JP2021051575A - 介護支援システム及び介護情報管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護者の位置及び作業内容を特定しうる介護支援システム及び介護情報管理装置を提供する。【解決手段】介護支援システム1は、アシスト装置10と、加速度センサ38と、回転検出器36と、位置センサ59とを備える。介護支援システム1は、加速度センサ38及び回転検出器36によって検出される物理量に基づいて、介護者の姿勢を特定する姿勢特定処理50bと、特定される介護者の姿勢に基づいて、介護作業を特定する作業特定処理62aと、位置センサ59によって検出される介護者の位置に基づいて、介護場所を特定する場所特定処理62bと、介護作業情報及び介護場所情報を記録するデータベース63aと、を備える。【選択図】 図7
Description
本発明は、介護支援システム及び介護情報管理装置に関する。
特許文献1には、各被介護者及び介護者が装着し、装着者を特定するIDコードを保持する無線タグ2、各介護者が携帯する簡易電話機4、介護施設の各室に配置され、無線タグ2のデータを読み取る無線受信器3、及び監視制御部1を備える被介護者位置検知システムが開示されている。特許文献1に開示されているシステムでは、監視制御部1のメモリ6に各被介護者の個人情報と室内の最長滞在可能時間をデータベースとして格納し、監視制御部1は、無線受信器3の読み取りデータから被介護者の室内滞在時間がデータベースに定めた滞在予測時間に達すると、その室の近くの介護者に簡易電話機器4を通して当該被介護者の現在位置及びその状態を知らせる。
特許文献1に開示されているシステムでは、被介護者の位置及び室内での滞在時間を特定することができる。その一方で、よりきめ細かく被介護者の状態を管理したり、各介護者の業務を管理したりすることが望まれている。このような介護業務の管理において、各介護者の位置及び作業内容を特定することが重要である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、介護者の位置及び作業内容を特定しうる介護支援システム及び介護情報管理装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための介護支援システムは、介護者による被介護者の介護業務を支援する介護支援システムであって、前記介護支援システムは、介護者に装着され、前記介護者の身体に介護作業を補助するための力を付与するアシスト装置を備え、前記アシスト装置は、前記介護者の姿勢に関する物理量を検出する姿勢センサと、前記介護者の位置を検出する位置センサと、を含み、前記介護支援システムは、前記姿勢センサによって検出される前記物理量に基づいて、前記介護者の姿勢を特定する姿勢特定部と、前記姿勢特定部によって特定される前記介護者の姿勢に基づいて、前記介護者が行っていた前記介護作業を特定する作業特定部と、前記位置センサによって検出される前記介護者の位置に基づいて、前記介護者が前記介護作業を行っていた介護場所を特定する場所特定部と、前記作業特定部によって特定される前記介護作業を示す介護作業情報、及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所を示す介護場所情報を記録するデータベースと、を備える。
上記構成の介護支援システムによれば、アシスト装置に設けられる姿勢センサによる検出結果に基づいて介護者の介護作業を特定することができ、位置センサによる検出結果に基づいて介護者の位置(介護場所)を特定することができる。
(2)上記介護支援システムにおいて、前記データベースは、前記介護者が前記介護作業を行っていた時刻を示す介護時刻情報をさらに記録してもよい。これにより、介護作業及び介護場所に加え、介護時刻を管理することができる。
(3)上記介護支援システムは、前記データベースに記録される前記介護作業情報、前記介護場所情報、及び前記介護時刻情報を表示する表示端末をさらに備えてもよい。これにより、介護者及び管理者等が、表示端末で介護作業情報、介護場所情報、及び介護時刻情報を閲覧することができる。
(4)上記介護支援システムにおいて、前記表示端末は、マップにおける前記介護場所に対応付けて、前記介護作業情報及び前記介護時刻情報を表示してもよい。これにより、マップ形式により介護作業情報、介護場所情報、及び介護時刻情報が表示されるため、閲覧者が介護作業、介護場所、及び介護時刻を容易に把握することができる。
(5)上記介護支援システムにおいて、前記表示端末は、前記マップにおいて前記介護者の移動経路を表示してもよい。これにより、介護者がどのような経路を辿って介護作業を行ったかを視覚的に把握することができる。
(6)上記介護支援システムは、前記作業特定部によって特定される前記介護作業及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所に基づいて、前記介護作業の対象である被介護者を特定する被介護者特定部をさらに備え、前記データベースは、前記被介護者特定部によって特定される前記被介護者を示す被介護者情報をさらに記録し、前記表示端末は、前記被介護者情報に対応付けて、前記被介護者に対して行われた前記介護作業を示す前記介護作業情報、及び前記介護作業が行われた前記介護時刻を示す前記介護時刻情報を表示してもよい。これにより、閲覧者が、被介護者に対して行われた介護作業、及び当該介護作業が行われた介護時刻を容易に把握することができる。
(7)上記目的を達成するための介護情報管理装置は、介護者の身体に介護作業を補助するための力を付与するアシスト装置を装着した介護者による前記介護作業に関する情報を管理するための介護情報管理装置であって、前記アシスト装置に設けられる姿勢センサによる検出結果に基づき特定される前記介護者の姿勢に基づいて、前記介護者が行っていた前記介護作業を特定する作業特定部と、前記アシスト装置に設けられる位置センサによって検出される前記介護者の位置に基づいて、前記介護者が前記介護作業を行っていた介護場所を特定する場所特定部と、前記作業特定部によって特定される前記介護作業を示す介護作業情報、及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所を示す介護場所情報を記録するデータベースと、を備える。
上記構成の介護情報管理装置によれば、アシスト装置に設けられる姿勢センサによる検出結果に基づいて介護者の介護作業を特定することができ、位置センサによる検出結果に基づいて介護者の位置(介護場所)を特定することができる。
本発明によれば、介護者の位置及び作業内容を特定することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
〔システムの全体構成について〕
図1は、実施形態に係るアシストシステムの全体構成を示す図である。
図1中、アシストシステム1は、利用者Rの身体に取り付けられその利用者Rの作業を補助するアシスト装置10を含み、この利用者Rによる被介護者の介護業務を支援する介護支援システムの一例である。
本実施形態のアシストシステム1は、例えば、介護施設に設けられる。アシスト装置10を利用する利用者Rは、例えば介護士である。アシストシステム1は、アシスト装置10を用いて介護業務を行う利用者Rの介護作業及び介護場所を管理する。
〔システムの全体構成について〕
図1は、実施形態に係るアシストシステムの全体構成を示す図である。
図1中、アシストシステム1は、利用者Rの身体に取り付けられその利用者Rの作業を補助するアシスト装置10を含み、この利用者Rによる被介護者の介護業務を支援する介護支援システムの一例である。
本実施形態のアシストシステム1は、例えば、介護施設に設けられる。アシスト装置10を利用する利用者Rは、例えば介護士である。アシストシステム1は、アシスト装置10を用いて介護業務を行う利用者Rの介護作業及び介護場所を管理する。
アシストシステム1は、複数のアシスト装置10と、複数のアシスト装置10を利用する複数の利用者Rが所持する複数の利用者端末2と、複数の利用者Rを管理する管理者等が所持する管理者端末3と、介護情報管理装置4とを備える。
利用者端末2、管理者端末3、及び介護情報管理装置4は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークNによって、相互に通信可能に接続されている。
利用者端末2、管理者端末3、及び介護情報管理装置4は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークNによって、相互に通信可能に接続されている。
複数の利用者端末2及び管理者端末3は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末である。
利用者端末2と、アシスト装置10とは、例えば、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信によって通信可能に接続されている。複数の利用者端末2と、複数のアシスト装置10とは、互いに一対一で対応付けられる。
アシスト装置10は、上述のように利用者Rの作業を補助するための装置である。また、アシスト装置10は、利用者Rの動作及び姿勢を検出するセンサを備えており、その検出結果としての姿勢情報を利用者端末2へ送信する。
利用者端末2と、アシスト装置10とは、例えば、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信によって通信可能に接続されている。複数の利用者端末2と、複数のアシスト装置10とは、互いに一対一で対応付けられる。
アシスト装置10は、上述のように利用者Rの作業を補助するための装置である。また、アシスト装置10は、利用者Rの動作及び姿勢を検出するセンサを備えており、その検出結果としての姿勢情報を利用者端末2へ送信する。
利用者端末2は、利用者Rによる操作入力を受け付け、その操作入力に基づいてアシスト装置10への制御命令を生成しアシスト装置10へ送信する機能を有する。利用者端末2は、アシスト装置10から与えられる姿勢情報を介護情報管理装置4へ送信する機能を有する。さらに利用者端末2は、内蔵する位置センサによって利用者Rの位置を検出し、得られた位置情報を介護情報管理装置4へ送信する機能を有する。
介護情報管理装置4は、利用者端末2から姿勢情報を受信し、受信された姿勢情報に基づいて利用者Rの介護作業を特定する機能を有する。介護情報管理装置4は、利用者端末2から位置情報を受信し、受信された位置情報に基づいて利用者Rの介護場所を特定する機能を有する。さらに介護情報管理装置4は、特定された介護作業及び介護場所に基づいて、介護作業の対象である被介護者を特定する機能を有する。介護情報管理装置4は、得られた介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を利用者R毎に蓄積する。介護情報管理装置4は、自発的に、又は端末2,3の要求に応じて、蓄積する介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を端末2,3へ送信する。
端末2,3は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者R又は管理者へ向けて表示する機能を有する。
端末2,3は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者R又は管理者へ向けて表示する機能を有する。
〔アシスト装置10の構成について〕
図2は、アシスト装置の一例を示す背面図である。図3は、利用者の身体に取り付けられたアシスト装置の背面図である。図4は、利用者の身体に取り付けられたアシスト装置の側面図である。図5は、アシスト装置が装着された利用者が前傾姿勢(前屈姿勢)となった状態を示す説明図である。図2に示すアシスト装置10は、利用者(人)の身体の一部である左右の肩部BSに装着される一つの第一装着具11と、その利用者の身体の他部である左右の脚部BLに装着される二つの第二装着具12とを備える。第一装着具11は、利用者の肩部BS及び胸部BBの少なくとも一方に装着されればよく、また、図示する形態以外であってもよい。本開示では、第二装着具12は、脚部BLの内の膝部BNに装着される。第二装着具12も、図示する形態以外であってもよい。
図2は、アシスト装置の一例を示す背面図である。図3は、利用者の身体に取り付けられたアシスト装置の背面図である。図4は、利用者の身体に取り付けられたアシスト装置の側面図である。図5は、アシスト装置が装着された利用者が前傾姿勢(前屈姿勢)となった状態を示す説明図である。図2に示すアシスト装置10は、利用者(人)の身体の一部である左右の肩部BSに装着される一つの第一装着具11と、その利用者の身体の他部である左右の脚部BLに装着される二つの第二装着具12とを備える。第一装着具11は、利用者の肩部BS及び胸部BBの少なくとも一方に装着されればよく、また、図示する形態以外であってもよい。本開示では、第二装着具12は、脚部BLの内の膝部BNに装着される。第二装着具12も、図示する形態以外であってもよい。
本開示のアシスト装置10において、左右は、アシスト装置10を装着した直立姿勢にある利用者にとっての左右であり、前後は、その利用者にとっての前後であり、上下はその利用者にとっての上下である。上が利用者の頭側であり、下が利用者の足側である。
アシスト装置10は、第一装着具11、及び左右の第二装着具12の他に、ベルト体13、アクチュエータ14、制御装置15、バッテリ37、加速度センサ38、及び通信装置41を備える。
第一装着具11は、利用者の肩部BSに装着される。一方の第二装着具12は、利用者の左の膝部BNに装着される。他方の第二装着具12は、利用者の右の膝部BNに装着される。左側の第二装着具12と右側の第二装着具12とは左右対称であるが、構成は同じである。第一装着具11と二つの第二装着具12とは、利用者の関節である腰部BWを挟んで離れる二箇所、つまり肩部BS及び脚部BLに装着される。
第一装着具11は、柔軟性を有する布地等によって構成されている。第一装着具11は、利用者の背中に装着される背本体部21と、背本体部21と繋がる肩ベルト22及び腋ベルト23とを有する。肩ベルト22及び腋ベルト23により、背本体部21が利用者に背負われた状態となる。腋ベルト23は背本体部21と肩ベルト22とを繋いでいて、その長さが調整可能である。腋ベルト23の長さ調整により、背本体部21が利用者の背中に密着した状態となる。第一装着具11は肩部BSに対して前後、左右、及び上下方向に移動不能となって装着される。第一装着具11には、例えば、肩部BSに掛ける部分として、硬質の部材が含まれていてもよい。
第二装着具12は、柔軟性を有する布地等によって構成されている。第二装着具12は、利用者の膝部BNの後面側に装着される膝本体部24と、膝本体部24から延びて設けられている膝ベルト25とを有する。膝ベルト25は、膝部BNの上下位置それぞれにおいて膝部BNを周回し、その先端側が膝本体部24に固定される。膝ベルト25は、ベルトとバックル、又は、面ファスナー等の係止部材により、膝部BNに対する巻き付き長さの調整が可能である。この調整により、膝本体部24が膝部BNの後面側に密着した状態となる。第二装着具12は膝部BNに対して前後、左右、及び上下方向に移動不能となって装着される。
ベルト体13は、第一装着具11と第二装着具12とを結ぶようにして、利用者の背面側に沿って設けられている。ベルト体13は、上半身側に設けられている第一ベルト16と、下半身に設けられている第二ベルト17と、第一ベルト16と第二ベルト17とを連結している連結部材18とを有する。第一ベルト16及び第二ベルト17それぞれは、長尺であり、可撓性を有する。連結部材18は、金属製であり、「平カン」と称される矩形の環状体により構成されている。
第一ベルト16及び第二ベルト17それぞれは、布製又は革製の帯状の部材であり、身体の形状に沿って湾曲可能である。なお、第一ベルト16及び第二ベルト17それぞれは、紐状のベルト(ワイヤーのような部材)であってもよい。本開示の第一ベルト16及び第二ベルト17それぞれは、非伸縮性の部材である、つまり、その長手方向に伸縮し難い特性又は伸縮しない特性を有する。
本開示のアシスト装置10は、コントロールボックス30を備える。コントロールボックス30は、第一装着具11の背本体部21に設けられている。
図6は、コントロールボックス30及びベルト体13の説明図である。コントロールボックス30は、板状であるベース31と、ベース31を覆うカバー32とを有する。コントロールボックス30の内部構造を説明するために、図6ではカバー32が仮想線(二点鎖線)で示されている。ベース31が、第一装着具11の背本体部21であってもよい。
図6は、コントロールボックス30及びベルト体13の説明図である。コントロールボックス30は、板状であるベース31と、ベース31を覆うカバー32とを有する。コントロールボックス30の内部構造を説明するために、図6ではカバー32が仮想線(二点鎖線)で示されている。ベース31が、第一装着具11の背本体部21であってもよい。
ベース31とカバー32との間に形成される空間に、アクチュエータ14、制御装置15、バッテリ37、加速度センサ38、及び通信装置41等が設けられている。カバー32には、開口(切り欠き)32aが形成されていて、この開口32aを第一ベルト16が通過している。
バッテリ37は、アクチュエータ14、制御装置15等、動作電力を必要とする機器に電力を供給する。
バッテリ37は、アクチュエータ14、制御装置15等、動作電力を必要とする機器に電力を供給する。
アクチュエータ14は、コントロールボックス30内に設けられている。つまり、アクチュエータ14は第一装着具11に設けられている。アクチュエータ14はベルト体13の一部の巻き取り及び送り出しを可能とする。そのために、アクチュエータ14は、モータ33、減速機部34、及び駆動プーリ35を有する。
モータ33は、ブラシレスDCモータである。モータ33は、制御装置15から出力される駆動信号に基づいて、所定のトルク、所定の回転数で回転することができる。モータ33は、制御装置15から出力される駆動信号に基づいて、正逆回転可能である。
モータ33は、ブラシレスDCモータである。モータ33は、制御装置15から出力される駆動信号に基づいて、所定のトルク、所定の回転数で回転することができる。モータ33は、制御装置15から出力される駆動信号に基づいて、正逆回転可能である。
モータ33の回転角度、回転速度、又は回転数等の回転に関するパラメータは、モータ33に取り付けられている回転検出器(回転センサ)36によって検出される。
回転検出器36は、ロータリエンコーダであるが、ホールセンサ又はレゾルバであってもよい。回転検出器36の検出結果は、制御装置15へ与えられる。
回転検出器36は、ロータリエンコーダであるが、ホールセンサ又はレゾルバであってもよい。回転検出器36の検出結果は、制御装置15へ与えられる。
減速機部34は、複数の歯車により構成されていて、モータ33の回転数を減速して、減速機部34の出力軸34aを回転させる。出力軸34aに駆動プーリ35が連結されていて、これらは一体回転する。駆動プーリ35には、第一ベルト16の一端部16a側が取り付けられている。モータ33の正回転により、駆動プーリ35が一方向に回転すると、第一ベルト16が駆動プーリ35に巻き取られる。モータ33の逆回転により、駆動プーリ35が他方向に回転すると、駆動プーリ35から第一ベルト16が送り出される。
このように、アクチュエータ14のモータ33は、駆動プーリ35によってベルト体13の巻き取り動作又は送り出し動作を行う。
このように、アクチュエータ14のモータ33は、駆動プーリ35によってベルト体13の巻き取り動作又は送り出し動作を行う。
アクチュエータ14によって第一ベルト16が駆動プーリ35に巻き取られると、連結部材18は第二ベルト17をアクチュエータ14(第一装着具11)側、つまり、上側に引き上げる。第二ベルト17は、その両端部17a,17dが左右の第二装着具12に取り付けられている。第二装着具12は膝部BNに固定されている。このため、第一ベルト16が駆動プーリ35に巻き取られると、第一ベルト16及び第二ベルト17に張力が作用する。この張力が、利用者に対するアシスト力(補助力)として作用する。
このように、アクチュエータ14は、第一装着具11と、第二装着具12との間でアシスト力を発生させる。
このように、アクチュエータ14は、第一装着具11と、第二装着具12との間でアシスト力を発生させる。
加速度センサ38は、互いに直交する3軸それぞれの方向の加速度を検出する3軸加速度センサであり、検出結果を制御装置15へ与える。加速度センサ38は、コントロールボックス30の外部に設けられていてもよい。
制御装置15は、加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、アクチュエータ14(のモータ33)を制御する機能を有する。
また、制御装置15は、加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、利用者の動作及び姿勢を示す姿勢情報を生成する機能を有する。
通信装置41は、アシスト装置10が利用者端末2との間で通信を行うための装置である。
また、制御装置15は、加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、利用者の動作及び姿勢を示す姿勢情報を生成する機能を有する。
通信装置41は、アシスト装置10が利用者端末2との間で通信を行うための装置である。
〔アシスト装置、利用者端末、介護情報管理装置、管理者端末等の機能について〕
図7は、アシスト装置10、利用者端末2、介護情報管理装置4、及び管理者端末3の機能的な構成例を示したブロック図である。
図7中、アシスト装置10は、上述のように、制御装置15と、アクチュエータ14と、回転検出器36と、加速度センサ38と、通信装置41とを備える。
制御装置15は、マイクロコンピュータ等により構成されている。制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等からなる処理部50と、メモリ又はハードディスク等からなる記憶部51とを備えている。
記憶部51には、処理部50に実行させるためのプログラム及び必要な情報等が記憶されている。処理部50は、記憶部51に記憶されたプログラムを実行することで、通信装置41を用いた通信処理及び処理部50が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
図7は、アシスト装置10、利用者端末2、介護情報管理装置4、及び管理者端末3の機能的な構成例を示したブロック図である。
図7中、アシスト装置10は、上述のように、制御装置15と、アクチュエータ14と、回転検出器36と、加速度センサ38と、通信装置41とを備える。
制御装置15は、マイクロコンピュータ等により構成されている。制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等からなる処理部50と、メモリ又はハードディスク等からなる記憶部51とを備えている。
記憶部51には、処理部50に実行させるためのプログラム及び必要な情報等が記憶されている。処理部50は、記憶部51に記憶されたプログラムを実行することで、通信装置41を用いた通信処理及び処理部50が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
図7に示すように、処理部50は、アシスト力制御処理50aと、姿勢特定処理50bとを実行する機能を有する。
処理部50は、アシスト力制御処理50aにおいて、利用者端末2から与えられる制御命令並びに加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、アクチュエータ14を制御し、アシスト装置10により発生するアシスト力を制御する。
処理部50は、アシスト力制御処理50aにおいて、利用者端末2から与えられる制御命令並びに加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、アクチュエータ14を制御し、アシスト装置10により発生するアシスト力を制御する。
加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果は、利用者の動作及び姿勢を示している。よって、処理部50は、利用者の動作及び姿勢に基づいてアクチュエータ14を制御する。つまり、アシスト装置10は、利用者の動作及び姿勢に基づいてアクチュエータ14による第一ベルト16の巻き取り又は送り出しを行い、アシスト力を発生させる。
加速度センサ38及び回転検出器36は、姿勢センサの一例である。処理部50は、姿勢特定処理50bにおいて、加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて利用者の姿勢を特定し、特定された姿勢を示す姿勢情報を、通信装置41によって利用者端末2へ送信する。
図7中、利用者端末2は、上述したようにスマートフォン又はタブレット端末であり、コンピュータとしての機能を有する。利用者端末2は、通信部55と、入出力部56と、CPU等からなる処理部57と、位置センサ59と、を備える。
通信部55は、アシスト装置10との間での近距離無線通信による通信機能の他、移動通信システムによる無線通信機能を有しており、これら無線通信機能によってネットワークNに接続する。
入出力部56は、例えば、入力デバイスとして、タッチパネル、キーボード、マイク等によって構成され、出力デバイスとして、表示部58、スピーカ等によって構成される。表示部58は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイである。
通信部55は、アシスト装置10との間での近距離無線通信による通信機能の他、移動通信システムによる無線通信機能を有しており、これら無線通信機能によってネットワークNに接続する。
入出力部56は、例えば、入力デバイスとして、タッチパネル、キーボード、マイク等によって構成され、出力デバイスとして、表示部58、スピーカ等によって構成される。表示部58は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイである。
さらに利用者端末2には、メモリ又はハードディスク等からなる記憶部が設けられる。記憶部には、処理部57に実行させるためのプログラム及び必要な情報等が記憶されている。
処理部57は、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、通信部55を用いた通信処理及び処理部57が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
処理部57は、記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、通信部55を用いた通信処理及び処理部57が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
アシスト装置10から送信される姿勢情報は、通信部55によって受信される。処理部57は、アシスト装置10から送信された姿勢情報を、通信部55によって介護情報管理装置4へ転送する。さらに処理部57は、姿勢情報と共に、利用者Rが姿勢情報に示される姿勢を取っていた時刻を示す時刻情報を、通信部55によって介護情報管理装置4へ送信する。時刻情報は、例えば、加速度センサ38が加速度を、回転検出器36が回転角度、回転速度、又は回転数等を検出した時刻を示すタイムスタンプである。
位置センサ59は、例えばGNSS(Global Navigation Satelite System)受信機である。位置センサ59は、受信機全球測位衛星から送信される測位信号を受信し、測位信号に基づいて自装置の位置、即ち、利用者Rの位置を検出する。処理部57は、位置センサ59によって得られる位置情報を、通信装置55によって介護情報管理装置4へ送信する。
図7に示すように、処理部57は、命令生成処理57aと、データ表示処理57bとを実行する機能を有する。
処理部57は、命令生成処理57aにおいて、アシスト装置10へ与える制御命令を生成し、アシスト装置10へ送信する。処理部57は、利用者Rからの操作入力を、入出力部56によって受け付け、受け付けた操作入力に応じた制御命令を生成する。
また、処理部57は、利用者RのID、利用者Rの身長等といった必要なパラメータの入力を入出力部56によって受け付け、アシスト装置10へ送信する。また、処理部57は、利用者Rが行っている現状の作業内容に関する情報を入出力部56によって受け付け、アシスト装置10へ送信する。
処理部57は、命令生成処理57aにおいて、アシスト装置10へ与える制御命令を生成し、アシスト装置10へ送信する。処理部57は、利用者Rからの操作入力を、入出力部56によって受け付け、受け付けた操作入力に応じた制御命令を生成する。
また、処理部57は、利用者RのID、利用者Rの身長等といった必要なパラメータの入力を入出力部56によって受け付け、アシスト装置10へ送信する。また、処理部57は、利用者Rが行っている現状の作業内容に関する情報を入出力部56によって受け付け、アシスト装置10へ送信する。
通信部55は、介護情報管理装置4から、介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を受信することができる。処理部57は、データ表示処理57bにおいて、受信された介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、表示部58に表示させる。
図7中、介護情報管理装置4は、コンピュータであり、通信部60と、入出力部61と、CPU等からなる処理部62と、メモリ又はハードディスク等からなる記憶部63とを備える。
通信部60は、LAN等の通信機能を有しており、ネットワークNに接続して通信する機能を有する。
通信部60は、LAN等の通信機能を有しており、ネットワークNに接続して通信する機能を有する。
入出力部61は、例えば、入力デバイスとして、タッチパネル、キーボード、マウス、マイク等によって構成され、出力デバイスとして、タッチパネル、モニタ、スピーカ、プリンタ等によって構成される。
記憶部63には、処理部62に実行させるためのプログラム及び必要な情報等が記憶されている。また、記憶部63には、介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を記憶するためのデータベース63aが記憶されている。
処理部62は、記憶部63に記憶されたプログラムを実行することで、通信部60を用いた通信処理及び処理部62が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
処理部62は、記憶部63に記憶されたプログラムを実行することで、通信部60を用いた通信処理及び処理部62が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
図7に示すように、処理部62は、作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62c、データ管理処理62dを実行する機能を有する。
処理部62は、作業特定処理62aにおいて、利用者端末2から受信された姿勢情報に基づいて、利用者Rが行っていた介護作業を特定する。
処理部62は、場所特定処理62bにおいて、利用者端末2から受信された位置情報に基づいて、利用者Rが介護作業を行っていた介護場所を特定する。
処理部62は、被介護者特定処理62cにおいて、特定された介護作業及び介護場所に基づいて、介護作業の対象である被介護者を特定する。
処理部62は、データ管理処理62dにおいて、介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、利用者端末2ごとにデータベース63aに登録する。
また、処理部62は、データ管理処理62dにおいて、データベース63aに登録された介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、管理者端末3及び利用者端末2へ送信する。
処理部62は、作業特定処理62aにおいて、利用者端末2から受信された姿勢情報に基づいて、利用者Rが行っていた介護作業を特定する。
処理部62は、場所特定処理62bにおいて、利用者端末2から受信された位置情報に基づいて、利用者Rが介護作業を行っていた介護場所を特定する。
処理部62は、被介護者特定処理62cにおいて、特定された介護作業及び介護場所に基づいて、介護作業の対象である被介護者を特定する。
処理部62は、データ管理処理62dにおいて、介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、利用者端末2ごとにデータベース63aに登録する。
また、処理部62は、データ管理処理62dにおいて、データベース63aに登録された介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、管理者端末3及び利用者端末2へ送信する。
図7中、管理者端末3は、上述したようにスマートフォン又はタブレット端末であり、コンピュータとしての機能を有する。管理者端末3は、通信部65と、入出力部66と、CPU等からなる処理部67と、を備える。
通信部65は、移動通信システムによる無線通信機能を有しており、これら無線通信機能によってネットワークNに接続する。
入出力部66は、例えば、入力デバイスとして、タッチパネル、キーボード、マイク等によって構成され、出力デバイスとして、表示部68、スピーカ等によって構成される。表示部68は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。
通信部65は、移動通信システムによる無線通信機能を有しており、これら無線通信機能によってネットワークNに接続する。
入出力部66は、例えば、入力デバイスとして、タッチパネル、キーボード、マイク等によって構成され、出力デバイスとして、表示部68、スピーカ等によって構成される。表示部68は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。
さらに管理者端末3には、メモリ又はハードディスク等からなる記憶部が設けられる。記憶部には、処理部67に実行させるためのプログラム及び必要な情報等が記憶されている。
処理部67は、記憶部68に記憶されたプログラムを実行することで、通信部65を用いた通信処理及び処理部67が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
処理部67は、記憶部68に記憶されたプログラムを実行することで、通信部65を用いた通信処理及び処理部67が有する各種処理を実行する。前記プログラムは、例えば、フラッシュメモリ、ROM、CD−ROMなどの記録媒体に記録させることができる。
図7に示すように、処理部67は、データ表示処理67aを実行する機能を有する。
通信部65は、介護情報管理装置4から、介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を受信することができる。処理部67は、データ表示処理67bにおいて、受信された介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、表示部68に表示させる。
通信部65は、介護情報管理装置4から、介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を受信することができる。処理部67は、データ表示処理67bにおいて、受信された介護作業情報、介護場所情報、介護時刻情報、及び被介護者情報を、表示部68に表示させる。
〔利用者の姿勢特定について〕
姿勢特定処理50bにおいて、処理部50が生成する姿勢情報には、例えば、以下のパラメータが含まれる。
α:上半身の体側側への傾き
β:鉛直線に対する上半身の角度
γ:上半身のひねり角度
z:上半身の高さ
x:移動速度
θ:大腿部に対する上半身(背中)の角度
θ−β:鉛直線に対する大腿部の角度
W:利用者の負担重量W
姿勢特定処理50bにおいて、処理部50が生成する姿勢情報には、例えば、以下のパラメータが含まれる。
α:上半身の体側側への傾き
β:鉛直線に対する上半身の角度
γ:上半身のひねり角度
z:上半身の高さ
x:移動速度
θ:大腿部に対する上半身(背中)の角度
θ−β:鉛直線に対する大腿部の角度
W:利用者の負担重量W
図8は、姿勢情報に含まれるパラメータを説明するための図であり、図8(a)は、直立姿勢の利用者の正面図、図8(b)は、前屈姿勢の利用者の側面図、図8(c)は、しゃがみ(中腰)姿勢の利用者の側面図であり、図8(d)は、利用者の上半身(体幹)の中心に沿って利用者の頭部を見たときの図である。
なお、図8において、鉛直方向に平行な方向をZ方向とし、Z方向に直交しかつ互いに直交する2方向をX方向、Y方向とする。
なお、図8において、鉛直方向に平行な方向をZ方向とし、Z方向に直交しかつ互いに直交する2方向をX方向、Y方向とする。
図8(a)に示すように、上半身の体側側への傾きαは、鉛直方向に沿う鉛直線Gと、利用者Rが正面を向いたまま上半身を左右方向へ傾斜させているときの体幹軸Sとが成す角度である。なお、体幹軸Sとは、利用者Rの体幹を背骨方向に沿って通過する軸である。
図8(b)及び図8(c)に示すように、鉛直線に対する上半身の角度βは、利用者Rを側面視したときにおける、鉛直線Gと、体幹軸Sとが成す角度である。
大腿部に対する上半身の角度θは、利用者Rを側面視したときにおける、体幹軸Sと、利用者Rの大腿部の長手方向に沿う大腿部軸Dとが成す角度である。
図8(b)に示すように、利用者Rが起立した状態で前屈している場合、大腿部軸Dがほぼ鉛直線Gに平行となるため、鉛直線に対する上半身の角度βと、大腿部に対する上半身の角度θとは、ほぼ同じ値となる。
一方、図8(c)に示すように、利用者Rがしゃがみ姿勢の場合、大腿部に対する上半身の角度θは、鉛直線に対する上半身の角度βよりも大きい値となる。
図8(c)に示すように、大腿部に対する上半身の角度θと、鉛直線に対する上半身の角度βとの差は、鉛直線Gと、大腿部軸Dとが成す角度、つまり、鉛直線に対する大腿部の角度θ−βとなる。
大腿部に対する上半身の角度θは、利用者Rを側面視したときにおける、体幹軸Sと、利用者Rの大腿部の長手方向に沿う大腿部軸Dとが成す角度である。
図8(b)に示すように、利用者Rが起立した状態で前屈している場合、大腿部軸Dがほぼ鉛直線Gに平行となるため、鉛直線に対する上半身の角度βと、大腿部に対する上半身の角度θとは、ほぼ同じ値となる。
一方、図8(c)に示すように、利用者Rがしゃがみ姿勢の場合、大腿部に対する上半身の角度θは、鉛直線に対する上半身の角度βよりも大きい値となる。
図8(c)に示すように、大腿部に対する上半身の角度θと、鉛直線に対する上半身の角度βとの差は、鉛直線Gと、大腿部軸Dとが成す角度、つまり、鉛直線に対する大腿部の角度θ−βとなる。
図8(d)に示すように、上半身のひねり角度γは、利用者Rが正面を向いているときの上半身の幅方向に沿う幅方向線W1と、利用者Rが体幹軸S周りに上半身をひねったときの幅方向線W2とが成す角度である。
上半身の高さzは、利用者Rの上半身の所定箇所におけるZ方向の位置である。利用者Rの上半身の所定箇所は、例えば、利用者Rの上半身に設けられた加速度センサ38の箇所である。図8に示すように、利用者Rが直立姿勢のときの前記所定箇所のZ方向の位置を基準位置z0とし、この基準位置z0に対する前記所定箇所のZ方向の相対的な位置を上半身の高さzとする。
移動速度xは、利用者RがX−Y平面において移動したときの移動速度である。
利用者の負担重量Wは、利用者Rが作業時に負担した重量である。
移動速度xは、利用者RがX−Y平面において移動したときの移動速度である。
利用者の負担重量Wは、利用者Rが作業時に負担した重量である。
アシスト装置10の処理部50は、姿勢特定処理50bにおいて、加速度センサ38及び回転検出器36それぞれの検出結果に基づいて、上記パラメータを求め、姿勢情報を生成する。すなわち、処理部50は、利用者Rの姿勢を特定する。
加速度センサ38は、上述のように互いに直交する3軸それぞれの方向の加速度を検出する3軸加速度センサである。よって、処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、鉛直方向(重力加速度の方向)に対する加速度センサ38の傾斜角度を3次元的に求めることができる。
また、処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、Z軸が鉛直方向に平行なX,Y,Z座標における加速度センサ38のX−Y平面上での移動量を求めることができる。処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、X−Y平面上での加速度を求め、求めた加速度を積分することで、X−Y平面上での移動量を求める。また、同様にして、Z方向の移動量も求める。
このように、処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、加速度センサ38の3次元的な傾斜角度と、Z軸が鉛直方向に平行なX,Y,Z座標における加速度センサ38の移動量を求める。
加速度センサ38は利用者の上半身に設けられる。よって、処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、利用者端末2の上半身の傾斜角度及び移動量を求めることができる。
処理部50は、利用者端末2の上半身の傾斜角度及び移動量を用いることで、姿勢情報のうち、上半身の体側側への傾きα、鉛直線に対する上半身の角度β、上半身のひねり角度γ、上半身の高さz、及び、移動速度xを求める。
加速度センサ38を利用者Rの上半身に設けることで、利用者Rの動作及び上半身の姿勢を精度良く特定することができる。
加速度センサ38は利用者の上半身に設けられる。よって、処理部50は、加速度センサ38の検出結果から、利用者端末2の上半身の傾斜角度及び移動量を求めることができる。
処理部50は、利用者端末2の上半身の傾斜角度及び移動量を用いることで、姿勢情報のうち、上半身の体側側への傾きα、鉛直線に対する上半身の角度β、上半身のひねり角度γ、上半身の高さz、及び、移動速度xを求める。
加速度センサ38を利用者Rの上半身に設けることで、利用者Rの動作及び上半身の姿勢を精度良く特定することができる。
一方、大腿部に対する上半身の角度θは、加速度センサ38の検出結果から求めることができない。
処理部50は、大腿部に対する上半身の角度θについては、アシスト装置10の回転検出器36の検出結果を用いて求める。
処理部50は、大腿部に対する上半身の角度θについては、アシスト装置10の回転検出器36の検出結果を用いて求める。
例えば、直立姿勢の利用者Rが、図8(b)及び図8(c)に示すように前傾姿勢となったり、しゃがんだりすると、上半身と大腿部とは股関節周りに屈曲する。アシスト装置10のベルト体13は、上半身と大腿部との屈曲に応じて送り出される。上半身と大腿部との屈曲が深くなればなるほど、ベルト体13の送り出し量は増加する。つまり、ベルト体13の送り出し量と、大腿部に対する上半身の角度θとの間には相関がある。
ベルト体13の送り出し量は、アクチュエータ14の動作量で定まる。
ベルト体13の送り出し量は、アクチュエータ14の動作量で定まる。
そこで、本実施形態では、アクチュエータ14の動作量としての回転検出器36の検出結果と、大腿部に対する上半身の角度θとの関係を予め取得し、回転検出器36の検出結果と、大腿部に対する上半身の角度θとの関係を示す対応情報を作成した。
処理部50は、回転検出器36の検出結果と、対応情報とを用いて、大腿部に対する上半身の角度θを求める。
処理部50は、回転検出器36の検出結果と、対応情報とを用いて、大腿部に対する上半身の角度θを求める。
図9は、回転検出器36の検出結果と、大腿部に対する上半身の角度θとの間の関係の一例を示すグラフである。
図9中、横軸は回転検出器36の検出結果であるモータ33の回転角Mを示している。縦軸は大腿部に対する上半身の角度θを示している。
図9中、実線は利用者Rの身長が標準身長である場合のグラフ、破線は利用者Rの身長が標準身長よりも低い場合のグラフ、一点鎖線は利用者Rの身長が標準身長よりも低い場合のグラフを示している。なお、標準身長とは、例えば、成人男性の平均身長である。
図9中、横軸は回転検出器36の検出結果であるモータ33の回転角Mを示している。縦軸は大腿部に対する上半身の角度θを示している。
図9中、実線は利用者Rの身長が標準身長である場合のグラフ、破線は利用者Rの身長が標準身長よりも低い場合のグラフ、一点鎖線は利用者Rの身長が標準身長よりも低い場合のグラフを示している。なお、標準身長とは、例えば、成人男性の平均身長である。
図9に示すように、モータ33の回転角Mと、大腿部に対する上半身の角度θとは、互いに相関があることが判る。
本実施形態では、図9に示すモータ33の回転角Mと、大腿部に対する上半身の角度θとの関係を示す対応情報が、アシスト装置10の記憶部51に記憶される。処理部50は、モータ33の回転角Mと、対応情報とに基づいて大腿部に対する上半身の角度θを求める。
本実施形態では、図9に示すモータ33の回転角Mと、大腿部に対する上半身の角度θとの関係を示す対応情報が、アシスト装置10の記憶部51に記憶される。処理部50は、モータ33の回転角Mと、対応情報とに基づいて大腿部に対する上半身の角度θを求める。
また、図9に示すように、モータ33の回転角Mと、大腿部に対する上半身の角度θとの関係は、利用者Rの身長に応じて異なる。よって、記憶部51には、利用者Rの身長に応じた複数の対応情報が記憶される。処理部50は、利用者Rの身長に応じて複数の対応情報を切り換えて用いる。
なお、対応情報は、テーブル等によって構成されていてもよいし、関数によって構成されていてもよい。
なお、対応情報は、テーブル等によって構成されていてもよいし、関数によって構成されていてもよい。
このように、アシスト装置10のアクチュエータ14は、利用者Rの作業動作に応じて動作するので、アクチュエータ14の動作量は、利用者Rの動作及び姿勢を示している。よって、アクチュエータの動作量を検出するセンサである回転検出器36により、利用者Rの動作及び姿勢に即した適切な情報(大腿部に対する上半身の角度θ)を得ることができる。
以上のように、本システム1では、アシスト装置10に設けられた加速度センサ38及び回転検出器36によって、利用者Rの姿勢を特定する。つまり、これら加速度センサ38及び回転検出器36は、利用者Rの姿勢に関する物理量(加速度、回転角)を検出する姿勢センサを構成する。
さらに、アシスト装置10の処理部50は、姿勢特定処理50bにおいて、加速度センサ38及び回転検出器36の検出結果に基づいて上述の姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。
処理部50は、所定時間が経過するごと又は予め設定された時間ごとに姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。例えば、本実施形態では、処理部50は、1秒ごとに姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。
さらに、アシスト装置10の処理部50は、姿勢特定処理50bにおいて、加速度センサ38及び回転検出器36の検出結果に基づいて上述の姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。
処理部50は、所定時間が経過するごと又は予め設定された時間ごとに姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。例えば、本実施形態では、処理部50は、1秒ごとに姿勢情報を生成し、利用者端末2へ送信する。
〔介護作業の特定について〕
介護情報管理装置4は、利用者端末2から姿勢情報が与えられると、与えられた姿勢情報に基づいて利用者Rの介護作業を特定する作業特定処理62aを実行する。よって、作業特定処理62aを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、姿勢情報に基づいて利用者Rの介護作業を特定する作業特定部を構成する。
介護情報管理装置4は、利用者端末2から姿勢情報が与えられると、与えられた姿勢情報に基づいて利用者Rの介護作業を特定する作業特定処理62aを実行する。よって、作業特定処理62aを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、姿勢情報に基づいて利用者Rの介護作業を特定する作業特定部を構成する。
例えば、介護作業は、利用者Rの姿勢の遷移パターン、すなわち、利用者Rの動作パターンによって特定される。例えば、利用者Rが被介護者を抱き起こす場合、利用者Rの姿勢はしゃがんだ状態から前屈みに立ち上がった状態へと遷移する。このように動作パターンは、時系列の姿勢情報の組み合わせによって表現される。
介護情報管理装置4の記憶部63には、動作パターンと、介護作業との対応関係が予め記憶されている。処理部62は、作業特定処理62aにおいて、利用者端末2から受信された時系列の姿勢情報と、記憶された動作パターンとを照合することにより、利用者Rの介護作業を特定する。
他の具体的な一例として、ニューラルネットワーク等の人工知能エンジンを利用して姿勢特定処理を実行してもよい。すなわち、動作パターンと介護作業との対応関係を機械学習させ、生成された学習モデルを介護情報管理装置4の記憶部63に記憶させてもよい。利用者端末2から受信された時系列の姿勢情報を学習モデルに入力することにより、介護作業が特定され、介護作業情報が学習モデルから出力される。
〔介護場所の特定について〕
介護情報管理装置4は、利用者端末2から位置情報が与えられると、与えられた位置情報に基づいて利用者Rの介護場所を特定する場所特定処理62bを実行する。よって、場所特定処理62bを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、位置情報に基づいて利用者Rの介護場所を特定する場所特定部を構成する。
介護情報管理装置4は、利用者端末2から位置情報が与えられると、与えられた位置情報に基づいて利用者Rの介護場所を特定する場所特定処理62bを実行する。よって、場所特定処理62bを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、位置情報に基づいて利用者Rの介護場所を特定する場所特定部を構成する。
介護情報管理装置4の記憶部63には、位置情報と、介護施設内における各部屋の情報との対応関係が予め記憶されている。処理部62は、場所特定処理62bにおいて、利用者端末2から受信された位置情報と、記憶された位置情報とを照合することにより、利用者Rの介護場所を特定する。
〔被介護者の特定について〕
介護情報管理装置4は、特定された介護作業と介護場所とに基づいて、介護作業の対象であった被介護者を特定する被介護者特定処理62cを実行する。よって、被介護者特定処理62cを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、介護作業及び介護場所に基づいて被介護者をを特定する被介護者特定部を構成する。
介護情報管理装置4は、特定された介護作業と介護場所とに基づいて、介護作業の対象であった被介護者を特定する被介護者特定処理62cを実行する。よって、被介護者特定処理62cを実行する介護情報管理装置4の処理部62は、介護作業及び介護場所に基づいて被介護者をを特定する被介護者特定部を構成する。
介護情報管理装置4の記憶部63には、介護作業及び介護場所の少なくとも一方と、被介護者との対応関係が予め記憶されている。処理部62は、被介護者特定処理62cにおいて、特定された介護作業及び介護場所と、記憶された介護作業及び介護場所とを照合することにより、被介護者を特定する。例えば、介護場所が特定の入居者の居室である場合、当該入居者が被介護者として特定される。特定の入居者に特有の介護作業が存在する場合、当該介護作業が入力として与えられると、当該入居者が被介護者として特定される。
介護作業及び介護場所に加えて、介護時刻を用いて被介護者を特定してもよい。例えば、入居者毎に入浴時刻が決まっている場合であって、入力された介護場所が「浴室」であれば、入力された介護時刻が入浴時刻の入居者が被介護者として特定される。さらに他の例として、介護作業及び介護場所の時間的遷移によって、被介護者を特定してもよい。例えば、ある入居者の居室である301号室においてベッドから車椅子へ入居者が移動された後、食堂において食事の介護作業が行われた場合、介護場所が「301号室」及び介護作業が「移乗介助」から介護場所が「食堂」及び介護作業が「食事介助」に遷移する。したがって、入力される介護場所が「301号室」及び介護作業が「移乗介助」から介護場所が「食堂」及び介護作業が「食事介助」に遷移していれば、301号室の入居者が被介護者として特定される。
〔データ管理処理について〕
介護情報管理装置4は、上述のようにして取得された介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者端末2ごとにデータベース63aに登録し、管理するデータ管理処理62dを実行する。
介護情報管理装置4は、上述のようにして取得された介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者端末2ごとにデータベース63aに登録し、管理するデータ管理処理62dを実行する。
図10は、データベース63aの構成の一例を示す図である。図10に示すように、データベース63aには、介護作業情報、介護時刻情報(日時)、介護場所情報、及び被介護者情報が、利用者IDに対応付けて登録される。
介護情報管理装置4の処理部62は、介護作業、介護場所、及び被介護者を特定すると、介護作業を生成する元の姿勢情報に付加された利用者ID及び時刻情報(介護時刻)を特定し、当該利用者IDに対応付けて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報をデータベース63aに登録する。なお、時間的に連続する複数の姿勢情報から1つの介護作業が特定される場合、介護時刻情報は、複数の姿勢情報に付加された時刻情報のうちの代表値(例えば、最初の時刻情報)とされる。
利用者端末2からは、姿勢情報及び位置情報が逐次送信される。介護情報管理装置4は、逐次与えられる姿勢情報及び位置情報に基づいて、介護作業情報及び介護場所情報を逐次生成し、逐次特定される介護作業及び介護場所に基づいて、被介護者情報を逐次生成する。
データベース63aは、逐次生成される介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者ID(利用者端末2)ごとに、負荷評価値に付加された姿勢情報の生成日時(の代表値)に対応付けて登録することができる。つまり、データベース63aは、利用者毎に、介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を過去から現在に亘って登録することができる。なお、負荷評価値は、姿勢情報に基づいて算出される、利用者の介護作業の負荷を示す指標である。
データベース63aは、逐次生成される介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者ID(利用者端末2)ごとに、負荷評価値に付加された姿勢情報の生成日時(の代表値)に対応付けて登録することができる。つまり、データベース63aは、利用者毎に、介護作業情報、介護場所情報、及び被介護者情報を過去から現在に亘って登録することができる。なお、負荷評価値は、姿勢情報に基づいて算出される、利用者の介護作業の負荷を示す指標である。
〔データ表示処理について〕
管理者端末3は、入出力部66に与えられた操作入力に応じて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を介護情報管理装置4に要求することができる。例えば、管理者は管理者端末3の入出力部66を操作して、介護作業情報等を参照したい利用者ID及び日時を管理者端末3に入力することができる。管理者端末3は、利用者ID及び日時を用いてデータベース63a問い合わせ用のクエリを作成し、介護情報管理装置4へ送信することができる。介護情報管理装置4は、受信されたクエリにおいて指定される利用者ID及び日時によって、データベース63aから介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を検索し、検索結果を管理者端末3へ送信することができる。
管理者端末3は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者Rの氏名と共に表示するデータ表示処理67aを実行する。これにより、利用者Rの氏名、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報が表示部68に表示される。
管理者端末3は、入出力部66に与えられた操作入力に応じて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を介護情報管理装置4に要求することができる。例えば、管理者は管理者端末3の入出力部66を操作して、介護作業情報等を参照したい利用者ID及び日時を管理者端末3に入力することができる。管理者端末3は、利用者ID及び日時を用いてデータベース63a問い合わせ用のクエリを作成し、介護情報管理装置4へ送信することができる。介護情報管理装置4は、受信されたクエリにおいて指定される利用者ID及び日時によって、データベース63aから介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を検索し、検索結果を管理者端末3へ送信することができる。
管理者端末3は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者Rの氏名と共に表示するデータ表示処理67aを実行する。これにより、利用者Rの氏名、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報が表示部68に表示される。
利用者端末2は、入出力部56に与えられた操作入力に応じて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を介護情報管理装置4に要求することができる。例えば、利用者は利用者端末2の入出力部66を操作して、介護作業情報等を参照したい日時及び被介護者を利用者端末2に入力することができる。利用者端末2は、当該利用者端末2の利用者の利用者ID、日時、及び被介護者を用いてデータベース63a問い合わせ用のクエリを作成し、介護情報管理装置4へ送信することができる。介護情報管理装置4は、受信されたクエリにおいて指定される利用者ID、日時、及び被介護者によって、データベース63aから介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を検索し、検索結果を利用者端末2へ送信することができる。
利用者端末2は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者Rの氏名と共に表示するデータ表示処理57bを実行する。これにより、利用者Rの氏名、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報が表示部58に表示される。
利用者端末2は、介護情報管理装置4から与えられた介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者Rの氏名と共に表示するデータ表示処理57bを実行する。これにより、利用者Rの氏名、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報が表示部58に表示される。
〔アシストシステムの動作について〕
以下、本実施形態に係るアシストシステム1の動作を説明する。
図11は、本実施形態に係るアシスト装置10の動作手順の一例を示すフローチャートであり、図12は、本実施形態に係る利用者端末2の動作手順の一例を示すフローチャートであり、図13は、本実施形態に係る介護情報管理装置4の動作手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係るアシストシステム1の動作を説明する。
図11は、本実施形態に係るアシスト装置10の動作手順の一例を示すフローチャートであり、図12は、本実施形態に係る利用者端末2の動作手順の一例を示すフローチャートであり、図13は、本実施形態に係る介護情報管理装置4の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図11を参照し、アシスト装置10の動作を説明する。アシスト装置10は、利用者Rの介護作業に応じたアシスト力を発生し、利用者Rの介護作業を補助する。アシスト装置10に設けられた加速度センサ38は所定のサンプリング周期によって加速度を逐次検出し、回転検出器36は所定のサンプリング周期によってモータ33の回転角を逐次検出する。アシスト装置10の処理部50は、加速度センサ38及び回転検出器36から出力されるセンサデータを受け付ける(ステップS101)。
処理部50は、加速度センサ38及び回転検出器36から得られるセンサデータに基づいて、利用者Rの姿勢を特定し、姿勢情報を生成する(ステップS102)。処理部50は、生成された姿勢情報を、通信装置41によって利用者端末2へ送信する(ステップS103)。処理部50は、以上の処理を定期的に繰り返し実行する。
図12を参照し、利用者端末2の動作を説明する。利用者端末2は、アシスト装置10が送信した姿勢情報を受信する(ステップS201)。
利用者端末2に設けられた位置センサ59は、所定のサンプリング周期によって利用者Rの位置を逐次検出する。利用者端末2の処理部57は、位置センサ59から出力されるセンサデータを受け付ける(ステップS202)。
処理部57は、受信された姿勢情報及び取得された位置情報を、通信部55によって介護情報管理装置4へ送信する(ステップS203)。処理部57は、以上の処理を定期的に繰り返し実行する。
図13を参照し、介護情報管理装置4の動作を説明する。介護情報管理装置4は、利用者端末2が送信した姿勢情報及び位置情報を受信する(ステップS301)。
介護情報管理装置4の処理部62は、受信された姿勢情報に基づいて、利用者Rの介護作業を特定し、介護作業情報を生成する(ステップS302)。
処理部62は、受信された位置情報に基づいて、利用者Rの介護場所を特定し、介護場所情報を生成する(ステップS303)。
処理部62は、特定された介護作業及び介護場所に基づいて、被介護者を特定し、被介護者情報を生成する(ステップS304)。
介護情報管理装置4の処理部62は、受信された姿勢情報に基づいて、利用者Rの介護作業を特定し、介護作業情報を生成する(ステップS302)。
処理部62は、受信された位置情報に基づいて、利用者Rの介護場所を特定し、介護場所情報を生成する(ステップS303)。
処理部62は、特定された介護作業及び介護場所に基づいて、被介護者を特定し、被介護者情報を生成する(ステップS304)。
処理部62は、利用者IDに対応付けて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報をデータベース63aに登録する(ステップS305)。処理部57は、以上の処理を定期的又は非定期的に繰り返し実行する。
〔端末の表示画面について〕
利用者端末2は、上述したデータ表示処理57bを実行することにより、当該利用者端末2の利用者Rに関する介護情報(介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報)の閲覧画面を表示部58に表示することができる。
利用者端末2は、上述したデータ表示処理57bを実行することにより、当該利用者端末2の利用者Rに関する介護情報(介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報)の閲覧画面を表示部58に表示することができる。
図14は、本実施形態に係る利用者端末2における介護情報の閲覧画面の一例を示す図である。本例では、介護情報管理装置4のデータベース63aから取得された介護情報が、タイムテーブル形式で表示される。図14に示される例において、画面の下部領域に、データベース63aに記録された介護情報を表示するためのタイムテーブルT1が設けられている。介護者「東京一郎」による被介護者「特許太郎」に対する介護作業として、午前5:00から午前6:00の間に「起床介助」及び「トイレ介助」が登録されており、午前7:00から午前8:00の間に「移乗介助」及び「食事介助」が登録されている。
利用者R(介護者)である「東京一郎」は、自身の利用者端末2に表示される上記の閲覧画面を閲覧することにより、過去に行った介護作業、その介護時刻及び当該介護作業の対象の被介護者を確認することができる。
利用者R(介護者)である「東京一郎」は、自身の利用者端末2に表示される上記の閲覧画面を閲覧することにより、過去に行った介護作業、その介護時刻及び当該介護作業の対象の被介護者を確認することができる。
さらに、利用者端末2は、利用者Rによる介護作業の入力を受け付けてもよい。図14に示す例では、閲覧画面内に作業内容の入力ボタンが複数設けられる。これらの入力ボタンは利用者Rが操作可能であり、利用者Rが1つの入力ボタンを選択する操作を行うことによって、その入力ボタンに割り当てられた介護作業が利用者端末2に入力される。例えば、タイムテーブルT1の時刻表示欄も操作可能であり、利用者Rは1つの時刻表示欄(例えば、「8:00」)を選択した状態で1つの入力ボタン(例えば、「入浴」)を選択することにより、その時刻(午前8:00)における介護作業(入浴介助)を利用者端末2に入力する。利用者端末2は、入力された介護時刻情報と介護作業情報とを介護情報管理装置4へ送信し、データベース63aに登録することができる。
さらに、利用者端末2は、利用者Rによる介護に関する特記事項の入力を受け付けてもよい。図14に示す例において、画面の最下部には特記事項入力用の入力ボタンが設けられる。この入力ボタンは利用者Rが操作可能であり、利用者Rが入力ボタンを選択する操作を行うことによって、テキストデータの入力が可能となる。利用者Rは、特記事項をテキスト形式で入力する。例えば、利用者RはタイムテーブルT1の1つの時刻表示欄(例えば、「6:00」)を選択した状態で特記事項の入力ボタンを選択し、さらに特記事項のテキストデータ(例えば、「少し元気がない」)を入力する。特記事項はデータベース63aに登録可能としてもよい。利用者端末2は、入力された介護時刻情報と特記事項とを介護情報管理装置4へ送信し、データベース63aに登録することができる。なお、図14〜図16に示される「評価値」のボタンは、利用者の介護作業の負荷を示す指標である負荷評価値の閲覧画面を呼び出すために用いられる。
図15は、本実施形態に係る管理者端末3における介護情報の閲覧画面の一例を示す図である。本例では、介護情報管理装置4のデータベース63aから取得された介護情報が、タイムテーブル形式で表示される。図15に示される例において、画面内に、データベース63aに記録された介護情報を表示するためのタイムテーブルT2が設けられている。介護者「東京一郎」による被介護者「特許太郎」に対する介護作業として、午前5:00から午前6:00の間に「起床介助」及び「トイレ介助」が登録されており、午前7:00から午前8:00の間に「食事介助」が登録されている。介護者「東京一郎」による被介護者「実用花子」に対する介護作業として、午前6:00から午前7:00の間に「起床介助」及び「トイレ介助」が登録されており、午前7:00から午前8:00の間に「食事介助」が登録されている。さらに介護者「東京一郎」による被介護者「意匠一郎」に対する介護作業として、午前6:00から午前7:00の間に「起床介助」及び「トイレ介助」が登録されており、午前7:00から午前8:00の間に「食事介助」が登録されている。
管理者は、管理者端末3に表示される上記の閲覧画面を閲覧することにより、利用者Rが過去に行った介護作業、その介護時刻、及び当該介護作業の対象の被介護者を確認することができる。図15に示す閲覧画面には、介護記録が表示される。「介護記録」とは、各被介護者に対して利用者が行った介護作業の記録である。
管理者は、管理者端末3に表示される上記の閲覧画面を閲覧することにより、利用者Rが過去に行った介護作業、その介護時刻、及び当該介護作業の対象の被介護者を確認することができる。図15に示す閲覧画面には、介護記録が表示される。「介護記録」とは、各被介護者に対して利用者が行った介護作業の記録である。
図15に示す画面の左側領域には、利用者Rを選択するためのリストボックスが設けられる。管理者がリストボックス内の利用者Rの氏名の一つを選択することにより、選択された利用者Rの介護情報に表示が切り替わる。例えば、利用者「大阪良子」が選択されると、「大阪良子」の介護情報がタイムテーブルT2に表示される。
さらに図15に示す画面の左側領域には、介護情報の表示モードを選択するための入力ボタンが複数設けられる。「介護記録」の入力ボタンは、上述した図15に示される閲覧画面を呼び出すことができる。すなわち、管理者が「介護記録」の入力ボタンを選択することにより介護記録モードが設定され、図15に示される閲覧画面(以下、「介護記録画面」という)が表示される。「作業動線」の入力ボタンは、後述する作業動線の閲覧画面(以下、「作業動線画面」という)を呼び出すことができる。すなわち、管理者が「作業動線」の入力ボタンを選択することにより、以下で説明される作業動線画面が表示される。
図16は、本実施形態に係る管理者端末3における介護情報の閲覧画面の他の例を示す図である。本例では、介護情報管理装置4のデータベース63aから取得された介護情報がマップ形式で表示される。つまり、管理者端末3は、マップにおける介護場所に対応付けて、介護作業情報及び介護時刻情報を表示する。さらに本例では、介護情報管理装置4のデータベース63aから取得された介護情報に基づいて、利用者Rの移動経路がマップ形式で表示される。
図16に示される例において、画面内に、利用者Rの移動経路を表示するためのマップMが設けられている。管理者端末3の処理部67は、介護情報管理装置4から介護情報(利用者ID、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報)を取得すると、介護情報に基づいて利用者Rの移動経路を演算する。例えば、介護者「大阪良子」の介護情報として、介護作業「移乗介助」、介護時刻「17:00」、介護場所「303号室」を含むレコードと、介護作業「食事介助」、介護時刻「17:15」、介護場所「食堂」を含むレコードが与えられた場合、処理部67は303号室から食堂へと延びる移動経路L1を演算する。さらに、介護者「大阪良子」の介護情報として、介護作業「移乗介助」、介護時刻「18:10」、介護場所「305号室」を含むレコードと、介護作業「トイレ介助」、介護時刻「18:20」、介護場所「トイレ」を含むレコードが与えられた場合、処理部67は305号室からトイレへと延びる移動経路L2を演算する。移動経路L1,L2の演算において、各部屋の出入口及び廊下が考慮される。すなわち、1つの部屋のドアから廊下に出て、廊下を通り、廊下に面したドアから他の部屋に入るといった、介護者が現実に通りうる経路が演算される。
図16に示される例において、画面内に、利用者Rの移動経路を表示するためのマップMが設けられている。管理者端末3の処理部67は、介護情報管理装置4から介護情報(利用者ID、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報)を取得すると、介護情報に基づいて利用者Rの移動経路を演算する。例えば、介護者「大阪良子」の介護情報として、介護作業「移乗介助」、介護時刻「17:00」、介護場所「303号室」を含むレコードと、介護作業「食事介助」、介護時刻「17:15」、介護場所「食堂」を含むレコードが与えられた場合、処理部67は303号室から食堂へと延びる移動経路L1を演算する。さらに、介護者「大阪良子」の介護情報として、介護作業「移乗介助」、介護時刻「18:10」、介護場所「305号室」を含むレコードと、介護作業「トイレ介助」、介護時刻「18:20」、介護場所「トイレ」を含むレコードが与えられた場合、処理部67は305号室からトイレへと延びる移動経路L2を演算する。移動経路L1,L2の演算において、各部屋の出入口及び廊下が考慮される。すなわち、1つの部屋のドアから廊下に出て、廊下を通り、廊下に面したドアから他の部屋に入るといった、介護者が現実に通りうる経路が演算される。
図16の例では、介護者「大阪花子」に関する介護作業情報及び介護時刻情報がマップMに表示されている。具体的には、介護時刻情報「17:00」及び介護作業情報「移乗介助」が、マップM内の介護場所「303号室」に対応付けて表示されている。さらに、介護時刻情報「17:15」及び介護作業情報「食事介助」が、マップM内の介護場所「食堂」に対応付けて表示されている。同様に、介護時刻情報「18:10」及び介護作業情報「移乗介助」が、マップM内の介護場所「305」に対応付けて表示され、介護時刻情報「18:20」及び介護作業情報「トイレ介助」が、マップM内の介護場所「トイレ」に対応付けて表示されている。
さらに図16の例では、介護者「大阪良子」による介護作業に伴う移動経路L1,L2がマップMに表示されている。ここで、時間経過に伴って移動経路の表示形態を変更してもよい。例えば、現在に近い移動経路ほど濃い色で、時間が経過する程薄い色で移動経路を表示してもよい。図16の例では、移動経路L1の方が移動経路L2よりも過去の情報であるので、移動経路L1は薄い色(破線)で、移動経路L2は濃い色(実線)表示されている。このように時間経過に伴って移動経路の表示形態を変更することで、管理者は介護作業に伴う移動の時間経過を視覚的に把握することができ、介護者が効率的な介護業務を行えているか否かを確認することができる。
〔その他〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはない。
上記各実施形態では、アクチュエータ14の動作量として、ベルト体13の巻き取り及び送り出しを行うモータ33の回転角Mを検出し、装着者の姿勢の特定に用いた場合を例示したが、例えば、利用者の上半身と脚部とに固定される屈曲可能なリンク機構を備え、アクチュエータがこのリンク機構を屈曲駆動することでアシスト力を発生する場合であっても、このアクチュエータの動作量を、装着者の姿勢に関する物理量としてセンサにより検出することができ、この物理量に基づいて装着者の姿勢を特定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはない。
上記各実施形態では、アクチュエータ14の動作量として、ベルト体13の巻き取り及び送り出しを行うモータ33の回転角Mを検出し、装着者の姿勢の特定に用いた場合を例示したが、例えば、利用者の上半身と脚部とに固定される屈曲可能なリンク機構を備え、アクチュエータがこのリンク機構を屈曲駆動することでアシスト力を発生する場合であっても、このアクチュエータの動作量を、装着者の姿勢に関する物理量としてセンサにより検出することができ、この物理量に基づいて装着者の姿勢を特定することができる。
また、本実施形態では、アシスト装置10の処理部50が姿勢特定処理50bを実行する機能を有する場合を例示したが、利用者端末2の処理部57が、姿勢特定処理を実行する機能を有していてもよい。この場合、アシスト装置10が通信装置41によって加速度センサ38及び回転検出器36の検出結果を利用者端末2へ送信すればよい。これにより、アシスト装置10の処理部50において、姿勢特定処理50bの機能を省略した構成とすることができる。
また、本実施形態では介護情報管理装置4が、作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cを実行する機能を有する場合を例示したが、これらの処理の一部又は全部を、アシスト装置10又は利用者端末2が実行する機能を有していてもよい。例えば、利用者端末2が作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cを実行する機能を有する場合、姿勢情報及び位置情報に代えて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者端末2の通信部55によって介護情報管理装置4へ送信すればよい。これにより、介護情報管理装置4の処理部62において、作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cの機能を省略した構成とすることができる。
また、本実施形態では介護情報管理装置4が、作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cを実行する機能を有する場合を例示したが、これらの処理の一部又は全部を、アシスト装置10又は利用者端末2が実行する機能を有していてもよい。例えば、利用者端末2が作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cを実行する機能を有する場合、姿勢情報及び位置情報に代えて、介護作業情報、介護時刻情報、介護場所情報、及び被介護者情報を、利用者端末2の通信部55によって介護情報管理装置4へ送信すればよい。これにより、介護情報管理装置4の処理部62において、作業特定処理62a、場所特定処理62b、被介護者特定処理62cの機能を省略した構成とすることができる。
また、本実施形態では、管理者端末3及び利用者端末2がデータ表示処理67a,57cを実行する機能を有する場合を例示したが、介護情報管理装置4が、データ表示処理機能を有していてもよい。
1 アシストシステム 2 利用者端末 3 管理者端末
4 介護情報管理装置 10 アシスト装置 11 第一装着具
12 第二装着具 13 ベルト体 14 アクチュエータ
15 制御装置 36 回転検出器(姿勢センサ)
38 加速度センサ(姿勢センサ) 41 通信装置
50 処理部 50b 姿勢特定処理
57 処理部 57b データ表示処理
62 処理部 62a 作業特定処理
62b 場所特定処理 62c 被介護者特定処理
62d データ管理処理 63 記憶部
63a データベース 66 入出力部
67 処理部 67a データ表示処理
4 介護情報管理装置 10 アシスト装置 11 第一装着具
12 第二装着具 13 ベルト体 14 アクチュエータ
15 制御装置 36 回転検出器(姿勢センサ)
38 加速度センサ(姿勢センサ) 41 通信装置
50 処理部 50b 姿勢特定処理
57 処理部 57b データ表示処理
62 処理部 62a 作業特定処理
62b 場所特定処理 62c 被介護者特定処理
62d データ管理処理 63 記憶部
63a データベース 66 入出力部
67 処理部 67a データ表示処理
Claims (7)
- 介護者による被介護者の介護業務を支援する介護支援システムであって、
介護者に装着され、前記介護者の身体に介護作業を補助するための力を付与するアシスト装置と、
前記介護者の姿勢に関する物理量を検出する姿勢センサと、
前記介護者の位置を検出する位置センサと、
前記姿勢センサによって検出される前記物理量に基づいて、前記介護者の姿勢を特定する姿勢特定部と、
前記姿勢特定部によって特定される前記介護者の姿勢に基づいて、前記介護者が行っていた前記介護作業を特定する作業特定部と、
前記位置センサによって検出される前記介護者の位置に基づいて、前記介護者が前記介護作業を行っていた介護場所を特定する場所特定部と、
前記作業特定部によって特定される前記介護作業を示す介護作業情報、及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所を示す介護場所情報を記録するデータベースと、
を備える、
介護支援システム。 - 前記データベースは、前記介護者が前記介護作業を行っていた時刻を示す介護時刻情報をさらに記録する、
請求項1に記載の介護支援システム。 - 前記データベースに記録される前記介護作業情報、前記介護場所情報、及び前記介護時刻情報を表示する表示端末をさらに備える、
請求項2に記載の介護支援システム。 - 前記表示端末は、マップにおける前記介護場所に対応付けて、前記介護作業情報及び前記介護時刻情報を表示する、
請求項3に記載の介護支援システム。 - 前記表示端末は、前記マップにおいて前記介護者の移動経路を表示する、
請求項4に記載の介護支援システム。 - 前記介護支援システムは、前記作業特定部によって特定される前記介護作業及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所に基づいて、前記介護作業の対象である被介護者を特定する被介護者特定部をさらに備え、
前記データベースは、前記被介護者特定部によって特定される前記被介護者を示す被介護者情報をさらに記録し、
前記表示端末は、前記被介護者情報に対応付けて、前記被介護者に対して行われた前記介護作業を示す前記介護作業情報、及び前記介護作業が行われた前記介護時刻を示す前記介護時刻情報を表示する、
請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の介護支援システム。 - 介護者の身体に介護作業を補助するための力を付与するアシスト装置を装着した介護者による前記介護作業に関する情報を管理するための介護情報管理装置であって、
前記アシスト装置に設けられる姿勢センサによる検出結果に基づき特定される前記介護者の姿勢に基づいて、前記介護者が行っていた前記介護作業を特定する作業特定部と、
位置センサによって検出される前記介護者の位置に基づいて、前記介護者が前記介護作業を行っていた介護場所を特定する場所特定部と、
前記作業特定部によって特定される前記介護作業を示す介護作業情報、及び前記場所特定部によって特定される前記介護場所を示す介護場所情報を記録するデータベースと、
を備える、
介護情報管理装置。
Priority Applications (1)
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