JP6663905B2 - ポイント管理装置及びポイント管理方法 - Google Patents
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Description
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な電子通貨管理装置10と、を含んで構成される。電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金を含む。なお、通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
図4(A)に示すように、ポイント管理サーバ4では、管理番号及びユーザIDに関連付けて、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、カード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得したカード11の利用履歴(即ち、購入した商品の決済金額)に基づき、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴やキャリアサーバ3が管理するユーザ端末12の請求額を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図5に示す。図5(A)は、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図5(B)は、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図5(B)に示す表示画面210が表示される。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
カード用メニュー213は、カード11の利用明細を確認するためのメニューを含む。このメニューを選択することで、ユーザは、カード11の利用履歴を確認することができる。
以上、電子通貨管理システムSの構成について説明した。続いて、図6〜図11を参照して、電子通貨管理システムSの動作について説明する。
まず、図6及び図7を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行するとともに、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ロックした状態とは、例えば、カード管理サーバ2側において決済やチャージ等の要求を不可とする状態である。
具体的には、図6に示すように、カード11には、ユーザ端末12が読み取り可能なIC(Integrated Circuit)チップ111が設けられており、このICチップ111をユーザ端末12が読み取ることでカード11のロックが解除され、カード11が使用可能になる。なお、本実施形態では、カード11にNFC(Near Field Communication)に対応したICチップ111を設けておき、ユーザ端末12は、自身が有するNFC通信機能を用いてICチップ111を読み取ることとしている。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ロック解除に使用可能な情報をICチップ111に格納することで、当該情報をカード11にセットする。なお、ICチップ111に格納する情報は任意の情報であり、本実施形態では、例えば、ユーザ端末12を識別するユーザIDを用いることとしている。カード11にロック解除に使用可能な情報をセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
また、図7に示す例では、ユーザ端末12においてロック解除のための判定を行うこととしている。この点、当該判定をユーザ端末12ではなく、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれかで行うこととしてもよい。
続いて、図8を参照して、カード11がプリペイドカードである場合における、金額をチャージする際の動作について説明する。本実施形態の電子通貨管理システムSでは、複数のチャージ方法の候補をユーザ端末12に提供し、当該ユーザ端末12において選択されたチャージ方法に基づき、ユーザ端末12を用いるユーザを識別するユーザIDに対応するプリペイド方式の電子通貨の残高にチャージするチャージ手段として機能する。図8(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図5(A)参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面230である。
また、ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。
続いて、図9を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
続いて、図10を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。なお、ユーザによっては、プリペイドカード及びクレジットカードの双方を所有することがある。カード11の利用に伴い付与されるポイントは、プリペイドカード及びクレジットカードの双方に基づいて付与されることになる。即ち、プリペイドカードの利用に伴い付与されるポイントと、クレジットカードの利用に伴い付与されるポイントと、ユーザ端末12の利用に伴い付与されるポイントとは、共通のポイントである。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
続いて、図11を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
本発明の決済情報表示装置は、以上説明した電子通貨管理システムSにおいて好適に利用される。以下、本発明の決済情報表示装置を実現するための実施形態の一例について説明する。
初めに、図12を参照して、ユーザ端末12及び電子通貨管理装置10の機能構成について説明する。本実施形態においてユーザ端末12が本発明の決済情報表示装置に相当する。なお、電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のうちのいずれか一のサーバにより実現されることとしてもよく、また、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4が協働することにより実現されることとしてもよい。
ここで、本実施形態では、ユーザが契約しているカード11の種別に応じた決済情報をユーザ端末12に表示することとしている。そこで、プリペイドカード及びクレジットカードの双方を契約しているユーザに対しては、表示を優先するカード11の種別に関する情報(例えば、「プリペイド優先」「クレジット優先」といった情報)を、契約情報として記憶することとしてもよい。
なお、国際ブランドが提供する決済NW50を用いた決済では、利用枠の確保を行った後に(オーソリ)、店舗が売上処理を行うことで決済が行われる。利用枠が確保されてから売上処理が行われるまでには、所定日数のずれが生じることが一般的であるため、カード11の履歴情報として記憶する利用金額は、購入額が確定する前の暫定的な購入額であってもよく、また、確定した購入額であってもよい。
表示部51は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、制御部53の制御に基づいて、ユーザが用いるカード11の種別に応じた決済情報を表示する。表示部51には、タッチパネル511が設けられており、ユーザの操作を受け付ける。
ここで、表示部51に表示される表示画面の一例を図13に示す。図13(A)は、プリペイドカードに関する情報を表示する表示画面200の一例であり、図13(B)は、クレジットカードに関する情報を表示する表示画面220の一例である。
ユーザIDに対応付けられた決済方式がプリペイド方式である場合、表示制御部533は、表示部51に表示画面200を表示し、ユーザIDに対応付けられた決済方式がクレジットカード決済方式である場合、表示制御部533は、表示部51に表示画面220を表示する。
このようにユーザに対応付けられた決済方式に基づいて表示を異ならせるため、ユーザ端末12では、当該ユーザ端末12を用いるユーザにあった決済情報を適切に表示することができる。
このようなユーザに対しては、表示制御部533は、ユーザから受け付けた操作入力に応じて切り替え可能に、表示画面200又は表示画面220を表示する。
具体的には、図14(A)に示すように、表示部51に表示画面200が表示されている状況で、ユーザが右方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面200から表示画面220に切り替える。また、表示部51に表示画面220が表示されている状況で、ユーザが左方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面220から表示画面200に切り替える。なお、図14(A)では、表示画面200における「右方向」へのスライド操作、及び表示画面220における「左方向」へのスライド操作に基づいて、表示画面を切り替えることとしているが、スライド操作の方向は一例に過ぎず、その他の方向を用いることとしてもよい。また、表示画面200、220において異なる方向である必要もなく、双方において同一の方向へのスライド操作に基づいて表示画面を切り替えることとしてもよい。
図14(B)に示すように、表示部51に表示画面200が表示されている状況で、ユーザが右方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面200から表示画面210に切り替える。また、表示部51に表示画面210が表示されている状況で、ユーザが右方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面210から表示画面220に切り替え、ユーザが左方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面210から表示画面200に切り替える。また、表示部51に表示画面220が表示されている状況で、ユーザが左方向へのスライド操作を行うと、表示制御部533は、表示部51の表示を表示画面220から表示画面210に切り替える。
以下、プリペイドカード及びクレジットカードの双方を所有しているユーザに対して、ログイン認証後に提供する表示画面について説明する。
なお、所定期間は任意の期間であり、例えば、前回終了時からログイン認証までの期間であってもよく、また、ログイン認証を行ったタイミングより前の所定の長さの期間であってもよい。前者であればアプリケーションを起動するタイミングに応じてユーザ毎に異なる期間になり、後者であればユーザに関係なく同じ期間になる。なお、ログイン認証を行ったタイミングより前の所定の長さの期間とは、当該タイミングの直前の所定の長さの期間であってもよく、また、直前に限らず当該タイミングよりも任意の時間前を起点とする所定の長さの期間であってもよい。
このような方法によれば、表示制御部533は、所定期間内にユーザがよく利用したカード11の種別に応じた表示画面を表示することができる。
以上、ユーザ端末12及び電子通貨管理装置10の機能構成について説明した。このような構成のユーザ端末12によれば、ログイン認証が行われアプリケーションが実行されると、表示制御部533は、ログイン認証を行ったユーザが用いるカード11の種別に応じた表示画面200,210を表示する。その結果、ユーザ端末12では、ユーザにあった決済情報を適切に表示することができる。
Claims (7)
- ユーザが行った商品の購入に関する決済に対して付与された第1ポイントと、前記ユーザが利用した通信サービスに対する請求額に基づいて付与された第2ポイントとを統合した統合ポイントと、前記ユーザを識別する識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるプロセッサを有し、
前記プロセッサは、
前記通信サービスを提供する通信サービス提供者と前記ユーザとの前記通信サービスの利用契約が解除されると、前記記憶部に前記ユーザの前記識別情報に関連付けられて記憶された前記統合ポイントを、前記ユーザが利用できない状態に変更する、
ポイント管理装置。 - 前記プロセッサは、前記通信サービス提供者と前記ユーザとの契約が解除されると、前記ユーザの前記識別情報に関連付けられた前記統合ポイントを、前記記憶部から削除する、
請求項1に記載のポイント管理装置。 - 前記プロセッサは、前記ユーザが、前記ユーザと前記通信サービス提供者との契約を再開すると、前記ユーザの前記識別情報に関連付けられた前記統合ポイントを、前記ユーザが利用できる状態に変更する、
請求項1に記載のポイント管理装置。 - 前記プロセッサは、前記通信サービス提供者と前記ユーザとの契約が解除されると、前記ユーザの前記識別情報に関連付けられた前記統合ポイントを、前記ユーザが使用できないことを示すフラグを付加した状態で前記記憶部に記憶させる、
請求項1又は3に記載のポイント管理装置。 - 前記プロセッサは、前記ユーザが、前記ユーザと前記通信サービス提供者との契約を再開すると、前記フラグを変更することにより、前記統合ポイントを使用できるようにする、
請求項4に記載のポイント管理装置。 - 前記第1ポイントは、クレジットカードの決済により付与されるポイントと、プリペイドカードの決済により付与されるポイントとを含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載のポイント管理装置。 - コンピュータのプロセッサが実行する、
ユーザが行った商品の購入に関する決済に対して付与された第1ポイントと、前記ユーザが利用した通信サービスに対する請求額に基づいて付与された第2ポイントとを統合した統合ポイントと、前記ユーザを識別する識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
前記通信サービスを提供する通信サービス提供者と前記ユーザとの前記通信サービスの利用契約が解除されると、前記記憶部に前記ユーザの前記識別情報に関連付けられて記憶された前記統合ポイントを、前記ユーザが利用できない状態に変更するステップと、
を有するポイント管理方法。
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