JP5345769B2 - 通信端末装置および通信システム - Google Patents
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Description
この電子情報は、通常、ICカード、あるいはRFIDチップに書き込まれ、例えば、コンビニや駅の改札に設置されたリーダライタにかざすことにより価値を移転させることができる。
この場合、端末装置は、貨幣価値の金額を電子データとして表した貨幣情報を記憶する貨幣情報記憶手段と、送金処理サーバから取得した加減算情報により貨幣価値が表す金額を変更する貨幣情報処理手段とを備え、送金処理サーバによる制御の下である端末装置から相手端末装置への送金処理を実行する(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、駅の改札で利用されているRFIDチップ内蔵の定期券を例示すれば、チャージ済み金額が初乗り運賃のみの状態で、初乗り区間以上乗車してしまつた場合、金額不足で改札から出られないという事態が発生する。この場合は、乗越し精算機で現金による精算が可能である。
これに対し、特許文献1に開示された技術によれば、送金する側の携帯端末から送金される側の携帯端末への送金処理しか開示されておらず、上記したように残高が無くなっている場合にはスムーズな送金処理ができないといった問題があった。
すなわち、音声処理部13は、MIC15から入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部18に出力する。
また、音声処理部13は、制御部18から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してSP14に出力する。
表示部16は、例えば、通信部11を介して取得したフラッシュコンテンツを含む画像や待受け画像等の各種情報や画像を表示する。勿論、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの他に、日付、時刻、電池残量といったピクト画像の表示も含まれる。
なお、上記した主記憶部17は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(フラッシュメモリ)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(SRAM、DRAM)等によって構成される。
制御部18は、主記憶部17に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、主記憶部17に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
なお、これらのブロックが持つ機能は、主記憶部17に記憶されるそれぞれのプログラムを制御部18で実行することにより達成されるものであって、制御部18内において実体的に相手ブロックと区分され内蔵されるもののみを指すのではなく、あくまで説明の簡略化のために各処理部を分けて表現したものである。
送金要求側通信端末装置10、送金側通信端末装置30ともに図1に示す通信端末装置(携帯電話1)としての構成を有するものとし、送金処理サーバ20とは、移動通信網経由で、基地局およびIP(Internet Protocol)網経由で接続されているものとする。この移動通信網、基地局およびIP網は図示省略されている。
以下、図2に示す動作シーケンス図を参照しながら本発明の実施の形態に係る通信システムの動作について詳細に説明する。
詳細には、送金要求側通信端末装置10を改札のリーダライタにかざす(近接させる)ことにより、RFIDチップ19に接続されているRFID用アンテナがリーダライタから放射されている電磁波を検出する。リーダライタから放射される電磁波には、例えば、鉄道の旅券処理(決済)を行うことを示すデータ、線路名を示すデータ、その改札口のある乗車駅名を示すデータなどが含まれている。主制御部181は、RFID用アンテナ及びRFIDチップ19を介して受信したリーダライタからの受信信号を入力し、受信信号から、鉄道旅券についての改札処理であることを識別する。
次いで、主制御部181は、主記憶部17に事前に記憶されている、この送金要求側通信端末装置10の識別番号と、利用可能な期間データ、課金可能な金額などをRFIDチップ19を介してRFID用アンテナから電磁波としてリーダライタに送出する。
リーダライタは、送金要求側通信端末装置10からの送出された、識別番号、利用可能期間データ、課金可能な金額などをチェックし、有効かつ利用可能な通信端末装置であれば、利用許可信号と、初乗り金額などを電磁波として放射する。
送金要求側通信端末装置10の主制御部181は、RFID用アンテナを介して、上記利用許可信号と、初乗り金額を受信すると、線路名を示すデータと、乗車駅名を示すデータとともに、許可信号と、初乗り金額とを記憶部190に記憶する。さらに主制御部181は、上記処理を終了したことを示す確認信号を、RFIDチップ19およびRFID用アンテナを介してリーダライタに送信する。
リーダライタは、送金要求側通信端末装置10からの確認信号を受信すると、その改札口の自動改札機のゲートを開くことを可能にする信号を、図示しない改札処理装置に出力する。その結果、改札口のゲートが開く。改札口のゲートが開いたことにより、送金要求側通信端末装置10の使用が許可されたことを理解したユーザーは、当該通信端末装置10を自動改札機に備えられたリーダライタから離す。
さらに降車駅で同様の動作を行なう(ステップS202)。ここで、電子マネーの残高判定が行われ(ステップS203)、記憶部190に記憶されている電子マネーの残高が降車駅までの乗車運賃よりも少ない残高不足の際には、操作部12での操作などに応じて、電子マネー送金機能を起動させると、電子マネー処理部182は、送金処理サーバ20に対してグループ情報要求を発行する(ステップS204)。なお、このグループ情報要求の発行は手動操作によってもかまわない。また、残高判定は、降車駅のリーダライタとの交信時ではなく、GPS(Global Positioning System)等により現在位置を把握することで事前に予測的に行ってもよい。
以下、図3、図4のフローチャートを参照しながら、図1に示す本発明の実施の形態に係る通信端末装置の動作について詳細に説明する。
また、電子マネー処理部182は、送金側通信端末装置30における電子マネーの残金情報を受信し、当該残金情報に応じて送金要求先を選定してもよい。更に、電子マネー処理部182は、電子マネーを使用するアプリに基づき電子マネーの不足金額を算出し、当該算出された不足分の電子マネーの金額を送金要求してもよい。例えば、使用するアプリに応じた電子マネーを送金要求するものとし、鉄道運賃に関する電子マネーのアプリ使用時には、その電子マネーが送金要求されることとなる。このとき、電子マネー処理部182は、電子マネーの残高不足を予測演算し、当該予測演算にて残高不足が予測された場合には、予め設定された要求先に送金要求を行う。例えば、図2に示した駅の改札アプリにおいて、GPSを用いることで現在位置(駅)がわかるため、現在位置と乗車駅との関係に基づき算出される乗車運賃が電子マネーの残額を超えたかどうかを判定することにより、降車前に残高不足を予測可能である。
また、図1に示す本発明の実施の形態に係る通信端末装置が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、主制御部181、電子マネー処理部182におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
Claims (17)
- 電子マネーに関する情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記電子マネー情報を用いた処理を行う電子マネー処理部と、相手側通信端末装置と通信を行う通信部と、を備えた通信端末装置であって、
前記電子マネー処理部は、
前記通信部を介して複数の前記相手側通信端末装置から各々の電子マネーの残高情報を受信し、当該受信した残高情報に応じて選定した相手側通信端末装置に要求金額情報を含む電子マネーの送金要求を行う送金要求処理部と、前記送金要求処理部による前記要求金額情報を含む前記送金要求に基づいて前記相手側通信端末装置から送金された電子マネーの情報を受信して前記記憶部に記憶する電子マネー受信処理部と
を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記相手側通信端末装置から前記送金要求に応じた電子マネーの情報を受信した後に、前記記憶部に新たな電子マネー情報が記憶されると、前記相手側通信端末装置に対して電子マネーを返金のために前記電子マネーの送金処理を行う返金処理部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記送金要求処理部により前記送金要求を行う際に、予め設定された通信相手の中から要求先を選定可能とする
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、アドレス帳に登録された特定グループに登録されている相手の中から前記送金要求先を選定可能とする
ことを特徴とする請求項3に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記通信部を介して前記相手側通信端末装置における電子マネーの残金情報を受信し、当該残金情報に応じて送金要求先を選定可能とする
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
電子マネーを使用するアプリケーションプログラムに基づき電子マネーの不足金額を算出し、当該算出された不足分の電子マネーの金額を送金要求する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
電子マネーの残高不足を予測演算し、当該予測演算にて残高不足が予測された場合には、予め設定された要求先に送金要求を行う
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 電子マネーに関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記電子マネー情報を用いた処理を行う電子マネー処理部と、相手側通信端末装置と通信を行う通信部と、を備えた通信端末装置において、
前記電子マネー処理部は、
前記通信部を介して相手側通信端末装置から前記電子マネーの送金要求通知を受信する送金要求通知受信部と、
要求金額情報を含む前記送金要求通知に基づいて、前記通信部を介して前記相手側通信端末装置に前記電子マネーの送金処理を行う送金処理部と、
を備え、
前記電子マネー処理部は、前記相手側通信端末装置に対して自装置の電子マネー残高情報を送信し、その後前記相手側通信端末装置から前記送金要求通知を受信すると、前記送金処理部により前記送金処理を行う
ことを特徴とする通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記送金要求通知受信部にて受信された前記送金要求通知に対する送金を認証する送金認証部を有し、当該送金認証部にて前記電子マネーの送金が認証された場合に、前記送金要求に応じて送金処理する
ことを特徴とする請求項8に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記送金要求通知に対する送金を許可する通信相手を予め登録する送金先登録部を備え、当該送金先登録部に登録されていない相手からの送金要求通知に対しては送金を拒否する
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の通信端末装置。 - 前記電子マネー処理部は、
前記記憶部に記憶されている電子マネーの残高が前記送金要求通知に基づく送金額よりも少ない場合には、送金を拒否する
ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - 電子マネーに関する情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記電子マネー情報を用いた処理を行う電子マネー処理部と、相手側通信端末装置と通信を行う通信部と、を備えた第1と第2の通信端末装置がサーバを介して接続される通信システムであって、
前記第1の通信端末装置は、
前記通信部を介して複数の前記第2の通信端末装置から各々の電子マネーの残高情報を受信し、当該受信した残高情報に応じて選定した第2の通信端末装置に要求金額情報を含む電子マネーの送金要求を行い、前記要求金額情報を含む前記送金要求に基づいて第2の通信端末装置から送金された電子マネーの情報を受信して前記記憶部に記憶する前記電子マネー処理部を備え、
前記第2の通信端末装置は、
前記第1の通信端末装置に対して自装置の電子マネー残高情報を送信し、その後前記通信部を介して前記第1の通信端末装置から前記要求金額情報を含む電子マネーの送金要求通知を受信すると、前記要求金額情報を含む前記送金要求通知に基づいて、前記通信部を介して前記第1の通信端末装置に前記電子マネーの送金処理を行う前記電子マネー処理部、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記第1の通信端末装置における電子マネー処理部は、
前記第2の通信端末装置から前記送金要求に応じた電子マネーの情報を受信した後に、前記記憶部に新たな電子マネーの情報が記憶されると、前記第2の通信端末装置に対して電子マネーを返金のために前記電子マネーの送金処理を行う返金処理部と、
を備えることを特徴とする請求項12に記載の通信システム。 - 前記第1の通信端末装置における電子マネー処理部は、
電子マネーを使用するアプリケーションプログラムに基づき電子マネーの不足金額を算出し、当該算出された不足分の電子マネーの金額を送金要求する
ことを特徴とする請求項12又は13に記載の通信システム。 - 前記第1の通信端末装置における電子マネー処理部は、
電子マネーの残高不足を予測する予測演算部を備え、前記予測演算部にて残高不足が予測された場合には、前記電子マネーの送金要求を行う
ことを特徴とする請求項14に記載の通信システム。 - 前記第2の通信端末装置における電子マネー処理部は、
受信された前記送金要求通知に対する送金を認証する送金認証部を有し、当該送金認証部にて前記電子マネーの送金が認証された場合に、前記送金要求に応じて送金処理する
ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記第2の通信端末装置における電子マネー処理部は、
前記記憶部に記憶されている電子マネーの残高が前記送金要求通知に基づく送金額よりも少ない場合には、送金を拒否する
ことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の通信システム。
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