JP2013234780A - グロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】主体金具の軸孔内で中軸を確実に保持し、耐振動性を高めることができるグロープラグを提供することを目的とする。
【解決手段】中軸3の前側胴部36は後側胴部37よりも外径が細い。主体金具4の軸孔43の内周面と中軸3の後側胴部37の外周面との間に、密接部材9を圧入して配置する。密接部材9の配置位置は、前側胴部36と後側胴部37の境目部分Aを含む。密接部材9は軸孔43の内周面と後側胴部37の外周面とに密接し、中軸3を固く保持する。外部からの振動に伴い中軸3が振れても、密接部材9は軸孔43と後側胴部37に密接するため、軸孔43内で後側胴部37を固く保持することができる。ゆえに密接部材9は境目部分Aの付近において確実に、中軸3を保持し、振動による振れを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの始動の補助等に用いるグロープラグに関する。
通電によって発熱する発熱抵抗体を有する棒状のセラミックヒータを備えるグロープラグが知られている。このグロープラグは、金属製で筒状の主体金具の先端部にセラミックヒータを保持し、発熱抵抗体の一方の電極が主体金具と電気的に接続されている。また、主体金具の軸孔内に、主体金具とは絶縁した状態で配置する金属製で棒状の中軸に、発熱抵抗体の他方の電極が電気的に接続されている。グロープラグは、主体金具と中軸との間への通電によって発熱抵抗体が発熱し、ディーゼルエンジンの始動を補助したり、流体を加熱したりする用途に用いられる。
このような構造のグロープラグでは、エンジンの駆動に伴う振動によって中軸が振れた場合に、中軸から振動が伝達されてセラミックヒータの内部応力が高まることを抑制するため、主体金具と中軸との間に絶縁性のチューブを配置したものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−32878号公報
しかしながら、主体金具と中軸との間へチューブを挿入するにはクリアランスを確保する必要がある。特許文献1では、チューブを長尺に設計することによって、チューブと主体金具および中軸との密着性をチューブのいずれかの部位において確保し、中軸の振動を抑制している。中軸の耐振動性は、チューブと主体金具および中軸とが偶然密着した部位によって確保されることとなるため、グロープラグの個体差バラツキによって耐振動性のバラツキを生ずることがあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、主体金具の軸孔内で中軸を確実に保持し、耐振動性を高めることができるグロープラグを提供することを目的とする。
第1態様によれば、通電によって発熱する発熱抵抗体を先端部に有するヒータと、軸線に沿って延びる軸孔を有する筒状に形成され、先端部において前記ヒータを直接または間接的に保持する主体金具と、棒状に形成され、前記主体金具の前記軸孔に当該軸孔の内周面に対し間隙をおいて配置される中軸であって、一端部が前記ヒータの後端部に接続され、他端部が前記主体金具の後端から突出されると共に、前記一端部と前記他端部との間の胴部において、当該他端部に接続する後側胴部と、当該後側胴部の先端に接続し、前記後側胴部よりも外径が小さい前側胴部とを有する中軸と、環状に形成され、前記前側胴部と前記後側胴部との境目部分を少なくとも含んだ状態で前記後側胴部と前記軸孔との間に配置され、前記後側胴部と前記軸孔とのそれぞれに密接する密接部材と、を備えるグロープラグが提供される。
第1態様に係るグロープラグは、前側胴部が細径であり、この細径の部位は外部からの振動を吸収する機能を果たす。そして、本発明では、その前側胴部との境目部分を含み、後側胴部において前側胴部に最も近い位置に密接部材を配置することで、中軸の振動による振れが生じても、この密接部材は軸孔と後側胴部に密接するため、軸孔内で後側胴部を固く保持することができる。ゆえに、上記境目部分の付近において確実に、中軸の振動による振れを抑制でき、細径部を設けた効果と相俟って、中軸の振れに起因してセラミックヒータへ伝わる振動を有効に抑えることができる。
第1態様において、前記密接部材は、圧入によって、前記後側胴部と前記軸孔との間に配置されてもよい。密接部材を圧入することにより、密接部材の配置位置となる後側胴部の外周面や軸孔の内周面に加工を施したり、接着剤等の他部材を用いたりせずとも十分に、密接部材を後側胴部と軸孔に密接させて配置することができ、製造の手間がかからない。そして、密接部材が後側胴部と軸孔とに密接することにより、密接部材が中軸の振動によって位置ずれすることがなく、中軸の保持を確実に行い、振動による振れの抑制を長期にわたって維持することができる。
グロープラグ1の縦断面図である。 密接部材9を圧入する工程を示す斜視図である。 グロープラグ101の縦断面図である。
以下、本発明を具体化したグロープラグの一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1を参照し、一例としてのグロープラグ1の全体の構造について説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いるものであり、記載しているグロープラグの構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下の説明では、主体金具4の軸線を軸線Oとし、軸線Oを、主体金具4に組み付けられた、グロープラグ1を構成する各部品の位置関係や向き、方向を説明する上での基準とする。軸線Oの延伸方向(以下、「軸線O方向」ともいう)において、セラミックヒータ2の配置された側(図1における下側)をグロープラグ1の先端側とする。
図1に示すグロープラグ1は、例えば直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室(図示外)に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。グロープラグ1は、主体金具4と、保持部材8と、セラミックヒータ2と、中軸3と、接続端子5と、絶縁部材6と、Oリング7と、接続リング75と、密接部材9を備える。
まず、セラミックヒータ2について説明する。セラミックヒータ2は丸棒状をなし、先端部(以下、「ヒータ先端部」という)22が半球状に曲面加工された絶縁性セラミックからなる基体21を有する。基体21の内部には、導電性セラミックからなる断面略U字状の発熱素子24が埋設されている。発熱素子24は、発熱抵抗体27と、リード部28,29とからなる。発熱抵抗体27はヒータ先端部22に配置され、ヒータ先端部22の曲面にあわせて両端が略U字状に折り返されている。リード部28,29は発熱抵抗体27の両端にそれぞれ接続され、セラミックヒータ2の後端部(以下、「ヒータ後端部」という)23へ向けて互いに略平行に延設されている。発熱抵抗体27の断面積はリード部28,29の断面積よりも小さくなるように成形されており、通電時、主に発熱抵抗体27において発熱が行われる。また、セラミックヒータ2の中央より後端側において、リード部28,29のそれぞれから電極取出部25,26が径方向に突出されている。電極取出部25,26は、軸線O方向において互いにずれた位置にて、セラミックヒータ2の外周面に露出されている。
次に、保持部材8について説明する。保持部材8は軸線O方向に延びる円筒状の金属部材である。保持部材8は筒孔84内でセラミックヒータ2の胴部分を径方向に保持する。ヒータ先端部22およびヒータ後端部23は、保持部材8の両端からそれぞれ露出する。保持部材8の胴部81の後端側には、肉厚の鍔部82が形成されている。鍔部82の後端には、後述する主体金具4の先端部(以下、「金具先端部」という)41に係合する段状の金具係合部83が形成されている。セラミックヒータ2の電極取出部25,26のうち先端側に形成された電極取出部25は、保持部材8の筒孔84の内周面に接触されており、電極取出部25と保持部材8とが電気的に接続されている。
保持部材8の金具係合部83から後端側に露出するヒータ後端部23には、金属製で筒状の接続リング75が圧入によって嵌められている。セラミックヒータ2の電極取出部26は接続リング75の内周面に接触されており、電極取出部26と接続リング75とが電気的に接続されている。後述する主体金具4の金具先端部41が保持部材8の金具係合部83に接合されることによって、電極取出部25は、保持部材8を介して主体金具4と電気的に接続される。電極取出部26に接続された接続リング75は主体金具4内に配置されるが、セラミックヒータ2と主体金具4とは保持部材8によって位置決められ、非接触に維持される。よって接続リング75と主体金具4とは絶縁される。
次に、主体金具4について説明する。主体金具4は、軸線O方向に貫通する軸孔43を有する長細い筒状の金属部材である。金具先端部41は保持部材8の金具係合部83に係合し、保持部材8を介してセラミックヒータ2の電極取出部25と電気的に接続されている。金具先端部41と金具係合部83との合わせ部位にはレーザ溶接が施され、主体金具4と保持部材8とは一体に接合されている。金具先端部41と後端部(以下、「金具後端部」という)45との間の金具胴部44は軸線O方向に長く形成されている。金具胴部44の後端側外周面には、グロープラグ1を内燃機関のエンジンヘッド(図示外)に取り付けるためのねじ山が形成された取付部42が設けられる。金具後端部45には、グロープラグ1をエンジンヘッドに取り付ける際に使用される工具が係合する工具係合部46が形成される。工具係合部46は、例えば断面形状が六角形状に形成されている。工具係合部46内で、軸孔43の内周は金具胴部44よりも拡径されており、径の異なる部位間が、後端側へ向けてテーパ状に広がるテーパ部47によって接続されている。
次に、中軸3について説明する。中軸3は軸線O方向に延びる棒状の金属部材であり、主体金具4の軸孔43に挿通される。中軸3は、軸孔43の内周面に対し間隙をおいて、すなわち非接触の状態で配置される。中軸3は、先端部(以下、「中軸先端部」という)31に、接続リング75の内周に係合するため小径のリング係合部34を有する。リング係合部34を接続リング75に係合した状態で、中軸先端部31と接続リング75との合わせ部位にはレーザ溶接が施される。中軸先端部31と接続リング75とが一体に接合され、接続リング75を介してセラミックヒータ2と中軸3とが軸線Oに沿って一体に連結される。これにより中軸3は、接続リング75を介してセラミックヒータ2の電極取出部26と電気的に接続される。主体金具4と中軸3とが、セラミックヒータ2の発熱抵抗体27に電圧を印加するための電極として機能する。なお、この中軸先端部31が、ヒータ(セラミックヒータ2)の後端部(ヒータ後端部23)に接続される中軸3の「一端部」に相当する。
中軸3の後端寄り部位は、主体金具4の軸孔43の後方側に内挿され、そのうちの中軸後端部32が主体金具4の後端(換言すれば、金具後端部45)から突出している。中軸後端部32の外周面には、ローレット状の表面加工を施した接続端部33が設けられている。中軸先端部31と中軸後端部32との間の中軸胴部35は、軸孔43内で軸線O方向に長く延びる。なお、この中軸後端部32が、中軸3の「他端部」に相当する。
中軸胴部35の先端側には、外径を小さくした前側胴部36が形成されている。前側胴部36は中軸先端部31に接続し、接続部分はテーパ状に形成されている。中軸胴部35の前側胴部36より後端側の部分は、便宜上、後側胴部37とする。後側胴部37は、中軸後端部32に接続する。後側胴部37は、外径が略一定で、中軸後端部32の外径と略同一の外径に形成されている。前側胴部36は後側胴部37との接続部分もテーパ状に形成されている。中軸3は、前側胴部36の外径が後側胴部37と比べて小さく形成されることによって、エンジンの振動等に伴い外部から伝わる振動により発生する中軸3の振れを、細径である前側胴部36が吸収し、セラミックヒータ2へ振動が伝播するのを軽減している。
中軸3の後端寄り部位と金具後端部45との間には、Oリング7と絶縁部材6が配置される。Oリング7は、耐熱性、絶縁性および弾性を有する部材、例えばフッ素ゴム、アクリルゴム、シリコンゴム等を材料に、円環状に形成される。Oリング7は主体金具4の軸孔43のテーパ部47におけるテーパ面と、中軸3の外周面と、後述の絶縁部材6の先端面とに当接して配置され、軸孔43の気密性を保つ。
絶縁部材6は、主体金具4と中軸3および接続端子5(後述)との接触による短絡を防止するため、例えばナイロン(登録商標)等、耐熱性および絶縁性を有する部材から形成される筒体である。絶縁部材6は中軸後端部32に挿通され、後端側に形成された鍔部61が主体金具4の後端に当接することで位置決めされ、主体金具4と中軸3とを絶縁状態に維持する。中軸3の接続端部33は、絶縁部材6よりも更に後方に突出する。
中軸後端部32(詳細には、接続端部33)には、接続端子5が固定される。接続端子5は、鍔部51、固定部52、突起部53を備える。固定部52は、接続端部33に覆い被せるキャップ形状を有する。突起部53は、固定部52から後端側に向けピン状に突出する。鍔部51は、固定部52の先端の開口端において、一周にわたって径方向外向きに突出する。接続端子5を中軸3の接続端部33に被せた場合に、鍔部51が絶縁部材6の後端に当接する。接続端子5を軸線O方向の先端向きに押圧した状態で固定部52の外周を内向きに加締めることで、固定部52が接続端部33に固定される。接続端部33はローレット形状であるため、固定部52との固着力が高められ、接続端子5と中軸3とが一体に固定されると共に、両者が電気的に接続される。
接続端子5の突起部53には、グロープラグ1がエンジンヘッド(図示外)に取り付けられる際に、プラグキャップ(図示外)が嵌められる。セラミックヒータ2の発熱素子24は、保持部材8および主体金具4を介してエンジンに接地される発熱抵抗体27の一端側と、接続端子5および中軸3を介してプラグキャップに接続される他端側との間に通電されることによって、発熱する。
次に、密接部材9について説明する。密接部材9は、耐熱性および絶縁性を有する樹脂等を材料とし、円筒状に形成した部材である。密接部材9の厚みは、主体金具4の軸孔43の内周面と、中軸3の後側胴部37の外周面との間隙の大きさより大きく形成される。具体的には、密接部材9の内径は中軸3の後側胴部37の外径とほぼ同じ大きさに形成され、密接部材9の外径は軸孔43の後側胴部37と向き合う部分の内径より大きく形成される。密接部材9は、主体金具4の後端側から圧入により軸孔43内へ挿入され、軸孔43の内周面と中軸3の後側胴部37の外周面との間に配置される。このように、圧入によって軸孔43内に配置される密接部材9は、軸孔43の内周面と、中軸3の外周面とのそれぞれに対する抗力が大きくなり、それぞれに密接するため、中軸3の径方向への振れを確実に抑制できる。
密接部材9は、中軸3の前側胴部36と後側胴部37との境目部分(図1において二点鎖線Aで示す部分)を少なくとも含んだ状態(換言すれば、密接部材9の内周面が上記境目部分と重なる状態)で、軸孔43と後側胴部37との間に配置される。言い換えると、後側胴部37を取り囲んで配置される密接部材9は、軸線O方向における先端位置(図1において二点鎖線Bで示す位置)が、境目部分Aと同じ位置、もしくは境目部分Aよりも先端側に位置する。
また、中軸3の先端側には接続リング75を介してセラミックヒータ2が接続されている。密接部材9の配置位置を、境目部分Aを含む後側胴部37に位置決めし、その位置で中軸3を固く保持すれば、密接部材9よりも後端側における中軸3の振れが、密接部材9を挟んで反対側に及ぼす影響、すなわちセラミックヒータ2に発生する応力を低減することができる。つまり、境目部分Aを含む後側胴部37に密接部材9を位置決めして配置し、中軸3を固く保持することで、中軸3の後側胴部37における振れが、セラミックヒータ2に及ぼす影響を小さくできる。ゆえに、グロープラグ1の設計において、中軸3の後側胴部37の長さを変更しても、セラミックヒータ2への影響を考慮せずとも済み、グロープラグ1の長尺化に対する設計変更を自由に行うことができる。
このような構造のグロープラグ1では、その製造過程において、密接部材9を主体金具4の軸孔43と、その軸孔43内に挿通された中軸3との間隙に圧入する工程が行われる。以下、密接部材9の圧入工程を中心に、グロープラグ1の概略的な製造過程について説明する。
セラミックヒータ2は、以下の製造過程を経て製造される。導電性のセラミック粉末、バインダ等を原料に射出成形を行い、発熱素子24の原形となる素子成形体を形成する。絶縁性セラミック粉末を原料に金型プレス成形を行い、基体21の原形となる基体成形体を、二分割の成形体として形成する。基体成形体で素子成形体を挟んで収容した状態で、プレス圧縮を行う。脱バインダ処理、ホットプレス等の焼成工程を経た後、外周面を研磨し、棒状で先端が半球状のセラミックヒータ2を形成する。なお、セラミックヒータ2の製造過程は適宜変更が可能である。例えば、基体成形体の製造方法として、一方の成形体を予め成形して金型に配置し、その上に素子成形体を載置し、さらに絶縁性セラミック粉末を充填してプレス圧縮する製造方法等を適用することができる。
ステンレス等の鋼材をパイプ状に成形した接続リング75にセラミックヒータ2を圧入し、嵌め込む。セラミックヒータ2の電極取出部26が接続リング75と導通する。同様に、所定の形状に成形した保持部材8に、セラミックヒータ2を圧入し、嵌め込む。セラミックヒータ2の電極取出部25が保持部材8に導通する。中軸3は、一定の寸法に切断された鉄系材料(例えば、Fe−Cr−Mo鋼)からなる棒状部材に塑性加工や切削等を施して形成する。前側胴部36は、中軸胴部35に切削加工を施して形成する。中軸3のリング係合部34を、セラミックヒータ2に嵌めた接続リング75に係合する。リング係合部34と接続リング75との合わせ部位をレーザ溶接し、中軸3とセラミックヒータ2とを一体に接合する。
S45C等の鉄系素材から筒状の主体金具4を形成し、取付部42にねじ山を転造する。切削加工等を行い、金具後端部45における軸孔43を拡径し、テーパ部47を形成する。主体金具4の軸孔43に、セラミックヒータ2等と一体となった中軸3を挿通し、金具先端部41の内周を保持部材8の金具係合部83に係合する。主体金具4と保持部材8との合わせ部位をレーザ溶接し、両者を一体に接合する。
次に、密接部材9の圧入を行う。密接部材9は樹脂等を材料に射出成形を行い、筒形状に形成する。前述したように、密接部材9の内径は中軸3の後側胴部37の外径とほぼ同じ大きさに形成され、密接部材9の外径は軸孔43の後側胴部37と向き合う部分の内径より大きく形成される。図2に示すように、密接部材9を中軸後端部32に嵌め、軸線O方向の先端側へ移動する。中軸後端部32の外径は後側胴部37の外径と略同一であり、密接部材9は大きな抵抗を受けずに、先端側へ移動できる。
テーパ部47を介して軸孔43の内径が縮径すると、密接部材9は挿入抵抗を受けるため、圧入治具90を用いて密接部材9を圧入する。圧入治具90は、軸線O方向に延びる筒状の押圧部91と、押圧部91の後端に接続し、主体金具4の後端面に当接可能なストッパ92を備える。押圧部91は、中軸3の後側胴部37の外径より大きな内径と、軸孔43の内径より小さな外径を有する。押圧部91の長さDは、軸線O方向において、中軸3の境目部分Aと、主体金具4の後端面の位置C(図1参照)との間の長さから、密接部材9の軸方向の長さを除いた分の長さ、もしくはそれより若干長い長さに設定されている。
圧入工程では、圧入治具90で密接部材9を後端側から押圧し、密接部材9を軸孔43と後側胴部37との間に押し込む。ストッパ92が主体金具4の後端面に当接すると、密接部材9は先端の位置が、境目部分Aと同じもしくは境目部分Aよりも先端側に位置する。圧入治具90は、それ以上先端側には移動しないので、密接部材9は境目部分Aを少なくとも含んだ状態で、中軸3の後側胴部37の外周面と主体金具4の軸孔43の内周面との間に配置される。密接部材9は後側胴部37の外周面と軸孔43の内周面とに挟まれ、それぞれに密接する。言い換えると、密接部材9は軸孔43内で、中軸3の後側胴部37を強固に保持する。密接部材9は、外部からの振動に伴う中軸3の振れに対して十分な抗力を生じて中軸3の振れを抑制し、後側胴部37の外周面、および軸孔43の内周面との密接状態を維持することができる。
圧入治具90を抜き出し、図1に示すように、Oリング7を軸孔43内に挿入し、テーパ部47に配置する。次いで、中軸3に絶縁部材6を嵌め込む。さらに中軸後端部32に接続端子5を嵌め込み、絶縁部材6を先端側へ押圧する。絶縁部材6は先端面でOリング7を先端側へ押圧し、主体金具4のテーパ部47との間に挟む。Oリング7は変形し、絶縁部材6の先端面、主体金具4のテーパ部47のテーパ面、および中軸3の外周面にそれぞれ当接して軸孔43の気密を確保する。この状態で接続端子5の固定部52を径方向内向きに加締め、接続端子5を中軸3の接続端部33に固定して、グロープラグ1が完成する。
以上説明したように、本発明に係るグロープラグ1は、中軸3の前側胴部36が後側胴部37よりも細径であり、その部位は外部からの振動を吸収する機能を果たす。そして、前側胴部36と後側胴部37との境目部分Aを含むようにして、後側胴部37の外周面において前側胴部36に最も近い位置に密接部材9を配置すれば、中軸3の振動による振れが生じても、密接部材9は軸孔43と後側胴部37に密接するため、軸孔43内で後側胴部37を固く保持することができる。ゆえに、上記境目部分Aの付近において確実に、中軸3の振動による振れを抑制でき、細径の前側胴部36を設けた効果と相俟って、中軸3の振れに起因してセラミックヒータ2へ伝わる振動を有効に抑えることができる。
また、密接部材9の配置位置を、境目部分Aを含む後側胴部37に位置決めしたことで、密接部材9よりも後端側における中軸3の振れがセラミックヒータ2には影響しない。ゆえに、グロープラグ1の設計において、中軸3の後側胴部37の長さを自由に変更でき、グロープラグ1の長尺化に対する設計変更を自由に行うことができる。さらに、密接部材9は、境目部分Aを含む後側胴部37において中軸3を保持できればよいので、従来のグロープラグに用いられるシリコンチューブのように、軸線O方向に長く形成する必要が無く、製造コストを削減することができる。
また、主体金具4と中軸3の間に密接部材9を圧入することにより、密接部材9の配置位置となる後側胴部37の外周面や軸孔43の内周面に加工を施したり、接着剤等の他部材を用いたりせずとも十分に、密接部材9を後側胴部37と軸孔43とに密接させて配置することができ、製造の手間がかからない。そして、密接部材9が後側胴部37と軸孔43とに密接することにより、密接部材9が中軸3の振動によって位置ずれすることがなく、中軸3の保持を確実に行い、振動による振れの抑制を長期にわたって維持することができる。
なお、本発明は各種の変形が可能である。密接部材9の先端面外縁を面取りし、圧入時に容易に圧入できるようにしてもよい。密接部材9を主体金具4の軸孔43の内周面と中軸3の後側胴部37の外周面との間に配置する際に、密接部材9の先端位置Bが、中軸3の境目部分Aと一致するように配置してもよい(図1参照)。軸孔43内における密接部材9の配置位置は、圧入治具90の押圧部91の長さDによって決めたが、中軸3の外周に、例えばわずかに突出する鍔状または突起状のストッパを設け、密接部材9の圧入位置の位置決めを行ってもよい。あるいは、圧入位置の中軸の外径を若干大きくし、圧入時の圧入治具90の押圧力を測定する。押圧力が所定値以上となったら密接部材9が圧入位置に達したものとして、圧入を停止するようにしてもよい。
また、図3に示すように、中軸103の中軸後端部132にねじ山を形成したグロープラグ101に、本実施形態の密接部材9を適用してもよい。グロープラグ101の中軸103は、中軸後端部132に、ローレット状の表面加工を施した固定端部133と、その後端側に、ねじ山を形成した取付端部134を有する。固定端部133には、本実施形態の接続端子5の固定部52と同様に機能する環状の加締めナット155が嵌められる。取付端部134には、通電用のケーブルの接続に用いる端子用ねじ156が嵌められる。このような構造のグロープラグ101は、グロープレートと呼ばれる導通用電極(図示外)に取付端部134を締結し、エンジンへの取り付けを行う。締結時に、中軸103は、ねじ締めによる捻りの応力を受ける。上記したように、密接部材9は圧入によって、主体金具4の軸孔43内で中軸103の後側胴部37を固く保持する。すなわち密接部材9は、軸孔43の内周面と、後側胴部37の外周面とに密接した状態にある。したがって、取付端部134において、中軸103がねじ締めによる捻りの応力を受けても、密接部材9が中軸103の捻りを抑制するように後側胴部37を固く保持するので、後側胴部37よりも外径の細い前側胴部36に加わる捻りの応力を軽減することができる。また、前側胴部36よりも太径の後側胴部37は、密接部材9が前側胴部36において中軸103を保持する場合よりも、より小さい保持力で、中軸103にかかる捻りの応力を軽減することができる。
密接部材9の圧入位置を、中軸3の前側胴部36と後側胴部37との境目部分Aを含む、後側胴部37に位置決めして該密接部材9で中軸3を固く保持することで、中軸3の耐振動性および耐衝撃性を高めることができることを確認する評価試験を、シミュレーションによる解析で行った。本評価試験では、本実施形態のグロープラグ1と同構造である実施例相当品で、中軸3の後側胴部37および主体金具4の金具胴部44の軸線O方向の長さを適宜異ならせた複数種類のグロープラグの模擬体を、シミュレーションにより作成した。また、比較例として、グロープラグ1において、軸孔43と後側胴部37との間に密接部材9を配置せず、代わりにシリコンチューブを挿入した従来例相当品で、上記同様、中軸3の後側胴部37および主体金具4の金具胴部44の軸線O方向の長さを適宜異ならせた複数種類のグロープラグの模擬体を、シミュレーションにより作成した。
まず、各グロープラグの模擬体の中軸3に異なる周波数帯の超音波を連続的に入力した場合に、中軸3に共振が発生する周波数をシミュレーション解析により求めた。解析の結果、従来例相当品のグロープラグの模擬体における共振周波数は、形状(具体的には中軸3の長さ)によって異なり、800〜4000Hzの範囲でばらつきを生じた。一方、実施例相当品のグロープラグの模擬体における共振周波数は、形状(中軸3の長さ)によらず、いずれも4000Hzであった。共振周波数は、高いほど、中軸3の振れが抑制される。解析の結果、実施例相当品のグロープラグでは、中軸3が、境目部分A付近において密接部材9に固く保持されることで、中軸3全体の振れが抑制され、耐防振性が得られることを確認できた。
次に、各グロープラグの模擬体の中軸3に、30Gのサイン波振動を入力した場合に、セラミックヒータ2に発生する応力を、シミュレーション解析により求めた。解析の結果、従来例相当品のグロープラグの模擬体においてセラミックヒータ2に発生する応力は、上記同様、形状(中軸3の長さ)によって異なり、30〜180MPaの範囲でばらつきを生じた。一方、実施例相当品のグロープラグの模擬体においてセラミックヒータ2に発生する応力は、形状(中軸3の長さ)によらず、いずれも30MPaであった。従来例相当品の場合、シリコンチューブが中軸3の振れを抑制する位置が、シリコンチューブと主体金具4および中軸3とが偶然密着した部位によって確保されるため、外部からの振動に伴う中軸3の振れによってセラミックヒータ2にかかる応力に、ばらつきを生ずる。実施例相当品の場合、境目部分A付近において密接部材9が中軸3を固く保持していることによって、外部からの振動に伴う中軸3の振れによってセラミックヒータ2にかかる応力が、境目部分A付近において確実に抑制される。解析の結果、実施例相当品のグロープラグでは、接続リング75を介して中軸3と一体のセラミックヒータ2に伝播される振動が抑制され、セラミックヒータ2に発生する応力を十分に低減でき、耐防振性が得られることを確認できた。
シミュレーション解析によれば、従来例相当品のグロープラグにおける耐防振性は、中軸3の長さが長いほど、ばらつきが大きかった。また、長尺なグロープラグであるほど、シリコンチューブも長尺に形成する必要があり、主体金具4の軸孔43と中軸3との間隙への挿入が難しい。一方、実施例相当品のグロープラグは、中軸3の長さによらず、十分な耐防振性が得られる。また、密接部材9の圧入も、圧入治具90の押圧部91の長さDの調整だけで済み、容易である。ゆえに、本実施形態の密接部材9は、中軸3の長さが一般的なグロープラグよりも長い、例えば全長(軸線O方向の長さ)が180mm以上のグロープラグに用いれば、耐防振性において高い効果を得られ、好ましい。
次に、グロープラグのサンプルを用い、耐衝撃性の評価試験を行った。実施例相当品のグロープラグ1と、従来例相当品のグロープラグとをそれぞれ10本ずつ作製し、各サンプルを100cmの高さより落下させ、セラミックヒータ2の折損の有無を確認した。評価試験の結果、実施例相当品のグロープラグ1においては折損したセラミックヒータ2が10本中0本であったのに対し、従来例相当品のグロープラグでは、10本中2本のセラミックヒータ2が折損した。この試験の結果より、本実施形態の密接部材9を境目A付近に位置決めして配置することで、中軸3に加わる衝撃によって、中軸3に接続リング75を介して接続するセラミックヒータ2にかかる応力を確実に抑制できることが確認できた。
1,103 グロープラグ
2 セラミックヒータ
3,103 中軸
4 主体金具
9 密接部材
23 ヒータ後端部
27 発熱抵抗体
31 中軸先端部
32,132 中軸後端部
35 中軸胴部
36 前側胴部
37 後側胴部
41 金具先端部
43 軸孔
A 境目部分

Claims (2)

  1. 通電によって発熱する発熱抵抗体を先端部に有するヒータと、
    軸線に沿って延びる軸孔を有する筒状に形成され、先端部において前記ヒータを直接または間接的に保持する主体金具と、
    棒状に形成され、前記主体金具の前記軸孔に当該軸孔の内周面に対し間隙をおいて配置される中軸であって、一端部が前記ヒータの後端部に接続され、他端部が前記主体金具の後端から突出されると共に、前記一端部と前記他端部との間の胴部において、当該他端部に接続する後側胴部と、当該後側胴部の先端に接続し、前記後側胴部よりも外径が小さい前側胴部とを有する中軸と、
    環状に形成され、前記前側胴部と前記後側胴部との境目部分を少なくとも含んだ状態で前記後側胴部と前記軸孔との間に配置され、前記後側胴部と前記軸孔とのそれぞれに密接する密接部材と、
    を備えることを特徴とするグロープラグ。
  2. 前記密接部材は、圧入によって、前記後側胴部と前記軸孔との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ。
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