JP6566802B2 - 成形用繊維シート - Google Patents

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Description

本発明は成形用繊維シートに関する。特には、成形時に伸びやすく、皺が発生しない、吸音性に優れる成形用繊維シートに関し、また、意匠性に優れる成形用繊維シートにも関する。本発明の成形用繊維シートは、特に自動車用途の成形用繊維シートとして好適に使用できる。
従来から各種用途の形状に適合するように、繊維シートを成形することが一般的に行われている。このような成形の方法として、一対の金型によって、繊維シートに対して、熱と圧力を作用させることにより成形するヒートプレス法、予め加熱された繊維シートに対して、一対の金型によって圧力を作用させることにより成形するコールドプレス法、が知られている。
前者のヒートプレス法により成形する場合、繊維シートの金型形状への追従性に優れているように、本願出願人は、「捲縮発現した潜在捲縮性繊維を含む繊維基材からなることを特徴とする成形用繊維シート」を提案した(特許文献1)。しかしながら、この成形用繊維シートは吸音性能の低いものであったため、吸音性能を得るためには、吸音性に優れる基材マットと積層するか、基材マットとの接着剤層として、接着樹脂フィルムを使用する必要があった。しかしながら、前者のように吸音性に優れる基材マットと積層する場合には、基材マットが限定され、汎用性がない、という問題があり、後者のように、接着樹脂フィルムを使用した場合には、金型形状に追従しやすいように、捲縮発現した潜在捲縮性繊維を含んでいるにもかかわらず、接着樹脂フィルムが伸びにくいため、成形するために多大な力を要し、成形できたとしても、接着樹脂フィルムは通気性が低く、成形時に空気が抜けにくいため、皺が発生しやすいという問題があった。
また、本願出願人は、「捲縮発現した潜在捲縮性繊維を含む不織布からなり、通気度が5〜20(cm/cm・s)、かつ少なくとも一方向における10N荷重時の伸びが50mm以上であることを特徴とする成形用表皮材。」を提案した(特許文献2)。このような成形用表皮材は、実際には、捲縮発現した潜在捲縮性繊維を含む捲縮発現繊維ウエブを、加熱及び加圧して製造しているが、前記のような低通気度とするためには、比較的強く加熱及び加圧する必要があり、成形用表皮材の嵩が潰れてペーパーライクになり、深絞り成形した場合に、皺が発生しやすい、という問題があった。
特開2012−102437号公報 特開2014−214390号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、皺を発生させることなく成形でき、しかも吸音性能を有する成形用繊維シートを提供することを目的とする。また、意匠性にも優れる成形用繊維シートを提供することも目的とする。
本発明の請求項1にかかる発明は、「高捲縮繊維100mass%から構成されている繊維シート表面に、プリント樹脂を有する成形用繊維シート(但し、前記繊維シート表面に、プリント樹脂の繊維層を有する成形用繊維シートを除く)であり、前記プリント樹脂量が30g/m以下、かつ通気度が5〜30cm/cm・sec.であることを特徴とする、成形用繊維シート。」である。
本発明の請求項2にかかる発明は、「プリント樹脂により模様が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の成形用繊維シート。」である。
本発明の請求項1にかかる発明は、高捲縮繊維100mass%から構成されている繊維シートからなり、しかもプリント樹脂量が少なく、高捲縮繊維の伸びを阻害せず、小さい力で伸びやすいため、皺を発生させることなく成形しやすい成形用繊維シートである。また、通気度が5cm/cm・sec.以上とある程度の通気性があるため、成形時に空気が抜けやすいことからも、皺が発生しにくい成形用繊維シートである。更に、通気度が30cm/cm・sec.以下と通気度が比較的低く、音のエネルギーを熱エネルギーに変換しやすいため、吸音性に優れている。更に、成形用繊維シート自体が吸音性に優れており、吸音性を有する材料と積層する必要がなく、様々な材料と組合わせることができるため、汎用性に優れている。
本発明の請求項2にかかる発明は、プリント樹脂により模様が形成されているため、意匠性にも優れている。
実施例6におけるプリント樹脂液Aの配置状態を示す平面図
本発明の成形用繊維シートは高捲縮繊維を含む繊維シートをベースとしている。この高捲縮繊維は文字通り、多くの捲縮を有し、成形時の圧力によって伸びやすく、小さい力で成形できるため、成形時に皺の発生しにくい成形用繊維シートである。このように、高捲縮繊維は伸びやすいように、50個/インチ以上の捲縮数を有するのが好ましい。なお、捲縮数はJIS L1015:2010 8.12.1 けん縮数、に規定する方法により得られる値をいう。
このような本発明の高捲縮繊維は例えば、潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させることによって得ることができる。このように潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させることによって得た高捲縮繊維は三次元スパイラル状の形態を有するため、成形時の圧力によって伸びやすい。
この高捲縮繊維の基となることのできる潜在捲縮性繊維としては、例えば、熱収縮率の異なる複数の樹脂が複合された複合繊維、繊維の一部に特定の熱履歴を施した繊維を挙げることができる。より具体的には、複合繊維として、繊維横断面が偏心型芯鞘構造のもの、又はサイドバイサイド型構造のものを好適に用いることができる。また、熱収縮率の異なる樹脂の組み合わせとしては、例えば、ポリエステル−低融点ポリエステル、ポリアミド−低融点ポリアミド、ポリエステル−ポリアミド、ポリエステル−ポリプロピレン、ポリプロピレン−低融点ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレンなどの組み合わせを挙げることができる。特に、ポリエステル−低融点ポリエステル、又はポリプロピレン−低融点ポリプロピレンの組み合わせからなる潜在捲縮性繊維は三次元スパイラル状の形態を形成しやすく、伸びやすいため好適である。
また、繊維の一部に特定の熱履歴を施した潜在捲縮性繊維としては、例えば、ポリエステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂からなる繊維の一側面を熱刃などにあてながら通過させた繊維を挙げることができる。
この潜在捲縮性繊維の繊度は特に限定するものではないが、吸音性及び成形後の外観品位に優れているように、4.4dtex以下であるのが好ましく、3.3dtex以下であるのがより好ましい。繊度の下限は特に限定するものではないが、伸びやすく、また、外観品位に優れているように、0.5dtex以上であるのが好ましく、0.8dtex以上であるのがより好ましい。なお、潜在捲縮性繊維として繊度の異なる2種類以上の潜在捲縮性繊維を使用することができ、この場合には、次の式により算出される平均繊度が前記繊度範囲内にあるのが好ましい。また、繊度の異なる3種類以上の潜在捲縮性繊維を使用した場合も、同様にして算出される平均繊度が前記繊度範囲内にあるのが好ましい。
Fav=1/[(Pa/100)/Fa+(Pb/100)/Fb]
ここで、Favは平均繊度(単位:dtex)、Paは繊維シートに占める一方の潜在捲縮性繊維(潜在捲縮性繊維A)の質量割合(単位:mass%)、Faは潜在捲縮性繊維Aの繊度(単位:dtex)、Pbは繊維シートに占める他方の潜在捲縮性繊維(潜在捲縮性繊維B)の質量割合(単位:mass%)、Fbは潜在捲縮性繊維Bの繊度(単位:dtex)を、それぞれ意味する。
なお、高捲縮繊維を潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させることによって得た場合、高捲縮繊維の繊度は潜在捲縮性繊維を構成する樹脂が熱収縮しているため、潜在捲縮性繊維の繊度よりも若干太い。
また、潜在捲縮性繊維の繊維長は特に限定するものではないが、伸びやすいように、また、外観品位の優れる成形用繊維シートであるように、20〜80mmであるのが好ましく、30〜70mmであるのがより好ましい。なお、高捲縮繊維を潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させることによって得た場合、高捲縮繊維の繊維長は潜在捲縮性繊維を構成する樹脂が熱収縮しているため、潜在捲縮性繊維の繊維長よりも若干短い。
本発明の繊維シートを構成する高捲縮繊維は上述のような潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させて得ることができるが、捲縮は加熱によって発現させることができる。なお、加熱は、例えば、熱風ドライヤー、赤外線ランプ、加熱ロールなどによって実施することができるが、潜在捲縮性繊維の捲縮発現を妨げないように、熱風ドライヤー、赤外線ランプなどの固体による圧力がかからない条件下で実施するのが好ましい。また、潜在捲縮性繊維を含む繊維ウエブを形成した後に潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させる場合には、伸びやすい成形用繊維シートとすることができるように、潜在捲縮性繊維の捲縮発現による繊維ウエブの収縮分を見込んでオーバーフィードしながら加熱し、捲縮を発現させるのが好ましい。
このプリント前の繊維シートは伸びやすいように、高捲縮繊維を50mass%以上含んでいるのが好ましく、70mass%以上含んでいるのがより好ましく、80mass%以上含んでいるのが更に好ましく、90mass%以上含んでいるのが更に好ましく、100mass%から構成されているのが最も好ましい。
繊維シートを構成する高捲縮繊維以外の繊維は特に限定するものではないが、例えば、自動車分野のように、難燃性を必要とする用途に適用する場合には、難燃性に優れているように、200℃以上の融点又は分解点を有する合成繊維であるのが好ましく、より具体的には、ポリエステル系繊維(ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維など)、ポリアミド系繊維(6ナイロン繊維、66ナイロン繊維など)、ポリビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリウレタン繊維、フッ素繊維、アラミド繊維等の合成繊維を挙げることができる。このような合成繊維の繊度は、4.4dtex以下であるのが好ましく、3.3dtex以下であるのがより好ましい。なお、合成繊維の繊度の下限は特に限定するものではないが、0.5dtex以上であるのが好ましく、0.8dtex以上であるのが好ましい。また、合成繊維の繊維長は特に限定するものではないが、20〜80mmであるのが好ましく、30〜70mmであるのがより好ましい。
また、繊維シートを構成する高捲縮繊維以外の繊維として、セルロース系繊維を使用することもできる。セルロース系繊維は燃焼時に炭化することにより、燃焼速度を落とす効果を奏するため、難燃性に優れている。このセルロース系繊維としては、例えば、レーヨン繊維、ポリノジック繊維、キュプラ繊維、綿繊維、麻繊維などを挙げることができ、これらの中でも、綿繊維又はレーヨン繊維は経済性の面で好ましく、特にレーヨン繊維は染色等の加工性に優れ、しかも燃焼しても有毒ガスが発生せず、高温にもならないため、好適に使用できる。このセルロース系繊維の繊度は、4.4dtex以下であるのが好ましく、3.3dtex以下であるのがより好ましい。なお、セルロース系繊維の繊度の下限は特に限定するものではないが、0.5dtex以上であるのが好ましく、0.8dtex以上であるのがより好ましい。また、セルロース系繊維の繊維長は特に限定するものではないが、20〜80mmであるのが好ましく、30〜70mmであるのがより好ましい。
本発明における「融点」は、JIS K7121−1987の規定に則り、熱流束示差走査熱量測定(DSC)により得たDSC曲線から読み取った融解温度をいい、「補外融解開始温度」は、JIS K7121−1987の規定に則り、熱流束示差走査熱量測定(DSC)により得たDSC曲線から読み取った補外融解開始温度をいい、「分解点」はJIS K 7120-1987(プラスチックの熱重量測定方法)に定義される開始温度Tをいう。また、「繊度」はJIS L 1015:2010、8.5.1(正量繊度)に規定されているA法により得られる値を意味し、「繊維長」はJIS L 1015:2010、8.4.1[補正ステープルダイヤグラム法(B法)]により得られる値を意味する。
本発明の繊維シートは前述のような高捲縮繊維を含むものであるが、その形態は、例えば、不織布、織物、編物であることができる。これらの中でも、高捲縮繊維がランダムに配置することができ、成形性に優れている不織布形態であるのが好ましい。
このような高捲縮繊維を含む繊維シートは、常法により形成することができる。好適である不織布は、例えば、捲縮発現する前の潜在捲縮性繊維を含む繊維ウエブをカード法、エアレイ法などの乾式法、湿式法、又はスパンボンド法などの直接法により形成した後、熱処理を実施し、潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させることによって製造することができる。なお、不織布の形態安定性を高めるために、熱処理を実施する前に、ニードルや水流などの流体で絡合するのが好ましい。特に、水流で絡合すると、伸びやすい不織布を製造できるため好適である。なお、本発明の高捲縮繊維を含む繊維シートはバインダによって接着していないのが好ましい。バインダで接着していることによって、成形時の伸びが悪くなり、皺を発生しやすくなるためである。
このような繊維シートは比較的通気度が高く、吸音性能に劣るため、吸音性能を高めるために、本発明の成形用繊維シートは上述のような繊維シート表面に、プリント樹脂を有する。上述のような繊維シートは前述の通り、高捲縮繊維を含んでいるため伸びやすく、また、30g/m以下とプリント樹脂量が少なく、高捲縮繊維の伸びを阻害しにくいため、小さい力で伸び、皺を発生させることなく成形しやすい成形用繊維シートである。しかも、通気度が5cm/cm・sec.以上とある程度の通気性があり、成形時に空気が抜けやすいため、この点からも皺が発生しにくい成形用繊維シートである。更には、通気度が30cm/cm・sec.以下と通気度が比較的低く、音のエネルギーを熱エネルギーに変換しやすいため、吸音性に優れている。
なお、樹脂量が少なければ少ない程、高捲縮繊維の伸びを阻害しにくく、小さい力で伸び、皺を発生させることなく成形しやすいため、プリント樹脂量は28g/m以下であるのが好ましく、26g/m以下であるのがより好ましく、24g/m以下であるのが更に好ましく、22g/m以下であるのが更に好ましい。一方で、プリント樹脂量が少な過ぎると、通気度を30cm/cm・sec.以下とするのが困難になる傾向があるため、5g/m以上であるのが好ましく、10g/m以上であるのがより好ましく、15g/m以上であるのが更に好ましい。
本発明の成形用繊維シートにおける樹脂は30g/m以下のプリント樹脂量で、通気度を5〜30cm/cm・sec.とできれば良く、特に限定するものではないが、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、及び/又はポリウレタン樹脂であることができる。
また、プリント樹脂による模様も、通気度が5〜30cm/cm・sec.である限り、特に限定するものではないが、全面的(べた)及び/又は部分的にプリント樹脂を有することができる。特に、全面的にプリント樹脂を有すると、前記通気度となりやすいため好適である。
なお、プリント樹脂により模様が形成されていると、意匠性に優れているため好適である。プリント樹脂による模様は特に限定するものではないが、例えば、格子模様、市松模様、縦縞模様、横縞模様、ドット模様、ヘリンボーン模様などを例示することができる。
このようなプリント樹脂による模様は、(1)プリント樹脂を部分的にのみ有することによって、模様が形成されていても良いし、(2)全面的に有するプリント樹脂(「べたプリント樹脂」と表記することがある)の上に、更に、べたプリント樹脂とは異なる明度、色彩、及び/又は彩度を有するプリント樹脂(「模様プリント樹脂」と表記することがある)を部分的に有することによって、模様が形成されていても良いし、(3)プリント樹脂(模様プリント樹脂)を部分的に有することによって模様が形成されているとともに、模様プリント樹脂とは異なる明度、色彩、及び/又は彩度を有するプリント樹脂を、模様プリント樹脂の模様の残余領域に有していても良い。これらの中でも、(2)又は(3)のように全面的にプリント樹脂を有すると前記通気度を満たしやすく、しかも模様プリント樹脂を有することによって意匠性にも優れているため好適である。なお、模様プリント樹脂は1種類から構成されていても良いし、明度、色彩、及び/又は彩度の点で異なるプリント樹脂2種類以上から構成されていても良い。
なお、プリント樹脂以外に、機能性物質を含んでいることができる。例えば、染料又は顔料を含んでいることによって、成形用繊維シートの意匠性を付与又は高めることができ、難燃剤(例えば、リン系難燃剤、臭素系難燃剤、無機系難燃剤)を含んでいることによって、成形用繊維シートの難燃性を付与又は高めることができ、撥水剤又は撥油剤を含んでいることによって、成形用繊維シートの防汚性を付与又は高めることができ、界面活性剤を含んでいることによって、成形用繊維シートの親水性を付与又は高めることができる。なお、このような機能性物質は2種類以上含んでいることができる。
このような本発明のプリント樹脂は常法によりプリントして形成することができる。例えば、全面的にプリント樹脂を有するようにする場合には、平版印刷により実施して形成することができ、部分的にプリント樹脂を有するようにする場合には、凸版印刷、凹版印刷、孔版印刷などにより実施して形成することができる。
本発明の成形用繊維シートは前述のように、少ないプリント樹脂量であるにもかかわらず、通気度が5cm/cm・sec.以上とある程度の通気性があるため、成形時に空気が抜けやすく、皺が発生しにくい。また、通気度が30cm/cm・sec.以下と通気度が比較的低く、音のエネルギーを熱エネルギーに変換しやすいため吸音性に優れている。好ましい通気度は10〜28cm/cm・sec.であり、より好ましくは15〜25cm/cm・sec.である。この通気度はJIS L1913:2010「一般不織布試験方法」に規定される6.8.1(フラジール形法)によって測定される値をいう。
本発明の成形用繊維シートの目付、厚さは、成形用繊維シートの使用用途等にによって異なるため、特に限定するものではないが、目付は50〜200g/mであるのが好ましく、80〜180g/mであるのがより好ましく、120〜170g/mであるのが更に好ましい。また、成形用繊維シートの厚さは0.1〜0.8mmであるのが好ましく、0.2〜0.7mmであるのがより好ましい。本発明における目付はJIS L1913:2010「一般不織布試験方法」に規定される6.2[単位面積当たりの質量(ISO法)]によって測定される値を意味し、厚さは圧縮弾性試験機[ライトマチック(登録商標)VL−50、株式会社ミツトヨ製]を用い、荷重面積5cm当たりの荷重を2.00kPaとして測定した値を意味する。
このような本発明の成形用繊維シートは、例えば、潜在捲縮性繊維を含む前駆繊維シートを形成した後、前記潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させて高捲縮繊維を含む繊維シートを形成する。次いで、繊維シートの通気度が20〜50cm/cm・sec.程度となるように繊維シートの厚さ方向に圧縮した後、圧縮した繊維シートの表面に、30g/m以下の量(固形分)でプリントし、乾燥して、通気度が5〜30cm/cm・sec.の本発明の成形用繊維シートを製造することができる。
より具体的には、繊維シートが好適である不織布からなる場合、潜在捲縮性繊維を含む繊維ウエブをカード法、エアレイ法などの乾式法、湿式法、又はスパンボンド法などの直接法により形成した後、熱処理を実施して潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させて高捲縮繊維とし、高捲縮繊維を含む不織布を形成する。なお、不織布の形態安定性を高めるため、熱処理を実施する前に、ニードルや水流などの流体で絡合するのが好ましい。なお、バインダで接着させると、成形時の伸びが悪くなり、皺が発生しやすくなるため、バインダで接着しないのが好ましい。
また、加熱は、潜在捲縮性繊維の捲縮発現を妨げないように、熱風ドライヤー、赤外線ランプなどの固体による圧力がかからない条件下で実施するのが好ましい。更に、伸びやすい不織布となるように、潜在捲縮性繊維の捲縮発現による繊維ウエブの収縮分を見込んでオーバーフィードしながら加熱し、捲縮を発現させるのが好ましい。
次いで、不織布の通気度が20〜50cm/cm・sec.程度(好ましくは、25〜40cm/cm・sec.)となるように、不織布を厚さ方向に圧縮するのが好ましい。また、プリント樹脂により模様を形成する場合、このように圧縮することによって不織布表面が平滑になるため、模様が鮮明となり、意匠性に優れているという点からも、不織布を厚さ方向に圧縮するのが好ましい。圧縮する方法は特に限定するものではないが、例えば、カレンダー、フラットプレス機等により実施することができる。なお、この圧縮工程によって、高捲縮繊維等の繊維を融着させると、成形時に伸びにくく、皺の発生しやすい成形用繊維シートとなってしまうため、高捲縮繊維等の繊維を融着させない条件で圧縮して、前述の通気度とするのが好ましい。この圧縮条件は前記通気度となる条件であれば良く、特に限定するものではないが、例えば、カレンダーで圧縮する場合、不織布構成繊維を構成する樹脂成分の中で最も補外融解開始温度の低い樹脂成分の補外融解開始温度よりも低い温度(好ましくは、補外融解開始温度よりも10℃以上低い温度)、かつ線圧1〜10kg/cm、好ましくは3〜7kg/cmで加圧すると、前記通気度とすることができるとともに、不織布表面を平滑にすることができる。
そして、圧縮した不織布の表面に、30g/m以下の量(固形分)でプリントし、乾燥して、通気度が5〜30cm/cm・sec.の成形用繊維シートを製造することができる。なお、プリントは圧縮した不織布表面に、全面的にプリントし、全面的にプリント樹脂を付与すると、前記通気度としやすいため好適である。このように全面的にプリント樹脂を付与するには、例えば、平版印刷により実施することができる。一方で、部分的にプリント樹脂を付与して模様を形成すると、意匠性に優れているため好適である。このように部分的にプリント樹脂を付与して模様を形成するには、例えば、凸版印刷、凹版印刷、孔版印刷により実施することができる。なお、全面的なプリント樹脂の付与と部分的なプリント樹脂の付与による模様の形成の両方を実施しても良いし、部分的にプリント樹脂を付与することを繰り返して模様を形成しても良いし、部分的にプリント樹脂を付与することを繰り返して模様を形成した結果として、全面的にプリント樹脂を付与しても良い。また、乾燥は、例えば、熱風乾燥、冷風乾燥、減圧乾燥、遠赤外線乾燥などを挙げることができる。
本発明の成形用繊維シートは成形時に伸びやすく、皺を発生させることなく成形でき、しかも吸音性能にも優れるため、これらの特性を必要とする用途に好適に使用することができる。例えば、自動車用途の成形用繊維シートとして好適に使用できる。なお、成形はヒートプレスによる成形であっても、コールドプレスによる成形であっても、成形時に伸びやすく、皺を発生させることなく成形でき、吸音性能にも優れる成形シートを得ることができる。また、本発明の成形用繊維シート自体が吸音性に優れているため、別の材料と積層する場合であっても、別の材料は吸音性に優れる必要がないため、様々な別の材料と組合わせることができ、汎用性に優れている。
本発明の成形用繊維シートは単体で使用することもできるが、別の材料と複合して、各種用途に適用することもできる。このように別の材料と複合しやすいように、本発明の成形用繊維シートは接着剤層を備えていることができる。この接着剤層は成形の際に別の材料と接着しやすいように、200℃以下の融点をもつ樹脂(以下、「接着樹脂」ということがある)を含んでいるのが好ましく、190℃以下の融点をもつ接着樹脂であるのが好ましく、180℃以下の融点をもつ接着樹脂であるのがより好ましい。一方で、融点が低すぎると、耐熱性が低下し、適用用途が限定されるため、80℃以上の融点をもつ接着樹脂であるのが好ましく、90℃以上の融点をもつ接着樹脂であるのがより好ましい。
このような接着樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン(例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などから選ばれる樹脂を、1種類又は2種類以上使用することができる。これらの中でもポリエチレンは、接着温度が低く、また接着性も優れているため好適である。
このような接着樹脂は別の材料との接着性に優れるように、例えば、繊維形態又はパウダー形態であるのが好ましい。より具体的には、接着樹脂繊維、接着樹脂繊維を含む繊維シート(例えば、不織布、織物)、又は接着樹脂パウダーの形態であるのが好ましい。接着樹脂がフィルム形態であると、成形時に伸びにくくなり、皺が発生しやすくなるため、接着樹脂はフィルム形態ではないのが好ましい。
なお、接着樹脂繊維の接着剤層を有する成形用繊維シートは、接着樹脂繊維を成形用繊維シートに積層した後に、水流などの絡合を作用させることにより、及び/又は接着樹脂繊維の接着性を発現させることによって製造することができる。また、接着樹脂繊維を含む繊維シートの接着剤層を有する成形用繊維シートは、成形用繊維シートに繊維シートを積層し、水流などの絡合を作用させることにより、及び/又は接着樹脂繊維の接着性を発現させることによって製造することができる。更に、接着樹脂パウダーの接着剤層を有する成形用繊維シートは、成形用繊維シートに接着樹脂パウダーを散布し、接着樹脂パウダーの接着性を発現させることによって製造することができる。
このように成形用繊維シートが接着剤層を備えている場合、接着剤量は特に限定するものではないが、10〜60g/mであるのが好ましく、20〜50g/mであるのがより好ましい。
なお、本発明の成形用繊維シートと接着して複合化できる別の材料は、接着した複合体の使用用途によって異なり、特に限定するものではないが、好適である自動車用途の場合、剛性、耐熱性、難燃性、吸音性等を考慮して、例えば、樹脂含浸したガラスウールマット、フェルト、ロックウールマット、レジンフェルト、ポリウレタン、ポリスチレン又はポリオレフィン系樹脂の発泡体、ポリエステル繊維等の合成繊維からなる不織布などであることができる。なお、本発明の成形用繊維シートそれ自体が吸音性を有するため、別の材料が吸音性に優れる材料である必要はない。
このような接着した複合体は、成形用繊維シートの接着剤層を別の材料と当接するように積層した状態で成形(例えば、ヒートプレス、コールドプレス)して製造できる。或いは、接着剤層を備えていない成形用繊維シートを、前述のような接着剤構成材料(例えば、接着樹脂パウダー、接着樹脂繊維、接着樹脂繊維を含む繊維シートなど)を介して別の材料と積層した状態で成形(例えば、ヒートプレス、コールドプレス)して製造できる。
このような接着した複合体は、例えば、自動車、産業用機械、建設機械などのエンジンルームにおける吸音材、マンション、住宅、学校、病院、図書館などの建築物用吸音材、自動車天井材などに使用することができ、特に、自動車のエンジンルームにおける吸音材として好適に使用できる。
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜5、比較例1〜6)
ポリエステル/低融点ポリエステルの組み合わせで、繊維横断面がサイドバイサイド型に構成された潜在捲縮性繊維[繊度:2.2dtex、繊維長:51mm、東レ(株)製、東レテトロン(登録商標)T−25]を100%用い、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、ノズル径0.13mm、ノズルピッチ0.6mmのノズルプレートから水圧9MPaの水流を繊維ウエブの両面に対して噴出して、絡合繊維ウエブを形成した。
続いて、絡合繊維ウエブを125℃で乾燥した後、オーバーフィードしながら、熱風ドライヤーによる温度195℃での熱処理を約15秒間実施することによって、潜在捲縮性繊維の捲縮を発現させ、高捲縮繊維とした直後に、カレンダーロールを用い、表1に示すような条件で、高捲縮繊維を融着させることなく厚さ方向に加圧し、表1に示すような通気度を有する圧縮不織布(目付:140g/m)をそれぞれ製造した。
Figure 0006566802
他方で、次の配合のプリント樹脂液を用意した。
(1)プリント樹脂液A
増粘剤[カーボポール(登録商標)940、日本ループリゾール(株)製]・・・0.24重量部
消泡剤[シンエツシリコーン(登録商標)KM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.7重量部
アクリル樹脂バインダー[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・7重量部
黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・10重量部
難燃剤[ネオステッカー(登録商標)NB−3700、日華化学(株)製]・・・12重量部
撥水剤[アサヒガード(登録商標)AG−E300D、旭硝子(株)製]・・・1.5重量部
25%アンモニア水・・・1重量部
水・・・67.56重量部
(2)プリント樹脂液B
増粘剤[カーボポール(登録商標)940、日本ループリゾール(株)製]・・・0.24重量部
消泡剤[シンエツシリコーン(登録商標)KM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.9重量部
アクリル樹脂バインダー[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・9.5重量部
黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・13重量部
難燃剤[ネオステッカー(登録商標)NB−3700、日華化学(株)製]・・・16重量部
撥水剤[アサヒガード(登録商標)AG−E300D、旭硝子(株)製]・・・2重量部
25%アンモニア水・・・1重量部
水・・・57.36重量部
(3)プリント樹脂液C
増粘剤[カーボポール(登録商標)940、日本ループリゾール(株)製]・・・0.24重量部
消泡剤[シンエツシリコーン(登録商標)KM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.55重量部
アクリル樹脂バインダー[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・5.5重量部
黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・7.5重量部
難燃剤[ネオステッカー(登録商標)NB−3700、日華化学(株)製]・・・8.8重量部
撥水剤[アサヒガード(登録商標)AG−E300D、旭硝子(株)製]・・・1.1重量部
25%アンモニア水・・・1重量部
水・・・75.31重量部
次いで、平版印刷により、表2に示す組合せで、前記圧縮不織布の片面に全面的にプリントした後、温度180℃で熱風乾燥し、表3に示すような物性を有し、全面的にプリント樹脂を有する成形用不織布をそれぞれ製造した。
Figure 0006566802
#:プリントなし
Figure 0006566802
(実施例6)
実施例1と同様にして、繊維ウエブの形成、絡合繊維ウエブの形成、潜在捲縮性繊維の捲縮発現、カレンダーロールによる加圧(温度:25℃、圧力:4.5kg/cm)を実施して、通気度39cm/cm/sec.の圧縮不織布(目付:140g/m)を製造した。
また、実施例1と同じプリント樹脂液Aに加えて、次の配合のプリント樹脂液Dを用意した。
(1)プリント樹脂液D
増粘剤[カーボポール(登録商標)940、日本ループリゾール(株)製]・・・0.24重量部
消泡剤[シンエツシリコーン(登録商標)KM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.7重量部
アクリル樹脂バインダー[ボンコート(登録商標)AB−886、DIC(株)製]・・・7重量部
黒顔料[R.W.BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・5重量部
難燃剤[ネオステッカー(登録商標)NB−3700、日華化学(株)製]・・・12重量部
撥水剤[アサヒガード(登録商標)AG−E300D、旭硝子(株)製]・・・1.5重量部
25%アンモニア水・・・1重量部
水・・・72.56重量部
次いで、平版印刷により、プリント樹脂液Dを前記圧縮不織布の片面に全面的にプリント[プリント樹脂量(固形分):20g/m]し、続いて、プリント樹脂液Dのプリント面に、更にプリント樹脂液Aを図1に示す配置で、市松模様状、かつ斜線状にプリント[プリント樹脂量(固形分):4g/m]した後、温度180℃で熱風乾燥し、全面的にべたプリント樹脂を有するとともに、市松模様状に模様プリント樹脂を有する成形用不織布(目付:164g/m、厚さ:0.68mm、通気度:22cm/cm/sec.)を製造した。この成形用不織布は意匠性に優れるものであった。
(成形後の外観評価)
実施例1〜6及び比較例1〜6の成形用不織布それぞれを、温度180℃に加熱した一対の金型(最大深さ:5cm)により90秒間加圧して、エンジンルームサイレンサーの形状に成形し、成形不織布を作製した。その後、成形不織布の外観を観察し、次の基準にしたがって評価した。この結果は表3に示す通りであった。
(基準)
○:皺がなく、外観品位に優れる
▲:皺が発生しているため、外観品位に劣る
×:破断してしまい、外観品位が著しく劣る
(吸音性の評価)
上記の実施例1、4、5、6又は比較例1、2、3の成形用不織布と、フェノール樹脂を含む粗毛フェルト(目付:650g/m)とを、温度200℃に設定した平板熱プレスによって貼り合せ、厚さ10mmの成形サンプルをそれぞれ調製した。
次いで、これらの成形サンプルについて、ブリュエル・ケアー社製の垂直入射法吸音率測定器を用い、JIS−A1405に準拠した測定方法で、吸音率を測定し、次の評価基準により評価した。この評価結果は表4に示す通りであった。
(基準)
1000Hzで0.20以上かつ4000Hzで0.90以上;○
1000Hzで0.20未満又は4000Hzで0.90未満;×
Figure 0006566802
上記実施例4と比較例1の結果から、プリント樹脂量が30g/m以下、かつ通気度が5cm/cm・sec.以上であることによって、皺を発生させることなく成形できることがわかった。
また、実施例5と比較例2の結果から、通気度が30cm/cm・sec.以下であることによって、吸音性に優れることがわかった。
本発明の成形用繊維シートは成形時に伸びやすく、皺を発生させることなく成形できるばかりでなく、吸音性能にも優れているため、特に自動車用途の成形用繊維シートとして好適に使用でき、例えば、自動車のエンジンルーム又は自動車天井材などの成形用繊維シートとして好適に使用できる。
A プリント樹脂液A

Claims (2)

  1. 高捲縮繊維100mass%から構成されている繊維シート表面に、プリント樹脂を有する成形用繊維シート(但し、前記繊維シート表面に、プリント樹脂の繊維層を有する成形用繊維シートを除く)であり、前記プリント樹脂量が30g/m以下、かつ通気度が5〜30cm/cm・sec.であることを特徴とする、成形用繊維シート。
  2. プリント樹脂により模様が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の成形用繊維シート。
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