、解除操作に応じて異
常状態表示部による異常状態の表示を解除させる異常表
示解除手段を異常状態処理部に設け、異常状態処理部
は、異常状態検出部の検出信号に基づいて、異常状態表
示部に要介護者の異常状態を表示させる表示制御信号や
携帯端末にこの要介護者の異常状態を示す報知信号を送
信させる送信制御信号を一旦発生すると、異常表示解除
手段の解除操作によって異常状態表示部によるこの要介
護者の異常状態の表示が解除されるまでの間、この要介
護者の異常状態を異常状態表示部に表示させる表示制御
信号の出力を停止すると共に、この要介護者の異常状態
を示す報知信号を携帯端末に送信させる送信指令信号の
出力を停止することを特徴とし、要介護者に異常状態が
発生した際に、異常状態処理部が異常状態表示部にこの
要介護者の異常状態を表示させると共に、信号送信部に
送信指令信号を出力して、信号送信部から予め設定され
た携帯端末にこの要介護者の異常状態を示す報知信号を
送信させると、異常表示解除手段を用いて異常状態表示
部によるこの要介護者の異常状態の表示を解除するまで
の間、異常状態処理部がこの要介護者の異常状態を異常
状態に表示させる表示制御信号やこの要介護者の異常状
態を示す報知信号を信号送信部から送信させる送信指令
信号の出力を停止しているので、異常状態表示部に同じ
要介護者の異常状態が2重に表示されたり、介護者の携
帯する携帯端末に同じ要介護者の異常状態が2重に送信
されるのを防ぐことができるという効果がある。
【0032】請求項2の発明は、要介護者に発生した異
常状態毎に、異常状態の発生した日時と、要介護者の入
居する部屋を示すデータと、異常状態の種類と、介護者
が異常状態に対する介護処置を行った日時とを少なくと
も記憶する記憶手段を異常状態処理部に設けたことを特
徴とし、異常状態の履歴や異常状態に対する介護処置の
内容を残すことができ、これらの履歴に基づいて要介護
者の状態を把握できるという効果がある。
【0033】請求項3の発明は、異常状態処理部は、上
記記憶手段に記憶されたデータに基づいて、要介護者に
発生した異常状態を時系列で表示させる表示制御信号
や、要介護者の入居する部屋毎に発生した異常状態を表
示させる表示制御信号や、異常状態を種類毎に表示させ
る表示制御信号を発生することを特徴とし、異常状態の
履歴や異常状態に対する介護処置の内容を残すことがで
き、これらの情報から各要介護者に対する介護処置の現
状を容易に把握することができるので、介護者の配置な
どのを介護方法の改善に利用できるという効果があり、
例えば特定の介護者に介護作業が集中している場合は介
護者を増員するなどして介護者の負担を減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の要介護者の異常検知システムを示
す概略構成図である。
【図2】同上の異常状態処理部を示すブロック図であ
る。
【図3】同上のページング受信器を示す外観図である。
【図4】同上の動作を示すフローチャートである。
【図5】同上の表示装置の表示画面を説明する説明図で
ある。
【図6】同上の表示装置の別の表示画面を説明する説明
図である。
【図7】同上の表示装置のまた別の表示装置を説明する
説明図である。
【図8】従来の要介護者の異常検知システムを示す概略
構成図である。
【図9】同上の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A 要介護者 B 介護者 1a,1b センサ部 2 異常状態検出部 3 異常状態処理部 4 ページング処理装置 5a〜5c ページング送信装置 6 ページング受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 A61B 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】要介護者の動作を感知するセンサ部と、セ
    ンサ部の出力から要介護者に異常状態が発生したか否か
    を検出する異常状態検出部と、外部からの表示制御信号
    に基づいて要介護者に異常状態が発生したことを表示す
    る異常状態表示部と、介護者が携帯し外部から無線信号
    で送信された報知信号を受信して要介護者に発生した異
    常状態の内容を介護者に報知する携帯端末と、異常状態
    検出部の検出信号に基づいて上記異常状態表示部に要介
    護者の異常状態を表示させる表示制御信号を発生すると
    共に、上記携帯端末に要介護者の異常状態を示す報知信
    号を無線信号で送信させる送信指令信号を発生する異常
    状態処理部と、異常状態処理部の送信指令信号に基づい
    て予め設定された携帯端末に要介護者の異常状態を示す
    報知信号を無線信号で送信する信号送信部とを備え、解
    除操作に応じて異常状態表示部による異常状態の表示を
    解除させる異常表示解除手段を異常状態処理部に設け、
    異常状態処理部は、異常状態検出部の検出信号に基づい
    て、異常状態表示部に要介護者の異常状態を表示させる
    表示制御信号や携帯端末にこの要介護者の異常状態を示
    す報知信号を送信させる送信制御信号を一旦発生する
    と、異常表示解除手段の解除操作によって異常状態表示
    部によるこの要介護者の異常状態の表示が解除されるま
    での間、この要介護者の異常状態を異常状態表示部に表
    示させる表示制御信号の出力を停止すると共に、この要
    介護者の異常状態を示す報知信号を携帯端末に送信させ
    る送信指令信号の出力を停止することを特徴とする要介
    護者の異常検知システム。
  2. 【請求項2】要介護者に発生した異常状態毎に、異常状
    態の発生した日時と、要介護者の入居する部屋を示すデ
    ータと、異常状態の種類と、介護者が異常状態に対する
    介護処置を行った日時とを少なくとも記憶する記憶手段
    を異常状態処理部に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の要介護者の異常検知システム。
  3. 【請求項3】異常状態処理部は、上記記憶手段に記憶さ
    れたデータに基づいて、要介護者に発生した異常状態を
    時系列で表示させる表示制御信号や、要介護者の入居す
    る部屋毎に発生した異常状態を表示させる表示制御信号
    や、異常状態を種類毎に表示させる表示制御信号を発生
    することを特徴とする請求項2記載の要介護者の異常検
    知システム。
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