JP5582906B2 - タイヤ用加硫モールドの加熱装置および加熱方法 - Google Patents

タイヤ用加硫モールドの加熱装置および加熱方法 Download PDF

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Description

この発明は、タイヤ用加硫モールドの加熱装置および、その加熱装置を用いたタイヤ用加硫モールドの加熱方法に関するものであり、とくには、タイヤ用加硫モールドを、すぐれたエネルギー効率で加熱する技術を提案するものである。
タイヤ用加硫モールドの加熱装置としては、特許文献1および2に開示されたものがある。
特許文献1に記載された従来装置は、タイヤ加硫時の上モールドの温度設定と、温度コントロールとを容易にし、タイヤ加硫時間の短縮化を図ることが出来るタイヤ加硫用コンテナー装置を提供することを課題とするものであって、高周波誘導加熱装置からなる加熱手段を支持プレート上に設置し、この加熱手段には、配線を介して電極が取付けられ、この電極は、支持プレートを貫通して、断熱板を介して配設された円盤状の熱盤に埋設された誘導加熱コイルに接続されている。そして、その誘導加熱コイルは、熱盤の底面に形成された凹部に断熱材を介して配設され、それの表面は複数本の押え板により固定されている。また、下面に上モールドを取り付けた、誘導加熱対象物としての上部サイドプレートの上面中央は、クランプ装置を介して加圧シリンダーが着脱可能に連結されている、とするものである。
また、特許文献2に記載された従来装置は、タイヤ金型のサイズに合わせて総合インピーダンスを容易に且つ低コストで調整でき、高い力率で電源を使用できる加熱ユニット及びそれを用いたタイヤ加熱装置を提供することを課題とするものであって、誘導加熱コイルは、強磁性金属部材に対してタイヤ金型とは反対側に配置され且つ磁力線を生成して強磁性金属部材を誘導加熱し、強磁性金属部材は熱伝導によりタイヤ金型を加熱する。非磁性導体は、誘導加熱コイルに対して強磁性金属部材とは反対側に配置され且つ誘導加熱コイルが生成した磁力線を遮蔽する。これらを有する加熱ユニットは、タイヤが収容されるタイヤ金型を加熱する。そして、第1スペーサ、第2スペーサにより、非磁性導体、誘導加熱コイル及び強磁性金属部材の相対的な位置関係を設定する、とするものである。
特開2005−271336号公報 特開2008−100513号公報
しかるに、特許文献1に記載された装置は、加熱手段により、加熱対象物としての上部サイドプレートを直接的に加熱し、そして、上部サイドプレートからの熱伝導に基いて上モールドを間接的に加熱するものであり、また、特許文献2に記載された装置は、誘導加熱コイルで強磁性金属部材を直接的に加熱し、強磁性金属部材のこの誘導加熱に基き、タイヤ金型を熱伝導によって間接的に加熱するものであるので、これらのいずれの従来技術も、上モールドもしくはタイヤ金型を所要の温度に加熱するに至るまでの、輻射、不要部分への熱伝導等に起因する熱損失が大きくなって、熱効率の低下が否めないという問題がった。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、電磁誘導加熱によって発熱される電磁誘導発熱体からの熱損失を有効に防止して、加硫モールドのタイヤ接触面への熱伝達効率を大きく高めたタイヤ用加硫モールドの加熱装置および、その装置を用いた、タイヤ用加硫モールドの加熱方法を提供するにある。
この発明は、加硫ブラダとの協力下で生タイヤの加硫成形キャビティを区画するタイヤ用加硫モールドの加熱装置であって、該加硫モールドの、少なくとも、タイヤとの接触面を、金属材料からなる、熱伝導性を有する部材にて区画形成するとともに、タイヤとの接触面から離隔した所要位置に、該部材より透磁率の大きい金属材料からなる、電磁誘導発熱体を配設し、この電磁誘導発熱体を発熱させる誘導加熱コイルを、加硫モールド部材を取付けられるプラテン側部材内に配設してなるものである。
ここにおいて、加硫モールドは、いわゆる割りモールドおよび、フルサークルモールドのいずれをも可とすることはもちろんである。
なおここで、プラテン側部材とは、加硫モールドが割りモールドである場合は、プラテンそれ自体の他、プラテンに直接的もしくは間接的に取付けられる、トッププレート等をもいうものとし、また、加硫モールドがフルサークルモールドである場合は、上下のそれぞれのモールド部材を固定する加硫機の、プラテンタイプ加熱板部等をいうものとする。
またここで、透磁率の小さい金属材料からなる、熱伝導性すぐれた部材とは、たとえば、透磁率が1〜3×10−6(H/m)程度の、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等からなる部材をいい、透磁率の大きい金属材料から
なる、電磁誘導発熱体とは、たとえば、透磁率が1000〜107×10−6(H/m)程度の、鉄、純鉄、珪素鉄、パーアロイ、スーパーアロイ、ステンレス鋼等の素材からなるものをいう。
このような加熱装置において好ましくは、加硫モールドの、半径方向に離隔した、タイヤビード部の加硫成形域と対応する部分および、トレッドショルダ部の加硫成形域と対応する部分のそれぞれに、透磁率の大きい金属材料からなる、電磁誘導発熱体を相互に離隔させて配設するとともに、それらの各電磁誘導発熱体と対応する位置で、プラテン側部材内に各誘導加熱コイルを配設する。
ところで、加硫モールドを割りモールドとするときは、上サイドモールド、下サイドモールドおよびセクターモールドのそれぞれに、各個の電磁誘導発熱体、または、前記したような離隔配置態様になる電磁誘導発熱体を配設するとともに、それぞれの電磁誘導発熱体を発熱させるぞれぞれの誘導加熱コイルを、上下のそれぞれのプラテン側部材およびコンテナリング内に配設することが好ましい。
また好ましくは、電磁誘導発熱体を配設した加硫モールド部材と、誘導加熱コイルの配設部材との間に断熱材を配設する。
そしてまた好ましくは、誘導加熱コイルの配設部材の、加硫モールド部材側とは反対側の面に、非磁性誘導体等からなる磁気シールド部材を配設する。
この発明の、タイヤ用加硫モールドの加熱方法は、先に述べたいずれかの、タイヤ用加硫モールドの加熱装置を用いて該加硫モールドを加熱するに当って、はじめに、誘導加熱コイルに、所要の周波数の交流電流を流すことによって、加硫モールドの電磁誘導発熱体を発熱させ、次いで、その発熱体の発熱熱量を、熱伝導性を有する部材内での熱伝導に基いて、加硫モールドの、タイヤとの接触面に導くにある。
この場合好ましくは、複数個配設した誘導加熱コイルの一個以上に流す交流電流の電流値および電流周波数の少なくとも一方を調整して、一個以上の電磁誘導発熱体の発熱量、ひいては、加硫モールドのタイヤ接触面温度を所要に応じて制御する。
また好ましくは、誘導加熱コイルに流す交流電流の周波数を50Hz又は60Hzの低周波数とする。
そしてまた好ましくは、加硫モールドに配設した温度センサーの検出結果に基いて、一個以上の電磁誘導発熱体の所要のものの発熱量を増減制御して、たとえば、加硫モールドのタイヤ接触面の温度分布を全体にわたって所期した通りのものとする。
この発明の加熱装置では、電磁誘導発熱体それ自体を加熱モールド内に配設することで、誘導加熱コイルの作用下で、電磁誘導加熱された発熱体の発熱熱量のほぼ全てを、加硫モールドの、タイヤとの接触面側へ直接的に伝達することができ、発熱熱量の、意図しない輻射、伝達等に起因する散逸を有効に防止することができるので、十分高い熱効率の下で、生タイヤを所期した通りに加硫することができ、また、生タイヤの加硫に要する時間を短縮して、生タイヤの加硫成形能率を有効に向上させることができる。
またここで、加硫モールドの、タイヤビード部の加硫成形域と対応する部分および、トレッドショルダ部の加硫成形域と対応する部分のそれぞれに、電磁誘導発熱体を相互に離隔させて配設するとともに、それらの各発熱体と対応する位置で、プラテン側部材内に、筒巻状に形成した各誘導加熱コイルを配設した場合は、少なくとも一の誘導加熱コイルを流れる交流電流の電流値および電流周波数の少なくとも一方を所要に応じて調整することで、少なくとも一の電磁誘導発熱体の発熱量を制御して、加硫モールドの、ビード部加硫成形域のタイヤ接触面、および、トレッドショルダ部加硫成形域のタイヤ接触面、ならびに、上記両加硫域間のタイヤ接触面のそれぞれの表面温度を所要の温度に選択してタイヤの加硫品質を、オーバキュア等の加硫欠陥のない、常に適正なものとすることができる。
そしてこのことは、加硫モールドを、上下二つ合わせのモールド部分からなるフルサークルモールドとした場合、および、加硫モールドを、トレッドの加硫成形域が複数のセクターモールドからなる割りモールドとした場合のいずれにおいても同様である。
そして、加硫モールドを割りモールドとする場合は、上サイドモールド、下サイドモールドおよびセクターモールドのそれぞれに電磁誘導発熱体を配設するともに、それぞれの発熱体を発熱させるそれぞれの誘導加熱コイルを、上下のそれぞれのプラテン側部材およびコンテナリング内に配設することで、タイヤビード部およびトレッドショルダ部のみならず、ゴム厚みの厚いトレッドをもまた、熱効率良く、短時間のうちに、十分適正に加硫することができる。
またここで、電磁誘導発熱体を配設した加硫モールド部材と、誘導加熱コイルの配設部材との間に断熱材を配設した場合は、誘導加熱された発熱体からの外部放熱、および、一旦加熱された加硫モールドからの放熱を有効に抑制して、熱効率を一層高めることができるとともに、誘導加熱コイルを、発熱体の熱アタックから有効に保護することができる。
そしてまた、誘導加熱コイルの配設部材の、加硫モールド部材側とは反対側の面に磁気シール部材を配設したときは、誘導加熱コイル部材で発生された磁力線を磁気シール部材で遮蔽して、加硫モールド部材とは反対側の金属部材の誘導加熱を防止するともに、磁力線の方向を、加硫モールド部材側に指向させて、電磁誘導発熱体をより効率的に発熱させることができる。
以上のような加熱装置のいずれかを用いてタイヤ用加硫モールドを加熱するに当っては、誘導加熱コイルに、所要の周波数の交流電流を流すことによって、加硫モールドの電磁誘導発熱体を所要の温度に発熱させ、そして、その発熱体の発熱熱量を、熱伝導性にすぐれた部材内での熱伝導等に基いて、加硫モールドの、タイヤとの接触面に導くことで、前述したように、すぐれた熱効率の下で、タイヤを効率よく加硫することができる。
かかる方法において、複数個配設した誘導加熱コイルの一個以上に流す交流電流の電流値および電流周波数の少なくとも一方を調整して、一個以上の電磁誘導発熱体の発熱量を制御するときは、加硫モールドの、タイヤとの接触面の各部位を所期した通りの温度に設定することでき、製品タイヤの各部を常に適正に加硫することができる。
また、この加熱方法で、誘導加熱コイルに流す交流電流の周波数を50Hz又は60Hzの低周波数とするときは、特別の周波数変換手段等の高価な装置を用いることなく、一般の商用交流電源で、電磁誘導発熱体を、生タイヤの加硫に必要な130〜200℃前後の温度に容易に加熱することができ、しかも、高周波交流を用いる場合に比し、加硫モールドのより深部(深さ数cm)まで熱を浸透させることができ、結果として、加硫モールドの内部をより効率良く加熱することができる。
ところで、加硫モールドに配設した、温度センサの検出結果に基いて、一個以上の電磁誘導発熱体の所要のものの発熱量を増減制御するときは、加硫モールドの、タイヤとの接触面の各部位の温度をより高精度にコントロールすることができ、製品品質をより一層好適なものとすることができる。
この発明の実施形態を割りモールドについて示す要部縦断面図である。 フルサークルモールドについての実施形態を示す要部縦断面図である。 加硫モールドのスチーム加熱側を示す要部縦断面図である。
この発明の実施形態を割りモールドについて示す図1において、1,2はそれぞれ、上下に対向して位置してタイヤのサイド部の加硫成形を行う、ともに円環形状の上サイドモールドおよび下サイドモールドを示し、3はトレッド周方向に複数配設されて、タイヤに対して拡縮径変位されるセクターモールドを示し、複数個のセクターモールド3は、タイヤトレッド部を加硫成形して、トレッド踏面に所要のトレッドパターンを付与するべく機能する。
なおここで、各個のセクターモールド3は、タイヤのトレッド部に接触するセクターピース3aと、各セクターピース3aの背面に固定されてセクターピース3aをバックアップするカム従節部材3bとからなり、このカム従節部材3bは、セクターピース3aとは反対側の周面に,図では斜めの上方に向く傾斜面3cを有する。
かかる割りモールドは、上下のサイドモールド1、2およびそれぞれのセクターモールド3の型締め姿勢で、加硫ブラダ4との間に、生タイヤの加硫成形のためのキャビティ5を区画する。
ここで加硫ブラダ4はその内部への加圧蒸気等の供給に基いて、キャビティ5内に収納配置された生タイヤを、上下の各サイドモールド1、2およびセクターモールド3の内表面に押圧して成形するとともに、生タイヤをそれの内表面側から加硫するべく機能する。
そして、このような割りモールを収納するコンテナ6は、図では、上サイドモールド1を、トッププレート7を介して締付け固定等してなる上プラテン8と、下サイドモールド2を締付け固定等してなる下プラテン9と、上プラテン8に直接的もしくは間接的に取付けられてそれぞれのセクターモールド3に外接して、それぞれのセクターモールド3の拡縮径変位をもたらすコンテナリング10とを具えてなる。
ここで、コンテナリング10による、それぞれのセクターモールド3の拡縮径変位は、たとえば、それぞれのセクターモールド3の変位を、下プラテン9上に直接的もしくは間接的に設けたガイドレールによって半径方向内外に案内するとともに、コンテナリング10の内周面に設けた、斜め下方向に向くカム面10aを、セクターモールド3のカム従節部材3bの傾斜面3cに摺接させることで、コンテナリング10のカム面10aの下降変位に伴う、それぞれのセクターモールド3の縮径変位を可能とし、また、コンテナリング10と各個のセクターモールド3のカム従節部材3bとの相互の掛合に基いて、コンテナリング10およびカム面10aの上昇変位に伴う、それぞれのセクターモールド3の拡径変位を可能とすることによって行わせることができる。
なおこの場合にあって、それぞれのセクターモールド3を限界位置まで拡径変位させるとともに、上サイドモールド1を所定の高さまで上昇変位させても、型開き量が未だ不足するときは、コンテナリング10の継続上昇に基いて、コンテナリング10に掛合するそれぞれのセクターモールド3を、下プラテン9側から上昇変形させ、これに伴って、上サイドモールド1をもまた、大きく上昇変位させることも可能である。
以上のような割モールドおよびコンテナ6において、ここでは、上下のそれぞれのサイドモールド1、2およびセクターモールド3のそれぞれの、少なくともタイヤとの接触面、いいかえればキャビティ5に臨む面を、透磁率の小さい金属材料、たとえば、透磁率が1〜3×10−6(H/m)程度の金属材料からなる、熱伝導性にすぐれた部材、たとえば、熱伝導率が200〜400[w/(m・k)]程度のアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等にて区画形成する一方、タイヤとの接触面から離隔した所要位置には、透磁率の大きい金属材料、たとえば、透磁率が1000〜1000000×10−6(H/m)程度の鉄、純鉄、珪素鉄、パーアロイ、スーパーアロイ、ステンレス鋼等からなる電磁誘導発熱体11、12、13を配設し、そしてこれらの各電磁誘導発熱体11、12、13を発熱させる、渦巻状等に巻回形成した誘導加熱コイル14、15、16のそれぞれを、加硫モールド部分を取り付けられるプラテン側部材、図では、上プラン8に固定され、上サイドモールド1を取り付けられるトッププレート7内、下サイドモールド2を取付けされる下プラテン9内および、上プラテン8に固定され、セクターモールド3が掛合状態で取付けられるコンテナリング10内のそれぞれに配設する。
このように構成してなるタイヤ用加硫モールドの加熱装置では、それぞれの誘導加熱コイル14、15、16のそれぞれに、たとえば、50Hz又は60Hzの周波数の、所要の大きさの交流電流を流すことで、それぞれの電磁誘導発熱体11、12、13は、電流値に応じた温度に誘導加熱されることになるので、キャビティ5内への生タイヤの配設状態においては、それぞれのサイドモールド1、2およびセクターモールド3の、タイヤとの接触面は、誘導加熱されたそれぞれの発熱体11、12、13からの熱伝導等に基いて、すぐれた熱伝導性の下で、所要の温度に加熱されることなり、タイヤの総厚みが相対的に厚くなる部分である、たとえば、ビード部加硫成形域、トレッドショルダ部の加硫成形域およびトレッド加硫成形域等のそれぞれにはとくに多量の熱量を供給することができる一方で、総厚みが相対的に薄くなる部分である、たとえばサイドウォール部の加硫成形域に対しては、電磁誘導発熱体11、12、13の配設態様等との関連の下で、供給熱量を相対的に少なくすることができるので、タイヤの全体を所期した通りに適正に加硫して、すぐれた加硫品質を確実に実現することができる。
なおこの場合、タイヤの内面側は、加硫ブラダ4内へ供給された加圧蒸気からの供給熱量に基いて加硫されることになる。
このようにここでは、電磁誘導発熱体11、12、13のそれぞれを、サイドモールド1、2および、セクターモールド3内に配設することで、誘導加熱されたそれぞれの発熱体11、12、13の発熱熱量を、それらのモールド1、2、3のタイヤとの接触面に、熱の散逸なしに効率よく伝達できるので、熱効率を高めるとともに、加硫効率を有効に向上させることができる。
またここでは、それぞれの電磁誘導発熱体11、12、13の配設位置および、それぞれの発熱体11、12、13の発熱温度を選択することで加硫欠陥等のない、常にすぐれた加硫品質を実現することができる。
ところで、熱効率の一層の向上のためには、電磁誘導発熱体11、12、13を配設した加硫モールド部材、図では、上下のそれぞれのサイドモールド1、2およびセクターモールド3と、誘導加熱コイル14、15、16を配設したプラテン側部材との間に、図1に示すようなそれぞれの断熱材17、18、19を介装配置することが好ましく、断熱材17、18、19をこのように配設したときは、図3(a)に例示するように、スチームの流動ジャケットを形成した、上下のそれぞれのプラテンおよびコンテナリングの外接するように断熱材20、21、22を配設する場合に比し、断熱材による囲繞域を小さくできるとともに、熱の輻射、不要部分への伝達等に起因する熱損失を低減できる効果がある。しかも、図1に示すような断熱材の配設態様によれば、誘導加熱された発熱体11、12、13からの熱伝達によって誘導加熱コイル14、15、16が高温に晒されることに起因する、それらのコイル14、15、16の劣化を防止することもできる。
また好ましくは、たとえば、誘導加熱コイル11、12の配設部材である、トッププレート7および下プラテン9の、加硫モールド部材例とは反対側の面に、強磁性非導体部材等とすることができる磁気シールド部材23、24のそれぞれを配設することで、誘導加熱コイル11、12に発生した磁力線を、コンテナ構成部材その他の近接部材に対して遮蔽するとともに、発生磁力線を、電磁誘導発熱体11、12に指向させて、それらの発熱体11,12をより効率的に発熱させる。
このような装置においてより好ましくは、図1に示すように、上下のそれぞれのサイドモールド1、2の、半径方向に離隔した、タイヤビード部の加硫成形域と対応する部分およびトレッドショルダ部の加硫成形域と対応する部分のそれぞれに、透磁率の大きい金属材料からなる電磁誘導発熱体を相互に離隔させて配設するとともに、離隔させて配置されたそれらのそれぞれの発熱体と対応する位置で、プラテン側部材内に各誘導加熱コイルを、これも半径方向の離隔姿勢で配設する。
これによれば、半径方向に離隔する各コイルに供給する交流電流の、たとえば電流値を適宜選択することで、対応する発熱体11、12の発熱量を所要に応じて調整することができるので、加硫モールドの、タイヤとの接触面の温度をきめ細かにコントロールして、タイヤの加硫品質をより適正なものとすることができる。
ところで、以上に述べたいずれかのモールド加熱装置を用いて加硫モールドを加熱するに当っては、誘導加熱コイル14、15、16に電流を流すことによって、加硫モールドに配設した電磁誘導発熱体11、12、13を発熱させ、それらの発熱体11、12、13の発熱熱量を、熱伝道性にすぐれた部材内の熱伝導に基いて、加硫モールドの、タイヤとの接触面に導くことにより、先にも述べたように、加硫モールドの内部加熱に基き、熱の散逸を防止して熱効率を有効に高めることができる。
また、加硫モールドのこのような加熱に当って、複数配設した誘導コイル14、15、16の一個以上に流す交流電流の、電流値および電流周波数の少なくとも一方を調整して、一個以上の電磁誘導発熱体11、12、13の発熱量を制御する場合は、これも前述したように、加硫モールドの、タイヤとの接触面の温度を、所要に応じてきめ細かにコントロールすることができ、タイヤの総厚みに厚薄があっても各部分を常に適正に加硫することができる。
なおここで、誘導加熱コイル14、15、16に流す交流電流の周波数を、一般の商用電源周波数である50Hz又は60Hzの、一般家庭で使用されている程度の低周波のものとしたときは、加熱装置の大型化が余儀なくされる、高価な周波数変換手段が不要になる他、加硫モールドのより深部に配設した発熱体11、12、13を、200℃程度の温度まで容易に加熱することができるので、発熱体11、12、13の発熱量の散逸をより有効に防止して、熱効率を一層高めることができる。
ところで、以上のような加熱に当って、加硫モールドに配設した温度センサの検出結果に基いて、一個以上の電磁誘導発熱体の所要のものの発熱量を増減制御するときは、製品タイヤの加硫品質をより一層向上させることができる。
フルサークルモールドについての、この発明装置の実施形態を示す図2は、上下のそれぞれのモールド31、32内の、タイヤビード部の加硫成形域と対応する部分と、トレッドショルダ部の加硫成形域と対応する部分とのそれぞれに、透磁率の大きい金属材料からなる電磁誘導発熱体33、34を半径方向に離隔させて配設するとともに、半径方向に離隔させて配設した各電磁誘導発熱体33,34と対応する位置で、プラテン側部材、図では加硫機のプラテンタイプのそれぞれの加熱部材36内に、各個の誘導加熱コイル37、38を配設したものである。
ここで好ましくは、上下の各モールド31、32と、各加熱部材36との間に断熱材39、40を配設する。
従って、この加熱装置においてもまた、このように断熱材39、40を配設したときは、図3(b)に例示するように、スチームの流動ジャケットを形成した、プラテンタイプの上下の加熱部材36のそれぞれに外接するように断熱材41、42を配設する場合に比して、断熱材による囲繞域を狭小にすることができるとともに、熱伝達に起因する熱損失を効果的に低減させることができ、また、誘導加熱コイル37、38の熱劣化を有効に防止することもできる。
まお、図2に示す加熱装置においてもまた、誘導加熱コイル37、38を配設した加熱部材36の外側面には磁気シールド部材43、44を配設することが好ましい。
そして図2に示すところにおいても、生タイヤは、従来既知の加硫ブラダ45からの供給熱量によって内面側から加硫されることになる。
以上のような加硫装置を用いた、タイヤ用加硫モールドの加熱は、割りモーリドについて先に述べたところと同様にして行うことができ、それにより、すぐれた熱効率の下で、タイヤを効率良く加熱することができる。
1 上サイドモールド
2 下サイドモールド
3 セクターモールド
3a セクターピース
3b カム従節部材
3c 傾斜面
4,45 加硫ブラダ
5 キャビティ
6 コンテナ
7 トッププレート
8 上プラン
9 下プラン
10 コンテナリング
10a カム面
11、12、13、33、34 電磁誘導発熱体
14、15、16、37、38 誘導加熱コイル
17、18、19、39、40 断熱材
23、24、43、44 磁気シールド部材
31 上モールド
32 下モールド

Claims (11)

  1. 加硫ブラダとの協力下で生タイヤの加硫成形キャビティを区画するタイヤ用加硫モールドの加熱装置であって、
    該加硫モールドの、少なくとも、タイヤとの接触面を、金属材料からなり、熱伝導性を有する部材にて区画形成するとともに、タイヤとの接触面から離隔した所定位置に、該部材より透磁率の大きい金属材料からなる、電磁誘導発熱体を配設し、該電磁誘導発熱体を発熱させる誘導加熱コイルを、加硫モールド部分を取付けられるプラテン側部材内に配設してなるタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  2. 加硫モールドの、半径方向に離隔した、生タイヤビード部の加硫成形域と対応する部分および、トレッドショルダ部の加硫成形域と対応する部分のそれぞれに、透磁率の大きい金属材料からなる、電磁誘導発熱体を相互に離隔させて配設するとともに、それらの各電磁誘導発熱体と対応する位置で、プラテン側部材内に各誘導コイルを配設してなる請求項1に記載の加硫モールドの加熱装置。
  3. 加硫モールドをフルサークルモールドとしてなる請求項1もしくは2に記載のタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  4. 加硫モールドを割りモールドとしてなる請求項1もしくは2に記載のタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  5. 上サイドモールド、下サイドモールドおよびセクターモールドのそれぞれに電磁誘導発熱体を配設するとともに、それぞれの電磁誘導発熱体を発熱させるそれぞれ誘導加熱コイルを、上下のそれぞれのプラテン側部材およびコンテナリング内に配設してなる請求項1に記載のタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  6. 電磁誘導発熱体を配設した加硫モールド部材と、誘導加熱コイルの配設部材との間に断熱材を配設してなる請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  7. 誘導加熱コイルの配設部材の、加硫モード部材側とは反対側の面に、磁気シールド部材を配設してなる請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ用加硫モールドの加熱装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の装置を用いてタイヤ用加硫モールドを加熱するに当り、
    誘導加熱コイルに電流を流すことによって、加硫モールドの電磁誘導発熱体を発熱させ、該発熱体の発熱熱量を、熱伝導性を有する部材内の熱伝導に基いて、加硫モールドの、タイヤとの接触面に導く、タイヤ用加硫モールドの加熱方法。
  9. 複数個配設した誘導加熱コイルの一個以上に流す電流の電流値および電流周波数の少なくとも一方を調整して、一個以上の電磁誘導発熱体の発熱量を制御する請求項8に記載のタイヤ用加硫モールドの加熱方法。
  10. 誘導過熱コイルに流す電流の周波数を50Hz又は60Hzの低周波数とする請求項8もしくは9に記載のタイヤ用加硫モールドの加熱方法。
  11. 加硫モールドに配設した温度センサの検出結果に基いて、一個以上の電磁誘導発熱体の所要のものの発熱量を増減制御する請求項8〜10のいずれかに記載のタイヤ用加硫モールドの加熱方法。
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