JP2011006245A - コンテナクレーンのロープ掛け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造がシンプルで振れ止め性能が高く、高揚程に対応し得るコンテナクレーンのロープ掛け構造。
【解決手段】吊り具7の長手方向の両端部7a,7cに想定したロープ掛け仮想面では、ブーム5に沿わせた最外端と中央の2本のロープ81 (82 ),83 (84 )を、トロリー6側のシーブと吊り具7側のシーブの間で夫々一つの1次三角形A’,B’を形成するように掛け渡し、吊り具7の横手方向の両端部7b,7dに想定したロープ掛け仮想面では、ブーム5に沿わせた最内端のロープ85 ,86 を、トロリー側のシーブと吊り具側のシーブの間で夫々一つの1次三角形C’,D’を形成するように掛け渡し、かつ、1次三角形A’〜D’の底辺Yを支持しているトロリー6側の二つのシーブの支持軸間を二分する鉛直線91〜94によって二分された2次三角形a〜hを全て合同にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロープの配置をトラス構造とすることにより高い振れ止め性能を持つコンテナクレーンのロープ掛け構造に関するものである。
岸壁に設置され、かつ、巻き上げ装置を機械室内に設けたコンテナクレーンとしては、吊り具の振れを解消するために、油圧式の振れ止め装置を備えたり、或いは、トロリーの位置を電気的に制御するようにした発明がある(例えば、特許文献1及び2参照。)。
前者の場合は、ガーダの端部に設置されたガーダエンドシーブと、各ガーダエンドシーブに連結された油圧シリンダとを備え、前記油圧シリンダが、吊り具の振れによって生じるガーダエンドシーブの変位に対して受動的に作動して吊り具の振れを減衰させるダンパとしての機能と、能動的に作動してガーダエンドシーブを変位させることによって吊り具の姿勢を変化させるアクチュエータとしての機能とを兼ね備えた振れ止め装置を備えているが、油圧式のため、重量が嵩む一方、メンテナンスが面倒である。
他方、後者の場合は、トロリーの停止位置で荷振れが停止するように、トロリー速度を調整しているため、トロリーと一緒に運転席の位置が移動するとともに、トロリーの動きがオペレータの操作と異なる動きとなるため、不評であった。
特開2004−269136号公報 特開平9−156876号公報
本発明は、構造がシンプルで低コストである一方、振れ止め性能が高く、高揚程に対応し得るコンテナクレーンのロープ掛け構造を提供することにある。
(1)本発明に係るコンテナクレーンのロープ掛け構造は、ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端と中央の2本のワイヤーロープを、これらのワイヤーロープがトロリー側のシーブと吊り具側のシーブとの間で一つの1次三角形を形成するように掛け渡し、前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、各ワイヤーロープがトロリー側のシーブと吊り具側のシーブとの間で一つの1次三角形を形成するように掛け渡し、且つ、1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの支持軸間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするものである。
(2)本発明に係るコンテナクレーンのロープ掛け構造は、ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端のワイヤーロープを、トロリーの海側に設けた第1シーブ群と吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群との間に斜めに掛け渡すとともに、前記ブームに沿わせた中央のワイヤーロープを、トロリーの陸側に設けた第1シーブ群と吊り具の長手方向の端部中央に設けた前記第2シーブ群との間に斜めに掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、
前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、トロリーに設けた左右一対の第3シーブと吊り具の横手方向の端部中央に設けた第4シーブとの間に掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、且つ、1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの軸芯間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするものである。
(3)本発明に係るコンテナクレーンのロープ掛け構造は、ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端のワイヤーロープを、トロリーの海側に設けた第1シーブ群の前面側のシーブと、吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群の前面側のシーブと、第1シーブ群の背面側のシーブとの間に斜めに掛け渡すとともに、前記ブームに沿わせた中央のワイヤーロープを、トロリーの陸側に設けた第1シーブ群の前面側のシーブと、吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群の背面側のシーブと、第1シーブ群の背面側のシーブとの間に斜めに掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、
前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、トロリーに設けた左右一対の第3シーブと吊り具の横手方向の端部中央に設けた第4シーブの間に掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、且つ、前記1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの軸芯間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするものである。
(4)本発明に係るコンテナクレーンのロープ掛け構造は、上記(1)、(2)又は(3)において、2次三角形を構成する斜辺の両端に位置するシーブを全て同一直径とすることを特徴とするものである。
本発明によれば、ワイヤーロープの配置が全てトラス構造となり、高い振れ止め性能を持つようになった。特に、吊り具の長手方向の端部中央に設けたシーブ群を同軸とすることにより、高い振れ止め性能を持たせることができるようになった。
また、本発明によれば、ワイヤーロープが構成する全ての2次三角形を合同とすることにより、吊り具の巻き下げ、巻き上げを行なってもワイヤーロープが弛まないようになった。このため、ロープの弛みを吸収する特別な機構を持たなくても高揚程に、十分、適応するものとなった。
更に、本発明によれば、2次三角形を構成する斜辺の両端に位置するシーブを全て同一直径とすることにより、吊り具の巻き下げ、巻き上げを行なってもワイヤーロープが弛まないようになる。
コンテナクレーンの側面図である。 本発明に係るロープ掛け構造を示す斜視図である。 吊り具を矢印A方向から見た場合のロープ掛け構造説明図である。 吊り具を矢印C方向から見た場合のロープ掛け構造説明図である。 吊り具を矢印B方向から見た場合のロープ掛け構造説明図である。 吊り具を矢印D方向から見た場合のロープ掛け構造説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1に示すように、コンテナクレーン1は、主として、岸壁Gに沿って移動可能なクレーン本体2、クレーン本体2から陸側に向けて張り出したガーダ3、ガーダ3の陸側端に設けたガーダエンドシーブ4、ガーダ3の海側に設けたブーム5、ブーム5とガーダ3の間を横行するトロリー6およびトロリー6から吊り下げられた吊り具7より構成されている。
更に、上記コンテナクレーン1は、機械室50内のドラム51から引き出したワイヤーロープ(以下、ロープと称する。)8を、ガーダエンドシーブ4を経由してトロリー6に設けたシーブ群10と吊り具7に設けたシーブ20群との間に巻き掛けるとともに、その先端部をブーム5の海側端に装着させている。図中、符号9は、吊り具7に把持されたコンテナを示している。
図2に示すように、吊り具7は、その長手方向の両端部7a,7cの中央に第2シーブ群20a,20bを具備している。吊り具7の長手方向の一端部7aに設けた第2シーブ群20aは、前後二枚のシーブ21,22からなり、シーブ21の背後にシーブ22を設けている。これらのシーブ21,22は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸61によって回転自在に支持されている。
また、吊り具7の長手方向の他端部7cに設置した第2シーブ群20bは、前後二枚のシーブ23, 24からなり、シーブ23の背後にシーブ24を設けている。これらのシーブ23,24は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸62によって回転自在に支持されている。
更に、吊り具7の横手方向の両端部7b,7dの中央に第4シーブ41,42を具備している。吊り具7の横手方向の一端部7bに設けた第4シーブ41は、吊り具7の横手方向と平行な支持軸63によって回転自在に支持され、吊り具7の横手方向の他端部7dに設けた第4シーブ42は、吊り具7の横手方向と平行な支持軸64によって回転自在に支持されている。
他方、トロリー6は、その四隅近傍に第1シーブ群10a,10b,10c,10dを備えている。第1シーブ群10d,10aは、トロリー6の海側に設けられ、第1シーブ群10c,10bは、トロリー6の陸側に設けられている。その上、第1シーブ群10a,10bは、トロリー6の右側に設けられ、第1シーブ群10c,10dは、トロリー6の左側に設けられている。
第1シーブ群10dは、前後二枚のシーブ17,18からなり、シーブ17の背後にシーブ18を設けている。これらのシーブ17,18は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸68によって回転自在に支持されている。また、第1シーブ群10aは、前後二枚のシーブ11,12からなり、シーブ11の背後にシーブ12を設けている。これらのシーブ11,12は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸65によって回転自在に支持されている。
他方、第1シーブ群10cは、前後二枚のシーブ15,16からなり、シーブ15の背後にシーブ16を設けている。これらのシーブ15,16は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸67によって回転自在に支持されている。また、第1シーブ群10bは、前後二枚のシーブ13,14からなり、シーブ13の背後にシーブ14を設けている。これらのシーブ13,14は、吊り具7の長手方向と平行な支持軸66によって回転自在に支持されている。
更に、トロリー6は、四つの第1シーブ群10a,10b,10c,10dによって囲まれた区域内に四つの第3シーブ31,32,33,34と、ロープ85 ,86 をL字状に支持する四個のガイドシーブ51,52,53,54を具備している。
すなわち、吊り具7の横手方向の一端部7bに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、トロリー6の走行方向に対して直交する方向に所定の間隔を隔てて一対の第3シーブ32,31を設け、吊り具7の横手方向の他端部7dに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、トロリー6の走行方向に対して直交する方向に所定の間隔を隔てて一対の第3シーブ33,34を設けている。第3シーブ31,33は、トロリー6の右側に位置し、第3シーブ32,34は、トロリー6の左側に位置している。これらの第3シーブ31,32,33,34は、トロリー6の走行方向と平行な支持軸71,72,73,74によって回転自在に支持されている。
他方、ガイドシーブ51は、第3シーブ32の近傍に設けられ、ガイドシーブ52は、第3シーブ31の近傍に設けられている。また、ガイドシーブ53は、第3シーブ34の近傍に設けられ、ガイドシーブ54は、第3シーブ33の近傍に設けられている。その上、ガイドシーブ51,52,53,54は、鉛直方向の支持軸81,82,83,84に回転自在に設けられている。
次に、図2を用いて、ドラム51から引き出された6本のロープ81 ,82 ,83 ,84 ,85 ,86 のロープ掛け方法について説明する。尚、矢印Uはブーム先端方向(海側)、矢印Lはガーダ後端方向(陸側)を示している。
(1)吊り具7の長手方向の一端部7aに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、ブーム5に沿わせた最外端の第1ロープ81 を、第1シーブ群10aの前面側のシーブ11→第2シーブ群20aの前面側のシーブ21→第1シーブ群10aの背面側のシーブ12の順に掛け渡す。更に、ブーム5に沿わせた中央の第3ロープ83 を、第1シーブ群10bの前面側のシーブ13→第2シーブ群20aの背面側のシーブ22→第1シーブ群10bの背面側のシーブ14の順に掛け渡して1次三角形A’を形成する。
(2)吊り具7の長手方向の他端部7cに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、ブーム5に沿わせた最外端の第2ロープ82 を、第1シーブ群10dの前面側のシーブ17→第2シーブ群20bの前面側のシーブ23→第1シーブ群10dの背面側のシーブ18の順に掛け渡す。更に、ブーム5に沿わせた中央の第4ロープ84 を、第1シーブ群10cの前面側のシーブ15→第2シーブ群20bの背面側のシーブ24→第1シーブ群10cの背面側のシーブ16の順に掛け渡して1次三角形B’を形成する。
従って、第1ロープ81 及び第2ロープ82 は、ガーダー3及びブーム5の中心Oに対して左右対称であり、また、第3ロープ83 及び第4ロープ84 もガーダー3及びブーム5の中心Oに対して左右対称になっている。
(3)他方、吊り具7の横手方向の一端部7bに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、ブーム5に沿わせた最内端の第5ロープ85 を、ガイドシーブ51→第3シーブ31→第4シーブ41→第3シーブ32→ガイドシーブ52の順に掛け渡して1次三角形C’を形成する。
(4)また、吊り具7の横手方向の一端部7dに想定したロープ掛け仮想面(図示せず)では、ブーム5に沿わせた最内端の第6ロープ86 を、ガイドシーブ53→第3シーブ33→第4シーブ42→第3シーブ34→ガイドシーブ54の順に掛け渡して1次三角形D’を形成する。
図3は、吊り具7を矢印Aの方向から見た場合のロープ掛け構造説明図であり、1次三角形A’は、その底辺Yを支持しているトロリー側の二つのシーブ11(12),13(14)の支持軸65,66間を二分する鉛直線91によって二分され、二つの2次三角形a,bとなる。
図4は、吊り具7を矢印Cの方向から見た場合のロープ掛け構造説明図であり、1次三角形B’は、その底辺Yを支持しているトロリー側の二つのシーブ15(16),17(18)の支持軸67,68間を二分する鉛直線92によって二分され、二つの2次三角形c,dとなる。
図5は、吊り具7を矢印Bの方向から見た場合のロープ掛け構造説明図であり、1次三角形C’は、その底辺Yを支持しているトロリー側の二つのシーブ31,32の支持軸71,72間を二分する鉛直線93によって二分され、二つの2次三角形e,fとなる。
図6は、吊り具7を矢印Dの方向から見た場合のロープ掛け構造説明図であり、1次三角形D’は、その底辺Yを支持しているトロリー側の二つのシーブ33,34の支持軸73,74間を二分する鉛直線94によって二分され、二つの2次三角形g,hとなる。
上記の2次三角形a〜hは、斜辺x1〜x8、底辺y1〜y8、鉛直辺z1〜z8が次式(1)、(2)、(3)を満たすことから全ての2次三角形a〜hが合同となる。
x1=x2=x3=x4=x5=x6=x7=x8 ・・・・ (1)
y1=y2=y3=y4=y5=y6=y7=y8 ・・・・ (2)
z1=z 2=z3=z4=z5=z6=z7=z8 ・・・・ (3)
この際、2次三角形aを構成する斜辺x1の両端に位置するシーブ11(12),21の直径、2次三角形bを構成する斜辺x2の両端に位置するシーブ13(14),22の直径、2次三角形cを構成する斜辺x3の両端に位置するシーブ15(16),24の直径、2次三角形dを構成する斜辺x4の両端に位置するシーブ17(18),23の直径、2次三角形eを構成する斜辺x5の両端に位置するシーブ31,41の直径、2次三角形fを構成する斜辺x6の両端に位置するシーブ32,41の直径、2次三角形gを構成する斜辺x7の両端に位置するシーブ34,42の直径、2次三角形hを構成する斜辺x8の両端に位置するシーブ33,42の直径を全て同一直径とすることが重要である。
上記のように、2次三角形a〜hを構成する斜辺x1〜x8の両端に位置するシーブの直径を全て同一直径とすることにより、吊り具7の巻き下げ巻き上げを行なってもワイヤーロープが弛まないようになる。
シーブ直径が異なった場合、シーブ上のロープ巻き付け角度が同じように変化しても、巻きついたロープの長さに差が出てしまうので、結果として、各ロープの長さに差が出てしまう。このロープの長さの差で弛みが発生するので、弛ませないためにシーブ直径は同一でなければならない。ここで、ロープ巻き付け角度とは、シーブにロープがどれだけ巻きついているかを角度で示したものである。
A’〜D’ 1次三角形
a〜h 2次三角形
5 ブーム
7 吊り具
1 〜86 ワイヤーロープ
91〜94 鉛直線

Claims (4)

  1. ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
    前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端と中央の2本のワイヤーロープを、これらのワイヤーロープがトロリー側のシーブと吊り具側のシーブとの間で一つの1次三角形を形成するように掛け渡し、 前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、各ワイヤーロープがトロリー側のシーブと吊り具側のシーブとの間で一つの1次三角形を形成するように掛け渡し、且つ、1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの支持軸間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするコンテナクレーンのロープ掛け構造。
  2. ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
    前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端のワイヤーロープを、トロリーの海側に設けた第1シーブ群と吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群との間に斜めに掛け渡すとともに、前記ブームに沿わせた中央のワイヤーロープを、トロリーの陸側に設けた第1シーブ群と吊り具の長手方向の端部中央に設けた前記第2シーブ群との間に斜めに掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、
    前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、トロリーに設けた左右一対の第3シーブと吊り具の横手方向の端部中央に設けた第4シーブとの間に掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、且つ、1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの軸芯間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするコンテナクレーンのロープ掛け構造。
  3. ドラムから引き出した複数のワイヤーロープをそれぞれガーダエンドシーブと、トロリー側のシーブ及び吊り具側のシーブを経てブームの先端に装着させたコンテナクレーンにおいて、
    前記吊り具の長手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最外端のワイヤーロープを、トロリーの海側に設けた第1シーブ群の前面側のシーブと、吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群の前面側のシーブと、第1シーブ群の背面側のシーブとの間に斜めに掛け渡すとともに、前記ブームに沿わせた中央のワイヤーロープを、トロリーの陸側に設けた第1シーブ群の前面側のシーブと、吊り具の長手方向の端部中央に設けた第2シーブ群の背面側のシーブと、第1シーブ群の背面側のシーブとの間に斜めに掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、
    前記吊り具の横手方向の両端部に想定したそれぞれのロープ掛け仮想面では、前記ブームに沿わせた最内端のワイヤーロープを、トロリーに設けた左右一対の第3シーブと吊り具の横手方向の端部中央に設けた第4シーブの間に掛け渡してそれぞれ一つの1次三角形を形成し、且つ、前記1次三角形の底辺を支持しているトロリー側の二つのシーブの軸芯間を二分する鉛直線によって二分された2次三角形を全て合同にすることを特徴とするコンテナクレーンのロープ掛け構造。
  4. 1次三角形又は2次三角形を構成する斜辺の両端に位置するシーブを全て同一直径とすることを特徴とする請求項1、2又は3記載のコンテナクレーンのロープ掛け構造。
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