JP2006297068A - 監視装置、被介護者監視装置、介護管理装置、介護者端末装置、および、それらを用いた介護支援システム、ならびに、介護支援方法 - Google Patents

監視装置、被介護者監視装置、介護管理装置、介護者端末装置、および、それらを用いた介護支援システム、ならびに、介護支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被介護者監視装置、監視装置リーダ、介護管理装置、介護者端末装置、および、それらを用いた介護支援システム、ならびに、介護支援方法を提供することを課題とする。
【解決手段】被介護者監視装置は、生体情報検知手段、検知制御手段、検知情報記憶手段、無線通信手段及び被介護者特定情報記憶手段を有する。監視装置リーダは、無線通信制御手段、リーダ特定情報記憶手段、無線通信手段及び回線通信手段を有する。介護管理装置は、情報処理手段、回線通信手段、端末通信手段及び介護情報記憶手段を有する。介護者端末装置は、通信手段と表示手段を有する。また介護者端末装置は、さらに、警報手段と情報要求手段を有する。また介護支援システムと介護支援方法は、被介護者監視装置、監視装置リーダ、介護管理装置及び介護者端末装置を用いたシステム又は方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサを有し、被介護者の生体情報を検知する被介護者監視装置に関する。また本発明は、被介護者監視装置と無線で通信を行う監視装置リーダに関する。また本発明は、被介護者の生体情報から生命状態を判断する介護管理装置に関する。また本発明は、被介護者の状態を表示する介護者端末装置に関する。さらに本発明は、被介護者監視装置、監視装置リーダ、介護管理装置および介護者端末装置を備え、被介護者の生体情報を検知して介護者に伝えることで介護活動を支援する介護支援システム、ならびに、介護支援方法に関する。
近年、少子化、高齢化が加速的に進んでいる。それに伴って、高齢者、傷病者等を介護する介護負担が社会問題となりつつある。以下には、介護を受ける高齢者、傷病者等を被介護者と記載する。介護活動には、多大な時間、費用、労力等の負担を負うことが多くなる。したがって、被介護者を介護する家族、介護人等には、大きな介護負担が問題となることがしばしばある。以下には、家族、介護人等を介護者と記載する。
このような介護負担の軽減をするために、センサ、コンピュータ、携帯端末等の半導体機器を用いて介護支援を行う技術開発が進められている。例えば、人体を検知する赤外線センサ、センサからの情報を処理する装置、警報装置等を備え、センサが設置されている室内に存在する要介護者を監視する要介護者異常検知システムがある(例えば、特許文献1参照)。また、監視カメラ、カメラからの情報を処理する装置、携帯端末等を備え、多数の要介護者が居住する施設内での要介護者を監視する要介護者監視システム及び要介護者監視方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3606386号明細書 特開2005−46320号公報
上記技術によって被介護者を常時監視することにより、異常をいち早く検知することが可能である。しかしながら、室内に設置される赤外線センサや監視カメラでは、被介護者一人ひとりに即した介護支援を提供することは難しい。さらに、家庭で介護を行う介護者は、安価に、被介護者に即した情報を提供してもらえる介護支援システムを望む場合がある。
そこで本発明は、常に被介護者の生体情報を検知することにより、被介護者一人ひとりに即した介護支援システムを提供することを課題とする。また、介護者の時間的、金銭的、肉体的な介護負担を軽減することができ、さらに、被介護者の身体の異常を早期に発見することのできる介護支援システムを提供することを課題とする。さらに本発明は、安価に製造できる被介護者監視装置、監視装置リーダを提供し、既存のハードウェア資源を有効に利用できる介護管理装置および介護者端末装置を提供し、容易に構築し、安価に利用することのできる介護支援システムならびに介護支援方法を提供することを課題とする。
本発明の被介護者監視装置は、被介護者の生体情報を検知する生体情報検知手段と、生体情報検知手段を制御する検知制御手段と、検知情報を記憶する検知情報記憶手段と、電磁波を介して無線で監視装置リーダと通信を行う無線通信手段と、被介護者特定情報を記憶する被介護者特定情報記憶手段とを有することを特徴とする。
なお、生体情報とは、例えば体温、心拍数、血圧、呼吸数、血中ガス量(酸素、二酸化炭素、一酸化炭素等)等のことを示す。
本発明の被介護者監視装置において、生体情報検知手段は生体情報を検知するセンサ等を有し、検知制御手段は電源装置、カウンタ、センサ制御回路、メモリ制御回路等を有し、検知情報記憶手段はメモリ等を有し、無線通信手段は共振回路、電源回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路、メモリ制御回路等を有し、被介護者特定情報記憶手段はメモリ等を有することを特徴とする。
本発明の被介護者監視装置において、検知制御手段が有する電源装置は、光または体温から発電を行う発電装置であることを特徴とする。
本発明の被介護者監視装置において、検知情報記憶手段が有するメモリは、書き換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする。
本発明の被介護者監視装置において、被介護者特定情報記憶手段が有するメモリは、ライトワンス型の不揮発性メモリであることを特徴とする。ライトワンス型の不揮発性メモリとは、一度だけ書き込むことができ、消去や変更ができないタイプの不揮発性メモリに相当する。
本発明の被介護者監視装置において、生体情報検知手段が有するセンサは、被介護者の体温、心拍数、血圧、呼吸数、血酸素量、または、被介護者の身体の移動速度もしくは被介護者の身体の加速度を検知するセンサであることを特徴とする。
本発明の被介護者監視装置において、被介護者特定情報は、被介護者を特定するための個別識別番号を含む情報であることを特徴とする。
本発明の監視装置リーダは、無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、各リーダを特定するリーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、電磁波を介して無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段とを有することを特徴とする。
本発明の監視装置リーダにおいて、無線通信制御手段はカウンタ、制御回路等を有し、リーダ特定情報記憶手段はメモリ等を有し、無線通信手段は共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路等を有し、回線通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路等を有することを特徴とする。
監視装置リーダは、受信用リーダと送信用リーダとを有し、受信用リーダは、無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、電磁波を介して無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、無線で送信用リーダと通信を行う第一のリーダ間通信手段とを有し、送信用リーダは、リーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段と、無線で受信用リーダと通信を行う第二のリーダ間通信手段とを有する。
本発明の監視装置リーダにおいて、無線通信制御手段はカウンタ、制御回路等を有し、リーダ特定情報記憶手段はメモリ等を有し、無線通信手段は共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路等を有し、回線通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路等を有し、第一のリーダ間通信手段および第二のリーダ間通信手段は、共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路、電源装置等を有することを特徴とする。
また、本発明の監視装置リーダは、被介護者監視装置との無線通信を一時中断するための通信解除手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の監視装置リーダにおいて、通信解除手段は、入力装置および通信解除信号生成回路等を有することを特徴とする。
また、本発明の監視装置リーダは、通信解除手段によって中断された被介護者監視装置との無線通信を再開するための通信再開手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の監視装置リーダにおいて、通信再開手段は、入力装置および通信再開信号生成回路等を有することを特徴とする。
本発明の介護管理装置は、検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、介護者端末装置と通信を行う端末通信手段と、介護情報を記憶する介護情報記憶手段とを有することを特徴とする。
なお、生命状態とは、加齢、傷病等により身体機能が低下している被介護者201の容態全般のことを示す。例えば、被介護者の死亡状態、危篤状態、健康状態等、様々な状態を含む。
本発明の介護管理装置において、情報処理手段とはSRAM(Static Random Access Memory)、中央演算処理装置(CPU)、メモリ制御回路等を有し、回線通信手段は通信制御回路等を有し、端末通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路、アンテナ、復調回路、変調回路等を有し、介護情報記憶手段はハードディスク等を有することを特徴とする。
介護管理装置は、ネットワークを介して接続されるコンピュータおよびデータベースを有する。コンピュータは、検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、介護者端末装置と通信を行う端末通信手段とを有する。データベースは、介護情報を記憶する介護情報記憶手段を有することを特徴とする。
本発明の介護管理装置において、情報処理手段はSRAM(Static Random Access Memory)、中央演算処理装置(CPU)、メモリ制御回路等を有し、回線通信手段は通信制御回路等を有し、端末通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路、アンテナ、復調回路、変調回路等を有し、介護情報記憶手段はハードディスク等を有することを特徴とする。
本発明の介護管理装置において、介護情報記憶手段は、介護支援に関する介護情報をデータベース化して記憶し、被介護者監視装置が記憶する被介護者特定情報に対応づけて介護情報を読み出すことを特徴とする。
本発明の介護者端末装置は、介護管理装置と通信を行う通信手段と、被介護者の生体情報および生命状態等の情報を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明の介護者端末装置において、通信手段は通信制御回路、アンテナ、復調回路、変調回路等を有し、表示手段はメモリ、メモリ制御回路、表示装置等を有することを特徴とする。
また、介護者端末装置は、情報を受信した時に音を鳴らす警報手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の介護者端末装置において、警報手段はスピーカ等を有することを特徴とする。
また、介護者端末装置は、介護管理装置に被介護者の情報を要求する情報要求手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明の介護者端末装置において、情報要求手段は入力装置、命令信号生成回路等を有することを特徴とする。
本発明の介護支援システムは、被介護者の生体情報を検知して監視装置リーダに送信する被介護者監視装置と、被介護者監視装置から受信した情報を介護管理装置に送信する監視装置リーダと、監視装置リーダから受信した情報から被介護者の生命状態を判断して介護者端末装置に送信する介護管理装置と、介護管理装置から受信した情報を表示する介護者端末装置とを有することを特徴とする。
本発明の介護支援方法は、被介護者監視装置が被介護者の生体情報を検知して監視装置リーダに送信するステップと、監視装置リーダが被介護者監視装置から受信した情報を介護管理装置に送信するステップと、介護管理装置が監視装置リーダから受信した情報から被介護者の生命状態を判断して介護者端末装置に送信するステップと、介護者端末装置が介護管理装置から受信した情報を表示するステップと、を有することを特徴とする。
本発明の介護支援方法は、介護者端末装置が介護管理装置に情報要求命令を送信するステップと、介護管理装置が命令をうけて、監視装置リーダに情報要求命令を送信するステップと、監視装置リーダが命令を受けて、被介護者監視装置に情報要求命令を送信するステップと、をさらに備えたことを特徴とする。
上記構成を有する本発明の介護支援システムは、被介護者の生体情報を常時もしくは任意の時間間隔で検知することにより、被介護者の身体の異常を早期に発見することができ、また、被介護者一人ひとりに即した介護支援を提供することができる。さらに本発明の被介護者監視装置、監視装置リーダは安価に製造でき、本発明の介護管理装置および介護者端末装置は既存のハードウェア資源を有効に利用できるため、本発明の介護支援システムは容易に構築し、安価に利用することができる。したがって、本発明は介護者の時間的、金銭的、肉体的な介護負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されない。本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解されるからである。したがって、本発明は以下に示す実施の形態および実施例の記載内容のみに限定して解釈されるものではない。なお、図面を用いて本発明の構成を説明するにあたり、同じものを指す符号は異なる図面間でも共通して用いる。
(実施の形態1)
図1に示すように、本発明の介護支援システムは、被介護者監視装置101、監視装置リーダ102、介護管理装置104、介護者端末装置105から構成される。監視装置リーダ102は、通信回線103を介して介護管理装置104に接続される。
上記構成を有する本発明の介護支援システムは、被介護者監視装置101が被介護者の生体情報を検知して、検知した生体情報を監視装置リーダ102に送信し、監視装置リーダ102が被介護者監視装置101から受信した情報を介護管理装置104に送信し、介護管理装置104が受信した情報等から被介護者の生命状態を判断して、判断した生命状態に関する情報を介護者端末装置105に送信し、介護者端末装置105が受信した情報を表示する。
図2に、上記機能を有する介護支援システムの利用形態例を示す。本発明の介護支援システムは、介護活動を支援する目的で、被介護者201および被介護者を介護する家族、介護人等に提供される。以下には、被介護者を介護する家族、介護人等を総称して介護者202と記載する。
被介護者監視装置101は被介護者201の体表面付近もしくは体内に装着され、被介護者201の生体情報を検知して、検知した生体情報を監視装置リーダ102に送信する。監視装置リーダ102は被介護者監視装置101を装着する被介護者の生活範囲内に設置され、被介護者監視装置101から受信した情報を介護管理装置104に送信する。介護管理装置104は介護支援システムを提供する団体の事務所203等に設置され、監視装置リーダ102より受信した情報から被介護者201の生命状態を判断して介護者端末装置105に送信する。介護者端末装置105は介護者202が携帯し、介護管理装置104から受信した情報を表示する。介護者202は、介護者端末装置105に表示される情報を見ることで、介護している被介護者201の生命状態や生体情報等を確認することができ、介護活動に役立てることができる。
次に、本発明の介護支援システムを構成する、被介護者監視装置101、監視装置リーダ102、介護管理装置104、および、介護者端末装置105について説明する。
本発明の被介護者監視装置101は、電磁波を介して無線で通信を行うRFID(Radio Frequency Identification)技術、および、生体情報を検知するセンサ技術を用いて作製される。
被介護者監視装置101は、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知し、検知した生体情報および検知時刻等の検知情報を検知ごとに記憶し、監視装置リーダ102から情報要求命令を受信すると、検知情報および記憶している被介護者特定情報を監視装置リーダ102に送信する。図1に示すように、上記機能を有する被介護者監視装置101は、生体情報検知手段101a、検知制御手段101b、検知情報記憶手段101c、無線通信手段101d、被介護者特定情報記憶手段101eを有する。
生体情報検知手段101aは、検知制御手段101bからの制御に従い、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知する。したがって、生体情報検知手段101aは生体情報を検知するセンサ等を有する。
検知制御手段101bは、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知するように、生体情報検知手段101aを制御する。したがって、検知制御手段101bは電源装置、カウンタ、センサ制御回路、メモリ制御回路等を有する。ここで電源装置とは、電池の他、光または体温等から発電を行う発電装置等である。
検知情報記憶手段101cは、生体情報検知手段101aが検知する生体情報および検知時刻等の検知情報を検知ごとに記憶する。したがって、検知情報記憶手段101cはメモリ、好ましくは書き換え可能な不揮発性メモリを有する。
無線通信手段101dは、特定周波数の電磁波を介して無線で、監視装置リーダ102から情報要求命令を受信し、検知情報および被介護者特定情報を監視装置リーダ102に送信する。したがって、無線通信手段101dは共振回路、電源回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路、メモリ制御回路等を有する。
被介護者特定情報記憶手段101eは、複数の被介護者201の中から一人の被介護者201を特定する個体識別番号を含む被介護者特定情報を記憶する。したがって、被介護者特定情報記憶手段101eはメモリ、好ましくはライトワンス型の不揮発性メモリを有する。ライトワンス型の不揮発性メモリとは、一度だけ書き込むことができ、消去や変更ができないタイプの不揮発性メモリに相当する。
本発明の監視装置リーダ102は、特定周波数の電磁波を介して、無線で、被介護者監視装置101に情報要求命令を送信し、命令に応じて被介護者監視装置101から送信される生体情報および被介護者特定情報を受信する。そして、受信した情報および記憶しているリーダ特定情報を、通信回線103を介して介護管理装置104に送信する。図1に示すように、上記機能を有する監視装置リーダ102は、無線通信制御手段102a、リーダ特定情報記憶手段102b、無線通信手段102c、回線通信手段102dを有する。
無線通信制御手段102aは、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者監視装置101と通信を行うように、無線通信手段102cを制御する。したがって、無線通信制御手段102aはカウンタ、制御回路等を有する。
リーダ特定情報記憶手段102bは、被介護者201の生活範囲内に設置されている複数の監視装置リーダ102から個々の監視装置リーダ102を識別し、その設置場所等を特定するリーダ特定情報を記憶する。したがって、リーダ特定情報記憶手段102bはメモリを有する。
無線通信手段102cは、無線通信制御手段102aの制御のもと、常時もしくは任意の時間間隔で、特定周波数の電磁波を介して無線で被介護者監視装置101に情報要求命令を送信する。そして、命令に応じて被介護者監視装置101から送信される検知情報および被介護者特定情報を受信し、受信した情報を回線通信手段102dに伝える。したがって、無線通信手段102cは共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路等を有する。
回線通信手段102dは、無線通信手段102cから伝えられた検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を、通信回線103を介して介護管理装置104に送信する。したがって、回線通信手段102dは通信制御回路、メモリ制御回路、データ伝送路等を有する。データ伝送路は、パラレル転送やシリアル転送でデータを伝送するものであり、たとえば、データバスに相当する。
本発明の介護管理装置104は、監視装置リーダ102から送信される検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を受信し、受信した情報および記憶している介護情報から、被介護者201の生命状態を判断し、被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を介護者端末装置105に送信する。図1に示すように、上記機能を有する介護管理装置104は、情報処理手段104a、回線通信手段104b、端末通信手段104c、介護情報記憶手段104dを有する。
情報処理手段104aは、回線通信手段104bから検知情報、被介護者特定情報、およびリーダ特定情報を受けとると、情報処理プログラムファイルに従い、介護情報記憶手段104dから必要な介護情報を読み出す。そして、生体情報と生体情報の基準値との差、生体情報の時間変化、被介護者監視装置101と通信を行った監視装置リーダ102の位置、および被介護者201の個人情報等から生命状態を判断し、生体情報および生命状態等の情報を端末通信手段102eに伝える。したがって、情報処理手段104aはSRAM(Static Random Access Memory)、中央演算処理装置(CPU)、メモリ制御回路等を有する。ここで、情報処理プログラムファイルは介護情報記憶手段104dに記憶されており、被介護者の検知情報等、および介護情報等から被介護者の生命状態を判断するプログラムファイルである。
回線通信手段104bは、通信回線103を介して監視装置リーダ102より送信される検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を受信し、情報処理手段104aに伝える。したがって、回線通信手段104bは、通信制御回路、データ伝送路等を有する。
端末通信手段104cは、情報処理手段104aから伝えられた被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を介護者端末装置105に送信する。したがって、端末通信手段104cは通信制御回路、メモリ制御回路、アンテナ、復調回路、変調回路、データ伝送路等を有する。
介護情報記憶手段104dは、図6(A)に示すように、情報処理プログラムファイル601、および、被介護者個人情報や生体情報の基準値等、介護支援に関する様々な介護情報をデータベース化して記憶する。したがって、介護情報記憶手段104dはハードディスクを有する。
介護情報記憶手段104dが記憶する介護情報は、図6(A)に示すように、被介護者の個人情報を記憶する被介護者個人情報データベース602、被介護者の生体情報を記憶する被介護者生体情報データベース603、処理情報を送信する介護者端末装置105に関する情報を記憶する端末情報データベース604等を有する。
例えば、被介護者個人情報データベース602は、被介護者の氏名、住所、生年月日、被介護者の連絡先、身長、体重、既往歴、検知する生体情報の種類、かかっている疾病等を記憶する。被介護者個人情報は、介護支援システムを利用する際、最初に登録を行い、変更時には随時更新する。被介護者生体情報データベース603は、被介護者の生体情報の平均値や、介護支援システムを利用してから現在までに検知した生体情報等の検知情報を記憶する。端末情報データベース604は、情報処理手段104aが処理を行った情報を送信する介護者端末装置105に関する情報、例えば電話番号、メールアドレス等のように処理情報を送信するために必要な情報を記憶する。そして、これらの介護情報は、情報処理プログラムファイル601によって読み出しおよび書き込みが行われる。
情報の安全性を高めるために、各データベースにアクセスして情報を読み出すためには、被介護者監視装置101が記憶する被介護者特定情報を必要とする。したがって、介護情報記憶手段104dが記憶する介護情報は、被介護者特定情報ごとに記憶することができる。図6(B)に、被介護者個人情報データベース602が被介護者の個人情報を記憶する形態例を示す。被介護者特定情報は、被介護者を特定するために用いるものであり、被介護者ごとに異なる。例えば、「A00023XY」、「A01004XZ」、「A00154YZ」のような個体識別番号が含まれている。そして、被介護者個人情報は被介護者特定情報ごとに記憶され、被介護者特定情報を用いて読み出される構成を有する。
次に、介護者端末装置105は、介護管理装置104から送信される被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を受信し、受信した情報を表示する。図1に示すように、上記機能を有する介護者端末装置105は、通信手段105a、表示手段105b、を有する。また、介護者端末装置105は警報手段105cを有する。さらに、介護者端末装置105は情報要求手段105dを有する。
通信手段105aは、介護管理装置104から送信される被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を受信し、受信した情報を表示手段105bに伝える。したがって、通信手段105aは通信制御回路、アンテナ、復調回路、変調回路、データ伝送路等を有する。
表示手段105bは、通信手段105aから伝えられた被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を表示する。したがって、表示手段105bはメモリ、メモリ制御回路、表示装置等を有する。
介護者端末装置105は、介護管理装置104から情報を受信した時に音を鳴らす警報手段105cをさらに備える。警報手段105cはスピーカ等を有する。
介護者端末装置105は、被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を送信するよう介護管理装置104に要求する、情報要求手段105dをさらに備える。情報要求手段105dは入力装置、命令信号生成回路等を有する。
上記構成を有する被介護者監視装置101、監視装置リーダ102、介護管理装置104および介護者端末装置105によって構成される本発明の介護支援システムは、以下の機能を有する。すなわち、被介護者監視装置101が、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知し、検知した生体情報および検知時刻等の検知情報を、検知ごとに記憶し、監視装置リーダ102から情報要求命令を受信すると、検知情報および記憶している被介護者特定情報を監視装置リーダ102に送信する。
監視装置リーダ102は、特定周波数の電磁波を介して無線で、被介護者監視装置101に情報要求命令を送信し、命令に応じて被介護者監視装置101から送信される生体情報および被介護者特定情報を受信し、受信した情報および記憶しているリーダ特定情報を、通信回線103を介して介護管理装置104に送信する。
そして、介護管理装置104が、監視装置リーダ102から送信される検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を受信し、受信した情報および記憶している介護情報から、被介護者201の生命状態を判断し、被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を介護者端末装置105に送信する。
そして、介護者端末装置105が、介護管理装置104から送信される被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を受信し、受信した情報を表示する。
また、介護者端末装置105は警報手段105cをさらに備え、介護管理装置104から情報を受信した時に音を鳴らす。さらに、介護者端末装置105は情報要求手段105dをさらに備え、被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を送信するよう介護管理装置104に要求する。
上記構成を有する被介護者監視装置101、監視装置リーダ102、介護管理装置104および介護者端末装置105を用いて行う本発明の介護支援方法は、被介護者監視装置101が有する生体情報検知手段101aが、検知制御手段101bからの制御に従い、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知する。次に、被介護者監視装置101が有する検知情報記憶手段101cが、生体情報検知手段101aが検知する生体情報および検知時刻等の検知情報を、検知ごとに記憶する。次に、監視装置リーダ102が有する無線通信手段102cが、無線通信制御手段102aの制御のもと、常時もしくは任意の時間間隔で、特定周波数の電磁波を介して無線で被介護者監視装置101に情報要求命令を送信する。
次に、被介護者監視装置101が有する無線通信手段101dが、監視装置リーダ102から情報要求命令を受信すると、検知情報および被介護者特定情報を監視装置リーダ102に送信する。次に、監視装置リーダ102が有する無線通信手段102cが、命令に応じて被介護者監視装置101から送信される検知情報および被介護者特定情報を受信し、受信した情報を回線通信手段102dに伝える。次に、監視装置リーダ102が有する回線通信手段102dが、無線通信手段102cから伝えられた検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を、通信回線103を介して介護管理装置104に送信する。
次に、介護管理装置104が有する回線通信手段104bが、通信回線103を介して監視装置リーダ102より送信される検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を受信し、情報処理手段104aに伝える。次に、介護管理装置104が有する情報処理手段104aが、回線通信手段104bから検知情報、被介護者特定情報、およびリーダ特定情報を受けると、情報処理プログラムファイルに従い、介護情報記憶手段104dから必要な介護情報を読み出し、生体情報と生体情報の基準値との差、生体情報の時間変化、被介護者監視装置101と通信を行った監視装置リーダ102の位置、および被介護者201の個人情報等から生命状態を判断し、生体情報および生命状態等の情報を端末通信手段102eに伝える。次に、介護管理装置104が有する端末通信手段104cが、情報処理手段104aから伝えられた被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を介護者端末装置105に送信する。
次に、介護者端末装置105が有する通信手段105aが、介護管理装置104から送信される被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を受信し、受信した情報を表示手段105bに伝える。次に、介護者端末装置105が有する表示手段105bが、通信手段105aから伝えられた被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を表示する。
また、介護者端末装置105が有する警報手段105cが、介護者端末装置105が介護管理装置104から情報を受信した時に音を鳴らす。さらに、介護者端末装置105が有する情報要求手段105dが、被介護者201の生体情報および生命状態等の情報を送信するよう介護管理装置104に要求する。
上記構成を有する本発明の介護支援システムは、被介護者の生体情報を常時もしくは任意の時間間隔で検知することにより、被介護者の身体の異常を早期に発見することができ、また、被介護者一人ひとりに即した介護支援を提供することができる。さらに本発明の被介護者監視装置は安価に製造でき、本発明の介護管理装置および介護者端末装置は既存のハードウェア資源を有効に利用できるため、本発明の介護支援システムは容易に構築し、安価に利用することができる。したがって、本発明は介護者の時間的、金銭的、肉体的な介護負担を軽減することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で示した本発明の被介護者監視装置101および監視装置リーダ102について、詳細な構成および利用形態について説明する。
本発明の被介護者監視装置101は、被介護者201の体表面付近もしくは体内に装着される。図3(A)〜(D)に、介護支援システムを利用する被介護者201が、被介護者監視装置101を装着する形態例を示す。
図3(A)(B)に示すように、本発明の被介護者監視装置101は携帯しやすい形状、例えばカード型等に作製することができる。図3(A)に示すように被介護者201は、被介護者監視装置101に紐301を通して首にかけて装着することができる。また図3(B)に示すように、衣服302のポケットに入れて装着することも可能である。また図3(C)(D)に示すように、被介護者監視装置101は小型に、例えば5mm角程度に作製することができる。図3(C)に示すように被介護者201は、被介護者監視装置101を粘着テープ303で身体に貼り付けて装着することができる。また図3(D)に示すように、被介護者201の体内に埋め込むことも可能である。
被介護者201が被介護者監視装置101を装着する方法は、上記に説明した例のみに限られない。しかしながら、被介護者201の生活を拘束するような装着方法は望ましくないと考えられる。例えば痴呆の症状を有する被介護者201は、目に見える範囲、手の届く範囲に異物があるとそれをむしり取る傾向が強いとされている。したがって、被介護者監視装置101は被介護者201が意識しないで装着できることが望ましい。
また、本発明の被介護者監視装置101は、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者201の生体情報を検知する。したがって、被介護者監視装置101は、被介護者201の生体情報、例えば体温、心拍数、血圧、呼吸数、血中ガス量(酸素、二酸化炭素、一酸化炭素等)等を検知するセンサを有する。
また、図3(D)に示したように、被介護者監視装置101を被介護者201の体内に埋め込むならば、被介護者監視装置101は、血糖量(グルコース等)、血中酵素量(γ−GTP、GOT、GPT、CPK(クレアチニンキナーゼ)、LDH(血清乳酸脱水素酵素)、CHE(コリンエステラーゼ)等)、血中タンパク量(総タンパク、アルブミン、グロブリン等)、血中尿酸量(尿素窒素、クレアチニン、尿酸等)、血中無機塩量(Na、K、Cl、Ca、無機リン、Mg、血清鉄等)、血漿水分量、血中ホルモン量(甲状腺ホルモン、副腎ホルモン等)、血中脂質量(中性脂肪、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセライド、リン脂質等)、血球量、血球成分量(白血球、赤血球、ヘマトクリット、血小板、ヘモグロビン等)、等の生体情報を検知するセンサを有することも可能である。例えば、被介護者が何らかの病気にかかっている場合、これらの生体情報をもとにして健康管理に役立てることも可能である。
さらに被介護者監視装置101が、被介護者201の身体の移動速度、もしくは加速度を検知するセンサを有することで、被介護者201を監視することも可能である。例えば、被介護者監視装置101がX、Y、Z方向の速度もしくは加速度を検知するセンサを有すれば、被介護者201が転倒したことや、何かに強打したこと等を検知することが可能になる。具体的には、電源装置を有するセンサであった場合、転倒したことを検知し、その情報を監視装置リーダ102に送信する。
被介護者監視装置101は、体温等に代表される生体情報を、常時もしくは任意の時間間隔で検知する。しかしながら被介護者201の移動速度もしくは加速度に関しては、変化があったときに検知情報を記憶することもできる。これは、生体情報が任意の時間間隔で検知される場合、検知が行われる時間と、移動速度が変化する時間とが一致しないことも考えられるからである。
また、被介護者201の生体情報を検知する時間間隔は任意に設定することが可能である。つまり、一定時間ごとに検知することも可能であるし、被介護者201の活動パターンに対応させて検知間隔を変化することも可能である。例えば、被介護者201の覚醒時には細かな時間間隔で生体情報を検知し、睡眠時には覚醒時よりも大きな時間間隔で検知するように設定することができる。
上記のように、本発明の被介護者監視装置101は、被介護者201が装着する方法、検知する生体情報の種類、生体情報を検知する時間間隔等を任意に設定することができる。このような被介護者監視装置101およびそれらを用いた介護支援システムを提供することによって、被介護者201および介護者202一人ひとりの要求に即した介護支援を行うことが可能になる。
次に、本発明の監視装置リーダ102について説明する。監視装置リーダ102は、被介護者監視装置101を装着する被介護者201の生活範囲内に設置される。図4(A)〜(C)に、介護支援システムを利用する場合、監視装置リーダ102を設置する形態例を示す。
図4(A)に示すように、監視装置リーダ102はあらゆる場所に設置しやすい形状、例えば箱型や円柱型に作製される。そして、被介護者201が生活する住宅、例えば、壁401や天井等に設置する。また、図4(B)および(C)に示すように、監視装置リーダ102は被介護者201の生活範囲内に設置しやすい形状、例えば薄いシート状に作製することも可能である。例えば、被介護者監視装置101を装着する被介護者201が車いす402で生活を行う場合、図4(B)に示すように、シート状の監視装置リーダ102を車いす402の背に設置することができる。また、被介護者201が寝たきりであれば、図4(C)に示すように、監視装置リーダ102を寝具403近辺に設置することが可能である。
監視装置リーダ102は、被介護者監視装置101との通信距離を考慮して、被介護者201の生活圏内に一つもしくは複数設置する。設置する形態は上記例に限定されない。しかしながら、被介護者201および介護者202の生活を制限する設置方法は好ましくないと考えられる。例えば、被介護者201が装着する被介護者監視装置101が、常時、監視装置リーダ102の通信圏内に存在するように複数の監視装置リーダ102を設置することができる。また、図4(B)に示すように監視装置リーダ102を車いす402に設置する場合、電源装置や無線通信装置を用いることで電源線や通信回線等を接続しない構成にすることが可能である。
さらに図4(D)に示すように、監視装置リーダ102を、受信用リーダ405および送信用リーダ404に機能を分けて作製することも可能である。例えば、受信用リーダ405は、被介護者監視装置101から無線で情報を受信し、受信した情報を送信用リーダ404に無線で送信する。送信用リーダ404は受信用リーダから情報を受信し、介護管理装置104へ送信する。本発明の監視装置リーダ102は上記例の構成に限定されることはないが、このように、被介護者201および介護者202の生活を制限しない構成とすることが望ましい。
次に、被介護者監視装置101および監視装置リーダ102について説明する。被介護者監視装置101は、無線で監視装置リーダ102と通信を行う。被介護者監視装置101の構成は、通信用の電源装置を有するアクティブ型と、電源装置を有さず監視装置リーダ102から電力供給を受けるパッシブ型とがある。
アクティブ型の被介護者監視装置101は通信用の電源を有するため、監視装置リーダ102との通信距離が長い。したがって、被介護者201の生活範囲が広い場合はアクティブ型の被介護者監視装置101を使用することができる。また、パッシブ型の被介護者監視装置101は通信用の電源装置を有さないため、アクティブ型に比べて監視装置リーダ102との通信距離は短いが、小型で軽量、安価に作製することができる。したがって、被介護者201の生活範囲が狭い場合、例えば、車いす生活や寝たきりの場合、パッシブ型の被介護者監視装置101を利用することができる。
また、監視装置リーダ102は、常時もしくは任意の時間間隔で被介護者監視装置101と通信を試みる。被介護者監視装置101と監視装置リーダ102との通信距離が短い場合には、監視装置リーダ102の通信圏内に被介護者監視装置101が進入した場合に通信を行う構成とすることもできる。
介護支援システムは、被介護者201の検知情報に異常がなくても、被介護者監視装置101と監視装置リーダ102との通信状況により被介護者201の異常を判断する構成を有することができる。例えば、被介護者201の生活範囲内に設置されているすべての監視装置リーダ102が被介護者監視装置101と通信を行うことができなくなった場合、介護管理装置104を通じて介護者端末装置105に情報を送信する構成とすることができる。さらには、被介護者201が普段通過しない場所、例えば玄関等、に設置した監視装置リーダ102と被介護者監視装置101が通信を行った場合、介護者端末装置105に情報を送信する構成とすることも可能である。
上記例のように被介護者監視装置101および監視装置リーダ102を構成することで、被介護者201および介護者202一人ひとりに即した介護支援システムを提供することが可能である。
なお、本実施の形態は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態1で説明した介護管理装置104および介護者端末装置105について、異なる構成や利用形態を説明する。
はじめに、分散処理を行う介護管理装置104を説明する。近年、コンピュータ技術とネットワーク技術の融合が進んでいる。情報処理を行うにあたり、ネットワークを利用すれば、情報を取得する場所、情報処理が行われる場所、および情報が保存されている場所が同一である必要性がない。それぞれの機能を有する機器をネットワークとして接続することで、分散処理を行うことが可能になるからである。分散処理とは、複数のコンピュータやプロセッサを利用して、分散して計算処理を行うことである。1台のコンピュータに多数のプロセッサを搭載して処理する方法と、ネットワークとして複数のコンピュータを結びつけて処理する方法の2種類に大別できる。
本発明の介護管理装置104が行う分散処理は、ネットワークとして複数のコンピュータを結びつけて処理する方法の後者を示す。しかしながらこの分散処理は計算処理に限らず、検知情報を処理する機能、介護情報を記憶する機能、および情報を送受信する機能を有する機器が一つの装置として構成されておらず、上記機能を有する複数の機器がネットワークを介して一つの介護管理装置104としての機能することを示す。またここでネットワークとは、会社や地域単位の閉鎖型ネットワークから事業者のネットワーク同士をつなぐネットワークを含む広義のインターネット網を示す。
したがって本発明の介護管理装置104は、いくつかの異なる機器がネットワークとして接続することで情報処理手段104a、回線通信手段104b、端末通信手段104c、介護情報記憶手段104dを有し、介護管理装置104としての機能を有する構成であってもよい。
図5に、分散処理を行う介護管理装置104を有する介護支援システムを示す。介護管理装置104は、コンピュータ511(512)およびデータベースサーバー(単なるデータベースでもよい)513を有する。コンピュータ511(512)は情報処理手段104a、回線通信手段104b、端末通信手段104cを有する。データベースサーバー513は介護情報記憶手段104dを有し、ネットワークを介してコンピュータ511(512)に接続される。データベースサーバー513は介護情報をデータベース化して記憶する。コンピュータ511(512)は監視装置リーダ506(507〜510)から検知情報、被介護者特定情報およびリーダ特定情報を、データベースサーバー513を介して受信すると、データベースサーバー513にアクセスし、情報処理を行う。
上記構成を用いれば、複数のコンピュータ511(512)が一つのデータベースサーバー513にアクセスし、情報処理を行うことも可能である。例えば図5において、被介護者501、502および503の生活範囲内に設置されている監視装置リーダ506、507および508は、コンピュータ511に情報を送信する。被介護者504および505の生活圏内に設置されている監視装置リーダ509および510は、データベースサーバー513を介してコンピュータ512に情報を送信する。コンピュータ511および512はデータベースサーバー513にアクセスし、情報処理を行う。
このように、介護管理装置104がネットワークを介して分散処理を行うことで、既存のハードウェア資源を有効に利用することができる。
次に、本発明の介護者端末装置105について説明する。図8(A)〜(D)に、介護者端末装置105の形態例を示す。図8(A)に示すように、介護者端末装置105は、通信手段105aおよび表示手段105bを有する専用の介護者端末装置801として作製することができる。また、介護者端末装置105は、警報手段105c、および/または、情報要求手段105dを有することが可能である。
また、介護者端末装置105として、通信手段105aおよび表示手段105bを有する既存の機器を利用することも可能である。図8(B)に示すように、介護者端末装置は既存の携帯電話機802を利用することができる。また、図8(C)に示すように、介護者端末装置105はファクシミリ送受信機803を利用することも可能である。さらには、図8(D)に示すように、介護者端末装置105としてコンピュータ804を利用することも可能である。
介護者端末装置105の形態は上記例に限定されない。しかしながら、既存の機器を利用することで、被介護者および介護者は安価に介護支援システムを利用することができる。
次に、介護者端末装置105が有する情報要求手段105dについて説明する。介護者端末装置105を所持する介護者202は、情報要求手段105dを利用して、被介護者201の現在の生体情報および生命状態等の情報を要求することができる。したがって、情報要求手段105dは入力装置、信号生成回路等を有する。
図7に、情報要求手段105dを用いた場合における介護支援システムの動作例を示す。図中、情報を要求するために命令が伝わる経路(以降、情報要求ルートと記載する。)は実線の矢印で示し、情報が伝えられる経路(以降、情報伝達ルートと記載)は鎖線の矢印で示す。介護者202が情報要求手段105dの入力装置に入力すると、情報要求手段105dは通信手段105aに情報要求命令を伝え(矢印1001)、通信手段105aは介護管理装置104へ情報要求命令を送信する(矢印1002)。
介護管理装置104が有する端末通信手段104cは、介護者端末装置105からの情報要求命令を受信し、情報処理手段104aに伝える(矢印1003)。情報処理手段104aは回線通信手段104bに情報要求命令を伝え(矢印1004)、回線通信手段104bは監視装置リーダ102に情報要求命令を送信する(矢印1005)。
監視装置リーダ102が有する回線通信手段102dは、介護管理装置104から命令を受信すると、無線通信制御手段102aに伝える(矢印1006)。無線通信制御手段102aは無線通信手段102cに情報要求命令を伝え(矢印1007)、無線通信手段102cは被介護者監視装置101に情報要求命令を送信する(矢印1008)。
被介護者監視装置101が有する無線通信手段101dは、監視装置リーダ102から情報要求命令を受信すると、検知制御手段101bに伝える(矢印1009)。検知制御手段101bは生体情報検知手段101aに生体情報を検知するよう命令し(矢印1010)、生体情報検知手段101aは被介護者の生体情報を検知し、検知情報記憶手段101cは検知情報を記憶する(矢印1011)。
つぎに、検知情報記憶手段101cおよび被介護者特定情報記憶手段101eは、無線通信手段101dに検知情報および被介護者特定情報を伝え(鎖線矢印1012および1013)、無線通信手段101dは監視装置リーダ102にそれらの情報を送信する(鎖線矢印1014)。
監視装置リーダ102が有する無線通信手段102cは、被介護者監視装置101からの情報を受信すると、回線通信手段102dに伝える(鎖線矢印1015)。同時に、リーダ特定情報記憶手段102bは回線通信手段102dにリーダ特定情報を伝え(鎖線矢印1016)、回線通信手段102dは介護管理装置104にそれらの情報を送信する(鎖線矢印1017)。
介護管理装置104が有する回線通信手段104bは、監視装置リーダ102からの情報を受信し、情報処理手段104aに伝える(鎖線矢印1018)。情報処理手段104aは介護情報記憶手段104dにアクセスし情報処理を行い(鎖線矢印1019)。処理情報を端末通信手段104cに伝え(鎖線矢印1020)、端末通信手段104cは介護者端末装置105にそれらの情報を送信する(鎖線矢印1021)。
介護者端末装置105が有する通信手段105aは、介護管理装置104からの情報を受信すると、表示手段105bに伝える(鎖線矢印1022)。警報手段105cを有する場合は警報手段105cにも伝える(鎖線矢印1023)。表示手段105bは情報を表示し、警報手段105cは音を鳴らす。
情報要求手段105dおよび介護支援システムの動作は上記例に限定されない。しかしながら、介護者端末装置105が情報要求手段105dを有し、介護支援システムが上記動作を行うことで、介護者202は被介護者201の生命状態をリアルタイムで知ることが可能になる。
なお、本実施の形態は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
本実施例では、被介護者および介護者が本発明の介護支援システムを利用して生活を行う例を説明する。
本発明の介護支援システム利用者の例として、高齢で痴呆症状が進行した第1の人物と、身体を損傷し、車椅子で生活する第2の人物で構成される家族の例を示す。家族は二人のみで、介護支援を行う団体からの介護サービスを受けて生活している。被介護者である第2の人物は、痴呆が進行した第1の人物の介護者でもある。第1の人物と第2の人物の両者は被介護者監視装置101を装着する。住宅内に設置されている複数の監視装置リーダ102は、住宅内のあらゆる場所に存在する被介護者監視装置101と通信可能とする。
介護支援を行う団体は介護管理装置104を管理し、第2の人物と、介護支援を行う団体から派遣されるホームヘルパーは介護者端末装置105を携帯する。ここで介護者端末装置105は、被介護者監視装置101を装着している第1の人物および第2の人物の生体情報および生命状態等の情報を受信できる。
本発明の介護支援システムを利用することで、身体が不自由な第2の人物は第1の人物の生体情報および生命状態等の情報を知ることができる。例えば第1の人物が寝室で寝ている場合、第2の人物は、第1の人物がどのような状態であるか不安になることがあったとしても、介護者端末装置105に表示される情報を見ることで安心できる。また、第一の人物に何らかの異常が発生した場合でも、介護者端末装置105に表示される情報を見ることで、早期の対応を行うことが可能となる。
また、第1の人物がデイケアサービス等で外出する場合、住宅内に設置されている監視装置リーダの通信圏内に被介護者監視装置101を装着した被介護者が存在しなくなる。そうすると介護管理装置104は、監視装置リーダの通信圏内に被介護者が存在しないという情報を介護者端末装置に送信することになる。このような場合、玄関に設置する監視装置リーダに、さらに通信解除手段を設ける。通信解除手段を有する監視装置リーダ102は、入力装置および通信解除信号生成回路等を有する。第1の人物が外出する時に、介護人が入力装置より入力を行うことにより、住宅内の監視装置リーダ102は第1の人物が装着する被介護者監視装置101との通信を中断する構成とする。
さらに、第1の人物が帰宅した時、監視装置リーダと第1の人物が装着する被介護者監視装置との通信を再開するため、監視装置リーダは通信再開手段をさらに有する。通信再開手段は、入力装置および通信再開信号生成回路等を有する構成とすることができる。しかしながら、通信再開のための操作を忘れてしまう可能性は十分に考えられる。したがって、玄関に設置されている監視装置リーダは、帰宅した第1の人物の装着している被介護者監視装置が通信圏内に進入したことを感知すると、自動的に通信を再開する通信再開手段を有することもできる。
次に、介護支援を提供する団体が管理する介護管理装置104について説明する。前記団体から派遣されるホームヘルパーは、一般的に、住宅の呼び鈴を鳴らし、在宅する第二の人物に鍵を開けてもらう。しかしながら、呼び鈴を鳴らしても応答がない場合も発生する可能性がある。このような場合、ホームヘルパーは無断で住宅へ進入することはできず、介護支援を提供する団体に連絡し、責任者等の指示を仰ぐ。
このような場合、ホームヘルパーが介護者端末装置105を所持すれば、第一の人物および第二の人物の生命状態および生体情報等を把握することができる。例えば、二人の生命状態および生体情報等が正常であり、寝室にいるようであれば、睡眠中であることが推測され、状況に応じた対応をとることができる。しかしながら、例えば呼び鈴を聞いた第2の人物が玄関に急いだために転倒し、身動きがとれない事態が発生したとすれば、介護者端末装置105からその状態を知ることができ、状況に応じた緊急の対応をとることが可能となる。
さらに、ホームヘルパーは仕事として被介護者の家庭を訪問する。毎日24時間、被介護者の生命状態および生体情報等を表示する介護者端末装置105を所有すれば、ホームヘルパーの個人的な時間を拘束するおそれがある。このような場合、介護者端末装置105を指定の時間だけ所持し、時間外は返却することが望ましい。しかしながら、ホームヘルパーが所有する介護者端末装置105は勤務時間内のみ情報を受信して表示するように、介護管理装置104、もしくは介護者端末装置105を制御する構成とすることも可能である。
上記のように本発明の介護者監視装置、監視装置リーダ、介護管理装置、介護者端末装置、およびそれらを用いた介護管理システム、ならびに介護管理方法を用いることによって、被介護者および介護者一人ひとりに対応した介護支援を提供することができ、介護活動の負担を軽減することが可能である。
なお、本実施例は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
本発明の介護支援システムの構成を説明する図。 本発明の介護支援システムを利用する形態例を説明する図。 本発明の被介護者監視装置を装着する形態例を説明する図。 本発明の監視装置リーダを設置する形態例を説明する図。 本発明の介護管理装置の構成例を説明する図。 本発明の介護管理装置が記憶する介護情報を説明する図。 本発明の介護支援システムにおいて情報要求時の動作を説明する図。 本発明の介護者端末装置の構成例を説明する図。
符号の説明
101 被介護者監視装置
102 監視装置リーダ
103 通信回線
104 介護管理装置
105 介護者端末装置
201 被介護者
202 介護者
203 事務所
302 衣服
303 粘着テープ
401 壁
403 寝具
404 送信用リーダ
405 受信用リーダ
501 被介護者
504 被介護者
506 監視装置リーダ
509 監視装置リーダ
511 コンピュータ
512 コンピュータ
513 データベースサーバー
601 情報処理プログラムファイル
602 被介護者個人情報データベース
603 被介護者生体情報データベース
604 端末情報データベース
801 介護者端末装置
802 携帯電話機
803 ファクシミリ送受信機
804 コンピュータ
1001 矢印
1002 矢印
1003 矢印
1004 矢印
1005 矢印
1006 矢印
1007 矢印
1008 矢印
1009 矢印
1010 矢印
1011 矢印
1012 鎖線矢印
1014 鎖線矢印
1015 鎖線矢印
1016 鎖線矢印
1017 鎖線矢印
1018 鎖線矢印
1019 鎖線矢印
101a 生体情報検知手段
101b 検知制御手段
101c 検知情報記憶手段
101d 無線通信手段
101e 被介護者特定情報記憶手段
1020 鎖線矢印
1021 鎖線矢印
1022 鎖線矢印
1023 鎖線矢印
102a 無線通信制御手段
102b リーダ特定情報記憶手段
102c 無線通信手段
102d 回線通信手段
102e 端末通信手段
104a 情報処理手段
104b 回線通信手段
104c 端末通信手段
104d 介護情報記憶手段
105a 通信手段
105b 表示手段
105c 警報手段
105d 情報要求手段

Claims (29)

  1. 被介護者の生体情報を検知して監視装置リーダに無線で送信する被介護者監視装置と、
    被介護者監視装置から受信した情報を介護管理装置に送信する監視装置リーダと、
    監視装置リーダから受信した情報から被介護者の生命状態を判断して介護者端末装置に送信する介護管理装置と、
    介護管理装置から受信した情報を表示する介護者端末装置と、
    を有することを特徴とする介護支援システム。
  2. 被介護者監視装置が被介護者の生体情報を検知して監視装置リーダに無線で送信するステップと、
    監視装置リーダが前記被介護者監視装置から受信した情報を介護管理装置に送信するステップと、
    介護管理装置が前記監視装置リーダから受信した情報から被介護者の生命状態を判断し、
    前記判断した結果を介護者端末装置に送信するステップと、
    介護者端末装置が前記介護管理装置から受信した情報を表示するステップと、
    を有することを特徴とする介護支援方法。
  3. 請求項2において、
    前記介護者端末装置が前記介護管理装置に情報要求命令を送信するステップと、
    前記介護管理装置が前記命令をうけて、前記監視装置リーダに情報要求命令を送信するステップと、
    前記監視装置リーダが前記命令を受けて、前記被介護者監視装置に情報要求命令を無線で送信するステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする介護支援方法。
  4. 無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、
    リーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、
    無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、
    通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段と、
    を有することを特徴とする監視装置。
  5. 無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、
    リーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、
    無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、
    通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段とを有し、
    前記無線通信制御手段はカウンタと制御回路を有し、
    前記リーダ特定情報記憶手段はメモリを有し、
    前記無線通信手段は共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路及び情報判定回路を有し、
    前記回線通信手段は通信制御回路とメモリ制御回路を有することを特徴とする監視装置。
  6. 受信用リーダと複数の送信用リーダを有し、
    前記受信用リーダは、
    無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、
    無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、
    無線で前記送信用リーダと通信を行う第一のリーダ間通信手段とを有し、
    前記送信用リーダは、
    リーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、
    通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段と、
    無線で前記受信用リーダと通信を行う第二のリーダ間通信手段とを有する監視装置。
  7. 受信用リーダと複数の送信用リーダを有し、
    前記受信用リーダは、
    無線通信手段を制御する無線通信制御手段と、
    無線で被介護者監視装置と通信を行う無線通信手段と、
    無線で前記送信用リーダと通信を行う第一のリーダ間通信手段とを有し、
    リーダ特定情報を記憶するリーダ特定情報記憶手段と、
    通信回線を介して介護管理装置と通信を行う回線通信手段と、
    無線で前記受信用リーダと通信を行う第二のリーダ間通信手段とを有し、
    前記無線通信制御手段はカウンタと制御回路を有し、
    前記リーダ特定情報記憶手段はメモリを有し、
    前記無線通信手段は共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路及び情報判定回路を有し、
    前記回線通信手段は通信制御回路とメモリ制御回路を有し、
    前記第一のリーダ間通信手段および前記第二のリーダ間通信手段は、共振回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路及び電源装置を有することを特徴とする監視装置。
  8. 請求項4乃至請求項7のいずれか1項において、
    前記被介護者監視装置との無線通信を一時中断するための通信解除手段をさらに備えることを特徴とする監視装置。
  9. 請求項4乃至請求項7のいずれか1項において、
    前記被介護者監視装置との無線通信を一時中断するための通信解除手段をさらに備え、前記通信解除手段は、入力装置および通信解除信号生成回路を有することを特徴とする監視装置。
  10. 請求項4乃至請求項9のいずれか1項において、
    前記通信解除手段によって中断された前記被介護者監視装置との無線通信を再開するための通信再開手段をさらに備えることを特徴とする監視装置。
  11. 請求項4乃至請求項10のいずれか1項において、
    前記通信解除手段によって中断された前記被介護者監視装置との無線通信を再開するための通信再開手段をさらに備え、
    前記通信再開手段は、入力装置および通信再開信号生成回路を有することを特徴とする監視装置。
  12. 被介護者の生体情報を検知する生体情報検知手段と、
    前記生体情報検知手段を制御する検知制御手段と、
    検知情報を記憶する検知情報記憶手段と、
    無線で監視装置リーダと通信を行う無線通信手段と、
    被介護者特定情報を記憶する被介護者特定情報記憶手段とを有することを特徴とする被介護者監視装置。
  13. 被介護者の生体情報を検知する生体情報検知手段と、
    前記生体情報検知手段を制御する検知制御手段と、
    検知情報を記憶する検知情報記憶手段と、
    無線で監視装置リーダと通信を行う無線通信手段と、
    被介護者特定情報を記憶する被介護者特定情報記憶手段とを有し、
    前記生体情報検知手段は前記生体情報を検知するセンサを有し、
    前記検知制御手段は電源装置、カウンタ、センサ制御回路及びメモリ制御回路を有し、
    前記検知情報記憶手段はメモリを有し、
    前記無線通信手段は共振回路、電源回路、復調回路、変調回路、符号化回路、復号化回路、情報判定回路及びメモリ制御回路を有し、
    前記被介護者特定情報記憶手段はメモリを有することを特徴とする被介護者監視装置。
  14. 請求項13において、
    前記検知制御手段が有する前記電源装置は、光または体温から発電を行う発電装置であることを特徴とする被介護者監視装置。
  15. 請求項13又は請求項14において、
    前記検知情報記憶手段が有する前記メモリは、書き換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする被介護者監視装置。
  16. 請求項13又は請求項15において、
    前記被介護者特定情報記憶手段が有する前記メモリは、ライトワンス型の不揮発性メモリであることを特徴とする被介護者監視装置。
  17. 請求項13乃至請求項16のいずれか1項において、
    前記生体情報検知手段が有するセンサは、前記被介護者の体温、心拍数、血圧、呼吸数、血中酸素量、または、前記被介護者の身体の移動速度もしくは前記被介護者の身体の加速度を検知するセンサであることを特徴とする被介護者監視装置。
  18. 請求項12乃至請求項17のいずれか1項において、
    前記被介護者特定情報は、前記被介護者を特定するための個体識別番号を含む情報であることを特徴とする被介護者監視装置。
  19. 検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、
    通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、
    介護者端末装置と通信を行う端末通信手段と、
    介護情報を記憶する介護情報記憶手段と、
    を有することを特徴とする介護管理装置。
  20. 検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、
    通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、
    介護者端末装置と通信を行う端末通信手段と、
    介護情報を記憶する介護情報記憶手段とを有し、
    前記情報処理手段はSRAM、中央演算処理装置及びメモリ制御回路を有し、
    前記回線通信手段は通信制御回路を有し、
    前記端末通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路、アンテナ、復調回路及び変調回路を有し、
    前記介護情報記憶手段はハードディスクを有することを特徴とする介護管理装置。
  21. ネットワークを介して接続されるコンピュータおよびデータベースを有し、
    前記コンピュータは、
    検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、
    通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、
    介護者端末装置と通信を行う端末通信手段とを有し、
    前記データベースは、介護情報を記憶する介護情報記憶手段を有することを特徴とする介護管理装置。
  22. ネットワークを介して接続されるコンピュータおよびデータベースを有し、
    前記コンピュータは、
    検知情報、被介護者特定情報、リーダ特定情報、および介護情報から被介護者の生命状態を判断する情報処理手段と、
    通信回線を介して監視装置リーダと通信を行う回線通信手段と、
    介護者端末装置と通信を行う端末通信手段とを有し、
    前記データベースは、介護情報を記憶する介護情報記憶手段を有し、
    前記情報処理手段はSRAM、中央演算処理装置及びメモリ制御回路を有し、
    前記回線通信手段は通信制御回路を有し、
    前記端末通信手段は通信制御回路、メモリ制御回路、アンテナ、復調回路及び変調回路を有し、
    前記介護情報記憶手段はハードディスクを有することを特徴とする介護管理装置。
  23. 請求項19乃至請求項22のいずれか1項において、
    前記介護情報記憶手段は、介護支援に関する介護情報をデータベース化して記憶し、
    前記被介護者監視装置が記憶する前記被介護者特定情報に対応づけて介護情報を出力することを特徴とする介護管理装置。
  24. 介護管理装置と通信を行う通信手段と、
    被介護者の生体情報および生命状態の情報を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする介護者端末装置。
  25. 介護管理装置と通信を行う通信手段と、
    被介護者の生体情報および生命状態の情報を表示する表示手段とを有し、
    前記通信手段は通信制御回路、アンテナ、復調回路及び変調回路を有し、
    前記表示手段はメモリ、メモリ制御回路及び表示装置を有することを特徴とする介護者端末装置。
  26. 請求項24または請求項25において、
    情報を受信した時に音を鳴らす警報手段をさらに備えたことを特徴とする介護者端末装置。
  27. 請求項24または請求項25において、
    情報を受信した時に音を鳴らす警報手段をさらに備え、
    前記警報手段はスピーカを有することを特徴とする介護者端末装置。
  28. 請求項24乃至請求項27のいずれか1項において、
    介護管理装置に被介護者の情報を要求する情報要求手段をさらに備えたことを特徴とする介護者端末装置。
  29. 請求項24乃至請求項27のいずれか1項において、
    介護管理装置に被介護者の情報を要求する情報要求手段をさらに備え、
    前記情報要求手段は入力装置、命令信号生成回路を有することを特徴とする介護者端末装置。
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