JP6548038B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、コンタクト(以下、端子金具と称する)を収容するハウジングと、端子金具を2次的に係止する2次係止部材(以下、リテーナと称する)とを備えたコネクタが開示されている。ハウジングは、コンタクト収容通路(以下、キャビティと称する)に連通して下面に開口する2次係止部材用開口(以下、装着孔と称する)を有している。リテーナは、ハウジングの下面から装着孔に挿入され、端子金具がキャビティに挿入可能な仮係止位置と、キャビティに挿入された端子金具を抜け止めする本係止位置とに移動可能とされている。
ハウジングには、装着孔の側面を区画する弾性壁が設けられており、弾性壁には、装着孔と連通する仮係止用孔が設けられている。リテーナが仮係止位置にあるときに、リテーナの仮係止突起が仮係止用孔に進入して係止され、リテーナが仮係止位置に保持されるようになっている。
特開2000−67980号公報
ところで、リテーナが仮係止位置に至る過程では、仮係止突起が弾性壁の内面を摺動して、弾性壁が外側に撓み変形させられる。このとき、弾性壁の前後の撓み支点部が仮係止突起に強く引っ張られて応力が集中することにより、最悪の場合、弾性壁が破損に至るおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、装着孔を区画する弾性壁が所定の強度を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、キャビティを有するとともに、前記キャビティに連通する装着孔を有し、前記装着孔が一面に開口するハウジングと、前記装着孔の内側に配置され、前記キャビティ内の端子金具を抜け止めする抜止部を有するリテーナとを備え、前記リテーナは、前記ハウジングの前記一面とは交差する面へ向けて突出する係止突部を有し、前記ハウジングの前記交差する面には、前記装着孔を区画し、前記係止突部と干渉可能な部分を有する弾性壁が設置され、前記弾性壁は、この弾性壁の弾性復帰によって前記係止突部を係止可能に受ける係止受部を有し、前記ハウジングの前記装着孔の内面には、前記リテーナの前記装着孔への誤配置を規制する誤配置識別部が設置され、前記誤配置識別部は、前記弾性壁に設けられたリブ状の部分であるところに特徴を有する。
誤配置識別部が弾性壁に設けられたリブ状の部分であるため、弾性壁の強度を高めることができる。誤配置識別部がリテーナの装着孔への誤配置を規制するのみならず、弾性壁を補強する機能を兼ね備えているため、専用の補強部を設ける必要がなく、その分、構造を簡易にすることができる。
本発明の実施例1のコネクタにおいて、リテーナがハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す斜視図である。 リテーナがハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す側面図である。 リテーナがハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す側面図である。 図2のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 図3の側面視方向の断面図である。 コネクタの底面図である。 リテーナの斜視図である。 リテーナの平面図である。 リテーナの正面図である。 リテーナの側面図である。 ハウジングの底面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記弾性壁の前後の撓み支点部のうち、一方の撓み支点部側に前記誤配置識別部が設置され、他方の撓み支点部側にノッチが設置されているとよい。これによれば、弾性壁が係止突部に押圧されて外側に撓み変形させられる場合に、一方の撓み支点部側では誤配置識別部によって係止突部の引っ張り力に耐えることができ、他方の撓み支点部側ではノッチによって係止突部の引っ張りの影響を小さく抑えることができる。
前記ノッチは、前記弾性壁の内面に設置されているとよい。これによれば、弾性壁が係止突部に押圧されて外側に撓み変形させられる場合に、ノッチが開く方向に引張応力が作用するため、弾性壁の撓み動作が良好になされる。
前記弾性壁の内面には、前記係止突部から逃げる凹部が設置され、前記誤配置識別部は、前記凹部を区画するとよい。これによれば、係止突部が凹部に逃がされることにより、係止突部と弾性壁との干渉を回避することができ、弾性壁の破損を防止することができるとともに、リテーナをハウジングに組み付ける際の作業負担が軽減される。この場合に、誤配置識別部が凹部を区画するため、専用の区画部を設ける必要がなく、その分、構造を簡易にすることができる。
<実施例1>
実施例1を図1〜図12によって説明する。実施例1のコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に装着されるリテーナ60とを備えている。ハウジング10は、図示しない相手ハウジングに嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング10が嵌合開始時に相手ハウジングと向き合う面側を前側とし、上下方向については、図7、図9及び図12を除く各図を基準とする。幅方向は、図4及び図5の左右方向である。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、全体として角ブロック状の形態になっている。ハウジング10には、図12に示すように、前後方向に延出する複数のキャビティ11が設けられている。各キャビティ11には、後方から端子金具90(図4及び図5を参照)が挿入される。キャビティ11の内壁上面には、撓み可能なランス12(同じく図4及び図5を参照)が突出して設けられている。端子金具90は、キャビティ11への正規挿入時にランス12により弾性的に係止されて、一次的に抜け止めされるようになっている。
図1に示すように、ハウジング10の前面は、平板状のフロントマスク13で覆われる。ランス12は、前方をフロントマスク13によって覆われ、外部異物から保護される。フロントマスク13には、各キャビティ11と対応する位置に、図示しない相手ハウジングの雄タブが挿通可能なタブ挿通孔14が設けられている。
ハウジング10の上端部には、レバー収容室15が設けられている。レバー収容室15は、幅方向に細長い空間部分であって、ハウジング10の後面に開口している。レバー収容室15には、一枚板状のレバー16が回動可能に収容されている。レバー16は、相手ハウジングとカム係合し、回転操作によって両ハウジングの嵌合動作を進めるようになっている。
ハウジング10には、図6及び図12に示すように、リテーナ60が挿入される装着孔17が設けられている。装着孔17は、ランス12の後方にあって全キャビティ11と連通し、ハウジング10の下面(一面)に幅方向に細長く開口する形態になっている。
また、ハウジング10は、図12に示すように、幅方向両端に装着孔17の両側面を区画する弾性壁18を有している。弾性壁18は、薄肉の板壁であって、前後の両端部を撓み支点部19F、19Rとして弾性変形可能とされている。弾性壁18の外面は、ハウジング10の側面部分を構成し、周囲の側面部分に段差無く連続する平坦な面形状になっている(図1〜図3を参照)。
ハウジング10の側面には、図1〜図3に示すように、前後方向に平行に延出してハウジング10の後端に開口する第1スリット溝21及び第2スリット溝22が凹設されている。上側に位置する第1スリット溝21は、下側に位置する第2スリット溝22よりも上下方向の溝幅が小さくされている。第1スリット溝21及び第2スリット溝22のそれぞれの深さは、弾性壁18の壁厚(板厚)と同一になっている。
図2及び図3に示すように、第1スリット溝21の前端部は、弾性壁18を前後方向に貫通し、幅方向で装着孔17に連通する係止孔23になっている。同じく、第2スリット溝22の前端部は、弾性壁18を前後方向に貫通し、幅方向で装着孔17に連通する仮係止孔24になっている。係止孔23の前端は、仮係止孔24の前端よりも少し前方に位置している。係止孔23の前端部の下縁は、前端へ向けて上り勾配で湾曲する曲線部25になっている。
本実施例1の場合、上述のとおり、装着孔17の両側面が弾性壁18によって区画され、装着孔17がハウジング10の下面のみに開口する形態になっているため、樹脂成形時に、ハウジング10のうち、装着孔17の前後両側の領域にも、弾性壁18を介して樹脂が良好に行き渡り、成形不良の発生率が低く抑えられる。また、ハウジング10の幅方向両端に弾性壁18が存在するものの、この弾性壁18が薄肉に形成されており、しかもリテーナ60が装着孔17内に挿入されることでハウジング10の側面外方に突出しないため、コネクタの幅寸法が小さく抑えられる。その結果、コネクタの小型化の要請に応えることが可能となる。
続いて、弾性壁18の内面の構造について説明する。弾性壁18の内面には、図6及び図12に示すように、所定の前後幅をもって上下方向に延出し、ハウジング10の下端に開口する凹部26が設けられている。凹部26の前後幅は、リテーナ60の後述する係止突部66の前後幅よりも大きく、凹部26の深さは、係止突部66の突出寸法と同じか又はそれより少し大きくされている。
凹部26の前後中心は、弾性壁18の内面の前後中心に対して後方に偏心している。凹部26の前端は、弾性壁18の前端(装着孔17の前面)よりも後方に位置している。弾性壁18の内面のうち、凹部26の前方の領域は、上下方向に延出するリブ状(四角柱状)の誤配置識別部27になっている。誤配置識別部27は、凹部26の前端を区画し、下端がハウジング10の下面に臨んでいる。
また、凹部26は、係止孔23よりも下方に位置し、係止孔23との間に、前後方向に沿ったリブ状の干渉部29を介在させている。干渉部29の上面は、係止孔23の下面(曲線部25を含む)を構成し、幅方向に沿って配置されている。図4及び図5に示すように、干渉部29の下面は、凹部26の上面を構成し、上り勾配に傾斜する斜面部31を有している。図12に示すように、斜面部31は、リテーナ60の係止突部66と対応する形状で構成されている。
図12に示すように、干渉部29の前端部は、誤配置識別部27に交差して連なっている。干渉部29の後端部は、弾性壁18の後側の撓み支点部19Rと対応する位置にあり、ここに、上下方向に延出するノッチ32が凹設されている。ノッチ32は、断面凹状をなし、干渉部29を上下方向に切り欠くように延出する形態になっている。なお、仮係止孔24は、凹部26の奥面(底面)に開口している。
次に、リテーナ60の構造について説明する。リテーナ60は合成樹脂製であって、全体として板状をなし、図1〜図3に示すように、板厚を前後に向けた状態で、ハウジング10の下方から装着孔17に挿入される。このリテーナ60は、ハウジング10に対し、仮係止位置(図1、図2及び図4を参照)と仮係止位置より上方に変位した本係止位置(図3、図5及び図6を参照)との間を、移動可能に装着される。
リテーナ60は、各キャビティ11と対応する位置に貫通孔61を有している。図8及び図10に示すように、各貫通孔61は、端子金具90を挿通させることが可能な断面略矩形に開口する形態とされている。各貫通孔61の下面には、抜止部62が突出して設けられている。各抜止部62は、各貫通孔61の下面に加え、リテーナ60の上端面にも設けられている。リテーナ60が仮係止位置にあるときには、各抜止部62がキャビティ11から下方に退避して端子金具90のキャビティ11への挿入を許容し、リテーナ60が本係止位置にあるときには、各抜止部62がキャビティ11内に進入して端子金具90に係止可能に配置され、端子金具90のキャビティ11からの抜け出しが規制されるようになっている。
リテーナ60の前面における幅方向中央部の下端側には、突片63が前方に突出して設けられている。図7に示すように、突片63は、幅方向に沿って配置され、ハウジング10の下面における浅底凹状の突片受部33に嵌合可能となっている。
図8〜図10に示すように、リテーナ60の両側面の下部には扁平台状に肉盛りされた形態の基部64が形成されている。リテーナ60の両側面のうち、基部64の前面とその前方の領域とには、図7に示すように、誤配置識別部27を受容可能な断面略L字形の受容部65が形成されている。
また、リテーナ60の両側面には、係止突部66と仮係止突部67とがそれぞれ上下に並んで設けられている。仮係止突部67は、基部64の平坦面から突出する形態になっている。仮係止突部67の突出方向先端は、係止突部66の突出方向先端よりも幅方向外側に配置されている。
仮係止突部67及び係止突部66はいずれも前後方向に延出するリブ状の形態とされ、仮係止突部67のほうが係止突部66よりも一回り大きい形態になっている。仮係止突部67の前端及び係止突部66の前端は前後方向においてほぼ同じ位置に設置されている。一方、仮係止突部67の後端は、係止突部66の後端よりも後方に位置している。
図10に示すように、仮係止突部67の上面は突出方向先端へ向けて下傾する形態とされ、仮係止突部67の下面はほぼ水平に配置されている。図9に示すように、仮係止突部67の前面は突出方向先端へ向けて後傾する形態とされ、仮係止突部67の後面は突出方向先端へ向けて前傾する形態とされている。
図10に示すように、係止突部66の上面は突出方向先端へ向けて下傾する形態とされ、係止突部66の下面は突出方向先端へ向けて上傾する形態とされている。幅方向に対する傾斜角度は、係止突部66の下面のほうが係止突部66の上面よりも急勾配となるように設定されている。係止突部66の突出方向先端は前後方向に沿って略先鋭な形状になっている。
図9に示すように、係止突部66の前面はほぼ垂直に配置されている。一方、係止突部66の後面は突出方向先端へ向けて大きく前傾する逃げ面68になっている。図11に示すように、逃げ面68の前端は、係止突部66の前後中央付近にまで及んでいる。
リテーナ60における係止突部66の幅方向内側の領域には、変位許容孔69が貫通して設けられている。変位許容孔69は、上下方向に長く延出する形態とされ、係止突部66の弾性変位を許容している。
次に、本実施例1のコネクタの作用効果を説明する。
まず、リテーナ60がハウジング10の装着孔17に下方から挿入される。リテーナ60の挿入過程では、受容部65の内側に誤配置識別部27が嵌合状態で進入するとともに、係止突部66が凹部26に進入して逃がされ、係止突部66と弾性壁18との干渉が回避される。リテーナ60の挿入動作が進むと、仮係止突部67が凹部26の奥面を摺動して、弾性壁18の下端部が外側に撓み変形させられる。さらにリテーナ60の挿入動作が進むと、弾性壁18が弾性復帰して、仮係止突部67が仮係止孔24に内側から嵌り込み、リテーナ60が仮係止位置に至る。このとき、図2及び図4に示すように、仮係止突部67が仮係止孔24の下面に当接することにより、リテーナ60が装着孔17から抜け出る方向(下方)へ変位するのが規制される。
また、リテーナ60が仮係止位置に至ったときに、係止突部66が凹部26の上端側に位置して干渉部29の斜面部31に下方から当接することにより、リテーナ60が上方(本係止位置側)へ変位するのが規制される。
一方、リテーナ60がハウジング10に対して前後反転などした不正姿勢をとっていると、リテーナ60の上端角部が誤配置識別部27の下面に当接し、リテーナ60の装着孔17への挿入動作が阻止される。これにより、リテーナ60が不正姿勢をとっていることを検知することができるため、再度、リテーナ60の組み付け作業をやり直すようにする。
リテーナ60が装着孔17に正規姿勢で挿入されて仮係止位置に至った後、各端子金具90がキャビティ11に挿入されランス12によって一次的に抜け止めされる。続いて、リテーナ60が本係止位置へ向けて押し込まれる。ここで、仮に、各端子金具90のいずれかがキャビティ11に正規深さで挿入されていないと、リテーナ60の挿入動作が規制されるため、端子金具90が半挿入状態であることを検知することができる。
リテーナ60が本係止位置に至る過程では、係止突部66の上面が干渉部29の斜面部31を摺動し、弾性壁18のうちの干渉部29と対応する部分が外側に撓み変形させられる。このとき、弾性壁18(干渉部29)の前後の撓み支点部19F、19Rが係止突部66に引っ張られて応力集中することになる。しかし、前側の撓み支点部19Fは、リブ状の誤配置識別部27によって補強されていることから、係止突部66による強い引っ張り力に耐えることができる。また、係止突部66の逃げ面68が後側の撓み支点部19Rから逃げる形態になっていることから、後側の撓み支点部19Rが係止突部66に強く引っ張られるのが抑制される。さらに、ノッチ32が後側の撓み支点部19Rの弾性変位を許容することから、後側の撓み支点部19Rが係止突部66による引っ張りの影響を受けにくくなる。したがって、リテーナ60が本係止位置に至る過程で、弾性壁18が係止突部66に押圧されて外側に撓み変形しても、弾性壁18が破損に至ることは実質的にない。
リテーナ60が本係止位置に至ると、弾性壁18が弾性復帰して、係止突部66が係止孔23に内側から嵌り込む。このとき、図3及び図5に示すように、係止突部66が係止孔23の下面に当接することにより、リテーナ60が仮係止位置へ戻る方向(下方)へ変位するのが規制される。また、突片63が突片受部33に嵌合当接することにより、リテーナ60が本係止位置より先方(上方)へ変位するのが規制される。そして、本係止位置では、抜止部62がキャビティ11内に進入して端子金具90に係止可能に配置され、端子金具90が二次的に抜け止めされる。なお、各端子金具90に接続された電線は、ハウジング10の後面から外部へ引き出される。その後、コネクタは、レバー16の回動操作に基づいて相手ハウジングと嵌合される。
以上説明したように、本実施例1によれば、誤配置識別部27が弾性壁18に設けられたリブ状の部分であるため、弾性壁18の強度を高めることができる。この場合に、誤配置識別部27がリテーナ60の装着孔17への誤配置(誤組付)を規制するのみならず、弾性壁18を補強する機能を兼ね備えているため、専用の補強部を設ける必要がなく、その分、構造を簡易にすることができる。
また、弾性壁18の前後の撓み支点部19F、19Rのうち、前側の撓み支点部19F側に誤配置識別部27が設置され、後側の撓み支点部19R側にノッチ32が設置されているため、弾性壁18が係止突部66に押圧されて外側に撓み変形させられる場合に、前側の撓み支点部19Fでは誤配置識別部27によって係止突部66の引っ張り力に耐えることができ、後側の撓み支点部19Rではノッチ32によって係止突部66の引っ張りの影響を小さく抑えることができる。その結果、弾性壁18が破損に至る事態を抑えることができる。
また、ノッチ32が弾性壁18の内面に設置されているため、弾性壁18が係止突部66に押圧されて外側に撓み変形させられる場合に、ノッチ32が開く方向に引張応力が作用し、弾性壁18の撓み動作が良好になされる。
さらに、弾性壁18の内面に凹部26が設置され、リテーナ60が本係止位置に至るまでの間、係止突部66が凹部26に逃がされて弾性壁18との干渉を回避可能となっているため、弾性壁18の弾性変位が抑えられ、弾性壁18の破損をより効果的に防止することができるとともに、ハウジング10に対するリテーナ60の組み付けの作業負担が軽減される。また、凹部26が誤配置識別部27によって前端を区画され、専用の区画部によって区画されていないため、構造を簡易にすることができる。
<他の実施例>
本発明の他の実施例を簡単に説明する。
(1)上記実施例1において、係止突部と仮係止突部のそれぞれが入れ替わるようにして、リテーナが仮係止位置にあるときに、係止突部が仮係止孔に進入してハウジングに係止可能となる構成であってもよい。
(2)リテーナが本係止位置に至るまでの間に、係止突部の先端が凹部の奥面に摺接する構成であってもよい。
(3)弾性壁の内面には凹部が設けられていない構成であってもよい。
(4)上記実施例1とは逆に、誤配置識別部が弾性壁の後側の撓み支点部に設置され、ノッチが弾性壁の前側の撓み支点部に設置される構成であってもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
17…装着孔
18…弾性壁
19F…前側の撓み支点部
19R…後側の撓み支点部
26…凹部
27…誤配置識別部
32…ノッチ
60…リテーナ
62…抜止部
66…係止突部
67…仮係止突部
90…端子金具

Claims (4)

  1. キャビティを有するとともに、前記キャビティに連通する装着孔を有し、前記装着孔が一面に開口するハウジングと、
    前記装着孔の内側に配置され、前記キャビティ内の端子金具を抜け止めする抜止部を有するリテーナとを備え、
    前記リテーナは、前記ハウジングの前記一面とは交差する面へ向けて突出する係止突部を有し、
    前記ハウジングの前記交差する面には、前記装着孔を区画し、前記係止突部と干渉可能な部分を有する弾性壁が設置され、
    前記弾性壁は、この弾性壁の弾性復帰によって前記係止突部を係止可能に受ける係止受部を有し、
    前記ハウジングの前記装着孔の内面には、前記リテーナの前記装着孔への誤配置を規制する誤配置識別部が設置され、
    前記誤配置識別部は、前記弾性壁に設けられたリブ状の部分であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記弾性壁の前後の撓み支点部のうち、一方の撓み支点部側に前記誤配置識別部が設置され、他方の撓み支点部側にノッチが設置されている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ノッチは、前記弾性壁の内面に設置されている請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記弾性壁の内面には、前記係止突部から逃げる凹部が設置され、前記誤配置識別部は、前記凹部を区画する請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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