JP6550632B2 - 岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法 - Google Patents

岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法 Download PDF

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Description

本発明は海陸方向に延設されるブームの端部に設置されるシーブを介してドラムからトロリにロープを繰り出す構成を備える岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法に関するものであり、詳しくは張設されるロープの劣化を抑制して、ロープの寿命を長期化できる岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法に関するものである。
石炭や鉄鉱石等のバラ荷をバラ積み船から荷役する際に使用される岸壁クレーン(アンローダ)が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
文献1は、四つのドラムからそれぞれ繰り出されたロープをグラブバケット(以下、バケットということもある)に連結して、四つのドラムを相互に関連させた状態で回転させることにより、バケットの上下移動、トロリの横行およびバケットの開閉を行なうアンローダを提案する。
文献1に記載のアンローダは、海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、ブームの海側端部に設置される海側シーブと、ガーダの陸側端部に設置される陸側シーブとを備えている。ドラムから繰り出されたロープは、海側シーブまたは陸側シーブの上側から周面に沿って掛け回され、シーブの下側からトロリに設置されるシーブに向かって張設されている。
海側または陸側シーブから繰り出されたロープは、トロリに設置されるシーブの上側から周面に沿って掛け回され、トロリの下方に配置されるバケットに向かって張設され連結されている。
文献1に記載のアンローダでは、海側または陸側シーブにおけるロープの屈曲方向と、トロリに設置されるシーブにおけるロープの屈曲方向とは逆方向となる。ロープの屈曲方向が反転する状態を以下、S字曲げ状態ということがある。S字曲げ状態に配置されるロープは、トロリの横行やバケットの上下移動にともない異なる方向への屈曲が繰り返される。そのためロープの劣化が進みやすく、ロープの長寿命化を実現することは困難であった。
国際公開第98/06657号
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は張設されるロープの劣化を抑制して、ロープの寿命を長期化できる岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明の岸壁クレーンは、海陸方向に延設されるブームと、このブームの端部に設置されるシーブと、このシーブに向かってロープを繰り出すドラムと、前記ブームに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記ロープを上側から受け入れて下側から送り出すシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、前記ドラムが前記ブームの上方側に配置される構成を有していて、前記ドラムから繰り出される前記ロープが、前記ブームの端部に設置される前記シーブの下側から受け入れられて、このシーブの周面に沿って掛け回されて、このシーブの上側から前記トロリに配置されるシーブに送り出される状態に構成されていて、前記ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする。
本発明の岸壁クレーンのロープ掛け方法は、海陸方向に延設されるブームと、このブームの端部に設置されるシーブと、このシーブに向かってロープを繰り出すドラムと、前記ブームに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記ロープを上側から受け入れて下側から送り出すシーブと、前記トロリの下方に懸吊される荷役具とを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、前記ブームの上方側に配置される前記ドラムから繰り出した前記ロープを、前記ブームの端部に設置される前記シーブの下側から周面に沿って掛け回して、このシーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下方に向かって張設して前記荷役具に連結するとともに、前記ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする。
第一の本発明の岸壁クレーンは、海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの海側端部に設置される一対の海側シーブおよび陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記海側シーブに向かって海側ロープを繰り出す一対の海側ドラムと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記海側ロープまたは前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す四つのシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、前記ドラムが前記ブームおよびガーダの上方側に配置される構成を有していて、前記海側ドラムから繰り出される前記海側ロープが、前記海側シーブの下側から受け入れられて、前記海側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記海側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成され、前記陸側ドラムから繰り出される前記陸側ロープが、前記陸側シーブの下側から受け入れられて、前記陸側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成されていて、前記海側ドラムまたは前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記海側ロープまたは前記陸側ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする。
第一の本発明の岸壁クレーンのロープ掛け方法は、海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの海側端部に設置される一対の海側シーブおよび陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記海側シーブに向かって海側ロープを繰り出す一対の海側ドラムと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記海側ロープまたは前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す四つのシーブと、前記トロリの下方に懸吊されるグラブバケットとを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、前記ブームの上方側に配置される前記海側ドラムから繰り出した前記海側ロープ
を、前記海側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この海側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下方に向かって張設して前記グラブバケットに連結するとともに、前記ブームの上方側に配置される前記陸側ドラムから繰り出した前記陸側ロープを、前記陸側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下方に向かって張設して前記グラブバケットに連結して、更に前記海側ドラムまたは前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記海側ロープまたは前記陸側ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする。
第二の本発明の岸壁クレーンは、海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す二つのシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、前記ドラムが前記ブームおよびガーダの上方側に配置される構成を有していて、前記陸側ドラムから繰り出される前記陸側ロープが、前記陸側シーブの下側から受け入れられて、前記陸側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成されていて、前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記陸側ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする。
第二の本発明の岸壁クレーンのロープ掛け方法は、海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す二つのシーブと、前記トロリの下方に懸吊されるスプレッダとを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、前記ブームの上方側に配置される前記陸側ドラムから繰り出した前記陸側ロープを、前記陸側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下側に向かって張設して前記スプレッダに連結するとともに、前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記陸側ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする。
本発明によれば、ブームまたはガーダの端部に設置されるシーブにおけるロープの屈曲方向が、トロリに配置されるシーブにおけるロープの屈曲方向と同一方向となるので、ロープの寿命を長期化するには有利である。
ドラム、陸側ドラムまたは海側ドラムから送り出されてトロリに設置されるシーブに至るロープ、陸側ロープまたは海側ロープの屈曲方向がそれぞれ一方向に設定される構成にすることができる。ロープの屈曲方向が一方向に設定されるので、ロープの寿命を長期化するにはさらに有利である。
一対の陸側シーブまたは一対の海側シーブの少なくとも一方が、下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置される構成にすることができる。
この構成によれば、ドラムから海側または陸側シーブに受け入れられる一対のロープが、海側または陸側シーブからトロリに送り出される一対のロープの外側に張設されるので、海側または陸側シーブに受け入れられるロープと送り出されるロープが互いに干渉することを抑制できる。ロープどうしが接触し難くなるので、ロープの長寿命化を実現するには有利である。
第一の本発明の岸壁クレーンを例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンのロープの掛け回された状態を例示する説明図である。 図2の岸壁クレーンを平面視で例示する説明図である。 バケットを拡大して例示する説明図である。 別の実施形態の岸壁クレーンを側面視で例示する説明図である。 図5の岸壁クレーンを平面視で例示する説明図である。 図3のシーブのフリートアングルの範囲を例示する説明図である。 図6のシーブのフリートアングルの範囲を例示する説明図である。 第二の本発明の岸壁クレーンを例示する説明図である。 図9の岸壁クレーンのロープの掛け回された状態を例示する説明図である。 図10の岸壁クレーンを平面視で例示する説明図である。 図9の岸壁クレーンの変形例を例示する説明図である。
以下、本発明の岸壁クレーンおよび岸壁クレーンのロープ掛け方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。尚、図中では岸壁クレーンの走行方向を矢印y、岸壁クレーンのブームが延設される海陸方向(以下、横行方向ということがある)を矢印x、上下方向を矢印zで示している。
第一の本発明の岸壁クレーン1は図1に例示するように、脚構造体2と、この脚構造体
2の上部で支持されて横行方向xに延設されるブーム3およびガーダ4と、このブーム3およびガーダ4に沿って横行方向xに横行するトロリ5と、このトロリ5の下方に配置される荷役具6を備えている。この荷役具6はグラブバケット(以下、バケットということがある)6で構成されている。図1に例示するようにバケット6を備えていてバラ荷を荷役する岸壁クレーン1を以下、アンローダと呼ぶことがある。
脚構造体2には機械室7が配置されている。この機械室7はガーダ4の上方側に配置されていて、この機械室7内にロープRを巻装されたドラムDが配置されている。このドラムDから繰り出されたロープRは、ブーム3の先端およびガーダ4の後端にそれぞれ配置されるシーブSとトロリ5とを経由してバケット6に連結されている。
トロリ5の近傍高さにはトロリ5から独立して横行方向に移動可能な運転室8が配置されている。この運転室8内には、クレーンオペレータがアンローダ1を操作するためのコントローラが設置されている。
図2および図3に例示するように機械室7には、ロープRをそれぞれ巻装される四つのドラムDが配置されている。四つのドラムDは、陸側支持ドラムD1、海側支持ドラムD2、陸側開閉ドラムD3、海側開閉ドラムD4からなる。図3に例示するように各ドラムD1〜D4は、ドラムDに駆動力を与えるモータMと、このモータMの駆動力をドラムDに伝達する減速機11とを備えている。尚、図中では説明のためトロリ5を破線で示している。
この実施形態では、陸側支持ドラムD1の下側から繰り出される陸側支持ロープR1は、ガーダ4の陸側端部(後端)に配置される第一シーブS1の下側から受け入れられて、第一シーブS1の周面に沿って掛け回されて、第一シーブS1の上側からトロリ5に配置されるシーブS11に送り出される状態に配置されている。この陸側支持ロープR1は、トロリ5上のシーブS11の上側から受け入れられて下方に配置されるバケット6の支持部9に連結される。
海側支持ドラムD2の下側から繰り出される海側支持ロープR2は、ブーム3の海側端部(前端)に配置される第二シーブS2の下側から受け入れられて、第二シーブS2の周面に沿って掛け回されて、第二シーブS2の上側からトロリ5に配置されるシーブS21に送り出される状態に配置されている。この海側支持ロープR2は、トロリ5上のシーブS21の上側から受け入れられて下方に配置されるバケット6の支持部9に連結される。
上記と同様に、陸側開閉ドラムD3の下側から繰り出される陸側開閉ロープR3は、ガーダ4の陸側端部(後端)に配置される第三シーブS3の下側から受け入れられて、第三シーブS3の周面に沿って掛け回されて、第三シーブS3の上側からトロリ5に配置されるシーブS31に送り出される状態に配置されている。この陸側開閉ロープR3は、トロリ5上のシーブS31の上側から受け入れられて下方に配置されるバケット6の開閉部10に連結される。
海側開閉ドラムD4の下側から繰り出される海側開閉ロープR4は、ブーム3の海側端部(前端)に配置される第四シーブS4の下側から受け入れられて、第四シーブS4の周面に沿って掛け回されて、第四シーブS4の上側からトロリ5に配置されるシーブS41に送り出される状態に配置されている。この海側開閉ロープR4は、トロリ5上のシーブS41の上側から受け入れられて下方に配置されるバケット6の開閉部10に連結される。
陸側シーブS1、S3からトロリ5上のシーブS11、S31に張設される一対のロー
プR1、R3は、陸側ドラムD1、D3から陸側シーブS1、S3に張設される一対のロープの内側に配置されている。また海側シーブS2、S4からトロリ5上のシーブS21、S41に張設される一対のロープR2、R4は、陸側ドラムD2、D4から陸側シーブS2、S4に張設される一対のロープの内側に配置されている。
図2に例示されるように、陸側支持ドラムD1および陸側開閉ドラムD3(以下、総称する場合は陸側ドラムということがある)から繰り出される陸側支持ロープR1および陸側開閉ロープR3(以下、総称する場合は陸側ロープということがある)は、その屈曲方向が反時計回りとなる。
陸側ロープR1、R3は、陸側ドラムD1、D3に巻き取られるとき、第一シーブS1および第三シーブS3(以下、総称する場合は陸側シーブということがある)に掛け回されるとき、およびトロリ5に配置されるシーブS11、S31に掛け回されるときのいずれにおいても、その屈曲方向が同一方向となる。ロープRの屈曲方向が一方向に設定される状態を以下、U字曲げ状態ということがある。
海側支持ドラムD2および海側開閉ドラムD4(以下、総称する場合は海側ドラムということがある)から繰り出される海側支持ロープR2および海側開閉ロープR4(以下、総称する場合は海側ロープということがある)は、その屈曲方向が時計回りとなる。
海側ロープR2、R4は、海側ドラムD2、D4に巻き取られるとき、第二シーブS2および第四シーブS4(以下、総称する場合は海側シーブということがある)に掛け回されるとき、およびトロリ5に配置されるシーブS21、S41に掛け回されるときのいずれにおいても、その屈曲方向が同一方向となり、U字曲げ状態となる。
各ドラムDから繰り出されてトロリ5に至る各ロープRはU字曲げ状態で配置されているので、ロープ寿命を延ばすには有利である。S字曲げ状態で配置されていた従来のロープと比較すると、U字曲げ状態で配置されるロープRは約40%寿命を長くすることができる。
アンローダ1の使用頻度や使用方法により異なるが従来のロープ寿命が例えば1〜2年程度である場合、本発明の構成を採用することによりロープ寿命を1.4〜2.8年程度まで伸ばすことができる。アンローダ1の維持コストを抑制するには有利である。またロープ交換作業にともなうアンローダ1の休止期間が短くなるので、アンローダ1の稼働効率を向上するには有利である。
図4に例示するように陸側支持ロープR1および海側支持ロープR2をバケット6の支持部9に連結して、陸側開閉ロープR3および海側開閉ロープR4を開閉部10内に設置するシーブ12および支持部9内に設置するシーブ13に掛け回した後に支持部9に連結する構成にしてもよい。図4では説明のため支持部9および開閉部10を破線で示している。
陸側開閉ロープR3は、開閉部10内のシーブ12を掛け回されるとき、および支持部9内のシーブ13に掛け回されるときのいずれにおいても、その屈曲方向が反時計回りとなる。図2に例示するように陸側開閉ロープR3は陸側開閉ドラムD3からトロリ5上のシーブS31に至る間もその屈曲方向が反時計回りとなるので、全長に渡り屈曲方向は反時計回りとなる。
同様に、海側開閉ロープR4は、開閉部10内のシーブ12を掛け回されるとき、および支持部9内のシーブ13に掛け回されるときのいずれにおいても、その屈曲方向が時計
回りとなる。図2に例示するように海側開閉ロープR4は海側開閉ドラムD4からトロリ5上のシーブS41に至る間もその屈曲方向が時計回りとなるので、全長に渡り屈曲方向は時計回りとなる。
陸側開閉ロープR3および海側開閉ロープR4は、全長に渡りU字曲げ状態となるのでロープ寿命を長期化するには有利である。
ロープRの配置は上記の構成に限定されない。ドラムDや各シーブSにおけるロープRの屈曲方向を可能な限り一方向に設定する構成であればよい。配置されるシーブSの位置や数は適宜変更することができる。図4に例示するバケット6が上下方向zを中心軸として90°旋回した状態で配置される構成にしてもよい。このときドラムDからトロリ5に至る開閉ロープR3、R4は横行方向xと上下方向zで形成される平面内でその屈曲方向が一方向に設定され、トロリ5からバケット6に至る範囲で走行方向yと上下方向zで形成される平面内でその屈曲方向が一方向に設定される。つまり開閉ロープR3、R4はその屈曲方向が反転するS字曲げ状態とならないので、ロープRの寿命を長期化するには有利である。
図5および図6に例示するように一対の陸側シーブS1、S3が、陸側シーブS1、S3の下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置される構成にしてもよい。また一対の海側シーブS2、S4が、海側シーブS1、S3の下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置する構成にしてもよい。図5では説明のためトロリ5を破線で示している。
図5に例示するように一対の陸側シーブS1、S3は、その回転軸が水平から上下方向zに45度傾いた状態で配置されている。一対の陸側シーブS1、S3の下端部の間の走行方向yにおける距離は、上端部の間の走行方向yにおける距離に比べて長くなる状態となる。一対の陸側シーブS1、S3を傾ける角度は45度に限らず適宜変更することができる。
シーブSを傾けて配置することにより、図6に例示するようにドラムDからシーブSに至るロープRと、シーブS1〜4からトロリ5に配置されるシーブS11、21、31、41に至るロープRとの走行方向yにおける間隔を広くすることができる。シーブS1〜S4に受け入れられるロープRとシーブS1〜S4から繰り出されるロープRとが、たるみ等により波打ったりした際に接触して摩耗することを抑制するには有利である。摩耗の抑制によりロープRの寿命を長期化することができる。
上記の作用効果は、一対の陸側シーブS1、S3の上端部の間の走行方向yにおける距離が、下端部の間の走行方向yにおける距離に比べて長くなる状態にした場合も同様に得ることができる。
陸側シーブS1、S3および海側シーブS2、S4の両方を傾けて配置する構成に限らず、いずれか一方のみを傾けて配置し、他方を図3に例示するように傾けずに配置する構成にしてもよい。
図5に例示するように陸側または海側のシーブSを傾けて配置することにより、図6に例示する平面視においてシーブS1〜S4に受け入れられるロープRとシーブS1〜S4から繰り出されるロープRとのなす角を大きくすることができる。そのためこの実施形態では図3に例示する実施形態のドラムDよりも回転軸の軸方向に長いドラムDを採用することができる。
図3におけるシーブSとドラムDの関係を図7に示す。図7に例示するようにドラムD
は、ロープRを巻き付けられる円柱形状の巻き付け部14と、ドラムDの回転軸C1の延長方向において巻き付け部14の両側に配置されるフランジ部15とを有している。図7ではドラムDの回転軸C1およびシーブSの回転軸C2を一点鎖線で示し、回転軸C1、C2とそれぞれ直交する中心線Lを二点鎖線で示している。ドラムDの回転軸C1とシーブSの回転軸C2は平行となる状態で、ドラムDおよびシーブSが配置されている。平面視において回転軸C1と中心軸Lの交点はドラムDの中心を表し、回転軸C2と中心線Lの交点はシーブSの中心を表す。
巻き付け部14とフランジ部15との境界線上であって回転軸C1と交わる点と、シーブSの中心とを破線で結んでいる。この破線と中心線Lとのなす角をフリートアングルという。シーブSからドラムDに至るロープRはこのフリートアングルθの範囲内で、ドラムDの巻き付け部14およびシーブSに対して回転軸C1、C2の延長方向に傾くことになる。
このフリートアングルθが所定の範囲内であれば、ロープRがシーブSから脱落することを防止し、ロープRをドラムDにきれいに巻き付けることができる。フリートアングルθが適切な範囲を超えて大きくなり過ぎると、シーブSからロープRが外れてしまったり、ロープRがドラムDの所定の位置に巻き付けられず巻装されたロープRどうしの間隔が開いてしまったりする不具合が生じる。このフリートアングルθの範囲は例えば1.5〜4.0°の範囲で決定される。このフリートアングルθの範囲は、上記に限らずドラムDやシーブSの形状等に応じて予め設定されている。
図3に例示する実施形態では、海側または陸側のシーブSからドラムDに延びるロープRのフリートアングルθを所定の範囲内に収めるために、ドラムDはその回転軸方向(図3では走行方向y)に比較的短く直径の比較的大きい形状に形成されている。
図8に例示するように陸側または海側のシーブSを傾けて配置する場合には、シーブSの回転軸C2に対して、ドラムDの回転軸C1は中心線Lを中心に回転した位置となる。つまりシーブSの回転軸C2に対して、ドラムDの回転軸C1は平行ではなく且つ交わらないねじれの位置となる。図8ではシーブSの向きを、図7に例示するシーブSの向きに合わせて表示している。図8では、走行方向yから上下方向zに傾いた方向を矢印y’で示している。
図7の例示するシーブSと同じ向きに図8に例示するシーブSを配置すると、相対的にドラムDが傾くので、ドラムDの回転軸C1方向の長さは実際よりも短く見える。図8に例示する実施形態では、フリートアングルθの範囲を図7に例示する実施形態と同じに設定した場合であっても、図7のドラムDよりも回転軸C1方向に長いドラムDを採用できる。
回転軸C1方向に長いドラムDを採用できるので、ドラムDの直径を小さくしても必要な長さのロープRを巻装させることができる。ドラムDの直径を比較的小さくできるので、図6に例示する実施形態では図3に例示する実施形態に比べて、減速機11の減速比を小さくでき、これにともない減速機11の小型化を実現するとともに製造コストを抑制するには有利である。
本発明の構成はアンローダ1に限らず、ドラムDからブーム3またはガーダ4の端部に設置されるシーブSとトロリ5に設置されるシーブを経由して掛け回されるロープRを備える岸壁クレーンに適用することができる。本明細書における岸壁クレーンとは、アンローダの他にコンテナを荷役する岸壁クレーンや、海陸方向にスライドするスライド式ブームを備えていてコンテナを荷役するロープロファイルクレーン等を含むクレーンをいう。
第二の本発明の岸壁クレーン1は図9に例示するように、荷役具6としてコンテナ16を荷役するためのスプレッダ6が設置されている。機械室7内のドラムDから繰り出されたロープRは、ガーダ4の陸側端部に設置される陸側シーブSとトロリ5とスプレッダ6とを経由して、ブーム3の海側端部に固定されている。
図10および図11に例示するように機械室7には、ロープR1をそれぞれ巻装される一対のドラムD1が配置されている。ドラムD1の下側からそれぞれ繰り出される一対のロープR1は、ガーダ4の陸側端部(後端)に配置されるシーブS1の下側から受け入れられて、シーブS1の周面に沿って掛け回されて、シーブS1の上側からトロリ5に配置されるシーブS11に送り出される状態に配置されている。
このロープR1は、トロリ5上のシーブS11の上側から受け入れられて、下方のスプレッダ6に設置されるシーブS12に送り出される状態に配置されている。ロープR1は、スプレッダ6に配置されるシーブS12の海側から受け入れられて周面に沿って掛け回されて、陸側からトロリ5上のシーブS13に送り出される。ロープR1はトロリ5上のシーブS13の陸側から受け入れられ上側からブーム3の海側端部に固定されている連結具17に連結される。尚、シーブをブーム3の海側端部に設置して、連結具17をガーダ4の陸側端部に固定する構成にしてもよい。
図10に例示されるように、ドラムD1から繰り出されるロープR1は、その屈曲方向が反時計回りとなる。ロープR1は、ドラムD1に巻き取られるとき、シーブS1に掛け回されるとき、トロリ5に配置されるシーブS11に掛け回されるとき、スプレッダ6に配置されるシーブS12に掛け回されるとき、およびトロリ5に配置されるシーブS13に掛け回されるときのいずれにおいても、その屈曲方向が同一方向となり、U字曲げ状態となる。ロープR1は、全長に渡りU字曲げ状態となるのでロープ寿命を長期化するには有利である。
本発明の構成は、図12に例示するように脚構造体2に支持され海陸方向xにスライド可能に構成されたスライド式のブーム3を備えるロープロファイルクレーンに適用することができる。この実施形態におけるロープRの配置状態は図10および図11に例示する実施形態と同様となる。
コンテナを荷役する岸壁クレーン1においても、図5に例示するアンローダ1と同様に、一対のシーブS1、S1の下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置される構成にすれば、前述と同様の作用効果を得ることができる。
ドラムDを配置する位置は上記に限らず、ガーダ4の陸側端部とブーム3の海側端部との間に配置されていればよい。例えばドラムDをブーム3およびガーダ4の下方側に配置する構成にしてもよく、ガーダ4の陸側端部またはブーム3の海側端部の下方に陸側ドラムD1を配置する構成にしてもよい。
1 岸壁クレーン、アンローダ、ロープロファイルクレーン
2 脚構造体
3 ブーム
4 ガーダ
5 トロリ
6 荷役具、グラブバケット(バケット)、スプレッダ
7 機械室
8 運転室
9 支持部
10 開閉部
11 減速機
12 (開閉部内に設置される)シーブ
13 (支持部内に配置される)シーブ
14 巻き付け部
15 フランジ部
16 コンテナ
17 連結具
D ドラム
D1 陸側支持ドラム
D2 海側支持ドラム
D3 陸側開閉ドラム
D4 海側開閉ドラム
R ロープ
R1 陸側支持ロープ
R2 海側支持ロープ
R3 陸側開閉ロープ
R4 海側開閉ロープ
S シーブ
S1 第一シーブ
S2 第二シーブ
S3 第三シーブ
S4 第四シーブ
S11、S12、S13、S21、S31、S41 シーブ
θ フリートアングル

Claims (10)

  1. 海陸方向に延設されるブームと、このブームの端部に設置されるシーブと、このシーブに向かってロープを繰り出すドラムと、前記ブームに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記ロープを上側から受け入れて下側から送り出すシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、
    前記ドラムが前記ブームの上方側に配置される構成を有していて、
    前記ドラムから繰り出される前記ロープが、前記ブームの端部に設置される前記シーブの下側から受け入れられて、このシーブの周面に沿って掛け回されて、このシーブの上側から前記トロリに配置されるシーブに送り出される状態に構成されていて、
    前記ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする岸壁クレーン。
  2. 海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの海側端部に設置される一対の海側シーブおよび陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記海側シーブに向かって海側ロープを繰り出す一対の海側ドラムと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記海側ロープまたは前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す四つのシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、
    前記ドラムが前記ブームおよびガーダの上方側に配置される構成を有していて、
    前記海側ドラムから繰り出される前記海側ロープが、前記海側シーブの下側から受け入れられて、前記海側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記海側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成され、
    前記陸側ドラムから繰り出される前記陸側ロープが、前記陸側シーブの下側から受け入れられて、前記陸側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成されていて、
    前記海側ドラムまたは前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記海側ロープまたは前記陸側ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする岸壁クレーン。
  3. 海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの陸側端部に設
    置される一対の陸側シーブと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す二つのシーブとを備える岸壁クレーンにおいて、
    前記ドラムが前記ブームおよびガーダの上方側に配置される構成を有していて、
    前記陸側ドラムから繰り出される前記陸側ロープが、前記陸側シーブの下側から受け入れられて、前記陸側シーブの周面に沿って掛け回されて、前記陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに送り出される状態に構成されていて、
    前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記陸側ロープの屈曲方向が一方向に設定されることを特徴とする岸壁クレーン。
  4. 前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの少なくとも一方が、下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置されるとともに、
    前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの下側からそれぞれ受け入れられる一対の前記陸側ロープまたは前記海側ロープの間に、前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの上側から送り出される前記陸側ロープまたは前記海側ロープが張設される請求項2または3に記載の岸壁クレーン。
  5. 前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの少なくとも一方が、上側に比べて下側を互いに接近させた状態で配置されるとともに、
    前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの上側からそれぞれ送り出される一対の前記陸側ロープまたは前記海側ロープの間に、前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの下側から受け入れられる前記陸側ロープまたは前記海側ロープが張設される請求項2または3に記載の岸壁クレーン。
  6. 海陸方向に延設されるブームと、このブームの端部に設置されるシーブと、このシーブに向かってロープを繰り出すドラムと、前記ブームに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記ロープを上側から受け入れて下側から送り出すシーブと、前記トロリの下方に懸吊される荷役具とを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、
    前記ブームの上方側に配置される前記ドラムから繰り出した前記ロープを、前記ブームの端部に設置される前記シーブの下側から周面に沿って掛け回して、このシーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下方に向かって張設して前記荷役具に連結するとともに、
    前記ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする岸壁クレーンのロープ掛け方法。
  7. 海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの海側端部に設置される一対の海側シーブおよび陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記海側シーブに向かって海側ロープを繰り出す一対の海側ドラムと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記海側ロープまたは前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す四つのシーブと、前記トロリの下方に懸吊されるグラブバケットとを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、
    前記ブームの上方側に配置される前記海側ドラムから繰り出した前記海側ロープを、前記海側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この海側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下方に向かって張設して前記グラブバケットに連結するとともに、
    前記ブームの上方側に配置される前記陸側ドラムから繰り出した前記陸側ロープを、前記陸側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回
    して下方に向かって張設して前記グラブバケットに連結して、
    更に前記海側ドラムまたは前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記海側ロープまたは前記陸側ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする岸壁クレーンのロープ掛け方法。
  8. 海陸方向に延設されるブームおよびガーダと、このブームおよびガーダの陸側端部に設置される一対の陸側シーブと、前記陸側シーブに向かって陸側ロープを繰り出す一対の陸側ドラムと、前記ブームおよびガーダに沿って横行するトロリと、このトロリに配置され前記陸側ロープを上側から受け入れて下側から送り出す二つのシーブと、前記トロリの下方に懸吊されるスプレッダとを備える岸壁クレーンのロープ掛け方法において、
    前記ブームの上方側に配置される前記陸側ドラムから繰り出した前記陸側ロープを、前記陸側シーブの下側から周面に沿って掛け回して、この陸側シーブの上側から前記トロリに配置される前記シーブに向かって張設して、このシーブの上側から周面に沿って掛け回して下側に向かって張設して前記スプレッダに連結するとともに、
    前記陸側ドラムから送り出されて前記トロリに設置される前記シーブに至る前記陸側ロープの屈曲方向を一方向とすることを特徴とする岸壁クレーンのロープ掛け方法。
  9. 前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの少なくとも一方を、下側に比べて上側を互いに接近させた状態で配置するとともに、
    前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの下側からそれぞれ受け入れられる一対の前記陸側ロープまたは前記海側ロープの間に、前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの上側から送り出される前記陸側ロープまたは前記海側ロープを張設する請求項7または8に記載の岸壁クレーンのロープ掛け方法。
  10. 前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの少なくとも一方を、上側に比べて下側を互いに接近させた状態で配置するとともに、
    前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの上側からそれぞれ送り出される一対の前記陸側ロープまたは前記海側ロープの間に、前記一対の陸側シーブまたは前記一対の海側シーブの下側から受け入れられる前記陸側ロープまたは前記海側ロープを張設する請求項7または8に記載の岸壁クレーンのロープ掛け方法。
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