JP2006145485A - 被介護者位置検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 被介護者が必要とする要介護状態に対応したきめ細かな行動が管理され、被介護者に異常事態が発生したときに迅速に対応処置が可能な被介護者位置検知システムを提供する。
【解決手段】 各被介護者及び介護者が装着し、装着者を特定するIDコードを保持する無線タグ2、各介護者が携帯する簡易電話機4、介護施設の各室に配置され、無線タグ2のデータを読み取る無線受信器3、監視制御部1を備え、監視制御部1のメモリ6に各被介護者の個人情報と室内の最長滞在可能時間をデータベースとして格納し、監視制御部1は、無線受信器3の読み取りデータから被介護者の室内滞在時間がデータベースに定めた滞在予測時間に達すると、その室の近くの介護者に簡易電話機器4を通して当該被介護者の現在位置及びその状態を知らせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被介護者位置検知システムに係り、特に、複数の被介護者のそれぞれに被介護者特有のIDコードを記憶した無線タグを装着し、介護施設の各室に無線タグから送信したデータを読み取る受信機を設置し、いずれかの受信機で読み取ったデータ中のIDコードに基づきそれぞれの被介護者の現在位置を検知するようにした被介護者位置検知システムに関する。
近年、高齢者層の割合が多くなるのに伴って、介護を必要とする高齢者を受け入れる介護者福祉施設や介護者保健施設等の介護施設が次々に開設されるようになり、このような介護施設の中には、被介護者を単に受け入れるだけでなく、受け入れた被介護者の自立支援を目的とした介護を行い、被介護者の自主性を尊重するようにした介護施設が増えつつある。
ところで、これらの介護施設において、被介護者の自立支援を目的とした介護を行う場合は、それぞれの被介護者の行動をできるだけ抑制しないことが基本であって、介護施設側では、受け入れているそれぞれの被介護者の行動状態を常時監視し、かつ、その現在位置を把握する必要があるため、複数の被介護者の介護に当たる介護者一人当たりの負担量が大きくなる。しかしながら、介護施設の急激な増加に伴って、介護施設で働く介護者、特に、ケアマネージャーや介護福祉士といった介護有資格者の数が絶対的な不足状態にあるため、それぞれの介護施設においては、受け入れている被介護者数に対して介護者の数が必要最小限に留まった状態で運営されているのが実情である。
介護施設におけるこのような厳しい介護者の介護状況を支援するために、最近になって、介護施設に設置され、中央において、それぞれの被介護者の行動を監視し、その現在位置等を把握することができる被介護者位置検知システムが提案されている。このような被介護者位置検知システムの中には、特開2000−235660号公報に開示されているように、被介護者全員に被介護者に特有のIDコードを記憶させた無線タグをそれぞれ装着し、介護施設の各室にそれらの無線タグから送信されたデータを受信データとして読み取る受信器を配置し、いずれかの受信器で読み取った受信データに基づいて無線タグを装着した被介護者の位置や被介護者が指定室、例えばトイレ等に滞在する時間を知ることができる被介護者位置確認システムが知られている。
ここで、図5は、前記特開2000−235660号公報に開示されている被介護者位置確認システムの要部構成を示すブロック図であって、被介護者位置確認システムが設置される介護施設が例えば病院であって、被介護者が入院患者である例を示すものである。
図5に示されるように、この被介護者位置確認システムは、病院(介護施設)内の集中管理室、例えばナースステーションに配置された中央情報コントローラ50と、それぞれの入院患者(被介護者)が装着し、入院患者毎に特有のIDコードが記憶されている無線タグ51と、入院患者が移動可能な病院内の各室にそれぞれ設置され、無線タグ51から送信されるIDコードを読み取る受信器52(1)、52(2)、52(3)、...、52(n)と、対応する受信器52(1)、52(2)、52(3)、...、52(n)から得られた患者情報を無線タグ51に書き込む登録機53とを備えている。
この場合、中央情報コントローラ50は、全体を統括制御する制御部(CPU)54と、それぞれの受信器52(1)、52(2)、52(3)、...、52(n)から得られたそれぞれの患者情報を表示する表示部55と、外部機器との接続部となる入出力インターフェイス56と、それぞれの受信器52(1)、52(2)、52(3)、...、52(n)から得られた患者情報を記憶する記憶部57と、入院患者が病院内の各室に滞在する時間を測定するタイマ58と、入院患者の指定室内の滞在時間が予定時間より長い場合に警告を発生する警告手段59と、制御部54の動作プログラムを記憶するROM60と、必要な情報を一次記憶するRAM61と、現時刻を計測する内部時計62とを備えている。
前記構成による被介護者位置確認システムは、概要、次のように動作する。
いま、いずれか一人の入院患者が病院内の一つの指定室、例えばトイレに入ると、トイレに設置された受信器、例えば52(1)がその入院患者の無線タグ51から送信されたIDコードを読み取り、読み取ったIDコードを受信器52(1)から中央情報コントローラ50に伝送する。このとき、中央情報コントローラ50は、供給されたIDコードとその供給時間と受信器52(1)のコードを記憶部57に記憶し、それと同時に、この入院患者の氏名及び受信器52(1)の設置箇所を表示部55に表示する。続いて、その入院患者がトイレに入ってからその中の滞在時間を、同じIDコードを読み取ることによってタイマ58が測定する。
このとき、そのタイマ58が測定した滞在時間が予め記憶部57に記憶されているその入院患者に指定された滞在予測時間に達しない間は、表示部55に警告メッセージが表示されたり、警告手段59から警報音が出力されたりすることがないが、前記測定した滞在時間が当該滞在予測時間に達するか超えた場合、直ちに表示部55に警告メッセージを表示させたり、警告手段59から音声またはブザー等の警告音を発生させたりして、中央情報コントローラ50の設置箇所に待機している看護人(介護者)に、当該入院患者に何等かの緊急事態が発生したことを知らせるる。この知らせを受けると、中央情報コントローラ50の設置箇所に待機している看護人(介護者)は、表示部55の表示内容から当該トイレの場所を確認し、そのトイレに急行してトイレ内にいる入院患者を助けたり、サポートしたりすることができるものである。
この場合、受信器は、それぞれの入院患者に割り振られた病室にも設置されており、自室の入院患者のIDコードの読み取りを行っているが、当該病室に割り振られた入院患者のIDコードを読み取って中央情報コントローラ50に送信しても、中央情報コントローラ50がその入院患者のIDコードを用いて自室の滞在時間の測定を行わないので、中央情報コントローラ50は、その入院患者が自室への滞在時間がかなり長くなっても、表示部55に警告メッセージを表示したり、警告手段59から音声またはブザー等の警告音を発生させることがない。
特開2000−235660号公報
前記特開2000−235660号公報に開示された被介護者位置確認システムは、介護施設内におけるそれぞれの入院患者(被介護者)の移動状態を中央情報コントローラ50において集中監視し、いずれかの入院患者(被介護者)がいずれかの指定室に入ってからの滞在時間が予め定めている滞在予測時間に達するか超えたとき、その入院患者(被介護者)に何等かの異常事態が生じたものと判断し、中央情報コントローラ50は、その入院患者(被介護者)に異常事態が生じたこと及びその入院患者(被介護者)のいる当該指定室を即座に中央情報コントローラ50の設置箇所に待機している看護人(介護者)に知らせることができ、それにより知らせを受けた看護人(介護者)が当該入院患者(被介護者)に対して適切な処処置を施すことができるものである。
しかしながら、前記特開2000−235660号公報に開示された被介護者位置確認システムは、それぞれの入院患者(被介護者)が置かれている要介護状態、すなわちその入院患者(被介護者)の要介護度に対応して、個別にその行動予測範囲や行動予測時間(滞在予測時間)を定めているものでなく、それぞれの入院患者(被介護者)に対して一律にそれらを定めているものであるため、それぞれの入院患者(被介護者)毎にきめ細かな所在管理を行うことが難しいものであり、したも、いずれかの被介護者に何等かの異常事態が生じた際に、異常事態の発生を示す情報が中央情報コントローラ50だけに通知されるものであるため、中央情報コントローラ50の設置箇所に待機している看護人(介護者)がその情報を受けたとき、異常事態が発生した現場の遠近に係りなく、看護人(介護者)自身が異常事態が発生した現場に駆け付けたり、その異常事態が発生した現場に近い箇所にいる他の看護人(介護者)を探し出した後、探し出した看護人(介護者)に対して異常事態が発生した現場に急行することを改めて連絡したりする必要がある等、異常事態の発生が中央情報コントローラ50に通知されてからその異常事態の発生現場に看護人(介護者)が到達するまでにかなりの時間が掛かることも考えられ、当該入院患者(被介護者)に対して必ずしも迅速な対応処置が実施できない場合もある。
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、それぞれの被介護者が必要とする要介護状態に対応したきめ細かな行動が管理され、かつ、被介護者に異常事態が発生したときに迅速に対応処置することが可能な被介護者位置検知システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による被介護者位置検知システムは、それぞれ複数の被介護者及び介護者が個別に装着し、それらの装着者を特定するIDコードを記憶した無線タグと、複数の介護者がそれぞれ携帯している簡易電話機器と、介護施設のそれぞれの室内に配置され、無線タグからの送信データを受信データとして読み取る複数の無線受信器と、少なくとも制御部、メモリ、表示部、計時部、報知部及び外部機器接続部とを有する監視制御部とを備え、監視制御部は、メモリに複数の被介護者別に当該被介護者の個人情報と指定室内の最長滞在可能時間情報とがデータベースとして格納され、制御部が外部機器接続部を介して複数の無線受信器及び複数の簡易電話機器に選択接続されるとともにメモリに選択接続され、いずれかの無線受信器で読み取った受信データからいずれかの被介護者の指定室内の滞在時間が、データベースに格納された滞在予測時間に達したと判断すると、当該指定室の近くにいる介護者に簡易電話機器を通して当該被介護者の現在位置及びその状態を知らせる手段を備える。
この場合、前記手段における監視制御部は、いずれかの被介護者の指定室内の滞在時間が、データベースに格納された滞在予測時間に達したと判断すると、当該指定室の近くにいる介護者と当該被介護者の担当介護者の双方に携帯電話機器を通して被介護者の現在位置及びその状態を知らせるようにすることが好適である。
本発明によれば、監視制御部において、いずれかの無線受信器で読み取った受信データに基づきいずれかの被介護者の指定室内の滞在時間がデータベースに格納され、当該被介護者に定めた滞在可能時間に達したと判断すると、当該指定室の近くにいる介護者に簡易電話機器を通して当該被介護者の現在位置及びその状態を知らせるようにしているので、それぞれの被介護者にとって、介護施設内を自己の要介護度に対応した自由で安全な移動が可能になるとともに、その移動中にいずれかの被介護者に異常事態が発生した際に、監視制御部から異常事態が発生した被介護者の最も近くにいる介護者、場合によってはその被介護者の担当介護者にも直ちに通知され、極めて短い時間内に介護者のサポートを受けることが可能になるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明による被介護者位置検知システムの一つの実施の形態であって、その要部構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、この被介護者位置検知システムは、監視制御部1と、それぞれの被介護者及びそれぞれの介護者が装着し、被介護者毎かつ介護者毎にそれぞれ異なるIDコードが割り当てられている無線タグ(タグ)2(1)、2(2)、2(3)、2(4)、...、2(n)と、介護施設において利用されている各室にそれぞれ設置され、無線タグ2(1)、2(2)、2(3)、2(4)、...、2(n)から送信されるIDコードを読み取る無線受信器(REC)3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)と、それぞれの介護者が保持するPHS携帯電話機(PHS)4(1)、4(2)、...、4(k)とを備えている。また、監視制御部1は、制御部(CPU)5と、メモリ6と、表示部7と、インターフェイス8と、通信部9と、計時部10と、報知部11とを備えている。そして、監視制御部1において、制御部5は、メモリ6と表示部7とインターフェイス8と通信部9と計時部10と報知部11にそれぞれ接続され、また、それぞれの無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)は、伝送線(記号なし)を通してインターフェイス8に接続されている。
この場合、それぞれの無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)は、無線タグ2(1)、2(2)、2(3)、2(4)、...、2(n)を装着した被介護者または介護者のいずれかが当該無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)が設置されている室内に入ったり、当該無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)に近接したりすると、対応する無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)から送信されたIDコードを読み取るように動作する。また、それぞれのPHS携帯電話機4(1)、4(2)、...、4(k)は、監視制御部1の通信部9から呼び出しがあった場合、通信部9との間で通話できるものである。
また、監視制御部1において、制御部5は、監視制御部1を統括制御するように動作するものであり、メモリ6は、それぞれの被介護者別に、当該被介護者についての要介護度を含む個人情報と、当該被介護者毎に指定した指定室内の滞在予測時間とがデータベースとして格納されているものであり、表示部7は、それぞれの無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)から得られたIDコードに基づくそれぞれの被介護者及びそれぞれの介護者の現在位置や後述する報知部11で形成された報知事項等を表示するものである。また、インターフェイス8は、それぞれの無線受信器3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m)と制御部5とのインターフェイスが行われるものであり、通信部9は、報知部11で報知事項が形成されたとき、その報知事項に関連するPHS携帯電話機4(1)、4(2)、...、4(k)と選択的に通話が行われるものである。さらに、計時部10は、いずれかの被介護者が指定室内に入ったとき、その室内の滞在時間を測定するものであり、報知部11は、いずれかの被介護者が指定室に入り、その滞在時間がメモリ6に格納されている当該被介護者に定められた滞在予測時間に達するか超えた場合に、当該被介護者の現在位置やその状態等の報知事項を形成するものである。
次に、図2は、介護施設において、利用される室のそれぞれ無線受信器3が設置されている状態の一例を示す状態説明図であって、設置された無線受信器を星印によって示しているものである。
図2に示されるように、無線受信器3は、介護施設において利用されている各室、例えば、被介護者寝室21、22、23、24、洗面所25、浴室26、食堂27、トイレ28、29、30、31等にそれぞれ設置されており、それに図2に図示されていないが、介護者待機室等には監視制御部1が配置されている。また、被介護者寝室21、22、23、24には、特に、ベッド部分と共用部分の双方に無線受信器3が設置されている。この場合、無線受信器3が設置されているいずれかの室に、いずれかの被介護者またはいずれかの介護者が入室した場合、その室の無線受信器3が被介護者または介護者が装着している無線タグ2から送信されるIDコードを含む送信データを読み取り、読み取ったIDコードが監視制御部1に伝送され、監視制御部1においては、伝送されたIDコードとそれを受信した無線受信器3からどの被介護者または介護者がどの室内にいるかを即座に判定することができるものである。
次いで、図3は、監視制御部1のメモリ6に格納されている情報データベースの内容の一例を示す説明図である。
図3に示されるように、この情報データベースは、それぞれの被介護者別に各種のデータが格納されているもので、格納されているデータの内容は、各被介護者が装着している無線タグ2のIDタグ番号と、各被介護者の氏名と、各被介護者の年齢と、各被介護者の要介護度数と、各被介護者に予め設定されているそれぞれの室内の最長滞在予測時間とであって、それぞれの室内の最長滞在予測時間は各被介護者の要介護度数に応じて設定されており、特に、各被介護者の寝室の最長滞在予測時間は時間無制限(格納内容が9999で示されている)に設定されている。なお、図3には図示されていないが、情報データベースにはそれぞれの被介護者を担当する担当介護者がIDコードによって格納されている。
続いて、図4は、この実施の形態による被介護者位置検知システムが動作する際のその経緯の一例を示すフローチャートである。
このフローチャートを用いて、この実施の形態による被介護者位置検知システムの動作について説明する。
始めに、ステップS1において、いま、無線タグ2(2)が装着され、IDタグ番号として1001に割り振られている要介護者(K1)が1つのトイレ(WC−1)に入ったとすると、そのトイレ(WC−1)に設置されている無線受信機3(2)は、無線タグ2(2)から送信されたIDコードを含む送信データを読み取り、読み取ったIDコードを監視制御部1に伝送し、制御部5がそのIDコードを受信する。
次に、ステップS2において、制御部5は、無線受信機3(2)から伝送されたIDコードを受信した時点で、計時部10の計時動作を開始させ、トイレ(WC−1)における要介護者(K1)の滞在時間(T1)のカウントを開始する。
次いで、ステップS3において、制御部5は、受信したIDコードに基づいてメモリ6に格納されている情報データベースから当該要介護者(K1)のトイレ(WC−1)に設定されている最長滞在予測時間300秒(T2)を取得する。
続く、ステップS4において、制御部5は、計時部10でカウントした滞在時間(T1)と情報データベースから取得した最長滞在予測時間300秒(T2)とを比較し、それらの間で、T1>T2となったか否かを判断する。そして、既にT1>T2となっていると判断した(Y)場合は、次のステップS6に移行し、一方、未だT1>T2となっていないと判断した(N)場合は、他のステップS5に移行する。
続いて、ステップS5において、制御部5は、要介護者(K1)から送信されたIDコードが無線受信機3(2)以外のいずれかの無線受信機で読み取られ、読み取られたIDコードを受信したか否かを判断する。そして、無線受信機3(2)以外のいずれかの無線受信機からの当該IDコードを受信したと判断した(Y)ときには、要介護者(K1)が既にトイレ(WC−1)から出ていることが明らかであるので、前のステップS2に戻り、再びステップS2以降の動作が繰り返し実行され、一方、無線受信機3(2)以外のいずれかの無線受信機からの当該IDコードを受信していないと判断した(N)ときには、要介護者(K1)が未だトイレ(WC−1)から出ていないので、直前のステップS4に戻り、再びステップS4以降の動作が繰り返し実行される。
次に、ステップS6において、制御部5は、要介護者(K1)のトイレ(WC−1)内いる時間が最長滞在予測時間を超えたので、要介護者(K1)に何等かの異常事態が発生したものと判断し、介護者が装着している無線タグから送信されるIDコードに基づいて各介護者の現在位置と要介護者Aがいるトイレ(WC−1)との間隔を距離データから求め、要介護者Aがいるトイレ(WC−1)の一番近くにいる介護者を検索し、検索した介護者を特定する。
次いで、ステップS7において、制御部5は、要介護者Aがいるトイレ(WC−1)の一番近くにいると特定した介護者及びメモリ6に格納されている情報データベースから当該要介護者(K1)の担当介護者に対して、それらの介護者が保持するPHS携帯電話機4との通話路を形成し、当該PHS携帯電話機4を通して要介護者(K1)の状態を表わす緊急情報(アラームを含む)と要介護者(K1)がいるトイレ(WC−1)の位置情報をそれぞれ発信する。この場合、トイレ(WC−1)の近くにいる介護者だけでなく、要介護者(K1)の状態を熟知しているの担当介護者にも要介護者(K1)の状態を知らせることにより、もし、要介護者(K1)に何等かの異常事態が発生しているような場合に、当該要介護者(K1)に迅速な対応処理を行いことが可能になる。
この後、ステップS7の処理が行われると、再び、ステップS1に戻り、ステップS1以降の動作が繰り返し実行される。
前記の説明では、要介護者(K1)がトイレ(WC−1)に入ったときの動作経緯を述べたものであるが、要介護者(K1)が洗面所25、浴室26、食堂27に入ったときも最長滞在予測時間が異なるだけで同じ処理が行われ、また、他の要介護者(K2)がそれらの室のいずれかの入ったときも、やはり最長滞在予測時間が異なるだけで同じ処理が行われる。
本発明による被介護者位置検知システムの一つの実施の形態であって、その要部構成を示すブロック図である。 介護施設において、利用される室のそれぞれ無線受信器が設置されている状態の一例を示す状態説明図である。 監視制御部のメモリに格納されている情報データベースの内容の一例を示す説明図である。 実施の形態による被介護者位置検知システムが動作する際のその経緯の一例を示すフローチャートである。 特開2000−235660号公報に開示されている被介護者位置確認システムの要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 監視制御部
2(1)、2(2)、2(3)、2(4)、...、2(n) 無線タグ(タグ)
3(1)、3(2)、3(3)、...、3(m) 無線受信器(REC)
4(1)、4(2)、...、4(k) PHS携帯電話機(PHS)
5 制御部(CPU)
6 メモリ
7 表示部
8 インターフェイス
9 通信部
10 計時部
11 報知部

Claims (3)

  1. それぞれ複数の被介護者及び介護者が個別に装着し、それらの装着者を特定するIDコードを記憶した無線タグと、複数の介護者がそれぞれ携帯している簡易電話機器と、介護施設のそれぞれの室内に配置され、無線タグからの送信データを受信データとして読み取る複数の無線受信器と、少なくとも制御部、メモリ、表示部、計時部、報知部及び外部機器接続部とを有する監視制御部とを備え、前記監視制御部は、前記メモリに前記複数の被介護者別に当該被介護者の個人情報と指定室内の最長滞在可能時間情報とがデータベースとして格納され、前記制御部が前記外部機器接続部を介して前記複数の無線受信器及び前記複数の簡易電話機器に選択接続されるとともに前記メモリに選択接続され、いずれかの無線受信器で読み取った受信データからいずれかの被介護者の指定室内の滞在時間が、前記データベースに格納された滞在予測時間に達したと判断すると、当該指定室の近くにいる介護者に簡易電話機器を通して当該被介護者の現在位置及びその状態を知らせることを特徴とする被介護者位置検知システム。
  2. 前記監視制御部は、いずれかの被介護者の指定室内の滞在時間が、前記データベースに格納された滞在予測時間に達したと判断すると、当該指定室の近くにいる介護者と当該被介護者の担当介護者の双方に簡易電話機器を通して前記被介護者の現在位置及びその状態を知らせることを特徴とする請求項1に記載の被介護者位置検知システム。
  3. 前記データベースとしてメモリに格納される情報内容は、被介護者の氏名年齢及び要介護度数からなる個人情報と、被介護者の要介護度数に応じて定められた指定室内の滞在予測時間であることを特徴とする請求項1に記載の被介護者位置検知システム。
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