JP4953983B2 - 筒状部品 - Google Patents

筒状部品 Download PDF

Info

Publication number
JP4953983B2
JP4953983B2 JP2007216946A JP2007216946A JP4953983B2 JP 4953983 B2 JP4953983 B2 JP 4953983B2 JP 2007216946 A JP2007216946 A JP 2007216946A JP 2007216946 A JP2007216946 A JP 2007216946A JP 4953983 B2 JP4953983 B2 JP 4953983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
gas
fixing
igniter
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007216946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009051236A (ja
Inventor
治彦 山下
照彦 大塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Corp filed Critical Daicel Corp
Priority to JP2007216946A priority Critical patent/JP4953983B2/ja
Priority to DE602008002865T priority patent/DE602008002865D1/de
Priority to EP08014464A priority patent/EP2028066B1/en
Priority to US12/230,032 priority patent/US7802813B2/en
Publication of JP2009051236A publication Critical patent/JP2009051236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4953983B2 publication Critical patent/JP4953983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D39/00Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders
    • B21D39/06Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders of tubes in openings, e.g. rolling-in
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R21/272Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/49Member deformed in situ

Description

本発明は、車両の人員拘束装置のインフレータ用の部品として使用できる筒状部品に関する。
ガス発生器などにおいて、点火器をハウジングに対してかしめて固定することはよく知られた技術である。
ガス発生器では、作動の際にハウジング内部で発生したガスが、当該ハウジングに形成されたガス排出口から排出されて、エアバッグ等に導入されるため、ガス排出口以外からのガス漏れが発生しないようにしなければならない。また特に固形ガス発生剤を使用したガス発生器では、相当期間(約10〜15年)は固形ガス発生剤が吸湿しないように、ハウジング内部をシールしておく必要がある。
そのため、点火器部分をかしめて固定したときに、隙間ができないことが必要であり、また作動時にガス圧が点火器に加わったときに点火器が抜け落ちることを防止する観点からも、ハウジングに対する点火器の固定は重要である。
ガス発生器の構成部品をかしめで固定する技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1のガス発生器ハウジングの外殻容器は筒形状であり、FIG.7,8に示されているとおり、一端部の開口端38には、その内周面にテーパー39が形成されている。そして、開口端部38の肉厚dと根本部分の肉厚dの比d/dが60%〜80%になることが開示されている(4欄)。そして、開口端部をかしめるときには、FIG.8に示すように、比較的大きなアールを有したかしめ固定構造にすることで、かしめ部分のクラックの発生を抑えようとしている。
USP 5,571,271
特許文献1の発明は、ハウジングなど比較的寸法が大きく取れる部分をかしめるときに適用できる技術であり、ガス発生器で用いる点火器のような径の小さい部品をかしめるときには、通常、直角に折り曲げるようにかしめる方法が適用されている。
しかし、前記のように直角に折り曲げるようにかしめた場合は、かしめ部分の形状等によっては、かしめ部分にしわやひび割れが発生して、隙間が発生したり、耐久性を低下させたりするおそれがある。
本発明は、部品をかしめにより固定した場合でも、かしめ部分にしわやひび割れを発生させず、高い気密性を長期間維持するとができる筒状部品を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、課題の解決手段として、
内部に挿入された固定対象部品を固定して保持するための筒状部品であり、
前記固定対象部品の固定方法が、前記筒状部品の一端開口部側の周壁を内側にかしめることで、前記固定対象部品を固定する方法であり、
前記筒状部品が、前記一端開口部側の周壁内周側の角部が面取りされたものであり、
前記面取りの程度が、前記開口部の周壁の厚みがTであるとき、外周面からTの厚み位置から、開口部端面からLの長さ部分までを面取りしたものであり、
(T−T)/Tが0.05〜0.9であり、(T−T)/Lが0.8〜1.2である、筒状部品を提供する。
筒状部品内に挿入された固定対象部品をかしめて固定する場合、筒状部品の一端開口部側の周壁を内側にかしめる(即ち、内側に折り曲げる)ことになる。このとき、前記周壁に生じる歪みにより、かしめた後にしわやひび割れが発生することがあり、それらが隙間を発生させる要因になるものと考えられる。
このような問題は、特許文献1の発明のように比較的大きなアールを有したかしめ固定構造にすれば解決できる。しかし、例えば、一般にエアバッグ用インフレータでは、点火器をかしめて固定するとき、固定部分はアールを有する構造ではなく、直角に折り曲げてかしめる方法が適用されているため、特許文献1の構造よりも周壁に歪みが生じやすく、それが原因で隙間が発生する可能性が高くなる。
本発明の筒状部品は、一端開口部側の周壁内周側の角部を特定の面取形状にすることで、かしめ時に折り曲げられる部分の柔軟性が向上されている。このため、前記一端開口部側の周壁を直角に内側に折り曲げてかしめて固定した場合でも、歪みが吸収されることから、しわやひび割れも発生せず、高い気密性を長期間維持することができる。
請求項2の発明は、課題の他の解決手段として、前記筒状部品の一端開口部側周壁の外周面側にテーパーが形成されており、前記開口部端面からのテーパー部分の長さLが、前記Lよりも大きい、請求項1記載の筒状部品を提供する。
このように、筒状部品の一端開口部側周壁の外周面側にテーパーが形成されたものにすることで、かしめた後の気密性の維持効果が高められるほか、かしめ作業も容易になる。
請求項3の発明は、課題の他の解決手段として、前記筒状部品が、車両の人員拘束装置のインフレータ用の部品であり、前記インフレータで用いる電気式点火器を挿入し、固定するためのものである、請求項1又は2記載の筒状部品を提供する。
本発明の筒状部品は、ガス発生剤のみをガス源とするパイロインフレータ、ガス発生剤と加圧ガスをガス源とするハイブリッドインフレータ、加圧ガスのみをガス源とするインフレータ(カーテンインフレータ等)、点火器の作動によりピストンを駆動させるアクチュエータ、シートベルトリトラクタに用いるガス発生器等の公知の各種インフレータにおいて、電気式点火器を固定するための各種ハウジング、例えば、インフレータハウジング、点火器ハウジング、ガス発生器ハウジングとして使用することができる。
本発明の筒状部品によれば、固定対象部品を挿入した後にかしめたとき、かしめ部分にしわやひび割れが発生することがないので、筒状部品と固定対象部品との間の気密性が維持できる。
<本発明の筒状部品を有するインフレータ>
図1により、本発明を説明する。図1は、本発明の筒状部品を含むインフレータの縦断面図であり、特開2003−226222号公報の図3と同じ図である(但し、前記公報の図3とは、筒状部品に相当するガス発生器ハウジングの形状が部分的に異なっている)。なお、本発明の筒状部品は、例えば、前記公報の図1、図2、図4〜図6、図10〜図12に対しても適用することができる。
インフレータ10は、加圧ガス室20と、ガス発生器30、ディフュザー部50とを有している。
加圧ガス室20は、筒状の加圧ガス室ハウジング22により外殻が形成されており、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス単体又は混合物からなる加圧ガスが充填されている。加圧ガス室ハウジング22は、軸方向及び半径方向に対して対称形となっているので、組み立て時に軸方向及び半径方向への向きを調整する必要がない。
加圧ガス室ハウジング22の側面には、加圧ガスの充填孔24が形成されており、加圧ガスを充填した後にピン26により閉塞されている。ピン26の先端部26aは加圧ガス室20内に突出されており、突出部はガス発生剤の燃焼ガス流が衝突される長さを有している。このピン26の突出部の長さを調整することで、ピン26自体に燃焼ガスを衝突させて、燃焼残渣を付着させることができる。ピン26の先端部26aは、対向する壁面22aに当接するまで延長することができる。
ガス発生器30は、ガス発生器ハウジング32内に収容された点火手段(電気式点火器)34とガス発生剤36とを含んでおり、加圧ガス室20の一端側に接続されている。このガス発生器ハウジング32が、本発明の筒状部品がかしめられた後の状態に相当する部品である。電気式点火器34は、点火器本体が金属製の点火器カラーに保持された周知のものである(点火器カラーは、例えば、特開2003−161599号公報の図1において番号2で示されたもの、特開平11−59314号公報の図1において番号100で示されたものである)。
ガス発生器ハウジング32と加圧ガス室ハウジング22は、接合部49において抵抗溶接されている。インフレータ10をエアバッグシステムに組み込むとき、点火手段34は、コネクタ、導線を介して、外部電源に接続される。
ガス発生剤36は、例えば、燃料であるニトログアニジン34質量%、酸化剤である硝酸ストロンチウム56質量%、結合剤であるカルボキシメチルセルロースナトリウム10重量%とからなるもの(排出ガス温度700〜1630℃)を用いることができる。この組成のガス発生剤36が燃焼したとき生じる燃焼残渣は、酸化ストロンチウム(融点2430℃)である。このため、燃焼残渣は溶融状態になることなく、塊状(スラグ状)に固化される。
加圧ガス室20とガス発生器30との間の第1連通孔38は、椀状の第1破裂板40で閉塞されており、ガス発生器30内は常圧に保持されている。第1破裂板40は、周縁部40aにおいてガス発生器ハウジング32に抵抗溶接されている。
第1破裂板40には、ガス排出孔42を有するキャップ44が、加圧ガス室20側から被せられている。このキャップ44は、第1破裂板40を覆うことにより、ガス発生剤36の燃焼により生じた燃焼ガスが必ずキャップ44を経由してガス排出孔42から噴出されるように取り付けられている。
複数のガス流出孔42の径は、好ましくは0.5〜2mm、より好ましくは0.5〜1.2mmである。複数のガス流出孔42の総開口面積は、好ましくは20〜1000mm、より好ましくは100〜500mmである。
キャップ44は、開口周縁部が外側に折り曲げられたフランジ部46を有しており、フランジ部46においてガス発生器ハウジング32の一部(かしめ部)48をかしめることで固定されている。
加圧ガス室20の他端側には、加圧ガス及び燃焼ガスを排出するガス排出孔52を有するディフュザー部50が接続されており、ディフュザー部50と加圧ガス室ハウジング22は、接合部54において抵抗溶接されている。
ディフュザー部50は、ガスを通過させる複数のガス排出孔52を有するキャップ状のものである。
複数のガス排出孔52の径は、好ましくは0.5〜2mm、より好ましくは0.5〜1.2mmである。複数のガス排出孔52の総開口面積は、好ましくは20〜1000mm、より好ましくは100〜500mmである。
加圧ガス室20とディフュザー部50との間の第2連通孔56は、第2破裂板58で閉塞されており、ディフュザー部50内は常圧に保持されている。第2破裂板58は、周縁部58aにおいてディフュザー部50に抵抗溶接されている。
次に、図1において、本発明の筒状部品に相当するガス発生器ハウジング32の詳細を図2(a)、(b)により説明する。図2(a)は、図1の部分拡大図、図2(b)は図2(a)の部分拡大図である。
図2(a)に示されているガス発生器ハウジング32は、ガス発生剤36(図1)が充填された後、内部に電気式点火器34が挿入されているが、未だ先端筒状部をかしめる前の段階であり、この段階のガス発生器ハウジング32が本発明の筒状部品となり、電気式点火器34が固定対象部品となる。
ガス発生器ハウジング32は、一端開口部61側の周壁内周面62と環状の端面63との境界にある角部が面取りされた環状の面取部64を有している。
面取部64の面取りの程度は、開口部61の周壁の厚みがTであるとき、外周面からTの厚み位置(図2では、端面63の厚みと一致する)から、端面63からLの長さ部分までを面取りしたものである。このとき、T、T、Lは、下記の関係を満たしている。
(T−T)/Tが0.05〜0.9、好ましくは0.1〜0.8であり、(T−T)/Lが0.8〜1.2、好ましくは1.0であること。
ガス発生器ハウジング32の一端開口部61側の外周面66側にテーパー部67が形成されている。図2(a)に示す外周面66とテーパー部67がなす角度αは、4〜9°が好ましく、より好ましくは5〜8°である。また、端面63からのテーパー部67の長さLは、Lよりも大きくなるように設定されており、L/Lは6〜65であることが好ましく、8〜20であることがより好ましい。なお、テーパー部67が形成されていないときは、上記の厚みTは、図2(b)に示す厚みT’と同じになる。
図2(a)に示すように、ガス発生器ハウジング32の内周面62には、環状段部65が設けられており、ここに挿入された電気式点火器34の点火器カラー35の内側環状面35bが当接された状態になっている。
そして、外周面66(テーパー部67)側からかしめられて、変形した面取部64を含む周壁が点火器カラー35の外側環状面35aを押圧するように直角に折り曲げられている(図1に示す状態)。このかしめにより、点火器カラー35が環状段部65に対して押し付けられた状態になり、電気式点火器34はガス発生器ハウジング32内に固定される。このとき、かしめられた部分が上記した特定形状を有しているため、かしめ時において先端筒状部に生じる歪みが吸収され、しわやひび割れが生じることがないため、隙間の発生が防止され、気密性が維持される。
<本発明の筒状部品(ガス発生器ハウジング)のかしめ方法>
次に、図3〜図5により、図2(a)に示す状態のガス発生器ハウジング32をかしめて、電気式点火器34を固定する方法について説明する。図3は、かしめに使用するかしめ具の斜視図、図4(a)、(b)は、かしめ具を用いたかしめ作業の説明図、図5はかしめ後のガス発生器ハウジング32の斜視図(但し、点火器は省略している)である。
図3に示すかしめ具70は、ロッド71と、その下端付近の両側において、正逆方向に回転自在に取り付けられた一対のホイール72、73を有している。図4に示すとおり、かしめ具70のホイール72、73は、それぞれの周囲に曲面からなるかしめ作用部72a、73aを有している。なお、図3、図4では、2つのホイールを有するかしめ具70の実施形態を示しているが、より安定したかしめ作業ができるため、ロッド71の周囲に等間隔で3つのホイールが取り付けられたかしめ具を用いることもできる。
図3、図4(a)、(b)に示すように、ロッド71を一方向に回転させながら、ロッド71に対して上から下に荷重をかけ、ホイール72のかしめ作用部72aとホイール73のかしめ作用部73aを、ガス発生器ハウジング32の環状の端面63に押し付ける。このとき、ロッド71が矢印の方向に回転しているため、ホイール72、73もそれぞれ矢印方向に回転しながら環状の端面63と接触するので、環状の端面63は全体が均等に押圧される。その結果、面取部64とテーパー部67を含む先端筒状部が、図4(b)、図5に示すように内側に直角に折り曲げられたように変形する。図5に示す部分63’、部分67’、部分66’は、それぞれ変形前の環状の端面63、テーパー部67、外周面66に相当する部分であることを示している。
図4(b)、図5に示す状態にまでかしめたとき、部分63’に近いほど歪みが生じてしわやひび割れが発生し易くなり、かしめ部分と点火器34(点火器カラー34)との間に隙間が形成されやすくなる。しかし、本発明の筒状部品(ガス発生器ハウジング32)を用いてかしめた場合には、特定形状の面取部64の作用により、変形時の歪みが吸収され、しわがひび割れの発生が防止される。
実施例1〜4、比較例1
図2(a)、(b)に示す面取部64を有するガス発生器ハウジング(筒状部品)32内に電気式点火器34(固定対象部品)を挿入した後、図3に示すかしめ具70を用いて、図4(a)、(b)に示すようにしてかしめた。面取部64のないガス発生器ハウジング(但し、テーパー部67は有している)を用いた場合を比較例1として、それぞれ表1に示す数だけかしめたときの不良品の個数を計測した。不良品かどうかの判断は、検査員が目視にて、図5に示す外観のひび割れの有無を確認し、ひび割れが認められたものを不良品とした。
また、実施例1〜4については、十分な強さで点火器34が固定されているかどうかを評価するために、次の試験をした。
かしめ終了後(図4(b)で、しわや割れがない状態)において、
(i)回転試験:ダミー点火器34に対して、測定治具を点火器34のカラーに差し込み、所定のトルク(1.3Nm以上)をかけたときに回転しないかどうかの試験、
(ii)脱落試験:点火器34を開口部61方向へ棒状の治具にて押し出したときに、所定の力まで脱落せずに持ち堪えることができるかどうかの試験(但し、棒状の治具で点火器34を押し出し易いように、開口部61をかしめた後、ガス発生器ハウジング32を第1連通孔38側で切断しておく)、
を行った。
Figure 0004953983
表1から明らかなとおり、実施例1〜4では、不良品は発生しなかった。これは、面取部64を有していることにより、柔軟性が増加されたため、かしめ時における変形による歪みが吸収されたためであると考えられる。一方、比較例1の計10個の不良品では、図5で示した部分67’にひび割れが発生していた。
本発明の筒状部品を含むインフレータの縦断面図。 (a)は図1のかしめ前の部分拡大図、(b)は(a)の部分拡大図。 本発明の筒状部品をかしめるときに用いるかしめ具の斜視図。 本発明の筒状部品のかしめ方法の説明図。 本発明の筒状部品をかしめた後の斜視図。
符号の説明
10 インフレータ
32 ガス発生器ハウジング
34 点火器
35 点火器カラー
35a 外側環状面
35b 内側環状面
61 開口部
63 環状端面
64 面取部
66 テーパー部

Claims (3)

  1. 内部に挿入された固定対象部品を固定して保持するための筒状部品であり、
    前記固定対象部品の固定方法が、前記筒状部品の一端開口部側の周壁を内側にかしめることで、前記固定対象部品を固定する方法であり、
    前記筒状部品が、前記一端開口部側の周壁内周側の角部が面取りされたものであり、
    前記面取りの程度が、前記開口部の周壁の厚みがTであるとき、外周面からT1の厚み位置から、開口部端面からL1の長さ部分までを面取りしたものであり、
    (T−T1)/Tが0.05〜0.9であり、(T−T1)/L1が0.8〜1.2であ
    さらに前記筒状部品が、一端開口部側周壁の外周面側にテーパーを有しており、前記開口部端面からのテーパー部分の長さL 2 が、前記L 1 よりも大きい、筒状部品。
  2. 2 /L 1 が6〜65である、請求項1記載の筒状部品。
  3. 前記筒状部品が、車両の人員拘束装置のインフレータ用の部品であり、前記インフレータで用いる電気式点火器を挿入し、固定するためのものである、請求項1又は2記載の筒状部品。
JP2007216946A 2007-08-23 2007-08-23 筒状部品 Active JP4953983B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216946A JP4953983B2 (ja) 2007-08-23 2007-08-23 筒状部品
DE602008002865T DE602008002865D1 (de) 2007-08-23 2008-08-13 Röhrenförmiges Gehäuse für einen Gasgenerator eines Airbags
EP08014464A EP2028066B1 (en) 2007-08-23 2008-08-13 Tubular gas generator housing for an airbag
US12/230,032 US7802813B2 (en) 2007-08-23 2008-08-21 Tubular part

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216946A JP4953983B2 (ja) 2007-08-23 2007-08-23 筒状部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009051236A JP2009051236A (ja) 2009-03-12
JP4953983B2 true JP4953983B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=39944426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007216946A Active JP4953983B2 (ja) 2007-08-23 2007-08-23 筒状部品

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7802813B2 (ja)
EP (1) EP2028066B1 (ja)
JP (1) JP4953983B2 (ja)
DE (1) DE602008002865D1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6031250B2 (ja) 2012-04-23 2016-11-24 株式会社ダイセル ガス発生器
JP6251662B2 (ja) * 2014-09-29 2017-12-20 株式会社ダイセル ガス発生器
JP6504963B2 (ja) 2015-08-05 2019-04-24 株式会社ダイセル 筒状ハウジング開口部の閉塞構造とガス発生器
JP6514067B2 (ja) 2015-08-19 2019-05-15 株式会社ダイセル ローリングかしめ具とそれを使用した筒部材開口部の閉塞方法
DE102016002937A1 (de) * 2016-03-11 2017-09-14 Trw Airbag Systems Gmbh Hybridgasgenerator, Gassackeinheit und Fahrzeugsicherheitssystem mit einem solchen Hybridgasgenerator sowie Verfahren zum Ausbilden einer Schockwelle
JP6691442B2 (ja) * 2016-06-27 2020-04-28 株式会社ダイセル ガス発生器

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0378576A (ja) * 1989-08-22 1991-04-03 Toyota Autom Loom Works Ltd ワッブル型圧縮機のピストンロッド連結構造及び連結方法
JP2700119B2 (ja) * 1992-10-09 1998-01-19 日本工機株式会社 エアバッグ展開用ガス発生装置
DE69324606T2 (de) 1992-08-28 1999-08-26 Nippon Koki Kk Gasgenerator zum Aufblasen eines Gaskissens
JPH079939A (ja) * 1993-06-22 1995-01-13 Nippon Koki Kk エアバッグ展開用ガス発生装置
US5711547A (en) * 1996-04-08 1998-01-27 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Pressure vessel with two-part closure structure
JPH1159314A (ja) 1997-08-12 1999-03-02 Daicel Chem Ind Ltd エアバッグ用ガス発生器
JP2002012125A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Takata Corp エアバッグインフレータ及びその製造方法
US6692040B1 (en) * 2000-10-03 2004-02-17 Lokring Technology Corporation Lokring fitting having improved anti-torsion capability
US6584911B2 (en) * 2001-04-26 2003-07-01 Trw Inc. Initiators for air bag inflators
US6820556B1 (en) 2001-11-21 2004-11-23 Daicel Chemical Industries, Ltd. Initiator assembly
JP4021178B2 (ja) 2001-11-21 2007-12-12 ダイセル化学工業株式会社 イニシエータ組立体
US7134689B2 (en) 2001-11-30 2006-11-14 Daicel Chemical Industries, Ltd. Inflator
JP2003226222A (ja) 2001-11-30 2003-08-12 Daicel Chem Ind Ltd インフレータ
WO2004011301A2 (en) * 2002-07-30 2004-02-05 Automotive Systems Laboratory, Inc. Gas generator
US7077428B2 (en) * 2003-07-07 2006-07-18 Autoliv Asp, Inc. Airbag initiator cover attachment apparatus and method
US7343862B2 (en) * 2004-05-27 2008-03-18 Automotive Systems Laboratory, Inc. Gas generating system
US7237801B2 (en) * 2004-08-31 2007-07-03 Automotive Systems Laboratory, Inc. Gas generating system
US7654565B2 (en) * 2005-06-02 2010-02-02 Automotive Systems Laboratory, Inc. Gas generating system
JP5020785B2 (ja) * 2007-11-12 2012-09-05 株式会社ダイセル ガス発生器

Also Published As

Publication number Publication date
DE602008002865D1 (de) 2010-11-18
US20090051152A1 (en) 2009-02-26
JP2009051236A (ja) 2009-03-12
EP2028066A1 (en) 2009-02-25
US7802813B2 (en) 2010-09-28
EP2028066B1 (en) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4953983B2 (ja) 筒状部品
EP1990088B1 (en) Small gas-generating device for gas actuator and pretensioner system
EP1960239B1 (en) A hybrid type gas generator containing a metal charge
US7125041B2 (en) Gas generator
US6460461B2 (en) Hybrid generator with perforating pillar and two-tube body
JPWO2008153097A1 (ja) スクイブならびにエアバッグ用ガス発生装置およびシートベルトプリテンショナー用ガス発生装置
EP1591159A1 (en) Gas producer
JP5815543B2 (ja) ガス発生器、ガス発生器用ホルダおよびガス発生器用ホルダの製造方法
EP3036052B1 (en) Manufacture method for double-swage airbag inflator vessel
JP2007314050A (ja) 点火器を含む装置
WO2017073475A1 (ja) ガス発生器
JP2005225346A (ja) エアバッグ用インフレータ
US8356408B2 (en) Method of manufacturing an inflator
WO2018051814A1 (ja) ガス発生器用フィルタおよびガス発生器
JP6556359B2 (ja) ガス発生器
JP5793605B2 (ja) ガス発生器
JP5231958B2 (ja) エアバッグ用インフレータ
JP4602663B2 (ja) 管材の仕切り方法並びにその方法により製造された管材及びガス発生器
JP4758849B2 (ja) ガス発生器
EP2925572B1 (en) Obturating element, gas generator provided with the latter and method for manufacturing same
WO2022239727A1 (ja) ガス発生器
JP7296242B2 (ja) ガス発生器
JP2012091110A (ja) ガス発生器およびガス発生器用ホルダ
JP2017065373A (ja) エアバッグ装置のインフレータ、およびエアバッグ装置
JP2016222179A (ja) エアバッグ装置のインフレータ、およびエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120313

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4953983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350