JP6045902B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンの始動の補助等に用いるグロープラグに関する。
通電によって発熱する発熱抵抗体を有するヒータを備えたグロープラグが知られている。グロープラグは、金属製で筒状の主体金具の先端部にヒータを保持し、発熱抵抗体の一方の電極が主体金具と電気的に接続されている。また、主体金具の軸孔内に、主体金具とは絶縁した状態で配置する金属製で棒状の中軸に、発熱抵抗体の他方の電極が電気的に接続されている。グロープラグは、主体金具と中軸との間への通電によって発熱抵抗体が発熱し、ディーゼルエンジンの始動を補助したり、流体を加熱したりする用途に用いられる。
近年、グロープラグの小型化、軽量化に対する要望があり、軽量化を図るため、中軸(軸部材)の材質をアルミニウムやアルミニウム合金製としたグロープラグがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1のグロープラグは、主体金具(金属製本体)の後端から突出される中軸の後端部に、接続端子(外部端子)が固定されている。接続端子は、先端側に中央に開口する取り付け穴を有しており、この取り付け穴に中軸の後端部を内挿した上で、その取り付け穴に対応する外周面を加締めることで中軸に固定されている。加締めによる接続端子の取り付け穴内周面との接触摩擦の確保と、接続端子との電気的な接続を確保するため、中軸の後端部にはローレット状の加工が施される。接続端子には通常ステンレス合金等が用いられるが、アルミニウム合金等を用いた中軸は接続端子よりも材質的に柔らかい。このため、加締めでは、接続端子の内周面の変形はほとんどないものの、中軸側のローレットが潰れて接続端子との接触面積が広がることで、中軸と接続端子との電気的な接続が確保される。
特開2012−63078号公報
しかしながら、グロープラグが取り付けられるエンジンの振動によって中軸のローレットがさらに潰れることがあり、接続端子との間での軸力が低下すると、接続端子との接触面積が低下して接触抵抗が増加してしまう虞があった。また、接続端子の内周面と中軸のローレットの先端との接触摩擦によって両者の固定状態が維持されるので、エンジンの振動によって接触摩擦が小さくなると、両者の固定状態が緩くなる虞もあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、材質が接続端子よりも柔らかい中軸と接続端子との間で安定した接続状態を維持することができるグロープラグを提供することを目的とする。
本発明の実施態様によれば、通電によって発熱する発熱抵抗体を先端部に有する棒状のヒータと、軸線に沿って延びる軸孔を有する筒状に形成され、先端部において前記ヒータを直接または間接的に保持する主体金具と、棒状に形成され、前記主体金具の前記軸孔に当該軸孔の内周面に対し間隙をおいて配置される中軸であって、先端部が前記ヒータの後端部に接続され、後端部が前記主体金具の後端から突出されるとともに、前記後端部の少なくとも一部の外周面に雄ねじが形成された中軸と、前記中軸の前記後端部の少なくとも一部を覆い、外部回路との直接または間接的な接続を担う接続端子であって、先端面が開口する有底筒状をなし、内周面に雌ねじが形成され、当該雌ねじと前記中軸の前記雄ねじとが螺合されてなる接続端子と、を備え、前記接続端子は、前記雌ねじが形成された前記内周面に対応する外周面の少なくとも一部が内向きに加締められた加締部を有し、前記中軸のビッカース硬度は前記接続端子のビッカース硬度よりも低く、前記軸線を通り且つ前記軸線に沿った断面をみたときに、前記中軸の前記後端部のうちの前記加締部に対応する第一部位の外径は、前記中軸の前記後端部のうちの前記加締部に対応しない第二部位の外径よりも、小径であり、前記断面をみたときに、前記第二部位における前記雄ねじのねじ山のうちの少なくとも一つのねじ山は、軸線方向を向く2つの斜面のうち、前記第一部位側の斜面が前記雌ねじのねじ山と非接触であり、前記第一部位側とは反対側の斜面が前記雌ねじのねじ山に密接することを特徴とするグロープラグが提供される。
中軸の雄ねじと接続端子の雌ねじとを螺合させて、接続端子を中軸に固定するだけでなく、さらに、この中軸の雄ねじと接続端子の雌ねじとが螺合された部位にて、接続端子を径方向内側に加締めて加締部を形成しているので、中軸の雄ねじと接続端子の雌ねじとが互いに噛み込み、その結果、エンジンの振動をグロープラグが受けたとしても、接続端子の中軸への固定を維持することができる。
その上、中軸のビッカース硬度を接続端子のビッカース硬度よりも低くすることで、接続端子を中軸の後端部に対して加締めると中軸に変形が生じ、第一部位を第二部位よりも小径とすることが可能となる。そして、この中軸の変形を、中軸の雄ねじと接続端子の雌ねじとが螺合された部位に生じさせることで、中軸の雄ねじと接続端子の雌ねじとがより互いに噛み込むこととなり、その結果、中軸と接続端子の密着性が確保され、電気的な接続を確実に行うことができる。
第二部位は加締めによる変形が生じておらず、第二部位の雄ねじのねじ山は、第一部位とは反対側に向けて、接続端子の雌ねじのねじ山に密接状態となるので、中軸と接続端子の電気的な接続を確実に行うことができる。
本発明の実施態様において、前記断面をみたときに、前記第一部位における前記雄ねじのねじ山のうちの少なくとも一つのねじ山は、前記軸線方向を向く2つの斜面が、共に、前記接続端子の前記雌ねじのねじ山に密接してもよい。加締部に対応する第一部位の雄ねじのねじ山が軸線方向両側に突っ張るようにして加締部の雌ねじのねじ山に密接するので、中軸と接続端子の電気的な接続を確実に行うことができる。
本発明の実施態様において、前記第二部位は、前記軸線方向における前記第一部位の両側にそれぞれ位置してもよい。接続端子の加締部に対応する第一部位の軸線方向両側には、加締部に対応しない第二部位がそれぞれ位置する。加締部の形成位置が、中軸の後端部における雄ねじの形成範囲の最端部でなければ、中軸の雄ねじは、加締部に対応する位置を中心に軸線方向両側に突っ張るように抗力を生ずるので、接続端子の中軸への固定をより確実に行うことができる。
グロープラグ1の縦断面図である。 中軸3(図1参照)に接続端子5に形成された加締部55の様子を示す斜視図である。 図2の二点鎖線L−Lに沿って切断し、矢指方向から見た接続端子5の中軸3への固定状態を示す断面図である。
以下、本発明を具体化したグロープラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、一例としてのグロープラグ1の全体の構造について説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載しているグロープラグの構成等はそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例である。以下の説明では、主体金具4の軸線を軸線Oとし、軸線Oを、主体金具4に組み付けられた、グロープラグ1を構成する各部品の位置関係や向き、方向を説明する上での基準とする。軸線Oの延伸方向(以下、「軸線O方向」ともいう)において、セラミックヒータ2の配置された側(図1における下側)をグロープラグ1の先端側とする。
図1に示すグロープラグ1は、例えば直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室(図示外)に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。グロープラグ1は、主体金具4と、保持部材8と、セラミックヒータ2と、中軸3と、接続端子5と、絶縁部材6と、Oリング7と、接続リング75を備える。
まず、セラミックヒータ2について説明する。セラミックヒータ2は丸棒状をなし、先端部(以下、「ヒータ先端部」という)22が半球状に曲面加工された絶縁性セラミックからなる基体21を有する。基体21の内部には、導電性セラミックからなる断面略U字状の発熱素子24が埋設されている。発熱素子24は、発熱抵抗体27と、リード部28,29とからなる。発熱抵抗体27はヒータ先端部22に配置され、ヒータ先端部22の曲面にあわせて両端が後方へ向けて折り返されている。リード部28,29は発熱抵抗体27の両端にそれぞれ接続され、セラミックヒータ2の後端部(以下、「ヒータ後端部」という)23へ向けて互いに略平行に延設されている。発熱抵抗体27の断面積はリード部28,29の断面積よりも小さく成形されており、通電時、主に発熱抵抗体27において発熱が行われる。また、セラミックヒータ2の中央より後端側において、リード部28,29のそれぞれから電極取出部25,26が径方向に突出されている。電極取出部25,26は軸線O方向において互いにずれた位置に設けられ、セラミックヒータ2の外周面にそれぞれ露出されている。
次に、保持部材8について説明する。保持部材8は軸線O方向に延びる円筒状の金属部材である。保持部材8は筒孔84内でセラミックヒータ2の胴部分を径方向に保持する。ヒータ先端部22およびヒータ後端部23は、保持部材8の両端からそれぞれ露出する。保持部材8の胴部81の後端側には、肉厚の鍔部82が形成されている。鍔部82の後端には、後述する主体金具4の先端部(以下、「金具先端部」という)41に係合する段状の金具係合部83が形成されている。セラミックヒータ2の電極取出部25,26のうち先端側に形成された電極取出部25は、保持部材8の筒孔84の内周面に接触されており、電極取出部25と保持部材8とが電気的に接続されている。
保持部材8の金具係合部83から後端側に露出するヒータ後端部23には、金属製で筒状の接続リング75が圧入によって嵌められている。セラミックヒータ2の電極取出部26は接続リング75の内周面に接触されており、電極取出部26と接続リング75とが電気的に接続されている。後述する主体金具4の金具先端部41が保持部材8の金具係合部83に接合されることによって、電極取出部25は、保持部材8を介して主体金具4と電気的に接続される。電極取出部26に接続された接続リング75は主体金具4内に配置されるが、保持部材8がセラミックヒータ2と主体金具4を非接触の状態に位置決めする。よって接続リング75と主体金具4とは絶縁される。
次に、主体金具4について説明する。主体金具4は、軸線O方向に貫通する軸孔43を有する長細い筒状の金属部材である。金具先端部41は保持部材8の金具係合部83に係合し、保持部材8を介してセラミックヒータ2の電極取出部25と電気的に接続されている。金具先端部41と金具係合部83との合わせ部位にはレーザ溶接が施され、主体金具4と保持部材8とは一体に接合されている。金具先端部41と後端部(以下、「金具後端部」という)45との間の金具胴部44は軸線O方向に長く形成されている。金具胴部44の後端側の外周面には、グロープラグ1を内燃機関のエンジンヘッド(図示外)に取り付けるためのねじ山が形成された取付部42が設けられる。金具後端部45には、グロープラグ1をエンジンヘッドに取り付ける際に使用される工具が係合する工具係合部46が形成される。工具係合部46は、軸線Oに対する断面の形状が、例えば六角形状に形成されている。工具係合部46内で、軸孔43の内周は金具胴部44よりも拡径されており、径の異なる部位間が、後端側へ向けてテーパ状に広がるテーパ部47によって接続されている。
次に、中軸3について説明する。中軸3は軸線O方向に延びる棒状の金属部材であり、本実施形態では、中軸3は例えばアルミニウム合金からなる。中軸3は主体金具4の軸孔43に挿通され、軸孔43の内周面に対し間隙をおいて、すなわち非接触の状態で配置される。中軸3は、先端部(以下、「中軸先端部」という)31が拡径され、さらにその先端に、接続リング75の内周に係合するため小径のリング係合部34が形成されている。リング係合部34を接続リング75に係合した状態で、中軸先端部31と接続リング75との合わせ部位にレーザ溶接が施される。中軸先端部31と接続リング75とが一体に接合され、接続リング75を介してセラミックヒータ2と中軸3とが軸線Oに沿って一体に連結される。これにより、中軸3は、接続リング75を介してセラミックヒータ2の電極取出部26と電気的に接続する。したがって、主体金具4と中軸3とが、セラミックヒータ2の発熱抵抗体27に電圧を印加するための電極として機能する。
中軸3の後端部(以下、「中軸後端部」という)32は、主体金具4の後端(換言すれば、金具後端部45)から突出している。中軸後端部32は、外周面の全体に、後述する接続端子5を取り付けて電気的な接続を確保するためのねじ山を有する雄ねじ部33が形成されている。中軸先端部31と中軸後端部32との間の中軸胴部35は、軸孔43内で軸線O方向に長く延びる。
中軸胴部35の中軸後端部32寄り部位は、主体金具4の工具係合部46内で軸孔43の内周が拡径された部位に位置する。この部位において、中軸胴部35と金具後端部45との間には、Oリング7と絶縁部材6が配置される。Oリング7は、耐熱性、絶縁性および弾性を有する部材、例えばフッ素ゴム、アクリルゴム、シリコンゴム等を材料に、円環状に形成される。Oリング7は主体金具4の軸孔43のテーパ部47におけるテーパ面と、中軸3の外周面と、後述の絶縁部材6の先端面とに当接して配置され、軸孔43の気密性を保つ。
絶縁部材6は、主体金具4と中軸3および接続端子5(後述)との接触による短絡を防止するため、例えばナイロン(登録商標)等、耐熱性および絶縁性を有する部材から形成される筒体である。絶縁部材6は中軸後端部32を挿通されて中軸胴部35に配置され、後端側に形成された鍔部61が主体金具4の後端に当接することで位置決めされて、主体金具4と中軸3とを絶縁状態に維持する。中軸後端部32の雄ねじ部33は、絶縁部材6よりも更に後方に配置される。
接続端子5は中軸3の中軸後端部32に固定するキャップ形状の金属部材であり、本実施形態では、接続端子5は例えば硫黄複合快削鋼からなる。接続端子5は、鍔部51、固定部52、突起部53を備える。固定部52は先端面が開口する有底筒状を有し、内周面の少なくとも一部に、ねじ山を有する雌ねじ部54が形成されている。なお、雌ねじ部54は、固定部52の内周面の全体にわたって形成されていてもよい。固定部52の先端側の側面には、一周にわたって径方向外向きに突出する鍔部51が形成されている。固定部52の後端には後方へ向けてピン状に突出する突起部53が形成されている。
接続端子5は、中軸後端部32に被せて雌ねじ部54を雄ねじ部33に螺合した状態で、固定部52における外周面の少なくとも一部を内向きに加締めた加締部55を形成することによって、中軸3に固定される。なお、本実施形態では、固定部52は、鍔部51と後端部との間の部位の外径が細く形成されている。少なくとも、この細径の部位に対応する固定部52の内周面には雌ねじ部54が形成されている。加締部55は、雌ねじ部54の形成部位に対応するこの細径の部位において形成される。詳細は後述するが、加締部55の形成によって中軸後端部32の雄ねじ部33のねじ山が変形し、固定部52の雌ねじ部54のねじ山との間で密着性が高められることで、確実な電気的接続がなされる。また、雌ねじ部54と雄ねじ部33との間の固着力が高められ、接続端子5と中軸3とが一体に固定される。
固定部52を中軸後端部32に取り付ける際に、鍔部51は絶縁部材6の後端に当接し、螺合によって、絶縁部材6を軸線O方向の先端向きに押圧した状態を維持する。この状態で、固定部52が中軸後端部32に固定されるので、絶縁部材6は、主体金具4の工具係合部46内において、先端面でOリング7を先端向きに押圧した状態で位置決め固定される。Oリング7は、絶縁部材6に押圧され、上記のように、軸孔43のテーパ部47におけるテーパ面と、中軸3の外周面とに当接し、軸孔43の気密性を確保する。
接続端子5の突起部53には、グロープラグ1がエンジンヘッド(図示外)に取り付けられる際に、プラグキャップ(図示外)が嵌められる。セラミックヒータ2の発熱素子24は、保持部材8および主体金具4を介してエンジンに接地される発熱抵抗体27の一端側と、接続端子5および中軸3を介してプラグキャップに接続される他端側との間に通電されることによって、発熱する。
このような構成の本実施形態のグロープラグ1は、前述したように、中軸3が、例えばアルミニウム合金から形成されているのに対し、接続端子5は、例えば硫黄複合快削鋼から形成されている。一般に、アルミニウム合金のビッカース硬度(HV90〜130)は硫黄複合快削鋼のビッカース硬度(HV200〜230)よりも低い。すなわち、中軸3は接続端子5よりも材質的に柔らかい。そこでグロープラグ1では、中軸3の中軸後端部32の雄ねじ部33と、接続端子5の固定部52の雌ねじ部54とを螺合し、さらに、固定部52の外周を加締めることによって、中軸3に接続端子5を固定している。以下、図1〜図3を参照し、中軸3の中軸後端部32への接続端子5の固定部52の固定の詳細について説明する。
図1に示すグロープラグ1は、製造過程において、中軸3の中軸後端部32に接続端子5の固定部52を被せるようにして、雄ねじ部33と雌ねじ部54とを螺合する。中軸後端部32は、少なくとも雄ねじ部33の形成部位が、軸線O方向において、固定部52の全体にわたって配置される。接続端子5の鍔部51は絶縁部材6の後端に当接し、螺合によって、絶縁部材6を軸線O方向の先端向きに押圧した状態を維持する。絶縁部材6は、主体金具4の工具係合部46内において、先端面でOリング7を先端向きに押圧する。Oリング7は、軸孔43のテーパ部47におけるテーパ面と、中軸3の外周面とに当接する。
図2に示すように、接続端子5は、固定部52において、少なくとも内周面において雌ねじ部54(図1参照)が形成された部位に対応する外周面(本実施形態では外周が細径に形成された部位)が径方向内向きに加締められ、加締部55が形成される。本実施形態では、加締部55は、固定部52の周方向において等間隔となる4つの方向から径方向内向きに加締められる。なお、加締部55は、4方向に限らず、2方向、3方向など、複数の方向から加締められて形成されてもよいし、あるいは全周が加締められる、いわゆる丸加締めによって形成されてもよい。また、加締部55は、軸線O方向においては、固定部52の細径の部位の全体にわたる加締めによって形成されてもよい。また、加締部55は、本実施形態のような平面状の押圧によるものに限らず、例えば突起状の治具等を用いて固定部52の外周面を押圧し、外周面の一部を部分的に加締めることによって成されてもよい。
図3に示すように、軸線Oを通り且つ軸線Oに沿ったグロープラグ1の断面をみたときに、固定部52における加締めによって径方向内向きに変形した加締部55は、中軸後端部32を内向きに押圧する。加締部55に対応する部位A〜C(図3において点線A〜Cで囲う部位)に形成された雌ねじ部54は、加締部55の変形に伴い、接続端子5よりも柔らかい中軸3側に食い込むように、径方向内向きに突出する。加締めによって、中軸後端部32は、加締部55に対応する部位A〜C(図3では明確に比較するため、部位Aにおける外径を例とする)の外径Xが、加締部55に対応しない部位D,E(図3において点線D,Eで囲う部位)における外径Yよりも、小径である。雄ねじ部33のねじ山は、圧縮され、加締部55のうちの中央付近の部位Aを中心に軸線O方向の両側へ広がるように変形する。
具体的に、加締部55のうちの部位Aでは、中軸後端部32の雄ねじ部33は、雌ねじ部54に径方向内向きに圧縮されたねじ山が塑性変形し、軸線O方向の両側へ向けて広がる。部位Aにおいては、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち軸線O方向後端側を向く後端向き面330が、ねじ山の塑性変形によって、雌ねじ部54のねじ山のうち後端向き面330と向き合うねじ山の先端向き面540に密接する。また、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち軸線O方向先端側を向く先端向き面331も同様に、塑性変形によって、雌ねじ部54のねじ山のうち先端向き面331と向きあうねじ山の後端向き面541に密接する。すなわち、部位Aにおける雄ねじ部33は、ねじ山の後端向き面330と先端向き面331とがそれぞれ雌ねじ部54の先端向き面540と後端向き面541とに対して抗力を生じた状態となる。これにより、接続端子5は、部位Aにおいて、中軸3に対する軸線O方向の両側への移動が規制される。また、雄ねじ部33と雌ねじ部54との間における電気的な接続が確保される。
加締部55のうち、部位Aの後端側に位置する部位Bでは、部位Aにおけるねじ山の塑性変形に伴い、雄ねじ部33が後端側へ向けて押圧された状態となる。部位Bにおいては、雄ねじ部33全体の押圧によって、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち軸線O方向後端側を向く後端向き面332が、雌ねじ部54のねじ山のうち後端向き面332と向きあうねじ山の先端向き面542に密接する。これにより、後端向き面332は、先端向き面542に対し抗力を生じた状態となる。一方、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち軸線O方向先端側を向く先端向き面333は、雄ねじ部33全体の押圧によって、雌ねじ部54のねじ山のうち先端向き面333と向き合うねじ山の後端向き面543から離れる。これにより、先端向き面333と後端向き面543との間には間隙を生ずる。
加締部55のうち、部位Aの先端側に位置する部位Cにおいても部位Bと同様であり、雄ねじ部33が先端側へ向けて押圧された状態となる。部位Cにおいては、雄ねじ部33全体の押圧によって、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち軸線O方向先端側を向く先端向き面335が、雌ねじ部54のねじ山のうち先端向き面335と向きあうねじ山の後端向き面545に密接する。これにより、先端向き面335は、後端向き面545に対し抗力を生じた状態となる。一方、雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち後端側を向く後端向き面334は、雄ねじ部33全体の押圧によって、雌ねじ部54のねじ山のうち後端向き面334と向き合うねじ山の先端向き面544から離れる。これにより、後端向き面334と先端向き面544との間には間隙を生ずる。
部位Bの後端側で、加締部55に対応しない部位Dでは、中軸後端部32は、加締めによる径方向内向きの圧縮は受けないが、部位Bと同様に、雄ねじ部33全体が後端側へ向けて押圧された状態となる。よって部位Dにおける雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち部位A〜Cとは反対側を向く後端向き面336は、雌ねじ部54のねじ山のうち後端向き面336と向き合うねじ山の先端向き面546に密接し、抗力を生じた状態となる。また、部位Dにおける雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち部位A〜C側を向く先端向き面337は、雌ねじ部54のねじ山のうち先端向き面337と向き合うねじ山の後端向き面547から離間する。
同様に、部位Cの先端側で、加締部55に対応しない部位Eでは、加締めによる径方向内向きの圧縮は受けず、雄ねじ部33全体が先端側へ向けて押圧された状態となる。よって部位Eにおける雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち部位A〜Cとは反対側を向く先端向き面339は、雌ねじ部54のねじ山のうち先端向き面339と向き合うねじ山の後端向き面549に密接し、抗力を生じた状態となる。また、部位Eにおける雄ねじ部33のねじ山の斜面のうち部位A〜C側を向く後端向き面338は、雌ねじ部54のねじ山のうち後端向き面338と向き合うねじ山の先端向き面548から離間する。
このように、本実施形態のグロープラグ1では、中軸3の雄ねじ部33と接続端子5の雌ねじ部54とを螺合させて、接続端子5を中軸3に固定するだけでなく、さらに、この中軸3の雄ねじ部33と接続端子5の雌ねじ部54とが螺合された部位にて、接続端子5を径方向内側に加締めて加締部55を形成している。ゆえに、中軸3の雄ねじ部33と接続端子5の雌ねじ部54とが互いに噛み込み、その結果、エンジンの振動をグロープラグ1が受けたとしても、接続端子5の中軸3への固定を維持することができる。
その上、中軸3のビッカース硬度を接続端子5のビッカース硬度よりも低くすることで、接続端子5を中軸3の中軸後端部32に対して加締めると中軸3に変形が生じ、加締部55に対応する中軸後端部32の部位A〜Cにおける外径を、加締部55に対応しない部位D,Eの外径Yよりも小径とすることが可能となる。そして、この中軸3の変形を、中軸3の雄ねじ部33と接続端子5の雌ねじ部54とが螺合された部位に生じさせることで、中軸3の雄ねじ部33と接続端子5の雌ねじ部54とがより互いに噛み込むこととなる。その結果、中軸3と接続端子5との密着性が確保され、電気的な接続を確実に行うことができる。
また、中軸後端部32の雄ねじ部33のねじ山のうち、加締部55に対応する部位A〜Cのねじ山のうちの少なくとも一つのねじ山が塑性変形し、軸線O方向両側に突っ張るようにして、雌ねじ部54のねじ山に密接する。したがって、中軸3と接続端子5の電気的な接続を確実に行うことができる。一方、部位D,Eにおいて、中軸後端部32は加締めによる変形を生じておらず、雄ねじ部33のねじ山は、部位A〜Cとは反対側に向けて、雌ねじ部54のねじ山に密接状態となる。したがって、部位D,Eにおいても十分に、中軸3と接続端子5の電気的な接続を確実に行うことができる。
また、加締部55に対応する部位A〜Cの軸線O方向両側には、加締部55に対応しない部位D,Eがそれぞれ位置する。加締部55の形成位置が、中軸後端部32における雄ねじ部33の形成範囲の最端部でなければ、中軸3の雄ねじ部33は、加締部55に対応する位置を中心に軸線O方向両側に突っ張るように抗力を生ずるので、接続端子5の中軸3への固定をより確実に行うことができる。
そして、本実施形態では、雄ねじ部33と雌ねじ部54との螺合により、ねじ山の斜面同士の密接状態が螺旋状に長く延びることで、中軸3と接続端子5との接触面積を広く確保することができ、電気的な接続の安定性を得ることができる。さらに、加締部55の形成によって、中軸3に対して接続端子5が軸線O方向に確実に固定される。このため、例えば、中軸3および接続端子5の少なくとも一方が熱膨張や収縮を生じた場合であっても、それぞれの有するねじ山のいずれかによって軸線O方向への密接状態が維持されることとなる。ゆえに、中軸3と接続端子5の電気的な接続を確実に維持することができる。
なお、本発明は各種の変形が可能である。本実施形態の中軸3は、中軸後端部32の全体に雄ねじ部33を形成したが、中軸後端部32の一部に形成してもよい。例えば、中軸後端部32に接続端子5を螺合した状態において、固定部52において加締めが行われる加締部55に対応する部位A〜Cのみに、雄ねじ部33が形成されていてもよい。あるいは、部位Aのみに、雄ねじ部33が形成されていてもよい。すなわち、雄ねじ部33の少なくとも一つのねじ山が、雌ねじ部54のねじ山の先端向き面540と後端向き面541とにそれぞれ密接する後端向き面330と先端向き面331とを有する部位が形成されればよい。
本実施形態では、接続端子5の材質の例として硫黄複合快削鋼を挙げ、中軸3の材質の例として、硫黄複合快削鋼よりもビッカース高度が低い、アルミニウム合金を挙げた。これに限らず、接続端子5の材質として、例えば、真ちゅう、ステンレス鋼等を用いてもよく、中軸3の材質としては、マグネシウム合金、真ちゅう等を用いてもよい。ただし、中軸3の材質のビッカース硬度が接続端子5の材質のビッカース硬度よりも低くなる組み合わせで用いるものとする。
なお、本実施形態において、セラミックヒータ2が、本発明の「ヒータ」に相当する。部位A〜Cが、本発明の「第一部位」に相当し、部位D,Eが、本発明の「第二部位」に相当する。後端向き面330および先端向き面331が、請求項2における「2つの斜面」に相当する。先端向き面337および後端向き面338が、請求項3における「第一部位側の斜面」に相当する。先端向き面339および後端向き面336が、請求項3における「第一部位とは反対側の斜面」に相当する。
接続端子5の中軸3への固定を、雄ねじ部33と雌ねじ部54との螺合に加え、固定部52に加締部55を形成することによって行ったことによる効果を確認するため、評価試験を行った。この評価試験では、本実施形態のグロープラグ1のサンプル10本と、アルミニウム合金からなる中軸の中軸後端部にローレット状の加工を施し、内周面が無加工な硫黄複合快削鋼からなる接続端子を嵌め込んで、接続端子の固定部の外周面を径方向内向きに加締めた従来のグロープラグのサンプル10本を用意した。なお、両サンプルとも、接続端子に施した加締めは、対辺(加締め後の径方向の厚み)が5.0mm、加締め幅(加締部の軸線O方向の長さ)が2mmとなるように設定したものであり、本実施形態同様に、周方向等間隔に4方向から径方向内向きに加締めを行った。また、グロープラグ1のサンプルにおいて、中軸3の中軸後端部32には、呼び径がM4であり、ねじ山のピッチが0.7mmの雄ねじ部33を形成した。
用意したサンプルをそれぞれ試験用のエンジンに組み付け、エンジンを同条件で所定時間駆動させた後、エンジンから取り外し、接続端子と主体金具との間の抵抗値をサンプル10本共に、それぞれ複数回測定した。本実施形態のグロープラグ1は、いずれのサンプルも、常に抵抗値が0.2mΩであった。一方、従来のグロープラグのサンプルは、サンプル毎に抵抗値が0.5〜10mΩの間の範囲となり、またそれぞれのサンプルであっても測定するたびに抵抗値が変化し、安定しなかった。この試験の結果より、従来のグロープラグでは、エンジンの振動を受けて中軸側のローレットの先端が訛り、接続端子の内周面との間で滑りを生じたことにより、電気的な接続の安定性が低下した。これに対し、本実施形態のグロープラグ1は、加締部55の形成によって雄ねじ部33のねじ山が雌ねじ部54のねじ山に対して軸線O方向へ突っ張った状態を維持することで、エンジンの振動を受けても電気的な接続の安定性を維持できることが確認できた。
1 グロープラグ
2 セラミックヒータ
3 中軸
4 主体金具
5 接続端子
22 ヒータ先端部
23 ヒータ後端部
27 発熱抵抗体
31 中軸先端部
32 中軸後端部
33 雄ねじ部
41 金具先端部
43 軸孔
54 雌ねじ部
55 加締部
330,336,338 後端向き面
331,337,339 先端向き面

Claims (3)

  1. 通電によって発熱する発熱抵抗体を先端部に有する棒状のヒータと、
    軸線に沿って延びる軸孔を有する筒状に形成され、先端部において前記ヒータを直接または間接的に保持する主体金具と、
    棒状に形成され、前記主体金具の前記軸孔に当該軸孔の内周面に対し間隙をおいて配置される中軸であって、自身の先端部が前記ヒータの後端部に接続され、自身の後端部が前記主体金具の後端から突出されるとともに、前記自身の後端部の少なくとも一部の外周面に雄ねじが形成された中軸と、
    前記中軸の後端部の少なくとも一部を覆い、外部回路との直接または間接的な接続を担う接続端子であって、先端面が開口する有底筒状をなし、内周面に雌ねじが形成され、当該雌ねじと前記中軸の前記雄ねじとが螺合されてなる接続端子と、
    を備え、
    前記接続端子は、前記雌ねじが形成された前記内周面に対応する外周面の少なくとも一部が内向きに加締められた加締部を有し、
    前記中軸のビッカース硬度は前記接続端子のビッカース硬度よりも低く、
    前記軸線を通り且つ前記軸線に沿った断面をみたときに、前記中軸の前記後端部のうちの前記加締部に対応する第一部位の外径は、前記中軸の前記後端部のうちの前記加締部に対応しない第二部位の外径よりも、小径であり、
    前記断面をみたときに、前記第二部位における前記雄ねじのねじ山のうちの少なくとも一つのねじ山は、軸線方向を向く2つの斜面のうち、前記第一部位側の斜面が前記雌ねじのねじ山と非接触であり、前記第一部位側とは反対側の斜面が前記雌ねじのねじ山に密接すること
    を特徴とするグロープラグ。
  2. 前記断面をみたときに、前記第一部位における前記雄ねじのねじ山のうちの少なくとも一つのねじ山は、前記軸線方向を向く2つの斜面が、共に、前記接続端子の前記雌ねじのねじ山に密接することを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ。
  3. 前記第二部位は、前記軸線方向における前記第一部位の両側にそれぞれ位置することを特徴とする請求項1または2に記載のグロープラグ。
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