JP2006023951A - 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 非接触ICカード機能を利用する場合に、使用者の不注意で認証や決済に失敗するのを回避できるようにする。
【解決手段】 決済又は認証に関連する情報を端末30が記憶して、その端末に記憶された情報を、近距離無線通信でリーダ・ライタ21との間でやり取りして、認識処理又は決済処理を行う場合に、決済又は認証に関連する情報を、リーダ・ライタとは別の場所の装置10で事前に読み出し、リーダ・ライタ21で決済又は認証可能か否か事前に判断するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、非接触型のICカードと称される個人認証や代金決済を行う装置に相当する機能が内蔵又は装着された携帯端末を使用して、ゲートなどを通過するための認証や、代金決済処理を行う場合に適用して好適な、情報処理システム及び情報処理方法、並びにそのシステムを適用した情報処理装置に関する。
近年、交通機関の乗車券、会員証や社員証、店での代金決済手段用のカード等として、非接触型のICカードの利用が急速に広まっている。非接触型のICカードは、近接したリーダ・ライタとの間で無線通信を行って、認証処理を行うので、鞄、カード入れなどの中に入れたままで使用でき、磁気カードなどに比べて使い勝手がよい。
一方、このような非接触型のICカード(或いはICカードと同等の機能の回路部品)を、携帯電話端末などの携帯用の電子機器に内蔵させて、これらの機器を使用して、同様の認証や決済を行えるようにすることが提案されている。携帯電話端末などの携帯端末にICカードを内蔵させる構成とする場合には、携帯端末からの取り出しができない状態でICカードとしての機能部を組み込む場合と、携帯端末に用意されたカードスロットに、ICカードを装着させる場合とが想定されるが、携帯端末に取り付けられた状態では、いずれの場合も同じように機能して使用できる。なお、携帯端末にICカード機能部を組み込む場合には、ICカード機能部が必ずしもカード型の形状をしているとは限らないが、以下の説明ではICカードと称した場合、特に説明がない限りはICカード機能を有する部分を含むものである。
特許文献1には、携帯電話端末にICカードを内蔵させることについての開示がある。
特開2002−324220号公報
ところで、非接触ICカードを使用する際に、残高不足または期限切れなどの場合は、当然、決済はなされず、自動改札などでは、通過することができない。そもそも非接触ICカードを使用したシステムは手間を少なくスピーディに処理することを目的として導入されたものである。しかし、使用者の不注意による決済不能状態が起こると、通行の流れを妨げることになったり、操作の為に後続を待たせたりしているのが現状である。
例えば、自動改札を通過する際に残高不足で通過が出来ない場合に、後続の人とぶつかる光景はしばしば見受けられる。これを模式的に示したのが図10である。人物Xが、非接触ICカード読み取り/書き込み装置付き自動改札2を通過しようとして、非接触ICアンテナ部3に非接触カードをかざした際に、残高が不足しているとする。このとき、図10に示すように、決済が成功せずゲート扉4が閉じる。この状態から、人物Xは別の場所にある精算所に行くか、または別の場所で入金操作を行うことになる。その為、後から来ている人物Yと衝突する可能性が高いばかりではなく、通行の流れを止めることとなり、周囲にまで影響が及ぶ可能性が高い。これは、改札通過時になって初めて通過可否の判断がなされるためである。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、非接触ICカード機能を利用する場合に、使用者の不注意で認証や決済に失敗するのを回避できるようにすることを目的とする。
本発明は、決済又は認証に関連する情報を端末が記憶して、その端末に記憶された情報を、近距離無線通信でリーダ・ライタとの間でやり取りして、認識処理又は決済処理を行う場合において、決済又は認証に関連する情報を、リーダ・ライタとは別の場所で読み出し、リーダ・ライタで決済又は認証可能か否か事前に判断するようにしたものである。
このようにしたことで、リーダ・ライタで決済又は認証を行う以前に、決済又は認証可能か判るようになり、決済又は認証が出来ない状態であることが判った場合には、残高の追加や、認証できるようにするための入力操作などを事前に行うことが可能になる。
本発明によると、リーダ・ライタで決済又は認証を行う以前に、決済又は認証可能か判るようになる。従って、事前に残高の追加や、認証できるようにするための入力操作などを行うことが可能になり、リーダ・ライタで処理を行う際に、決済或いは認証が出来ないことによるトラブルを未然に防ぐことができ、スムーズな決済又は認証を行うことが可能になる。
この場合、決済又は認証に関連する情報の、リーダ・ライタとは別の場所での読み出しは、リーダ・ライタと通信を行うための近距離無線通信とは別の無線通信システムで行うようにしたことで、各種無線通信システムを使用して、事前の判断が行えるようになる。
また、リーダ・ライタとは別の場所で読み出された決済又は認証に関連する情報は、決済情報データベースを保持するホストコンピュータ側で決済又は認証可能か否か判断するようにしたことで、決済又は認証可能か否か判断する際に、例えば個人情報などを含まない限られた情報だけを送ってホストコンピュータ側で判断させることが可能になり、安全にやり取りが可能になる。
また、判断で決済又は認証不可能と判断した場合に、端末に対して所定の情報を送り、端末で決済又は認証不可能であることを示す告知を行うようにしたことで、端末を所持するユーザに直接告知することができ、迅速にユーザに知らせることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図4を参照して説明する。
本例においては、非接触で無線通信を行うICカード機能が内蔵された携帯電話端末を使用する場合の処理に適用したものである。また、本例では、携帯電話端末に内蔵されたICカード機能で、交通機関の乗車券として機能するようにしてあり、自動改札機に取り付けられたリーダ・ライタが、ICカード機能部と通信を行って、有効な乗車券であるか否かの認証処理を行うようにしてある。
図1は、本例のシステム構成例を示した図である。ここでは、鉄道の駅の入口に自動改札装置20が設置してあり、その自動改札装置20には、非接触ICカードと通信を行うリーダ・ライタが取り付けてある。そのリーダ・ライタのアンテナ21が、自動改札装置20の表面の近傍に配置してあり、リーダ・ライタのアンテナ21を使用した通信で、有効な乗車券としてのICカードを認識したときに、自動開閉扉22を開き、有効な乗車券を認識できない場合には、自動開閉扉22を閉じるようにしてある。自動改札装置20のアンテナ21が、ICカードと通信を行う距離は、例えば数cm程度の非常に近接した距離であり、例えば13MHzの周波数帯を使用して通信を行う。なお、以下の接続では、非接触ICカード機能部とリーダ・ライタとの間の無線通信を、近接無線通信と称する。
この自動改札装置20を通過する際に、ここではユーザは携帯電話端末30に内蔵されたICカード機能部を使用するものとする。従って、ユーザが自動改札装置20を通過する際には、携帯電話端末30をリーダ・ライタのアンテナ21に近づけさせて、有効な乗車券として設定されたICカードであることを認識させ、自動開閉扉22を開かせる。この携帯電話端末30は、無線電話用の基地局と無線通信を行う無線通信手段と、ICカード用の近接無線通信手段を備えるが、さらに本例の場合には、数mから百m程度の比較的狭い範囲内の相手と無線通信を行う無線通信手段(以下の説明ではこの無線通信方式を近傍通信と称する)についても備える。具体的には、近傍無線通信として、Bluetooth(商標)と称される無線通信方式、IEEE802.11b規格と称される無線通信方式、UWB方式と称される無線通信方式などが適用可能である。
そして本例においては、この自動改札装置20の設置箇所の近傍に、事前検査装置10を配置する。この事前検査装置10の配置位置としては、例えば図1に示すように、自動改札装置20を通過する人物が、その自動改札装置20を通過する前に通行する場所が、通信圏10aであれば、何処に設置しても良い。例えば、事前検査装置10は、非接触ICカードのリーダ・ライタ付き自動改札装置20の近傍に設置されても良いし、駅のプラットホームや階段のような場所に設置されても良いし、電車やバスのような移動体内に設置されても良い。但し、自動改札装置20が出場を制御する場合であれば、事前検査装置22は、使用者が入場改札後に通信可能な位置に設置される。
事前検査装置10は、ICカード機能で使用している近接無線通信機能とは別の近傍用無線通信機能で、携帯電話端末30と通信を行うようにしてある。事前検査装置10は、自動改札装置20を管理するシステム側のデータサーバ12と接続してあり、データサーバ12と通信を行って、接近したICカード機能付き端末30が自動改札装置20を通過可能か(認証可能か)を事前に検査するようにしてある。データサーバ12と通信しなくても事前検査が可能な場合には、事前検査装置10内での処理だけで検査するようにしてもよい。
図2は、本例の携帯電話端末30と事前検査装置10の構成例を示したブロック図である。まず携帯電話端末30について説明すると、本例の携帯電話端末30は、無線電話通信用のアンテナ35を備え、そのアンテナ35が無線電話通信用の通信回路34に接続してあり、制御部33の制御で、基地局との間で無線通信を行うようにしてある。通信回路34で通話用の通信を行う際には、受信した音声データをスピーカ36に供給して出力させ、マイクロフォン37が拾って出力する音声データを通信回路34に供給して送信させる。
この携帯電話端末30は、液晶ディスプレイなどで構成された表示部38と、操作キーなどで構成された操作部39を備える。表示部38には、メール文、ウェブにアクセスさせた画面などを表示させることができ、操作部39は、電話番号やメール文などの入力操作や、各種モード設定などが行える。
これらの端末30内の各ブロックは、制御ライン61を介して制御部33などと接続してあり、またデータライン62を介してデータ転送を行える構成としてあり、メモリ40に必要なデータを記憶させるようにしてある。このメモリ40には、携帯電話端末として必要なデータだけでなく、後述するICカード機能部50で必要なデータについても記憶させてある。但し、ICカード機能部50で必要なデータの一部については、ICカード機能部50側に記憶させるようにしてもよい。
また、この端末30への着信や各種警告を行うために、端末そのものを振動させる振動モータなどで構成される振動部41と、発光ダイオードなどで構成される発光部42とを備え、制御部33の制御で、振動や発光を行う。
そして本例の携帯電話端末30は、近傍通信用の通信回路32を備え、アンテナ31を介して、例えば数mから百m程度の比較的狭い範囲内の相手と無線通信を行う。この近傍無線通信では、例えばハンズフリー通話用のヘッドセットと通信を行ったり、或いは、パーソナルコンピュータ装置と通信を行って、コンピュータ装置からのデータ通信を携帯電話端末30を介して行ったり、様々な用途が想定されている。本例の場合には、既に説明したように、この近傍通信用の通信回路32を使って、事前検査装置10と無線通信を行う。この近傍通信用の通信回路32が事前検査装置10と無線通信を行って、改札などの通過が出来ないことを示すデータを受信した場合には、振動部41での振動や、発光部42での発光などを送って、端末30を所持したユーザに通過できないことを告知するようにしてある。また、表示部38に文字などで通過できないことを表示させるようにしてもよい。
また本例の携帯電話端末30は、非接触ICカード機能部50を備える。この非接触ICカード機能部50は、アンテナ52が接続された課金データ制御部51を有し、リーダ・ライタとの間で、数cm程度の非常に近接した距離での近接無線通信を行う。この近接無線通信を行う際には、リーダ・ライタ側からの電波を受信して得られる電力で、課金データ制御部51を作動させることも可能であるが、本例においては携帯電話端末30内の電池(図示せず)から供給される電源で、課金データ制御部51を作動させるようにしてある。
課金データ制御部51は、ICカード機能を実行する際に、課金や認証に必要なデータをメモリ40(又は課金データ制御部51内のメモリ)から読み出して、リーダ・ライタと近接無線通信でやり取りを行う。例えば、交通機関の乗車券として機能させる場合、乗車券(定期券)として有効な区間、有効期間、或いは乗車券として引き落とすことが可能なチャージ金額などのデータや、この端末(ICカード)の所持者に関する個人情報などを、課金データ制御部51がリーダ・ライタに送って、課金処理や認証処理を行うようにしてある。社員証、会員証、クレジットカードなどとして使用する場合には、それらの認証に必要な情報についても、やり取りされる。
次に、本例の携帯電話端末30の近傍通信用通信回路32と通信を行う、事前検査装置10の構成について、図2を参照して説明する。事前検査装置10は、ICカード機能付き携帯電話端末30と無線通信を行うアンテナ11を備え、そのアンテナ11が近傍通信用の通信回路13と接続してある。この通信回路13は、制御部14及びメモリ15と制御ライン16及びデータライン17を介してデータ転送できる構成としてあり、制御部14の制御で、この事前検査装置10の無線通信圏内の端末と無線通信を行う。
この場合、この事前検査装置10はデータベース通信装置16を備えて、そのデータベース通信装置16を介してデータサーバ12とデータのやり取りを行って、データサーバ12内の課金データベース12aに記憶されたデータとの照合などを行って、事前検査装置10が通信回路13を介して無線通信した相手が、自動改札を通過可能か否かの認証処理を行う。課金データベース12aには、例えば既に発行されたICカードとその有効区間、有効期間などの情報が記憶させてある。
事前検査装置10がデータサーバ12と通信を行って、自動改札を通過可能か不可能かの判断した場合には、特に何も処理を行わないが、通過不可能であると判断した場合には、その通過不可能であることを示すデータを、携帯電話端末30に送るようにしてある。なお、通過可能と判断した場合に、そのことを示すデータを携帯電話端末30に送るようにして、その通過可能であることを端末30に表示させるようにしてもよい。
次に、このように構成されるシステムで、事前検査装置10が事前検査を行う場合の処理例を、図3のシーケンス図及び図4のフローチャートを参照して説明する。
まず図3のシーケンス図を参照して説明すると、ここでは、図1に示したように、携帯通信端末30を持ったユーザaが、非接触ICカードのリーダ・ライタ付き自動改札装置20を通過するよりも前の段階で、事前検査装置10の通信圏10a内に入ったものとする。
事前検査装置10は、アンテナ部11からポーリング信号を随時送信して、通信圏10a内に入った端末を探す処理を行う(ステップT11)。ここで、図1に示すように、事前検査装置10の通信圏10a内に入った携帯電話端末30があると、その端末30でポーリング信号を受信し(ステップT12)、携帯電話端末30は事前検査装置10との通信圏に入ったことを認識し、認証要求を送信する(ステップT13)。事前検査装置10は、携帯電話端末30からの認証要求を受信すると、認証処理を行う(ステップT14)。ここでの認証処理は、近傍通信の認証処理である。
事前検査装置10は、認証が成功すると、認証結果を携帯電話端末30に送信する(ステップT15)。この認証結果を携帯通信端末30が受信すると、携帯電話端末30から認証完了通知を事前検査装置10に送信する(ステップT16)。ここでの認証が失敗している場合は、通信終了要求を携帯電話端末30に送信し、その通信終了要求を受信した携帯電話端末30は事前検査装置10との通信を終了する。
近傍通信の認証処理に成功すると、非接触ICカード情報の取得処理に移る。非接触ICカード情報の取得処理としては、携帯電話端末30からの認証完了通知を受信した事前検査装置10は、携帯電話端末30に乗車駅、有効期限、残金などの決済関連データの要求を送信する(ステップT17)。事前検査装置10からの該決済関連データの要求を受信した携帯電話端末30は、要求に合致する決済関連データを検索し(ステップT18)、検索結果を事前検査装置10へ送信する(ステップT19)。
事前検査装置10が非接触ICカード情報を取得すると、事前検査装置10は、決済必要データの検索及び決済可否の検査を行う。即ち、携帯電話端末30からの検索結果を受信した事前検査装置10は、データサーバ12に対して、端末30についての決済関連データの要求を行う(ステップT20)。データサーバ12では、要求されたデータの検索を行い(ステップT21)、検索結果を返送する(ステップT22)。
事前検査装置10にデータサーバ12からも検索結果が送られると、事前検査装置10は、端末30からのデータとデータサーバ12からのデータとを比較して、決済(通過)可能であるか否かの検査を行い、事前判断を行う(ステップT23)。そして、その事前判断した結果を、事前検査装置10から携帯電話端末30に送信し(ステップT24)、携帯電話端末30からの応答を事前検査装置10が受信する(ステップT25)。ここで事前検査装置10と携帯電話端末30との間の通信が終了する。
事前検査装置10からの事前判断結果を受信した携帯電話端末30では、その受信した事前判断結果に基づいた処理を行う(ステップT26)。事前検査装置10は再びポーリング状態に戻る(ステップT27)。
ステップT26での処理としては、決済(通過)が不可能な場合に音・振動等による告知動作を起動させる。また、決済が可能な場合に関しても何らかの機能を動作させても良い。最後に、携帯通信端末21は待機状態に戻る。
次に、携帯電話端末30と事前検査装置10とデータサーバ12とでの、より具体的な処理を、図4をフローチャートを参照して説明する。事前検査装置10は、ポーリング信号を随時送信して、通信圏10a内に入った端末を探す処理を行う(ステップS11)。ここの事前検査装置10の通信圏10a内に入った携帯電話端末30があると、その端末30でポーリング信号を受信し(ステップS12)、携帯電話端末30は事前検査装置10との通信圏に入ったことを認識し、認証要求を送信する(ステップS13)。事前検査装置10は、携帯電話端末30からの認証要求を受信すると(ステップS14)、認証処理を行う(ステップS15)。
事前検査装置22で、携帯電話端末30との間の通信の認証が成功すると(ステップS16)、認証結果を携帯通信端末21に送信する(ステップS17)。携帯電話端末30は認証結果を受信すると(ステップS18)、認証完了通知を事前検査装置10に送信する(ステップS19)。ステップS16で認証が失敗している場合は、通信終了要求を携帯電話端末30に送信し(ステップS51)、携帯電話端末30は事前検査装置10との通信を終了する(ステップS52及びS41)。
事前検査装置22は、携帯電話端末30からステップS19で送信された認証完了通知を受信すると(ステップS20)、携帯電話端末30に乗車駅、有効期限、残金などの決済関連データの要求を送信する(ステップS21)。事前検査装置10からの該決済関連データの要求を受信すると(ステップS22)、携帯通信端末21は、要求に合致する決済関連データを検索して(ステップS23)、検索結果を事前検査装置22へ送信する(ステップS24)。
ステップS24の検索結果を事前検査装置10で受信すると(ステップS25)、事前検査装置10は、要求に合致した決済関連データであるか否かを判断する(ステップS26)。ここで、要求に合致しない場合は、その旨を事前検査装置10から送信し(ステップS51)、携帯電話端末30は事前検査装置10との通信を終了する(ステップS52及びS41)。
要求に合致する場合には、事前検査装置10は、ステップS25で受信した決済関連データに基づいて、さらに決済データが必要であれば、決済に必要なデータの検索要求をデータサーバ12へ送信する(ステップS27)。データサーバ12は、決済に必要なデータの検索要求を受信し(ステップS28)、必要なデータを検索し(ステップS29)、データサーバ12はその検索結果を事前検査装置10に送信する(ステップS30)。事前検査装置10は、その決済に必要な情報を受信し(ステップS31)、検索結果を判断する(ステップS32)。検索結果が要求に合致しない場合は、通信終了要求を携帯電話端末30に送信し(ステップS51)、携帯電話端末30は事前検査装置10との通信を終了する(ステップS52及びS41)。合致する場合は、データサーバ12から得た決済に必要な情報と、ステップS25で携帯電話端末30から受信した決済関連情報とを使用して、運賃または有効期限などの算出を行い、携帯電話端末30を携帯する使用者aが改札通過可能(決済可能)かどうかを検査する(ステップS33)。
そして、事前検査装置10は、ステップS33で得られた決済可否結果を携帯電話端末30に送信する(ステップS34)。この結果を携帯電話端末30で受信すると(ステップS35)、事前検査装置10に通信終了の通知を行い(ステップS36)、事前検査装置10が受信すると(ステップS37)、この2者間通信は終了し、事前検査装置10は再びポーリング状態に戻る(ステップS38)。
携帯電話端末30では、事前検査装置10から受信した決済可否結果を判断し(ステップS39)、決済が不可能であると判断した場合に、音・振動等の告知動作を起動させ、必要により端末30の表示部に文字などで決済(通過)できないことを表示させる(ステップS40)。このときには、決済(通過)できない理由を、詳細に表示させてもよい。例えば、「有効期間経過」、「有効区間外」、「チャージ金額不足」などと表示させる。そのまた、決済が可能な場合にも、携帯電話端末30では、何らかの機能を動作させても良い。例えば、端末30の表示部に文字などで決済(通過)可能と表示させる。その後、携帯電話端末30は待機状態に戻る(ステップS41)。
このようにして処理が行われることで、例えば図1に示したように、端末30を所持したユーザaが自動改札装置10を通過する際には、その自動改札装置10を通過するよりも前に、決済の可否を事前に知ることができる。決済ができない場合に携帯電話端末30がユーザに鳴音・振動等によってその旨を知らしめれば、ユーザの不注意による決済不能状態を予想することができる。
なお、図3、図4の処理では、決済可否検査は、事前検査装置10側で行うようにしたが、データサーバ12で行っても良いし、携帯電話端末30で行っても良い。また、ステップT24では、事前検査装置10は決済可否結果の代わりに携帯電話端末10の動作命令を送信して、その動作命令で鳴音・振動等の告知動作や表示動作を直接制御しても良い。また、携帯電話端末10には、無線電話回線を経由して電子メールなどで決済できないことを通知するようにしてもよい。
なお、ここまで説明した処理では、交通機関の自動改札装置に適用した例としたが、その他の非接触ICカード機能を利用した決済又は認証処理にも適用可能である。即ち、本実施の形態の処理の要部は、決済の可否について無線を使って事前に自動検査して、その結果に基づいた処理を行うことである。従って、映画館など、入場する場合に決済が必要な際も、上述した場合と同様な自動改札を使用することが出来る。但し、この場合は、既に必要な金額またはチケットが決まっているので、携帯端末側でも決済の可否の判断をすることが可能となる。
データベースの検索、料金計算、残金・有効期限との照合については、携帯端末側でおこなっても構わないし、どこでおこなっても構わないので、組み合わせ方は複数考えられる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図5〜図9を参照して説明する。
本例においても、非接触で無線通信を行うICカード機能が内蔵された携帯電話端末を使用する場合の処理に適用したものである。携帯電話端末については、第1の実施の形態で説明した携帯電話端末30をここでも使用する。携帯電話端末30に内蔵された非接触ICカード機能部には、決済可能な金額のチャージが予めしてある。或いは、非接触ICカード機能部がクレジットカード機能を有して、例えば1回の決済で利用可能金額についての制限などがあるものとする。
本例の場合には、商店での商品購入時の代金の決済時の事前検査を行う例としてある。具体的には、商品購入代金を携帯電話端末30に内蔵された非接触ICカード機能部で決済処理する前に、決済可否を検査するようにしたものである。ここで本例の場合、商店に陳列された商品には、ICタグと称される微小な通信手段が取り付けてあり、個々のICタグには、そのICタグが取り付けられた商品を識別するのに必要な機別コードやその商品の金額データが記憶させてあるものとする。ICタグ側には金額のデータを持たせず、識別コードを読み出した側で、なんらかの価格リストにアクセスして、金額を判断するようにしてもよい。ICタグについても、非接触で読み出せるものとする。
図5は、本例のシステムの例を模式的に示したものである。
図6が示すように、本例の合計金額決済可否システムは、非接触ICカード読み取装置付き買い物カート100と、そのカート100に設置される合計金額算出装置120と、事前検査装置110とからなる。事前検査装置110には、表示部115が取り付けてある。
非接触ICカード機能付携帯電話端末30を所持したユーザbは、購入したい商品を陳列棚から取り出して、カート100に入れる。カート100に入れられる各商品200には、ICタグ210が取り付けられている。
合計金額算出装置120は、カート100内の商品200に取り付けられたICタグ210と無線通信を行うためのアンテナ部121を持ち、電波を送信することで、各ICタグ付き商品200に付けられたICタグ210の電磁誘導の作用により、各商品情報(価格等)を取得し、合計金額を算出する。事前検査装置110は、自身のアンテナ111と携帯電話端末30の近接通信用アンテナ31を介して、無線によって通信し、携帯通信端末30の持つ非接触ICカード機能部に設定(記憶)された決済関連情報を取得する。
そして、事前検査装置110で取得した携帯電話端末30の持つ決済関連情報と、カート100に入れられた商品の合計金額を比較し、決済が不可能である場合に、事前検査装置110に接続された表示装置115に警告を表示させて、使用者bに知らしめることにより、決済時に使用者の不注意による決済不能状態を未然に防ぐことが可能となる。
次に、図6を参照して、事前検査装置110の構成について説明する。事前検査装置110は、アンテナ111が接続された近傍通信用の通信回路112を備え、例えば数m以内の距離にある携帯電話端末30と無線通信を行う。通信回路112は、制御ライン117及びデータライン118を介して制御部113、メモリ114、表示部115及び合計金額取得部116とデータ伝送できる構成としてある。合計金額取得部116は、カート100に設置された合計金額算出装置120が算出した合計金額のデータが供給される。
事前検査装置110内の制御部113は、携帯電話端末30から得た決済関連情報(残金額または有効期限等)と、合計金額取得部116から取得した決済関連情報(合計金額等)を比較計算して決済可否判断を行う。さらに、表示部115に、結果表示または結果に基づく表示を行う。
図7は、合計金額算出装置120とICタグ210の構成例を示す図である。合計金額算出装置120は、制御回路124と、送信部122と、受信部123と、アンテナ部121とを備える。商品200に装着されているICタグ210は、アンテナ部211と、値段情報制御部212と、値段情報格納メモリ213とを備える。合計金額を取得する為に、合計金額算出装置120は、各々のICタグ210から各値段情報を得ることになる。なお、ここではICタグ210から価格情報そのものを読み出すことを想定したが、ICタグ210からは商品を識別するコードだけを読み出して、合計金額算出装置120側で個々の金額を判断するようにしてもよい。
図7に示した構成の場合、合計金額算出装置120の送信部122に接続されたアンテナ121から、電波を発信する。アンテナ121からの電波を受信した各ICタグ210は、値段情報制御部212を介して値段情報格納メモリ213から値段情報を読み出し、アンテナ211から合計金額算出装置120に値段情報を送信する。合計金額算出装置120内の制御介して24では、各ICタグ210から送信された値段情報を合計して、合計金額を算出する。
次に、このように構成されるシステムで、事前検査装置110が事前検査を行う場合の処理例を、図8のシーケンス図及び図9のフローチャートを参照して説明する。
ここでは、図5に示したように、携帯通信端末30を持ったユーザbが、買い物カート100内に購入したい商品200を置いて行ったとする。買い物カート100内では、合計金額算出装置120と商品200に付けられたICタグ210の無線通信が可能であるとし、携帯電話端末30と事前検査装置110は、近傍無線通信可能な範囲に位置するものとする。
まず図8のシーケンス図を参照して説明すると、合計額算出装置120がアンテナ121からICタグ210に対してポーリング信号を送信し(ステップT51)、そのポーリング信号をICタグ210が受信すると、各ICタグ210は電磁誘導の作用を通じて発電し、メモリ213から値段データを読み出して、無線を通じて該データを合計金額算出装置120に送信する(ステップT52)。各ICタグ210からの値段データを受信した合計金額算出装置120は、得られた各データから合計金額を算出する(ステップT53)。合計金額算出装置120で算出された合計金額データは、事前検査装置110へ送信し、表示部115で合計金額を表示させる(ステップT54)。合計金額算出装置120に、合計金額を表示する機能がある場合には、合計金額算出装置120側で算出された合計金額を表示するようにしてもよい。
次に、事前検査装置110が携帯電話端末30の非接触ICカード情報を検知する。即ち、合計金額算出装置120からステップT54で送信された合計金額情報を受信した事前検査装置110は、近傍通信用のアンテナ111を介してポーリング信号を送信する(ステップT57)。このポーリング信号を携帯電話端末30が受信すると、携帯電話端末30は事前検査装置110との通信圏に入ったことを認識し、認証要求を送信する(ステップT58)。事前検査装置110は、携帯電話端末30からの認証要求を受信すると、認証処理を行う(ステップT59)。そして、その認証結果を携帯電話端末30に送信する(ステップT60)。携帯電話端末30は、その認証結果を受信すると、認証完了通知を事前検査装置110に送信する(ステップT61)。
携帯電話端末30からの認証完了通知を受信した事前検査装置110は、携帯電話端末30に有効期限、残金などの決済関連データの要求を送信する(ステップT62)。この決済関連データ要求を受信した携帯電話端末30は、要求に合致する決済関連データを検索して(ステップT63)、検索結果を事前検査装置110へ送信する(ステップT64)。
検索結果を受信した事前検査装置110では、決済可否の検査を行う。即ち、検索結果を受信した事前検査装置110は、決済関連データで判断した残金情報と、合計金額算出装置120から取得した合計金額とを比較して、決済が可能かどうかを判断し(ステップT66)、その判断に基づいた処理を行う(ステップT67)。例えば、決済が可能な場合は、処理を終了して待機状態に戻る。決済が不可能な場合、表示部115に、決済が出来ない旨を警告表示する。
次に、図9のフローチャートを参照して、事前検査装置110が事前検査を行う場合の処理例を、より詳しく説明する。まず合計額算出装置120での合計額算出処理としては、合計額算出装置120がアンテナ12を介して送信されたポーリング信号を送信し(ステップS61)、そのポーリング信号を各ICタグ210が受信する(ステップS62)。各ICタグ210は、電磁誘導の作用を通じて発電し、メモリ213から値段データを読み出して、無線を通じて該データを合計金額算出装置120に送信する(ステップS63)。合計金額算出装置120では、各ICタグ210からの値段データを受信すると(ステップS64)、得られた各データから合計金額を算出する(ステップS65)。そして、合計金額算出装置120で得られた合計金額のデータを事前検査装置110へ送信する(ステップS66)。また、必要により合計金額算出装置120で(又は事前検査装置110側の表示部で)算出された合計金額を表示させる(ステップS67)。
合計金額算出装置120で合計金額が算出されると、事前検査装置110での事前検査処理に移る。事前検査装置110では、合計金額算出装置120から合計金額情報を受信すると(ステップS68)、アンテナ111からポーリング信号を送信する(ステップS69)。その事前検査装置110から送信されたポーリング信号を携帯電話端末30が受信すると(ステップS70)、携帯電話端末30は事前検査装置110との通信圏に入ったことを認識し、認証要求を送信する(ステップS71)。事前検査装置110は、携帯電話端末30からの認証要求を受信すると(ステップS72)、と認証処理を行う(ステップS73)。事前検査装置110での認証が成功すると(ステップS74)、認証結果を携帯電話端末30に送信する(ステップS75)。携帯電話端末30では、認証結果を受信すると(ステップS76)、認証完了通知を事前検査装置110に送信する(ステップS77)。
携帯電話端末30からの認証完了通知を事前検査装置110で受信すると(ステップS78)、携帯電話端末30に対して有効期限、残金などの決済関連データの要求を送信する(ステップS79)。ステップS74での認証が失敗している場合には、通信終了要求を携帯電話端末30に送信し(ステップS84)、携帯電話端末30は事前検査装置110との通信を終了して待機状態に戻る(ステップS85及びS86)。事前検査装置110からの決済関連データ要求を携帯電話端末30で受信すると(ステップS80)、要求に合致する決済関連データを検索し(ステップS81)、検索結果を事前検査装置110へ送信する(ステップS82)。
ステップS82で携帯電話端末30から送信された検索結果を事前検査装置43で受信すると(ステップS83)、通信終了要求を携帯電話端末30に送信し(ステップS84)、携帯電話端末30は事前検査装置110との通信を終了して待機状態に戻る(ステップS85及びS86)。そして、事前検査装置110では、ステップS83で取得した決済関連データが要求に合致するかどうかを判断する(ステップS87)。合致しない場合は、処理を終了して待機状態に戻る(ステップS90)。合致する場合には、事前検査装置110はステップS83で受信した残金情報と、合計金額算出装置120から取得した合計金額とを比較して、決済が可能かどうかを判断する(ステップS88)。決済が可能な場合は、処理を終了して待機状態に戻る(ステップS90)。決済が不可能な場合、表示部115に、決済が出来ない旨を警告表示させる(ステップS89)。その後、処理を終了して待機状態に戻る(ステップS90)。
このように処理されることで、図5に示すように買い物カート100を押しているユーザbは、非接触ICカード機能付携帯電話端末30を使用して商品の決済を行うよりも前に、決済の可否を事前に知ることができる。決済ができない場合、事前に表示などでユーザbへその旨を知らしめれば、不注意による決済不能状態を回避することが可能になる。
なお、この第2の実施の形態の場合には、買い物カート100に取り付けられた表示部で、決済ができないことを告知(警告)表示させるようにしたが、この例の場合にも、第1の実施の形態の例と同様に、決済ができない場合などに、携帯電話端末30側にそのことを示すデータを送って、携帯電話端末30側で振動や発光、文字表示などで決済ができないことを告知させるようにしてもよい。
また第2の実施の形態の場合には、買い物カート100に取り付けられた事前検査装置110と携帯電話端末30との通信を、近傍通信で行うようにしたが、事前検査装置110に非接触ICカード機能用のリーダ・ライタを設けて、そのリーダ・ライタを介して通信するようにしてもよい。
また、上述した各実施の形態では、非接触ICカード機能付携帯電話端末と、事前検査装置との間でのデータ転送として、単に決済や認証などに必要なデータを転送させると述べたが、事前検査装置では、ゲートが通過できるかや決済できるかなどを判断するだけであるので、これらの事前検査に必要な情報以外は、やり取りしないように制限させてもよい。即ち、例えば、非接触ICカード機能として個人情報(ユーザの氏名、生年月日などの情報)が記憶されている場合であっても、個人情報は端末から送らないように制限させてもよい。その制限を行うか否かは、端末側でモード設定などで選択できるようにしてもよい。
また、それぞれの実施の形態で説明した例において、決済の可否やゲート通過の可否のみならず、あらかじめ設定した残金以下になる場合や、有効期限が近い場合などを使用者に知らしめてもよい。また、事前検査装置と端末などとの間で行われる通信については、暗号化して通信するようにしてもよい。さらに、決済が出来ない場合に、自動的に入金または引き落としの処理を行うか、或いは自動的に入金または引き落としがユーザ操作できるモードに端末が変わるようにしてもよく、事前検査装置または端末にあらかじめ決められたプログラムを実行させてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、携帯電話端末にICカード機能を内蔵させた例としたが、その他の各種携帯型の端末装置に、ICカード機能を内蔵させた場合にも同様の処理が適用可能である。また、端末に内蔵されたICカード機能としては、ICカードと同様の機能を実現させる回路ブロックが端末に予め組み込まれている場合(上述した実施の形態の場合)の他に、端末に用意されたカードスロットなどにICカードを装着させる構成として、その装着されたICカードが通信できる位置を表示させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、ICカード機能を利用する使用形態の具体例については、交通機関の乗車券として使用する例と、商品購入時の代金の決済用として利用する例を説明したが、ICカードを使用した各種システムに利用可能である。例えば、コンサートのチケット等として利用して、入場や退場のゲートにリーダ・ライタを設置する場合、会員証や社員証として利用して、その会員や社員だけが入れる場所にリーダ・ライタを設置する場合など、リーダ・ライタを設置する様々な利用形態の場合に、それぞれのリーダ・ライタを通過するよりも前で、認証又は決済が可能であるかを調べるようにすることで適用可能である。
本発明の第1の実施の形態によるシステム構成例を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態による端末と事前検査装置の構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による事前検査処理例を示したシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態による事前検査処理例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態によるシステム構成例を示した説明図である。 本発明の第2の実施の形態による事前検査装置の構成例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による合計金額算出処理構成例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による事前検査処理例を示したシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態による事前検査処理例を示したフローチャートである。 従来の自動改札通過時の例を示した説明図である。
符号の説明
10…事前検査装置、10a…事前検査装置の通信圏、11…アンテナ、12…データサーバ、12a…課金データベース記憶部、13…近傍用通信回路、14…制御部、15…メモリ、16…データベース通信装置、20…自動改札装置、21…アンテナ、22…自動開閉扉、30…携帯電話端末、31…アンテナ、32…近傍用通信回路、33…制御部、34…通信回路、35…アンテナ、38…表示部、40…メモリ、41…振動部、42…発光部、50…非接触ICカード機能部、51…課金データ制御部、52…アンテナ、100…買い物カート、110…事前検査装置、111…アンテナ、112…近傍用通信回路、113…制御部、114…メモリ、115…表示部、116…合計金額取得部、120…合計金額算出装置、210…ICタグ

Claims (17)

  1. 決済又は認証に関連する情報を端末が記憶して、その端末に記憶された情報を、近距離無線通信でリーダ・ライタとの間でやり取りして、認識処理又は決済処理を行う情報処理システムにおいて、
    前記決済又は認証に関連する情報を、前記リーダ・ライタとは別の場所で読み出し、前記リーダ・ライタで決済又は認証可能か否か事前に判断する
    情報処理システム。
  2. 請求項1記載の情報処理システムにおいて、
    前記決済又は認証に関連する情報の、前記リーダ・ライタとは別の場所での読み出しは、前記近距離無線通信とは別の無線通信システムで行う
    情報処理システム。
  3. 請求項1記載の情報処理システムにおいて、
    前記リーダ・ライタとは別の場所で読み出された前記決済又は認証に関連する情報は、決済情報データベースを保持するホストコンピュータ側で決済又は認証可能か否か判断する
    情報処理システム。
  4. 請求項1記載の情報処理システムにおいて、
    前記判断で決済又は認証不可能と判断した場合に、前記端末に対して所定の情報を送り、前記端末で決済又は認証不可能であることを示す告知を行う
    情報処理システム。
  5. 決済又は認証に関連する情報を記憶して、その記憶された情報に基づいた処理を行う情報処理手段と、
    リーダ・ライタとの間で近距離無線通信を行って、前記情報処理手段に記憶された所定の情報を前記リーダ・ライタ側に認識させる近距離無線通信手段とを備えた端末を使用した情報処理システムにおいて、
    前記情報処理手段が記憶した決済又は認証に関連する情報を読み出す前記リーダ・ライタとは別の通信手段と、
    前記別の通信手段で読み出した情報に基づいて、前記リーダ・ライタで前記端末が決済又は認証可能か否か事前に判断する判断手段とを備えた
    情報処理システム。
  6. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    前記リーダ・ライタとは別の通信手段と通信を行うために、前記端末は前記近距離無線通信手段とは別の無線通信手段を備えた
    情報処理システム。
  7. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    前記判断手段は、決済情報データベースを保持するホストコンピュータと通信して、決済又は認証可能か否か判断する
    情報処理システム。
  8. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    前記端末は、所定の告知手段を備え、
    前記判断手段で決済又は認証不可能と判断した場合に、前記端末に対して所定の情報を送り、
    前記端末が前記所定の情報を受信した場合に、前記告知手段で決済又は認証不可能であることを示す告知を行う
    情報処理システム。
  9. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    前記判断手段は、予め定められた残額又は期限に達しているか否か判断する
    情報処理システム。
  10. 請求項5記載の情報処理システムにおいて、
    前記判断手段は、所定の検査で商品の合計金額を算出し、その算出した合計金額の精算が可能か否か判断する
    情報処理システム。
  11. 決済に関連する情報が記憶された端末と、リーダ・ライタとの間で、近距離無線通信により情報のやり取りをして、決済処理又は認識処理を行う情報処理方法において、
    前記決済に関連する情報を、前記リーダ・ライタとは別の場所で読み出し、前記リーダ・ライタで決済可能か否か事前に判断する
    情報処理方法。
  12. 請求項11記載の情報処理方法において、
    前記決済又は認識に関連する情報の、前記リーダ・ライタとは別の場所での読み出しは、前記リーダ・ライタとの間で行う近距離無線通信とは別の方式の無線通信で行う
    情報処理方法。
  13. 請求項11記載の情報処理方法において、
    前記リーダ・ライタとは別の場所で読み出された前記決済又は認識に関連する情報は、決済情報データベースを保持するホストコンピュータ側で決済又は認識可能か否か判断する
    情報処理方法。
  14. 請求項11記載の情報処理方法において、
    前記判断で決済又は認識不可能と判断した場合に、前記端末に対して所定の情報を送り、前記端末で決済又は認識不可能であることを示す告知を行う
    情報処理方法。
  15. 所定個所内に置かれた物品の値段関連情報を取得して、合計金額を算出する合計金額算出手段と、
    端末と無線通信を行って、当該端末に記憶された決済に関連する情報を読み出す無線通信手段と、
    前記無線通信手段で読み出された決済に関連する情報に基づいて、前記合計金額算出手段が算出した合計金額の決済が前記端末で可能か否か判断する判断手段と、
    前記判断手段で決済不可能と判断した場合に、所定の告知処理を行う告知手段とを備えた
    情報処理装置。
  16. 請求項15記載の情報処理装置において、
    前記告知手段は、表示手段で構成される
    情報処理装置。
  17. 請求項15記載の情報処理装置において、
    前記告知手段は、前記端末に対して告知情報を送信する処理を行う送信手段で構成される
    情報処理装置。
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