JPWO2013136658A1 - セラミックグロープラグ - Google Patents

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Abstract

絶縁性セラミックからなる基体、及び、導電性セラミックからなり前記基体中に埋設された発熱素子を有し、軸線方向に延びるセラミックヒータと、前記セラミックヒータの先端側を自身の先端から突出させ、自身の内周において前記セラミックヒータの外周を保持する筒状の外筒と、前記セラミックヒータの後端側の周囲を取り囲み、自身を内燃機関の取付孔に取り付ける取付部を有する筒状のハウジングと、を備えたセラミックグロープラグであって、前記外筒は、前記ハウジングの先端部内に収容され、前記ハウジングの先端部の内径よりも自身の外径が小さくされる小径部と、前記小径部に接続すると共に、前記ハウジングの先端部よりも先端側に設けられ、前記ハウジングの先端部の内径より大径の大径部とを備え、前記ハウジングの先端部と前記大径部とが溶接接合されている。

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの予熱等に使用されるセラミックグロープラグに関する。
従来からディーゼルエンジンの予熱等にグロープラグが使用されている。また、このようなグロープラグとして、加熱用のヒータとして、セラミックヒータを用いたセラミックグロープラグも使用されている。
上記セラミックグロープラグでは、セラミックヒータは、絶縁性セラミックからなる基体、及び導電性セラミックからなり基体中に埋設された発熱素子を有する構成とされている。このようなセラミックヒータは、筒状に形成された金属製の外筒内に保持され、この外筒が、円筒状に構成され外周面に内燃機関の取付孔に螺合するためのねじ部を有する金属製のハウジングの先端側に圧入されて一体化された構成となっている。
また、上記外筒を、後端側に位置する小径部と、小径部の先端側に位置し小径部より大径の大径部とを備えた構成とし、小径部をハウジングの先端部に圧入し、大径部とハウジングの先端部との接触部分を外側から補強のため溶接接合した構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−205148号公報
上述した従来のセラミックグロープラグでは、外筒がハウジングの先端部に圧入された構造となっている。このため、セラミックヒータには、外筒がセラミックヒータを保持するための、外筒から受ける圧力(面圧)に加え、ハウジングが外筒を圧入した際の、外筒がハウジングから受ける面圧も受けることとなり、ハウジングの寸法や材料特性によっては、セラミックヒータが受ける面圧が過度に上昇する場合がある。このとき、セラミックグロープラグがディーゼルエンジンから強い衝撃を受けて応力が発生した際に、もともとセラミックヒータが受けていた面圧にこの応力が重畳し、セラミックヒータが破損し易くなるという問題があった。
本発明は、上記従来の事情に対処してなされたものであり、従来に比べてセラミックヒータの耐衝撃性の向上を図ることのできるセラミックグロープラグを提供することを目的とする。
本発明のセラミックグロープラグの一態様は、絶縁性セラミックからなる基体、及び、導電性セラミックからなり前記基体中に埋設された発熱素子を有し、軸線方向に延びるセラミックヒータと、前記セラミックヒータの先端側を自身の先端から突出させ、自身の内周において前記セラミックヒータの外周を保持する筒状の外筒と、前記セラミックヒータの後端側の周囲を取り囲み、自身を内燃機関の取付孔に取り付ける取付部を有する筒状のハウジングと、を備えたセラミックグロープラグであって、前記外筒は、前記ハウジングの先端部内に収容され、前記ハウジングの先端部の内径よりも自身の外径が小さくされる小径部と、前記小径部に接続すると共に、前記ハウジングの先端部よりも先端側に設けられ、前記ハウジングの先端部の内径より大径の大径部とを備え、前記ハウジングの先端部と前記大径部とが溶接接合されていることを特徴とする。
本発明のセラミックグロープラグでは、外筒が、ハウジングの先端部内に収容され、ハウジングの先端部の内径よりも自身の外径が小さくさる小径部と、小径部に接続すると共に、ハウジングの先端部よりも先端側に設けられ、ハウジングの先端部の内径より大径の大径部とを備えている。すなわち、小径部がハウジングの先端部に対して圧入された状態とはなっていない。したがって、セラミックヒータは、外筒から受ける面圧のみであり、ハウジングから外筒が受ける面圧を受けることがない。これによって、小径部をハウジングの先端部内に圧入することによって、セラミックヒータに面圧が加わる構成の場合に比べて、セラミックヒータを破損しにくくする(つまり、セラミックヒータの耐衝撃性を向上させる)ことができる。
ここで、小径部がハウジングに圧入されていないので、小径部の無い構成とすることも考えられる。しかしながら、外筒の大径部の後端側に、ハウジングの先端部に対して圧入状態となっていない小径部が配設されている構成とすることでセラミックヒータの耐衝撃性を向上させることができる。すなわち、仮に小径部が無い構成となっていた場合、外筒からセラミックヒータに加わる面圧を、セラミックヒータの大径部に収容されている部分で受けるのに対し、その後端側の収容されていない部分では殆ど受けず、大径部の後端面に対応する部位(以下、境界部という)で面圧が大きく変化する。このため、衝撃が加わった際に、セラミックヒータの大径部に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の境界部に応力が集中し、この境界部を起点にセラミックヒータが破損し易くなる。
これに対して、大径部の後端側に小径部が配設されている構成とすることで、外筒からセラミックヒータに加わる面圧が、大径部から小径部に向かって徐々に減少するので、セラミックヒータの小径部に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の第二境界部の面圧の差を小さくすることができ、衝撃が加わった際の第二境界部に加わる応力を緩和することができる。これによって、耐衝撃性を向上させることができる。
さらに、本発明のセラミックグロープラグでは、セラミックヒータが、外筒に圧入されて保持されてなる構成である。これにより、セラミックヒータを外筒に強固に保持することが可能となる。
なお、セラミックヒータが外筒に圧入されて保持されていると、セラミックヒータには、外筒から受ける面圧がより加わることとなり、強い衝撃が加わった際に、セラミックヒータが破損し易くなる傾向となる。これに対し、本発明では、外筒の小径部がハウジングの先端部に対して圧入された状態とはなっていないため、セラミックヒータは、外筒から受ける面圧のみであり、ハウジングから外筒が受ける面圧を受けることがない。よって、外筒から受ける面圧がより加わったとしても、耐衝撃性を維持することができる。
さらに、本発明のセラミックグロープラグでは、小径部の外周面と、ハウジングの内周面との間には、全周に亘って間隙が形成されている構成とすることができる。かかる構成とすれば、ハウジングと外筒との軸振れを抑制して同軸度を高めることができる。すなわち、小径部をハウジングの先端部内に圧入した構成とした場合、圧入する際にハウジングに外筒が曲がって挿入される場合があり、また、部品の公差がそのまま軸振れの要因となる。一方、小径部を、自身の外表面とハウジングの内周面との間に全周に亘って間隙が形成されている構成とすれば、圧入する際にハウジングに外筒が曲がって挿入されるようなことがなく、また、部品の公差がある場合でも、ハウジングと外筒とを溶接する際に位置決めすることにより、部品の公差に関係なく軸振れを抑制して同軸度を高めることができる。
また、本発明のセラミックグロープラグでは、小径部の後端部には、軸線方向後端側に向かって徐々に小径となるテーパ部が形成された構成とすることができる。これによって、外筒の肉厚が小径部においても先端側から後端側に向けて徐々に薄くなる構成となり、セラミックヒータの外筒に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の第二境界部の面圧の差をさらに小さくすることができる。これにより、衝撃が加わった際の第二境界部に加わる応力をさらに緩和することができ、耐衝撃性を一層向上させることができる。また、テーパ部が配設されていることよって、テーパ部が無い場合に比べて、小径部をハウジングの先端部内に容易に挿入することができる。
本発明によれば、従来に比べてセラミックヒータの耐衝撃性の向上を図ることのできるセラミックグロープラグを提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るグロープラグの構成を示す断面図であり、(b)は、正面図である。 図1のグロープラグの先端部を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るセラミックグロープラグの構成を模式的に示すものであり、図1(a)は、セラミックグロープラグ1の縦断面構成を示し、図1(b)は、セラミックグロープラグ1の外観構成を示している。また、図2は、セラミックヒータ4を中心に示す部分拡大断面図である。なお、図1,2においては、図の下側をセラミックグロープラグ1の軸線CL1方向先端側、上側を後端側として説明する。
図1(a)、図1(b)に示すように、セラミックグロープラグ1は、ハウジング2、中軸3、セラミックヒータ4、外筒5、及び、端子ピン6等を備えている。
ハウジング2は、所定の金属材料(例えば、S45C等の炭素鋼やステンレスなどの鉄系素材)によって形成されるとともに、軸線CL1方向に沿って延びる軸孔7を有している。さらに、ハウジング2の長手方向中央部外周には、セラミックグロープラグ1を内燃機関の取付孔に組付けるためのねじ部8(特許請求の範囲の取付部に相当)が形成されている。ハウジング2の後端部外周には、断面六角形状をなす鍔状の工具係合部9が形成されており、内燃機関にグロープラグ1(ねじ部8)を組付ける際には、当該工具係合部9に、六角レンチ等の工具が係合されるようになっている。
また、ハウジング2の軸孔7内には、ハウジング2の内周面と間隔を空けた状態で、金属製で丸棒状をなす中軸3が収容されている。中軸3の先端部は、金属材料(例えば、SUS等の鉄系素材)によって形成された円筒状の接続部材10の後端部に圧入されている。また、接続部材10の先端部には、セラミックヒータ4の後端部が圧入されている。これにより、中軸3とセラミックヒータ4とが接続部材10を介して機械的かつ電気的に接続されている。なお、中軸3の先端側には、その外径が先端側に向けて細くされた括れ部13が形成されており、当該括れ部13により中軸3に伝わる応力の緩和などが図られている。
さらに、中軸3の後端部には、金属製の端子ピン6が、かしめ固定されている。また、端子ピン6の先端部とハウジング2の後端部との間には、両者の間における直接的な電気的導通を防止するために、絶縁性素材からなる絶縁ブッシュ11が設けられている。さらに、軸孔7内の気密性の向上等を図るべく、ハウジング2及び中軸3の間には、絶縁ブッシュ11の先端部に接触するようにして絶縁性材料からなるOリング12が設けられている。
外筒5は、ステンレス等の金属から筒状に構成されている。この外筒5内には、セラミックヒータ4が圧入されており、外筒5の内周において、セラミックヒータ4の軸線CL1方向に沿った外周面中間部分を保持している。セラミックヒータ4の先端部は、外筒5の先端から突出する一方で、セラミックヒータ4の後端部はハウジング2の軸孔7内に挿設されるとともに、外筒5の後端から突出している。
外筒5は、後端側に位置する比較的小径の小径部51と、小径部51よりも先端側に位置し、小径部51の外径よりも外径が大きい大径部52と、大径部52より先端側に位置し、大径部52よりも外径が小さい先端側小径部53とを備えている。また、大径部52と先端側小径部53との間には、先端側に向けて先細るテーパ状の圧接部54が形成されており、内燃機関の取付孔にセラミックグロープラグ1を取り付けた際に、取付孔の受け面に当接し、内燃機関内の気密を確保している。さらに、小径部51の後端側端部には、テーパ部51Aが形成されている。
そして、図2に示すように、小径部51の外径D1は、ハウジング2の先端部2Aの内径D2より小さくされており、小径部51は、ハウジング2の軸孔7に挿入された状態においても(ハウジング2の先端部2A内に配置された状態においても)、ハウジング2の先端部2Aに対して圧入された状態とはなっていない。なお、本実施形態では、ハウジング2の軸孔7の内径は、先端部2Aだけでなく、全長に亘って一定とされている。また、本実施形態では、小径部51の外周面とハウジング2の先端部2Aの内周面との間には、全周に亘って間隙55が形成されている。
他方、図2に示すように、大径部52の外径D3は、ハウジング2の先端部2Aの内径D2よりも大きくされており、ハウジング2の先端部2A(詳細には、ハウジング2の先端面)と大径部52(詳細には、大径部52の後端向き面)とが、当接している。なお、本実施形態では大径部52の外径D3は、ハウジング2の先端部2Aの外径と略同一となっている。そして、小径部51をハウジング2の軸孔7に挿入した状態で、ハウジング2の先端部2Aと大径部52とを全周に沿って溶接、例えばレーザー溶接を施すことで、溶接部56が形成されている。
上記のとおり、本実施形態では、外筒5の小径部51が、ハウジング2の先端部2Aに対して圧入された状態となっていない。よって、セラミックヒータ4には、外筒5から受ける面圧のみであり、ハウジング2から外筒5が受ける面圧を受けることがない(本実施形態では、ハウジング2が外筒5に加える圧力が発生しない)。したがって、小径部51をハウジング2の先端部2A内に圧入することによって、セラミックヒータ4に面圧が加わる構成の場合に比べて、セラミックヒータ4を破損しにくくなり、セラミックヒータ4の耐衝撃性を向上させることができる。なお、このような効果は、小径部51の外径D1が、ハウジング2の先端部2Aの内径D2より小さくされており、小径部51がハウジング2の先端部2Aに圧入されていない構成となっていれば得られる。したがって、必ずしも本実施形態のように、全周に亘って間隙55が形成されている構成としなくてもよい。
ここで、本実施形態では、小径部51がハウジング2に圧入されていないので、小径部51の無い構成とすることも考えられる。しかしながら、外筒5の大径部52の後端側に、ハウジング2の先端部2Aに対して圧入状態となっていない小径部51が配設されている構成とすることでセラミックヒータ4の耐衝撃性を向上させることができる。すなわち、仮に小径部51が無い構成となっていた場合、外筒5からセラミックヒータ4に加わる面圧を、セラミックヒータ4の大径部52に収容されている部分で受けるのに対し、その後端側の収容されていない部分では殆ど受けず、大径部52の後端面に対応する境界部で面圧が大きく変化する。このため、衝撃が加わった際に、セラミックヒータ4の大径部52に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の境界部に応力が集中し、この境界部を起点にセラミックヒータ4が破損し易くなる。
これに対して、大径部52の後端側に小径部51が配設されている構成とすることで、外筒5からセラミックヒータ4に加わる面圧が徐々に減少するので、セラミックヒータ4の小径部51に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の第二境界部21Aの面圧の差を小さくすることができ、衝撃が加わった際の第二境界部21Aに加わる応力を緩和することができる。これによって、耐衝撃性を向上させることができる。
また、本実施形態では、セラミックヒータ4が、外筒5に圧入されて保持されてなる構成である。これにより、セラミックヒータ4を外筒5に強固に保持することが可能となる。
なお、セラミックヒータ4が外筒5に圧入されて保持されていると、セラミックヒータ4には、外筒5から受ける面圧がより加わることとなり、強い衝撃が加わった際に、セラミックヒータ4が破損し易くなる傾向となる。これに対し、本実施形態では、外筒5の小径部51がハウジング2の先端部2Aに対して圧入された状態とはなっていないため、セラミックヒータ4は、外筒5から受ける面圧のみであり、ハウジング2から外筒5が受ける面圧を受けることがない。よって、外筒5から受ける面圧がより加わったとしても、耐衝撃性を維持することができる。
さらに、本実施形態では、小径部51の後端側にテーパ部51Aが形成されている。これにより、外筒5の肉厚が小径部51においても先端側から後端側に向けて徐々に薄くなることによって、セラミックヒータ4の外筒5に収容されている部分とその後端側の収容されていない部分の第二境界部21Aの面圧の差をさらに小さくすることができ、衝撃が加わった際の境界部に加わる応力をさらに緩和することができる。また、このテーパ部51Aが配設されていることよって、テーパ部51Aが無い場合に比べて、小径部51をハウジング2の先端部2A内に容易に挿入することができる。
さらに、本実施形態では、小径部51の外径D1が、ハウジング2の軸孔7の内径D2より小さくされているだけではなく、小径部51の外周面とハウジング2の先端部2Aの内周面との間には、全周に亘って間隙55が形成された構成となっている。これによって、ハウジング2と外筒5との軸振れを抑制して同軸度を高めることができる。すなわち、小径部51をハウジング2の先端部2A内に圧入した構成とした場合、圧入する際にハウジング2に外筒5が曲がって挿入される場合があり、また、部品の公差がそのまま軸振れの要因となる。一方、本実施形態では、圧入する際にハウジング2に外筒5が曲がって挿入されるようなことがなく、また、部品の公差がある場合でも、ハウジング2と外筒5とを溶接する際に位置決めすることにより、部品の公差に関係なく軸振れを抑制して同軸度を高めることができる。
次に、公知のセラミックヒータ4について説明する。セラミックヒータ4は、図2に示すように、絶縁性セラミック(例えば、窒化珪素を主成分とするもの)により構成されるとともに、軸線CL1方向に延びる筒状の基体21と、その内部に埋設された、導電性セラミックよりなる長細いU字状の発熱素子22とを備えている。基体21は、自身の先端部を除いて略同一の外径を有するように形成されている。また、発熱素子22は、発熱部23と、当該発熱部23の両端部に接合される一対の棒状のリード部24,25とを備えている。発熱部23は、いわゆる発熱抵抗体として機能する部位であり、曲面状に形成されたセラミックヒータ4の先端部分において、その曲面に沿うようにして断面略U字状をなしている。本実施形態では、発熱部23の断面積がリード部24,25の断面積よりも小さくされるとともに、発熱部23を構成する導電性セラミックの(電気)抵抗率が、リード部24,25を構成する導電性セラミックの抵抗率よりも大きくされている。従って、通電時には、発熱部23において積極的に発熱が行われるようになっている。
リード部24,25は、それぞれセラミックヒータ4の後端側に向けて互いに略平行に延設されている。一方のリード部24の後端側には、電極取出部26が外周方向に突設されており、当該電極取出部26は、セラミックヒータ4の外周面に露出している。同様に、他方のリード部25にも、電極取出部27が外周方向に突設されており、当該電極取出部27が、セラミックヒータ4の外周面に露出している。尚、一方のリード部24の電極取出部26は、他方のリード部25の電極取出部27よりも軸線CL1方向後端側に形成されている。
電極取出部26の露出部分は、接続部材10の内周面と接触しており、その結果、接続部材10に接続された中軸3とリード部24との間が電気的に接続されている。また、電極取出部27の露出部分は、外筒5の内周面に対して接触しており、外筒5に接合されたハウジング2とリード部25との間が電気的に接続されている。これによって、中軸3及びハウジング2が、セラミックヒータ4の発熱部26に通電するための陽極及び陰極として機能するようになっている。
実施例として、図1、図2に示した構造のセラミックグロープラグ1を作製し、完成品を、落下試験機により、基準面より0.5mの高さ及び1.0mの高さから落下させて耐衝撃性の試験を行った。この結果、0.5mの高さ及び1.0mの高さの両方においてセラミックヒータ4に破損は生じなかった。
比較例として、外筒5の小径部51の外径D1が、ハウジング2の先端部2Aの内径D2より大きく、小径部51をハウジング2の先端部2A内に圧入した構造のセラミックグロープラグを作製し、完成品を落下試験機により、基準面より0.5mの高さ及び1.0mの高さから落下させて耐衝撃性の試験を行った。この結果、0.5mの高さでは破損が生じなかったが、1.0mの高さでは、セラミックヒータに破損が生じた。
以上の結果から、実施例では、比較例に比べて耐衝撃性が向上していることを確認することができた。
次に、実施例として、図1、図2に示した構造のセラミックグロープラグ1を15個作製し、ハウジング2の外周面と外筒5の大径部52の外周面とで同軸度を測定した。同軸度の測定は、セラミックグロープラグ1を回転させながらハウジング2の外周面と外筒5の大径部52の外周面の位置を測定することによって行った。
また、比較例として、外筒5の小径部51の外径D1が、ハウジング2の先端部2Aの内径D2より大きく、小径部51をハウジング2の先端部2A内に圧入した構造のセラミックグロープラグを15個作製し、実施例と同様にして同軸度を測定した。これらの結果を表1に示す。なお、表1における同軸度の数値は「ハウジングの位置−大径部の位置」の絶対値にて示している。
Figure 2013136658
表1に示されるように、実施例における同軸度の測定結果は、平均値が0.03mm、最大値が0.06mm、最小値が0.01mm、σが0.01mmであった。
また、比較例における同軸度の測定結果は、平均値が0.12mm、最大値が0.21mm、最小値が0.04mm、σが0.06mmであった。
上記の結果から、実施例では、比較例に比べて同軸度が高くなっており、そのばらつきも少なくなっていることを確認することができた。
以上、本発明を実施形態及び実施例について説明したが、本発明は、上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、各種の変形が可能であることは勿論である。
本発明のセラミックグロープラグは、自動車用エンジン等の内燃機関に使用されるセラミックグロープラグの分野等で利用することができる。したがって、産業上の利用可能性を有する。
1……セラミックグロープラグ、2……ハウジング、3……中軸、4……セラミックヒータ、5……外筒、51……小径部、51A……テーパ部、52……大径部、53……先端側小径部、54……圧接部、55……間隙、56……接触部、7…軸孔、8…ねじ部、21…基体、22…発熱素子、CL1…軸線。

Claims (4)

  1. 絶縁性セラミックからなる基体、及び、導電性セラミックからなり前記基体中に埋設された発熱素子を有し、軸線方向に延びるセラミックヒータと、
    前記セラミックヒータの先端側を自身の先端から突出させ、自身の内周において前記セラミックヒータの外周を保持する筒状の外筒と、
    前記セラミックヒータの後端側の周囲を取り囲み、自身を内燃機関の取付孔に取り付ける取付部を有する筒状のハウジングと、
    を備えたセラミックグロープラグであって、
    前記外筒は、
    前記ハウジングの先端部内に収容され、前記ハウジングの先端部の内径よりも自身の外径が小さくされる小径部と、
    前記小径部に接続すると共に、前記ハウジングの先端部よりも先端側に設けられ、前記ハウジングの先端部の内径より大径の大径部とを備え、
    前記ハウジングの先端部と前記大径部とが溶接接合されている
    ことを特徴とするセラミックグロープラグ。
  2. 請求項1記載のセラミックグロープラグであって、
    前記セラミックヒータは、前記外筒に圧入されて保持されてなることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  3. 請求項1または請求項2記載のセラミックグロープラグであって、
    前記小径部の外周面と前記ハウジングの先端部の内周面との間には、全周に亘って間隙が形成されていることを特徴とするセラミックグロープラグ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のセラミックグロープラグであって、
    前記小径部の後端部には、前記軸線方向後端側に向かって徐々に小径となるテーパ部が形成されている
    ことを特徴とするセラミックグロープラグ。
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