JP2021061984A - 画像表示方法および情報処理装置 - Google Patents

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奈那美 宮上
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Abstract

【課題】爪に合わせて模様を表示できる画像表示方法および情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、画像表示方法を提供する。情報処理装置10は、撮影画像を取得し、模様画像の選択を受け付け、撮影画像の部分を抽出した部分画像を生成し、部分画像に基づいて爪の大きさ、中心点、回転角を求め、模様画像の大きさを爪の大きさに合わせて変更し、模様画像を爪の回転角に合わせて回転させ、模様画像の中心点を爪の中心点に合わせて移動させた爪部模様画像を生成し、撮影画像と爪部模様画像とを重畳して表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示方法および情報処理装置に関する。
近年、ネイルアートが普及してきており、人手で爪に模様を塗るだけでなく、ネイルアートを爪に印刷することが可能なプリンタが用いられる場合もある。ネイルアートの普及に伴い、色や模様の種類が豊富になり、色や模様の組合せの多様化が進んでいる。このため、利用者は、どのような色や模様の組合せでネイルアートを実施すべきか迷うことが多い。
なお、表示情報形成装置において、ネイルアートのデザインを爪に重畳することで、あたかもネイルアートが施されたような映像を情報端末の表示部に表示する技術が知られている。
特許第5203271号公報
ネイルアートを施されたように見える画像を生成する際に、爪の大きさや向きが指ごとに異なるため、模様の大きさや向きの調整が困難であった。たとえば、爪の形状が略円形や、横長の略楕円形である場合、爪の根元部分を画像認識で特定することが困難であり、模様の方向が爪の上下方向に必ず合致するとは限らなかった。
このため、ネイルアートを施した画像を表示する際に、爪に合わせて模様を表示できる技術が望まれている。
一側面では、本発明は、爪に合わせて模様を表示できる画像表示方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような画像表示方法を提供する。
情報処理装置は、撮影画像を取得し、模様画像の選択を受け付け、撮影画像の部分を抽出した部分画像を生成し、部分画像に基づいて爪の大きさ、中心点、回転角を求め、模様画像の大きさを爪の大きさに合わせて変更し、模様画像を爪の回転角に合わせて回転させ、模様画像の中心点を爪の中心点に合わせて移動させた爪部模様画像を生成し、撮影画像と爪部模様画像とを重畳して表示する。
一態様によれば、爪に合わせて模様を表示できる。
第1の実施形態の情報処理装置の一例を示す図である。 第2の実施形態の情報処理システムの一例を示す図である。 第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の利用者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の初期画面の一例を示す図である。 第2の実施形態のネイル表示画面の一例を示す図である。 第2の実施形態の手背画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の指先部画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の爪部画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の回転角の説明の一例を示す図である。 第2の実施形態の爪部の大きさと中心点の説明の一例を示す図である。 第2の実施形態の爪部ベースカラー画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の爪部模様画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の利用者端末処理のフローチャートの一例を示す図である。 第2の実施形態の画像処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の情報処理装置について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の情報処理装置の一例を示す図である。
情報処理装置10は、ネイルアートの画像を表示する機能を備えたコンピュータである。情報処理装置10は、ネイルアートを表示するためのアプリケーションプログラム(以下、ネイルアプリと記載する。)を実行することで画像表示方法を提供する。
情報処理装置10は、利用者が用いる装置であり、たとえば、スマートフォンや、タブレット端末や、ノートパソコン等のコンピュータである。情報処理装置10は、プロセッサ等の制御部、メモリ等の記憶部、カメラ等の撮像部、液晶パネル等の表示部、タッチパネル等の受付部を備えるが、図示を省略する。
ここで、情報処理装置10を用いて、利用者が、ネイルアートの画像を表示する処理の流れについて説明する。情報処理装置10は、ネイルアプリがインストール済みであり、ネイルアプリの実行が可能であるものとする。
利用者は、情報処理装置10の撮像部の機能を用いて、ネイルアートを表示する対象となる爪を含むよう撮影する。情報処理装置10は、撮影した画像である撮影画像を取得する。なお、図1においては、左手の小指が撮影された撮影画像を示したが、これは一例に過ぎず、手の全体を撮影した画像でもよいし、足の指を撮影した画像でもよい。
利用者は、情報処理装置10の受付部を介して、ネイルアートとして表示する模様画像を選択する。情報処理装置10は、模様画像の選択を受け付ける。
情報処理装置10の制御部は、撮影画像の部分を抽出した部分画像を生成し、部分画像に基づいて爪の大きさ、中心点、回転角を求める。情報処理装置10は、撮影画像から爪の部分を抽出した爪部画像を生成し、爪部画像に基づいて爪の大きさと中心点を求める。また、情報処理装置10は、撮影画像から指先の部分を抽出した指先部画像を生成し、指先部画像に基づいて爪の回転角を求める。
より具体的には、情報処理装置10は、爪部画像に外接する矩形である爪部矩形を形成し、爪部矩形の大きさ(縦横の長さ)を爪の大きさとし、爪部矩形の中心点を爪の中心点とする。また、情報処理装置10は、指先部画像に外接する矩形である指先部矩形を形成し、指先部矩形の回転角を爪の回転角とする。
情報処理装置10の制御部は、模様画像の大きさを爪の大きさに合わせて変更し、模様画像を爪の回転角に合わせて回転させ、模様画像の中心点を爪の中心点に合わせて移動させた爪部模様画像を生成する。情報処理装置10の制御部は、撮影画像と爪部模様画像とを重畳し、表示部に表示させる。こうして、情報処理装置10は、爪にネイルアートを施したように見える画像(ネイルアート画像)を提供できる。
ここで、爪の回転角を求めるに際し、爪部画像ではなく、指先部画像を用いる理由について説明する。情報処理装置10は、模様画像を爪に合わせて表示するために爪の回転角(表示された爪の傾き)を求める必要があるが、爪部画像のみでは爪の回転角を求めることが困難である。これは、爪の形状が円形に近い場合、方向が定まらず爪の傾き(回転角)が不明であるためである。また、爪は、指先方向(縦方向)に向かって伸びるものであるが、指先方向に向かって長いとは限らず、たとえば、爪の形状が、略円形である場合もあれば、横方向の略楕円形の場合もある。このため、情報処理装置10において、各爪の回転角を求めるために、指の先端から所定の長さ(たとえば、第1関節までの長さ)を抽出した指先部画像を用いて各爪の回転角を求めることで、爪ごとの角度に合わせて模様画像を表示できる。
このように、情報処理装置10は、爪に合わせて模様を表示できる。また、利用者は、実際にネイルアートを施さずに、ネイルアートを試したように見える画像を目視できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、情報処理システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の情報処理システムの一例を示す図である。
情報処理システム300は、利用者がネイルアートを表示する際に用いられるシステムであり、たとえば、サーバ100と、利用者端末200とを含む。サーバ100と利用者端末200は、ネットワーク150を介して情報通信が可能である。なお、ネットワークは、有線ネットワーク、無線ネットワークのいずれでもよいし、これらを組み合わせたものでもよい。
サーバ100は、ネイルアートを表示するためのアプリケーションプログラム(以下、ネイルアプリと記載する。)を提供する機能や、ネイルアートとして表示するための色や模様のデータの管理を行う機能を備えたコンピュータである。サーバ100は、利用者端末200からのアプリのダウンロードの要求に応じて、ネイルアプリを提供する。また、サーバ100は、利用者端末200からのデータの取得要求に応じて、ネイルアートの素材となる色や模様の画像を提供する。
利用者端末200は、利用者が用いる携帯型のコンピュータであり、たとえば、スマートフォンや、タブレット端末等である。利用者端末200は、サーバ100とネットワーク150を介して互いに通信可能である。利用者は、利用者端末200にインストールされたネイルアプリを用いて、爪にネイルアートを施した画像を表示できる。また、利用者は、利用者端末200にインストールされた画像処理プログラムを利用して、独自に色や模様の画像を作成することができる。利用者端末200は、サーバ100から提供された色や模様の画像のみではなく、利用者が作成した色や模様の画像を利用することもできる。
なお、情報処理システム300のシステム構成は一例に過ぎず、利用者端末200、サーバ100がそれぞれ複数台含むものであってもよい。
次に、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ100は、制御部110を含む。制御部110は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、HDD(Hard Disk Drive)113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116、通信インタフェース117を含む。サーバ100は、プロセッサ111によって装置全体が制御されている。プロセッサ111には、バス118を介してRAM112と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ111は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ111は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ111は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM112は、サーバ100の主記憶装置として使用される。RAM112には、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に記憶される。また、RAM112には、プロセッサ111による処理に必要な各種データが記憶される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD113、画像信号処理部114、入力信号処理部115、媒体リーダ116および通信インタフェース117がある。
HDD113は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD113は、サーバ100の補助記憶装置として使用される。HDD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが記憶される。なお、HDD113に限らず、SSD(Solid State Drive)を使用することもできる。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
画像信号処理部114は、プロセッサ111からの命令に従って、サーバ100に接続されたディスプレイ114aに画像を出力する。ディスプレイ114aとしては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ、有機EL(OEL:Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等、任意の種類のディスプレイを用いることができる。
入力信号処理部115は、サーバ100に接続された入力デバイス115aから入力信号を取得し、プロセッサ111に出力する。入力デバイス115aとしては、マウス、タッチパネル、タッチパッド、トラックボール、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチ等、任意の種類の入力デバイスを用いることができる。また、サーバ100に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ116は、記録媒体119に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体119として、たとえば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等を使用できる。磁気ディスクには、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDが含まれる。光ディスクには、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。
媒体リーダ116は、たとえば、記録媒体119から読み取ったプログラムやデータを、RAM112やHDD113等の他の記録媒体にコピーする。読み取られたプログラムは、たとえば、プロセッサ111によって実行される。なお、記録媒体119は可搬型記録媒体であってもよく、プログラムやデータの配布に用いられることがある。また、記録媒体119やHDD113を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体と言うことがある。
通信インタフェース117は、ネットワーク150に接続されている。通信インタフェース117は、他のコンピュータ、記憶装置、または通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のサーバ100の処理機能を実現することができる。なお、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。たとえば、上記構成のうち必要のないものを削除するとしてもよい。
サーバ100は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。サーバ100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、サーバ100に実行させるプログラムをHDD113に記憶しておくことができる。プロセッサ111は、HDD113内のプログラムの少なくとも一部をRAM112にロードし、プログラムを実行する。また、サーバ100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に記憶されたプログラムは、たとえばプロセッサ111からの制御により、HDD113にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ111が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態の利用者端末のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の利用者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
利用者端末200は、無線通信部201、プロセッサ202、RAM203、不揮発性メモリ204、ディスプレイ205、タッチパネル206、スピーカ207a、マイクロホン207b、GPS受信機208およびカメラ210を有する。上記のユニットは、それぞれバス209に接続されている。
無線通信部201は、ネットワーク150に属する基地局またはアクセスポイントと無線リンクで接続され、無線通信を行う無線通信インタフェースである。無線通信部201は、基地局またはアクセスポイントを介して、サーバ100と通信することができる。無線通信部201が準拠する無線通信規格としては、たとえば、W−CDMA(Wideband - Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などが挙げられる。ただし、利用者端末200は、無線通信部201に代えてまたは無線通信部201と共に、通信装置とケーブルで接続される有線通信インタフェースを備えてもよい。また、無線通信部201は、近距離無線通信の機能を備え、各種機器と情報通信が可能である。
プロセッサ202は、サーバ100のプロセッサ111と同様、プログラムの命令を実行する演算回路を含むプロセッサである。
RAM203は、サーバ100のRAM112と同様、プロセッサ202が実行するプログラムやプロセッサ202が演算に用いるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。
不揮発性メモリ204は、各種ソフトウェアのプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。不揮発性メモリ204としては、たとえば、フラッシュメモリやSSDなどを用いることができる。なお、利用者端末200は、HDDなどの他の種類の記憶装置を備えてもよい。
ディスプレイ205は、プロセッサ202からの指示に応じて操作画面などの画像を表示する。ディスプレイ205としては、たとえば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
タッチパネル206は、利用者からの入力を受け付ける入力装置である。タッチパネル206は、ディスプレイ205に重ねて設置される。タッチパネル206は、ディスプレイ205に表示された画面に対する利用者のタッチ操作を検出し、タッチ位置をプロセッサ202に通知する。タッチ位置の検出方法としては、抵抗膜方式や静電容量方式などの任意のものを使用できる。なお、利用者端末200は、タッチパネル206に代えてまたはタッチパネル206と共に、キーパッドなどの他の入力装置を備えてもよい。
スピーカ207aは、プロセッサ202から音声信号としての電気信号を取得し、物理振動に変換して音を再生する。たとえば、利用者が通話を行っているとき、通話相手の声や背景雑音が再生される。マイクロホン207bは、音の物理振動を電気信号に変換し、音声信号としての電気信号をプロセッサ202に出力する。たとえば、利用者が通話を行っているとき、利用者の声や背景雑音がマイクロホン207bから入力される。
GPS受信機208は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星それぞれからGPS信号を受信し、受信したGPS信号を用いて利用者端末200の現在位置を算出する。GPS信号には、GPS衛星が当該GPS信号を送信した時刻が含まれる。現在位置は、複数のGPS衛星からのGPS信号の伝送時間の違いに基づいて算出することができる。現在位置は、たとえば、経度、緯度、高度で表現することができる。
カメラ210は、二次元コードの読み取り機能や、画像の撮像機能を有する。カメラ210は、光学系、撮像素子、ADC(Analog-to-Digital Converter)、および信号処理回路などを有する。光学系は、レンズや絞り機構などを含む導光部である。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換素子である。ADCは、撮像素子から出力される電気信号をデジタル信号に変換する回路である。信号処理回路は、ADCから出力されたデジタル信号に対して画質の調整や符号化などの信号処理を施して画像データを生成する回路である。信号処理回路により生成された画像データは、不揮発性メモリ204に書き込まれる。
なお、第1の実施形態の情報処理装置10も利用者端末200と同様のハードウェア構成により実現することができる。また、上記の構成は一例であり、構成部の組み合わせは適宜決定できる。
次に、第2の実施形態の初期画面について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の初期画面の一例を示す図である。
初期画面400は、利用者端末200においてネイルアプリの機能により表示される画面である。初期画面400は、手の甲の側(手背側)から撮影した画像(手背画像)と、ネイルアートの色や模様を選択するメニューを表示した画面である。
なお、図5においては、左手全体について、ネイルアートを施したように見える画像を生成する対象として撮影した画像を表示した状態を示したが、これは一例に過ぎず、指のみの画像でもよいし、右手でもよいし、足の指の画像であってもよい。初期画面400は、まだ爪の部分にネイルアートが表示されていない状態の手背側からの画像を表示した状態を示している。なお、手背画像については、後で図7を用いて説明する。
初期画面400は、手背画像表示領域401と、ベースカラー表示領域402と、模様表示領域403とを含む。手背画像表示領域401は、手を甲の側から撮影した画像(爪が写る画像)を表示する領域である。初期画面400における手背画像表示領域401は、爪にネイルアートが施される前の状態が表示される。
ベースカラー表示領域402は、利用者がネイルアートの下地となる色(ベースカラー、下地色)を選択する領域であり、色が表示された領域を利用者が指で押下(タップ)することで、色の選択ができる。なお、ベースカラー表示領域402は、それぞれの色を円形の領域で表示し、色ごとに識別番号(1、2、3、4、…)を表示しているが、これは一例に過ぎず他の表示でもよいし、識別番号の表示を無くしてもよい。たとえば、色を表示する領域は他の形状であってもよい。また、色の識別番号ではなく、「ピンク」や「イエロー」のように色を識別できる文字を表示してもよい。
模様表示領域403は、利用者がネイルアートの模様を選択する領域であり、模様が表示された領域を利用者が指で押下することで、模様の選択ができる。なお、模様表示領域403は、それぞれの模様を矩形の領域で表示し、模様ごとに識別記号(A、B、C、D、…)を表示しているが、これは一例に過ぎず他の表示でもよいし、識別記号の表示を無くしてもよい。たとえば、模様の見本を表示する領域は他の形状であってもよい。また、模様の識別記号ではなく、「花束」、「ツリー」、「一輪の花」、「雪だるま」等のように模様を示す文字を表示してもよい。
ベースカラー表示領域402および模様表示領域403に含まれる選択対象の色や模様は、ネイルアプリにデフォルトで備えられている色データや模様データに基づいて表示してもよいし、利用者がオリジナルで作成した画像等をネイルアプリで取り込んでもよい。また、利用者は、新作の色や模様をサーバ100からダウンロードしてネイルアプリに取り込んで利用してもよい。
また、ベースカラー表示領域402および模様表示領域403に含まれる色や模様の並び順は、固定した順序でもよいし、利用頻度の高い順に左から並べてもよいし、利用者が指定した並び順でもよい。なお、ネイルアプリは、各色および各模様ごとに押下された回数をカウントすることで、利用頻度を管理し、色および模様の表示順序を変更することができる。
なお、手背画像表示領域401は、一例として左手の甲の側から撮影した画像を示したが、左手に限らず、右手であってもよいし、足の甲の側から撮影した画像であってもよい。以下も同様に、手の爪のネイルアートの表示に限られるものではなく、足の爪のネイルアートの表示に適用することも可能である。
次に、第2の実施形態のネイル表示画面について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のネイル表示画面の一例を示す図である。
ネイル表示画面410は、利用者端末200においてネイルアプリの機能により表示される画面である。ネイル表示画面410は、手背画像表示領域411において爪が選択され、選択された爪に色や模様が選択されたネイルアートが表示された状態を表示した画面である。ネイル表示画面410の説明において、初期画面400と同様の内容について適宜説明を省略する。
ネイル表示画面410は、手背画像表示領域411と、ベースカラー表示領域412と、模様表示領域413とを含む。手背画像表示領域411は、手を甲の側から撮影した画像(爪が写る画像)を表示する領域であり、爪にネイルアートが施された状態が表示される。選択枠414は、利用者がネイルアートを施す画像を表示する爪を選択した際に表示されるものである。利用者が、手背画像表示領域411に表示された中指を押下した場合、選択枠414が中指の先端の爪を含む領域を囲む円形として表示される。なお、選択枠414の形状は一例であり、円形以外の形状であってもよいし、選択された指の縁を太い線で強調表示してもよいし、その他の方法で選択されたことを示す表示をしてもよい。
手背画像表示領域411には、爪ごとの方向や大きさに合わせて模様が表示される。なお、各爪に合わせた模様を表示する方法については、後で図10、図12、図15を用いて説明する。
手背画像表示領域411は、利用者が選択した指に対して、利用者が選択した色や模様を爪に施したネイルアートが表示される。たとえば、手背画像表示領域411において、親指の爪に識別番号「3」のベースカラー、人差し指の爪に識別番号「4」のベースカラー、中指の爪に識別番号「1」のベースカラーおよび識別記号「B」の模様のネイルアートが施された画像が表示される。また、手背画像表示領域411において、薬指の爪に識別番号「2」のベースカラー、小指の爪に識別番号「1」のベースカラーおよび識別記号「B」の模様のネイルアートが施された画像が表示される。
ベースカラー表示領域412は、識別番号「1」の色が選択された状態を示している。なお、ベースカラー表示領域412において、選択された色の領域の枠線を太くした強調表示がされているが、これは一例であり、選択されたことを示す他の表示方法でもよいし、選択された色の領域について強調表示を行わずともよい。
模様表示領域413は、識別記号「B」の模様が選択された状態を示している。なお、模様表示領域413において、選択された模様の領域の枠線を太くした強調表示がされているが、これは一例であり、選択されたことを示す他の表示方法でもよいし、選択された模様の領域について強調表示を行わずともよい。
ここで、利用者が中指の爪にネイルアートを施した画像を表示させる際の操作の概略を説明する。利用者は、ネイルアプリを起動後、爪が写るように手背画像を利用者端末200のカメラ210で撮影する。利用者端末200のディスプレイ205に、まず初期画面400が表示される。利用者が、表示された手背画像の中指を押下すると、選択枠414が中指の爪を囲むように表示される。利用者が、ベースカラー表示領域412に表示された識別番号「1」の色を押下して選択すると、中指の爪の色が選択された識別番号「1」の色に変化する。また、利用者が、模様表示領域413に表示された識別記号「B」の模様を押下すると、中指の爪に選択された識別記号「B」の模様が表示される。
次に、第2の実施形態の手背画像について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の手背画像の一例を示す図である。
手背画像500は、手を甲の側(手背側)から撮影した画像である。利用者は、利用者端末200のカメラ210で、ネイルアートを施したように見せる対象となる手を爪が写りこむようにして撮影し、手背画像500をネイルアプリに取り込む。利用者端末200は、撮影した画像をメモリ等の記憶部に記憶する。
次に、第2の実施形態の指先部画像について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の指先部画像の一例を示す図である。
指先部画像510は、手背画像500より指の先端から第1関節までの部分を抽出した画像である。指先部画像510は、指の先端から第1関節までの部分を囲む領域のみを抽出した画像の一例であるが、爪や皮膚など領域内に含まれるものを備えてもよい。
また、指先部画像510は、指の先端から第1関節までの部分を抽出するに際し、ある程度の範囲内(所定の誤差の範囲内)で指の先端から第1関節までの部分を抽出すればよいものとする。指先部画像510は、爪の回転角(爪に模様を表示する方向)を定めるために用いる画像である。爪の回転角を定める方法については、後で図10を用いて説明する。
指先部画像510は、親指指先部画像511、人差指指先部画像512、中指指先部画像513、薬指指先部画像514、小指指先部画像515を含む。親指指先部画像511は、手背画像500より親指の先端から第1関節までの部分を囲む領域を抽出した画像である。人差指指先部画像512は、手背画像500より人差指の先端から第1関節までの部分を囲む領域を抽出した画像である。中指指先部画像513は、手背画像500より中指の先端から第1関節までの部分を囲む領域を抽出した画像である。薬指指先部画像514は、手背画像500より薬指の先端から第1関節までの部分を囲む領域を抽出した画像である。小指指先部画像515は、手背画像500より小指の先端から第1関節までの部分を囲む領域を抽出した画像である。
なお、手背画像500より、指の先端から第1関節までの部分を抽出する方法には様々な方法があるが、いずれの方法を用いてもよい。たとえば、指の先端から第1関節までの領域をディープラーニングで画像処理プログラムに学習させて抽出する方法や、指の皺や凹凸などの解析を行い第1関節部分の座標を特定して指の先端から第1関節までの領域を抽出してもよいし、その他の方法でもよい。
次に、第2の実施形態の爪部画像について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の爪部画像の一例を示す図である。
爪部画像520は、手背画像500から爪の部分を抽出した画像である。爪部画像520は、爪の部分を囲む領域のみを抽出した画像であるが、爪の色や溝など領域内に含まれるものを備えてもよい。爪部画像520は、爪の大きさ(縦横の長さ)を定めるために用いる画像である。爪の大きさを定める方法については、後で図11を用いて説明する。
爪部画像520は、親指爪部画像521、人差指爪部画像522、中指爪部画像523、薬指爪部画像524、小指爪部画像525を含む。親指爪部画像521は、手背画像500から親指の爪の部分を囲む領域を抽出した画像である。人差指爪部画像522は、手背画像500から人差指の爪の部分を囲む領域を抽出した画像である。中指爪部画像523は、手背画像500から中指の爪の部分を囲む領域を抽出した画像である。薬指爪部画像524は、手背画像500から薬指の爪の部分を囲む領域を抽出した画像である。小指爪部画像525は、手背画像500から小指の爪の部分を囲む領域を抽出した画像である。
なお、手背画像500から、爪の部分を抽出する方法には様々な方法があるが、いずれの方法を用いてもよい。たとえば、爪の領域をディープラーニングで画像処理プログラムに学習させて抽出する方法や、爪の形状や色や凹凸などの解析を行い爪の座標を特定して爪の領域を抽出してもよいし、その他の方法でもよい。
次に、第2の実施形態の爪の回転角について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の回転角の説明の一例を示す図である。
図10(A)は、指先部画像510から小指指先部画像515を抽出したものである。ネイルアプリは、模様を表示する角度として爪の回転角(表示された爪の傾き)を求める必要があるが、爪部画像520のみでは爪の回転角を求めることが困難である。これは、爪の形状が円形に近い場合、上下の方向が定まらず爪の傾き(回転角)が不明であるためである。また、爪は、指先方向(縦方向)に向かって伸びるものであるが、指先方向に向かって長いとは限らず、たとえば、爪の大きさが小さいため略円形に近い形状である場合もあれば、横方向の略楕円形の場合もある。
このため、ネイルアプリにおいて、各爪の回転角を求めるために、指の先端から第1関節までの指先部画像510を用いて各爪の回転角を求める。ここでは、小指指先部画像515を用いて小指の爪の回転角を求めるが、その他の指についても同様である。
また、ここでは、指の先端から第1関節までの画像を指先部画像として抽出して角度を求めるが、これは一例に過ぎず、指の先端から第2関節までの部分を指先部として抽出してもよい。また、爪の角度を求めるために利用可能であるならば、指のその他の部分までを指先部画像として抽出してもよい。
図10(B)は、小指指先部画像515を内接する矩形である小指指先部矩形600を示したものである。言い換えると、小指指先部画像515に対して外接する矩形が小指指先部矩形600である。
図10(C)は、小指指先部矩形600の回転角を示す。ここで、左上がX軸とY軸が交わる原点であり、原点から右水平方向(横軸)がX軸、原点から下垂直方向(縦軸)がY軸である。また、回転角は、原点に対してX軸の下方向の回転が+(プラス)方向、X軸の上方向の回転が−(マイナス)方向となる。小指指先部矩形600の回転角は、横軸(X軸を水平移動したX’軸)に対して上方向に−θ°である。図10(C)においては、小指指先部矩形600が横軸(X’軸)上向きに回転した角度を示したが、これは一例に過ぎず、小指指先部矩形600と縦軸(Y軸)との角度によって回転角を設定してもよい。
なお、小指指先部矩形600を生成する方法や、小指指先部矩形600の回転角を求める方法には様々な方法があるが、いずれの方法を用いてもよい。たとえば、小指指先部画像515の座標に基づき矩形の形状、座標および回転角を算出する方法、画像処理ソフトを利用する方法があるが、その他の方法でもよい。
このように、利用者端末200で実行するネイルアプリは、指先部画像510から各指の指先部の画像を抽出し、指先部の画像を内接する矩形の角度を求めることで、模様を表示する角度を求めることができる。
次に、第2の実施形態の爪部の大きさと中心点について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の爪部の大きさと中心点の説明の一例を示す図である。
図11(A)は、爪部画像520から小指爪部画像525を抽出したものである。ネイルアプリは、爪に模様を施した画像を表示するため、爪の大きさと位置に合わせて模様画像の大きさと位置の調整を行う。このため、ネイルアプリにおいて、爪部画像520を用いて各爪の大きさと中心位置を求める。ここでは、小指爪部画像525を用いて小指の爪の大きさと中心点を求めるが、その他の指についても同様である。
図11(B)は、小指爪部画像525を内接する矩形である小指爪部矩形610を示したものである。言い換えると、小指爪部画像525に対して外接する矩形が小指爪部矩形610である。
図11(C)は、小指爪部矩形610の大きさと中心点を示す。ここで、左上がX軸とY軸が交わる原点であり、原点から右水平方向(横軸)がX軸、原点から下垂直方向(縦軸)がY軸である。小指爪部矩形610の大きさは、縦の長さL1、横の長さM1である。小指爪部矩形610の大きさ(縦の長さL1、横の長さM1)は、矩形の4つの頂点の座標から算出できる。また、小指爪部矩形610の中心点の座標(X1,Y1)は、小指爪部矩形610の対角線の交点の座標である。
なお、小指爪部矩形610を生成する方法や、小指爪部矩形610の大きさと中心点を求める方法には様々な方法があるが、いずれの方法を用いてもよい。たとえば、小指爪部画像525の座標に基づき矩形の形状、大きさおよび中心点を算出する方法、画像処理ソフトを利用する方法があるが、その他の方法でもよい。
このように、利用者端末200で実行するネイルアプリは、爪部画像520から各指の爪部の画像を抽出し、爪部の画像を内接する矩形の大きさと中心点を求めることで、模様を表示する大きさと表示位置の中心点を求めることができる。
次に、第2の実施形態の爪部ベースカラー画像について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の爪部ベースカラー画像の一例を示す図である。
爪部ベースカラー画像550は、爪部画像520に含まれる各指の爪部画像を、利用者が選択したベースカラーの色で塗潰して表示したものである。なお、爪部ベースカラー画像550は、全ての爪を同色のベースカラーで塗潰した例を示すが、それぞれの爪ごとに利用者が選択した異なる色で塗潰して表示することが可能である。
次に、第2の実施形態の爪部模様画像について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の爪部模様画像の一例を示す図である。
爪部模様画像560は、爪部画像520に含まれる各指の爪部画像に、利用者が選択した模様を表示したものである。ネイルアプリは、模様画像を爪ごとの大きさ、中心点に合わせて表示するため、模様が爪からはみ出して表示されることがない。また、ネイルアプリは、模様画像を爪ごとの角度(各爪の回転角)に合わせて表示するため、模様が各爪の方向に表示され、模様が逆さや横向き等で表示されることはない。
ネイルアプリは、手背画像500、爪部ベースカラー画像550、爪部模様画像560の3枚の画像を重畳してディスプレイ205に表示することで、ネイルアートを施したように見える画像を提供する。利用者は、利用者端末200でネイルアプリを用いることにより、ネイルアートを実施したように見える画像を目視できる。これにより、利用者は、実際にはネイルアートを施さずとも、選択したベースカラーや模様の組み合わせをネイルアートとして試した画像を確認することができる。
次に、第2の実施形態の利用者端末処理について図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態の利用者端末処理のフローチャートの一例を示す図である。
利用者端末処理は、利用者端末200が、撮影した画像を表示し、利用者からの入力を受け付け、爪にネイルアートを施したように見える画像を表示する処理である。利用者端末処理は、利用者端末200の制御部(プロセッサ202)が実行する。なお、画像を生成する処理の詳細については、後で図15を用いて説明する。
[ステップS11]利用者端末200は、手背画像500を取得し、メモリ等の記憶部に記憶する。具体的には、利用者が、利用者端末200のカメラ210機能を利用して手背側から手の甲を撮影し、爪を含む画像を取得する。利用者端末200は、撮影された手背画像500を記憶部に記憶する。
[ステップS12]利用者端末200は、初期画面400をディスプレイ205に表示する。具体的には、利用者端末200は、ステップS11で取得した手背画像500を含む初期画面400を表示する。
[ステップS13]利用者端末200は、ネイルアートの表示を行う爪(対象爪)の選択を受け付ける。具体的には、利用者端末200は、タッチパネル206を介してディスプレイ205に表示した手背画像500に含まれる指や爪の選択を受け付け、対象爪を決定する。なお、利用者端末200は、タッチパネル206を介して押下された位置を検知し、押下された領域に表示された指の爪(中指が表示された領域が押下された場合、中指の爪)、または、押下された位置に最も近い位置に表示された爪を対象爪として認識する。
[ステップS14]利用者端末200は、ベースカラーの選択を受け付ける。具体的には、利用者端末200は、タッチパネル206を介して押下された位置を検知し、押下された領域に表示された色、または、ベースカラー表示領域412において押下された位置に最も近い位置に表示された色を選択されたベースカラーの色として受け付ける。
[ステップS15]利用者端末200は、選択されたベースカラーの色を対象爪に表示する。たとえば、利用者端末200は、中指の爪が対象爪である場合、中指爪部画像523の内側の領域を選択されたベースカラーの色で塗りつぶした爪部ベースカラー画像550を生成し、爪部ベースカラー画像550と手背画像500とを重畳し、手背画像表示領域411に表示する。
[ステップS16]利用者端末200は、模様の選択を受け付ける。具体的には、利用者端末200は、タッチパネル206を介して押下された位置を検知し、押下された領域に表示された模様、または、模様表示領域413において押下された位置に最も近い位置に表示された模様を選択された模様として受け付ける。
[ステップS17]利用者端末200は、選択されたベースカラーの色と模様とを対象爪に重畳表示したネイル表示画面410を生成し、ディスプレイ205に表示し、処理を終了する。具体的には、利用者端末200は、爪部模様画像560を生成し、手背画像500と爪部ベースカラー画像550と爪部模様画像560とを重畳した画像を生成し、ネイル表示画面410の手背画像表示領域411に表示する。利用者端末200が重畳画像を生成する処理については、後で図15を用いて説明する。
なお、利用者端末200は、ネイルアプリを停止するまで、手背画像500の再取得、色や模様の選択の受け付けとネイルアートの表示の処理を繰り返し実行することが可能である。利用者は、利用者端末200がディスプレイ205に表示したネイル表示画面410を目視し、再度、対象爪や色や模様を選択し、別な色と模様のネイルアートを表示させることが可能である。
次に、第2の実施形態の画像処理について図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態の画像処理のフローチャートの一例を示す図である。
画像処理は、利用者端末200が、爪にネイルアートを施したように見える画像を生成する処理である。画像処理は、利用者端末処理における画像を生成する処理をより具体化して説明するものである。画像処理は、利用者端末200の制御部(プロセッサ202)が実行する。
[ステップS21]利用者端末200は、撮影された手背画像500を記憶部から読み出す。
[ステップS22]利用者端末200は、指先から第1関節までの部分の画像を手背画像500から抽出し、指先部画像510を生成する。
[ステップS23]利用者端末200は、指先部画像510に基づき、各指の指先部分に外接する矩形(指先部矩形)を形成する。具体的には、利用者端末200は、親指指先部画像511に外接する親指指先部矩形、人差指指先部画像512に外接する人差指指先部矩形、中指指先部画像513に外接する中指指先部矩形、薬指指先部画像514に外接する薬指指先部矩形、小指指先部画像515に外接する小指指先部矩形600を形成する。
[ステップS24]利用者端末200は、ステップS23で形成した各指の指先部矩形に基づき、各爪の回転角を設定する。なお、各爪の回転角は、図10(C)で示したように、各指の指先部矩形について、原点に対してX軸の下方向の回転が+(プラス)方向の角度、X軸の上方向の回転が−(マイナス)方向の角度として求めるが、これは一例であり、その他の方法で求めてもよい。
[ステップS25]利用者端末200は、爪部分の画像を手背画像500から抽出し、爪部画像520を生成する。
[ステップS26]利用者端末200は、爪部画像520に基づき、各指の爪部分に外接する矩形(爪部矩形)を形成する。具体的には、利用者端末200は、親指爪部画像521に外接する親指爪部矩形、人差指爪部画像522に外接する人差指爪部矩形、中指爪部画像523に外接する中指爪部矩形、薬指爪部画像524に外接する薬指爪部矩形、小指爪部画像525に外接する小指爪部矩形610を形成する。
[ステップS27]利用者端末200は、ステップS26で形成した各指の爪部矩形に基づき、各爪の大きさ(縦、横)と中心点とを設定する。なお、各爪の大きさと中心点は、図11(C)で示したように、爪部矩形の大きさと中心点を求めることで設定する。
[ステップS28]利用者端末200は、爪部画像520を選択されたベースカラーの色で塗潰し、爪部ベースカラー画像550を生成する。なお、図12においては、全ての爪部画像が同色のベースカラーの色で塗潰された状態を示しているが、これは一例に過ぎない。爪部ベースカラー画像550は、選択された爪に対して選択されたベースカラーの色で塗潰すものであるため、爪ごとに異なる色で塗潰した画像となる場合もある。
[ステップS29]利用者端末200は、ステップS27で設定した各爪の角度、大きさ、中心点に模様画像を合わせ、爪部模様画像560を生成する。
具体的には、利用者端末200は、まず、選択された模様画像を選択された爪の回転角に合わせて回転させる(模様画像の角度調整)。
次に、利用者端末200は、選択された模様画像を選択された爪の大きさに合わせて縮小または拡大する(模様画像のサイズ変更)。利用者端末200は、模様画像の縦および横の長さを爪の縦および横の大きさに合わせて、縦の長さおよび横の長さを個別に縮小または拡大してもよい。また、利用者端末200は、模様画像に描かれている絵柄に歪みが生じないように、模様画像の縦横比を固定して縮小または拡大してもよい。
次に、利用者端末200は、角度調整およびサイズ変更を行った模様画像の中心点を選択された爪の中心点に合わせて表示させる。このようにして、利用者端末200は、選択された模様画像の角度、大きさ、中心点を、選択された爪の爪部画像に合わせることで、爪部模様画像560を生成する。
なお、利用者端末200は、模様画像とともに、模様画像の縦横のサイズ(ピクセル)、模様画像の中心点をメモリ等の記憶部に予め記憶しているものとする。
[ステップS30]利用者端末200は、手背画像500の明るさ(コントラスト)を模様画像に合わせて調整する。たとえば、利用者端末200は、手背画像500に含まれる手の皮膚部分の明るさが、模様画像の明るさと同一になるよう、手背画像500のコントラストを変更する。なお、明るさが同一とは、完全同一である必要はなく、ある程度の範囲内(たとえば、模様画像の明るさの±10%の範囲内)であればよい。
[ステップS31]利用者端末200は、ステップS30でコントラストを調整した手背画像500と、爪部ベースカラー画像550と、爪部模様画像560との重畳画像を生成する。こうして、利用者端末200は、生成した重畳画像をネイル表示画面410の手背画像表示領域411に表示することで、利用者に対して爪にネイルアートを施したように見える画像を提供できる。なお、画像処理において、コントラストを調整した手背画像500と、爪部ベースカラー画像550と、爪部模様画像560とを作成する順番は、図15で説明した順番に限るものではなく、順不同でよい。
このように、利用者端末200は、撮像した画像の爪部分に、利用者が選択した色や模様を重畳して表示することで、爪にネイルアートを施したように見える画像を提供できる。このため、利用者においては、実際にネイルアートを施さずとも、様々な色や模様のネイルアートを試した状態を目視で確認することができる。また、利用者端末200は、爪の形状が方向を定めることが困難な形状(略円形等)であっても、指の画像の一部分を抽出して爪の角度を設定することにより、模様の角度を爪の角度に合わせて表示することが可能となる。また、利用者端末200は、手背画像500の明るさを模様画像に合わせて調整することにより、ネイルアートがより自然に見えるような画像を提供できる。
このように、利用者端末200は、爪に合わせて色や模様を表示できる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サーバ100、情報処理装置10、利用者端末200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
10 情報処理装置
100 サーバ
150 ネットワーク
200 利用者端末
300 情報処理システム

Claims (7)

  1. 画像表示方法であって、
    情報処理装置は、
    撮影画像を取得し、
    模様画像の選択を受け付け、
    前記撮影画像の部分を抽出した部分画像を生成し、
    前記部分画像に基づいて爪の大きさ、中心点、回転角を求め、
    前記模様画像の大きさを前記爪の大きさに合わせて変更し、前記模様画像を前記爪の回転角に合わせて回転させ、前記模様画像の中心点を前記爪の中心点に合わせて移動させた爪部模様画像を生成し、
    前記撮影画像と前記爪部模様画像とを重畳して表示する、
    画像表示方法。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記撮影画像から前記爪の部分を抽出した爪部画像を生成し、前記爪部画像に基づいて前記爪の大きさと中心点を求め、
    前記撮影画像から指先の部分を抽出した指先部画像を生成し、前記指先部画像に基づいて前記爪の回転角を求める、
    請求項1記載の画像表示方法。
  3. 前記情報処理装置は、
    前記爪部画像に外接する矩形である爪部矩形を形成し、前記爪部矩形の大きさを前記爪の大きさとし、前記爪部矩形の中心点を前記爪の中心点とする、
    請求項2記載の画像表示方法。
  4. 前記情報処理装置は、
    前記指先部画像に外接する矩形である指先部矩形を形成し、前記指先部矩形の回転角を前記爪の回転角とする、
    請求項2記載の画像表示方法。
  5. 前記情報処理装置は、
    指の先端から第1関節までの部分を前記撮影画像から抽出した画像を前記指先部画像として生成する、
    請求項2記載の画像表示方法。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記爪の下地色の選択を受け付け、
    前記爪部画像を前記下地色で塗潰した爪部下地色画像を生成し、
    前記撮影画像に前記爪部下地色画像と前記爪部模様画像とを重畳して表示する、
    請求項2記載の画像表示方法。
  7. 撮影画像を取得する撮像部と、
    模様画像の選択を受け付ける受付部と、
    前記撮影画像の部分を抽出した部分画像を生成し、前記部分画像に基づいて爪の大きさ、中心点、回転角を求め、前記模様画像の大きさを前記爪の大きさに合わせて変更し、前記模様画像を前記爪の回転角に合わせて回転させ、前記模様画像の中心点を前記爪の中心点に合わせて移動させた爪部模様画像を生成し、前記撮影画像と前記爪部模様画像とを重畳して表示部に表示させる制御部とを備える、
    情報処理装置。
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