JP6608261B2 - 圧力センサの製造方法、圧力センサ - Google Patents
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Description
A1.圧力センサの構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのヒータ機能付き圧力センサ100の概略構成を示す模式図である。図1には、圧力センサ100の部分的な断面構成が示されている。図2は、圧力センサの100の部分的な拡大断面図である。以下の説明では、図1及び図2の上方側を軸線方向ODにおける後端側と呼び、図1及び図2の下方側を先端側と呼ぶ。また、軸線Oに近い側を径方向Yの内側、軸線Oから遠い側を径方向Yの外側、とも呼ぶ。圧力センサ100は、内燃機関のシリンダ内の圧力(燃焼圧力)を検出する機能を有している。本実施形態の圧力センサ100は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に取り付けられて、内燃機関の始動時における点火を補助するグロープラグとしても機能する。
図5は、圧力センサ100の製造方法を示すフローチャートである。本実施形態の圧力センサ100は、圧力センサ100を構成する各部材(主体金具110、キャップ部120、ヒータ150、センサ素子164、センサ固定部材132、伝達スリーブ134、ダイアフラム162、及び連結部材180)がそれぞれ用意され、組み付けられることによって製造される。
B1.圧力センサの構成:
図11は、第2実施形態における圧力センサ100aの接合部200a付近の拡大図である。本実施形態の接合部200aは、溶接ビード201a、202a、203aがそれぞれ連結部材180の外周を1周することにより、溶接ビードが軸線方向に3周隣り合った状態で形成されている。先端側の溶接ビード201aの上には溶接ビード202aが重なり、さらに、溶接ビード202aの上には最も後端の溶接ビード203aが重なっている。溶接ビード203aの軸線方向ODに沿った最大の幅W3aは、溶接ビード201a、溶接ビード202aの軸線方向ODに沿った幅W1a、W2aよりも大きい。また、最も後端の溶接ビード203aの軸線方向ODに沿った幅W3aは、溶接ビード203aの端部203tに向けて、小さくなっている。圧力センサ100aのその他の構成は、第1実施形態の圧力センサ100と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の圧力センサ100aの製造では、レーザ溶接工程(図5,ステップS18)において、レーザLZは連結部材180の軸線方向ODにおける先端181の位置から後端187側へ軸線方向ODに沿って相対的に移動されつつ照射され、ワーク500はレーザLZの照射開始から終了までの間に軸線Oを中心に3回転される。さらに、レーザ溶接工程では、レーザLZの出力を徐々に減少させるダウンスロープ制御が行われて、レーザLZの照射が終了される。
C1.参考例1:
上述の種々の実施形態では、連結部材180とヒータ150とのレーザ溶接工程において、軸線Oを中心にワーク500を回転させつつ、レーザLZを軸線方向ODに沿って相対的に移動させて照射した。こうすることで、らせん状の接合部200、200aを形成した。これに対し、レーザLZを軸線方向ODに沿って移動させずにワーク500を軸線Oを中心に1回転させながらレーザLZを照射した後、溶接ビード201、202(溶接ビード201a、202a、203a)が隣り合うようにレーザLZの照射軸を軸線方向ODに沿ってヒータ150に対して相対的に移動させ、その後レーザLZを照射してもよい。こうすることにより、円環状(溶接ビードの中心線の描く仮想曲線が閉じた閉曲線)の溶接ビードが軸線方向ODに複数重なった形状の接合部を形成してもよい。
上述の第1実施形態では、レーザ溶接工程において、ヒータ150に対してレーザLZを軸線方向ODに移動させているが、レーザLZに対してヒータ150を軸線方向ODに移動させてもよい。また、ヒータ150に対してレーザLZを相対的に移動させるのであれば、ヒータ150とレーザLZとを軸線方向ODに異なる速度でそれぞれ移動させてもよい。
上述の第1実施形態では、ワーク500を回転させてレーザLZを照射させているが、ワーク500を固定して、軸線Oを中心にレーザLZを回転させてもよい。また、ワーク500とレーザLZとを軸線Oを中心に異なる速度でそれぞれ回転させてもよい。
上述の種々の実施形態では、連結部材180の軸線方向ODにおける先端181の位置から、後端187側へレーザLZを相対的に移動させて照射しているが、第1の筒部183の軸線方向ODにおける後端側から、連結部材180の先端181側へレーザLZを相対的に移動させて照射してもよい。
上述の種々の実施形態では、溶接ビード201と溶接ビード202とは重なり合っているが、溶接ビード201と溶接ビード202との間に隙間が形成されていなければ、溶接ビード201と溶接ビード202とは重なり合っていなくともよい。
上述の種々の実施形態では、レーザLZとしてファイバーレーザが用いられているが、レーザLZは、他のレーザ、例えばパルスYAGレーザ、CO2レーザを用いてもよい。
上述の種々の実施形態では、ヒータ150はメタルヒータであるが、ヒータ150は、導電性を有するセラミック製の発熱素子が絶縁性を有するセラミック製の基体の内部に配置された構成を有する、セラミックヒータでもよい。
上述の種々の実施形態では、連結部材180の第2の筒部185は、第1の筒部183よりも大きな半径を有しているが、連結部材180の第2の筒部185は、第1の筒部183よりも小さな半径を有していてもよい。
上述の種々の実施形態では、棒状部材としてヒータ150を用いたが、棒状部材として金属製の円柱状部材を用いてもよい。この場合、円柱状部材は、その一端がキャップ部120の開口部125(ハウジング130の先端)から突出していなくともよい。
上述の種々の実施形態では、センサ素子164として、ピエゾ抵抗型素子を用いている。これに対し、センサ素子164としては、圧電素子など、異なる種類のセンサ素子を用いることとしてもよい。圧電素子を用いる場合には、圧電素子の両端面を所定の部材で挟持して、燃焼圧によってヒータ150が後方に押される力でその圧電素子を圧縮し、その圧縮力の変化に応じて発生する電気信号を測定することで燃焼圧を検出するように、圧力センサ100、100a、100bを構成してもよい。
110…主体金具
112…工具係合部
114…ネジ部
116…配線
120…キャップ部
122…円筒部
124…テーパ部
125…開口部
130…ハウジング
132…センサ固定部材
132a…外周面
133…フランジ部
134…伝達スリーブ
150…ヒータ
152…シース管
154…発熱コイル
155…絶縁粉末
156…シール部材
162…ダイアフラム
164…センサ素子
166…集積回路
170…中軸
180…連結部材
181…先端
182…先端部
183…第1の筒部
184…接続部
185…第2の筒部
186…後端部
187…後端
200、200a、200b…接合部
201、202、201a、202a、203a、201b、202b…溶接ビード
203t…端部
250…接合部
500…ワーク
600…チャック装置
610、612…円筒部
LZ…レーザ
O…軸線
OD…軸線方向
Y…径方向
Claims (5)
- 軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
前記ハウジング内に配置され、前記軸線方向に沿って変位可能な棒状部材と、
前記軸線方向に沿った前記棒状部材の変位を可能としつつ、自身の一端部が前記棒状部材の外周と連結され、自身の他端部が前記ハウジングと連結される筒状の連結部材と、
前記棒状部材の変位に応じて圧力を検出するセンサ素子と、を備える圧力センサの製造方法であって、
前記連結部材の一端部に前記連結部材側から周方向に沿ってレーザを照射することにより、前記連結部材の一端部と前記棒状部材とを溶接するレーザ溶接工程を備え、
前記レーザ溶接工程では、前記棒状部材に対して前記レーザを前記軸線方向に沿って相対的に移動させつつ、前記軸線方向に溶接ビードが隣り合うように、前記レーザを前記連結部材の外周に2周以上照射して、前記連結部材と前記棒状部材とを接合することを特徴とする、
圧力センサの製造方法。 - 請求項1に記載の圧力センサの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、前記レーザの出力を徐々に減少させるダウンスロープ制御を行って前記レーザの照射を終了させることを特徴とする、圧力センサの製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の圧力センサの製造方法であって、
前記レーザ溶接工程では、前記連結部材の前記軸線方向における一端の位置から他端側へ前記レーザを照射することを特徴とする、圧力センサの製造方法。 - 軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
前記ハウジング内に配置され、前記軸線方向に沿って変位可能な棒状部材と、
前記軸線方向に沿った前記棒状部材の変位を可能としつつ、自身の一端部が前記棒状部材の外周と連結され、自身の他端部が前記ハウジングと連結される筒状の連結部材と、
前記棒状部材の変位に応じて圧力を検出するセンサ素子と、を備える圧力センサであって、
前記連結部材の一端部は、前記連結部材と前記棒状部材とが混ざり合った接合部を介して前記棒状部材と連結され、
前記接合部は、前記連結部材の外周を周方向に1周する溶接ビードが前記軸線方向に2周以上隣り合って形成されており、
前記接合部は、先端側の溶接ビードと後端側の溶接ビードを備えたらせん状であることを特徴とする、
圧力センサ。 - 請求項4に記載の圧力センサであって、
前記棒状部材はヒータであることを特徴とする、圧力センサ。
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