JP2004054731A - 家庭用電気機器及びそれを用いた生活活動度評価システム - Google Patents

家庭用電気機器及びそれを用いた生活活動度評価システム Download PDF

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Abstract

【課題】高齢者などの被験者の日常の生活活動を最も自然な形で集積でき、また小型で導入費用が安く、さらには被験者の生活活動度を評価できるシステムを提供することである。
【解決手段】被験者宅10内に、家庭用電気機器11と、家庭用電気機器11からの検知信号を受信して記憶する集積手段12とを設置し、家庭用電気機器11内に、被験者が家庭用電気機器11を操作したことを検知する操作検知手段と、被験者が家庭用電気機器11に近づいたことを検知する人体検知手段と、前記操作検知手段及び人体検知手段からの検知信号を受信して送信する通信手段とを設け、解析評価センタ13内に、集積手段12に記憶された検知信号を解析し被験者の生活活動量や健康状態を評価する解析評価手段15と、解析評価手段15の解析結果を配信する配信手段14とを設置した構成とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生活活動度評価システムに関し、より詳細には被験者、特に高齢者の日常の生活活動度を最も自然な形で集積して、被験者の生活活動度を評価し、介護・看護・医療・福祉機関の活動に役立てる生活活動度の評価システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
わが国において、65歳以上の高齢者の人口に占める割合が今後50年の間に30%を超えると言われている。このような状況下で、要介護老人の対策が現在注目・検討されているが、一方で多くの健康な高齢者が存在していることも見過ごしてはならない。健康な高齢者の中でも一人暮らしの高齢者は、空間的・人間関係的に孤立していることが多く、これらの人の健康状態を把握することは重要なことであるが、特定多数の人の健康状態を把握・管理するには人手が圧倒的に不足している。
【0003】
このため例えば、自治体の中にはペンダント型無線式緊急通報システムを導入しているところもあるが、これは緊急時のみに使用されるものであり高齢者の日常の健康状態を把握するものではない。また、宅内に多種のセンサを配置して高齢者の生活活動を監視するサービスシステムが警備会社などから提案されているがシステム導入及び維持の費用が高いため高額所得者にしか普及していないのが現状である。さらに特開平10−248093号公報では、家庭用電気製品である電気ポットや炊飯器に操作状況を検出するセンサを取付けて、例えば電気ポットの給湯スイッチのオン・オフ等を検出して生活者の安否などを監視するシステムが提案されているが、電気ポットの使用情報だけでは情報量に制限があり、加えて電気製品をほとんど使わない人の場合は十分な監視ができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑み、高齢者などの被験者の日常の生活活動を最も自然な形で集積でき、また小型で導入費用が安く、さらには被験者の生活活動度を評価できるシステムを提供することを目的とする。
【0005】
また本発明は、高齢者などの被験者の日常の生活活動を最も自然な形で検知し、また小型で導入費用が安い家庭用電気機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の生活活動度評価システムは、被験者が家庭用電気機器を操作したことを検知する操作検知手段と、被験者が家庭用電気機器に近づいたことを検知する人体検知手段とから検知データを得て、生活活動度を解析・評価するものである。
【0007】
このように、被験者が普段使用している家庭用電気機器の使用状況を検知するとともに、人体検知手段でも検知することにより、家庭用電気機器を操作しなくても被験者の存在の有無を検知することができ、より精度の高いシステムを提供することができる。さらに、人体検知手段を家庭用電気機器に内蔵することで、電源等を共用でき、コンパクトで低コストなシステムを提供することができる。
【0008】
なお、前記家庭用電気機器の設置場所に応じて、前記人体検知手段には、検出軸付近を検知範囲とする第1の人感センサ、又は約90°の頂角を有する円錐を検知範囲とする第2の人感センサの何れかを用いることができる。そして、前記第1の人感センサは赤外線反射型センサを、前記第2の人感センサとしては赤外線焦電型センサを採用できる。
【0009】
このように、反射型センサはその検出軸上の数十cmから1m程度の狭い範囲を検知するのに適しており、一方、焦電型センサは円錐状の数m程度(例えば5m)の広い範囲を検知するのに適している。例えば、台所で使用するほとんどの家庭用電気機器には、反射型センサを用いることが好ましく、居室に備えられるほとんどの家庭用電気機器には、焦電型センサを用いることが好ましい。
【0010】
また本発明の家庭用電気機器は、被験者が操作したことを検知する操作検知手段と、被験者が近づいたことを検知する人体検知手段と、前記操作検知手段及び人体検知手段からの検知信号を受信して送信する通信手段とを備える構成とする。この構成に付加して、前記通信手段からの検知信号を受信して記憶する集積手段と、該集積手段に記憶された検知信号を解析し被験者の生活活動量や健康状態を評価する解析評価手段と、該解析評価手段の解析結果を配信する配信手段とを備えるようにしてもよい。
【0011】
なお、家庭用電気器としては、冷蔵庫、エアコン、石油ファンヒータ等の暖房機、電気カーペット、空気清浄機、加湿器、除湿器、洗濯機、電子レンジ、食器洗い乾燥機、炊飯器、電気ポット、掃除機、扇風機、照明器具、テレビ等を用いることができる。
【0012】
また、人体検知手段としては、人感センサである焦電型センサ、反射型センサの他に、画像処理型センサ等を選択することができる。この画像処理型センサは被験者本人か否かの判別が可能である。これらセンサを用途に合わせて選択することで、最適な生活活動度のデータを得ることができる。
【0013】
また、家庭用電気機器の電源が抜かれているときでも人体検出手段の検知データを送信できるように駆動用の電池を設けることが望ましい。そして、電池は電源から自動的に充電可能な充電式電池を用いることで使用者の手間を省くことができる。
【0014】
また、家庭用電気機器の設置制限をなくす観点から、家庭用電気機器内の通信手段は無線又は電灯線搬送を用いることが望ましい。
【0015】
また、生活活動度評価システムにおける被験者宅内の構成をより簡単にし、システムの拡張・変更を容易にする観点から、家庭用電気機器を直接インターネット網に接続するようにすることが望ましい。これにより、集積手段を被験者宅に設置する必要がなくなる。
【0016】
さらに、被験者のプライバシー保護の観点から被験者の生活活動度が外部に漏れないように、各通信時にデータを暗号化することが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明者は、高齢者などの被験者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積でき、精度よく被験者の生活活動度を評価できるシステムを提供できないか鋭意検討を重ねた結果、日常生活で違和感なく利用され且つ広く普及している家庭用電気機器(以下、家電機器と記すことがある)を検知手段として用い、家電機器の使用状況や近くに被験者が近づいたことを検知・集積し、これを解析することにより被験者の生活活動度を評価すればよいことを見出し本発明をなすに至った。
【0018】
図1に、本発明の生活活動度評価システムの概説図を示す。被験者宅10内に配設された家電機器11で検知された信号は集積手段12に送られ、ここで時系列データとして集積・記憶される。集積手段12に記憶された時系列データは所定時間毎あるいは送信要求があったときに解析評価センタ13に送られる。
【0019】
解析評価センタ13では解析評価手段15で収集された時系列データを解析・評価する。解析・評価方法としては、最も単純な例を示せば、一定時間以上にわたって時系列データがない場合、或いは特定時間の時系列データが所定回数以下になった場合、被験者に異常が生じたものとみなして被験者の安否を評価する方法が挙げられる。解析評価手段15による評価結果は配信手段14を介して必要により被験者宅や別居家族宅16、介護・看護・医療・福祉機関17に送られ、健康状態の自己管理や当該機関による活動に利用される。この場合、被験者本人及びその家族、前記機関17などからの要求によって、評価結果が要求者に送信されるようにしてもよい。
【0020】
なお、集積手段12から解析評価センタ13への送信方法に特に限定はなく、電話回線やCATV回線などを利用することができる。また、図1では集積手段12と解析評価手段15を別体としているが、両者を一体として形成してもよい。その一体形成したものを解析評価センタ13に設ける場合は、家電機器11内にインターネット網に接続できるインターネット通信部(不図示)を設ければよい。これにより、検知データを家電機器11から直接解析評価センタ13へ送ることができるので、家電機器10を新しく設置・変更しても被験者宅10内で集積手段12のプログラム変更等をする必要がなく、変更作業が容易でシステム拡張がしやすくなる。
【0021】
さらに、集積手段12、解析評価手段15、及び配信手段14のすべてを被験者宅10内に設けるか、家電機器11内に設けてもよい。家電機器11内に本発明のすべての構成を設けた場合、生活活動度評価システムをコンパクト且つ低コストで提供することができる。
【0022】
また、各通信時にデータを暗号化することにより、被験者の生活活動度が外部に漏れることを防止でき、プライバシーを保護することができる。
【0023】
次に、家電機器11の一例として冷蔵庫について説明する。図2に、冷蔵庫の外観図を示す。冷蔵庫20の前面上端部に人体検知手段としての人感センサ21が設けられている。この人感センサ21は人体から発せられる赤外線等の変化を検知してゆらぎ等の判定を行い人の有無を判断する焦電型センサであり、被験者が冷蔵庫20に近づいたことを検知する。また、焦電型センサは比較的広範囲の人の有無を検知できる特性を有する。
【0024】
図16は、焦電型センサの測定範囲を示す図である。実験に用いた焦電型センサ150の精度は、検出物の温度差が3±1℃以上、検知範囲が頂角90°で高さx(例えば5m)の円錐の範囲である。この高さxはセンサの出力を変えることで1mから数m程度まで変化可能である。
【0025】
図3に、冷蔵庫20の主要回路30のブロック図を示す。回路にはドアの開閉等の操作を検知する操作検知部31と、人感センサ21と、制御部32と、集積手段12との通信を行う通信部33と、これらの動作を行うための電池部34と、AC電源から電池部34の充電を行う電源/充電部35とが備えられる。
【0026】
この冷蔵庫20において、ドアの開閉を操作検知部31で検知すると、その検知信号は制御部32を介して通信部33により集積手段12に送られる。このように、冷蔵庫20のドアの開閉という被験者の動作を集積手段12に送ることにより、時系列データとして集積・記憶される。
【0027】
また、冷蔵庫20の周辺に人が存在することを人感センサ21により検知すると、その検知信号も上記の操作検知部31で検知した場合と同様に集積手段12に送られ、時系列データとして集積・記憶される。
【0028】
図4に、集積手段12に集積・記憶された検知データの一例を示す。図4において、1日の冷蔵庫20のドアの開閉検知回数は3回であり、冷蔵庫20の周辺に人が存在することを検知した回数は5回である。このように、2種類の時系列データを集積することにより、冷蔵庫20の操作回数のみのデータを集積する場合に比べて生活活動度をより詳細に検知することができる。
【0029】
また、冷蔵庫20に人感センサ21を内蔵する構成とすることにより、各構成部材(通信部22、制御部32、電池部34、及び電源/充電部35)を操作検知部31と共有することができ、人感センサ21を冷蔵庫20外に個別に設置する場合に比べて、コンパクトで且つ安価に構成することができる。
【0030】
さらに、電池部34から人感センサ21、制御部32、及び通信部33に給電する構成としたので、冷蔵庫20の電源が抜かれた状態であっても、人感センサ21は動作して検知データを集積手段12に送ることができる。そして、電池部34は電源/充電部35により充電されるので、電池交換が不要であり、使い勝手がよい。
【0031】
なお、通信部33は無線又は電灯線搬送を用いれば、冷蔵庫20と集積手段12とを配線する必要がなくなり、通常の家電機器と同様に自由に設置することができる。
【0032】
本実施形態においては家電機器として冷蔵庫を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、エアコン、石油ファンヒータ等の暖房機、電気カーペット、空気清浄機、加湿器、除湿器、洗濯機、電子レンジ、食器洗い乾燥機、炊飯器、電気ポット、掃除機、扇風機、照明器具、テレビ等に適用することができる。以下に、これらの家電機器に本発明を適用した実施例について説明する。
【0033】
図5に、エアコンの外観図を示す。エアコン40の下端部に人感センサ21が設けられている。この人感センサ21は図2と同様の焦電型センサを用いるのが好ましい。一般にエアコンの室内機は壁の上部に設置され、部屋全体を見渡すことができる位置であるため、検知範囲の広い焦電型センサを用いることにより、その部屋全体の人の有無を検知することが可能となる。このエアコン40の主要回路は、図3に示した冷蔵庫20の主要回路30とほぼ同じ構成であり、操作検知部31はエアコン40へのリモコン操作を検知する。
【0034】
図6に、炊飯器の外観図を示す。炊飯器50の本体前面に人感センサ21が設けられている。この人感センサ21には反射型センサを用いることにより、狭い範囲に限定して人の有無を検知できる。従って、炊飯器50は操作されなくても台所の特定の場所に被験者がいるか否かを検知することができる。
【0035】
図17は反射型センサの平面図、図18は反射型センサの検知範囲を示す図である。反射型センサ160には赤外線発光素子161と赤外線受光素子162とが備えられる。実験には検出物として1m×1mの白色ボードを用い、発光素子の出力を変化させて検知範囲を測定した。その結果、対象物までの距離yは25〜100cmの範囲で精度よく検知でき、好ましくは40〜50cmであった。検知範囲は反射型センサ16の中心部からの垂線を検出軸170としたとき、検出軸170付近である。
【0036】
この炊飯器50の主要回路は、図3に示した冷蔵庫20の主要回路30とほぼ同じ構成であり、操作検知部31は蓋の開閉操作を検知する。
【0037】
図7に、テレビの外観図を示す。テレビ60の前面枠の上部に人感センサ21が設けられている。この人感センサ21には画像処理型センサを用いることにより、テレビ60に近づいた人を検知して被験者か否かまで識別することができる。画像処理型センサはカメラ部(不図示)で画像を撮影し、輪郭抽出等の画像処理を行い、被験者のデータと比較し、撮影した画像に被験者が写っているか否かを判断する。これにより、テレビ60は操作されなくてもテレビ60の周辺に被験者がいるか否かをより正確に検知することができる。なお、一般にテレビは壁際に設置されるので人感センサ21として検知範囲の広い焦電型センサを用いてもよい。このテレビ60の主要回路は、図3に示した冷蔵庫20の主要回路30とほぼ同じ構成であり、操作検知部31はテレビ60へのリモコン操作を検知する。
【0038】
図8に、洗濯機の外観図を示す。洗濯機70の前面上部に人感センサ21が設けられている。この人感センサ21は図2と同様の焦電型センサを用いるのが好ましい。一般に洗濯機は洗面所に設置され、洗面所全体を見渡すことができる位置であるため、検知範囲の広い焦電型センサを用いることにより、洗面所全体の人の有無を検知することが可能となる。従って、洗面所に人が立つ動作を検知することができる。この洗濯機70の主要回路は、図3に示した冷蔵庫20の主要回路30とほぼ同じ構成であり、操作検知部31は洗濯機70のパネル操作を検知する。
【0039】
図9は加湿器、図10は空気清浄機、図11は除湿器、図12は石油ファンヒータ、図13は電気カーペットの外観図である。これら加湿器80、空気清浄機90、除湿器100、石油ファンヒータ110、電気カーペット120等の家電機器は、一度運転開始などの操作をするとそれ以後操作することは少ないので操作検知部を設けるだけでは検知頻度が少ないが、人感センサ21を設けることにより、生活活動度をより詳細に検知することができる。なお、人感センサ21としては検知範囲の広い焦電型センサを用いるのが好ましい。
【0040】
図14は電子レンジ、図15は掃除機の外観図である。電子レンジ130や掃除機140等の家電機器は、使用頻度が比較的少なく、操作検知部を設けただけでは検知データがほとんど集積されないが、人感センサ21を設けることにより検知頻度が増し、生活活動度をより詳細に検知することができる。なお、人感センサ21としては検知範囲の狭い反射型センサを用いるのが好ましい。
【0041】
このように、主に台所に互いに近接して設置されている家電機器には検知範囲の狭い反射型センサを設けることにより、台所内での細かな移動を正確に検知することができる。一方、主に居室の壁際に設置されている家電機器には検知は二の広い焦電型センサを設けることにより、居室内での移動を正確に検知することができる。
【0042】
なお、生活活動度評価システムの検知手段としては、上記の家電機器だけを用いるのではなく、電気、ガス、水道等の各種検針機器や、加速度センサ等を複数個組み合わせて使用し、被験者の日常生活の妨げにならない最も自然な形で検知・集積することが望ましい。
【0043】
本発明では生活活動度を検知して評価する生活活動度評価システムにおいて、家電機器に内蔵した人感センサからのデータを使用したが、この人感センサにより家電機器の制御を行ってもよい。例えば、図5に示したエアコン40において、人感センサ21からの検知信号を基に自動運転することで省エネ効果を向上させられる。
【0044】
また、本発明では生活活動度を検知して評価する生活活動度評価システムについて説明したが、このシステムを活用して家電機器の故障等の自己診断情報をセンタ(解析評価センタで兼ねる)に通報することも可能である。このように、システム拡張することで、より使用者の利便性を高めることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によると、被験者が普段使用している家庭用電気機器の使用状況を検知するとともに、人体検知手段でも検知することにより、家庭用電気機器を操作しなくても被験者の存在の有無を検知することができ、より精度の高いシステムを提供することができる。さらに、人体検知手段を家庭用電気機器に内蔵することで、電源等を共用でき、コンパクトで低コストなシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生活活動度評価システムの概説図である。
【図2】本発明の家電機器の一例である冷蔵庫の外観図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の主要回路のブロック図である。
【図4】本発明の集積手段に集積・記憶された検知データの一例を示す図である。
【図5】本発明の家電機器の一例であるエアコンの外観図である。
【図6】本発明の家電機器の一例である炊飯器の外観図である。
【図7】本発明の家電機器の一例であるテレビの外観図である。
【図8】本発明の家電機器の一例である洗濯機の外観図である。
【図9】本発明の家電機器の一例である加湿器の外観図である。
【図10】本発明の家電機器の一例である空気清浄機の外観図である。
【図11】本発明の家電機器の一例である除湿器の外観図である。
【図12】本発明の家電機器の一例である石油ファンヒータの外観図である。
【図13】本発明の家電機器の一例である電気カーペットの外観図である。
【図14】本発明の家電機器の一例である電子レンジの外観図である。
【図15】本発明の家電機器の一例である掃除機の外観図である。
【図16】本発明の焦電型センサの測定範囲を示す図である。
【図17】本発明の反射型センサの平面図である。
【図18】本発明の反射型センサの検知範囲を示す図である。
【符号の説明】
11  家庭用電気機器
12  集積手段
14  配信手段
15  解析評価手段
21  人感センサ(人体検知手段)
31  操作検知部(操作検知手段)
33  通信部(通信手段)
150 焦電型センサ
160 反射型センサ

Claims (5)

  1. 被験者が家庭用電気機器を操作したことを検知する操作検知手段と、被験者が家庭用電気機器に近づいたことを検知する人体検知手段と、前記操作検知手段及び人体検知手段からの検知信号を受信して送信する通信手段と、該通信手段からの検知信号を受信して記憶する集積手段と、該集積手段に記憶された検知信号を解析し被験者の生活活動量や健康状態を評価する解析評価手段と、該解析評価手段の解析結果を配信する配信手段とを有し、
    少なくとも前記操作検知手段と前記人体検知手段と前記通信手段とが、家庭用電気機器に搭載されたことを特徴とする生活活動度評価システム。
  2. 前記家庭用電気機器の設置場所に応じて、前記人体検知手段には、検出軸付近を検知範囲とする第1の人感センサ、又は約90°の頂角を有する円錐を検知範囲とする第2の人感センサの何れかを用いることを特徴とする請求項1記載の生活活動度評価システム。
  3. 前記第1の人感センサは赤外線反射型センサであり、前記第2の人感センサは赤外線焦電型センサであることを特徴とする請求項2記載の生活活動度評価システム。
  4. 被験者が操作したことを検知する操作検知手段と、被験者が近づいたことを検知する人体検知手段と、前記操作検知手段及び人体検知手段からの検知信号を受信して送信する通信手段とを備えたことを特徴とする家庭用電気機器。
  5. 前記通信手段からの検知信号を受信して記憶する集積手段と、該集積手段に記憶された検知信号を解析し被験者の生活活動量や健康状態を評価する解析評価手段と、該解析評価手段の解析結果を配信する配信手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の家庭用電気機器。
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