JP6556359B2 - ガス発生器 - Google Patents

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Description

本発明は、概して、例えば、エアバッグ等の自動車安全モジュールに取り付けられるように設計されるガス発生器に関する。
従来技術において、ガス発生器の部品を、頑丈な組立体を得るためにともに摩擦溶接することが知られている。例えば、特許文献1は、ともに摩擦溶接される3つの部品を備えるガス発生器を開示している。しかしながら、このシステムは、2つの部品をまずともに溶接してから、3つ目の部品に摩擦溶接しなければならないため、製造が煩雑であることが特に欠点である。この中間作業により、サイクル時間が延び、製造コストが増す。
仏国特許出願公開第2922007号
本発明の1つの目的は、上述の欠点を克服することであり、特に、第1には、1回の摩擦溶接作業でともに溶接される3つの部品を備え、その組立てには複雑な作業を必要としないガス発生器を提案することである。
このために、本発明の第1の態様は、
ガスを発生させるように構成された少なくとも1つの火工品(pyrotechnic substance:火薬)と、
摩擦溶接によってともに固定される少なくとも第1の部品及び第2の部品によって形成される少なくとも1つの部分組立体と、
第1の部品及び第2の部品のうちの少なくとも一方に摩擦溶接によって固定される少なくとも1つの第3の部品と、を備え、
第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの一方とは、それぞれ、第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方との間の少なくとも2自由度を一時的に制限するとともに、第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方とを、第1の部品及び第2の部品のうちの他方に同時に慣性溶接することを可能にするように設けられた位置決め接点(indexing interface)を有することを特徴とする、ガス発生器に関する。この実施態様によれば、第3の部品は、摩擦溶接中に他の2つの部品のうちの一方によって駆動される(entrained)ように、この一方の部品に位置決めされ(indexed)、これにより、第3の部品が他方の部品に同時に摩擦溶接されることが可能になる。位置決め接点は、摩擦溶接作業の前に、第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方との間で解除可能又は可逆的な位置決めをもたらすために設けられる。換言すれば、位置決め接点は、製造中、第1の部品及び第2の部品のうちの他方に摩擦溶接する直前に中間部分組立体を得るために、第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方の上又は中に第3の部品を(例えば、自由な又は付勢による相互係止、自由な又は付勢による挿入、スナップ嵌めによって)位置決めするのに十分である。したがって、溶接作業中、第3の部品は第1の部品又は第2の部品によって位置決めされているため、第1の部品及び第2の部品に対する把持ツールのみを準備すればよいことが理解される。こうして、製造は簡略化され、より迅速になるとともに、必要な投資が少なくなる。
第1の部品及び第2の部品は、摩擦溶接領域に沿ってともに固定され、第3の部品は、上記摩擦溶接領域において、第1の部品及び第2の部品のうちの少なくとも一方に、上記第1の部品及び上記第2の部品の上記摩擦溶接(又は慣性摩擦溶接とも称される)によって固定されることが有利である。この実施態様によれば、3つの部品全てに対して摩擦溶接領域は1つのみである。なお、摩擦溶接は、組付けする部品を押し付け合い、その間、部品のうちの一方を固定するとともに他方を回転させることで、摩擦により生じる温度上昇を引き起こすことによって行われる。温度の上昇は、材料、したがってペーストの粘稠度の混合に役立つとともに、2つの部品から生じ、これにより、これらの部品の組付けが可能になる。摩擦溶接領域は、少なくとも、溶接作業中に押し戻された(flowed back)材料のビード、すなわち、ばり(burr)の存在によって特徴付けられる(必要に応じて、ビードは追加の作業によって除去することができる)。通常、溶接領域はシールされ、非常に頑丈である。本実施態様によれば、第1の部品、第2の部品、及び第3の部品が同じ領域において溶接されることから、これにより、材料のビード、すなわち、ばりが共通のものとなり、組立体のサイズが低減される。実際、2つの別個のビードの形成のための空間を残す必要はない。材料を顕微鏡で見ると、3つの部品は同じ熱影響領域を共有することがわかる。
第1の部品及び第2の部品は、所定の厚さの壁を有し、第3の部品は、第1の部品及び/又は第2の部品の厚さの半分未満の厚さの壁を有することが有利である。換言すれば、第3の部品は、第1の部品及び/又は第2の部品よりもはるかに薄く、それにより、第1の部品と第2の部品との間の固定に影響を与えることなく摩擦溶接することが可能であるとともに、薄い部品をはるかに厚い部品に摩擦によって固定することが可能である。溶接作業中、第1の部品又は第2の部品は、第3の部品に対する支持体として機能する。換言すれば、本発明は、薄い第3の部品を、他の2つのより厚い部品間の溶接と同位置において摩擦溶接することを提案し、これにより、摩擦溶接が可能でなかった薄い第3の部片を摩擦溶接することが可能になる。第1の部品と第2の部品との間には堅固な溶接部が得られ、第3の部品と第1の部品及び/又は第2の部品との間には少なくとも1つのシールされた溶接部が得られる。第1の部品及び第2の部品は、1.2mm〜3mmの厚さを有し、第3の部品は、0.5mm〜1.5mmの厚さを有することが有利である。
摩擦溶接は、回転慣性工具を用いた溶接作業によって行われ、位置決め接点は、溶接作業中、回転慣性工具と第3の部品との間が接触することなく、第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方による第3の部品の回転駆動を保証するために設けられることが有利である。
位置決め接点は、第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方によって、回転慣性工具の回転軸に沿った第3の部品の並進運動を阻止するように設けられることが有利である。換言すれば、この位置決めは、鍛造力の方向における機械的なストッパーをもたらす。
第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方とは、それぞれ、第1の部品及び第2の部品のうちの他方に溶接される側壁を有し、第3の部品の側壁は、第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方の側壁において保持されることが有利である。したがって、摩擦溶接されるのと、部品の保持及びセンタリングを確実にするのとは、同じ壁である。したがって、センタリング及び保持は、内力の全てを生じる溶接領域に可能な限り近付くことから有効である。
位置決め接点は、第3の部品の側壁及び/又は第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方の側壁の特定の変形領域を含むことが有利である。位置決め接点は、1個〜10個の特定の変形部を含むことができ、好ましくは6個の変形部を含む。変形部は、ガス発生器の回転対称軸に関して、対ごとに正反対の位置にあることが好ましい。この構成では、第3の部品の窪みに対する軸方向の溶接力の影響が抑えられる。
変形領域は、ガス発生器の内部に面する凹部であることが有利である。これらの凹部は、プレス機及びパンチを用いて材料を押し返すことによって容易に作製される。
位置決め接点は、第4の部品を部分組立体に圧着する固定領域を形成することが有利である。第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方の壁の1つの面において位置決めするものとして機能する凹部は全て、当然ながら、第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方の壁の他方の面に圧着するための固定部として機能する。実際、圧着には中空部(溝、ウェル、凹部)が必要であり、本発明は、第3の部品に設けられる位置決め接点を用いることを提案している。換言すれば、位置決め接点は、第1の部品又は第2の部品の他方の面において第4の部品を圧着するのに再び用いられる。
第4の部品は、自動車安全モジュールにおけるガス発生器の固定接点として機能するように構成されたカラーを備えることが有利である。カラーには、固定穴又は脚柱を設けることができる。
部分組立体は、加圧ガスを含む室を形成することが有利である。
部分組立体は、ガス発生器の燃焼室を形成するとともに、上記少なくとも1つの火工品の加圧燃焼を制御するように構成された少なくとも1つの管を備え、第3の部品は、上記少なくとも1つの管と上記少なくとも1つの火工品との間に配置されることが有利である。第3の部品は、燃焼室の中心の、火工品と単数又は複数の管との間にある。
火工品は、燃焼室にランダムに充填されたペレットの形態とすることができるが、一体ブロックの形態とすることもできる。
ガス発生器は、第3の部品と上記少なくとも1つの管との間に配置される少なくとも1つのフィルターを備えることが有利である。
第3の部品は、固定格子(setting screen)であることが有利である。このような格子(screen)は、摩擦溶接されると、ガス発生器の構造に強固に取り付けられ、これにより、ガス発生器の動作中に発生するガス流に耐えることが可能になる(数リットル〜数十リットルのガス、すなわち0.1モル〜10モルのガスが、5ms〜100msの範囲の時間で格子を通過する)。
第3の部品は、蓋であることが有利である。摩擦溶接によってもたらされるシールにより、火工品は、長期間(例えば、15年にのぼる)にわたり水から隔離されて格納されることが保証される。
第1の部品は、底部及び側壁を有し、側壁は、ガス発生器の製造中、底部と、上記少なくとも1つの火工品を受け取るように構成された開口との間に配置され、
第3の部品は、第1の部品内に収容され、開口と上記少なくとも1つの火工品との間に配置されることが有利である。
第1の部品は、側壁を有し、第3の部品は、第1の部品の側壁と少なくとも部分的に密着する側壁を有することが有利である。
第2の部品は、壁を有し、
第1の部品は、第2の部品の壁に対して垂直の側壁を有し、
第3の部品は、第2の部品の壁に対して垂直の側壁を有し、
摩擦溶接は、第2の部品の上記壁と、第1の部品の上記垂直側壁と、第3の部品の上記垂直側壁との連結部において行われることが有利である。
第1の部品の側壁と第3の部品の側壁との間の径方向の遊びは、0.5mm未満であることが有利である。
部分組立体は、外筐を形成し、第2の部品は、第1の部品の開口を閉鎖することが有利である。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様に係るガス発生器を少なくとも1つ備える自動車安全モジュールに関する。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様に係るガス発生器を少なくとも1つ備える自動車に関する。
したがって、本発明の1つの態様は、
ガスを発生させるように構成された少なくとも1つの火工品と、
摩擦溶接領域に沿って摩擦溶接によってともに固定される少なくとも1つの第1の部品及び1つの第2の部品によって形成される少なくとも1つの部分組立体と、
部分組立体に固定される少なくとも1つの第3の部品と、を備え、
第3の部品は、上記摩擦溶接領域において、第1の部品及び第2の部品のうちの少なくとも一方に、上記第1の部品及び第2の部品の上記摩擦溶接によって固定されることを特徴とする、ガス発生器に関する。
第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの一方とは、それぞれ、第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方との間の少なくとも2自由度を一時的に阻止するとともに、第3の部品と第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方とを、第1の部品及び第2の部品のうちの他方に同時に慣性摩擦溶接することを可能にするように設けられた位置決め接点を有することが有利である。
本発明の最後の態様は、
第3の部品を第1の部品及び第2の部品のうちの一方に位置決めするステップと、
第1の部品及び第2の部品のうちの上記一方を、第1の部品及び第2の部品のうちの他方に摩擦溶接するステップと、
を含む、第1の態様に係るガス発生器を製造する方法に関する。
本発明の更なる特徴及び利点が、非限定的な例として与えられるとともに、添付図面に示されている、本発明の一実施形態の以下の詳細な記載からより明らかになる。
摩擦溶接された2つの部品によって形成される燃焼室を備える、本発明に係るガス発生器の断面図である。 図1のガス発生器の摩擦溶接領域における詳細図である。
図1は、第1の部品10を第2の部品20に摩擦溶接することによって基本的に形成された燃焼室60を備え、火工品70と、点火部分組立体80と、第3の部品30とを含むガス発生器を示している。
第4の部品40が、第2の部品と第4の部品40に設けられた拡散穴42との間にフィルター50を配置するために、圧着によって第1の部品10に固定される。さらに、第4の部品40は、ガス発生器を安全モジュール(エアバッグ)に固定するか、又は、例えば、車両のステアリングホイール上に直接固定するために、脚柱41が配置されるカラーを備える。
火工品70は、燃焼室60内にランダムに充填されたペレットの形態であるが、ペレットを整列して充填することも想定することができ、又は、推進薬の一体ブロックの形態で与えられる火工品も想定することができる。
ここでは、点火部分組立体80は、燃焼室内にその外筐が位置し、コネクタピンがガス発生器の外部からアクセス可能であるように、第1の部品10にオーバーモールドされる。一方、例えば、第1の部品10上に溶接された金属部品に電子火工式点火器を圧着する等の他の組立ても可能である。
ガス発生器は、回転形状、ディスク形状を有し、上述したように、第1の部品10は、第2の部品20に摩擦溶接される。実際、回転対称の幾何形状を有する部品は、回転慣性溶接(rotary inertia welding)という別名でも知られる摩擦溶接に好適である。そのような溶接作業中、溶接される2つの部品は、クランプジョーに堅く保持され、一方の部品(例えば、第1の部品10)を高速で回転させ、次いで、静止したままの第2の部品20に押し付ける。それにより、これらの2つの部品間には摩擦が生じ、これによって加熱がもたらされ、ひいては物質の軟化が引き起こされる。これにより、2つの部品は、軸方向のスラスト力の作用によって、ともに強固に固定される。
このような溶接の結果が、図1において、溶接領域の両側に材料のビード、すなわち、ばりの形態で見て取れる。第1の部品10の両側に設けられたこれらのビード91及び93は、図2においてより明確に見て取れる。これらのビード91及び93は、摩擦溶接中に、軸方向力又は鍛造力の作用により「押し込まれた(driven in)」第1の部品10の材料によって基本的に形成されるが、第3の部品30の材料によっても形成される。2つのビード91及び93のみが形成されて、2つの部品が第2の部品20に溶接されることに留意されたい。こうして押し込まれる、すなわち軸方向変位の値は、「材料消費」と呼ぶことができ、ガス発生器の摩擦溶接部の十分な耐久及びシールを得るために最小の材料消費が求められる。例えば、第1の部品10の厚さが2ミリメートルの場合、摩擦溶接部は、材料消費が1.5ミリメートル〜2.5ミリメートルであれば、ガス発生器内の圧力条件に耐えることが可能であると考えることができる。溶接部がこの仕様を満たすには、溶接される2つの部品を十分高温にしなければならず、また、2つの部品のうちの一方のみが高温になることがないように、同様の部品厚さを選択するものとすることが好ましい。したがって、実質的に異なる厚さの2つの部品を溶接することは現実的でない。一方、本発明は、2つの厚い部品(第1の部品10及び第2の部品20)と同時かつ同位置において、変形しやすいがために慣性溶接が容易でなかったより薄い第3の部品30を溶接することを提案する。
当然ながら、回転速度及び鍛造力等の他のパラメーターを監視しなければならない。2013年4月発行のUSCAR−24再訂版の規格等の自動車安全性に関する現行のシール性仕様をこの溶接部が満たすことを確認するために、ヘリウムシール試験を行うこともできる。例えば、完全に火工式のガス発生器の場合、ヘリウムの漏れ率が1×10−4cm/atm/s未満である燃焼室を、シールされているものとみなすことができる(燃焼室内には最初に100%のヘリウムを含む)。
上記で説明したように、第3の部品30は、燃焼室60において、火工品70と、第2の部品20の管21との間に配置される。管21は、(通常、交通事故が電子制御ユニットによって検出されるのに続いて)火工品70が点火部分組立体80によって点火されると、その燃焼を制御するように構成されている。
図1及び特に図2に示されているように、第1の部品10及び第2の部品20を接続するのと同じ摩擦溶接部において、第3の部品がこれらの2つの部品10及び20に固定される。実際、材料ビード93は、第1の部品10の材料及び第3の部品30の材料の双方によって形成され、特に、これらの2つの部品10及び30間には形成されない。第1の部品10及び第3の部品30のコア又は壁は、材料ビード91及び93間に位置する。
さらに、第1の部品10と第2の部品20と第3の部品30との間には隙間又は空間が存在しなくなることも、図2の断面図において見て取れる。換言すれば、これらの3つの部品10、20、及び30のうちの1つは残りの部品に連続的に続いている。点線92及び94は、図2において、部品間の材料のこの連続性を示すのに表示されている。
したがって、第3の部品30は、第1の部品10及び第2の部品20と同じ摩擦溶接領域において溶接される。このために、本発明は、3つの部品10、20、及び30間の同時の摩擦溶接を可能にするために、第3の部品30を第1の部品10に対して位置決めすることを想定する。実際、第1の部品10は、側壁上の凹部11によって形成された位置決め接点を有し、この位置決め接点は、第3の部品30の側壁における凹部31によって形成された、第3の部品30の位置決め接点と係合する。
したがって、第3の部品30は、溶接作業の前に第1の部品10に押し込む又は挿入することができ、これらの2つの部品10及び30が、ここで部分組立体を形成し、この部分組立体を、(例えば、第3の部品30が付勢により挿入されている場合)第1の部品10のみを把持することで取り扱うことができ、第2の部品20に摩擦溶接することができる。実際、第1の部品10及び第3の部品30の位置決め接点により、ガス発生器の軸100(摩擦溶接中の回転軸)周りのこれらの2つの部品間の回転が防止されるとともに、この同じ軸100に沿った並進が阻止され、溶接作業中に印加される鍛造力の作用によって第3の部品30が第1の部品10に対して後退することが防止される。
したがって、本発明は、第3の部品30を保持するのに特殊な道具を必要とすることなく(第1の部品10が第3の部品30を保持及び位置決めしているため)、同じ溶接作業中に第1の部品10、第2の部品20、及び第3の部品30を同時に溶接することを可能にする。
さらに、本発明は、第3の部品30を第1の部品10及び第2の部品20と同じ摩擦溶接領域において接続し、これにより、材料ビードの数を抑えることを提案する。
さらに、ガス発生器の軸100に面する(ガス発生器の内部、すなわち燃焼室60に面する)凹部11は、圧着作業のための理想的な接点を形成する。実際、このような中空の幾何形状は、外側の部品の材料が圧着作業中に(この例では径方向に)押し返されることを可能にする。
続いて、第4の部品の領域43が第1の部品10の凹部11に押し込まれた状態で、第4の部品40が第1の部品10に圧着される。これにより、第1の部品10の位置決め接点と共通であるこの圧着接点は、部品の設計及び製造の簡略化を可能にし、その結果、コストも低減される。
添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、当業者には明らかである種々の変更及び/又は改良を、本明細書に記載されている本発明の種々の実施形態に対して行うことができることが理解されよう。

Claims (14)

  1. ガスを発生させるように構成された少なくとも1つの火工品(70)と、
    摩擦溶接によってともに固定される少なくとも第1の部品(10)及び第2の部品(20)によって形成される少なくとも1つの部分組立体と、
    前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの少なくとも一方に摩擦溶接によって固定される少なくとも1つの第3の部品(30)と、を備え、
    前記第3の部品(30)と前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの一方とは、それぞれ、前記第3の部品(30)と前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの前記一方との間の少なくとも2自由度を一時的に制限するとともに、前記第3の部品(30)と前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの前記一方とを、前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの他方に同時に慣性溶接することを可能にするように設けられた位置決め接点を有し、
    前記位置決め接点は、前記第3の部品(30)の側壁及び/又は前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの前記一方の側壁の特定の変形領域を含むことを特徴とするガス発生器。
  2. 前記変形領域は、前記ガス発生器の内部に面する凹部(11)であることを特徴とする請求項1に記載のガス発生器。
  3. 前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)は、摩擦溶接領域に沿ってともに固定され、前記第3の部品(30)は、前記摩擦溶接領域において、前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの少なくとも一方に、前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)の前記摩擦溶接によって固定される、請求項1又は2に記載のガス発生器。
  4. 前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)は、所定の厚さの壁を有し、前記第3の部品(30)は、前記第1の部品及び/又は前記第2の部品(20)の前記厚さの半分未満の厚さの壁を有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載のガス発生器。
  5. 摩擦溶接は、回転慣性工具を用いた溶接作業によって行われ、前記位置決め接点は、前記溶接作業中、前記回転慣性工具と前記第3の部品(30)との間が接触することなく、前記第1の部品(10)及び前記第2の部品(20)のうちの前記一方による前記第3の部品(30)の回転駆動を保証するために設けられる、請求項1乃至4の何れか1項に記載のガス発生器。
  6. 前記位置決め接点は、第4の部品を前記部分組立体に圧着する固定領域(43)を形成する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス発生器。
  7. 前記第4の部品は、自動車安全モジュールにおける前記ガス発生器の固定接点として機能するように構成されたカラーを備える、請求項に記載のガス発生器。
  8. 前記部分組立体は、前記ガス発生器の燃焼室(60)を形成するとともに、前記少なくとも1つの火工品(70)の加圧燃焼を制御するように構成された少なくとも1つの管(21)を備え、前記第3の部品(30)は、前記少なくとも1つの管(21)と前記少なくとも1つの火工品(70)との間に配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガス発生器。
  9. 前記第3の部品(30)と前記少なくとも1つの管(21)との間に配置される少なくとも1つのフィルターを備える、請求項に記載のガス発生器。
  10. 前記第3の部品(30)は、固定格子である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のガス発生器。
  11. 前記第3の部品(30)は、蓋である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のガス発生器。
  12. 前記第1の部品(10)は、底部及び側壁を有し、該側壁は、前記ガス発生器の製造中、前記底部と、前記少なくとも1つの火工品(70)を受け取るように構成された開口との間に配置され、
    前記第3の部品(30)は、前記第1の部品(10)内に収容され、前記開口と前記少なくとも1つの火工品(70)との間に配置される、請求項1〜11のいずれか1項に記載のガス発生器。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のガス発生器を少なくとも1つ備える自動車安全モジュール。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のガス発生器を少なくとも1つ備える自動車。
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