JP5375894B2 - ネイルプリント装置及び印刷制御方法 - Google Patents
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Description
この場合、たとえ爪領域内にデザイン画像が収まったとしても、実際に爪領域に印刷される画像がユーザによって選択されたデザイン画像のイメージと異なってしまい、ユーザの所望するイメージ通りのデザインを適切に印刷することができないという問題がある。
印刷を行う爪を含む指を撮影して指画像を取得する撮影部と、
前記撮影部によって取得された前記指画像から、前記爪の表面に対応する爪領域を抽出し、前記爪領域の輪郭線の座標値と、前記爪領域の面積と、を検出する爪領域情報検出部と、
少なくとも1つのデザイン要素を、前記爪領域を含む領域に配置した印刷用デザイン画像を特定のデザイン画像に基づいて生成する印刷用デザイン画像生成部と、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に配置されているか否かを判断する要素位置判断部と、
前記印刷用デザイン画像に基づいて前記爪にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷部と、
を備え、
前記デザイン要素は特定の図形に設定され、
前記特定のデザイン画像は、前記デザイン要素が、予め設定された形状の基準爪モデルに対して配置された画像であり、
前記印刷用デザイン画像生成部は、前記印刷用デザイン画像において、前記デザイン要素を、前記特定のデザイン画像での前記基準爪モデルにおける前記デザイン要素の配置位置に対応した位置に配置し、前記デザイン要素の大きさを、前記爪領域の面積の前記基準爪モデルの面積に対する比率に比例した値に設定することを特徴としている。
印刷を行う爪を含む指を撮影して指画像を取得し、
取得した前記指画像から、前記爪の表面に対応する爪領域を抽出し、
前記爪領域の輪郭線の座標値と、前記爪の面積と、を検出し、
少なくとも1つの、特定の図形に設定されたデザイン要素を、前記デザイン要素が、予め設定された形状の基準爪モデルに対して配置された特定のデザイン画像に基づいて、前記爪領域を含む領域に配置して、印刷用デザイン画像を生成し、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断し、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっていないと判断されたとき、前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっていると判断されるまで、前記印刷用デザイン画像の前記爪領域に対する位置及び前記印刷用デザイン画像の大きさの少なくとも何れか一方を調整する動作を含み、
前記印刷用デザイン画像を生成する動作において、前記デザイン要素を、前記特定のデザイン画像での前記基準爪モデルにおける前記デザイン要素の配置位置に対応した位置に配置し、前記デザイン要素の大きさを、前記爪領域の面積の前記基準爪モデルの面積に対する比率に比例した値に設定することを特徴としている。
図1は、本実施形態におけるネイルプリント装置の外観を示す斜視図であり、図2は、ネイルプリント装置の内部構成を示す斜視図である。
また、ケース本体2の天板2fには後述する操作部12が設置されており、天板2fのほぼ中央部には表示部13が設定されている。
なお、ケース本体2及び蓋体4の形状、構成はここに例示したものに限定されない。
なお、機枠11は下部機枠11a及び上部機枠11bによって構成されている。そして、下部機枠11aは箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置され、上部機枠11bは下部機枠11aの上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている。
ここで、印刷指挿入部20aは、印刷しようとする爪Tに対応する指(以下「印刷指」という。)U1を挿入するめための指挿入部である(図3参照)。印刷指挿入部20aの底面(印刷指載置面)は、印刷指U1を載置する指載置手段として機能する。印刷指U1の撮影や印刷は、印刷指U1がこの指載置手段としての印刷指挿入部20aの印刷指載置面に載置された状態で行われる。
また、非印刷指挿入部20bは、印刷指以外の指(以下「非印刷指」という。)U2を挿入するための指挿入部である(図3参照)。
また、掴み部20cは、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで挟持することが可能な部分である。本実施形態において、この掴み部20cは印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁21によって構成されている。
また、親指のみが印刷指U1となる場合には、親指(印刷指U1)を印刷指挿入部20aに挿入さし、親指以外の4本の指(非印刷指U2)を非印刷指挿入部20bに挿入する。この場合にも、ユーザが印刷指U1と非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することで印刷指U1が固定される。
図4及び図5に示すように、撮影部30は、機枠11の中の上部機枠11bに設けられている。
すなわち、上部機枠11bに設置された基板31の中央部下面には、ドライバーを内蔵した200万画素程度以上の画素を有するカメラ32が設置されている。また、基板31には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を備えて構成されている。
この撮影部30は、指載置手段である印刷指挿入部20aに載置された印刷指U1を照明灯33によって照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影して、指画像を得る撮影手段であり、この撮影部30は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。
すなわち、図4及び図5に示すように、上部機枠11bの両側板には、2本のガイドロッド41が平行に架設されている。このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。また、図5に示すように、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44が平行に架設されている。このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。この副キャリッジ45の下面中央部には、印刷ヘッド46が搭載されている。
本実施形態において、この印刷ヘッド46は、インクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。なお、印刷ヘッド46の記録方式はインクジェット方式に限定されない。
また、下部機枠11aには、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。インクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。なお、印刷ヘッド46自体にインクカートリッジを搭載する構成としてもよい。
操作部12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、その他各種の入力を行うための操作釦121が配置されている。
本実施形態では、操作釦121の内の一つは、後述する記憶部51のデザインデータ保持部511に記憶されている複数のデザイン画像の中から一つのデザイン画像を選択するデザイン選択手段として機能する。すなわち、表示部13には、図6に示すようにデザイン選択画面131が表示されるようになっており、ユーザは、所望のデザイン画像に対応するアルファベットを操作釦121によって選択することにより、印刷されるデザイン画像が選択される。
なお、表示部13の表面に、タッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、図示しないスタイラスペンや指先等によるタッチ操作により、表示部13の表面をタッチすることによっても各種の入力を行うことができるように構成される。
また、表示部13には、前述のように、図6に示すデザイン選択画面131が表示されるようになっている。本実施形態では、デザイン画像としてデザイン画像aからデザイン画像eの5種類が選択可能となっており、デザイン選択画面131には、例えば、aからeのデザイン画像が並べて表示される。
なお、表示部13の表面に、タッチパネルが一体的に構成されている場合には、ユーザが所望のデザイン画像をタッチするだけで、そのデザイン画像が印刷されるデザイン画像として選択されるようにしてもよい。この場合には、表示部13がデザイン選択手段として機能する。
なお、表示部13の表面に、タッチパネルが一体的に構成されている場合には、ユーザがデザイン確認用画面132をタッチしたり、当該画面上にOK釦等の操作釦121を表示させて、これをタッチするだけで、そのデザイン画像を印刷する処理が開始されるようにしてもよい。
デザインデータ保持部511は、複数のデザインパーツdpから構成され、個々のデザインパーツdp毎にサイズデータ、位置データ、イメージデータが対応付けられているデザイン画像を複数組記憶している記憶手段である。
デザイン画像eはNo.1からNo.4の4つのデザインパーツdpから構成されており、図10に示すように、各デザインパーツdp毎にそのサイズデータ、位置データ、イメージデータが対応付けられてデザインデータ保持部511に記憶されている。
図11及び図12に示すように、本実施形態において、各デザインパーツdpの横方向(x軸方向)の位置は、基準爪モデルの上下左右を枠で囲い、デザインパーツdpをその左端が基準爪モデルの枠の左端に重なるように基準爪モデル上に配置したときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を0%とし、デザインパーツdpをその右端が基準爪モデルの枠の右端に重なるように基準爪モデル上に配置したときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を100%としたときの相対的な位置である。
また、各デザインパーツdpの縦方向(y軸方向)の位置は、同様に、デザインパーツdpをその上端が基準爪モデルの枠の上端に重なるように基準爪モデル上に配置したときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を0%とし、デザインパーツdpをその下端が基準爪モデルの枠の下端に重なるように基準爪モデル上に配置したときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を100%としたときの相対的な位置である。
すなわち、図11及び図12に示すように、デザインパーツdpのサイズによって、デザインパーツdpの中心から端部までの距離が異なり、サイズの小さなデザインパーツdp(例えば図9及び図10におけるNo.1とNo.4のデザインパーツdp)の場合には、デザインパーツdpの中心から端部までの距離が短くなり、0%となる位置及び100%となる位置は、基準爪モデルの枠の端部に近い位置となる(図11参照)。他方、サイズの大きなデザインパーツdp(例えば図9及び図10におけるNo.2とNo.3のデザインパーツdp)の場合には、サイズの小さなデザインパーツdpよりもデザインパーツdpの中心から端部までの距離が長くなり、0%となる位置及び100%となる位置は、基準爪モデルの枠の端部から離れた位置となる(図12参照)。
図9及び図10に示すように、本実施形態におけるデザイン画像eを構成するデザインパーツdpのうち、No.1のデザインパーツdpは、基準爪モデル上において、横方向(x軸方向)が50%であり、縦方向(y軸方向)が15%の位置に配置される。また、No.3のデザインパーツdpは、基準爪モデル上において、横方向(x軸方向)が80%であり、縦方向(y軸方向)が70%の位置に配置される。
デザイン画像bはNo.1からNo.3の3つのデザインパーツdpから構成されており、図14に示すように、各デザインパーツ毎にそのサイズデータ、位置データ、イメージデータが対応付けられてデザインデータ保持部511に記憶されている。
なお、各デザインパーツdpにおける横方向(x軸方向)の位置及び縦方向(y軸方向)の位置における0%となる位置及び100%となる位置の定め方については、デザイン画像eの場合(図11及び図12参照)と同様であるため、その説明を省略する。
また、No.3のデザインパーツdpは、イメージデータが花b柄であり、サイズは34%である。また、基準爪モデル上において、横方向(x軸方向)が75%、縦方向(y軸方向)が12%の位置に配置される。
また、図19及び図20に示すように、横方向の長さ寸法(横幅:W)は、爪領域Taの横方向(x軸方向)の長さ寸法をドット数で表したものであり、本実施形態では、爪領域Taの横方向のドット数が115ドット(dot)である場合を例示している。
また、図19及び図20に示すように、縦方向の長さ寸法(縦幅:H)は、爪領域Taの縦方向(y軸方向)の長さ寸法をドット数で表したものであり、本実施形態では、爪領域Taの縦方向のドット数が211ドット(dot)である場合を例示している。
本実施形態では、本体制御部52は、撮影部30を制御してユーザの印刷指U1を撮影させ、指画像を取得させる。また、本体制御部52は、後述する印刷用のデータを印刷部40に出力して、この印刷用データにしたがって爪領域Taに印刷を施すように印刷部40を制御する印刷制御手段として機能する。
爪領域情報検出部53による検出結果は、記憶部51の爪領域データ保持部512に送られ、記憶される。
中間デザイン画像生成部54は、パーツレイアウト算出手段であるパーツレイアウト算出部541を含み、このパーツレイアウト算出部541により算出された各デザインパーツdpの印刷サイズ及び印刷位置と、デザインデータ保持部511から読み出されたデザイン画像に含まれている各デザインパーツdpのイメージデータとに基づいて中間デザイン画像を生成する。
パーツレイアウト算出部541は、基準爪モデルの面積及び横方向及び縦方向の長さ寸法を爪領域情報検出部53により検出されたユーザの印刷指U1の爪領域Taの面積及び横方向及び縦方向の長さ寸法に置き換えて、各デザインパーツdpの印刷サイズ及び印刷位置を算出する。
ここで、0%となる位置及び100%となる位置は、当該デザインパーツdpのサイズに応じて変化するため、まず、印刷指U1の爪領域Taの上下左右を枠で囲い、上記のようにして算出された印刷サイズのデザインパーツdpを、その左端が爪領域Taの枠の左端に重なるように爪領域Ta上に配置し、このときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を0%とする。また、デザインパーツdpをその右端が爪領域Taの枠の右端に重なるように爪領域Ta上に配置したときに、デザインパーツdpの中心が配置される位置を100%とする。同様に、縦方向(y軸方向)についても、0%の位置及び100%の位置を定める。
そして、No.1のデザインパーツdpの場合には、横方向(x軸方向)は、爪領域Ta上における0%から100%の範囲における50%の位置にデザインパーツdpの中心が位置するように配置される。また、縦方向(y軸方向)は、爪領域Ta上における0%から100%の範囲における15%の位置にデザインパーツdpの中心が位置するように配置される。
この場合、パーツレイアウト算出部541は、まず、爪領域Taの面積にしたがって、各デザインパーツdpの印刷サイズが算出される。次に、算出された印刷サイズのデザインパーツdpを爪領域Ta上に配置して、各デザインパーツdp毎の、上下左右の0%の位置及び100%の位置を算出する(デザイン画像eのNo.1及びNo.4のデザインパーツdpについて図21参照。No.2及びNo.3のデザインパーツdpについて図22参照。)。そして、算出された印刷サイズのデザインパーツdpを爪領域Ta上の算出された印刷位置にそれぞれ配置する(図23参照)。
これにより、ユーザの爪領域Taが基準爪モデルよりも細長い形状である場合でも、基準爪モデル上に配置されていたときとほぼ同じレイアウトとなるように各デザインパーツdpを配置することができる。
この場合、パーツレイアウト算出部541は、まず、爪領域Taの面積にしたがって、各デザインパーツdpの印刷サイズが算出される。次に、算出された印刷サイズのデザインパーツdpを爪領域Ta上に配置して、各デザインパーツdp毎の、上下左右の0%の位置及び100%の位置を算出する(デザイン画像eのNo.1及びNo.4のデザインパーツdpについて図24参照。No.2及びNo.3のデザインパーツdpについて図25参照。)。そして、算出された印刷サイズのデザインパーツdpを爪領域Ta上の算出された印刷位置にそれぞれ配置する(図26参照)。
これにより、ユーザの爪領域Taが基準爪モデルよりも縦の長さが短く幅広の形状である場合でも、基準爪モデル上に配置されていたときとほぼ同じレイアウトとなるように各デザインパーツdpを配置することができる。
中間デザイン画像生成部54において生成された中間デザイン画像Gは、記憶部51の中間デザイン画像保持部513に記憶される。
具体的には、パーツ位置判断部55は、図29に示すように、爪領域Taの輪郭線(図29において破線で示す)と中間デザイン画像Gとを重ね合わせ、所定位置から順に走査(スキャン)していく。そして、中間デザイン画像Gの画像データに含まれる全てのデザインパーツdpの座標値が爪領域Taの輪郭線の座標値の内側(すなわち爪領域Ta内となる範囲内)に収まっているか否かを判断する。なお、本実施形態では、図29に示すように、画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査していく場合を例としているが、走査する順序は特に限定されない。
さらに、パーツ位置判断部55は、後述するデザイン画像縮小部57による中間デザイン画像Gの縮小後にも、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データに含まれるデザインパーツdpの座標値と爪領域情報検出部53によって検出された爪領域Taの輪郭線の座標値とをさらに比較して、デザイン画像縮小部57による縮小の結果、デザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっているか否かを判断する。
図30に示すように、本実施形態では、デザインパーツdp2の一部の座標値が爪領域Taの輪郭線の座標値の外側にはみ出している(図30において、爪領域Taの輪郭線からはみ出している部分を網掛けで示す。)。
なお、パーツ位置判断部55がデザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっていると判断した場合(例えば図23及び図26に示すような場合)には、中間デザイン画像Gの画像データがそのまま爪領域Taに印刷を施すための印刷用データとして用いられる。
デザイン画像移動部56は、パーツ位置判断部55によってデザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていないと判断されたときに、中間デザイン画像Gの外周枠F1(図31等参照)を設定し、この外周枠F1の座標値を得る外周枠設定手段としての外周枠設定部561と、この外周枠設定部561によって得られた外周枠F1の座標値と爪領域情報検出部53によって検出された爪領域Taの輪郭線の座標値とを比較して、外周枠F1が爪領域Ta内に収まっているか否かを判断する外周枠位置判断手段としての外周枠位置判断部562と、この外周枠位置判断部562によって外周枠F1が爪領域Ta内に収まっていないと判断されたときに、外周枠F1が爪領域Ta内に収まるように外周枠F1の位置及び/又は大きさを調整する外周枠調整手段としての外周枠調整部563とを含んでいる。
図31(A)及び図31(B)は、外周枠F1の設定及び設定された外周枠F1の移動・縮小を説明する説明図であり、図32は、中間デザイン画像Gの移動を示す図であり、図33は、移動後の中間デザイン画像Gをユーザの爪領域Taに重ね合わせた状態を示すイメージ図である。
本実施形態では、デザインパーツdp1の花びらの最上端部の座標が中間デザイン画像Gにおける上側の最端部に位置する座標であり、デザインパーツdp4の花びらの最下端部の座標が中間デザイン画像Gにおける下側の最端部に位置する座標である。このため、外周枠設定部561は、これら各座標のy軸方向の座標値を外周枠F1の上下の辺のy軸方向の座標値とする。また、デザインパーツdp2の花びらの最左端部の座標が中間デザイン画像Gにおける左側の最端部に位置する座標であり、デザインパーツdp3の花びらの最右端部の座標が中間デザイン画像Gにおける右側の最端部に位置する座標である。このため、外周枠設定部561は、これら各座標のx軸方向の座標値を外周枠F1の左右の辺のx軸方向の座標値とし、これら4つの辺で構成される四角形状の外周枠F1を設定する。
外周枠調整部563は、外周枠位置判断部562によって外周枠F1が爪領域Ta内に収まっていないと判断されると、まず外周枠F1が爪領域Ta内に収まるように外周枠F1を縮小しながらy軸方向に沿って上下に移動させ、その位置と大きさを調整する。このとき、外周枠調整部563は、外周枠F1の縦横比を維持したまま外周枠F1(図31(B)において二点鎖線で示す。)を縮小する。
図31(B)は、外周枠位置判断部562により調整後の外周枠F2が爪領域Ta内に収まったと判断される状態を示したものである。図31(B)において、爪領域Taの輪郭線を破線で示すとともに、調整前の外周枠F1(すなわち、調整前の中間デザイン画像Gの外周位置)を二点鎖線で示し、調整後の外周枠F2を実線で示している。
このとき、図32に示すように、中間デザイン画像Gは、縮小されることなく、中心点P1と中心点P2との間の距離L分だけ上下方向(y軸方向)に移動する。なお、中間デザイン画像Gをy軸方向に沿って上下どちらに移動させるかは、パーツ位置判断部55による走査の結果爪領域Taからはみ出していると最初に判断されたデザインパーツdpが中心点P1よりも上に位置するか下に位置するかによって決定される。本実施形態では、パーツ位置判断部55による走査の結果爪領域Taからはみ出していると最初に判断されたデザインパーツdp2は中心点P1よりも上に位置するため、中間デザイン画像Gをy軸方向に沿って下に移動させる。
デザイン画像移動部56による移動の結果、中間デザイン画像Gに含まれる全てのデザインパーツdpが爪領域Ta内に収まった場合(例えば図23に示すような場合)には、移動後の中間デザイン画像Gの画像データが爪領域Taに印刷を施すための印刷用データとして用いられる。
デザイン画像縮小部57は、外周枠調整部563による調整後の外周枠F2の調整前の外周枠F1に対する縮小率に応じて中間デザイン画像Gを縮小するものである。なお、外周枠F1を縮小する際、デザイン画像移動部56によって移動された後の外周枠F1の中心点をずらさずに、そのサイズだけを縮小するようになっている。
そして、デザイン画像縮小部57は、まず、この中間外周枠設定部571により設定された中間外周枠F3内に収まる大きさまで中間デザイン画像Gを縮小する。
デザイン画像縮小部57による縮小の結果、中間デザイン画像Gに含まれる全てのデザインパーツdpが爪領域Ta内に収まった場合(例えば図34(B)に示すような場合)には、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データが爪領域Taに印刷を施すための印刷用データとして用いられる。
例えば、図35(A)及び図35(B)に示すように、爪領域Taが一部分大きく窪んでいるような形状である場合、中間外周枠F3内(図35(A)及び図35(B)において実線で示す枠内)に収まる大きさまで中間デザイン画像Gを縮小してもデザインパーツdpの一部(図35(A)では、デザインパーツdp2の左側の一部分)が爪領域Taからはみ出してしまう場合がある。この場合には、さらに、図35(B)に示すように、外周枠調整部563による調整後の外周枠F2(図35(B)において二点鎖線で示す枠)と同じ大きさまで中間デザイン画像Gを縮小しつつ上下方向(y軸方向)に移動させる。この場合には、この調整後の外周枠F2と同じ大きさまで縮小された中間デザイン画像Gが印刷用データとなる。これにより、図36に示すように、特殊な形状の爪領域Taである場合でも、全てのデザインパーツdpを確実に爪領域Ta内に収めることができ、デザイン全体を欠けることなく爪領域Taに印刷することができる。
このネイルプリント装置1により印刷を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置50を起動させる。
図15に示すように、本体制御部52は、表示部13にデザイン選択画面131(図6参照)を表示させ(ステップS1)、ユーザは操作部12の操作釦121等を操作して、デザイン選択画面131に表示された複数のデザイン画像の中から所望のデザイン画像を選択することにより、操作部12から選択指示信号が出力されて一つのデザイン画像が選択される(ステップS2)。
例えば、左手の人差し指、中指、薬指及び小指の爪領域Taに印刷を施したい場合には、図3に示すように、印刷指挿入部20aに人差し指、中指、薬指及び小指を平面的に並べて挿入し、非印刷指挿入部20bに親指を挿入する。そして、印刷指挿入部20aに挿入した人差し指、中指、薬指及び小指と非印刷指挿入部20bに挿入した親指とで掴み部20cを挟持する。これによって、印刷指U1である人差し指、中指、薬指及び小指が固定される。
図16に示すように、中間デザイン画像生成部54のパーツレイアウト算出部541は、図15のステップS2において選択されたデザイン画像に含まれている各デザインパーツdpの各データ(図10参照)をデザインデータ保持部511から読み出して(ステップS21)、この読み出されたデザイン画像に含まれている各デザインパーツdpのサイズデータ及び2つの位置データと、前述した爪領域情報検出部53により検出されたユーザの印刷指U1の爪領域Taの面積、横方向及び縦方向の長さ寸法とに基づいて、各デザインパーツdpの印刷サイズ及び印刷位置を算出する(ステップS22、図20から図22、図24から図26参照)。
中間デザイン画像生成部54において生成された中間デザイン画像Gは、記憶部51の中間デザイン画像保持部513に記憶される。
図17は、デザイン画像移動処理(図15のステップS9)の内容を具体的に示すフローチャートである。
パーツ位置判断部55によってデザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていないと判断された場合(図15のステップS8;NO)には、図17に示すように、デザイン画像移動部56の外周枠設定部561は、中間デザイン画像Gの外周を画する枠である外周枠F1を設定する(ステップS31)。次に、外周枠位置判断部562は、図31(A)に示すように、外周枠設定部561によって得られた外周枠F1(図31(A)において実線で示す。)を爪領域情報検出部53によって検出された爪領域Taの輪郭線(図31(A)において破線で示す。)と重ね合わせる(ステップS32)。そして、所定位置から順に走査(スキャン)していき(例えば画像の一番上のラインから1ラインずつ、左から右に向かって順次走査)。そして、外周枠F1の座標値が爪領域Taの輪郭線の座標値の内側(すなわち爪領域Ta内となる範囲内)に収まっているか否かを判断する(ステップS33)。
外周枠位置判断部562によって外周枠F1が爪領域Ta内に収まっていないと判断されると(ステップS33;NO)、外周枠調整部563は、まず外周枠F1が爪領域Ta内に収まるように外周枠F1を縮小しながらy軸方向に上下に移動させてその位置と大きさを調整する(ステップS34)。このとき、外周枠調整部563は、外周枠F1の縦横比を維持したまま外周枠F1を縮小する。外周枠調整部563による調整が行われると、外周枠位置判断部562は、調整後の外周枠F2を爪領域Taに重ね合わせた状態で再度走査し、調整後の外周枠F2が爪領域Ta内に収まっているか否かを判断する(ステップS35)。外周枠位置判断部562が、外周枠調整部563による調整後の外周枠F2が爪領域Ta内に収まっていると判断した場合(ステップS35;YES)には、デザイン画像移動部56は、中間デザイン画像Gを、その中心点(図31(A)及び図31(B)において中心点P1。)が外周枠調整部による調整後の外周枠の中心点(図31(B)において中心点P2。)と一致する位置まで、中心点P1と中心点P2との間の距離L分だけ上下方向(y軸方向)に移動させる(ステップS36)。
他方、外周枠位置判断部562が、外周枠調整部563による調整後の外周枠F2が爪領域Ta内に収まっていないと判断した場合(ステップS35;NO)には、ステップS34に戻って外周枠位置判断部562により外周枠F2が爪領域Ta内に収まったと判断されるまで処理を繰り返す。
図18は、デザイン画像縮小処理(図15のステップS12)の内容を具体的に示すフローチャートである。
パーツ位置判断部55によってデザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていないと判断された場合(図15のステップS11;NO)には、図18に示すように、デザイン画像縮小部57の中間外周枠設定部571は、外周枠調整部563による調整後の外周枠F2(図34(A)において二点鎖線で示す枠)の座標値と調整前の外周枠F1の座標値(図34(A)及び図34(B)において破線で示す枠)との各対応座標の平均値を算出してこの平均値を座標値とする中間外周枠F3(図34(A)及び図34(B)において実線で示す枠)を設定する(ステップS41)。
そして、デザイン画像縮小部57は、まず、外周枠調整部563による調整前の外周枠F1から中間外周枠F3への縮小率S1を算出し(ステップS42)、中間デザイン画像Gの中心点をデザイン画像移動部56による外周枠F2の移動後の中心点P2と一致させたまま、中間デザイン画像Gを縮小率S1で縮小する(ステップS43)。
デザイン画像縮小部57によって、中間デザイン画像Gを縮小率S1で縮小すると、パーツ位置判断部55は、爪領域情報検出部53によって検出された爪領域Taの輪郭線(図34(B)において破線で示す)とデザイン画像縮小部57による縮小後の中間デザイン画像Gとを重ね合わせる(ステップS44)。そして、例えば画像の左上端部等の所定位置から順に走査(スキャン)していき、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データに含まれるデザインパーツdpの座標値と爪領域Taの輪郭線の座標値とを比較して、デザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっているか否かを判断する(ステップS45)。そして、パーツ位置判断部55によって縮小後の中間デザイン画像Gにおけるデザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっていると判断された場合(ステップS45;YES、例えば図34(B)参照)には、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データを印刷用データとして記憶部51に記憶させ、デザイン画像縮小処理を終了する。
パーツ位置判断部55は、爪領域情報検出部53によって検出された爪領域Taの輪郭線(図35(A)及び図35(B)において破線で示す)とデザイン画像縮小部57による縮小後の中間デザイン画像Gとを重ね合わせる(ステップS47)。そして、例えば画像の左上端部等の所定位置から順に走査(スキャン)していき、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データに含まれるデザインパーツdpの座標値と爪領域Taの輪郭線の座標値とを比較して、デザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっているか否かを判断する(ステップS48)。
パーツ位置判断部55によって縮小後の中間デザイン画像Gにおけるデザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていないと判断された場合(ステップS48;NO)には、ステップS46に戻って以下の処理を繰り返す。そして、パーツ位置判断部55によって縮小後の中間デザイン画像Gにおけるデザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっていると判断された場合(ステップS48;YES)には、縮小後の中間デザイン画像Gの画像データを印刷用データとして記憶部51に記憶させ、デザイン画像縮小処理を終了する。
他方、ユーザがOK釦等を操作せず、本体制御部52が印刷開始指示が入力されないと判断する場合(ステップS14;NO)には、本体制御部52は、ステップS1に戻って、再度デザイン選択画面131を表示部13に表示させ、以降の処理を繰り返す。
また、中間デザイン画像Gを移動させた段階でデザインパーツdpが爪領域Ta内に収まっているか否かを判断し、収まっていない場合には中間デザイン画像Gを縮小するため、図37(A)〜(F)のように、様々な形状の爪領域Taに対して、ユーザが選択したデザイン画像のイメージに近いデザインをできるだけ大きくかつバランスよく印刷することができる。
また、デザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていないと判断された場合には、中間デザイン画像Gの外周枠F1を設定して、この外周枠F1が前記爪領域内に収まるように調整した調整後の外周枠F2と調整前の外周枠F1とのずれ量分だけ中間デザイン画像Gを移動させる。このため、中間デザイン画像Gの配置が大きく変わることがなく、ユーザによって選択されたデザイン画像のイメージにできるだけ近い状態を維持しつつ調整を行うことができる。
また、本実施形態では、中間デザイン画像Gの移動後に再度パーツ位置判断部55によってデザインパーツdpの全てが爪領域Ta内に収まっているか否かを判断し、デザインパーツdpの一部が爪領域Ta内に収まっていない場合に、中間デザイン画像Gを縮小する。このため、移動のみで収まる場合には縮小せずに元の大きさのままデザインを印刷することができ、デザイン画像を可能な限り大きく印刷することができる。
また、デザイン画像縮小部57は、調整後の外周枠F2の調整前の外周枠F1に対する縮小率に応じて中間デザイン画像を縮小するものであるため、過度に中間デザイン画像Gを縮小し過ぎることを防いで、デザイン画像をできるだけ大きく印刷することができる。
また、デザイン画像縮小部57は、調整後の外周枠F2の座標値と調整前の外周枠F1の座標値との各対応座標の平均値を算出してこの平均値を座標値とする中間外周枠F3を設定し、まずこの中間外周枠F3内に収まる大きさまで中間デザイン画像を縮小し、それでも収まらない場合に調整後の外周枠F2内に収まる大きさまで中間デザイン画像を縮小する。このため、過度に中間デザイン画像Gを縮小し過ぎることを防いで、デザイン画像をできるだけ大きく印刷することができる。
また、爪領域Taに印刷するデザイン画像のデータが、複数のデザインパーツdpから構成されており、個々のデザインパーツdp毎にサイズデータ、位置データ、イメージデータが対応付けられた形でデザインデータ保持部511に記憶されており、ユーザの爪領域Taの面積や形状(例えば縦方向の長さが長い(図23参照)、横幅が広い(図26参照)等)に合わせて、デザイン画像の大きさや形状を調整する際に、各デザインパーツdp毎にその印刷サイズ、印刷位置を算出することができる。このため、デザイン画像全体を一つのデータとして保持してデザイン画像全体の縮尺率を変えて印刷用データを生成する場合と異なり、各デザインパーツdpの形状が崩れたり、各デザインパーツdp間の位置関係、各デザインパーツdpと爪領域Taの端部との位置関係が変わるのを防ぐことができ、ユーザがデザイン選択画面131で選択したデザイン画像をできるだけそのイメージに近い形でユーザの爪領域Taに印刷することができる。
また、各デザインパーツdpのサイズデータは、デザイン画像を基準爪モデル上に配置した場合における各デザインパーツdpの面積と基準爪モデルの面積との相対的な面積比率により各デザインパーツdpのサイズを特定するものであり、各デザインパーツdpの位置データは、基準爪モデルの横方向の長さ及び縦方向の長さを基準としたときの相対的な位置関係により前記各デザインパーツdpの位置を特定するものであって、パーツレイアウト算出部541は、基準爪モデルの面積及び横方向及び縦方向の長さ寸法を爪領域情報検出部53により検出されたユーザの爪領域Taの面積及び横方向及び縦方向の長さ寸法に置き換えて、各デザインパーツdpの印刷サイズ及び印刷位置を算出するため、どのような面積や形状の爪領域Taであっても、各デザインパーツdpの当該爪領域Taに占める面積割合、相対位置を算出することで、簡易に各デザインパーツdpの印刷サイズ、印刷位置を算出することができる。
例えば、中間デザイン画像Gをx軸方向に移動させながら縮小してもよいし、上下方向(y軸方向)ではなく、斜め方向に移動させながら縮小してもよいし、x軸、y軸双方に適宜移動させながら縮小してもよい。爪領域Taの形状や選択されたデザイン画像によってはx軸方向や斜め方向に移動させた方が、中間デザイン画像Gが爪領域Ta内に収まりやすい場合があるため、このような調整をすることも有効である。
また、本実施形態では、外周枠調整部563が外周枠F1を調整する際も、外周枠F1を縮小しながらy軸方向に沿って上下に移動させてその位置と大きさを調整する例を挙げて説明したが、外周枠調整部563による外周枠F1の調整についてもこれに限定されず、x軸方向や斜め方向に移動させながら調整してもよい。
また、本実施形態では、外周枠調整部563が外周枠F1を調整する際も、外周枠F1を移動させながら縮小してその位置と大きさを調整する例を挙げて説明したが、移動のみで外周枠F1が爪領域Ta内に収まる場合には縮小せずに調整を行ってもよい。
例えば、画像全体を走査(スキャン)した後に、最もはみ出し量の大きいデザインパーツdpを基準としてもよいし、デザイン画像を構成するデザインパーツdpに予め重み付けを設けておき、重み付けされたデザインパーツdpのうちで爪領域Taからはみ出しているものを基準としてもよい。
複数のデザインパーツdpが爪領域Taからはみ出している場合にどのデザインパーツdpを基準として中間デザイン画像Gの移動等を行うかは特に限定されず、パーツ位置判断部55が爪領域Taからはみ出していると最初に判断したデザインパーツdpを基準としてもよいし、はみ出し量の多いものを基準にしてもよいし、はみ出していると判断されたデザインパーツdpについてそれぞれ同様の処理を繰り返すことにより順次対応するようにしてもよい。
例えば、デザインパーツdpをその左端が基準爪モデルの枠の左端に重なるように基準爪モデル(または爪領域Ta)上に配置したときに、デザインパーツdpの左端が配置される位置を0%とし、デザインパーツdpをその右端が基準爪モデル(または爪領域Ta)の枠の右端に重なるように基準爪モデル(または爪領域Ta)上に配置したときに、デザインパーツdpの右端が配置される位置を100%と定めてもよい。
各デザインパーツdpの縦方向(y軸方向)の位置を定める基準となる0%の位置及び100%の位置の定め方についても同様である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
1又は複数のデザインパーツを含むデザイン画像の画像データが複数記憶されているデザイン画像記憶手段と、
指を撮影して指画像を得る撮影手段と、
この撮影手段によって取得された前記指画像から爪領域を抽出し、この爪領域の輪郭線の座標値を検出する爪領域情報検出手段と、
前記デザイン画像記憶手段に記憶されている前記複数のデザイン画像の中から一つのデザイン画像を選択するデザイン選択手段と、
このデザイン選択手段によって選択されたデザイン画像の画像データを前記デザイン画像記憶手段から読み出して、この読み出されたデザイン画像の画像データと前記爪領域情報検出手段により抽出された爪領域の大きさとに基づいて前記デザインパーツの配置を示す座標値を含む中間デザイン画像の画像データを生成する中間デザイン画像生成手段と、
この中間デザイン画像生成手段によって生成された前記中間デザイン画像の画像データに含まれる前記デザインパーツの座標値と前記爪領域情報検出手段によって検出された前記爪領域の輪郭線の座標値とを比較して、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まっているか否かを判断するパーツ位置判断手段と、
前記パーツ位置判断手段によって前記デザインパーツの一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まるように前記中間デザイン画像を移動させるデザイン画像移動手段と、
前記デザイン画像移動手段による前記中間デザイン画像の移動後に、前記中間デザイン画像の画像データに基づく画像を前記爪領域に印刷する印刷手段と、
を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
<請求項2>
前記デザイン画像移動手段は、
前記パーツ位置判断手段によって前記デザインパーツの一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記中間デザイン画像の外周枠を設定し、この外周枠の座標値を得る外周枠設定手段と、
この外周枠設定手段によって得られた前記外周枠の座標値と前記爪領域情報検出手段によって検出された前記爪領域の輪郭線の座標値とを比較して、前記外周枠が前記爪領域内に収まっているか否かを判断する外周枠位置判断手段と、
この外周枠判断手段によって前記外周枠が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記外周枠が前記爪領域内に収まるように前記外周枠の位置及び/又は大きさを調整する外周枠調整手段と、
を含み、
この外周枠調整手段による調整の結果、前記外周枠位置判断手段によって前記外周枠が前記爪領域内に収まっていると判断されたときに、前記中間デザイン画像をその中心点が前記外周枠調整手段による調整後の前記外周枠の中心点と一致する位置まで移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
<請求項3>
前記パーツ位置判断手段は、前記デザイン画像移動手段による移動後の前記中間デザイン画像の画像データに含まれる前記デザインパーツの座標値と前記爪領域情報検出手段によって検出された前記爪領域の輪郭線の座標値とをさらに比較して、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まっているか否かを判断するものであり、
前記パーツ位置判断手段によって前記デザインパーツの一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記中間デザイン画像を縮小するデザイン画像縮小手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
<請求項4>
前記デザイン画像縮小手段は、前記外周枠調整手段による調整後の外周枠の、調整前の外周枠に対する縮小率に応じて前記中間デザイン画像を縮小するものであることを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
<請求項5>
前記デザイン画像縮小手段は、前記外周枠調整手段による調整後の外周枠の座標値と調整前の外周枠の座標値との各対応座標の平均値を算出してこの平均値を座標値とする中間外周枠を設定する中間外周枠設定手段を含み、
この中間外周枠設定手段により設定された前記中間外周枠内に収まる大きさまで前記中間デザイン画像を縮小するものであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
<請求項6>
前記デザイン画像記憶手段は、前記デザイン画像を構成している前記デザインパーツ毎にサイズデータ、位置データ、イメージデータを対応付けて記憶しているものであり、
前記爪領域情報検出手段は、前記指画像から爪領域を抽出し、この爪領域の面積と横方向及び縦方向の長さ寸法とを検出するものであって、
前記中間デザイン画像生成手段は、
前記デザイン画像に含まれている前記各デザインパーツのサイズデータ及び位置データと、前記爪領域情報検出手段により検出された前記爪領域の面積、横方向及び縦方向の長さ寸法とに基づいて、前記各デザインパーツの印刷サイズ及び印刷位置を算出するパーツレイアウト算出手段を含み、
このパーツレイアウト算出手段により算出された各デザインパーツの印刷サイズ及び印刷位置と、前記デザイン画像記憶手段から読み出されたデザイン画像に含まれている各デザインパーツのイメージデータとに基づいて前記中間デザイン画像を生成するものであることを特徴とする請求項1から請求項5に記載のネイルプリント装置。
<請求項7>
前記各デザインパーツのサイズデータは、前記デザイン画像を基準爪モデル上に配置した場合における各デザインパーツの面積と前記基準爪モデルの面積との相対的な面積比率により前記各デザインパーツのサイズを特定するものであり、
前記各デザインパーツの位置データは、前記基準爪モデルの横方向の長さ及び縦方向の長さを基準としたときの相対的な位置関係により前記各デザインパーツの位置を特定するものであって、
前記パーツレイアウト算出手段は、前記基準爪モデルの面積並びに横方向及び縦方向の長さ寸法を前記爪領域情報検出手段により検出された前記爪領域の面積並びに横方向及び縦方向の長さ寸法に置き換えて、前記各デザインパーツの印刷サイズ及び印刷位置を算出するものであることを特徴とする請求項6に記載のネイルプリント装置。
<請求項8>
指を撮影して指画像を得る撮影ステップと、
この撮影ステップにおいて取得された前記指画像から爪領域を抽出し、この爪領域の輪郭線の座標値を検出する爪領域情報検出ステップと、
1又は複数のデザインパーツを含むデザイン画像の画像データが複数記憶されているデザイン画像記憶手段の中から一つのデザイン画像が選択されると、この選択された一つのデザイン画像を前記デザイン画像記憶手段から読み出して、この読み出されたデザイン画像の画像データと前記爪領域情報検出ステップにおいて抽出された爪領域の大きさとに基づいて前記デザインパーツの配置を示す座標値を含む中間デザイン画像の画像データを生成する中間デザイン画像生成ステップと、
この中間デザイン画像生成ステップにおいて生成された前記中間デザイン画像の画像データに含まれる前記デザインパーツの座標値と前記爪領域情報検出ステップにおいて検出された前記爪領域の輪郭線の座標値とを比較して、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まっているか否かを判断するパーツ位置判断ステップと、
前記パーツ位置判断ステップにおいて前記デザインパーツの一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まるように前記中間デザイン画像を移動させるデザイン移動ステップと、
前記デザイン移動ステップにおける前記中間デザイン画像の移動後に、前記中間デザイン画像の画像データに基づく画像を前記爪領域に印刷する印刷ステップと、
を含んでいることを特徴とする印刷制御方法。
<請求項9>
前記パーツ位置判断ステップは、前記デザイン画像移動ステップにおける移動後の前記中間デザイン画像の画像データに含まれる前記デザインパーツの座標値と前記爪領域情報検出ステップによって検出された前記爪領域の輪郭線の座標値とをさらに比較して、前記デザインパーツの全てが前記爪領域内に収まっているか否かを判断するものであり、
前記パーツ位置判断ステップによって前記デザインパーツの一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記中間デザイン画像を縮小するデザイン画像縮小ステップをさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の印刷制御方法。
2 ケース本体
20a 印刷指挿入部
30 撮影部
40 印刷部
50 制御装置
51 記憶部
52 本体制御部
53 爪領域情報検出部
54 中間デザイン画像生成部
55 パーツ位置判断部
56 デザイン画像移動部
57 デザイン画像縮小部
511 デザインデータ保持部
512 爪領域データ保持部
513 中間デザイン画像保持部
541 パーツレイアウト算出部
561 外周枠設定部
562 外周枠位置判断部
563 外周枠調整部
571 中間外周枠設定部
dp デザインパーツ
F1 外周枠
F2 調整後の外周枠
F3 中間外周枠
G 中間デザイン画像
T 爪
Ta 爪領域
U1 印刷指
U2 非印刷指
Claims (18)
- 印刷を行う爪を含む指を撮影して指画像を取得する撮影部と、
前記撮影部によって取得された前記指画像から、前記爪の表面に対応する爪領域を抽出し、前記爪領域の輪郭線の座標値と、前記爪領域の面積と、を検出する爪領域情報検出部と、
少なくとも1つのデザイン要素を、前記爪領域を含む領域に配置した印刷用デザイン画像を特定のデザイン画像に基づいて生成する印刷用デザイン画像生成部と、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に配置されているか否かを判断する要素位置判断部と、
前記印刷用デザイン画像に基づいて前記爪にインクを塗布する印刷ヘッドを有する印刷
部と、
を備え、
前記デザイン要素は特定の図形に設定され、
前記特定のデザイン画像は、前記デザイン要素が、予め設定された形状の基準爪モデルに対して配置された画像であり、
前記印刷用デザイン画像生成部は、前記印刷用デザイン画像において、前記デザイン要素を、前記特定のデザイン画像での前記基準爪モデルにおける前記デザイン要素の配置位置に対応した位置に配置し、前記デザイン要素の大きさを、前記爪領域の面積の前記基準爪モデルの面積に対する比率に比例した値に設定することを特徴とするネイルプリント装置。 - 前記要素位置判断部は、前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素の座標値と、前記爪領域の輪郭線の座標値との比較に基づいて、前記デザイン要素が前記爪領域内に配置されているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
- 更に、前記印刷用デザイン画像の前記爪領域に対する位置及び前記印刷用デザイン画像の大きさの少なくとも何れか一方を調整するデザイン画像調整部を有し、
前記デザイン画像調整部は、前記要素位置判断部により前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に配置されていないと判断されたとき、前記要素位置判断部により前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に配置されていると判断されるまで、前記印刷用デザイン画像の前記爪領域に対する位置及び前記印刷用デザイン画像の大きさの少なくとも何れか一方を調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。 - 前記印刷部は、前記印刷ヘッドにより、前記デザイン画像調整部による調整後の前記印刷用デザイン画像に基づく画像を、前記爪領域の、前記デザイン画像調整部により調整された位置に印刷することを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
- 前記印刷用デザイン画像生成部は、第1の方向に沿った第1,第2の辺と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿った第3,第4の辺を有し、前記第1から第4の辺が前記基準爪モデルの輪郭線に接する、矩形状の基準枠を設定し、前記第1の方向に沿った第5,第6の辺と、前記第2の方向に沿った第7,第8の辺を有し、前記第5から第8の辺が前記爪領域の輪郭線に接する、矩形状の爪領域枠を設定し、前記印刷用デザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第5の辺に沿った位置を、前記特定のデザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第1の辺に沿った位置に対応した位置に設定し、前記印刷用デザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第7の辺に沿った位置を、前記特定のデザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第3の辺に沿った位置に対応した位置に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
- 更に、互い異なる複数のデザイン画像が記憶されているデザイン画像記憶部と、前記デザイン画像記憶部に記憶されている前記複数のデザイン画像のうちの1つを、前記特定のデザイン画像として選択するデザイン選択部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載のネイルプリント装置。
- 前記爪領域情報検出部は、前記爪領域の前記第1の方向の長さ寸法と、前記第2の方向の長さ寸法と、を検出し、
前記デザイン画像記憶部は、前記複数のデザイン画像の各々に対して、前記デザイン要素の大きさを示すサイズデータ、前記デザイン要素の前記基準爪モデルにおける位置を示す位置データ、前記デザイン要素に対応したイメージデータと、を記憶しており、
前記印刷用デザイン画像生成部は、前記デザイン要素の前記サイズデータ及び前記位置データと、前記爪領域の面積、前記爪領域の前記第1の方向の長さ寸法及び前記第2の方向の長さ寸法と、に基づいて、前記基準枠と前記爪領域枠とを設定し、前記印刷用デザイン画像における、前記デザイン要素の大きさ及び位置を算出する要素レイアウト算出部を有することを特徴とする請求項6に記載のネイルプリント装置。 - 前記デザイン画像調整部は、前記爪領域に対する前記印刷用デザイン画像の位置を移動させるデザイン画像移動部を有し、
前記デザイン画像移動部は、
1辺が前記第1の方向に沿った矩形状を有し、前記矩形状の各辺が前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素の最外縁に接している外周枠(F1)を設定する外周枠設定部と、
前記外周枠の座標値と、前記爪領域の輪郭線の座標値と、の比較に基づいて、前記外周枠が前記爪領域内に収まっているか否かを判断する外周枠位置判断部と、
前記外周枠位置判断部によって前記外周枠が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記外周枠の位置及び大きさの少なくとも一方を調整する外周枠調整部と、
を有し、
前記外周枠位置判断部により、前記外周枠調整部による調整後の前記外周枠が前記爪領域内に収まっていると判断されたときに、前記印刷用デザイン画像を、その中心点が前記調整後の前記外周枠の中心点と一致する位置まで移動させることを特徴とする請求項5か
ら請求項7のいずれか一項に記載のネイルプリント装置。 - 前記デザイン画像調整部は、更に、前記印刷用デザイン画像を縮小するデザイン画像縮小部を有し、
前記要素位置判断部は、前記デザイン画像移動部による移動後の前記印刷用デザイン画像の画像データに含まれる前記デザイン要素の座標値と、前記爪領域の輪郭線の座標値と、の比較に基づいて、前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断し、
前記デザイン画像縮小部は、前記要素位置判断部により、前記移動後の前記デザイン要素の少なくとも一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたとき、前記印刷用デザイン画像を縮小することを特徴とする請求項8に記載のネイルプリント装置。 - 前記デザイン画像縮小部は、前記外周枠調整部による調整後の前記外周枠の、前記調整前の前記外周枠に対する縮小率に対応した比率で、前記印刷用デザイン画像を縮小することを特徴とする請求項9に記載のネイルプリント装置。
- 前記デザイン画像縮小部は、
前記外周枠調整部による調整後の前記外周枠の座標値と前記調整前の前記外周枠の座標値との各対応座標の平均値を算出し、前記平均値を座標値とする中間外周枠を設定する中間外周枠設定部を有し、
前記中間外周枠内に収まる大きさに、前記印刷用デザイン画像を縮小することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のネイルプリント装置 - 印刷を行う爪を含む指を撮影して指画像を取得し、
取得した前記指画像から、前記爪の表面に対応する爪領域を抽出し、
前記爪領域の輪郭線の座標値と、前記爪の面積と、を検出し、
少なくとも1つの、特定の図形に設定されたデザイン要素を、前記デザイン要素が、予め設定された形状の基準爪モデルに対して配置された特定のデザイン画像に基づいて、前記爪領域を含む領域に配置して、印刷用デザイン画像を生成し、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断し、
前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっていないと判断されたとき、前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっていると判断されるまで、前記印刷用デザイン画像の前記爪領域に対する位置及び前記印刷用デザイン画像の大きさの少なくとも何れか一方を調整する動作を含み、
前記印刷用デザイン画像を生成する動作において、前記デザイン要素を、前記特定のデザイン画像での前記基準爪モデルにおける前記デザイン要素の配置位置に対応した位置に配置し、前記デザイン要素の大きさを、前記爪領域の面積の前記基準爪モデルの面積に対する比率に比例した値に設定することを特徴とする印刷制御方法。 - 更に、前記デザイン要素が前記爪領域内に収まるように調整した後に、前記印刷用デザイン画像に基づく画像を、前記爪領域に、調整された大きさで、調整された位置に印刷する動作を含むことを特徴とする請求項12に記載の印刷制御方法。
- 前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断する動作は、前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素の座標値と、前記爪領域の輪郭線の座標値とを比較して、前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断する動作を含むことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の印刷制御方法。
- 前記印刷用デザイン画像を生成する動作は、第1の方向に沿った第1,第2の辺と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿った第3,第4の辺を有し、前記第1から第4の辺が前記基準爪モデルの輪郭線に接する、矩形状の基準枠を設定し、前記第1の方向に沿った第5,第6の辺と、前記第2の方向に沿った第7,第8の辺を有し、前記第5から第8の辺が前記爪領域の輪郭線に接する、矩形状の爪領域枠を設定し、前記印刷用デザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第5の辺に沿った位置を、前記特定のデザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第1の辺に沿った位置に対応した位置に設定し、前記印刷用デザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第7の辺に沿った位置を、前記特定のデザイン画像における前記デザイン要素の中心が配置される位置の前記第3の辺に沿った位置に対応した位置に設定する動作を含むことを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一項に記載の印刷制御方法。
- 前記デザイン画像を調整する動作は、1辺が前記第1の方向に沿った矩形状を有し、前記印刷用デザイン画像の前記デザイン要素の最外縁に接する外周枠を設定し、前記外周枠の座標値と、前記爪領域の輪郭線の座標値と、を比較して、前記外周枠が前記爪領域内に収まっているか否かを判断し、前記外周枠が前記爪領域内に収まっていないと判断されたときに、前記外周枠の位置及び大きさの少なくとも一方を調整し、前記調整後の前記外周枠が前記爪領域内に収まっていると判断されたときに、前記印刷用デザイン画像を、その中心点が調整後の前記外周枠の中心点と一致する位置まで移動させる動作を含むことを特徴とする請求項15に記載の印刷制御方法。
- 前記デザイン画像を調整する動作は、前記移動させた後の前記印刷用デザイン画像の画像データに含まれる前記デザイン要素の座標値と、前記検出された前記爪領域の輪郭線の座標値と、を比較して、前記デザイン要素が前記爪領域内に収まっているか否かを判断し、前記移動後の前記デザイン要素の少なくとも一部が前記爪領域内に収まっていないと判断されたとき、調整後の前記外周枠の、調整前の前記外周枠に対する縮小率に対応した比率で前記印刷用デザイン画像を縮小する動作を含むことを特徴とする請求項16に記載の印刷制御方法。
- 前記印刷用デザイン画像を縮小する動作は、調整後の前記外周枠の座標値と調整前の前記外周枠の座標値との各対応座標の平均値を算出し、前記平均値を座標値とする中間外周枠を設定し、前記印刷用デザイン画像を、前記中間外周枠内に収まる大きさまで縮小する動作を含むことを特徴とする請求項17に記載の印刷制御方法。
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