JP5027026B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に取り付けられて気筒内の温度を測定する機能を備えたグロープラグに関するものである。
従来から、発熱ヒータの表面に温度センサを設けた温度測定用のグロープラグが知られている(例えば、特許文献1参照)。このグロープラグの主体金具の外面には、内燃機関の取付孔内に形成された雌ねじに対応するねじ山が形成されている。これによりグロープラグを内燃機関の取付孔に取り付けることができる。このグロープラグを用いて、内燃機関の気筒内の温度測定を行う場合、気筒内の所望の位置に向けて温度センサが配置されるように、グロープラグを内燃機関の取付孔に取り付けなければならない。
特開2001−336468号公報
しかしながら、特許文献1に記載のグロープラグでは、主体金具のねじ山のねじ切り開始位置は既に決まっている。つまり、そのねじ山を内燃機関の取付孔の雌ねじに螺合させると、気筒内における温度センサの向く方向は決まってしまう。そのため、主体金具のねじ山のねじ切り開始位置に対して温度センサを周方向にずらしたグロープラグを数本作製しておく必要があった。そしてその中から内燃機関の取付孔に取り付けられた状態で、温度センサが所望の方向に向けられたグロープラグを選択しなければならないため、非常に手間であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ヒータに設けられた温度センサの位置を周方向にずらして調節できるグロープラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のグロープラグは、軸孔を有し、内燃機関の取付孔内に設けられる雌ねじと螺合するねじ山が自身の外周面に形成された筒状の主体金具と、当該主体金具の前記軸孔内に保持されるヒータと、当該ヒータの軸中心から径方向にずれた位置に設けられる温度センサとを備えたグロープラグであって、前記主体金具は、軸線方向先端側に配置され、前記ヒータを自身の先端側から突出させる筒状の第1の主体金具と、軸線方向後端側に配置され、前記ねじ山が形成された筒状の第2の主体金具とが同一軸線上で接合してなるものであって、前記第1の主体金具の軸線方向後端部と、前記第2の主体金具の軸線方向先端部とが対向する一対の接合部において、一方の接合部には、周方向に配置された複数の凹部が設けられ、他方の接合部には、前記凹部に嵌る凸部が設けられている。
請求項1に係る発明のグロープラグでは、第1の主体金具と第2の主体金具とにおいて、一方の接合部に、他方の接合部に設けられた凸部が嵌る複数の凹部が周方向に並んで設けられているので、第1の主体金具と第2の主体金具とを周方向に相互にずらして接合できる。これにより、温度センサの位置を周方向にずらして調節できるので、内燃機関の取付孔にプラグを取り付けた状態で、温度センサを所望の位置に向けて配置することができる。
以下、本発明の一実施形態であるグロープラグ1の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、グロープラグ1の外観図であり、図2は、グロープラグ1の縦断面図であり、図3は、図2に示すI−I線矢視方向断面図であり、図4は、図3に示すII−II線矢視方向断面図であり、図5は、第1主体金具40と、第2主体金具50との接合態様を示す図であり、図6は、グロープラグ1の分解図である。なお、軸線O方向において、セラミックヒータ20の配置された側(図1,図2における下側)をグロープラグ1の先端側として説明する。
はじめに、本実施形態であるグロープラグ1の構造について説明する。図1に示すグロープラグ1は、例えば、直噴式ディーゼルエンジン150の取付孔154に取り付けられ、エンジン150の始動時の点火を補助する熱源として利用されるものである。
図2に示すように、グロープラグ1は、内部に発熱抵抗体27を有するセラミックヒータ20と、当該セラミックヒータ20を径方向に保持するヒータ保持部材80と、セラミックヒータ20の後端部に連結され、軸線Oに沿って後端側に延設された棒状の中軸30と、ヒータ保持部材80の後端部(後述する金具嵌合部83)に接合された筒状の第1主体金具40と、当該第1主体金具40の後端部(後述する第1接合端部45)に接合された筒状の第2主体金具50とを備えている。そして、第2主体金具50をエンジン150の取付孔154に取り付けることによって、グロープラグ1がエンジン150に取り付けられる。以下、各部材について順次説明する。
まず、セラミックヒータ20について説明する。図2に示すように、セラミックヒータ20は丸棒状に形成されている。その先端部22は、半球状に曲面加工された絶縁性セラミックからなる基体21を有する。その基体21の内部には、導電性セラミックからなる断面略U字状の発熱素子24が埋設されている。この発熱素子24は、先端部22の曲面にあわせて両端が略U字状に折り返された発熱抵抗体27(図2乃至図4参照)と、当該発熱抵抗体27の両端にそれぞれ接続され、セラミックヒータ20の後端部23に向けて軸線Oに沿って互いに略平行に延設されたリード部28,29とを備えている。なお、発熱抵抗体27は、その断面積がリード部28,29の断面積よりも小さくなるように形成されている。
また、セラミックヒータ20の中央より後端側の外周面には、リード部28,29から各々突出する電極取出部25,26が設けられている。電極取出部25,26は、軸線O方向の互いにずれた位置で各々露出されている。さらに、図3,図4に示すように、基体21の外表面には軸方向(図4中上下方向)に沿って溝35が形成されている。その溝35の内側には、2本の金属線38(図4では1本のみ図示)の先端が溶接された熱電対36がセメント37で覆うように埋設されている。なお、図3,図4に示す熱電対36が本発明の「温度センサ」に相当する。
このようなセラミックヒータ20を備えるグロープラグ1がエンジン150の取付孔154に取り付けられると、セラミックヒータ20の先端部22が燃焼室160内に露出される。そして、熱電対36によって先端部22の表面温度に極めて近い部分の温度を測定できる。即ち、燃焼室160において熱電対36が向く方向の温度を測定できる。
次に、ヒータ保持部材80について説明する。図2に示すように、ヒータ保持部材80は軸線O方向に延びる円筒状の金具である。このヒータ保持部材80の筒孔84には、セラミックヒータ20の胴部分が径方向に保持される。そして、そのセラミックヒータ20の先端部22及び後端部23が、筒孔84の両端から各々突出されている。また、ヒータ保持部材80の胴部81の後端側には、肉厚の鍔部82が形成されている。これら胴部81と鍔部82との間はテーパ状の係止部85で接続されている。従って、グロープラグ1がエンジン150の取付孔154に取り付けられる際には、この係止部85が、取付孔154内に設けられた段部156に係止される。これにより、取付孔154を介した燃焼室160内の気密漏れを防止できる。
また、鍔部82の後端には、第1主体金具40との接合を行うために、第1主体金具40の先端部41を外嵌めによる圧入によって嵌合させる段状の金具嵌合部83が設けられている。そして、セラミックヒータ20の電極取出部25,26のうち、先端側に形成された電極取出部25は、このヒータ保持部材80の筒孔84の内周面に接触している。これにより、電極取出部25とヒータ保持部材80とが電気的に接続されている。
また、ヒータ保持部材80の金具嵌合部83から後端側に露出されたセラミックヒータ20の後端部23には、金属製で筒状の接続リング75が嵌合されている。セラミックヒータ20の電極取出部26は、この接続リング75の内周面に接触している。これにより、電極取出部26と接続リング75とが電気的に接続されている。
さらに、第1主体金具40の先端部41が、ヒータ保持部材80の金具嵌合部83に接合することによって、第1主体金具40とヒータ保持部材80とが電気的に接続される。このとき、セラミックヒータ20の後端部23及び接続リング75が第1主体金具40の内側に配置される。さらに、セラミックヒータ20と第1主体金具40とがそれぞれヒータ保持部材80によって位置決めされ、第1主体金具40と接続リング75とが非接触の状態で維持される。
次に、第1主体金具40について説明する。図2,図6に示すように、第1主体金具40は、軸線O方向に貫通する軸孔43を有する筒状の金属部材である。この軸孔43の内側には、セラミックヒータ20の後端部23に接合された中軸30の先端側が内挿される。そして、第1主体金具40の先端部41は、ヒータ保持部材80の金具嵌合部83に対して圧入により嵌合される。さらに、この先端部41の内周は金具嵌合部83の外周に密着され、さらに外周から両者の合わせ部位がレーザ溶接される。これにより、第1主体金具40とヒータ保持部材80とが一体に接合される。
また、第1主体金具40の後端部には、図5に示すように、第2主体金具50の先端部(後述する第2接合端部55)と嵌合するために、凹凸状に形成された第1接合端部45が設けられている。即ち、この第1接合端部45の端面には、凸部47と凹部48とが交互に設けられている。凸部47及び凹部48は径方向から見た形状が何れも長方形状に形成され、それらの幅長は互いに同じ長さに調整されている。
次に、第2主体金具50について説明する。図2,図6に示すように、軸線O方向に貫通する軸孔53を有すると共に、第1主体金具40の第1接合端部45に接合される筒状の金属部材である。この軸孔53の内側には、セラミックヒータ20に接合された中軸30の後端側が内挿される。そして、第2主体金具50の後端側の外周面には、ねじ山が形成されたねじ部52が設けられている。ねじ部52は、グロープラグ1をエンジン150の取付孔154に取り付けた際に、その取付孔154に設けられる雌ねじ157と螺合して、グロープラグ1の固定を行うものである。
また、第2主体金具50のねじ部52よりも後端側には、エンジン150へのグロープラグ1の取り付けの際に使用される工具(図示外)が係合する断面六角形状の工具係合部56が形成されている。この工具係合部56の内側では軸孔53は拡径されている。
また、第2主体金具50の先端部には、図5に示すように、上述した第1主体金具40の第1接合端部45と嵌合するために、凹凸状に形成された第2接合端部55が設けられている。即ち、この第2接合端部55の端面には、凸部57と凹部58とが交互に設けられている。凸部57は、第1主体金具40の第1接合端部45の凹部48に対応する形状を備え、凹部58は、第1主体金具40の第1接合端部45の凸部47に対応する形状を備えている。
従って、第1主体金具40の第1接合端部45に対して、第2主体金具50の第2接合端部55を同軸上に押し込むことで、第1主体金具40の第1接合端部45の凹部48に、第2主体金具50の第2接合端部55の凸部57が嵌め合わされ、第2主体金具50の第2接合端部55の凹部58に、第1主体金具40の第1接合端部45の凸部47が嵌め合わされる。こうして、エンジン150の取付孔154の内側において、第1主体金具40と第2主体金具50とが互いに同軸上に接合される。そして、第1主体金具40と第2主体金具50とが接合した状態では、互いに周方向に回転しないようになっている。
次に、中軸30について説明する。図2に示すように、中軸30は軸線O方向に延設され、その長さが主体金具40の軸線O方向の長さよりも長く形成された金属棒である。この中軸30は、第1主体金具40の軸孔43の内側と、第2主体金具50の軸孔53の内側とに各々挿通される。中軸30の先端部31には、その先端に、接続リング75の内周に係合するため小径のリング係合部34が形成されている。このリング係合部34を接続リング75に係合させることで、セラミックヒータ20と中軸30とが接続リング75を介して軸線Oに沿って一体に連結される。さらに、中軸30の先端部31と接続リング75とは、外周から両者の合わせ部位がレーザにより溶接されることで一体に接合される。従って、中軸30は、接続リング75を介し、セラミックヒータ20の電極取出部26と電気的に接続される。そして、上記したように、セラミックヒータ20と、第1主体金具40とがそれぞれヒータ保持部材80に位置決めされる。従って、第1主体金具40の軸孔43の内側で、中軸30と主体金具40とが非接触の状態で維持されるので、電気的に絶縁される。
また、中軸30の後端部32は、その一部が第2主体金具50の後端よりも後方へ突出されている。この後端部32には、円筒状の樹脂製の絶縁ブッシュ91と、絶縁ブッシュ91の脱落を防止するための丸ナット92と、通電用のケーブル接続用の端子用ねじ93がこの順序で中軸30に嵌め込まれて固定される。
次に、上記構造からなるグロープラグ1のエンジン150への取り付け時における熱電対36の位置合わせ方法について説明する。まず、グロープラグ1の組み立てを行う。図6に示すように、セラミックヒータ20の後端部に接続リング75(図2参照)を介して中軸30を連結する。次いで、そのセラミックヒータ20を、ヒータ保持部材80の筒孔84(図2参照)の内側に保持させる。さらに、ヒータ保持部材80の筒孔84の後端側から突出する中軸30の後端部32に対して、第1主体金具40の軸孔43を先端側から被せるようにして通す。そして、ヒータ保持部材80の金具嵌合部83に、第1主体金具40の先端部41を嵌合させる。このとき、両者の合わせ部位に対して外周からレーザ溶接を行う。これにより、第1主体金具40とヒータ保持部材80とが一体に接合され、プラグ中間体200が完成する。
次いで、プラグ中間体200の後端側に突出する中軸30の後端部32に対して、第2主体金具50の軸孔53を先端側から被せるようにして通す。このとき、第2主体金具50の第2接合端部55を、第1主体金具40の第1接合端部45に対向させ、第1主体金具40と同軸上に取り付ける。そして、第1主体金具40の第1接合端部45と、第2主体金具50の第2接合端部55とを接合する。
つまり、図5に示すように、第1主体金具40の第1接合端部45の凹部48に、第2主体金具50の第2接合端部55の凸部57を嵌め合わせ、第2主体金具50の第2接合端部55の凹部58に、第1主体金具40の第1接合端部45の凸部47を嵌め合わせる。こうして、図1に示すように、第1主体金具40に対して、第2主体金具50が同軸上に接合される。次いで、プラグ中間体200に取り付けられた第1主体金具40の後端側に対して、絶縁ブッシュ91、丸ナット92、端子用ねじ93の順にそれぞれ取り付ける。こうして、グロープラグ1の組み立てが一時的に完了する。
次に、一時的に組み立てが完了したグロープラグ1を、エンジン150の取付孔154に取り付ける(図1,図2参照)。このとき、第2主体金具50のねじ部52のねじ山を、エンジン150の取付孔154に設けられた雌ねじ157に螺合させる。これにより、グロープラグ1がエンジン150の取付孔154に取り付けられ、セラミックヒータ20の先端部22が燃焼室160内に露出される。ここで、先端部22の外表面に埋設された熱電対36(図3参照)の向く方向は、ねじ部52のねじ山のねじ切り開始位置と、雌ねじ157のねじ切り開始位置とによって決まる。
しかしながら、熱電対36の向く方向が、燃焼室160内の目標の方向に対してずれている場合がある。この場合、グロープラグ1をエンジン150の取付孔154から一旦取り外す。そして、第1主体金具40と第2主体金具50との接合を取り外し、熱電対36の温側点と、燃焼室160内の目標の方向とのずれを補正するように、第1主体金具40と第2主体金具50とを互いにずらして再度接合する。例えば、熱電対36の向く方向が、燃焼室160内の目標の方向に対して90度ずれている場合は、第1主体金具40と第2主体金具50とを互いに90度ずらせばよい。そして、再接合したグロープラグ1を、エンジン150の取付孔154に再度取り付ける。これにより、熱電対36の温側点を、燃焼室160内の目標の方向に向けることができる。従って、燃焼室160内の所望の場所の温度を正確に検出できる。
また、図2に示すように、エンジン150の取付孔154に取り付けられたグロープラグ1では、ヒータ保持部材80の係止部85が、取付孔154内の段部156に係止されている。従って、そのヒータ保持部材80に溶接された第1主体金具40が取付孔154内で周方向に回転しない。そして、その第1主体金具40に接合された第2主体金具50についても、第1主体金具40に対して凹凸形状で互いに嵌め合う接合態様であるので、取付孔154内で周方向に回転しない。
以上説明したように、本実施形態のグロープラグ1は、セラミックヒータ20と、該セラミックヒータ20を保持するヒータ保持部材80と、セラミックヒータ20の後端部23に連結された中軸30と、ヒータ保持部材80の後端部に接合された第1主体金具40と、該第1主体金具40の後端部に接合された第2主体金具50とを備える。セラミックヒータ20の先端部22には、温度測定用の熱電対36が埋設されている。そして、第1主体金具40の第1接合端部45には、凸部47と凹部48とが交互に設けられている。第2主体金具50の第2接合端部55には、凸部57と凹部58とが交互に設けられている。これにより、第1接合端部45の凹部48に、第2接合端部55の凸部57を嵌め合わせ、第2接合端部55の凹部58に、第1接合端部45の凸部47を嵌め合わすことができる。
ここで、グロープラグ1をエンジン150の取付孔154に取り付けた際に、熱電対36の向く方向が燃焼室160内の目標の方向に対してずれている場合がある。この場合、グロープラグ1をエンジン150の取付孔154から一旦取り外して、熱電対36の向く方向と、燃焼室160内の目標の方向とのずれを補正するように、第1主体金具40と第2主体金具50とを互いにずらして再接合する。そして、再接合したグロープラグ1を、エンジン150の取付孔154に再度取り付けることにより、熱電対36の向く方向を、燃焼室160内の目標の方向に向けることができる。このように、一本のグロープラグ1で、熱電対36の温側点の位置を自由に調節できる。従って、熱電対36の位置を周方向にずらしたグロープラグを複数本作製しておく必要がないので、グロープラグ1のエンジン150への取り付けを速やかに行うことができる。また、一本のグロープラグ1で対応できるので、複数本用意する必要のあった従来に比べてコストを大幅に節約できる。
なお、本発明は各種の変形が可能である。本実施の形態では絶縁性セラミックからなる基体21の内部に導電性セラミックからなる発熱素子24を埋設したセラミックヒータ20を備えたが、これに限られず、先端部が半球状に閉塞した金属製のシースチューブ内にコイル状の発熱抵抗体や制御抵抗体を配したシーズヒータを備えてもよい。
また、上記実施形態では、第1主体金具40の第1接合端部45と、第2主体金具50の第2接合端部55との接合態様は凹凸形状の嵌め合いになっているが、凹凸の形状は特に限定されない。
例えば、図7に示す第1変形例のように、第1主体金具40の第1接合端部145と、第2主体金具50の第2接合端部155との径方向から見た凹凸形状を三角形状に各々形成してもよい。また、図8に示す第2変形例のように、第1主体金具40の第1接合端部245と、第2主体金具50の第2接合端部255との径方向から見た凹凸形状を波形状に各々形成してもよい。また、図9に示す第3変形例のように、第1主体金具40の第1接合端部345に凹部346を複数設け、第2主体金具50の第2接合端部355に凸部356を1つ設けてもよい。なお、第1接合端部345の形状と、第2接合端部355の形状とを入れ替えてもよい。
本発明は、温度センサのみを有するグロープラグだけでなく、圧力センサ等を組み込んだグロープラグに対しても利用することができる。
グロープラグ1の外観図である。 グロープラグ1の縦断面図である。 図2に示すI−I線矢視方向断面図である。 図3に示すII−II線矢視方向断面図である 第1主体金具40と、第2主体金具50との接合態様を示す図である。 グロープラグ1の分解図である。 第1主体金具40と第2主体金具50との接合態様の第1変形例を示す図である。 第1主体金具40と第2主体金具50との接合態様の第2変形例を示す図である。 第1主体金具40と第2主体金具50との接合態様の第3変形例を示す図である。
符号の説明
1 グロープラグ
20 セラミックヒータ
36 熱電対
40 第1主体金具
43 軸孔
45 第1接合端部
47 凸部
48 凹部
50 第2主体金具
52 ねじ部
53 軸孔
55 第2接合端部
57 凸部
58 凹部
150 エンジン
154 取付孔
157 雌ねじ
160 燃焼室

Claims (1)

  1. 軸孔を有し、内燃機関の取付孔内に設けられる雌ねじと螺合するねじ山が自身の外周面に形成された筒状の主体金具と、当該主体金具の前記軸孔内に保持されるヒータと、当該ヒータの軸中心から径方向にずれた位置に設けられる温度センサとを備えたグロープラグであって、
    前記主体金具は、
    軸線方向先端側に配置され、前記ヒータを自身の先端側から突出させる筒状の第1の主体金具と、
    軸線方向後端側に配置され、前記ねじ山が形成された筒状の第2の主体金具と
    が同一軸線上で接合してなるものであって、
    前記第1の主体金具の軸線方向後端部と、前記第2の主体金具の軸線方向先端部とが対向する一対の接合部において、一方の接合部には、周方向に配置された複数の凹部が設けられ、他方の接合部には、前記凹部に嵌る凸部が設けられていることを特徴とするグロープラグ。
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