JP2010127476A - グロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】圧入時にヒータに作用する押圧力を低減して、ヒータに亀裂が生じることを防ぐことのできるグロープラグを提供すること。
【解決手段】本発明のグロープラグ1は、プラグ取付孔80に螺合される外周ねじ部が自身の外周面20に形成された筒状のハウジング2と、基端側において外径が拡径する拡径部31を有するスリーブ3と、自身の先端部がスリーブ3の先端側から突出した状態で内燃機関8の燃焼室81内に挿入されるヒータ4とを有する。ハウジング2とスリーブ3とは、ハウジング2の先端部及び拡径部31の基端部のいずれか一方で構成される被圧入部61内に、他方に形成された圧入部62を圧入することにより接続されている。被圧入部61と圧入部62とが接触する部分を径方向内側にヒータ4に向かって投影してなる投影領域において、圧入部62とヒータ4との間の少なくとも一部には両者が接触しないクリアランス5が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関に取りつけられ、燃焼ガスを加熱するグロープラグに関する。
従来から、内燃機関に形成されたプラグ取付孔に挿入されるグロープラグが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図8、図9に示すように、グロープラグ9は、プラグ取付孔80に螺合される外周ねじ部が自身の外周面920に形成された筒状のハウジング92と、両端が開口した筒状に形成されるとともに基端側において外径が拡径する拡径部931を有するスリーブ93と、スリーブ93の内側に挿通保持されるとともに自身の先端部がスリーブ93の先端側から突出した状態で内燃機関8の燃焼室81内に挿入されるヒータ94とを有する。
そして、ハウジング92とスリーブ93とは、ハウジング92の先端部及び拡径部931の基端部のいずれか一方で構成される被圧入部961内に、他方に形成された圧入部962を圧入することにより接続されている。
特開2004−205148号公報
ところが、かかる従来のグロープラグ9には、以下のような問題点があった。すなわち、近年のディーゼルエンジンの直噴化により、配置スペースなどの関係からグロープラグ9は細く長いものが要求されるようになってきているのに伴って、ヒータ94も細く長いものが要求されるようになってきている。
そして、図9に示すように、被圧入部961の内側に圧入部962を圧入する際に、圧入部962に過大な押圧力Fが加わると、例えばセラミック製のヒータ94に対して径方向内側に向かって押圧力fが加わる。すなわち、被圧入部961から圧入部962に向かって作用する押圧力がヒータ94に対しても作用する。
その結果、ヒータ94に亀裂が生じてしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、圧入時にヒータに作用する押圧力を低減して、ヒータに亀裂が生じることを防ぐことのできるグロープラグを提供しようとするものである。
本発明は、内燃機関に形成されたプラグ取付孔に挿入されるグロープラグであって、
上記プラグ取付孔に螺合される外周ねじ部が自身の外周面に形成された筒状のハウジングと、
両端が開口した筒状に形成されるとともに、基端側において外径が拡径する拡径部を有するスリーブと、
該スリーブの内側に挿通保持されるとともに、自身の先端部が上記スリーブの先端側から突出した状態で上記内燃機関の燃焼室内に挿入されるヒータとを有し、
上記ハウジングと上記スリーブとは、上記ハウジングの先端部及び上記拡径部の基端部のいずれか一方で構成される被圧入部内に、他方に形成された圧入部を圧入することにより接続されており、
上記被圧入部と上記圧入部とが接触する部分を径方向内側に上記ヒータに向かって投影してなる投影領域において、上記圧入部と上記ヒータとの間の少なくとも一部には両者が接触しないクリアランスが形成されていることを特徴とするグロープラグにある(請求項1)。
本発明の作用効果について説明する。
上記投影領域において、上記圧入部と上記ヒータとの間の少なくとも一部には両者が接触しないクリアランスが形成されている。換言すれば、上記投影領域においては、圧入部とヒータとが接触しない部分が両者の間の少なくともいずれかの部分に形成されている。このように、圧入部とヒータとが接触していない部分では、被圧入部から圧入部に向かって作用する過大な押圧力がヒータに対して直接伝わることがない。つまり、圧入部とヒータとが接触していない部分においては、その分だけ被圧入部から圧入部を介してヒータに作用する押圧力を低減することができる。
その結果、ヒータに亀裂が生じることを防ぐことができる。
以上のとおり、本発明によれば、圧入時にヒータに作用する押圧力を低減して、ヒータに亀裂が生じることを防ぐことのできるグロープラグを提供することができる。
本明細書において、上記グロープラグを上記内燃機関の燃焼室内に挿入する側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
本発明において、上記内燃機関としては、例えば、自動車用ディーゼルエンジンがある。
また、上記被圧入部が上記ハウジングの先端部によって構成される場合には、上記拡径部の基端部が上記圧入部を構成する。
一方、上記被圧入部が上記拡径部の基端部によって構成される場合は、上記ハウジングの先端部が上記被圧入部を構成する。
また、上記圧入部と上記ヒータとが接触する部分における軸方向長さは、0.3〜1.0mmであることが好ましい(請求項2)。
この場合には、投影領域において、ヒータに作用する押圧力を十分に低減することができ、ヒータに亀裂が生じることを十分に防ぐことができる。
一方、上記軸方向長さが、0.3mm未満の場合には、溶接時に圧入部が被圧入部から外れてしまうおそれがある。
また、上記軸方向長さが、1.0mmを超える場合には、ヒータの径方向内側に向かって作用する押圧力を十分に低減することが困難となるおそれがある。
また、上記圧入部は、上記ヒータと非接触であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、投影領域において、被圧入部からヒータに向かって押圧力が作用することがない。このため、ヒータに亀裂が生じることを確実に防ぐことができる。
また、上記圧入部は、その内側面に、その先端側に向かうにつれて内径が小さくなるよう構成されたテーパ面を有することが好ましい(請求項4)。
この場合には、投影領域において、ヒータに作用する押圧力を十分に低減することができ、ヒータに亀裂が生じることを十分に防ぐことができる。
また、上記グロープラグの軸方向と上記テーパ面とのなす角度は、5〜45°であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、ヒータへの押圧力を十分に低減するとともに、テーパ面を比較的安価で、かつ、簡単な工程にて製造することができる。
一方、上記なす角度が、5°未満である場合には、ヒータをスリーブの内側に挿入する際のガイドとして十分に機能することが困難となるおそれがある。
また、上記なす角度が、45°を超える場合には、ヒータと圧入部との接触長さが長くなり、ヒータへの押圧力を十分に低減することが困難となるおそれがある。
また、上記なす角度は、5〜40°であることがより好ましい(請求項6)。
この場合には、ヒータへの押圧力を一層低減するとともに、テーパ面を比較的安価で、かつ、簡単な工程にて製造することができる。
(実施例1)
本発明のグロープラグに係る実施例について、図1〜図5とともに説明する。
本例のグロープラグ1は、図1、図2に示すように、内燃機関8に形成されたプラグ取付孔80に挿入されるものである。
グロープラグ1は、図1、図2に示すように、プラグ取付孔80に螺合される外周ねじ部200が自身の外周面20に形成された筒状のハウジング2と、両端が開口した筒状に形成されるとともに、基端側において外径が拡径する拡径部31を有するスリーブ3を有する。
そして、スリーブ3の内側には、自身の先端部がスリーブ3の先端側から突出した状態で内燃機関8の燃焼室81内に挿入されるヒータ4が挿通保持されている。
また、ハウジング2とスリーブ3とは、ハウジング2の先端部及び拡径部31の基端部のいずれか一方で構成される被圧入部61内に、他方に形成された圧入部62を圧入することにより接続されている。
図3に示すように、被圧入部61と圧入部62とが接触する部分を径方向内側にヒータ4に向かって投影してなる投影領域Sにおいて、圧入部62とヒータ4との間には両者が接触しないクリアランス5が形成されている。本例においては、図1〜図3に示すように、圧入部62は、ヒータ4と非接触である。すなわち、スリーブ3とヒータ4とは、圧入部62より先端側においてのみ接している。
以下、詳細に説明する。
本例のグロープラグ1は、上記ハウジング2、上記スリーブ3、上記ヒータ4のほか、図1、図2に示すように、自身の先端側において第二電極接続部72が配設された中軸71を有する。
ハウジング2は、その外周面200に外周ねじ部200としての雄ねじ部(以下、雄ねじ部200という。)を有している。そして、プラグ取付孔80に形成された雌ねじ部(図2における符号800参照)と雄ねじ部200とが合されることにより、グロープラグ1は、内燃機関8に取りつけられている。
スリーブ3の基端部には、拡径部31が形成されており、該拡径部31は、その基端部において外径及び内径が拡径部31よりも小さくなるよう形成された段部32を有している。
具体的には、段部32は、拡径部31の基端部において、それよりもさらに基端側に向かって突出するように形成されており、かつ、略円環形状となるよう形成されている。そして、段部32は、肉厚を例えば0.3〜2.6mmとすることができる。
さらに具体的には、段部32は、外径を例えば3.3〜8.2mm、内径を例えば3〜7.9mmとすることができる。
本例においては、上記段部32が圧入部62となっている。
また、図3に示すように、段部32は、拡径部31の基端面310から突出して形成されており、この基端面310にハウジング2の先端部すなわち被圧入部61が当接している。
拡径部31の先端面312は、先端側から基端側へ向かうにつれて外径が次第に増加するテーパ状に形成されている。そして、このテーパ状の端面が、プラグ取付孔80の縮径部82に当接する。
また、ヒータ4は、例えば窒化珪素等の導電性セラミックからなる発熱体40と、その発熱体40に接続された例えばタングステン製のリード線41と、例えばタングステンカーバイト等からなる第一電極421及び第二電極422とを備える。
図1に示すように、第一電極421は負極であり、スリーブ3と接続されており、また、ハウジング2、内燃機関8と電気的に導通している。
一方、第二電極422は正極であり、第二電極接続部72と接続され、中軸71と電気的に導通している。
グロープラグ1を電源(図示略)に接続する際には、内燃機関8を電源の負極に接続し、中軸71を電源の正極に接続する。
さらに具体的に説明すると、第二電極422はヒータ4の基端部に設けられ、この基端部に対して円筒形状の第二電極接続部72が嵌入されている。これにより、第二電極422と、第二電極接続部72とが接触して電気的に接続される。
また、ハウジング2は、例えばS35Cよりも炭素濃度が低い炭素鋼鋼材からなる。
一方、スリーブ3は、例えばステンレス鋼からなる。
そして、ハウジング2の内周側において被圧入部61が存在する部分、及びスリーブ3の外周側において圧入部62が存在する部分と同一の軸方向位置において、ハウジング2とスリーブ3とが互いに溶接接続されてなる溶接部73が形成されている。
かかる溶接部73は、例えばレーザー溶接によって形成することができる。これにより、圧入と相乗的に組み合わさって、強固にハウジング2とスリーブ3とを接続することができる。
本例では、溶接部73のビッカース硬さは、例えば、600Hv以下とすることができる。
次に、図4を用いて、本例のグロープラグ1の組み立て手順について説明する。
まず、図4(a)に示すように、自身の先端部に第二電極422と接続される第二電極接続部72を有する中軸71とヒータ4とを接続してサブアッシー10を作製する。
この時点において、被圧入部61であるハウジング2の先端部の内径は、圧入部62である拡径部31の基端部に形成された段部32の外径よりも若干小さくなるよう形成されている。
具体的には、ハウジング2の先端部(被圧入部61)は、内径を例えば5.8mmとすることができ、拡径部31の基端部(圧入部62)は、前述したとおり、外径内径を例えば5.85〜5.9mmとすることができる。
すなわち、ハウジング2の先端部の内径は、拡径部31の基端部の外径よりも0.05〜0.1mm小さくなるように形成されている。
次いで、図4(b)に示すように、被圧入部61に圧入部62を圧入する。
これにより、圧入部62は被圧入部61から例えば500Nの押圧力を受けることとなる。
次いで、図4(c)に示すように、ハウジング2とスリーブ3との外周側、すなわち、拡径部31の基端側に形成されている拡径部31の基端部に形成された段部32と、被圧入部61であるハウジング2の先端部との外周側とを、上述したとおり、例えばレーザー溶接により溶接接続する。
以上のような手順により、本例のグロープラグ1が作製される。
なお、本例においては、投影領域Sにおいて、圧入部62とヒータ4とが接触していない例を示したが、図5に示すように、一部のみにおいて圧入部62とヒータ4とが接触するよう構成してもよい。
この場合であっても、同図に示すように、例えば、投影領域Sにおける被圧入部61と圧入部62との接触長さであるaと、投影領域Sにおける圧入部62とヒータ4との接触長さであるbとを比較すると、a>bであれば、本発明の作用効果を十分に発揮することができる。
以下に、本例の作用効果について説明する。
投影領域Sにおいて、圧入部62とヒータ4との間には両者が接触しないクリアランス5が形成されている。換言すれば、投影領域Sにおいては、圧入部62とヒータ4とが接触していない。このように、投影領域Sにおいて圧入部62とヒータ4とが接触していないため、被圧入部61から圧入部62に向かって作用する押圧力がヒータ4に向かって押圧力が作用することがない。
その結果、ヒータ4に亀裂が生じることを確実に防ぐことができる。
また、圧入部62とヒータ4とが接触する部分における軸方向長さは、0.3〜1.0mmであるため、投影領域Sにおいて、ヒータ4に作用する押圧力を十分に低減することができ、ヒータ4に亀裂が生じることを十分に防ぐことができる。
以上のとおり、本例によれば、圧入時にヒータに作用する押圧力を低減して、ヒータに亀裂が生じることを防ぐことのできるグロープラグを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すように、圧入部62は、その内側面に、その先端側に向かうにつれて内径が小さくなるよう構成されたテーパ面320を有するグロープラグ1の例である。
そして、グロープラグ1の軸方向とテーパ面320とのなす角度θは、5〜45°とすることができる。本例においては、上記なす角度θは、25〜35°としてある。
その他の構成は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、投影領域Sにおいて、ヒータ4に作用する押圧力を十分に低減することができ、ヒータ4に亀裂が生じることを十分に防ぐことができる。特に本例においては、上記なす角度θが25〜35°であるため、本発明の作用効果を顕著に発揮することができる。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図7に示すように、被圧入部61が拡径部31の基端部に形成されており、圧入部62がハウジング2の先端部に形成されているグロープラグ1の例である。
すなわち、スリーブ3には、下実形状の圧入部62が形成されている。一方ハウジング2には、スリーブ3の下実よりも外径の小さい上実形状の圧入部62が形成されている。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、表1に示すように、圧入部とヒータとが接触する部分における軸方向長さを種々変化させた場合における、スリーブのふれ量と圧入に必要な荷重とを測定した例である。
すなわち、本例では、上記軸方向長さを0.2〜1.2mmに種々変化させたグロープラグを試料として作製した。
次いで、それぞれの試料について、圧入後におけるスリーブのふれ量を測定した。なお、本例では、スリーブのふれ量が大きすぎると、組付性、すなわち、グロープラグをプラグ取付孔に挿入しにくくなることから、その限界値を0.4mmとした。
また、それぞれの試料を作製するに当たって圧入に必要な荷重もあわせて測定した。
測定結果を表1に示す。
Figure 2010127476
表1からわかるように、上記軸方向長さが0.3mm以上の場合には、上記ふれ量を0.35mm以下と、十分に小さくすることができる。一方、上記軸方向長さが0.3mm未満の場合には、上記ふれ量が0.4mm以上となり、スリーブのふれを十分に抑制できないことがわかる。
次に、圧入に必要な荷重について検討すると、上記軸方向長さが1.0mm以下の場合には、圧入に必要な荷重が2000N以下であり、十分に荷重を小さくできる。一方、上記軸方向長さが1.0mmを超える場合には、圧入に必要な荷重が3000Nを超えてしまい、さらにハウジングが座屈するという不具合が生じた。
以上から、スリーブのふれ量を小さくするという観点、及び圧入に必要な荷重を小さくするという観点からは、上記軸方向長さが0.3〜1.0mmであることが好ましいことがわかる。
(実施例5)
本例は、グロープラグの軸方向とテーパ面とのなす角度を種々変更させた場合における、ヒータに作用する応力の大きさを測定した例である。
すなわち、本例は、上記なす角度を0〜50°と種々変化させたグロープラグを試料として作製した。なお、上記なす角度が0°とは、従来のように被圧入部と圧入部とが完全に接触しているグロープラグ(図9参照)を意味する。
次いで、それぞれの試料について、例えば2500Nの荷重をかけて圧入を行った。そして、上記なす角度が0°である場合にヒータに作用する応力値を基準として、それぞれの試料において何割程度の応力が作用しているかを算出した。そして、それぞれの試料におけるスリーブに作用する応力が、上記なす角度が0°である場合の20%未満である場合には◎、20%以上40%未満である場合には○、40%以上である場合には△を付した。
測定結果を表2に示す。
Figure 2010127476
表2からわかるように、上記なす角度は、その値が5°以上であれば十分にヒータへの応力を低減できることがわかる。特に上記なす角度が40°以下であればヒータへの応力を顕著に低減できることがわかる。
一方、上記なす角度が50°を超える場合には、ヒータへの応力は0°の場合よりも低減できるものの、圧入部の肉厚が薄くなってしまい、逆に生産性が低下してしまうおそれがある。
以上から、上記なす角度は5〜45°であることが好ましいことがわかる。さらに、5〜40°である場合には、ヒータへの応力を一層低減できることがわかる。
実施例1における、グロープラグの先端部の縦断面図。 実施例1における、グロープラグの縦断面図。 実施例1における、圧入部と被圧入部との接合状態を示す説明図。 実施例1における、(a)サブアッシーの説明図、(b)サブアッシーにハウジングを圧入している状態を示す説明図、(c)ハウジングとスリーブとを溶接した状態の説明図。 実施例1における、別形態のグロープラグの説明図。 実施例2における、圧入部と被圧入部との接合状態を示す説明図。 実施例3における、圧入部と被圧入部との接合状態を示す説明図。 従来例における、グロープラグの縦断面図。 従来例における、グロープラグの先端部の縦断面図。
符号の説明
1 グロープラグ
2 ハウジング
20 外周面
200 外周ねじ部
3 スリーブ
31 拡径部
4 ヒータ
5 クリアランス
61 被圧入部
62 圧入部
8 内燃機関
80 プラグ取付孔
81 燃焼室
S 投影領域

Claims (6)

  1. 内燃機関に形成されたプラグ取付孔に挿入されるグロープラグであって、
    上記プラグ取付孔に螺合される外周ねじ部が自身の外周面に形成された筒状のハウジングと、
    両端が開口した筒状に形成されるとともに、基端側において外径が拡径する拡径部を有するスリーブと、
    該スリーブの内側に挿通保持されるとともに、自身の先端部が上記スリーブの先端側から突出した状態で上記内燃機関の燃焼室内に挿入されるヒータとを有し、
    上記ハウジングと上記スリーブとは、上記ハウジングの先端部及び上記拡径部の基端部のいずれか一方で構成される被圧入部内に、他方に形成された圧入部を圧入することにより接続されており、
    上記被圧入部と上記圧入部とが接触する部分を径方向内側に上記ヒータに向かって投影してなる投影領域において、上記圧入部と上記ヒータとの間の少なくとも一部には両者が接触しないクリアランスが形成されていることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1において、上記圧入部と上記ヒータとが接触する部分における軸方向長さは、0.3〜1.0mmであることを特徴とするグロープラグ。
  3. 請求項1において、上記圧入部は、上記ヒータと非接触であることを特徴とするグロープラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記圧入部は、その内側面に、その先端側に向かうにつれて内径が小さくなるよう構成されたテーパ面を有することを特徴とするグロープラグ。
  5. 請求項4において、上記グロープラグの軸方向と上記テーパ面とのなす角度は、5〜45°であることを特徴とするグロープラグ。
  6. 請求項5において、上記なす角度は、5〜40°であることを特徴とするグロープラグ。
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