JP6561463B2 - 描画装置、描画装置の動作制御方法及び描画装置の動作制御プログラム - Google Patents

描画装置、描画装置の動作制御方法及び描画装置の動作制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、描画装置、描画装置の動作制御方法及び描画装置の動作制御プログラムに関する。
従来、指の爪にネイルデザインを描画する描画装置が提案されている。例えば、特許文献1には、インクジェット印刷技術を用い、手指の爪及び足指の爪にネイルデザインを描画する技術が記載されている。この種の描画装置では、描画しようとする指の画像をカメラで取得し、取得した画像から爪の領域を検出する。この検出の際、爪の領域のほかに、爪がどの方向を向いているかも知る必要がある。
これは、描画する爪の指が、描画装置の指載置台に対し必ずしも好ましい角度で挿入されるとは限らないためである。図14は、従来の技術を説明する図であり、図14(a)に示すように、例えば、ネイルデザイン101があり、このネイルデザイン101を指102の爪103に描画する場合を考える。図14(b)に示すように、指102が指載置台において真っ直ぐに挿入されていれば、ネイルデザイン101は正しく(指102の長さ方向(軸)102aとネイルデザイン101の縦方向の軸101aの方向が一致した状態で)描画される。しかし、仮に、図14(c)に示すように、指102が指載置台において斜めに挿入されている場合には、ネイルデザイン101が爪103に対して斜めに描画されてしまう。
このようにネイルデザイン101が爪103に斜めに描画されることを防ぐために、ネイルデザイン101を描画する前に指102の長さ方向102aの向きを、指102の形状に基づいて調べ、ネイルデザイン101の縦方向の軸101aが指102の長さ方向102aと一致するように補正する必要がある。
しかしながら、指102によってはその形状が左右対称でないこともあり、指102の形状だけで爪103の長さ方向を正確に判断することが難しい場合がある。
特表2003−534083号公報
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであり、指の形状によらず指の爪にネイルデザインを適切な向きで描画できる描画装置、描画装置の動作制御方法及び描画装置の動作制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成によって把握される。
本発明の描画装置は、ネイルデザインが施される爪を有する指が載置される指載置部と、前記指載置部に載置されている前記指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出する筋検出部と、前記筋検出部により検出された前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すネイルデザイン形成部と、を備え、前記筋検出部は、前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施し、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出し、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出することを特徴とする。
本発明の描画装置の動作制御方法は、指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出するステップと、前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すステップと、を備え、前記筋の延在方向を検出するステップは、前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施すステップと、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出するステップと、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出するステップと、を有することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の描画装置の動作制御プログラムは、コンピュータに、指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施させ、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施させた画像における周囲の領域より輝度が高く筋状になっている領域を前記爪の表面に存在する筋として検出させ、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出させ、前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施させることを特徴とする。
本発明によれば、指全体や手の画像がなくても、爪の画像のみで、爪の長さ方向を正確に知ることができ、ネイルデザインを適切な向きで爪に描画できる描画装置、描画装置の動作制御方法及び描画装置の動作制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る描画装置の外観を斜視図である。 実施形態に係る表示部の平面図である。 実施形態に係る制御の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る指挿入口周辺の側断面を模式的に示す図である。 実施形態に係る光源の配置を説明する図であり、(a)は爪の直上に光源を配置した構成を示す側面図、(b)は(a)において上方から撮影した指の画像を示す図、(c)は爪の装置奥側の斜め上方に光源を配置した構成を示す側面図、(d)は(c)において上方から撮影した指の画像を示す図、(e)は爪の装置手前の斜め上方に光源を配置した構成を示す側面図、(f)は(e)において上方から撮影した指の画像を示す図である。 実施形態に係る筋検出部の機能の説明図であって指を真っ直ぐに挿入した場合の画像を示す図であり、(a)は取得した画像を示す図、(b)は(a)から切り出した画像の一部を示す図、(c)はグレースケール化、強調処理を施した画像を示す図、(d)は画像を2次元フーリエ変換して得られたパワースペクトル画像を示す図である。 実施形態に係る筋検出部の機能の説明図であって指を斜めに挿入した場合の画像を示す図であり、(a)は取得した画像を示す図、(b)は(a)から切り出した画像の一部を示す図、(c)はグレースケール化、強調処理を施した画像を示す図、(d)は画像を2次元フーリエ変換して得られたパワースペクトル画像を示す図である。 実施形態に係る動作制御方法の第1の例のフローチャートを示す図である。 (a)はデザインの平面図、(b)は爪が斜めに挿入された場合の画像を示す図、(c)は筋の延在方向に合わせてデザインを傾ける様子を示す図である。 実施形態に係る動作制御方法の第2の例のフローチャートを示す図である。 実施形態に係る動作制御方法の第3の例のフローチャートを示す図である。 図11に示されるフローチャートの続きを示す図である。 実施形態に係る指の延在方向の規定の仕方を説明する図である。 従来の技術を説明する図であり、(a)はネイルデザインを示す図、(b)は指を真っ直ぐに挿入した場合を示す図、(c)は指を斜めに挿入した場合を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。また、図面は符号の向きに見るものとする。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
また、以下の実施形態では、描画装置は手の指の爪の表面を描画対象面として、これに描画するものとして説明するが、本発明の描画対象面は手の指の爪の表面に限るものではなく、例えば足の指の爪の表面を描画対象面としてもよい。
(実施形態の構成)
描画装置の基本構成を図1、図2に基づいて説明する。図1は描画装置の外観を概念的に示す図、図2は表示部の平面図である。
図1に示すように、描画装置10は、例えば、印刷部24による描画機能及び描画部21による描画機能を備え、これらを組み合わせて人の指12の爪11にネイルデザインD(図2参照)を施す装置である。描画装置10は、ケース本体40と、このケース本体40の内部に設けられる描画部21及び印刷部24と、ケース本体40の上面(天板)に設けられる表示部32と、ケース本体40の前面に開口して設けられる指挿入口45aとを備える。ここで、描画部21及び印刷部24は本発明におけるネイルデザイン形成部に対応する。指挿入口45aは、デザインを描く爪11に対応する指12を受け入れる。また、ケース本体40には、制御装置51(図3参照)及び画像取得部46(図3参照)が収容される。
図2に示すように、表示部32は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなど各種のフラットディスプレイである。また、表示部32は、操作部31を兼ね備えたタッチパネル式となっており、例えば、指先やスタイラスペン又は先の尖った棒状の筆記具などによって表示部32の表面を触るタッチ操作によって、ユーザーからの指示を取り込むことができる。
表示部32の左右一側(この例では、右側)には、指12を撮影した画像P及び画像Pに含まれる爪領域T(爪11の輪郭線等の画像)を確認することができるデザイン確認部32aが設けられる。一方、表示部32の左右他側(この例では、左側)には、複数のネイルデザインD1〜D9(ネイルデザインD2〜D9では具体的なデザインの図示を省略する)が表示されるデザイン選択部32bが設けられる。なお、以下の説明において、複数のネイルデザインD1,D2,D3・・・を総じて称する場合は、数字を後続せずに「ネイルデザインD」と記載する。
デザイン選択部32bでは、表示された複数のネイルデザインDの中から爪11に描画するネイルデザインDをタッチ操作によって選択可能である。また、デザイン確認部32aの左右に設けられる三角形のボタン32cを押すことで、デザイン確認部32aに表示されていない別のネイルデザインDを表示させることができる。
さらに、表示部32には、爪11への印刷を開始する印刷ボタン32dと、画像Pを取得するための画像取得ボタン32eと、指12における爪領域(爪11の輪郭)Tの検出を開始する検出開始ボタン32fと、が設けられる。
続いて、描画装置10の制御の構成を図3〜図6に基づいて説明する。図3は制御の構成を示すブロック図、図4は指挿入口周辺の側断面を模式的に示す図、図5は光源の配置を説明する図、図6は筋検出部の機能を説明する図である。
図3に示すように、制御装置51は、CPU(Central Processing Unit)により構成される制御部52と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などで構成される記憶部53とを備える。
制御部52は、撮影制御部58、筋検出部62、爪領域検出部59、表示制御部60、描画制御部61、印刷制御部63、画像処理部64を備える。これら撮影制御部58、筋検出部62、爪領域検出部59、表示制御部60、描画制御部61、印刷制御部63、画像処理部64の機能は、制御部52のCPUと記憶部53のROMに記憶されたプログラムとの共働によって実現される。また、制御装置51には、操作部31、表示部32、画像取得部46、描画部21及び印刷部24が接続される。
図4に示すように、ケース本体40の内部には、指挿入口45a内に挿入された指12が載置・固定される指載置部45bが設けられる。画像取得部46は、指載置部45bに固定された指12の爪11の上方に位置するカメラ46a及び光源46bを備える。カメラ46aは、指挿入口45aに挿入された指12及びその爪11をカラー撮影するものであり、例えば、200万画素程度又はそれ以上の画素数を有するものを好適に用いることができる。光源46bは、カメラ46aによる撮影の際に指12の爪11を照明する。光源46bには、白色LEDなどを好適に用いることができる。
光源46bを配置する位置は限定されないが、例えば、図5(a)に示すように、光源46bを爪11の直上に配置してもよい。この場合、図5(b)に示すように、爪11全体に光が比較的均一に当たるため、筋11a(後述)が確認し易い。なお、図5では、挿入した指12の爪11の爪先を爪載置台45cに置いた構成を例示している。
また、図5(c)及び(d)に示すように、光源46bを爪載置台45cよりも装置奥側に配置し、装置奥側から斜め下方に向けて爪11を照らすようにしてもよい。また、図5(e)及び(f)に示すように、光源46bを爪載置台45cよりも装置手前側に配置し、装置手前側から斜め下方に向けて爪11を照らすようにしてもよい。
図3に戻る。図3に示すように、描画部21は、爪11にペン22と、ペン22を移動させるモータなどで構成される移動手段23とを備える。ペン22は、例えば下地用の白色のインクを内部に有していて、そのペン先が爪11に接触したときに、このインクにより爪11に下地を描画することができる下地用のものである。描画部21は、移動手段23によって前後方向、左右方向、上下方向(図1において破線の矢印で示す方向)に移動可能であり、爪11の表面に接するように下降させたペン22のペン先で、爪11の表面に下地を描画する。なお、描画部21は、ペン22として、上記の下地用のものだけでなく、さらに、種々の色や種々の種類のインクを有する描画用のものを備え、これを用いて爪11に種々の絵柄を描画することができるものであってもよい。
印刷部24は、インクジェット方式等の印刷ヘッド25と、印刷ヘッド25を移動させるモータなどで構成される移動手段26とを備え、爪11の下地が形成された部分に印刷ヘッド25によりネイルデザインDの印刷を行う。印刷部24は、移動手段26によって前後方向、左右方向、上下方向(図1において破線の矢印で示す方向)に移動可能であり、爪11の表面に下降した印刷ヘッド25で所望のデザインを印刷する。
なお、移動手段23と移動手段26は別々である必要はなく、描画部21及び印刷部24を共に前後方向、左右方向、上下方向に移動させるような移動手段として描画部21にペン22の上下動を行う駆動部を設けるようにしても良い。
撮影制御部58は、画像取得部46のカメラ46a及び光源46bを制御してカメラ46aにより、指挿入口45aに挿入されて指載置部45b(図4参照)に載置された指12を撮影し、爪11を含む画像P(図2参照)を取得する。
爪領域検出部59は、指挿入口45aに挿入され、カメラ46aで撮影された指12の爪11の画像に基づいて、エッジ検出処理などの画像処理により爪11の領域を検出する。
続いて、筋検出部62の機能を説明する。
図6(a)及び(b)に示すように、一般に、人の指12の爪11の表面には、年齢などによって出方に差はあるものの、筋11aが存在する。筋検出部62は、画像Pにおける周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を爪11の筋11aとして検出する。本願発明者は、複数の被験者での観察の結果から、この筋11aが延びている延在方向は、概ね爪11の長さ方向に沿っており、更には、指12の延在方向にも概ね沿っているという知見をえた。そこで、この検出した筋11aを利用して、爪11の長さ方向及び指12の延在方向を特定する。そのために、筋検出部62は、爪11の筋11aを調べて筋11aの延在方向を検出する機能を有する。なお、画像Pにおいて縦軸(装置奥行き方向)をy軸とし、y軸と直交する横軸をx軸と定めている。
例えば、図6(c)に示すように、筋11aの検出を行う前段階として、画像処理の高速化を目的とし、カメラ46aより取得されるR(赤)、G(緑)、B(青)のカラー画像Pを256階調のグレースケールに変換するともに、爪11の筋11aの強調を目的として、画像Pに対してエッジ強調処理を行って画像P1を生成する。ここで、エッジは画像の輝度が大きく変化する箇所であり、エッジ強調処理は、例えば、画像の、隣接する2つの画素の階調値の差を注目画素の階調値に足し合わせることで行うことができる。そして、画像Pに対してグレースケール化及びエッジ強調処理がなされた画像P1から得られる輝度情報に基づいて、爪11の筋11a(図6(c)で白い破線に沿って現れる筋)を検出し、この筋11aを調べることにより、その延在方向を検出することができる。より具体的には、画像P1において輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を爪11の筋11aの延在方向Q1として検出することができる。
ここで、輝度値の算出には、例えば、「NTSC係数による加重平均法(NTSC Coeffcients method)」を用いることができる。NTSC係数による加重平均法は、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの画素の階調値に重み付けをして3で割り、平均をとりグレースケール化する方法であり、重み付けの係数(NTSC Coeffcients)は、一般にテレビ放送で利用されている輝度信号(明るさ)の分離方法と同じである。R、G、Bの3つの階調値が0〜255の任意の整数をとるものとすると、グレースケール変換後の値Y(値の範囲は0〜255の任意の整数とする)は、Y=0.30R+0.59G+0.11Bで求められ、本実施形態では、このYの値を階調値とした。なお、階調値の算出方法は、この例に格別に限定されるものではなく各種の算出方法から任意に選択可能である。
また、筋検出部62は、画像Pをグレースケール化するともにエッジ強調処理した後、2次元フーリエ変換し、図6(d)に示すように、2次元フーリエ変換により得たパワースペクトル画像P2から変換元画像の特徴を検出し、爪11の筋11aの延在方向Q2を検出することができる。すなわち、パワースペクトル画像P2において中心から外側へ明るい部分が延びている方向は、その方向に対応する波(筋)があることを示す。爪領域T内では、この波が筋11aと対応するため、明るい部分が延びている方向から、爪11の筋11aの延在方向Q2を検出することができる。より具体的には、明るい部分が延びている方向と直交する方向を爪11の筋11aの延在方向Q2として検出する。
ところで、図6では、爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2がy軸と略平行になる場合を例示したが、図7(a)及び(b)に示すように、爪11の長さ方向がy軸に対して斜めになっている(非平行になる)場合がある。このような場合、爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2のy軸に対する傾斜角θ1(図7(c)参照)あるいは傾斜角θ2(図7(d)参照)を求める。そして、ネイルデザインDを傾斜角θ1,θ2だけ回転させて、爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2にネイルデザインDの方向の軸y1(図2参照)を合わせる処理を行う。
このアルゴリズムでは、様々な爪11において筋11aの延在方向Q1,Q2を求めることが可能であるが、仮に、爪11の筋11aが薄いなどの理由で筋11aを検出できなかった、もしくは、求めた傾斜角θ1あるいは傾斜角θ2が著しく大きくなっていた場合は、指12の延在方向に基づいてネイルデザインDの向きを調整する。
さらに、筋検出部62は、輝度情報に基づいて検出した筋11aの延在方向Q1と、パワースペクトル画像P2から求めた筋11aの延在方向Q2を比較し、これらの2つの延在方向Q1,Q2が所定の誤差範囲内で一致するときは、延在方向Q1,Q2の何れか一方、又は延在方向Q1,Q2の中間の方向を最終的な爪11の筋11aの延在方向とする。一方、2つの延在方向Q1,Q2が所定の誤差範囲より大きい差で一致しないときは、2つの延在方向Q1,Q2のうち指12の延在方向に近い方向を最終的な爪11の筋11aの延在方向として決定することができる。
表示制御部60は、表示部32を制御して表示部32に各種の画面を表示させる。表示制御部60は、例えば、デザイン選択部32bやデザイン確認部32a、画像Pなどの各種の表示画面や、印刷ボタン32d、画像取得ボタン32e、検出開始ボタン32fなどの各種ボタンを表示部32に表示させる。
描画制御部61は、移動手段23を介してペン22の動作を制御し、ペン22によって爪11に、例えば白色の下地を描画する。印刷制御部63は、移動手段26を介して印刷ヘッド25の動作を制御し、印刷ヘッド25によって爪11にネイルデザインDの印刷を行う。
画像処理部64は、画像Pにおける爪領域Tの大きさに合わせて、ユーザーにより選択されたネイルデザインDの縮小・拡大を行い、描画データを生成する。また、前述したように、画像処理部64は、筋検出部62により決定された筋11aの延在方向にネイルデザインDの縦方向の軸y1(図2参照)を合わせる処理も行う。
記憶部53には、描画装置10を動作させるための各種プログラムや各種データが格納されている。記憶部53のROMには、爪11を含む指12の画像Pを取得させ、爪11の筋11aを、画像Pに基づいて検出させ、筋11aの延在方向にネイルデザインDの方向を合わせた状態で、ネイルデザインDを爪11に描画させることを実現する動作制御プログラムなどの各種プログラムが格納されており、これらのプログラムが制御装置51によって実行されることで、描画装置10の各部が統括制御される。
また、記憶部53には、爪11の特徴量が記憶される爪領域特徴量記憶部55、ネイルデザインDに適した爪11の形状を記憶する爪の形状記憶部56及び複数のネイルデザインDを記憶するネイルデザイン記憶部57が設けられている。
(実施形態の動作)
続いて、描画装置10の動作制御方法を図8〜図12に基づいて説明する。図8は動作制御方法の第1の例を説明する図である。図9(a)はデザインの平面図、(b)は爪が斜めに挿入された場合の画像を示す図、(c)は筋の延在方向に合わせてデザインを傾ける様子を示す図である。図10は動作制御方法の第2の例を説明する図、図11及び図12は動作制御方法の第3の例を説明する図である。
図8に示すように、動作制御方法の第1の例では、まず、ステップSA1において、ユーザーが画像取得ボタン32eを押すことにより、撮影制御部58が、光源46bを点灯させ、カメラ46aで指12を撮影し、指12の画像Pを取得する。
次に、ステップSA2で爪領域検出部59が、画像Pにおいて爪領域Tを検出し、ステップSA3で、爪領域Tの一部を抽出する。
ステップSA4では、筋検出部62が爪領域Tの一部から得られる輝度情報に基づいて、爪11の筋11aを調べ、ステップSA5で、筋11aの延在方向Q1を検出する。例えば、画像Pに対してグレースケール化及びエッジ強調処理を行った画像P1(図7(c)参照)において輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を爪11の筋11aの延在方向Q1として検出する。
さらに、ステップSA6で、ネイルデザインDの縦方向の軸y1(図2参照)を爪11の筋11aの延在方向Q1に合わせる。例えば、ネイルデザインD(図9(a)参照)を画像Pに重畳表示するとともに、ネイルデザインDを傾斜角θ1(図7(c)参照)だけ回転し、検出された筋11aの延在方向Q1(図9(b)において矢印(2)で示される、爪11の筋11aの延在方向)に合わせるようにしてネイルデザインDの縦方向の軸y1を傾けて(図9(c)、矢印(3))、筋11aの延在方向Q1とネイルデザインDの縦方向の軸y1を一致させる。そして、ステップSA7で、描画部21あるいは印刷部24によって、ネイルデザインDを爪11に描画する。
図10に示すように、動作制御方法の第2の例では、まず、ステップSB1において、ユーザーが画像取得ボタン32eを押すことにより、撮影制御部58が、光源46bを点灯させ、カメラ46aで指12を撮影し、指12の画像Pを取得する。
次に、ステップSB2で爪領域検出部59が、画像Pにおいて爪領域Tを検出する。そして、ステップSB3で、画像Pをグレースケール化し、ステップSB4で、画像Pに対してエッジ強調処理を行い、ステップSB5で爪領域Tの一部を抽出する。
ステップSB6では、抽出した爪領域Tの一部を2次元フーリエ変換し、ステップSB7では、2次元フーリエ変換により得たパワースペクトル画像P2(図7(d)参照)から変換元画像の特徴を知り、爪11の筋11aの延在方向Q2を検出する。
さらに、ステップSB8で、ネイルデザインDの縦方向の軸y1を爪11の筋11aの延在方向Q2に合わせる。例えば、ネイルデザインD(図9(a)参照)を画像Pに重畳表示するとともに、ネイルデザインDを傾斜角θ2(図7(d)参照)だけ回転し、検出された筋11aの延在方向Q2(図9(b)において矢印(2)で示される、爪11の筋11aの延在方向)に合わせるようにしてネイルデザインDの縦方向の軸y1を傾けて(図9(c)、矢印(3))、筋11aの延在方向Q2とネイルデザインDの縦方向の軸y1を一致させる。そして、ステップSB9で、描画部21あるいは印刷部24によって、ネイルデザインDを爪11に描画する。
図11に示すように、動作制御方法の第3の例では、まず、ステップSC1において、ユーザーが画像取得ボタン32eを押すことにより、撮影制御部58が、光源46bを点灯させ、カメラ46aで指12を撮影し、指12の画像Pを取得する。
次に、ステップSC2で爪領域検出部59が、画像Pにおいて爪領域Tを検出する。そして、ステップSC3で、画像Pをグレースケール化し、ステップSC4で、画像Pに対してエッジ強調処理を行い、ステップSC5で爪領域Tの一部を抽出する。
ステップSC6では、筋検出部62が、抽出した爪領域Tの一部から得られる輝度情報に基づいて、爪11の筋11aを調べ、ステップSC7で、筋11aの延在方向Q1を検出する。例えば、画像Pに対してグレースケール化及びエッジ強調処理を行った画像P1(図7(c)参照)において輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を爪11の筋11aの延在方向Q1とする。
ステップSC8では、抽出した爪領域Tの一部を2次元フーリエ変換し、ステップSC9では、2次元フーリエ変換により得たパワースペクトル画像P2(図7(d)参照)から変換元画像の特徴を知り、爪11の筋11aの延在方向Q2を検出する。
図12に示すように、ステップSC10では、求めた爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2が同じ方向であるか否かを判断する。筋11aの延在方向Q1,Q2が同じ方向であると判断されたときは、ステップSC11において、爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2の一方又はQ1,Q2の平均を最終的な爪11の筋11aの延在方向として決定する。
一方、ステップSC10において、求めた筋11aの延在方向Q1,Q2が同じ方向であると判断されないときは、ステップSC14に進み、爪11の筋11aの延在方向Q1,Q2のうち、指12の延在方向に近い方向を最終的な爪11の筋11aの延在方向として決定する。
ここで、指12の延在方向は、図13に示すように、指12の長さ方向(図中、Y軸方向)として定める。なお、図13中のX軸は、指12の延在方向に直交する指12の幅方向である。
図12に戻り、ステップSC12では、最終的に決定した爪11の筋11aの延在方向にネイルデザインDの縦方向の軸y1を合わせる。例えば、ネイルデザインD(図9(a)参照)を画像Pに重畳表示するとともに、ネイルデザインDを傾斜角θ1あるいは傾斜角θ2だけ回転し、決定した筋11aの延在方向(図9(b)において矢印(2)で示される、爪11の筋11aの延在方向)に合わせるようにしてネイルデザインDの縦方向の軸y1を傾けて(図9(c)、矢印(3))、決定した筋11aの延在方向とネイルデザインDの縦方向の軸y1を一致させる。そして、ステップSC13で、描画部21あるいは印刷部24によって、ネイルデザインDを爪11に描画する。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態によれば、指12全体や手の画像がなくても、爪11の画像のみで、爪11の長さ方向を正確に知ることができ、ネイルデザインDを適切な向きで爪11に描画できる描画装置10、描画装置10の動作制御方法及び描画装置10の動作制御プログラムを提供することができる。
なお、実施形態では、1本の指12を指挿入口45aに挿入する構成を例示したが、複数の指12を指挿入口45aに同時に挿入できる場合、図13に示すように、各指12の方向が異なるため、このような場合においても描画装置10を用いることは、ネイルデザインDを各爪11に適した向きで正確に描画するうえで有効である。
また、2次元フーリエ変換を行うにあたって、図6に示す画像Pの爪11の部分から計算を行う領域を切り出すにあたって、ピクセル数が2の累乗となるようにしておけば、フーリエ変換の演算を高速で行うことができる高速フーリエ変換アルゴリズムでの演算が行えるので、2次元フーリエ変換を実施する領域の切り出しは、ピクセル数が2の累乗となるようにするのが好適である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
ネイルデザインが施される爪を有する指が載置される指載置部と、
前記指載置部に載置されている前記指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出する筋検出部と、
前記筋検出部により検出された前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すネイルデザイン形成部と、
を備えることを特徴とする描画装置。
<請求項2>
前記筋検出部は、前記画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出し、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項3>
前記筋検出部は、前記画像をグレースケール化し、前記グレースケール化した画像を2次元フーリエ変換して得たパワースペクトル画像から、前記筋の延在方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項4>
前記筋検出部は、
前記画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出し、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を第1の延在方向として検出し、前記画像をグレースケール化し、前記グレースケール化した画像を2次元フーリエ変換して得たパワースペクトル画像から求めた方向を第2の延在方向として検出して、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とを比較し、
前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とが所定の誤差範囲内で一致するときは、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向の何れか一方、又は、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向の中間の方向を前記筋の延在方向とし、
前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とが前記誤差範囲より大きい差で一致しないときは、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向のうちの前記指の延在方向に近い方を前記筋の延在方向とすることを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
<請求項5>
指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出するステップと、
前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すステップと、
を備えることを特徴とする描画装置の動作制御方法。
<請求項6>
コンピュータに、
指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出させ、
前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施させることを特徴とする描画装置の動作制御プログラム。
10 描画装置
11 爪
11a 筋
12 指
21 描画部
24 印刷部
45a 指挿入口
45b 指載置部
46 画像取得部
62 筋検出部
D ネイルデザイン
P 画像
P2 パワースペクトル画像
T 爪領域
Q1 爪の筋の延在方向
Q2 爪の筋の延在方向

Claims (5)

  1. ネイルデザインが施される爪を有する指が載置される指載置部と、
    前記指載置部に載置されている前記指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出する筋検出部と、
    前記筋検出部により検出された前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すネイルデザイン形成部と、
    を備え
    前記筋検出部は、前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施し、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出し、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出することを特徴とする描画装置。
  2. ネイルデザインが施される爪を有する指が載置される指載置部と、
    前記指載置部に載置されている前記指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出する筋検出部と、
    前記筋検出部により検出された前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すネイルデザイン形成部と、
    を備え、
    前記筋検出部は、前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施し、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像を2次元フーリエ変換して得たパワースペクトル画像から、前記筋の延在方向を検出することを特徴とする描画装置。
  3. ネイルデザインが施される爪を有する指が載置される指載置部と、
    前記指載置部に載置されている前記指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出する筋検出部と、
    前記筋検出部により検出された前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すネイルデザイン形成部と、
    を備え、
    前記筋検出部は、
    前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施し、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出し、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を第1の延在方向として検出し、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を行った画像を2次元フーリエ変換して得たパワースペクトル画像から求めた方向を第2の延在方向として検出して、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とを比較し、
    前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とが所定の誤差範囲内で一致するときは、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向の何れか一方、又は、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向の中間の方向を前記筋の延在方向とし、
    前記第1の延在方向と前記第2の延在方向とが前記誤差範囲より大きい差で一致しないときは、前記第1の延在方向と前記第2の延在方向のうちの前記指の延在方向に近い方を前記筋の延在方向とすることを特徴とする描画装置。
  4. 指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像から前記爪の表面に存在する筋の延在方向を検出するステップと、
    前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施すステップと、
    を備え
    前記筋の延在方向を検出するステップは、前記画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施すステップと、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施した画像における周囲の領域より輝度が高く、筋状になっている領域を前記筋として検出するステップと、前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出するステップと、を有することを特徴とする描画装置の動作制御方法。
  5. コンピュータに、
    指載置部に挿入されている、ネイルデザインが施される爪を有する指の前記爪の画像にグレースケール変換及びエッジ強調処理を施させ、前記グレースケール変換及び前記エッジ強調処理を施させた画像における周囲の領域より輝度が高く筋状になっている領域を前記爪の表面に存在する筋として検出させ、
    前記筋における輝度値の変化の少ない線状の領域が延びている方向を前記筋の延在方向として検出させ、
    前記筋の延在方向に前記ネイルデザインの方向を合わせた状態で、前記ネイルデザインを前記爪に施させることを特徴とする描画装置の動作制御プログラム。
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