JP6031073B2 - 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム - Google Patents

電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6031073B2
JP6031073B2 JP2014175579A JP2014175579A JP6031073B2 JP 6031073 B2 JP6031073 B2 JP 6031073B2 JP 2014175579 A JP2014175579 A JP 2014175579A JP 2014175579 A JP2014175579 A JP 2014175579A JP 6031073 B2 JP6031073 B2 JP 6031073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
transfer
electronic currency
telephone number
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014175579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016051284A (ja
Inventor
澤田 英樹
英樹 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2014175579A priority Critical patent/JP6031073B2/ja
Publication of JP2016051284A publication Critical patent/JP2016051284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031073B2 publication Critical patent/JP6031073B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、ユーザが所有するポイント等の電子通貨をユーザ間で譲渡する電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システムに関する。
従来より、商品購入等に伴いポイントを付与するポイントサービスが広く普及している。ポイントサービスとして利用者間でのポイントの譲渡を認めない所謂クローズドループ型のポイントサービスの他に、利用者間でのポイントの譲渡を認める所謂オープンループ型のポイントサービスが知られている。
オープンループ型のポイントサービスとして、特許文献1には、メールに添付したURLで指定したポイント受取ページを利用して、確認項目に対する回答入力を受けることでポイントの譲渡を行うポイント管理システムが開示されている。
特開2009−104354号公報
特許文献1のポイント管理システムでは、譲渡者が設定した回答を譲受者が正しく入力した場合に、ポイントの譲渡を実行するため、誤ったユーザにポイントを譲渡してしまうことを防止することができる。しかしながら、譲渡者及び譲受者の間で回答を共有しておかなければならず、煩わしく、ユーザの利便性が悪かった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザ間の電子通貨の譲渡を簡易に行うことのできる電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、サービスを利用するユーザに紐づけられた識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報及び通信端末の電話番号を記憶する記憶部と、第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付ける譲渡受付部と、受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて、譲渡先の第2ユーザを特定する譲渡先特定部と、特定した前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行する譲渡実行部と、を備える電子通貨管理装置を提供する。
また、前記譲渡先特定部が特定した前記第2ユーザと、前記譲渡要求を行った前記第1ユーザとの間の関係性に基づいて、前記譲渡要求に基づく譲渡の可否を判定する判定部、を更に備え、前記譲渡実行部は、前記判定部が譲渡可と判定した場合に、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに移行することとしてもよい。
また、前記判定部は、前記譲渡要求に含まれる前記譲渡先電話番号が、前記第1ユーザが用いる通信端末のアドレス帳に含まれる場合に、譲渡可と判定することとしてもよい。
また、前記譲渡受付部は、前記譲渡要求として前記第1ユーザが用いる通信端末の譲渡元電話番号を受け付け、前記判定部は、前記譲渡要求に含まれる前記譲渡元電話番号が、前記第2ユーザが用いる通信端末のアドレス帳に含まれる場合に、譲渡可と判定することとしてもよい。
また、前記記憶部は、前記識別情報に対応付けて、当該識別情報に対応するユーザが用いる通信の通信料金の請求先である請求先ユーザの識別情報を記憶し、前記判定部は、前記第1ユーザが用いる通信端末の通信料金及び前記第2ユーザが用いる通信端末の通信料金の請求先ユーザが、同一のユーザである場合に、譲渡可と判定することとしてもよい。
本発明の第2の態様においては、サービスを利用するユーザに紐づけられた識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報及び通信端末の電話番号を記憶する記憶部を備える電子通貨管理装置が実行する、第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付けるステップと、受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて、譲渡先の第2ユーザを特定するステップと、特定した前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行するステップと、を含む電子通貨管理方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、通信端末を利用するユーザの電話番号と、ユーザ識別情報と、を対応付けて記憶する第1記憶部を有するユーザ情報管理サーバと、サービスを利用するユーザに紐づけられたユーザ識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報を記憶する第2記憶部と、第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付ける譲渡受付部と、受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて前記ユーザ情報管理サーバに問合せを行い譲渡先の第2ユーザを特定する譲渡先特定部と、特定した前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行する譲渡実行部と、を有する電子通貨管理サーバと、を備える電子通貨管理システムを提供する。
本発明によれば、ユーザ間の電子通貨の譲渡を簡易に行うことができる。
電子通貨管理システムの概要を示す図である。 電子通貨管理システムのシステム構成を示す図である。 電子通貨管理システムを構成する各サーバで管理する情報を示す図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す図である。 カード発行時の動作を示す図である。 カード発行時の処理の流れを示す図である。 カードにチャージする際の動作を示す図である。 カードを用いて商品を購入する際の動作を示す図である。 ユーザに対してポイントを付与する際の動作を示す図である。 ユーザに対してユーザ固有のサービスを提供する際の動作を示す図である。 電子通貨管理装置の機能構成を示す図である。 電子通貨管理装置に記憶される各種情報を示す図である。 ポイントを譲渡する際の表示画面の一例を示す図である。 ポイントを譲渡する際の処理の流れを示すフローチャートである。 別実施形態に係る電子通貨管理装置の動作の概要を示す図である。 ポイントを譲渡する際の処理の流れを示すフローチャートである。 ポイントを譲渡する際の処理の流れを示すフローチャートである。
[電子通貨管理システムSの概要]
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
ユーザは、予めカード11に関連付けられた口座に電子通貨を貯めて、商品やサービスを購入する際に、カード11を用いて、当該口座に格納された電子通貨を使用することができる。電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12が、例えば携帯電話網の基地局を介してアクセス可能な電子通貨管理装置10においてカード11とユーザ端末12とを連携させることで、ユーザ端末12を用いたカード管理を実現している。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いて、プリペイド式のカードへのチャージ(入金)や、カード残高、付与されたポイント及び利用履歴の確認等を実現している。
ユーザは、多様な方法で電子通貨を貯めることができる。ユーザは、例えば、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座に現金を振り込んでチャージすることにより電子通貨を貯めることができる。また、ユーザは、カード11を用いて現実店舗やオンライン店舗で買い物をして、購入額等に応じたポイントを受け取ることにより、電子通貨を貯めることもできる。ユーザは、カード11に関連付けられた電子通貨の残高をユーザ端末12から確認することができるので、電子通貨を貯めて、様々な用途で利用する意欲が高まる。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
[電子通貨管理システムSのシステム構成]
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な電子通貨管理装置10と、を含んで構成される。電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザ機器1は、電子通貨管理システムSが提供するサービスを利用する各ユーザが用いる機器であり、カード11と、ユーザ端末12と、を含む。
カード11は、国際ブランドの決済NW50を利用して決済を行うカードであり、予めチャージしておいた金額に基づいて利用額の決済を行えるプリペイドカードである。なお、カード11として、プリペイドカードに代えて(又は加えて)利用額を後払いするクレジットカード又はチャージ額を後払いするポストペイ型カードを用いることとしてもよい。
ユーザ端末12は、通信キャリアが提供する通信NWを介して通信(通話)を行う通信装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等である。ユーザ端末12には、所定のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該プログラムに基づき実行されるアプリケーションを介して、ユーザ端末12からカード11の管理をすることができる。
カード管理サーバ2は、カード11の利用履歴をユーザ毎に管理するサーバであり、当該カード11に関する情報を記憶する。ここで、図3(A)にカード管理サーバ2に記憶される各種情報の一例を示す。図3(A)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてプリペイドカード番号(以下、単に「カード番号」と呼ぶ)、残高、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。
カード番号は、カード11に設定された概ね16桁の英数字からなる番号であり、カード11を識別するための識別情報である。管理番号は、カード番号に対して一意に対応する番号であり、他サーバと連携する際にカード番号に代えてカード11を識別するために用いられる。残高は、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座にチャージされた金額の残高を示す情報である。利用履歴は、カード11を用いた買い物の履歴であり、購入日時、購入対象の商品/サービス、購入額、購入場所(店舗名)等を含む。
キャリアサーバ3は、通信キャリアが用いるサーバであり、通信キャリアが提供するサービスのユーザ端末12の利用履歴をユーザ毎に管理する。キャリアサーバ3は、利用履歴に基づいて、ユーザに対する請求額を算出する。また、キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスをユーザ端末12に提供する入口(ポータル)として機能する。例えば、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高をポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。また、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられたポイントをポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12にポイントの残高を通知してもよい。
ここで、図3(B)にキャリアサーバ3において管理される各種情報の一例を示す。図3(B)に示すように、キャリアサーバ3では、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の電話番号、請求額、契約ID、及び契約者名等の各種情報を記憶する。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金を含む。なお、通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
なお、図示しないものの、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の契約期限、契約日時等の契約に関する情報、また、ユーザ端末12の利用に応じた請求額の支払いが済んでいる/遅延しているといった通信料金の支払いに関する情報を記憶することとしてもよい。
ポイント管理サーバ4は、カード11の利用(例えば、カードを用いた買い物)に応じたポイントと、ユーザ端末12又はユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスの利用に応じたポイントとを統合して管理するサーバである。ここで、図3(C)及び図3(D)にポイント管理サーバ4において管理される各種情報の一例を示す。
図3(C)に示すように、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに関連付けて、管理番号、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、カード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得した購入額(即ち、購入した商品の決済金額)に応じて、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
また、図3(D)に示すように、ポイント管理サーバ4では、購入額や請求額に基づいて付与するポイントを算出するためのポイント付与レートを、利用形態に関連付けて記憶する。利用形態としては、カード11の利用又はユーザ端末12の利用が考えられるが、これら以外にも、カード11を利用した店舗が通常店であるか、ポイント優遇店であるか等に応じて、レートを異ならせることとしてもよい。なお、カード11を利用した店舗を示す情報は、カード管理サーバ2から利用履歴を受信することで、取得することができる。
ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2がカード番号に関連付けて管理する電子通貨の残高を、ユーザIDに関連付けて記憶してもよい。この場合、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において電子通貨の残高が更新されたタイミングに同期して、記憶している電子通貨の残高を更新する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12からの要求に応じて、当該ユーザ端末12に対応するユーザIDに関連付けて記憶した電子通貨の残高を記憶部から読み出し、キャリアサーバ3を介して、電子通貨の残高をユーザ端末12に通知することができる。なお、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12から電子通貨の残高を要求されたタイミングで、カード管理サーバ2からユーザIDに対応するカード番号に関連付けられた電子通貨の残高を取得し、取得した残高をユーザ端末12に通知してもよい。
以上のとおり、電子通貨管理システムSでは、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが連携することにより、カード番号とユーザIDとを関連付けて管理することができる。即ち、電子通貨管理システムSは、カード識別情報とユーザ端末を用いるユーザを識別するユーザ識別情報とを関連付けて管理する。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4が、カード番号及びユーザIDのいずれにも関連付けられた管理番号を介して、カード番号とユーザIDとを関連付ける。
そして、電子通貨管理システムSは、カード管理サーバ2において、カード番号に関連付けて、カードによる決済が可能な電子通貨の残高を管理する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高を、ポイント管理サーバ4を介してカード管理サーバ2から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。このようにすることで、電子通貨管理システムSにおいては、ユーザが、電子通貨の口座に関する情報をユーザ端末12に入力することなく、あたかもユーザ端末12に関連付けて電子通貨が管理されているかのような感覚で、電子通貨の残高を把握することができる。
また、以上の構成の電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において管理されるカード11の利用状況と、キャリアサーバ3において管理されるユーザ端末12の利用状況とを統合し、ポイントの統合を実現する。具体的には、ポイント管理サーバ4は、管理番号とユーザIDとを連携させることで、カード11の利用状況とユーザ端末12の利用状況とを統合する。
ポイント管理サーバ4では、統合された情報をユーザIDに関連付けて管理するため、ユーザIDをキーとして、該当するユーザのカード11の利用状況及びユーザ端末12の利用状況を取得することができる。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
[ユーザ端末12の表示画面例]
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図4に示す。図4(A)は、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図4(B)は、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面210である。
図4(A)に示すように、表示画面200は、カード残高表示201と、ポイント数表示202と、チャージボタン203と、メニューボタン204と、を含んで構成される。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
チャージボタン203は、ユーザがカード11に所望の金額をチャージする際に用いられる。チャージボタン203が操作され、ユーザが所定のチャージ操作を行うと、ユーザIDと管理番号とが連携して、カード管理サーバ2へチャージ要求が行われる。
メニューボタン204は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図4(B)に示す表示画面210が表示される。
図4(B)に示すように、表示画面210には、ポイント用メニュー211と、ショッピング用メニュー212と、カード用メニュー213と、が含まれる。
ポイント用メニュー211は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
ショッピング用メニュー212は、「ポイント優遇店の紹介」や、「カード11を用いて買い物が可能な店舗を紹介する」等のようにカード11の利用を促すメニューを含む。カード11が利用されると、ポイント管理サーバ4において購入額に応じたポイントが付与されることになるため、このようなメニューを提供することで、ポイント付与の機会を増大することができる。
カード用メニュー213は、カード11の利用明細を確認するためのメニューを含む。このメニューを選択することで、ユーザは、カード11の利用履歴を確認することができる。
[電子通貨管理システムSの動作]
以上、電子通貨管理システムSの構成について説明した。続いて、図5〜図10を参照して、電子通貨管理システムSの動作について説明する。
[カード発行時の動作]
まず、図5及び図6を参照して、カード発行時の動作について説明する。電子通貨管理システムSでは、使用できないようにロックした状態でカード11を発行するとともに、カード11とユーザ端末12とを連携してカード11のロックを解除する。ロックした状態とは、例えば、カード管理サーバ2側において決済やチャージ等の要求を不可とする状態である。
具体的には、図5に示すように、カード11には、ユーザ端末12が読み取り可能なIC(Integrated Circuit)チップ111が設けられており、このICチップ111をユーザ端末12が読み取ることでカード11のロックが解除され、カード11が使用可能になる。なお、本実施形態では、カード11にNFC(Near Field Communication)に対応したICチップ111を設けておき、ユーザ端末12は、自身が有するNFC通信機能を用いてICチップ111を読み取ることとしている。
ここで、図6を参照して、カード発行時の処理の一例について説明する。
初めに、ステップS1において、カード発行事業者(カード管理サーバ2)は、ロック解除に使用可能な情報をICチップ111に格納することで、当該情報をカード11にセットする。なお、ICチップ111に格納する情報は任意の情報であり、本実施形態では、例えば、ユーザ端末12を識別するユーザIDを用いることとしている。カード11にロック解除に使用可能な情報をセットすると、ステップS2において、カード管理サーバ2は、ユーザに対してカード11を発行する。
カード管理サーバ2から発行されたカード11が届くと、ステップS3において、ユーザは、ユーザ端末12を用いてカード11のICチップ111を読み取る。即ち、ユーザがユーザ端末12とカード11とを接触させると、ユーザ端末12が有するNFC機能が発揮され、ICチップ111に格納されたロック解除に使用可能な情報をカード11から読み取る。続いて、ステップS4において、ユーザ端末12では、自身が有する情報と読み取った情報とが一致するか否かを判定する。このとき、両情報(ユーザID)が一致する場合には、ステップS5において、ユーザ端末12は、使用許可要求を行い、ステップS6において、カード管理サーバ2は、発行したカード11のロックを解除し、使用を許可する。他方、ステップS4において両情報が一致しない場合には、ステップS7において、ユーザ端末12では所定のエラー処理が行われる。
以上、カード発行時の処理の一例について説明した。なお、カード11にセットするロック解除に使用可能な情報は、所定の方式により暗号化しておくこととしてもよい。この場合、ユーザ端末12において自身のユーザIDを暗号化した情報を持っておくこと、又は暗号鍵情報を記憶しておくことで、ユーザ端末12において両情報が一致するか否かの判定を行うことができる。
また、図6に示す例では、ユーザ端末12においてロック解除のための判定を行うこととしている。この点、当該判定をユーザ端末12ではなく、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のいずれかで行うこととしてもよい。
なお、カード11のロックを解除した後にユーザ端末12がカード11に設けられたICチップ111を読み取ると、上述のアプリケーション実行中に表示される表示画面(例えば、図4(A)に示す表示画面200)を、ユーザ端末12において自動的に表示することとしてもよい。即ち、ユーザ端末12は、ICチップ111を読み取ると、キャリアサーバ3に対して各種情報の要求を行い、この要求に応じて取得した情報を表示する。
[チャージ時の動作]
続いて、図7を参照して、カード11に金額をチャージする際の動作について説明する。図7(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図4(A)参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面220である。
図7(A)に示すように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11に金額をチャージする方法として、チャージ方法221及びチャージ方法222を少なくとも含む。チャージ方法221は、付与されたポイントの少なくとも一部のポイントを用いてカード11に金額をチャージするチャージ方法であり、ポイントを所定のレートで金銭に変換することでチャージする。また、チャージ方法222は、キャリア決済を用いてチャージするチャージ方法である。キャリア決済とは、ユーザ端末12の通信料金と併せて決済することであり、このチャージ方法222では、チャージした金額をユーザ端末12の請求額に加算して請求する。なお、本実施形態では、チャージ方法221、222についてのみ説明するが、カード11へのチャージ方法はこれらに限るものでなく、他の方法により実現することとしてもよい。例えば、ユーザが用いる銀行口座を予め設定しておき、この銀行口座を介してカード11にチャージすることとしてもよい。
チャージ方法221とチャージ方法222の動作の流れを図7(B)に示す。図7(B)に示すように、ステップS11において、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してチャージ要求を行う。このチャージ要求では、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してユーザIDとともに、チャージ方法及びチャージ金額を通知する。
キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けると、ステップS12において、ポイント管理サーバ4に対して、ユーザ端末12からチャージ要求を受けたことを通知する。具体的には、キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けたユーザ端末12を識別するユーザIDを用いて、ポイント管理サーバ4に対して通知を行う。
続く、ステップS13において、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに対応する管理番号を特定し、カード管理サーバ2に対して、当該管理番号に対応するカード11に設定されたカード番号に関連付けられた口座に対して、要求された金額をチャージするように通知する。この通知を受けると、カード管理サーバ2では、管理番号に対応するカード番号のカード11に設定されたカード番号に対応する口座に対して通知された金額を入金する。なお、このステップS13の処理は、詳細には、ステップS14A,Bの処理が行われた後に行われることになる。
ステップS14Aは、チャージ方法221が選択された場合に実行される処理であり、ステップS14Bは、チャージ方法222が選択された場合に実行される処理である。
ステップS14Aでは、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたポイントから、チャージ金額に相当するポイントを減算する。
また、ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。
なお、キャリア決済では、通信キャリアとの契約内容に応じて決済可能枠が設定される場合がある。一例として、通信キャリアが提供するサービスへの加入月数に応じて決済可能枠が設定される場合があり、例えば、加入月数「12ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「5000円」、加入月数「36ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「1万円」が設定される。このような場合には、ステップS14Bの処理において、キャリアサーバ3は、当月のチャージ金額の合計が、決済可能枠内であるか否かを判定し、決済可能枠内である場合に限り、キャリア決済を可能にしてもよい。
[商品購入時の動作]
続いて、図8を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、ユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
決済NW50において所定の決済処理が行われる際には、ステップS22において、決済NW50からカード管理サーバ2に対してカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。カード管理サーバ2では、これら情報を受けると、カード番号に対応する残高から購入額を減算して利用履歴を更新するとともに、減算処理が完了したことを決済NW50に通知する。
続いて、ステップS23において、カード管理サーバ2は、ポイント管理サーバ4に対して、カード番号に対応する管理番号とともに商品購入に関する情報を通知する。ポイント管理サーバ4では、取得した商品購入に関する情報に基づいて、管理番号に対応するユーザIDに関連付けられたポイントを更新する。
[ポイント付与時の動作]
続いて、図9を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
商品の購入に応じてポイントを付与する場合、ステップS31において、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2から管理番号とともに商品購入に関する情報を取得する。すると、ステップS32において、ポイント管理サーバ4は、商品を購入した店舗に応じたレートを特定し、当該レートに基づいて購入額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS31、ステップS32の処理は、ユーザがカード11を用いて商品を購入する度に行われる。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
また、ステップS33において、ポイント管理サーバ4は、キャリアサーバ3からユーザIDとともに請求額を取得する。すると、ステップS34において、ポイント管理サーバ4は、予め定められたレートに基づいて請求額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS33、ステップS34の処理は、請求額が確定したタイミングで行われる。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
[ユーザに対してサービスを提供する際の動作]
続いて、図10を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
ステップS41において、ユーザ端末12は、ユーザIDを伴いキャリアサーバ3にアクセスすると、ステップS42において、キャリアサーバ3は、ユーザIDをポイント管理サーバ4に対して通知する。ステップS43において、ポイント管理サーバ4は、通知されたユーザIDに応じたサービスに関する情報を取得し、キャリアサーバ3に通知し、ステップS44において、キャリアサーバ3からユーザ端末12に対して当該サービスが提供される。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
なお、ユーザIDに応じたサービスとは、例えば、当該ユーザが所有するカード11の残高や付与されたポイントを確認可能にするサービスであり、また、ユーザの属性に合った商品を紹介(レコメンド)するサービス等である。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
また、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12を用いたサービスの提供者との契約が解除された場合に、ポイントを使用できない状態に変更してもよい。例えば、通信キャリアが、ユーザ端末12を用いた通信サービスを提供し、通信料金に応じたポイントをユーザ端末12のユーザに付与しているとする。この場合において、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報をキャリアサーバ3から取得すると、ユーザ端末12に関連付けて記憶しているポイントを削除する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報を取得すると、ポイントを使用できない旨を示すフラグを付加した状態でポイント残高を記憶してもよい。ポイント管理サーバ4は、ユーザが通信キャリアとの契約を、契約を解除してから所定期間以内に再開したという通知をキャリアサーバ3から受けた場合に、上記のフラグを変更することにより、ポイントを使用できるようにしてもよい。
[第1実施形態]
本発明の電子通貨管理装置は、以上説明した電子通貨管理システムSにおいて好適に利用される。以下、本発明の電子通貨管理装置について説明する。
[電子通貨管理装置5の機能構成]
初めに、図11を参照して、電子通貨管理装置5の構成について説明する。図11は、本発明の電子通貨管理装置5の機能構成を示すブロック図である。なお、電子通貨管理装置5は、上述のカード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4のうちのいずれか一のサーバにより実現されることとしてもよく、また、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4が協働することにより実現されることとしてもよい。この点、本実施形態では、キャリアサーバ3とポイント管理サーバ4とが協働することで、電子通貨管理装置5が実現されることとしている。
図11に示すように、電子通貨管理装置5は、制御部51と、記憶部52と、を含んで構成される。
記憶部52は、ROM及びRAM等のメモリ又はハードディスク等の記憶媒体である。記憶部52は、制御部51を動作させるためのプログラム及び制御部51が動作する際に生成されるデータを記憶する。また、記憶部52は、ユーザ間でのポイントの譲渡を実現するためのデータを記憶する。
ここで、記憶部52に記憶されるデータの一例を図12に示す。図12に示すように、記憶部52は、サービスを利用するユーザに紐づけられたユーザIDに対応付けて、当該ユーザが用いるユーザ端末12の電話番号、ポイントの残高情報、契約ID及び契約者名等の各種情報を記憶する。
なお、本実施形態では、電子通貨管理装置5をキャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4により実現することとしているため、図12に例示するデータは、図3(B)及び図3(C)においてキャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4に記憶されるとして説明したデータに対応している。
図11に戻り、制御部51は、例えばCPUであり、記憶部52に記憶されたプログラムを実行することにより、譲渡受付部511、譲渡先特定部512、判定部513及び譲渡実行部514として機能する。
譲渡受付部511は、ポイントを譲渡するユーザが用いるユーザ端末12からポイントの譲渡要求を受け付ける。この譲渡要求には、譲渡するポイント数及び譲渡先のユーザを特定するための情報が含まれる。ここで、本実施形態では、譲渡先のユーザを特定するための情報として、譲渡先のユーザが用いるユーザ端末12の電話番号を用いることとしている。即ち、他のユーザにポイントを譲渡する場合、ユーザは、当該他のユーザの電話番号を指定し、譲渡要求を行うことになる。
なお、譲渡受付部511は、譲渡先のユーザの電話番号だけでなく、譲渡先のユーザの名前又は名前の一部や、譲渡元のユーザのユーザ端末12の電話番号も併せて受け付けることとしてもよい。譲渡元のユーザの電話番号の受け付けは、任意の方法により行うことができ、例えば、譲渡元のユーザからの入力に基づいて受け付けることとしてもよく、また、譲渡元のユーザのユーザIDに基づいて記憶部52から取得することで受け付けることとしてもよい。
譲渡先特定部512は、譲渡受付部511が譲渡元のユーザから受け付けた譲渡先のユーザの電話番号に基づいて、譲渡先のユーザを特定する。具体的には、譲渡先特定部512は、受け付けた電話番号に対応するユーザIDを記憶部52から取得することで、譲渡先のユーザを特定する。
譲渡実行部514は、譲渡先特定部512が特定した譲渡先のユーザに対して、譲渡元のユーザが所有するポイントの一部を移行する。即ち、譲渡実行部514は、譲渡元のユーザが所有するポイント数から譲渡要求として受け付けた譲渡するポイント数を減算するとともに、減算した分のポイント数を譲渡先のユーザが所有するポイント数に加算することで、ポイントの譲渡を行う。
なお、譲渡実行部514は、判定部513が譲渡可と判定した場合に限り、ポイントの譲渡を行うこととしてもよい。
判定部513は、譲渡先特定部512が特定した譲渡先のユーザと、譲渡要求を行った譲渡元のユーザとの関係性に基づいて、譲渡要求に基づく譲渡の可否を判定する。判定部513による判定は、任意の方法により行うことができ、以下では、その判定方法の一例について説明する。なお、以下に示す判定方法は一例に過ぎずこれに限られるものではなく、また、夫々の判定方法を単独で用いることとしてもよく、また、適宜組み合わせて用いることとしてもよい。
<電話番号に基づく判定1>
判定部513は、譲渡要求に含まれる譲渡先のユーザの電話番号が、譲渡元のユーザが用いるユーザ端末12のアドレス帳に含まれているかに基づいて、譲渡可否の判定を行う。
ここで、譲渡要求の際に譲渡先のユーザの電話番号を誤入力してしまうと、譲渡元のユーザと面識のないユーザにポイントが譲渡されてしまうおそれがある。このような譲渡は、譲渡元のユーザにとって好ましくないため、判定部513は、譲渡先のユーザの電話番号が譲渡元のユーザのアドレス帳に含まれている場合に譲渡可と判定し、譲渡元のユーザのアドレス帳に含まれていない場合に譲渡不可と判定する。これにより、譲渡元のユーザと面識のないユーザにポイントが譲渡されてしまうことを防止できる。
なお、譲渡要求の際に指定した電話番号が、譲渡元のユーザ端末12のアドレス帳に含まれているか否かの判定は、任意の方法により実現することができる。一例として、電子通貨管理装置5において、各ユーザのアドレス帳を管理することで当該判定を行うことができる。また、譲渡元のユーザ端末12からアドレス帳に含まれているか否かについての情報を受け付けることで、当該判定を行うことができる。また、譲渡元のユーザ端末12において、アドレス帳に含まれている電話番号のみを入力可能に制御することで、当該判定を行うこととしてもよい。
<電話番号に基づく判定2>
また、判定部513は、譲渡要求に含まれる譲渡元のユーザの電話番号が、譲渡先のユーザが用いるユーザ端末12のアドレス帳に含まれているかに基づいて、譲渡可否の判定を行う。具体的には、判定部513は、譲渡元のユーザの電話番号が、譲渡先のユーザのアドレス帳に含まれている場合に譲渡可と判定し、譲渡先のユーザのアドレス帳に含まれていない場合に譲渡不可と判定する。これにより、面識のない相手からポイントが譲渡されることを防止できるため、譲渡先のユーザにとっても好適である。
なお、譲渡元のユーザの電話番号が、譲渡先のユーザ端末12のアドレス帳に含まれているか否かの判定は、任意の方法により実現することができる。一例として、電子通貨管理装置5において、各ユーザのアドレス帳を管理することで当該判定を行うことができる。また、譲渡元のユーザ端末12から譲渡要求を受け付けると、当該ユーザ端末12の電話番号を譲渡先のユーザ端末12に通知し、譲渡先のユーザ端末12からアドレス帳に含まれているか否かの情報を受け付けることで、当該判定を行うこととしてもよい。
<通信料金の請求範囲に基づく判定>
また、判定部513は、譲渡元のユーザが用いるユーザ端末12の通信料金及び譲渡先のユーザが用いるユーザ端末12の通信料金の請求先が、同一のユーザであるか否かに応じて譲渡可否の判定を行うこととしてもよい。具体的には、判定部513は、通信料金の請求先が同一のユーザである場合に譲渡可と判定し、通信料金の請求先が異なるユーザである場合に譲渡不可と判定する。
ポイントは仮想的な通貨として用いることができるため、譲渡可能な範囲は、一定の範囲に収めることが好ましい。この点、通信料金の請求範囲とポイントを譲渡可能な範囲とを対応付けることで、ポイントの譲渡を、例えば家族間に限る等のように一定の関係性を有するユーザ間に限定することができ、好適である。
なお、通信料金の請求先が同一のユーザであるか否かは、記憶部52に記憶された契約IDに基づいて判定することができる。一例として、図12に示す例では、ユーザID「TARO97」のユーザとユーザID「HANAKO78」のユーザとは、契約IDが同一であるため、通信料金の請求先が同一であることが分かる。
[ポイント譲渡時の表示画面例]
続いて、図13を参照して、ユーザ端末12に表示される表示画面について説明する。図13は、ユーザ間でポイントを譲渡する際にユーザ端末12に表示される表示画面の一例を示す図であり、表示画面250は、譲渡元のユーザのユーザ端末12に表示される表示画面の一例を示し、表示画面260は、譲渡先のユーザのユーザ端末12に表示される表示画面の一例を示す。
図13に示すように、表示画面250は、譲渡先のユーザの電話番号を入力する入力欄251と、譲渡するポイント数を入力する入力欄252と、入力した情報に基づいて譲渡要求を行う譲渡ボタン253と、ポイントの譲渡をキャンセルするキャンセルボタン254と、を含む。
ポイントを譲渡するユーザが、入力欄251に譲渡先のユーザの電話番号を入力するとともに、入力欄252に譲渡するポイント数を入力し、譲渡ボタン253を操作すると、ユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して譲渡要求が通知される。
なお、譲渡元のユーザ端末12では、入力欄251に譲渡先のユーザの電話番号が入力されると、当該電話番号に対応する譲渡先のユーザ名を示すメッセージ255を表示することとしてもよい。図13に示す例では、入力欄251に入力された電話番号が「花子さん」が所有するユーザ端末12の電話番号であったため、「花子さんに譲渡します」といったメッセージ255が表示されている。
このようなメッセージは、譲渡元のユーザ端末12のアドレス帳と連携することで実現することができる。即ち、譲渡元のユーザ端末12では、入力欄251に譲渡先のユーザの電話番号が入力されると、入力された電話番号に対して設定されたユーザ名をアドレス帳から読み出し、「[ユーザ名]さんに譲渡します」のようにメッセージ255として表示する。これにより、譲渡元のユーザは、入力欄251に入力した電話番号に対応するユーザを把握することができるため、入力欄251に対する誤入力を抑制することができる。
なお、入力欄251への入力をアドレス帳を用いて行うこととしてもよい。即ち、表示画面250において不図示の操作ボタン「アドレス帳から入力」を設け、この操作ボタンが操作されると、譲渡元のユーザが選択可能にアドレス帳を読み出す。そして、読み出したアドレス帳の中からユーザが選択した電話番号を、入力欄251に入力することとしてもよい。
続いて、表示画面260は、メッセージ261と、許可ボタン262と、不許可ボタン263と、を含む。メッセージ261は、譲渡元のユーザからポイントの譲渡要求があったことを譲渡先のユーザに対して通知するメッセージである。このメッセージ261には、譲渡元のユーザの電話番号又は当該電話番号を譲渡先のユーザ端末12のアドレス帳に基づいて変換したユーザ名と、譲渡されるポイント数とが含まれる。
メッセージ261が通知する譲渡を受ける場合、譲渡先のユーザは、許可ボタン262を操作する。この操作に伴い譲渡先のユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して許可通知が送信され、電子通貨管理装置5においてポイントの譲渡が実行される。また、譲渡を受けない場合、譲渡先のユーザは、不許可ボタン263を操作する。この操作に伴い譲渡先のユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して不許可通知が通知され、電子通貨管理装置5において所定のエラー処理(例えば、譲渡元のユーザ端末12に対して譲渡ができなかったことを通知)が実行される。
[電子通貨管理装置5の処理]
続いて、図14を参照して、電子通貨管理装置5が譲渡元のユーザから譲渡先のユーザにポイントを譲渡する際の処理の流れについて説明する。
初めに、ステップS101において、電子通貨管理装置5の譲渡受付部511は、譲渡元のユーザのユーザ端末12から譲渡要求を受け付ける。この譲渡要求には、譲渡先のユーザの電話番号と譲渡するポイント数とが少なくとも含まれ、必要に応じて譲渡元のユーザの電話番号を含むこととしてもよい。
続いて、ステップS102において、電子通貨管理装置5の譲渡先特定部512は、譲渡要求に含まれる譲渡先のユーザの電話番号から譲渡先のユーザを特定する。続いて、ステップS103において、電子通貨管理装置5の判定部513は、譲渡判定処理を実行する。この処理では、判定部513は、譲渡元のユーザと譲渡先のユーザとの関係性を特定し、当該関係性に基づいてポイントの譲渡が可能であるか否かを判定する(ステップS104)。
判定部513の判定の結果、譲渡可能である場合には、ステップS105において、電子通貨管理装置5の譲渡実行部514は、譲渡要求があったことを譲渡先のユーザのユーザ端末12に対して通知する。その後、電子通貨管理装置5では、譲渡先のユーザ端末12から譲渡許可/不許可の通知を受けるまで待機し(ステップS106)、結果、譲渡許可の通知を受けた場合には、譲渡実行部514は、譲渡要求において譲渡するとしたポイントを、譲渡元のユーザから譲渡先のユーザに移行することで、ポイントの譲渡を実行し(ステップS107)、処理を終了する。
他方、ステップS104において判定部513が譲渡不可と判定した場合や、ステップS106において譲渡先のユーザ端末12から譲渡不許可の通知を受けた場合には、電子通貨管理装置5は、譲渡元のユーザ端末12にポイントの譲渡ができないことを通知するといった所定のエラー処理を実行し(ステップS108)、処理を終了する。
[電子通貨管理装置5の効果]
以上、本発明の電子通貨管理装置5の実施形態の一例にについて説明した。本発明の電子通貨管理装置5では、譲渡元のユーザは、譲渡先のユーザの電話番号を指定するだけでポイントを譲渡することができるため、ユーザ間のポイントの譲渡を簡易な方法で行うことができる。
また、本発明の電子通貨管理装置5では、譲渡元のアドレス帳や譲渡先のアドレス帳に基づいてポイントを誤って譲渡してしまうことを防止しているため、ポイントの譲渡を簡易に実現しつつも、安全性の高いポイント譲渡を実現することができる。
また、ポイント譲渡可能な範囲を、ユーザ端末12の通信料金の請求範囲とすることで、ポイントの譲渡を家族間等に限定することができるため、ユーザは、安心してポイント譲渡に係るサービスを利用することができる。
[第2実施形態]
続いて、図15及び図16を参照して、本発明の電子通貨管理装置5の第2実施形態について説明する。第2実施形態の電子通貨管理装置5では、NFC等の近距離無線通信を行ったユーザ端末12を用いるユーザ間で、ポイントの譲渡を行うこととしている。
図15は、第2実施形態の電子通貨管理装置5によるポイント譲渡の動作例を示す図である。図15において、表示画面270,280は、ポイント譲渡を行うユーザが用いるユーザ端末12に表示される表示画面の一例であり、表示画面270は、譲渡元のユーザ端末12の表示画面を示し、表示画面280は、譲渡先のユーザ端末12の表示画面を示す。
表示画面270は、譲渡元のユーザ端末12と譲渡先のユーザ端末12とが近距離無線通信を行うことで、譲渡元のユーザ端末12に表示され、譲渡するポイント数を入力する入力欄271と、譲渡ボタン272と、キャンセルボタン273とを含む。
表示画面280は、譲渡元のユーザ端末12において、譲渡ボタン272が操作されることで、当該ユーザ端末12と近距離無線通信を行った譲渡先のユーザ端末12に表示され、譲渡元のユーザからポイントの譲渡要求があったことを通知するメッセージ281と、許可ボタン282と、不許可ボタン283とを含む。
表示画面270において譲渡ボタン272が操作されると、譲渡元のユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して譲渡要求が送信される。この譲渡要求には、譲渡元のユーザ端末12のユーザを識別する情報、及び当該譲渡元のユーザ端末12と近距離無線通信を行ったユーザ端末12のユーザを識別する情報が含まれている。電子通貨管理装置5の譲渡受付部511は、譲渡元のユーザ端末12から受信した譲渡要求に基づき、譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを特定する。
また、表示画面280において、許可ボタン282が操作されると、譲渡先のユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して許可通知が送信される。この許可通知には、譲渡先のユーザ端末12のユーザを識別する情報、及び当該譲渡先のユーザ端末12と近距離無線通信を行ったユーザ端末12のユーザを識別する情報が含まれている。電子通貨管理装置5の譲渡受付部511は、譲渡先のユーザ端末12から受信した許可通知に基づき、譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを特定する。
そして、判定部513は、譲渡先のユーザが、譲渡元のユーザが用いるユーザ端末12と近距離無線通信を行ったユーザ端末12のユーザである場合に、譲渡可と判定する。即ち、判定部513は、譲渡要求に含まれる譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを識別する情報と、許可通知に含まれる譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを識別する情報とが、一致する場合に譲渡可と判定し、一致しない場合に譲渡不可と判定する。
続いて、図16を参照して、第2実施形態の電子通貨管理装置5がポイント譲渡を実行する際の処理の流れについて説明する。
ステップS111において、譲渡元のユーザ端末12と譲渡先のユーザ端末12とが近距離無線通信を行うと、譲渡元のユーザ端末12の表示部に、図15に示した表示画面270が表示される。続いて、ステップS112において、譲渡元のユーザは、表示画面270を介して譲渡するポイント数を指定する。その後、譲渡元のユーザが表示画面270において譲渡ボタン272を操作すると、ステップS113において、譲渡元のユーザ端末12から、譲渡先のユーザ端末12及び電子通貨管理装置5に対して譲渡要求が送信される。
譲渡元のユーザ端末12から譲渡要求を受信すると、譲渡先のユーザ端末12は、図15に示した表示画面280を表示する。その後、譲渡先のユーザが表示画面280において許可ボタン282を操作すると、ステップS114において、譲渡先のユーザ端末12から電子通貨管理装置5に対して許可通知が送信される。
電子通貨管理装置5では、譲渡要求及び許可通知を受信すると、ステップS115において、譲渡が可能であるか否かを判定する。即ち、電子通貨管理装置5の判定部513は、譲渡要求に含まれる譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを識別する情報と、許可通知に含まれる譲渡元のユーザ及び譲渡先のユーザを識別する情報とが一致する場合に、譲渡可と判定し、一致しない場合に、譲渡不可と判定する。また、判定部513は、第1実施形態と同様に、譲渡元のアドレス帳や譲渡先のアドレス帳に基づいて、又は/及び通信料金の請求先が同一のユーザであるか否かに応じて、ステップS115の判定を行うこととしてもよい。
ステップS115の判定の結果、譲渡可である場合には、ステップS116において、電子通貨管理装置5の譲渡実行部514は、譲渡要求において譲渡するとしたポイントを、譲渡元のユーザから譲渡先のユーザに移行することで、ポイントの譲渡を実行し、処理を終了する。また、ステップS115の判定の結果、譲渡不可である場合には、ステップS117において、電子通貨管理装置5は、所定のエラー処理を実行し、処理を終了する。
以上、第2実施形態の電子通貨管理装置5について説明した。第2実施形態の電子通貨管理装置5では、近距離無線通信で接続されたユーザ端末12を用いるユーザ間で、ポイントの譲渡を実行するため、ユーザは、煩雑な操作を必要とすることなくポイントを譲渡することができる。また、ユーザ端末12間の近距離無線通信により譲渡先のユーザ及び譲渡元のユーザを特定するため、誤ったユーザにポイントが譲渡される可能性を低減することができ、ユーザは、安心してポイント譲渡に係るサービスを利用することができる。
[第3実施形態]
続いて、図17を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。上記実施形態では、カード管理サーバ2、キャリアサーバ3及びポイント管理サーバ4から実現される電子通貨管理装置5を用いて、ユーザ間におけるポイントの譲渡方法を説明した。この点、第3実施形態では、夫々のサーバの動作を明確に示すことで、ユーザ間におけるポイントの譲渡方法について説明する。
図17に示すように、ステップS131において、ユーザ端末12は、ユーザに付与されたポイントを管理するポイント管理サーバ4に対して、譲渡要求を行う。この譲渡要求には、ポイント譲渡先のユーザが用いるユーザ端末12の電話番号、譲渡するポイント数、譲渡元のユーザのユーザIDが含まれる。
ポイント管理サーバ4では、ユーザ端末12から譲渡要求を受け付けると、ステップS132において、ユーザ端末12の電話番号を管理するキャリアサーバ3に対して譲渡先のユーザを問い合わせる。即ち、ポイント管理サーバ4は、譲渡要求に含まれる譲渡先のユーザの電話番号をキャリアサーバ3に対して通知し、この電話番号に対応するユーザのユーザIDを取得する。
このようにして譲渡先のユーザのユーザIDを取得すると、ポイント管理サーバ4は、ステップS133において、ポイントの譲渡を実行し、処理を終了する。即ち、ポイント管理サーバ4は、譲渡要求に含まれる譲渡元のユーザIDに付与されたポイントのうち、譲渡要求に含まれる譲渡するポイント数分のポイントを、キャリアサーバ3から問い合わせた譲渡先のユーザIDに付与されたポイントに移行することで、ポイントの譲渡を実行する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
上記実施形態では、電子通貨管理装置5は、ユーザに付与されたポイントをユーザ間で譲渡可能にしているが、譲渡する対象はポイントに限らずその他の電子通貨を含むこととしてもよい。一例として、電子通貨管理装置5は、ユーザが所有するカード11にチャージされている金額の残高等を、ユーザ間で譲渡可能にしてもよい。
チャージ金額の譲渡は、一例として、図17の譲渡実行処理(ステップS133)において、ポイント管理サーバ4からカード管理サーバ2に対して譲渡指示を通知し、この通知を受けカード管理サーバ2において残高の移行を行うことで、実現することができる。
また、電子通貨管理装置5は、ポイント(電子通貨)を譲渡する場合に、レートを異ならせて譲渡することとしてもよい。レートは1未満であってもよく、また1以上であってもよい。即ち、譲渡元のユーザが所有するポイント「10」を譲渡する場合、譲渡先のユーザのポイントを「9」を加算することとしてもよく、また「11」を加算することとしてもよい。
また、譲渡するユーザ間の関係性に応じて、レートを異ならせることとしてもよい。一例として、譲渡元のユーザのアドレス帳に譲渡先のユーザが登録されている場合に、登録されていない場合よりも高いレートでポイントを譲渡することとしてもよく、また、譲渡先のユーザのアドレス帳に譲渡元のユーザが登録されている場合に、登録されていない場合よりも高いレートでポイントを譲渡することとしてもよい。また、ユーザ端末12の通信料金の請求先が同一ユーザである場合に、請求先が異なるユーザである場合よりも高いレートでポイントを譲渡することとしてもよい。
また、電子通貨管理装置5では、譲渡先のユーザからの許可があった場合にポイントを譲渡することとしているが、ポイント譲渡に際して譲渡先のユーザの許可は必ずしも必要ではない。
S・・・電子通貨管理システム、1・・・ユーザ機器、11・・・カード、12・・・ユーザ端末、10・・・電子通貨管理装置、2・・・カード管理サーバ、3・・・キャリアサーバ、4・・・ポイント管理サーバ、5・・・電子通貨管理装置、51・・・制御部、511・・・譲渡受付部、512・・・譲渡先特定部、513・・・判定部、514・・・譲渡実行部、52・・・記憶部、50・・・決済NW

Claims (7)

  1. サービスを利用するユーザに紐づけられた識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報及び通信端末の電話番号を記憶する記憶部と、
    第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付ける譲渡受付部と、
    受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて、譲渡先の第2ユーザを特定する譲渡先特定部と、
    特定した前記第2ユーザに対する通信料金の請求先が、前記第1ユーザに対する通信料金の請求先と同一である場合に、前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行する譲渡実行部と、
    を備える電子通貨管理装置。
  2. 前記譲渡先特定部が特定した前記第2ユーザと、前記譲渡要求を行った前記第1ユーザとの間の関係性に基づいて、前記譲渡要求に基づく譲渡の可否を判定する判定部、を更に備え、
    前記譲渡実行部は、前記判定部が譲渡可と判定した場合に、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を前記第1ユーザから前記第2ユーザに移行する、
    請求項1に記載の電子通貨管理装置。
  3. 前記判定部は、前記譲渡要求に含まれる前記譲渡先電話番号が、前記第1ユーザが用いる通信端末のアドレス帳に含まれる場合に、譲渡可と判定する、
    請求項2に記載の電子通貨管理装置。
  4. 前記譲渡受付部は、前記譲渡要求として前記第1ユーザが用いる通信端末の譲渡元電話番号を受け付け、
    前記判定部は、前記譲渡要求に含まれる前記譲渡元電話番号が、前記第2ユーザが用いる通信端末のアドレス帳に含まれる場合に、譲渡可と判定する、
    請求項2又は3に記載の電子通貨管理装置。
  5. 前記記憶部は、前記識別情報に対応付けて、当該識別情報に対応するユーザが用いる通信の通信料金の請求先である請求先ユーザの識別情報を記憶し、
    前記判定部は、前記第1ユーザが用いる通信端末の通信料金及び前記第2ユーザが用いる通信端末の通信料金の請求先ユーザが、同一のユーザである場合に、譲渡可と判定する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の電子通貨管理装置。
  6. サービスを利用するユーザに紐づけられた識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報及び通信端末の電話番号を記憶する記憶部を備える電子通貨管理装置が実行する、
    第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付けるステップと、
    受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて、譲渡先の第2ユーザを特定するステップと、
    特定した前記第2ユーザに対する通信料金の請求先が、前記第1ユーザに対する通信料金の請求先と同一である場合に、前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行するステップと、
    を含む電子通貨管理方法。
  7. 通信端末を利用するユーザの電話番号と、ユーザ識別情報と、を対応付けて記憶する第1記憶部を有するユーザ情報管理サーバと、
    サービスを利用するユーザに紐づけられたユーザ識別情報に対応付けて、電子通貨の残高情報を記憶する第2記憶部と、
    第1ユーザが用いる通信端末から、前記電子通貨の譲渡先のユーザが用いる通信端末の電話番号である譲渡先電話番号とともに、前記電子通貨の譲渡要求を受け付ける譲渡受付部と、
    受け付けた前記譲渡先電話番号に基づいて前記ユーザ情報管理サーバに問合せを行い譲渡先の第2ユーザを特定する譲渡先特定部と、
    特定した前記第2ユーザに対する通信料金の請求先が、前記第1ユーザに対する通信料金の請求先と同一である場合に、前記第2ユーザに対して、前記第1ユーザが所有する電子通貨の一部を移行する譲渡実行部と、を有する電子通貨管理サーバと、
    を備える電子通貨管理システム。
JP2014175579A 2014-08-29 2014-08-29 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム Active JP6031073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014175579A JP6031073B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014175579A JP6031073B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016206871A Division JP6251351B2 (ja) 2016-10-21 2016-10-21 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016051284A JP2016051284A (ja) 2016-04-11
JP6031073B2 true JP6031073B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=55658753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014175579A Active JP6031073B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031073B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020129210A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社メルカリ 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム
JP7379992B2 (ja) 2019-09-20 2023-11-15 沖電気工業株式会社 取引処理装置、取引処理システム、及び取引処理方法
US20230298025A1 (en) * 2020-07-17 2023-09-21 Nec Corporation Value transfer apparatus, value transfer system, value transfer method, and non-transitory computer-readable medium
WO2022014062A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 日本電気株式会社 価値譲渡装置、価値譲渡システム、価値譲渡方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062936A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Ntt Docomo Hokuriku Inc ポイント取引方法、ポイント取引管理装置
JP2006293948A (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Sharp Corp 携帯端末装置
JP5345769B2 (ja) * 2007-07-02 2013-11-20 京セラ株式会社 通信端末装置および通信システム
WO2010042560A2 (en) * 2008-10-06 2010-04-15 Vivotech, Inc. Systems, methods, and computer readable media for payment and non-payment virtual card transfer between mobile devices

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016051284A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6567261B2 (ja) 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム
JP6355505B2 (ja) 決済管理装置及び決済管理方法
JP6453601B2 (ja) 決済情報表示装置及び決済情報表示方法
JP6031073B2 (ja) 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム
JP6472200B2 (ja) レコメンド装置及びレコメンド方法
JP6499358B2 (ja) 決済管理装置及び決済管理方法
JP6362501B2 (ja) 特典管理装置及び特典管理方法
JP6499359B2 (ja) 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及びプログラム
JP6357065B2 (ja) 電子通貨管理装置及び電子通貨管理方法
JP6059694B2 (ja) 特典付与装置及び特典付与方法
JP6475460B2 (ja) ポイント表示システム及びポイント表示方法
JP6971533B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システム、及び情報提供方法
JP6375046B2 (ja) 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム
JP6251351B2 (ja) 電子通貨管理装置、電子通貨管理方法及び電子通貨管理システム
JP6218707B2 (ja) 電子通貨管理システム及び電子通貨管理方法
JP6357066B2 (ja) 電子通貨管理装置及び電子通貨管理方法
JP6324849B2 (ja) 管理システム及び管理方法
JP6526293B2 (ja) 電子通貨管理装置及び電子通貨管理方法
JP6793686B2 (ja) 特典付与装置及び特典付与方法
JP6612286B2 (ja) ポイント管理システム及びポイント管理方法
JP6393369B2 (ja) ポイント管理サーバ、決済情報表示システム、決済情報表示方法、及び表示装置
JP6695388B2 (ja) 電子通貨管理システム及び電子通貨管理方法
JP6355692B2 (ja) 請求額決定装置、請求額決定方法及び管理システム
JP6663905B2 (ja) ポイント管理装置及びポイント管理方法
JP6154790B2 (ja) 制御システム及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6031073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150