JP2005062936A - ポイント取引方法、ポイント取引管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポイントを取得している者が、他の特定の者を譲受者として指定し、この者へポイントを譲渡できるシステムを提供すること。
【解決手段】ポイントの譲渡を希望する者は、譲渡者を示す第1の取得者識別子と、譲受者を示す第2の取得者識別子と、譲渡されるべきポイント数とを自らの携帯端末5aからポイント取引管理サーバ装置1へ送信する。ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡の相手方の携帯端末5aへ譲渡申込の内容を通知する。この申込に承諾する旨の返信があると、ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡者と譲受者の合計ポイント数のそれぞれを更新する。
【選択図】 図1
【解決手段】ポイントの譲渡を希望する者は、譲渡者を示す第1の取得者識別子と、譲受者を示す第2の取得者識別子と、譲渡されるべきポイント数とを自らの携帯端末5aからポイント取引管理サーバ装置1へ送信する。ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡の相手方の携帯端末5aへ譲渡申込の内容を通知する。この申込に承諾する旨の返信があると、ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡者と譲受者の合計ポイント数のそれぞれを更新する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイント取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
企業の多くは、自らの顧客に対してポイントを付与し、このポイントを一定数獲得したときに何らかの特典を付与するといったサービスを行なっている。この種のサービスはポイントサービスと呼ばれ、固定客やリピータを獲得する手段の一つとして広く普及している。従来のポイントサービスは、各顧客に発行したポイントカードへポイント数を記録していき、ポイントを一定数獲得するに至ったときにその店舗で使用可能な割引券を贈呈するといったような至極単純なものであったが、近年のネットワーク環境の向上や携帯電話の機能の向上などを背景として、特許文献1乃至6に示されるような、ユニークなポイントサービスを提供するシステムも提案されている。
【0003】
特許文献1は、異なる店舗から発行されるポイントを所定の変換率に従って相互に変換して利用させることを可能としたシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、利用者の端末とポイント総合管理センタとからなり、ポイント総合管理センタは、利用者の端末からの要求に応じてある店舗の発行したポイントを他の店舗の発行しているポイントに変換する。
【0004】
特許文献2は、高品質の作品の投稿を促すポイントシステムを開示している。
同文献によると、このシステムは、評価側会員端末と、作品出品側端末と、管理サーバとにより構成される。このシステムの動作の概要を示すと以下のようになる。まず、作品出品側端末が作品データを管理サーバに送信すると、管理サーバはこの作品データを評価側会員端末へ送信する。そして、評価側会員端末で高品質の作品であると判断されると、所望の商品と交換可能なポイント情報が管理サーバから作品出品側端末へ送信される。
【0005】
特許文献3は、店舗、施設、及び機関の利用者が自らの利用実績をポイントに変換して蓄積することを可能としたシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、店舗、施設、機関といった営業提供者の端末と、利用者の携帯電話と、管理センタとにより構成される。このシステムの動作の概要を示すと以下のようになる。まず、各利用者は、営業提供者のサービスを利用する際、管理センタへ電話をかけて自らの暗証番号を入力する。すると、管理センタではこの入力された暗証番号により本人確認を行なう。本人確認が完了すると、ポイント加算許可信号を返信する。利用者は、このポイント加算許可信号を営業提供者の端末へ読み込ませ、加算されるべきポイント数を取得する。取得したポイント数は携帯電話から管理センタへ送信され、この利用者の累積ポイント数に加算される。
【0006】
特許文献4は、顧客に複数のポイントカードの所有を強いることなくそのポイントを管理できるシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、各店舗に設置された店舗情報端末と、ポイント情報を統括的に管理するサーバコンピュータとにより構成されている。このサーバコンピュータは、顧客が各店舗での買い物を通じて獲得した合計ポイント数のそれぞれを各店舗コードと関連付けて個別に管理している。顧客が店舗で買い物をする際は、自らの携帯電話の番号を店舗側に提示すれば、この番号と店舗コードが店舗情報端末を経由してサーバコンピュータに送信され、この番号と店舗コードとをキーとして、更新されるべき合計ポイント数が特定される。
【0007】
特許文献5は、発行主体を異にするサービスポイントの交換を実現するシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、複数のポイント発行会社がそれぞれ運営する各ポイント管理装置と、サービスポイント交換装置と、利用者の情報端末とを備えている。このシステムの動作の概要は以下のようになっている。まず、ポイント交換を希望する者は、自らの情報端末よりサービス交換装置へアクセスし、交換を希望するサービスポイントの種類、量を送信する。これを受け取ったサービスポイント交換装置は、ポイントの所有者とポイント数とをポイント管理装置へ確認した後に、この利用者のサービスポイントを予め設定された交換レートに基づいて他の種類のサービスポイントへ変換する。更に交換後のポイント数を特定する情報がサービスポイント交換装置からポイント管理装置へ通知される。
【0008】
特許文献6は、ポイントを獲得しているユーザ相互間でのポイント交換を実現するシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、広告依頼者と、この広告依頼者の広告をアップロードするシステムセンタと、広告を閲覧する通信端末機とから構成されている。このシステムの動作の概要は以下のようになっている。まず、ユーザが自らの通信機端末により広告を閲覧すると、このユーザの獲得した視聴ポイントがシステムセンタに蓄積される。そして、他者とのポイント交換を希望するユーザは、現在所有している交換元ポイント、この交換元ポイントと等価交換を希望する交換先ポイント、および交換期限を含むポイント交換希望データを通信機端末からシステムセンタへ送信する。すると、システムセンタがこのポイント交換希望データを自ら運営するホームページへアップロードする。ポイント交換希望データを閲覧した他のユーザの通信機端末から交換希望に応じる意思を示すデータを受信すると、システムセンタは、ポイント交換が成立したものとみなして両当事者間の獲得している広告視聴ポイントを書き換える処理を行う。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−338348号公報
【特許文献2】
特開2002−163534号公報
【特許文献3】
特開2002−24724号公報
【特許文献4】
特開2002−109430号公報
【特許文献5】
特開2002−109423号公報
【特許文献6】
特開2002−109429号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、一口にポイントサービスといってもそれを実現するシステムのアーキテクチャは多様であり、各企業は、より多くのリピータを確実に獲得するためのさまざまな仕組みを取り入れたポイントシステムを構築することで、他企業と自らの差別化を図ってきた。
ところで、各企業から付与されたポイントはそれ自体財産的価値を有するものであるから、自ら取得したポイントの全部或いは一部を他の特定の第3者に譲渡したいと考える顧客は多い。しかしながら、これまでのポイントシステムでは、ポイントを取得している者が、他の特定の者へ自らのポイントを譲渡するといったことはできなかった。
本発明は、上述した背景の下に案出されたものであり、ポイントを取得している者が、他の特定の者を譲受者として指定し、この者へポイントを譲渡できるシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の好適な態様であるポイント取引方法は、第1の端末が、ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子と各ポイント取得者が取得している合計ポイント数とを各々対応付けて格納した記憶手段を備えるサーバ装置へ、ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを送信する譲渡申込過程と、前記サーバ装置が、前記第2の取得者識別子と対応する第2の端末へ、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを送信する申込通知過程と、前記第2の端末が、ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを前記サーバ装置へ送信する応答過程と、前記サーバ装置が、前記第2の端末からポイントの譲受を承諾するメッセージを受信したとき、前記第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新過程とを有する。
【0012】
この態様において、前記譲渡申込過程は、前記サーバ装置が、前記端末から受信した第1の取得者識別子と対応付けられた合計ポイント数を前記記憶手段から読み出し、この合計ポイント数を前記第1の端末へ送信する過程と、前記第1の端末が、前記サーバ装置から受信した合計ポイント数を自らの表示手段に表示する過程とを更に有してもよい。
【0013】
この発明の別の好適な態様であるポイント取引管理装置は、ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子と各ポイント取得者が取得している合計ポイント数と各ポイント取得者のアドレスとをセットで格納した記憶手段と、ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを受信する譲渡申込受信手段と、前記第2の取得者識別子と対応するアドレスを前記記憶手段から読み出し、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを当該アドレスに宛てて送信する申込通知手段と、ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを受信する応答受信手段と、当該応答受信手段によってポイントの譲受を承諾するメッセージが受信されたとき、前記受信した第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記受信した第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A:第1実施形態)
本実施形態に係るポイント取引システムは、以下に示す2つの特徴を有する。
第1の特徴は、ポイントサービスの提供者からポイントの発行を受けたポイント取得者が、自ら取得しているポイントの全部又は一部を他者に譲渡できるようにした点である。第2の特徴は、ポイント取得者からポイント譲渡の申し込みがあると、その譲渡の相手方に申し込み内容を通知し、相手方からの承諾を受け取ることを条件として両者間の譲渡取引を成立させるようにした点である。
ここで、本実施形態における「ポイント取得者」とは、入会手続きを行うことによって、ポイントサービスの提供を受ける資格を取得した者を意味する。この入会手続きの詳細については後述する。そして「ポイントサービス」とは、各ポイント取得者へパケット通信量に応じたサービスポイントを付与し、その合計が一定数に達した場合に通話料金を一定額割り引くこととしたサービスである。更に、本実施形態における「ポイント取引数」とは、譲渡取引により譲渡者から譲受者へ移転されるべきポイントの数を意味する。
【0015】
(A−1:ポイント取引システムの構成)
図1は、本実施形態に係るポイント取引システムの全体構成図である。本実施形態に係るポイント取引システムは、ポイント取引管理サーバ装置1と、このサーバ装置1と移動パケット通信網を介して接続される携帯端末5とにより構成される。
ポイント取引管理サーバ装置1は、ポイントサービスの提供者により運営されるサーバ装置であり、各ポイント取得者に対してその通信時間の長さに応じたサービスポイントを付与する役割を果たすと共に、各ポイント取得者間のポイント譲渡取引を管理する役割を果たす。このポイント取引管理サーバ装置1の詳細なハードウェア構成については後述する。
携帯端末5は、移動パケット通信網のパケット通信サービスを受ける携帯電話であり、各ポイント取得者がこれを携帯する。本実施形態における携帯端末5は、Java(登録商標)仮想マシーンを実装可能なものであることを想定している。この携帯端末5の詳細なハードウェア構成については後述する。
【0016】
図1に示されるように、ポイント取引管理サーバ装置1と携帯端末5とを接続する移動パケット通信網は、基地局2、パケット加入者処理装置3、ゲートウェイサーバ4といった各ノードから構成されている。基地局2は、地上を分割した無線ゾーンの各々に配置されるものであり、各無線ゾーンに在圏した携帯端末5との間で無線通信を行う。パケット加入者処理装置3は、複数の基地局2を収容するパケット加入者交換局に備えられたコンピュータシステムであり、携帯端末5からのパケット交換要求を受け付けるとともに、受け付けたパケットを宛先の装置に中継する。ゲートウェイサーバ4は、移動パケット通信網とインターネット等の他網とを相互接続するための移動パケット関門中継交換局に備えられたコンピュータシステムであり、ネットワーク間で異なる通信プロトコルの変換を行う。ここでいう通信プロトコルの変換とは、具体的には、移動パケット通信網が従う移動パケット通信網用の伝送プロトコルと、インターネットが従う伝送プロトコルとの相互変換をいう。
【0017】
なお、インターネットが従う伝送プロトコルには、ネットワーク層及びトランスポート層のTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とこのTCP/IP上で実現されるHTTPやHTTPS等のプロトコルが含まれており、移動パケット通信網MPNが従う伝送プロトコルには、TCP/IPを簡素化したプロトコルとHTTP(およびHTTPS)に相当するプロトコルとが含まれている。
【0018】
また、ゲートウェイサーバ4は、携帯端末5からHTTP(あるいはHTTPS)のGET要求を受け取ると、このGET要求に含まれるURL(Uniform Resource Locator)を調べ、このURLがインターネット上の一般的なURLである場合にはインターネットへGET要求を転送し、インターネットから返信されてきた応答を携帯端末5へ返送する。
【0019】
(A−2:ポイント取引管理サーバ装置の構成)
図2は、ポイント取引管理サーバ装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。ポイント取引管理サーバ装置1は、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、HD(Hard Disc)13と、通信インターフェース14と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)15とを有し、これら各部はバスにより接続されている。
【0020】
ROM11には、IPL(Initial Program Loader)などの装置各部の基本制御を司るプログラムが格納されている。また、RAM12は、CPU15のワークエリアとして用いられ、CPU15により実行されるプログラムや、各種のデータが一時的に格納される。HD13は、図示しないオペレーティングシステムの他にポイント管理データベース13aを格納し、また、本実施形態に特有の処理を行わせるポイント取引管理プログラム13bと、各携帯端末5にダウンロードさせるべく準備されたポイント取引アプリケーションcを格納する。更に、図示しない各種画面表示データを格納する。
【0021】
図3に、ポイント管理データベース13aのデータ構造を示す。同データベースは、各々が一人のポイント取得者と対応する複数のレコードの集合体である。
ここで、一人のポイント取得者に対応した1つのレコードは、「取得者ID」と「パスワード」と「ポイント」と「アドレス」と「氏名」と「電話番号」の各フィールドを有している。
【0022】
「取得者ID」のフィールドには、ポイント取得者識別子が格納される。このポイント取得者識別子は、後述の入会手続きを行った者に付与されるユニークな識別子である。「パスワード」のフィールドには、ユーザ認証に必要なパスワードが格納される。「ポイント」のフィールドには、合計ポイント数が格納される。この合計ポイント数とは各ポイント取得者に付与されたポイント数の合計である。「アドレス」のフィールドには、各ポイント取得者のEメールアドレスが格納される。「氏名」のフィールドには、各ポイント取得者の氏名が格納される。
「電話番号」のフィールドには、各ポイント取得者の電話番号が格納される。
【0023】
図2に示すポイント取引管理プログラム13bはCPU15によりRAM12上へ読み出され実行される。このポイント取引管理プログラム13bを実行するCPU15には、以下に示す機能が付与される。
a ポイント付与機能
この機能は、各ポイント取得者に付与されるべきポイント数を携帯端末5のパケット通信時間の長さに基づいて計算し、計算したポイント数を合計ポイント数に加算する機能である。
b 譲渡申込受信機能
この機能は、ポイントの譲渡者を示すポイント取得者識別子とポイントの譲受者を示すポイント取得者識別子とポイント取引数とを含む譲渡申込を、携帯端末5から受信する機能である。
c 譲渡申込通知機能
この機能は、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージをポイントの譲受者のアドレスに宛てて送信し、承諾又は拒否を示すメッセージの返信を受ける機能である。
d ポイント更新機能
この機能は、譲渡を申し込んだ者とこれに承諾した者の合計ポイント数をそれぞれ更新する機能である。
【0024】
図2に示すポイント取引アプリケーションcは、Javaプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラム(以下、Javaアプリケーションという)のひとつであり、携帯端末5からの要求に応じて配信される。
【0025】
(A−3:携帯端末5の構成)
図4は、携帯端末5のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末5は、基地局2との無線通信を行う無線通信部(例えばアンテナ、無線部、送信機、受信機等を有する)51、発音するための発音部(例えば音源やスピーカ等を有する)52、集音するための集音部(例えばマイク等を有する)53、数字入力、文字入力等の入力操作が行われる入力部54、所定サイズの表示領域を有する液晶ディスプレイ部55、及び制御部CUを備える。
そしてこの制御部CUには、各種制御を行なうCPU56、ブラウザやJava仮想マシンを実現するソフトウェア、ゲートウェイサーバ4との接続に必要な情報等を格納したROM57、CPU56のワーク領域として使用されるRAM58、及び無線通信部51により受信したデータや各種設定内容等を格納するフラッシュメモリ59が内蔵される。
CPU56は、図示せぬ電源が投入されると、ROM57に格納された制御プログラムを読み出して実行し、当該制御プログラムおよび入力部54から入力される指示に従って携帯端末5内の各部を制御する。また、CPU56は、Javaアプリケーションを実行する際にJava仮想マシンを起動し、このJava仮想マシン上で当該Javaアプリケーションを実行するようになっている。
【0026】
(A−4:ポイント取引システムの動作)
本実施形態の動作は、入会手続き処理と、ポイント譲渡取引処理とに分けられる。
入会手続き処理は、ポイントサービスの利用を希望する者がポイント取引管理サーバ装置1の運営する入会申込サイトへアクセスして入会手続きを行い、ポイントサービスの提供を受ける資格を得る処理である。ポイント譲渡処理は、本実施形態に特徴的な処理であり、入会手続きを行った者がポイントサービスを通じてその後取得したポイントの全部又は一部を他者に譲渡する処理である。
以下、フローチャートを参照しつつ、入会手続き処理、及びポイント譲渡取引処理の各々について説明する。
【0027】
<入会手続き処理>
図5は、入会手続き処理を示すフローチャートである。
ポイントサービスの利用を希望する者は、自らの携帯端末5から入会申込サイトのURLへアクセスする(S110)。この入会申込サイトのURLは、入会手続き画面の表示データを格納したHD13内の所定領域を示すものである。ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、入会手続き画面の表示データをこの領域から読み出して携帯端末5へ送信する(S120)。
【0028】
携帯端末5のCPU56は、入会手続き画面を液晶ディスプレイ部55に表示する(S130)。
図6に入会手続き画面を示す。同画面上段には、「ポイントサービスをご利用されたい方は必要事項を入力してください。入会されるとパケット通信量に応じてポイントがもらえます。○○○ポイントたまると通話料が1000円割引になります。」といったメッセージが表示され、その下には、氏名、電話番号、Eメールアドレス、パスワードを各々入力するための各入力欄が表示される。更に画面下段には、「送信」と表示されたボタンがある。入会申込者はまず、氏名、電話番号、Eメールアドレスをそれぞれに対応する各入力欄へ入力する。そして、自らがパスワードとして選定した6桁の任意の文字列をパスワードの入力欄に入力し、「送信」のボタンにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
【0029】
携帯端末5のCPU56は、入力されたデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S140)。ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、携帯端末5から受信したデータをポイント管理データベース13aに格納する(S150)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、HD13のポイント管理データベース13aに新しいレコードを追加する。続いて、新しいポイント取得者識別子を生成し、同レコードの「取得者ID」のフィールドへ格納する。そして、入会手続き画面で入力されたパスワードを「パスワード」のフィールドに格納する。また、「ポイント」のフィールドへ、合計ポイント数の初期値である「0」を格納する。更に、入会手続き画面で入力されたEメールアドレスを「アドレス」のフィールドへ格納する。最後に、同画面で入力された氏名を「氏名」のフィールドへ格納すると共に、電話番号を「電話番号」のフィールドへ格納する。
【0030】
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、HD13からポイント取引アプリケーションcを読み出す(S160)。続いてCPU15は、読み出したポイント取引アプリケーションcと、新しく生成したポイント取得者識別子とを携帯端末5へ送信する(S170)。
携帯端末5のCPU56は、ポイント取引管理サーバ装置1から受信したポイント取引アプリケーションcをフラッシュメモリ59に格納する(S180)。続いてCPU56は、ポイント取引管理サーバ装置1から受信したポイント取得者識別子をフラッシュメモリ59へ格納する(S190)。
以上で、入会手続き処理が終了する。
【0031】
入会手続き処理が終了すると、この新規入会者の氏名、電話番号といったデータは直ちにゲートウェイサーバ4へ通知される。そして、ポイント取引管理サーバ装置1は、各ポイント取得者のパケット通信時間の報告をゲートウェイサーバ4から定期的に取得し、通信時間の長さに応じて計算したポイント数をポイント管理データベース13aの合計ポイント数に加算するといった処理を行う。
合計ポイント数が予め設定された数を超えると、この合計ポイント数を取得するに至ったポイント取得者へ翌月請求する通話料金が一定額割り引かれる。
【0032】
<ポイント譲渡取引処理>
図7及び図8はポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである。なお、以降の説明においては、ポイント譲渡取引を申込むポイント取得者の携帯端末5を譲渡者端末5aと呼び、譲渡を申込まれるポイント取得者の携帯端末5を譲受者端末5bと呼ぶ。また、譲渡者端末5aと譲受者端末5bのハードウェア構成は同じであるため、譲渡者端末5aを構成する各部の符号はその末尾に「a」を付し、譲受者端末5bを構成する各部の符号はその末尾に「b」を付することで、両端末の各部を区別することにする。
【0033】
ポイント譲渡取引処理は、譲渡者端末5aの操作者が入力部54aを操作し、フラッシュメモリ59aに格納されているポイント取引アプリケーションcが起動されたことをトリガーとして開始される。ポイント取引アプリケーションcが起動されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、ポイントサービスサイトのURLにアクセスする(S200)。このURLは、ポイントサービスサイトのログイン画面の表示データを格納したHD13の所定領域を示すものである。
譲渡者端末5aからのアクセスを受けたポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ログイン画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S210)。
【0034】
譲渡者端末5aのCPU56aは、ログイン画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S220)。このログイン画面には、「パスワードを入力してください」といったメッセージと、パスワードを入力するための入力欄とが表示される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、入力欄にパスワードを入力する。パスワードが入力されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、フラッシュメモリ59aの所定領域に格納されているポイント取得者識別子を読み出し、このポイント取得者識別子と入力されたパスワードとをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S230)。
【0035】
ポイント取得者識別子とパスワードとを受信したポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、この受信したポイント取得者識別子と対応付けられたレコードをポイント管理データベース13aから特定する(S240)。
続いてCPU15は、受信したパスワードを用いてユーザ認証を行う(S250)。具体的には、ステップ240で特定したレコードの「パスワード」のフィールドに格納されているデータと、譲渡者端末5aから受信したパスワードとが一致するかどうかを判断し、両者が一致していればこの譲渡者端末5aのログインを許可する一方、一致していなければこの譲渡者端末5aのログインを拒否する。
【0036】
ログインを拒否するとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ユーザ認証ができなかった旨を譲渡者端末5aに送信する(S260)。譲渡者端末5aのCPU56aは、「パスワードが間違っています」といったメッセージを液晶ディスプレイ部55aに表示する(S270)。
ログインを許可するとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先入力画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S280)。譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先入力画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S290)。
図9に、譲渡先入力画面を示す。同画面上段には「譲渡取引の相手のEメールアドレスを入力してください」といったメッセージを表示し、更にその下に、Eメールアドレスを入力するための入力欄を表示する。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作して、入力欄にEメールアドレスを入力した後に、「送信」にカーソル表示を行なわせてこれを選択する。
【0037】
譲渡者端末5aのCPU56aは、入力されたEメールアドレスをポイント取引管理サーバ装置1に送信する(S300)。
Eメールアドレスを受信したポイント取引管理サーバ1のCPU15は、このEメールアドレスを「アドレス」のフィールドへ格納しているレコードを、ポイント管理データベース13aから特定する(S310)。
【0038】
続いて、CPU15は、ポイント取引数入力画面の表示データを生成し、この表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S320)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、ステップ310で特定したレコードの「氏名」のフィールドに格納されているデータを読み出す。更に、ステップ240で特定したレコードの「ポイント」のフィールドに格納されたデータを読み出す。最後に、これら読み出したデータを予め準備された雛形の所定箇所にそれぞれ埋め込んで得たポイント取引数入力画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する。
【0039】
譲渡者端末5aのCPU56aは、ポイント取引数入力画面を液晶ディスプレイ部55に表示する(S330)。
図10に、ポイント取引数入力画面を示す。同画面の上段には、「現在あなたが取得されている合計ポイント数は○○ポイントです。□□さんに譲渡するポイント数を入力してください」といったメッセージが表示される。その下には、ポイント取引数の入力欄が表示される。更に画面下段には「送信」と記したボタンが表示される。
【0040】
譲渡者端末5aの操作者は、入力部54を操作し、ポイント取引数を入力欄へ入力し、「送信」にカーソル表示を行なわせてこれを選択する。ポイント取引数が入力されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、このポイント取引数をポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S340)。
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ポイントの譲受への承諾を促す電子メールを生成し、この電子メールを譲受者端末5bに宛てて送信する(S350)。具体的には、申込者の氏名とポイント取引数とを予め準備された雛形の所定箇所に埋め込むことにより生成した電子メールを、譲渡先入力画面で入力されたEメールアドレスをあて先として送信するといった処理を行う。
【0041】
譲受者端末5bはポイント取引管理サーバ装置1から電子メールを受信する。
譲受者端末5bの操作者によってこの電子メールを閲覧する操作が行われると、譲受者端末5bのCPU56bは、フラッシュメモリ59bに格納されているポイント取引アプリケーションcを起動し、譲渡申込通知画面を液晶ディスプレイ部55bに表示する(S360)。
【0042】
図11に譲渡申込通知画面を示す。同画面上段には、「▽▽さんから、サービスポイントを譲渡したい旨の申込がありました。△△ポイント譲渡したいとのことです。ポイントを受け取りますか。それとも拒否しますか」といったメッセージが表示され、その下には、「受け取る」と示したボタンと、「拒否する」と示したボタンとが表示される。譲受者端末5bの操作者は、入力部54bを操作し、「受け取る」又は「拒否する」のいずれかにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲受者端末5bのCPU56bは、選択された項目を特定するデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S370)。
【0043】
「拒否する」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ポイントの譲渡が拒否された旨を譲渡者端末5aに送信する(S380)。譲渡者端末5aのCPU56bは、「ポイントの受け取りが拒否されました」といったメッセージを液晶ディスプレイ部55bに表示する(S390)。
【0044】
「受け取る」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡を申し込んだ者とこれに承諾した者の合計ポイント数をそれぞれ更新する(S400)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、ステップ240で特定したレコードに格納されている合計ポイント数から、ポイント取引数入力画面で入力されたポイント取引数を減算する。続いて、ステップ310で特定したレコードに格納されている合計ポイント数に、上記ポイント取引数を加算する。
【0045】
合計ポイント数を更新したCPU15は、この更新後の合計ポイント数の内容を譲渡者端末5a及び譲受者端末5bへそれぞれ送信する(S410)。譲渡者端末5aのCPU56a及び譲受者端末5bのCPU56bは、「現在の合計ポイント数は○○ポイントです」といったメッセージを表示する(S420)。これにより、譲渡者並びに譲受者は、譲渡取引後の自らの合計ポイント数を了解することができる。
【0046】
以上説明した本実施形態によれば、ポイント取得者は、他の特定の第3者を譲受者として指定して自らのポイントの全部又は一部を譲渡することができる。
また、ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡者端末5aからポイントの譲渡申込を受付けると、譲渡の相手となる譲受者端末5bへポイントの譲渡への承諾を促す電子メールを送信し、承諾する旨の返信があると両者の合計ポイント数を更新するようになっている。即ち、譲渡する側と譲受する側の合意があって始めて譲渡取引を成立させるようにしている。このため、ポイントを譲受する側の意に反してポイントが一方的に移転されるといった事態を回避できる。
更に、各ポイント取得者の合計ポイント数はポイント取引管理サーバ装置1側で一元的に管理され、所定の認証手続きを経た携帯端末5の要求によってのみこの内容が更新されるようになっている。従って、合計ポイント数に関するデータが悪意者により改ざんされてしまうといった事態を回避できる。
【0047】
(B:第2実施形態)
上記実施形態では、ポイントの譲渡を希望するポイント取得者は、譲渡の相手方をEメールアドレスによって特定するようになっていた。これに対し、本実施形態は、ポイントの譲渡を希望するポイント取得者に譲渡相手の候補を列記したリストを提示し、このリストの中から選択された者のEメールアドレスに宛てて電子メールが自動的に送信されるような構成をとる。
【0048】
(B−1:ポイント取引システムの構成)
本実施形態における各ノードのハードウェア構成は、ポイント取引管理サーバ装置1に格納されたポイント管理データベース13aのデータ構造を除き第1実施形態と同様である。
図12に、本実施形態におけるポイント管理データベース13aのデータ構造を示す。同データベースは、「取得者ID」、「パスワード」、「ポイント」、「アドレス」、「氏名」、及び「電話番号」の各フィールドのほかに、「譲渡先候補」のフィールドを有している。
この「譲渡先候補」のフィールドには、譲渡先候補として予め登録された他のポイント取得者の名称とその携帯端末5の電話番号とがセットで格納される。登録される名称と電話番号は1セットである必要はなく、3セットまで格納することができるようになっている。
【0049】
(B−2:ポイント取引システムの動作)
本実施形態の動作は、第1実施形態と同様に、入会手続き処理とポイント譲渡取引処理とに分けられる。以下、フローチャートを参照しつつ本実施形態の入会手続き処理とポイント譲渡取引処理について説明する。
【0050】
<入会手続き処理>
図13は、本実施形態における入会手続き処理と図5に示した同処理との相違を示すフローチャートである。
図5に示したステップ150で、氏名、電話番号、Eメールアドレスといったデータをポイント管理データベース13aへ格納すると、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先候補登録画面の表示データを携帯端末5へ送信する(S151)。携帯端末5のCPU56は、譲渡先候補登録画面を表示する(S152)。
【0051】
図14に、譲渡先候補登録画面を示す。同画面の上段には、「お知り合いの電話番号を登録しておくと、ポイントを譲渡する相手の指定に便利です。3名まで登録できます。登録される方は入力欄に必要事項を入力してください。」といったメッセージが表示され、その下には、知り合いの名称と電話番号をセットで入力するための各入力欄が表示される。なお、図14に示す画面では、名称と電話番号の入力欄が2セットのみ表示されているが、入力部54を操作して画面を下方向にスクロールさせることで、3番目の入力欄のセットを表示させることができる。また画面下段には、「送信」と記したボタンが表示される。携帯端末5の操作者は、入力部54を操作して、知り合いを示す名称とその携帯電話の電話番号とを入力する。この名称はフルネームである必要はなく、誰を示す名称であるかを入力者自身が識別できるのであればファーストネームだけでもよいし愛称でもよい。ポイントの譲渡先として想定しうる知り合いの名称とその電話番号とを入力し終えた操作者は、「送信」のボタンにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
【0052】
携帯端末5のCPU56は、入力された名称と電話番号の各セットをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S153)。
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU56は、ステップ150で新しく追加されたレコードの「譲渡先候補」のフィールドに、携帯端末5から受信した名称と電話番号の各セットを格納する(S154)。
この後、図5に示したステップ160以降の処理が実行される。
【0053】
<ポイント譲渡取引処理>
図15は、本実施形態におけるポイント譲渡取引処理と、図7及び図8に示した同処理との相違を示すフローチャートである。
図7に示したステップ250でログインが許可されたとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先指定メニュー画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S251)。譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先指定メニュー画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S252)。
【0054】
図16に、譲渡先指定メニュー画面を示す。この画面の上段には、「譲渡先の指定方法を選択してください」といったメッセージが表示される。その下には、「譲渡先リストから指定する」と記したボタンと、「Eメールアドレスで直接指定する」と記したボタンとが表示される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、いずれかの項目にカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲渡者端末5aのCPU56aは、選択された項目を特定するデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S253)。
【0055】
「Eメールアドレスで直接指定する」が選択されたことを特定するデータをポイント取引管理サーバ装置5が受信したとき、図7に示すステップ280以降の処理が実行される。
一方、「譲渡先リストから指定する」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先リスト画面の表示データを生成し、この表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S254)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、図7に示すステップ240で特定したレコードの「譲渡先候補」のフィールドにセットで格納されている名称と電話番号を読み出す。続いて、これら読み出した名称と電話番号をリストとして編集する。最後に、このリストを含む譲渡先リスト画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する。
【0056】
譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先リスト画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S255)。
図17に、譲渡先リスト画面を示す。同画面の上段には、「登録されている知り合いは以下の通りです。今回ポイントを譲渡する方を選択してください。」といったメッセージが表示される。その下には、譲渡先候補者の名称と電話番号のセットが列記される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、同画面上のいずれかの譲渡先候補者にカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲渡者端末5aのCPU56aは、選択された譲渡先候補者の電話番号をポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S256)。
【0057】
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡者端末5aから受信した電話番号を「電話番号」のフィールドに格納しているレコードを、ポイント管理データベース13aから特定する(S257)。続いてCPU15は、このレコードの「アドレス」のフィールドに格納されているEメールアドレスをRAM12上へ読み出す(S258)。
【0058】
この後にCPU15は、図7に示すステップ320の処理を行って譲渡者端末5aからポイント取引数を受信し、このポイント取引数と申込者の氏名とを予め準備された雛形の所定箇所に埋め込むことにより生成した電子メールを、ステップ258でRAM12上へ読み出したEメールアドレスに宛てて送信する。
【0059】
以上説明した本実施形態によれば、各ポイント取得者は、ポイントの譲渡先として頻繁に指定するであろう知り合いの名称と電話番号を予め登録しておけば、Eメールアドレスを入力するといった煩わしい作業を行なわずとも、譲渡の相手方を指定することができる。
【0060】
(C:変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。なお、変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
【0061】
(C−1:変形例1)
上述の実施形態では、各ポイント取得者に付与されるべきポイント数がパケット通信量に基づいて計算されるようになっていた。これに対し、特定のサイトへのアクセス量に応じてポイント数が計算されるようにしてもよい。このような変形例としては、特定の公告サイトを運営するサーバ装置が、公告ページへのアクセス数を計測してポイント取引管理サーバ装置1へ通知し、ポイント取引管理サーバ装置1がこのアクセス数に応じてポイント数を計算するといったシステムが想定できる。
【0062】
更に、特定のショッピングモールサイトでの購入金額に応じてポイント数を計算するようにしてもよい。このような変形例としては、特定のショッピングモールサイトを運営するサーバ装置が、自らのサイトを通じて購入された商品の代金をポイント取引管理サーバ装置1へ通知し、ポイント取引管理サーバ装置1がこの代金に応じたポイント数を計算するといったシステムが想定できる。
【0063】
(C−2:変形例2)
上述の実施形態では、譲渡者端末5aからポイント譲渡取引の申込を受信したポイント取引管理サーバ装置1は、ポイントの譲受への承諾を促す電子メールを譲受者端末5bへ送信し、この申込に承諾する旨の返信を受けると、譲渡者及び譲受者の合計ポイント数のそれぞれが更新されるようになっていた。
これに対し、譲渡者端末5aがポイントの譲受への承諾を促す電子メールを譲受者端末5bに宛てて送信し、これに承諾する旨の電子メールが譲受者端末5bからポイント取引管理サーバ装置1へ送信されると、譲渡者及び譲受者の合計ポイント数のそれぞれが更新されるといった構成にしてもよい。
【0064】
(C−3:変形例3)
上述の第2実施形態において、ポイント管理データベース13aの「譲渡先候補」のフィールドに格納することができるデータのセットは1つのレコードあたり3つとなっており、入会手続き処理の際は、知り合いの氏名と電話番号を3セットまでしか登録できないようになっていたが、これより多くの知り合いの氏名と電話番号を登録できるようにしてもよい。
【0065】
(C−4:変形例4)
上述の第2実施形態において、知り合いの氏名と電話番号とを譲渡先候補として登録することができる機会は入会手続き時に限られていた。これに対し、入会手続きを行なった後に、氏名と電話番号とを譲渡先候補として新たに追加できるようにしてもよい。
このような変形例としては、図16に示した譲渡先指定メニュー画面で「Eメールアドレスで直接指定する」と記したボタンが選択されると、「今回の譲渡相手を譲渡先リストに加えますか。」といったメッセージが携帯端末5の液晶ディスプレイ部55に表示され、携帯端末5側で入力された氏名と電話番号のセットをポイント取引管理サーバ装置1が受信して「譲渡先候補」のフィールドへ格納するといったような処理を行うシステムが想定できる。
【0066】
(C−5:変形例5)
上述の実施形態において、ポイント取引管理サーバ装置1により営まれる、ポイント付与機能、譲渡申込受信機能、譲渡申込通知機能、ポイント更新機能の各機能は、予めHD13に格納されているポイント取引管理プログラム13bを実行することで実現するものであった。これに対し、CD−ROM(compact disk−read only memory)などのコンピュータ装置が読み取り可能な記憶媒体にポイント取引管理プログラム13bを記憶させておき、このような記憶媒体から一般的なコンピュータ装置にこのプログラムを読み取らせ記憶させることで、上述した4つの機能を付与するようにしてもよい。また、この種のプログラムを提供するサーバ装置をネットワーク上に設け、各コンピュータ装置の要求に応じて配信されるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、ポイントの譲渡を希望する者は、ポイントを譲渡する相手方を示す取得者識別子とその相手に譲渡されるべきポイント取引数とを自らの端末からサーバ装置へ送信することにより、自らが取得しているポイントの全部又は一部を第3者に譲渡することができる。
更に、サーバ装置は、発行要求を端末から受信すると、それまでに取得された合計ポイント数をこの端末へ送信するようにもなっているので、ポイントの譲渡を希望する者は、自らの合計ポイント数を確認してから他人に譲渡すべきポイント取引数を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポイント取引システムの全体構成図である。
【図2】ポイント取引管理サーバ装置のハードウェア構成図である。
【図3】ポイント管理データベースのデータ構造図である。
【図4】携帯端末のハードウェア構成図である。
【図5】入会手続き処理を示すフローチャートである。
【図6】入会手続き画面である。
【図7】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである(前半部分)。
【図8】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである(後半部分)。
【図9】譲渡先入力画面である。
【図10】ポイント取引数入力画面である。
【図11】譲渡申込通知画面である。
【図12】ポイント管理データベースのデータ構造図である。
【図13】入会手続き処理を示すフローチャートである。
【図14】譲渡先候補登録画面である。
【図15】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである。
【図16】譲渡先指定メニュー画面である。
【図17】譲渡先リスト画面である。
【符号の説明】
1:ポイント取引管理サーバ装置、2:基地局、3:パケット加入者処理装置、4:ゲートウェイサーバ、5:携帯端末、11,57:ROM、12,58:RAM、13:HD、13a:ポイント管理データベース、13b:ポイント取引管理プログラム、c:ポイント取引アプリケーション、14:通信インターフェース、15,56:CPU、51:無線通信部、52:発音部、53:集音部、54:入力部、55:液晶ディスプレイ部、59:フラッシュメモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポイント取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
企業の多くは、自らの顧客に対してポイントを付与し、このポイントを一定数獲得したときに何らかの特典を付与するといったサービスを行なっている。この種のサービスはポイントサービスと呼ばれ、固定客やリピータを獲得する手段の一つとして広く普及している。従来のポイントサービスは、各顧客に発行したポイントカードへポイント数を記録していき、ポイントを一定数獲得するに至ったときにその店舗で使用可能な割引券を贈呈するといったような至極単純なものであったが、近年のネットワーク環境の向上や携帯電話の機能の向上などを背景として、特許文献1乃至6に示されるような、ユニークなポイントサービスを提供するシステムも提案されている。
【0003】
特許文献1は、異なる店舗から発行されるポイントを所定の変換率に従って相互に変換して利用させることを可能としたシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、利用者の端末とポイント総合管理センタとからなり、ポイント総合管理センタは、利用者の端末からの要求に応じてある店舗の発行したポイントを他の店舗の発行しているポイントに変換する。
【0004】
特許文献2は、高品質の作品の投稿を促すポイントシステムを開示している。
同文献によると、このシステムは、評価側会員端末と、作品出品側端末と、管理サーバとにより構成される。このシステムの動作の概要を示すと以下のようになる。まず、作品出品側端末が作品データを管理サーバに送信すると、管理サーバはこの作品データを評価側会員端末へ送信する。そして、評価側会員端末で高品質の作品であると判断されると、所望の商品と交換可能なポイント情報が管理サーバから作品出品側端末へ送信される。
【0005】
特許文献3は、店舗、施設、及び機関の利用者が自らの利用実績をポイントに変換して蓄積することを可能としたシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、店舗、施設、機関といった営業提供者の端末と、利用者の携帯電話と、管理センタとにより構成される。このシステムの動作の概要を示すと以下のようになる。まず、各利用者は、営業提供者のサービスを利用する際、管理センタへ電話をかけて自らの暗証番号を入力する。すると、管理センタではこの入力された暗証番号により本人確認を行なう。本人確認が完了すると、ポイント加算許可信号を返信する。利用者は、このポイント加算許可信号を営業提供者の端末へ読み込ませ、加算されるべきポイント数を取得する。取得したポイント数は携帯電話から管理センタへ送信され、この利用者の累積ポイント数に加算される。
【0006】
特許文献4は、顧客に複数のポイントカードの所有を強いることなくそのポイントを管理できるシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、各店舗に設置された店舗情報端末と、ポイント情報を統括的に管理するサーバコンピュータとにより構成されている。このサーバコンピュータは、顧客が各店舗での買い物を通じて獲得した合計ポイント数のそれぞれを各店舗コードと関連付けて個別に管理している。顧客が店舗で買い物をする際は、自らの携帯電話の番号を店舗側に提示すれば、この番号と店舗コードが店舗情報端末を経由してサーバコンピュータに送信され、この番号と店舗コードとをキーとして、更新されるべき合計ポイント数が特定される。
【0007】
特許文献5は、発行主体を異にするサービスポイントの交換を実現するシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、複数のポイント発行会社がそれぞれ運営する各ポイント管理装置と、サービスポイント交換装置と、利用者の情報端末とを備えている。このシステムの動作の概要は以下のようになっている。まず、ポイント交換を希望する者は、自らの情報端末よりサービス交換装置へアクセスし、交換を希望するサービスポイントの種類、量を送信する。これを受け取ったサービスポイント交換装置は、ポイントの所有者とポイント数とをポイント管理装置へ確認した後に、この利用者のサービスポイントを予め設定された交換レートに基づいて他の種類のサービスポイントへ変換する。更に交換後のポイント数を特定する情報がサービスポイント交換装置からポイント管理装置へ通知される。
【0008】
特許文献6は、ポイントを獲得しているユーザ相互間でのポイント交換を実現するシステムを開示している。同文献によると、このシステムは、広告依頼者と、この広告依頼者の広告をアップロードするシステムセンタと、広告を閲覧する通信端末機とから構成されている。このシステムの動作の概要は以下のようになっている。まず、ユーザが自らの通信機端末により広告を閲覧すると、このユーザの獲得した視聴ポイントがシステムセンタに蓄積される。そして、他者とのポイント交換を希望するユーザは、現在所有している交換元ポイント、この交換元ポイントと等価交換を希望する交換先ポイント、および交換期限を含むポイント交換希望データを通信機端末からシステムセンタへ送信する。すると、システムセンタがこのポイント交換希望データを自ら運営するホームページへアップロードする。ポイント交換希望データを閲覧した他のユーザの通信機端末から交換希望に応じる意思を示すデータを受信すると、システムセンタは、ポイント交換が成立したものとみなして両当事者間の獲得している広告視聴ポイントを書き換える処理を行う。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−338348号公報
【特許文献2】
特開2002−163534号公報
【特許文献3】
特開2002−24724号公報
【特許文献4】
特開2002−109430号公報
【特許文献5】
特開2002−109423号公報
【特許文献6】
特開2002−109429号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、一口にポイントサービスといってもそれを実現するシステムのアーキテクチャは多様であり、各企業は、より多くのリピータを確実に獲得するためのさまざまな仕組みを取り入れたポイントシステムを構築することで、他企業と自らの差別化を図ってきた。
ところで、各企業から付与されたポイントはそれ自体財産的価値を有するものであるから、自ら取得したポイントの全部或いは一部を他の特定の第3者に譲渡したいと考える顧客は多い。しかしながら、これまでのポイントシステムでは、ポイントを取得している者が、他の特定の者へ自らのポイントを譲渡するといったことはできなかった。
本発明は、上述した背景の下に案出されたものであり、ポイントを取得している者が、他の特定の者を譲受者として指定し、この者へポイントを譲渡できるシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の好適な態様であるポイント取引方法は、第1の端末が、ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子と各ポイント取得者が取得している合計ポイント数とを各々対応付けて格納した記憶手段を備えるサーバ装置へ、ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを送信する譲渡申込過程と、前記サーバ装置が、前記第2の取得者識別子と対応する第2の端末へ、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを送信する申込通知過程と、前記第2の端末が、ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを前記サーバ装置へ送信する応答過程と、前記サーバ装置が、前記第2の端末からポイントの譲受を承諾するメッセージを受信したとき、前記第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新過程とを有する。
【0012】
この態様において、前記譲渡申込過程は、前記サーバ装置が、前記端末から受信した第1の取得者識別子と対応付けられた合計ポイント数を前記記憶手段から読み出し、この合計ポイント数を前記第1の端末へ送信する過程と、前記第1の端末が、前記サーバ装置から受信した合計ポイント数を自らの表示手段に表示する過程とを更に有してもよい。
【0013】
この発明の別の好適な態様であるポイント取引管理装置は、ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子と各ポイント取得者が取得している合計ポイント数と各ポイント取得者のアドレスとをセットで格納した記憶手段と、ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを受信する譲渡申込受信手段と、前記第2の取得者識別子と対応するアドレスを前記記憶手段から読み出し、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを当該アドレスに宛てて送信する申込通知手段と、ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを受信する応答受信手段と、当該応答受信手段によってポイントの譲受を承諾するメッセージが受信されたとき、前記受信した第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記受信した第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A:第1実施形態)
本実施形態に係るポイント取引システムは、以下に示す2つの特徴を有する。
第1の特徴は、ポイントサービスの提供者からポイントの発行を受けたポイント取得者が、自ら取得しているポイントの全部又は一部を他者に譲渡できるようにした点である。第2の特徴は、ポイント取得者からポイント譲渡の申し込みがあると、その譲渡の相手方に申し込み内容を通知し、相手方からの承諾を受け取ることを条件として両者間の譲渡取引を成立させるようにした点である。
ここで、本実施形態における「ポイント取得者」とは、入会手続きを行うことによって、ポイントサービスの提供を受ける資格を取得した者を意味する。この入会手続きの詳細については後述する。そして「ポイントサービス」とは、各ポイント取得者へパケット通信量に応じたサービスポイントを付与し、その合計が一定数に達した場合に通話料金を一定額割り引くこととしたサービスである。更に、本実施形態における「ポイント取引数」とは、譲渡取引により譲渡者から譲受者へ移転されるべきポイントの数を意味する。
【0015】
(A−1:ポイント取引システムの構成)
図1は、本実施形態に係るポイント取引システムの全体構成図である。本実施形態に係るポイント取引システムは、ポイント取引管理サーバ装置1と、このサーバ装置1と移動パケット通信網を介して接続される携帯端末5とにより構成される。
ポイント取引管理サーバ装置1は、ポイントサービスの提供者により運営されるサーバ装置であり、各ポイント取得者に対してその通信時間の長さに応じたサービスポイントを付与する役割を果たすと共に、各ポイント取得者間のポイント譲渡取引を管理する役割を果たす。このポイント取引管理サーバ装置1の詳細なハードウェア構成については後述する。
携帯端末5は、移動パケット通信網のパケット通信サービスを受ける携帯電話であり、各ポイント取得者がこれを携帯する。本実施形態における携帯端末5は、Java(登録商標)仮想マシーンを実装可能なものであることを想定している。この携帯端末5の詳細なハードウェア構成については後述する。
【0016】
図1に示されるように、ポイント取引管理サーバ装置1と携帯端末5とを接続する移動パケット通信網は、基地局2、パケット加入者処理装置3、ゲートウェイサーバ4といった各ノードから構成されている。基地局2は、地上を分割した無線ゾーンの各々に配置されるものであり、各無線ゾーンに在圏した携帯端末5との間で無線通信を行う。パケット加入者処理装置3は、複数の基地局2を収容するパケット加入者交換局に備えられたコンピュータシステムであり、携帯端末5からのパケット交換要求を受け付けるとともに、受け付けたパケットを宛先の装置に中継する。ゲートウェイサーバ4は、移動パケット通信網とインターネット等の他網とを相互接続するための移動パケット関門中継交換局に備えられたコンピュータシステムであり、ネットワーク間で異なる通信プロトコルの変換を行う。ここでいう通信プロトコルの変換とは、具体的には、移動パケット通信網が従う移動パケット通信網用の伝送プロトコルと、インターネットが従う伝送プロトコルとの相互変換をいう。
【0017】
なお、インターネットが従う伝送プロトコルには、ネットワーク層及びトランスポート層のTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とこのTCP/IP上で実現されるHTTPやHTTPS等のプロトコルが含まれており、移動パケット通信網MPNが従う伝送プロトコルには、TCP/IPを簡素化したプロトコルとHTTP(およびHTTPS)に相当するプロトコルとが含まれている。
【0018】
また、ゲートウェイサーバ4は、携帯端末5からHTTP(あるいはHTTPS)のGET要求を受け取ると、このGET要求に含まれるURL(Uniform Resource Locator)を調べ、このURLがインターネット上の一般的なURLである場合にはインターネットへGET要求を転送し、インターネットから返信されてきた応答を携帯端末5へ返送する。
【0019】
(A−2:ポイント取引管理サーバ装置の構成)
図2は、ポイント取引管理サーバ装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。ポイント取引管理サーバ装置1は、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、HD(Hard Disc)13と、通信インターフェース14と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)15とを有し、これら各部はバスにより接続されている。
【0020】
ROM11には、IPL(Initial Program Loader)などの装置各部の基本制御を司るプログラムが格納されている。また、RAM12は、CPU15のワークエリアとして用いられ、CPU15により実行されるプログラムや、各種のデータが一時的に格納される。HD13は、図示しないオペレーティングシステムの他にポイント管理データベース13aを格納し、また、本実施形態に特有の処理を行わせるポイント取引管理プログラム13bと、各携帯端末5にダウンロードさせるべく準備されたポイント取引アプリケーションcを格納する。更に、図示しない各種画面表示データを格納する。
【0021】
図3に、ポイント管理データベース13aのデータ構造を示す。同データベースは、各々が一人のポイント取得者と対応する複数のレコードの集合体である。
ここで、一人のポイント取得者に対応した1つのレコードは、「取得者ID」と「パスワード」と「ポイント」と「アドレス」と「氏名」と「電話番号」の各フィールドを有している。
【0022】
「取得者ID」のフィールドには、ポイント取得者識別子が格納される。このポイント取得者識別子は、後述の入会手続きを行った者に付与されるユニークな識別子である。「パスワード」のフィールドには、ユーザ認証に必要なパスワードが格納される。「ポイント」のフィールドには、合計ポイント数が格納される。この合計ポイント数とは各ポイント取得者に付与されたポイント数の合計である。「アドレス」のフィールドには、各ポイント取得者のEメールアドレスが格納される。「氏名」のフィールドには、各ポイント取得者の氏名が格納される。
「電話番号」のフィールドには、各ポイント取得者の電話番号が格納される。
【0023】
図2に示すポイント取引管理プログラム13bはCPU15によりRAM12上へ読み出され実行される。このポイント取引管理プログラム13bを実行するCPU15には、以下に示す機能が付与される。
a ポイント付与機能
この機能は、各ポイント取得者に付与されるべきポイント数を携帯端末5のパケット通信時間の長さに基づいて計算し、計算したポイント数を合計ポイント数に加算する機能である。
b 譲渡申込受信機能
この機能は、ポイントの譲渡者を示すポイント取得者識別子とポイントの譲受者を示すポイント取得者識別子とポイント取引数とを含む譲渡申込を、携帯端末5から受信する機能である。
c 譲渡申込通知機能
この機能は、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージをポイントの譲受者のアドレスに宛てて送信し、承諾又は拒否を示すメッセージの返信を受ける機能である。
d ポイント更新機能
この機能は、譲渡を申し込んだ者とこれに承諾した者の合計ポイント数をそれぞれ更新する機能である。
【0024】
図2に示すポイント取引アプリケーションcは、Javaプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラム(以下、Javaアプリケーションという)のひとつであり、携帯端末5からの要求に応じて配信される。
【0025】
(A−3:携帯端末5の構成)
図4は、携帯端末5のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末5は、基地局2との無線通信を行う無線通信部(例えばアンテナ、無線部、送信機、受信機等を有する)51、発音するための発音部(例えば音源やスピーカ等を有する)52、集音するための集音部(例えばマイク等を有する)53、数字入力、文字入力等の入力操作が行われる入力部54、所定サイズの表示領域を有する液晶ディスプレイ部55、及び制御部CUを備える。
そしてこの制御部CUには、各種制御を行なうCPU56、ブラウザやJava仮想マシンを実現するソフトウェア、ゲートウェイサーバ4との接続に必要な情報等を格納したROM57、CPU56のワーク領域として使用されるRAM58、及び無線通信部51により受信したデータや各種設定内容等を格納するフラッシュメモリ59が内蔵される。
CPU56は、図示せぬ電源が投入されると、ROM57に格納された制御プログラムを読み出して実行し、当該制御プログラムおよび入力部54から入力される指示に従って携帯端末5内の各部を制御する。また、CPU56は、Javaアプリケーションを実行する際にJava仮想マシンを起動し、このJava仮想マシン上で当該Javaアプリケーションを実行するようになっている。
【0026】
(A−4:ポイント取引システムの動作)
本実施形態の動作は、入会手続き処理と、ポイント譲渡取引処理とに分けられる。
入会手続き処理は、ポイントサービスの利用を希望する者がポイント取引管理サーバ装置1の運営する入会申込サイトへアクセスして入会手続きを行い、ポイントサービスの提供を受ける資格を得る処理である。ポイント譲渡処理は、本実施形態に特徴的な処理であり、入会手続きを行った者がポイントサービスを通じてその後取得したポイントの全部又は一部を他者に譲渡する処理である。
以下、フローチャートを参照しつつ、入会手続き処理、及びポイント譲渡取引処理の各々について説明する。
【0027】
<入会手続き処理>
図5は、入会手続き処理を示すフローチャートである。
ポイントサービスの利用を希望する者は、自らの携帯端末5から入会申込サイトのURLへアクセスする(S110)。この入会申込サイトのURLは、入会手続き画面の表示データを格納したHD13内の所定領域を示すものである。ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、入会手続き画面の表示データをこの領域から読み出して携帯端末5へ送信する(S120)。
【0028】
携帯端末5のCPU56は、入会手続き画面を液晶ディスプレイ部55に表示する(S130)。
図6に入会手続き画面を示す。同画面上段には、「ポイントサービスをご利用されたい方は必要事項を入力してください。入会されるとパケット通信量に応じてポイントがもらえます。○○○ポイントたまると通話料が1000円割引になります。」といったメッセージが表示され、その下には、氏名、電話番号、Eメールアドレス、パスワードを各々入力するための各入力欄が表示される。更に画面下段には、「送信」と表示されたボタンがある。入会申込者はまず、氏名、電話番号、Eメールアドレスをそれぞれに対応する各入力欄へ入力する。そして、自らがパスワードとして選定した6桁の任意の文字列をパスワードの入力欄に入力し、「送信」のボタンにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
【0029】
携帯端末5のCPU56は、入力されたデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S140)。ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、携帯端末5から受信したデータをポイント管理データベース13aに格納する(S150)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、HD13のポイント管理データベース13aに新しいレコードを追加する。続いて、新しいポイント取得者識別子を生成し、同レコードの「取得者ID」のフィールドへ格納する。そして、入会手続き画面で入力されたパスワードを「パスワード」のフィールドに格納する。また、「ポイント」のフィールドへ、合計ポイント数の初期値である「0」を格納する。更に、入会手続き画面で入力されたEメールアドレスを「アドレス」のフィールドへ格納する。最後に、同画面で入力された氏名を「氏名」のフィールドへ格納すると共に、電話番号を「電話番号」のフィールドへ格納する。
【0030】
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、HD13からポイント取引アプリケーションcを読み出す(S160)。続いてCPU15は、読み出したポイント取引アプリケーションcと、新しく生成したポイント取得者識別子とを携帯端末5へ送信する(S170)。
携帯端末5のCPU56は、ポイント取引管理サーバ装置1から受信したポイント取引アプリケーションcをフラッシュメモリ59に格納する(S180)。続いてCPU56は、ポイント取引管理サーバ装置1から受信したポイント取得者識別子をフラッシュメモリ59へ格納する(S190)。
以上で、入会手続き処理が終了する。
【0031】
入会手続き処理が終了すると、この新規入会者の氏名、電話番号といったデータは直ちにゲートウェイサーバ4へ通知される。そして、ポイント取引管理サーバ装置1は、各ポイント取得者のパケット通信時間の報告をゲートウェイサーバ4から定期的に取得し、通信時間の長さに応じて計算したポイント数をポイント管理データベース13aの合計ポイント数に加算するといった処理を行う。
合計ポイント数が予め設定された数を超えると、この合計ポイント数を取得するに至ったポイント取得者へ翌月請求する通話料金が一定額割り引かれる。
【0032】
<ポイント譲渡取引処理>
図7及び図8はポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである。なお、以降の説明においては、ポイント譲渡取引を申込むポイント取得者の携帯端末5を譲渡者端末5aと呼び、譲渡を申込まれるポイント取得者の携帯端末5を譲受者端末5bと呼ぶ。また、譲渡者端末5aと譲受者端末5bのハードウェア構成は同じであるため、譲渡者端末5aを構成する各部の符号はその末尾に「a」を付し、譲受者端末5bを構成する各部の符号はその末尾に「b」を付することで、両端末の各部を区別することにする。
【0033】
ポイント譲渡取引処理は、譲渡者端末5aの操作者が入力部54aを操作し、フラッシュメモリ59aに格納されているポイント取引アプリケーションcが起動されたことをトリガーとして開始される。ポイント取引アプリケーションcが起動されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、ポイントサービスサイトのURLにアクセスする(S200)。このURLは、ポイントサービスサイトのログイン画面の表示データを格納したHD13の所定領域を示すものである。
譲渡者端末5aからのアクセスを受けたポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ログイン画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S210)。
【0034】
譲渡者端末5aのCPU56aは、ログイン画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S220)。このログイン画面には、「パスワードを入力してください」といったメッセージと、パスワードを入力するための入力欄とが表示される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、入力欄にパスワードを入力する。パスワードが入力されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、フラッシュメモリ59aの所定領域に格納されているポイント取得者識別子を読み出し、このポイント取得者識別子と入力されたパスワードとをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S230)。
【0035】
ポイント取得者識別子とパスワードとを受信したポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、この受信したポイント取得者識別子と対応付けられたレコードをポイント管理データベース13aから特定する(S240)。
続いてCPU15は、受信したパスワードを用いてユーザ認証を行う(S250)。具体的には、ステップ240で特定したレコードの「パスワード」のフィールドに格納されているデータと、譲渡者端末5aから受信したパスワードとが一致するかどうかを判断し、両者が一致していればこの譲渡者端末5aのログインを許可する一方、一致していなければこの譲渡者端末5aのログインを拒否する。
【0036】
ログインを拒否するとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ユーザ認証ができなかった旨を譲渡者端末5aに送信する(S260)。譲渡者端末5aのCPU56aは、「パスワードが間違っています」といったメッセージを液晶ディスプレイ部55aに表示する(S270)。
ログインを許可するとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先入力画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S280)。譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先入力画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S290)。
図9に、譲渡先入力画面を示す。同画面上段には「譲渡取引の相手のEメールアドレスを入力してください」といったメッセージを表示し、更にその下に、Eメールアドレスを入力するための入力欄を表示する。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作して、入力欄にEメールアドレスを入力した後に、「送信」にカーソル表示を行なわせてこれを選択する。
【0037】
譲渡者端末5aのCPU56aは、入力されたEメールアドレスをポイント取引管理サーバ装置1に送信する(S300)。
Eメールアドレスを受信したポイント取引管理サーバ1のCPU15は、このEメールアドレスを「アドレス」のフィールドへ格納しているレコードを、ポイント管理データベース13aから特定する(S310)。
【0038】
続いて、CPU15は、ポイント取引数入力画面の表示データを生成し、この表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S320)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、ステップ310で特定したレコードの「氏名」のフィールドに格納されているデータを読み出す。更に、ステップ240で特定したレコードの「ポイント」のフィールドに格納されたデータを読み出す。最後に、これら読み出したデータを予め準備された雛形の所定箇所にそれぞれ埋め込んで得たポイント取引数入力画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する。
【0039】
譲渡者端末5aのCPU56aは、ポイント取引数入力画面を液晶ディスプレイ部55に表示する(S330)。
図10に、ポイント取引数入力画面を示す。同画面の上段には、「現在あなたが取得されている合計ポイント数は○○ポイントです。□□さんに譲渡するポイント数を入力してください」といったメッセージが表示される。その下には、ポイント取引数の入力欄が表示される。更に画面下段には「送信」と記したボタンが表示される。
【0040】
譲渡者端末5aの操作者は、入力部54を操作し、ポイント取引数を入力欄へ入力し、「送信」にカーソル表示を行なわせてこれを選択する。ポイント取引数が入力されると、譲渡者端末5aのCPU56aは、このポイント取引数をポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S340)。
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ポイントの譲受への承諾を促す電子メールを生成し、この電子メールを譲受者端末5bに宛てて送信する(S350)。具体的には、申込者の氏名とポイント取引数とを予め準備された雛形の所定箇所に埋め込むことにより生成した電子メールを、譲渡先入力画面で入力されたEメールアドレスをあて先として送信するといった処理を行う。
【0041】
譲受者端末5bはポイント取引管理サーバ装置1から電子メールを受信する。
譲受者端末5bの操作者によってこの電子メールを閲覧する操作が行われると、譲受者端末5bのCPU56bは、フラッシュメモリ59bに格納されているポイント取引アプリケーションcを起動し、譲渡申込通知画面を液晶ディスプレイ部55bに表示する(S360)。
【0042】
図11に譲渡申込通知画面を示す。同画面上段には、「▽▽さんから、サービスポイントを譲渡したい旨の申込がありました。△△ポイント譲渡したいとのことです。ポイントを受け取りますか。それとも拒否しますか」といったメッセージが表示され、その下には、「受け取る」と示したボタンと、「拒否する」と示したボタンとが表示される。譲受者端末5bの操作者は、入力部54bを操作し、「受け取る」又は「拒否する」のいずれかにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲受者端末5bのCPU56bは、選択された項目を特定するデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S370)。
【0043】
「拒否する」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、ポイントの譲渡が拒否された旨を譲渡者端末5aに送信する(S380)。譲渡者端末5aのCPU56bは、「ポイントの受け取りが拒否されました」といったメッセージを液晶ディスプレイ部55bに表示する(S390)。
【0044】
「受け取る」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡を申し込んだ者とこれに承諾した者の合計ポイント数をそれぞれ更新する(S400)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、ステップ240で特定したレコードに格納されている合計ポイント数から、ポイント取引数入力画面で入力されたポイント取引数を減算する。続いて、ステップ310で特定したレコードに格納されている合計ポイント数に、上記ポイント取引数を加算する。
【0045】
合計ポイント数を更新したCPU15は、この更新後の合計ポイント数の内容を譲渡者端末5a及び譲受者端末5bへそれぞれ送信する(S410)。譲渡者端末5aのCPU56a及び譲受者端末5bのCPU56bは、「現在の合計ポイント数は○○ポイントです」といったメッセージを表示する(S420)。これにより、譲渡者並びに譲受者は、譲渡取引後の自らの合計ポイント数を了解することができる。
【0046】
以上説明した本実施形態によれば、ポイント取得者は、他の特定の第3者を譲受者として指定して自らのポイントの全部又は一部を譲渡することができる。
また、ポイント取引管理サーバ装置1は、譲渡者端末5aからポイントの譲渡申込を受付けると、譲渡の相手となる譲受者端末5bへポイントの譲渡への承諾を促す電子メールを送信し、承諾する旨の返信があると両者の合計ポイント数を更新するようになっている。即ち、譲渡する側と譲受する側の合意があって始めて譲渡取引を成立させるようにしている。このため、ポイントを譲受する側の意に反してポイントが一方的に移転されるといった事態を回避できる。
更に、各ポイント取得者の合計ポイント数はポイント取引管理サーバ装置1側で一元的に管理され、所定の認証手続きを経た携帯端末5の要求によってのみこの内容が更新されるようになっている。従って、合計ポイント数に関するデータが悪意者により改ざんされてしまうといった事態を回避できる。
【0047】
(B:第2実施形態)
上記実施形態では、ポイントの譲渡を希望するポイント取得者は、譲渡の相手方をEメールアドレスによって特定するようになっていた。これに対し、本実施形態は、ポイントの譲渡を希望するポイント取得者に譲渡相手の候補を列記したリストを提示し、このリストの中から選択された者のEメールアドレスに宛てて電子メールが自動的に送信されるような構成をとる。
【0048】
(B−1:ポイント取引システムの構成)
本実施形態における各ノードのハードウェア構成は、ポイント取引管理サーバ装置1に格納されたポイント管理データベース13aのデータ構造を除き第1実施形態と同様である。
図12に、本実施形態におけるポイント管理データベース13aのデータ構造を示す。同データベースは、「取得者ID」、「パスワード」、「ポイント」、「アドレス」、「氏名」、及び「電話番号」の各フィールドのほかに、「譲渡先候補」のフィールドを有している。
この「譲渡先候補」のフィールドには、譲渡先候補として予め登録された他のポイント取得者の名称とその携帯端末5の電話番号とがセットで格納される。登録される名称と電話番号は1セットである必要はなく、3セットまで格納することができるようになっている。
【0049】
(B−2:ポイント取引システムの動作)
本実施形態の動作は、第1実施形態と同様に、入会手続き処理とポイント譲渡取引処理とに分けられる。以下、フローチャートを参照しつつ本実施形態の入会手続き処理とポイント譲渡取引処理について説明する。
【0050】
<入会手続き処理>
図13は、本実施形態における入会手続き処理と図5に示した同処理との相違を示すフローチャートである。
図5に示したステップ150で、氏名、電話番号、Eメールアドレスといったデータをポイント管理データベース13aへ格納すると、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先候補登録画面の表示データを携帯端末5へ送信する(S151)。携帯端末5のCPU56は、譲渡先候補登録画面を表示する(S152)。
【0051】
図14に、譲渡先候補登録画面を示す。同画面の上段には、「お知り合いの電話番号を登録しておくと、ポイントを譲渡する相手の指定に便利です。3名まで登録できます。登録される方は入力欄に必要事項を入力してください。」といったメッセージが表示され、その下には、知り合いの名称と電話番号をセットで入力するための各入力欄が表示される。なお、図14に示す画面では、名称と電話番号の入力欄が2セットのみ表示されているが、入力部54を操作して画面を下方向にスクロールさせることで、3番目の入力欄のセットを表示させることができる。また画面下段には、「送信」と記したボタンが表示される。携帯端末5の操作者は、入力部54を操作して、知り合いを示す名称とその携帯電話の電話番号とを入力する。この名称はフルネームである必要はなく、誰を示す名称であるかを入力者自身が識別できるのであればファーストネームだけでもよいし愛称でもよい。ポイントの譲渡先として想定しうる知り合いの名称とその電話番号とを入力し終えた操作者は、「送信」のボタンにカーソル表示を行わせてこれを選択する。
【0052】
携帯端末5のCPU56は、入力された名称と電話番号の各セットをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S153)。
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU56は、ステップ150で新しく追加されたレコードの「譲渡先候補」のフィールドに、携帯端末5から受信した名称と電話番号の各セットを格納する(S154)。
この後、図5に示したステップ160以降の処理が実行される。
【0053】
<ポイント譲渡取引処理>
図15は、本実施形態におけるポイント譲渡取引処理と、図7及び図8に示した同処理との相違を示すフローチャートである。
図7に示したステップ250でログインが許可されたとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先指定メニュー画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S251)。譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先指定メニュー画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S252)。
【0054】
図16に、譲渡先指定メニュー画面を示す。この画面の上段には、「譲渡先の指定方法を選択してください」といったメッセージが表示される。その下には、「譲渡先リストから指定する」と記したボタンと、「Eメールアドレスで直接指定する」と記したボタンとが表示される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、いずれかの項目にカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲渡者端末5aのCPU56aは、選択された項目を特定するデータをポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S253)。
【0055】
「Eメールアドレスで直接指定する」が選択されたことを特定するデータをポイント取引管理サーバ装置5が受信したとき、図7に示すステップ280以降の処理が実行される。
一方、「譲渡先リストから指定する」が選択されたことを特定するデータを受信したとき、ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡先リスト画面の表示データを生成し、この表示データを譲渡者端末5aへ送信する(S254)。この処理を具体的に説明すると以下のようになる。まず、図7に示すステップ240で特定したレコードの「譲渡先候補」のフィールドにセットで格納されている名称と電話番号を読み出す。続いて、これら読み出した名称と電話番号をリストとして編集する。最後に、このリストを含む譲渡先リスト画面の表示データを譲渡者端末5aへ送信する。
【0056】
譲渡者端末5aのCPU56aは、譲渡先リスト画面を液晶ディスプレイ部55aに表示する(S255)。
図17に、譲渡先リスト画面を示す。同画面の上段には、「登録されている知り合いは以下の通りです。今回ポイントを譲渡する方を選択してください。」といったメッセージが表示される。その下には、譲渡先候補者の名称と電話番号のセットが列記される。譲渡者端末5aの操作者は、入力部54aを操作し、同画面上のいずれかの譲渡先候補者にカーソル表示を行わせてこれを選択する。
譲渡者端末5aのCPU56aは、選択された譲渡先候補者の電話番号をポイント取引管理サーバ装置1へ送信する(S256)。
【0057】
ポイント取引管理サーバ装置1のCPU15は、譲渡者端末5aから受信した電話番号を「電話番号」のフィールドに格納しているレコードを、ポイント管理データベース13aから特定する(S257)。続いてCPU15は、このレコードの「アドレス」のフィールドに格納されているEメールアドレスをRAM12上へ読み出す(S258)。
【0058】
この後にCPU15は、図7に示すステップ320の処理を行って譲渡者端末5aからポイント取引数を受信し、このポイント取引数と申込者の氏名とを予め準備された雛形の所定箇所に埋め込むことにより生成した電子メールを、ステップ258でRAM12上へ読み出したEメールアドレスに宛てて送信する。
【0059】
以上説明した本実施形態によれば、各ポイント取得者は、ポイントの譲渡先として頻繁に指定するであろう知り合いの名称と電話番号を予め登録しておけば、Eメールアドレスを入力するといった煩わしい作業を行なわずとも、譲渡の相手方を指定することができる。
【0060】
(C:変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。なお、変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
【0061】
(C−1:変形例1)
上述の実施形態では、各ポイント取得者に付与されるべきポイント数がパケット通信量に基づいて計算されるようになっていた。これに対し、特定のサイトへのアクセス量に応じてポイント数が計算されるようにしてもよい。このような変形例としては、特定の公告サイトを運営するサーバ装置が、公告ページへのアクセス数を計測してポイント取引管理サーバ装置1へ通知し、ポイント取引管理サーバ装置1がこのアクセス数に応じてポイント数を計算するといったシステムが想定できる。
【0062】
更に、特定のショッピングモールサイトでの購入金額に応じてポイント数を計算するようにしてもよい。このような変形例としては、特定のショッピングモールサイトを運営するサーバ装置が、自らのサイトを通じて購入された商品の代金をポイント取引管理サーバ装置1へ通知し、ポイント取引管理サーバ装置1がこの代金に応じたポイント数を計算するといったシステムが想定できる。
【0063】
(C−2:変形例2)
上述の実施形態では、譲渡者端末5aからポイント譲渡取引の申込を受信したポイント取引管理サーバ装置1は、ポイントの譲受への承諾を促す電子メールを譲受者端末5bへ送信し、この申込に承諾する旨の返信を受けると、譲渡者及び譲受者の合計ポイント数のそれぞれが更新されるようになっていた。
これに対し、譲渡者端末5aがポイントの譲受への承諾を促す電子メールを譲受者端末5bに宛てて送信し、これに承諾する旨の電子メールが譲受者端末5bからポイント取引管理サーバ装置1へ送信されると、譲渡者及び譲受者の合計ポイント数のそれぞれが更新されるといった構成にしてもよい。
【0064】
(C−3:変形例3)
上述の第2実施形態において、ポイント管理データベース13aの「譲渡先候補」のフィールドに格納することができるデータのセットは1つのレコードあたり3つとなっており、入会手続き処理の際は、知り合いの氏名と電話番号を3セットまでしか登録できないようになっていたが、これより多くの知り合いの氏名と電話番号を登録できるようにしてもよい。
【0065】
(C−4:変形例4)
上述の第2実施形態において、知り合いの氏名と電話番号とを譲渡先候補として登録することができる機会は入会手続き時に限られていた。これに対し、入会手続きを行なった後に、氏名と電話番号とを譲渡先候補として新たに追加できるようにしてもよい。
このような変形例としては、図16に示した譲渡先指定メニュー画面で「Eメールアドレスで直接指定する」と記したボタンが選択されると、「今回の譲渡相手を譲渡先リストに加えますか。」といったメッセージが携帯端末5の液晶ディスプレイ部55に表示され、携帯端末5側で入力された氏名と電話番号のセットをポイント取引管理サーバ装置1が受信して「譲渡先候補」のフィールドへ格納するといったような処理を行うシステムが想定できる。
【0066】
(C−5:変形例5)
上述の実施形態において、ポイント取引管理サーバ装置1により営まれる、ポイント付与機能、譲渡申込受信機能、譲渡申込通知機能、ポイント更新機能の各機能は、予めHD13に格納されているポイント取引管理プログラム13bを実行することで実現するものであった。これに対し、CD−ROM(compact disk−read only memory)などのコンピュータ装置が読み取り可能な記憶媒体にポイント取引管理プログラム13bを記憶させておき、このような記憶媒体から一般的なコンピュータ装置にこのプログラムを読み取らせ記憶させることで、上述した4つの機能を付与するようにしてもよい。また、この種のプログラムを提供するサーバ装置をネットワーク上に設け、各コンピュータ装置の要求に応じて配信されるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、ポイントの譲渡を希望する者は、ポイントを譲渡する相手方を示す取得者識別子とその相手に譲渡されるべきポイント取引数とを自らの端末からサーバ装置へ送信することにより、自らが取得しているポイントの全部又は一部を第3者に譲渡することができる。
更に、サーバ装置は、発行要求を端末から受信すると、それまでに取得された合計ポイント数をこの端末へ送信するようにもなっているので、ポイントの譲渡を希望する者は、自らの合計ポイント数を確認してから他人に譲渡すべきポイント取引数を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポイント取引システムの全体構成図である。
【図2】ポイント取引管理サーバ装置のハードウェア構成図である。
【図3】ポイント管理データベースのデータ構造図である。
【図4】携帯端末のハードウェア構成図である。
【図5】入会手続き処理を示すフローチャートである。
【図6】入会手続き画面である。
【図7】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである(前半部分)。
【図8】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである(後半部分)。
【図9】譲渡先入力画面である。
【図10】ポイント取引数入力画面である。
【図11】譲渡申込通知画面である。
【図12】ポイント管理データベースのデータ構造図である。
【図13】入会手続き処理を示すフローチャートである。
【図14】譲渡先候補登録画面である。
【図15】ポイント譲渡取引処理を示すフローチャートである。
【図16】譲渡先指定メニュー画面である。
【図17】譲渡先リスト画面である。
【符号の説明】
1:ポイント取引管理サーバ装置、2:基地局、3:パケット加入者処理装置、4:ゲートウェイサーバ、5:携帯端末、11,57:ROM、12,58:RAM、13:HD、13a:ポイント管理データベース、13b:ポイント取引管理プログラム、c:ポイント取引アプリケーション、14:通信インターフェース、15,56:CPU、51:無線通信部、52:発音部、53:集音部、54:入力部、55:液晶ディスプレイ部、59:フラッシュメモリ
Claims (3)
- 第1の端末が、各ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子とポイント取得者が取得している合計ポイント数とを各々対応付けて格納した記憶手段を備えるサーバ装置へ、ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを送信する譲渡申込過程と、
前記サーバ装置が、前記第2の取得者識別子と対応する第2の端末へ、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを送信する申込通知過程と、
前記第2の端末が、ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを前記サーバ装置へ送信する応答過程と、
前記サーバ装置が、前記第2の端末からポイントの譲受を承諾するメッセージを受信したとき、前記第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新過程と、を有するポイント取引方法。 - 請求項1記載のポイント取引方法において、
前記譲渡申込過程は、
前記サーバ装置が、前記端末から受信した第1の取得者識別子と対応付けられた合計ポイント数を前記記憶手段から読み出し、この合計ポイント数を前記第1の端末へ送信する過程と、
前記第1の端末が、前記サーバ装置から受信した合計ポイント数を自らの表示手段に表示する過程とを有する、ポイント取引方法。 - 各ポイント取得者を一意に識別する取得者識別子とポイント取得者が取得している合計ポイント数とポイント取得者のアドレスとをセットで格納した記憶手段と、
ポイントの譲渡者を示す第1の取得者識別子と、ポイントの譲受者を示す第2の取得者識別子と、ポイント取引数とを受信する譲渡申込受信手段と、
前記第2の取得者識別子と対応付けられたアドレスを前記記憶手段から読み出し、ポイントの譲受への承諾を促すメッセージを当該アドレスに宛てて送信する申込通知手段と、
ポイントの譲受を承諾し又はこれを拒否するメッセージを受信する応答受信手段と、
当該応答受信手段によってポイントの譲受を承諾するメッセージが受信されたとき、前記受信した第1の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数から前記ポイント取引数を減ずる一方、前記受信した第2の取得者識別子と対応付けて前記記憶手段に格納されている合計ポイント数に前記ポイント取引数を加える更新手段と、を備えるポイント取引管理装置。
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