JP2009060644A - 印刷方法、印刷装置および印刷プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる画像印刷技術を提供する。
【解決手段】印刷装置10は、画像データが記憶されている記憶媒体810から該画像データを読み出す画像読出部112と、読み出された画像データを示すインデックス画像を用いて画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄を有するオーダシートを印刷する制御を行うオーダシート印刷制御部114と、オーダシートをスキャンして受付欄に記入された記入情報を認識するスキャン認識部116と、認識された記入情報に基づいて、画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する制御を行うトリミング印刷制御部118とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を印刷する画像印刷技術に関する
従来、記憶媒体に記憶されている画像データに基づく画像を印刷装置で印刷する際に、オーダシートを用いて画像の印刷を実現する画像印刷技術があった。そのオーダシートには、画像の印刷枚数や印刷サイズなどの指定をマークの記入によって受け付けるマーク記入部が、画像データを示すインデックス画像と共に印刷され、ユーザによってマークが記入されたオーダシートを印刷装置でスキャンすることによって画像の印刷が実行される。下記特許文献1−5には、従来の画像印刷技術が開示されている。
特開2004−255729号公報 特開2005−111802号公報 特開2005−117328号公報 特開2005−125730号公報 特開2005−138573号公報
しかしながら、従来の画像印刷技術では、オーダシートを利用して印刷される画像を修正することについては十分な考慮がなされていなかった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる画像印刷技術を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の印刷装置は、画像データに基づく画像を印刷する印刷装置であって、画像データが記憶されている記憶媒体から該画像データを読み出す画像読出部と、読み出された画像データを示すインデックス画像を用いて画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄を有するオーダシートを印刷する制御を行うオーダシート印刷制御部と、オーダシートをスキャンして受付欄に記入された記入情報を認識するスキャン認識部と、認識された記入情報に基づいて画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する制御を行うトリミング印刷制御部とを備えることを特徴とする。これによって、印刷装置は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシートを利用して受け付けることができる。したがって、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
前述の印刷装置は、以下の形態を採ることもできる。例えば、トリミング印刷制御部は、認識された記入情報に基づいて、トリミング画像のために画像から除去される部位を特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、印刷装置は、画像上でトリミングされる部位に関するユーザからの指定を、オーダシートを介して受け付けることができる。
また、スキャン認識部は、インデックス画像上に記入された枠線を記入情報として認識する枠線認識部を備え、トリミング印刷制御部は、インデックス画像における認識された枠線の外側を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミング画像として残される画像上の部位を枠線によって直感的に指定することができる。
また、スキャン認識部は、インデックス画像上で塗り潰された領域を記入情報として認識する塗潰認識部を備え、トリミング印刷制御部は、インデックス画像における認識された領域を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミングによって除去される画像上の部位を直感的に指定することができる。
また、印刷されるオーダシートが有する受付欄は、インデックス画像上に付された格子状の格子線を有し、スキャン認識部は、格子線に沿って記入された線分を記入情報として認識する格子線認識部を備え、トリミング印刷制御部は、インデックス画像における認識された線分によって示される矩形の外側を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミング画像として残される画像上の部位を正確に指定することができる。また、この形態の場合には、格子線によって囲まれる矩形のアスペクト比は、印刷されるトリミング画像のアスペクト比と同一であっても良い。これによって、横および縦で矩形の個数を同数に揃えることによって(例えば、「(横の個数)×(縦の個数)」を、「2×2」、「3×3」のように「n×n(nは自然数)」とする。)、印刷されるトリミング画像のアスペクト比を適切な値に維持することができる。
また、印刷されるオーダシートが有する受付欄は、インデックス画像に付された定規を有し、スキャン認識部は、定規に記入された目盛を記入情報として認識する目盛認識部を備え、トリミング印刷制御部は、インデックス画像における認識された目盛に対応する領域を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミングによって除去される画像上の部位を正確に指定することができる。
また、印刷されるオーダシートが有する受付欄は、インデックス画像に付された直交する二つの定規を有し、スキャン認識部は、二つの定規にそれぞれ記入された二組の目盛を記入情報として認識する目盛組認識部を備え、トリミング印刷制御部は、インデックス画像における認識された二組の目盛からそれぞれ延びる垂線で囲まれる矩形の外側を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミング画像として残される画像上の部位を正確に指定することができる。
また、印刷されるオーダシートが有する受付欄は、インデックス画像上に付されトリミング画像の候補を示す複数のトリミングパターンと、複数のトリミングパターンに対応したマークの記入をユーザから受け付ける複数のマーク記入部とを有し、スキャン認識部は、複数のマーク記入部に記入されたマークを記入情報として認識するマーク認識部を備え、トリミング印刷制御部は、マークが認識されたマーク記入部に対応するトリミングパターンの外側を、トリミング画像のために画像から除去される部位として特定するトリミング特定部を備えても良い。これによって、ユーザは、トリミング画像として残される画像上の部位を容易に指定することができる。
また、インデックス画像上に記入情報が記入される上述の形態の場合には、オーダシート印刷制御部は、インデックス画像の明るさ,彩度の少なくとも一方を、記入情報の認識精度に応じて調整する画質調整部を備えても良い。これによって、オーダシートをスキャンして記入情報を認識する際に、インデックス画像上の記入情報を認識し易くすることができる。
また、オーダシート印刷制御部は、インデックス画像を構成する印刷ドットを間引くドット調整部を備えても良い。これによって、オーダシートをスキャンして記入情報を認識する際に、インデックス画像上の記入情報を認識し易くすることができる。なお、印刷ドットを間引く処理は、印刷ドットが間引かれたインデックス画像用の画像データを生成して実現しても良いし、インデックス画像を印刷する際に印刷インクの吐出を制御することによって実現しても良い。
また、トリミング印刷制御部は、トリミング画像のアスペクト比,サイズの少なくとも一方が基準値を満たさない場合に、警告を発する警告部を備えても良い。これによって、不適切なトリミングが施されたトリミング画像が印刷されてしまうことを防止することができる。
また、トリミング印刷制御部は、トリミング画像のアスペクト比,サイズの少なくとも一方を基準値に基づいて修正する修正部を備えても良い。これによって、適切なトリミングが施されたトリミング画像を印刷することができる。
また、スキャン認識部は、前記印刷される際のオーダシートと、スキャンされる際のオーダシートとの間における色差分に基づいて記入情報を認識しても良い。これによって、記入情報の認識精度を向上させることができる。
また、スキャン認識部は、スキャンされる際のオーダシートに記入された特定色に基づいて、記入情報を認識しても良い。これによって、記入情報の記入に用いられる筆記具が予め設定されている場合に、記入情報の認識精度を向上させることができる。この場合における特定色としては、例えば、蛍光色、金属色(金色,銀色)など、印刷装置に用いられている印刷インクで表現しにくい色が適切である。
また、トリミング印刷制御部は、トリミング画像の印刷に先立って、そのトリミング画像をディスプレイに表示する制御を行う表示制御部と、トリミング画像の印刷に先立って、ユーザからそのトリミング画像の修正を受け付ける修正受付部とを備えても良い。これによって、ユーザは、トリミング調整をより詳細に指定することができる。
また、本発明の形態は、印刷装置に限るものではなく、例えば、画像データに基づく画像を印刷装置で印刷する印刷方法や、画像データに基づく画像を印刷する機能を印刷装置のコンピュータに実現させるためのプログラム、パーソナルコンピュータと印刷装置とスキャナ装置とを備えるコンピュータシステムなどに適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した画像印刷技術について、次の順序で説明する。
目次
A.第1の実施例(枠線によるトリミング範囲の指定)
A−1.印刷装置の構成
A−2.印刷装置の動作
A−3.変形例
B.第2の実施例(塗り潰しによるトリミング範囲の指定)
C.第3の実施例(格子線によるトリミング範囲の指定)
D.第4の実施例(定規によるトリミング範囲の指定)
E.第5の実施例(定規によるトリミング範囲の指定)
F.第6の実施例(トリミングパターンによるトリミング範囲の指定)
G.第7の実施例(トリミング実施の指定)
H.第8の実施例(フチなし印刷の指定)
I.その他の実施形態
A.第1の実施例(枠線によるトリミング範囲の指定):
A−1.印刷装置の構成:
図1は、印刷装置10の外観構成を示す斜視図である。図2は、印刷装置10の内部構成を示す説明図である。図1および図2に示す印刷装置10は、カラープリンタ,モノクロプリンタ,スキャナ,複写機などの各種機能を併せ持つ装置、いわゆる複合機である。印刷装置10は、これらの機能に加えて、印刷装置10に接続された記憶媒体に記憶されている画像を、オーダシートを用いて印刷する機能であるオーダシート・プリント機能を有する。
印刷装置10は、印刷装置10の各部を制御するメイン制御部110と、普通紙や写真用紙,ハガキなどの印刷媒体900に印刷する印刷部120と、紙面上の画像を読み取ってデジタルデータに変換(スキャン、scan)するスキャナ部130と、フラッシュメモリを内蔵するメモリカードのような記憶媒体810からデータを読み書き可能なカードスロット140と、パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラなどの記憶媒体を内蔵する外部機器820とデータをやり取り可能な通信コネクタ150と、文字や画像を表示するディスプレイ部160と、印刷装置10のユーザからの指示入力を受け付ける入力ボタン部170とを備える。
印刷装置10のメイン制御部110は、カードスロット140に接続された記憶媒体810や通信コネクタ150に接続された外部機器820から画像データを読み出す画像読出部112と、読み出された画像データに基づく画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付けるオーダシートを印刷する制御を行うオーダシート印刷制御部114と、オーダシートをスキャンしてユーザによって記入された記入情報を認識するスキャン認識部116と、認識された記入情報に基づいて画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する制御を行うトリミング印刷制御部118とを備える。
本実施例では、メイン制御部110は、セントラルプロセッシングユニット(Central Processing Unit、以下、CPUという),リードオンリメモリ(Read Only Memory、以下、ROMという),ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、以下、RAMという)などのハードウェアを備えたASIC(Application Specific Integrated Circuits)であり、メイン制御部110には、画像読出部112,オーダシート印刷制御部114,スキャン認識部116,トリミング印刷制御部118の各機能を実現させるソフトウェアがインストールされている。メイン制御部110の動作についての詳細は後述する。
印刷装置10の印刷部120は、図2に示すように、印刷媒体900に印刷インクを吐出する印刷ヘッドユニット210と、印刷ヘッドユニット210を搭載するキャリッジ200と、キャリッジ200を主走査方向に駆動するキャリッジ駆動部240と、印刷媒体900を搬送する印刷媒体搬送部250とを備える。印刷部120の印刷ヘッドユニット210は、ブラック,シアン,ライトシアン,マゼンダ,ライトマゼンダ,イエロの各色のインク毎に計6個のインク吐出ヘッド211〜216を有する。インク吐出ヘッド211〜216の各々は、ピエゾ素子(図示しない)の電圧調整によってインクを印刷媒体900に吐出する。印刷部120のインク吐出ヘッド211〜216,キャリッジ駆動部240,印刷媒体搬送部250は、メイン制御部110の指示に基づいて協働することによって、印刷媒体900に対する印刷が実現される。
A−2.印刷装置の動作:
図3は、第1の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、記憶媒体810や外部機器820がユーザによってカードスロット140や通信コネクタ150に取り付けられ、オーダシート・プリント機能の実施要求がユーザによって入力ボタン部170を介して入力された際に、図3の画像印刷処理を開始する。
印刷装置10のメイン制御部110は、図3の画像印刷処理を開始すると、カードスロット140や通信コネクタ150に取り付けられている記憶媒体810や外部機器820から画像データを読み出す(ステップS105)。その後、メイン制御部110は、読み出された画像データに基づくオーダシートを印刷するための指示を印刷部120に対して行い(ステップS110)、これによって、オーダシートが印刷される。
図4は、第1の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート910の一例を示す説明図である。図4のオーダシート910は、画像データに基づく画像が印刷される印刷用紙の種類を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄である印刷用紙指定欄9110と、画像データに基づく画像の個々に関する印刷態様を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄である印刷態様指定欄9120とを有する。
オーダシート910の印刷用紙指定欄9110は、複数の印刷用紙の種類に対応する複数のマーク部9112を有し、これらのマーク部9112は、画像データに基づく画像を印刷する印刷用紙の種類を指定する記入をユーザから受け付ける。本実施例では、複数のマーク部9112は、内側が空白である楕円状の図形である。本実施例では、複数のマーク部9112の各々には、それぞれ対応する印刷用紙の種類を示す文字が付される。図4に示す例では、複数のマーク部9112の各々には、それぞれ対応する印刷用紙の種類として、L判サイズの大きさで写真画質を実現する写真専用紙を示す「写真用紙‐L判」の文字,2L判サイズの写真専用紙を示す「写真用紙‐2L判」の文字,カードサイズの写真専用紙を示す「写真用紙‐カード」の文字,ハガキサイズの写真専用紙を示す「写真用紙‐ハガキ全面」の文字,A4サイズの写真専用紙を示す「写真用紙‐A4」の文字,標準設定されているA4サイズの印刷用紙を示す「フォーマット紙‐A4」の文字がそれぞれ付されている。
オーダシート910の印刷態様指定欄9120は、読み出された画像データの各々を識別する識別子であるデータ名9122と、各画像データに基づく画像を示すインデックス画像9121と、各画像データに基づく画像を印刷するか否かを指定する記入をユーザから受け付けるマーク部9123とを有する。本実施例では、複数のマーク部9123は、内側が空白である楕円状の図形である。本実施例では、インデックス画像9121の画質は、その画像データに基づき印刷される画像と同様の画質である。
図5は、第1の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図4のオーダシート910の一例を示す説明図である。図5のオーダシート910は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9110の複数のマーク部9112の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9120の複数のマーク部9123のいくつかの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9120の複数のインデックス画像9121のいくつかの上の領域を線で囲むように描かれた枠線CLとを有する。
図5に示す例では、印刷用紙指定欄9110には、「写真用紙‐L判」に対応するマーク部9112にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9120には、データ名「GD0110」,「GD0111」、「GD0114」,「GD0116」,「GD0117」,「GD0118」として識別される画像データに対応するマーク部9123にマークMKが記入され、それらの画像データのうち「GD0110」,「GD0117」として識別される画像データに対応するインデックス画像9121に枠線CLが記入されている。
図3の説明に戻り、図4に示したオーダシート910が印刷された後(ステップS110)、図5に示したオーダシート910がユーザによって印刷装置10のスキャナ部130にセットされ、図5に示したオーダシート910のスキャン要求がユーザによって入力ボタン部170を介して入力された際に、印刷装置10のメイン制御部110は、セットされているオーダシート910をスキャンする指示をスキャナ部130に対して行うことによって、オーダシート910をスキャンしたスキャン画像をスキャナ部130から取得する(ステップS115)。
その後、メイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9110のマーク部9112に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9120のマーク部9123に記入されたマークMK、印刷態様指定欄9120のインデックス画像9121に記入された枠線CLを認識する(ステップS120)。
図6は、枠線CLを認識する様子を示す説明図である。本実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート910を印刷する際(ステップS110)のインデックス画像9121である印刷インデックス画像IGpと、オーダシート910をスキャンする際(ステップS115)のインデックス画像9121であるスキャン・インデックス画像IGsとの間で色差分値Vcdを算出し、算出された色差分値Vcdに示される図形を枠線CLとして認識する。なお、本実施例では、印刷用紙指定欄9110のマーク部9112や印刷態様指定欄9120のマーク部9123に記入されたマークMKについても、インデックス画像9121上の枠線CLの認識と同様に色差分値Vcdに基づいて認識される。
図3の説明に戻り、マークMKおよび枠線CLがスキャン画像から認識された後(ステップS120)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート910に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否かを判断する(ステップS140)。本実施例では、スキャンされたオーダシート910の印刷態様指定欄9120において、準備された画像に対応するマーク部9123にマークMKの記入が認識されている場合に、その準備された画像を印刷することが決定される。
準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、メイン制御部110は、その準備された画像に対応するインデックス画像9121上から枠線CLが認識されているか否かを判断する(ステップS150)。
インデックス画像9121上から枠線CLが認識されていると判断された場合には(ステップS150)、メイン制御部110は、読み出された画像データから直接的に描かれる元画像SGをトリミングしたトリミング画像TGを印刷するための準備として、トリミング画像TGのために元画像SGから除去される部位である除去部位CPを特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、特定された除去部位CPに基づくトリミング画像TGを印刷するための指示を印刷部120に対して行い(ステップS170)、これによって、トリミング画像TGが印刷される。
図7は、除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。本実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、特定された枠線CLに近似する矩形を、トリミング画像TGとして印刷される元画像SG上の領域を区画するトリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
なお、本実施例では、トリミング枠TFは、予め設定されたアスペクト比であって枠線CLに近似する矩形として画定されるが、他の実施形態では、枠線CLに近似する矩形は、予め設定されたアスペクト比である必要はなく、トリミング枠TFで示される元画像SG上の領域が、予め設定されたアスペクト比となるように拡大・縮小されることとしても良い。
図3の説明に戻り、インデックス画像9121上から枠線CLが認識されていないと判断された場合には(ステップS150)、メイン制御部110は、読み出された画像データから直接的に描かれる元画像SGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS155)。
メイン制御部110は、オーダシートに示された画像の全てについて上述の処理を行った後(ステップS180,S185)、図3の画像印刷処理を終了する。なお、元画像SGの印刷(ステップS155)やトリミング画像TGの印刷(ステップS170)において印刷される画像は、その画像の画質や、その画像を示す画像データに付加されている撮影時の状況を示す情報に応じて、コントラスト,シャープネス,明度,色温度,色濃度,色調などの画像補正が施されることとしても良い。
以上説明した第1の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート910を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、トリミング画像TGとして残される元画像SG上の部位を枠線CLによって直感的に指定することができる。したがって、第1の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
A−3.変形例:
以上、本発明の第1の実施例について説明したが、本発明は、前述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、印刷インデックス画像IGpの画質は、第1の実施例では、印刷される際の画像と同様の画質であるが、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシートを印刷する際に(ステップS110)、スキャン・インデックス画像IGs上からの枠線CLの認識精度(ステップS120)に応じて印刷インデックス画像IGpの画質を調整しても良い。図8は、変形例における印刷インデックス画像IGpを示す説明図である。図8には、画質調整の態様と、その画質調整が施された印刷インデックス画像IGpと、そのスキャン・インデックス画像IGsとが示されている。図8の一段目には、画質が調整されていない未調整の態様が示され、図8の二段目には、明度が調整された態様が示され、図8の三段目には、彩度が調整された態様が示され、図8の四段目には、印刷インデックス画像IGpを構成する印刷ドットが間引かれた態様が示されている。なお、印刷ドットを間引く画質の調整においては、印刷装置10のメイン制御部110が、印刷ドットが間引かれた印刷インデックス画像IGp用の画像データを生成して実現しても良いし、印刷インデックス画像IGpが印刷される際に印刷インクのオン・オフを直接的に制御することによって実現しても良い。これらの変形例によれば、スキャン・インデックス画像IGs上の枠線CLを認識し易くすることができる。
また、第1の実施例では、トリミング枠TFは、予め設定されたアスペクト比で画定されるとしたが、オーダシートに指定されたアスペクト比で画定されることとしても良い。図9は、変形例におけるオーダシート912を示す説明図である。図9のオーダシート912は、トリミング枠TFのアスペクト比を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄であるアスペクト比指定欄9130を有する以外は、図4のオーダシート910と同様である。オーダシート912のアスペクト比指定欄9130は、複数のアスペクト比に体操する複数のマーク部9132を有し、これらのマーク部9132は、本実施例では、複数のマーク部9132は、内側が空白である楕円状の図形であり、トリミング枠TFのアスペクト比を指定するマークMKの記入をユーザから受け付ける。図9に示す例では、複数のマーク部9132の各々には、それぞれ対応するトリミング枠TFのアスペクト比として、「4:3」,「3:2」,「16:9」の各文字がそれぞれ付されている。これによって、ユーザは、所望のアスペクト比をオーダシートで指定することができる。
また、第1の実施例では、枠線CLの認識(ステップS120)は、印刷インデックス画像IGpとスキャン・インデックス画像IGsとの間の色差分値Vcdを算出することによって行われることとしたが(図6)、スキャン・インデックス画像IGsから特定色を抽出することによって行われることとしても良い。図10は、変形例における枠線CLを認識する様子を示す説明図である。図10に示す例では、印刷装置10のメイン制御部110は、予め設定されている特定色を、スキャン・インデックス画像IGsから抽出し、その抽出結果Vexに示される図形を枠線CLとして認識する。これによって、枠線CLの記入に用いられる筆記具が予め設定されている場合に、枠線CLの認識精度を向上させることができる。この場合における特定色としては、例えば、蛍光色、金属色(金色,銀色)など、印刷装置10に用いられている印刷インクで表現しにくい色が適切である。なお、印刷用紙指定欄9110のマーク部9112や印刷態様指定欄9120のマーク部9123に記入されたマークMKについても、インデックス画像9121上の枠線CLの認識と同様に抽出結果Vexに基づいて認識されることとしても良い。
また、第1の実施例では、トリミング画像TGは、枠線CLに近似する矩形で画定されることとしたが(図7)、枠線CLのそのままの形状で画定されることとしても良い。図11および図12は、変形例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。図11に示す例では、印刷装置10のメイン制御部110は、特定された枠線CLをトリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGの除去部位CPを空白部BPに置き換えたトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。図12に示す例では、メイン制御部110は、図11の例と同様にして除去部位CPを特定した後(ステップS160)、元画像SGの除去部位CPを空白部BPに置き換え拡大したトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。なお、これらの変形例では、枠線CLは、矩形状である必要はなく、三角形状や丸状,星型状など自由な形状であっても良い。また、これらの変形例では、空白部BPに模様が施されることとしても良い。
また、印刷装置10のメイン制御部110は、除去部位CPを特定した後(ステップS160)、トリミング画像TGの適合性を判断することとしても良い。図13は、変形例における画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、除去部位CPを特定した後(ステップS160)、トリミング画像TGが予め設定された基準値を満たすか否かを判断する(ステップS162)。トリミング画像TGの適合性を判断するための基準値は、トリミング画像TGのアスペクト比であって良いし、元画像SGに対するトリミング枠TFの大きさであっても良い。トリミング画像TGが基準値を満たさない場合には(ステップS164)、メイン制御部110は、ディスプレイ部160やスピーカ(図示しない)を介してユーザに対して画像や音声による警告を行う(ステップS164)。その後、メイン制御部110は、元画像SG上にトリミング枠TFを重ね合わせた画像をディスプレイ部160に表示して、トリミング枠TFを修正するための指示をユーザからの入力ボタン部170を介して受け付け(ステップS166)、修正されたトリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。なお、この変形例では、トリミング画像TGが基準値を満たす場合に(ステップS164)、そのままトリミング画像TGが印刷されることとしたが、トリミング画像TGが基準値を満たす場合であっても、トリミング枠TFの修正受付(ステップS166)が行われることとしても良い。また、トリミング画像TGが基準値を満たさない場合に(ステップS164)、トリミング枠TFの修正受付(ステップS166)に代えて、印刷装置10のメイン制御部110が、トリミング枠TFを基準値に合わせ込むことによって修正を行うこととしても良い。
B.第2の実施例(塗り潰しによるトリミング範囲の指定):
第2の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線に代えて塗り潰しによってトリミング範囲が指定される点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図14は、第2の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に、図4に示したオーダシート910の印刷を行った後(ステップS110)、画像を印刷するための情報がユーザによって記入されたオーダシート910のスキャンを行う(ステップS115)。
図15は、第2の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図4のオーダシート910の一例を示す説明図である。図15のオーダシート910は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9110の複数のマーク部9112の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9120の複数のマーク部9123のいくつかの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9120の複数のインデックス画像9121のいくつかの上を塗り潰すように描かれた塗り潰し領域POとを有する。
図15に示す例では、印刷用紙指定欄9110には、「写真用紙‐カード」に対応するマーク部9112にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9120には、データ名「GD0110」,「GD0111」、「GD0114」,「GD0116」,「GD0117」,「GD0118」として識別される画像データに対応するマーク部9123にマークMKが記入され、それらの画像データのうち「GD0110」,「GD0117」として識別される画像データに対応するインデックス画像9121に塗り潰し領域POが記入されている。
図14の説明に戻り、図15に示したオーダシート910がスキャンされた後(ステップS115)、メイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9110のマーク部9112に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9120のマーク部9123に記入されたマークMK、印刷態様指定欄9120のインデックス画像9121に記入された塗り潰し領域POを認識する(ステップS220)。なお、マークMKや塗り潰し領域POの認識は、印刷インデックス画像IGpとスキャン・インデックス画像IGsとの間の色差分値Vcdを用いても良いし、特定色の抽出結果Vexを用いても良い。
マークMKおよび塗り潰し領域POがスキャン画像から認識された後(ステップS220)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート910に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、メイン制御部110は、その準備された画像に対応するインデックス画像9121上から塗り潰し領域POが認識されているか否かを判断する(ステップS250)。インデックス画像9121上から塗り潰し領域POが認識されていると判断された場合には(ステップS250)、メイン制御部110は、除去部位CPを特定し(ステップS160)、トリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
図16は、第2の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。第2の実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、特定された塗り潰し領域POに囲まれる部位に近似する矩形をトリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
なお、本実施例では、トリミング枠TFは、予め設定されたアスペクト比であって塗り潰し領域POに囲まれる部位に近似する矩形として画定されるが、他の実施形態では、塗り潰し領域POに囲まれる部位に近似する矩形は、予め設定されたアスペクト比である必要はなく、トリミング枠TFで示される元画像SG上の領域が、予め設定されたアスペクト比となるように拡大・縮小されることとしても良い。
以上説明した第2の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート910を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、元画像SGから削除される除去部位CPを塗り潰し領域POによって直感的に指定することができる。したがって、第2の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
C.第3の実施例(格子線によるトリミング範囲の指定):
第3の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線に代えて格子線によってトリミング範囲が指定される点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図17は、第3の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に画像データを読み出した後(ステップS105)、第1の実施例とは異なるオーダシートの印刷を行う(ステップS110)。
図18は、第3の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート930の一例を示す説明図である。図18のオーダシート930は、第1の実施例における図4のオーダシート910と同様に、マーク部9312を有する印刷用紙指定欄9310と、インデックス画像9321,データ名9322,マーク部9323を有する印刷態様指定欄9320とを備えるが、インデックス画像9321上に格子線9330が付されている点が異なる。本実施例では、格子線9330は、インデックス画像9321上に縦および横にそれぞれ同数の点線を等間隔に配置して構成され、図18に示す例では、縦および横にそれぞれ7本の点線を等間隔に配置して構成される。
図19は、第3の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図18のオーダシート930の一例を示す説明図である。図19のオーダシート930は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9310の複数のマーク部9312の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9320の複数のマーク部9323のいくつかの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9320の複数のインデックス画像9321のいくつかの上の格子線9330に沿って描かれた線分LSとを有する
図19に示す例では、印刷用紙指定欄9310には、「写真用紙‐L判」に対応するマーク部9312にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9320には、データ名「GD0310」,「GD0311」、「GD0314」,「GD0316」,「GD0317」,「GD0318」として識別される画像データに対応するマーク部9323にマークMKが記入され、それらの画像データのうち「GD0310」, 「GD0311」, 「GD0314」,「GD0317」として識別される画像データに対応するインデックス画像9321に線分LSが記入されている。
図19に示す例では、データ名「GD0310」に対応する線分LSは、インデックス画像9321の中央に区画された「5×5」の矩形を囲む四本の線分であり、データ名「GD0311」に対応する線分LSは、インデックス画像9321の角部を含む「5×5」の矩形を囲む二本の線分であり、データ名「GD0314」に対応する線分LSは、インデックス画像9321の一辺の一部を含む「5×5」の矩形を囲む三本の線分であり、データ名「GD0317」に対応する線分LSは、インデックス画像9321を二つに仕切る一本の線分である。
図17の説明に戻り、図18に示したオーダシート930の印刷(ステップS110)、図19に示したオーダシート930のスキャン(ステップS115)が行われた後、印刷装置10のメイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9310のマーク部9312に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9320のマーク部9323に記入されたマークMK、印刷態様指定欄9320のインデックス画像9321に記入された線分LSを認識する(ステップS320)。なお、マークMKや線分LSの認識は、印刷インデックス画像IGpとスキャン・インデックス画像IGsとの間の色差分値Vcdを用いても良いし、特定色の抽出結果Vexを用いても良い。
マークMKおよび線分LSがスキャン画像から認識された後(ステップS320)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート930に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、メイン制御部110は、その準備された画像に対応するインデックス画像9321上から線分LSが認識されているか否かを判断する(ステップS350)。インデックス画像9321上から線分LSが認識されていると判断された場合には(ステップS350)、メイン制御部110は、除去部位CPを特定し(ステップS160)、トリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
図20は、第3の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。第3の実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、特定された線分LSに近接する格子線9330で区画された矩形をトリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
例えば、図19に示したオーダシート930の場合には、データ名「GD0310」に関しては、インデックス画像9321の中央に区画された「5×5」の矩形がトリミング枠TFとして画定され、データ名「GD0311」に関しては、インデックス画像9321の角部を含む「5×5」の矩形がトリミング枠TFとして画定され、データ名「GD0314」に関しては、インデックス画像9321の一辺の一部を含む「5×5」の矩形がトリミング枠TFとして画定され、データ名「GD0317」に関しては、線分LSによって仕切られた二つ矩形のうち面積の大きい方の矩形がトリミング枠TFとして画定される。
以上説明した第3の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート930を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、元画像SGから削除される除去部位CPを、格子線9330に沿った線分LSによって正確に指定することができる。また、格子線9330によって囲まれる個々の矩形のアスペクト比は、印刷されるトリミング画像TGのアスペクト比と同一であるため、横および縦で矩形の個数を同数に揃えることによって、印刷されるトリミング画像TGのアスペクト比を適切な値に維持することができる。したがって、第3の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
D.第4の実施例(定規によるトリミング範囲の指定):
第4の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線に代えて定規を用いてトリミング範囲が指定される点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図21は、第4の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に画像データを読み出した後(ステップS105)、第1の実施例とは異なるオーダシートの印刷を行う(ステップS110)。
図22は、第4の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート940の一例を示す説明図である。図22のオーダシート940は、第1の実施例における図4のオーダシート910と同様に、マーク部9412を有する印刷用紙指定欄9410と、インデックス画像9421,データ名9422,マーク部9423を有する印刷態様指定欄9420とを備えるが、インデックス画像9421に縦定規9432および横定規9434が付されている点が異なる。本実施例では、縦定規9432および横定規9434の各々は、等間隔に区切られ、各間隔には内側が空白である丸状の目盛を有する。
図23は、第4の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図22のオーダシート940の一例を示す説明図である。図23のオーダシートは、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9410の複数のマーク部9412の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9420の複数のマーク部9423のいくつかの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9420の複数のインデックス画像9421のいくつかに付された縦定規9432および横定規9434を塗り潰した目盛SC1,SC2,SC3,SC4とを有する。本実施例では、一つのインデックス画像9421に関して、その縦定規9432には、一組の目盛SC1,SC2が記入され、その横定規9434には、一組の目盛SC3,sc4が記入され、合計二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4が記入されている。
図23に示す例では、印刷用紙指定欄9410には、「写真用紙‐L判」に対応するマーク部9412にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9420には、データ名「GD0410」,「GD0413」、「GD0414」,「GD0416」として識別される画像データに対応するマーク部9423にマークMKが記入され、それらの画像データのうち「GD0410」,「GD0414」として識別される画像データに対応するインデックス画像9321にそれぞれ二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4が記入されている。
図21の説明に戻り、図22に示したオーダシート940の印刷(ステップS110)、図23に示したオーダシート940のスキャン(ステップS115)が行われた後、印刷装置10のメイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9410のマーク部9412に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9420のマーク部9423に記入されたマークMK、印刷態様指定欄9420のインデックス画像9321に記入された二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4を認識する(ステップS420)。
マークMKや二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4がスキャン画像から認識された後(ステップS420)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート940に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、メイン制御部110は、その準備された画像に対応するインデックス画像9421に記入された二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4が認識されているか否かを判断する(ステップS450)。インデックス画像9421上から二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4が認識されていると判断された場合には(ステップS450)、メイン制御部110は、除去部位CPを特定し(ステップS160)、トリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
図24は、第4の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。第4の実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、特定された二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4の中心からそれぞれ延びる垂線PD1,PD2および垂線PD3,PD4で囲まれる矩形をトリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
以上説明した第4の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート940を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、トリミング画像TGとして残される元画像SG上の部位を正確に指定することができる。したがって、第4の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
E.第5の実施例(定規によるトリミング範囲の指定):
第4の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線に代えて定規を用いてトリミング範囲が指定される点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図25は、第5の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第4の実施例と同様に、図22に示したオーダシート940の印刷を行った後(ステップS110)、画像を印刷するための情報がユーザによって記入されたオーダシート940のスキャンを行う(ステップS115)。
図26は、第5の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図22のオーダシート940の一例を示す説明図である。図26のオーダシートは、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9410の複数のマーク部9412の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9420の複数のマーク部9423のいくつかの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9420の複数のインデックス画像9421のいくつかに付された縦定規9432を塗り潰した目盛SCvと、印刷態様指定欄9420の複数のインデックス画像9421のいくつかに付された横定規9434を塗り潰した目盛SChとを有する。
図26に示す例では、印刷用紙指定欄9410には、「写真用紙‐カード」に対応するマーク部9412にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9420には、データ名「GD0410」,「GD0413」、「GD0414」,「GD0416」として識別される画像データに対応するマーク部9423にマークMKが記入され、データ名「GD0410」の画像データに関しては目盛SCvおよび目盛SChが記入され、データ名「GD0413」の画像データに関しては目盛SChが記入され、データ名「GD0414」の画像データに関しては目盛SCvが記入されている。
図25の説明に戻り、図26に示したオーダシート940がスキャンされた後(ステップS115)、メイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9410のマーク部9412に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9420のマーク部9423に記入されたマークMK、印刷態様指定欄9420のインデックス画像9121に記入された目盛SCvおよび目盛SChを認識する(ステップS520)。
マークMKや目盛SCv,目盛SChがスキャン画像から認識された後(ステップS520)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート940に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、メイン制御部110は、その準備された画像に対応するインデックス画像9421に記入された目盛SCvおよび目盛SChの少なくとも一方が認識されているか否かを判断する(ステップS550)。インデックス画像9421上から目盛SCvおよび目盛SChの少なくとも一方が認識されていると判断された場合には(ステップS550)、メイン制御部110は、除去部位CPを特定し(ステップS160)、トリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
図27は、第5の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。第5の実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、目盛SCvで示されるインデックス画像9421の横方向の領域と、目盛SChで示されるインデックス画像9421の縦方向の領域とを合わせた対応領域COで囲まれる矩形を、トリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
なお、例えば、図26に示したオーダシート940の場合には、データ名「GD0413」に関しては、目盛SChで示されるインデックス画像9421の縦方向の対応領域COを除いた矩形がトリミング枠TFとして画定され、データ名「GD0414」に関しては、目盛SCvで示されるインデックス画像9421の横方向の対応領域COを除いた矩形がトリミング枠TFとして画定される。
以上説明した第5の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート940を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、元画像SGから削除される除去部位CPを正確に指定することができる。したがって、第5の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
F.第6の実施例(トリミングパターンによるトリミング範囲の指定):
第6の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線に代えてトリミングパターンを用いてトリミング範囲が指定される点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図28は、第6の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に画像データを読み出した後(ステップS105)、第1の実施例とは異なるオーダシートの印刷を行う(ステップS110)。
図29は、第6の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート960の一例を示す説明図である。図29のオーダシート960は、第1の実施例における図4のオーダシート910が有する印刷用紙指定欄9110と同様の印刷用紙指定欄9610と、画像データに基づく画像の個々に関する印刷態様を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄である印刷態様指定欄9620とを有する。
オーダシート960の印刷態様指定欄9620は、読み出された画像データの各々を識別する識別子であるデータ名9622と、各画像データに基づく画像を示すインデックス画像9621と、その画像をトリミングなしで印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9630と、インデックス画像9621上に付された矩形状の図形である複数のトリミングパターンTP1,TP2,TP3と、各トリミングパターンTP1,TP2,TP3にそれぞれ対応し画像をトリミングして印刷する指示の記入をユーザから受け付ける候補マーク部9631,9632,9633とを有する。本実施例では、各トリミングパターンTP1,TP2,TP3の形状は、予め設定された画像解析基準に基づいて画像毎に決定される。
図30は、第6の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図29のオーダシート960の一例を示す説明図である。図30のオーダシート960は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9610の複数のマーク部9612の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9620のマーク部9630および候補マーク部9631,9632,9633のいくつかの内側を塗り潰したマークMKとを有する
図30に示す例では、印刷用紙指定欄9610には、「写真用紙‐2L判」に対応するマーク部9612にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9620には、データ名「GD0610」に関しては、トリミングパターンTP2に対応する候補マーク部9632にマークMKが記入され、データ名「GD0611」に関しては、マーク部9630にマークMKが記入され、データ名「GD0612」に関してはマークMKの記入はなく、データ名「GD0613」に関しては、トリミングパターンTP1に対応する候補マーク部9631にマークMKが記入されている。
図28の説明に戻り、図29に示したオーダシート960の印刷(ステップS110)、図30に示したオーダシート960のスキャン(ステップS115)が行われた後、印刷装置10のメイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9610のマーク部9612に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9320のマーク部9630および候補マーク部9631,9632,9633に記入されたマークMKを認識する(ステップS620)。
マークMKがスキャン画像から認識された後(ステップS620)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート960に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否か、すなわち、マーク部9630および候補マーク部9631,9632,9633のいずれかにマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、候補マーク部9631,9632,9633のいずれかにマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS650)。候補マーク部9631,9632,9633のいずれかにマークMKが認識さていると判断された場合には(ステップS650)、メイン制御部110は、除去部位CPを特定し(ステップS160)、トリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
図31は、第6の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。第6の実施例では、印刷装置10のメイン制御部110は、複数のトリミングパターンTP1,TP2,TP3のうちマークMKが記入された候補マークに対応するトリミングパターンTPcを、トリミング枠TFとして画定し、そのトリミング枠TFの外側を除去部位CPとして特定する(ステップS160)。その後、メイン制御部110は、元画像SGから除去部位CPを切り取ったトリミング画像TGを、印刷用紙指定欄9110に指定された印刷用紙に適合する大きさで、その指定された印刷用紙に印刷する(ステップS170)。
以上説明した第6の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理に関するユーザからの要求を、オーダシート960を利用して受け付けることができる。また、ユーザは、トリミングパターンTP1,TP2,TP3の一つを選択することによって、トリミング画像TGとして残される画像上の部位を容易に指定することができる。したがって、第6の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
G.第7の実施例(トリミング実施の指定):
第7の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線によるトリミング範囲の指定に代えて、オーダシートを用いてトリミングの要否の指定をユーザから受け付けた後、ユーザからトリミングの調整を受け付ける点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
図32は、第7の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に画像データを読み出した後(ステップS105)、第1の実施例とは異なるオーダシートの印刷を行う(ステップS110)。
図33は、第7の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート970の一例を示す説明図である。図33のオーダシート970は、第1の実施例における図4のオーダシート910が有する印刷用紙指定欄9110と同様の印刷用紙指定欄9710と、画像データに基づく画像の個々に関する印刷態様を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄である印刷態様指定欄9720とを有する。オーダシート970の印刷態様指定欄9720は、読み出された画像データの各々を識別する識別子であるデータ名9722と、各画像データに基づく画像を示すインデックス画像9721と、その画像をトリミングなしで印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9723と、その画像をトリミングして印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9724とを有する。
図34は、第7の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図33のオーダシート970の一例を示す説明図である。図34のオーダシート970は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9710の複数のマーク部9712の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9720のマーク部9723やマーク部9724を塗り潰したマークMKとを有する
図34に示す例では、印刷用紙指定欄9710には、「写真用紙‐カード」に対応するマーク部9712にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9720には、データ名「GD0710」,「GD0715」に関しては、マーク部9724にマークMKが記入され、データ名「GD0711」,「GD0712」,「GD0713」,「GD0716」,「GD0717」,「GD0718」に関しては、マーク部9723にマークMKが記入され、データ名「GD0714」に関しては、マーク部9723,9724のいずれにもマークMKが記入されていない。
図32の説明に戻り、図33に示したオーダシート970の印刷(ステップS110)、図34に示したオーダシート970のスキャン(ステップS115)が行われた後、印刷装置10のメイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9710のマーク部9712に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9720のマーク部9723,9724に記入されたマークMKを認識する(ステップS720)。
マークMKがスキャン画像から認識された後(ステップS720)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート970に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否か、すなわち、マーク部9723,9724のいずれか一方にマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、マーク部9724にマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS750)。マーク部9724にマークMKが認識さていると判断された場合には(ステップS750)、メイン制御部110は、元画像SG上にトリミング枠TFを重ね合わせた画像をディスプレイ部160に表示して、トリミング画像TGを調整するための指示をユーザからの入力ボタン部170を介して受け付ける(ステップS760)。その後、メイン制御部110は、調整されたトリミング画像TGの印刷を行う(ステップS170)。
以上説明した第7の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対するトリミング処理の要否に関するユーザからの要求を、オーダシート970を利用して受け付けることができる。したがって、第7の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
H.第8の実施例(フチなし印刷の指定):
第8の実施例における印刷装置10の構成および動作は、枠線によるトリミング範囲の指定に代えて、オーダシートを用いて「トリミングの要否」および「フチなし印刷の要否」の指定をユーザから受け付けた後、ユーザからトリミングの調整を受け付ける点以外、第1の実施例における印刷装置10の構成および動作と同様である。
本説明において、「フチなし印刷」は、印刷媒体900のフチ(縁)に余白ができないように印刷する機能を意味する。本実施例では、「フチなし印刷」は、印刷画像を印刷媒体900よりも大きめに印刷することによって実現されるが、印刷媒体900からの印刷画像のはみ出しをなくすために、印刷画像を印刷媒体900と同じ大きさに印刷することによって実現しても良い。図35は、フチあり状態で画像が印刷された印刷媒体900の一例を示す説明図である。「フチなし印刷」が必要とされない通常印刷の場合、すなわち「フチあり印刷」の場合には、図35に示す様に、印刷媒体900のフチには余白906が形成され、余白906に囲まれた印刷領域902に画像が印刷される。
図36は、第8の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。印刷装置10のメイン制御部110は、第1の実施例と同様に画像データを読み出した後(ステップS105)、第1の実施例とは異なるオーダシートの印刷を行う(ステップS110)。
図37は、第8の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート980の一例を示す説明図である。図37のオーダシート980は、第1の実施例における図4のオーダシート910が有する印刷用紙指定欄9110と同様の印刷用紙指定欄9810と、画像データに基づく画像の個々に関する印刷態様を指定するための情報の記入をユーザから受け付ける受付欄である印刷態様指定欄9820とを有する。オーダシート980の印刷態様指定欄9820は、読み出された画像データの各々を識別する識別子であるデータ名9822と、各画像データに基づく画像を示すインデックス画像9821と、その画像を「トリミングなし」かつ「フチなし」で印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9823と、その画像を「トリミングなし」かつ「フチあり」で印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9824と、その画像を「トリミングあり」かつ「フチなし」で印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9825と、その画像を「トリミングあり」かつ「フチあり」で印刷する指示の記入をユーザから受け付けるマーク部9826とを有する。
図38は、第8の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図37のオーダシート980の一例を示す説明図である。図38のオーダシート980は、画像を印刷するためにユーザによって記入された情報として、印刷用紙指定欄9810の複数のマーク部9812の一つの内側を塗り潰したマークMKと、印刷態様指定欄9820のマーク部9823,9824,9825,9826を塗り潰したマークMKとを有する
図38に示す例では、印刷用紙指定欄9810には、「写真用紙‐L版」に対応するマーク部9812にマークMKが記入され、印刷態様指定欄9820には、データ名「GD0810」に関しては、「トリミング印刷(フチなし)」を示すマーク部9825にマークMKが記入され、データ名「GD0811」に関しては、「トリミング印刷(フチあり)」を示すマーク部9826にマークMKが記入され、データ名「GD0814」に関しては、「印刷印刷(フチなし)」を示すマーク部9823にマークMKが記入され、データ名「GD0818」に関しては、「印刷印刷(フチあり)」を示すマーク部9824にマークMKが記入されている。
図36の説明に戻り、図37に示したオーダシート980の印刷(ステップS110)、図38に示したオーダシート980のスキャン(ステップS115)が行われた後、印刷装置10のメイン制御部110は、スキャナ部130から取得したスキャン画像から、印刷用紙指定欄9810のマーク部9812に記入されたマークMKや、印刷態様指定欄9820のマーク部9823,9824,9825,9826に記入されたマークMKを認識する(ステップS820)。
マークMKがスキャン画像から認識された後(ステップS820)、印刷装置10のメイン制御部110は、オーダシート980に示された順序で最初の画像を印刷するための準備を行った後(ステップS130)、準備された画像を印刷するか否か、すなわち、マーク部9823,9824,9825,9826のいずれかにマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS140)。準備された画像を印刷することが決定されると(ステップS140)、「トリミング印刷」を示すマーク部9825,9826にマークMKが認識されたか否かを判断する(ステップS850)。
マーク部9825,9826にマークMKが認識さていると判断された場合には(ステップS850)、メイン制御部110は、元画像SG上にトリミング枠TFを重ね合わせた画像をディスプレイ部160に表示して、トリミング画像TGを調整するための指示をユーザからの入力ボタン部170を介して受け付ける(ステップS860)。その後、マーク部9825,9826のうち「フチなし印刷」を示すマーク部9825にマークMKが認識されている場合、メイン制御部110は、調整されたトリミング画像TGをフチなし状態で印刷する(ステップS875)。一方、マーク部9825,9826のうち「フチあり印刷」を示すマーク部9826にマークMKが認識されている場合、メイン制御部110は、調整されたトリミング画像TGをフチあり状態で印刷する(ステップS877)。
「印刷実行(フチなし)」を示すマーク部9823にマークMKが認識されている場合(ステップS850,S852)、メイン制御部110は、元画像SGをフチなし状態で印刷する(ステップS855)。一方、「印刷実行(フチあり)」を示すマーク部9824にマークMKが認識されている場合(ステップS850,S852)、メイン制御部110は、元画像SGをフチあり状態で印刷する(ステップS857)。
以上説明した第8の実施例の画像印刷技術によれば、印刷装置10は、印刷される画像に対する「フチなし印刷」の要否に関するユーザからの要求を、オーダシート980を利用して受け付けることができる。したがって、第8の実施例の画像印刷技術は、オーダシートを利用した画像印刷の利便性を向上させることができる。
なお、第8の実施例では、画像毎に「フチなし印刷」の要否の指定を受け付ける態様としたが、他の実施形態として、オーダシートに示された画像の全てに対する「フチなし印刷」の要否の指定を一括して受け付けても良い。例えば、図33に示しオーダシート970に、「全画像をフチなし印刷」の文字が付されたマーク部と、「全画像を通常印刷」の文字が付されたマーク部とを追加したオーダシートを用いて、全画像に対する「フチなし印刷」の要否の指定を一括して受け付けても良い。
I.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、前述の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、第1の実施例における枠線CL、第2の実施例における塗り潰し領域PO、第3の実施例における格子線9330に沿った線分LS、第4の実施例における二組の目盛SC1,SC2および目盛SC3,SC4、第5の実施例における目盛SCv,SChの各実施例におけるトリミング範囲の指定を、二つ以上組み合わせることとしても良い。また、第1の実施例における変形例を、第2ないし8の実施例に適用することとしても良い。また、パーソナルコンピュータと印刷装置とスキャナ装置とを備えるコンピュータシステムにおいて、パーソナルコンピュータに記憶されている画像データを、印刷装置を用いて印刷する場合に、本発明を適用することとしても良い。
印刷装置10の外観構成を示す斜視図である。 印刷装置10の内部構成を示す説明図である。 第1の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第1の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート910の一例を示す説明図である。 第1の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図4のオーダシート910の一例を示す説明図である。 枠線CLを認識する様子を示す説明図である。 除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 変形例における印刷インデックス画像IGpを示す説明図である。 変形例におけるオーダシート912を示す説明図である。 変形例における枠線CLを認識する様子を示す説明図である。 変形例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 変形例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 変形例における画像印刷処理を示すフローチャートである。 第2の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第2の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図4のオーダシート910の一例を示す説明図である。 第2の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 第3の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第3の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート930の一例を示す説明図である。 第3の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図18のオーダシート930の一例を示す説明図である。 第3の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 第4の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第4の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート940の一例を示す説明図である。 第4の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図22のオーダシート940の一例を示す説明図である。 第4の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 第5の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第5の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図22のオーダシート940の一例を示す説明図である。 第5の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 第6の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第6の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート960の一例を示す説明図である。 第6の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図29のオーダシート960の一例を示す説明図である。 第6の実施例における除去部位CPを特定する様子およびトリミング画像TGを印刷する様子を示す説明図である。 第7の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第7の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート970の一例を示す説明図である。 第7の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図33のオーダシート970の一例を示す説明図である。 フチあり状態で画像が印刷された印刷媒体900の一例を示す説明図である。 第8の実施例において印刷装置10のメイン制御部110によって実行される画像印刷処理を示すフローチャートである。 第8の実施例において印刷装置10によって印刷されたオーダシート980の一例を示す説明図である。 第8の実施例において画像を印刷するための情報がユーザによって記入された図37のオーダシート980の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…印刷装置
110…メイン制御部
112…画像読出部
114…オーダシート印刷制御部
116…スキャン認識部
118…トリミング印刷制御部
120…印刷部
130…スキャナ部
140…カードスロット
150…通信コネクタ
160…ディスプレイ部
170…入力ボタン部
200…キャリッジ
210…印刷ヘッドユニット
211〜216…インク吐出ヘッド
240…キャリッジ駆動部
250…印刷媒体搬送部
810…記憶媒体
820…外部機器
900…印刷媒体
902…印刷領域
906…余白
910,912…オーダシート
9110…印刷用紙指定欄
9112…マーク部
9120…印刷態様指定欄
9121…インデックス画像
9122…データ名
9123…マーク部
9130…アスペクト比指定欄
9132…マーク部
930…オーダシート
9310…印刷用紙指定欄
9312…マーク部
9320…印刷態様指定欄
9321…インデックス画像
9322…データ名
9323…マーク部
9330…格子線
940…オーダシート
9410…印刷用紙指定欄
9412…マーク部
9420…印刷態様指定欄
9421…インデックス画像
9422…データ名
9423…マーク部
9432…縦定規
9434…横定規
960…オーダシート
9610…印刷用紙指定欄
9612…マーク部
9620…印刷態様指定欄
9621…インデックス画像
9622…データ名
9630…マーク部
9631,9632,9633…候補マーク部
970…オーダシート
9710…印刷用紙指定欄
9712…マーク部
9720…印刷態様指定欄
9721…インデックス画像
9722…データ名
9723,9724…マーク部
980…オーダシート
9810…印刷用紙指定欄
9812…マーク部
9820…印刷態様指定欄
9821…インデックス画像
9822…データ名
9823,9824,9825,9826…マーク部
MK…マーク
CL…枠線
PO…塗り潰し領域
LS…線分
SC1,SC2,SC3,SC4…目盛
PD1…垂線
PD3…垂線
SCh,SCv…目盛
CO…対応領域
TP1,TP2,TP3…トリミングパターン
SG…元画像
TG…トリミング画像
TF…トリミング枠
CP…除去部位
IGp…印刷インデックス画像
IGs…インデックス画像
Vcd…色差分値
Vex…抽出結果
BP…空白部

Claims (20)

  1. 画像データに基づく画像を印刷装置で印刷する印刷方法であって、
    前記画像データが記憶されている記憶媒体から該画像データを読み出す工程と、
    前記印刷装置が、前記読み出された画像データを示すインデックス画像を用いて前記画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付けるオーダシートを、印刷する工程と、
    前記オーダシートをスキャンすることによって、前記オーダシートに記入された記入情報を認識する工程と、
    前記印刷装置が、前記認識された記入情報に基づいて、前記画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する工程と
    を備える印刷方法。
  2. 前記トリミング画像を印刷する工程は、前記認識された記入情報に基づいて、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位を特定する工程を含む請求項1記載の印刷方法。
  3. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記記入情報を認識する工程は、前記インデックス画像上に記入された枠線を前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記インデックス画像における前記認識された枠線の外側を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  4. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記記入情報を認識する工程は、前記インデックス画像上で塗り潰された領域を前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記インデックス画像における前記認識された領域を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  5. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記オーダシートを印刷する工程は、格子状の格子線を前記インデックス画像上に描画する工程を含み、
    前記記入情報を認識する工程は、前記格子線に沿って記入された線分を前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記インデックス画像における前記認識された線分によって示される矩形の外側を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  6. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記オーダシートを印刷する工程は、前記インデックス画像の辺に沿った定規を前記オーダシートに設ける工程を含み、
    前記記入情報を認識する工程は、前記定規に記入された目盛を前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記インデックス画像における前記認識された目盛に対応する領域を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  7. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記オーダシートを印刷する工程は、前記インデックス画像の直行する二つの辺に沿った定規を前記オーダシートに設ける工程を含み、
    前記記入情報を認識する工程は、前記二つの定規にそれぞれ記入された二組の目盛を前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記インデックス画像における前記認識された二組の目盛からそれぞれ延びる垂線で囲まれる矩形の外側を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  8. 請求項1記載の印刷方法であって、
    前記オーダシートを印刷する工程は、
    前記トリミング画像の候補を示す複数のトリミングパターンを前記インデックス画像上に描画する工程と、
    前記複数のトリミングパターンに対応したマークの記入を前記ユーザから受け付ける複数のマーク記入部を前記オーダシートに設ける工程と
    を含み、
    前記記入情報を認識する工程は、前記複数のマーク記入部に記入されたマークを前記記入情報として認識する工程を含み、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、前記マークが認識されたマーク記入部に対応する前記トリミングパターンの外側を、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位として特定する工程を含む印刷方法。
  9. 前記格子線を描画する工程は、前記格子線によって囲まれる矩形のアスペクト比が、前記印刷されるトリミング画像のアスペクト比と同じになるように、前記格子線を前記インデックス画像上に描画する工程である請求項5記載の印刷方法。
  10. 前記オーダシートを印刷する工程は、前記オーダシートに印刷されるインデックス画像の明るさ,彩度の少なくとも一方を、前記記入情報の認識精度に応じて調整する工程を含む請求項3ないし5のいずれか記載の印刷方法。
  11. 前記オーダシートを印刷する工程は、前記オーダシートに印刷されるインデックス画像を構成する印刷ドットを間引く工程を含む請求項3ないし5のいずれか記載の印刷方法。
  12. 前記トリミング画像を印刷する工程は、前記トリミング画像のアスペクト比,サイズの少なくとも一方が基準値を満たさない場合に、前記ユーザに警告を発する工程を含む請求項3ないし7のいずれか記載の印刷方法。
  13. 前記トリミング画像を印刷する工程は、前記トリミング画像のアスペクト比,サイズの少なくとも一方を基準値に基づいて修正する工程を含む請求項3ないし7のいずれか記載の印刷方法。
  14. 前記記入情報を認識する工程は、前記印刷される際のオーダシートと、前記スキャンされる際のオーダシートとの間における色差分に基づいて、前記記入情報を認識する工程を含む請求項1ないし13のいずれか記載の印刷方法。
  15. 前記記入情報を認識する工程は、前記スキャンされる際のオーダシートに記入された特定色に基づいて、前記記入情報を認識する工程を含む請求項1ないし13のいずれか記載の印刷方法。
  16. 請求項1ないし15のいずれか記載の印刷方法であって、
    前記トリミング画像を印刷する工程は、
    前記トリミング画像の印刷に先立って、該トリミング画像をディスプレイに表示する工程と、
    前記トリミング画像の印刷に先立って、前記ユーザから該トリミング画像の修正を受け付ける工程と
    を含む印刷方法。
  17. 画像データに基づく画像を印刷する印刷装置であって、
    前記画像データが記憶されている記憶媒体から該画像データを読み出す画像読出部と、
    前記読み出された画像データを示すインデックス画像を用いて前記画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付けるオーダシートを印刷する制御を行うオーダシート印刷制御部と、
    前記オーダシートをスキャンすることによって、前記オーダシートに記入された記入情報を認識するスキャン認識部と、
    前記認識された記入情報に基づいて、前記画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する制御を行うトリミング印刷制御部と
    を備える印刷装置。
  18. 前記トリミング印刷制御部は、前記認識された記入情報に基づいて、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位を特定するトリミング特定部を備える請求項17記載の印刷装置。
  19. 画像データに基づく画像を印刷する機能を印刷装置のコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが、前記画像データが記憶されている記憶媒体から該画像データを読み出す機能と、
    前記コンピュータが、前記読み出された画像データを示すインデックス画像を用いて前記画像を印刷するための情報の記入をユーザから受け付けるオーダシートを印刷する制御を行う機能と、
    前記コンピュータが、前記オーダシートをスキャンすることによって、前記オーダシートに記入されている記入情報を認識する機能と、
    前記コンピュータが、前記認識された記入情報に基づいて、前記画像をトリミングしたトリミング画像を印刷する制御を行う機能と
    を実現させるためのプログラム。
  20. 更に、前記コンピュータが、前記認識された記入情報に基づいて、前記トリミング画像のために前記画像から除去される部位を特定する機能を実現させるための請求項19記載のプログラム。
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