JP6499358B2 - 決済管理装置及び決済管理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、決済の可否を管理する決済管理装置及び決済管理方法に関する。
従来、クレジットカードの決済時に、利用限度額を越えていないかどうかを確認する技術が知られている。特許文献1には、クレジットカードの利用限度額を超過してしまう場合に、他のクレジットカードの利用限度額と合算した利用限度額に基づいて、決済の可否を判定する決済システムが開示されている。
従来の決済システムにおいては、クレジットカードに利用限度額が記憶されており、決済額がクレジットカード内に記憶した利用限度額以下である場合は、カード会社が売上承認を行うオーソリゼーションの処理を実行しないで決済処理を実行する。他方で、決済額がクレジットカード内に記憶した利用限度額よりも大きい場合は、オーソリゼーションの処理を実行することにより、他のクレジットカードの利用限度額と合算した利用限度額の範囲内で決済処理を実行する。このようにすることで、少額の商品を購入する際にはオーソリゼーションが不要になるので、決済時の処理時間を短縮することができる。
しかしながら、従来の決済システムにおいては、利用限度額を合算する対象が、同一の会社が管理する他のクレジットカードに限られていた。商品やサービスの購入時の決済方法は、クレジットカードによる決済方法以外にも存在する。ユーザは、クレジットカードを用いた決済額が利用限度額に達したとしても、他の方法による決済を利用することはできるが、他の方法に切り替えることは煩雑であるという問題があった。他方で、決済を管理する会社にとってみれば、ユーザが、当該会社の管理外の決済手段で多額の決済をしている場合に、許容すべき額よりも大きい利用限度額を与えてしまうというリスクがあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数の決済手段を用いた決済の利便性を向上することができる決済管理装置及び決済管理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の決済管理装置は、決済額を含む決済要求を携帯端末から受け付ける決済受付部と、前記決済受付部が受け付けた前記決済要求に含まれる前記決済額を、前記携帯端末のユーザの識別情報に基づくキャリア決済の利用限度額である第1利用限度額、及び前記ユーザのクレジットカードのカード番号に基づくクレジットカード決済の利用限度額である第2利用限度額と比較した結果に基づいて、前記キャリア決済及び前記クレジットカード決済のうち推奨する決済手段を前記携帯端末に表示させる決済管理部と、を備える。
前記決済管理部は、前記決済額が前記第1利用限度額以内である場合、前記携帯端末に前記キャリア決済を推奨する画面を表示させてもよい。
前記決済管理部は、前記決済額が前記第1利用限度額以内でなく、かつ前記決済額が前記第2利用限度額以内である場合、前記携帯端末に前記クレジットカード決済を推奨する画面を表示させてもよい。
前記決済管理部は、前記第1利用限度額を超える前記決済額の前記キャリア決済の要求を受けた場合、前記キャリア決済を許可せず、前記決済額が前記第2利用限度額以下である場合に前記クレジットカード決済を実行してもよい。
前記決済管理部は、前記携帯端末からの要求に応じて、前記第1利用限度額及び前記第2利用限度額を含む情報を前記携帯端末に提供してもよい。前記決済管理部は、前記識別情報を用いてアクセス可能な電子商取引サイトにおける決済をする要求を受けた場合に、前記キャリア決済を推奨する情報を前記携帯端末に表示させてもよい。
前記携帯端末の利用額に基づいて、前記第1利用限度額及び前記第2利用限度額の合計額である与信限度額を決定する決定部をさらに備えてもよい。前記決定部は、前記携帯端末の利用額に基づいて、前記第1利用限度額、及び前記第2利用限度額の少なくともいずれかを決定してもよい。
本発明の第2の態様の決済管理方法は、決済額を含む決済要求を携帯端末から受け付けるステップと、受け付けた前記決済要求に含まれる前記決済額を、前記携帯端末のユーザの識別情報に基づくキャリア決済の利用限度額である第1利用限度額、及び前記ユーザのクレジットカードのカード番号に基づくクレジットカード決済の利用限度額である第2利用限度額と比較するステップと、比較した結果に基づいて、前記キャリア決済及び前記クレジットカード決済のうち推奨する決済手段を前記携帯端末に表示させるステップと、を備える。
本発明によれば、複数の決済手段を用いた決済の利便性を向上することができるという効果を奏する。
[電子通貨管理システムSの概要]
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
ユーザは、予めカード11に関連付けられた口座に電子通貨を貯めて、商品やサービスを購入する際に、カード11を用いて、当該口座に格納された電子通貨を使用することができる。電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12が、例えば携帯電話網の基地局を介してアクセス可能な決済管理装置10においてカード11とユーザ端末12とを連携させることで、ユーザ端末12を用いたカード管理を実現している。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いて、プリペイド式のカードへのチャージ(入金)や、カード残高、付与されたポイント及び利用履歴の確認等を実現している。
ユーザは、多様な方法で電子通貨を貯めることができる。ユーザは、例えば、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座に現金を振り込んだり、ユーザ端末12やクレジットカードを介して決済したりしてチャージすることにより電子通貨を貯めることができる。また、ユーザは、カード11を用いて現実店舗やオンライン店舗で買い物をして、購入額等に応じたポイントを受け取ることにより、電子通貨を貯めることもできる。ユーザは、カード11に関連付けられた電子通貨の残高をユーザ端末12から確認することができるので、電子通貨を貯めて、様々な用途で利用する意欲が高まる。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
[電子通貨管理システムSのシステム構成]
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な決済管理装置10と、を含んで構成される。決済管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な決済管理装置10と、を含んで構成される。決済管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザ機器1は、電子通貨管理システムSが提供するサービスを利用する各ユーザが用いる機器であり、カード11と、ユーザ端末12と、を含む。
カード11は、国際ブランドの決済NW50を利用して決済を行うカードであり、クレジットカード決済により商品又はサービスの購入額を後払いすることができるクレジットカード、予めチャージしておいた金額に基づいて購入額の決済を行うことができるプリペイドカード、又は、チャージ額を後払いするポストペイ型カードである。なお、カード11として、これらの決済方式のいずれかを選択可能な統合型のカードを用いることとしてもよい。
ユーザ端末12は、通信キャリアが提供する通信NWを介して通信(通話)を行う通信装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等である。ユーザ端末12には、所定のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該プログラムに基づき実行されるアプリケーションを介して、ユーザ端末12からカード11の管理をすることができる。
カード管理サーバ2は、カード11の利用履歴として、プリペイド方式の決済に対応する利用履歴と、クレジットカード決済に対応する利用履歴とをユーザ毎に管理するサーバであり、当該カード11に関する情報を記憶する。ここで、図3(A)及び図3(B)にカード管理サーバ2に記憶される各種情報の一例を示す。図3(A)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてプリペイドカード番号、残高、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。
プリペイドカード番号は、カード11に設定された概ね16桁の英数字からなる番号であり、カード11を識別するための識別情報である。管理番号は、プリペイドカード番号に対して一意に対応する番号であり、他サーバと連携する際に、プリペイドカード番号に代えてカード11を識別するために用いられる。残高は、カード11に設定されたプリペイドカード番号によって指定される口座にチャージされた金額の残高を示す情報である。利用履歴は、カード11を用いた買い物の履歴であり、購入日時、購入対象の商品/サービス、購入額、購入場所(店舗名)等を含む。
また、図3(B)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてクレジットカード番号、利用限度額、決済利用額、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。クレジットカード番号は、カード11に設定された概ね16桁の英数字からなる番号であり、カード11を識別するための識別情報である。管理番号は、クレジットカード番号に対して一意に対応する番号であり、他サーバと連携する際に、クレジットカード番号に代えてカード11を識別するために用いられる。
利用限度額は、所定期間内にクレジットカードを用いて決済することができる額の上限値であり、クレジットカード番号ごとに異なる額が設定されている。利用限度額は、ユーザがクレジットカード会社と契約した際に決定されるが、その後、任意のタイミングで変更することができる。決済利用額は、カード11を用いて商品又はサービスの購入時にクレジットカード決済を利用した額を示すものであり、カード11に記憶されたクレジットカード番号によって所定期間内(例えば、締日から1カ月間)に決済された金額の合計を示す情報である。利用履歴は、カード11を用いたクレジットカード決済の履歴であり、決済日時、決済対象の商品/サービス、決済額、決済場所(店舗名)等を含む。
キャリアサーバ3は、通信キャリアが用いるサーバであり、ユーザ端末12の利用に伴い請求する請求額を管理する。ユーザ端末12の利用とは、例えばユーザ端末12の操作画面を使用したコンテンツ又は商品購入の決済、及び通話やデータ通信等の通信回線の利用を含む。ユーザは、商品又はサービスの購入時にユーザ端末12において所定の操作をすることで、商品又はサービスを購入し、購入額を通信料と合算して支払うことができる。ユーザ端末12を利用して商品又はサービスを購入し、通信料と合算して支払う決済方法をキャリア決済という。
キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスのユーザ端末12を用いての利用履歴をユーザ毎に管理する。キャリアサーバ3は、利用履歴に基づいて、ユーザに対する請求額を算出する。また、キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスをユーザ端末12に提供する入口(ポータル)として機能する。例えば、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたプリペイドカード番号又はクレジットカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高をポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。また、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられたポイントをポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12にポイントの残高を通知してもよい。
ここで、図3(C)に、キャリアサーバ3において管理される各種情報の一例を示す。図3(C)に示すように、キャリアサーバ3では、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の電話番号、通信請求額、利用限度額、決済利用額、契約ID等の各種情報を記憶する。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。通信請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金、ユーザ端末12を介してカード11にチャージすることによって発生した支払額を含む。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。通信請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金、ユーザ端末12を介してカード11にチャージすることによって発生した支払額を含む。
利用限度額は、所定期間内にキャリア決済することができる額の上限値である。キャリア決済では、通信キャリアとの契約内容に応じて決済可能枠が設定されている。一例として、通信キャリアが提供するサービスへの加入月数に応じて決済可能枠が設定される場合があり、例えば、加入月数「12ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「5,000円」、加入月数「36ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「1万円」が設定される。決済利用額は、ユーザが、所定期間内にキャリア決済を行った額である。ユーザは、所定期間内の決済利用額が利用限度額を超えない範囲で、キャリア決済を利用して商品やサービスを購入することができる。合算請求額は、通信請求額と決済利用額とを合算した額である。キャリアサーバ3は、キャリア決済が利用されるたびに、所定期間内のキャリア決済の決済利用額の増加に応じて合算請求額を更新する。
なお、キャリアサーバ3は、利用限度額を、一回のキャリア決済の処理で決済可能な額の上限値としてもよい。また、キャリアサーバ3は、利用限度額を、通信請求額と決済利用額とを合算した額の上限額としてもよい。
通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、通信請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して通信キャリアが提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金等を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
キャリアサーバ3は、契約IDごとに、キャリア決済の利用限度額を定めてもよい。また、キャリアサーバ3は、契約IDごとに合算請求額を算出してもよい。例えば、図3(C)に示した例の場合、キャリアサーバ3は、契約IDがKI001に属するTARO97とHANAKO78の利用限度額を、二人で30,000円としてもよい。また、キャリアサーバ3は、契約IDに対応する合算請求額を11,800円+10,800円=22,600円としてもよい。
なお、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の契約内容、契約期限、契約日時、契約期間等の契約に関する情報である契約情報、また、ユーザ端末12の利用に応じた請求額の支払いが済んでいる/遅延しているといった通信料金等の支払状況に関する情報を記憶することとしてもよい。
ポイント管理サーバ4は、カード11の利用(例えば、カードを用いた買い物)に応じたポイントと、ユーザ端末12又はユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスの利用に応じたポイントとを統合して管理するサーバである。ここで、図4(A)及び図4(B)に、ポイント管理サーバ4において管理される各種情報の一例を示す。
図4(A)に示すように、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに関連付けて、管理番号、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、プリペイドカード番号又はクレジットカード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得した購入額(即ち、購入した商品の決済金額)に応じて、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
図4(A)に示すように、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに関連付けて、管理番号、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、プリペイドカード番号又はクレジットカード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得した購入額(即ち、購入した商品の決済金額)に応じて、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
また、図4(B)に示すように、ポイント管理サーバ4では、購入額や請求額に基づいて付与するポイントを算出するためのポイント付与レートを、利用形態に関連付けて記憶する。利用形態としては、カード11の利用又はユーザ端末12の利用が考えられるが、これら以外にも、カード11を利用した店舗が通常店であるか、ポイント優遇店であるか等に応じて、レートを異ならせることとしてもよい。なお、カード11を利用した店舗を示す情報は、カード管理サーバ2から利用履歴を受信することで、取得することができる。
ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2がプリペイドカード番号に関連付けて管理する電子通貨の残高を、ユーザIDに関連付けて記憶してもよい。この場合、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において電子通貨の残高が更新されたタイミングに同期して、記憶している電子通貨の残高を更新する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12からの要求に応じて、当該ユーザ端末12に対応するユーザIDに関連付けて記憶した電子通貨の残高を記憶部から読み出し、キャリアサーバ3を介して、電子通貨の残高をユーザ端末12に通知することができる。なお、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12から電子通貨の残高を要求されたタイミングで、カード管理サーバ2からユーザIDに対応するプリペイドカード番号に関連付けられた電子通貨の残高を取得し、取得した残高をユーザ端末12に通知してもよい。
以上のとおり、電子通貨管理システムSでは、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが連携することにより、プリペイドカード番号又はクレジットカード番号とユーザIDとを関連付けて管理することができる。即ち、電子通貨管理システムSは、カード識別情報とユーザ端末12を用いるユーザを識別するユーザ識別情報とを関連付けて管理する。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4が、カード番号及びユーザIDのいずれにも関連付けられた管理番号を介して、カード番号とユーザIDとを関連付ける。
そして、電子通貨管理システムSは、カード管理サーバ2において、プリペイドカード番号に関連付けて、カード11による決済が可能な電子通貨の残高を管理する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたプリペイドカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高を、ポイント管理サーバ4を介してカード管理サーバ2から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。
また、電子通貨管理システムSは、カード管理サーバ2において、クレジットカード番号に関連付けて、カード11によるクレジットカード決済の利用限度額を管理する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたクレジットカード番号に基づくクレジットカード決済の利用限度額や、クレジットカード決済の利用履歴をカード管理サーバ2から取得し、ユーザ端末12に通知することができる。このようにすることで、電子通貨管理システムSにおいては、ユーザが、電子通貨の口座に関する情報をユーザ端末12に入力することなく、あたかもユーザ端末12に関連付けて電子通貨が管理されているかのような感覚で、電子通貨の残高やクレジットカード決済に関する情報を把握することができる。
また、以上の構成の電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において管理されるカード11の利用状況と、キャリアサーバ3において管理されるユーザ端末12の利用状況とを統合し、ポイントの統合を実現する。具体的には、ポイント管理サーバ4は、管理番号とユーザIDとを連携させることで、カード11の利用状況とユーザ端末12の利用状況とを統合する。
ポイント管理サーバ4では、統合された情報をユーザIDに関連付けて管理するため、ユーザIDをキーとして、該当するユーザのカード11の利用状況及びユーザ端末12の利用状況を取得することができる。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
[ユーザ端末12の表示画面例]
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図5A〜図5Cに示す。図5Aは、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図5Bは、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。図5Cは、利用明細を示す画面の一例を示す表示画面220である。
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図5A〜図5Cに示す。図5Aは、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図5Bは、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。図5Cは、利用明細を示す画面の一例を示す表示画面220である。
図5Aに示すように、表示画面200は、カード残高表示201と、ポイント数表示202と、チャージボタン203と、メニューボタン204と、を含んで構成される。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
チャージボタン203は、ユーザがカード11に所望の金額をチャージする際に用いられる。チャージボタン203が操作され、ユーザが所定のチャージ操作を行うと、ユーザIDと管理番号とが連携して、カード管理サーバ2へチャージ要求が行われる。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図5Bに示す表示画面210が表示される。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図5Bに示す表示画面210が表示される。
図5Bに示すように、表示画面210には、ポイント用メニュー211と、ショッピング用メニュー212と、明細確認メニュー213と、利用限度額確認メニュー214とが含まれる。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
ショッピング用メニュー212は、「ポイント優遇店の紹介」や、「カード11を用いて買い物が可能な店舗を紹介する」等のようにカード11の利用を促すメニューを含む。カード11が利用されると、ポイント管理サーバ4において購入額に応じたポイントが付与されることになるため、このようなメニューを提供することで、ポイント付与の機会を増大することができる。
明細確認メニュー213は、カード11又はユーザ端末12を用いて商品又はサービスを購入した際の利用明細を表示するためのメニューである。ユーザは、明細確認メニュー213を選択することにより、プリペイド式のカード11に関連付けられた電子通貨により商品又はサービスを購入した際の利用明細、クレジットカード対応のカード11を用いて商品又はサービスを購入した際の利用明細、及びキャリア決済を用いて商品又はサービスを購入した際の利用明細等の各種の明細を確認することができる。
図5Cは、明細確認メニュー213が選択された場合に表示される表示画面220を示している。表示画面220には、クレジットカード決済の利用限度額(200,000円)及び9月中にクレジットカード決済が利用された額の累計額としての決済利用額(30,000円)が表示されている。また、表示画面220には、キャリア決済の利用限度額(10,000円)及び9月中にキャリア決済が利用された額の累計額としての決済利用額(2,000円)が表示されている。
さらに、表示画面220には、ユーザが所定期間内(例えば、1ヶ月)にクレジットカード決済又はキャリア決済が可能な額である与信限度額(210,000円)も表示されている。与信限度額は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額のいずれの額よりも大きな額に設定されており、ユーザは、クレジットカード決済の決済利用額がクレジットカード決済の利用限度額に達した場合、及びキャリア決済の決済利用額がキャリア決済の利用限度額に達した場合であっても、クレジットカード決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額との合計額が与信限度額以下である限りにおいて、決済をすることができる。与信限度額の詳細については後述する。なお、ユーザ端末12は、図5Cに示した表示画面220に、購入した商品の名称や商品を購入した店舗の名称などの詳細な情報を表示してもよい。
[カード発行時の動作]
まず、図6及び図7を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行するとともに、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ロックした状態とは、例えば、カード管理サーバ2側において決済やチャージ等の要求を不可とする状態である。
具体的には、図6に示すように、カード11には、ユーザ端末12が読み取り可能なIC(Integrated Circuit)チップ111が設けられており、このICチップ111をユーザ端末12が読み取ることでカード11のロックが解除され、カード11が使用可能になる。なお、本実施形態では、カード11にNFC(Near Field Communication)に対応したICチップ111を設けておき、ユーザ端末12は、自身が有するNFC通信機能を用いてICチップ111を読み取ることとしている。
まず、図6及び図7を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行するとともに、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ロックした状態とは、例えば、カード管理サーバ2側において決済やチャージ等の要求を不可とする状態である。
具体的には、図6に示すように、カード11には、ユーザ端末12が読み取り可能なIC(Integrated Circuit)チップ111が設けられており、このICチップ111をユーザ端末12が読み取ることでカード11のロックが解除され、カード11が使用可能になる。なお、本実施形態では、カード11にNFC(Near Field Communication)に対応したICチップ111を設けておき、ユーザ端末12は、自身が有するNFC通信機能を用いてICチップ111を読み取ることとしている。
ここで、図7を参照して、カード発行時の処理の一例について説明する。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ロック解除に使用可能な情報をICチップ111に格納することで、当該情報をカード11にセットする。なお、ICチップ111に格納する情報は任意の情報であり、本実施形態では、例えば、ユーザ端末12を識別するユーザIDを用いることとしている。カード11にロック解除に使用可能な情報をセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ロック解除に使用可能な情報をICチップ111に格納することで、当該情報をカード11にセットする。なお、ICチップ111に格納する情報は任意の情報であり、本実施形態では、例えば、ユーザ端末12を識別するユーザIDを用いることとしている。カード11にロック解除に使用可能な情報をセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
カード管理サーバ2から発行されたカード11が届くと、ステップS3において、ユーザは、ユーザ端末12を用いてカード11のICチップ111を読み取る。即ち、ユーザがユーザ端末12とカード11とを接触させると、ユーザ端末12が有するNFC機能が発揮され、ICチップ111に格納されたロック解除に使用可能な情報をカード11から読み取る。続いて、ステップS4において、ユーザ端末12では、自身が有する情報と読み取った情報とが一致するか否かを判定する。このとき、両情報(ユーザID)が一致する場合には、ステップS5において、ユーザ端末12は、使用許可要求を行い、ステップS6において、カード管理サーバ2は、発行したカード11のロックを解除し、使用を許可する。他方、ステップS4において両情報が一致しない場合には、ステップS7において、ユーザ端末12では所定のエラー処理が行われる。
以上、カード発行時の処理の一例について説明した。なお、カード11にセットするロック解除に使用可能な情報は、所定の方式により暗号化しておくこととしてもよい。この場合、ユーザ端末12において自身のユーザIDを暗号化した情報を持っておくこと、又は暗号鍵情報を記憶しておくことで、ユーザ端末12において両情報が一致するか否かの判定を行うことができる。
また、図7に示す例では、ユーザ端末12においてロック解除のための判定を行うこととしている。この点、当該判定をユーザ端末12ではなく、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれかで行うこととしてもよい。
また、図7に示す例では、ユーザ端末12においてロック解除のための判定を行うこととしている。この点、当該判定をユーザ端末12ではなく、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれかで行うこととしてもよい。
なお、カード11のロックを解除した後にユーザ端末12がカード11に設けられたICチップ111を読み取ると、上述のアプリケーション実行中に表示される表示画面(例えば、図5Aに示す表示画面200)を、ユーザ端末12において自動的に表示することとしてもよい。即ち、ユーザ端末12は、ICチップ111を読み取ると、キャリアサーバ3に対して各種情報の要求を行い、この要求に応じて取得した情報を表示する。
[チャージ時の動作]
続いて、図8を参照して、カード11がプリペイドカードである場合における、金額をチャージする際の動作について説明する。図8(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図5A参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面230である。
続いて、図8を参照して、カード11がプリペイドカードである場合における、金額をチャージする際の動作について説明する。図8(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図5A参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面230である。
図8(A)に示すように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11に金額をチャージする方法として、チャージ方法221、チャージ方法222及びチャージ方法223を少なくとも含む。チャージ方法221は、付与されたポイントの少なくとも一部のポイントを用いてカード11に金額をチャージするチャージ方法であり、ポイントを所定のレートで金銭に変換することでチャージする。また、チャージ方法222は、キャリア決済を用いてチャージするチャージ方法である。キャリア決済とは、ユーザ端末12の通信料金と併せて決済することであり、このチャージ方法222では、チャージした金額をユーザ端末12の請求額に加算して請求する。
また、チャージ方法223は、カード11とは異なるクレジットカードによるクレジットカード決済を用いてチャージするチャージ方法である。このチャージ方法223では、電子通貨管理システムSが、ユーザ端末12からクレジットカード決済を用いてチャージする指示を受け付けると、カード11に対応する残高にチャージするとともに、当該チャージする金額に対応する決済利用額をクレジットカードの決済利用額に加算し、当該金額に対応する利用履歴をクレジットカードの利用履歴に追加する。なお、本実施形態では、チャージ方法221、222及び223についてのみ説明するが、カード11へのチャージ方法はこれらに限るものでなく、他の方法により実現することとしてもよい。例えば、ユーザが用いる銀行口座を予め設定しておき、この銀行口座を介してカード11にチャージすることとしてもよい。
チャージ方法221、チャージ方法222及びチャージ方法223の動作の流れを図8(B)に示す。図8(B)に示すように、ステップS11において、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してチャージ要求を行う。このチャージ要求では、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してユーザIDとともに、チャージ方法及びチャージ金額を通知する。
キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けると、ステップS12において、ポイント管理サーバ4に対して、ユーザ端末12からチャージ要求を受けたことを通知する。具体的には、キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けたユーザ端末12を識別するユーザIDを用いて、ポイント管理サーバ4に対して通知を行う。
続く、ステップS13において、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに対応する管理番号を特定し、カード管理サーバ2に対して、当該管理番号に対応するカード11に設定されたプリペイドカード番号に関連付けられた口座に対して、要求された金額をチャージするように通知する。この通知を受けると、カード管理サーバ2では、管理番号に対応するプリペイドカード番号に関連付けられた口座に対して、通知された金額を入金する。なお、このステップS13の処理は、詳細には、ステップS14A,Bの処理が行われた後に行われることになる。
ステップS14Aは、チャージ方法221が選択された場合に実行される処理であり、ステップS14Bは、チャージ方法222が選択された場合に実行される処理であり、ステップS14Cは、チャージ方法223が選択された場合に実行される処理である。なお、ステップS14Cは、ステップS13の処理が行われた後に行われる。
ステップS14Aでは、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたポイントから、チャージ金額に相当するポイントを減算する。
また、ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。
また、ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。
また、ステップS14Cでは、カード管理サーバ2は、管理番号に関連付けられているクレジットカード番号に対応する決済利用額に対してチャージ金額を加算するとともに、当該クレジットカード番号に対応する利用履歴に、当該チャージ金額に対応する利用履歴を追加する。
[商品購入時の動作]
続いて、図9を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のプリペイドカード番号又はクレジットカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
続いて、図9を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のプリペイドカード番号又はクレジットカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
決済NW50において所定の決済処理が行われる際には、ステップS22において、決済NW50からカード管理サーバ2に対してプリペイドカード番号又はクレジットカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。カード管理サーバ2は、図3(A)及び図3(B)に示すように、クレジットカード番号、及びプリペイドカード番号のそれぞれに関連付けて各種情報を管理している。カード管理サーバ2は、プリペイドカード番号又はクレジットカード番号と、商品又はサービスを購入した際の購入金額を示す金額情報とを受信すると、受信したカード番号に関連する決済方式に対応する利用履歴に、当該購入金額に対応する利用履歴を追加する。
例えば、カード管理サーバ2は、ステップS23Aにおいて、プリペイドカード番号を受信すると、図3(A)に示すように当該プリペイドカード番号に関連付けられている残高から購入金額を減算するとともに、利用履歴を追加する。また、カード管理サーバ2は、ステップS23Bにおいて、クレジットカード番号を受信すると、図3(B)に示すように当該クレジットカードに関連付けられている決済利用額に購入金額を加算するとともに、利用履歴を追加する。続いて、ステップS24において、カード管理サーバ2は、受信したカード番号に対応する管理番号を特定する。
続いて、ステップS25において、カード管理サーバ2は、ポイント管理サーバ4に対して、プリペイドカード番号又はクレジットカード番号に対応する管理番号とともに商品購入に関する情報を通知する。ポイント管理サーバ4では、取得した商品購入に関する情報に基づいて、管理番号に対応するユーザIDに関連付けられたポイントを更新する。
[ポイント付与時の動作]
続いて、図10を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
続いて、図10を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
商品の購入に応じてポイントを付与する場合、ステップS31において、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2から管理番号とともに商品購入に関する情報を取得する。すると、ステップS32において、ポイント管理サーバ4は、商品を購入した店舗に応じたレートを特定し、当該レートに基づいて購入額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS31、ステップS32の処理は、ユーザがカード11を用いて商品を購入する度に行われる。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
また、ステップS33において、ポイント管理サーバ4は、キャリアサーバ3からユーザIDとともに請求額を取得する。すると、ステップS34において、ポイント管理サーバ4は、予め定められたレートに基づいて請求額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS33、ステップS34の処理は、請求額が確定したタイミングで行われる。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
[ユーザに対してサービスを提供する際の動作]
続いて、図11を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
続いて、図11を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
ステップS41において、ユーザ端末12は、ユーザIDを伴いキャリアサーバ3にアクセスすると、ステップS42において、キャリアサーバ3は、ユーザIDをポイント管理サーバ4に対して通知する。ステップS43において、ポイント管理サーバ4は、通知されたユーザIDに応じたサービスに関する情報を取得し、キャリアサーバ3に通知し、ステップS44において、キャリアサーバ3からユーザ端末12に対して当該サービスが提供される。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
なお、ユーザIDに応じたサービスとは、例えば、当該ユーザが所有するカード11の残高や付与されたポイントを確認可能にするサービスであり、また、ユーザの属性に合った商品を紹介(レコメンド)するサービス等である。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
また、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12を用いたサービスの提供者との契約が解除された場合に、ポイントを使用できない状態に変更してもよい。例えば、通信キャリアが、ユーザ端末12を用いた通信サービスを提供し、通信料金に応じたポイントをユーザ端末12のユーザに付与しているとする。この場合において、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報をキャリアサーバ3から取得すると、ユーザ端末12に関連付けて記憶しているポイントを削除する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報を取得すると、ポイントを使用できない旨を示すフラグを付加した状態でポイント残高を記憶してもよい。ポイント管理サーバ4は、ユーザが通信キャリアとの契約を、契約を解除してから所定期間以内に再開したという通知をキャリアサーバ3から受けた場合に、上記のフラグを変更することにより、ポイントを使用できるようにしてもよい。
[クレジットカード決済とキャリア決済の利用限度額を管理する動作]
本実施形態に係る電子通貨管理システムSにおいては、クレジットカードにより決済可能な額とキャリア決済等の他の方法により決済可能な額とが連動している。複数の異なる決済方法による決済可能額を連動させる処理は、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれか一つのサーバにより実現してもよいが、本実施形態においては、決済管理装置10が、複数の異なる決済方法による決済可能額を連動させる処理を実現するものとして説明する。決済管理装置10は、例えば、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが協働して動作することにより構成される。
[決済管理装置10の機能構成]
初めに、図12を参照して、決済管理装置10の構成について説明する。図12は、本発明の決済管理装置10の機能構成を示すブロック図である。図12に示すように、決済管理装置10は、残高情報記憶部51と、請求情報記憶部52と、カード情報記憶部53と、与信限度額記憶部54と、記憶部55と、制御部56とを含んで構成される。
本実施形態に係る電子通貨管理システムSにおいては、クレジットカードにより決済可能な額とキャリア決済等の他の方法により決済可能な額とが連動している。複数の異なる決済方法による決済可能額を連動させる処理は、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれか一つのサーバにより実現してもよいが、本実施形態においては、決済管理装置10が、複数の異なる決済方法による決済可能額を連動させる処理を実現するものとして説明する。決済管理装置10は、例えば、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが協働して動作することにより構成される。
[決済管理装置10の機能構成]
初めに、図12を参照して、決済管理装置10の構成について説明する。図12は、本発明の決済管理装置10の機能構成を示すブロック図である。図12に示すように、決済管理装置10は、残高情報記憶部51と、請求情報記憶部52と、カード情報記憶部53と、与信限度額記憶部54と、記憶部55と、制御部56とを含んで構成される。
残高情報記憶部51は、ハードディスク等の記憶媒体であり、通信キャリアが提供するサービスを利用するユーザを識別するユーザ識別情報と、プリペイド式のカード11に対応する電子通貨の残高とを関連付けて記憶する。残高情報記憶部51は、例えばカード管理サーバ2に記憶された、図3(A)に示したテーブルを取得して記憶している。すなわち、残高情報記憶部51は、管理番号と、プリペイドカード番号と、残高と、利用履歴とを関連付けて記憶している。
請求情報記憶部52は、ユーザ識別情報に基づく第1決済手段としてのキャリア決済による第1決済額を記憶する第1決済額記憶部である。請求情報記憶部52は、例えばキャリアサーバ3に記憶された、図3(C)に示したテーブルを取得して記憶している。第1決済額は、図3(C)に示したテーブルにおける決済利用額に対応し、所定期間内にキャリア決済を利用して商品又はサービスを購入した額に相当する。
カード情報記憶部53は、ユーザのクレジットカードのカード番号に基づく第2決済手段による第2決済額を記憶する第2決済額記憶部である。カード情報記憶部53は、例えばカード管理サーバ2に記憶された、図3(B)に示したテーブルを取得して記憶している。
与信限度額記憶部54は、ユーザ識別情報と、当該ユーザ識別情報に対応するユーザが所定期間内(例えば、1ヶ月)にクレジットカードによる決済又はキャリア決済が可能な額である与信限度額を関連付けて記憶する。与信限度額記憶部54は、例えばポイント管理サーバ4に設けられている。図13は、与信限度額記憶部54が記憶している与信限度額テーブルの一例である。図13に示すように、与信限度額記憶部54は、ユーザ識別情報としてのユーザIDと、管理番号と、与信限度額とを関連付けて記憶している。
与信限度額は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額に基づいて定められている。例えば、与信限度額は、クレジットカードによる決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額とを合計した額である。クレジットカード決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額との合計額が所定額を超える場合、与信限度額は、所定額とされ、クレジットカード決済及びキャリア決済の利用可能な範囲が適正な範囲に管理される。
記憶部55は、ROM及びRAM等のメモリ、又はハードディスク等の記憶媒体である。本実施形態では、記憶部55は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とのそれぞれに設けられているメモリ、又はハードディスク等から構成されている。記憶部55は、制御部56を動作させるための複数のプログラム、及び制御部56が動作する際に生成されるデータを記憶する。
制御部56は、例えばCPUであり、記憶部55に記憶されたプログラムを実行することにより、決済受付部561、決済管理部562及び決定部563として機能する。
決済受付部561は、クレジットカード番号に基づく決済又はキャリア決済の要求を受け付ける。決済受付部561は、カード管理サーバ2からクレジットカード番号に基づく決済の要求と、決済希望額(すなわち、商品又はサービスの購入額)を取得することにより、決済の要求を受け付ける。また、決済受付部561は、キャリアサーバ3を介して、ユーザ端末12における操作に基づいて、キャリア決済の要求と、決済希望額を取得することにより、決済の要求を受け付ける。
決済管理部562は、第1決済額と第2決済額との合計額が与信限度額以下であることを条件として、キャリア決済又はクレジットカード決済を許可する。例えば、決済管理部562は、所定期間内にキャリア決済により決済された額が、キャリア決済の利用限度額を超えている場合であっても、所定期間内にクレジットカード決済により決済された額が、クレジットカード決済の利用限度額より小さい場合に、キャリア決済の利用限度額を超えて、キャリア決済又はクレジットカード決済のいずれかの方法での決済を許可する。この場合、決済管理部562は、与信限度額から第1決済額及び第2決済額の合計額を減算した額までのキャリア決済又はクレジットカード決済を許可する。
同様に、決済管理部562は、所定期間内にクレジットカード決済により決済された額が、クレジットカード決済の利用限度額を超えている場合であっても、所定期間内にキャリア決済により決済された額が、キャリア決済の利用限度額より小さい場合に、クレジットカード決済の利用限度額を超えて、キャリア決済又はクレジットカード決済のいずれかの方法での決済を許可する。この場合、決済管理部562は、与信限度額から第1決済額及び第2決済額の合計額を減算した額までのキャリア決済又はクレジットカード決済を許可する。
決済管理部562は、決済受付部561が、キャリア決済の利用限度額(第1限度額)を超える金額のキャリア決済の要求を受けた場合に、キャリア決済を許可しないでクレジットカード決済を許可してもよい。この場合、決済管理部562は、決済受付部561がキャリア決済を受け付けた場合に、キャリア決済の要求額(第1決済額)とキャリア決済の利用限度額との関係に基づいて、キャリア決済及びクレジットカード決済のうち、推奨する決済手段をユーザ端末12に表示させてもよい。
例えば、決済管理部562は、決済受付部561がキャリア決済の利用限度額を超える金額のキャリア決済の要求を受けた場合に、キャリア決済をできない旨、及びクレジットカード決済に変更する旨をユーザ端末12に通知して表示させる。決済管理部562は、ユーザ端末12から、クレジットカード決済に変更することに対する承認を受けると、カード管理サーバ2に対して、クレジットカード決済を実行することを通知して表示させる。また、決済管理部562は、決済受付部561がキャリア決済の利用限度額以下の金額のキャリア決済の要求を受けた場合に、キャリア決済を実行する旨をユーザ端末12に通知して表示させる。
さらに、決済管理部562は、カード11を用いた決済に関連する情報、及びユーザ端末12を用いた決済に関連する情報を、ユーザ端末12に表示させる。決済管理部562は、例えば、図5Cに示した、クレジットカード決済の利用限度額、キャリア決済の利用限度額、及び与信限度額をユーザ端末12からの要求に応じてユーザ端末12に提供する。
なお、決済管理部562がユーザ端末12に各種の情報を提供する方法は任意であり、キャリアサーバ3を介して情報を提供してもよく、電子メールにより情報を提供してもよい。
なお、決済管理部562がユーザ端末12に各種の情報を提供する方法は任意であり、キャリアサーバ3を介して情報を提供してもよく、電子メールにより情報を提供してもよい。
決済受付部561がキャリア決済の利用限度額を超える金額のキャリア決済の要求を受けた場合に、決済管理部562は、決済受付部561がキャリア決済の金額として受け付けた額が、クレジットカード決済の利用限度額(第2限度額)以下であることを条件として、クレジットカード決済を許可してもよい。決済管理部562は、例えば、決済受付部561がキャリア決済の金額として受け付けた額が、所定期間が始まった時点のクレジットカード決済の利用限度額から、その時点までにクレジットカードにより決済された累積額を減算した残額以下である場合に、クレジットカード決済を許可する。
また、決済管理部562は、ユーザIDを用いてアクセス可能な電子商取引サイト(例えば、ショッピングモール)における決済をする要求を受けた場合に、キャリア決済を推奨する情報をユーザ端末12に表示させてもよい。この場合、決済管理部562は、キャリア決済を利用する場合に、クレジットカード決済を利用する場合よりも多くの特典を付与してもよい。このようにすることで、電子通貨管理システムSは、ユーザに対して、ユーザIDを付与して通信サービスを提供している企業が運営する電子商取引サイトを利用するように動機付けることができる。
決定部563は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額に基づいて、与信限度額を決定する。決定部563は、例えば、クレジットカード決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額とを加算することにより、与信限度額を決定する。決定部563は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額のそれぞれが所定額よりも小さい場合、クレジットカードによる決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額とを合計した額よりも大きい額を与信限度額に決定してもよい。また、決定部563は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額の合計額が所定額よりも大きい場合、クレジットカードによる決済の利用限度額とキャリア決済の利用限度額とを合計した額よりも小さい額を与信限度額に決定してもよい。
決定部563は、ユーザが保有するポイントにさらに基づいて与信限度額を決定してもよい。例えば、決定部563は、クレジットカード決済の利用限度額及びキャリア決済の利用限度額に基づいて算出された基準額に、ユーザIDに関連付けられたポイントに対応する額を加算した額を与信限度額に決定してもよい。このようにすることで、ユーザに対して、ポイントを積極的に貯めるように動機付けることができる。
さらに、決定部563は、ユーザ端末12の決済利用額、すなわち、図3(C)における通信請求額にさらに基づいて、与信限度額を決定してもよい。決定部563は、例えば、過去の所定期間内の通信請求額が所定額より多い場合に、与信限度額を大きくする。また、決定部563は、ユーザ端末12の決済利用額すなわち、図3(C)における通信請求額に基づいて、キャリア決済の利用限度額、及びユーザIDに関連付けられたクレジットカード番号を有するクレジットカードを用いた決済の利用限度額の少なくともいずれかを決定してもよい。
決定部563は、過去の所定期間内の通信請求額が所定額より多い場合に、当該通信請求額に対する支払いが期限までに完了していることを条件として、与信限度額を大きくしてもよい。このようにすることで、電子通貨管理システムSは、ユーザ端末12を通信に積極的に利用するように動機付けることができるとともに、支払を期限までに完了するように動機付けることができるので好適である。
[決済管理装置10の動作フローチャート]
図14は、決済管理装置10が決済要求を受けた場合の動作フローチャートである。
まず、決済受付部561がキャリア決済の要求を受け付けると(ステップS51)、決済管理部562は、要求された決済額が与信限度額以内であるかどうかを確認する(ステップS52)。決済管理部562は、要求された決済額が与信限度額以内でないと判定した場合(すなわち、ステップS52においてNOの場合)、ユーザ端末12に、決済できないことを示すエラー画面を表示させる(ステップS53)。
図14は、決済管理装置10が決済要求を受けた場合の動作フローチャートである。
まず、決済受付部561がキャリア決済の要求を受け付けると(ステップS51)、決済管理部562は、要求された決済額が与信限度額以内であるかどうかを確認する(ステップS52)。決済管理部562は、要求された決済額が与信限度額以内でないと判定した場合(すなわち、ステップS52においてNOの場合)、ユーザ端末12に、決済できないことを示すエラー画面を表示させる(ステップS53)。
決済管理部562は、要求された決済額が与信限度額以内であると判定した場合(すなわち、ステップS52においてYESの場合)、要求された決済額が、キャリア決済の利用限度額である第1限度額以内であるかどうかを確認する(ステップS54)。決済管理部562は、要求された限度額が第1限度額以内である場合(すなわち、ステップS54においてYESの場合)、キャリアサーバ3にキャリア決済を実行するように通知し(ステップS55)、ユーザ端末12に対して、決済が完了した旨を表示させる(ステップS58)。
決済管理部562は、要求された決済額が第1限度額以内でない場合(すなわち、ステップS54においてNOの場合)、要求された決済額がクレジットカード決済の利用限度額である第2限度額以内であるかどうかを確認する(ステップS56)。決済管理部562は、要求された決済額が、第2限度額以内であると判定した場合(すなわち、S56においてYESの場合)、クレジットカード決済を行う。決済管理部562は、要求された決済額が、第2限度額以内でない場合(すなわち、ステップS56においてNOの場合)、ユーザ端末12に、決済できないことを示すエラー画面を表示させる(ステップS53)。
図15は、決済管理装置10が、ユーザ端末12に決済方法を選択させる場合の動作フローチャートである。S61からS64までは、図14におけるS51からS54までと同一の処理なので、説明を省略する。
決済管理部562は、要求された限度額が第1限度額以内である場合(すなわち、ステップS64においてYESの場合)、ユーザ端末12に、キャリア決済を推奨する画面を表示する(ステップS65)。例えば、ユーザ端末12には、「キャリア決済を実行してもよいですか?」と「はい」「いいえ」の選択肢とが表示される。決済管理部562は、ユーザが「はい」を選択したことを示す情報を取得すると(ステップS68)、キャリアサーバ3にキャリア決済を実行するように通知し(ステップS69)、ユーザ端末12に対して、決済が完了した旨を表示させる(ステップS70)。
決済管理部562は、要求された決済額が第1限度額以内でない場合(すなわち、ステップS64においてNOの場合)、要求された決済額がクレジットカード決済の利用限度額である第2限度額以内であるかどうかを確認する(ステップS66)。決済管理部562は、要求された決済額が、第2限度額以内であると判定した場合(すなわち、ステップS66においてYESの場合)、クレジットカード決済を行うことを推奨する画面をユーザ端末12に表示させる(ステップS67)。例えば、ユーザ端末12には、「キャリア決済の利用可能額を超えています。クレジットカード決済に切り替えてもよいですか?」と「はい」「いいえ」の選択肢とが表示される。決済管理部562は、ユーザが「はい」を選択したことを示す情報を取得すると(ステップS68)、カード管理サーバ2にクレジットカード決済を実行するように通知し(ステップS69)、ユーザ端末12に対して、決済が完了した旨を表示させる(ステップS70)。
[電子通貨管理システムSによる効果]
以上説明した電子通貨管理システムSでは、与信限度額記憶部54が、ユーザ端末12のユーザのユーザIDに関連付けて与信限度額を記憶し、決済管理部562は、第1決済額と第2決済額との合計額が与信限度額以下であることを条件として、キャリア決済又はクレジットカード決済を許可する。このようにすることで、ユーザが、キャリア決済の利用限度額を超えた額の商品又はサービスを購入しようとした場合に、クレジットカード決済に切り替えて商品又はサービスを購入することを可能にするとともに、所定期間内におけるキャリア決済の利用額とクレジットカード決済の利用額の合計額が多過ぎる場合に、決済を中止させることができる。その結果、ユーザの決済額が過度に増え過ぎることを防いで、決済手段の利用限度額を適正な額にすることができる。
以上説明した電子通貨管理システムSでは、与信限度額記憶部54が、ユーザ端末12のユーザのユーザIDに関連付けて与信限度額を記憶し、決済管理部562は、第1決済額と第2決済額との合計額が与信限度額以下であることを条件として、キャリア決済又はクレジットカード決済を許可する。このようにすることで、ユーザが、キャリア決済の利用限度額を超えた額の商品又はサービスを購入しようとした場合に、クレジットカード決済に切り替えて商品又はサービスを購入することを可能にするとともに、所定期間内におけるキャリア決済の利用額とクレジットカード決済の利用額の合計額が多過ぎる場合に、決済を中止させることができる。その結果、ユーザの決済額が過度に増え過ぎることを防いで、決済手段の利用限度額を適正な額にすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上記の説明においては、クレジットカード決済を一つのクレジットカード番号で行う場合について説明したが、ユーザが複数のカード11を有し、複数のクレジットカード番号を用いてクレジットカード決済を行う場合にも本発明を適用できる。
S・・・電子通貨管理システム、1・・・ユーザ機器、2・・・カード管理サーバ、3・・・キャリアサーバ、4・・・ポイント管理サーバ、10・・・電子通貨管理装置、11・・・カード、12・・・ユーザ端末、51・・・残高情報記憶部、52・・・請求情報記憶部、53・・・カード情報記憶部、54・・・与信限度額記憶部、55・・・記憶部、56・・・制御部
Claims (9)
- 決済額を含む決済要求を携帯端末から受け付ける決済受付部と、
前記決済受付部が受け付けた前記決済要求に含まれる前記決済額を、前記携帯端末のユーザの識別情報に基づくキャリア決済の利用限度額である第1利用限度額、及び前記ユーザのクレジットカードのカード番号に基づくクレジットカード決済の利用限度額である第2利用限度額と比較した結果に基づいて、前記キャリア決済及び前記クレジットカード決済のうち推奨する決済手段を前記携帯端末に表示させる決済管理部と、
を備える決済管理装置。 - 前記決済管理部は、前記決済額が前記第1利用限度額以内である場合、前記携帯端末に前記キャリア決済を推奨する画面を表示させる、
請求項1に記載の決済管理装置。 - 前記決済管理部は、前記決済額が前記第1利用限度額以内でなく、かつ前記決済額が前記第2利用限度額以内である場合、前記携帯端末に前記クレジットカード決済を推奨する画面を表示させる、
請求項2に記載の決済管理装置。 - 前記決済管理部は、前記第1利用限度額を超える前記決済額の前記キャリア決済の要求を受けた場合、前記キャリア決済を許可せず、前記決済額が前記第2利用限度額以下である場合に前記クレジットカード決済を実行する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の決済管理装置。 - 前記決済管理部は、前記携帯端末からの要求に応じて、前記第1利用限度額及び前記第2利用限度額を含む情報を前記携帯端末に提供する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の決済管理装置。 - 前記決済管理部は、前記識別情報を用いてアクセス可能な電子商取引サイトにおける決済をする要求を受けた場合に、前記キャリア決済を推奨する情報を前記携帯端末に表示させる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の決済管理装置。 - 前記携帯端末の利用額に基づいて、前記第1利用限度額及び前記第2利用限度額の合計額である与信限度額を決定する決定部をさらに備える、
請求項1から6のいずれか一項に記載の決済管理装置。 - 前記決定部は、前記携帯端末の利用額に基づいて、前記第1利用限度額、及び前記第2利用限度額の少なくともいずれかを決定する、
請求項7に記載の決済管理装置。 - 決済額を含む決済要求を携帯端末から受け付けるステップと、
受け付けた前記決済要求に含まれる前記決済額を、前記携帯端末のユーザの識別情報に基づくキャリア決済の利用限度額である第1利用限度額、及び前記ユーザのクレジットカードのカード番号に基づくクレジットカード決済の利用限度額である第2利用限度額と比較するステップと、
比較した結果に基づいて、前記キャリア決済及び前記クレジットカード決済のうち推奨する決済手段を前記携帯端末に表示させるステップと、
を備える決済管理方法。
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