JP6268497B2 - 警備システム、及び人物画像表示方法 - Google Patents

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本発明は、監視カメラを用いて人物等の監視対象を監視し、所定の事象が発生した場合に報告等を行う警備システム、及び人物画像表示方法に関する。
昨今、店舗(例えばショッピングモール)、公共施設(例えば駅やスタジアム)、オフィス、工場、倉庫などの種々の場所において、監視カメラが設置され、監視領域における人物等の監視対象を撮影することが多くなっている。また、この種の監視カメラを用いて、監視領域において事件などの所定の事象が発生した場合に、監視対象場所の運営者、警備請負会社、警察等に報知、報告等を行う警備システムが利用されている。
警備システムの従来例としては、例えば特許文献1に記載のように、建物周囲の監視エリアに侵入した不審者を検出して警報を発する警備システムであって、許可者である移動体と、非許可者である第2の移動体とが同時に監視エリア内において検知されている場合、許可者の移動軌跡と非許可者の移動軌跡に応じて非許可者が不審者か否か判定するものがある。
特開2011−165054号公報
従来の警備システムでは、不審者の判定を行い、不審者を検出した場合に通報する機能を有しており、通報に基づいて、不審者の存在の認識、現場へ急行する等の対応が可能となっている。しかしながら、従来の警備システムでは、例えば事件発生時に被疑者の行動に関する追跡レポートを得ようとすると、監視カメラにより撮影され録画された複数の画像から被疑者が映っている画像を手動で選択して表示するなど、レポート作成作業のために多くの手間を要していた。このため、例えば事件に関係する被疑者の行動の履歴を時系列で視覚的に把握するなど、被疑者の行動に関する追跡情報を取得することが困難であった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、監視領域における人物等の監視対象の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることができる警備システム、及び人物画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、所定の監視領域を撮像する複数のカメラと、前記複数のカメラのそれぞれにて撮像した撮像画像を記録するレコーダと、前記監視領域における所定の事象を検知するセンサと、前記レコーダからの撮像画像を入力し、撮像画像の表示を行う映像監視表示装置とを備え、前記映像監視表示装置は、前記監視領域において所定の事象が検知された場合に、前記レコーダに記録した撮像画像から前記事象の被疑者が撮像された前記複数のカメラのそれぞれにより撮像した複数のフレームからなる撮像画像を抽出し、その抽出された前記複数のフレームからなる撮像画像から選択された前記被疑者の静止画像と、その選択された前記被疑者の静止画像に基づいて検索された前記被疑者の静止画像とを用いて、前記被疑者の行動に基づく遷移撮像画像をそれぞれの前記被疑者の静止画像の撮像位置を示す地図情報とともに時系列に表示し、前記遷移撮像画像について位置表示対象の前記被疑者の静止画像の指定入力を受けた場合に、該当する前記被疑者の静止画像の撮像地点の位置情報を、前記地図情報上に表示する、警備システムを提供する。
また、本発明は、警備システムにおける人物画像表示方法であって、前記警備システムは、所定の監視領域を撮像する複数のカメラと前記複数のカメラのそれぞれにて撮像した撮像画像を記録するレコーダと、前記監視領域における所定の事象を検知するセンサと、前記レコーダからの撮像画像を入力し、撮像画像の表示を行う映像監視表示装置と、を備え、前記監視領域において所定の事象が検知された場合に、前記レコーダに記録した撮像画像から前記事象の被疑者が撮像された前記複数のカメラのそれぞれにより撮像した複数のフレームからなる撮像画像を抽出し、その抽出された前記複数のフレームからなる撮像画像から選択された前記被疑者の静止画像と、その選択された前記被疑者の静止画像に基づいて検索された前記被疑者の静止画像とを用いて、前記被疑者の行動に基づく遷移撮像画像をそれぞれの前記被疑者の静止画像の撮像位置を示す地図情報とともに時系列に表示し、前記遷移撮像画像について位置表示対象の前記被疑者の静止画像の指定入力を受けた場合に、該当する前記被疑者の静止画像の撮像地点の位置情報を、前記地図情報上に表示する、人物画像表示方法を提供する。
本発明によれば、監視領域における人物等の監視対象の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることができる。
本実施形態の警備システムのシステム構成の一例を示すブロック図 本実施形態の警備システムの機能的構成の一例を示すブロック図 本実施形態の警備システムにおける主要な動作を示すフローチャート 被疑者の撮像画像に基づく遷移撮像画像と遷移撮像画像に対応する地図情報を示す遷移撮像画像表示画面の一例を示す図 遷移撮像画像表示画面における撮像位置情報の表示手順を示すフローチャート 遷移撮像画像表示画面における撮像画像を拡大表示する撮像画像再生画面の一例を示す図 遷移撮像画像表示画面及び撮像画像再生画面における撮像画像の拡大表示手順を示すフローチャート 事件関連情報の入力手順を示すフローチャート 遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像を選択する際の表示画面の一例を示す図 遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像を選択する出力画像選択手順を示すフローチャート 遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像の選択を解除する出力画像選択解除手順を示すフローチャート 遷移撮像画像表示画面において遷移撮像画像の前後の非表示部分を表示させる際の表示画面の一例を示す図 遷移撮像画像表示画面において表示する遷移撮像画像をスクロールする表示画像移動表示手順を示すフローチャート 遷移撮像画像表示画面において選択した遷移撮像画像を含む警備レポートを印刷出力する際の表示画面の一例を示す図 遷移撮像画像表示画面において警備レポートを印刷出力するレポート印刷手順を示すフローチャート 警備レポートとして印刷出力する報告書の一例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、本発明に係る警備システム及び人物画像表示方法を具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
本実施形態では、警備システムの一例として、ショッピングモールなどの複合店舗の各所に複数の監視カメラを設けて監視対象の撮影を行い、所定の事象として盗難等の事件が発生した場合に被疑者の撮像画像を含む報告を行うシステムの構成例を示す。但し、本発明に係る警備システム及び人物画像表示方法の実施形態は、後述する本実施形態の内容に限定されない。
[警備システムの構成]
図1は、本実施形態の警備システム10のシステム構成の一例を示すブロック図である。警備システム10は、複数のカメラ11−1〜11−n、複数の各種のセンサ12−1〜12−k、複数のレコーダ13−1〜13−mを有する。
カメラ11−1〜11−nは、レンズ及びイメージセンサを有して構成され、所望の監視領域に対応して各所に設けられ、各設置場所の天井、壁などに取り付けられる。レンズは、例えば140度以上の広い視野角が得られる広角レンズが用いられ、視野の範囲にある被写体像を撮像デバイスの撮像面に結像させる。イメージセンサは、例えばCCD(Charged-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等による撮像デバイスであり、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。カメラ11−1〜11−nは、設置場所の条件、システム構成等に応じて、任意のn個設けられる。カメラ11−1〜11−nは、それぞれが配置された設置場所の被写体を撮像し、各監視領域におけるカメラ撮影映像を取得する。カメラ撮影映像としては、例えば各監視領域の動画像を撮影する。
センサ12−1〜12−kは、万引き防止ゲート、顔照合アラーム、火災報知器、金属探知機、物体センサ、タッチセンサなどの各種のセンサのうちのいずれかが用いられ、設置場所と検知目的に応じたセンサが各所に設けられる。センサ12−1〜12−kは、設置場所の条件、システム構成等に応じて、任意のk個設けられる。センサ12−1〜12−kは、検知対象の人物、物、事象などを検知し、アラーム情報を出力する。例えば、店舗内の未購入の商品に万引き防止用タグが付与されている場合に、万引き犯がその商品を購入せずに万引きした上で万引き防止ゲートを通過した場合、万引き防止ゲートはアラームを鳴動する。
レコーダ13−1〜13−mは、ハードディスク又は半導体メモリ等のストレージデバイスを有して構成され、カメラ11−1〜11−nによって撮像されたカメラ撮影映像を記録する。レコーダ13−1〜13−mは、設置場所の条件、システム構成等に応じて、任意のm個設けられる。レコーダ13−1〜13−mに記録する録画映像としては、カメラ撮影映像の動画像だけでなく、動画像から生成した静止画像のカメラ撮影画像を記録することもできる。
また、警備システム10は、映像監視表示装置14、各種センサ管理装置15、データベース16、顔照合サーバ17、帳票出力装置18、入力デバイス19、モニタ20を有する。
カメラ11−1〜11−n、各種のセンサ12−1〜12−k、レコーダ13−1〜13−m、映像監視表示装置14、各種センサ管理装置15、データベース16、顔照合サーバ17、帳票出力装置18は、ネットワーク25を介して相互に接続され、情報の送受信が可能である。ネットワーク25は、無線ネットワーク又は有線ネットワークである。無線ネットワークは、例えば無線LAN(Local Area Network)、無線WAN(Wide Area Network)、3G、LTE(Long Term Evolution)又はWiGig(Wireless Gigabit)である。有線ネットワークは、例えばイントラネット又はインターネットである。
映像監視表示装置14は、コンピュータ(例えばPC(Personal Computer))を用いて構成され、所定のコンピュータプログラムに従ってプロセッサ及びメモリが協働することにより、動画像のカメラ撮影映像又は静止画像のカメラ撮影画像(以下、これらをまとめて「撮像画像」と称する)に関する各種処理を実行する。映像監視表示装置14のコンピュータは、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサと、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等によるワーキングメモリと、ROM(Read Only Memory)等によるプログラムメモリ、データメモリと、データの送受信を行う通信インタフェースとを用いて構成される。映像監視表示装置14は、カメラ11−1〜11−n及びレコーダ13−1〜13−mからの撮像画像を入力し、撮像画像の表示、警備レポートの生成等の処理を行う。
各種センサ管理装置15は、コンピュータ(例えばPC)を用いて構成され、所定のコンピュータプログラムに従ってプロセッサ及びメモリが協働することにより、各種センサのアラーム情報の管理に関する各種処理を実行する。各種センサ管理装置15は、それぞれのセンサ12−1〜12−kの設定、センサ12−1〜12−kにおける検知条件などを管理し、センサ管理情報を映像監視表示装置14に出力する。各種センサ管理装置15は、映像監視表示装置14と一緒に一つのコンピュータによって構成してもよい。
映像監視表示装置14は、センサ管理情報に基づき、センサ12−1〜12−kから出力されるアラーム情報によって監視領域において所定の事象が検知されたことを認識する。なお、センサ12−1〜12−kとしては、カメラ11−1〜11−nの撮像画像を用いて特定の人物、物体等を検知するものも含まれ、カメラ11−1〜11−nがセンサ12−1〜12−kとして機能する構成もあり得る。本実施形態では、各種センサ管理装置15は盗難等の事件の発生を検知条件として設定し、映像監視表示装置14は対応するアラーム情報の入力によって事件の発生が検知されたことを認識する。
データベース16は、ストレージデバイス(例えばハードディスク)を用いて構成され、カメラ11−1〜11−nにて撮像した撮像画像中に存在する人物の顔情報を保存する。データベース16の保存する顔情報としては、それぞれの顔画像のデータと顔画像における各部の特徴を示す顔特徴メタデータとを保存し蓄積する。
顔照合サーバ17は、コンピュータを用いて構成され、サーバ用の所定のコンピュータプログラムに従ってプロセッサ及びメモリが協働することにより、顔情報の照合処理を実行する。顔照合サーバ17は、顔画像のデータ(サムネイルを含む)と顔特徴メタデータとを取得する特徴データ取得部と、照合対象の顔画像と照合元の顔特徴メタデータとを比較照合して一致するかを判定するする顔照合部と、顔情報の送受信を行う通信部とを有する。
顔照合サーバ17は、データベース16に保存した顔画像と顔特徴メタデータとを用いて、カメラ11−1〜11−nで撮像又はレコーダ13−1〜13−mに記録した撮像画像における人物がデータベース16に保存した顔画像と同一人物かどうか照合する。本実施形態では、顔照合サーバ17は事件に関連する被疑者の顔照合を行い、複数の撮像画像の中から被疑者の顔と一致する顔画像を判定し、被疑者が写っている撮像画像を抽出する。
印刷装置の一例としての帳票出力装置18は、例えば印刷機能を有するプリンタにより構成され、映像監視表示装置14により生成した撮像画像を含む警備レポートの帳票を印刷出力する。なお、帳票出力装置18は、警備レポートの帳票データをネットワークを介して他の装置、例えば外部に設けられる警備請負会社の監視センター等に出力することもできる。
入力デバイス19は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル又はタッチパッドを用いて構成され、映像監視表示装置14に接続され、使用者の入力操作に従って各種操作や設定に関する指示を映像監視表示装置14へ入力する。
モニタ20は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)による表示デバイスを用いて構成され、映像監視表示装置14に接続され、映像監視表示装置14にて生成された撮像画像に関する各種表示画面を表示する。入力デバイス19としてタッチパネルを有する機器を用いる場合は、モニタ20の上に透光性のタッチセンサによる入力デバイス19が重ねて配置された、表示デバイスと入力デバイスとが複合された構成が想定される。入力デバイス19及びモニタ20を含む機器として、スマートフォン、タブレット端末などを用いてもよい。
図2は、本実施形態の警備システム10の機能的構成の一例を示すブロック図である。映像監視表示装置14は、撮像画像及び事件関連情報のモニタ20への表示出力に関する処理を実行する映像監視制御部141と、撮像画像及び事件関連情報を含む警備レポートの生成と帳票出力装置18への印刷出力に関する処理を実行するレポート印刷処理部142とを有する。
カメラ11(以下、カメラ11−1〜11−nを代表する)にて撮像したカメラ撮影映像は、映像監視表示装置14の映像監視制御部141と顔照合サーバ17とに送られるとともに、レコーダ13(以下、レコーダ13−1〜13−mを代表する)に送られて記録される。また、カメラ11にて撮像した現在のカメラ撮影映像(ライブ映像)は、モニタ20に送出してリアルタイムに表示することも可能である。
レコーダ13に記録した動画像又は静止画像のカメラ撮影画像(撮像画像)は、映像監視制御部141に送られる。また、レコーダ13に記録した撮像画像は、モニタ20に送出して表示することも可能である。
顔照合処理部としての機能を有する顔照合サーバ17は、カメラ11にて撮像したカメラ撮影映像を入力し、撮像画像中に含まれる人物の顔について、顔特徴メタデータと顔画像とを抽出してデータベース16に出力する。顔情報保存部としての機能を有するデータベース16は、顔照合サーバ17から送られる顔特徴メタデータと顔画像とを含む顔情報を保存する。また、顔照合サーバ17は、現在の撮像画像中の顔画像について、データベース16に保存した顔画像と顔特徴メタデータとを用いて、同一人物の顔画像であるかどうか照合する。
センサ12(以下、センサ12−1〜12−kを代表する)にて所定の事象として盗難等の事件発生が検知された場合、アラーム情報が映像監視制御部141に入力される。アラーム情報としては、店舗の出入口付近に設置された万引き防止ゲートの検知信号、カードリーダ等を用いた所定エリアへの入退出時の扉の解錠信号、店舗の敷地周辺のフェンスに設置されたタッチセンサの検知信号、などを用いる。また、カメラ11をセンサ12として用いて、通常は人が侵入しない場所において撮像画像に人物が検出された場合に検知情報を発することも可能である。
映像監視制御部141は、事件発生を知らせるアラーム情報が入力された場合、使用者である警備員による入力デバイス19の操作入力に従って、撮像画像から被疑者の顔画像を設定する。また、顔照合サーバ17は、被疑者の顔画像の照合を行い、映像監視制御部141は、レコーダ13に記録した撮像画像の中から、被疑者と同一人物の顔画像を含む撮像画像、すなわち被疑者が写っている撮像画像を抽出する。
なお、事件発生の検知は、センサ12からのアラーム情報だけでなく、警備員がモニタ20にてライブ映像のカメラ撮影映像を見て不審な動きなどから事件発生を確認し、入力デバイス19の操作入力により行うことも可能である。
映像監視制御部141は、抽出した被疑者を含む撮像画像をモニタ20に表示させる。また、映像監視制御部141は、使用者による入力デバイス19の操作入力に従って、撮像画像に関連する被疑者及び事件等のメモとして使用する事件関連情報を入力し、映像監視表示装置14のメモリ、又はデータベース16、若しくはレコーダ13に記録する。また、映像監視制御部141は、使用者による入力デバイス19の操作入力に従って、撮像画像、事件関連情報を含む各種表示画面を生成し、モニタ20に表示させる。
レポート印刷処理部142は、使用者による入力デバイス19の操作入力に従って、報告用に選択された撮像画像、事件関連情報を含む警備レポートを生成し、帳票出力装置18に出力する。帳票出力装置18は、レポート印刷処理部142により生成された警備レポートを印刷出力する。
[警備システムの動作]
図3は、本実施形態の警備システム10における主要な動作を示すフローチャートである。カメラ11は、各設置場所の監視領域を継続して撮影し、レコーダ13は、カメラ11にて撮影したカメラ撮影映像を記録する。この際、映像監視表示装置14は、カメラ11及びレコーダ13からカメラ撮影映像を取得可能となっている。
顔照合サーバ17は、カメラ11にて撮影したカメラ撮影映像を受信して取得する(ステップS11)。そして、顔照合サーバ17は、カメラ撮影映像から映像内の人物の顔を検出し、顔の特徴を示す顔特徴メタデータと顔画像とをデータベース16に記録し保存させる(ステップS12)。
警備システム10が配備された店舗において、盗難等の事件が発生した場合、映像監視表示装置14は、センサ12からのアラーム情報を受信して取得する(ステップS13)。アラーム情報を受信した場合、映像監視表示装置14はモニタ20にアラーム情報を表示して事件の発生を報知してもよい。
アラーム情報の受信により、映像監視表示装置14は、事件発生時の処理を実行する。まず、映像監視表示装置14は、レコーダ13に記録された撮像画像から被疑者が写っている撮像画像を抽出し、事件関連情報を入力する(ステップS14)。ここで、映像監視表示装置14は、使用者である警備員による入力デバイス19の操作入力に従って、被疑者が撮像された撮像画像を選択し、被疑者の撮像画像に対応する事件関連情報を入力する。
被疑者が撮像された撮像画像を選択する場合、例えば、レコーダ13に記録された事件発生時点(アラーム情報受信時点)の少し前の撮像画像を読み出してモニタ20に表示し、被疑者が撮像されている候補画像として30フレーム程度の撮像画像を選択する。そして、候補画像をコマ送りするなどして候補画像の中から被疑者の顔の特徴が分かりやすい角度の撮像画像を警備員が指定して選択する。この際、撮像画像において被疑者の顔画像を含む領域をトリミングして拡大してもよい。
顔照合サーバ17は、被疑者が撮像された撮像画像に関しても、被疑者の顔特徴メタデータと顔画像とを抽出し、データベース16に記録し保存させる。この場合、上記のように選択した被疑者の顔の特徴が分かりやすい角度の撮像画像を元にして、顔特徴メタデータと顔画像とを取得する。そして、顔照合サーバ17は、レコーダ13に記録された現在までの撮像画像について、撮像画像中の顔画像を被疑者の顔画像と照合し、被疑者の顔画像を含む撮像画像を検索する(ステップS15)。これにより、事件発生前から事件発生後までの異なる時間、場所における被疑者が撮像された撮像画像が抽出される。
なお、被疑者が撮像された撮像画像を抽出する場合に、撮像画像中から識別コードを読み取って被疑者を検出するようなことも可能である。例えば、入場者が店内でショッピングカート、ショッピングバスケット、ショッピングバッグなどを保持することが一般的である店舗において、特定の入場者とショッピングカート等の場内備品との対応付けが可能な環境下では、場内備品に識別コードを付しておき、店内の各監視領域の撮像画像から識別コードを検出することによって特定の人物を追跡することができる。この場合、顔照合と識別コード検出の処理を実行し、被疑者の顔画像と所定範囲内に一緒に存在する識別コードとを紐付けて、対応する識別コードを追跡して検出する。これにより、特定の識別コードが検出された撮像画像によって、被疑者が撮像された撮像画像を抽出可能となる。識別コードは、例えばカラーバーコードなどの色情報を用いた識別コード、或いは二次元バーコードなどを適宜用いればよい。カラーバーコードとしては、例えばカメレオンコード(登録商標)を用いてもよい。
続いて、映像監視表示装置14は、抽出された事件発生までの被疑者の撮像画像を用いて、被疑者の行動に基づく遷移撮像画像を時系列にモニタ20に表示する。また、映像監視表示装置14は、遷移撮像画像とともに、各撮像画像が撮影された位置を示す地図情報を同時にモニタ20に表示する(ステップS16)。遷移撮像画像は、事件発生前から事件発生後までの被疑者の行動に基づいて、異なる時間、場所における同一の被疑者の複数の撮像画像が時系列に経過時間とともに並べて配置された画像である。
映像監視表示装置14は、警備員又は他の使用者による帳票出力ボタンの押下などの入力デバイス19の操作入力に従って、帳票出力指示を入力する(ステップS17)。この帳票出力指示に基づき、映像監視表示装置14は、遷移撮像画像を時系列に表示した警備レポートを生成し、帳票出力装置18から警備レポートの帳票を印刷出力させる(ステップS18)。警備レポートには、遷移撮像画像に対応付けて事件関連情報を一緒に表示する。なお、警備レポートの帳票データは、帳票出力装置18からネットワークを介して、外部に設けられる警備請負会社の監視センター等の他の装置に出力してもよい。
なお、入力デバイス19の操作入力は、マウスを用いたポインタのクリック等の操作、キーボードの入力操作、タッチパネル又はタッチパッドのタップ等の操作、或いは、これらの入力デバイス又は他の入力デバイスによる特定のジェスチャー操作など、種々の操作を適用可能である。
[各処理の詳細動作]
・撮像画像及び地図情報の表示
図4は、被疑者の撮像画像に基づく遷移撮像画像と遷移撮像画像に対応する地図情報を示す遷移撮像画像表示画面の一例を示す図である。
図4に示す遷移撮像画像表示画面51は、映像監視表示装置14の処理によってモニタ20に表示されるものである。遷移撮像画像表示画面51は、例えば画面下端の辺に沿って一列に並んで被疑者が撮像された複数の撮像画像が時系列に配置される。この時系列に配置された撮像画像によって、被疑者の行動履歴を示す遷移撮像画像53が形成される。遷移撮像画像53の上側には、各撮像画像の撮像位置を示す地図情報画像52が配置される。地図情報画像52は、監視対象の店舗のレイアウトが地図によって示され、各カメラ11の配置に基づいてそれぞれの監視領域の撮像画像の撮像位置が地図上に表示可能になっている。
例えば、遷移撮像画像表示画面51において使用者が入力デバイス19を操作して遷移撮像画像53のうちの特定の撮像画像53aの上にマウスポインタ55を位置させる(例えばマウスオーバーさせる)と、特定の撮像画像53aに対応する撮像位置マーク56と、撮像画像の位置情報表示57とが表示される。撮像位置マーク56は、地図情報画像52上に丸印などの位置を示すマークが表示される。位置情報表示57は、撮像位置マーク56に対応する撮像位置(カメラ11の設置位置)の名称(西入口)、撮影日(YYYY/MM/DD)、撮影時間(hh/mm/ss)などが表示される。また、遷移撮像画像53の他の撮像画像上にマウスポインタ55を位置させると、撮像位置マーク56と位置情報表示57の表示が切り替わり、指定した撮像画像に対応する撮像位置と撮像位置情報とが表示される。
図5は、遷移撮像画像表示画面における撮像位置情報の表示手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の指示(例えば、マウスオーバー、タップ、ポイント)などにより、位置表示対象の遷移撮像画像の指定入力を受け付ける(ステップS21)。この場合、遷移撮像画像53において、撮像位置情報の表示対象となる撮像画像53aの指定を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、指定入力に該当する撮像画像53aの撮像地点の位置情報として、撮像位置マーク56を地図情報画像52上に表示し、撮像位置マーク56に対応する位置情報表示57を表示する(ステップS22)。
・撮像画像の拡大表示
図6は、遷移撮像画像表示画面における撮像画像を拡大表示する撮像画像再生画面の一例を示す図である。
図6に示すように、遷移撮像画像表示画面51において、使用者が入力デバイス19を操作して遷移撮像画像53のうちの特定の撮像画像53bをマウスポインタ55によって指定する(例えばクリックする)と、撮像画像拡大表示画面61が表示され、特定の撮像画像53bを拡大表示して再生する撮像画像再生画面62が表示される。撮像画像再生画面62は、再生ボタン、停止ボタン、早送りボタン、巻き戻しボタンなどが設けられ、入力デバイス19を用いた使用者の操作指示に従って、拡大表示した状態で撮像画像の動画像の再生が実行される。撮像画像拡大表示画面61には、元の地図情報の表示を含む遷移撮像画像表示画面51に戻るための地図情報表示ボタン63が設けられる。
撮像画像拡大表示画面61の撮像画像再生画面62は、使用者が撮像画像の動画像を再生して視認しながら、例えば被疑者が正面を向いている画像など、被疑者の特徴をより認識し易い状態のフレームで一時停止することによって、所望の静止画像の撮像画像を選択できる。すなわち、複数フレームを有してなる動画像の撮像画像から、好適なフレームの撮像画像を選択して静止画像の撮像画像として抽出することができる。この場合、地図情報表示ボタン63を操作して元の遷移撮像画像表示画面51に戻ると、遷移撮像画像53において、再生停止したフレームの静止画像が撮像画像53bに表示される。この撮像画像再生画面62によって、撮像画像の拡大表示による詳細内容の確認と、警備レポートとして出力する際の撮像画像の出力画像フレームの決定とが可能になる。
図7は、遷移撮像画像表示画面及び撮像画像再生画面における撮像画像の拡大表示手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の指示(例えば、クリック、ダブルタップ、ダブルクリック)などにより、遷移撮像画像のうちの拡大表示対象となるいずれかの撮像画像の拡大表示指示入力を受け付ける(ステップS31)。この場合、遷移撮像画像53において、拡大表示としての撮像画像の再生対象となる撮像画像53bの指定を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、指定入力に該当する撮像画像53bをレコーダ13から読み出し、撮像画像53bの撮像画像拡大表示画面61を表示する。この撮像画像拡大表示画面61の撮像画像再生画面62により、撮像画像53bの動画像の録画映像を表示画面の全面に再生表示する(ステップS32)。
・事件関連情報の入力
図8は、事件関連情報の入力手順を示すフローチャートである。
映像監視表示装置14は、センサ12からのアラーム情報を取得すると、事件発生時の処理として、使用者である警備員による入力デバイス19の操作入力により、例えばマウスのクリック、タッチパネルのダブルタップなどによる情報入力対象の撮像画像の指定入力を受け付ける(ステップS41)。例えば、映像監視表示装置14がレコーダ13に記録された事件発生時点の少し前の撮像画像をモニタ20に表示している状態で、警備員の目視判断により被疑者が撮像された撮像画像が選択され、警備員の操作入力によって事件関連情報を入力するための撮像画像が指定される。映像監視表示装置14は、事件関連情報の入力対象となる撮像画像の指定を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、指定入力に該当する被疑者が撮像された撮像画像に対応する、事件関連情報を入力する(ステップS42)。なお、事件関連情報において、撮像画像を撮像した撮像位置、撮影時間の少なくとも一方を含む撮像情報は、映像監視表示装置14がカメラ11又はレコーダ13から取得して自動的に入力してもよい。
事件関連情報としては、例えば警備員が入力デバイス19のキーボードを操作して、アラーム情報の種別、被疑者の特徴情報などを入力する。事件関連情報は、映像監視表示装置14のメモリ、又はデータベース16、若しくはレコーダ13に記録される。事件関連情報の一例を以下に示す。
[通称・名称]通称ABCDE
[アラーム情報:発生元]万引き防止ゲートAより
[アラーム情報:発生時間]2015年7月20日20時15分40秒
[年齢]35歳前後に見える
[性別]男性に見える
[身長]160cm程度に見える(万引き防止ゲートより10cm程度高いため)
[備考]よく駐車場周辺をうろついている
・撮像画像の警備レポートへの出力選択
図9は、遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像を選択する際の表示画面の一例を示す図である。
図9に示すように、遷移撮像画像表示画面51において、使用者が入力デバイス19を操作して遷移撮像画像53のうちの特定の撮像画像53cをマウスポインタ55によって指定する(例えば右クリックする)と、画像選択メニューが表示される。この状態で、画像選択メニューをマウスポインタ55によってドラッグ操作してメニュー項目の選択64を指定すると、特定の撮像画像53cが警備レポートとして出力するレポート作成対象として選択される。選択されたレポート作成対象の撮像画像は、チェックボックスのマークが付与される。
また、遷移撮像画像表示画面51において、マウスポインタ55の右クリック操作などにより特定の撮像画像53cに対して画像選択メニューが表示された状態で、画像選択メニューをマウスポインタ55によってドラッグ操作してメニュー項目の非選択65を指定すると、撮像画像53cの選択が解除され、レポート作成対象から除外される。レポート作成対象の選択が解除された撮像画像は、チェックボックスのマークが削除される。
図10は、遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像を選択する出力画像選択手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の指示(例えば、右クリック−選択、ロングタップ−選択)などにより、レポート作成対象の選択対象にする遷移撮像画像の指定入力を受け付ける(ステップS51)。この場合、遷移撮像画像53において、レポート作成対象の選択対象にする撮像画像53cの指定を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、指定入力に該当する撮像画像53cをレポート作成対象に設定し、チェックボックスのマークを付与する(ステップS52)。
図11は、遷移撮像画像表示画面において警備レポートとして出力する撮像画像の選択を解除する出力画像選択解除手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の指示(例えば、右クリック−非選択、ロングタップ−非選択)などにより、レポート作成対象の非選択対象にする遷移撮像画像の指定入力を受け付ける(ステップS61)。この場合、遷移撮像画像53において、レポート作成対象の非選択対象にする(選択を解除する)撮像画像53cの指定を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、指定入力に該当する撮像画像53cをレポート作成対象から設定解除し、チェックボックスのマークを削除する(ステップS62)。
・遷移撮像画像のスクロール表示
図12は、遷移撮像画像表示画面において遷移撮像画像の前後の非表示部分を表示させる際の表示画面の一例を示す図である。
図12に示すように、遷移撮像画像表示画面51において、使用者が入力デバイス19を操作して遷移撮像画像53をマウスポインタ55によって移動操作する(例えばドラッグアンドドロップする)と、移動操作に応じて遷移撮像画像53の画像群が移動する。これにより、移動操作前に表示中の撮像画像に対して、表示されていない撮影時間が前又は後の撮像画像が順に現れるように表示される。例えば、遷移撮像画像53を左方向に移動操作すると、遷移撮像画像53の画像群が左に移動し、これよりも撮影時間が後の撮像画像が順に表示される。
図13は、遷移撮像画像表示画面において表示する遷移撮像画像をスクロールする表示画像移動表示手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の操作(例えば、ドラッグアンドドロップ、フリック、スワイプ)などにより、表示している遷移撮像画像群の移動操作入力を受け付ける(ステップS71)。この場合、遷移撮像画像53において、スクロール表示する移動方向及び移動量を示す移動指示を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、移動指示に応じて遷移撮像画像53をスクロールさせ、撮影時間が前又は後の撮像画像を表示する(ステップS72)。
・警備レポートの印刷出力
図14は、遷移撮像画像表示画面において選択した遷移撮像画像を含む警備レポートを印刷出力する際の表示画面の一例を示す図である。
図14に示すように、遷移撮像画像表示画面51において、使用者が入力デバイス19を操作してレポート印刷ボタン54をマウスポインタ55によって指示操作する(例えばクリックする)と、レポート作成対象として選択された撮像画像と、この撮像画像に対応する事件関連情報とを表示した警備レポートが作成され、帳票出力装置18から印刷出力される。図14の例では、遷移撮像画像53の中から、撮像画像53d、53e、53f、53gが選択され、これらの撮像画像53d、53e、53f、53gを並べて表示した警備レポートが作成される。このとき、それぞれの撮像画像53d、53e、53f、53gは、警備レポートにおいて、複数フレームの撮像画像の動画像から選択された出力画像フレームの静止画像が出力され表示されたものとなる。
図15は、遷移撮像画像表示画面において警備レポートを印刷出力するレポート印刷手順を示すフローチャートである。映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51を表示している状態で、使用者の入力デバイス19の操作入力によるマウスポインタ55の指示(例えば、印刷ボタンクリック、タップ)などにより、帳票印刷出力の指示入力を受け付ける(ステップS81)。この場合、所定の撮像画像がレポート作成対象として選択された状態で、レポート印刷ボタン54の押下操作を入力する。
そして、映像監視表示装置14は、遷移撮像画像のうちのレポート作成対象として選択された撮像画像を時系列に配置し、各撮像画像に対して事件関連情報として撮像位置と撮影時間の情報を対応付けた警備レポートの帳票を生成し、帳票出力装置18に出力して印刷出力させる(ステップS82)。
図16は、警備レポートとして印刷出力する報告書の一例を示す図である。警備レポートとしての報告書71は、被疑者の特徴が明確に示されるように拡大表示した顔検出元画像72が上部に配置され、下側にレポート作成対象の遷移撮像画像73が時系列に配置されて表示されている。顔検出元画像72は、撮像画像から被疑者の顔検出がなされて顔画像と顔特徴メタデータとがデータベース16に記録された検出元の被疑者画像であり、被疑者の顔の特徴が分かりやすい角度の撮像画像が用いられ、顔照合時に利用される照合元の顔画像となるものである。各遷移撮像画像73の下部には、撮像位置の名称と撮影日、撮影時間を含む撮像情報74が事件関連情報として表示されている。図16の例では、被疑者の行動履歴に基づいて、西入口→化粧品売り場→宝石店→雑貨店→紳士服売り場→書店前(本屋)の順に、監視領域内の各撮像位置のカメラによって時系列に撮像された遷移撮像画像73が示されている。
この警備レポートの報告書71によって、被疑者の特徴、事件発生までの行動履歴を時系列に一目で把握することができるようになる。
このように、本実施形態では、監視領域において盗難等の事件の発生が検知された場合に、映像監視表示装置14は、レコーダ13に記録した監視領域の撮像画像から事件の被疑者が撮像された複数の撮像画像を抽出し、抽出された撮像画像を用いて、被疑者の行動に基づく遷移撮像画像を撮影時間とともに時系列に表示する。映像監視表示装置14は、モニタ20の表示画面に遷移撮像画像表示画面51を表示し、この遷移撮像画像表示画面51において遷移撮像画像53を時系列に並べて表示する。
また、映像監視表示装置14は、遷移撮像画像表示画面51において、遷移撮像画像53とともに、各撮像画像の撮像位置を示す地図情報画像52を表示する。地図情報画像52には、使用者が指定した撮像画像53aに対応する撮像位置マーク56と、撮像画像の位置情報表示57とを表示し、それぞれの撮像画像を撮像した位置を一目で把握できるようにする。
また、映像監視表示装置14は、警備レポートの帳票を生成して帳票出力装置18に出力し、警備レポートとしての報告書71を印刷出力させる。報告書71には、レポート作成対象の遷移撮像画像73を時系列に配置して表示し、各遷移撮像画像73に対応付けられた撮像位置、撮影時間等の撮像情報74を事件関連情報として表示する。
本実施形態によれば、同一の被疑者が撮像された複数の時系列の撮像画像からなる遷移撮像画像を表示、出力することによって、監視領域における被疑者などの監視対象の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることができる。このため、警備システムの使用者は、時間毎の被疑者の出現位置、行動などを経過時間に沿って一目で把握することができる。
本実施形態の警備システム10は、所定の監視領域を撮像するカメラ11と、カメラ11にて撮像した撮像画像を記録するレコーダ13と、所定の検知条件に基づいて監視領域における所定の事象を検知するセンサ12と、カメラ11又はレコーダ13からの撮像画像を入力し、撮像画像の表示を行う映像監視表示装置14とを備える。映像監視表示装置14は、監視領域において所定の事象が検知された場合に、レコーダ13に記録した撮像画像から事象の被疑者が撮像された複数の撮像画像を抽出し、抽出された撮像画像を用いて、被疑者の行動に基づく遷移撮像画像を時系列に表示するとともに、撮像画像の撮像位置を示す地図情報を表示し、遷移撮像画像について位置表示対象の撮像画像の指定入力を受けた場合に、該当する撮像画像の撮像地点の位置情報を、地図情報上に表示する。
これにより、警備システムの使用者は、遷移撮像画像を見ることによって、監視領域における被疑者の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることが可能になる。また、地図情報の表示によって、各撮像画像の撮像位置を直感的に把握できる。また、特定の撮像画像を指定することによって、該当する撮像画像の撮像地点を容易に確認できる。
また、警備システム10は、映像監視表示装置14において、遷移撮像画像において表示画像の移動操作入力を受けた場合に、移動指示に応じて遷移撮像画像をスクロールさせ、撮影時間が前又は後の撮像画像を表示する。これにより、現在表示している時系列の遷移撮像画像に関して、撮影時間が前又は後の撮像画像を順次表示させることができる。
また、警備システム10は、映像監視表示装置14において、遷移撮像画像についていずれかの撮像画像の拡大表示指示入力を受けた場合に、該当する撮像画像を拡大表示した状態で再生する撮像画像再生画面を表示する。これにより、撮像画像の動画像を拡大表示して再生することによって、被疑者の行動に関する詳細な画像を確認できる。
本実施形態の人物画像表示方法は、カメラ11、レコーダ13、センサ12、及び映像監視表示装置14を備える警備システム10における人物画像表示方法であって、映像監視表示装置14による撮像画像の表示において、監視領域において所定の事象が検知された場合に、カメラ11で撮像しレコーダ13に記録した撮像画像から事象の被疑者が撮像された複数の撮像画像を抽出し、抽出された撮像画像を用いて、被疑者の行動に基づく遷移撮像画像を時系列に表示するとともに、撮像画像の撮像位置を示す地図情報を表示し、遷移撮像画像について位置表示対象の撮像画像の指定入力を受けた場合に、該当する撮像画像の撮像地点の位置情報を、地図情報上に表示する。これにより、監視領域における被疑者の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることが可能になる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、監視領域における人物等の監視対象の行動に関する追跡情報を視覚的に容易に得ることができる警備システム、及び人物画像表示方法として有用である。
10 警備システム
11、11−1〜11−n カメラ
12、12−1〜12−k センサ
13、13−1〜13−m レコーダ
14 映像監視表示装置
141 映像監視制御部
142 レポート印刷処理部
15 各種センサ管理装置
16 データベース
17 顔照合サーバ
18 帳票出力装置
19 入力デバイス
20 モニタ
25 ネットワーク
51 遷移撮像画像表示画面
52 地図情報画像
53 遷移撮像画像
54 レポート印刷ボタン
61 撮像画像拡大表示画面
62 撮像画像再生画面
71 報告書(警備レポート)
72 顔検出元画像
73 遷移撮像画像
74 撮像情報(事件関連情報)

Claims (4)

  1. 所定の監視領域を撮像する複数のカメラと、
    前記複数のカメラのそれぞれにて撮像した撮像画像を記録するレコーダと
    記監視領域における所定の事象を検知するセンサと
    記レコーダからの撮像画像を入力し、撮像画像の表示を行う映像監視表示装置とを備え、
    前記映像監視表示装置は、
    前記監視領域において所定の事象が検知された場合に、前記レコーダに記録した撮像画像から前記事象の被疑者が撮像された前記複数のカメラのそれぞれにより撮像した複数のフレームからなる撮像画像を抽出し、
    その抽出された前記複数のフレームからなる撮像画像から選択された前記被疑者の静止画像と、その選択された前記被疑者の静止画像に基づいて検索された前記被疑者の静止画像とを用いて、前記被疑者の行動に基づく遷移撮像画像をそれぞれの前記被疑者の静止画像の撮像位置を示す地図情報とともに時系列に表示し
    前記遷移撮像画像について位置表示対象の前記被疑者の静止画像の指定入力を受けた場合に、該当する前記被疑者の静止画像の撮像地点の位置情報を、前記地図情報上に表示する、
    警備システム。
  2. 請求項1に記載の警備システムであって、
    前記映像監視表示装置は、
    前記遷移撮像画像において前記被疑者の静止画像の移動操作入力を受けた場合に、移動指示に応じて前記遷移撮像画像をスクロールさせ、撮影時間が前又は後の前記被疑者の静止画像を表示する、
    警備システム。
  3. 請求項1又は2に記載の警備システムであって、
    前記映像監視表示装置は、
    前記遷移撮像画像についていずれかの前記被疑者の静止画像の拡大表示指示入力を受けた場合に、該当する前記被疑者の静止画像を拡大表示した状態で再生する撮像画像再生画面を表示する、
    警備システム。
  4. 警備システムにおける人物画像表示方法であって、
    前記警備システムは、所定の監視領域を撮像する複数のカメラと、
    前記複数のカメラのそれぞれにて撮像した撮像画像を記録するレコーダと、
    記監視領域における所定の事象を検知するセンサと、
    記レコーダからの撮像画像を入力し、撮像画像の表示を行う映像監視表示装置と、を備え、
    前記監視領域において所定の事象が検知された場合に、前記レコーダに記録した撮像画像から前記事象の被疑者が撮像された前記複数のカメラのそれぞれにより撮像した複数のフレームからなる撮像画像を抽出し、
    その抽出された前記複数のフレームからなる撮像画像から選択された前記被疑者の静止画像と、その選択された前記被疑者の静止画像に基づいて検索された前記被疑者の静止画像とを用いて、前記被疑者の行動に基づく遷移撮像画像をそれぞれの前記被疑者の静止画像の撮像位置を示す地図情報とともに時系列に表示し
    前記遷移撮像画像について位置表示対象の前記被疑者の静止画像の指定入力を受けた場合に、該当する前記被疑者の静止画像の撮像地点の位置情報を、前記地図情報上に表示する、
    人物画像表示方法。
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