JP6566238B2 - 基体表面塗膜形成用塗料組成物、及び風力発電機のブレードの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物とは、固形分換算での水酸基価が15〜110mgKOH/g(以下、単位略す。)である含フッ素重合体(A)、及び数平均分子量(以下「Mn」という。)が500〜3000であるポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)とを含む改質剤(D)を混合して得られる主剤(E)、硬化剤(F)、及び溶剤(G)を配合して得ることができる。
本発明で用いる主剤(E)は、含フッ素重合体(A)と、ポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)を含む改質剤(D)とを混合して得ることができる。
本発明で必須に用いる含フッ素重合体(A)について、以下に説明する。
次に、本発明で必須に用いるポリエーテルエステルポリオール(B)について、以下に説明する。
次に、本発明で必須に用いる多官能型ポリエーテルポリオール(C)について、以下に説明する。
本発明で用いる硬化剤(E)は、公知のものが使用できるが、それらの中でも、反応活性が高く、低温条件下での塗装であるため、ブロック化されていないポリイソシアネート系硬化剤(以下、「非ブロック化ポリイソシアネート」という)が好ましい。
本発明で用いる溶剤(G)としては、主剤(E)と硬化剤(F)を均一に溶解又は分散でき、且つ、反応及び性能に悪影響を与えないものであれば、何れの溶剤も使用できる。
本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物には、目的に応じて、種々の触媒や添加剤などを配合してもよい。
顔料成分としては、耐候性に優れる点から、酸化チタンが特に好ましい。
次に、本発明の風力発電機のブレードの製造方法について、以下に説明する。
操作方法はJIS K 1557−1(2007)A法に準じて実施した。ただし、滴定は水酸化カリウム標準液を用いた。
本発明でいうポリエーテルエステルポリオール(B)のMnとは、標準ポリスチレンを分子量標準とするゲル浸透クロマトグラフィー法(Gel Permeation Chromatography。GPC法。)により、下記の測定条件にて測定した値である。
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度0.4質量%のテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
ポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)とを含む改質剤(D)の粘度を下記の条件に従い測定し、下記の基準に従い判定した。
測定機 :コーンプレート粘度計(エム・エス・ティーエンジニアリング株式会社製) 型式 :CV−1S
測定温度:30℃
改質剤の粘度の判定基準。
◎:1000mPa・s未満の場合。
○:1000〜2000mPa・sの場合。
×:2000mPa・sを超える場合。
容器中で含フッ素重合体(A)と改質剤(D)〔ポリエーテルエステルポリオール(B(E)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)を含有〕とを所定の質量比で混合して、混合液(主剤(E))を作成する。
次いで、前記混合液(主剤(E))を室温で24時間放置後に外観を目視観察して、下記の基準に従い相溶性を判定した。
相溶性の判定基準。
○:分離していなかった場合、相溶性に優れる。
×:分離していた場合、相溶性に劣る。
JIS K 5600−5−3(2009)(耐おもり落下性試験)に準拠して、塗膜の耐衝撃性試験を行い、以下の基準に従い評価した。
おもり落下:デュポン式
おもり質量:300g
撃ち型 :1/8インチ、1/4インチ
高さ :30cm、40cm
耐衝撃性の判定基準。
○:塗膜の外観に変化がなかった場合、耐衝撃性に優れる。
×:塗膜に割れや剥がれが生じた場合、耐衝撃性に劣る。
協和界面科学株式会社製、型式;Drop Master700を用いて、イオン交換水2μlの接線と試料(塗膜)表面との角度(水接触角)を測定して、下記の基準に従い氷着防止性を判定した。
氷着防止性の判定基準。
○:90°以上であれば氷着防止性能に優れる。
×:90°未満であれば氷着防止性能に劣る。
反応容器に、ジプロピレングリコール(以下「DPG」と略す。)472部、セバシン酸(以下「Seb」と略す。)528部、及びテトライソプロピルチタネート(以下「TiPT」と略す。)0.03部仕込み、撹拌混合し、内温220℃で18時間反応して、2官能型のポリエーテルエステルポリオール(B1)(水酸基価112、Mn1000、常温で液状)を得た。
上記ポリエーテルエステルポリオール(B1)45部に、多官能型ポリエーテルポリオール(C1)として「エクセノール385SO」(商標、旭硝子株式会社製、ポリプロピレングリコール、水酸基価385)を25部加え、室温にて撹拌混合して、改質剤(D1)(粘度1680mPa・s/30℃、無色透明液状)を得た。
次いで、含フッ素樹脂(A1)である「ゼッフルGK−570」(商標、ダイキン株式会社製、水酸基価55〜65、不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)46部に、上記改質剤(D1)70部を加え混合して主剤(E1)を得た。
上記主剤(E1)の評価結果を第1表に示した。
主剤(E1)は、24時間放置後も分離することなく、透明な状態を維持し、相溶性に優れていた。
次いで、上記主剤(E1)に、硬化触媒であるジオクチル錫ジウラレートを100ppm添加後、直ちに、硬化剤(F1)である「TORONATE IDT70B」(商標、Perstorp社製、ポリイソシアネート系硬化剤、イソホロンジイソシアネートのトリマー(以下「IPDIトリマー」と略す)、不揮発分70質量%の酢酸ブチル溶液)を、硬化剤(F1)のイソシアネート当量(以下「NCO当量」)と主剤(E1)の水酸基当量(以下「OH当量」)との比(即ち[NCO/OH当量比])で1.02当量比にて配合して、2分間撹拌し混合して、本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物(P1)を得た。
直ちに、上記塗料組成物(P1)をアルミニウム板表面上に乾燥後の膜厚が160μmになるように塗布し塗布層を形成して、80℃の乾燥機中で30分間加熱させて溶剤(酢酸ブチル)を除去後、更に室温で1週間養生させ、試験板(S1)を得た。
上記試験板(S1)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第1表に示した。
試験板(S1)は、全測定条件で塗膜の割れや剥がれは見られず、耐衝撃性に優れていた。また、前記試験板(S1)は、氷着防止性に優れていた。
反応容器に、DPGを497部、Sebを503部、及びTiPTを0.03部仕込み、撹拌混合して、内温220℃で18時間反応して、2官能型のポリエーテルエステルポリオール(B2)(水酸基価150、Mn750、常温で液状)を得た。
上記ポリエーテルエステルポリオール(B2)45部に、多官能型ポリエーテルポリオール(C1)として「エクセノール385SO」を25部加え、室温にて撹拌混合して、改質剤(D2)(粘度1450mPa・s/30℃、無色透明液状)を得た。
次いで、含フッ素樹脂(A1)である「ゼッフルGK−570」(不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)46部に、上記改質剤(D2)70部を加え混合して主剤(E2)を得た。
上記主剤(E2)の評価結果を第1表に示した。
主剤(E2)は、24時間放置後も分離することなく、透明な状態を維持し、相溶性に優れていた。
次いで、主剤(E2)に、硬化触媒であるジオクチル錫ジウラレートを100ppm添加後、直ちに、硬化剤(F1)である「TORONATE IDT70B」(商標、Perstorp社製、ポリイソシアネート系硬化剤、IPDIトリマー、不揮発分70質量%の酢酸ブチル溶液)を、硬化剤(F1)のNCO当量と主剤(E2)のOH当量との比(即ち[NCO/OH当量比])で1.02当量比にて配合して、2分間撹拌し混合して、本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物(P2)を得た。
直ちに、実施例1と同様の操作にて上記塗料組成物(P2)を用いて試験板(S2)を作製した。
上記試験板(S2)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第1表に示した。
試験板(S2)は、全測定条件で塗膜の割れや剥がれは見られず、耐衝撃性に優れていた。また、前記試験板(S2)は、氷着防止性に優れていた。
反応容器に、実施例2で得られるポリエーテルエステルポリオール(B2)35部に、多官能型ポリエーテルポリオール(C1)として「エクセノール385SO」を15部と(C2)としてPTMG650(三菱化学株式会社製、ポリテトラメチレングリコール、水酸基価173)を20部加え、室温にて撹拌混合して、改質剤(D3)(粘度1050mPa・s/30℃、無色透明液状)を得た。
次いで、含フッ素樹脂(A1)である「ゼッフルGK−570」(不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)46部に、上記改質剤(D3)70部を加え混合して主剤(E3)を得た。
上記主剤(E3)の評価結果を第1表に示した。
主剤(E3)は、24時間放置後も分離することなく、透明な状態を維持し、相溶性に優れていた。
次いで、主剤(E3)に、硬化触媒であるジオクチル錫ジウラレートを100ppm添加後、直ちに、硬化剤(F1)である「TORONATE IDT70B」(商標、Perstorp社製、ポリイソシアネート系硬化剤、IPDIトリマー、不揮発分70質量%の酢酸ブチル溶液)を、硬化剤(F1)のNCO当量と主剤(E3)のOH当量との比(即ち[NCO/OH当量比])で1.02当量比にて配合して、2分間撹拌し混合して、本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物(P3)を得た。
直ちに、実施例1と同様の操作にて上記塗料組成物(P3)を用いて試験板(S3)を作製した。
上記試験板(S3)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第1表に示した。
試験板(S3)は、全測定条件で塗膜の割れや剥がれは見られず、耐衝撃性に優れていた。また、前記試験板(S3)は、氷着防止性に優れていた。
反応容器に、実施例2で得られるポリエーテルエステルポリオール(B2)25部に、多官能型ポリエーテルポリオール(C1)として「エクセノール385SO」を15部と(C2)としてPTMG650を20部、及び(C3)として「エクセノール430」(商標、旭硝子株式会社製、ポリプロピレングリコール、水酸基価42)を10部加え、室温にて撹拌混合して、改質剤(D4)(粘度1190mPa・s/30℃、無色透明液状)を得た。
次いで、含フッ素樹脂(A1)である「ゼッフルGK−570」(不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)46部に、状改質剤(D4)70部を加え混合して主剤(E4)を得た。
上記主剤(E4)の評価結果を第1表に示した。
主剤(E4)は、24時間放置後も分離することなく、透明な状態を維持し、相溶性に優れていた。
次いで、主剤(E4)に、硬化触媒であるジオクチル錫ジウラレートを100ppm添加後、直ちに、硬化剤(F1)である「TORONATE IDT70B」(商標、Perstorp社製、ポリイソシアネート系硬化剤、IPDIトリマー、不揮発分70質量%の酢酸ブチル溶液)を、硬化剤(F1)のNCO当量と主剤(E4)のOH当量との比(即ち[NCO/OH当量比])で1.02当量比にて配合して、2分間撹拌し混合して、本発明の基体表面塗膜形成用塗料組成物(P4)を得た。
直ちに、実施例1と同様の操作にて上記塗料組成物(P4)を用いて試験板(S4)を作製した。
上記試験板(S4)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第1表に示した。
試験板(S4)は、全測定条件で塗膜の割れや剥がれは見られず、耐衝撃性に優れていた。また、前記試験板(S4)は、氷着防止性に優れていた。
実施例1で用いた改質剤(D1)を混合せずに、含フッ素重合体(A1)のみからなる主剤(E5)を用いて、実施例1と同様の操作にて行った。
反応容器に、主剤(E5)である含フッ素樹脂(A1)として「ゼッフルGK−570」(不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)100部と、硬化触媒であるジオクチル錫ジウラレートを100ppm添加後、直ちに、硬化剤(F1)である「TORONATE IDT70B」(商標、Perstorp社製、IPDIトリマー、不揮発分70質量%の酢酸ブチル溶液)を、硬化剤(F1)のNCO当量と主剤(E5)のOH当量との比(即ち[NCO/OH当量比])で1.02当量比にて配合して、2分間撹拌し混合して、基体表面塗膜形成用塗料組成物(P5)を得た。
直ちに、上記塗料組成物(P5)をアルミニウム板表面上に乾燥後の膜厚が160μmになるように塗布し塗布層を形成して、80℃の乾燥機中で30分間加熱させて溶剤(酢酸ブチル)を除去後、更に室温で1週間養生させ、試験板(S5)を得た。
上記試験板(S5)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第2表に示した。
試験板(S5)は、耐衝撃試験の結果、塗膜に割れがあり、基材との剥がれが見られ、耐衝撃性に劣っていた。また、前記試験板(S5)は、氷着防止性は良好であった。
実施例1で用いた改質剤(D1)に代えて、改質剤(D6)として多官能型ポリエステルポリオールである「ニッポラン800」(商標、日本ポリウレタン工業株式会社製、平均水酸基数4、水酸基価290、数平均分子量700、粘度23万mPa・s/30℃)を用いて、実施例1と同様の操作にて行った。
反応容器に、含フッ素樹脂(A1)として「ゼッフルGK−570」(不揮発分65質量%の酢酸ブチル溶液)を46部と、改質剤(D6)として多官能型ポリエステルポリオールである「ニッポラン800」を70部加えて、2分間撹拌し混合して、塗料組成物(P6)を得た。
上記塗料組成物(P6)は、白濁しており、24時間放置後には2相に分離したため、相溶性は不良であった。
反応容器に、ジエチレングリコール(以下「DEG」と略す。)を501部、トリメチロールプロパン(以下「TMP」と略す。)を117部、アジピン酸(以下「AA」と略す。)を503部、及びTiPTを0.03部仕込み、撹拌混合して、内温220℃で18時間反応して、多官能型ポリエーテルエステルポリオール(水酸基価180、常温で液状)を得た。上記で得た多官能型ポリエーテルエステルポリオールを改質剤(D7)と云う。
上記で得た改質剤(D7)である多官能型ポリエーテルエステルポリオール70部に、含フッ素樹脂(A1)として「ゼッフルGK−570」を46部加え混合して主剤(E7)を得た。
上記主剤(E7)を配合して得た塗料組成物(P7)は、白濁しており、24時間放置後には2相に分離したため、相溶性は不良であった。
実施例1と同様の操作にて、上記塗料組成物(P7)を用いて試験板(S7)を作製した。
上記試験板(S7)のデュポン衝撃試験を行い、その評価結果を第2表に示した。
上記塗料組成物(P7)は、白濁しており、24時間放置後には2相に分離したため、相溶性は不良であった。
DPG :ジプロピレングリコール
Seb :セバシン酸
TiPT :テトライソプロピルチタネート
PPG :ポリプロピレングリコール
IPDIトリマー:イソホロンジイソシアネートのトリマー(三量体)
DEG :ジエチレングリコール
TMP :トリメチロールプロパン
AA :アジピン酸
Claims (9)
- 固形分換算による水酸基価が15〜110mgKOH/gである含フッ素重合体(A)、及び数平均分子量500〜3000のポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)とを含む改質剤(D)を混合して得られる主剤(E)、硬化剤(F)、及び溶剤(G)を配合して得られることを特徴とする基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 前記ポリエーテルエステルポリオール(B)が、ジプロピレングリコールと脂肪族ジカルボン酸とを原料に合成されるものである請求項1記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 前記硬化剤(F)が、ポリイソシアネート系硬化剤である請求項1又は2記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 前記硬化剤(F)の含有量が、前記含フッ素重合体(A)とポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)との合計100質量部に対して、40〜120質量部の範囲である請求項1〜3のいずれか1項記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 前記ポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)の合計質量に対する含フッ素重合体(A)の質量比〔A/(B+C)〕が、10/90〜90/10の範囲である請求項1〜4のいずれか1項記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 前記含フッ素重合体(A)とポリエーテルエステルポリオール(B)と多官能型ポリエーテルポリオール(C)が有する水酸基1モルに対して、前記硬化剤(F)のイソシアネート基が0.5〜3.0モルの範囲になるように配合して得られる請求項1〜5のいずれか1項記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- ブレード基体表面での塗膜形成に用いる請求項1〜6のいずれか1項記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 気体、液体、及びスラリーから選ばれる少なくとも一種の流体に接触するブレード基体表面での塗膜形成に用いる請求項1〜7のいずれか1項記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物。
- 請求項1〜8の何れか一項に記載の基体表面塗膜形成用塗料組成物を、ブレード基体表面に塗布して塗布層を形成した後、前記塗布層に含有される溶剤(G)を除去し塗膜を形成することを特徴とする風力発電機のブレードの製造方法。
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