JP2004252763A - 監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】1台のモニタ画面上で監視対象設備の動作状態とカメラ映像を関連付けて確認可能な監視システムを提供する。
【解決手段】複数のエレベータを監視対象設備として監視する場合において、各エレベータ制御盤11から得られる各エレベータの動作状態と、各エレベータの乗りかご22内に設置された監視カメラ23からの映像が監視室3に送られる。監視室3では、各エレベータの動作状態を特定の表示形態で監視モニタ31に表示し、例えばカーソルによるエレベータの選択操作に伴い、そのエレベータに対応したカメラ映像を監視モニタ31に表示する。これにより、1台の監視モニタ31上で両者の情報を関連付けて確認することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のエレベータを監視対象設備として監視する場合において、各エレベータ制御盤11から得られる各エレベータの動作状態と、各エレベータの乗りかご22内に設置された監視カメラ23からの映像が監視室3に送られる。監視室3では、各エレベータの動作状態を特定の表示形態で監視モニタ31に表示し、例えばカーソルによるエレベータの選択操作に伴い、そのエレベータに対応したカメラ映像を監視モニタ31に表示する。これにより、1台の監視モニタ31上で両者の情報を関連付けて確認することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数のエレベータを監視対象設備として監視する監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータに用いられる監視システムとしては、制御盤から得られる各エレベータの動作状態をモニタ画面上に表示するシステム(例えば、特許文献1参照)や、各エレベータの乗りかご内の状態を監視カメラで撮影し、そのカメラ映像をモニタ画面上に表示するシステム(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【0003】
前者のシステムは昇降機設備監視システムなどと呼ばれ、後者のシステムはカメラ監視システムなどと呼ばれる。この2つのシステムは互いに独立して存在し、監視室では、これらのシステムに対応したモニタ画面をそれぞれ設置しておくことで、監視員が何らかの異常が発生した場合に各モニタ画面を確認して対応している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−45343号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−118900号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、各エレベータの動作状態とカメラ映像は別系統の監視システムとして個別に存在していたため、監視室では、これらのシステムに対応したモニタ画面を設置するための広いスペースが必要であった。
【0007】
また、エレベータの異常が発生した場合、監視員は上記各システムのモニタ画面を交互に見て対応しなければならなかったため、例えば異常が発生した場合に該当するカメラ映像を直ぐに見つけことができず、対応が遅れてしまうなどの問題があった。
【0008】
さらに、この種の監視システムでは、監視カメラによって撮影された映像を磁気ディスク装置などの記録装置に記録するものがあるが、この記録装置は各エレベータの乗りかご内に監視カメラと共に設けられている。このため、異常発生時などにカメラ映像を確認したくとも、現場まで行かないと、そのカメラ映像を取り出すことができず、対応が遅れてしまうなどの問題があった。
【0009】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、1台のモニタ画面上で監視対象設備の動作状態とカメラ映像を関連付けて確認可能な監視システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の監視システムは、1台のモニタ画面上で複数の監視対象設備を監視する監視システムであって、上記各監視対象設備の動作状態を取得する動作状態取得手段と、上記各監視対象設備のそれぞれに設けられた複数の監視カメラと、上記動作状態取得手段によって得られた上記各監視対象設備の動作状態を特定の表示形態で上記モニタ画面上に表示した後、所定のタイミングで上記各監視対象設備に対応した上記各監視カメラの映像を選択的に上記モニタ画面上に表示する表示制御手段とを具備して構成される。
【0011】
このような構成によれば、各監視対象設備の動作状態が特定の表示形態でモニタ画面上に表示されると共に、所定のタイミングで各監視対象設備に対応した各監視カメラの映像が表示されるので、1台のモニタ画面上で両者の情報を関連付けて確認することができる。
【0012】
上記複数の監視対象設備とは、例えば群管理制御された複数のエレベータであり、上記各監視カメラは、これらのエレベータの乗りかご内に設置される。
【0013】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記モニタ画面上に表示された上記各監視対象設備を選択する選択手段を備え、上記表示制御手段は、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択されたときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、例えばモニタ画面上でカーソルなどにより所望の監視対象設備を選択するだけの操作で、その監視対象設備に対応した監視カメラの映像を確認することができる。この場合、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された状態が所定時間以上経過したときに、あるいは、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された後、所定の操作があったときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することでも良い。
【0015】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視対象設備の異常発生を検知する異常発生検知手段を備え、上記表示制御手段は、上記異常発生検知手段によって異常発生が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、各監視対象設備のいずれかに何らかの異常が発生した場合に、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像が自動的にモニタ画面上に表示されるので、迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0017】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視対象設備に対する不正操作を検知する不正操作検知手段を備え、上記表示制御手段は、上記不正操作検知手段によって不正操作が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、各監視対象設備のいずれかに何らかの不正操作が行われた場合に、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像が自動的にモニタ画面上に表示されるので、迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0019】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視カメラの映像を記録する映像記録手段を備え、上記表示制御手段は、上記モニタ画面上での映像再生操作に従って上記映像記録手段から該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を読み出して上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、モニタ画面上で映像再生操作を行うことで、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像がモニタ画面上に表示されるので、例えば異常発生時などに直ぐに所望のカメラ映像を確認することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0022】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図であり、例えば大型マンションなどの建物に設置された複数のエレベータを監視対象とした場合の構成が示されている。
【0023】
図1に示すように、エレベータ機械室1には、乗場呼びやかご呼びに応答してエレベータの昇降動作を制御するエレベータ制御盤11と、監視室3との間で各種信号を送受信するための信号変換器12とを備えている。昇降路2には、乗客21を乗せて昇降する乗りかご22と、乗りかご22内に設置された監視カメラ23とを備えている。このエレベータ制御盤11と乗りかご22は、建物内のエレベータの設置台数分あり、それぞれ監視室3に電気的に繋がっている。
【0024】
監視室3には、監視モニタ31と監視装置32とHUB33と映像切換手段34とを備えている。監視モニタ31は、各エレベータの動作状態とカメラ映像を監視するための表示デバイスである。この監視モニタ31の画面構成については後に図2を参照して説明する。
【0025】
監視装置32は、コンピュータから構成され、図示せぬメモリに記憶されたプログラムに従って監視システム全体の制御を行う。この監視装置32には、エレベータ通信手段35と、映像入力手段36と、シリアル通信手段37とを備えている。エレベータ通信手段35は、HUB33を介してエレベータ制御盤11との間の通信制御を行う部分である。映像入力手段36は、映像切換手段34を介して監視カメラ23の映像を入力する部分である。シリアル通信手段37は、映像切換手段34との間でシリアル通信を行う部分である。
【0026】
このような構成において、エレベータ機械室1に備えられたエレベータ制御盤11は、各階の乗場に設置された乗場呼びボタンや、乗りかご22内に設置されたかご呼びボタンに応答して乗りかご22を昇降させる運転制御や、階床表示器に対する表示制御などを司っている。信号変換器12は、監視室3のHUB33を介して監視装置32のエレベータ通信手段35に接続されている。複数のエレベータが設置されている場合には、複数の信号変換器12がHUB33のポートに接続され、エレベータと監視装置32との間に通信ネットワークが形成されるようになっている。監視装置32は、エレベータ通信手段35を介して各エレベータのエレベータ制御盤11から出力される階床信号、UP/DN信号、ドア開閉信号、管制運転信号等の動作信号を受取り、これらの動作信号に基づいて各エレベータの動作状態を監視モニタ31に画面表示したり、エレベータ制御盤11の運行管理の変更や指令を出す機能などを有している。
【0027】
監視カメラ23は、乗りかご22の天井付近に設置されている。監視カメラ23は常に起動状態であり、この監視カメラ23によって撮影された映像信号は監視室3の映像切換手段34を介して監視装置32の映像入力手段36に入力される。
【0028】
映像切換手段34には複数の監視カメラ23が接続されており、その中の1つを選択して出力できる構成になっている。また、この映像切換手段34は監視装置32のシリアル通信手段37と接続されており、監視装置32からの制御信号によって出力映像の切換えが可能な構成になっている。これらの構成によってエレベータの監視カメラ23の映像を監視装置32に取り込み、監視モニタ31に映し出すことが可能となる。
【0029】
ここで、図2を参照して監視モニタ31の画面構成について説明する。
【0030】
図2は監視モニタ31の画面構成を示す図であり、A棟,B棟…などの建物内の設備配置図311(建物の横断面図)が表示されている。この設備配置図311の中にはバンク312が含まれ、さらにそのバンク312の中にはエレベータの動作表示部313が含まれる。
【0031】
動作表示部313では、個々のエレベータの動作状態(例えばエレベータの乗りかごの移動方向、階床位置、運転状態、ドアの開閉状態など)が特定の表示形態で表示される。図2の例では、A1バンク内の8台のエレベータと、B1バンク内の8台のエレベータの動作状態が示されている。図中の「∧」マークは上方向の移動、「∨」マークは上方向の移動、「−」マークは停止状態を表している。また、このマークの下部に付記された数字は階床番号である。つまり、A1バンク内の上段一番左側のエレベータであれば、その乗りかごの現在位置が3階であり、そこから上方向に移動中であることが判る。さらに、例えば平常運転、故障、点検運転、管制運転、非常運転、救出運転、専用運転といった運転状態が色分け表示によって表されるようになっている。このようなエレベータの動作状態を示す表示は、エレベータ制御盤11から得られる各種動作信号に基づいて行われる。
【0032】
通常は建物全体の画面表示となっており、エレベータの詳細な動作状態を見たい場合にはバンク312あるいは動作表示部313をマウス等で選択することによって、画面が切り替わり詳細なデータを階層的に見ることができる。
【0033】
ここで、図3および図4に示すように、バンク312内のいずれかのエレベータの動作表示部313上にカーソル314を所定時間以上重ね合わせるか、あるいは、動作表示部313上にカーソル314を重ね合わせた後にマウスをクリックすると、そのカーソル314にて選択された動作表示部313に対応したエレベータのカメラ映像315がウインドウ形式で監視モニタ31上に表示される。このカメラ映像315は、監視カメラ23から得られたものであり、ここではエレベータの乗りかご22の状態を表している。
【0034】
また、このカメラ映像315には、表示対象となっているエレベータの動作状態を示す詳細な情報(図4の例では号機識別番号「A1−8」、階床「2」、移動方向「↑」)が付加される。
【0035】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0036】
図5は本システムにおける画面操作時の処理動作を示すフローチャートである。上述したように、監視室3に設けられた監視装置32は、各エレベータのエレベータ制御盤11から階床信号、UP/DN信号、ドア開閉信号、管制運転信号等の動作信号を受取り、これらの動作信号に基づいて各エレベータの動作状態を監視モニタ31に表示している。このときの状態が図2であり、エレベータの動作状態が監視モニタ31に設けられた動作表示部313の枠内に特定の表示形態で表示されている。
【0037】
ここで、監視モニタ31に表示されたバンク312内のいずれかの動作表示部313の上にカーソル314が置かれた場合に(ステップA11のYes)、監視装置32は当該動作表示部313に対応したエレベータの号機情報を読み取ると共に図示せぬ内蔵タイマーを起動し(ステップA12)、所定の時間が経過するまでの間、カーソル314が同じ号機にあるか否かを判断する(ステップA13、A14)。
【0038】
カーソル314が同じ号機の上にあった場合、つまり、カーソル314によって同じ動作表示部313が所定時間連続して選択された状態にあった場合には(ステップA14のYes)、監視装置32は当該動作表示部313に対応したエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップA15)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップA16)。
【0039】
なお、カメラ映像315は監視モニタ31上にウインドウ形式で重ね合わせて表示する他に、例えば監視モニタ31上に予め特定の表示領域を設けておき、その表示領域に表示することも良い。
【0040】
また、動作表示部313上にカーソル314を置いた後にマウスをクリックすることでも、上記同様にカメラ映像315を表示することができる。
【0041】
このように、監視モニタ31上で所望のエレベータの動作表示部313をカーソル314で選択するだけで、当該エレベータのカメラ映像315を簡単に確認することができる。しかも、一つの画面上でエレベータの動作状態と監視カメラ映像の両方を対比させて確認するができるため、緊急時などに迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0042】
(異常発生時)
次に、本システムにおける異常発生時の動作について説明する。
【0043】
上述したように、本システムでは、監視モニタ31上でカーソル操作によって所望のエレベータのカメラ映像315を任意選択的に表示することができるが、このような明示的な操作とは別に、異常が発生した場合に自動的に該当するエレベータのカメラ映像315を表示する機能を備えている。
【0044】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0045】
図6は本システムにおける異常発生時の処理動作を示すフローチャートである。エレベータの故障等による何らかの異常が発生した場合、そのエレベータの制御盤11に設けられた信号変換器12から異常信号が監視装置32に対して出力される。
【0046】
ここで、監視装置32では、エレベータ制御盤11から異常信号を受信すると(ステップB11)、その異常信号に基づいてエレベータの号機と異常内容を判別し、監視モニタ31上の該当する動作表示部313に異常発生状態を表示する(ステップB12、B13)。
【0047】
続いて、監視装置32は、異常が発生しているエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップB14)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップB15)。
【0048】
このように、異常が発生した場合に、該当するエレベータのカメラ映像315が自動的に表示されるため、監視員は乗りかご22内に乗客が乗っているかどうか、暴れている人がいないかどうか、けが人がいないかどうか等の状況を素早く把握することがでは、例えば救急車や警備員を手配するための対応を的確に行うことができる。
【0049】
(不正操作検出時)
次に、本システムにおける不正操作検出時の動作について説明する。
【0050】
例えば外部者が勝手にエレベータを利用できないようにするため、各エレベータ毎に個人認証機器が備えられている場合がある。このときの個人認証の方法としては、例えばパスワードの入力、指紋や声紋の照合、個人認証カードの読取りなどがある。これらの中の1つ、あるいは、複数の方法を組み合わせて、乗場などで予めエレベータの利用が許可された者であるか否かを判別する。許可された者であれば、エレベータのドアを開いて通常の運転を行うが、許可された者でない場合にはエレベータの運転を禁止する。本システムでは、このような個人認証機能付きのエレベータに対する不正な操作を検知した場合に、自動的に該当するエレベータのカメラ映像315を表示する機能を備えている。
【0051】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0052】
図7は本システムにおける不正操作検出時の処理動作を示すフローチャートである。上述した個人認証機器に例えば間違ったパスワードが何度も入力されるなど、所定回数以上の不正な操作があったことが検出されると、エレベータ制御盤11から信号変換器12を介してその旨の不正検出信号が監視装置32に対して出力される。
【0053】
ここで、監視装置32では、エレベータ制御盤11から不正検出信号を受信すると(ステップC11)、その不正検出信号に基づいてエレベータの号機を判別し、監視モニタ31上の該当する動作表示部313に不正操作発生状態を表示する(ステップC12、C13)。
【0054】
続いて、監視装置32は、不正操作が発生しているエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップC14)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップC15)。
【0055】
このように、不正操作があった場合において、上述した一連の動作が瞬間的に行われる。これにより、監視モニタ31に映し出された不審者の存在をいち早く発見し、警備員の手配等の早急な対応ができる。
【0056】
なお、ここでは、個人認証機器に対する不正操作を例にして説明したが、これに限るものではなく、エレベータに対する何らかの不正操作があった場合に上述した処理が実行される。
【0057】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0058】
図8は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図であり、例えば大型マンションなどの建物に設置された複数のエレベータを監視対象とした場合の構成が示されている。なお、基本的な構成は図1(第1の実施形態)と同様であり、ここでは同一部分には同一符号を付してその説明は省略するものとする。
【0059】
図8において、図1と異なる点は、監視室3に映像記録手段41が備えられていると共に、監視室3の監視装置32に第2映像入力手段42、第2シリアル通信手段43が備えられていることである。
【0060】
映像記録手段41は、例えば磁気ディスク装置などからなり、複数の監視カメラ23によって撮影された映像を記録するものである。この場合、各監視カメラ23から連続的に送られてくる映像を一定間隔で切り換えながら、1コマずつの静止画像として映像記録手段41の各エリアに順次記録していくものとする。第2映像入力手段42は、映像記録手段41に記録された監視カメラ23の映像を入力する部分である。第2シリアル通信手段43は、映像記録手段41との間でシリアル通信を行う部分である。
【0061】
図9は第2の実施形態における監視モニタ31の画面構成を示す図である。
【0062】
上記第1の実施形態と同様に、監視モニタ31には、バンク312内の動作表示部313にエレベータの動作状態が表示され、その中の任意の動作表示部313をカーソル314で選択することで、該当するエレベータのカメラ映像315(乗りかご内の状態)がウインドウ表示される。
【0063】
ここで、第2の実施形態では、カメラ映像315のウインドウ画面の周辺に「再生」ボタン318、「早送り」ボタン319、「逆再生」ボタン317、「早戻し」ボタン316、「一時停止」ボタン321、「終了」ボタン320といった各種操作ボタン(アイコン)が表示される。「再生」ボタン318をクリックすると、現在時刻から所定時間戻ってカメラ映像の再生が行われ、そのときに「早送り」ボタン319をクリックすると早送りで再生することができる。
【0064】
また、「逆再生」ボタン317をクリックすると、現在時刻を基点にしてカメラ映像の逆再生が行われ、そのときに「早戻し」ボタン316をクリックすると早戻しで逆再生することができる。「一時停止」ボタン321は現在の表示動作を一時停止するためのボタンであり、「終了」ボタン320はカメラ映像の表示動作を終了するためのボタンである。
【0065】
監視員がこれらの操作ボタンをクリックすると、その操作ボタンに対応した制御信号が当該エレベータの識別信号と共に第2シリアル通信手段43を介して映像記録手段41送信される。映像記録手段41では、入力された制御信号と識別信号に従った動作を行う。例えば「再生」ボタン318がクリックされた場合には、映像記録手段41は、識別信号によって特定されるエレベータのカメラ映像を対象として、現在時刻から所定時間戻った時刻からそのカメラ映像を順次読み出して監視装置32に出力する。監視装置32では、第2映像入力手段42を介してカメラ映像を受信することにより、監視モニタ31上に再生出力する。
【0066】
また、「再生」ボタン318が押されたときの基準となる時刻は、現在時刻に限るものではなく、例えば異常発生時や不正検出時における時刻をあらかじめ記憶しておき、その時刻に最も近い監視カメラ映像を再生するようにしても良い。
【0067】
なお、映像記録手段41に記録されたカメラ映像(1コマずつ連続した静止画像)の入力方法としては、アナログ信号で入力する方法でも、JPEG等でデジタル化された信号をLAN等のシリアル接続で入力する方法であっても良い。
【0068】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0069】
図10は本システムにおけるカメラ映像再生時の処理動作を示すフローチャートである。今、監視モニタ31上でバンク312の中の任意の動作表示部313がカーソル314にて選択され、それに対応するエレベータのカメラ映像315が表示された状態にあるものとする。このとき、図9に示すようにカメラ映像315の下部などに各種操作ボタン316〜321が表示される。
【0070】
ここで、監視モニタ31上で「再生」ボタン318がクリックされたことが検知された場合(ステップD11のYes)、監視装置32は現在時刻から所定時間前の時刻信号と再生制御信号と号機種別信号を映像記録手段41に送信する(ステップD12)。上記号機種別信号は、エレベータの号機を識別するための信号であり、ここでは現在表示中のカメラ映像315に対応したエレベータの号機識別番号(図9の例ではA1−8)である。また、監視モニタ31上で「逆再生」ボタン317がクリックされたことが検知された場合(ステップD13のYes)、監視装置32は現在時刻の時刻信号と逆再生制御信号と号機種別信号を映像記録手段41に送信する(ステップD14)。
【0071】
映像記録手段41では、これらの信号に基づいて該当する時刻のカメラ映像を読み出して監視装置32に出力し、監視装置32はそのカメラ映像を受け取って監視モニタ31に再生表示する(ステップD15)。この場合、「再生」ボタン318の操作では現在時刻から所定時間戻った時刻からの再生映像が表示され、「逆再生」ボタン317の操作では現在時刻から逆方向に再生映像が表示されることになる。
【0072】
この状態で、「終了」ボタン320以外の操作ボタンがクリックされた場合には(ステップD16のYes)、その操作ボタンに応じた制御信号が映像記録手段41に送られて、当該制御信号に従った動作が行われることになる(ステップD17)。すなわち、例えば再生中に「早送り」ボタン319がクリックされたとすると、現在再生中のカメラ映像が早送りで再生されることになる。
【0073】
また、「終了」ボタン320がクリックされた場合には(ステップD18のYes)、監視装置32は映像記録手段41に対して終了信号を送信して、カメラ映像の画面表示をクリアする(ステップD19)。
【0074】
このように、映像記録手段41に記録された各エレベータのカメラ映像を監視モニタ31上での操作にて簡単な再生することができる。したがって、例えば異常が発生した場合に、従来のように監視員が現場まで行って、そこに設置された記録装置からカメラ映像を取り出すことをしなくとも、所望のカメラ映像を即座に確認して的確な対応を取ることができるものである。
【0075】
なお、上記第1および第2の実施形態では、監視対象とする設備がエレベータである場合を想定したが、本発明はエレベータに限らず、例えばエスカレータなどであっても同様に適用可能である。さらに、監視カメラの設置場所についても、乗りかご内だけでなく、例えばエレベータの乗場やエスカレータの乗降口などであっても良い。
【0076】
要するに、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0077】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、1台のモニタ画面上で監視対象設備の動作状態とカメラ映像を関連付けて確認することができる。したがって、例えば複数のエレベータを監視対象とした場合に、これらのエレベータの動作状態と監視カメラの映像を一つの画面上で監視しながら、異常発生時などに迅速かつ的確に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図。
【図2】上記エレベータ監視システムに設けられた監視モニタの画面構成を示す図。
【図3】上記監視モニタ上でバンク内の任意の動作表示部をカーソル選択した状態を示す図。
【図4】上記監視モニタ上でカーソル選択された動作表示部に対応したエレベータのカメラ映像を表示した状態を示す図。
【図5】上記エレベータ監視システムにおける画面操作時の処理動作を示すフローチャート。
【図6】上記エレベータ監視システムにおける異常発生時の処理動作を示すフローチャート。
【図7】上記エレベータ監視システムにおける不正操作検出時の処理動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図。
【図9】第2の実施形態におけるエレベータ監視システムに設けられた監視モニタの画面構成を示す図。
【図10】第2の実施形態におけるエレベータ監視システムのカメラ映像再生時の処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エレベータ機械室、2…昇降路、3…監視室、11…エレベータ制御盤、12…信号変換器、21…乗客、22…乗りかご、23…監視カメラ、31…監視モニタ、32…監視装置、33…HUB、34…映像切換手段、35…エレベータ通信手段、36…映像入力手段、37…シリアル通信手段、311…設備配置図、312…バンク、313…動作表示部、314…カーソル、315…カメラ映像、41…映像記録手段、42…第2映像入力手段、43…第2シリアル通信手段、317〜321…操作ボタン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数のエレベータを監視対象設備として監視する監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータに用いられる監視システムとしては、制御盤から得られる各エレベータの動作状態をモニタ画面上に表示するシステム(例えば、特許文献1参照)や、各エレベータの乗りかご内の状態を監視カメラで撮影し、そのカメラ映像をモニタ画面上に表示するシステム(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【0003】
前者のシステムは昇降機設備監視システムなどと呼ばれ、後者のシステムはカメラ監視システムなどと呼ばれる。この2つのシステムは互いに独立して存在し、監視室では、これらのシステムに対応したモニタ画面をそれぞれ設置しておくことで、監視員が何らかの異常が発生した場合に各モニタ画面を確認して対応している。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−45343号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−118900号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来、各エレベータの動作状態とカメラ映像は別系統の監視システムとして個別に存在していたため、監視室では、これらのシステムに対応したモニタ画面を設置するための広いスペースが必要であった。
【0007】
また、エレベータの異常が発生した場合、監視員は上記各システムのモニタ画面を交互に見て対応しなければならなかったため、例えば異常が発生した場合に該当するカメラ映像を直ぐに見つけことができず、対応が遅れてしまうなどの問題があった。
【0008】
さらに、この種の監視システムでは、監視カメラによって撮影された映像を磁気ディスク装置などの記録装置に記録するものがあるが、この記録装置は各エレベータの乗りかご内に監視カメラと共に設けられている。このため、異常発生時などにカメラ映像を確認したくとも、現場まで行かないと、そのカメラ映像を取り出すことができず、対応が遅れてしまうなどの問題があった。
【0009】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、1台のモニタ画面上で監視対象設備の動作状態とカメラ映像を関連付けて確認可能な監視システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の監視システムは、1台のモニタ画面上で複数の監視対象設備を監視する監視システムであって、上記各監視対象設備の動作状態を取得する動作状態取得手段と、上記各監視対象設備のそれぞれに設けられた複数の監視カメラと、上記動作状態取得手段によって得られた上記各監視対象設備の動作状態を特定の表示形態で上記モニタ画面上に表示した後、所定のタイミングで上記各監視対象設備に対応した上記各監視カメラの映像を選択的に上記モニタ画面上に表示する表示制御手段とを具備して構成される。
【0011】
このような構成によれば、各監視対象設備の動作状態が特定の表示形態でモニタ画面上に表示されると共に、所定のタイミングで各監視対象設備に対応した各監視カメラの映像が表示されるので、1台のモニタ画面上で両者の情報を関連付けて確認することができる。
【0012】
上記複数の監視対象設備とは、例えば群管理制御された複数のエレベータであり、上記各監視カメラは、これらのエレベータの乗りかご内に設置される。
【0013】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記モニタ画面上に表示された上記各監視対象設備を選択する選択手段を備え、上記表示制御手段は、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択されたときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、例えばモニタ画面上でカーソルなどにより所望の監視対象設備を選択するだけの操作で、その監視対象設備に対応した監視カメラの映像を確認することができる。この場合、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された状態が所定時間以上経過したときに、あるいは、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された後、所定の操作があったときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することでも良い。
【0015】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視対象設備の異常発生を検知する異常発生検知手段を備え、上記表示制御手段は、上記異常発生検知手段によって異常発生が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、各監視対象設備のいずれかに何らかの異常が発生した場合に、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像が自動的にモニタ画面上に表示されるので、迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0017】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視対象設備に対する不正操作を検知する不正操作検知手段を備え、上記表示制御手段は、上記不正操作検知手段によって不正操作が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、各監視対象設備のいずれかに何らかの不正操作が行われた場合に、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像が自動的にモニタ画面上に表示されるので、迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0019】
また、本発明は、上記監視システムにおいて、上記各監視カメラの映像を記録する映像記録手段を備え、上記表示制御手段は、上記モニタ画面上での映像再生操作に従って上記映像記録手段から該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を読み出して上記モニタ画面上に表示することを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、モニタ画面上で映像再生操作を行うことで、該当する監視対象設備に対応した監視カメラの映像がモニタ画面上に表示されるので、例えば異常発生時などに直ぐに所望のカメラ映像を確認することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0022】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図であり、例えば大型マンションなどの建物に設置された複数のエレベータを監視対象とした場合の構成が示されている。
【0023】
図1に示すように、エレベータ機械室1には、乗場呼びやかご呼びに応答してエレベータの昇降動作を制御するエレベータ制御盤11と、監視室3との間で各種信号を送受信するための信号変換器12とを備えている。昇降路2には、乗客21を乗せて昇降する乗りかご22と、乗りかご22内に設置された監視カメラ23とを備えている。このエレベータ制御盤11と乗りかご22は、建物内のエレベータの設置台数分あり、それぞれ監視室3に電気的に繋がっている。
【0024】
監視室3には、監視モニタ31と監視装置32とHUB33と映像切換手段34とを備えている。監視モニタ31は、各エレベータの動作状態とカメラ映像を監視するための表示デバイスである。この監視モニタ31の画面構成については後に図2を参照して説明する。
【0025】
監視装置32は、コンピュータから構成され、図示せぬメモリに記憶されたプログラムに従って監視システム全体の制御を行う。この監視装置32には、エレベータ通信手段35と、映像入力手段36と、シリアル通信手段37とを備えている。エレベータ通信手段35は、HUB33を介してエレベータ制御盤11との間の通信制御を行う部分である。映像入力手段36は、映像切換手段34を介して監視カメラ23の映像を入力する部分である。シリアル通信手段37は、映像切換手段34との間でシリアル通信を行う部分である。
【0026】
このような構成において、エレベータ機械室1に備えられたエレベータ制御盤11は、各階の乗場に設置された乗場呼びボタンや、乗りかご22内に設置されたかご呼びボタンに応答して乗りかご22を昇降させる運転制御や、階床表示器に対する表示制御などを司っている。信号変換器12は、監視室3のHUB33を介して監視装置32のエレベータ通信手段35に接続されている。複数のエレベータが設置されている場合には、複数の信号変換器12がHUB33のポートに接続され、エレベータと監視装置32との間に通信ネットワークが形成されるようになっている。監視装置32は、エレベータ通信手段35を介して各エレベータのエレベータ制御盤11から出力される階床信号、UP/DN信号、ドア開閉信号、管制運転信号等の動作信号を受取り、これらの動作信号に基づいて各エレベータの動作状態を監視モニタ31に画面表示したり、エレベータ制御盤11の運行管理の変更や指令を出す機能などを有している。
【0027】
監視カメラ23は、乗りかご22の天井付近に設置されている。監視カメラ23は常に起動状態であり、この監視カメラ23によって撮影された映像信号は監視室3の映像切換手段34を介して監視装置32の映像入力手段36に入力される。
【0028】
映像切換手段34には複数の監視カメラ23が接続されており、その中の1つを選択して出力できる構成になっている。また、この映像切換手段34は監視装置32のシリアル通信手段37と接続されており、監視装置32からの制御信号によって出力映像の切換えが可能な構成になっている。これらの構成によってエレベータの監視カメラ23の映像を監視装置32に取り込み、監視モニタ31に映し出すことが可能となる。
【0029】
ここで、図2を参照して監視モニタ31の画面構成について説明する。
【0030】
図2は監視モニタ31の画面構成を示す図であり、A棟,B棟…などの建物内の設備配置図311(建物の横断面図)が表示されている。この設備配置図311の中にはバンク312が含まれ、さらにそのバンク312の中にはエレベータの動作表示部313が含まれる。
【0031】
動作表示部313では、個々のエレベータの動作状態(例えばエレベータの乗りかごの移動方向、階床位置、運転状態、ドアの開閉状態など)が特定の表示形態で表示される。図2の例では、A1バンク内の8台のエレベータと、B1バンク内の8台のエレベータの動作状態が示されている。図中の「∧」マークは上方向の移動、「∨」マークは上方向の移動、「−」マークは停止状態を表している。また、このマークの下部に付記された数字は階床番号である。つまり、A1バンク内の上段一番左側のエレベータであれば、その乗りかごの現在位置が3階であり、そこから上方向に移動中であることが判る。さらに、例えば平常運転、故障、点検運転、管制運転、非常運転、救出運転、専用運転といった運転状態が色分け表示によって表されるようになっている。このようなエレベータの動作状態を示す表示は、エレベータ制御盤11から得られる各種動作信号に基づいて行われる。
【0032】
通常は建物全体の画面表示となっており、エレベータの詳細な動作状態を見たい場合にはバンク312あるいは動作表示部313をマウス等で選択することによって、画面が切り替わり詳細なデータを階層的に見ることができる。
【0033】
ここで、図3および図4に示すように、バンク312内のいずれかのエレベータの動作表示部313上にカーソル314を所定時間以上重ね合わせるか、あるいは、動作表示部313上にカーソル314を重ね合わせた後にマウスをクリックすると、そのカーソル314にて選択された動作表示部313に対応したエレベータのカメラ映像315がウインドウ形式で監視モニタ31上に表示される。このカメラ映像315は、監視カメラ23から得られたものであり、ここではエレベータの乗りかご22の状態を表している。
【0034】
また、このカメラ映像315には、表示対象となっているエレベータの動作状態を示す詳細な情報(図4の例では号機識別番号「A1−8」、階床「2」、移動方向「↑」)が付加される。
【0035】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0036】
図5は本システムにおける画面操作時の処理動作を示すフローチャートである。上述したように、監視室3に設けられた監視装置32は、各エレベータのエレベータ制御盤11から階床信号、UP/DN信号、ドア開閉信号、管制運転信号等の動作信号を受取り、これらの動作信号に基づいて各エレベータの動作状態を監視モニタ31に表示している。このときの状態が図2であり、エレベータの動作状態が監視モニタ31に設けられた動作表示部313の枠内に特定の表示形態で表示されている。
【0037】
ここで、監視モニタ31に表示されたバンク312内のいずれかの動作表示部313の上にカーソル314が置かれた場合に(ステップA11のYes)、監視装置32は当該動作表示部313に対応したエレベータの号機情報を読み取ると共に図示せぬ内蔵タイマーを起動し(ステップA12)、所定の時間が経過するまでの間、カーソル314が同じ号機にあるか否かを判断する(ステップA13、A14)。
【0038】
カーソル314が同じ号機の上にあった場合、つまり、カーソル314によって同じ動作表示部313が所定時間連続して選択された状態にあった場合には(ステップA14のYes)、監視装置32は当該動作表示部313に対応したエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップA15)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップA16)。
【0039】
なお、カメラ映像315は監視モニタ31上にウインドウ形式で重ね合わせて表示する他に、例えば監視モニタ31上に予め特定の表示領域を設けておき、その表示領域に表示することも良い。
【0040】
また、動作表示部313上にカーソル314を置いた後にマウスをクリックすることでも、上記同様にカメラ映像315を表示することができる。
【0041】
このように、監視モニタ31上で所望のエレベータの動作表示部313をカーソル314で選択するだけで、当該エレベータのカメラ映像315を簡単に確認することができる。しかも、一つの画面上でエレベータの動作状態と監視カメラ映像の両方を対比させて確認するができるため、緊急時などに迅速かつ的確な対応を取ることができる。
【0042】
(異常発生時)
次に、本システムにおける異常発生時の動作について説明する。
【0043】
上述したように、本システムでは、監視モニタ31上でカーソル操作によって所望のエレベータのカメラ映像315を任意選択的に表示することができるが、このような明示的な操作とは別に、異常が発生した場合に自動的に該当するエレベータのカメラ映像315を表示する機能を備えている。
【0044】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0045】
図6は本システムにおける異常発生時の処理動作を示すフローチャートである。エレベータの故障等による何らかの異常が発生した場合、そのエレベータの制御盤11に設けられた信号変換器12から異常信号が監視装置32に対して出力される。
【0046】
ここで、監視装置32では、エレベータ制御盤11から異常信号を受信すると(ステップB11)、その異常信号に基づいてエレベータの号機と異常内容を判別し、監視モニタ31上の該当する動作表示部313に異常発生状態を表示する(ステップB12、B13)。
【0047】
続いて、監視装置32は、異常が発生しているエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップB14)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップB15)。
【0048】
このように、異常が発生した場合に、該当するエレベータのカメラ映像315が自動的に表示されるため、監視員は乗りかご22内に乗客が乗っているかどうか、暴れている人がいないかどうか、けが人がいないかどうか等の状況を素早く把握することがでは、例えば救急車や警備員を手配するための対応を的確に行うことができる。
【0049】
(不正操作検出時)
次に、本システムにおける不正操作検出時の動作について説明する。
【0050】
例えば外部者が勝手にエレベータを利用できないようにするため、各エレベータ毎に個人認証機器が備えられている場合がある。このときの個人認証の方法としては、例えばパスワードの入力、指紋や声紋の照合、個人認証カードの読取りなどがある。これらの中の1つ、あるいは、複数の方法を組み合わせて、乗場などで予めエレベータの利用が許可された者であるか否かを判別する。許可された者であれば、エレベータのドアを開いて通常の運転を行うが、許可された者でない場合にはエレベータの運転を禁止する。本システムでは、このような個人認証機能付きのエレベータに対する不正な操作を検知した場合に、自動的に該当するエレベータのカメラ映像315を表示する機能を備えている。
【0051】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0052】
図7は本システムにおける不正操作検出時の処理動作を示すフローチャートである。上述した個人認証機器に例えば間違ったパスワードが何度も入力されるなど、所定回数以上の不正な操作があったことが検出されると、エレベータ制御盤11から信号変換器12を介してその旨の不正検出信号が監視装置32に対して出力される。
【0053】
ここで、監視装置32では、エレベータ制御盤11から不正検出信号を受信すると(ステップC11)、その不正検出信号に基づいてエレベータの号機を判別し、監視モニタ31上の該当する動作表示部313に不正操作発生状態を表示する(ステップC12、C13)。
【0054】
続いて、監視装置32は、不正操作が発生しているエレベータのカメラ映像315(ここでは乗りかご内の映像)を出力するように、映像切換手段34に対して映像切換信号を送信する(ステップC14)。この映像切換信号の送信後、監視装置32は映像切換手段34から入力されるカメラ映像315を受け取り、これを監視モニタ31の画面上にウインドウ表示する(ステップC15)。
【0055】
このように、不正操作があった場合において、上述した一連の動作が瞬間的に行われる。これにより、監視モニタ31に映し出された不審者の存在をいち早く発見し、警備員の手配等の早急な対応ができる。
【0056】
なお、ここでは、個人認証機器に対する不正操作を例にして説明したが、これに限るものではなく、エレベータに対する何らかの不正操作があった場合に上述した処理が実行される。
【0057】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0058】
図8は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図であり、例えば大型マンションなどの建物に設置された複数のエレベータを監視対象とした場合の構成が示されている。なお、基本的な構成は図1(第1の実施形態)と同様であり、ここでは同一部分には同一符号を付してその説明は省略するものとする。
【0059】
図8において、図1と異なる点は、監視室3に映像記録手段41が備えられていると共に、監視室3の監視装置32に第2映像入力手段42、第2シリアル通信手段43が備えられていることである。
【0060】
映像記録手段41は、例えば磁気ディスク装置などからなり、複数の監視カメラ23によって撮影された映像を記録するものである。この場合、各監視カメラ23から連続的に送られてくる映像を一定間隔で切り換えながら、1コマずつの静止画像として映像記録手段41の各エリアに順次記録していくものとする。第2映像入力手段42は、映像記録手段41に記録された監視カメラ23の映像を入力する部分である。第2シリアル通信手段43は、映像記録手段41との間でシリアル通信を行う部分である。
【0061】
図9は第2の実施形態における監視モニタ31の画面構成を示す図である。
【0062】
上記第1の実施形態と同様に、監視モニタ31には、バンク312内の動作表示部313にエレベータの動作状態が表示され、その中の任意の動作表示部313をカーソル314で選択することで、該当するエレベータのカメラ映像315(乗りかご内の状態)がウインドウ表示される。
【0063】
ここで、第2の実施形態では、カメラ映像315のウインドウ画面の周辺に「再生」ボタン318、「早送り」ボタン319、「逆再生」ボタン317、「早戻し」ボタン316、「一時停止」ボタン321、「終了」ボタン320といった各種操作ボタン(アイコン)が表示される。「再生」ボタン318をクリックすると、現在時刻から所定時間戻ってカメラ映像の再生が行われ、そのときに「早送り」ボタン319をクリックすると早送りで再生することができる。
【0064】
また、「逆再生」ボタン317をクリックすると、現在時刻を基点にしてカメラ映像の逆再生が行われ、そのときに「早戻し」ボタン316をクリックすると早戻しで逆再生することができる。「一時停止」ボタン321は現在の表示動作を一時停止するためのボタンであり、「終了」ボタン320はカメラ映像の表示動作を終了するためのボタンである。
【0065】
監視員がこれらの操作ボタンをクリックすると、その操作ボタンに対応した制御信号が当該エレベータの識別信号と共に第2シリアル通信手段43を介して映像記録手段41送信される。映像記録手段41では、入力された制御信号と識別信号に従った動作を行う。例えば「再生」ボタン318がクリックされた場合には、映像記録手段41は、識別信号によって特定されるエレベータのカメラ映像を対象として、現在時刻から所定時間戻った時刻からそのカメラ映像を順次読み出して監視装置32に出力する。監視装置32では、第2映像入力手段42を介してカメラ映像を受信することにより、監視モニタ31上に再生出力する。
【0066】
また、「再生」ボタン318が押されたときの基準となる時刻は、現在時刻に限るものではなく、例えば異常発生時や不正検出時における時刻をあらかじめ記憶しておき、その時刻に最も近い監視カメラ映像を再生するようにしても良い。
【0067】
なお、映像記録手段41に記録されたカメラ映像(1コマずつ連続した静止画像)の入力方法としては、アナログ信号で入力する方法でも、JPEG等でデジタル化された信号をLAN等のシリアル接続で入力する方法であっても良い。
【0068】
以下に、このとき処理動作について説明する。
【0069】
図10は本システムにおけるカメラ映像再生時の処理動作を示すフローチャートである。今、監視モニタ31上でバンク312の中の任意の動作表示部313がカーソル314にて選択され、それに対応するエレベータのカメラ映像315が表示された状態にあるものとする。このとき、図9に示すようにカメラ映像315の下部などに各種操作ボタン316〜321が表示される。
【0070】
ここで、監視モニタ31上で「再生」ボタン318がクリックされたことが検知された場合(ステップD11のYes)、監視装置32は現在時刻から所定時間前の時刻信号と再生制御信号と号機種別信号を映像記録手段41に送信する(ステップD12)。上記号機種別信号は、エレベータの号機を識別するための信号であり、ここでは現在表示中のカメラ映像315に対応したエレベータの号機識別番号(図9の例ではA1−8)である。また、監視モニタ31上で「逆再生」ボタン317がクリックされたことが検知された場合(ステップD13のYes)、監視装置32は現在時刻の時刻信号と逆再生制御信号と号機種別信号を映像記録手段41に送信する(ステップD14)。
【0071】
映像記録手段41では、これらの信号に基づいて該当する時刻のカメラ映像を読み出して監視装置32に出力し、監視装置32はそのカメラ映像を受け取って監視モニタ31に再生表示する(ステップD15)。この場合、「再生」ボタン318の操作では現在時刻から所定時間戻った時刻からの再生映像が表示され、「逆再生」ボタン317の操作では現在時刻から逆方向に再生映像が表示されることになる。
【0072】
この状態で、「終了」ボタン320以外の操作ボタンがクリックされた場合には(ステップD16のYes)、その操作ボタンに応じた制御信号が映像記録手段41に送られて、当該制御信号に従った動作が行われることになる(ステップD17)。すなわち、例えば再生中に「早送り」ボタン319がクリックされたとすると、現在再生中のカメラ映像が早送りで再生されることになる。
【0073】
また、「終了」ボタン320がクリックされた場合には(ステップD18のYes)、監視装置32は映像記録手段41に対して終了信号を送信して、カメラ映像の画面表示をクリアする(ステップD19)。
【0074】
このように、映像記録手段41に記録された各エレベータのカメラ映像を監視モニタ31上での操作にて簡単な再生することができる。したがって、例えば異常が発生した場合に、従来のように監視員が現場まで行って、そこに設置された記録装置からカメラ映像を取り出すことをしなくとも、所望のカメラ映像を即座に確認して的確な対応を取ることができるものである。
【0075】
なお、上記第1および第2の実施形態では、監視対象とする設備がエレベータである場合を想定したが、本発明はエレベータに限らず、例えばエスカレータなどであっても同様に適用可能である。さらに、監視カメラの設置場所についても、乗りかご内だけでなく、例えばエレベータの乗場やエスカレータの乗降口などであっても良い。
【0076】
要するに、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0077】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、1台のモニタ画面上で監視対象設備の動作状態とカメラ映像を関連付けて確認することができる。したがって、例えば複数のエレベータを監視対象とした場合に、これらのエレベータの動作状態と監視カメラの映像を一つの画面上で監視しながら、異常発生時などに迅速かつ的確に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図。
【図2】上記エレベータ監視システムに設けられた監視モニタの画面構成を示す図。
【図3】上記監視モニタ上でバンク内の任意の動作表示部をカーソル選択した状態を示す図。
【図4】上記監視モニタ上でカーソル選択された動作表示部に対応したエレベータのカメラ映像を表示した状態を示す図。
【図5】上記エレベータ監視システムにおける画面操作時の処理動作を示すフローチャート。
【図6】上記エレベータ監視システムにおける異常発生時の処理動作を示すフローチャート。
【図7】上記エレベータ監視システムにおける不正操作検出時の処理動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るエレベータ監視システムの構成を示す図。
【図9】第2の実施形態におけるエレベータ監視システムに設けられた監視モニタの画面構成を示す図。
【図10】第2の実施形態におけるエレベータ監視システムのカメラ映像再生時の処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エレベータ機械室、2…昇降路、3…監視室、11…エレベータ制御盤、12…信号変換器、21…乗客、22…乗りかご、23…監視カメラ、31…監視モニタ、32…監視装置、33…HUB、34…映像切換手段、35…エレベータ通信手段、36…映像入力手段、37…シリアル通信手段、311…設備配置図、312…バンク、313…動作表示部、314…カーソル、315…カメラ映像、41…映像記録手段、42…第2映像入力手段、43…第2シリアル通信手段、317〜321…操作ボタン。
Claims (9)
- 1台のモニタ画面上で複数の監視対象設備を監視する監視システムであって、
上記各監視対象設備の動作状態を取得する動作状態取得手段と、
上記各監視対象設備のそれぞれに設けられた複数の監視カメラと、
上記動作状態取得手段によって得られた上記各監視対象設備の動作状態を特定の表示形態で上記モニタ画面上に表示した後、所定のタイミングで上記各監視対象設備に対応した上記各監視カメラの映像を選択的に上記モニタ画面上に表示する表示制御手段と
を具備したことを特徴とする監視システム。 - 上記複数の監視対象設備とは、群管理制御された複数のエレベータであることを特徴とする請求項1記載の監視システム。
- 上記各監視カメラは、上記各エレベータの乗りかご内に設置されていることを特徴とする請求項2記載の監視システム。
- 上記モニタ画面上に表示された上記各監視対象設備を選択する選択手段を備え、
上記表示制御手段は、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択されたときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 - 上記表示制御手段は、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された状態が所定時間以上経過したときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項4記載の監視システム。
- 上記表示制御手段は、上記選択手段によって上記各監視対象設備のいずれかが選択された後、所定の操作があったときに、その選択された監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項4記載の監視システム。
- 上記各監視対象設備の異常発生を検知する異常発生検知手段を備え、
上記表示制御手段は、上記異常発生検知手段によって異常発生が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 - 上記各監視対象設備に対する不正操作を検知する不正操作検知手段を備え、
上記表示制御手段は、上記不正操作検知手段によって不正操作が検知されたときに、該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項1記載の監視システム。 - 上記各監視カメラの映像を記録する映像記録手段を備え、
上記表示制御手段は、上記モニタ画面上での映像再生操作に従って上記映像記録手段から該当する監視対象設備に対応した上記監視カメラの映像を読み出して上記モニタ画面上に表示することを特徴とする請求項1記載の監視システム。
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