JPH1011674A - 異常通報システム - Google Patents
異常通報システムInfo
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- JPH1011674A JPH1011674A JP15821596A JP15821596A JPH1011674A JP H1011674 A JPH1011674 A JP H1011674A JP 15821596 A JP15821596 A JP 15821596A JP 15821596 A JP15821596 A JP 15821596A JP H1011674 A JPH1011674 A JP H1011674A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 任意の部屋または場所にて幼児の監視を行
い、異常発生時にその情報を管理者がどこにいても把握
できる異常通報システムを提供する。 【解決手段】 監視者が携帯する携帯端末と、監視対象
の近くに設置され該携帯端末と無線で相互に通信可能な
異常通報装置とで異常通報システムを構成し、前記異常
通報装置が、監視対象の周辺の環境の変化を検出する環
境検出手段と、監視対象の体調の変化を検出する体調検
出手段と、あらかじめ記憶された所定値に基づき環境ま
たは体調に異常があると判断した時に異常通報信号を前
記携帯端末に送信する制御手段とを備え、前記携帯端末
が、表示手段と、音声出力手段と、前記異常通報装置か
ら受信した異常通報通報信号に基づき該表示手段に異常
通報を表示し該音声出力手段より警告音を発生させる制
御手段とを備えるようにした。
い、異常発生時にその情報を管理者がどこにいても把握
できる異常通報システムを提供する。 【解決手段】 監視者が携帯する携帯端末と、監視対象
の近くに設置され該携帯端末と無線で相互に通信可能な
異常通報装置とで異常通報システムを構成し、前記異常
通報装置が、監視対象の周辺の環境の変化を検出する環
境検出手段と、監視対象の体調の変化を検出する体調検
出手段と、あらかじめ記憶された所定値に基づき環境ま
たは体調に異常があると判断した時に異常通報信号を前
記携帯端末に送信する制御手段とを備え、前記携帯端末
が、表示手段と、音声出力手段と、前記異常通報装置か
ら受信した異常通報通報信号に基づき該表示手段に異常
通報を表示し該音声出力手段より警告音を発生させる制
御手段とを備えるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視システム
に関し、特に幼児、赤ん坊等の体温や発汗、その周辺の
環境の気温や音の異常を監視し、事故予防および監視者
の負担の軽減と時間の有効活用を支援するための異常通
報システムに関する。
に関し、特に幼児、赤ん坊等の体温や発汗、その周辺の
環境の気温や音の異常を監視し、事故予防および監視者
の負担の軽減と時間の有効活用を支援するための異常通
報システムに関する。
【０００２】
【従来技術】従来、監視者が離れた場所から監視対象の
監視を行うための種々の技術が開示されている。このよ
うな遠隔監視システムでは、監視対象の近くに監視カメ
ラを設置し、監視者が離れた場所に設置したモニタで監
視対象を監視するのが最も基本的であるが、さらに、例
えば特開平１−１２９５９０号公報では、周囲の音を収
集しその音圧や周波数が異常と判断されると、監視カメ
ラを旋回させて異常音が発生したポイントの画像情報を
監視者が監視するモニタに送信し表示を行わせるように
して監視者に異常を通報するようにしている。また、特
開昭５５−１３２１６５号公報では、監視対象の近くに
設置した集音装置と監視者に近くに設置した拡声装置と
を電話の内線に接続し、監視者が電話の内線を介して監
視対象の周辺の音を聞けるようにしている。
監視を行うための種々の技術が開示されている。このよ
うな遠隔監視システムでは、監視対象の近くに監視カメ
ラを設置し、監視者が離れた場所に設置したモニタで監
視対象を監視するのが最も基本的であるが、さらに、例
えば特開平１−１２９５９０号公報では、周囲の音を収
集しその音圧や周波数が異常と判断されると、監視カメ
ラを旋回させて異常音が発生したポイントの画像情報を
監視者が監視するモニタに送信し表示を行わせるように
して監視者に異常を通報するようにしている。また、特
開昭５５−１３２１６５号公報では、監視対象の近くに
設置した集音装置と監視者に近くに設置した拡声装置と
を電話の内線に接続し、監視者が電話の内線を介して監
視対象の周辺の音を聞けるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、固定された監視カメラまたは集音装置により監視対
象及びその周辺を監視し、また監視者の方もモニタまた
は拡声装置が設置された場所でのみ監視を行うことがで
きる。
は、固定された監視カメラまたは集音装置により監視対
象及びその周辺を監視し、また監視者の方もモニタまた
は拡声装置が設置された場所でのみ監視を行うことがで
きる。
【０００４】従って、監視の対象が固定された装置であ
ったり病人のようにいつも決まった場所にいるのであれ
ば問題はない。しかし、伝い歩きやはいはいを始めた赤
ん坊や幼児（以下これをまとめて「幼児」という）を監
視の対象にしようとすると、監視カメラや集音装置等の
監視装置が固定されているので監視対象が動き回って監
視可能エリアからはみ出してしまうと監視が不可能にな
るため、従来のような各装置が固定されていて情報の送
受信を有線で行うシステムでは限界がある。
ったり病人のようにいつも決まった場所にいるのであれ
ば問題はない。しかし、伝い歩きやはいはいを始めた赤
ん坊や幼児（以下これをまとめて「幼児」という）を監
視の対象にしようとすると、監視カメラや集音装置等の
監視装置が固定されているので監視対象が動き回って監
視可能エリアからはみ出してしまうと監視が不可能にな
るため、従来のような各装置が固定されていて情報の送
受信を有線で行うシステムでは限界がある。
【０００５】また、従来の監視システムでは、監視者の
方もモニタや拡声装置等の異常を通報する装置が設置さ
れている場所でしか監視ができないため、監視を継続し
ようとすればその場所を離れることができず監視者の行
動範囲も限られ、また常に監視者の方で異常の有無を確
認し続けなければならないので、監視者の負担は大き
い。
方もモニタや拡声装置等の異常を通報する装置が設置さ
れている場所でしか監視ができないため、監視を継続し
ようとすればその場所を離れることができず監視者の行
動範囲も限られ、また常に監視者の方で異常の有無を確
認し続けなければならないので、監視者の負担は大き
い。
【０００６】一方、例えば幼児は常に目が離せない存在
であるが、母親が常に側にいて監視するのは大きな負担
であり、また家事等の都合でやむを得ず幼児の側から離
れなければならない場合がある。そのようなときにある
程度離れた場所からでも幼児を監視できれば、少し目を
離した隙に起きる事故等を未然に防止できる可能性が高
い。
であるが、母親が常に側にいて監視するのは大きな負担
であり、また家事等の都合でやむを得ず幼児の側から離
れなければならない場合がある。そのようなときにある
程度離れた場所からでも幼児を監視できれば、少し目を
離した隙に起きる事故等を未然に防止できる可能性が高
い。
【０００７】本発明はかかる問題点にかんがみてなされ
たもので、その目的は、任意の部屋または場所にて幼児
の監視を行い、異常発生時にその情報を管理者がどこに
いても把握できる異常通報システムを提供することにあ
る。
たもので、その目的は、任意の部屋または場所にて幼児
の監視を行い、異常発生時にその情報を管理者がどこに
いても把握できる異常通報システムを提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、監視者が携帯する携帯端末と、監視対
象の近くに設置され該携帯端末と無線で相互に通信可能
な異常通報装置とで異常通報システムを構成し、前記異
常通報装置が、監視対象の周辺の環境の変化を検出する
環境検出手段と、監視対象の体調の変化を検出する体調
検出手段と、あらかじめ記憶された所定値に基づき環境
または体調に異常があると判断した時に異常通報信号を
前記携帯端末に送信する制御手段とを備え、前記携帯端
末が、表示手段と、音声出力手段と、前記異常通報装置
から受信した異常通報通報信号に基づき該表示手段に異
常通報を表示し該音声出力手段より警告音を発生させる
制御手段とを備えるようにした。
に、本発明では、監視者が携帯する携帯端末と、監視対
象の近くに設置され該携帯端末と無線で相互に通信可能
な異常通報装置とで異常通報システムを構成し、前記異
常通報装置が、監視対象の周辺の環境の変化を検出する
環境検出手段と、監視対象の体調の変化を検出する体調
検出手段と、あらかじめ記憶された所定値に基づき環境
または体調に異常があると判断した時に異常通報信号を
前記携帯端末に送信する制御手段とを備え、前記携帯端
末が、表示手段と、音声出力手段と、前記異常通報装置
から受信した異常通報通報信号に基づき該表示手段に異
常通報を表示し該音声出力手段より警告音を発生させる
制御手段とを備えるようにした。
【０００９】これにより、監視者はどのような場所にい
ても監視対象に異常があった場合は直ちに異常を知るこ
とが可能になり、一方、監視対象を監視する場所の制約
もなくなる。また、監視者が常に監視に神経を集中させ
る必要もない。
ても監視対象に異常があった場合は直ちに異常を知るこ
とが可能になり、一方、監視対象を監視する場所の制約
もなくなる。また、監視者が常に監視に神経を集中させ
る必要もない。
【００１０】また、前記環境検出手段として、監視対象
の周辺の音の変化を検出する音検出手段と、監視対象の
周辺の気温を検出する温度検出手段とを備え、前記体調
検出手段として、監視対象の体温を検出する体温検出手
段と、監視対象の発汗量を検出する発汗量検出手段とを
備えれば、特に母親のちょっとした外出中に幼児を監視
し、体調の急激な悪化や事故を未然に防止するのに有用
である。
の周辺の音の変化を検出する音検出手段と、監視対象の
周辺の気温を検出する温度検出手段とを備え、前記体調
検出手段として、監視対象の体温を検出する体温検出手
段と、監視対象の発汗量を検出する発汗量検出手段とを
備えれば、特に母親のちょっとした外出中に幼児を監視
し、体調の急激な悪化や事故を未然に防止するのに有用
である。
【００１１】一方、前記携帯端末が、監視対象の周辺の
音を受信するとき操作するスイッチを備え、前記異常通
報装置が監視対象周辺の音を収集するためのマイクを備
え、前記スイッチが操作されたとき前記マイクで収集し
た音を前記携帯端末に送信し前記音声出力手段から出力
させるようにすれば、必要に応じて監視者が監視対象周
辺の状況を音によりチェックでき速やかな対応が可能に
なる。
音を受信するとき操作するスイッチを備え、前記異常通
報装置が監視対象周辺の音を収集するためのマイクを備
え、前記スイッチが操作されたとき前記マイクで収集し
た音を前記携帯端末に送信し前記音声出力手段から出力
させるようにすれば、必要に応じて監視者が監視対象周
辺の状況を音によりチェックでき速やかな対応が可能に
なる。
【００１２】さらに、前記異常通報装置を、前記音検出
手段と前記温度検出手段とを備えた環境チェッカーと、
前記環境チェッカーと有線で接続され前記体温検出手段
と前記発汗量検出手段とを備えたヘルスチェッカーとで
構成し、前記環境チェッカーを監視対象の周辺に設置
し、前記ヘルスチェッカーを監視対象に接触させて設置
するようにすれば、監視対象の体調の変化をきめ細かく
監視することが可能となる。
手段と前記温度検出手段とを備えた環境チェッカーと、
前記環境チェッカーと有線で接続され前記体温検出手段
と前記発汗量検出手段とを備えたヘルスチェッカーとで
構成し、前記環境チェッカーを監視対象の周辺に設置
し、前記ヘルスチェッカーを監視対象に接触させて設置
するようにすれば、監視対象の体調の変化をきめ細かく
監視することが可能となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【００１４】図１は本発明による異常通報システムの一
実施の形態を示すブロック図である。図１に示すよう
に、異常通報システムは監視者の携帯する携帯端末１
と、幼児を監視するために幼児がいる部屋や場所に設置
される異常通報装置２とから構成されている。
実施の形態を示すブロック図である。図１に示すよう
に、異常通報システムは監視者の携帯する携帯端末１
と、幼児を監視するために幼児がいる部屋や場所に設置
される異常通報装置２とから構成されている。
【００１５】携帯端末１は、携帯端末１の動作全体を制
御する中央処理装置（以下「ＣＰＵ」という）１１と、
異常通報装置２から送信される異常通報信号の受信及び
必要なときに異常通報装置２に対し集音指示信号を送信
するための送受信部１２と、携帯端末１から送信される
集音指示信号に呼応して異常通報装置２から送信される
異常通報装置２の周辺の音を聞くためのスピーカ１３
と、異常と判断された原因や測定値を表示するためのデ
ィスプレイ１４と、異常通報装置２周辺の音を聞きたい
ときに異常通報装置２に集音指示信号を送信するために
押下するボタンスイッチ１５とを有している。携帯端末
１と異常通報装置２とは無線により信号の送受信を行
う。
御する中央処理装置（以下「ＣＰＵ」という）１１と、
異常通報装置２から送信される異常通報信号の受信及び
必要なときに異常通報装置２に対し集音指示信号を送信
するための送受信部１２と、携帯端末１から送信される
集音指示信号に呼応して異常通報装置２から送信される
異常通報装置２の周辺の音を聞くためのスピーカ１３
と、異常と判断された原因や測定値を表示するためのデ
ィスプレイ１４と、異常通報装置２周辺の音を聞きたい
ときに異常通報装置２に集音指示信号を送信するために
押下するボタンスイッチ１５とを有している。携帯端末
１と異常通報装置２とは無線により信号の送受信を行
う。
【００１６】異常通報装置２は、携帯端末１が送信した
集音指示信号の受信および異常通報信号や周辺の音を収
集音信号として送信するための送受信部２１と、幼児の
健康状態をチェックするためのヘルスチェッカー２３
と、幼児の周辺の環境をチェックするための環境チェッ
カー２２とで構成されている。
集音指示信号の受信および異常通報信号や周辺の音を収
集音信号として送信するための送受信部２１と、幼児の
健康状態をチェックするためのヘルスチェッカー２３
と、幼児の周辺の環境をチェックするための環境チェッ
カー２２とで構成されている。
【００１７】環境チェッカー２２は、幼児の周囲の気温
を感知する温度センサ２２１と、周囲の音を感知する音
センサ２２２と、異常通報装置２全体を制御する中央処
理装置（以下「ＣＰＵ」という）２２３と、周囲の音を
拾うマイク２２４と、ＣＰＵ２２３が異常の有無を判断
するための基礎データなどを記憶するメモリ２２５とを
有している。
を感知する温度センサ２２１と、周囲の音を感知する音
センサ２２２と、異常通報装置２全体を制御する中央処
理装置（以下「ＣＰＵ」という）２２３と、周囲の音を
拾うマイク２２４と、ＣＰＵ２２３が異常の有無を判断
するための基礎データなどを記憶するメモリ２２５とを
有している。
【００１８】また、環境チェッカー２２と有線接続され
るヘルスチェッカー２３は、幼児の体温を感知する体温
センサ２３１と、発汗量を感知する発汗センサ２３２と
を有している。発汗センサ２３２は例えば皮膚に２つの
電極を接触させ、皮膚の電気抵抗を測定することにより
発汗量を感知する。
るヘルスチェッカー２３は、幼児の体温を感知する体温
センサ２３１と、発汗量を感知する発汗センサ２３２と
を有している。発汗センサ２３２は例えば皮膚に２つの
電極を接触させ、皮膚の電気抵抗を測定することにより
発汗量を感知する。
【００１９】環境チェッカー２２は監視する幼児のそば
に設置しておき、ヘルスチェッカー２３は幼児の身体に
接触させておく。
に設置しておき、ヘルスチェッカー２３は幼児の身体に
接触させておく。
【００２０】次に本発明による異常通報システムの動作
について説明する。
について説明する。
【００２１】異常通報装置２では、ヘルスチェッカー２
３に設けられた体温センサ２３１で幼児の体温を、発汗
センサ２３２で発汗量を検出し、また環境チェッカー２
２に設けられた音センサ２２２で幼児の周囲で発生する
音の音圧や周波数を、温度センサ２２１で周囲の気温を
検出し、これらのセンサで検出された測定値がＣＰＵ２
２３に送信される。ＣＰＵ２２３は送信された測定値と
あらかじめメモリ２２５に記憶されていた異常の有無を
判断するための基礎データとから、例えば測定値が所定
値を越えたときに異常と判断し、体温、発汗、音、気温
のどの測定値が異常であるかを通報するために異常通報
信号を選択し、送受信部２１を介して異常通報信号を携
帯端末１に無線で送信する。
３に設けられた体温センサ２３１で幼児の体温を、発汗
センサ２３２で発汗量を検出し、また環境チェッカー２
２に設けられた音センサ２２２で幼児の周囲で発生する
音の音圧や周波数を、温度センサ２２１で周囲の気温を
検出し、これらのセンサで検出された測定値がＣＰＵ２
２３に送信される。ＣＰＵ２２３は送信された測定値と
あらかじめメモリ２２５に記憶されていた異常の有無を
判断するための基礎データとから、例えば測定値が所定
値を越えたときに異常と判断し、体温、発汗、音、気温
のどの測定値が異常であるかを通報するために異常通報
信号を選択し、送受信部２１を介して異常通報信号を携
帯端末１に無線で送信する。
【００２２】携帯端末１の送受信部１２を介してＣＰＵ
１１が異常通報装置２から異常通報信号を受信すると、
ＣＰＵ１１は異常通報信号の信号形式からどの測定値が
異常とされたかを識別し、ディスプレイ１４に文字等で
表示すると共に、スピーカ１３によりアラーム音を鳴音
させ、監視者に警告する。
１１が異常通報装置２から異常通報信号を受信すると、
ＣＰＵ１１は異常通報信号の信号形式からどの測定値が
異常とされたかを識別し、ディスプレイ１４に文字等で
表示すると共に、スピーカ１３によりアラーム音を鳴音
させ、監視者に警告する。
【００２３】このアラーム音の警告により、監視者はデ
イスプレイ１４の表示を見て何が異常かを知り速やかに
対処することができる。さらに監視者は必要と判断した
時ボタンスイッチ１５を押下すると、ＣＰＵ１１はそれ
を感知し、集音指示信号を送受信部１２を介して異常通
報装置２に送信する。集音信号を送受信部２１を介して
受信したＣＰＵ２２３は、マイク２２４による集音機能
を起動させ、マイク２２４により周囲の音を収集し、送
受信部２１から収集音信号を携帯端末１に送信する。
イスプレイ１４の表示を見て何が異常かを知り速やかに
対処することができる。さらに監視者は必要と判断した
時ボタンスイッチ１５を押下すると、ＣＰＵ１１はそれ
を感知し、集音指示信号を送受信部１２を介して異常通
報装置２に送信する。集音信号を送受信部２１を介して
受信したＣＰＵ２２３は、マイク２２４による集音機能
を起動させ、マイク２２４により周囲の音を収集し、送
受信部２１から収集音信号を携帯端末１に送信する。
【００２４】集音信号を送受信部１２を介して受信した
携帯端末１のＣＰＵ１１は、スピーカ１３から異常通報
装置２で収集された収集音を外部出力させ、監視者に異
常通報装置２周辺の音を伝える。したがって、監視者は
その場で音による状況確認を行うことができる。
携帯端末１のＣＰＵ１１は、スピーカ１３から異常通報
装置２で収集された収集音を外部出力させ、監視者に異
常通報装置２周辺の音を伝える。したがって、監視者は
その場で音による状況確認を行うことができる。
【００２５】幼児は急激に体調が変化し、それを見逃す
と深刻な事態を招く場合があるが、監視者はヘルスチェ
ッカー２３により急な発熱など幼児の体調の変化を速や
かに把握できる。また、幼児は急な気温の変化より脱水
状態などを起こしやすいが、監視者のやむを得ない外出
時に幼児のいる部屋の中や車の中の気温の変化を速やか
に把握できる。さらに、スピーカ１３により周囲の物音
のみならず幼児の泣き声等をチェックできる。
と深刻な事態を招く場合があるが、監視者はヘルスチェ
ッカー２３により急な発熱など幼児の体調の変化を速や
かに把握できる。また、幼児は急な気温の変化より脱水
状態などを起こしやすいが、監視者のやむを得ない外出
時に幼児のいる部屋の中や車の中の気温の変化を速やか
に把握できる。さらに、スピーカ１３により周囲の物音
のみならず幼児の泣き声等をチェックできる。
【００２６】なお、本発明による異常通報システムは、
幼児の監視のみならず、身体障害者、病人、ペットなど
を監視の対象とすることができる。また、本発明の一つ
の大きな特徴は監視対象を映像により監視するのではな
く、監視対象の周辺の環境の異常と、監視対象の体調の
異常を、種々のセンサを用いて感知し監視者に通報する
ことにあるので、本実施の形態においては、環境チェッ
カーに音センサと温度センサを、ヘルスチェッカーに体
温センサと発汗センサをそれぞれ設けているが、監視す
る対象に応じて、環境の異常を感知する手段として例え
ば湿度、振動、照度、煙、ガスなどを測定または感知す
るセンサ、体調の異常を感知する手段として、心音、心
拍数、血圧を測定するセンサなど、種々のセンサを設け
ることにより、監視対象に適したきめ細かい監視が可能
となる。
幼児の監視のみならず、身体障害者、病人、ペットなど
を監視の対象とすることができる。また、本発明の一つ
の大きな特徴は監視対象を映像により監視するのではな
く、監視対象の周辺の環境の異常と、監視対象の体調の
異常を、種々のセンサを用いて感知し監視者に通報する
ことにあるので、本実施の形態においては、環境チェッ
カーに音センサと温度センサを、ヘルスチェッカーに体
温センサと発汗センサをそれぞれ設けているが、監視す
る対象に応じて、環境の異常を感知する手段として例え
ば湿度、振動、照度、煙、ガスなどを測定または感知す
るセンサ、体調の異常を感知する手段として、心音、心
拍数、血圧を測定するセンサなど、種々のセンサを設け
ることにより、監視対象に適したきめ細かい監視が可能
となる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
監視者のそばに異常通報装置を設置し、あらかじめ記憶
された所定値に基づき監視対象の周辺の音や気温、監視
対象の体温や発汗量に異常があると異常通報装置が判断
した時に異常通報信号を監視者が携帯する携帯端末に送
信し、アラームや表示により監視者に警告するので、以
下のような効果を奏する。 （１）従来の遠隔監視システムのように監視者が常に映
像をモニタで注視する等監視装置に拘束されたり行動範
囲が限定されることがなく、監視者の負担を軽減でき
る。 （２）本発明によるシステムは、監視者が携帯する携帯
端末と、監視対象のそばに設置する異常通報装置で構成
され、どちらも持ち運びが容易でかつ無線により交信可
能なので、設置または携帯する場所の制約がほとんどな
く、どのような場所でも監視可能である。 （３）本発明によるシステムにさらに監視対象の周辺の
音を収集し携帯端末の方で出力できる機能を付加すれ
ば、異常の通報があった際に必要に応じて監視対象周辺
の状況を音によりチェックでき速やかな対応が可能にな
る。
監視者のそばに異常通報装置を設置し、あらかじめ記憶
された所定値に基づき監視対象の周辺の音や気温、監視
対象の体温や発汗量に異常があると異常通報装置が判断
した時に異常通報信号を監視者が携帯する携帯端末に送
信し、アラームや表示により監視者に警告するので、以
下のような効果を奏する。 （１）従来の遠隔監視システムのように監視者が常に映
像をモニタで注視する等監視装置に拘束されたり行動範
囲が限定されることがなく、監視者の負担を軽減でき
る。 （２）本発明によるシステムは、監視者が携帯する携帯
端末と、監視対象のそばに設置する異常通報装置で構成
され、どちらも持ち運びが容易でかつ無線により交信可
能なので、設置または携帯する場所の制約がほとんどな
く、どのような場所でも監視可能である。 （３）本発明によるシステムにさらに監視対象の周辺の
音を収集し携帯端末の方で出力できる機能を付加すれ
ば、異常の通報があった際に必要に応じて監視対象周辺
の状況を音によりチェックでき速やかな対応が可能にな
る。
【図１】本発明による異常通報システムの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
１ 携帯端末 ２ 異常通報装置 １１ ＣＰＵ １２ 送受信部 １３ スピーカ １４ ディスプレイ １５ ボタンスイッチ ２１ 送受信部 ２２ 環境チェッカー ２３ ヘルスチェッカー ２２１ 温度センサ ２２２ 音センサ ２２３ ＣＰＵ ２２４ マイク ２２５ メモリ ２３１ 体温センサ ２３２ 発汗センサ
Claims (4)
- 【請求項１】 監視者が携帯する携帯端末と、監視対象
の近くに設置され該携帯端末と無線で相互に通信可能な
異常通報装置とで構成され、 前記異常通報装置が、監視対象の周辺の環境の変化を検
出する環境検出手段と、監視対象の体調の変化を検出す
る体調検出手段と、あらかじめ記憶された所定値に基づ
き環境または体調に異常があると判断した時に異常通報
信号を前記携帯端末に送信する制御手段とを備え、 前記携帯端末が、表示手段と、音声出力手段と、前記異
常通報装置から受信した異常通報通報信号に基づき該表
示手段に異常通報を表示し該音声出力手段より警告音を
発生させる制御手段とを備えた異常通報システム。 - 【請求項２】 前記環境検出手段として、監視対象の周
辺の音の変化を検出する音検出手段と、監視対象の周辺
の気温を検出する温度検出手段とを備え、 前記体調検出手段として、監視対象の体温を検出する体
温検出手段と、監視対象の発汗量を検出する発汗量検出
手段とを備えた、請求項１に記載の異常通報システム。 - 【請求項３】 前記携帯端末が、監視対象の周辺の音を
受信するとき操作するスイッチを備え、前記異常通報装
置が監視対象周辺の音を収集するためのマイクを備え、
前記スイッチが操作されたとき前記マイクで収集した音
を前記携帯端末に送信し前記音声出力手段から出力させ
るようにした請求項１に記載の異常通報システム。 - 【請求項４】 前記異常通報装置を、前記音検出手段と
前記温度検出手段とを備えた環境チェッカーと、前記環
境チェッカーと有線で接続され前記体温検出手段と前記
発汗量検出手段とを備えたヘルスチェッカーとで構成
し、前記環境チェッカーを監視対象の周辺に設置し、前
記ヘルスチェッカーを監視対象に接触させて設置した、
請求項２に記載の異常通報システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15821596A JPH1011674A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 異常通報システム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP15821596A JPH1011674A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 異常通報システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH1011674A true JPH1011674A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15666803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15821596A Pending JPH1011674A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 異常通報システム |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH1011674A (ja) |
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