JP6567261B2 - 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム - Google Patents

電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム Download PDF

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本発明は、電子通貨を管理するための電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システムに関する。
従来、ICチップを内蔵するプリペイドカードに、金銭価値を示す情報である電子バリューを記憶させる技術が知られている。特許文献1には、プリペイドカードを用いて交通機関の運賃の支払いをする際にプリペイドカードの残高が不足しないように、プリペイドカードに記憶された電子バリューの残高が所定額よりも少なくなると、ユーザの銀行口座から所定の振替金額分をプリペイドカードにチャージするという技術が開示されている。
特開2007−207006号公報
従来の技術においては、プリペイドカードを用いて交通機関の運賃を支払うことが想定されていた。交通機関の運賃の支払いにプリペイドカードを用いる場合、プリペイドカードを用いて1回に支払う金額が比較的小さいので、プリペイドカードへのチャージ額が、所定の振替金額に設定されていた。
しかしながら、プリペイドカードが、交通機関の運賃の支払い以外の用途に用いられる場合、プリペイドカードを用いて1回に支払う金額が運賃よりも高額になることが想定される。このような場合に、所定の振替金額分をチャージすると、チャージ額が不足してしまい、商品を購入できないという問題が生じる。他方で、商品の購入額に対して所定の振替金額が大き過ぎると、商品の購入後に、プリペイドカードの残高が大きくなり過ぎてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、カードを用いて利用可能な電子通貨の残高を適正化することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、カードに記憶された識別情報に関連付けてチャージされた電子通貨の残高を記憶する残高記憶部と、ユーザが前記カードを用いて店舗で商品又はサービスを購入する際に店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得する取得部と、前記購入額が前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記識別情報に関連付けてチャージするチャージ部と、を備える電子通貨管理装置を提供する。
上記の電子通貨管理装置は、前記識別情報に関連付けて、チャージ可能な金額であるチャージ可能額を管理するチャージ可能額管理部をさらに備え、前記チャージ部は、前記チャージ可能額が前記購入額と前記電子通貨の残額との差額よりも大きい場合に、前記識別情報に関連付けてチャージしてもよい。
前記チャージ可能額管理部は、例えば、前記ユーザの携帯端末が前記店舗に入ったことを示す端末位置情報を取得すると、前記チャージ可能額を更新する。前記チャージ可能額管理部は、前記チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、前記携帯端末に警告メールを送信してもよい。また、前記チャージ可能額管理部は、前記端末位置情報が示す前記店舗の属性に基づいて、前記チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、警告メールを送信してもよい。
前記チャージ部は、前記識別情報に関連付けてチャージ可能な複数のチャージ方法のうちいずれかのチャージ方法を選択し、選択したチャージ方法を用いて前記識別情報に関連付けてチャージしてもよい。また、前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザが保有するポイントに対応する額よりも小さい場合に、前記ポイントを用いてチャージする方法を選択してもよい。
また、前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザの携帯端末の使用料の請求額に含めて決済するキャリア決済でチャージ可能な額よりも小さい場合に、前記キャリア決済を用いてチャージする方法を選択してもよい。また、前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザの銀行口座の残高よりも小さい場合に、前記銀行口座からチャージする方法を選択してもよい。
また、前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残額との差額と、前記ユーザの複数の銀行口座の残高とに基づいて、前記複数の銀行口座から選択した銀行口座からチャージしてもよい。前記チャージ部は、前記ユーザの複数の銀行口座を管理する複数のサーバとの通信時間に基づいて前記複数の銀行口座から選択した銀行口座からチャージしてもよい。
本発明の第2の態様においては、識別情報に関連付けて電子通貨がチャージされたカードが、店舗で商品又はサービスの購入に用いられる際に、店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得するステップと、前記購入額が、前記識別情報に関連付けてチャージされた前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記識別情報に関連付けてチャージするステップと、を備える電子通貨管理方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、カードに記憶された識別情報に関連付けてチャージされた電子通貨の残高を記憶する残高記憶部と、ユーザが前記カードを用いて店舗で商品又はサービスを購入する際に店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得する取得部と、前記購入額が前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記識別情報に関連付けてチャージするチャージ部と、を有する電子通貨管理装置と、前記ユーザに関連付けられており、前記残高記憶部が記憶した前記残高を表示する表示部を有する携帯端末と、を備える電子通貨管理システムを提供する。
上記の電子通貨管理装置は、前記識別情報に関連付けて、チャージ可能な金額であるチャージ可能額を管理するチャージ可能額管理部をさらに備え、前記携帯端末の表示部は、前記チャージ可能額管理部が管理する前記チャージ可能額を表示してもよい。
本発明によれば、カードを用いて利用可能な電子通貨の残高を適正化できるという効果を奏する。
本発明の電子通貨管理システムの概要を示す図である。 電子通貨管理システムのシステム構成を示す図である。 電子通貨管理システムを構成する各サーバで管理する情報を示す図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す図である。 カード発行時の動作を示す図である。 カード発行時の処理の流れを示す図である。 カードにチャージする際の動作を示す図である。 カードを用いて商品を購入する際の動作を示す図である。 ユーザに対してポイントを付与する際の動作を示す図である。 ユーザに対してユーザ固有のサービスを提供する際の動作を示す図である。 3つのチャージ方法を示す図である。 カード管理サーバ2の構成を示す図である。 各チャージ方法におけるチャージ可能額を示すテーブルである。 複数の銀行口座のそれぞれにおけるチャージ可能額と振替処理時間との関係を示すテーブルである。 カード管理サーバ2の動作フローチャートである。 銀行口座の残高が差額以上であるか否かを判定する処理の動作フローチャートである。
<第1の実施形態>
[電子通貨管理システムSの概要]
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、プリペイドマネー、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カード11は、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。例えば、ユーザが予め金銭を支払うことにより、ユーザ又はカード11に関連付けてプリペイドマネーがチャージされた場合、ユーザは、カード11を用いて、ユーザ又はカード11に関連付けられたプリペイドマネーの金額まで、カード11を用いて商品やサービスを購入することができる。ここで、プリペイドマネーをチャージとは、ユーザ又はカード11に関連付けられたプリペイドマネー用の口座の残高を増やすことをいう。
ユーザは、予めユーザ又はカード11に関連付けられた口座に電子通貨を貯めて、商品やサービスを購入する際に、カード11を用いて、当該口座に格納された電子通貨を使用することができる。電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12が、例えば携帯電話網の基地局を介してアクセス可能な電子通貨管理装置10においてカード11とユーザ端末12とを連携させることで、ユーザ端末12を用いたカード管理を実現している。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いて、プリペイド式のカードへのチャージ(入金)や、カード残高、付与されたポイント及び利用履歴の確認等を実現している。
ユーザは、多様な方法で電子通貨を貯めることができる。ユーザは、例えば、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座に現金を振り込んでチャージすることにより電子通貨を貯めることができる。また、ユーザは、カード11を用いて現実店舗やオンライン店舗で買い物をして、購入額等に応じたポイントを受け取ることにより、電子通貨を貯めることもできる。ユーザは、カード11に関連付けられた電子通貨の残高を、ユーザ端末12から確認することができるので、電子通貨を貯めて、様々な用途で利用する意欲が高まる。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
[電子通貨管理システムSのシステム構成]
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な電子通貨管理装置10と、を含んで構成される。電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザ機器1は、電子通貨管理システムSが提供するサービスを利用する各ユーザが用いる機器であり、カード11と、ユーザ端末12と、を含む。
カード11は、国際ブランドの決済NW50を利用して決済を行うカードであり、予めチャージしておいた金額に基づいて利用額の決済を行えるプリペイドカードである。なお、カード11として、プリペイドカードに代えて(又は加えて)利用額を後払いするクレジットカード又はチャージ額を後払いするポストペイ型カードを用いることとしてもよい。
ユーザ端末12は、通信キャリアが提供する通信NWを介して通信(通話)を行う通信装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等である。ユーザ端末12には、所定のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該プログラムに基づき実行されるアプリケーションを介して、ユーザ端末12からカード11の管理をすることができる。
カード管理サーバ2は、カード11の利用履歴及びプリペイドマネー等の電子通貨の残高をユーザ毎に管理するサーバであり、当該カード11に関する情報を記憶する。ここで、図3(A)にカード管理サーバ2に記憶される各種情報の一例を示す。図3(A)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてプリペイドカード番号(以下、単に「カード番号」と呼ぶ)、残高、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。
カード番号は、カード11に設定された概ね16桁の英数字からなる番号であり、カード11を識別するための識別情報である。管理番号は、カード番号に対して一意に対応する番号であり、他サーバと連携する際にカード番号に代えてカード11を識別するために用いられる。残高は、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座にチャージされた金額の残高を示す情報である。利用履歴は、カード11を用いた買い物の履歴であり、購入日時、購入対象の商品/サービス、購入額、購入場所(店舗名)等を含む。
キャリアサーバ3は、通信キャリアが用いるサーバであり、通信キャリアが提供するサービスのユーザ端末12の利用履歴をユーザ毎に管理する。キャリアサーバ3は、利用履歴に基づいて、ユーザに対する請求額を算出する。また、キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスをユーザ端末12に提供する入口(ポータル)として機能する。例えば、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高をポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。また、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられたポイントをポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12にポイントの残高を通知してもよい。
ここで、図3(B)にキャリアサーバ3において管理される各種情報の一例を示す。図3(B)に示すように、キャリアサーバ3では、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の電話番号、請求額、契約ID、及び契約者名等の各種情報を記憶する。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金を含む。なお、通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
なお、図示しないものの、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の契約期限、契約日時等の契約に関する情報、また、ユーザ端末12の利用に応じた請求額の支払いが済んでいる/遅延しているといった通信料金の支払いに関する情報を記憶することとしてもよい。
ポイント管理サーバ4は、カード11の利用(例えば、カードを用いた買い物)に応じたポイントと、ユーザ端末12又はユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスの利用に応じたポイントとを統合して管理するサーバである。ここで、図3(C)及び図3(D)にポイント管理サーバ4において管理される各種情報の一例を示す。
図3(C)に示すように、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに関連付けて、管理番号、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、カード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得した購入額(即ち、購入した商品の決済金額)に応じて、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
また、図3(D)に示すように、ポイント管理サーバ4では、購入額や請求額に基づいて付与するポイントを算出するためのポイント付与レートを、利用形態に関連付けて記憶する。利用形態としては、カード11の利用又はユーザ端末12の利用が考えられるが、これら以外にも、カード11を利用した店舗が通常店であるか、ポイント優遇店であるか等に応じて、レートを異ならせることとしてもよい。なお、カード11を利用した店舗を示す情報は、カード管理サーバ2から利用履歴を受信することで、取得することができる。
ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2がカード番号に関連付けて管理する電子通貨の残高を、ユーザIDに関連付けて記憶してもよい。この場合、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において電子通貨の残高が更新されたタイミングに同期して、記憶している電子通貨の残高を更新する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12からの要求に応じて、当該ユーザ端末12に対応するユーザIDに関連付けて記憶した電子通貨の残高を記憶部から読み出し、キャリアサーバ3を介して、電子通貨の残高をユーザ端末12に通知することができる。なお、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12から電子通貨の残高を要求されたタイミングで、カード管理サーバ2からユーザIDに対応するカード番号に関連付けられた電子通貨の残高を取得し、取得した残高をユーザ端末12に通知してもよい。
以上のとおり、電子通貨管理システムSでは、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが連携することにより、カード番号とユーザIDとを関連付けて管理することができる。即ち、電子通貨管理システムSは、カード識別情報とユーザ端末を用いるユーザを識別するユーザ識別情報とを関連付けて管理する。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4が、カード番号及びユーザIDのいずれにも関連付けられた管理番号を介して、カード番号とユーザIDとを関連付ける。
そして、電子通貨管理システムSは、カード管理サーバ2において、カード番号に関連付けて、カードによる決済が可能な電子通貨の残高を管理する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高を、ポイント管理サーバ4を介してカード管理サーバ2から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。このようにすることで、電子通貨管理システムSにおいては、ユーザが、電子通貨の口座に関する情報をユーザ端末12に入力することなく、あたかもユーザ端末12に関連付けて電子通貨が管理されているかのような感覚で、電子通貨の残高を把握することができる。
また、以上の構成の電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において管理されるカード11の利用状況と、キャリアサーバ3において管理されるユーザ端末12の利用状況とを統合し、ポイントの統合を実現する。具体的には、ポイント管理サーバ4は、管理番号とユーザIDとを連携させることで、カード11の利用状況とユーザ端末12の利用状況とを統合する。
ポイント管理サーバ4では、統合された情報をユーザIDに関連付けて管理するため、ユーザIDをキーとして、該当するユーザのカード11の利用状況及びユーザ端末12の利用状況を取得することができる。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
[ユーザ端末12の表示画面例]
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図4に示す。図4(A)は、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図4(B)は、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。
図4(A)に示すように、表示画面200は、カード残高表示201と、ポイント数表示202と、チャージボタン203と、メニューボタン204と、を含んで構成される。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
チャージボタン203は、ユーザがカード11に所望の金額をチャージする際に用いられる。チャージボタン203が操作され、ユーザが所定のチャージ操作を行うと、ユーザIDと管理番号とが連携して、カード管理サーバ2へチャージ要求が行われる。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図4(B)に示す表示画面210が表示される。
図4(B)に示すように、表示画面210には、ポイント用メニュー211と、ショッピング用メニュー212と、カード用メニュー213と、が含まれる。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
ショッピング用メニュー212は、「ポイント優遇店の紹介」や、「カード11を用いて買い物が可能な店舗を紹介する」等のようにカード11の利用を促すメニューを含む。カード11が利用されると、ポイント管理サーバ4において購入額に応じたポイントが付与されることになるため、このようなメニューを提供することで、ポイント付与の機会を増大することができる。
カード用メニュー213は、カード11の利用明細を確認するためのメニューを含む。このメニューを選択することで、ユーザは、カード11の利用履歴を確認することができる。
[電子通貨管理システムSの動作]
以上、電子通貨管理システムSの構成について説明した。続いて、図5〜図10を参照して、電子通貨管理システムSの動作について説明する。
[カード発行時の動作]
まず、図5及び図6を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行するとともに、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ロックした状態とは、例えば、カード管理サーバ2側において決済やチャージ等の要求を不可とする状態である。
具体的には、図5に示すように、カード11には、ユーザ端末12が読み取り可能なIC(Integrated Circuit)チップ111が設けられており、このICチップ111をユーザ端末12が読み取ることでカード11のロックが解除され、カード11が使用可能になる。なお、本実施形態では、カード11にNFC(Near Field Communication)に対応したICチップ111を設けておき、ユーザ端末12は、自身が有するNFC通信機能を用いてICチップ111を読み取ることとしている。
ここで、図6を参照して、カード発行時の処理の一例について説明する。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ロック解除に使用可能な情報をICチップ111に格納することで、当該情報をカード11にセットする。なお、ICチップ111に格納する情報は任意の情報であり、本実施形態では、例えば、ユーザ端末12を識別するユーザIDを用いることとしている。カード11にロック解除に使用可能な情報をセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
カード管理サーバ2から発行されたカード11が届くと、ステップS3において、ユーザは、ユーザ端末12を用いてカード11のICチップ111を読み取る。即ち、ユーザがユーザ端末12とカード11とを接触させると、ユーザ端末12が有するNFC機能が発揮され、ICチップ111に格納されたロック解除に使用可能な情報をカード11から読み取る。続いて、ステップS4において、ユーザ端末12では、自身が有する情報と読み取った情報とが一致するか否かを判定する。このとき、両情報(ユーザID)が一致する場合には、ステップS5において、ユーザ端末12は、使用許可要求を行い、ステップS6において、カード管理サーバ2は、発行したカード11のロックを解除し、使用を許可する。他方、ステップS4において両情報が一致しない場合には、ステップS7において、ユーザ端末12では所定のエラー処理が行われる。
以上、カード発行時の処理の一例について説明した。なお、カード11にセットするロック解除に使用可能な情報は、所定の方式により暗号化しておくこととしてもよい。この場合、ユーザ端末12において自身のユーザIDを暗号化した情報を持っておくこと、又は暗号鍵情報を記憶しておくことで、ユーザ端末12において両情報が一致するか否かの判定を行うことができる。
また、図6に示す例では、ユーザ端末12においてロック解除のための判定を行うこととしている。この点、当該判定をユーザ端末12ではなく、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれかで行うこととしてもよい。
なお、カード11のロックを解除した後にユーザ端末12がカード11に設けられたICチップ111を読み取ると、上述のアプリケーション実行中に表示される表示画面(例えば、図4(A)に示す表示画面200)を、ユーザ端末12において自動的に表示することとしてもよい。即ち、ユーザ端末12は、ICチップ111を読み取ると、キャリアサーバ3に対して各種情報の要求を行い、この要求に応じて取得した情報を表示する。
[ユーザ端末12におけるチャージの動作]
続いて、図7を参照して、カード11に金額をチャージする際の動作について説明する。図7(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図4(A)参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面220である。
図7(A)に示すように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11に金額をチャージする方法として、チャージ方法221、チャージ方法222及びチャージ方法223を少なくとも含む。チャージ方法221は、付与されたポイントの少なくとも一部のポイントを用いてカード11に金額をチャージするチャージ方法であり、ポイントを所定のレートで金銭に変換することでチャージする。また、チャージ方法222は、キャリア決済を用いてチャージするチャージ方法である。キャリア決済とは、ユーザ端末12の通信料金と併せて決済することであり、このチャージ方法222では、チャージした金額をユーザ端末12の請求額に加算して請求する。チャージ方法223は、ユーザが用いる銀行口座を予め設定しておき、この銀行口座を介してカード11にチャージするチャージ方法である。なお、本実施形態では、チャージ方法221、222、223についてのみ説明するが、カード11へのチャージ方法はこれらに限るものでなく、他の方法により実現することとしてもよい。例えば、ユーザのクレジットカードを用いて決済をすることにより、カード11にチャージすることとしてもよい。
チャージ方法221、チャージ方法222及びチャージ方法223の動作の流れを図7(B)に示す。図7(B)に示すように、ステップS11において、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してチャージ要求を行う。このチャージ要求では、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してユーザIDとともに、チャージ方法及びチャージ金額を通知する。
キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けると、ステップS12において、ポイント管理サーバ4に対して、ユーザ端末12からチャージ要求を受けたことを通知する。具体的には、キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けたユーザ端末12を識別するユーザIDを用いて、ポイント管理サーバ4に対して通知を行う。
続く、ステップS13において、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに対応する管理番号を特定し、カード管理サーバ2に対して、当該管理番号に対応するカード11に設定されたカード番号に関連付けられた口座に対して、要求された金額をチャージするように通知する。この通知を受けると、カード管理サーバ2では、管理番号に対応するカード番号のカード11に設定されたカード番号に対応する口座に対して通知された金額を入金する。
ステップS14Aは、チャージ方法221が選択された場合に実行される処理である。ステップS14Aでは、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたポイントから、チャージ金額に相当するポイントを減算する。ポイント管理サーバ4は、ステップS14Aを実行した後に、ステップS13を実行する。
また、ステップS14Bは、チャージ方法222が選択された場合に実行される処理である。ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。キャリアサーバ3は、ステップS14Aを実行した後に、ステップS12及びステップS13を実行する。
なお、キャリア決済では、通信キャリアとの契約内容に応じて決済可能枠が設定される場合がある。一例として、通信キャリアが提供するサービスへの加入月数に応じて決済可能枠が設定される場合があり、例えば、加入月数「12ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「5,000円」、加入月数「36ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「1万円」が設定される。このような場合には、ステップS14Bの処理において、キャリアサーバ3は、当月のチャージ金額の合計が、決済可能枠内であるか否かを判定し、決済可能枠内である場合に限り、キャリア決済を可能にしてもよい。
また、ステップS14Cは、チャージ方法223が選択された場合に実行される処理である。この場合には、ステップS11からS13が実行されることにより、カード管理サーバ2に、チャージ要求が通知される。カード管理サーバ2は、チャージ要求を受けると、ユーザ端末12のユーザの口座の残高を管理している口座管理サーバ5にアクセスする。具体的には、カード管理サーバ2は、口座管理サーバ5に自動的にログインし、ユーザの口座から、当該ユーザのカード11に設定されたカード番号に関連付けられた口座に対する、キャリアサーバ3から要求されたチャージ額の振替処理を実行する。
[商品購入時の動作]
続いて、図8を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
決済NW50において所定の決済処理が行われる際には、ステップS22において、決済NW50からカード管理サーバ2に対してカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。カード管理サーバ2では、これら情報を受けると、カード番号に対応する残高から購入額を減算して利用履歴を更新するとともに、減算処理が完了したことを決済NW50に通知する。
続いて、ステップS23において、カード管理サーバ2は、ポイント管理サーバ4に対して、カード番号に対応する管理番号とともに商品購入に関する情報を通知する。ポイント管理サーバ4では、取得した商品購入に関する情報に基づいて、管理番号に対応するユーザIDに関連付けられたポイントを更新する。
[ポイント付与時の動作]
続いて、図9を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
商品の購入に応じてポイントを付与する場合、ステップS31において、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2から管理番号とともに商品購入に関する情報を取得する。すると、ステップS32において、ポイント管理サーバ4は、商品を購入した店舗に応じたレートを特定し、当該レートに基づいて購入額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS31、ステップS32の処理は、ユーザがカード11を用いて商品を購入する度に行われる。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
また、ステップS33において、ポイント管理サーバ4は、キャリアサーバ3からユーザIDとともに請求額を取得する。すると、ステップS34において、ポイント管理サーバ4は、予め定められたレートに基づいて請求額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS33、ステップS34の処理は、請求額が確定したタイミングで行われる。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
[ユーザに対してサービスを提供する際の動作]
続いて、図10を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
ステップS41において、ユーザ端末12は、ユーザIDを伴いキャリアサーバ3にアクセスすると、ステップS42において、キャリアサーバ3は、ユーザIDをポイント管理サーバ4に対して通知する。ステップS43において、ポイント管理サーバ4は、通知されたユーザIDに応じたサービスに関する情報を取得し、キャリアサーバ3に通知し、ステップS44において、キャリアサーバ3からユーザ端末12に対して当該サービスが提供される。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
なお、ユーザIDに応じたサービスとは、例えば、当該ユーザが所有するカード11の残高や付与されたポイントを確認可能にするサービスであり、また、ユーザの属性に合った商品を紹介(レコメンド)するサービス等である。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
また、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12を用いたサービスの提供者との契約が解除された場合に、ポイントを使用できない状態に変更してもよい。例えば、通信キャリアが、ユーザ端末12を用いた通信サービスを提供し、通信料金に応じたポイントをユーザ端末12のユーザに付与しているとする。この場合において、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報をキャリアサーバ3から取得すると、ユーザ端末12に関連付けて記憶しているポイントを削除する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報を取得すると、ポイントを使用できない旨を示すフラグを付加した状態でポイント残高を記憶してもよい。ポイント管理サーバ4は、ユーザが通信キャリアとの契約を、契約を解除してから所定期間以内に再開したという通知をキャリアサーバ3から受けた場合に、上記のフラグを変更することにより、ポイントを使用できるようにしてもよい。
[商品購入時におけるチャージの動作]
本実施形態の電子通貨管理システムSでは、ユーザがカード11を用いて商品を購入しようとした場合に、商品の購入額が、カード11にチャージされた電子通貨の残高よりも大きい場合に、購入額と電子通貨の残高との差額分の電子通貨を、カード11にチャージすることができる。
図11は、3つのチャージ方法を示す図である。カード管理サーバ2は、決済NW50を介して、カード11にチャージされた電子通貨の残高よりも商品の購入額が大きいことを示す情報を取得すると、ポイントを用いてチャージする方法(a)、キャリア決済を用いたチャージ方法(b)、銀行口座振替を用いてチャージする方法(c)からいずれかの方法を選択する。チャージ方法(a)は、図7(A)に関連して説明したチャージ方法221に対応し、チャージ方法(b)は、チャージ方法222に対応し、チャージ方法(c)は、チャージ方法223に対応する。チャージ方法221、222、223においては、ユーザがユーザ端末12を操作したことに応じてチャージが行われたのに対して、チャージ方法(a)、(b)、(c)においては、カード11にチャージされた電子通貨の残高よりも大きい場合にチャージが行われる点で異なる。
図12は、カード管理サーバ2の構成を示す図である。カード管理サーバ2は、残高記憶部21と、チャージ可能額記憶部22と、記憶部23と、制御部24とを有する。
残高記憶部21は、カード11に記憶された識別情報に関連付けてチャージされた電子通貨の残高を記憶する。残高記憶部21は、例えばカード11の管理番号を識別情報として用いて、図3(A)に示したテーブルを記憶している。残高記憶部21は、管理番号に関連付けられた、カード11のユーザのユーザIDを識別情報として用いてもよい。
チャージ可能額記憶部22は、カード11に記憶された識別情報に関連付けてチャージ可能な金額であるチャージ可能額を記憶する。チャージ可能額記憶部22は、チャージ方法(a)、(b)、(c)のそれぞれの方法によりチャージ可能な金額を記憶する。チャージ可能額記憶部22は、チャージ方法(a)に対応するチャージ可能額として、ユーザIDに関連付けて付与されているポイントを通貨に換算した金額を記憶する。また、チャージ可能額記憶部22は、チャージ方法(b)に対応するチャージ可能額として、キャリア決済の利用可能額を記憶する。また、チャージ可能額記憶部22は、チャージ方法(c)に対応するチャージ可能額として、チャージ元となる銀行口座の残高を記憶する。
図13は、チャージ可能額記憶部22が記憶している、各チャージ方法におけるチャージ可能額を示すテーブルである。図13に示す例においては、ポイントを用いてチャージする方法(a)におけるチャージ可能額は、ポイントの残高に対応する5,000円であり、キャリア決済を用いたチャージ方法(b)におけるチャージ可能額は、キャリア決済の利用可能額の10,000円であり、銀行口座振替を用いてチャージする方法(c)におけるチャージ可能額は、銀行口座の残高の200,000円である。
チャージ可能額記憶部22は、複数の銀行口座に関連付けて、チャージ可能額を記憶してもよい。また、チャージ可能額記憶部22は、複数のチャージ方法に関連付けて、チャージの処理に要する時間を記憶してもよい。さらに、チャージ可能額記憶部22は、複数の銀行口座に関連付けて、振替処理に要する時間を記憶してもよい。
図14は、チャージ可能額記憶部22が記憶している、複数の銀行口座のそれぞれにおけるチャージ可能額と振替処理時間との関係を示すテーブルである。後述のように、チャージ部242は、図14に示す情報を用いることで、適切な銀行口座をチャージ元としてチャージを実行することが可能になる。
図12に戻って、記憶部23は、ROM及びRAM等のメモリ、又はハードディスク等の記憶媒体である。記憶部23は、制御部24を動作させるためのプログラム、及び制御部24が動作する際に生成されるデータを記憶する。
制御部24は、例えばCPUであり、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部241、チャージ部242及びチャージ可能額管理部243として機能する。
取得部241は、ユーザがカード11を用いて店舗で商品又はサービスを購入する際に、決済NW50を介して店舗端末から送信される、購入額を示す情報を取得する。取得部241は、購入額を示す情報をチャージ部242に通知する。また、取得部241は、キャリアサーバ3、ポイント管理サーバ4及び口座管理サーバ5から、チャージ可能額を示す情報を取得する。具体的には、取得部241は、キャリアサーバ3から、キャリア決済の利用可能額を示す情報を取得する。また、取得部241は、ポイント管理サーバ4から、ユーザIDに関連付けられたポイントの残高を示す情報を取得する。また、取得部241は、口座管理サーバ5から、ユーザIDに関連付けられた銀行口座の残高を示す情報を取得する。取得部241は、これらのチャージ可能額を示す情報をチャージ可能額管理部243に通知する。
チャージ部242は、取得部241から通知された購入額が、ユーザIDに関連付けられた電子通貨の残高よりも大きい場合に、購入額と電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、ユーザIDに関連付けてチャージする。チャージ部242は、チャージ可能額記憶部22が記憶しているチャージ可能額を参照し、チャージ可能額が購入額と電子通貨の残額との差額よりも大きい場合に、ユーザIDに関連付けてチャージする。チャージ部242は、例えば、購入額と電子通貨の残高との差額分と等しい額の電子通貨をチャージする。チャージ部242は、差額分に、ユーザにより予め定められた金額を加算した額の電子通貨をチャージしてもよい。チャージ部242は、差額分に、電子通貨の残高と等しい額を加算した額の電子通貨をチャージしてもよい。
複数のチャージ方法を利用できる場合、チャージ部242は、ユーザIDに関連付けてチャージする前に、チャージ可能額記憶部22がチャージ方法に関連付けて記憶しているチャージ可能額を参照し、複数のチャージ方法から選択したチャージ方法を用いてチャージしてもよい。チャージ部242は、例えば、購入額と電子通貨の残高との差額が、ユーザが保有するポイントに対応する額よりも小さい場合に、ポイントを用いてチャージする方法を選択することができる。また、チャージ部242は、購入額と電子通貨の残高との差額が、ユーザの携帯端末の使用料の請求額に含めて決済するキャリア決済でチャージ可能な額よりも小さい場合に、キャリア決済を用いてチャージする方法を選択することができる。
また、チャージ部242は、購入額と電子通貨の残高との差額が、ユーザの銀行口座の残高よりも小さい場合に、銀行口座からチャージする方法を選択することができる。チャージ部242は、銀行口座からチャージする場合、チャージ元の銀行口座からユーザIDに関連付けられたカード11用の電子通貨口座への振替処理をすることにより、カード11に関連付けて電子通貨をチャージする。チャージ部242は、購入額と電子通貨の残高との差額が、チャージ可能額記憶部22に記憶されたユーザの銀行口座の残高よりも小さい場合に、決済NW50を介して、カード11を使用するユーザが購入額の電子通貨を使用可能であることを店舗端末に通知した後に、チャージ元の銀行口座からカード11用の電子通貨口座に振替処理をするために口座管理サーバ5にアクセスしてもよい。
チャージ部242は、チャージ可能額記憶部22が、ユーザの複数の銀行口座の残高を記憶している場合、購入額と電子通貨の残額との差額と、ユーザの複数の銀行口座の残高とに基づいて、複数の銀行口座から選択した銀行口座から電子通貨をチャージしてもよい。例えば、チャージ部242は、残高が差額よりも大きな複数の銀行口座のうち、最も残高が大きい銀行口座から電子通貨をチャージしてもよい。チャージ部242は、チャージ可能額記憶部22に記憶された銀行口座の残高を参照して、残高が購入額と電子通貨の残額との差額よりも大きい銀行口座から電子通貨をチャージすることにより、チャージが必要なタイミングで口座管理サーバ5に残高を問い合わせる必要がないので、短時間でチャージを実行することができる。
チャージ部242は、チャージ可能額記憶部22に銀行口座の残高が記憶されていない場合、又はチャージ可能額記憶部22に記憶されている銀行口座の残高が更新された日が所定期間よりも前である場合、口座管理サーバ5にアクセスして最新の残高を確認してもよい。この場合、チャージ部242は、複数の銀行口座のうち、複数の銀行口座を管理する複数の口座管理サーバ5との通信時間が最も短い銀行口座を優先的に選択する。このようにすることで、チャージ部242は、口座管理サーバ5に残高の確認をする必要がある場合であっても、チャージに要する時間を最小限に抑えることができる。
チャージ部242は、任意の基準に基づいてチャージ方法を選択することができる。チャージ部242は、例えば、ユーザ端末12においてユーザが選択したチャージ方法を示す情報を、キャリアサーバ3を介して取得し、取得した情報が示しているチャージ方法を選択する。チャージ部242は、ユーザが選択したチャージ方法を示す情報を取得していない場合、チャージの処理に要する時間に基づく優先順位でチャージ方法を選択してもよい。銀行口座振替を用いてチャージする方法(c)においては、口座管理サーバ5に残高を確認する処理や振替処理が発生することで、処理時間が長くなる可能性がある。そこで、チャージ部242は、ポイントを用いてチャージする方法(a)、キャリア決済を用いたチャージ方法(b)、銀行口座振替を用いてチャージする方法(c)の順番の優先順位でチャージ方法を選択してもよい。
チャージ可能額管理部243は、ユーザIDに関連付けて、チャージ可能額を管理する。具体的には、チャージ可能額管理部243は、それぞれのユーザがカード11を用いて商品を購入する際のチャージ可能額をチャージ可能額記憶部22に記憶させ、チャージ可能額が変化した場合に、チャージ可能額記憶部22に記憶されたチャージ可能額を更新する。チャージ可能額管理部243は、例えば、定期的に(例えば、1時間ごとに)、ポイント管理サーバ4からユーザIDに関連付けられたポイントの残高を取得し、キャリアサーバ3からキャリア決済の利用可能額を取得し、口座管理サーバ5からユーザの銀行口座の残高を取得する。チャージ可能額管理部243は、チャージ可能額記憶部22に記憶された、それぞれのチャージ方法に対応するチャージ可能額を読み出して、チャージ可能額が、取得したポイントの残高、キャリア決済の利用可能額及び銀行口座の残高と一致していない場合、取得したポイントの残高及び銀行口座の残高をチャージ可能額記憶部22に書き込む。
チャージ可能額管理部243は、ユーザ端末12が、カード11を使用可能な店舗に入ったことを示す端末位置情報をキャリアサーバ3から取得したタイミングで、チャージ可能額を更新してもよい。具体的には、チャージ可能額管理部243は、当該タイミングでポイント管理サーバ4及び口座管理サーバ5にアクセスしてポイントの残高及び銀行口座の残高を取得し、取得した残高に基づいてチャージ可能額を更新する。このようにすることで、カード11のユーザが、カード11を用いて商品を購入する可能性がある場合に、チャージ可能額記憶部22には、最新のチャージ可能額が記憶されている状態になる。したがって、チャージ部242は、ポイント管理サーバ4や口座管理サーバ5にアクセスすることなくユーザIDへの電子通貨のチャージを実行することが可能になる。
チャージ可能額管理部243は、チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、ユーザ端末12に警告メールを送信してもよい。チャージ可能額管理部243は、例えば、取得部241を介して取得した購入額がチャージ可能額よりも大きいことを検出したタイミングで、キャリアサーバ3を介して、ユーザ端末12に警告メールを送信する。
チャージ可能額管理部243は、ユーザ端末12の端末位置情報が示す店舗の属性に基づいて、チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、警告メールを送信してもよい。店舗の属性は、例えば店舗における平均的な購入額に関連付けられており、チャージ可能額管理部243が、店舗の属性に基づいて想定される購入額とカード11を用いて使用可能な電子通貨の額との差額が、チャージ可能額よりも大きいと判定した場合に、警告メールを送信する。例えば、店舗の属性が宝石店である場合に、平均的な購入額が10万円であり、カード11を用いて使用可能な電子通貨の額とチャージ可能額との合計額が10万円未満である場合に、ユーザ端末12に警告メールを送信する。このようにすることで、ユーザは、カード11を用いて商品を購入できない可能性があることを認識した状態で買物をすることができるようになる。
なお、チャージ可能額管理部243は、キャリアサーバ3を介してのユーザ端末12からの要求に応じて、チャージ可能額をユーザ端末12に通知してもよい。ユーザ端末12は、ユーザが、チャージ可能額を確認するための操作をすると、チャージ可能額管理部243に対してチャージ可能額を要求する。チャージ可能額管理部243は、チャージ可能額の要求を受けると、ユーザ端末12のユーザIDに関連付けてチャージ可能額記憶部22に記憶されたチャージ方法とチャージ可能額とを関連付けた情報をユーザ端末12に送信する。ユーザ端末12は、チャージ方法とチャージ可能額とを関連付けて表示すると、ユーザから、チャージ方法の選択操作を受け付けてもよい。この場合、ユーザ端末12は、ユーザが選択したチャージ方法を示す情報を、チャージ部242に通知する。
[カード管理サーバ2の動作フローチャート]
図15は、カード管理サーバ2の動作フローチャートである。ユーザがカード11を用いて商品を購入する手続をすると、カード管理サーバ2の取得部241は、カード11に記憶されているカード番号を読み取った店舗端末から、カード番号及び購入額を取得する(S101)。
取得部241がカード番号及び購入額を取得すると、チャージ部242は、残高記憶部21が記憶しているテーブルを参照して、取得したカード番号に対応する電子通貨の残高を取得する。続いて、チャージ部242は、購入額と残高との差額を算出する(S102)。
続いて、チャージ部242は、使用可能なチャージ方法のそれぞれにおけるチャージ可能額をチャージ可能額記憶部22から取得する(S103)。チャージ部242は、まず、カード番号に対応するユーザIDに関連付けられたポイントの残高が、差額以上であるか否かを判定する(S104)。チャージ部242は、ポイントの残高が差額以上であると判定した場合(S104においてYESの場合)、S107に進んで、ポイントの残高を用いて、差額分をチャージする。
チャージ部242は、ポイントの残高が差額よりも小さいと判定した場合(S104においてNOの場合)、S105に進んで、キャリア決済の利用可能額が、差額以上であるか否かを判定する(S105)。チャージ部242は、キャリア決済の利用可能額が差額以上であると判定した場合(S105においてYESの場合)、S107に進んで、キャリア決済を用いて、差額分をチャージする。
チャージ部242は、キャリア決済の利用可能額が差額よりも小さいと判定した場合(S105においてNOの場合)、S106に進んで、銀行口座の残高が、差額以上であるか否かを判定する(S106)。チャージ部242は、銀行口座の残高が差額以上であると判定した場合(S106においてYESの場合)、S107に進んで、銀行口座の残高を用いて、差額分をチャージする。チャージ部242は、銀行口座の残高が差額よりも小さいと判定した場合(S106においてNOの場合)、キャリアサーバ3を介して、ユーザ端末12にエラー通知のメッセージを送信する(S108)。
図16は、図15のS106において、銀行口座の残高が差額以上であるか否かを判定する処理の動作フローチャートである。チャージ部242は、複数の銀行口座からチャージすることができる場合、それぞれの銀行口座の残高と差額とを順次比較することにより、チャージ元として選択する銀行口座を決定する。この場合、チャージ部242は、振替処理に要する時間が短い銀行口座を優先的に選択する。
それぞれの銀行口座からの振替処理時間が図14に示した時間であり、銀行口座Aからの振替処理時間が最短であり、銀行口座Cからの振替処理時間が最長であるとする。この場合、チャージ部242は、まず、振替処理時間が最短の銀行口座Aの残高が差額以上であるか否かを判定する(S201)。チャージ部242は、銀行口座Aの残高が差額以上であると判定した場合(S201においてYESの場合)、S204に進んで、銀行口座の残高が差額以上であると判定する(S204)。
チャージ部242は、銀行口座Aの残高が差額より小さいと判定した場合(S201においてNOの場合)、銀行口座Bの残高が差額以上であるか否かを判定する(S202)。チャージ部242は、銀行口座Bの残高が差額以上であると判定した場合(S202においてYESの場合)、S204に進んで、銀行口座の残高が差額以上であると判定する(S204)。
チャージ部242は、銀行口座Bの残高が差額より小さいと判定した場合(S202においてNOの場合)、銀行口座Cの残高が差額以上であるか否かを判定する(S203)。チャージ部242は、銀行口座Cの残高が差額以上であると判定した場合(S203においてYESの場合)、S204に進んで、銀行口座の残高が差額以上であると判定する(S204)。チャージ部242は、銀行口座Cの残高が差額より小さいと判定した場合(S203においてNOの場合)、銀行口座の残高が差額より小さいと判定する(S205)。
[本実施形態における効果]
以上説明した通り、本実施形態に係る電子通貨管理システムSにおいては、ユーザによるカード11を用いた商品の購入額が、カード11のカード番号に関連付けられた電子通貨の残高よりも大きい場合に、購入額と電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、カード番号に関連付けてチャージする。このようにすることで、カード11には、商品購入時に必要な額の電子通貨がチャージされるとともに、多過ぎる額の電子通貨がチャージされないので、適正な額の電子通貨をチャージすることが可能になる。
また、カード管理サーバ2は、チャージ可能な金額であるチャージ可能額を管理するチャージ可能額管理部243を有しており、チャージ可能額管理部243は、それぞれのチャージ方法においてチャージ可能な額をチャージ可能額記憶部22に記憶している。従来は、必要な金額をチャージできるかどうかを外部のサーバ等に問い合わせる必要があったが、上記のようにすることで、チャージが可能かどうかを他のサーバに問い合わせる必要がないので、チャージ処理に要する時間を短縮することができる。
また、カード管理サーバ2は、識別情報に関連付けてチャージ可能な複数のチャージ方法のうちいずれかのチャージ方法を選択し、選択したチャージ方法を用いて識別情報に関連付けてチャージすることができる。従来は、チャージ元の銀行口座の残高が不足していると、チャージをすることができなかったが、上記のように複数のチャージ方法から適切なチャージ方法を選択できるようにすることで、チャージを実行できる確率を向上することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
S・・・電子通貨管理システム、1・・・ユーザ機器、2・・・カード管理サーバ、3・・・キャリアサーバ、4・・・ポイント管理サーバ、5・・・口座管理サーバ、10・・・電子通貨管理装置、11・・・カード、12・・・ユーザ端末、21・・・残高記憶部、22・・・チャージ可能額記憶部、23・・・記憶部、24・・・制御部、241・・・取得部、242・・・チャージ部、243・・・チャージ可能額管理部

Claims (14)

  1. 電子通貨の残高を管理するカード管理サーバと、ポイントを管理するポイント管理サーバと、通信キャリアが用いるキャリアサーバとを含んで構成される電子通貨管理装置であって、
    前記カード管理サーバは、
    カードに記憶された管理識別情報に関連付けてチャージされた前記電子通貨の残高と、前記カードの利用履歴とを記憶する残高記憶部と、
    ユーザが前記カードを用いて店舗で商品又はサービスを購入する際に店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得する取得部と、
    前記購入額が前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記管理識別情報に関連付けてチャージするチャージ部と、
    を備え、
    前記ポイント管理サーバは、
    前記管理識別情報に関連付けて、前記ユーザの携帯端末を識別するために用いられ、前記管理識別情報とは異なる識別情報であるユーザ識別情報と、前記ポイントの残高とを記憶するポイント残高記憶部と、
    前記ユーザ識別情報に対応する前記管理識別情報を特定する特定部と、
    を備え、
    前記キャリアサーバは、
    前記携帯端末から前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて前記ポイント残高記憶部に記憶されている前記ポイントの残高と、前記特定部が特定した、前記ユーザ識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報に対応する前記管理識別情報に関連付けて前記残高記憶部に記憶されている前記電子通貨の残高と、前記カードの利用履歴とを含む画面を、前記携帯端末に表示させる表示制御部と、
    を備える電子通貨管理装置。
  2. 前記カード管理サーバは、前記管理識別情報に関連付けて、チャージ可能な金額であるチャージ可能額を管理するチャージ可能額管理部をさらに備え、
    前記チャージ部は、前記チャージ可能額が前記購入額と前記電子通貨の残額との差額よりも大きい場合に、前記管理識別情報に関連付けてチャージする、
    請求項1に記載の電子通貨管理装置。
  3. 前記チャージ可能額管理部は、前記ユーザの携帯端末が前記店舗に入ったことを示す端末位置情報を取得すると、前記チャージ可能額を更新する、
    請求項2に記載の電子通貨管理装置。
  4. 前記チャージ可能額管理部は、前記チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、前記携帯端末に警告メールを送信する、
    請求項3に記載の電子通貨管理装置。
  5. 前記チャージ可能額管理部は、前記端末位置情報が示す前記店舗の属性に基づいて、前記チャージ可能額が不足する可能性があると判定した場合に、警告メールを送信する、
    請求項3又は4に記載の電子通貨管理装置。
  6. 前記チャージ部は、前記管理識別情報に関連付けてチャージ可能な複数のチャージ方法のうちいずれかのチャージ方法を選択し、選択したチャージ方法を用いて前記管理識別情報に関連付けてチャージする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電子通貨管理装置。
  7. 前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザが保有するポイントに対応する額よりも小さい場合に、前記ポイントを用いてチャージする方法を選択する、
    請求項6に記載の電子通貨管理装置。
  8. 前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザの携帯端末の使用料の請求額に含めて決済するキャリア決済でチャージ可能な額よりも小さい場合に、前記キャリア決済を用いてチャージする方法を選択する、
    請求項6に記載の電子通貨管理装置。
  9. 前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額が、前記ユーザの銀行口座の残高よりも小さい場合に、前記銀行口座からチャージする方法を選択する、
    請求項6に記載の電子通貨管理装置。
  10. 前記チャージ部は、前記購入額と前記電子通貨の残額との差額と、前記ユーザの複数の銀行口座の残高とに基づいて、前記複数の銀行口座から選択した銀行口座からチャージする、
    請求項9に記載の電子通貨管理装置。
  11. 前記チャージ部は、前記ユーザの複数の銀行口座を管理する複数のサーバとの通信時間に基づいて前記複数の銀行口座から選択した銀行口座からチャージする、
    請求項10に記載の電子通貨管理装置。
  12. 管理識別情報に関連付けて電子通貨がチャージされたカードが、店舗で商品又はサービスの購入に用いられる際に、店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得するステップと、
    前記購入額が、前記管理識別情報に関連付けてチャージされた前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記管理識別情報に関連付けてチャージするステップと、
    ユーザの携帯端末から前記携帯端末を識別するために用いられ、前記管理識別情報とは異なる識別情報であるユーザ識別情報を取得するステップと、
    取得した前記ユーザ識別情報に対応する前記管理識別情報を特定するステップと、
    取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶されているポイントの残高と、特定した前記管理識別情報に関連付けて記憶されている前記電子通貨の残高とを含む画面を、前記携帯端末に表示させるステップと、
    を備える電子通貨管理方法。
  13. 電子通貨の残高を管理するカード管理サーバと、ポイントを管理するポイント管理サーバと、通信キャリアが用いるキャリアサーバとを含んで構成される電子通貨管理装置であって、
    前記カード管理サーバは、
    カードに記憶された管理識別情報に関連付けてチャージされた前記電子通貨の残高と、前記カードの利用履歴とを記憶する残高記憶部と、
    ユーザが前記カードを用いて店舗で商品又はサービスを購入する際に店舗端末から送信される購入額を示す購入額情報を取得する取得部と、
    前記購入額が前記電子通貨の残高よりも大きい場合に、前記購入額と前記電子通貨の残高との差額分に対応する電子通貨を、前記管理識別情報に関連付けてチャージするチャージ部と、
    を有し、
    前記ポイント管理サーバは、
    前記管理識別情報に関連付けて、前記ユーザの携帯端末を識別するために用いられ、前記管理識別情報とは異なる識別情報であるユーザ識別情報と、前記ポイントの残高とを記憶するポイント残高記憶部と、
    前記ユーザ識別情報に対応する前記管理識別情報を特定する特定部と、
    を有し、
    前記キャリアサーバは、
    携帯端末から前記ユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記携帯端末に表示させる表示制御部と、
    を有する電子通貨管理装置と、
    前記ユーザ識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて前記ポイント残高記憶部に記憶されている前記ポイントの残高と、前記特定部が特定した、前記ユーザ識別情報取得部が取得した前記ユーザ識別情報に対応する前記管理識別情報に関連付けて前記残高記憶部に記憶されている前記電子通貨の残高とを含む画面を表示する表示部を有する携帯端末と、
    を備える電子通貨管理システム。
  14. 前記カード管理サーバは、前記管理識別情報に関連付けて、チャージ可能な金額であるチャージ可能額を管理するチャージ可能額管理部をさらに備え、
    前記携帯端末の表示部は、前記チャージ可能額管理部が管理する前記チャージ可能額をさらに含む前記画面を表示する、
    請求項13に記載の電子通貨管理システム。
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