JP6556239B2 - 金型を加熱するためのシステム及び装置 - Google Patents

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Description

多くの物品は、材料を所望の形状に成形することによって製造される。例えば、ポリマーを含有する複合材料など多くの高分子物品は、加熱した金型により形成される。そのような1つの物品には、タイヤが含まれ得る。タイヤを、金型と接触させ、タイヤ内のゴムが架橋され、加硫するまで圧力下で加熱してもよい。
タイヤ金型など多くの金型は、温水、蒸気、加熱ガス、又は他の加熱媒体によって加熱される。金型は、典型的には金属材料から作製される。金型の金属材料は、金型を通じて熱が熱媒体から成形される物品に伝達される熱伝導によって加熱され得る。その結果、所望の加硫温度まで金型を加熱することにより、金型の各部分は、典型的には同じ温度又は類似した温度を得る。また、金型、成形プレス、周辺部品、及び他の要素の部分は、これらの要素が成形される物品の加熱に寄与しないので不必要に加熱される恐れがある。
温水、蒸気、加熱ガス、又は他の加熱媒体による金型の加熱は、典型的には成形前に金型全体が加硫温度まで加熱され、成形後に安全な温度まで冷却して、成形した物品を取り外すための金型の操作を可能にする長時間の休止時間を必要とし、加硫時間を含む、その全体は通常「サイクルタイム」と称される。加えて、このような方法での金型の加熱は、熱対流及び熱伝導による金型から周辺環境への熱損失のために、非効率性をもたらす恐れがある。周辺環境に渡された熱は、周辺環境における労働者が快適であるように冷却によって除去され、他の装置への損傷を防ぐ必要がある場合がある。
必要とされるものは、金型の加熱及び冷却時間を最小にし、金型の異なる部分において異なる金型温度の適用を可能にし、エネルギー効率を最大にする、金型を加熱するためのシステム及び装置である。
一実施形態では、タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、母材の比透磁率を有する金型材料から形成されるタイヤ金型を備えるシステムが提供され、タイヤ金型は、タイヤに接触するための金型表面を含み、タイヤに接触するための金型表面は、タイヤに接触するための金型表面の比透磁率を有し、タイヤ金型は、タイヤに接触するための金型表面に実質的に対向して配置される金型背面を含み、タイヤに接触するための金型表面の比透磁率は、母材の比透磁率より大きい、システムが提供される。
別の実施形態では、タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、タイヤに接触するための金型表面を含むタイヤサイドプレート金型であって、タイヤに接触するための金型表面に実質的に対向して配置される金型背面を含み、少なくとも1つのポケットを含む、タイヤサイドプレート金型と、少なくとも1つのポケット内に収容される少なくとも1つの誘導加熱素子と、を備えるシステムが提供される。
別の実施形態では、タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、タイヤに接触するための金型表面を含むタイヤビードリング金型であって、タイヤに接触するための金型表面に実質的に対向して配置される金型背面を含み、少なくとも1つのポケットを含む、タイヤビードリング金型と、少なくとも1つのポケット内に収容される少なくとも1つの誘導加熱素子と、を備えるシステムが提供される。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部分を構成する添付図面は、単に、様々な例示的なシステム及び装置を説明し、様々な例示的な実施形態を説明するために使用される。これらの図面において、同様の要素は、同様の参照符号を有する。
金型を加熱するための装置100の例示的構成の断面図を示す。 金型を加熱するための装置100の例示的構成の平面図を示す。 金型を加熱するための装置200の例示的構成の断面図を示す。 金型を加熱するための装置200の例示的構成の平面図を示す。 金型を加熱するための装置300の例示的構成の正面図を示す。 装置300について、図3A中の線3−3で取られた断面図を示す。 金型を加熱するための装置400の例示的構成の正面図を示す。 装置400について、図4A中の線4−4で取られた断面図を示す。
物品を成形及び/又は加硫するための金型は、誘導加熱によって加熱することができる。誘導加熱は、電磁誘導による導電性物体の加熱を伴うことができ、渦電流は、導電性物体内で生成され、抵抗は、物体のジュール加熱につながる。誘導加熱器は、高周波交流が通る電磁石を含み得る。一実施形態では、誘導加熱は、著しい比透磁率を有する材料中の磁気ヒステリシス損失によって熱を発生させる。
様々な周波数のうちいずれかを有する交流(「AC」)を、誘導加熱で使用することができる。ACの周波数は、加熱する物体のサイズ、加熱する材料のタイプ、カップリング/距離(コイルと加熱する物体との間の)、浸透深さなどに依存し得る。
ACを低電圧で印加することができる。ACを高電流で印加することができる。ACを高周波数で印加することができる。
ACの様々な周波数のうちいずれかを誘導加熱で使用することができる。例えば、約5kHz〜約30kHzの周波数を、厚い被加工材料で使用してもよく、約100kHz〜約400kHzの周波数を、小さい及び/若しくは薄い被加工材料又は浅い浸透が所望される被加工材料で使用してもよく、約480kHz近くの周波数を、顕微鏡的あるいは非常に小さい加工対象物で使用してもよい。
誘導加熱は、例えば金型表面など特定の表面において、金型を加熱するためのエネルギーを集中させることができるために物品の成形に特に効率的であり得る。金型表面からの熱を、伝導加熱によって加硫する物品内に伝えることができる。一実施形態では、誘導加熱は、金型などの材料内での発生した熱の約85%がその表面近くに集中されるという結果になる。
図1Aは、金型を加熱するための装置100の例示的構成の断面図を示す。装置100は、金型102を含んでもよい。金型102は、例えばゴムなど、様々なポリマー材料のいずれかを成形するための金型を含んでもよい。金型102は、例えば、空気入りタイヤ又は非空気入りタイヤを含む、タイヤ用の金型を含んでもよい。金型102は、母材103を含んでもよい。金型102は、タイヤに接する金型表面(「MSCT」)104を含んでもよい。MSCT 104は、金型102内で成形される任意の物品に係合するように構成された金型102の部分であってもよい。
MSCT 104は、金型102の別個の部分であってもよく、それは母材103と係合されるように、かつ金型102内で成形される任意の物品に係合するように構成されている。MSCT 104及び母材103は、互いに作動的に接続して、金型102の少なくとも一部を形成するように構成されてもよい。MSCT 104は、金型102及び母材103のうちの少なくとも1つに恒久的に取り付けられてもよいが、MSCT 104は、金型102及び母材103のうちの少なくとも1つの一体的な部分であってもよい。
金型102は、様々な金型タイプのいずれかを含んでもよい。金型102は、タイヤ金型の様々な部分のいずれかを含んでもよい。金型102は、例えば、金型セグメント、サイドウォール、サイドプレート、ビードリング、トレッドリング(非分割型金型)、金型背面(非分割型金型)、周辺装置などを含む、タイヤ金型の様々な部分のいずれかを含んでもよい。金型102は、分割型金型であってもよく、複数の別個のセグメントは、タイヤトレッドなどタイヤの成形を行うために組み立てられるように構成されている。金型102は、トレッドリング及び金型背面を含む非分割型金型であってもよい。金型102は、非分割型金型であってもよく、これは金型背面に直接刻まれたトレッド形状を含む。
金型102は、金型102の本体内部に配置された少なくとも1つのポケット106を含んでもよい。少なくとも1つのポケット106を、金型102に加工してもよい。少なくとも1つのポケット106を、金型102に鋳造してもよい。少なくとも1つのポケット106を、様々な方法のいずれかによって金型102に形成してもよい。
少なくとも1つのポケット106を、MSCT 104の近くに配置してもよい。少なくとも1つのポケット106を、MSCT 104に隣接して配置してもよい。少なくとも1つのポケット106を、母材103に配置してもよい。少なくとも1つのポケットを、母材103とMSCT 104との間に配置してもよい。
MSCT 104は、厚さTを有してもよい。厚さTは、約3.2mmであってもよい。厚さTは、約1.6mm〜約4.8mmであってもよい。厚さTは、約2.4mm〜約5.6mmであってもよい。厚さTは、約1.6mm〜約6.4mmであってもよい。厚さTは、約1.6mm未満であってもよい。厚さTは、約6.4mm超であってもよい。厚さTは、列挙した範囲内の任意の値を有してよい。厚さTは、本明細書において列挙した任意の下限値と列挙した任意の上限値との間の範囲内であってもよい。
MSCT 104は、MSCT 104の材料によって制限される厚さを有してもよい。すなわち、厚さTは、材料の制約により、大きく又は小さくする必要があり得る。厚さTは、例えば、ロゴ、レタリング、情報などMSCT 104内に含まれている金型102の様々な形成部の深さを含む程度の厚みである最小値に制限されてもよい。厚さTは、加硫の熱にさらされる間のMSCT 104のひずみ、反りなどを回避する程度の厚みである最小値に制限されてもよい。MSCT 104は、金型102で成形される物品の表面のネガを作製するために機械加工により作製してもよい。厚さTは、ゆがむ、変形する、損傷する、破壊される等のことなどがなく、機械加工に耐える程度の厚みである最小値に制限されてもよい。MSCT 104を、母材103に適用して金型102を作製することができ、その中に成形された任意の物品を熱及び圧力にさらすことができる。したがって、厚さTは、金型102内で物品の成形及び/又は加硫の熱及び/又は圧力に耐える程度の厚みである最小値に制限されてもよい。
MSCT 104は、実質的に均一の厚さTを有してもよく、その結果MSCT 104の各部分は、同じ厚さTになる。あるいは、MSCT 104は、様々な厚さを有してもよく、その結果MSCT 104の部分が厚さTを有する一方、別の部分は厚さT未満の厚さ及び/又はこれを超える厚さを有する。
一実施形態では、MSCT 104は、成形装置上に溶融金属、セラミックなどの材料のスプレー、積層などを行うことによって作製することができる。MSCT 104を、スプレーの層によって形成してもよい。この層は、上に開示されるように厚さTを有してもよい。
MSCT 104は、様々な材料のいずれかで作製されてもよい。例えば、MSCT 104は、鉄又は鋼などの金属であってもよい。MSCT 104は、合金であってもよい。MSCT 104は、複合材料であってもよい。MSCT 104は、誘導加熱に反応する材料で作製されてもよく、この材料には鉄又は鉄合金が含まれ得る。MSCT 104は、誘導加熱に反応する材料で作製されてもよく、この材料には強磁性材料が含まれ得る。MSCT 104は、誘導加熱に反応し、かつ/又は磁気ヒステリシスが発生し得る材料で作製されてもよく、この材料には磁性材料が含まれ得る。
MSCT 104は、例えば、ニッケルコーティングなど、別の材料でめっき又はコーティングされた材料であってもよい。MSCT 104は、成形される物品に付与すべくMSCT 104に機械加工される形成部(features)に関わらず、常に同じ厚さであるような均一の厚さ又はゲージを有し得る。MSCT 104は、別の材料でめっき又はコーティングされてもよく、他の材料は均一の厚さで適用される。
MSCT 104は、磁気特性を有する材料を含んでもよい。すなわち、MSCT 104は、鋼などの、磁気特性を有する材料を含んでもよい。MSCT 104は、約100〜約600の範囲内の比透磁率を有する材料を含んでもよい。MSCT 104は、約100〜約500の範囲内の比透磁率を有する材料を含んでもよい。
比透磁率は、媒体の透磁率と自由空間の透磁率との比率として定義され得る。
透磁率、つまり導磁率は、磁力線が材料を浸透又は透過できる程度として定義され得る。透磁率、つまり導磁率は、磁力線の通過を許容する材料の能力として定義され得る。透磁率は、磁場によって材料内に確立された磁束密度を磁場の磁界強度で除した値と同じか、又はこれに比例してよい。
少なくとも1つの誘導加熱素子(「IHE」)110は、誘導加熱によってMSCT 104と相互作用し、これを加熱することができる。高い比透磁率を有する材料は、IHE 110にさらされたときに、低い比透磁率を有する材料より迅速に熱くなり得る。一実施形態では、母材103は、MSCT 104より小さい比透磁率を有する材料であってもよい。その結果、少なくとも1つのIHE 110は、母材103よりもMSCT 104を、誘導加熱によって加熱することができる。すなわち、MSCT 104では母材103においてよりも、多くの熱をIHE 110によって発生させることができる。MSCT 104は、金型102の残部よりも高い比透磁率を有してもよい。MSCT 104は、金型102の残部及び母材103のうちの少なくとも1つより迅速に熱くなってもよい。
少なくとも1つのポケット106は、少なくとも1つのチャネル108を介して金型102の外側と連通してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、母材103に機械加工してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、母材103に鋳造してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、様々な方法のいずれかによって母材103に形成してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、MSCT 104に実質的に対向する金型102の外表面と連通してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、MSCT 104に隣接する母材103の表面と連通してもよい。少なくとも1つのチャネル108は、MSCT 104に接触する表面以外の母材103の外表面と連通していてもよい。金型102は、金型背面を含んでもよく、それはMSCT 104に実質的に対向する金型102の外表面であってもよい。少なくとも1つのポケット106は、各々対応するチャネル108を含んでもよい。一連のポケット106は、チャネル108を含んでもよい。
装置100は、少なくとも1つのIHE 110を含んでもよい。IHE 110は、金型102に作動的に接続されてもよい。少なくとも1つのポケット106のそれぞれは、少なくとも1つのIHE 110を含んでもよい。少なくとも1つのIHE 110は、例えば、金型セグメント内、サイドウォール内、サイドプレート内、ビードリング内、トレッドリング内、金型背面内、周辺装置内、など金型102の様々な部分のいずれかに位置してもよい。少なくとも1つのIHE 110を、金型102の少なくとも一部の誘導加熱に使用してもよい。
少なくとも1つのIHE 110は、金型102のそれぞれのポケット106に隣接する部分を加熱するように構成されてもよい。少なくとも1つのIHE 110は、IHE 110の近くに配置されたMSCT 104の部分を加熱するように構成されてもよい。
深さDを有する母材103の一部は、少なくとも1つのIHE 110とMSCT 104との間に配置されてもよい。深さDは、特定のIHE 110の近くに配置されたMSCT 104の特定の部分の所望の加熱を達成するために選択されてもよい。深さDは、IHE 110の数がいくつでも同じであってよい。深さDは、IHE 110の数がいくつでも異なってよい。深さDは、特定の点で増加してよく、その特定の点ではMSCT 104の所望の温度は、MSCT 104の他の部分より低い。深さDは、特定の点で減少してよく、その特定の点ではMSCT 104の所望の温度は、MSCT 104の他の部分より高い。成形される物品のより厚い部分により多くの熱を印加することが所望され得る。成形される物品のより薄い部分により少ない熱を印加することが所望され得る。深さDは、少なくとも1つのポケット106のいずれかから別のポケット106まで異なり得ることを理解されたい。加えて、特定のIHE 110の近くの、MSCT 104内で発生した熱に影響を与えるように、IHE 110への電気入力の周波数及び/又はアンペア数を、ポケット106間で変更してもよく、又は一定にしてもよいことを理解されたい。
少なくとも1つのポケット106は、幅Wを有していてもよい。幅Wは、実質的に横方向に測定され得る。金型102がタイヤ金型である場合、ポケット106は、成形したタイヤの周囲に配置されるので、幅Wを実質的に横方向に、実質的に半径方向に、又は横方向及び半径方向の組み合わせで測定してもよい。幅Wは、少なくとも1つのポケット106の中への少なくとも1つのIHE 110の導入を可能にするように選択され得る。幅Wは、成形した物品の加硫に所望され、又は必要とされる通りに、金型102及び/又はMSCT 104を加熱するのに適切な密度のIHE 110を有する装置100を提供するように選択され得る。幅Wは、少なくとも1つのポケット106のいずれかから別のポケット106まで異なり得ることを理解されたい。
IHE 110は、様々な要素のいずれかに応じて様々なサイズのいずれかを有してもよい。例えば、少なくとも1つのIHE 110のサイズは、その特定のIHE 110が配置されるべき金型102の部分、その特定のIHE 110から必要とされる熱、その特定のIHE 110に隣接する母材103の深さD、IHE 110が配置されるべきポケット106のサイズなどに依存してもよい。IHE 110は、様々なIHEシステムのいずれかであってもよい。IHE 110は、渦巻状の銅素子であってもよい。IHE 110は、電流が向けられる導電性材料のコイルであってもよい。一実施形態では、IHE 110は、IHE 110の過熱を防止するために冷却装置に作動的に接続されてもよく、過熱はIHE 110又は金型102の破壊又は損傷につながる恐れがある。冷却装置は、IHE 110に対して局所的であってよく、かつポケット106内又はその近くに配置されてもよい。冷却装置は、IHE 110の近くの母材103内に配置されてもよい。冷却装置は、IHE 110に近接する金型102の表面に配置されてもよい。
IHE 110は、様々な要素のいずれかに応じて様々な形状のいずれかを有してもよい。例えば、IHE 110の形状は、その特定のIHE 110が配置される金型102の部分、IHE 110が設置されるポケット106のサイズ、などに依存してもよい。すなわち、IHE 110が、MSCT 104の湾曲部分の近くに位置し、これを加熱するように構成されている場合、そのIHE 110は、MSCT 104のその部分と同様に湾曲していてもよい。IHE 110が、MSCT 104の実質的に平面の部分の近くに位置するように構成されている場合、そのIHE 110は、実質的に平面であってもよい。
あるいは、各IHE 110は、装置100の組立て及び/又は製造を単純化するために、同じサイズ及び/又は形状にしてもよい。
金型102の特定部分内に収容されるIHE 110の数は、加熱される金型部分のサイズ、形状、及び所望の温度に依存してもよい。金型102の特定部分におけるIHE 110の密度及び/又は間隔は、加熱される金型部分のサイズ、形状、及び所望の温度に依存してもよい。
少なくとも1つのIHE 110は、コントローラ(図示せず)に動作可能に接続されてもよい。少なくとも1つのIHE 110は、コントローラ(図示せず)に少なくとも1本の電線を介して接続されてもよい。少なくとも1つのIHE 110は、1つ又は2つ以上の他のIHE 110と呼応して、金型102及びMSCT 104の少なくとも一部を選択的に加熱してもよい。少なくとも1つのIHE 110は、1つ又は2つ以上の他のIHE 110と呼応して、金型102及びMSCT 104の第1の部分を第1の温度まで選択的に加熱し、金型102及びMSCT 104の第2の部分を第2の温度まで選択的に加熱してもよい。少なくとも1つのIHE 110は、任意の数の他のIHE 110と呼応して、金型102及びMSCT 104の様々な部分の温度を選択的に制御することができる。
IHE 110は、交流電源に動作可能に接続されてもよい。IHE 110は、交流電源に電気的に接続されてもよい。IHE 110は、交流電源に電線で繋げられてもよい。使用中、交流電源からの電流は、IHE 110に流れてもよい。電磁電流は、MSCT 104の内部を含む、IHE 110の付近の磁場の変化を生じ得る。渦電流としても知られる電流の流れは、MSCT 104で誘導されて熱を発生し得る。その結果、IHE 110は、MSCT 104の局所的な加熱を生み出すことができる。IHE 110によって発生した熱は、電流を2乗し、金型102の材料の抵抗を乗じた値に比例し得る。IHE 110によって発生した熱は、電流を2乗し、母材103の材料の抵抗を乗じた値に比例し得る。IHE 110によって発生した熱は、電流を2乗し、MSCT 104の材料の抵抗を乗じた値比例し得る。
少なくとも1つのIHE 110は、複数のIHE 110を含んでもよい。IHE 110に印加された電流は、IHE 110によって発生した熱に直接関連し得る。異なるアンペア数を、異なるIHE 110に適用することができ、その結果異なるIHE110は、異なる熱を発生する。熱を加える金型102及び/又はMSCT 104の部分に基づき異なる熱を選択することができる。例えば、成形した物品がタイヤである場合、より高いゲージを有するタイヤの部分により大量の熱を、より小さいゲージを有するタイヤの部分により少ない量の熱を加えることができる。このように、コントローラ(図示せず)は、金型102及び/又はMSCT 104の様々な部分のいずれかに加えられる局所的な熱を、成形した物品の対応する部分のいずれかを加硫するのに必要な熱に応じて制御することができる。
IHE 110は、アンペア数及び周波数を含んでもよい。アンペア数及び周波数は、例えば、MSCT 104の材料、MSCT 104の厚さ、金型102の材料、金型102の全体の厚さ、深さDなど多数のファクタに基づき選択されてもよい。金型102の材料について、鋼などのより高抵抗の材料は、より早く熱くなり得る一方、アルミニウム又は銅などのより低抵抗の材料は、よりゆっくりと熱くなり得る。IHE 110がMSCT 104を加熱する速度は、以下のうち少なくとも1つの関数とすることができる:深さD(IHE 110とMSCT 104との間の距離を表し得る);MSCT 104の材料;母材103の材料;IHE 110に供給される電流の周波数;及びIHE 110に供給される電流のアンペア数。
複数のIHE 110は、様々なパターンのいずれかで配置されてもよい。例えば、複数のIHE 110を、同心パターン、放射状パターン、同心パターン及び放射状パターンの組み合わせ、又は任意の他のパターン若しくは組み合わせを使用して配置してもよい。
MSCT 104は、金型102の他の部分と異なる材料である金属表面コーティングを含んでもよい。母材103は、例えば、鋼、アルミニウム、非金属材料、などを含む様々な材料のいずれかから作製されてもよい。MSCT 104は、母材103に適用される、かつ母材103に比べ高抵抗である金属表面コーティングを含んでもよい。MSCT 104は、高い比透磁を有する金属表面コーティングを含んでもよい。母材103は、比透磁率を有してもよく、MSCT 104は、比透磁率を有するMSCT材料を含んでもよく、MSCT材料の比透磁率は、母材103の比透磁率より大きい。
高抵抗を有する材料は、より早く熱くなり得る。高い比透磁率を有する材料は、より早く熱くなり得る。高抵抗を有する材料は、IHE 110で加熱する際、より早く熱くなり得る。MSCT 104は、金型102の他の部分より高い抵抗又は比透磁率を有するコーティングを含んでもよく、その結果MSCT 104は、金型102の他の部分(例えば、母材103)より早く熱くなる。MSCT 104へのより高い抵抗のコーティングの適用は、IHE 110からMSCT 104へのより高い伝熱速度を可能にし得る。
金型102は、タイヤビードを加硫するための金型であってもよく、タイヤビードはビードリングであリ得る。MSCT 104は、タイヤビード区域の少なくとも一部に接触するように構成されていてもよい。少なくとも1つのIHE 110に少なくとも1つのポケット106が、ビードリング金型102のビード輪郭の(例えば、半径方向内向きに)下に配置されてもよい。少なくとも1つのポケット106は、金型102の背面からチャネル108を介して機械加工することができる。IHE 110は、ビードリング金型102の周囲の少なくとも一部の周りに同心パターンで配置されてもよい。IHE 110は、ビードリング金型102の周囲の少なくとも一部の周りに放射状パターンで配置されてもよい。IHE 110は、ビードリング金型102の周囲の少なくとも一部の周りに、パターンの組み合わせを含む、様々なパターンのいずれかで配置されてもよい。
一実施形態では、装置100は、加硫ブラダ(図示せず)と併せて操作してもよい。加硫ブラダは、例えばタイヤなど加硫する物品内に配置されてもよい。加硫ブラダは、加硫する物品の内部に熱及び圧力を加えることにより加硫する物品を金型102に押し込むことができる。加硫ブラダは、例えば、ブラダ内の温水、ブラダ内の熱ガス(窒素など)、ブラダ内の蒸気、などを含む様々な従来の手段のいずれかにより加熱することができる。代替的に又は追加的に、加硫ブラダは、一体化された薄い金属メッシュ(鋼メッシュなど)を含んでもよい。加硫ブラダ(図示せず)内に位置するIHEは、金属メッシュと反応し、したがって加硫ブラダ内で熱を生じさせることができる。熱は、加硫ブラダから、成形し加硫する物品へ伝達し得る。金属メッシュは、加硫ブラダの厚みの範囲内、又は加硫ブラダの表面上のどちらかに配置されてもよい。
装置100を使用して、物品を様々な方法のうちいずれかで成形することができる。
例えば、装置100は、少なくとも1つのIHE 110を利用して成形した物品を加硫するために必要な熱を供給することができる。少なくとも1つのIHE 110は、加硫に必要な全ての熱を独占的に供給することができる。
あるいは、装置100は、少なくとも1つのIHE 110を利用して成形した物品を加硫するのに必要な主要熱源を、必要に応じて利用される補助熱源とともに提供することができる。すなわち、装置100は、少なくとも1つのIHE 110及び温水、蒸気、加熱ガス、又は他の加熱媒体などの従来の金型加熱手段のうち少なくとも1つの両方を利用する金型102を含んでもよい。従来の金型加熱手段は、金型102を第1の温度に又は第1の温度範囲内に維持し得る一方、少なくとも1つのIHE 110を、制御、起動、ないしは別の方法で選択的に操作して金型102の温度を第2の温度まで、又は第2の温度範囲内に上昇させることができる。第1の温度又は第1の温度範囲は、金型102を作業者又は成形プロセス中に使用される装置によって安全に操作できるようにする温度であり得る。第2の温度又は第2の温度範囲は、成形した物品を加硫するのに所望される又は必要な温度であり得る。主要熱源として少なくとも1つのIHE 110を使用すると、金型102内でゴム物品を加硫する前に金型102を加熱するのに必要な時間を短縮することができる。一実施形態では、MSCT 104だけをIHE 110によって加熱するか、又は加熱の対象としてもよい。
一実施形態では、少なくとも1つのIHE 110を使用して少なくともMSCT 104を加熱する。MSCT 104を加硫に適切な温度まで、従来の金型加熱媒体によるよりも迅速に加熱することができる。加えて、MSCT 104が特異的に加熱の対象とされる場合、かつMSCT 104が金型102の残余より少ない質量を有する場合、MSCT 104は、従来の金型加熱媒体(例えば、金型全体が加熱される)を使用する従来の金型よりも迅速に冷え得る。その結果、MSCT 104は、従来の金型に比べて迅速に加熱及び冷却できるために、MSCT 104及び少なくとも1つのIHE 110を使用する金型102内のゴム物品のサイクルタイムを低減することができる。すなわち、ゴム物品の加硫時間を同じに維持し得るが(ゴム物品を加硫させるのにかかる時間量は、金型の特性ではなく物品に使用される特定のゴム化合物(複数可)の特性であり得る)、サイクルタイムは、金型102の加熱及び冷却も勘定に入れるから、ゴム物品を加硫するためのサイクルタイムは、従来の方法より少なくすることができる。
あるいは、装置100は、少なくとも1つのIHE 110を利用して成形した物品を加硫するのに必要な補助熱源を、必要に応じてまた利用される主要熱源とともに提供することができる。すなわち、装置100は、少なくとも1つのIHE 110及び温水、蒸気、加熱ガス、又は他の加熱媒体などの従来の金型加熱手段のうち少なくとも1つの両方を利用する金型102を含んでもよい。少なくとも1つのIHE 110を、制御、起動、ないしは別の方法で選択的に操作して、金型102の温度を第1の温度まで、又は第1の温度範囲内に維持することができ、従来の金型加熱手段は、金型102を第2の温度まで、又は第2の温度範囲内に上昇させることができる。第1の温度又は第1の温度範囲は、金型102を作業者又は成形プロセス中に使用される装置によって安全に操作できるようにする温度であり得る。第2の温度又は第2の温度範囲は、成形した物品を加硫するのに所望される又は必要な温度であり得る。
一実施形態では、装置100は、2段階の操作を行なうこともできる。1つの段階は、金型102を加熱して金型102に収容され、又は接触した、成形した物品を十分に加硫させる間の段階であってもよい。別の段階は、金型102及び/又はプレスを含む装置100並びに金型102が、成形すべき成形品又は成形した成形品の金型102への着脱中に開放されている間の段階であってもよい。加硫段階は、第2の温度又は第2の温度範囲を必要としてもよく、着脱段階は、第1の温度又は第1の温度範囲を必要としてもよい。
異なる加硫温度(第2の温度又は第2の温度範囲)を、成形される物品(タイヤであってもよい)の様々な部分の間で維持することができる。例えば、タイヤのトレッド表面部分、タイヤのサイドウォールの1つ又は2つ以上の部分、タイヤを加硫させるのに使用されるブラダの1つ又は2つ以上の部分、及び/又はタイヤのビード部分で異なる加硫温度を維持することができる。これらの異なる加硫温度を、上述のように少なくとも1つのIHE 110の制御によって得ることができる。
図1Bは、金型を加熱するための装置100の例示的構成の平面図を示す。図1Bは、MSCT 104側、そしてタイヤ金型の場合、金型102の半径方向の内側の平面図を示す。
少なくとも1つのポケット106は、円周方向に延在する列に配置てもよい。図示したように、ポケット106の列は、隣接する列と重なり合うように見えることがあるが、これは、金型102はタイヤ金型であってよく、したがって1つのタイヤショルダーからその他へタイヤの半径方向外側の部分の近辺で湾曲するという事実のおかげであり得る。
少なくとも1つのポケット106の列は、隣接する列間に間隔Sを有し得る。間隔Sは、実質的に横方向の間隔で有り得る。金型102がタイヤ金型である場合、ポケット106は、成形したタイヤの周囲に配置るので、間隔Sは、実質的に横方向の間隔、実質的に半径方向の間隔、又は横方向及び半径方向の組み合わせた間隔であってよい。間隔Sは、成形した物品の加硫に所望され、又は必要とされる通りに、金型102及び/又はMSCT 104を加熱するのに適切な密度のIHE 110を有する装置100を提供するように選択され得る。間隔Sは、列の第1のセットと隣接する列の第2のセットとの間か、又は更には列の単一のセット内で異なり得ることを理解されたい(すなわち、ポケット106は、2つの隣接する列に沿って測定すると、程度の差はあるが間隔によって分離され得る)。
少なくとも1つのポケット106は、長さLを含んでもよい。長さLは、実質的に長手方向に測定され得る。金型102がタイヤ金型である場合、ポケット106は、成形したタイヤの周囲方向の周りに配置得るので、長さLを実質的に周囲方向に測定してもよい。長さLは、少なくとも1つのポケット106の中への少なくとも1つのIHE 110の導入を可能にするように選択され得る。長さLは、成形した物品の加硫に所望され、又は必要とされる通りに、金型102及び/又はMSCT 104を加熱するのに適切な密度のIHE 110を有する装置100を提供するように選択され得る。長さLは、少なくとも1つのポケット106のいずれかから別のポケット106(同じ列のポケット106を含む)まで変化させ得ることを理解されたい。
少なくとも1つのポケット106は、少なくとも1つの列に配置されてもよい。少なくとも2つのポケットは、列内にピッチPを有してよく、これは第1のポケット106の第1の点から同じ列にある第2の隣接するポケット106の同じ点までの距離として定義される。ピッチPは、実質的に長手方向に測定され得る。金型102がタイヤ金型である場合、ポケット106は、成形したタイヤの円周方向に配置され得るので、ピッチPは、実質的に円周方向に測定してもよい。ピッチPは、成形した物品の加硫に所望され、又は必要とされる通りに、金型102及び/又はMSCT 104を加熱するのに適切な密度のIHE 110を有する装置100を提供するように選択され得る。ピッチPは、隣接するポケット106の任意のセットから、列に配置た隣接するポケット106の別のセットまで異なり得ることを理解されたい。
図示したように、少なくとも1つのポケット106は、実質的に長手方向及び/又は円周方向に延在する配向を有し得る。少なくとも1つのポケット106は、周囲方向、軸方向、半径方向、又はこれらのうち2つの方向の間のいくつかの方向など、様々な方向のいずれかを有し得ることを理解されたい。少なくとも1つのポケット106は、正方形、矩形、卵形、円形、球状、楕円形、又は任意の規則的若しくは不規則的な形状を含む、様々な形状又は断面のいずれかを有し得ることを理解されたい。
一実施形態では、金型102は、互いに隣接して配置る複数の金型を含む。例えば、第1の金型102は、トレッドリング金型であり得るが、第2の金型102は、サイドウォール金型であってもよい。2つの金型は、互いに嵌合してタイヤを成形し得る。2つの金型は、それぞれタイヤの隣接する部分を形成し得る。一実施形態では、第1の金型102は、第1の熱膨張係数を有する母材103を含み得る。例えば、第1の母材103は、比較的高い熱膨張係数を有するアルミニウムを含んでもよい。第2の金型102は、第2の熱膨張を有する母材103を含み得る。例えば、第2の母材103は、比較的低い熱膨張係数を有し、アルミニウムよりも低い熱膨張係数を有する鋼を含んでもよい。そのような構成において、互いに隣接して配置されている2つの金型102は、異なる割合で膨張するため、場合により、成形したタイヤからゴムが流れ得る間隙を生じさせ、「バリ」と呼ばれるものを生じさせることがある。バリは、タイヤなど多くのゴム物品の成形において望ましくない場合がある。
しかしながら、第1の金型102が、鋼から形成される第1のMSCT 104を含み得、このようにして第2の母材103と適合させることができる。第2の金型102は、どのようなMSCT 104も含まなくてよい。そのような構成において、2つを加熱したときに、一緒に膨張させ、バリの生成を可能にし得る間隙を回避するために、第1のMSCT 104及び第2の母材103は、同じ熱膨張係数を有し得る。
図2Aは、金型を加熱するための装置200の例示的構成の断面図を示す。装置200は、金型202を含んでもよい。金型202は、例えばゴムなど、様々なポリマー材料のいずれかを成形するための金型を含んでもよい。金型202は、例えば、空気入りタイヤ又は非空気入りタイヤなどのタイヤ用の金型を含んでもよい。金型202は、母材203を含んでもよい。金型202は、タイヤに接する金型表面(「MSCT」)204を含んでもよい。MSCT 204は、金型202内で成形される任意の物品に係合するように構成された金型202の部分であってもよい。MSCT 204は、母材203に選択的に取り付けられた独立の要素であってもよい。MSCT 204は、母材203に一体に取り付けられた一体型の要素であってもよい。
金型202は、母材203において金型202の中心又はその近くに配置された少なくとも1つの中心ポケット206を含んでもよい。中心ポケット206は、金型202の側部とチャネル208を介して連通してもよい。チャネル208は、MSCT 204に対向する金型202の側部に対して開放されてもよい。チャネル208は、MSCT 204に隣接する金型202の側部に対して開放されてもよい。ポケット206は、少なくとも1つのIHE 210を含んでもよい。ポケット206は、図1A及び1Bに関して上述したポケット106の幅Wと同様に選択された幅W1を含んでもよい。ポケット206は、図1Aに関して上述した深さDと同様に選択された、金型202の深さD1によってMSCT 204から分離されてもよい。
金型202は、金型202の軸方向の外側に又はその近くに配置された少なくとも1つの横方向ポケット212を含んでもよい。少なくとも1つのポケット212は、少なくとも1つのIHE 214を含んでもよい。少なくとも1つのポケット212は、図1A及び1Bに関して上述したポケット106の幅Wと同様に選択された幅W2を含んでもよい。少なくとも1つのポケット212は、高さHを有していてもよい。高さHは、金型202及び/又はMSCT 204の加熱に必要なサイズのIHE 214の導入を可能にするように選択され得る。ポケット212は、図1Aに関して上述した深さDと同様に選択された、金型202の深さD2によってMSCT 204から分離されてもよい。
図2Bは、金型を加熱するための装置200の例示的構成の平面図を示す。図2Bは、MSCT 204側、かつタイヤ金型の場合の金型202の半径方向の内側の平面図を示す。
少なくとも1つのポケット206は、その軸方向に延在する縁部において、その長手方向又は円周方向に延在する縁部より大きい長さを含むように、実質的に軸方向に配置されてもよい。少なくとも1つのポケット206は、金型202内の様々な方向のいずれかに配置されてもよい。少なくとも1つのポケット206は、実質的に少なくとも1つの長手方向に延在する/円周方向に延在する列内に構成される複数の同様のポケットを含んでもよい。
少なくとも1つのポケット206は、図1Bに関して上述した長さLと同様に選択された長さL1を含んでもよい。
少なくとも1つのポケット206は、図1Bに関して上述したピッチPと同様に選択されたピッチPを含んでもよい。
少なくとも1つのポケット212は、実質的に長手方向にかつ/又は円周方向に配置されてもよい。少なくとも1つのポケット212は、その長手方向又は円周方向に延在する縁部で、その軸方向に延在する縁部より大きい長さを含んでもよい。少なくとも1つのポケット212は、金型202の長手方向又は円周方向の全長に対して延在してもよい。金型202が分割型金型である場合、組み立てたとき、連続的な円周方向又は長手方向のポケットが金型202に存在するように、少なくとも1つのポケット212は、隣接する金型セグメント(図示せず)の少なくとも1つのポケット(図示せず)と揃えて構成されてもよい。あるいは、少なくとも1つのポケット212は、組み立てられた分割型金型202の長手方向又は円周方向の長さに関して不連続的に延在してもよい。少なくとも1つのポケット212は、金型202内の様々な方向のいずれかに配置されてもよい。少なくとも1つのポケット212は、実質的に少なくとも1つの長手方向に延在する/円周方向に延在する列内に構成される複数の同様のポケットを含んでもよい。
少なくとも1つのポケット212は、図1Bに関して上述した長さLと同様に選択された長さL2を含んでもよい。長さL2は、金型202の長さと同じ又はこれより小さくてもよい。
図3Aは、金型を加熱するための装置300の例示的構成の正面図を示す。装置300は、金型302を含んでもよい。金型302は、タイヤ金型用のサイドプレートであってもよい。
金型302は、少なくとも1つのポケット306を含んでもよい。少なくとも1つのポケット306は、少なくとも1つのIHE 310を含んでもよい。少なくとも1つのIHE 310は、金型302のMSCT(図示せず)の少なくとも一部を加熱するように構成されてもよい。少なくとも1つのIHE 310は、金型302の少なくとも一部を加熱するように構成されてもよい。
図示したように、少なくとも1つのポケット306及び/又はIHE 310は、金型302の周りに実質的に円周方向に延在してもよい。あるいは、少なくとも1つのポケット306及び/又はIHE 310は、例えば、円周方向に、半径方向に、又は円周方向及び半径方向の組み合わせを含む、様々な方向のいずれかに延在してもよい。あるいは、少なくとも1つのポケット306及び/又はIHE 310は、組み合わされた方向に延在してもよい。
図3Bは、装置300について、図3A中の線3−3で取られた断面図を示す。金型302は、母材303を含んでもよい。金型302は、MSCT 304を含んでもよい。少なくとも1つのポケット306は、金型302の深さDによってMSCT 304から分離されてもよい。深さDは、図1Aに関して上述した深さDと同様に選択されてもよい。少なくとも1つのポケット306は、図1Aに関して上述した幅Wと同様に選択された幅Wを有してもよい。
金型302は、例えば、サイドウォール金型316及びビードリング金型318を含む複数の金型部分を含んでもよい。実際には、サイドウォール金型316を使用して、タイヤのサイドウォール表面を形成することができるのに対して、ビードリング金型318を使用して、タイヤのビード輪郭表面を形成することができる。
ビードリング金型318は、所望のビード輪郭表面のネガであってもよい。少なくとも1つのポケット306及びIHE 310は、ビードリング金型318内に配置されてもよい。IHE 310は、MSCT 304の少なくとも一部を加熱してもよい。IHE 310は、タイヤのビード部分内に配置された金属ビードバンドル及び/又は鋼コードを加熱してもよい。IHE 310は、ビードリング金型318に配置されたMSCT 304の少なくとも一部、並びに金属ビードバンドル及び/又は鋼コードの両方を加熱してもよい。
図4Aは、金型を加熱するための装置400の例示的構成の正面図を示す。装置400は、金型402を含んでもよい。金型402は、タイヤ金型用のサイドプレートであってもよい。
金型402は、少なくとも1つのポケット406を含んでもよい。少なくとも1つのポケット406は、少なくとも1つのIHE 410を含んでもよい。少なくとも1つのIHE 410は、金型402のMSCT(図示せず)の少なくとも一部を加熱するように構成されてもよい。少なくとも1つのIHE 410は、金型402の少なくとも一部を加熱するように構成されてもよい。
図示したように、少なくとも1つのポケット406及び/又はIHE 410は、金型402の周りに実質的に円周方向に延在してもよく、少なくとも1つのポケット406及び/又はIHE 410は、金型402において実質的に半径方向に延在してもよい。あるいは、少なくとも1つのポケット406及び/又はIHE 410は、例えば、円周方向に、半径方向に、又は円周方向及び半径方向の組み合わせを含む、様々な方向のいずれかに延在してもよい。あるいは、少なくとも1つのポケット406及び/又はIHE 410は、任意に組み合わされた方向に延在してもよい。
図4Bは、装置400について、図4A中の線4−4で取られた断面図を示す。金型402は、母材403を含んでもよい。金型402は、MSCT 404を含んでもよい。少なくとも1つのポケット406は、金型402の深さDによってMSCT 404から分離されてもよい。深さDは、図1Aに関して上述した深さDと同様に選択されてもよい。少なくとも1つのポケット406は、図1Aに関して上述した幅Wと同様に選択された幅Wを有してもよい。
「含む(includes)」又は「含むこと(including)」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「含む(comprising)」という用語が請求項で移行句として用いられる際の解釈と同様に包括的であることが意図される。更に、「又は(or)」という用語が用いられる範囲において(例えば、A又はBなど)、「A又はB、又はAとBの両方とも」を意味することが意図されている。本出願人らが「A又はBの両方ではなく一方のみ」を示すことを意図する場合、「A又はBの両方ではなく一方のみ」という用語が用いられる。したがって、本明細書における「又は」という用語の使用は、排他的ではなく、包含的である。Bryan A.Garner,A Dictionary of Modern Legal Usage 624(2d.Ed.1995)を参照されたい。また、「中(in)」又は「中へ(into)」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「上(on)」又は「上へ(onto)」を更に意味することが意図される。「実質的に」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、製造において利用可能な、又は常識的な精密さの程度が考慮されることを意図している。「選択的に」という用語が本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、装置の使用者が、装置の使用時に、必要又は所望に応じて、構成要素の特徴又は機能を作動又は停止させ得る、構成要素の状態を指すことが意図される。「動作可能に接続され」という用語が本明細書又は特許請求の範囲において使用される場合、特定された構成要素が指定された機能を実行するように接続されていることを意味することが意図される。本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、単数形「a」、「an」及び「the」は、複数形を含む。最後に、「約」という用語が数値と併せて使用される場合、その数値の±10%を包含することが意図される。言い換えれば、「約10」は、9〜11までを意味することができる。
上述の通り、本出願は、実施形態の記載によって例示され、実施形態は、かなり詳細に説明されているが、特許請求の範囲に記載された事項の範囲をこのような詳細に制限すること、又は、何らかの形で限定することは、本出願人の意図するところではない。更なる利点及び変更は、本出願の利益を享受しながら、当業者に容易に明らかになるであろう。したがって、本出願は、この出願のより広い態様において、具体的な詳細、示された例、又は参照されたいずれの装置にも限定されることがない。全体的な発明概念の趣旨又は範囲から逸脱することなく、このような詳細、例、及び装置からの逸脱がなされてもよい。

Claims (18)

  1. タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、
    鋼から作製された母材と、
    タイヤに接触するための金型表面と、
    を含むタイヤ金型を備え、
    前記タイヤ金型は、タイヤに接触するための前記金型表面に対向して配置される金型背面を含み、
    前記金型表面の比透磁率は、前記母材の比透磁率より大きいとともに、
    前記タイヤ金型は、少なくとも1つのポケットを含み、前記少なくとも1つのポケットは、少なくとも1つの誘導加熱素子を収容する、
    システム。
  2. 前記タイヤ金型が、個々のトレッド金型セグメントを含む分割型のトレッド金型である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記タイヤ金型が、サイドプレート金型、サイドウォール金型、ビードリング金型、及びトレッドリング金型のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記タイヤ金型に動作可能に接続される少なくとも1つの誘導加熱素子を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記金型背面に接続される少なくとも1つの誘導加熱素子を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも1つのポケットから前記金型背面まで延在するチャネルを有する、請求項1に記載のシステム。
  7. タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、
    タイヤに接触するための金型表面を含むタイヤサイドプレート金型であって、
    タイヤに接触するための前記金型表面に実質的に対向して配置される金型背面を含み、
    少なくとも1つのポケットを含む、タイヤサイドプレート金型と、
    前記少なくとも1つのポケット内に収容される少なくとも1つの誘導加熱素子と、を備えるシステム。
  8. チャネルが、前記少なくとも1つのポケットから前記金型背面まで延在する、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記少なくとも1つのポケットが、複数のポケットであり、前記複数のポケットは、前記タイヤサイドプレート金型の周りに円周方向に配置される、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記少なくとも1つのポケットが、複数のポケットであり、前記複数のポケットは、前記タイヤサイドプレート金型の周りに半径方向に配置される、請求項7に記載のシステム。
  11. 前記少なくとも1つのポケットが、複数のポケットであり、前記複数のポケットのうち少なくとも1つは、円周方向に配置され、前記複数のポケットのうち少なくとも1つは、半径方向に配置される、請求項7に記載のシステム。
  12. タイヤに接触するための前記金型表面の少なくとも一部が、金属表面コーティングでコーティングされている、請求項7に記載のシステム。
  13. 前記タイヤサイドプレート金型が、母材の比透磁率を有する母材から形成され、タイヤに接触するための前記金型表面の少なくとも一部が、タイヤに接触するための金型表面の比透磁率を有し、タイヤに接触するための前記金型表面の比透磁率が、前記母材の比透磁率より大きい、請求項7に記載のシステム。
  14. タイヤ金型を加熱するためのシステムであって、
    タイヤに接触するための金型表面を含むタイヤビードリング金型であって、
    タイヤに接触するための前記金型表面に実質的に対向して配置される金型背面を含み、
    少なくとも1つのポケットを含む、タイヤビードリング金型と、
    前記少なくとも1つのポケット内に収容される少なくとも1つの誘導加熱素子と、を備えるシステム。
  15. 少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのポケットから前記金型背面まで延在する、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記少なくとも1つのポケットが、複数のポケットであり、前記複数のポケットは、前記タイヤビードリング金型の周りに円周方向に配置される、請求項14に記載のシステム。
  17. タイヤに接触するための前記金型表面の少なくとも一部が、金属表面コーティングでコーティングされている、請求項14に記載のシステム。
  18. 前記タイヤビードリング金型が、母材の比透磁率を有する母材から形成され、タイヤに接触するための前記金型表面の少なくとも一部が、タイヤに接触するための金型表面の比透磁率を有し、タイヤに接触するための前記金型表面の比透磁率が、前記母材の比透磁率より大きい、請求項14に記載のシステム。
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