JP5382078B2 - ネイルプリント装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネイルプリント装置及び印刷制御方法に関するものである。
ネイルプリント装置は、印刷しようとする爪の指を、装置本体に設けた指載置台に位置決めし、この位置決めした指の爪にインクジェット方式の印刷ヘッド等を用いて色や絵柄等の画像を印刷するプリント装置であるが、こうしたネイルプリント装置では、指の爪部の領域(以下「爪領域」という。)を正確に検出しなければ印刷位置・印刷範囲を特定することができない。
そこで、従来、このような装置において、爪領域とそれ以外の部分との境界線(すなわち、爪部の輪郭線)を定めて爪領域を認識するために、指画像を撮像し、撮像された指画像を画像処理することにより指イメージを分析する手法が提案されている(例えば、特許文献1)
このように指画像から自動的に爪部の輪郭線を抽出することができれば、ユーザによる入力の手間を最小限に抑えつつ、印刷対象となる爪領域を自動的に配置し形作ることが可能となる。
特表2003−534083号公報
しかしながら、実際には、爪部と皮膚との光学特性は非常に近似しており、互いに同一の色情報を含んでいる。また、爪部及び皮膚の色は個人によって様々であるため、指画像を単に画像処理することによっては、正確に爪領域を抽出することは困難である。この点、特許文献1には、指画像から指イメージを分析するとあるのみであり、正確に爪領域を抽出・特定するための具体的な手法について言及がなく、開示されている技術のみによって正確な爪領域の抽出・特定を行うことは難しい。
また、画像分析により爪領域を抽出・特定する具体的な手法としては、モデルとなる爪画像をユーザの指画像にフィッティングさせて、爪の位置や範囲を特定することが考えられる。
しかし、例えば、顔のパーツ等を抽出する場合のように各パーツの凡その配置が決定されている場合と異なり、爪領域を抽出・特定する場合にはフィッティングする際の基準となるものがなく、モデルとなる爪画像をユーザの指画像の適切な位置にフィッティングさせることが困難であるとの問題がある。
さらに、爪の大きさや位置は、性別(男性か女性か)、体格(太っているか痩せているか等)、年齢(大人か子供か)等によって大きく異なり、その形も千差万別であるため、爪画像のモデルを用いて爪領域を抽出・特定する場合にはユーザの性別等に合致したモデルを用いることが好ましいが、性別等についてユーザが予め入力・設定等を行うことは手間がかかり不便であるとの問題もある。
このため、
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに適した爪領域抽出用モデルをユーザの指画像の適切な位置に簡易迅速にフィッティングさせてユーザの爪領域を正確に特定し、爪領域に対する高精度の印刷を行うことのできるネイルプリント装置及び印刷制御方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係るネイルプリント装置は、
印刷対象とする爪を含む指を撮影して指画像を取得する撮影と、
前記撮影によって取得された前記指画像から前記指の寸法を取得する指寸法取得と、
互いに異なる形状の輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルを記憶している記憶と、
前記指寸法取得により取得された前記指の寸法に基づいて、前記記憶に記憶されている前記複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの特定の爪領域抽出用モデルを選択するモデル選択と、
前記モデル選択により選択された前記特定の爪領域抽出用モデルを前記指画像における前記爪の画像領域にフィッティングすることにより、前記指の印刷対象とする爪領域を特定する領域特定と、
前記領域特定によって特定された前記爪領域にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る印刷制御方法は、
印刷対象とする爪を含む指を撮影して指画像を取得し
取得した前記指画像から前記指の寸法を取得
前記取得した前記指の寸法に基づいて、記憶に記憶されている互いに異なる形状の輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの特定の爪領域抽出用モデルを選択し、
前記選択した前記特定の爪領域抽出用モデルを前記指画像における前記爪の画像領域にフィッティングすることにより、前記指の印刷対象とする爪領域を特定し、
前記特定した前記爪領域に印刷ヘッドによりインクを塗布することを特徴としている。
本発明によれば、指寸法取得によってユーザの指画像から指の寸法を取得し、モデル選択がこの指の寸法に基づいて、複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの特定の爪領域抽出用モデルを選択する。そして、選択された特定の爪領域抽出用モデルを指画像の爪の画像領域にフィッティングすることにより、指の印刷対象とする爪領域を特定し、この爪領域に印刷ヘッドによりインクを塗布して印刷を施すようになっている。爪領域は位置や大きさが人によって千差万別であるが、本発明では、このように、複数の爪領域抽出用モデルの中からユーザに最も適した特定の爪領域抽出用モデルを選んで爪領域を特定することができるため、爪領域に正確に印刷を施すことができるという効果を奏する。
本発明に係るネイルプリント装置の一実施形態を概念的に示した斜視図で、蓋体を開いた状態を示している。 図1のネイルプリント装置の装置本体を概念的に示した斜視図である。 図1のネイルプリント装置の印刷指固定手段を示した断面図で、印刷指として人差し指から小指を印刷指挿入部に挿入した際の固定態様を示している。 図1のネイルプリント装置の正面側の断面図である。 図1のネイルプリント装置の側断面図である。 本実施形態に係るネイルプリント装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 爪領域抽出用モデルの生成処理を示すフローチャートである。 サンプルとなる指画像を取得するための要部構成を模式的に示す側面図である。 (a)は、サンプルとなる複数人の指画像の一例であり、(b)は、(a)の指画像における爪の輪郭線に沿って特徴点Pを配置した状態を示す図である。 (a)は、サンプルとなる複数人の指画像の一例であり、(b)は、(a)の指画像における爪の輪郭線に沿って特徴点Pを配置した状態を示す図である。 (a)は、サンプルとなる複数人の指画像の一例であり、(b)は、(a)の指画像における爪の輪郭線に沿って特徴点Pを配置した状態を示す図である。 サンプルファイルの一例を示す図である。 爪領域抽出用モデルの一例を示した図である。 (a)は、男性用の爪領域抽出用モデル生成のサンプルとなる複数人の指画像の一例であり、(b)は、男性用の爪領域抽出用モデルの一例を示す図である。 (a)は、女性用の爪領域抽出用モデル生成のサンプルとなる複数人の指画像の一例であり、(b)は、女性用の爪領域抽出用モデルの一例を示す図である。 爪領域抽出用モデルを走査して基準点を決定する手法の一例を説明する説明図である。 本実施形態の印刷制御処理を示すフローチャートである。 図17の印刷制御処理のうちモデル選択処理を示すフローチャートである。 図17の印刷制御処理のうち領域調整処理及び印刷処理を示すフローチャートである。 印刷指の指画像の一例を示した図である。 図20の指画像から生成された走査用画像の一例を示した図である。 走査用画像を走査して最大指幅及び基準画素を決定する手法の一例を説明する説明図である。 爪領域抽出用モデルを印刷指の指画像上の初期位置に配置した状態を示す図である。 爪領域抽出用モデルを印刷指の指画像の爪領域にフィッティングさせた状態を示す図である。
図1から図24を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるネイルプリント装置の外観を示す斜視図であり、図2は、ネイルプリント装置の内部構成を示す斜視図である。
図1に示すように、このネイルプリント装置1は、ケース本体2及び蓋体4を備えている。このケース本体2及び蓋体4は、ケース本体2の上面後端部に設けたヒンジ3を介して、互いに連結されている。
上記ケース本体2は平面視で長円状に形成されている。このケース本体2には前側には開閉板2cが起倒可能に設けられている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面下端部に設けたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面を開閉するためのものである。
また、ケース本体2の天板2fには後述する操作部12が設置されており、天板2fのほぼ中央部には表示部13が設定されている。
なお、ケース本体2及び蓋体4の形状、構成はここに例示したものに限定されない。
また、ケース本体2にはネイルプリント装置1の装置本体10が収容されている。この装置本体10は、図2に示す印刷指固定手段を構成している印刷指固定部20、撮影手段を構成している撮影部30、印刷手段を構成している印刷部40及び制御手段を構成している制御装置50(図6参照)を備えている。これら印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50は機枠11に設けられている。
なお、機枠11は下部機枠11a及び上部機枠11bによって構成されている。そして、下部機枠11aは箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置され、上部機枠11bは下部機枠11aの上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている。
印刷指固定部20は、機枠11の中の下部機枠11aに設けられている。この下部機枠11aに設けられた印刷指挿入部20a、非印刷指挿入部20b及び掴み部20cによって印刷指固定部20が構成されている。
ここで、印刷指挿入部20aは、印刷しようとする爪Tに対応する指(以下「印刷指」という。)U1を挿入するめための指挿入部である(図3参照)。印刷指挿入部20aの底面(印刷指載置面)は、印刷指U1を載置する指載置手段として機能する。印刷指U1の撮影や印刷は、印刷指U1がこの指載置手段としての印刷指挿入部20aの印刷指載置面に載置された状態で行われる。なお、印刷指挿入部20aの印刷指U1が載置される面は、印刷指U1の撮影時に印刷指U1と背景との境界が明確になるように、黒色等、指や爪との輝度差の大きい色の材料で形成されていることが好ましい。
また、非印刷指挿入部20bは、印刷指以外の指(以下「非印刷指」という。)U2を挿入するための指挿入部である(図3参照)。
また、掴み部20cは、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで挟持することが可能な部分である。本実施形態において、この掴み部20cは印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁21によって構成されている。
この隔壁21の上面は平坦な印刷指載置面を構成している。
印刷指載置面を構成する隔壁21の上面には、印刷指U1を位置決めするための位置決めマーカ211が設けられている(図20参照)。位置決めマーカ211は、印刷指U1を位置決めできるものであればよく、その形状や位置は特に限定されない。位置決めマーカ211は、隔壁21の上面に設けられた凹部であってもよいし、凸部であってもよい。また、ユーザが撮影部30で撮影された画像を表示部13で確認しながら印刷指U1の挿入を行う場合には、単に印刷指載置面の色と区別可能な色で印刷された平面的なマーク等であってもよい。また、位置決めマーカ211の代わりに、印刷指U1の先端部を突き当てることによって位置決めする突き当て部材を隔壁21の上面に設けてもよい。
また、この隔壁21の指挿入側端部には膨出部22が形成されている。この膨出部22は、印刷指挿入部20a及び非印刷指挿入部20bに印刷指U1及び非印刷指U2を深く挿入した際に、印刷指U1及び非印刷指U2の付け根U3が当接する部分に形成されている。膨出部22は、印刷指U1の腹全体が印刷指載置面に当接した状態で、印刷指U1と非印刷指U2とで隔壁21(掴み部20c)を強く挟持することができるように、指挿入方向の断面が、隔壁21の下面から下方に向けて膨出するように円形となっている。なお、膨出部22の形状は、断面円形に限定されることなく、断面楕円形,多角形等の非円形であってもよい。
例えば、左手の親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)が印刷指U1となる場合には、図3に示すように、ユーザは印刷指挿入部20aに4本の印刷指U1を挿入し、非印刷指挿入部20bに非印刷指U2である親指を挿入する。この場合、ユーザが印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することにより、印刷指U1が掴み部20cの上で固定される。
また、親指のみが印刷指U1となる場合には、親指(印刷指U1)を印刷指挿入部20aに挿入さし、親指以外の4本の指(非印刷指U2)を非印刷指挿入部20bに挿入する。この場合にも、ユーザが印刷指U1と非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することで印刷指U1が固定される。
また、図4は、本実施形態に係るネイルプリント装置1の正面側の断面図であり、図5は、ネイルプリント装置1の側断面図である。
図4及び図5に示すように、撮影部30は、機枠11の中の上部機枠11bに設けられている。
すなわち、上部機枠11bに設置された基板31の中央部下面には、ドライバーを内蔵した200万画素程度以上の画素を有するカメラ32が設置されている。また、基板31には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を備えて構成されている。
この撮影部30は、指載置手段である印刷指挿入部20aに載置された印刷指U1を照明灯33によって照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影して、指画像を得る撮影手段であり、この撮影部30は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。
また、印刷部40は、後述する爪領域決定部53によって決定された最終的な印刷領域である爪領域Ta(図24参照)に色や模様等の印刷を施す印刷手段であり、主に上部機枠11bに設けられている。
すなわち、図4及び図5に示すように、上部機枠11bの両側板には、2本のガイドロッド41が平行に架設されている。このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。また、図5に示すように、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44が平行に架設されている。このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。この副キャリッジ45の下面中央部には、印刷ヘッド46が搭載されている。
本実施形態において、この印刷ヘッド46は、インクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。なお、印刷ヘッド46の記録方式はインクジェット方式に限定されない。
主キャリッジ42は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動ように構成されている。また、副キャリッジ45は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。
また、下部機枠11aには、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。インクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。なお、印刷ヘッド46自体にインクカートリッジを搭載する構成としてもよい。
印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を備えて構成されている。この印刷部40のモータ43、印刷ヘッド46、モータ47は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。
操作部12は、ユーザが各種入力を行うための入力手段である。
操作部12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、その他各種の入力を行うための操作釦121が配置されている。
また、本実施形態では、表示部13の表面に、タッチパネルTPが表示部13と一体的に設けられており、図示しないスタイラスペン等によるタッチ操作により、各種の入力を行うことができるように構成されている。
例えば、表示部13の表示画面には、印刷スイッチ釦、動作を中止させる中止スイッチ釦、印刷すべきネイル画像パターン(すなわち、印刷対象領域である爪領域Taに印刷すべき所望のデザイン)をユーザが選択するためのパターン選択スイッチ釦等、各種の操作釦が表示されるようになっており、ユーザは表示部13の表示画面上においてこれらの操作釦をタッチすることによっても各種の入力を行うことができる。
また、本実施形態では、表示部13の表示画面上に指画像を表示させ、その指画像のうちの爪領域Taの輪郭線に沿ってスタイラスペン等でタッチするタッチ操作を行うことにより、後述する特徴点Pを予め定められている間隔を置いて複数入力することが可能となっている。
表示部13は、例えば液晶パネル(液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display))等で構成された表示手段である。
表示部13には、例えば、印刷指U1を撮影した指画像や、指画像に爪領域抽出用モデルMを重畳した画像(図23等参照)、最終的な爪領域Ta(図24等参照)、印刷指U1の爪領域Taに印刷すべきネイル画像パターン、デザイン確認用のサムネイル画像等が表示されるようになっている。
また、前記のように、この表示部13には、タッチパネルTPが一体的に構成されている。
また、制御装置50は、例えば上部機枠11bに配置された基板31等に設置されている。図6は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)の他、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等(全て図示せず)で構成される記憶部51を備えるコンピュータである。記憶部51には、印刷すべきネイル画像パターン等のデータや爪領域決定プログラム、印刷プログラム等の各種プログラムが格納されており、制御装置50はこれらのプログラムを実行してネイルプリント装置1の各部を制御するようになっている。すなわち、制御装置50は、指画像の中から爪領域Taを特定して、ユーザの印刷指U1のうち、この爪領域Taと特定された領域に印刷を施すように印刷部40を制御する印刷制御手段として機能する。また、制御装置50は、後述するように、爪領域抽出用モデルMを生成するとともに、複数の特徴点Pの座標位置と特徴点Pの番号とを対応付けて記憶部51のモデル用メモリ領域51aに爪領域抽出用モデルMとして記憶させる記憶制御手段として機能する。
本実施形態において制御装置50は、本体制御部52、爪領域決定部53等の機能部を含んでいる。
また、本実施形態において、記憶部51には、図6に示すように、モデル用メモリ領域51aやモデル選択用データ領域51b等の各種記憶領域が設けられている。
モデル用メモリ領域51aは、後述する複数の爪領域抽出用モデルM(図13等参照)、学習用モデルファイル、及び基準点Pd(図16等参照)の番号・座標情報等が格納されている記憶領域である。
爪領域抽出用モデルMとは、指画像から爪領域Taを特定(決定)するために用いられるものである。
爪領域抽出用モデルMとしてユーザの爪領域に近似したものを用いるほど爪領域の抽出・特定を迅速かつ高精度に行うことができるところ、爪領域の大きさや形状の特徴は、ユーザの性別(男性か女性か)や、ユーザの体格(太っているか痩せているか)等によって異なる。そこで、本実施形態では、爪領域抽出用モデルMとして、太っている人用の爪領域抽出用モデルM1、男性用の爪領域抽出用モデルM2、女性用の爪領域抽出用モデルM3、痩せている人用の爪領域抽出用モデルM4、子供(6歳以下)用の爪領域抽出用モデルM5とおいう、互いに異なる輪郭線を有する5種類の爪領域抽出用モデルMがモデル用メモリ領域51aに記憶されている。なお、以下単に「爪領域抽出用モデルM」とした場合には、これら5種類の爪領域抽出用モデルM1〜M5全てを含むものとする。
なお、爪領域抽出用モデルMはこの5種類に限定されない。例えば、年齢層別(10代・30代・50代・・・)等に応じてさらに細分化された爪領域抽出用モデルMが記憶されていてもよい。また、各指(親指・人差し指・中指・薬指・小指)の爪ごとに爪領域抽出用モデルMが用意されていてもよい。また、ここに例示した全ての爪領域抽出用モデルMが用意されている場合に限定されず、例えば、男性用の爪領域抽出用モデルM2、女性用の爪領域抽出用モデルM3のみがモデル用メモリ領域51aに記憶されていてもよい。
モデル選択用データ領域51bは、モデル用メモリ領域51aに記憶されている複数の爪領域抽出用モデルMの中からユーザの指に適したものを選択するモデル選択処理を行うために必要な各種データが格納されている記憶領域である。
本実施形態では、ユーザの印刷指U1の寸法に基づいて、記憶部51のモデル用メモリ領域51aに記憶されている上記5種類の爪領域抽出用モデルM(M1〜M5)の中からユーザに適した一つの爪領域抽出用モデルMが選択されるようになっており、爪領域抽出用モデルMを選択するための閾値データとして各爪領域抽出用モデルMに対応する最大指幅(すなわち、指の最も幅の大きい部分の幅寸法)の閾値がモデル選択用データ領域51bに記憶されている。
指幅は性別や体格の差によって異なることが統計的に知られており(性別について、例えば、製品評価技術基盤機構編 「人間特性データベース」等参照)、最大指幅からユーザの性別や体格等を推定して、ユーザに適した爪領域抽出用モデルMを選択することが可能となる。
具体的には、本実施形態では、ユーザの印刷指U1の最大指幅が20mm以上であれば太っている人用の爪領域抽出用モデルM1を適用し、ユーザの印刷指U1の最大指幅が18mm以上20mm未満であれば男性用の爪領域抽出用モデルM2を適用し、ユーザの印刷指U1の最大指幅が15mm以上18mm未満であれば女性用の爪領域抽出用モデルM3を適用し、ユーザの印刷指U1の最大指幅が13mm以上15mm未満であれば痩せている人用の爪領域抽出用モデルM4を適用し、ユーザの印刷指U1の最大指幅が13mm未満であれば子供(6歳以下)用の爪領域抽出用モデルM5を適用するように、それぞれ閾値が予め定められており、モデル選択用データ領域51bに記憶されている。
なお、モデル選択用データ領域51bに記憶されている爪領域抽出用モデルM(M1〜M5)の中からユーザに適したものを選択するためのデータは、ここに例示したものに限定されない。また、爪領域抽出用モデルMを選択するための閾値はここに例示したものに限定されず、適宜変更してもよい。
爪領域抽出用モデルMは、ネイルプリント装置1の工場出荷前の段階で予め生成され、出荷される各ネイルプリント装置1の記憶部51のモデル用メモリ領域51aに格納されるようにしてもよいし、ネイルプリント装置1を使用するユーザのもとで当該ネイルプリント装置1において生成され、その記憶部51のモデル用メモリ領域51aに格納されるようにしてもよい。
以下、図7から図16を参照しつつ、爪領域抽出用モデルMを生成する手法について説明する。
図7に示すように、爪領域抽出用モデルMを生成する際には、まずサンプルとなる複数人の指画像(すなわち、指Us及びその爪Tの画像。図9(a)、図10(a)、図11(a)参照)を取得する(ステップS1)。
具体的には、図8に示すように、ユーザが実際の印刷を行う際と同様に、ネイルプリント装置1の印刷指挿入部20aにサンプルとなる指Usを載置し、この指Usを撮影部30により撮影して、人数分(例えば30人)の指画像を取得する。何人分の指画像を取得するかは特に限定されないが、人数が多いほど精度の高い爪領域Taの抽出・特定を行うことのできる爪領域抽出用モデルMを生成することができ、好ましい。
なお、本実施形態では、上記のように5種類の爪領域抽出用モデルM(M1〜M5)を生成し、記憶部51に記憶されるため、各対象グループ(すなわち、男性、女性、太っている人、痩せている人、6歳以下の子供)ごとにサンプルとなる複数人の指画像を取得する。なお、本実施形態では、記憶部51に、5種類の爪領域抽出用モデルM1〜M5のみが格納される場合を例として説明するが、前述のように、記憶部51に格納される爪領域抽出用モデルMは、この5種類に限定されない。他の爪領域抽出用モデルMを記憶されておく場合には、それぞれ対応する分類の属する指画像(例えば30代の人用の爪領域抽出用モデルMを生成する場合であれば30代の人の指画像)をサンプルとして取得し、各種別ごとの個別の爪領域抽出用モデルMを生成してもよい。
取得された指画像のデータは、コンピュータである制御装置50の記憶部51のモデル用メモリ領域51aに入力(格納)される(ステップS2)。
図9(a)、図10(a)、図11(a)に示すように、各指画像を順にネイルプリント装置1の表示部13に表示させ、表示部13の上部に配置されているタッチパネルTPを用いて各指画像における爪Tの輪郭線に沿ってほぼ等間隔に特徴点Pをスタイラスペン等によるタッチ操作に従って配置していく(図9(b)、図10(b)、図11(b)参照)。これにより各指画像の特徴点Pが、コンピュータである制御装置50に入力される(ステップS3)。なお、本実施形態では、スタイラスペン等を用いて特徴点Pを入力する場合を例として説明するが、入力用デバイスはスタイラスペン等に限定されず、人の指やマウス等のポインティングデバイスを用いて入力を行ってもよい。
なお、図9(b)、図10(b)、図11(b)のように爪Tの輪郭は人により様々であるが、いかなる配置、形状の爪Tであっても、配置する特徴点Pの数は同じとする。
本実施形態では、18個の特徴点Pをほぼ等間隔に配置する場合を例としているが、特徴点Pの数はこれに限定されない。特徴点Pの個数が多いほど爪の輪郭線を細かく表現することができ、精度の高い爪領域抽出用モデルMを生成することができる。また、特徴点Pの配置の仕方は図示例に限定されず、例えば爪Tの輪郭を囲むように、爪Tの下側(すなわち特徴点PのNO.1とNO.18との間)にも特徴点Pを配置してもよい。
図9(b)、図10(b)、図11(b)に示すように、各指画像における各特徴点Pには順に共通の番号(本実施形態では、爪Tの左下から順にNo.1〜No.18)が付され、この番号と各特徴点Pの座標値とが対応付けられてサンプルファイル(テキストファイル)としてモデル用メモリ領域51aに記憶される(ステップS4)。
図12は、このサンプルファイルの一例を示したものである。例えば図9(a)に示すサンプルの指Usの指画像についてのサンプルファイルには、図9(b)に表されている各特徴点Pの番号とその特徴点Pの座標値とが対応付けられている。
制御装置50は、当初入力された指画像(本実施形態では30人分のデータ)中に、特徴点Pを付与していない画像が残っているか否かを常に判断する(ステップS5)。そして、特徴点Pを付与していない画像が残っていると判断した場合(ステップS5;YES)には、まだ特徴点Pを付与していない指画像についてステップS3及びステップS4の処理を繰り返す。
他方、特徴点Pを付与していない画像が残っていないと判断した場合(ステップS5;NO)には、制御装置50は、各サンプルファイルにおける指画像の各特徴点Pの座標値の平均値及び特徴点Pに囲まれている領域の輝度値の平均値を算出する(ステップS6)。
座標値の平均値の算出手法は、例えば、各特徴点Pについて、全ての指画像の座標値を加算した後、人数で除することによる。すなわち、例えば1番目の特徴点Pについて30人分の座標値を足し合わせた後、30で割ることにより当該1番目の特徴点Pの座標値の平均値を得る。また、輝度値の平均値についても同様に、例えば30人分の輝度値を足し合わせた後、30で割ることにより算出する。
さらに、制御装置50は、各サンプルファイルにおける指画像の各特徴点Pの座標値とそれぞれの座標値の平均値との偏差を主成分分析する(ステップS7)。これにより、当該サンプルファイルにおける各特徴点Pの座標値についての固有ベクトルを得ることができる。
また、制御装置50は、各サンプルファイルにおける指画像の特徴点Pに囲まれている領域の輝度値とこの輝度値の平均値との偏差を主成分分析する(ステップS8)。これにより、当該サンプルファイルにおける輝度値についての固有ベクトルを得ることができる。
このように、各座標値及び輝度値について固有ベクトルを取得しておくことにより、コンピュータ上における処理を簡易・迅速化することができる。
また、特徴点Pの座標値(特徴点Pで囲まれている領域の形状を意味する。)と特徴点Pで囲まれている領域の輝度値との間には相関関係があり、1つの係数に統一した方がコンピュータ上の処理が容易となる。このため、制御装置50は、特徴点Pの座標値群の固有値・固有ベクトル及び特徴点Pで囲まれている領域の輝度値の固有値・固有ベクトルの主成分分析を行うことにより、特徴点Pの座標値と領域の輝度値との両方を制御可能なパラメータとしての係数(図7において「係数c」とする。)を算出する(ステップS9)。
そして、制御装置50は、各指画像の特徴点Pの座標値群の固有値・固有ベクトル、指画像のうち特徴点Pで囲まれている領域の輝度値の固有値・固有ベクトル、特徴点Pの座標値及び領域の輝度値の主成分得点の固有値・固有ベクトル、各種係数(例えばベクトル次元値統一用の係数c、正規化用の係数等)、各特徴点Pの座標値の平均値及び特徴点Pで囲まれている領域の輝度値の平均値等により構成される学習用モデルファイルを、各サンプルファイルごとに(本実施形態では30ファイル分)生成し、モデル用メモリ領域51aに格納する(ステップS10)。
また、制御装置50は、各サンプルファイルにおける指画像の各特徴点Pの座標値についてステップS6で算出された平均値に基づき、特徴点Pで囲まれた領域の平均形状(ステップ6における平均化処理後の座標値で表される)を爪領域抽出用モデルMとしてモデル用メモリ領域51aに格納する(ステップS11)。なお、爪領域抽出用モデルMは、各特徴点Pの座標値について平均化しただけのものでもよいが、より精度の高い普遍性のあるモデルとするために、全体の輪郭やバランスを考慮して個人差のある特徴的な値を補正するワーピング処理を行ってもよい。
図13は、爪領域抽出用モデルMの一例を模式的に示したものである。なお、図13においては、図示の便宜上、爪領域抽出用モデルMである特徴点Pで囲まれた領域を実線で表す他、指全体を二点鎖線で表している。
図14(a)は、男性の指画像の一例を示した図であり、図14(b)は、サンプルとなる複数の男性の指画像に基づいて生成された男性用の爪領域抽出用モデルM2の一例を示した図である。
図15(a)は、女性の指画像の一例を示した図であり、図15(b)は、サンプルとなる複数の女性の指画像に基づいて生成された女性用の爪領域抽出用モデルM3の一例を示した図である。
このように、各爪領域抽出用モデルM1〜M5は、サンプルとなる各グループ分類ごとに互いに異なる輪郭線(本実施形態では特徴点Pを繋ぎ合わせた線)を有している。
また、制御装置50は、例えば図16に示すように、爪領域抽出用モデルMである特徴点Pで囲まれた領域を所定の順序で走査していき(本実施形態では、画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査)、初めに検出された特徴点Pを基準点Pdとし、この基準点Pdの番号及びその座標値をモデル用メモリ領域51aに格納する。
なお、爪領域抽出用モデルMの走査は、後述する画像走査部532により行われてもよい。
図16では、5ライン目の走査で初めて特徴点Pが検出された例を示している。図16の場合、この特徴点Pは9番目の点であり、x軸方向の座標がx=14、y軸方向の座標がy=5の座標値で表される。したがって、この場合には、特徴点Pの番号9番及びその座標値であるx=14、y=5が、基準点Pdとしてモデル用メモリ領域51aに記憶される。
なお、基準点Pdの定め方はこれに限定されない。例えば、表示画面上に爪領域抽出用モデルMを表示させ、ユーザがスタイラスペン等によりいずれかの特徴点Pにタッチすると、制御装置50において当該特徴点Pが基準点Pdとして選択されるようにしてもよい。例えば、後述するように指画像の基準画素Cdを決定する際に画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査していく場合、ユーザが表示画面上で爪領域抽出用モデルMを確認し、目視にて最も左上の位置にあると思われる特徴点Pをタッチすることで、基準画素Cdと重ね合わせるのに適した特徴点Pが基準点Pdとして選択される。
本体制御部52は、撮影制御手段として撮影部30を制御して指画像を取得させたり、印刷制御手段として印刷部40を制御して、爪領域Taに印刷を行わせたり、表示制御手段として表示部13の表示を制御する等、ネイルプリント装置1各部の各種処理を実現する。
爪領域決定部53は、記憶部51のモデル用メモリ領域51aに記憶されている爪領域抽出用モデルMを撮影部30により得られたユーザの指画像にフィッティングすることにより、印刷対象となる爪領域Taを決定する機能部である。
本実施形態において、爪領域決定部53は、走査用画像生成部531、画像走査部532、白黒判別部533、指寸法取得部534、モデル選択部535、領域特定部530等の機能部を含んでおり、記憶部51に記憶されている爪領域決定プログラムにしたがい、指画像の中から印刷対象となる最終的な爪領域Taを決定(特定)する。
走査用画像生成部531は、撮影部30により得られたユーザの指画像(図20参照)から指領域(すなわち、印刷対象となる爪領域Ta及び当該指全体)を白色、それ以外の領域を黒色とした走査用画像を生成する走査用画像生成手段である。
図21は、走査用画像生成部531により生成される走査用画像の一例を示したものである。図21に示すように、走査用画像は白黒に二値化された画像である。
画像走査部532は、走査用画像生成部531により生成された走査用画像を所定方向から順次走査する画像走査手段である。
画像走査部532は、爪領域抽出用モデルMの基準点Pdを定めたときと同じ順序で走査用画像を順次走査していくようになっている。本実施形態では、爪領域抽出用モデルMの基準点Pdを定める際、前述のように、画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査していったことから、画像走査部532も走査用画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査していく(図22参照)。
白黒判別部533は、画像走査部532による走査結果から、走査用画像の各画素の白黒を判別する白黒判別手段である。
指寸法取得部534は、撮影手段である撮影部30によって撮影された指画像から指の寸法を取得する指寸法取得手段である。本実施形態では、指寸法取得部534は、指の寸法として、ユーザの印刷指U1の最大指幅を取得するようになっている。
すなわち、本実施形態において、まず、指寸法取得部534は、同一ライン(行)中に白黒判別部533によって白色と判別された画素がいくつ連続しているかをカウントし、各ライン(行)ごとにその数を記憶部51等に記憶させていく。なお、同一ライン中に白黒判別部533により白色と判別された画素が連続した後黒色と判別された画素があり、再度白色と判別された画素が連続するような場合には、白色の画素が最も多く連続したときの画素数を記憶部51に記憶させる。白黒判別部533によって白色画素が1つもないとされたラインについては「0」が記憶部51に記憶される。そして、指寸法取得部534は、全てのラインの画素について白黒判別部533による白黒判別が終了した段階で、同一ライン中に白黒判別部533により白色と判別された画素が最も多く連続していた箇所の画素数を当該指の最大指幅を示す画素数とする。
そして、本実施形態では、指寸法取得部534は、当該最大指幅を示す画素数(単位:ピクセル)を、撮影部30による撮影位置(すなわちカメラ32と指との距離)等を考慮して、実寸幅(単位:mm)に変換するようになっており、変換後の最大指幅(実寸幅)Wmaxを記憶部51に記憶させる。
モデル選択部535は、指寸法取得手段である指寸法取得部534により取得された指の寸法(本実施形態では指の最大指幅(実寸幅))に基づいて、記憶手段である記憶部51のモデル用メモリ領域51aに記憶されている複数の爪領域抽出用モデルM1〜M5の中から一つの爪領域抽出用モデルMを選択するモデル選択手段である。
モデル選択部535は、記憶部51のモデル選択用データ領域51bに記憶されている閾値データを参照して、ユーザの印刷指U1に適用する爪領域抽出用モデルMとして最も適しているものを一つ選択する。
具体的には、モデル選択部535は、指寸法取得部534により取得されたユーザの印刷指U1の最大指幅Wmaxが20mm以上であれば太っている人用の爪領域抽出用モデルM1を選択し、18mm以上20mm未満であれば男性用の爪領域抽出用モデルM2を選択し、15mm以上18mm未満であれば女性用の爪領域抽出用モデルM3を選択し、13mm以上15mm未満であれば痩せている人用の爪領域抽出用モデルM4を選択し、13mm未満であれば子供(6歳以下)用の爪領域抽出用モデルM5を選択する。
領域特定部530は、モデル選択手段であるモデル選択部535により選択された爪領域抽出用モデルMを撮影手段である撮影部30により得られた指画像にフィッティングすることにより、印刷対象となる爪領域Taを特定する領域特定手段である。領域特定部530は、基準画素決定部536、初期位置決定部537、領域調整部538を含んで構成されている。
基準画素決定部536は、ユーザの指画像に爪領域抽出用モデルMをフィッティングする際に基準となる指画像の基準画素Cdを決定する基準画素決定手段である。
基準画素決定部536は、画像走査部532により走査された順番に白黒判別部533が各画素の白黒を判別していった場合に、初めに白色の画素と判別された画素を基準画素Cdとして決定するようになっている。
図22は、図21に示す走査用画像の画素を上(図21の指の高さ寸法H方向の上側)から順に走査している様子を示したものである。なお、図22では、図21に示す走査用画像を模式化して示しており、二点差線は走査用画像において白色で示された指領域の輪郭を示している。
図22に示すように、本実施形態では、5ライン目の14番目の画素が初めて白色の画素と判別された画素である場合を例としている。
図22の場合、基準画素決定部536は、このx=14、y=5の座標値で表される画素を基準画素Cdとして決定する。
初期位置決定部537は、基準画素決定部536により基準画素Cdと決定された画素に爪領域抽出用モデルMの基準点Pdを重ね合わせて、爪領域抽出用モデルMのフィッティングの初期位置を決定し、指画像の当該初期位置に重畳されるように爪領域抽出用モデルMを配置する初期位置決定手段である。
爪領域抽出用モデルMは、前述のように、ユーザが印刷を行う際と同様に、ネイルプリント装置1の印刷指挿入部20aにサンプルとなる指を載置して撮影を行うことにより取得した指画像に基づいて生成されたものであるため、爪領域抽出用モデルM(すなわち、特徴点Pで囲まれている領域)とユーザの印刷指U1の爪領域Taとの凡その位置や向きは一致している。このため、基準画素Cdが決定され、この基準画素Cdと爪領域抽出用モデルMの基準点Pdとを重ね合わせると、爪領域抽出用モデルMの基準点Pd以外の特徴点Pの位置は、基準点Pdからの位置関係により特定することができる。
このようにして、爪領域抽出用モデルMの各特徴点Pに対応する点をユーザの印刷指U1の指画像に配置してこれらの点をつなぐことにより、爪領域抽出用モデルMのフィッティングの初期位置が決定される(図23参照)。
また、領域調整部538は、初期位置決定部537により配置された爪領域抽出用モデルMの範囲や形状を指画像の爪領域Taに合致するように調整する領域調整手段である。
領域調整部538は、AAM(Active Appearance Model)を用いた検出アルゴリズムを適用して、爪領域抽出用モデルMの範囲や形状をユーザの指画像の爪領域Taに合致するように爪領域抽出用モデルMの座標値を更新するものである。領域調整部538が、爪領域抽出用モデルMの座標値を調整・更新することにより、印刷対象となる最終的な爪領域Taが特定される(図24参照)。
次に、図17から図19を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1による印刷制御方法について説明する。
このネイルプリント装置1により印刷を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置50を起動させ、印刷指U1に印刷したいネイル画像パターン(デザイン)を選択する。選択されたネイル画像パターンは、表示部13に、デザイン確認用のサムネイル画像として表示される。このデザインでよい場合には、ユーザは図示しない確定ボタンでネイル画像パターンを確定させる。
次に、ユーザは、印刷指U1を印刷指挿入部20aに挿入し、位置決めマーカ211の上に位置決めするとともに、非印刷指U2を非印刷指挿入部20bに挿入し、印刷指U1を固定した上で、印刷スイッチを操作する。
例えば、左手の人差し指、中指、薬指及び小指の爪領域Taに印刷を施したい場合には、図3に示すように、印刷指挿入部20aに人差し指、中指、薬指及び小指を平面的に並べて挿入し、非印刷指挿入部20bに親指を挿入する。そして、印刷指挿入部20aに挿入した人差し指、中指、薬指及び小指と非印刷指挿入部20bに挿入した親指とで掴み部20cを挟持する。これによって、印刷指U1である人差し指、中指、薬指及び小指が固定される。
そして、図17に示すように、制御装置50は、まずユーザに適用すべき爪領域抽出用モデルMを選択するモデル選択処理を行う(S21、図18参照)。
図18は、モデル選択処理(図17のS21)を示すフローチャートである。
図18に示すように、まず、制御装置50は、表示部13の印刷スイッチから指示が入力されると、まず撮影部30を制御して、印刷指U1全体を撮影させる。これにより、印刷指U1の指画像が取得される(ステップS31、図20参照)。取得された指画像のデータは記憶部51のRAM等に記憶される。
次いで、爪領域決定部53の走査用画像生成部531は、撮影部30により得られた指画像のうち指領域(すなわち、印刷対象となる爪領域Ta及び当該指全体)を白色、それ以外の領域を黒色とした走査用画像を生成する(ステップS32、図21参照)。
画像走査部532は、走査用画像生成部531により生成された走査用画像を一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査していき(ステップS33、図22参照)、白黒判別部533は、画像走査部532により走査された順番に走査用画像の各画素の白黒を判別していく(ステップS34)。
指寸法取得部534は、指の高さ寸法H(図21)方向の各ライン(行)ごとに、白黒判別部533によって白色と判別された画素がいくつ連続しているかをカウントし、全てのラインの画素について白黒判別部533による白黒判別が終了した段階で、同一ライン中に白黒判別部533により白色と判別された画素が最も多く連続していた箇所の画素数を当該指の最大指幅を示す画素数とする。そして、指寸法取得部534は、当該最大指幅を示す画素数(単位:ピクセル)を実寸幅(単位:mm)に変換し、変換後の値を最大指幅Wmaxとして記憶部51に記憶させる(ステップS35)。
モデル選択部535は、指寸法取得部534により取得されたユーザの印刷指U1の最大指幅Wmaxが20mm以上であるか否かを判断し(ステップS36)、20mm以上であると判断した場合(ステップS36;YES)には、ユーザの爪領域を抽出するための爪領域抽出用モデルMとして太っている人用の爪領域抽出用モデルM1を選択する(ステップS37)。他方20mm以上でないと判断した場合(ステップS36;NO)には、さらに18mm以上20mm未満であるか否かを判断し(ステップS38)、18mm以上20mm未満であると判断した場合(ステップS38;YES)には、男性用の爪領域抽出用モデルM2を選択する(ステップS39)。他方18mm以上20mm未満でないと判断した場合(ステップS38;NO)には、さらに15mm以上18mm未満であるか否かを判断し(ステップS40)、15mm以上18mm未満であると判断した場合(ステップS40;YES)には、女性用の爪領域抽出用モデルM3を選択する(ステップS41)。他方15mm以上18mm未満でないと判断した場合(ステップS40;NO)には、さらに13mm以上15mm未満であるか否かを判断し(ステップS42)、13mm以上15mm未満であると判断した場合(ステップS42;YES)には、痩せている人用の爪領域抽出用モデルM4を選択する(ステップS43)。他方13mm以上15mm未満でないと判断した場合(ステップS42;NO)、すなわち、ユーザの印刷指U1の最大指幅Wmaxが13mm未満である場合には、ユーザの爪領域を抽出するための爪領域抽出用モデルMとして子供(6歳以下)用の爪領域抽出用モデルM5を選択する(ステップS44)。
図17に戻って、領域特定部530の基準画素決定部536は、ユーザの指画像から生成された走査用画像において、白黒判別部533が初めに白色の画素と判別した画素を基準画素Cdと決定する(ステップS22)。本実施形態では、5ライン目の14番目の画素が基準画素Cdと決定される(図22参照)。
次に、初期位置決定部537は、基準画素決定部536により決定された指画像の基準画素Cdの座標(本実施形態では、座標値:x=14、y=5)に、モデル選択処理(図18参照)において選択された爪領域抽出用モデルMの基準点Pdを重ね合わせ(ステップS23)、さらに、当該爪領域抽出用モデルMの基準点Pd以外の特徴点Pの指画像上における位置(座標)を、この基準点Pdからの位置関係により特定する(ステップS24)。これにより、爪領域抽出用モデルMのフィッティングの初期位置が決定される(図23参照)。
爪領域抽出用モデルMのフィッティングの初期位置が決定されると、領域調整部538は、初期位置決定部537により配置された爪領域抽出用モデルMの範囲や形状を指画像の爪領域Taに合致するように調整して印刷対象領域である最終的な爪領域Taを特定する領域調整処理を行い、特定された爪領域Taへの印刷処理を行う(ステップS25、図24参照)。
例えば、本実施形態では、図23に示すように、爪領域抽出用モデルMの特徴点Pの1番から8番は、実際の印刷指U1の爪領域Taの輪郭線よりも少し右側に寄っている。また、爪領域抽出用モデルMの特徴点Pの10番から18番は、実際の印刷指U1の爪領域Taの輪郭線よりも大きく右側に寄っている。そこで、爪領域抽出用モデルMを正しい爪領域Taに合致させるためには、特徴点Pの1番から8番については少し左側に位置を修正し、特徴点Pの10番から18番については左側に寄せるように位置を修正する必要がある。
具体的には、図19に示す領域調整処理及び印刷処理が行われる。
すなわち、領域調整部538は、まず、爪領域抽出用モデルMが重畳された指画像の領域の輝度値をベクトル(これを「輝度ベクトルgi」とする。)として取得する(ステップS51)。そして、この輝度値ベクトルgiと、爪領域抽出用モデルMの生成過程において算出され、記憶部51に格納されている平均化された輝度値のベクトル(これを「平均輝度ベクトルgm」とする。)との差分Δgを算出する(ステップS52)。
次に、領域調整部538は、この差分Δgを用いて係数cを更新する(ステップS53、なお、更新された係数cを「更新値new_c」とする。)。new_cを得るために、領域調整部538は、Δgを用いてΔcを求める。Δcは、Δc=Δg×Aとの式により求めることができる。ここで、Aは、爪領域抽出用モデルMの生成過程において算出済みのパラメータである。さらに、このΔcを用いて、更新値new_cを求める。更新値new_cは、new_c=c+Δcにより求めることができる。
そして、領域調整部538は、更新値new_cを係数cとみなして、爪領域抽出用モデルMの各特徴点Pの平均化された座標値のベクトル(これを「平均座標ベクトルsm」とする。)及び平均輝度ベクトルgmを再計算する(ステップS54)。なお、爪領域抽出用モデルMの各特徴点Pの座標値sの更新値は、s+Ps×Ws×Qs×cとの式により求めることができる。この式のうち、Psは座標値sの固有ベクトルであり、Wsは座標ベクトルと輝度ベクトルの単位の違いを正規化する対角行列であり、Qsは座標値及び輝度値の固有ベクトルであって、係数c以外はいずれも爪領域抽出用モデルMの生成過程において算出済みのものであるため、係数cの値のみを更新することにより、座標値を更新することができる。
さらに、領域調整部538は、爪領域抽出用モデルMが重畳された指画像の領域の輝度ベクトルgiを取得し、この輝度値ベクトルgiと、係数cの値が更新された爪領域抽出用モデルMの平均輝度ベクトルgmとの差分Δgを算出する(ステップS55)。
そして、領域調整部538は、爪領域抽出用モデルMとの誤差e=|| Δg || とし、さらに、この誤差eの二乗(e×e)をエラー値Eとするとともに、係数cの更新前における更新前Δgについても同様の計算を行うことにより更新前エラー値E_previousを求める(ステップS56)。
領域調整部538は、(E_previous−E>0.0001×E)であり、かつ、上記の算出処理を繰り返した算出ループの回数が上限値(例えば30回)以下であるかを常に判断し(ステップS57)、(E_previous−E>0.0001×E)であり、かつ、算出ループの回数が上限値(例えば30回)以下である場合(ステップS57;YES)には、ステップS13からステップS17の処理を繰り返す。なお、式中の「0.0001」は収束判定用の係数であり、任意に設定することが可能である。また、算出ループの回数の上限値も特に限定されず、任意に設定することができる。
他方、(E_previous−E>0.0001×E)でないか、あるいは、算出ループの回数が上限値(例えば30回)を超えた場合(ステップS57;NO)には、領域調整部538は、爪領域抽出用モデルMと指画像との誤差の修正(爪領域抽出用モデルMの更新)が収束したとみなし、領域調整処理を終了して、この時点での最新の更新後の爪領域抽出用モデルMの各特徴点Pで囲まれている領域を印刷対象である爪領域Taとして特定する(ステップS58、図24参照)。
印刷対象である爪領域Taが特定されると、本体制御部52は、印刷部40を制御して、ユーザの印刷指U1の爪領域Taへの印刷を行わせる(ステップS59)。
このように、この実施の形態では、載置された指を撮影して指画像を得る撮影手段である図6の撮影部30とデータを記憶する図6の記憶部51とを備えているネイルプリント装置1であり、以下の動作を行う。
すなわち、撮影部30により得られた指画像のうちの爪領域の輪郭線に沿いタッチ操作に従って図16等の特徴点Pを予め定められている間隔を置いて複数入力し、この入力された複数の特徴点Pの座標位置と番号とを対応付けて図6の記憶部51のモデル用メモリ領域51aに、図13等の爪領域抽出用モデルMとして記憶制御手段である図6の制御装置50により記憶する。
この制御により記憶部51のモデル用メモリ領域51aに図13等の爪領域抽出用モデルMを記憶したあとに、撮影部30により新たに得られた指画像を予め定められた方向から、画像走査手段である図6の画像走査部532により順次走査する。
この画像走査部532による走査により最初に指領域を表す画素(本実施形態では、白黒の走査用画像における白色の画素)と判別された画素の指画像上の第1の座標位置(本実施形態では、基準画素Cdの座標位置)に対応する第2の座標位置(本実施形態では、No.9の特徴点Pの座標位置)を、記憶部51のモデル用メモリ領域51aに記憶されている爪領域抽出用モデルMの複数の特徴点Pの座標位置の中から抽出し、この抽出された第2の座標位置(本実施形態では、No.9の特徴点Pの座標位置)を爪領域抽出用モデルMのフィッティングの基準点Pdとして、第1の座標位置(すなわち、基準画素Cdの座標位置)に重ねる(図17のS23)。一方で、この重ねた第1の座標位置(すなわち、基準画素Cdの座標位置)と第2の座標位置(すなわち、No.9の特徴点Pの座標位置)とを基準として、爪領域抽出用モデルMの他の複数の特徴点P(No.1〜No.8,No.10〜No.18)を、記憶部51に記憶されている番号(1〜18)にそれぞれ対応づけられている複数の特徴点Pの座標位置(No.1〜No.8の特徴点P,No.10〜No.18の特徴点Pの各x,y座標値)がそれぞれ指画像上の対応する座標位置に配置されるように合わせ込む(図19のS51〜S58;図24参照)。そして、この合わせ込まれた複数の座標位置に基づいて特定された図24等の爪領域Taに印刷を施すように印刷制御手段である図6の制御装置50が印刷部40を制御する(図19のS59;図24参照)。
なお、本実施形態において説明した学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMの生成手順は一例であり、各ステップが前後する等、適宜変更しても構わない。
以上のように、本実施形態におけるネイルプリント装置1によれば、互いに異なる輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルMを記憶部51に記憶させておくとともに、指寸法取得部534によってユーザの指画像から印刷指U1の寸法(本実施形態では最大指幅Wmax)を取得して、取得された指の寸法(最大指幅Wmax)に基づいて、モデル選択部535が複数の爪領域抽出用モデルMの中から一つの爪領域抽出用モデルMを選択する。このため、ユーザが性別等を自分で入力しなくても指をネイルプリント装置1内にセットするだけで、ユーザの爪領域を特定するのに適した爪領域抽出用モデルMが選択される。そして、この選択された爪領域抽出用モデルMを指画像にフィッティングすることにより、印刷対象となる爪領域Taを特定するため、その位置や大きさが人によって千差万別である爪領域Taを簡易・迅速かつ高精度に特定することができ、爪領域Taに正確に印刷を施すことができる。
また、爪領域抽出用モデルMを選択する際の基準となる指の寸法は、指の幅寸法や指の長さ寸法であるため、指画像を白黒二値に変換した走査用画像を解析するという比較的単純な画像処理により容易に取得することができる。このため、爪領域抽出用モデルMを選択する際の基準を迅速に得ることができ、処理速度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、記憶部51のモデル用メモリ領域51aに、爪領域抽出用モデルM、学習モデルファイル、及び基準点Pdの番号・座標情報等が記憶されているとともに、基準画素決定部536により爪領域抽出用モデルMとのフィッティングの際の基準となる指画像の基準画素Cdが決定され、この基準画素Cdの座標に爪領域抽出用モデルMの基準点Pdを重ね合わせて、爪領域抽出用モデルMのフィッティングの初期位置を決定する。このため、例えばAAMを用いた検出アルゴリズムを用いて爪領域Taを検出、特定する場合に、モデルを簡易かつ迅速に適切な初期位置に配置することができ、人によって個人差が大きく、かつ、指全体との区別が困難な爪領域Taを高精度に検出することが可能となる。
また、基準画素決定部536が基準画素Cdを決定する際には、まず、指画像を白色と黒色とに二値化して指領域を明確にし、この二値化された走査用画像の各画素の白黒を走査が行われた順に判別していって、初めに白色の画素と判別された画素を基準画素Cdと決定する。このため、比較的単純な画像処理により、基準画素Cdを一義的に決定することができ、処理速度の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、爪領域抽出用モデルM(M1〜M5)の中からユーザに適したものを選択するためのデータとして手指の最大指幅Wmaxがモデル選択用データ領域51bに記憶されている場合を例として説明したが、爪領域抽出用モデルMを選択するためのデータはこれに限定されない。例えば、ユーザの印刷指U1の指先から指の付け根や指の第二関節までの長さ寸法(例えば図21の指の高さ寸法H)が閾値データとして記憶されていてもよいし、印刷指U1の面積等が閾値データとして記憶されていてもよい。
また、印刷指U1の最大指幅、長さ寸法、面積のいずれか2つ以上を閾値データとして記憶させ、これらを組み合せてユーザに適用する爪領域抽出用モデルMを選択してもよい。
また、本実施形態では、爪領域抽出用モデルMを選択するための閾値データとして手指の最大指幅Wmaxの実寸値(単位:mm)がモデル選択用データ領域51bに記憶されている場合を例として説明したが、閾値データは手指の最大指幅Wmaxの実寸値に限定されず、例えば所定の位置から手指を撮影した際に白色画素が連続している画素数(単位:pix(ピクセル))が閾値データとして記憶されていてもよい。
この場合には、例えば、連続する白色画素数が110ピクセル以上なら男女ともに太っている人用のモデルである爪領域抽出用モデルM1を選択し、90ピクセル以上110ピクセル未満なら男性用のモデルである爪領域抽出用モデルM2を選択し、70ピクセル以上90ピクセル未満なら女性用のモデルである爪領域抽出用モデルM3を選択し、60ピクセル以上70ピクセル未満なら男女ともに痩せている人用のモデルである爪領域抽出用モデルM4を選択し、する。60ピクセル以下なら小学生以下の子供用のモデルである爪領域抽出用モデルM5を選択する。
また、本実施形態では、モデル選択用データ領域51bに記憶されている閾値データのみに基づいて爪領域抽出用モデルMの選択を行う場合を例としたが、爪領域抽出用モデルMの選択を行う手法はこれに限定されない。例えば、ユーザの性別、年齢等の個人情報がネイルプリント装置1に登録されているような場合には、これらの情報を用いて、又は、これらの情報とモデル選択用データ領域51bに記憶されている閾値データとを組み合わせることによって、爪領域抽出用モデルMの選択を行ってもよい。
また、例えば指の種類別に学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMが用意されている場合には、ユーザが自分で印刷する指の種別を入力してもよいし、撮影部30によって撮影された画像の特徴を分析して制御装置50が自動的に指の種別を判断し、適用する学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMを選択してもよい。
また、本実施形態では、モデル選択処理によって選択された爪領域抽出用モデルMを領域調整処理においてユーザの実際の爪領域に合わせ込む場合を例としたが、例えば、モデル選択処理によって選択された爪領域抽出用モデルMとユーザの実際の爪領域とのずれが所定以上大きいと領域調整処理において判定された際には、別の爪領域抽出用モデルMを順次適用して最もずれの少ないものを用いて領域調整処理を行うにしてもよい。
また、ユーザについて一旦いずれかの学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMが選択された後は、設定が解除されるまで、同一ユーザに対しては次回以降の印刷の際に同じ学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMが選択されるようにしてもよい。この場合には、同一ユーザがネイルプリント装置1を用いる場合に改めてモデル選択処理を行う必要がなく、処理時間を短縮することができる。
さらに、一旦学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMを用いた爪領域の領域調整処理が行われ、ユーザの爪領域Taが特定された後は、設定が解除されるまで、同一ユーザに対しては次回以降の印刷の際に当該特定された爪領域を印刷対象とするようにしてもよい。この場合には、同一ユーザがネイルプリント装置1を用いる場合に改めてモデル選択処理や領域調整処理を行う必要がなく、処理時間を短縮することができる。
また、モデル選択部535によって爪領域抽出用モデルMが選択された場合に、選択結果を表示部13等に表示させ、ユーザによる確認・変更等ができるようにしてもよい。
また、予め基準点Pdを定めてモデル用メモリ領域51aに記憶させておき、画像走査部532による走査により最初に指領域を表す画素(本実施形態では、白黒の走査用画像における白色の画素)と判別された画素の指画像上の第1の座標位置(本実施形態では、基準画素Cdの座標位置)が基準画素決定部536において決定されると、これに基準点Pdを重ね合わせるようにしてもよいし、画像走査部532による走査により最初に指領域を表す画素(本実施形態では、白黒の走査用画像における白色の画素)と判別された画素の指画像上の第1の座標位置(本実施形態では、基準画素Cdの座標位置)に対応する第2の座標位置(本実施形態では、No.9の特徴点Pの座標位置)を、記憶部51のモデル用メモリ領域51aに記憶されている爪領域抽出用モデルMの複数の特徴点Pの座標位置の中から抽出し、この抽出された第2の座標位置(本実施形態では、No.9の特徴点Pの座標位置)を爪領域抽出用モデルMのフィッティングの基準点Pdとして、第1の座標位置(すなわち、基準画素Cdの座標位置)に重ね合わせるようにしてもよい。
また、学習用モデルファイル及び爪領域抽出用モデルMの生成過程における固有ベクトルの算出処理、ワーピング処理、座標値と輝度値とを1つの係数で制御するための係数の一本化処理等は、コンピュータの処理速度の向上等を図るためのものであり、本発明に必須の要素ではない。
また、爪領域抽出用モデルMの構成は、特徴点Pの番号と各特徴点Pの座標値とが対応付けられているものに限定されず、例えばいずれの特徴点Pが基準点Pdとされているかの情報、各特徴点Pの座標値と基準点Pdとの位置関係等、他の情報を含むもの等であってもよい。基準点Pdの情報が爪領域抽出用モデルMに含まれている場合には、別途基準点Pdの情報をモデル用メモリ領域51aに記憶する必要はない。
また、本実施形態では、4本の指に対して同時に印刷を行うことのできるネイルプリント装置1を例としたが、指を1本ずつ装置に挿入して順次印刷を行う装置に本発明を適用することも可能である。
また、爪領域抽出用モデルMを指画像にフィッティングした結果を示す画像を表示部13等に表示させて、各特徴点Pの位置等をユーザが事後的に微調整できるように構成してもよい。この場合、微調整後の爪領域抽出用モデルMをモデル用メモリ領域51aに記憶させておき、次回以降同じユーザが選択されたときにはこの微調整後の爪領域抽出用モデルMを適用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ネイルプリント装置1の制御装置50によって学習用モデルファイルの作成、爪領域抽出用モデルMの生成等の爪領域抽出モデルの生成処理、基準点Pdの決定等を行う構成としたが、学習用モデルファイルの作成、爪領域抽出用モデルMの生成等の爪領域抽出モデルの生成処理、基準点Pdの決定等を行うのはネイルプリント装置1の制御装置50に限定されない。
例えば、工場出荷段階前にネイルプリント装置1によって撮影した複数人の指画像のデータをメモリカードにコピーして取り出して、このデータを図示しないペンタブレット等の入力用デバイス等と接続されたモデル生成用コンピュータ等(図示せず)に入力し、このモデル生成用コンピュータにおいて爪領域抽出モデルの生成処理、基準点Pdの決定等を行う構成としてもよい。この場合、特徴点Pの入力等はペンタブレットを用いて行われる。なお、入力用デバイスはペンタブレットに限定されず、一般的なモニタ画面上で、マウス等のポインティングデバイスを用いて特徴点Pの入力等を行ってもよい。また、この場合、サンプル画像として用いる指画像のデータをネイルプリント装置1から取り出してモデル生成用コンピュータ等に入力する手法はメモリカードを用いるもの限定されず、例えば、USBメモリ等にコピーしてもよいし、ネイルプリント装置1とモデル生成用コンピュータ等とを直接ケーブルによって接続してデータを入力してもよい。
さらに、サンプル画像として用いる指画像のデータを取得する装置はネイルプリント装置1に限定されない。ネイルプリント装置1の指載置手段に指を載置した場合と同様の条件(例えば指の向きや配置等)で撮影することのできる別個の装置を用いて複数人の指を撮影して指画像を取得し、この指画像のデータをネイルプリント装置1の制御装置50やモデル生成用コンピュータ等に入力してサンプル画像として用いてもよい。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
指が載置される指載置手段と、
この指載置手段上に載置された指を撮影して指画像を得る撮影手段と、
この撮影手段によって撮影された指画像から指の寸法を取得する指寸法取得手段と、
互いに異なる輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルを記憶している記憶手段と、
前記指寸法取得手段により取得された指の寸法に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの爪領域抽出用モデルを選択するモデル選択手段と、
このモデル選択手段により選択された前記爪領域抽出用モデルを前記撮影手段により得られた前記指画像にフィッティングすることにより、印刷対象となる爪領域を特定する領域特定手段と、
この領域特定手段によって特定された前記爪領域に印刷を施す印刷手段と、
を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
<請求項2>
前記爪領域抽出用モデルには、前記指画像とのフィッティングの際に基準となる基準点を含む特徴点が当該爪領域抽出用モデルの輪郭線に沿って複数配置されており、
前記領域特定手段は、
前記爪領域抽出用モデルとのフィッティングの際に基準となる前記指画像の基準画素を決定する基準画素決定手段と、
この基準画素決定手段により基準画素と決定された画素に前記爪領域抽出用モデルの前記基準点を重ね合わせて、前記爪領域抽出用モデルのフィッティングの初期位置を決定し、前記指画像の当該初期位置に重畳されるように前記爪領域抽出用モデルを配置する初期位置決定手段と、
前記初期位置決定手段により配置された前記爪領域抽出用モデルの範囲及び/または形状を前記指画像の前記爪領域に合致するように調整する領域調整手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
<請求項3>
前記指の寸法は、指の幅寸法及び/又は指の長さ寸法であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
<請求項4>
前記撮影手段により得られた前記指画像から指領域を白色、それ以外の領域を黒色とした走査用画像を生成する走査用画像生成手段と、
この走査用画像生成手段により生成された前記走査用画像を所定方向から順次走査する画像走査手段と、
この画像走査手段による走査結果から、前記走査用画像の各画素の白黒を判別する白黒判別手段と、をさらに含んでおり、
前記基準画素決定手段は、前記白黒判別手段により、前記走査において初めに白色の画素と判別された画素を基準画素として決定するものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。
<請求項5>
指載置手段に載置された指を撮影して指画像を得る撮影ステップと、
この撮影ステップにおいて撮影された指画像から指の寸法を取得する指寸法取得ステップと、
前記この指寸法取得ステップにおいて取得された指の寸法に基づいて、記憶手段に記憶されている互いに異なる輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの爪領域抽出用モデルを選択するモデル選択ステップと、
このモデル選択ステップにおいて選択された前記爪領域抽出用モデルを前記撮影ステップにおいて得られた前記指画像にフィッティングすることにより、印刷対象となる爪領域を特定する領域特定ステップと、
この領域特定ステップにおいて特定された前記爪領域に印刷を施す印刷ステップと、
を含んでいることを特徴とする印刷制御方法。
<請求項6>
前記爪領域抽出用モデルには、前記指画像とのフィッティングの際に基準となる基準点を含む特徴点が当該爪領域抽出用モデルの輪郭線に沿って複数配置されており、
前記領域特定ステップは、
前記爪領域抽出用モデルとのフィッティングの際に基準となる前記指画像の基準画素を決定する基準画素決定ステップと、
この基準画素決定ステップにおいて基準画素と決定された画素に前記爪領域抽出用モデルの前記基準点を重ね合わせて、前記爪領域抽出用モデルのフィッティングの初期位置を決定し、前記指画像の当該初期位置に重畳されるように前記爪領域抽出用モデルを配置する初期位置決定ステップと、
前記初期位置決定ステップにおいて配置された前記爪領域抽出用モデルの範囲及び/または形状を前記指画像の前記爪領域に合致するように調整する領域調整ステップと、
を含んでいることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
1 ネイルプリント装置
2 ケース本体
4 蓋体
20a 印刷指挿入部
30 撮影部
40 印刷部
50 制御装置
51 記憶部
53 爪領域決定部
530 領域特定部
531 走査用画像生成部
532 画像走査部
533 白黒判別部
534 指寸法取得部
535 モデル選択部
536 基準画素決定部
537 初期位置決定部
538 領域調整部
Cd 基準画素
M 爪領域抽出用モデル
P 特徴点
Pd 基準点
T 爪
Ta 爪領域
U1 印刷指
U2 非印刷指

Claims (19)

  1. 印刷対象とする爪を含む指を撮影して指画像を得する撮影部と、
    前記撮影部によって取得された前記指画像から前記指の寸法を取得する指寸法取得部と、
    互いに異なる形状の輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルを記憶している記憶部と、
    前記指寸法取得部により取得された前記指の寸法に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの特定の爪領域抽出用モデルを選択するモデル選択部と、
    前記モデル選択部により選択された前記特定の爪領域抽出用モデルを前記指画像における前記爪の画像領域にフィッティングすることにより、前記指の印刷対象とする爪領域を特定する領域特定部と、
    前記領域特定部によって特定された前記爪領域にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷部と、
    を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
  2. 前記複数の爪領域抽出用モデルは前記指の種類毎に設けられ、
    前記モデル選択部は、前記指の種類に対応した前記複数の爪領域抽出用モデルの中から前記特定の爪領域抽出用モデルを選択することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
  3. 前記モデル選択部は、ユーザが操作することなく、前記指の寸法に基づいて、自動的に、前記特定の爪領域抽出用モデルを選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
  4. 前記指寸法取得部は、前記指の寸法として、前記指の幅方向の寸法の最大値取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。
  5. 前記記憶部は、更に、前記各爪領域抽出用モデルに対応する前記指の寸法の閾値を記憶しており、
    前記モデル選択部は、前記指寸法取得部により取得された前記指の寸法と前記記憶部に記憶された前記閾値との比較に基づいて、前記特定の爪領域抽出用モデルを選択することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。
  6. 更に、前記撮影部が前記指を撮影する際に、当該指が載置される印刷指載置面を有する指載置部と、
    前記撮影部により取得された前記指画像を2値化して、前記指の領域を白色と黒色の一方とし、それ以外の領域を白色と黒色の他方とした走査用画像を生成する走査用画像生成部と、
    前記走査用画像生成部により生成された前記走査用画像を走査方向に沿った複数のラインの各々に対して順次走査する画像走査部と、
    前記画像走査部が走査している前記走査用画像の各画素が白色の画素であるか黒色の画素であるかを順次判別する白黒判別部と、
    を備え、
    前記印刷指載置面は、前記指と異なる明度を有する色に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。
  7. 前記走査方向は前記指の幅方向であり、
    前記指寸法取得部は、前記走査用画像の前記複数のラインの各々での、前記白黒判別部により白色と黒色の前記一方の色の画素と判別された画素が連続している数の最大値を、前記指の寸法に対応する画素数として取得することを特徴とする請求項6に記載のネイルプリント装置。
  8. 前記記憶部は、更に、前記各爪領域抽出用モデルの輪郭線に沿って配置され、前記指画像とのフィッティングの際に基準とする基準点を含む複数の特徴点の座標値を、前記各爪領域抽出用モデルに対応して記憶しており、
    前記領域特定部は、
    前記指画像における前記爪領域抽出用モデルとのフィッティングの際に基準とする基準画素を設定する基準画素決定部と、
    前記基準画素決定部により前記基準画素に設定された画素に、前記特定の爪領域抽出用モデルの前記基準点を重ね合わせた位置にて、前記爪領域抽出用モデルのフィッティングの初期位置を設定し、前記爪領域抽出用モデルを前記初期位置に配置して、前記爪領域抽出用モデルを前記指画像の少なくとも一部に重畳した位置に配置する初期位置設定部と、
    前記初期位置に配置された前記特定の爪領域抽出用モデルの前記各特徴点の座標値を、該各特徴点で囲まれた領域を前記指画像の前記爪領域に合致させる方向に調整して、調整後の座標値を有する前記各特徴点に囲まれた領域を前記爪領域とする領域調整部と、
    を備えていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のネイルプリント装置。
  9. 前記基準画素定部は、前記画像走査部による前記走査用画像の走査に対応して、前記走査用画像の前記複数の画素のうちの、前記白黒判別部により、最初に、白色と黒色の前記一方の色であると判別された特定の画素を、前記基準画素に設定することを特徴とする請求項8に記載のネイルプリント装置。
  10. 前記領域調整部は、前記各特徴点の座標値を第1の値に更新した第1の爪領域モデルの輝度ベクトルと、前記指画像の前記第1の爪領域モデルが重畳された領域の輝度ベクトルと、の第1の差分を算出し、前記第1の差分の値に基づいて、前記各特徴点の座標値と領域の輝度値との両方を制御可能なパラメータとしての係数新して、前記係数に基づいて前記各特徴点の座標値を前記第2の値に更新した2の爪領域モデルの輝度ベクトルと、前記指画像の前記第2の爪領域モデルが重畳された領域の輝度ベクトルと、の第2の差分を算出し、前記第1の差分に対する前記第2の差分の変化率が所定量より小さい値であるときの前記各特徴点の前記第2の値を前記調整後の座標値とすることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のネイルプリント装置。
  11. 印刷対象とする爪を含む指を撮影して指画像を取得し、
    取得した前記指画像から前記指の寸法を取得し、
    前記取得した前記指の寸法に基づいて、記憶部に記憶されている互いに異なる形状の輪郭線を有する複数の爪領域抽出用モデルの中から一つの特定の爪領域抽出用モデルを選択し、
    前記選択した前記特定の爪領域抽出用モデルを記指画像における前記爪の画像領域にフィッティングすることにより、前記指の印刷対象とする爪領域を特定し、
    前記特定した前記爪領域に印刷ヘッドによりインクを塗布することを特徴とする印刷制御方法。
  12. 前記複数の爪領域抽出用モデルは前記指の種類毎に設けられ、
    前記特定の爪領域抽出用モデルを選択する動作は、前記指の種類に対応した前記複数の爪領域抽出用モデルの中から前記特定の爪領域抽出用モデルを選択する動作を含むことを特徴とする請求項11に記載の印刷制御方法。
  13. 前記特定の爪領域抽出用モデルを選択する動作は、ユーザの判断が操作することなく、前記指の寸法に基づいて、自動的に、前記特定の爪領域抽出用モデルを選択することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の印刷制御方法。
  14. 前記指の寸法を取得する動作は、前記指の寸法として、前記指の幅方向の寸法の最大値取得することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  15. 前記記憶部は、更に、前記各爪領域抽出用モデルに対応する前記指の寸法の閾値を記憶しており、
    前記特定の爪領域抽出用モデルを選択する動作は、取得した前記指の寸法と、前記記憶部に記憶されている前記閾値との比較に基づいて、前記特定の爪領域抽出用モデルを選択する動作を含むことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  16. 前記指画像を取得する動作は、前記指と異なる明度を有する色に設定された印刷指載置面上に載置された前記指と前記指の周囲の前記印刷指載置面の上面の一部とを撮影して、前記指画像を取得する動作を含み、
    前記指の寸法を取得する動作は、前記取得した前記指画像を2値化して、前記指の領域を白色と黒色の一方とし、それ以外の領域を白色と黒色の他方とした走査用画像を生成し、前記生成した前記走査用画像を走査方向に沿った複数のラインの各々に対して順次走査し、前記走査している前記走査用画像の各画素が白色の画素であるか黒色の画素であるかを順次判別し、前記走査用画像の前記複数のラインの各々での、白色と黒色の前記一方の色の画素と判別された画素が連続している数の最大値を、前記指の寸法に対応する画素数として取得する動作を含むことを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  17. 前記記憶部は、更に、前記各爪領域抽出用モデルの輪郭線に沿って配置され、前記指画像とのフィッティングの際に基準とする基準点を含む複数の特徴点の座標値を、前記各爪領域検出用モデルに対応して記憶しており、
    前記指画像を取得する動作は、前記指と異なる明度を有する色に設定された印刷指載置面上に載置された前記指と前記指の周囲の前記印刷指載置面の上面の一部とを撮影して、前記指画像を取得する動作を含み、
    前記爪領域を特定する動作は、前記指画像における前記爪領域抽出用モデルとのフィッティングの際に基準とする基準画素を設定し、前記基準画素に設定した画素に前記特定の爪領域抽出用モデルの前記基準点を重ね合わせた位置に前記爪領域抽出用モデルのフィッティングの初期位置を設定し、前記爪領域抽出用モデルを前記初期位置に配置して、前記爪領域抽出用モデルを前記指画像の少なくとも一部に重畳した位置に配置し、前記初期位置に配置された前記爪領域抽出用モデルの前記各特徴点の座標値を、該各特徴点で囲まれた領域を前記指画像の前記爪領域に合致させる方向に調整して、調整後の座標値を有する前記各特徴点に囲まれた領域を前記爪領域とする動作を含むことを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
  18. 前記基準画素を設定する動作は、前記取得した前記指画像を2値化して、前記指の領域を白色と黒色の一方とし、それ以外の領域を白色と黒色の他方とした走査用画像を生成し、前記生成した前記走査用画像を走査方向に沿って順次走査し、前記走査している前記走査用画像の各画素が白色の画素であるか黒色の画素であるかを順次判別し、前記走査用画像の前記複数の画素のうちの、最初に、白色と黒色の前記一方の色であると判別された特定の画素を、前記基準画素に設定する動作を含むことを特徴とする請求項17に記載の印刷制御方法。
  19. 前記特定の爪領域抽出用モデルの前記各特徴点の座標値を調整する動作は、前記各特徴点の座標値を第1の値に更新した第1の爪領域モデルの輝度ベクトルと、前記指画像の前記第1の爪領域モデルが重畳された領域の輝度ベクトルと、の第1の差分を算出し、前記第1の差分の値に基づいて、前記各特徴点の座標値と領域の輝度値との両方を制御可能なパラメータとしての係数新して、前記係数に基づいて前記各特徴点の座標値を前記第2の値に更新した2の爪領域モデルの輝度ベクトルと、前記指画像の前記第2の爪領域モデルが重畳された領域の輝度ベクトルと、の第2の差分を算出し、前記第1の差分に対する前記第2の差分の変化率が所定量より小さい値であるときの前記各特徴点の前記第2の値を前記調整後の座標値とする動作を含むことを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の印刷制御方法。
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