JP6562598B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置は、加熱回転体と、それに接触する加圧ローラと、で形成されたニップ部で未定着トナー像を担持した記録材を搬送しながら加熱してトナー像を記録材に定着するものが一般的である。
近年、加熱回転体の導電層を発熱させることができる電磁誘導加熱方式の定着装置が開発され実用化されている。電磁誘導加熱方式の定着装置は、ウォームアップ時間が短いという利点がある。
特許文献1には、導電層の厚みや導電層の材質の制約が小さい定着装置が開示されている。
特開2014−026267号公報
特許文献1に開示された定着装置においても、小サイズの記録材を定着処理する際の非通紙部昇温が課題となる。
本発明は、記録材のサイズに応じた発熱分布を形成しつつ、回転体の記録材が通過する領域の温度制御が容易な定着装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための本発明は、導電層を有する筒状の回転体と、前記回転体の内部に配置され螺旋軸が前記回転体の母線方向と略平行であるコイルと、共振コンデンサと、を有する共振回路と、前記共振回路を駆動するコンバータと、を有し、前記コイルにより発生する磁束により前記導電層を電磁誘導発熱させ、前記回転体の熱により記録材に形成された画像を記録材に定着する定着装置において、前記回転体の内部に配置されたコイルは一つであり、前記導電層は、前記母線方向における一端から他端まで同じ材料で同じ厚さに形成されており、前記コンバータに供給する電力を制御するためのスイッチ部材と、記録材のサイズと前記回転体の非通紙部の温度の少なくとも一方に応じて前記コンバータの駆動周波数を設定する周波数制御部と、前記回転体の通紙部の温度に応じて前記スイッチ部材を制御し、前記コンバータに供給する電力を制御する電力制御部と、を有し、前記周波数設定部が前記駆動周波数を変えると前記母線方向における前記回転体の発熱分布が変わることを特徴とする。
記録材のサイズに応じた発熱分布を形成しつつ、回転体の記録材が通過する領域の温度制御が容易な定着装置を提供できる。
画像形成装置の概略断面図 定着ユニットの断面図 定着ユニットの正面図 定着ユニットに設けたコイルユニットの斜視図 実施例1のコイルユニット駆動回路図 駆動周波数と定着スリーブの発熱分布との関係を示す図 トライアック電圧波形を説明する図 実施例1のフローチャート 実施例2のコイルユニット駆動回路図 FET電圧波形を説明する図 実施例2のフローチャート
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は本実施例に従う画像形成装置100の概略構成図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真プロセス利用のレーザビームプリンタである。
31は画像形成装置の制御部であるコントローラであり、ROM32a、RAM32b、タイマ32c等を具備したCPU(中央演算処理装置)32、及び各種入出力制御回路(不図示)等で構成されている。101は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光体ドラム101はその回転過程で接触帯電ローラ102により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。103はレーザビームスキャナであり、不図示のイメージスキャナやコンピュータ等の外部機器から入力する画像情報に対応してオン/オフ変調したレーザ光Lを出力する。このレーザ光Lにより感光体ドラム101の帯電処理面が露光され、感光体ドラム101表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。104は現像装置であり、現像ローラ104aから感光体ドラム101表面に現像剤(トナー)を供給し感光体ドラム101表面の静電潜像をトナー像として現像する。105は給紙カセットであり、記録材Pが収納させている。107はレジストローラであり、感光体ドラムに形成されたトナー像の先端と記録材の所定位置が合うように記録材Pを搬送するものである。給紙スタート信号が入力すると給紙ローラ106が駆動され、給紙カセット105内の記録材Pを一枚ずつ給紙する。給紙された記録材は、レジストローラ107で搬送タイミングを調整された後、感光体ドラム101と転写ローラ108とが当接する転写部位108Tに導入される。転写部位108Tで記録材Pを挟持搬送する間、転写ローラ8には不図示の電源から転写バイアスが印加される。転写ローラ108に、トナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム101上のトナー像が記録材Pに転写される。その後、トナー像が転写された記録材Pは、感光体ドラム101表面から分離され、搬送ガイド109を通って定着ユニットAに導入される。記録材上のトナー像は定着ユニットで加熱され記録材に定着される。定着ユニットを通過した記録材Pは、排紙口111を介して排紙トレイ112上に排出される。一方、記録材Pが分離した後の感光体ドラム101表面はクリーニング部110でクリーニングされる。
定着ユニットAは電磁誘導加熱方式の定着装置である。具体的には、コイルにより発生する磁束により回転体の導電層を電磁誘導発熱させ、回転体の熱により記録材に形成された画像を記録材に定着する定着装置である。図2は定着ユニットの断面図、図3は定着ユニットの正面図、図4は定着ユニットに設けたコイルユニットの斜視図である。定着ユニットAは、後述する定着スリーブ1やコイルユニットを有する加熱ユニットと、加圧部材8を有し、加熱ユニットと加圧部材の間に未定着トナー像を担持する記録材Pを挟持搬送する定着ニップ部Nを形成している。
加圧部材としての加圧ローラ8は、芯金8aと、シリコーンゴム等で形成された弾性層8bと、フッ素樹脂等で形成された離型層8cを有する。芯金8aの両端部は、定着ユニットの不図示の装置シャーシ間に軸受けを介して回転自由に保持されている。また、図3に示す加圧用ステイ(金属製の補強部材)5の両端部と装置シャーシ側のバネ受け部材18a、18bとの間にそれぞれ加圧バネ(本例では圧縮バネ)17a、17bを設けることで加圧用ステイ5に押し下げ力を作用させている。なお、本実施例の定着ユニットAでは、総圧約100N〜250N(約10kgf〜約25kgf)の押圧力を与えている。これにより、耐熱性樹脂(PPS等)で構成されたスリーブガイド部材6の下面と加圧ローラ8とが定着スリーブ1を挟んで圧接して定着ニップ部Nが形成される。加圧ローラ8は不図示の駆動手段により矢示の方向に駆動されており、定着スリーブ1は加圧ローラの回転に従動して回転する。12a、12bは定着スリーブの回転に従動して回転するフランジ部材である。フランジ部材は、スリーブガイド6の長手方向端部に回転自在に配置されている。定着スリーブが回転中に母線方向に寄り移動するとフランジ部材に突き当たり、定着スリーブに押されたフランジ部材は規制部材13a(13b)に突き当たる。これにより、定着スリーブの寄り移動が規制部材によって規制される。フランジ部材は、LCP(Liquid Crystal Polymer:液晶ポリマー)等の耐熱性の良い材料で形成されている。
回転可能な筒状回転体としての定着スリーブ1は直径10〜50mmが好ましく、基層となる発熱層(導電層)1aと、その外面に積層した弾性層1bと、スリーブ表面の離型層1cを有する。発熱層1aは金属フィルム(本例のスリーブの材質はステンレス)であり、膜厚は10〜50μmが好ましい。弾性層1bはシリコーンゴムで形成されており、硬度20度(JIS−A、1kg加重)程度、厚みは0.1mm〜0.3mmが好ましい。離型層はフッ素樹脂のチューブであり、厚みは10〜50μmが好ましい。発熱層1aには後述する交番磁束の作用で誘導電流が発生する。この誘導電流で発熱層が発熱し、この熱が弾性層1b及び離型層1cに伝達し、定着スリーブ1の周方向全体が加熱される。尚、定着スリーブの温度を検出する温度検出素子9、10、11については後述する。
次に、発熱層1aに誘導電流を発生させる機構について詳述する。図4は加熱ユニットに設けたコイルユニットの斜視図である。コイルユニットは、回転体(定着スリーブ)の内部に配置され螺旋軸が回転体の母線方向と略平行である螺旋形状部を有し、回転体の導電層を電磁誘導発熱させるための交番磁界を形成するコイル3を有する。更に、螺旋形状部の中に配置され、磁束を誘導するためのコア2を備えている。磁性芯材としての磁性コア2は、不図示の固定手段で定着スリーブ1の中空部を貫通して配置させてある。NP及びSPはコア2の磁極を示している。コア2は有端形状であり、コイルにより発生する磁束は開磁路を形成する。コアの材質は、ヒステリシス損が小さく比透磁率の高い材料、例えば、焼成フェライト、フェライト樹脂、非晶質合金(アモルファス合金)、パーマロイ等の高透磁率の酸化物、合金等、で構成される強磁性体が好ましい。本例においては、比透磁率1800の焼成フェライトを用いている。本例のコアは円柱形状であり、直径は5〜30mmが好ましい。A4プリンタに搭載する定着装置である場合、コアの長さは240mm程度が好ましい。なお、コイル3を巻いたコア2は樹脂製のカバー4で覆われている。
励磁コイル3は、単一導線を定着スリーブ1の中空部において、磁性コア2に螺旋状に巻き回して形成される。その際、コア中央部よりも端部において間隔が密になるように巻かれている。長手寸法240mmの磁性コア2に対し、励磁コイル3は18回巻きつけている。その巻間隔は端部において10mm、中央部において20mm、その中間において15mmとなっている。このように、コイルはコアの軸線Xに交差する方向に巻き回されている。
給電接点部3a,3bを介して高周波コンバータにより励磁コイル3に高周波電流を流すと、磁束が発生する。本例の装置は、コア2の端部から出る磁束の殆ど(70%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは94%以上)が、定着スリーブの発熱層よりも外を通ってコアの他端に戻るように設計されている。このため、スリーブの外を通る磁束を打ち消す磁束が発生するように、定着スリーブの発熱層には周方向に流れる誘導電流が発生する。これにより、発熱層の周方向全体が発熱する。このように、定着スリーブの周方向に誘導電流が流れる構成にすると、定着スリーブの周方向全域が発熱するので、定着装置を定着可能な温度までウォームアップする時間を短くできるというメリットがある。また、コア2を有端形状とし、開磁路により、磁束の殆どが発熱層の外を通るように構成している。このため、コアをループ形状として閉磁路を形成する構成の装置よりも小型化できるというメリットもある。
定着ユニットAの温度検出素子9、10、11は、図2に示すように定着ニップ部Nよりも定着スリーブ回転方向上流側に配置され、定着スリーブの表面温度を検出する。また、定着ユニット長手方向において、図3に示すように、定着スリーブの中央および両端部の温度を検出する。温度検出素子9、10、11はサーミスタ等によって構成される。中央部の温度検出素子9の検出温度が定着に適した制御目標温度を維持するように、コイルへの給電が制御される。また、定着スリーブ1の端部付近に配設された温度検出素子10、11は、小サイズ記録材Pを連続プリントした時の定着スリーブの非通紙域の昇温具合を検知することができる。尚、温度検出素子10及び11は、加圧ローラ8の軸方向端部に配置し、小サイズ記録材Pを連続プリントした時の加圧ローラの非通紙域の昇温具合を検知してもよい。
図4はプリンタ制御を行なう制御手段であるCPU32、プリンタコントローラ41、及びホストコンピュータの関係を示すブロック図である。プリンタコントローラ41は後述するホストコンピュータ42との間で通信と画像データの受信、及び受け取った画像データを画像形成装置100が印字可能な情報に展開する。更に、エンジン制御部43との間で信号のやり取り及びシリアル通信を行う。エンジン制御部43はプリンタコントローラ41との間で信号のやり取りを行い、さらに、シリアル通信を介して画像形成装置100の各ユニット44〜46の制御を行う。定着温度制御部44は温度検出素子9、10、11によって検出された温度を基に定着ユニットAの温度制御を行うと共に、定着ユニットAの異常検出等を行う。周波数制御手段としての周波数制御部45は高周波コンバータ16の駆動周波数の制御を、電力制御部46は、高周波コンバータ16の駆動をON・OFFして高周波コンバータ16の電力の制御を行う。具体的は、温度検出素子9の検出温度が制御目標温度を維持するように高周波コンバータ16の駆動をON・OFFする。ホストコンピュータ42はプリンタコントローラ41に画像データを転送したり、ユーザからの要求に応じてプリンタコントローラ41に記録材Pのサイズ等、様々なプリント条件を設定する。
図5は、本実施例における高周波コンバータ16を含む駆動回路を説明するための回路図である。商用電源50は、画像形成装置100を接続する商用電源(交流電源)であり、インレット51を介して画像形成装置100に交流電力を供給する。本回路は、商用電源50と直接接続された一次側と、商用電源50と非接触に接続された二次側とで構成されている。商用電源50の波形は、横軸を時間、縦軸を電圧としたとき波形1のような波形である。商用電源50から入力された電力は、インレット51、ACフィルタ52、スイッチ部材の一例であるトライアック161を介し、整流部の一例であるダイオードブリッジ81〜84に入力され整流される。整流された電圧は、コンデンサ85に充電される。続いて、FET86、87と電圧共振用コンデンサ88から成る高周波コンバータ(電流共振制御回路)16に入力される。これにより、定着ユニットAの等価インダクタンスL及び等価抵抗R、共振コンデンサ89から成る共振回路(電流共振回路)191に電力供給される。
71は、電源装置(電源部)であり、商用電源50の電力がACフィルタ52を介して入力され、不図示の二次側の負荷(モータ等)に所定の電圧を出力している。また、CPU32は、高周波コンバータ16の動作にも使用され、各入出力ポートとROM32a及びRAM32bなどから構成される。高周波コンバータ16、共振回路191、及び二次側に電力を供給するための電源装置(電源部)71内のトランスの一次巻線より手前は、商用電源50と直接接続されており、電気的に一次側回路となっている。また、電源装置71内のトランスの二次巻線以降、例えば、感光体ドラム101を回転させる不図示のモータ、レーザスキャナ103、等の画像形成時に動作するモータやユニットは、商用電源50と非接触に接続されており、電気的に二次側回路となっている。
一方、商用電源50の電力は、ACフィルタ52を介してZEROX生成回路75に入力される。ZEROX生成回路75は、商用電源電圧が0V近辺のある閾値電圧以下の電圧になっているときにHighレベル(又はLowレベル)の信号を出力し、それ以外の場合にLowレベル(又はHighレベル)の信号を出力する構成となっている。そして、CPU32の入力ポートPA1には、抵抗76を介して商用電源電圧の周期とほぼ等しい周期のパルス信号が入力される。CPU32は、ZEROX信号のHigh→LowまたはLow→Highに変化するエッジを検出し、これを後述する駆動回路160の駆動のトリガとして利用する。
次に、電力制御用の駆動回路160を説明する。駆動回路160はCPU32の電力制御部46(図4参照)により制御される。CPU32により決定されたタイミングで出力ポートPA2がHighレベルとなると、ベース抵抗67を介したトランジスタ165がオンする。トランジスタ165がオンするとフォトトライアックカプラ162がオンする。なお、フォトトライアックカプラ162は、一次側回路と二次側回路の沿面距離を確保するためのデバイスである。抵抗166はフォトトライアックカプラ162内の発光ダイオードに流れる電流を制限するための抵抗である。
抵抗163、164はトライアック(スイッチ部材)161のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ162がオンすることによりトライアック161がオンする。トライアック161は、一旦オンすると商用電源50の次のZEROXポイントになるまでオン状態を保持する素子であるので、オンタイミングに応じた電力が高周波コンバータ16を介して定着ユニットAに投入される。
次に、高周波コンバータ16について説明する。CPU32が出力ポートPA3から後述する周波数のパルス信号をHi−gate駆動回路77に向けて出力すると、Hi−gate駆動回路77はスイッチング素子86に向けてゲート波形を出力する。スイッチング素子86は、ゲート波形がHiの期間、ドレインソース間をONし、Loの期間OFFする。同様にして、Hi−gate駆動回路77へのパルス信号と同じ周波数のパルス信号をCPU32が出力ポートPA4からLo−gate駆動回路78に向けて出力すると、Lo−gate駆動回路78はスイッチング素子87に向けてゲート波形を出力する。スイッチング素子87は、ゲート波形がHiの期間、ドレインソース間をONし、Loの期間OFFする。スイッチング素子86とスイッチング素子87はパルス信号の周波数で交互にONし、共振回路191に方形波を供給する。これにより、定着ユニットAの等価インダクタンスLと共振コンデンサ61が共振し、定着ユニットAの回転体1が発熱する。なお、Hi−gate駆動回路77へのパルス信号のONデューティ比(パルス信号1サイクルあたりのON時間比率)と、Lo−gate駆動回路78へのパルス信号のONデューティ比は、パルス信号の周波数に拘らず約50%に設定されている。スイッチング素子86とスイッチング素子87へのパルス信号が停止すると定着ユニットAの発熱は停止される。
定着ユニットAに配置された温度検出素子9は、一端をグランド、他端を抵抗73を介して電源Vcc1に接続されており、さらに抵抗74を介してCPU32のアナログ入力ポートAN0に接続されている。なお、定着ユニットの端部の温度を検出する温度検出素子10、11の出力も、温度検出素子9と同様に、CPU32のアナログ入力ポートに入力している(図5では不図示)。温度検出素子9として使用されているサーミスタは高温になると抵抗値が低下する特性を持っている。CPU32は、固定抵抗73との分圧電圧を、予め設定された温度テーブル(不図示)によって温度に変換することにより、定着ユニットAの温度(正確には定着スリーブの温度)を検出する。後述するが、CPU32は、定着処理中、定着ユニットAの温度(温度検出素子9の検出温度)が所定の温度(制御目標温度)を維持するように、駆動回路160を制御する。
ところで、スリーブの導電層に、スリーブ周方向に流れる誘導電流が発生するように、コアの端部から出る磁束の殆どが定着スリーブの発熱層よりも外を通ってコアの他端に戻るように設計した定着装置では、以下に示すような課題があることが判明した。
一般的な電磁誘導方式の定着装置では、コイルを含む共振回路を駆動する高周波コンバータが設けられる。そして、コイルにより発生する磁束を回転体の導電層に結合させ、導電層に渦電流を発生させて発熱させる方式の定着装置では、スリーブの温度を一定に保つため、高周波コンバータの駆動周波数(上述したパルス信号の周波数)を調整し、発熱量を調整する。
しかしながら、本例のような、スリーブ周方向に流れる誘導電流が発生する定着装置では、高周波コンバータの駆動周波数を変えると、スリーブの母線方向における発熱分布が変化してしまうことが判明した。図6は、回転体(スリーブ)の母線方向(長手方向)中央が200℃を維持するように高周波コンバータの駆動周波数を21kHz〜50kHzの範囲で変化させた場合のスリーブの温度分布を示している。駆動周波数を下げるほどスリーブ両端の発熱量が低下していることが判る。したがって、例えば、中央部の温度を200℃に保つために駆動周波数を21kHzに設定しなければならないケースでは、スリーブ両端の発熱量が不足する。その結果、大サイズの記録材を定着処理する際、スリーブ両端部に対応する記録材上の画像は定着不足が生じる。
そこで本実施例では、定着スリーブの中央部の温度に応じて駆動周波数を設定するのではなく、記録材Pのサイズや定着スリーブ1の非通紙領域の温度に応じて駆動周波数(以下、駆動周波数fkとする)を設定する。非通紙領域とは、装置で利用可能な最大サイズの記録材は通過するが最大サイズより小さなサイズの記録材は通過しない領域のことである。このように駆動周波数fkを設定することにより、大サイズの記録材を定着処理する時は、定着スリーブ1の長手方向全域を均一に発熱させ、小サイズの記録材を定着処理する時は、スリーブ端部の発熱量を抑えるというような発熱分布の設定ができる。更に、定着スリーブの中央部の温度に応じて上述した駆動回路160を制御することで高周波コンバータ16に供給する電力を制御し、定着スリーブの中央部の温度が制御目標温度を維持するようにしている。
図7を用いて、電力を50%投入する場合の商用電源電圧の4サイクル間の各動作波形を説明する。本実施例のCPU32は、商用電源電圧の4サイクルを1制御周期として、1制御周期毎に温度検出素子9の検出温度に応じた電力を設定する。
図7には、商用電源50の電圧701、ZEROX信号波形702、トライアック161の電圧波形703、スイッチング素子86のゲート波形704、スイッチング素子87のゲート波形705がそれぞれ横軸を時間として表記されている。商用電源50から電圧701が入力されるとZEROX生成回路75にてZEROX信号702が生成されCPU32に入力される。スイッチング素子86、87は、紙サイズや非通紙部の昇温具合に応じて定められた駆動周波数fkで、ゲート波形704、705で示されるように交互にスイッチングをしている。
電力を50%投入する場合、CPU32は、4サイクルの平均投入電力が50%になるように半波毎の投入電力を決定する。図7において、トライアック161の投入電力パターンは、全半波において50%の投入電力となっている。
CPU32内のROM32aには、投入電力比に応じた位相制御の点灯タイミング係数のテーブルが格納されている。CPU32は、そのテーブルとZEROX信号702と温度検出素子9の情報を用いて点灯タイミングを算出する。テーブルは例えば表1に表されるようなものである。点灯タイミング係数の0は、商用電源50の電圧波形701の位相が0°の時であり、1は、180°の時である。
CPU32は、温度検出素子9の検出温度、及び表1のテーブルを用いて、駆動回路160をONするタイミングを決定する。例えば50Hzの商用電源50である場合、50%の電力を投入するためのトライアック161のONタイミングは、ゼロクロス信号波形702の立下りエッジ(又は立上りエッジ)から5.0ms(=20ms/2×0.50)後と算出される。図7に示す奇数番目の波形D1、D3、D5、D7の場合、CPU32は、ZEROX信号702がHigh→Lowに変化した時間から5ms後に出力ポートPA2にHighレベルを出力することで、50%の電力を供給することになる。これにより、整流回路81〜84へ、商用電源電圧4サイクルで50%の投入電力することができる。本実施例においては、4サイクルを1制御周期とし、4サイクル毎に位相制御を用いて電力制御するパターンで説明しているが、1制御周期は4サイクル以外でもよい。また、制御波形も、波数制御や、位相制御と波数制御を組み合わせた制御等、位相制御以外の制御波形であっても構わない。
CPU32による電力投入シーケンスのフローを図8のフローチャートを用いて説明する。まず電力投入シーケンスが開始されるとS101にて温度検出素子9の検出値と制御目標温度からトライアック61による投入電力デューティ比Dを決定する。次に、S102にて記録材Pのサイズとスリーブ1の端部温度の少なくとも一方に応じてスイッチング素子86、87の駆動周波数fkを決定する。続いて、S103にてカウンタk(商用電源電圧の半サイクルの回数)を初期設定(k=1)し、S104でZEROX信号702の立ち上がり又は立下りエッジを監視する。ZEROX信号702の立ち上がり又は立下りエッジを検出したタイミングでカウンタkをインクリメントし(S105)、トライアック161により、定着ユニットAに対して、位相角D%で半波電力を投入する(S106)。S107にてカウンタkが8未満の場合には、1制御周期(4サイクル)に到達していないので、継続してS104〜S106を繰り返す。一方、S107にてカウンタkが8に達した場合には、1制御周期における電力投入が終了する。S108にて電力投入の終了を判断するまでの間は、S101〜S107を繰り返し、4サイクル毎に電力投入デューティ比を切り替えながら電力投入が行われる。
以上のようにダイオードブリッジ81〜84の前段にトライアック161を配置し、トライアック161によって後段の回路に入力する実効電圧を調整することで、スイッチング素子86、87の駆動周波数fkを変えずに、投入電力を調整することが可能になる。本実施例では、電力制御用のスイッチ部材としてトライアック161をダイオードブリッジ81〜84の前段に配置した例について説明した。しかしながら、スイッチ部材は、FETやIGBTやリレー等、スイッチング可能な部品であればよく、トライアックに限定されるものではない。
(実施例2)
本実施例においては、ダイオードブリッジ81〜84の後段にFETを配置し、FETのON−OFFによって電力制御する例について説明する。以下では、本実施例について、実施例1と異なる点を主として説明し、共通する構成については、同一符号を付けて説明を省略する。
図9は、本実施例における高周波コンバータ16を含む回路図である。整流回路81〜84の後段であって、且つ高周波コンバータ16の前段に配置されたスイッチ部材の一例であるFET93をON−OFFすることで、高周波コンバータ16に入力する入力実効電圧を調整する。CPU32が出力ポートPA5からFETをONする信号を出力すると、FET駆動回路95はFET93に向けてゲート波形を出力する。このような構成をとることでスイッチング素子86、87の駆動周波数を変えなくても電力調整が可能になる。
図10には、商用電源50の電圧701、ZEROX信号波形702、FET93の電圧波形1001、スイッチング素子86のゲート波形704、スイッチング素子87のゲート波形705がそれぞれ横軸を時間として表記されている。商用電源50から電圧701が入力されるとZEROX生成回路75にてZEROX信号702が生成されCPU32に入力される。スイッチング素子86、87は、紙サイズや非通紙部の昇温具合に応じた駆動周波数fkで、ゲート波形704、705で示されるように交互にスイッチングをしている。
電力を50%投入する場合、CPU32は、4サイクルの平均投入電力が50%になるように半波毎の投入電力を決定する。図10の例の場合、FET93により、1半波目から順に100%⇒0%⇒0%⇒100%⇒100%⇒0%⇒0%⇒100%という順番で半波ごとに電力投入される。これにより、1制御周期(4サイクル)の平均投入電力が50%になる。本実施例では、波数制御を用いて電力制御しているが、実施例1で説明した位相制御や、位相制御と波数制御が混ざった制御波形を用いても構わない。
CPU32による電力投入シーケンスのフローを図11のフローチャートを用いて説明する。図8と同じところは、同一符号を付けて説明を省略する。検出温度に応じて決まる投入電力デューティ比Dと、あらかじめ用意された各投入電力デューティ比に応じた半波毎のON−OFFテーブルから半波毎のON−OFF(D1〜D8)を設定する(S201)。ZEROX信号702の立上がり又は立下りのエッジ検出後、S202にて半波毎のFET93のON−OFFの判断を行う。S201で設定された半波毎のON−OFF設定値に基づいてDk=ONの場合はS203にてFET93をONする。Dk=OFFの場合は、S204にてFET93をOFFする。S205にてカウンタkをインクリメントし、カウンタkが8になるまでS104〜S205を繰り返す。以上のようにダイオードブリッジ81〜84の後段にFET93を配置し、FET93によって後段の回路に入力する実効電圧を調整する。これにより、スイッチング素子86、87の駆動周波数を変えずに、投入電力を調整することが可能になる。本実施例では、スイッチ部材としてFET93を配置した例について説明したが、配置する部品は、IGBTやリレー等、ON−OFF可能な部品であればよく、本実施例に限定されるものではない。
実施例1では、位相制御、実施例2では、波数制御を用いて電力制御している。しかしながら、実施例1の構成、実施例2の構成共に、位相制御、波数制御、及び位相制御と端数制御が混ざった制御パターンの何れも適用できるものであり、実施例1及び実施例2に限定されるものではない。
86、87 スイッチング素子
89 共振コンデンサ
161 トライアック
81〜84 ダイオードブリッジ
93 FET

Claims (9)

  1. 導電層を有する筒状の回転体と、前記回転体の内部に配置され螺旋軸が前記回転体の母線方向と略平行であるコイルと、共振コンデンサと、を有する共振回路と、
    前記共振回路を駆動するコンバータと、
    を有し、前記コイルにより発生する磁束により前記導電層を電磁誘導発熱させ、前記回転体の熱により記録材に形成された画像を記録材に定着する定着装置において、
    前記回転体の内部に配置されたコイルは一つであり、
    前記導電層は、前記母線方向における一端から他端まで同じ材料で同じ厚さに形成されており、
    前記コンバータに供給する電力を制御するためのスイッチ部材と、
    記録材のサイズと前記回転体の非通紙部の温度の少なくとも一方に応じて前記コンバータの駆動周波数を設定する周波数制御部と、
    前記回転体の通紙部の温度に応じて前記スイッチ部材を制御し、前記コンバータに供給する電力を制御する電力制御部と、
    を有し、前記周波数設定部が前記駆動周波数を変えると前記母線方向における前記回転体の発熱分布が変わることを特徴とする定着装置。
  2. 前記電力制御部は、前記回転体の通紙部の温度が目標温度を維持するように前記スイッチ部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記共振回路は、電流共振回路であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 商用電源電圧を整流する整流部を有し、前記スイッチ部材は前記整流部より前段に設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記スイッチ部材はトライアックであることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 商用電源電圧を整流する整流部を有し、前記スイッチ部材は前記整流部と前記コンバータの間に設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記スイッチ部材はFET又はIGBTであることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記コイルの螺旋形状部の中には、磁束を誘導するためのコアを有し、前記導電層には前記回転体の周方向に流れる誘導電流が発生することを特徴とする請求項1〜7いずれか一項に記載の定着装置。
  9. 前記コアは有端形状であることを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
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