JP2010235236A - クレーンのロープ掛け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送中のコンテナの振れの抑制、コンテナのシフト及びスキューを比較的小さな動力で精度良く行う。更には、構造のシンプル化、軽量化、低価格化等を図る。
【解決手段】クレーンのロープ掛け構造において、吊り具8の長手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラム16より引き出した2本1組のロープ71/72,75/76がトロリーと吊り具8上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離Lを同一とすると共にトロリー側が開くように掛け渡す一方、吊り具8の横手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラムより引き出した2本1組のロープ74/78,73/77がトロリーと吊り具8上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離Lを同一とすると共に吊り具8側が開くように掛け渡す。
【選択図】図2
【解決手段】クレーンのロープ掛け構造において、吊り具8の長手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラム16より引き出した2本1組のロープ71/72,75/76がトロリーと吊り具8上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離Lを同一とすると共にトロリー側が開くように掛け渡す一方、吊り具8の横手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラムより引き出した2本1組のロープ74/78,73/77がトロリーと吊り具8上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離Lを同一とすると共に吊り具8側が開くように掛け渡す。
【選択図】図2
Description
本発明は、海上輸送用のコンテナを取り扱うクレーンのロープ掛け構造に関するものである。
海上輸送用のコンテナを取り扱い、ロープ掛け構造により荷の振れを止めることができるクレーンのロープ掛け構造としては、従来、逆ピラミッドの側面を構成する4つのロープ巻き掛け仮想面にそれぞれロープをV字状に配したクレーンのワイヤリービング構造、或いは、直方体の側面を構成する4つのロープ巻き掛け仮想面にそれぞれロープをX字状に配した荷役昇降装置が知られている(例えば、特許文献1又は2参照。)。
他方、鋼板運搬用の橋型クレーンであるが、直方体の側面を構成する4つのロープ巻き掛け仮想面にそれぞれロープをV字状に配したロープづり式つりビームの傾転装置が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特許文献1の発明は、スプレッダ(吊り具)に把持されたコンテナの振れがほとんど発生しないと云われているが、ローピングの制約からスプレッダの中央部分に吊り点ができる。そして、ヘッドブロックと言われる構造体が必要となるため、重量アップとなる。また、特許文献1の発明には、スプレッダをシフト及びスキューさせる手段が開示されていない。
特許文献2の発明には、スプレッダをシフト及びスキューさせる手段が開示されているが、スプレッダを吊っている連結ロッドをその長手方向に摺動させる方式を採用しているため、連結ロッドを摺動させる出力の大きな減衰シリンダが必要となり、コスト高の要因となる。また、特許文献2の発明は、2本1組のロープのうち、一方のロープのみを操作してスプレッダの長手方向の位置を調整するようにしているので、必ずしも応答性が良いとは言い難い。また、特許文献2の発明は、ロープを支持する下部ローラがスプレッダの四隅に集中しているため、スプレッダの四隅を強固なものにする必要があり、重量アップの要因となる。
特許文献3の発明は、特許文献1と同様に、4つのロープ巻き掛け仮想面にそれぞれロープをV字状に配しているが、ローピングの制約からスプレッダの長手方向の中央部分に吊り点ができる。そして、ヘッドブロックと言われる構造体が必要となるため、特許文献1と同じく重量アップとなる。また、特許文献3の発明は、製品である鋼板を水平に保持する必要があるため、トロリー上に設けた移動フレームをロープの引っ張り力に抗してトロリーの走行方向に移動させたり、或いは、移動フレーム上に設けたコマをロープの引っ張り力に抗して移動フレームの長手方向に移動させるため、出力の大きな電動機が必要になり、コストアップの要因になる。
本発明は、このような問題を解消するものであり、搬送中のコンテナの振れがほとんど発生しないばかりでなく、コンテナのシフト及びスキューを比較的小さな動力で精度良く行うことができ、更には、構造がシンプルで軽量化、低価格化が可能であり、また、応答性の良いクレーンのロープ掛け構造を提供することにある。
本願の請求項1に係るクレーンのロープ掛け構造は、回転駆動可能な一本のドラム及び回転可能な複数のシーブを備えたトロリーと、該トロリーのシーブに向けてロープを折り返す回転可能な複数のシーブを長手方向の両端部に備えた吊り具と、前記ドラムより引き出されて吊り具上のシーブとトロリー上のシーブとの間に掛け渡された複数本のロープよりなるクレーンのロープ掛け構造において、前記吊り具の長手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、前記ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、トロリー側が開くように掛け渡し、前記吊り具の横手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、前記ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、吊り具側が開くように掛け渡すことを特徴とするものである。
本願の請求項2に係るクレーンのロープ掛け構造は、請求項1において、トロリーの中央部に設けたドラムと、軸芯がドラムの軸芯と直交する方向で、且つ、吊り具の長手方向の両端部中央に設けた第一シーブ群と、軸芯が第一シーブ群のシーブの軸芯と平行で、且つ、トロリーの四隅に設けた第二シーブ群と、軸芯が第一シーブ群のシーブの軸芯と直交し、且つ、吊り具の四隅に設けた第四シーブ群と、軸芯がドラムの軸芯と平行で、且つ、トロリーの中央部付近に設けられた第五シーブ群と、シーブ面がトロリー上面と平行で、且つ、第二シーブ群に付随する第八シーブ群と、シーブ面がトロリー上面と平行で、且つ、第五シーブ群に付随する第九シーブ群とを備え、前記ドラムから第八、第二、第一及び第二のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第1,第2の1組のロープと、同じく前記ドラムから第八、第二、第一及び第二のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第5,第6の1組のロープと、前記ドラムから第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第4,第8の1組のロープと、同じく前記ドラムから第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第3,第7の1組のロープとを備えたことを特徴とするものである。
本願の請求項3に係るクレーンのロープ掛け構造は、請求項1又は2において、2本1組のロープの反ドラム側のロープ端をそれぞれ直接又は間接的に接続し、その接続点を傾転装置で水平方向に移動させることにより、前記吊り具又は吊り具に保持された吊り荷をシフト及びスキュー可能としたことを特徴とするものである。
本願の請求項4に係るクレーンのロープ掛け構造は、請求項1、2又は3において、ドラムと吊り具の間に掛け渡したロープを支えるロープ両端のシーブについて、トロリー側の直径及び吊り具側の直径が同一であることを特徴とするものである。
本願に係る発明は、クレーンのロープ掛け構造において、吊り具の長手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、トロリー側が開くように掛け渡し、他方、吊り具の横手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、吊り具側が開くように掛け渡した二種類のロープ掛け構造を採用したので、搬送中のコンテナの振れがほとんど発生しないばかりでなく、コンテナのシフト及びスキューを比較的小さな動力で精度良く行うことができるようになった。
また、上記のような特殊なロープ掛け構造としたので、吊り具上のシーブが吊り具の長手方向の両端部に集約され、吊り具の軽量化、低価格化を図ることができるとともに、応答性も向上するようになった。
また、本願に係る発明は、2本1組のロープの反ドラム側のロープ端をそれぞれ直接又は間接的に接続し、その接続点を傾転装置で水平方向に移動させることにより、前記吊り具又は吊り具に保持された吊り荷をシフト及びスキュー可能としたため、2本1組のロープの張力差分のみの比較的小さな動力で吊り具又は吊り具に把持された吊り荷のシフト及びスキューを行うことができるのみならず、応答性が向上する。
更に、本願に係る発明は、ドラムと吊り具の間に掛け渡したロープを支えるロープ両端のシーブについて、トロリー側の直径及び吊り具側の直径が同一とするため、吊り具又は吊り具に把持された吊り荷の巻き上げ、或いは巻き下げを行ってもロープの長さにアンバランスが発生することがなく、高い振れ止め性能と、軽量化を図ることができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、トランスファークレーン1は、クレーン本体2が門形に形成され、その脚部3に設けた前後左右の4組のラバータイヤ4によってコンテナ蔵置ゾーンを2頭矢印Eの方向に走行する。また、トランスファークレーン1は、クレーン本体上部のガーダ5の上を2頭矢印Fの方向に横行するトロリー6を具備するとともに、トロリー6上のドラム(図示せず)から引き出した複数のワイヤーロープ(以下、ロープと称する。)7によって吊るされた吊り具8を備えている。符号9は、海上輸送用のコンテナを示している。
図2に示すように、トロリー(図示せず)は、トロリーの中央部に設けた回転駆動可能な一本のドラム16と、軸芯がドラム16の軸芯と直交する方向で、且つ、吊り具8の長手方向の両端中央部に設けられた第一シーブ群10と、軸芯が第一シーブ群10の軸芯と平行で、且つ、トロリーの四隅に設けられた第二シーブ群20と、軸芯が第一シーブ群10のシーブ軸芯と直交し、且つ、吊り具8の四隅に設けられた第四シーブ群40と、軸芯がドラム12の軸芯と平行で、且つ、トロリーの中央部に設けられた第五シーブ群50と、軸芯がトロリー上面と交差し、且つ、第二シーブ群20に付随する第八シーブ群80と、軸芯がトロリー上面と交差し、且つ、第五シーブ群50に付随する第九シーブ群90とを備えている。
その上、トロリー上のドラム16から第八、第二、第一及び第二のシーブ群80,20,10,20を経由して吊り具8を吊支する第1,第2の1組のロープ71,72と、ドラム16から第八、第二、第一及び第二のシーブ群80,20,10,20を経由して吊り具8を吊支する第5,第6の1組のロープ75,76と、ドラム16から第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群90,50,40,50,90を経由して吊り具8を吊支する第4,第8の1組のロープ74,78と、ドラム16から第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群90,50,40,50,90を経由して吊り具8を吊支する第3,第7の1組のロープ73,77とを備えている。
更に詳しく説明すると、吊り具8を矢印Aの方向から見た場合、図3及び図1に示すように、ドラム16の上側から引き出された2本1組のロープ71,72のうち、第1のロープ71は、第八シーブ群80の前端側の左手シーブ81、第二シーブ群20の前端側の左手後方シーブ25、第一シーブ群10の前端側の後方シーブ12、第二シーブ群20の前端側の左手前方シーブ21を経由して双頭シリンダ式の傾転装置111のシリンダ左端部に接続される。また、第2のロープ72は、第八シーブ群80の前端側の右手シーブ82、第二シーブ群20の前端側の右手後方シーブ26、第一シーブ群10の前端側の前方シーブ11、第二シーブ群20の前端側の右手前方シーブ22を経由して双頭シリンダ式の傾転装置111のシリンダ右端部に接続される。
従って、シーブ12,21間に掛け渡されたロープ71と、シーブ11,22間に掛け渡されたロープ72は、トロリー側、即ち、シーブ21,22側が開くようになっている。
上記吊り具8を矢印Cの方向から見た場合、図4及び図1に示すように、第5のロープ75は、第八シーブ群80の後端側の右手シーブ84、第二シーブ群20の後端側の右手後方シーブ27、第一シーブ群10の後端側の後方シーブ13、第二シーブ群20の後端側の右手前方シーブ23とを経由して双頭シリンダ式の傾転装置112のシリンダ右端部に接続される。また、第6のロープ76は、第八シーブ群80の後端側の左手シーブ83、第二シーブ群20の後端側の左手後方シーブ28、第一シーブ群10の後端側の前方シーブ14、第二シーブ群20の後端側の左手前方シーブ24を経由して双頭シリンダ式の傾転装置112のシリンダ左端部に接続される。
従って、シーブ13,23間に掛け渡されたロープ75と、シーブ14,24間に掛け渡されたロープ76は、トロリー側、即ち、シーブ23,24側が開くようになっている。
上記吊り具8を矢印Bの方向から見た場合、図5及び図1に示すように、2本1組のロープ74,78のうち、第4のロープ74は、第九シーブ群90の前端側の右端第1シーブ91、第五シーブ群50の前端側の右端後方のシーブ56、第四シーブ群40の前端側の右端シーブ42、第五シーブ群50の前方シーブ52、第九シーブ群90の前端側の右端第2シーブ92を経由して双頭シリンダ式の傾転装置113のシリンダ右端部に接続される。また、第8のロープ78は、第九シーブ群90の前端側の左端第1シーブ93、第五シーブ群50の前端側の左端後方のシーブ55、第四シーブ群40の前端側の左端シーブ41、第五シーブ群50の前方シーブ51、第九シーブ群90の前端側の左端第2シーブ94を経由して双頭シリンダ式の傾転装置113のシリンダ左端部に接続される。
従って、シーブ41,51間に掛け渡されたロープ78と、シーブ42,52間に掛け渡されたロープ74は、吊り具8側が開くようになっている。
上記吊り具8を矢印Dの方向から見た場合、図6及び図1に示すように、2本1組のロープ73,77のうち、第3のロープ73は、第九シーブ群90の後端側の左端第1シーブ95、第五シーブ群50の後端側の左端後方のシーブ58、第四シーブ群40の後端側の左端シーブ44、第五シーブ群50の左端前方シーブ54、第九シーブ群90の後端側の左端第2シーブ96を経由して双頭シリンダ式の傾転装置114のシリンダ左端部に接続される。また、第7のロープ77は、第九シーブ群90の後端側の右端第1シーブ97、第五シーブ群50の後端側の右端後方のシーブ57、第四シーブ群40の後端側の右端シーブ43、第五シーブ群50の右端前方シーブ53、第九シーブ群90の後端側の右端第2シーブ98を経由して双頭シリンダ式の傾転装置114のシリンダ右端部に接続される。
従って、シーブ44,54間に掛け渡されたロープ73と、シーブ43,53間に掛け渡されたロープ77は、吊り具8側が開くようになっている。
この際、図3に示すように、シーブ12とシーブ21の水平距離をL1、シーブ11とシーブ22の水平距離をL2とし、図4に示すように、シーブ14とシーブ24の水平距離をL6、シーブ13とシーブ23の水平距離をL5とし、図5に示すように、シーブ41とシーブ51の水平距離をL8、シーブ42とシーブ52の水平距離をL4とし、図6に示すように、シーブ44とシーブ54の水平距離をL3、シーブ43とシーブ53の水平距離をL7とすると、L1〜L7は、次のように、設定されている。
すなわち、
L1=L2=L3=L4=L5=L6=L7=L8
と設定されている。
L1=L2=L3=L4=L5=L6=L7=L8
と設定されている。
ここで、トロリー側のシーブ群20,50と吊り具8のシーブ群10,40の高さ方向の距離Sを同一とすると、トロリー側のシーブ群20,50と吊り具8のシーブ群10,40の間に掛け渡された全てロープ71〜78の傾斜又は傾斜度が同じになり、同一のトラス構造を形成する。
従って、吊り具8及び吊り具8に把持された吊り具の振れを抑制する抑制力が大になる一方、吊り具8及び吊り具8に把持された吊り具をシフト及びスキューさせる制御力も高くなる。
図7に示すように、双頭シリンダ式の傾転装置111〜114は、電動モータ119によって双頭シリンダ120を前後にスライドさせる構造になっている。傾転装置111〜114は、トロリー上に水平に設置されるが、設置場所としては、傾転装置111は、吊り具8の長手方向の前端部側に相当する箇所に設置され、傾転装置112は、吊り具8の長手方向の後端部側に相当する箇所に設置される。他方、傾転装置113は、吊り具8の横手方向の前端部側に相当する箇所に設置され、傾転装置114は、吊り具8の横手方向の後端部側にに相当する箇所設置される。
この発明は、上記のようなロープ掛け構造を採用しているから、搬送中のコンテナの振れがほとんど発生しない。その上、上記傾転装置111,112の双頭シリンダ120を前方又は後方に水平にスライドさせると、吊り具8又は吊り具8に把持された吊り具(コンテナ)を吊り具8の横手方向(横行方向)にシフトさせることができる。
また、上記傾転装置113,114の双頭シリンダ120を前方又は後方にスライドさせると、吊り具8又は吊り具8に把持された吊り具(コンテナ)を吊り具8の長手方向にシフトさせることができる。また、上記傾転装置111〜114の双頭シリンダ120を平面視で時計方向又は反時計方向にスライドさせると、吊り具中心の垂直軸を軸にして吊り具8又は吊り具8に把持された吊り具をスキューさせることができる。
上記傾転装置111〜114は、2本1組のロープの張力差分の力で吊り具8又は吊り具8に把持された吊り荷をシフト及びスキュー可能であるから小型化可能である。また、2本1組のロープの張力差分の動力で吊り具8又は吊り具8に把持された吊り荷のシフト及びスキューを行うことができるので、応答性も向上する。
また、吊り具8上の第一シーブ群10のシーブ11〜14と,第四シーブ群40のシーブ41〜44が吊り具8の長手方向の両端部に集約されるため、吊り具8の軽量化、低価格化を図ることができる。
8 吊り具
16 ドラム
71/72,75/76,74/78,73/77 2本1組のロープ
L 水平距離
16 ドラム
71/72,75/76,74/78,73/77 2本1組のロープ
L 水平距離
Claims (4)
- 回転駆動可能な一本のドラム及び回転可能な複数のシーブを備えたトロリーと、該トロリーのシーブに向けてロープを折り返す回転可能な複数のシーブを長手方向の両端部に備えた吊り具と、前記ドラムより引き出されて吊り具上のシーブとトロリー上のシーブとの間に掛け渡された複数本のロープよりなるクレーンのロープ掛け構造において、
前記吊り具の長手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、前記ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、トロリー側が開くように掛け渡し、前記吊り具の横手方向の両端部に想定したロープ巻き掛け仮想面では、前記ドラムより引き出した2本1組のロープがトロリーと吊り具上のシーブ間を往復し、各ロープの掛かったシーブの水平距離を同一とするとともに、吊り具側が開くように掛け渡すことを特徴とするクレーンのロープ掛け構造。 - トロリーの中央部に設けたドラムと、軸芯がドラムの軸芯と直交する方向で、且つ、吊り具の長手方向の両端部中央に設けた第一シーブ群と、軸芯が第一シーブ群のシーブの軸芯と平行で、且つ、トロリーの四隅に設けた第二シーブ群と、軸芯が第一シーブ群のシーブの軸芯と直交し、且つ、吊り具の四隅に設けた第四シーブ群と、軸芯がドラムの軸芯と平行で、且つ、トロリーの中央部付近に設けられた第五シーブ群と、シーブ面がトロリー上面と平行で、且つ、第二シーブ群に付随する第八シーブ群と、シーブ面がトロリー上面と平行で、且つ、第五シーブ群に付随する第九シーブ群とを備え、
前記ドラムから第八、第二、第一及び第二のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第1,第2の1組のロープと、同じく前記ドラムから第八、第二、第一及び第二のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第5,第6の1組のロープと、前記ドラムから第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第4,第8の1組のロープと、同じく前記ドラムから第九、第五、第四、第五及び第九のシーブ群を経由して吊り具を吊支する第3,第7の1組のロープとを備えたことを特徴とする請求項1記載のクレーンのロープ掛け構造。 - 2本1組のロープの反ドラム側のロープ端をそれぞれ直接又は間接的に接続し、その接続点を傾転装置で水平方向に移動させることにより、前記吊り具又は吊り具に保持された吊り荷をシフト及びスキュー可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のクレーンのロープ掛け構造。
- ドラムと吊り具の間に掛け渡したロープを支えるロープ両端のシーブについて、トロリー側の直径及び吊り具側の直径を同一とすることを特徴とする請求項1、2又は3記載のクレーンのロープ掛け構造。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120605 |