JPH10250523A - 流体収容容器の製造方法および安全システムまたは保護 システムのためのガス発生装置の製造方法 - Google Patents

流体収容容器の製造方法および安全システムまたは保護 システムのためのガス発生装置の製造方法

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JPH10250523A
JPH10250523A JP9054826A JP5482697A JPH10250523A JP H10250523 A JPH10250523 A JP H10250523A JP 9054826 A JP9054826 A JP 9054826A JP 5482697 A JP5482697 A JP 5482697A JP H10250523 A JPH10250523 A JP H10250523A
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Application number
JP9054826A
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English (en)
Inventor
Shigeru Takeyama
山 茂 武
Hideo Nomura
村 秀 夫 野
Takuro Koyama
山 卓 郎 小
Hiroyuki Takahashi
橋 宏 幸 高
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Panasonic Holdings Corp
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Miyata Industry Co Ltd, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Miyata Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で密閉性能および信頼性の高い流
体収納容器およびガス発生装置を製造することを目的と
する。 【解決手段】 平板または円筒部材を塑性変形させるこ
とにより生じる開口部を、流体収納容器の流体充填口お
よび/または流体噴出口として用いる。また流体収納容
器に流体を充填する前に流体収納容器と他の部材との溶
接を行って、溶接の際の熱により流体収納容器内部の流
体の圧力が高まることによる溶接強度の低下を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエアバッ
グ装置やベルトテンショナー装置等の安全システムまた
は保護システムに使用されるガス発生装置およびその流
体収容容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス発生装置として、特
開平5−201304号公報に開示されたものが知られ
ている。これは自動車用のエアバッグ装置に使用される
もので、不活性ガスを収容した圧力容器にピストンを取
り付け、このピストンの内部に収容された点火剤を衝突
検知信号により点火してピストンを移動させ、圧力容器
内のガスを封止するディスクを破るとともに、圧力容器
内部の内側容器に収容された点火剤を点火して圧力容器
内のガスを加熱し、加圧されたガスが拡散部を通ってエ
アバッグに導入されるように構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなガス発生装置における圧力容器は、十分な密閉性能
が要求されるものの、従来は圧力容器にガスを充填する
ための開口部をキャップを用いて溶接により接合してい
たため、溶接箇所が増えて信頼性およびコスト面で問題
があった。本発明は、このような従来の課題を解決する
ものであり、溶接箇所を少なくして信頼性を高めた流体
収容容器の製造方法およびそれを用いたガス発生装置の
製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による流体収容容器の製造方法は、筒状の素
材の端部をプレス加工、スピニング加工、スェージング
加工等により内側に曲げて開口部を形成するものであ
り、素材が管材であれば両端部に開口部を形成すること
ができ、素材が有底円筒部材であれば一端部に開口部を
形成することができる。開口部が流体充填口であれば、
小径の開口部を作るだけでよく、簡単な封止手段により
閉じることができるので、製造が容易で密閉性能の高い
流体収納容器を製造することができる。
【0005】また本発明によるガス発生装置の製造方法
は、上記の方法により流体収納容器を作る際に、流体を
充填する前に流体収納容器と他の部材との溶接を行っ
て、溶接の際の熱により流体収納容器内部の流体の圧力
が高まることによる溶接強度の低下を防止するようにし
たものであり、製造が容易で信頼性の高いガス発生装置
を製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも一端部が開放された筒状の母材の開放さ
れた端部を塑性加工により半径方向内側に曲げて開口部
を形成する工程と、前記開口部の一つから流体を充填す
る工程と、前記開口部を閉塞部材により閉塞する工程と
を含む流体収容容器の製造方法であり、製造が容易で密
閉性能の高い流体収納容器を作ることができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、前記開
口部を形成する工程は、流体収容容器の流体充填口およ
び/または流体噴出口を形成する工程である請求項1記
載の流体収容容器であり、製造が容易で密閉性能の高い
流体収納容器を作ることができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、前記筒
状の母材とは、円筒部材または平板を塑性加工により形
成した有底円筒部材である請求項2記載の流体収容容器
の製造方法であり、製造が容易で密閉性能の高い流体収
納容器を作ることができる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、管材の
両端部を塑性加工により半径方向内側に曲げてそれぞれ
開口部を形成する工程と、一方の開口部を閉塞部材によ
り閉塞する工程と、他方の開口部から流体を充填する工
程と、前記他方の開口部を封止部材により封止する工程
とを含む流体収容容器の製造方法であり、製造が容易で
密閉性能の高い流体収納容器を作ることができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、平板を
塑性加工により有底円筒部材に形成する工程と、前記有
底円筒部材の開放側端部を塑性加工により半径方向内側
に曲げて開口部を形成する工程と、前記開口部から流体
を充填する工程と、前記開口部を閉塞部材により閉塞す
る工程とを含む流体収容容器の製造方法であり、製造が
容易で密閉性能の高い流体収納容器を作ることができ
る。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、前記塑
性加工は、プレス加工、スピニング加工、スェージング
加工またはこれらの組み合わせである請求項1から5の
いずれかに記載の流体収容容器の製造方法であり、製造
が容易で密閉性能の高い流体収納容器を作ることができ
る。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、両端部
を開放された容器用円筒部材の両端部を塑性加工により
半径方向内側に曲げて流体充填口および流体噴出口を形
成する工程と、前記流体噴出口を閉塞部材により閉塞す
る工程と、前記容器用円筒部材の流体噴出口側の端部に
拡散用円筒部材を接合する工程と、前記流体充填口から
流体を充填して封止部材により封止する工程と、前記拡
散用円筒部材の内部に前記容器用円筒部材に設けられた
閉塞部材を開封するための推進体を取り付ける工程と、
前記推進体を駆動するための駆動部を取り付ける工程と
を備えた安全システムまたは保護システムのためのガス
発生装置の製造方法であり、製造が容易で信頼性の高い
ガス発生装置を作ることができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、一端部
を開放された容器用円筒部材の開放側端部を塑性加工に
より半径方向内側に曲げて開口部を形成する工程と、前
記容器用円筒部の端部に第1拡散用円筒部材の一端部を
接合する工程と、前記開口部から流体を充填して閉塞部
材により閉塞する工程と、前記第1拡散用円筒部材の他
端部に第2拡散用円筒部材を接合する工程と、前記第2
拡散用円筒部材の内部に前記容器用円筒部材に設けられ
た閉塞部材を開封するための推進体を取り付ける工程
と、前記推進体を駆動するための駆動部を取り付ける工
程とを備えた安全システムまたは保護システムのための
ガス発生装置の製造方法であり、製造が容易で信頼性の
高いガス発生装置を作ることができる。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、前記容
器用円筒部材の端部に接合された拡散用円筒部材、また
は前記容器用円筒部材に第1拡散用円筒部材を介して接
合された第2拡散用円筒部材の端部に保持用円筒部材の
端部を接合し、前記保持用円筒部材の内部に推進体を取
り付ける工程を含む請求項7または8記載のガス発生装
置の製造方法であり、製造が容易で信頼性の高いガス発
生装置を作ることができる。
【0015】本発明の請求項10に記載の発明は、推進
体を駆動するための駆動部を拡散用円筒部材または保持
用円筒部材に取り付ける工程を含む請求項9記載のガス
発生装置の製造方法であり、製造が容易で信頼性の高い
ガス発生装置を作ることができる。
【0016】本発明の請求項11に記載の発明は、拡散
用円筒部材と保持用円筒部材との間にフィルター部材を
介装する工程を含む請求項10記載のガス発生装置の製
造方法であり、製造が容易で信頼性の高いガス発生装置
を作ることができる。
【0017】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
を図面を参照して説明する。まず初めに、本発明が適用
されるガス発生装置の全体構成について図1を参照して
説明する。以下の説明においては図面の左側を装置の先
端、右側を装置の後端として説明する。図1(a)にお
いて、ガス発生装置1は、円筒状の圧力容器2と拡散部
材3からなる容器手段と、拡散部材3の内部に収容され
て、後述するピストン12とともにガス発生手段を構成
する保持部材4と、保持部材4の後端部に固定されて、
後述する点火装置11とともに点火手段を構成するプラ
グ部材5を備えている。圧力容器2は、円筒部2aとそ
の両端部2b、2cを有し、先端部2bには流体充填口
6が設けられ、圧力容器2内に加圧流体7を充填後、公
知の技術により封止されている。他方の後端部2cには
流体噴出口8が設けられて、閉塞部材9により封止され
ている。拡散部材3は、その先端部を圧力容器2の後端
部2cに溶接され、他方の後端部には、拡散部材3の内
部に収容された保持部材4のフランジ状の後端部4bが
溶接されている。この拡散部材3と保持部材4と閉塞部
材9と圧力容器2とによって拡散室10が形成されてい
る。プラグ部材5は、保持部材4の後端部4bに溶接さ
れ、その中心部の開口5aには点火装置11が固定され
ている。点火装置11は、電気信号を受けて点火器が発
火すると、内部の可燃物が着火燃焼して封止を破壊する
構造のものである。
【0018】円筒状の保持部材4は、その先端部に開口
4aを有し、この開口4aの先端側の内周縁に環状突起
4cを有し、その後端側の内周縁には環状凹部4dを有
し、さらに後端側の内周面に環状溝4eを有する。この
保持部材4の内部には、後端部が開放されて内部が空洞
になったピストン12が移動可能に挿入され、その先端
部に4枚羽の円錐形に尖ったカッター部12aを有し、
このカッター部12aの基部が保持部材4の環状突起4
cに当たるまで挿入され、この状態で反対側の後端部が
保持部材4の環状溝4eの内側に位置し、環状溝4eに
ストッパーリング13を嵌め込むことにより、保持部材
4に係止されている。ピストン12の内部空間14に
は、点火することにより熱とガスを発生させる公知のガ
ス発生剤が収容され、後端部の開口をシール部材15で
塞ぐことにより封止されている。また、点火装置11と
保持部材4との間の空間は燃焼空間16となっている。
そして保持部材4には、常態においてピストン12によ
り閉じられている燃焼ガス噴き出し口17が設けられ、
この燃焼ガス噴き出し口17に対向する拡散部材3の部
分には、燃焼ガスと加圧流体7を膨脹可能な袋体に導入
するための拡散穴18が設けられている。さらに、保持
部材4と拡散部材3との間の燃焼ガス噴き出し口17お
よび拡散穴18の周辺部にはフィルター部材19が挿着
されている。
【0019】なお、ガス発生剤は、単体でも混合体でも
よく、ピストン12の内部空間14に収容しなくとも、
保持部材4に収容されるならば、いかなる位置、形状で
あってもよい。また、ピストン12の保持には、保持部
材4に設けられた環状突起4cおよびストッパーリング
13の他に、シール部材、ピン、テーパー面、加締め等
を使用することができ、これらは保持部材4と一体であ
っても、別体であってもよい。
【0020】加圧流体7としては、ヘリウム、窒素、ア
ルゴン等の不活性ガスが好ましく、これらは単体でも混
合ガスとして用いてもよい。また、水素、低級炭化水素
(炭素数が4以下)、低級アルコール(炭素数が4以
下)から選ばれる可燃性流体およびこれらの混合物、さ
らに酸素ガス等の支燃性流体が加えられてもよい。不活
性ガスを含まず、可燃性流体および支燃性流体のみから
なっていてもよい。加圧流体7に可燃性流体を含む場合
は、ピストン12内部のガス発生剤は必ずしも必要とし
ない。
【0021】次に本実施の形態における動作について、
自動車のエアバッグ装置を例に説明する。自動車が衝突
した際、図示しないセンサからの信号により点火装置1
1が作動する。点火装置11が作動して着火すると、そ
の熱と燃焼生成物により燃焼空間16内の圧力が所定の
値に達し、ピストン12が保持部材4の先端部に設けら
れた環状突起4cを破壊して、閉塞部材9に向けて移動
する。ピストン12が所定量移動すると、図1(b)に
示すように、ピストン12の先端に設けられたカッター
部12aが閉塞部材9を破壊する。閉塞部材9が破壊さ
れると、圧力容器2内の加圧流体7が流体噴き出し口8
から拡散室10に噴出される。移動したピストン12
は、その中間部外周に設けられた環状段部12bが保持
部材4の環状凹部4dに位置規制されることにより停止
する。なお、環状段部12bと環状凹部4dの少なくと
も一方をテーパー面とすることにより、両者が楔作用で
嵌合するので、閉塞部材9破壊後のピストン12の移動
を禁止することができる。
【0022】一方、点火装置11は、作動の際にシール
部材15の少なくとも一部を破壊し、ピストン12の内
部空間14内のガス発生剤に点火する。ガス発生剤の燃
焼により発生する高温の燃焼ガスは、燃焼空間16の圧
力を上昇させるとともに、ピストン12の移動を促進す
る。燃焼ガス噴き出し口17は、初期の段階ではピスト
ン12により塞がれているが、ピストン12の移動によ
り露出し、燃焼ガスを拡散室10に噴き出すことが可能
となる。そして、圧力容器2の流体噴出口8から噴出さ
れた加圧流体7と、保持部材4の燃焼ガス噴き出し口1
7から噴き出した燃焼ガスとが、フィルター部材19を
通って拡散穴18から図示しないエアバッグへと導かれ
る。
【0023】ここで、拡散室10の一部である混合領域
10aにおいて加圧流体7と燃焼ガスとが混合され、加
圧流体7はその燃焼ガスにより暖められる。加圧流体7
と燃焼ガスの流れは、混合領域10aまで、それぞれ実
質的に独立な流れを形成している。したがって、保持部
材4の燃焼ガス噴き出し口17から流出した燃焼ガスの
流れは、圧力容器2の流体噴出口8から流出した加圧流
体7の流れに対して実質的な影響を及ぼさないことが理
解される。また、加圧流体7の流れの方向と燃焼ガスの
流れの方向とは、混合領域10aで交差するようになっ
ているので、混合の効率が向上する。
【0024】(製造方法についての実施の形態1)次
に、上記圧力容器およびガス発生装置の製造方法につい
て説明する。まず図2の工程(a)において、管材21
の両端部21a、21bを所定の長さに切断し、次に工
程(b)において、管材21の一端部21bを回転可能
なチャック22に固定し、他端部21aを成形型23に
押し付けて閉じ加工を行う。この成形型23は、最終仕
上がり形状に形成された曲面23aを有し、この曲面2
3aに回転する管材21の端部21aを押し付けること
により、端面が半径方向内側に次第に折り曲げられ、端
面が閉じられる前の小穴が開いた状態で加工が終了する
ように曲面23aの形状を設定する。この小穴24が上
記した流体充填口6になる。次に工程(c)において、
今度は管材21の端部21aをチャック22に固定し、
反対側の端部21bを別の成形型25により同様にして
半径方向内側に折り曲げて、小穴24よりも大径の開口
部26を作る。この開口部26が上記した流体噴出口8
になる。なお、小穴24および開口部26は、加工した
ままの状態でもよいが、リーマ等の穴開け加工により整
形した方が好ましい。そして工程(d)のように、開口
部26に上記閉塞部材9に相当する封板27をプロジェ
クション溶接および/または電子ビーム溶接等により接
合した後、上記拡散部材3に相当する円筒部材28の端
面を管材21の端部21bに溶接する。その後、管材2
1および/または円筒部材28を固定して、図示しない
充填治具を管材21の端部21aに装着して、小穴24
から上記加圧流体7を充填し、充填後、公知の技術を用
いて封止部材により封止する。
【0025】これ以降は、図1で説明したように、円筒
部材28である拡散部材3の端部に保持部材4を溶接
し、ピストン12を保持部材4の中に挿入し、ストッパ
ーリング13を嵌め込んでピストン12を固定し、点火
装置11を加締めたプラグ部材5を保持部材4の端面に
溶接してガス発生装置を完成する。なお、拡散部材3の
端部に保持部材4を溶接する際に、拡散部材3と保持部
材4との間にフィルター部材19を介装することが好ま
しく、フィルター部材19は、拡散部材3および/また
は保持部材4に溶接、加締め等により固定される。
【0026】(製造方法についての実施の形態2)次
に、圧力容器およびガス発生装置の別の製造方法につい
て説明する。まず図3の工程(a)において、平板31
をパンチ32とダイ33を用いてプレス加工し、有底円
筒部材34を作る。次に工程(b)において、この有底
円筒部材34を上記したと同様に、回転するチャック3
5と成形型36を用いて、その端部に開口部37を形成
する。この開口部37は、流体充填口と流体噴出口とを
兼ねるものである。次に工程(c)において、このよう
に加工された有底円筒部材34の有底側の端部を固定具
38により固定し、反対側の開口部37側の端部に長さ
の短い第1拡散用円筒部材39aの一端部を溶接する。
次に第1拡散用円筒部材39aの他端部に、充填治具4
0を取り付け、有底円筒部材34の中に圧力流体を充填
する。その際のシールは、第1拡散用円筒部材39aの
端部の楔型端面と充填治具40との接触により行う。充
填後、有底円筒部材34の開口部37を閉塞部材をプロ
ジェクション溶接および/または電子ビーム溶接により
接合する。その後、図4に示すように、第1拡散用円筒
部材39aの端部に、これより長い第2拡散用円筒部材
39bの端部を溶接して、図1で示した拡散部材3を形
成する。これ以降の工程は、上記したのと同じである。
【0027】このように、本実施の形態2では、圧力容
器2を有底円筒部材から形成したので、開口部が一つに
なり、それだけ密封箇所が少なくなって密封性能が向上
するが、加圧流体7を充填する際に、長い拡散用円筒部
材39bが溶接されていると充填の邪魔になるので、最
初に短い第1拡散用円筒部材39aを溶接した後に充填
を行い、その後に長い第2拡散用円筒部材39bを溶接
するようにしている。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、平板ま
たは円筒部材を塑性変形させることにより生じる開口部
を、流体収納容器の流体充填口および/または流体噴出
口に用いることで、簡単な構成で、信頼性の向上するこ
とができ、また工程数が削減できるため、生産コストを
低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明が適用されるガス発生装置の断面
図 (b)同ガス発生装置の動作後の断面図
【図2】本発明の流体収納容器およびガス発生装置の製
造方法を示す模式図
【図3】本発明の流体収納容器およびガス発生装置の別
の製造方法を示す模式図
【図4】本発明の流体収納容器およびガス発生装置の別
の製造方法により製造されたガス発生装置の断面図
【符号の説明】
1 ガス発生装置 2 圧力容器 3 拡散部材 4 保持部材 5 プラグ部材 6 流体充填口 7 加圧流体 8 流体噴出口 9 閉塞部材 10 拡散室 11 点火装置 12 ピストン 13 ストッパーリング 14 内部空間 15 シール部材 16 燃焼空間 17 燃焼ガス噴き出し口 18 拡散穴 19 フィルター部材 21 管材 22 チャック 23 成形型 24 小穴 25 成形型 26 開口部 31 平板 32 パンチ 33 ダイ 34 有底円筒部材 35 チャック 36 成形型 37 開口部 38 固定具 39a 第1拡散用円筒部材 39b 第2拡散用円筒部材 40 充填治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 山 卓 郎 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 高 橋 宏 幸 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部が開放された筒状の母
    材の開放された端部を塑性加工により半径方向内側に曲
    げて開口部を形成する工程と、前記開口部の一つから流
    体を充填する工程と、前記開口部を閉塞部材により閉塞
    する工程とを含む流体収容容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記開口部を形成する工程は、流体収容
    容器の流体充填口および/または流体噴出口を形成する
    工程である請求項1記載の流体収容容器。
  3. 【請求項3】 前記筒状の母材とは、円筒部材または平
    板を塑性加工により形成した有底円筒部材である請求項
    2記載の流体収容容器の製造方法。
  4. 【請求項4】 管材の両端部を塑性加工により半径方向
    内側に曲げてそれぞれ開口部を形成する工程と、一方の
    開口部を閉塞部材により閉塞する工程と、他方の開口部
    から流体を充填する工程と、前記他方の開口部を封止部
    材により封止する工程とを含む流体収容容器の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 平板を塑性加工により有底円筒部材に形
    成する工程と、前記有底円筒部材の開放側端部を塑性加
    工により半径方向内側に曲げて開口部を形成する工程
    と、前記開口部から流体を充填する工程と、前記開口部
    を閉塞部材により閉塞する工程とを含む流体収容容器の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記塑性加工は、プレス加工、スピニン
    グ加工、スェージング加工またはこれらの組み合わせで
    ある請求項1から5のいずれかに記載の流体収容容器の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 両端部を開放された容器用円筒部材の両
    端部を塑性加工により半径方向内側に曲げて流体充填口
    および流体噴出口を形成する工程と、前記流体噴出口を
    閉塞部材により閉塞する工程と、前記容器用円筒部材の
    流体噴出口側の端部に拡散用円筒部材を接合する工程
    と、前記流体充填口から流体を充填して封止部材により
    封止する工程と、前記拡散用円筒部材の内部に前記容器
    用円筒部材に設けられた閉塞部材を開封するための推進
    体を取り付ける工程と、前記推進体を駆動するための駆
    動部を取り付ける工程とを備えた安全システムまたは保
    護システムのためのガス発生装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 一端部を開放された容器用円筒部材の開
    放側端部を塑性加工により半径方向内側に曲げて開口部
    を形成する工程と、前記容器用円筒部の端部に第1拡散
    用円筒部材の一端部を接合する工程と、前記開口部から
    流体を充填して閉塞部材により閉塞する工程と、前記第
    1拡散用円筒部材の他端部に第2拡散用円筒部材を接合
    する工程と、前記第2拡散用円筒部材の内部に前記容器
    用円筒部材に設けられた閉塞部材を開封するための推進
    体を取り付ける工程と、前記推進体を駆動するための駆
    動部を取り付ける工程とを備えた安全システムまたは保
    護システムのためのガス発生装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記容器用円筒部材の端部に接合された
    拡散用円筒部材、または前記容器用円筒部材に第1拡散
    用円筒部材を介して接合された第2拡散用円筒部材の端
    部に保持用円筒部材の端部を接合し、前記保持用円筒部
    材の内部に推進体を取り付ける工程を含む請求項7また
    は8記載のガス発生装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 推進体を駆動するための駆動部を拡散
    用円筒部材または保持用円筒部材に取り付ける工程を含
    む請求項9記載のガス発生装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 拡散用円筒部材と保持用円筒部材との
    間にフィルター部材を介装する工程を含む請求項10記
    載のガス発生装置の製造方法。
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