JP4808139B2 - 監視システム - Google Patents

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本発明は、監視システムに関し、特に、ビル等に設置された複数の監視カメラの映像を選択的にモニタ表示する監視システムに関する。
従来より、防犯などの目的で、ビル等の建物の内外に複数の監視カメラを設置し、その監視カメラで撮影された映像を監視センタ内のモニタに表示して、集中的に監視する監視カメラシステムが利用されている。このような監視カメラシステムが設置された建物で物品の紛失等の事案が発生すると、監視員は、設置された監視カメラの映像をモニタ表示させて不審人物などの確認及び証拠映像の収集を行う。この作業は、事案を決定付ける映像、あるいは、不審人物を特定できる映像を得る作業であり、不審人物等を複数の監視カメラの映像に渡り追跡する作業となる。しかし、この作業において、全ての監視カメラの映像を表示させると、事案に関係のない映像まで表示されるので、不審人物等を見失わないために監視員が確認しなければならない映像の数が多くなり、監視員の負担が大きくなる。
そこで、あらかじめ監視区域の地図情報とカメラの設置位置および撮像範囲情報を記憶しておき、一のカメラで撮影された監視対象を含む映像から監視対象の移動方向を検出し、その移動方向と地図情報とカメラの設置位置及び撮像範囲情報とから、次に監視対象を撮影すべき他のカメラを少なくとも一つ以上予測し、上記の一のカメラの映像と予測された他のカメラの映像とを含む表示画像を生成する監視映像モニタリングシステムが開発されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の監視映像モニタリングシステムでは、監視対象が次に映ると予測されるカメラの映像を、現在監視中のカメラの映像と同時に表示するので、監視員が監視対象を見失わないようにすることができる。
しかしながら、実際のビル等においては、経済的な観点又はプライバシー保護の観点から、監視カメラは要所のみに設置されることが多く、そのため、監視カメラに映らない死角が存在する。そのため、特許文献1に記載の監視映像モニタリングシステムでは、不審人物が監視カメラの死角で移動方向を変えた場合には、正確に追尾することができなくなるという問題があった。
一方、上記のような監視カメラシステムとは別に、ビル等には出入管理システムが導入されていることが多い。出入管理システムで記録された出入管理情報もまた、不審人物等を確認する際の手掛かりとなり得る。
例えば、入退室通路に設けられたカメラから取り込んだ画像データに対して日付、時刻、入退室通路IDを付加して記憶する第1記憶部と、入退室通路に設けられた個人認証機器から取り込んだ個人認証データに個人ID、日付、時刻、入退室通路IDを付加して記憶する第2記憶部と、指定された個人IDと合致する個人IDを有する個人認証データを第2記憶部から集め、集めた個人認証データが有する日付、時刻、入退室通路IDによって特定される画像データを第1記憶部から集める演算部と集められた画像データを一連表示する表示部とを有する入退室管理システムが開発されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載の入退室管理システムでは、入退室時に認証した個人IDと関連付けて記憶した日付、時刻などを手掛かりとして入退室時のカメラ映像を表示させることができるので、不審人物を容易に特定することができる。
しかしながら、特許文献2に記載の入退室管理システムは、離散的に記録されている入退室の時刻に基づいて画像データを収集するため、収集された画像データも時間的に不連続なものとなり、注目する部屋あるいは廊下の画像データを連続して観察するには適していない。また通常の場合、入退室に関するデータを管理する出入管理システムと、監視カメラシステムとは別個に導入されるものであり、独立に動作していることが多い。そのため、特許文献2に記載の入退室管理システムのように、入退室に関するデータと、画像データを関連付けるために、それぞれのデータに共通の項目(日付、時刻、入退室通路IDなど)を付加することは、出入管理システムと監視カメラシステムの少なくとも一方において、扱うデータ形式を変更しなければならないため、システムの大規模な改修を必要とした。
特開2005−12415号公報 特開2005−32050号公報
上記の問題点に鑑み、本発明の目的は、出入管理情報を利用して不審人物等が映っている可能性の高い映像を選択的に表示可能な監視システムを提供することにある。
また本発明の他の目的は、既設の出入管理システムと監視カメラシステムとが蓄積するデータの形式を変更せずに、両システムを統合可能な監視システムを提供することにある。
かかる課題を解決するための本発明は、扉を境界として複数のエリアに区分けされた監視対象を、扉の開放時刻を含む出入管理情報と、エリアに設置された複数の監視カメラの映像情報を用いて監視する監視システムを提供する。係る監視システムは、扉を識別する扉IDと当該扉の開放時刻を含む出入管理情報を記憶している出入管理データベースと、監視カメラを識別するカメラIDと当該監視カメラが撮像した映像及び当該映像の撮像時刻を対応させた映像情報を記録している映像データベースと、エリアに扉IDとカメラIDを対応させて記憶しているテーブル記憶部と、監視員が注目したいエリアを注目エリアとして選択する操作部と、映像を表示する表示部と、注目エリアに対応するカメラIDをテーブル記憶部から抽出し、当該抽出されたカメラIDに対応する映像を表示部に表示させる表示制御手段と、注目エリアに対応する扉IDをテーブル記憶部から抽出し、当該抽出された扉IDが表示部に表示中の映像の撮像時刻に開放されたことを出入管理データベースから検出する開放検出手段と、開放検出手段にて開放を検出された扉IDに対応しているエリアをテーブル記憶部から抽出して注目エリアに追加する追加手段を具備することを特徴とする。
係る構成により、扉の開放に応じて物理的にエリアがつながったことを検出できるので、物理的につながったエリアにて注目エリアを自動拡大し、その注目エリアに設置された監視カメラの映像を表示させることができるので、不審人物等が映っている可能性の高い映像を選択的に提供することが可能となる。
また、時系列的に連続した映像情報の撮影時刻を基準として、離散的に記録された出入管理情報から扉の開放を検出できるので、監視カメラの映像を時系列的に観察しつつ、不審人物等が扉を開放したといった重要な映像シーンを容易に捉えることができる。
また、本発明に係る監視システムでは、出入管理情報は、扉が開放状態か又は閉鎖状態かを示す扉状態を対応させて記憶しており、追加手段は、追加するエリアに対応する扉IDをテーブル記憶部から抽出し、当該扉IDに該当する扉が撮像時刻において開放状態であれば、当該扉IDに対応しているエリアをテーブル記憶部から抽出して注目エリアに追加することが好ましい。
係る構成により、注目エリアに追加するエリアにある扉の表示中の撮像時刻において既に開放されていれば、その追加するエリアから移動可能なエリアを含めて注目エリアに追加できる。これにより、重要な映像シーンを見逃すことがなくなる。
さらに、本発明に係る監視システムでは、表示部は、監視対象におけるエリアの配置を示す平面図領域と、映像を表示する映像表示領域を同一画面上に表示し、操作部にて平面図領域における注目エリアの一部のエリアを選択し、注目エリアから当該エリアを削除する削除手段を有することが好ましい。
係る構成により、監視員が監視不要と判断したエリアの映像及び情報を監視対象から外すことができるので、不審人物等が映っている可能性の高い映像をより選択的に提供することができる。
本発明によれば、出入管理情報を利用して不審人物等が映っている可能性の高い映像を選択的に表示可能な監視システムを提供することが可能となった。
また、既設の出入管理システムと監視カメラシステムとが蓄積するデータの形式を変更せずに、両システムを統合可能な監視システムを提供することが可能となった。
以下、本発明を適用した監視システムについて図を参照しつつ説明する。
図1は、本発明を適用した監視システム1の全体システム構成を示す図である。図1に示すように、監視システム1は、監視対象であるビル等の施設(以下、監視対象施設という)の要所に配置された複数の監視カメラC1、C2及びC3によって撮影された映像情報を映像データベース22に記録する監視カメラシステム2と、監視対象施設の各区画の出入口に設けられた扉装置D1、D2、...、D5から得た出入管理情報を出入管理データベース34に記録する出入管理システム3と、監視カメラシステム2及び出入管理システム3とローカルエリアネットワーク(LAN)5で接続された統合装置4から構成される。
図2は、本実施形態における、監視カメラ及び扉装置の概略配置図である。
図2に示すように、監視対象施設は、施設内が3エリア(A1,A2,A3)に区切られている。エリアは、部屋、廊下等の壁と扉により他のエリアへの移動が制限される物理的な空間である。壁と扉により建物内との移動が制限される建物外も一つのエリアとして扱うことができる。ここでは便宜的に施設の外周をエリアA4とする。さらに、各エリア間の移動を可能とする出入口には、扉装置D1〜D5が設置されている。図から明らかなように、エリアA1から外周(エリアA4)へ出るための出入口には、扉装置D1が設置されている。また、エリアA1とエリアA2の出入口には、扉装置D2が設置されている。さらに、エリアA2とエリアA3の間には、二つの出入口があり、それぞれ扉装置D3及びD5が設置されている。そして、エリアA3から外へ出るための出入口に、扉装置D4が設置されている。なお、エリアA1とエリアA3の間、及びエリアA2から外への出入口は存在せず、扉装置も設置されていない。
また、図に示すように、エリアA1、A2及び外周(エリアA4)には、それぞれ監視カメラC1、C2及びC3が設置されている。ただし、エリアA3には、監視カメラは設置されていない。
本発明を適用した監視システム1は、盗難などの事案が発生した場合、記録された出入管理情報及び監視カメラの映像情報から、監視員等が不審人物の特定を行うことを支援するものである。そのために、監視システム1は、その事案が発生したエリアなどの注目エリアに設置された監視カメラの映像を監視カメラシステム2の映像データベース22から読み出して表示する。さらに、出入管理システム3の出入管理データベース34に記録された出入管理情報に基づいて、注目エリアと隣接するエリアの出入口が開放されたことを検知すると、その隣接するエリアも注目エリアに加え、新たに注目エリアとしたエリアに設置された監視カメラの映像も読み出して表示することで、不審人物等が映っている可能性の高い映像を選択的に増加させるものである。
以下、監視システム1の各部について詳細に説明する。
最初に、監視カメラシステム2について説明する。監視カメラシステム2は、監視対象施設が有する複数のエリアに分散して設置された複数の監視カメラC1、C2及びC3と、映像データベース22と、監視端末23とがLAN5を介してネットワーク接続されて構成される。そして、監視カメラシステム2は、監視カメラC1、C2及びC3が撮像した映像データをカメラID及び撮像時刻により検索可能な形式にて映像データベース22に蓄積し、統合装置4からの映像配信要求に応じた映像データを選択的に統合装置4へ配信する。
監視カメラC1、C2及びC3は、所謂Webカメラであり、エリアの一部又は全体を撮像して映像データを生成する撮像部と、当該監視カメラを他の監視カメラと識別するために監視カメラ毎に一意な番号として予め付与されるカメラID及び映像データを記憶する記憶部と、現在日時を計時する時計部と、映像データを映像データベース22へ送信する通信部と、撮像部、記憶部、時計部、通信部等を制御する制御部等を備える。
制御部は撮像部が生成した映像データを記憶部に順次蓄積し、所定時間分の映像データが蓄積されるとその都度、時計部から取得した現在日時を撮像時刻として映像データに書き込み、更に記憶部から読み出したカメラIDを映像データに書き込んだ上で、通信部を制御してその映像データを映像データベース22へ送信する。
映像データベース22は、所謂ディジタルビデオレコーダーであり、監視カメラC1、C2及びC3、監視端末23及び統合装置4との間で映像配信要求、映像データ等を送受信する通信部と、受信した映像データ等を記憶する記憶部と、通信部及び記憶部等と接続されてこれらを制御する制御部とを含む。
記憶部は十分長い期間(例えば1週間)の映像データを記憶可能な容量を有する。
制御部は、監視カメラC1、C2及びC3から受信した映像データを撮像したカメラを識別するカメラID及び撮像時刻により検索可能な形式にて記憶部に記憶するとともに、統合装置4又は監視端末23からのカメラID及び日時を含む映像配信要求を受信して、その要求に合致する映像データを記憶部内で検索し、通信部を制御して検索結果を統合装置4又は監視端末23へ配信する。
監視端末23は、所謂PC(Personal Computer)及びディスプレイなどの周辺機器で構成され、監視員が入力する映像表示の指示に応じた映像配信要求を映像データベース22へ送信し、その要求に対して映像データベース22から配信された映像データを表示する。
次に、出入管理システム3について説明する。出入管理システム3は、監視対象施設のエリア間の出入口に設置された複数の扉装置D1〜D5と、中央装置33とが設備制御用LAN32を介してネットワーク接続され、中央装置33と出入管理データベース34とがLAN5を介してネットワーク接続されて構成される。そして、出入管理システム3は、扉装置D1〜D5が開閉された情報を、他の扉と識別するために扉毎に一意な番号として予め付された扉ID、扉の状態及び日時により検索可能な形式にて出入管理データベース34に蓄積し、統合装置4からの出入管理情報取得要求に合致する出入管理情報を選択的に統合装置4へ配信する。
扉装置D1〜D5は、エリア間の出入口に設置された扉と、扉に設置されて外部からの制御信号に応じて扉を施錠・解錠する電気錠と、エリア間を移動しようとする利用者が正当な通行権限を与えられた利用者であるか否かを照合して照合結果を出力する認証装置と、電気錠及び認証装置に接続された制御装置とから構成される。
認証装置としては、利用者が携帯するIDカードを照合するカードリーダ、利用者の指紋、顔貌、虹彩等の生体情報を読み取って照合する生体認証装置等を採用することができる。
制御装置は、自身に接続された扉に付与された扉IDを記憶する記憶部と、現在日時を計時する時計部と、電気錠及び認証装置と設備制御用LAN32を介して通信する第1通信部と、中央装置とLAN5を介して通信する第2通信部とを含む。
通常時、電気錠は施錠状態に維持され利用者によるエリア間の移動を禁止している。
利用者が認証装置にて照合に成功して認証されると、照合結果が制御装置に送信され、これを受信した制御装置は電気錠へ制御信号を送信して電気錠を一時的に解錠状態にする。電気錠が解錠されると、利用者は扉を開放してエリア間を移動することが可能となる。また、扉が閉鎖されると電気錠は自動的に再び施錠状態となる。
そこで本実施形態では、制御装置は、電気錠が施錠状態から解錠状態へ変化すると、扉装置が開放状態になったとみなし、逆に電気錠が解錠状態から施錠状態へ変化すると、扉装置が閉鎖状態になったとみなす。そのために、制御装置は電気錠をポーリングして状態を監視しており、電気錠の状態の変化を検出すると、扉IDを記憶部から読み出し、時計部から現在日時を取得して、扉の状態を表す符号、扉ID及び現在日時を含む出入管理情報を中央装置33へ送信する。
尚、扉装置は、上記の電気錠と認証装置に代えて、扉の開放・閉鎖状態そのものを検知するマグネットセンサ等の扉センサを制御装置に接続しても良い。
中央装置33は、所謂PC及びディスプレイなどの周辺機器で構成され、LAN5を介して扉装置D1〜D5及び出入管理データベース34と通信を行う通信部と、入力部と、表示部と、通信部、入力部、表示部と接続されてこれらを制御する制御部とを含んでなる。
制御部は、通信部が扉装置D1〜D5から出入管理情報を受信すると、表示部へ出入管理情報を表示するとともに、通信部を制御して出入管理情報を出入管理データベース34へ送信する。
また、制御部は、監視員による入力部からの指示に基づく出入管理データベース34への出入管理情報取得要求を生成し、通信部を制御してその要求を送信して出入管理情報を受信し、出入管理情報を表示部へ表示する。
出入管理データベース34は、所謂ストレージサーバであり、中央装置33及び統合装置4との間で出入管理情報取得要求、出入管理情報等を送受信する通信部と、受信した出入管理情報等を記憶する記憶部と、通信部及び記憶部等と接続されてこれらを制御する制御部とを含む。記憶部は十分長い期間(例えば1ヶ月)の出入管理情報を記憶可能な容量を有する。なお、出入管理データベース34と中央装置33とは、同一のPC上に実装してもよい。
制御部は、中央装置33から受信した出入管理情報を、その扉ID、扉装置の状態及び日時により検索可能な形式にて記憶部に記憶するとともに、統合装置4又は中央装置33からの扉ID、扉装置の状態及び日時等の検索条件を含む出入管理情報取得要求信号を受信して、検索条件に合致する出入管理情報を記憶部内で検索し、通信部を制御して検索結果を統合装置4又は中央装置33へ配信する。
図3は、出入管理情報を例示したものである。出入管理情報は、扉装置の開閉状態が変更された日時、その日時における扉装置の状態変更後の開閉状態、扉IDを一組として、何れかの扉装置の開閉状態が変更される度に追加記録される。例えば、1番のデータは2006年8月13日10時11分21秒に扉装置D2が開放されたことを示し、2番のデータはこの扉装置D2が2秒後に閉鎖されたことを示している。
なお、出入管理情報は、扉装置(若しくは扉ID)毎に別個に記録してもよい。その場合、出入管理情報は、扉ID毎に設定された記録テーブルに、扉装置の開閉状態が変更された日時及び扉装置の状態変更後の開閉状態を一組として記録される。
次に、統合装置4について説明する。図4に、統合装置4の機能ブロック図を示す。統合装置4は、ROM、RAM等のメモリ装置等で構成される記憶部41と、LAN5とのインターフェース回路である通信部42と、キーボード及びマウス等で構成される操作部43及び液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等で構成される表示部44が、CPU、MCU、IC等の演算装置等で構成される制御部45に接続されて構成される。
記憶部41は、制御部45の各手段、すなわち、扉開放検出手段451、エリア追加手段452、GUI(Graphic User Interface)手段453、表示制御手段454及び時刻管理手段等の制御プログラムモジュール、及びこれら各手段で使用されるエリアテーブル412などの設定情報を記憶する。さらに記憶部41は、扉開放情報411、注目エリア情報413、表示カメラ情報414、GUI手段453が表示部44に表示させる画面レイアウトを表す図形データ等の各種データを記憶する。プログラムや設定情報は制御部45により読み出され、データは必要に応じて制御部45により読み書きされる。
以下、記憶部41に記憶される主な設定情報及びデータについて説明する。
エリアテーブル412は、エリアと各エリアに設置された監視カメラ及び扉装置との対応関係を表す設定情報である。本実施形態においてエリアテーブル412は、エリア(A1〜A4)とそのエリア内に設置されて当該エリアを撮像する監視カメラ(C1〜C3)とを対応付け、また、エリアとそのエリアと他のエリアとの出入口に設置された扉装置(D1〜D5)とを対応付けるよう設定される。
図5に、図2に示した監視カメラと扉装置の配置例に対応するエリアテーブル412の例を示す。エリアテーブル412では、各エリアごとに、そのエリアに設置された監視カメラと扉装置が示される。ここで扉装置は二つのエリアの境界に設置されることから、各扉装置は二つのエリアと対応付けられている。例えば、扉装置D1はエリアA1及びA4に対応付けられている。
エリアテーブル412の設定は、予め操作部43等から入力される。
扉開放情報411は、出入管理データベース34から取得した出入管理情報の一部である。扉開放情報411は、扉開放検出手段451が出入管理データベース34から所定時刻範囲に開放され、あるいはその所定時刻範囲の開始時点で既に開放状態にある扉装置を検索して、その検索結果として扉IDと日時(扉開放時刻)からなる情報を扉開放情報411として取得し、記憶部41に書き込まれる。
後述するように、制御部45のエリア追加手段452は、扉装置の開放に関する情報を頻繁に参照する。そのため、大量のデータを蓄積している出入管理データベース34を毎回検索していたのでは、検索にかかる処理量・処理時間が膨大となる。また、出入管理データベース34との通信に係る処理量・処理時間も膨大となる。そこで、出入管理データベース34の一部のデータを扉開放情報411として記憶部41にバッファリングして、エリア追加手段452が記憶部41を参照することで出入管理データベース34の検索にかかる処理量・処理時間を減ずる。また、このことは、出入管理システム3及びLAN5の負荷軽減にもなる。
注目エリア情報413は、監視員が注目すべきエリアである注目エリアを表す情報である。そして注目エリア情報413は、監視員の指示に基づきGUI手段453により、初期設定がなされ、例えば事案の発生したエリアが注目エリアとされる。また、エリア追加手段452により必要に応じて他のエリアが注目エリアとして注目エリア情報413に追加される。さらに、GUI手段453により、注目エリア情報413から一部又は全てのエリアを削除することが可能である。注目エリア情報413は、更新される度に、記憶部41に書き込まれる。
表示カメラ情報414は、表示部44に表示する対象となる監視カメラを表す情報である。そして表示カメラ情報414には、表示制御手段454により注目エリアの追加に応じて表示対象となる監視カメラが追加され、また、監視員の指示に基づきGUI手段453により表示対象となる監視カメラの一部又は全ての監視カメラが削除される。
通信部42は、LAN5を介して監視カメラシステム2、出入管理システム3との通信を行う。そして、制御部45で生成された映像配信要求信号、出入管理情報取得要求信号などを監視カメラシステム2あるいは出入管理システム3へ送信し、また、監視カメラシステム2の映像データベース22あるいは出入管理システム3の出入管理データベース34から、必要な情報を受信する。
操作部43は、監視員により操作されて、エリアの選択指示等の各種指示、日時等の数値・文字入力を行う。
表示部44は、監視カメラC1〜C3が撮像した映像、GUIとしての画像情報等の各種情報を表示し、監視員による各種情報の視認を可能とする。なお、操作部43及び表示部44を、タッチパネルディスプレイを用いて一体として構成してもよい。
制御部45は、記憶部41からプログラムである各手段及び設定情報を読み出して、これらに従い記憶部41、通信部42、操作部43及び表示部44を制御する。各手段の概要を以下に示す。
扉開放検出手段451は、エリアテーブル412から注目エリアに設置された扉装置を抽出し、抽出した扉装置が開放された情報を出入管理データベース34を検索することにより検出する。
エリア追加手段452は、開放検出手段にて検出された扉装置の開放により注目エリアと接続され、注目エリアとの間で移動可能となるエリアをエリアテーブル412から抽出し、抽出したエリアを注目エリアに追加する。
GUI手段453は、監視員からの指示を受け付けるための仮想的なボタン、数値入力領域等を表示部44の予め設定された位置に表示するとともに監視員による操作部43の操作を監視し、操作部43を介した仮想的なボタンの押下や数値入力に応じて動作種別等を表示制御手段454へ通知したり、入力された数値を時刻管理手段へ通知したり、記憶部41へデータを追加したり、記憶部41からデータを削除したり等する。
図6は、GUI手段453が表示部44の画面に表示する図形7を示したものである。
平面図領域71は、GUI手段453が監視対象施設のエリアの配置、監視カメラの配置及び扉装置の配置を示した図面を表示する領域である。また、GUI手段453は表示部44の画面上での各エリアの領域の座標データを管理しており、操作部43を構成するマウスの移動により特定のエリアの領域がポイントされた状態でマウスのボタンが押下(以下、クリックと表記する)されると当該エリアが選択されたことを認識する。更に、注目エリアとなっているエリアは、識別可能に表示されているので、監視員が注目エリアを容易に視認できる。
注目日時入力領域72は日時のデータを入力する日時入力領域721及び入力確定ボタン722を含む。GUI手段453は、日時入力領域721がポイントされた状態で操作部43を構成するキーボードから入力された日時データを認識する。GUI手段453は、入力確定ボタン722がクリックされると平面図領域71にて選択されたエリアを注目エリアとして注目エリア情報413を更新して記憶部41に記憶させ、日時入力領域721に入力された日時を注目日時として扉開放検出手段451へ通知する。
GUI手段453は、終了ボタン73がクリックされると、注目エリアに関する映像再生を終了する終了指示を制御部45へ通知する。
撮像時刻表示領域74は、表示制御手段454にて再生中の映像が撮像された日時をGUI手段453が表示する領域である。
映像表示領域75は、表示制御手段454が映像を表示する領域である。本実施形態において映像表示領域75は、751、752、753及び754の4個の映像表示領域を含む。
再生制御領域76には、再生ボタン761、一時停止ボタン762、早送り再生ボタン763、逆再生ボタン764、巻き戻し再生ボタン765を表示する領域である。GUI手段453は、再生ボタン761がクリックされると映像の再生指示を、再生ボタン761がクリックされると映像の再生指示を、一時停止ボタン762がクリックされると映像の一時停止指示を、早送り再生ボタン763がクリックされると映像を通常より速い再生速度にて再生する早送り再生指示を、逆再生ボタン764がクリックされると映像を過去に向かって再生する逆再生指示を、巻き戻し再生ボタン765がクリックされると映像を過去に向かって通常より速い再生速度にて再生する再生する巻き戻し再生指示をそれぞれ表示制御手段454に通知する。
削除ボタン77は、注目エリアを削除する指示する受け付けるボタンである。平面図領域71にて特定のエリアが選択された状態で削除ボタン77がクリックされると、GUI手段453は注目エリア情報413から当該エリアを削除する。そして、上記のように、注目エリア情報から削除されたエリアに設置された監視カメラからの映像は、映像表示領域75から削除される。更に、平面図領域71において、注目エリアの表示は更新される。
表示制御手段454は、エリアテーブル412から注目エリアに設置された監視カメラを表示カメラとして抽出し、表示カメラの映像を映像データベース22を検索して取得し、取得した映像を再生して表示部44に表示する。
表示カメラはエリア追加手段452によるエリアの追加に応じて増加する。表示制御手段454は、表示カメラを表示カメラ情報414として記憶部41に記憶する。このとき、表示カメラ情報414には各表示カメラの映像を、表示部44上に表示される複数の映像表示領域の何れかの領域に表示するかを割り当て、映像表示領域の情報も併せて記憶する。本実施形態では、まず、表示カメラとして抽出された順に映像表示領域751,752,753,754を割り当てる。
4個の映像表示領域751〜754の全てに映像が表示されている状態で、さらに表示カメラが追加されると、表示制御手段454は、最初に表示すると決定した監視カメラの映像表示を中止し、追加された表示カメラの映像を、映像表示領域751に表示する。同様に、表示カメラの数が増えるたびに、古いものから順に映像表示を中止して、新たに追加された表示カメラの映像を表示する。あるいは、表示カメラの数が4個を超えた時点で、監視員に警告メッセージを表示し、強制的に表示する監視カメラの映像を選択させるようにしてもよい。さらにまた、新たに追加された表示カメラの映像を、その表示カメラが設置されているエリアから最も遠いエリアに設置されている表示カメラの映像の代わりに表示するようにしてもよい。この場合には、各エリア間の距離を表したルックアップテーブルを予め準備して記憶部41に記憶させておく。そして表示制御手段454は、ルックアップテーブルを参照してエリア間の距離を判定する。なお、二つのエリア間の距離は、一方のエリアから他方のエリアに移動するために通過しなければならない扉装置の数で表すことができる。
上記の何れの場合においても、監視員の選択などにより、注目エリアの数が減少して表示カメラの数が4個未満になった場合、残りの注目エリアに設置された監視カメラのうちに表示を中止していた表示カメラが含まれる場合には、その表示カメラの映像も表示する。
なお、表示カメラの数が4個を超えた場合に、表示制御手段454が一部の表示カメラの映像表示を中止する代わりに、GUI手段453が、表示できる映像の数を増やすようにしてもよい。例えば、GUI手段453は、スクロールバーを映像表示領域75の左右または上下の一端に表示させ、映像表示領域75をスクロールさせることによって、全ての表示カメラの映像を表示できるようにしてもよい。あるいは、表示すべき映像の数が4個を超えた時点で、GUI手段453は、映像表示領域75をさらに分割して(例えば、4領域から16領域へ分割して)、表示できる映像の数を増加させても良い。
また、映像を再生するにあたり、表示制御手段454は、GUI手段453からの再生指示、一時停止指示、早送り再生指示、逆再生指示、巻き戻し再生指示に従い再生速度、再生する時間方向を制御する。
なお、GUI手段453によるプロセスは、エリア追加手段452と扉開放検出手段451によるプロセス、表示制御手段454によるプロセスとは独立して動作する。また、GUI手段453は、平面図領域71にてエリアが選択された状態で削除ボタン77がクリックされると注目エリア情報413から当該エリアを削除した上でその旨を他のプロセスに通知し、終了ボタン73がクリックされると終了指示を他のプロセスに通知し、再生ボタン761、一時停止ボタン762、早送り再生ボタン763、逆再生ボタン764又は巻き戻し再生ボタン765がクリックされると各ボタンに対応する指示を表示制御手段454によるプロセスに通知する。
図7及び図8に示した、監視システム1の動作フローチャートを参照しつつ、以下に監視システム1の動作を説明する。なお、監視システム1の動作の全体的なフローは、統合装置4の制御部45上で動作する制御プログラムによって制御される。ただし、監視カメラシステム2及び出入管理システム3は、統合装置4とは独立して動作し、統合装置4からの情報取得要求に対して必要な情報を検索して統合装置4に送信するという形で監視システム1の動作に関与する。
統合装置4に電源が投入されると、制御部45は記憶部41からGUI手段453、エリア追加手段452、扉開放検出手段451及び表示制御手段454を起動する。GUI手段453により表示部44には図6に示したような画面が表示される。
ステップS1にて監視員が、操作部43を操作することにより、予め設定された複数のエリアの中から注目するエリア(注目エリア)が選択され、注目する日時(注目日時)が指定される。注目エリアが選択されると、平面図領域71において、選択されたエリアが選択されていないエリアと識別可能に表示される。
ここで、制御部45のGUI手段453は、入力確定ボタン722がクリックされると、選択されたエリアを記憶部41の注目エリア情報413に記憶して注目エリア情報413を更新した旨及び注目日時を扉開放検出手段451及び表示制御手段454へ通知する。
ステップS2にて制御部45の扉開放検出手段451は、出入管理データベース34から、出入管理情報、特に開放状態となった扉の履歴情報の取得を行う。そこで扉開放検出手段451は、記憶部41の注目エリア情報413から設定されている注目エリアを取得し、エリアテーブル412を参照して、注目エリアと対応付けられた扉装置をエリアテーブル412から抽出する。
続いて扉開放検出手段451は、抽出した扉装置が注目日時を起点とした時間範囲dの間に開放された情報、及び注目日時の時点で既に開放状態にある扉装置について、注目日時より遡って扉が開放された時の情報の取得を出入管理データベース34に要求する出入管理情報取得要求信号を生成して通信部42へ送出する。通信部42は出入管理情報取得要求信号を出入管理データベース34へ送信する。なお、時間範囲dは、原則として予め定めた時間範囲Dに設定される。但し、注目日時に時間範囲Dを加算した時刻が図示しない時計手段から取得した現在日時を超過している場合は、時間範囲dを現在日時と注目日時の差とする。なお、時間範囲Dは、扉装置が開放される頻度を勘案して数分程度に予め設定される。本実施形態では時間範囲Dを5分間とした。
一方、出入管理情報取得要求信号を受信した出入管理システム3の出入管理データベース34は、出入管理情報を検索し、該当する扉開放情報を検索結果として統合装置4へ送信する。なお、注目日時以降において出入管理情報に最初に記録されたある扉についての情報が、その扉が閉状態となるものである場合、その扉は注目日時の時点で既に開放状態にあったものと判断される。この場合、出入管理データベース34は、注目日時の時点で開放状態にあったと判断した扉に関する扉閉鎖情報も検索結果として統合装置4へ送信する。
統合装置4の通信部42が出入管理データベース34から検索結果を受信すると、扉開放検出手段451は検索結果を記憶部41の扉開放情報411に追加する。
ステップS3にて、制御部45の表示制御手段454は、注目エリア情報413及びエリアテーブル412を参照して注目エリアと対応付けられた監視カメラを表示カメラとしてエリアテーブル412から抽出し、抽出した監視カメラを表示カメラ情報414として記憶部41に記憶する。
ステップS4にて表示制御手段454は、GUI手段453を介した再生指示、早送り再生指示、逆再生指示又は巻き戻し再生指示を受けていれば、映像データの取得を行う。
そこでまず、扉開放検出手段451は、再生時又は早送り再生時なら注目日時に時間範囲dを加算した時刻を扉開放検出手段451が扉開放情報411を更新する時刻(扉開放情報更新時刻)として算出し、逆再生時又は巻き戻し再生時なら注目日時から時間範囲dを減算した時刻を扉開放情報更新時刻として算出し、扉開放情報更新時刻を記憶部41に記憶させる。
表示制御手段454は、表示カメラ情報414を参照し、表示カメラが注目日時から更新時刻の間に撮像した映像の配信を要求する映像配信要求信号を生成し、通信部41を介して監視カメラシステム2へ送信する。
監視カメラシステム2が映像配信要求信号を受信すると、監視カメラシステム2の映像データベース22は、映像配信要求信号に合致する映像データを検索して統合装置4へ配信する。映像データを受信した表示制御手段454は、映像データを記憶部41へ蓄積する。
以降、映像データの配信と蓄積は、継続的に行われる。
ステップS5にて表示制御手段454は、映像データの再生を行う。
映像データの蓄積が行われると、表示制御手段454は、蓄積した映像データを表示部44にて表示可能な映像信号に順次変換して表示部44へ出力する。また、表示制御手段454は、再生中の映像データに記録されている撮像時刻を読み出して扉開放検出手段451へ逐次通知する。
また、表示制御手段454は、GUI手段453からの一時停止指示、早送り再生指示、逆再生指示、巻き戻し再生指示の通知有無も確認し、各指示に応じた映像の再生を行う。
以上の表示制御手段454によるステップS4、S5の処理は、扉開放検出手段451及びエリア追加手段452による処理と時分割的に実行される。
図8に示すように、ステップS6にて扉開放検出手段451は、扉開放情報411に含まれる各扉開放時刻と表示制御手段454から入力された撮像時刻とを比較して、撮像時刻が各扉開放時刻を超過しているか否かを判断する。再生時又は早送り再生時なら撮像時刻が扉開放時刻より大きければ、逆再生時又は巻き戻し再生時なら撮像時刻が扉開放時刻より小さければ、超過していると判断する。
超過している情報が存在しない場合(ステップS6にてNO)はステップS12へ移行する。一方、超過している情報が存在する場合(ステップS6にてYES)、扉開放検出手段451は当該情報に含まれる扉IDをエリア追加手段452へ入力する。このとき扉開放情報411から当該情報を削除する。
なお、注目日時の時点で開放状態にあったと判断された扉が存在する場合、扉開放検出手段451は、その扉のIDをエリア追加手段452へ入力する。上述したように、注目日時の時点で開放状態にあったと判断された扉に関しては、扉開放情報411にその扉が閉鎖されたときの記録が追加されているので、扉開放情報411から扉閉鎖情報を検出することにより、注目日時の時点で開放状態にあった扉を特定することができる。
ステップS7にてエリア追加手段452は、扉開放検出手段451にて検出された扉装置の開放により注目エリアと空間的に接続されるエリアを検出する。そのために、エリア追加手段452は、エリアテーブル412を参照し、上記の検出された扉装置の扉IDに対応付けられたエリアを検出する。上述したように、一つの扉IDには、少なくとも二つのエリアが対応付けられているため、エリア追加手段452は、少なくとも二つのエリアを検出する。
ステップS8にてエリア追加手段452は、注目エリア情報413を参照して、注目エリアが検出したエリア全てを含むか否かを判断する。全てを含む場合(ステップS8にてYES)はステップS11へ移行する。一方、全ての検出エリアを含まない場合(ステップS8にてNO)はステップS9へ移行する。注目エリアに含まれないエリアは、扉装置の開放により不審人物等の人物が注目エリアから新たに移動可能となるエリアである。
ステップS9にてエリア追加手段452は、注目エリアに含まれないエリアを抽出し、当該エリアを注目エリア情報に追加記憶する。追加記憶された注目エリアは、平面図領域71上に、注目エリア以外のエリアと識別可能に表示される。
ステップS10にてエリア追加手段452は、記憶部41に記憶している注目日時を、ステップS6において撮影時刻が超過した扉開放時刻に設定し、追加した注目エリアを表示制御手段454及び扉開放検出手段451へ通知する。
こうして扉装置の開放に合わせて注目エリアが自動的に拡大されると、処理はステップS2へ移行する。
エリア追加手段452から追加した注目エリアを入力された扉開放検出手段451は、上述のステップS2の処理を実行し、エリアテーブル412にて当該注目エリアと対応付けられた扉装置を抽出し、抽出した扉装置が開放された情報を出入管理データベース34から取得して扉開放情報411を更新することで、注目エリアの拡大に応じて検出対象の扉装置を増加させる。
エリア追加手段452から追加した注目エリアを入力された表示制御手段454は、上述したステップS3以降の処理を実行し、エリアテーブル412にて当該注目エリアと対応付けられた監視カメラを表示カメラとして追加し、追加した表示カメラの映像を追加取得し、再生する。表示部44には、それまでに表示されていた映像の他に、追加された注目エリアに設置された監視カメラの映像が表示されるようになる。
一方、ステップS6において撮像時刻が扉開放時刻を超過する監視カメラの映像情報が存在しない場合、あるいは、ステップS8において検出されたエリアが全て注目エリアに含まれると判定された場合、ステップS11にてエリア追加手段452は、GUI手段453からの通知を確認し、注目エリア情報の一部が削除された通知が行われている場合(ステップS11にてYES)、ステップS10へ移行して注目日時をGUI手段453からの通知がなされた時点における、表示中の映像の撮像時刻に設定する。その後、処理はステップS2へ移行する。
削除の通知がない場合(ステップS11にてNO)、ステップS12へ移行する。
ステップS12にて扉開放検出手段451は、撮像時刻が扉開放情報更新日時を超過しているか否かを判断する。再生時又は早送り再生時なら撮像時刻が扉開放情報更新日時より大きければ、逆再生時又は巻き戻し再生時なら撮像時刻が扉開放情報更新日時より小さければ、超過していると判断する。超過している場合(ステップS12にてYES)、ステップS10へ移行して注目日時を扉開放情報更新日時に設定する。その後、処理はステップS2へ移行して扉開放情報及び扉開放情報更新日時を更新する。
超過していない場合(ステップS12にてNO)、ステップS13へ移行する。
ステップS13にて制御部45は、GUI手段453からの通知を確認し、終了指示が通知されている場合(ステップS13にてYES)、表示制御手段454へその旨を通知するとともに、記憶部41に記憶している扉開放情報411、注目エリア情報413、表示カメラ情報414の内容、注目日時、扉開放情報更新時刻等のデータをクリアする。通知を受けた表示制御手段454は映像の取得及び再生を終了する。
終了指示がない場合(ステップS13にてNO)、処理はステップS6へ移行し、映像の再生等の処理が継続される。
なお、上記の動作フローでは、扉開放検出手段451は、注目日時が更新される度に、その注目日時を起点とした比較的短い時間内の出入管理情報を取得していたが、ステップS1において最初の注目日時を設定し、その最初の注目日時を含む一定期間(例えば、前後2〜3時間)の出入管理情報を全て取得し、記憶部41の扉開放情報411に追加し、以降の動作中は上記のステップS2の動作を省略してもよい。
以下、本発明の理解を容易にするために、図3に示した出入管理情報の例及びこの出入管理情報に対応する図9に示す表示部44上に表示される映像情報の遷移の例を用いて、注目エリアの拡大及び監視対象となる監視カメラの増加に関する監視システム1の動作を説明する。なお、以下の説明では、参考のために各動作に対応する上記の動作フローチャートのステップの番号を付記する。また、説明を簡略化して監視システム1の動作を明確にするために、説明が省略されているステップも存在することに留意されたい。
ここで説明する例では、2006年8月13日10時10分頃にエリアA1にて物品が紛失する事案が発生し、事案に係わる不審人物がエリアA1からA2,A3,A4へと移動していったものとする。
監視員が、操作部43を操作して注目エリアA1を選択し、注目時刻「2006/08/13 10:10:00」を入力すると、GUI手段453は注目エリア情報413に注目エリアA1を記憶させ、注目時刻を記憶部41に記憶させる(ステップS1)。
扉開放検出手段451は、エリアテーブル412にて注目エリアA1に対応付けられている扉装置D1又はD2が2006年8月13日10時10分以降5分間に開放された情報を出入管理データベース34に要求して、同日10時11分21秒に扉装置D2が開放されたという情報(図3の1番)を取得し、この情報を扉開放情報411に記憶する(ステップS2)。
一方、表示制御手段454は、エリアテーブル412にて注目エリアA1に対応付けられている監視カメラC1を表示カメラ情報414に記憶させる(ステップS3)。そして、監視員が、操作部43を操作して再生指示を入力すると、表示制御手段454は、監視カメラC1が撮像した2006年8月13日10時10分以降の映像データを映像データベース22から取得して記憶部41に蓄積していく(ステップS4)。
表示制御手段454は記憶部41に蓄積されている監視カメラC1の映像を再生して映像表示領域751に表示する(ステップS5、図9(a))。
映像の再生に伴い、表示制御手段454は当該映像の撮像時刻を時々刻々と扉開放検出手段451へ通知され、扉開放検出手段451は撮像時刻と扉開放情報411に含まれる扉の開放時刻との比較を行う(ステップS6)。
撮像時刻が同日10時11分21秒を経過すると、扉開放検出手段451は扉開放情報411から扉装置D2が開放された旨の情報を検出し、エリア追加手段452は扉装置D2の開放により新たに移動可能となったエリアA2をエリアテーブル412から抽出して注目エリア情報413に追加記憶する(ステップS7〜S9)。これにより注目エリアはA1からA1及びA2へ拡大される。
注目エリアの拡大に伴って扉開放情報411が更新される。すなわち、扉開放検出手段451は、エリアテーブル412にて注目エリアA1又はA2に対応付けられている扉装置D1,D2,D3又はD5が同日10時11分21秒より後の5分間に開放された情報を出入管理データベース34に要求して、同日10時13分4秒に扉装置D3が開放されたという情報(図3の3番)を取得し、この情報を扉開放情報411に追加記憶する(ステップS2)。
また、表示制御手段454は、追加した注目エリアA2に対応付けられた監視カメラC2をエリアテーブル412から抽出し、表示カメラ情報414に追加記憶する(ステップS3)。さらに、表示カメラ情報に含まれる監視カメラC1及びC2が撮像した同日10時11分21秒より後の映像データを映像データベース22から取得して記憶部41に蓄積しつつ(ステップS4)、これらの映像を表示する(ステップS5)。このとき、監視カメラC1の映像に加え、映像表示領域752に監視カメラC2の映像が表示されるようになる(図9(b))。
映像の再生が進み、撮像時刻が同日10時13分4秒を経過すると、扉開放検出手段451は扉開放情報411から扉装置D3が開放された旨の情報を検出し(ステップS6)、エリア追加手段452は扉装置D3の開放により新たに移動可能となったエリアA3をエリアテーブル412から抽出して注目エリア情報413に追加記憶する(ステップS7〜S9)。注目エリアはA1,A2及びA3となる。追加されたエリアA3に対応付けられた監視カメラは無く表示カメラは増加しない(図9(c))。
扉開放検出手段451は、エリアテーブル412にて注目エリアA1,A2又はA3に対応付けられている扉装置D1,D2,D3,D4又はD5が同日10時13分4秒より後の5分間に開放された情報を出入管理データベース34に要求して、同日10時21分1秒に扉装置D4が開放されたという情報(図3の5番)を取得し、この情報を扉開放情報411に追加記憶する(ステップS2)。
この時点で、不審人物はエリアA3へ移動したが、エリアA3は監視カメラが設置されていない監視カメラシステム2の死角であり、不審人物がエリアA3に滞在する間、監視員は不審人物の動きを映像から得られなくなる。エリアA3には複数の扉装置D3,D4及びD5が設置されており、監視員はこの間、不審人物が次にどの監視カメラに映るのかを映像から判断することができない。
尚、この時点で監視カメラC2の映像により不審人物がエリアA3へ移動したことを確認できた場合、監視員は操作部43を操作して、次に不審人物が移動することのないエリアA1を注目エリア情報413から削除する指示或いはエリアA1に設置されている監視カメラC1を表示カメラ情報414から削除する指示を行うこともできる。このようにすると、表示部44に表示される映像が必要最小限のものとなり監視効率がより向上する。
映像の再生が進み、撮像時刻が同日10時21分1秒を経過すると、扉開放検出手段451は扉開放情報411から扉装置D4が開放された旨の情報を検出し(ステップS6)、エリア追加手段452は扉装置D4の開放により新たに移動可能となったエリアA4をエリアテーブル412から抽出して注目エリア情報413に追加記憶する(ステップS7〜S9)。注目エリアはA1,A2,A3及びA4となる。
表示制御手段454は、追加した注目エリアA4に対応付けられた監視カメラC3をエリアテーブル412から抽出し、表示カメラ情報414に追加記憶するとともに(ステップS3)、表示カメラ情報に含まれる監視カメラC1,C2及びC3が撮像した同日10時21分1秒より後の映像データを映像データベース22から取得して記憶部41に蓄積しつつ(ステップS4)、これらの映像を表示する(ステップS5)。監視カメラC1,C2の映像に加え、映像表示領域753に監視カメラC3の映像が表示されるようになる(図9(d))。
こうして、扉装置D4の開放を検出することにより不審人物が移動したエリアA4を撮像した監視カメラC3の映像が表示されるので、監視員は不審人物を見失うことがない。
ここで、仮に不審人物が同日10時21分1秒までにエリアA2へ戻ったとしても表示部にはエリアA2を撮像した監視カメラC2の映像が表示されているので、監視員は不審人物を見失うことはない。
以上説明してきたように、本発明を適用した監視システム1は、事案の発生したエリアを注目エリアとして設定し、その後一定期間内に扉が開放されて注目エリアと相互通行可能となったエリアを注目エリアに順次追加するとともに、注目エリアに設置された監視カメラの映像のみを表示させるので、不審人物等が映っている可能性の高い映像を選択的に表示することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、監視カメラや扉装置の数は、上記のものに限られず、監視対象施設の構造、特にエリアの数や出入口の数などに応じて最適化される。
また、監視カメラシステムの監視端末に、統合装置の機能を実現するプログラムをインストールすることにより、監視カメラシステムと統合装置を一体化させてもよい。同様に、出入管理システムの中央装置に、統合装置の機能を実現するプログラムをインストールすることにより、出入管理システムと統合装置を一体化させてもよい。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
本発明を適用した監視システムの全体システム構成図である。 本発明の一実施形態における監視カメラと扉装置の概略配置図である。 出入管理情報の例示図である。 統合装置の機能ブロック図である。 エリアテーブルの例示図である。 表示部に表示される画面の例示図である。 本発明を適用した監視システムの動作フローチャートである。 本発明を適用した監視システムの動作フローチャートである。 (a)〜(d)は、それぞれ表示部上に表示される映像表示領域の遷移を示す図である。
符号の説明
1 監視システム
2 監視カメラシステム
22 映像データベース
23 監視端末
C1〜C3 監視カメラ
3 出入管理情報システム
32 設備制御用LAN
33 中央装置
34 出入管理データベース
D1〜D5 扉装置
4 統合装置
41 記憶部
411 扉開放情報
412 エリアテーブル
413 注目エリア情報
414 表示カメラ情報
42 通信部
43 操作部
44 表示部
45 制御部
451 扉開放検出手段
452 エリア追加手段
453 GUI手段
454 表示制御手段
5 LAN

Claims (3)

  1. 扉を境界として複数のエリアに区分けされた監視対象を、扉の開放時刻を含む出入管理情報と、前記エリアに設置された複数の監視カメラの映像情報を用いて監視する監視システムであって、
    扉を識別する扉IDと当該扉の開放時刻を含む出入管理情報を記憶している出入管理データベースと、
    監視カメラを識別するカメラIDと当該監視カメラが撮像した映像及び当該映像の撮像時刻を対応させた映像情報を記録している映像データベースと、
    前記エリアに前記扉IDと前記カメラIDを対応させて記憶しているテーブル記憶部と、
    監視員が注目したいエリアを注目エリアとして選択する操作部と、
    映像を表示する表示部と、
    前記注目エリアに対応する前記カメラIDを前記テーブル記憶部から抽出し、当該抽出されたカメラIDに対応する映像を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記注目エリアに対応する前記扉IDを前記テーブル記憶部から抽出し、当該抽出された扉IDが前記表示部に表示中の映像の撮像時刻に開放されたことを前記出入管理データベースから検出する開放検出手段と、
    前記開放検出手段にて開放を検出された扉IDに対応しているエリアを前記テーブル記憶部から抽出して前記注目エリアに追加する追加手段を具備することを特徴とした監視システム。
  2. さらに、前記出入管理情報は、前記扉が開放状態か又は閉鎖状態かを示す扉状態を対応させて記憶しており、
    前記追加手段は、追加するエリアに対応する扉IDを前記テーブル記憶部から抽出し、当該扉IDに該当する扉が前記撮像時刻において開放状態であれば、当該扉IDに対応しているエリアを前記テーブル記憶部から抽出して前記注目エリアに追加する請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記表示部は、前記監視対象におけるエリアの配置を示す平面図領域と、前記映像を表示する映像表示領域を同一画面上に表示し、
    前記操作部にて前記平面図領域における注目エリアの一部のエリアを選択し、注目エリアから当該エリアを削除する削除手段を有する請求項1又は2に記載の監視システム。
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