JP6204787B2 - グロープラグ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンの始動の補助に用いるグロープラグ及びその製造方法に関する。
従来より、ディーゼルエンジンの始動を補助するために使用されるグロープラグとして、軸孔を有する筒状の主体金具と、この主体金具の先端側に保持された棒状のセラミックヒータと、主体金具の軸孔に挿通された棒状で金属製の中軸部材と、セラミックヒータのヒータ後端部と中軸部材の中軸先端部とを接続する接続部材とを有するものが知られている。このようなグロープラグは、例えば特許文献1に開示されている(特許文献1の図1及びその説明箇所等を参照)。
特開平10−185192号公報
グロープラグのうち中軸部材の形態としては、その中軸胴部を切削加工をして、中軸先端部及び中軸後端部よりも外径を細く形成したものがある。この中軸部材では、中軸胴部の剛性(軸線方向に直交する径方向の曲げ剛性)を低くできる。このため、中軸後端部を基準とした中軸先端部の円周振れ(以下、単に「中軸部材の振れ」とも言う)が大きい(同軸度が大きい)中軸部材を用いて、グロープラグを組み立てた場合でも、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を緩和できる。即ち、セラミックヒータは、主体金具の先端側に保持され、しかも接続部材を介して中軸部材に接続されているために、中軸部材の振れが大きいと、セラミックヒータに掛かる曲げ応力が大きくなる。しかし、この曲げ応力は、剛性の低い中軸胴部が曲がることで吸収されるので、セラミックヒータに生じる曲げ応力を緩和できる。
これに対し、中軸部材の中軸胴部を軸線方向の全体にわたって同径とする場合には、中軸胴部に切削加工を施さなくても良い利点がある。しかし、この中軸部材は、中軸胴部内に剛性の低い部分がないので、全体として中軸胴部が曲がり難い。このため、振れの大きい中軸部材を用いてグロープラグを組み立てた場合に、セラミックヒータに掛かる曲げ応力が大きくなる。特に、コイル材を切断した線材を用いて中軸部材を加工形成した場合には、線材が元々曲がっていることが多く、中軸部材の振れが大きくなりがちである。従って、この中軸部材を用いてグロープラグを組み立てたときに、セラミックヒータに掛かる曲げ応力が大きくなり易い。セラミックヒータに掛かる曲げ応力が大きいと、セラミックヒータに素子割れが生じるおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、セラミックヒータに素子割れが生じ難く信頼性の高いグロープラグ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、軸孔を有する筒状の主体金具と、上記主体金具の先端側に保持された棒状のセラミックヒータと、上記主体金具の上記軸孔に挿通され、軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸部材と、上記セラミックヒータのヒータ後端部と上記中軸部材の中軸先端部とを接続する接続部材と、を備えるグロープラグであって、上記中軸部材のうち、上記中軸先端部と中軸後端部との間に位置する中軸胴部は、この中軸胴部の胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れを矯正した振れ矯正部を、上記軸線方向に互いに離間し、かつ、自身の軸線方向の中央よりも先端側と後端側のそれぞれに、少なくとも1つ以上有すると共に、上記振れ矯正部以外の部位である非矯正部を有し、上記振れ矯正部は、上記中軸胴部の軸線方向の一部をなし、自身の軸線と、自身に隣接する上記非矯正部の軸線とが斜交するように、自身と自身に隣接する上記非矯正部とを連結したり、または、自身に隣接する上記非矯正部同士の軸線が斜交するように、上記非矯正部同士を連結する部位であり、複数の上記振れ矯正部についての上記軸線方向の寸法の和を、上記非矯正部についての上記軸線方向の寸法の和よりも、小さくしてなるグロープラグである。
このグロープラグでは、中軸部材の中軸胴部は、胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れ(以下、単に「中軸胴部の振れ」とも言う)を矯正する振れ矯正部を、軸線方向に互いに離間して複数有する。つまり、この中軸胴部は、中軸胴部に振れ矯正部を設ける前に比して、中軸胴部の振れが抑制されている(胴部後端部の軸線を基準軸線とした胴部先端部の軸線の同軸度が小さくされている)。このため、中軸先端部及び中軸後端部を含めた中軸部材の全体で見ても、中軸部材の振れ(中軸後端部を基準とした中軸先端部の円周振れ)が抑制されている(中軸後端部の軸線を基準軸線とした中軸先端部の軸線の同軸度が小さくなっている)。従って、この中軸部材を用いたグロープラグは、主体金具の先端側に保持され、しかも接続部材を介して中軸部材に接続されたセラミックヒータに掛かる曲げ応力を小さくできる。よって、このグロープラグは、セラミックヒータに素子割れが生じ難く信頼性が高い。
更に、前述のように中軸胴部の先端側と後端側にそれぞれ振れ矯正部を設けることで、中軸胴部の先端側においても後端側においても振れを矯正できるので、中軸胴部の振れ、更には中軸部材の振れを効果的に抑制できる。従って、この中軸部材を用いたグロープラグは、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータに素子割れが生じ難い。
更に、複数の振れ矯正部の軸線方向の寸法の和が大き過ぎると、中軸胴部に振れ矯正部を加工形成する際に大きな力が必要となるため、大型の装置が必要となってコストが掛かる。このため、グロープラグが高価になりがちである。これに対し、このグロープラグでは、振れ矯正部の軸線方向の寸法の和を、非矯正部の軸線方向の寸法の和よりも小さくしている。これにより、中軸胴部に振れ矯正部を加工形成する際に必要な力が小さくて済むので、コストを低減できる。従って、安価なグロープラグとすることができる。
なお、「中軸部材」としては、例えば、コイル材を切断した線材を用いて、中軸先端部及び中軸後端部に所要の加工を施すほか、中軸胴部の複数箇所に振れ矯正部を形成したものが挙げられる。また、切削加工により形成した中軸部材を用いて、中軸胴部の複数箇所に振れ矯正部を形成したものも挙げられる。
「中軸胴部」は、中軸先端部と中軸後端部との間に位置する部位である。
「振れ矯正部」は、中軸胴部の軸線方向の一部をなし、自身の軸線と、自身に隣接する「非矯正部(振れ矯正部以外の部位)」の軸線とが斜交するように、自身と自身に隣接する「非矯正部」とを連結したり、或いは、自身に隣接する「非矯正部」同士の軸線が斜交するように、「非矯正部」同士を連結することで、中軸胴部について、「振れ矯正部」を形成する前よりも、「中軸胴部の振れ」を低減するように形成された部位を言う。
この「振れ矯正部」は、中軸胴部の胴部先端部と胴部後端部との振れを制限した状態で、中軸胴部の軸線方向の一部を塑性変形させて形成すると良い。中軸胴部の軸線方向の一部を塑性変形させる手法としては、例えば、転造加工が挙げられる。また、転造加工などの塑性変形の加工は、中軸胴部の軸線方向の一部について、全周にわたって施してもよいし、周方向の複数箇所に加工を施してもよい。なお、周方向の複数箇所に塑性変形加工を施す場合には、周方向に均等に施すのが好ましい。
「振れ矯正部」の具体的な形態としては、例えば、中軸胴部の軸線方向の一部について、径方向外側から径方向内側に向けて押圧して、全周にわたり縮径の塑性変形をさせた縮径部が挙げられる。また、中軸胴部の軸線方向の一部について、全周にわたり、綾目ローレットや、凸部が軸線方向に沿って延びる形態の縦目ローレット、凸部が軸線方向に直交する周方向に延びる形態の横目ローレット、凸部が軸線方向に交わって延びる形態の斜めローレットなどのローレットのいずれかを、転造加工による塑性変形で形成した転造ローレット部が挙げられる。また、中軸胴部の軸線方向の一部について、全周にわたり転造加工による塑性変形で雄ネジを形成した雄ネジ部も挙げられる。
各々の「振れ矯正部」は、軸線方向の寸法や断面形状(軸線方向に直交する横断面の形状)を互いに同じにしてもよいし、互いに異ならせてもよい。
また、中軸胴部のうち、振れ矯正部以外の部位である複数の「非矯正部」についても、軸線方向の寸法や断面形状(軸線方向に直交する横断面の形状)を互いに同じにしてもよいし、互いに異ならせてもよい。
「中軸先端部」は、中軸胴部の先端側に位置して、接続部材に接続される部位であり、接続部材との接続に好適な形態とするのが良い。例えば、接続部材として、筒状をなす接続リングを用いる場合、中軸先端部の形態としては、接続リング内に嵌入させる径小の嵌合部と、これよりも径大で、嵌合部を接続リング内に挿入したときに、接続リングに当接して位置決めをする径大部とを設けた形態が挙げられる。
「中軸後端部」は、中軸胴部の後端側に位置する部位であり、それ自体を外部との接続に用いる端子部としてもよいし、或いは、中軸後端部に、端子部材を外嵌させてもよい。
「セラミックヒータ」としては、絶縁性のセラミックからなる基体に、導電性のセラミックからなる発熱抵抗体を一体化したセラミックヒータが挙げられる。具体的には、導電性セラミックからなる発熱抵抗体を、絶縁性セラミックからなる基体の内部に埋設した構成や、発熱抵抗体を基体の外部に露出させた構成のセラミックヒータが挙げられる。
「接続部材」としては、筒状をなし、その先端側でセラミックヒータのヒータ後端部に外嵌してセラミックヒータに接続する一方、後端側で中軸部材の中軸先端部に外嵌して中軸部材に接続する形態が挙げられる。
「主体金具」は、セラミックヒータを直接または間接に保持する。例えば、ロウ付けにより主体金具の先端部でセラミックヒータを直接保持する形態が挙げられる。また、筒状部材を介して主体金具の先端部でセラミックヒータを間接に保持する形態が挙げられる。具体的には、セラミックヒータを筒状部材に挿通してセラミックヒータの一部と筒状部材とを接続すると共に、この筒状部材を主体金具の軸孔に圧入して筒状部材と主体金具の先端部とを接続する形態などが挙げられる。
更に、上記のグロープラグであって、前記振れ矯正部は、前記中軸胴部の前記軸線方向の一部を、全周にわたり縮径させた縮径部であるグロープラグとすると良い。
このように振れ矯正部を全周にわたり縮径させた縮径部とすることで、全周方向について中軸胴部の曲がりを矯正できるので、中軸胴部の振れ、更には中軸部材の振れを確実に抑制できる。従って、この中軸部材を用いたグロープラグは、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータに素子割れが生じ難い。
なお、「縮径部」としては、例えば、径方向内側に凹む断面が、矩形状(コ字状)やV字状、U字状をなす形態が挙げられる。また、縮径させて縮径部を形成する手法としては、例えば転造加工が挙げられる。
更に、前記のグロープラグであって、前記振れ矯正部は、前記中軸胴部の前記軸線方向の一部に、全周にわたり転造によるローレットを形成した転造ローレット部であるグロープラグとすると良い。
このように振れ矯正部を全周にわたり転造によるローレットを形成した転造ローレット部とすることで、全周方向について中軸胴部の曲がりを矯正できるので、中軸胴部の振れ、更には中軸部材の振れを確実に抑制できる。従って、この中軸部材を用いたグロープラグは、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータに素子割れが生じ難い。
更に、上記のいずれかに記載のグロープラグであって、各々の前記振れ矯正部の前記軸線方向の寸法を等しくする共に、これらの振れ矯正部を前記軸線方向に等間隔で形成してなるグロープラグとすると良い。
このように各々の軸線方向の寸法を等しく、かつ等間隔に振れ矯正部を設けることで、中軸胴部の振れが等寸法かつ等間隔に設けた振れ矯正部のそれぞれで矯正されるので、中軸胴部全体の曲がりを確実に矯正して、中軸胴部の振れ、更には中軸部材の振れを確実に抑制できる。従って、この中軸部材を用いたグロープラグは、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータに素子割れが生じ難い。
更に、上記のいずれかに記載のグロープラグであって、前記中軸部材は、前記非矯正部の径と同径のコイル材を切断した線材に、上記振れ矯正部を形成してなるグロープラグとすると良い。
前述のように、コイル材を切断した線材を用いて加工形成した中軸部材は、線材が元々曲がっていることが多く、中軸胴部の振れ及び中軸部材の振れが大きくなりがちである。しかし、このグロープラグでは、中軸部材の中軸胴部に、軸線方向に互いに離間した複数の振れ矯正部を設けているので、中軸胴部の振れ、更には中軸部材の振れを抑制できる。従って、このグロープラグは、中軸部材の素材にコイル材を切断した線材を用いているにも拘わらず、セラミックヒータに掛かる曲げ応力を適切に小さくでき、セラミックヒータに素子割れが生じ難い。
また、他の態様は、軸孔を有する筒状の主体金具と、上記主体金具の先端側に保持された棒状のセラミックヒータと、上記主体金具の上記軸孔に挿通され、軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸部材と、上記セラミックヒータのヒータ後端部と上記中軸部材の中軸先端部とを接続する接続部材と、を備え、上記中軸部材のうち、上記中軸先端部と中軸後端部との間に位置する中軸胴部は、この中軸胴部の胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れを矯正した振れ矯正部を、上記軸線方向に互いに離間し、かつ、自身の軸線方向の中央よりも先端側と後端側のそれぞれに、少なくとも1つ以上有し、複数の上記振れ矯正部についての上記軸線方向の寸法の和を、上記中軸胴部のうち、上記振れ矯正部以外の部位である非矯正部についての上記軸線方向の寸法の和よりも、小さくしてなるグロープラグの製造方法であって、上記非矯正部の径と同径のコイル材を切断した線材を用い、複数の上記振れ矯正部に対応する間隔でストライプ状に配置された複数の凸条を有する一対の転造ダイスで上記中軸胴部を挟圧しつつ、上記一対の転造ダイスを上記凸条の延びる方向で互いに逆方向に相対移動させて、上記中軸胴部を回転させ、上記凸条による押圧で上記中軸胴部の一部を全周にわたり縮径させて、複数の上記振れ矯正部を形成する矯正部形成工程と、上記振れ矯正部を形成した上記中軸部材を用いて、上記グロープラグを組み立てる組立工程と、を備えるグロープラグの製造方法である。
このグロープラグの製造方法では、上述のように矯正部形成工程を行っているので、中軸胴部に振れ矯正部を設ける前に比して、振れが効果的に矯正された中軸胴部及び中軸部材を、容易かつ確実に形成できる。従って、この中軸部材を用いてグロープラグを組み立てると(組立工程)、セラミックヒータに掛かる曲げ応力が小さく、セラミックヒータに素子割れが生じ難くて信頼性が高いグロープラグを製造できる。
実施形態1に係るグロープラグの縦断面図である。 実施形態1に係るグロープラグのうち、後端側の部位を拡大した縦断面図である。 実施形態1に係り、中軸部材の平面図である。 実施形態1に係り、中軸部材の部分拡大平面図である。 実施形態1に係り、中軸部材の振れ矯正部の横断面図(図4におけるA−A断面図)である。 実施形態1に係り、矯正部形成工程で用いる転造ダイスを示す説明図である。 実施形態1に係り、矯正部形成工程において転造ダイスにより振れ矯正部を形成する様子を示す説明図である。 実施形態2に係り、中軸部材の部分拡大平面図である。 実施形態3に係り、中軸部材の部分拡大平面図である。 実施形態4に係り、中軸部材の部分拡大平面図である。 実施形態5に係り、中軸部材の部分拡大平面図である。 実施形態6に係るグロープラグのうち、後端側の部位を拡大した縦断面図である。 実施例及び比較例について、中軸胴部の振れを示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態1に係るグロープラグ1を示す。なお、図1及び図2において、グロープラグ1の軸線AX及びこれと同軸な中軸部材40の軸線BXに沿う方向を軸線方向HJとし、軸線方向HJのうち、セラミックヒータ20が配置された側(図中下側)を先端側GS、これと反対側(図中上側)を後端側GKとする。
このグロープラグ1は、ディーゼルエンジンの燃料室(図示外)に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。このグロープラグ1は、主体金具10、セラミックヒータ20、外筒30、中軸部材40、接続リング(接続部材)50、端子部材60等から構成されている。
このうち主体金具10は、軸線方向HJに貫通する軸孔10hを有する筒状で金属製(具体的には炭素鋼)の部材である。この主体金具10は、金具先端部11と、金具後端部15と、これらの間に位置する金具胴部13とからなる。このうち金具胴部13の後端側GKには、このグロープラグ1を内燃機関のエンジンヘッド(図示しない)に取り付けるための雄ネジが形成された取付部13gが設けられている。また、金具後端部15には、断面形状が六角形状で、このグロープラグ1をエンジンヘッドに取り付ける際に工具を係合させる工具係合部15cが設けられている。また、図2に示すように、金具後端部15における軸孔10hの開口部分は、後端側GKに向けてテーパ状に広がるテーパ部15tとされている。
次に、セラミックヒータ20について説明する。このセラミックヒータ20は、丸棒状で、ヒータ先端部21が半球状に曲面加工された形状をなす。セラミックヒータ20は、絶縁性セラミック(具体的には窒化珪素質セラミック)からなる絶縁基体26の内部に、導電性セラミック(具体的には導電成分として炭化タングステンを含有する窒化珪素質セラミック)からなる発熱抵抗体27が埋設された構造を有する。
このうち発熱抵抗体27は、発熱部27cと、一対のリード部27d,27eと、一対の電極取出部27f,27gとからなる。発熱部27cは、ヒータ先端部21内に配置されて、U字状に曲げ返された形状をなし、通電時に高温に発熱する。また、一対のリード部27d,27eは、発熱部27cの両端に繋がり、ヒータ後端部25に向けて互いに平行に延びる。また、一対の電極取出部27f,27gは、ヒータ後端部25で一対のリード部27d,27eと繋がる一方、ヒータ後端部25の外周面に露出する。一方の電極取出部27gは、他方の電極取出部27fよりも後端側GKに位置する。
次に、外筒30について説明する。外筒30は軸線方向HJに貫通する筒孔30hを有する筒状で金属製(具体的にはステンレス)の部材である。外筒30は、先端側GSに位置する外筒胴部31と、後端側GKに位置する外筒嵌合部35と、これらの間に位置する外筒鍔部33とからなる。このうち外筒胴部31は、円筒状をなす。また、外筒鍔部33は、外筒胴部31よりも径大とされている。また、外筒嵌合部35は、前述の主体金具10の金具先端部11に嵌合する段状をなす。
この外筒30は、セラミックヒータ20のヒータ先端部21を先端側GSに突出させると共に、ヒータ後端部25を後端側GKに突出させた状態で、自身の筒孔30h内にセラミックヒータ20を挿通し径方向外側から保持している。これにより、セラミックヒータ20の一方の電極取出部27fは、外筒30に当接して外筒30と電気的に接続される。また、外筒30の外筒嵌合部35は、主体金具10の金具先端部11に嵌合した状態で、金具先端部11にレーザ溶接されている。これにより、セラミックヒータ20は、主体金具10の先端側GSに外筒30を介して保持される。
次に、中軸部材40について説明する。図3〜図5に別途、中軸部材40を示す。この中軸部材40は、主体金具10の軸孔10hに主体金具10とは絶縁された状態で挿通され、軸線方向HJに延びる丸棒状(軸線方向HJの寸法が100mm)で金属製(具体的にはステンレス)の部材である。この中軸部材40は、後述するように、中軸胴部43のうち振れ矯正部43f以外の部位である非矯正部43gの径Dgと同径のコイル材を用いて加工形成されている。
中軸部材40は、中軸先端部41と、中軸後端部45と、これらの間に位置する中軸胴部43とからなる。このうち中軸先端部41は、後述する接続リング50に接続される部位であり、径小な嵌合部41sと、これよりも径大な径大部41kとからなる。また、中軸後端部45は、後述する端子部材60が外嵌する部位であり、外周に綾目ローレット45i(図2参照)が形成されている。
次に、中軸胴部43について説明する。この中軸胴部43には、中軸胴部43の胴部後端部43kを基準とした胴部先端部43sの円周振れ(中軸胴部43の振れ)を矯正してなる振れ矯正部43f(43f1〜43f10)が、軸線方向HJに互いに離間して複数(具体的には10個)形成されている。なお、各振れ矯正部43fは、後述するように転造加工により形成されている。これらの振れ矯正部43fは、自身の軸線と、自身に隣接する非矯正部43gの軸線とが斜交するように、自身と自身に隣接する非矯正部43gとを連結したり、或いは、自身に隣接する非矯正部43g同士の軸線が斜交するように、非矯正部43g同士を連結することで、中軸胴部43について、振れ矯正部43fを形成する前よりも、中軸胴部43の振れを低減するように形成された部位である。
具体的には、各々の振れ矯正部43fは、中軸胴部43の軸線方向HJの一部を、全周にわたり縮径させた縮径部である。この縮径部(振れ矯正部)43fは、縦断面において内側に略矩形状に凹む段差状の形態をなしている。中軸胴部43の非矯正部43gの径DgがDg=2.700mmであるのに対し、振れ矯正部(縮径部)43fの径DfはDf=2.655mmである。また、各々の振れ矯正部43fは、軸線方向HJの寸法Lfが互いに等しくされている(具体的にはLf=3.5mm)。
また、これらの振れ矯正部43fは、隣り合う振れ矯正部43f同士の間隙が3.5mmとなるように(振れ矯正部43f同士の間に位置する非矯正部43g1の軸線方向HJの寸法Lg1がLg1=3.5mmとなるように)、等間隔(具体的には7.0mmの間隔)で配置されている。また、これらの振れ矯正部43fは、中軸胴部43の軸線方向HJのほぼ全体にわたってバランス良く形成されている。具体的には、中軸胴部43の軸線方向HJの中央HJCに、1つの振れ矯正部43f5が配置され、これよりも先端側GSに4つの振れ矯正部43f1〜43f4が配置され、後端側GKに5つの振れ矯正部43f6〜43f10がそれぞれ配置されている。
なお、最も先端側GSに位置する非矯正部43g2の軸線方向HJの寸法Lg2は、Lg2=10.0mmである。一方、最も後端側GKに位置する非矯正部43g3の軸線方向HJの寸法Lg3は、Lg3=3.0mmである。従って、非矯正部43gの軸線方向HJの寸法Lg1,Lg2,Lg3の和Lgtは、Lgt=3.5×9+10.0+3.0=44.5mmである。これに対し、振れ矯正部43fの軸線方向HJの寸法Lfの和Lftは、Lft=3.5×10=35.0mmである。従って、振れ矯正部43fの軸線方向HJの寸法Lfの和Lftは、非矯正部43gの軸線方向HJの寸法Lg1,Lg2,Lg3の和Lgtよりも小さい(Lft<Lgt)。
次に、接続リング50について説明する。この接続リング50は、図1に示すように、セラミックヒータ20のヒータ後端部25と中軸部材40の中軸先端部41とを接続する筒状で金属製(具体的にはステンレス)の部材である。この接続リング50は、主体金具10内でこれに離間して配置されている。接続リング50のうち先端側GSに位置するリング先端部51には、セラミックヒータ20のヒータ後端部25が圧入されている。これにより、セラミックヒータ20の電極取出部27gは、接続リング50に当接して接続リング50に電気的に接続される。
一方、接続リング50のうち後端側に位置するリング後端部55には、中軸部材40の中軸先端部41が圧入されている。具体的には、中軸先端部41の嵌合部41sがリング後端部55に嵌合すると共に、中軸先端部41の径大部41kがリング後端部55に係合して接続リング50の位置決めをする。かくして、セラミックヒータ20と中軸部材40とが接続リング50を介して接続される。
次に、端子部材60について説明する。この端子部材60は、金属製の部材であり、先端側GSに位置する包囲部61と、後端側GKに位置する端子部65とからなる。このうち包囲部61は、先端側GSに開口する有底筒状をなし、中軸部材40の中軸後端部45に外嵌し、中軸後端部45に加締め固定されている。図2に示すように、この包囲部61のうち、先端側GSの一部である孔内包囲部61sは、主体金具10の軸孔10h内に配置されている。一方、包囲部61のうち、孔内包囲部61sよりも後端側GKの孔外包囲部61kは、主体金具10の外部(主体金具10よりも後端側GK)に配置されている。また、包囲部61の外周には、段部61tが形成されている。端子部65は、このグロープラグ1をエンジンヘッドに取り付ける際に、プラグキャップ(図示外)が嵌められて、通電用端子として用いられる部位である。
主体金具10の軸孔10h内において、主体金具10の金具後端部15と端子部材60の孔内包囲部61sとの間(円筒状の空間)には、先端側GSから順に、Oリング71及び絶縁スペーサ73が配置されている。このうちOリング71は、絶縁性のゴム状弾性体(具体的にはフッ素系ゴム)からなる。このOリング71は、主体金具10の金具後端部15と端子部材60の孔内包囲部61sとの間を絶縁しつつ気密に封止することにより、軸孔10hを封止している。
一方、絶縁スペーサ73は、筒状の絶縁体(具体的にはナイロン)からなる。この絶縁スペーサ73は、Oリング71よりも後端側GKに位置して、主体金具10の金具後端部15と端子部材60の孔内包囲部61sとを確実に離間させ、これらの間での接触による短絡を防止している。また、絶縁スペーサ73は、後端側GKが先端側GSよりも径大とされており、主体金具10のテーパ部15tに後端側GKから当接して、軸線方向HJの挿入深さが制限されている。一方で、絶縁スペーサ73は、端子部材60の段部61tに係合しており、端子部材60よって先端側GSに向けて付勢されている。
以上で説明したように、本実施形態1のグロープラグ1では、中軸部材40の中軸胴部43は、中軸胴部43の振れを矯正する振れ矯正部43fを、軸線方向HJに互いに離間して複数有する。つまり、この中軸胴部43は、中軸胴部43に振れ矯正部43fを設ける前に比して、中軸胴部43の振れが抑制されている(胴部後端部43kの軸線を基準軸線とした胴部先端部43sの軸線の同軸度が小さくされている)。このため、中軸先端部41及び中軸後端部45を含めた中軸部材40の全体で見ても、中軸部材40の振れ(中軸後端部45を基準とした中軸先端部41の円周振れ)が抑制されている(中軸後端部45の軸線を基準軸線とした中軸先端部41の軸線の同軸度が小さくなっている)。従って、この中軸部材40を用いたグロープラグ1は、主体金具10の先端側に保持され、しかも接続リング50を介して中軸部材40に接続されたセラミックヒータ20に掛かる曲げ応力を小さくできる。よって、このグロープラグ1は、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難く信頼性が高い。
更に、本実施形態1では、振れ矯正部43fは、中軸胴部43の軸線方向HJの一部を、全周にわたり縮径させた縮径部である。このように振れ矯正部43fを全周にわたり縮径させた縮径部とすることで、全周方向について中軸胴部43の曲がりを矯正できるので、中軸胴部43の振れ、更には中軸部材40の振れを確実に抑制できる。従って、この中軸部材40を用いたグロープラグ1は、セラミックヒータ20に掛かる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難い。
また、本実施形態1では、中軸胴部43は、自身の軸線方向HJの中央HJCよりも先端側GSと後端側GKに、それぞれ複数の振れ矯正部43fを有する。このように中軸胴部43の先端側GSと後端側GKにそれぞれ振れ矯正部43fを設けることで、中軸胴部43の先端側GSにおいても後端側GKにおいても振れを矯正できるので、中軸胴部43の振れ、更には中軸部材40の振れを効果的に抑制できる。
また、本実施形態1では、各々の振れ矯正部43fの軸線方向HJの寸法Lfを等しくする共に、これらの振れ矯正部43fを軸線方向HJに等間隔で形成している。このように各々の軸線方向HJの寸法Lfを等しく、かつ等間隔に振れ矯正部43fを設けることで、中軸胴部43の振れが等寸法かつ等間隔に設けた振れ矯正部43fのそれぞれで矯正
されるので、中軸胴部43全体の曲がりを確実に矯正して、中軸胴部43の振れ、更には中軸部材40の振れを確実に抑制できる。
また、本実施形態1では、複数の振れ矯正部43fの軸線方向HJの寸法Lfの和Lftを、非矯正部43gの軸線方向HJの寸法Lg1,Lg2,Lg3の和Lgtよりも小さくしている。このため、中軸胴部43に振れ矯正部43fを加工形成する際に必要な力が小さくて済むので、コストを低減できる。従って、安価なグロープラグ1とすることができる。
また、本実施形態1では、後述するように、中軸部材40は、中軸胴部43の非矯正部43gの径Dgと同径のコイル材を切断した線材40xに、振れ矯正部43fを形成している。コイル材を切断した線材40xを用いて加工形成した中軸部材40は、線材40xが元々曲がっていることが多く、中軸胴部43の振れ及び中軸部材40の振れが大きくなりがちである。しかし、本実施形態1では、中軸部材40の中軸胴部43に、軸線方向HJに互いに離間した複数の振れ矯正部43fを設けているので、中軸胴部43の振れ、更には中軸部材40の振れを抑制できる。従って、このグロープラグ1は、中軸部材40の素材にコイル材を切断した線材40xを用いているにも拘わらず、セラミックヒータ20に掛かる曲げ応力を適切に小さくでき、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難い。
次いで、上記グロープラグ1の製造方法について説明する。まず、中軸部材40の製造について説明する。まず、中軸胴部43の非矯正部43gの径Dg(=2.700mm)と同径のコイル材を用意し、これを切断して、中軸部材40の寸法に対応した所定寸法の線材40xを得る。次に、この線材40x(中軸部材40)の先端側GSにプレス加工を行って、中軸先端部41に嵌合部41s及び径大部41kを形成する。また、線材40x(中軸部材40)の後端側GKにローレット加工を行って、中軸後端部45の外周に綾目ローレット45iを形成する。
次に、矯正部形成工程において、この線材40x(中軸部材40)の中軸胴部43に、複数の振れ矯正部43fを形成する(図6及び図7参照)。この矯正部形成工程は、一対の転造ダイスTD1,TD2を用いた転造加工により行う。各々の転造ダイスTD1,TD2は、図6に示すように、矩形板状をなす板状部taと、この板状部taの一方の主面に設けられた複数(具体的には10個)の凸条tbとからなる。各々の凸条tbの幅Wtは、振れ矯正部43fの軸線方向HJの寸法Lfと等しい(Wt=3.5mm)。また、複数の凸条tbは、隣り合う振れ矯正部43f同士の間隔と等しい間隔At=7.0mmで、ストライプ状に(互いに平行に)配置されている。
図7に示すように、矯正部形成工程を行うにあたり、支持部材SBによって、線材40x(中軸部材40)が軸線BX周りに回転可能な状態で、線材40xのうち中軸胴部43の胴部先端部43sを支持しておく。次に、一対の転造ダイスTD1,TD2で線材40x(中軸部材40)の中軸胴部43を挟圧しつつ(図7中、左右方向から中軸胴部43を挟圧する)、一対の転造ダイスTD1,TD2を凸条tbの延びる方向(図7中、紙面に直交する方向)で互いに逆方向に相対移動させる。具体的には、一方(図7中、右側)の転造ダイスTD1を紙面手前側から奥側に移動させると共に、他方(図7中、左側)の転造ダイスTD2を紙面奥側から手前側に移動させる。これにより、中軸胴部43を軸線BX周りに回転させる。そして、凸条tbによる押圧で中軸胴部43の一部を全周にわたり縮径させて、中軸胴部43に複数の振れ矯正部43fを形成する。かくして、中軸部材40が作成される。
次に、グロープラグ1を組み立てる組立工程について説明する。まず、セラミックヒータ20及び接続リング50を用意し、接続リング50のリング先端部51内に、セラミックヒータ20のヒータ後端部25を圧入する。また、外筒30を用意し、外筒30の筒孔30h内に、セラミックヒータ20を圧入し、ヒータ先端部21を外筒30から先端側GSに突出させると共に、ヒータ後端部25を外筒30から後端側GKに突出させる。
次に、接続リング50のリング後端部55内に、前述した中軸部材40のうち中軸先端部41の嵌合部41sを圧入し、中軸先端部41の径大部41kをリング後端部55に係合させて、接続リング50の位置決めをする。その後、これら中軸部材40の径大部41kと接続リング50のリング後端部55をレーザ溶接する。
次に、主体金具10を用意し、主体金具10の軸孔10hに先端側GSから、セラミックヒータ20等と一体となった中軸部材40を挿入し、主体金具10の金具先端部11に外筒30の外筒嵌合部35を嵌合させて、これらをレーザ溶接する。
次に、端子部材60、絶縁スペーサ73及びOリング71を用意し、端子部材60の孔内包囲部61sに、絶縁スペーサ73を外嵌させ、更に、この絶縁スペーサ73の先端側GSに、Oリング71を外嵌させる。その後、端子部材60の孔内包囲部61sをOリング71及び絶縁スペーサ73と共に、主体金具10の軸孔10h内に後端側GKから挿入する。その際、端子部材60の包囲部61内に、中軸部材40の中軸後端部45が挿入される。その後、端子部材60の包囲部61を加締めて、包囲部61内で中軸後端部45を固定する。かくして、グロープラグ1が完成する。
以上で説明したように、本実施形態1のグロープラグ1の製造方法では、前述のように矯正部形成工程を行っているので、中軸胴部43に振れ矯正部43fを設ける前に比して、振れが効果的に矯正された中軸胴部43及び中軸部材40を、容易かつ確実に形成できる。従って、組立工程において、この中軸部材40を用いてグロープラグ1を組み立てると、セラミックヒータ20に掛かる曲げ応力が小さく、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難くて信頼性が高く、かつ、安価なグロープラグ1を製造できる。
(実施形態2〜5)
次いで、第2〜第5の各実施形態について説明する(図8〜図11参照)。実施形態2〜5に係るグロープラグ201,301,401,501では、中軸胴部243,343,443,543に設ける振れ矯正部243f,343f,443f,543fの形態が、それぞれ実施形態1に係る振れ矯正部43fの形態と異なる。それ以外は、実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
実施形態2〜5に係る中軸部材240,340,440,540は、実施形態1と同様に、非矯正部243g,343g,443g,543gの径Dgと同径のコイル材を用いて形成されている。一方、実施形態2〜5に係る振れ矯正部243f,343f,443f,543fは、中軸先端部241,341,441,541と中軸後端部245,345,445,545との間に位置する中軸胴部243,343,443,543の軸線方向HJの一部について、全周にわたり、ローレット243i,343i,443i,543iを転造加工による塑性変形で形成した転造ローレット部である。
具体的には、実施形態2(図8参照)の振れ矯正部243fは、綾目ローレット243iが外周に形成された転造ローレット部である。
また、実施形態3(図9参照)の振れ矯正部343fは、凸部が軸線方向HJに沿って延びる形態の縦目ローレット343iが外周に形成された転造ローレット部である。
また、実施形態4(図10参照)の振れ矯正部443fは、凸部が軸線方向HJに直交する周方向に延びる形態の横目ローレット443iが外周に形成された転造ローレット部である。
また、実施形態5(図11参照)の振れ矯正部543fは、凸部が軸線方向HJに交わって延びる形態の斜めローレット543iが外周に形成された転造ローレット部である。
これら実施形態2〜5においても、胴部後端部243k,343k,443k,543kを基準とした胴部先端部243s,343s,443s,543sの円周振れを矯正する振れ矯正部243f,343f,443f,543fが、中軸胴部243,343,443,543に複数形成されている。このため、これらの中軸胴部243,343,443,543は、振れ矯正部243f,343f,443f,543fを形成する前に比して、中軸胴部243,343,443,543の振れが抑制され、更には中軸部材240,340,440,540の振れが抑制されている。従って、これらの中軸部材240,340,440,540を用いたグロープラグ201,301,401,501は、セラミックヒータ20に生じる曲げ応力を小さく、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難くて信頼性が高い。
更に、これら実施形態2〜5では、振れ矯正部243f,343f,443f,543fを、全周にわたり転造によるローレット243i,343i,443i,543iを形成した転造ローレット部としている。このため、全周方向について中軸胴部243,343,443,543の曲がりを矯正できるので、中軸胴部243,343,443,543の振れ、更には中軸部材240,340,440,540の振れを確実に抑制できる。従って、グロープラグ201,301,401,501は、セラミックヒータ20に生じる曲げ応力を確実に小さくでき、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難い。その他、実施形態1と同様な部分は、実施形態1と同様な作用効果を有する。
(実施形態6)
次いで、第6の実施形態について説明する(図12参照)。本実施形態6に係るグロープラグ601は、グロープラグ601の後端側GKの形態が、実施形態1のグロープラグ1等と異なる。それ以外は、実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態6のグロープラグ601は、実施形態1と同様な主体金具10、セラミックヒータ20、外筒30、接続リング50等を有する。一方、端子部材660、Oリング671、絶縁スペーサ673、及び中軸部材640の後端側GKの形態が、実施形態1と異なる。実施形態1の端子部材60は、その一部(孔内包囲部61s)が主体金具10の軸孔10h内に配置され、それ以外の部分が主体金具10の外部(主体金具10よりも後端側GK)に配置されている(図2参照)。これに対し、本実施形態6の端子部材660は、その全体が主体金具10の外部(主体金具10よりも後端側GK)に配置される形態とされている(図12参照)。
具体的には、端子部材660は、先端側GSに位置する端子鍔部663と、後端側GKに位置する端子部665と、これらの間に位置する包囲部661とからなる。このうち端子鍔部663は、後述する絶縁スペーサ673のスペーサ鍔部673kに当接して、絶縁スペーサ673を先端側GSに向けて付勢する部位であり、主体金具10の軸孔10hの径よりも径大とされている。また、包囲部661は、先端側GSに開口する有底筒状をなし、中軸部材640の中軸後端部645に外嵌し、中軸後端部645に加締め固定されている。また、端子部665は、実施形態1の端子部65と同様な形態を有する。なお、本実施形態6の中軸部材640は、実施形態1と同様に、非矯正部643gの径Dgと同径のコイル材を切断した線材40xから形成されているが、中軸後端部645の軸線方向HJの寸法が、実施形態1の中軸後端部45の軸線方向HJの寸法よりも短くされている。
また、実施形態1では、端子部材60の孔内包囲部61sが主体金具10の軸孔10h内に挿入され、これら孔内包囲部61sと主体金具10との間に、Oリング71及び絶縁スペーサ73が配置されている(図2参照)。これに対し、本実施形態6では、中軸部材640と主体金具10との間に、Oリング671及び絶縁スペーサ673が配置されている(図12参照)。
具体的には、Oリング671は、主体金具10の金具後端部15と中軸部材640との間を絶縁しつつ気密に封止している。また、絶縁スペーサ673は、先端側GSに位置するスペーサ挿入部673sと、後端側GKに位置するスペーサ鍔部673kとからなる。このうちスペーサ挿入部673sは、主体金具10の軸孔10h内に挿入されて、主体金具10の金具後端部15と中軸部材640とを確実に離間させる。また、スペーサ鍔部673kは、主体金具10の軸孔10hよりも径大で、主体金具10の金具後端部15に後端側GKから係合している。一方で、このスペーサ鍔部673kは、前述のように、端子部材660の端子鍔部663に当接しており、端子部材660よって先端側GSに向けて付勢されている。
本実施形態6のグロープラグ601でも、中軸部材640のうち、中軸先端部641(図1参照)と中軸後端部645との間に位置する中軸胴部643に、実施形態1の振れ矯正部43fと同様に、胴部後端部643kを基準とした胴部先端部643sの円周振れを矯正する振れ矯正部643fが複数形成されている。このため、中軸胴部643は、振れ矯正部643f(図1も参照)を形成する前に比して、中軸胴部643の振れが抑制され、更には中軸部材640の振れが抑制されている。従って、この中軸部材640を用いたグロープラグ601は、セラミックヒータ20に生じる曲げ応力を小さく、セラミックヒータ20に素子割れが生じ難くて信頼性が高い。その他、実施形態1と同様な部分は、実施形態1と同様な作用効果を有する。
(実施例及び比較例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。本発明の実施例として、実施形態1に係る中軸部材40を30個用意した。前述のように、この中軸部材40の中軸胴部43には、複数(具体的に10個)の振れ矯正部43fが軸線方向HJに互いに離間して形成されている。
一方、比較例として、中軸胴部43に振れ矯正部43fを形成する前の中軸部材、即ち、実施形態1のグロープラグ1の製造方法において、矯正部形成工程を行う直前の中軸部材を30個用意した。
次に、これら実施例及び比較例の各中軸部材について、中軸胴部の振れ(胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れ)をそれぞれ測定した。その結果を図13に示す。なお、この図13では、比較例に係る中軸胴部の振れの平均値(n=30の平均値)を100%(基準値)としている。そして、比較例の中軸部材における振れの値の分布、及び、実施例の中軸部材における振れの値の分布を示している。図13から明らかなように、比較例の中軸部材に比して、実施例の中軸部材40は、中軸胴部43の振れが大幅に小さく(20%程度に)なっており、しかも、振れのバラツキも小さくなっていることが判る。この結果より、中軸胴部43に複数の振れ矯正部43fを形成することで、中軸胴部43の振れが矯正されたことが判る。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜6に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1に記載のグロープラグ1の製造方法では、矯正部形成工程に先立ち、コイル材を切断した線材40xの先端側GSを加工して中軸先端部41に嵌合部41s及び径大部41kを形成すると共に、後端側GKを加工して中軸後端部45の外周に綾目ローレット45iを形成したが、これに限られない。例えば、コイル材を切断した線材40xに先に矯正部形成工程を行って、中軸胴部43に振れ矯正部43fを形成した後に、先端側GS及び後端側GKに上記加工を行ってもよい。また、振れ矯正部43f等の形成数は、実施形態1等のように10個に限定されず、中軸胴部43の振れが抑制できる範囲で、中軸胴部43の長さや材質等を考慮して複数形成すればよい。
1,201,301,401,501,601 グロープラグ
10 主体金具
10h 軸孔
20 セラミックヒータ
25 ヒータ後端部
40,240,340,440,540,640 中軸部材
40x 線材
41,241,341,441,541,641 中軸先端部
43,243,343,443,543,643 中軸胴部
43s,243s,343s,443s,543s,643s 胴部先端部
43k,243k,343k,443k,543k,643k 胴部後端部
43f(43f1〜43f10),643f 振れ矯正部(縮径部)
243f,343f,443f,543f 振れ矯正部(転造ローレット部)
243i 綾目ローレット
343i 縦目ローレット
443i 横目ローレット
543i 斜めローレット
43g,243g,343g,443g,543g,643g 非矯正部
45,245,345,445,545,645 中軸後端部
50 接続リング(接続部材)
BX (中軸部材の)軸線
HJ 軸線方向
GS (軸線方向の)先端側
GK (軸線方向の)後端側
Df (振れ矯正部の)径
Dg (非矯正部の)径
Lf (振れ矯正部の軸線方向の)寸法
Lft (振れ矯正部の軸線方向の寸法の)和
Lg1,Lg2,Lg3 (非矯正部の軸線方向の)寸法
Lgt (非矯正部の軸線方向の寸法の)和
HJC (中軸胴部の軸線方向の)中央
TD1,TD2 転造ダイス
tb 凸条
At (凸条同士の)間隔

Claims (6)

  1. 軸孔を有する筒状の主体金具と、
    上記主体金具の先端側に保持された棒状のセラミックヒータと、
    上記主体金具の上記軸孔に挿通され、軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸部材と、
    上記セラミックヒータのヒータ後端部と上記中軸部材の中軸先端部とを接続する接続部材と、を備える
    グロープラグであって、
    上記中軸部材のうち、上記中軸先端部と中軸後端部との間に位置する中軸胴部は、
    この中軸胴部の胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れを矯正した振れ矯正部を、上記軸線方向に互いに離間し、かつ、自身の軸線方向の中央よりも先端側と後端側のそれぞれに、少なくとも1つ以上有すると共に、
    上記振れ矯正部以外の部位である非矯正部を有し、
    上記振れ矯正部は、
    上記中軸胴部の軸線方向の一部をなし、自身の軸線と、自身に隣接する上記非矯正部の軸線とが斜交するように、自身と自身に隣接する上記非矯正部とを連結したり、または、自身に隣接する上記非矯正部同士の軸線が斜交するように、上記非矯正部同士を連結する部位であり、
    複数の上記振れ矯正部についての上記軸線方向の寸法の和を、上記非矯正部についての上記軸線方向の寸法の和よりも、小さくしてなる
    グロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記振れ矯正部は、
    前記中軸胴部の前記軸線方向の一部を、全周にわたり縮径させた縮径部である
    グロープラグ。
  3. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記振れ矯正部は、
    前記中軸胴部の前記軸線方向の一部に、全周にわたり転造によるローレットを形成した転造ローレット部である
    グロープラグ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    各々の前記振れ矯正部の前記軸線方向の寸法を等しくする共に、これらの振れ矯正部を前記軸線方向に等間隔で形成してなる
    グロープラグ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記中軸部材は、
    記非矯正部の径と同径のコイル材を切断した線材に、上記振れ矯正部を形成してなる
    グロープラグ。
  6. 軸孔を有する筒状の主体金具と、
    上記主体金具の先端側に保持された棒状のセラミックヒータと、
    上記主体金具の上記軸孔に挿通され、軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸部材と、
    上記セラミックヒータのヒータ後端部と上記中軸部材の中軸先端部とを接続する接続部材と、を備え、
    上記中軸部材のうち、上記中軸先端部と中軸後端部との間に位置する中軸胴部は、
    この中軸胴部の胴部後端部を基準とした胴部先端部の円周振れを矯正した振れ矯正部を、上記軸線方向に互いに離間し、かつ、自身の軸線方向の中央よりも先端側と後端側のそれぞれに、少なくとも1つ以上有し、
    複数の上記振れ矯正部についての上記軸線方向の寸法の和を、上記中軸胴部のうち、上記振れ矯正部以外の部位である非矯正部についての上記軸線方向の寸法の和よりも、小さくしてなる
    グロープラグの製造方法であって、
    記非矯正部の径と同径のコイル材を切断した線材を用い、複数の上記振れ矯正部に対応する間隔でストライプ状に配置された複数の凸条を有する一対の転造ダイスで上記中軸胴部を挟圧しつつ、上記一対の転造ダイスを上記凸条の延びる方向で互いに逆方向に相対移動させて、上記中軸胴部を回転させ、上記凸条による押圧で上記中軸胴部の一部を全周にわたり縮径させて、複数の上記振れ矯正部を形成する矯正部形成工程と、
    上記振れ矯正部を形成した上記中軸部材を用いて、上記グロープラグを組み立てる組立工程と、を備える
    グロープラグの製造方法。
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