JPH10203774A - クレーンのワイヤリービング構造 - Google Patents

クレーンのワイヤリービング構造

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JPH10203774A
JPH10203774A JP725597A JP725597A JPH10203774A JP H10203774 A JPH10203774 A JP H10203774A JP 725597 A JP725597 A JP 725597A JP 725597 A JP725597 A JP 725597A JP H10203774 A JPH10203774 A JP H10203774A
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基之 藤井
Toshiyuki Fujii
俊行 藤井
Takeshi Omura
武志 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送時の横揺れを抑えて吊荷の着床精度を向
上させることができるクレーンのワイヤリービング構造
を提供する。 【解決手段】 トロリ1に設けられたドラム11と、ト
ロリ1の四隅近傍に各々設けられ且つ上下方向へ軸心を
向けたシーブ21a〜21dと、トロリ1の四隅近傍に
各々設けられ且つトロリ1の走行方向へ軸心を向けたシ
ーブ22a〜22dと、トロリ1の走行方向両端側に各
々対をなすようにして設けられ且つトロリ1の横行方向
へ軸心を向けたシーブ23a〜23dと、ドラム11に
巻き付けられ且つ対応するシーブ21a〜21d,22
a〜22dを各々経由してスプレッダ2の横行方向中央
部分を吊支する四本のワイヤ31a〜31dと、ドラム
11に巻き付けられ且つ対応するシーブ23a〜23d
を各々経由してスプレッダ2の走行方向中央部分を吊支
する四本のワイヤ32a〜32dとを備えてなること
で、ワイヤ31a〜31d,32a〜32dをトラス状
に組むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンのワイヤ
リービング構造に関し、特に、トランスファクレーンな
どに適用すると有効なものである。
【0002】
【従来の技術】トランスファクレーンなどの従来のワイ
ヤリービング構造を図10を用いて説明する。なお、図
10は、その全体概略構造を表す斜視図である。図10
において、1はトロリ、2はスプレッダ(吊具)、11
1はドラム、112、113は補助ドラム、121a,
121b,122a〜122dはシーブ、123a,1
23b,123a〜123dは補助シーブ、131a〜
131dはワイヤ、132a〜132dは補助ロープ、
100は吊荷(コンテナ)である。
【0003】ドラム111は、軸心方向をトロリ1の横
行方向へ向けるようにして当該トロリ1上の走行方向一
端側に回転可能に設けられている。補助ドラム112,
113は、軸心方向をトロリ1の横行方向へ向けるよう
にして当該トロリ1上の走行方向中央部分に回転可能に
設けられている。
【0004】シーブ121a,121bは、軸心方向を
トロリ1の横行方向へ向けるようにして当該トロリ1の
走行方向他端側に回転可能に設けられており、当該トロ
リ1の走行方向一端側には、軸心方向をトロリ1の横行
方向へ向けた図示しない二つのシーブが回転可能に設け
られている。シーブ122a〜122dは、軸心方向を
トロリ1の横行方向へ向けるようにして上記スプレッダ
2のヘッドブロック2a上の四隅近傍に各々回転可能に
設けられている。
【0005】補助シーブ123a,123bは、軸心方
向を上下方向へ向けるようにして上記トロリ1上の走行
方向他端側に回転可能に設けられており、当該トロリ1
の走行方向一端側には、軸心方向を上下方向へ向けた図
示しない二つの補助シーブが回転可能に設けられてい
る。補助シーブ124a〜124dは、軸心方向をトロ
リ1の走行方向へ向けるようにして当該トロリ1の四隅
近傍に各々回転可能に設けられている。
【0006】ワイヤ131a〜131dは、前記ドラム
111に巻き付けられ、各先端が、対応する上記シーブ
121a,121bおよび図示しない前記シーブを経由
してから、対応する上記シーブ122a〜122dを経
由した後、トロリ1の下面にそれぞれ固定されている。
【0007】補助ロープ132a,132cは、前記補
助ドラム112に巻き付けられ、各先端が、対応する上
記補助シーブ123a,123cを経由してから、対応
する上記補助シーブ124a,124cを経由した後、
スプレッダ2のヘッドブロック2aにそれぞれ固定され
ている。補助ロープ132b,132dは、前記補助ド
ラム113に巻き付けられ、各先端が、対応する図示し
ない前記補助シーブを経由してから、対応する上記補助
シーブ124b,124dを経由した後、スプレッダ2
のヘッドブロック2aにそれぞれ固定されている。
【0008】つまり、ドラム111を回転させてワイヤ
131a〜131dを送り出したり巻き取ったりするこ
とにより、スプレッダ2を介して吊荷100を下降させ
たり上昇させたりすることができる一方、補助ドラム1
12,113を回転させて補助ロープ132a〜132
dを送り出したり巻き取ったりすることにより、スプレ
ッダ2を介して吊荷100の揺れを防止することができ
るようになっているのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のワイヤリービング構造では、横行方向の
剛性が小さいため、図10に示すように、搬送時に吊荷
100が横揺れしやすく、吊荷100の着床精度が低下
しやすいだけでなく、前記補助ロープ132a〜132
dの保守管理が煩雑で手間を要していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明によるクレーンのワイヤリービ
ング構造は、トロリの中央部分に駆動回転可能に設けら
れたドラムと、前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、
上下方向へ軸心を向けた第一のシーブと、前記トロリの
四隅近傍に各々設けられ、前記ドラムおよび前記第一の
シーブの軸心方向と交差する方向へ軸心を向けた第二の
シーブと、前記トロリの前記ドラムを挟む両端側に各々
対をなすようにして設けられ、当該ドラムの軸心方向に
沿う方向へ軸心を向けた第三のシーブと、前記ドラムに
巻き付けられ、対応する前記第一および前記第二のシー
ブを各々経由して吊具を吊支する四本の第一のワイヤ
と、前記ドラムに巻き付けられ、対応する前記第三のシ
ーブを各々経由して前記吊具を吊支する四本の第二のワ
イヤとを備えてなり、前記第一のワイヤが前記吊具の前
記ドラムの軸心方向中央部分近傍をそれぞれ吊支し、前
記第二のワイヤが前記吊具の前記第二のシーブの軸心方
向中央部分近傍をそれぞれ吊支していることを特徴とす
る。
【0011】前述した課題を解決するための、第二番目
の発明によるクレーンのワイヤリービング構造は、トロ
リの一端側と他端側とに駆動回転可能に各々設けられた
対をなすドラムと、前記トロリの四隅近傍に各々設けら
れ、前記ドラムの軸心方向に沿う方向へ軸心を向けた第
一のシーブと、前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、
上下方向および前記ドラムの軸心方向と交差する方向へ
軸心を向けた第二のシーブと、前記トロリの一端側と他
端側とに各々対をなすようにして設けられ、前記ドラム
の軸心方向に沿う方向へ軸心を向けた第三のシーブと、
吊具の一方の一端側と他端側との当該吊具の他方の一端
側と他端側とを結ぶ方向の中央部分近傍に各々設けら
れ、当該吊具の上記一方の一端側と他端側とを結ぶ方向
へ軸心を向けた第四のシーブと、前記吊具の前記他方の
一端側と他端側との当該吊具の前記一方の一端側と他端
側とを結ぶ方向の中央部分近傍に各々設けられ、当該吊
具の上記他方の一端側と他端側とを結ぶ方向へ軸心を向
けた第五のシーブと、前記トロリの一端側の前記ドラム
に一端側が巻き付けられると共に当該トロリの他端側の
前記ドラムに他端側が巻き付けられ、対応する前記第
一、前記第二および前記第四のシーブをたすき掛け状に
各々経由して前記吊具を吊支する二本の第一のワイヤ
と、前記トロリの一端側の前記ドラムに一端側が巻き付
けられると共に当該トロリの他端側の前記ドラムに他端
側が巻き付けられ、対応する前記第三および前記第五の
シーブをたすき掛け状に各々経由して前記吊具を吊支す
る二本の第二のワイヤとを備えてなることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】第一番目の発明によるクレーンの
ワイヤリービング構造の実施の形態を図1〜4を用いて
説明する。なお、図1は、その全体概略構造を表す斜視
図、図2は、図1の概略平面図、図3は、図2のB部側
(横行方向側)からの概略側面図、図4は、図2のA部
側(走行方向側)からの概略正面図である。
【0013】図1〜4において、1はトロリ、2はスプ
レッダ(吊具)、11はドラム、21a〜21d,22
a〜22d,23a〜23dはシーブ、31a〜31
d,32a〜32dはワイヤ、100は吊荷(コンテ
ナ)である。
【0014】ドラム11は、軸心方向をトロリ1の横行
方向(B−D方向)へ向けるようにして当該トロリ1上
の走行方向(A−C方向)中央部分に回転可能に設けら
れている。
【0015】第一のシーブであるシーブ21a〜21d
は、軸心方向を上下方向へ向けるようにしてトロリ1の
四隅近傍に回転可能に各々配設されている。第二のシー
ブであるシーブ22a〜22dは、軸心方向をドラム1
1および上記シーブ21a〜21dの軸心方向と直交す
る方向、すなわち、トロリ1の走行方向(A−C方向)
へ向けるようにして当該トロリ1の四隅近傍に回転可能
に各々配設されている。第三のシーブであるシーブ23
a〜23dは、軸心方向をドラム11の軸心方向に沿う
方向、すなわち、トロリ1の横行方向(B−D方向)へ
向けて当該トロリ1の走行方向(A−C方向)両端側に
対をなすようにして回転可能に各々配設されている。
【0016】一本目の第一のワイヤであるワイヤ31a
は、ドラム11に巻き付けられ、シーブ21aを経由し
てからシーブ22aを経由した後、その先端がスプレッ
ダ2のヘッドブロック2aの走行方向(A−C方向)一
端側(A部側)の中央部分に固定されている。二本目の
第一のワイヤであるワイヤ31bは、ドラム11に巻き
付けられ、シーブ21bを経由してからシーブ22bを
経由した後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロック
2aの走行方向(A−C方向)一端側(A部側)の中央
部分に固定されている。
【0017】三本目の第一のワイヤであるワイヤ31c
は、ドラム11に巻き付けられ、シーブ21cを経由し
てからシーブ22cを経由した後、その先端がスプレッ
ダ2のヘッドブロック2aの走行方向(A−C方向)他
端側(C部側)の中央部分に固定されている。四本目の
第一のワイヤであるワイヤ31dは、ドラム11に巻き
付けられ、シーブ21dを経由してからシーブ22dを
経由した後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロック
2aの走行方向(A−C方向)他端側(C部側)の中央
部分に固定されている。
【0018】一本目の第二のワイヤであるワイヤ32a
は、ドラム11に巻き付けられ、シーブ23aを経由し
た後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロック2aの
横行方向(B−D方向)一端側(B部側)の中央部分近
傍に固定されている。二本目の第二のワイヤであるワイ
ヤ32bは、ドラム11に巻き付けられ、シーブ23b
を経由した後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロッ
ク2aの横行方向(B−D方向)一端側(B部側)の中
央部分近傍に固定されている。
【0019】三本目の第二のワイヤであるワイヤ32c
は、ドラム11に巻き付けられ、シーブ23cを経由し
た後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロック2aの
横行方向(B−D方向)他端側(D部側)の中央部分近
傍に固定されている。四本目の第二のワイヤであるワイ
ヤ32dは、ドラム11に巻き付けられ、シーブ23d
を経由した後、その先端がスプレッダ2のヘッドブロッ
ク2aの横行方向(B−D方向)他端側(D部側)の中
央部分近傍に固定されている。
【0020】つまり、ワイヤ31a〜31d,32a〜
32dがトラス状のリービング構造となるように配向し
ているのである。
【0021】したがって、このようなワイヤリービング
構造によれば、ドラム11を回転させてワイヤ31a〜
31d,32a〜32dを送り出したり巻き取ったりす
ることにより、スプレッダ2を介して吊荷100を下降
させたり上昇させたりすることができるのはもちろんの
こと、ワイヤ31a〜31d,32a〜32dが上述の
ようにトラス状に組まれているので、走行および横行の
両方向共の剛性が大きくなり、搬送時に吊荷100の揺
れを大幅に抑えることができ、吊荷100の着床精度を
大幅に高めることができる。また、従来のような補助ロ
ープを用いる必要がないので、保守管理にかかる手間を
省くことができる。
【0022】第二番目の発明によるクレーンのワイヤリ
ービング構造の実施の形態を図5〜9を用いて説明す
る。なお、図5は、その全体概略構造を表す斜視図、図
6は、図5の概略平面図、図7は、図6のD部側(横行
方向側)からの概略側面図、図8は、図6のA部側(走
行方向側)からの概略正面図、図9は、ワイヤの巻回順
路の説明図である。
【0023】図5〜8において、1はトロリ、2はスプ
レッダ(吊具)、41,42はドラム、51a〜55
a,51b〜55b,56c〜58c,56d〜58d
はシーブ、61a〜61dはワイヤ、100は吊荷(コ
ンテナ)である。
【0024】ドラム41は、軸心方向をトロリ1の横行
方向(B−D方向)へ向けるようにして当該トロリ1上
の走行方向(A−C方向)一端側(C部側)に回転可能
に設けられている。ドラム42は、軸心方向をトロリ1
の横行方向(B−D方向)へ向けるようにして当該トロ
リ1上の走行方向(A−C方向)他端側(A部側)に回
転可能に設けられている。
【0025】シーブ51a,55aは、軸心方向をドラ
ム41,42の軸心方向に沿う方向、すなわち、トロリ
1の横行方向(B−D方向)へ向けるようにして当該ト
ロリ1の走行方向(A−C方向)他端側(A部側)の両
端近傍に回転可能に各々配設されている。シーブ52
a,54aは、二段タイプのものであり、軸心方向を上
下方向およびドラム41,42の軸心方向と直交する方
向、すなわち、トロリ1の走行方向(A−C方向)へ向
けるようにして当該トロリ1の走行方向(A−C方向)
他端側(A部側)の両端近傍に回転可能に各々配設され
ている。シーブ53aは、二段タイプのものであり、軸
心方向をスプレッダ2の一方の一端側と他端側とを結ぶ
方向、すなわち、トロリ1の走行方向(A−C方向)へ
向けるようにしてスプレッダ2のヘッドブロック2a上
の当該トロリ1走行方向(A−C方向)他端側中央部分
に回転可能に配設されている。
【0026】シーブ51b,55bは、軸心方向をドラ
ム41,42の軸心方向に沿う方向、すなわち、トロリ
1の横行方向(B−D方向)へ向けるようにして当該ト
ロリ1の走行方向(A−C方向)一端側(C部側)の両
端近傍に回転可能に各々配設されている。シーブ52
b,54bは、二段タイプのものであり、軸心方向を上
下方向およびドラム41,42の軸心方向と直交する方
向、すなわち、トロリ1の走行方向(A−C方向)へ向
けるようにして当該トロリ1の走行方向(A−C方向)
一端側(C部側)の両端近傍に回転可能に各々配設され
ている。シーブ53bは、二段タイプのものであり、軸
心方向をスプレッダ2の一方の一端側と他端側とを結ぶ
方向、すなわち、トロリ1の走行方向(A−C方向)へ
向けるようにしてスプレッダ2のヘッドブロック2a上
の当該トロリ1走行方向(A−C方向)一端側(C部
側)中央部分に回転可能に配設されている。
【0027】シーブ56c,58dは、二段タイプのも
のであり、軸心方向をドラム41,42の軸心方向に沿
う方向、すなわち、トロリ1の横行方向(B−D方向)
へ向けるようにして当該トロリ1の走行方向(A−C方
向)一端側(C部側)の両端近傍に回転可能に各々配設
されている。シーブ57c,57dは、二段タイプのも
のであり、軸心方向をスプレッダ2の他方の一端側と他
端側とを結ぶ方向、すなわち、トロリ1の横行方向(B
−D方向)へ向けるようにしてスプレッダ2のヘッドブ
ロック2a上の当該トロリ1の横行方向(B−D方向)
両端側中央部分に回転可能に各々配設されている。シー
ブ58c,56dは、二段タイプのものであり、軸心方
向をドラム41,42の軸心方向に沿う方向、すなわ
ち、トロリ1の横行方向(B−D方向)へ向けるように
して当該トロリ1の走行方向(A−C方向)他端側(A
部側)の両端近傍に回転可能に各々配設されている。
【0028】ワイヤ61aは、基端側(一端側)がドラ
ム41に巻き付けられ、シーブ51a〜55aを図9に
示すような順番でたすき掛け状に経由した後、先端(他
端)がドラム42に巻き付けられている。ワイヤ61b
は、基端側(他端側)がドラム42に巻き付けられ、シ
ーブ51b〜55bを図9に示すような順番でたすき掛
け状に経由した後、先端(一端)がドラム41に巻き付
けられている。
【0029】ワイヤ61cは、基端側(一端側)がドラ
ム41に巻き付けられ、シーブ56c〜58cを図9に
示すような順番でたすき掛け状に経由した後、先端(他
端)がドラム42に巻き付けられている。ワイヤ61d
は、基端側(他端側)がドラム42に巻き付けられ、シ
ーブ56d〜58dを図9に示すような順番でたすき掛
け状に経由した後、先端(一端)がドラム41に巻き付
けられている。
【0030】つまり、本実施の形態では、第一のシーブ
がシーブ51a,51b,55a,55bであり、第二
のシーブがシーブ52a,52b,54a,54bであ
り、第三のシーブがシーブ56c,56d,58c,5
8dであり、第四のシーブがシーブ53a,53bであ
り、第五のシーブがシーブ57c,57dであり、第一
のワイヤがワイヤ61a,61bであり、第二のワイヤ
がワイヤ61c,61dとなっているのである。
【0031】このため、前述した実施の形態と同様に、
ワイヤ61a〜61dがトラス状のリービング構造をな
すように配向しているのである。
【0032】したがって、このようなワイヤリービング
構造によれば、ドラム41,42を回転させてワイヤ6
1a〜61dを送り出したり巻き取ったりすることによ
り、前述した実施の形態と同様に、スプレッダ2を介し
て吊荷100を下降させたり上昇させたりすることがで
きるのはもちろんのこと、ワイヤ61a〜61dが上述
のようにトラス状に組まれているので、前述した実施の
形態と同様に、走行および横行の両方向共の剛性が大き
くなり、搬送時に吊荷100の揺れを大幅に抑えること
ができ、吊荷100の着床精度を大幅に高めることがで
きる。また、従来のような補助ロープを用いる必要がな
いので、前述した実施の形態と同様に、保守管理にかか
る手間を省くことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のクレーンのワイヤリービング構
造によれば、ワイヤがトラス状に組まれるようになるの
で、走行および横行の両方向共の剛性が大きくなり、搬
送時に吊荷の揺れを大幅に抑えることができ、吊荷の着
床精度を大幅に高めることができる。また、従来のよう
な補助ロープを用いる必要がないので、保守管理にかか
る手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一番目の発明によるクレーンのワイヤリービ
ング構造の実施の形態の全体概略構造を表す斜視図であ
る。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図2のB部側(横行方向側)からの概略側面図
である。
【図4】図2のA部側(走行方向側)からの概略正面図
である。
【図5】第二番目の発明によるクレーンのワイヤリービ
ング構造の実施の形態の全体概略構造を表す斜視図であ
る。
【図6】図5の概略平面図である。
【図7】図6のD部側(横行方向側)からの概略側面図
である。
【図8】図6のA部側(走行方向側)からの概略正面図
である。
【図9】ワイヤの巻回順路の説明図である。
【図10】クレーンの従来のワイヤリービング構造の全
体概略構造を表す斜視図である。
【符号の説明】
1 トロリ 2 スプレッダ(吊具) 11 ドラム 21a〜21d,22a〜22d,23a〜23d シ
ーブ 31a〜31d,32a〜32d ワイヤ 41,42 ドラム 51a〜55a,51b〜55b,56c〜58c,5
6d〜58d シーブ 61a〜61d ワイヤ 100 吊荷(コンテナ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロリの中央部分に駆動回転可能に設け
    られたドラムと、 前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、上下方向へ軸心
    を向けた第一のシーブと、 前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、前記ドラムおよ
    び前記第一のシーブの軸心方向と交差する方向へ軸心を
    向けた第二のシーブと、 前記トロリの前記ドラムを挟む両端側に各々対をなすよ
    うにして設けられ、当該ドラムの軸心方向に沿う方向へ
    軸心を向けた第三のシーブと、 前記ドラムに巻き付けられ、対応する前記第一および前
    記第二のシーブを各々経由して吊具を吊支する四本の第
    一のワイヤと、 前記ドラムに巻き付けられ、対応する前記第三のシーブ
    を各々経由して前記吊具を吊支する四本の第二のワイヤ
    とを備えてなり、 前記第一のワイヤが前記吊具の前記ドラムの軸心方向中
    央部分近傍をそれぞれ吊支し、前記第二のワイヤが前記
    吊具の前記第二のシーブの軸心方向中央部分近傍をそれ
    ぞれ吊支していることを特徴とするクレーンのワイヤリ
    ービング構造。
  2. 【請求項2】 トロリの一端側と他端側とに駆動回転可
    能に各々設けられた対をなすドラムと、 前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、前記ドラムの軸
    心方向に沿う方向へ軸心を向けた第一のシーブと、 前記トロリの四隅近傍に各々設けられ、上下方向および
    前記ドラムの軸心方向と交差する方向へ軸心を向けた第
    二のシーブと、 前記トロリの一端側と他端側とに各々対をなすようにし
    て設けられ、前記ドラムの軸心方向に沿う方向へ軸心を
    向けた第三のシーブと、 吊具の一方の一端側と他端側との当該吊具の他方の一端
    側と他端側とを結ぶ方向の中央部分近傍に各々設けら
    れ、当該吊具の上記一方の一端側と他端側とを結ぶ方向
    へ軸心を向けた第四のシーブと、 前記吊具の前記他方の一端側と他端側との当該吊具の前
    記一方の一端側と他端側とを結ぶ方向の中央部分近傍に
    各々設けられ、当該吊具の上記他方の一端側と他端側と
    を結ぶ方向へ軸心を向けた第五のシーブと、 前記トロリの一端側の前記ドラムに一端側が巻き付けら
    れると共に当該トロリの他端側の前記ドラムに他端側が
    巻き付けられ、対応する前記第一、前記第二および前記
    第四のシーブをたすき掛け状に各々経由して前記吊具を
    吊支する二本の第一のワイヤと、 前記トロリの一端側の前記ドラムに一端側が巻き付けら
    れると共に当該トロリの他端側の前記ドラムに他端側が
    巻き付けられ、対応する前記第三および前記第五のシー
    ブをたすき掛け状に各々経由して前記吊具を吊支する二
    本の第二のワイヤとを備えてなることを特徴とするクレ
    ーンのワイヤリービング構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1085615C (zh) * 1997-09-19 2002-05-29 太原重型机械(集团)有限公司 一种起重机起升机构及钢丝绳的缠绕方法
JP2010275034A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd クレーンのロープ掛け構造
JP2011006245A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd コンテナクレーンのロープ掛け構造
CN104909257A (zh) * 2015-06-03 2015-09-16 中铁九桥工程有限公司 一种用于重件吊装的均衡吊装机构

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