JP2011092853A - ガス発生器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、シールの確実性が大幅に向上したガス発生器を提供できるものであり、従来のガス発生器よりもばらつきの少ない燃焼性能を達成したガス発生器及びその製造方法を得る。
【解決手段】下蓋10bと、これを閉鎖する上蓋10aとで構成される短尺円筒状のハウジング10を備えている。また、ハウジング10内には、中心から、点火器21及び着火剤23を内部に備える着火手段20と、ガス発生剤30、フィルター材40が配置されている。また、クロージャシェル内壁に密着してガス噴出口12を閉塞しているカップ状の閉塞部材50が配置され、閉塞部材50の下部に押さえ蓋70が配置されている。クロージャシェル内壁にはリング状のリング部材60が配置されている。閉塞部材50の端部は、上蓋10aと下蓋10bとに溶接などによって接合固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の安全装置に用いられるガス発生器及びその製造方法に関し、特に、エアバッグ展開に用いられるガス発生器及びその製造方法に関する。
自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を保護するため、急速にエアバッグを膨張展開させるガス発生器は、ステアリングホイール内やインストルメントパネル内に装着されたエアバッグモジュールに組み込まれている。そして、ガス発生器は、コントロールユニット(作動器)からの通電により点火器(イグナイター)を発火し、この火炎によりガス発生剤を燃焼させて、多くのガスを急激に発生させるものである。
この種のガス発生器においては、従来から、クロージャシェルとイニシエータシェルとを有する金属製のハウジングを有し、また、クロージャシェル内壁に有している複数のガス噴出口を、アルミテープなどの粘着性の封止材を貼り付け閉塞し、ハウジング内部を密閉しているものが開示されている。例えば、下記特許文献1に、シールテープを貼付しガス噴出口を封止したガス発生器が記載されている。また、該ガス発生器のハウジング内部を密閉し、内部に収納されるガス発生剤の防湿を達成するために、用いるシールテープ材料、粘着剤の種類や粘着層の厚さを厳密に規定する必要が有ることも記載されている。
特開平10−217899号公報
上述したように、従来のガス発生器の場合、シールテープ(例えば、アルミニウム製のもの)などの封止材を、粘着剤を用いて貼付し、クロージャシェル内壁に有している複数のガス噴出口を封止(シール)している。しかしながら、封止材によって封止されたガス噴出口のシール性は、用いる封止材の厚さや幅、粘着剤の種類や粘着層厚さにより、大きく影響されるものであり、ガス発生器の長期環境安定性保証(安定使用可能期間)に関し課題を有していた。更にこの封止材の貼付工程は煩雑であり、且つガス噴出口からの封止材の貼付位置ズレや接着剤塗布不良による作業工程不良が発生し、ガス発生器ハウジング密閉不良を誘因することがあった。特に、ガス噴出口の孔径を大きく又は孔数を多くすると、複数のガス噴出口の隣り合う距離が短くなるため、シールテープなどの封止材の確実な貼り付けが困難であった。さらに、発生ガス内圧の温度依存による変化を低減するために上述の複数のガス噴出口を複数列に配置する際には、二種類以上の封止材の貼り付けが必要となり、生産性、コストにデメリットが生じていた。従って、生産性、コストを優先した際、上述のガス発生器においては、上述のクロージャシェル内壁に有している複数のガス噴出口の孔径及び孔数が、単一孔径、単一距離間の孔数で多く構成されることになり、結果として、最適な上述ガス発生剤の燃焼性能を妨げてしまうことがあった。加えて、前記ガス発生剤が燃焼した際の発生ガスによる、複数のガス噴出口の開放に要する破断力は、粘着剤の粘着力によっても決定される。その結果、破断力がばらつき、燃焼性能が安定し難いという問題があった。
そこで、本発明は、簡易な構成でありながら、シールの確実性が大幅に向上したガス発生器を提供できるものであり、従来のガス発生器よりもばらつきの少ない燃焼性能を達成したガス発生器及びその製造方法を提供することを目的とする。
(1) 一局面に従うガス発生器は、複数のガス噴出口が配設されたクロージャシェルと、イニシエータシェルとを有した金属製のハウジングと、前記ハウジングの内周に周方向にわたって設けられたフィルター材と、前記ハウジング内において、前記イニシエータシェル内壁と前記クロージャシェル内壁と前記フィルター材内壁とで囲まれる空間から形成された燃焼室と、前記燃焼室に収容され燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、前記イニシエータシェルに装着され、前記ガス発生剤を着火燃焼させる着火手段とを備えたものである。また、本ガス発生器は、前記ハウジング内部が密閉されるように、前記クロージャシェルの開口側の端部と前記イニシエータシェルの開口側の端部とを接合し形成した接合部と、少なくとも前記複数のガス噴出口のそれぞれに当接して閉塞するように、前記クロージャシェルの内壁部分に密着されている環状の閉塞部材と、を備え、前記閉塞部材の一端部が前記接合部に接合固定されているものである。また、本ガス発生器は、作動した前記着火手段からの火炎の伝播により前記ガス発生剤が着火した際、前記ガス発生剤の発生ガスの衝撃によって前記閉塞部材のうち前記複数のガス噴出口に当接する部分が破断するものである。なお、ここでの「環状」とは、輪状、及び筒状を含むものである。また、閉塞部材は、テープ状のものを巻き回して形成したものを含まないものである。また、前記クロージャシェルの開口側の端部と、前記イニシエータシェルの開口側の端部と、閉塞部材とで、接合部が閉塞された状態でさえあれば、前記クロージャシェルの開口側の端部と前記イニシエータシェルの開口側の端部とは、閉塞部材を介して接合されていてもよいし、閉塞部材を介さずに直接接合されていてもよい。
上記(1)の構成によれば、従来に使用していたシールテープなどの粘着性の封止材を用いずに、閉塞部材によってガス噴出口を閉塞しているので、簡易な構成でありながら、ガス発生剤の防湿だけでなく、ガス発生器起動時の燃焼室内圧を厳密に制御することができ、従来のガス発生器よりもばらつきの少ないガス発生剤の燃焼性能を達成することが可能なガス発生器を提供できる。また、シールテープなどの粘着性の封止材を用いずに、閉塞部材でハウジング内部の気密性を確保しているので、シール寿命が大幅に向上したガス発生器を提供できる。また、閉塞部材は、接合部に接合されているので、このようなガス発生器においては、着火手段の作動によってガス発生剤が着火した際、発生ガス圧力による破断力によって、閉塞部材のうちガス噴出口に当接する部分を破断させることができる。また、接合部がガス発生剤から離れた場所にあるので、接合作業がしやすく、製造が容易なガス発生器を提供できる。
(2) 上記(1)のガス発生器においては、前記クロージャシェルが、側筒部を有した有底円筒状のものであり、前記複数のガス噴出口が、前記側筒部周囲に並設されているものであり、前記閉塞部材が、前記クロージャシェル内壁全体に密着している有底円筒状のものであることが好ましい。
上記(2)の構成によれば、着火手段の作動によって着火したガス発生剤からガスが発生された際、その発生ガス圧力をガス噴出口に当接する閉塞部材の脆弱部分(閉塞部材のうちガス噴出口に当接する部分)に集中させることができ、所望の応答性において確実に生成ガスを放出させることができる。
(3) 上記(2)のガス発生器においては、前記閉塞部材が、前記フィルター材の一端部の内側全体に当接する突起部を有していることが好ましい。
従来では、ガス発生器が作動した際にハウジングが変形した場合、ハウジング内面とフィルター材との隙間から、発生したガスが流出しないように防止する役割の別部材が必要であった。しかしながら、上記(3)の構成によれば、ハウジング内面とフィルター材との隙間を遮蔽する遮蔽部材として閉塞部材が機能するので、ガス発生器が作動した際にハウジングが変形した場合でも、ハウジング内面とフィルター材との隙間から、発生したガスが流出しないようにすることができる。その結果として、部品点数を減少させることができ、コスト削減できたガス発生器を提供できる。
(4) 上記(1)〜(3)のガス発生器においては、前記接合部が、電子ビーム溶接、レーザー溶接、抵抗溶接、摩擦圧接、又はかしめから選択されるいずれか1つの方法によって形成されていることが好ましい。
上記(4)の構成によれば、容易に接合部を形成できるので、組み立てが容易なガス発生器を提供できる。
(5) 上記(1)〜(4)のガス発生器においては、前記閉塞部材が、アルミニウム、鉄、鋼、銅、これらの合金、又は樹脂で形成されていることが好ましい。特に、これらの材質に応じて適宜厚みを変えることが好ましい。
上記(5)の構成によれば、適用する材質の強度や厚みに応じ、ガス発生剤の着火時の発生ガス圧力によって閉塞部材が破断する力を意図的に変えることができるので、発生ガスの燃焼性能を制御することが可能となり、所望の出力特性を示すガス発生器を提供できる。
(6) 他の局面に従うガス発生器の製造方法は、上記(1)に記載のガス発生器の製造方法であって、前記クロージャシェルの開口部の端部とイニシエータシェルの開口部の端部との間に、前記閉塞部材の端部を挟み込む挟み込み工程と、前記挟み込み工程後、前記閉塞部材の端部が、前記クロージャシェルの開口部の端部とイニシエータシェルの開口部の端部との両方に接触している部分を接合固定する接合固定工程とを有しているものである。
上記(6)の構成によれば、ガス噴出口を封止すること、及び、ハウジングを形成し密閉することが一度にでき、組立工程を簡略化することが可能である。したがって、容易に組立できるので、生産性の向上及びコスト低減が図れる方法を提供できるとともに、ハウジング内の防湿にも優れたガス発生器を製造できる方法を提供できる。
本発明によれば、簡易な構成でハウジング内の気密性を確保できるとともに、部品点数を少なくし、煩雑な製造工程を経ることなく、低コストで防湿信頼性の高いガス発生器を提供できる。また、従来の複数のガス噴出口に貼り付けられるシールテープなどの封止材には、ごく限られた材質及び厚さのものしか使用できなかったが、本発明に係るガス発生器においては、閉塞部材の材質及び厚みを適宜調整することが可能である。これに、ガス噴出口の孔径や口数を調整することにより、発生ガス圧力による破断力の調整範囲が飛躍的に向上し、多様なガス放出特性を示すガス発生器を提供できる。更にコスト面においても、ガス噴出口を封止する閉塞部材の材質の選択範囲を広げることができる。
さらに、本発明のガス発生器は、従来のシールテープなどの封止材を貼付しガス噴出口を封止したガス発生器と比較し、ガス噴出口の破断力にばらつきが少なくなるため、燃焼室内圧が一定となり、ガス発生剤の燃焼性能を安定させることによる信頼性の高いガス発生器を提供できる。
加えて、シールテープなどの封止材に用いられている粘着剤の燃焼に由来するガスの発生が懸念されるが、本発明では、このような粘着剤を使用することは無いので、粘着剤の燃焼や気散によるガスの発生はない。
また、本発明のガス発生器は、クロージャシェルとイニシエータシェルとの接合部にて閉塞部材が接合固定されるものであり、1回の接合固定工程により当該ガス発生器外殻部を形成できるものであり、組み立て工程の低減による生産性の向上、及び低コスト化を達成できる。
本発明の第1実施形態に係るガス発生器を示す断面図である。 図1に示したガス発生器の接合部付近を示す一部拡大断面図である。 図1に示したガス発生器の押さえ蓋とフィルター材との配置を示す一部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るガス発生器を示す断面図である。 図4に示したガス発生器の閉塞部材とフィルター材との配置を示す一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るガス発生器を示す断面図である。 本発明の他の変形例に係るガス発生器の接合部付近を示す一部拡大断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係るガス発生器の第1実施形態を示す断面図である。図1に示すガス発生器100は、イニシエータシェルとなる下蓋10bと、これを閉鎖するクロージャシェルとなる上蓋10aとで構成される短尺円筒状のハウジング10を備えている。また、ハウジング10内には、中心から、点火器21及び着火剤23を内部に備える着火手段20と、ガス発生剤30、フィルター材40が配置されている。また、上述のクロージャシェル内壁にはカップ状の閉塞部材50及び押さえ蓋70が配置され、上述のイニシエータシェル内壁にはリング状のリング部材60が配置されている。
上蓋10aは、天盤11と、その全周縁から下方に延設され且つ複数のガス噴出口12が設けられている側筒部13と、側筒部13から水平外向きに延設し、図示しないエアバッグモジュールが取り付けられているフランジ14とを備えている。
下蓋10bは、底盤15と、その全周縁から上方に延設された側筒部16とを備えている。底盤15の中央には、点火器21をかしめ固定する点火器保持部17が一体に形成されている。また、底盤15の点火器保持部17の周辺には、着火手段容器22をかしめ固定するのに用いるかしめ部18が一体に形成されている。
尚、上蓋10aと、下蓋10bとは、鉄又は鋼等の金属材によって形成される。使用される鉄又は鋼は、一般に鍛造や、絞り加工、プレス加工に用いられる錬鉄、鉄、鋼、合金鋼等であれば、特に、限定されない。
また、上蓋10aと下蓋10bとは、部分的な加圧流動の繰り返しによって成形される。ここで、部分的な加圧流動の繰り返しとは、一般的な鍛造加工や絞り加工等を部分的に繰り返す事をいる。従って、上蓋10aと下蓋10bとは、一枚の板状の鉄又は鋼若しくは、一片のブロック状の鉄又は鋼から、各部分的に相当する金属等を使用し、鍛造加工、絞り加工、プレス加工等を組み合わせて成形されたものである。
このようにして成形された上蓋10aと下蓋10bとは、側筒部13と側筒部16とを閉塞部材50の端部を介して嵌合した後に接合し、接合部80(図2参照)を形成することで1筒式の短尺円筒状のハウジング10を形成している。ここで、側筒部13と側筒部16との接合部80の形成方法としては、電子ビーム溶接、レーザー溶接、摩擦圧接、抵抗溶接等が使用できる。
ハウジング10内には、フィルター材40が側筒部(側筒部13、側筒部16)に沿って上蓋10aから下蓋10bまで介装されている。また、上蓋10a、下蓋10b、及びフィルター材40内壁で囲まれてなる燃焼室31が形成されているとともに、該燃焼室31内にガス発生剤30が装填されている。
フィルター材40は、ハウジング10からガスが放出する際の残渣捕集と、発生ガス温度冷却を行うものであり、その形態は、アルミニウム、鉄、銅、鋼、樹脂等の材質からなる線を巻く事により形成されるもの、若しくは多数の孔を開けた薄い金属板を巻く事により形成されるもの、を挙げることができる。
着火手段20は点火器21、着火手段容器22、及び前記着火手段容器に収容されている着火剤23により形成される。点火器21は、車両の衝突を検知する衝突検知装置からの衝突信号を受信して、点火器21の内部に設置された抵抗体を電気的に加熱し、この抵抗体に接触する点火器21内に装填される点火薬を着火させ、点火炎を発生させるものである。着火剤23は点火器21の点火炎により着火炎を発するものであり、後述する燃焼室31内に収容されるガス発生剤30を燃焼させるための火炎を増幅させる機能を担うものである。
着火手段20に使用される着火手段容器22は前記着火剤23を装填するための容器であり、該着火剤23の燃焼圧力により破断されるものである。その形状は有底円筒状であり、開口側端部はフランジを形成している。底部及び/又は側筒部に、薄肉部や線上切り欠きによる脆弱部を設置することが好ましい形態である。着火手段容器22の材質としては、アルミニウム、鉄、銅、鋼、樹脂等が好ましい。
着火手段20は、ハウジング10内の略中央において、下蓋10bに形成された点火器保持部17で囲まれる枠内に点火器21を装着し、点火器かしめ部19によりかしめ固定する。更に着火手段容器22の内部に着火剤23を装填し、下蓋10bに形成された点火器保持部17にパッキン24を介して点火器21が取り付けられた状態でこれらを覆い、下蓋10bに設けられたかしめ部18で着火手段容器22をかしめ固定される事により形成されている。なお、パッキン24は、ハウジング10内の気密性を確保するために用いられているものである。
閉塞部材50は、複数のガス噴出口12が配置された上蓋10aの側筒部13の内壁部分に密着する形状に成形されているとともに、上蓋10a内部に嵌合しているものである。また、閉塞部材50の端部は、図1及び図2に示されているように、上蓋10a内壁と下蓋10b外壁とに挟まれた状態で、上蓋10a及び下蓋10bに接合固定されている。閉塞部材50に使用される材質は、アルミニウム、鉄、銅、鋼、またはこれらの合金、並びに樹脂等の材質から選択され、鍛造加工、プレス加工、絞り加工、モールド加工等により成形される。なお、燃焼したガス発生剤30による発生ガスの出力に応じて材質、及び閉塞部材50の厚みを選定することにより、本発明のガス発生器100の出力特性の調整をすることができる。
押さえ蓋70は、側筒部及び底部を有した有底円筒形状のものであり、該側筒部がフィルター材40の内側上端に当接配置され、該底部が上蓋10aのハウジング10内壁に当接配置されているものである。リング部材60は、有底円筒形状で底部に着火手段20が貫通する孔を有する形状で断面L字型のものであり、その外周縁部が、フィルター材40の内側下端に当接配置されている。また、リング部材60のリング形状の外側表面は、下蓋10bの底盤15と当接配置されている。上記構成の押さえ蓋70、及びリング部材60は、ハウジング10内に配置されたフィルター材40を固定すると共に、ガス発生器100が作動してハウジング10が変形することがあった場合に、ハウジング10内面とフィルター材40との隙間から、発生ガスが流出するのを防止する役目を果たす。
ガス発生剤30としては特に限定はされないが、ガス発生量、発生ガス出力、発生ガス安全性、等を考慮し非アジド系ガス発生剤の使用が好適である。特に含窒素有機化合物燃料と酸化剤を配合したコンポジット系ガス発生剤が好ましい。含窒素有機化合物燃料成分としては、テトラゾール系化合物、トリアゾール系化合物、グアニジン系化合物、ヒドラジン系化合物等から選択される燃料成分が挙げられる。酸化剤成分としては、硝酸塩、ハロゲン酸塩、オキソハロゲン酸塩等から選択される金属塩酸化剤が挙げられる。当該ガス発生器に使用するガス発生剤はこれらの燃料成分、酸化剤、及び必要に応じバインダー剤等の添加剤を混合し、所定の形状に成形したガス発生剤を用いることが好ましい。
次に、図1に示す本願の第1実施形態に係るガス発生器100の組立作業の要領を同図に基づき説明する。まず、下蓋10bの点火器保持部17にパッキン24を添接して点火器21を設置し、点火器かしめ部19をかしめることにより点火器21を固定する。そして、内部に着火剤23が装填された着火手段容器22のフランジを下蓋10bのかしめ部18でかしめ固定する。次に、リング部材60を挿入配置し、フィルター材40を挿入する。このフィルター材40の内側にガス発生剤30を充填し、押さえ蓋70を挿入する。次に、押さえ蓋70を覆うように、予め閉塞部材50をハウジング10側内壁に密着配置した上蓋10aと下蓋10bとを嵌合し、閉塞部材50を上蓋10aと下蓋10bとに接合させる。最後に、上蓋10aと下蓋10bとに接触している閉塞部材50の開口側端部を、上蓋10aと下蓋10bとに同時に溶接などで接合固定し接合部80とすると、図1に示すガス発生器100が得られる。このようにして組み立てられたガス発生器100は、閉塞部材50により、複数のガス噴出口12を封止しハウジング10内部を密閉した構造となる。
なお、上述の接合部80の形成方法は、以下のとおりである。まず、図1及び図2の配置状態になるように、上蓋10aの内側に閉塞部材50を配置し、上蓋10aの内側に向けて下蓋10bを嵌合して、上蓋10aと下蓋10bとで、閉塞部材50の開口側端部を挟み込む(挟み込み工程)。該挟み込み工程後、重なり部分(上蓋10a、下蓋10b、閉塞部材50の開口側端部の接触部分付近)を、電子ビーム溶接、レーザー溶接、摩擦圧接、抵抗溶接、等による溶接接合により、上蓋10a、下蓋10b、閉塞部材50を同時に接合固定し、接合部80を形成する(接合固定工程)。これらの工程により、ハウジング10内部を密閉しシール性を確保する。
次に、本実施形態のガス発生器100の作動について、図1を参照しながら説明する。車両内に配置された衝突検知装置が車両の衝突を検知すると、その検知信号によって着火手段20の中の点火器21を起動し、着火剤23を着火燃焼させる。発生した着火エネルギーが着火手段容器22を破断し、ハウジング10の天盤11内壁及び側筒部13、17の方向に向かって火炎が噴出され、燃焼室31内に装填されたガス発生剤30を全体的に燃焼させる。ガス発生剤30の燃焼によりガスが発生し、ハウジング10の内圧が上昇する。ハウジング10の内が所定圧力に到達した際、上蓋10aの側筒部13に設けられた複数のガス噴出口12において、発生ガス圧力のせん断力によって閉塞部材50の複数のガス噴出口12に相対する部分が破断し、発生ガスがガス発生器外に噴出し、車両安全装置であるエアバッグを展開させる。本願に係るガス発生器100は車両安全装置へ組み込まれるものであり、該安全装置が作動する前は、閉塞部材50が当該ガス発生器100のハウジング10内部の気密性を維持し、ガス発生剤30の防湿を担い、該安全装置の作動時は、閉塞部材50がガス発生剤30の燃焼中におけるハウジング10内発生圧力の安定化を担い、当該ガス発生器100の出力安定化を達成するものである。
上記構成の本実施形態によれば、従来に使用していたアルミニウム製テープなどの粘着性の封止材料を用いずに、閉塞部材50によってガス噴出口12を閉塞しているので、簡易な構成でありながら、ガス発生剤30の防湿だけでなく、ガス発生器起動時の燃焼室内圧を厳密に制御することができ、従来のガス発生器よりもばらつきの少ないガス発生剤30の燃焼特性を達成することが可能なガス発生器100を提供できる。
また、アルミニウム製テープなどの粘着性の封止材料を用いずに、閉塞部材50でハウジング10内部の気密性を確保しているので、シール寿命が大幅に向上したガス発生器100を提供できる。
また、閉塞部材50は、接合部80に接合されているので、このようなガス発生器100においては、着火手段20の作動によってガス発生剤30が着火した際、発生ガス圧力による破断力によって、閉塞部材50のうちガス噴出口12に当接する部分を破断させることができる。特に、閉塞部材50を上蓋10aの内壁に隙間なく密着した形状(上蓋10aのハウジング側内壁と同一形状)としたことから、ガス発生剤30の燃焼により発生するガス圧力を、閉塞部材50のガス噴出口12に当接する部分(脆弱部分)に集中して作用させることができ、所望の応答性において確実に生成ガスを放出させることができる。例えば、ガス発生器100の起動からガス噴出までの作動時間を、従来よりも短縮化することも可能である。
また、接合部80が、電子ビーム溶接、レーザー溶接、抵抗溶接、又は摩擦圧接から選択されるいずれか1つの方法によって形成されているので、容易に接合部80を形成できる。その結果として、組み立てが容易なガス発生器100を提供できる。また、接合部80がガス発生剤30から離れた場所にあるので、接合作業がしやすく、製造が容易なガス発生器100を提供できる。
また、閉塞部材50については、アルミニウム、鉄、鋼、銅、これらの合金、又は樹脂で形成されているが、適用する材質の強度や厚みを変えることで、ガス発生剤30の着火時の発生ガス圧力によって閉塞部材50が破断する力を意図的に変えることができる。その結果として、ガス発生剤30の着火時の発生ガスの燃焼性能を制御することが可能となり、所望の出力特性を示すガス発生器100を提供できる。
また、従来では、複数のガス噴出口12の内側に貼り付けるシールテープは、一般的に、ごく限られた材質及び厚みのものしかなかった。また、テープ貼付性の観点から、複数のガス噴出口12の孔数、孔配列はごく限られた構成にしかすることができなかった。また、シールテープの粘着剤の影響による貼付力過多又は貼付力不足により、発生ガス圧力がばらつき、結果として燃焼性能が安定化しないことがあったが、本実施形態では、従来使用できなかった材質や厚みのものを閉塞部材50として使用でき、且つ、シールテープに使用されるような粘着剤を不要とできるため、発生ガス圧力の調整範囲が大幅に広がり、また、材質及びガス発生器100の組立性におけるコスト面を大幅に低減することが可能である。また、閉塞部材50によりガス噴出口12を封止する構成は、上蓋10aにおけるガス噴出口12の配置設計自由度を増すことを可能とし、ガス噴出口12の口径や形状、口数、その配置等を自在に配置できるようになる効果をもたらし、従来のガス発生器と比較してガス発生剤の燃焼特性の調整、及びガス発生剤の出力特性の調整を容易に成らしめることができる。
<第2実施形態>
次に、図4及び図5を用いて、本発明の第2実施形態に係るガス発生器200について説明する。なお、本実施形態において符号が付された部位のうち下2桁の数字が、第1実施形態の符号と同じ数字のものは、閉塞部材を除いて同様の部位であり、説明を省略することがある。
本実施形態のガス発生器200は、(1)押さえ蓋70がない点、(2)閉塞部材150が、フィルター材140の上部の内側全体に当接する筒状の突起部150aを燃焼室131側に有している点で、第1実施形態のガス発生器100と異なっている。その他の点においては、ガス発生器200は、第1実施形態のガス発生器100と同構成である。
次に、ガス発生器200の組立作業の要領を図4に基づき説明する。まず、下蓋110bの点火器保持部117にパッキン124を添接して点火器121を設置し、点火器かしめ部119をかしめることにより点火器121を固定する。そして、内部に着火剤123が装填された着火手段容器122のフランジを下蓋110bのかしめ部118でかしめ固定する。次に、リング部材160を挿入配置し、フィルター材140を挿入する。このフィルター材140の内側にガス発生剤130を充填した後、予め閉塞部材150をハウジング110側内壁に密着配置した上蓋110aと下蓋110bとを嵌合し、閉塞部材150を上蓋110aと下蓋110bとに接合させる。このとき、閉塞部材150の突起部150aの外周がフィルター材140の内側の上端部に当接するように嵌合する。最後に、上蓋110aと下蓋110bとに接触している閉塞部材150の開口側端部を、上蓋110aと下蓋110bとに同時に溶接などで接合固定し接合部180とすると、図4に示すガス発生器200が得られる。このようにして組み立てられたガス発生器200は、閉塞部材150により、複数のガス噴出口112を封止しハウジング110内部を密閉した構造となる。
上記構成の本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、以下の作用効果を奏することができる。すなわち、ハウジング110内面とフィルター材140との隙間を遮蔽する遮蔽部材として閉塞部材150が機能するので、ガス発生器200が作動した際にハウジング110が変形した場合でも、ハウジング110内面とフィルター材140との隙間から、発生したガスが流出しないようにすることができる。その結果として、第1実施形態に比べて、部品点数を減少させることができ、コスト削減できたガス発生器200を提供できる。
<変形例>
なお、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で設計変更できるものであり、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、図6に示したような第1実施形態の変形例に係るガス発生器300としてもよい。すなわち、第1実施形態の閉塞部材50の代わりに、底部に開口部250aを有した環状の閉塞部材250を用いたガス発生器300としてもよい。なお、本変形例において符号が付された部位のうち下2桁の数字が、第1実施形態の符号と同じ数字のものは、閉塞部材を除いて同様の部位であり、説明を省略する。また、第2実施形態の変形例として、第2実施形態における閉塞部材150の代わりに、底部に上記開口部250aと同様の開口部と、閉塞部材150の突起部150aと同様の突起部とを有している閉塞部材(図示せず)を用いたガス発生器が挙げられる。また、上記開口部を有した閉塞部材の代わりに、孔が1以上開いている底部を有した閉塞部材を用いたガス発生器であってもよい。これらの各変形例における開口部又は孔を有した閉塞部材を用いると、第1及び第2実施形態のものより軽量化されたガス発生器を提供できる。
また、上記の第1実施形態の変形例では、底部に開口部を有した閉塞部材を用いたが、この代わりに、底部がない輪状又は筒状の閉塞部材を用いたガス発生器としてもよい。これにより、第1実施形態のものよりも軽量化されたガス発生器を提供できる。
また、図7に示したように、第1及び第2実施形態の接合部付近の形態を変更してもよい。すなわち、上蓋310aのフランジ314と、下蓋310bのフランジ401とを、閉塞部材350のフランジ350aを挟み込むように当接配置して1筒式の短尺円筒状のハウジングを形成し、下蓋310bのフランジ401から延設されるかしめ部401aをかしめて接合させることにより接合部380を形成し、上蓋310a、下蓋310b、閉塞部材350を同時に接合したガス発生器としてもよい。これにより、容易に、接合部380を形成できる。その結果として、組み立てが容易なガス発生器を提供できる。なお、本変形例において符号が付された部位のうち下2桁の数字が、第1実施形態の符号と同じ数字のものは、閉塞部材、下蓋のフランジ部、かしめ部を除いて同様の部位であり、説明を省略する。
また、図7に示したガス発生器の変形例として、閉塞部材のフランジを下蓋310bのフランジ401と同様のフランジ(図示せず)の端部まで延設して、かしめ部401aと同様のかしめ部(図示せず)とともに、上蓋310aのフランジ314と同様のフランジ(図示せず)を覆うようにかしめて接合させることにより接合部(図示せず)を形成し、上蓋310a、下蓋310b、閉塞部材350を同時に接合したガス発生器としてもよい。また、必要に応じ、図7に示したガス発生器の変形例及び本変形例において、ハウジング内のシール性を確実にする目的で、接合部となる箇所にガスケット部材を介在させ、前述のかしめによる接合をする形態も挙げられる。しかしながら、当該適用される閉塞部材は、各ガス噴出口を封止する機能に加え、かしめによる接合部のシール性を高めるガスケット機能も兼ねるものであり、ガスケット部材を用いない上記実施形態及び変形例のガス発生器は、場合により必要とされるガスケット部材を排除し、部品点数の軽減による低コスト化を達成できる効果を有するものである。
また、上記各実施形態及び各変形例においては、閉塞部材の先端を挟み込むものとしたが、これに限られない。例えば、上蓋の端部と下蓋の端部とを直接当接させた上、該当接した箇所に閉塞部材の端部が当接するように閉塞部材を上蓋に設置しておき、上蓋の端部、下蓋の端部、閉塞部材の端部を、電子ビーム溶接、レーザー溶接、抵抗溶接、又は摩擦圧接から選択されるいずれか1つの方法によって同時に接合して接合部を形成してもよい。これにより、組み立てが容易なガス発生器を提供できる。
10、110 ハウジング
10a、110a、310a 上蓋
10b、110b、310b 下蓋
11、111 天盤
12、112 ガス噴出口
13、113 側筒部
14、114、314、350a、401 フランジ
15、115 底盤
16、116 側筒部
17、117 点火器保持部
18、118、401a かしめ部
19、119 点火器かしめ部
20、120 着火手段
21、121 点火器
22、122 着火手段容器
23、123 着火剤
24、124 パッキン
30、130 ガス発生剤
31、131 燃焼室
40、140 フィルター材
50、150、250、350 閉塞部材
60、160 リング部材
70 押さえ蓋
80、180、380 接合部
100、200、300 ガス発生器
150a 突起部
250a 開口部

Claims (6)

  1. 複数のガス噴出口が配設されたクロージャシェルと、イニシエータシェルとを有した金属製のハウジングと、前記ハウジングの内周に周方向にわたって設けられたフィルター材と、前記ハウジング内において、前記イニシエータシェル内壁と前記クロージャシェル内壁と前記フィルター材内壁とで囲まれる空間から形成された燃焼室と、前記燃焼室に収容され燃焼によりガスを発生するガス発生剤と、前記イニシエータシェルに装着され、前記ガス発生剤を着火燃焼させる着火手段とを備えたガス発生器であって、
    前記ハウジング内部が密閉されるように、前記クロージャシェルの開口側の端部と前記イニシエータシェルの開口側の端部とを接合し形成した接合部と、
    少なくとも前記複数のガス噴出口のそれぞれに当接して閉塞するように、前記クロージャシェルの内壁部分に密着されている環状の閉塞部材と、を備え、
    前記閉塞部材の一端部が前記接合部に接合固定されており、
    作動した前記着火手段からの火炎の伝播により前記ガス発生剤が着火した際、前記ガス発生剤の発生ガスの衝撃によって前記閉塞部材のうち前記複数のガス噴出口に当接する部分が破断することを特徴とするガス発生器。
  2. 前記クロージャシェルが、側筒部を有した有底円筒状のものであり、
    前記複数のガス噴出口が、前記側筒部周囲に並設されているものであり、
    前記閉塞部材が、前記クロージャシェル内壁全体に密着している有底円筒状のものであることを特徴とする請求項1に記載のガス発生器。
  3. 前記閉塞部材が、前記フィルター材の一端部の内側全体に当接する突起部を有していることを特徴とする請求項2に記載のガス発生器。
  4. 前記接合部が、電子ビーム溶接、レーザー溶接、抵抗溶接、摩擦圧接、又はかしめから選択されるいずれか1つの方法によって形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス発生器。
  5. 前記閉塞部材が、アルミニウム、鉄、鋼、銅、これらの合金、又は樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス発生器。
  6. 請求項1に記載のガス発生器の製造方法であって、
    前記クロージャシェルの開口部の端部とイニシエータシェルの開口部の端部との間に、前記閉塞部材の端部を挟み込む挟み込み工程と、
    前記挟み込み工程後、前記閉塞部材の端部が、前記クロージャシェルの開口部の端部とイニシエータシェルの開口部の端部との両方に接触している部分を接合固定する接合固定工程とを有していることを特徴とするガス発生器の製造方法。
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