JP6473358B2 - 決済管理方法及び決済管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、決済管理方法及び決済管理装置に関する。
従来、クレジットカードやプリペイドカードの利用に応じて、ポイントを付加することが行われている。例えば、特許文献1には、携帯電話からサーバにログインすることにより、累積ポイント数を確認可能な管理画面が表示され、累積ポイント数の範囲で、ポイントを所望の商品やギフト券等に交換できることが開示されている。
特開2006−268376号公報
ところで、特許文献1に示すような管理画面から、クレジットカードのポイントを所望の商品やギフト券等に交換することができる他に、クレジットカードによる決済が可能なショッピングサイト等の電子商取引のサイトにユーザを誘導して、当該ユーザにクレジットカードの利用を促進させることが行われている。しかしながら、ショッピングサイトで商品を選択して決済する場合、ユーザは、決済画面でログインする必要がある。したがって、ユーザは、管理画面を表示させるためにログインしているにもかかわらず、商品の決済時に再度ログインする必要があり、商品の購入手続が煩雑であるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、端末のユーザに、電子商取引のサイトにおける商品購入を円滑に行わせることができる決済管理方法及び決済管理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る決済管理方法は、所定の決済手段による決済を可能とする第1ログイン情報を取得したことに応じて第1画面を端末に表示させるステップと、購入可能な商品を選択するための第2画面を端末に表示させるステップと、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、決済用の第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定し、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、前記第2ログイン情報を取得することなく前記所定の決済手段での前記商品の決済を可能にすると判定するステップと、を備える。
前記決済管理方法では、前記判定するステップにおいて、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、前記所定の決済手段を含む複数の決済手段から一の決済手段の選択を受け付け、一の決済手段が選択されたことに応じて前記第2ログイン情報を取得してもよい。
前記決済管理方法では、前記判定するステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、所定時間以上にわたって前記第1画面又は前記第2画面における操作が行われていないときには、前記第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定してもよい。
前記所定の決済手段は、プリペイドカードによる決済であり、前記決済管理方法では、前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面に前記プリペイドカードの残高を表示させ、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記プリペイドカードの残高に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させてもよい。
前記所定の決済手段は、クレジットカードによる決済であり、前記決済管理方法は、前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面に前記クレジットカードの利用可能額を表示させ、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記利用可能額に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させてもよい。
前記決済管理方法では、前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記端末のユーザが前記商品の決済に使用可能なポイントの残高を表示させ、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記ポイントの残高に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させてもよい。
前記決済管理方法では、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記ポイントの残高に対応する決済可能額と、前記所定の決済手段における決済可能額との合算値に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させてもよい。
前記決済管理方法では、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記端末のユーザが使用する傾向が高い決済手段を特定し、特定した決済手段に対応する使用状況に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させてもよい。
前記決済管理方法では、前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で、前記商品の決済に使用する決済手段の選択を受け付け、前記所定の決済手段とは異なる決済手段が選択されたことに応じて前記第2ログイン情報を取得してもよい。
本発明の第2の態様に係る決済管理装置は、所定の決済手段による決済を可能とする第1ログイン情報を取得したことに応じて第1画面を端末に表示させる第1表示制御部と、購入可能な商品を選択するための第2画面を端末に表示させる第2表示制御部と、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、決済用の第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定し、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択された場合に、前記第2ログイン情報を取得することなく前記所定の決済手段での前記商品の決済を可能にすると判定する判定部と、を備える。
本発明によれば、端末のユーザに、電子商取引のサイトにおける商品購入を円滑に行わせることができるという効果を奏する。
本発明の電子通貨管理システムの概要を示す図である。 電子通貨管理システムのシステム構成を示す図である。 カード管理サーバ及びキャリアサーバで管理する情報を示す図である。 ポイント管理サーバで管理する情報を示す図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す図である。 ユーザ端末のメニュー画面の例を示す図である。 カードにチャージする際の動作を示す図である。 カードを用いて商品を購入する際の動作を示す図である。 ユーザに対してポイントを付与する際の動作を示す図である。 ユーザに対してユーザ固有のサービスを提供する際の動作を示す図である。 キャリアサーバの構成を示す図である。 キャリアサーバが第2画面において商品の決済を行う際のフローチャートである。
[電子通貨管理システムSの概要]
初めに、図1を参照して、電子通貨管理システムSの概要について説明する。電子通貨管理システムSは、ユーザがカード11を用いて使用することができる電子通貨の残高を管理し、ユーザの携帯電話(以下、ユーザ端末12)からカード11の管理を可能にするシステムである。電子通貨とは、クレジット、ポイント及びクーポン等のように、金銭価値を有する無形の通貨である。カードは、例えば、電子通貨を用いて商品やサービスを購入する際に使用できるクレジットカード又はプリペイドカードである。
ユーザは、予めカード11に関連付けられた口座に電子通貨を貯めて、商品やサービスを購入する際に、カード11を用いて、当該口座に格納された電子通貨を使用することができる。電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12が、例えば携帯電話網の基地局を介してアクセス可能な電子通貨管理装置10においてカード11とユーザ端末12とを連携させることで、ユーザ端末12を用いたカード管理を実現している。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ユーザが使用するユーザ端末やカードの利用履歴を一元的に管理するとともに、当該ユーザ端末やカードの利用に伴ってユーザに付与されるポイントを一元的に管理する。また、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いて、プリペイド式のカードへのチャージ(入金)や、カード残高、付与されたポイント及び利用履歴の確認等を実現している。
ユーザは、多様な方法で電子通貨を貯めることができる。ユーザは、例えば、カード11に設定されたカード番号によって指定される口座に現金を振り込んでチャージすることにより電子通貨を貯めることができる。また、ユーザは、カード11を用いて現実店舗やオンライン店舗で買い物をして、購入額等に応じたポイントを受け取ることにより、電子通貨を貯めることもできる。ユーザは、カード11に関連付けられた電子通貨の残高を、ユーザ端末12から確認することができるので、電子通貨を貯めて、様々な用途で利用する意欲が高まる。
以下、電子通貨管理システムSを実現するための具体的な構成の一例について説明する。
[電子通貨管理システムSのシステム構成]
図2は、電子通貨管理システムSのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、電子通貨管理システムSは、ユーザ機器1と、ユーザ機器1がアクセス可能な電子通貨管理装置10と、を含んで構成される。電子通貨管理装置10は、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4と、を含んで構成される。
ユーザ機器1は、電子通貨管理システムSが提供するサービスを利用する各ユーザが用いる機器であり、カード11と、ユーザ端末12と、を含む。
カード11は、国際ブランドの決済NW50を利用して決済を行うカードであり、クレジットカード決済により利用額を後払いすることができるクレジットカード、予めチャージしておいた金額に基づいて利用額の決済を行うことができるプリペイドカード、又は、チャージ額を後払いするポストペイ型カードである。なお、カード11として、これらの決済方式のいずれかを選択可能な統合型のカードを用いることとしてもよい。
ユーザ端末12は、通信キャリアが提供する通信NWを介して通信(通話)を行う通信装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等である。ユーザ端末12には、所定のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該プログラムに基づき実行されるアプリケーションを介して、ユーザ端末12からカード11の管理をすることができる。
カード管理サーバ2は、カード11の利用履歴として、プリペイド方式の決済に対応する利用履歴と、クレジットカード決済に対応する利用履歴とをユーザ毎に管理するサーバであり、カード管理手段として機能する。カード管理サーバ2は、当該カード11に関する情報を記憶する。ここで、図3(A)及び図3(B)にカード管理サーバ2に記憶される各種情報の一例を示す。図3(A)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてプリペイドカード番号、残高、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。また、図3(B)に示すように、カード管理サーバ2では、管理番号に関連付けてクレジットカード番号、利用額、及び利用履歴等の各種情報を記憶する。以下、プリペイドカード番号及びクレジットカード番号の双方を示すとき、単に「カード番号」と呼ぶ。
カード番号は、カード11に設定された概ね16桁の英数字からなる番号であり、カード11を識別するための識別情報である。管理番号は、カード番号に対して一意に対応する番号であり、他サーバと連携する際にカード番号に代えてカード11を識別するために用いられる。
残高は、カード11に設定されたプリペイドカード番号によって指定される口座にチャージされた金額の残高を示す情報である。利用額は、カード11に設定されたクレジットカード番号によって所定期間内(例えば、締日から1カ月間)に決済された金額の合計を示す情報である。利用履歴は、カード11を用いた買い物の履歴であり、購入日時、購入対象の商品/サービス、購入額、購入場所(店舗名)等を含む。
キャリアサーバ3は、通信キャリアが用いるサーバであり、ユーザ端末12の利用に伴い請求する請求額を管理する請求手段として機能する。ユーザ端末の利用とは、例えば携帯電話を使用したコンテンツ又は商品購入の決済及び通信料金に伴う利用を含む。キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスのユーザ端末12の利用履歴をユーザ毎に管理する。キャリアサーバ3は、利用履歴に基づいて、ユーザに対する請求額を算出する。また、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12に対して、ポイントを利用可能なサービスを提供するサービス提供手段として機能する。即ち、キャリアサーバ3は、通信キャリアが提供するサービスをユーザ端末12に提供する入口(ポータル)として機能する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高をポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。また、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられたポイントをポイント管理サーバ4から取得し、ユーザ端末12にポイントの残高を通知してもよい。
ここで、図3(C)にキャリアサーバ3において管理される各種情報の一例を示す。図3(C)に示すように、キャリアサーバ3では、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の電話番号、請求額、契約ID、及び契約者名等の各種情報を記憶する。
ユーザIDは、ユーザ端末12又は当該ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報である。電話番号は、通信端末であるユーザ端末12に設定された電話番号である。請求額は、ユーザ端末12の利用に伴いユーザに対して請求する金額であり、例えば、通信料金、ユーザ端末12で利用したコンテンツの利用料金を含む。なお、通信キャリアによっては、携帯電話だけでなく、固定電話やケーブルテレビ等の複合的なサービスをユーザに提供することがあるため、請求額には、ユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスに関する料金を含めることとしてもよい。また、契約IDは、通信キャリアと結んだ契約を識別する識別情報であり、契約者が、当該契約を行ったことを示す情報である。通信キャリアでは、通信料金を同一人又は家族の範囲でまとめて請求することがある。契約ID及び契約者名は、通信料金の請求をまとめる範囲、及びまとめた通信料金を請求する対象を判別するための情報である。
なお、図示しないものの、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末12の契約期限、契約日時等の契約に関する情報、また、ユーザ端末12の利用に応じた請求額の支払いが済んでいる/遅延しているといった通信料金の支払いに関する情報を記憶することとしてもよい。
ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2が管理するカードの利用履歴を取得するとともに、キャリアサーバ3が管理するユーザ端末12の請求額を取得し、ユーザ端末12のユーザに関連付けて管理する統合管理手段として機能する。また、ポイント管理サーバ4は、カード11の利用(例えば、カードを用いた買い物)の履歴に基づき付与されるポイントと、ユーザ端末12又はユーザIDが示すユーザに対して提供しているサービスの利用によって発生する請求額に基づき付与されるポイントとを統合して、ユーザに関連付けて管理するサーバである。ここで、図4(A)及び図4(B)にポイント管理サーバ4において管理される各種情報の一例を示す。
図4(A)に示すように、ポイント管理サーバ4では、管理番号及びユーザIDに関連付けて、ポイント、及び明細情報等の各種情報を記憶する。ユーザIDは、ユーザ端末12を用いるユーザを識別する識別情報であり、キャリアサーバ3と連携する際に用いられる。管理番号は、カード番号に一意に対応する番号であり、カード管理サーバ2と連携する際に用いられる。ポイントは、キャリアサーバ3から取得した請求額、及びカード管理サーバ2から取得したカード11の利用履歴(即ち、購入した商品の決済金額)に基づき、対応するユーザに対して付与されたポイント数を示す情報である。明細情報は、カード11及びポイントの利用履歴やキャリアサーバ3が管理するユーザ端末12の請求額を含む情報であり、カード11を用いた買い物の履歴、及びユーザに対して付与されたポイントの履歴を示す。
また、図4(B)に示すように、ポイント管理サーバ4では、購入額や請求額に基づいて付与するポイントを算出するためのポイント付与レートを、利用形態に関連付けて記憶する。利用形態としては、カード11の利用又はユーザ端末12の利用が考えられるが、これら以外にも、カード11を利用した店舗が通常店であるか、ポイント優遇店であるか等に応じて、レートを異ならせることとしてもよい。なお、カード11を利用した店舗を示す情報は、カード管理サーバ2から利用履歴を受信することで、取得することができる。
ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2がプリペイドカード番号に関連付けて管理する電子通貨の残高を、ユーザIDに関連付けて記憶してもよい。この場合、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において電子通貨の残高が更新されたタイミングに同期して、記憶している電子通貨の残高を更新する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12からの要求に応じて、当該ユーザ端末12に対応するユーザIDに関連付けて記憶した電子通貨の残高を記憶部から読み出し、キャリアサーバ3を介して、電子通貨の残高をユーザ端末12に通知することができる。なお、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12から電子通貨の残高を要求されたタイミングで、カード管理サーバ2からユーザIDに対応するプリペイドカード番号に関連付けられた電子通貨の残高を取得し、取得した残高をユーザ端末12に通知してもよい。
以上のとおり、電子通貨管理システムSでは、カード管理サーバ2と、キャリアサーバ3と、ポイント管理サーバ4とが連携することにより、カード番号とユーザIDとを関連付けて管理することができる。即ち、電子通貨管理システムSは、カード識別情報とユーザ端末を用いるユーザを識別するユーザ識別情報とを関連付けて管理する。具体的には、電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4が、カード番号及びユーザIDのいずれにも関連付けられた管理番号を介して、カード番号とユーザIDとを関連付ける。
そして、電子通貨管理システムSは、カード管理サーバ2において、プリペイドカード番号に関連付けて、プリペイドカードによる決済が可能な電子通貨の残高を管理する。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12からの要求に応じて、ユーザIDに関連付けられたプリペイドカード番号に対応する口座に貯まっている電子通貨の残高を、ポイント管理サーバ4を介してカード管理サーバ2から取得し、ユーザ端末12に電子通貨の残高を通知することができる。このようにすることで、電子通貨管理システムSにおいては、ユーザが、電子通貨の口座に関する情報をユーザ端末12に入力することなく、あたかもユーザ端末12に関連付けて電子通貨が管理されているかのような感覚で、電子通貨の残高を把握することができる。
また、以上の構成の電子通貨管理システムSでは、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2において管理されるカード11の利用状況と、キャリアサーバ3において管理されるユーザ端末12の利用状況とを統合し、ポイントの統合を実現する。具体的には、ポイント管理サーバ4は、管理番号とユーザIDとを連携させることで、カード11の利用状況とユーザ端末12の利用状況とを統合する。
ポイント管理サーバ4では、統合された情報をユーザIDに関連付けて管理するため、ユーザIDをキーとして、該当するユーザのカード11の利用状況及びユーザ端末12の利用状況を取得することができる。
そこで、電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12を用いるユーザがユーザIDを指定して要求を行うと、当該ユーザがポイント管理サーバ4で管理される各種情報を把握可能にしている。具体的には、ユーザ端末12が、ユーザIDを含む所定の情報をキャリアサーバ3に送信すると、キャリアサーバ3は、このユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から関連する各種情報を取得し、ユーザ端末12に対して提供する。なお、ポイント管理サーバ4及びキャリアサーバ3は、前回要求時に提供した情報に対する差分の情報を、ユーザ端末12に対して提供することとしてもよい。
[ユーザ端末12の表示画面例]
ここで、キャリアサーバ3から提供される各種情報に基づきユーザ端末12に表示される表示画面の一例を図5及び図6に示す。図5(A)は、上述のアプリケーション実行中に表示されるトップ画面の一例を示す表示画面200であり、図5(B)は、クレジットカード式のカード11の管理画面の一例を示す表示画面210であり、図6は、当該アプリケーション実行中に表示されるメニュー画面の一例を示す表示画面220である。
図5(A)に示すように、表示画面200は、プリペイド式のカード11に係る管理画面であり、カード残高表示201と、ポイント数表示202と、チャージボタン203と、切替ボタン204と、メニューボタン205と、を含んで構成される。
カード残高表示201は、プリペイド式のカード11の残高を示す表示であり、ポイント数表示202は、ユーザに付与されたポイント数を示す表示である。カード残高表示201及びポイント数表示202は、ユーザIDをキーとしてポイント管理サーバ4から取得したカード11の残高やポイント数に基づいて表示内容が制御される。
チャージボタン203は、ユーザがカード11に所望の金額をチャージする際に用いられる。チャージボタン203が操作され、ユーザが所定のチャージ操作を行うと、ユーザIDと管理番号とが連携して、カード管理サーバ2へチャージ要求が行われる。
切替ボタン204は、プリペイド式のカード11に係る表示画面200と、クレジットカード式のカード11に係る表示画面210との切替を行う。切替ボタン204が操作されると、ユーザ端末12には、図5(B)に示す表示画面210が表示される。切替ボタン204は、ユーザが、プリペイド式のカード11と、クレジットカード式のカード11との双方を所持している場合に表示される。
メニューボタン205は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン205が操作されると、ユーザ端末12には、図6に示す表示画面220が表示される。
図5(B)に示すように、表示画面210は、カードの請求予定額211と、利用可能額212と、請求確定額213と、切替ボタン214と、メニューボタン215と、を含んで構成される。
カードの請求予定額211は、クレジットカード式のカード11の利用額のうち、未請求の利用額を示す表示である。
カードの利用可能額212は、クレジットカード式のカード11の利用限度額から、未請求の利用額を減算した額を示す表示である。ユーザ端末12のユーザは、利用可能額212の範囲内でクレジットカード式のカード11を利用して商品等を購入することができる。
請求確定額213は、クレジットカード式のカード11の利用額のうち、請求が確定した利用額を示す表示である。ここでは、月ごとの利用額が表示される。
切替ボタン214は、プリペイド式のカード11に係る表示画面200と、クレジットカード式のカード11に係る表示画面210との切替を行う。切替ボタン214が操作されると、ユーザ端末12には、図5(A)に示す表示画面200が表示される。切替ボタン214は、ユーザが、プリペイド式のカード11と、クレジットカード式のカード11との双方を所持している場合に表示される。
メニューボタン215は、キャリアサーバ3が提供する各種サービスのメニュー画面を呼び出す際に用いられる。メニューボタン215が操作されると、ユーザ端末12には、図6に示す表示画面220が表示される。
図6に示すように、表示画面220には、ポイント用メニュー221と、ショッピング用メニュー222と、カード用メニュー223と、が含まれる。
ポイント用メニュー221は、「ポイントを利用して商品を購入する」、「ポイントを利用して特典(クーポン)を得る」等のように、ポイントの利用を促すメニューを含む。これにより、ユーザにはポイントを利用可能な様々なサービスが提供されるため、ユーザは、付与されたポイントを様々な場面で利用することができる。
ショッピング用メニュー222は、「ポイント優遇店の紹介」や、「カード11を用いて買い物が可能な店舗を紹介する」や、「カード11を用いて買い物が可能なショッピングモール」等のようにカード11の利用を促すメニューを含む。カード11が利用されると、ポイント管理サーバ4において購入額に応じたポイントが付与されることになるため、このようなメニューを提供することで、ポイント付与の機会を増大することができる。
カード用メニュー223は、カード11の利用明細を確認するためのメニューを含む。このメニューを選択することで、ユーザは、カード11の利用履歴を確認することができる。
[電子通貨管理システムSの動作]
以上、電子通貨管理システムSの構成について説明した。続いて、図7〜図12を参照して、電子通貨管理システムSの動作について説明する。
[チャージ時の動作]
まず、図7を参照して、カード11がプリペイドカードである場合における、金額をチャージする際の動作について説明する。本実施形態の電子通貨管理システムSでは、複数のチャージ方法の候補をユーザ端末12に提供し、当該ユーザ端末12において選択されたチャージ方法に基づき、ユーザ端末12を用いるユーザを識別するユーザIDに対応するプリペイド方式の電子通貨の残高にチャージするチャージ手段として機能する。図7(A)は、トップ画面を示す表示画面200(図5(A)参照)において、チャージボタン203が操作された場合に表示されるチャージメニュー画面を示す表示画面230である。
図7(A)に示すように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11に金額をチャージする方法として、チャージ方法231、チャージ方法232及びチャージ方法233を少なくとも含む。チャージ方法231は、付与されたポイントの少なくとも一部のポイントを用いてカード11に金額をチャージするチャージ方法であり、ポイントを所定のレートで金銭に変換することでチャージする。また、チャージ方法232は、キャリア決済を用いてチャージするチャージ方法である。キャリア決済とは、ユーザ端末12の通信料金と併せて決済することであり、このチャージ方法232では、チャージした金額をユーザ端末12の請求額に加算して請求する。また、チャージ方法233は、カード11とは異なるクレジットカードによるクレジットカード決済を用いてチャージするチャージ方法である。このチャージ方法233では、電子通貨管理システムSが、ユーザ端末12からクレジットカード決済を用いてチャージする指示を受け付けると、カード11に対応する残高にチャージするとともに、当該チャージする金額に対応する利用額をクレジットカードの利用額に加算し、当該金額に対応する利用履歴をクレジットカードの利用履歴に追加する。なお、本実施形態では、チャージ方法231、232についてのみ説明するが、カード11へのチャージ方法はこれらに限るものでなく、他の方法により実現することとしてもよい。例えば、ユーザが用いる銀行口座を予め設定しておき、この銀行口座を介してカード11にチャージすることとしてもよい。
チャージ方法231、チャージ方法232及びチャージ方法233の動作の流れを図7(B)に示す。図7(B)に示すように、ステップS11において、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してチャージ要求を行う。このチャージ要求では、ユーザ端末12は、キャリアサーバ3に対してユーザIDとともに、チャージ方法及びチャージ金額を通知する。
キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けると、ステップS12において、ポイント管理サーバ4に対して、ユーザ端末12からチャージ要求を受けたことを通知する。具体的には、キャリアサーバ3は、チャージ要求を受けたユーザ端末12を識別するユーザIDを用いて、ポイント管理サーバ4に対して通知を行う。
続く、ステップS13において、ポイント管理サーバ4では、ユーザIDに対応する管理番号を特定し、カード管理サーバ2に対して、当該管理番号に対応するカード11に設定されたカード番号に関連付けられた口座に対して、要求された金額をチャージするように通知する。この通知を受けると、カード管理サーバ2では、管理番号に対応するプリペイドカード番号のカード11に設定されたカード番号に対応する口座に対して通知された金額を入金する。なお、このステップS13の処理は、詳細には、ステップS14A,Bの処理が行われた後に行われることになる。
ステップS14Aは、チャージ方法231が選択された場合に実行される処理であり、ステップS14Bは、チャージ方法232が選択された場合に実行される処理であり、ステップS14Cは、チャージ方法233が選択された場合に実行される処理である。なお、ステップS14Cは、ステップS13の処理が行われた後に行われる。
ステップS14Aでは、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたポイントから、チャージ金額に相当するポイントを減算する。
また、ステップS14Bでは、キャリアサーバ3は、ユーザIDに関連付けられている請求額にチャージ金額に相当する金額を加算し、所定のタイミングでユーザに対して請求する。
また、ステップS14Cでは、カード管理サーバ2は、管理番号に関連付けられているクレジットカード番号に対応する利用額に対してチャージ金額を加算するとともに、当該クレジットカード番号に対応する利用履歴に、当該チャージ金額に対応する利用履歴を追加する。
なお、キャリア決済では、通信キャリアとの契約内容に応じて決済可能枠が設定される場合がある。一例として、通信キャリアが提供するサービスへの加入月数に応じて決済可能枠が設定される場合があり、例えば、加入月数「12ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「5000円」、加入月数「36ヶ月」のユーザに対しては決済可能枠「1万円」が設定される。このような場合には、ステップS14Bの処理において、キャリアサーバ3は、当月のチャージ金額の合計が、決済可能枠内であるか否かを判定し、決済可能枠内である場合に限り、キャリア決済を可能にしてもよい。
[商品購入時の動作]
続いて、図8を参照して、カード11を用いて商品を購入する際の動作について説明する。なお、カード11は、現実の店舗やインターネット上の仮想店舗で用いることができる。
現実の店舗で商品を購入する場合、ステップS21Aに示すように、カードリーダーを介してカード11を読み取ることで、国際ブランドが提供する決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。なお、商品購入に関する情報とは、例えば、購入額、購入した商品、購入した店舗等の情報である。また、ステップS21Bに示すように、仮想店舗で商品を購入する場合、仮想店舗を介してユーザ端末12から決済NW50にカード11のカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。
決済NW50において所定の決済処理が行われる際には、ステップS22において、決済NW50からカード管理サーバ2に対してカード番号及び商品購入に関する情報が通知される。カード管理サーバ2は、図3(A)及び図3(B)に示すように、クレジットカード番号、及びプリペイドカード番号のそれぞれに関連付けて各種情報を管理しており、複数のカード番号に含まれる一のカード番号と、商品又はサービスを購入した際の購入金額を示す金額情報とを受信すると、受信したカード番号に関連する決済方式に対応する利用履歴に、当該購入金額に対応する利用履歴を追加する。
例えば、カード管理サーバ2は、ステップS23Aにおいて、プリペイドカード番号を受信すると、図3(A)に示すように当該プリペイドカード番号に関連付けられている残高から購入金額を減算するとともに、利用履歴を追加する。また、カード管理サーバ2は、ステップS23Bにおいて、クレジットカード番号を受信すると、図3(B)に示すように当該クレジットカードに関連付けられている利用額に購入金額を加算するとともに、利用履歴を追加する。続いて、ステップS24において、カード管理サーバ2は、受信したカード番号に対応する管理番号を特定する。
続いて、ステップS25において、カード管理サーバ2は、ポイント管理サーバ4に対して、カード番号に対応する管理番号とともに商品購入に関する情報を通知する。ポイント管理サーバ4では、取得した商品購入に関する情報に基づいて、管理番号に対応するユーザIDに関連付けられたポイントを更新する。
[ポイント付与時の動作]
続いて、図9を参照して、ユーザに対してポイントを付与する際の動作について説明する。上述したように、本実施形態の電子通貨管理システムSでは、カード11を用いた商品の購入に応じてポイントを付与するとともに、ユーザ端末12の利用に応じてもポイントを付与する。
商品の購入に応じてポイントを付与する場合、ステップS31において、ポイント管理サーバ4は、カード管理サーバ2から管理番号とともに商品購入に関する情報を取得する。すると、ステップS32において、ポイント管理サーバ4は、商品を購入した店舗に応じたレートを特定し、当該レートに基づいて購入額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS31、ステップS32の処理は、ユーザがカード11を用いて商品を購入する度に行われる。
購入額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、管理番号に対応するユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
また、ステップS33において、ポイント管理サーバ4は、キャリアサーバ3からユーザIDとともに請求額を取得する。すると、ステップS34において、ポイント管理サーバ4は、予め定められたレートに基づいて請求額に応じたポイントを算出する。なお、このステップS33、ステップS34の処理は、請求額が確定したタイミングで行われる。
請求額に応じたポイントを算出すると、ステップS35において、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けて記憶しているポイントに、算出したポイントを加算する。
[ユーザに対してサービスを提供する際の動作]
続いて、図10を参照して、電子通貨管理システムSを利用するユーザに対して当該ユーザ固有のサービスを提供する際の動作について説明する。
ステップS41において、ユーザ端末12は、ユーザIDを伴いキャリアサーバ3にアクセスすると、ステップS42において、キャリアサーバ3は、ユーザIDをポイント管理サーバ4に対して通知する。ステップS43において、ポイント管理サーバ4は、通知されたユーザIDに応じたサービスに関する情報を取得し、キャリアサーバ3に通知し、ステップS44において、キャリアサーバ3からユーザ端末12に対して当該サービスが提供される。
なお、ポイント管理サーバ4ではユーザID毎にアクセス履歴を管理しており、このアクセス履歴に基づいて、前回アクセス時からの差分情報(利用金額、チャージ金額、ポイントの増減)と、現在の残高及び現在のポイント数とを取得する。そして、取得した情報がキャリアサーバ3を介してユーザ端末12に提供されることで、ユーザ端末12において前回との差分や現在の残高及びポイント数等が表示されることになる。
なお、ユーザIDに応じたサービスとは、例えば、当該ユーザが所有するカード11の残高や付与されたポイントを確認可能にするサービスであり、また、ユーザの属性に合った商品を紹介(レコメンド)するサービス等である。
一例として、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられた残高やポイントに基づいて、当該残高又はポイントで購入可能な商品、当該残高又はポイントでは足りないもののあと少し追加することで購入可能な商品等を紹介するサービスを提供する。また、ポイント管理サーバ4は、ユーザIDに関連付けられたユーザの属性(性別、年齢、生年月日、趣味嗜好)等に基づいて、当該ユーザが好む商品を紹介するサービスを提供する。このようなサービスについても、前回アクセス時から更新があったものを提供することができる。
また、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12を用いたサービスの提供者との契約が解除された場合に、ポイントを使用できない状態に変更してもよい。例えば、通信キャリアが、ユーザ端末12を用いた通信サービスを提供し、通信料金に応じたポイントをユーザ端末12のユーザに付与しているとする。この場合において、ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報をキャリアサーバ3から取得すると、ユーザ端末12に関連付けて記憶しているポイントを削除する。ポイント管理サーバ4は、ユーザ端末12のユーザが通信キャリアとの契約を解除した旨の情報を取得すると、ポイントを使用できない旨を示すフラグを付加した状態でポイント残高を記憶してもよい。ポイント管理サーバ4は、ユーザが通信キャリアとの契約を、契約を解除してから所定期間以内に再開したという通知をキャリアサーバ3から受けた場合に、上記のフラグを変更することにより、ポイントを使用できるようにしてもよい。
[商品の決済]
本実施形態において、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12のユーザに購入可能な商品を示すショッピングページの画面を表示させ、当該ユーザによって選択された商品の決済を行う決済管理装置として機能する。
具体的には、キャリアサーバ3は、所定の決済手段としてのプリペイド式のカード11による決済を可能とする第1ログイン情報として、ユーザID及び当該ユーザIDに対応するパスワードを受信すると、第1画面として、図5(A)に示す表示画面200をユーザ端末12に表示させ、その後、メニューボタン205の操作に応じて図6に示す表示画面220をユーザ端末12に表示させる。
図6に示す表示画面220のショッピング用メニュー222には、キャリアサーバ3が提供し、ユーザがプリペイド式のカード11、クレジットカード式のカード11、又はポイントを用いて買い物が可能なショッピングページへのリンクが含まれている。キャリアサーバ3は、ユーザ端末12において当該リンクが選択されると、ショッピングページに係る表示画面(第2画面)をユーザ端末12に表示させる。このショッピングページは、ユーザ端末12において第1ログイン情報を用いてログインしなくても表示可能なページであり、図5(A)に示す表示画面200及び図6に示す表示画面220を介さずに遷移可能なページである。
キャリアサーバ3は、図5(A)に示す表示画面200を介することなくショッピングページの表示画面が表示された状態で商品が選択された場合に、決済用の第2ログイン情報を取得したことを条件として、当該商品の決済を可能にすると判定する。ここで、第2ログイン情報は、第1ログイン情報と同じユーザID及びパスワードであることとするが、これに限らず、当該ユーザID及びパスワードとは異なるID及びパスワードであってもよい。
また、キャリアサーバ3は、図5(A)に示す表示画面200を介してショッピングページの表示画面が表示された状態で商品が選択された場合に、第2ログイン情報を取得することなくプリペイド式のカード11による決済を可能にすると判定する。
このようにすることで、図5(A)に示す表示画面200からショッピングページの表示画面に遷移して商品を購入するユーザは、ショッピングページにおいて再びログインすることなく、商品購入を円滑に行うことができる。
以下に、キャリアサーバ3が備える決済管理に係る機能について詳細に説明する。なお、以下の説明において、図5(A)に示す表示画面200を第1画面といい、ショッピングページに係る表示画面を第2画面という。
[キャリアサーバ3の構成]
図11は、本実施形態に係るキャリアサーバ3の構成を示す図である。キャリアサーバ3は、記憶部31と、制御部32とを備える。
記憶部31は、ROM及びRAM等のメモリ、又はハードディスク等の記憶媒体である。記憶部31は、制御部32を動作させるためのプログラム、及び制御部32が動作する際に生成されるデータを記憶する。また、記憶部31は、ユーザ端末12のユーザに対応するユーザIDと、当該ユーザIDに対応するパスワードとを関連付けて認証情報として記憶する。また、記憶部31は、ショッピングページにおいて販売される商品に係る商品情報として、例えば、商品名称、価格、商品が属するカテゴリ等の各種情報を記憶する。
制御部32は、例えばCPUであり、記憶部31に記憶されたプログラムを実行することにより、第1表示制御部321、第2表示制御部322、判定部323、及び決済部324として機能する。
[第1画面の表示]
第1表示制御部321は、プリペイド式のカード11による決済を可能とする第1ログイン情報を取得したことに応じて、第1画面をユーザ端末12に表示させる。具体的には、第1表示制御部321は、第1ログイン情報をユーザ端末12から取得したことに応じて、当該ユーザ端末12のユーザの認証を行う。第1表示制御部321は、認証に成功すると、ポイント管理サーバ4から、カード11の残高やポイント数を取得し、図5(A)に示す、プリペイド式のカード11の残高と、商品の決済に使用可能なポイントの残高とが表示された表示画面200を第1画面としてユーザ端末12に表示させる。その後、第1表示制御部321は、ユーザ端末12において、表示画面200においてメニューボタン205を選択する操作を受け付けたことに応じて、図6に示す表示画面220をユーザ端末12に表示させる。
ここで、制御部32は、第1ログイン情報による認証に成功したことに応じて、例えば、第1ログイン情報に含まれるユーザIDをハッシュ化して生成したハッシュ値を記憶部31に記憶させるとともにユーザ端末12に記憶させる。その後、制御部32は、ユーザ端末12からアクセスされる際に、ユーザ端末12からハッシュ値を受信する。制御部32は、当該ハッシュ値が記憶部31に記憶されている場合に、ユーザ端末12の状態を、第1ログイン情報によってログインされた状態に保持する。なお、以下の説明では、第1ログイン情報によってログインされた状態をログイン状態という。
[第2画面の表示]
第2表示制御部322は、購入可能な商品を選択するための第2画面をユーザ端末12に表示させる。具体的には、第2表示制御部322は、ユーザ端末12において図6に示す表示画面220に含まれるショッピングページへのリンクが選択されると、記憶部31に記憶されている商品情報に基づいてショッピングページを生成する。第2表示制御部322は、生成したショッピングページをユーザ端末12に送信することにより、第2画面をユーザ端末12に表示させる。
また、第2表示制御部322は、例えば、キャリアサーバ3の事業者が提供するページや、検索サイトにおける検索結果に含まれるショッピングページのリンクがユーザ端末12において選択されたことに応じて、ショッピングページを生成し、第2画面をユーザ端末12に表示させる。
ここで、第2表示制御部322は、第1画面を介して第2画面が表示される場合には、当該第1画面に示されるプリペイド式のカード11の残高に基づいて、当該残高以下の価格の商品を選択し、当該選択した商品を第2画面に表示させる。
なお、第2表示制御部322は、第1画面を介して第2画面が表示される場合には、ポイントの残高に基づいて、当該残高に対応する決済可能額以下の価格の商品を選択し、当該選択した商品を第2画面に表示させてもよい。また、第2表示制御部322は、ポイントの残高に対応する決済可能額と、プリペイド式のカード11の残高(決済可能額)との合算値に基づいて、当該合算値以下の価格の商品を選択し、当該選択した商品を第2画面に表示させてもよい。
また、上述の説明では図5(A)に示す表示画面200を第1画面としたが、図5(B)に示すクレジットカード式のカード11の利用可能額が表示された表示画面210を第1画面としてもよい。そして、第2表示制御部322は、表示画面210を介して第2画面が表示される場合には、当該表示画面210に示されるクレジットカード式のカード11の利用可能額に基づいて、当該利用可能額以下の価格の商品を選択し、当該選択した商品を第2画面に表示させてもよい。
また、上述の説明では図5(A)に示す表示画面200を第1画面としたが、図5(A)に示す表示画面200と、図5(B)に示す表示画面210とを第1画面としてもよい。そして、第2表示制御部322は、表示画面200及び表示画面210を介して第2画面が表示される場合には、ポイントの残高に対応する決済可能額と、プリペイド式のカード11の残高と、クレジットカード式のカード11の利用可能額とのうち、少なくとも2つの合算値に基づいて選択した商品を第2画面に表示させてもよい。
このようにすることで、ユーザ端末12のユーザは、プリペイド式のカード11、クレジットカード式のカード11、又はポイントの残高によって購入可能な商品から、ユーザが購入したい商品を選択することができる。
また、第2表示制御部322は、図3に示すプリペイド式のカード11及びクレジットカード式の利用履歴、並びに図4に示すポイントの明細情報に含まれるポイントの利用履歴に基づいて、ユーザ端末12のユーザが使用する傾向が高い決済手段を特定し、特定した決済手段に対応する使用状況に基づいて選択した商品を第2画面に表示させてもよい。例えば、第2表示制御部322は、利用回数が最も多い決済手段に対応する決済可能額に基づいて商品を選択してもよい。
このようにすることで、ユーザ端末12のユーザがショッピングページにおいて商品を選択する可能性が高くなるため、キャリアサーバ3は、ショッピングページの利用率を向上させることができる。
第1画面を介して第2画面がユーザ端末12に表示された場合、第2画面における商品の決済は、例えば、プリペイド式のカード11により行われる。ここで、第2表示制御部322は、第1画面を介して第2画面が表示された状態で商品の決済に使用する決済手段の選択を受け付けてもよい。第2表示制御部322は、プリペイド式のカード11とは異なる決済手段(ポイント、クレジットカード式のカード11)が選択されたことに応じて第2ログイン情報の取得を受け付けてもよい。
このようにすることで、キャリアサーバ3は、決済手段の変更時にユーザ端末12のユーザが正当なユーザであるか否かを判定することができる。
[決済画面の表示]
第2表示制御部322は、第2画面において、ユーザ端末12から商品の選択及び購入手続を受け付けると、決済処理を行うための決済画面をユーザ端末12に表示させる。
判定部323は、第1画面を介することなく第2画面がユーザ端末12に表示された状態で商品が選択された場合に、決済用の第2ログイン情報を取得したことを条件として当該商品の決済を可能にすると判定し、第1画面を介して第2画面が表示された状態で商品が選択された場合に、第2ログイン情報を取得することなく、プリペイド式のカード11での商品の決済を可能にする。
具体的には、判定部323は、第2表示制御部322が決済画面をユーザ端末12に表示させる際に、ユーザ端末12においてログイン状態が保持されているか否かを判定することで、第2画面が第1画面を介して表示されているか否かを判定する。判定部323は、ログイン状態が保持されていない場合には、第1画面を介することなく第2画面が表示されていると判定し、ログイン状態が保持されている場合には、第1画面を介して第2画面が表示されていると判定する。
判定部323は、第1画面を介することなく第2画面が表示されていると判定すると、第2ログイン情報を受け付けるログイン画面をユーザ端末12に表示させ、ユーザIDとパスワードとを第2ログイン情報として受け付ける。判定部323は、第2ログイン情報を受け付けると、記憶部31に記憶されている認証情報に基づいて認証を行い、認証に成功した場合に商品の決済を可能にする。
ここで、判定部323は、第1画面を介することなく第2画面が表示された状態で商品が選択された場合に、プリペイド式のカード11を含む複数の決済手段から一の決済手段の選択を受け付け、一の決済手段が選択されたことに応じて第2ログイン情報を取得してもよい。
また、判定部323は、ログイン状態が保持されていると判定すると、第2ログイン情報を取得することなく、プリペイド式のカード11での商品の決済を可能にする。ここで、制御部32は、第1画面から第2画面に表示が切り替わった時刻と、当該時刻前に第1画面において最後に操作が行われた時刻とに基づいて、第1画面において操作されていなかった時間(第1操作間隔)を測定する。また、制御部32は、第2画面におけるユーザの操作間隔を測定し、複数の操作間隔のうち最長となる操作間隔(第2操作間隔)を測定する。そして、判定部323は、第1画面を介して第2画面が表示された状態で商品が選択された場合に、第1操作間隔及び第2操作間隔に基づいて、所定時間以上にわたって第1画面又は第2画面における操作が行われていないと判定したときには、第2ログイン情報を取得したことを条件として商品の決済を可能にすると判定してもよい。このようにすることで、キャリアサーバ3は、ユーザ端末12が放置された場合に、他人が商品を購入することを防ぐことができる。
[決済処理]
決済部324は、判定部323が商品の決済が可能と判定したことに応じて、決済処理を行う。具体的には、決済部324は、第1画面を介して第2画面が表示された状態で、決済手段の変更が行われることなく商品が選択された場合には、プリペイド式のカード11を用いて商品の決済を行う。
また、決済部324は、第1画面を介さないで第2画面が表示された状態で商品が選択された場合において、ユーザによって決済手段が選択されていないときには、プリペイド式のカード11を用いて商品の決済を行う。また、決済部324は、第1画面を介さないで第2画面が表示された状態で商品が選択された場合において、ユーザによって決済手段が選択されているときには、選択された決済手段によって商品の決済を行う。
決済部324は、プリペイド式のカード11又はクレジットカード式のカード11を使用して決済を行う場合、ユーザIDに基づいて、ポイント管理サーバ4からプリペイド式のカード11のカード番号又はクレジットカード式のカード11のカード番号を取得する。そして、決済部324は、当該カード番号及び商品購入に関する情報を決済NW50に通知する。また、決済部324は、ポイントを使用して決済を行う場合、ユーザIDに関連付けて、ポイント管理サーバ4に記憶されているポイントから、商品の購入額に対応するポイントを減算することにより決済を行う。
[商品の決済に係るフローチャート]
続いて、キャリアサーバ3が第2画面において商品の決済を行う際の処理の流れについて説明する。図12は、本実施形態に係るキャリアサーバ3が商品の決済を行う際のフローチャートである。
まず、S51において、第2表示制御部322は、ショッピングページを示す第2画面をユーザ端末12に表示させる。ここで、第2画面は、第1画面を介して表示される場合と、第1画面を介さずに表示される場合とがある。
続いて、S52において、第2表示制御部322は、第2画面において商品が選択され、購入手続が開始されたか否かを判定する。第2表示制御部322は、購入手続が開始されたと判定すると、S53に処理を移し、購入手続が開始されていないと判定すると、S52を再実行する。
続いて、S53において、判定部323は、第1画面を介して第2画面が表示されたか否かを判定する。判定部323は、第1画面を介して第2画面が表示されたと判定すると、S54に処理を移し、第1画面を介さずに第2画面が表示されたと判定すると、S55に処理を移す。
続いて、S54において、判定部323は、所定時間以上にわたって第1画面又は第2画面における操作が行われていない期間が存在するか否かを判定する。判定部323は、当該期間が存在すると判定すると、S55に処理を移し、当該期間が存在しないと判定すると、S56に処理を移す。
続いて、S55において、判定部323は、第2ログイン情報を受け付けるログイン画面をユーザ端末12に表示させ、ユーザ端末12から第2ログイン情報を受け付ける。ここでは、正しい第2ログイン情報が受け付けられ、認証に成功したものとする。
続いて、S56において、決済部324は、選択された商品の決済を行う。
[本実施形態における効果]
以上のとおり、本実施形態に係る電子通貨管理システムSでは、ユーザ端末12において第1画面を介することなく第2画面が表示された状態で商品が選択された場合に、決済用の第2ログイン情報を取得したことを条件として商品の決済を可能にすると判定し、第1画面を介して第2画面が表示された状態で商品が選択された場合に、第2ログイン情報を取得することなくプリペイド式のカード11での商品の決済を可能にすると判定する。このようにすることで、第1画面から第2画面に遷移して商品を購入するユーザは、第2画面において再びログインすることなく、商品購入を円滑に行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
S・・・電子通貨管理システム、1・・・ユーザ機器、11・・・カード、12・・・ユーザ端末、10・・・電子通貨管理装置、2・・・カード管理サーバ、3・・・キャリアサーバ、31・・・記憶部、32・・・制御部、321・・・第1表示制御部、322・・・第2表示制御部、323・・・判定部、324・・・決済部、4・・・ポイント管理サーバ、50・・・決済NW

Claims (10)

  1. コンピュータが備えるプロセッサが実行する、
    所定の決済手段による決済を可能とする第1ログイン情報を取得したことに応じて、前記所定の決済手段に関するサービスに関する情報を表示する第1画面を端末に表示させるステップと、
    購入可能な商品を選択するためのショッピングページに対応し、前記第1画面と異なる第2画面を前記端末に表示させるステップと、
    前記第2画面において選択された商品の決済画面を前記端末に表示させる場合に前記第1ログイン情報に対応する情報が前記コンピュータの記憶部に記憶され、前記第1ログイン情報によるログイン状態が保持されているか否かを判定することにより、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で当該商品が選択されたか、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で当該商品が選択されたかを判定し、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、決済用の第2ログイン情報を受け付けるログイン画面を前記端末に表示させ、前記ログイン画面を介して前記第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定し、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、前記第2ログイン情報を取得することなく前記所定の決済手段での前記商品の決済を可能にすると判定するステップと、
    を備える決済管理方法。
  2. 前記判定するステップにおいて、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、前記所定の決済手段を含む複数の決済手段から一の決済手段の選択を受け付け、一の決済手段が選択されたことに応じて前記第2ログイン情報を取得する、
    請求項1に記載の決済管理方法。
  3. 前記判定するステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、所定時間以上にわたって前記第1画面又は前記第2画面における操作が行われていないときには、前記第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定する、
    請求項1又は2に記載の決済管理方法。
  4. 前記所定の決済手段は、プリペイドカードによる決済であり、
    前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面に前記プリペイドカードの残高を表示させ、
    前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記プリペイドカードの残高に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させる、
    請求項1又は2に記載の決済管理方法。
  5. 前記所定の決済手段は、クレジットカードによる決済であり、
    前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面に前記クレジットカードの利用可能額を表示させ、
    前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記利用可能額に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させる、
    請求項1又は2に記載の決済管理方法。
  6. 前記第1画面を表示させるステップにおいて、前記端末のユーザが前記商品の決済に使用可能なポイントの残高を表示させ、
    前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記ポイントの残高に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の決済管理方法。
  7. 前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記ポイントの残高に対応する決済可能額と、前記所定の決済手段における決済可能額との合算値に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させる、
    請求項6に記載の決済管理方法。
  8. 前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示される場合には、前記端末のユーザが使用する傾向が高い決済手段を特定し、特定した決済手段に対応する使用状況に基づいて選択した前記商品を前記第2画面に表示させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の決済管理方法。
  9. 前記第2画面を表示させるステップにおいて、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で、前記商品の決済に使用する決済手段の選択を受け付け、前記所定の決済手段とは異なる決済手段が選択されたことに応じて前記第2ログイン情報を取得する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の決済管理方法。
  10. 所定の決済手段による決済を可能とする第1ログイン情報を取得したことに応じて、前記所定の決済手段に関するサービスに関する情報を表示する第1画面を端末に表示させる第1表示制御部と、
    前記第1ログイン情報に対応する情報を記憶する記憶部と、
    購入可能な商品を選択するためのショッピングページに対応し、前記第1画面と異なる第2画面を前記端末に表示させる第2表示制御部と、
    前記第2画面において選択された商品の決済画面を前記端末に表示させる場合に前記第1ログイン情報に対応する情報が前記記憶部に記憶され、前記第1ログイン情報によるログイン状態が保持されているか否かを判定することにより、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で当該商品が選択されたか、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で当該商品が選択されたかを判定し、前記第1画面を介することなく前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、決済用の第2ログイン情報を受け付けるログイン画面を前記端末に表示させ、前記ログイン画面を介して前記第2ログイン情報を取得したことを条件として前記商品の決済を可能にすると判定し、前記第1画面を介して前記第2画面が表示された状態で前記商品が選択されたと判定した場合に、前記第2ログイン情報を取得することなく前記所定の決済手段での前記商品の決済を可能にすると判定する判定部と、
    を備える決済管理装置。
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