JP6547415B2 - エレクトロクロミック素子の駆動方法 - Google Patents
エレクトロクロミック素子の駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6547415B2 JP6547415B2 JP2015105798A JP2015105798A JP6547415B2 JP 6547415 B2 JP6547415 B2 JP 6547415B2 JP 2015105798 A JP2015105798 A JP 2015105798A JP 2015105798 A JP2015105798 A JP 2015105798A JP 6547415 B2 JP6547415 B2 JP 6547415B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrochromic
- color
- electrochromic device
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
1つめは消色に時間がかかるということである。一般的なエレクトロクロミックデバイスは発色状態から自然電位を印加すると消色反応を起こすのであるが、発色状態の電荷が偏った状態から平衡状態に戻すだけなので消色反応には時間を要する。応答速度が求められる表示デバイス、調光デバイスはより高い消色電圧を印加した高速消色が求められる。
2つめは、エレクトロクロミックデバイスは徐々に劣化するので発消色を繰り返すごとに自然電位が変わってしまうことである。従って、作製したときの自然電位を消色電圧として設定していると使用するにつれて徐々に電位がずれてしまう。
(1)前記2つの電極間の電圧を測定する工程、
(2)電源の正極を前記第1の電極又は前記第2の電極に、前記電源の負極を前記正極と接続されていない電極に接続し、前記2つの電極間に、前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物が色変化を起こすために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(3)(2)工程で用いた前記電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、又は、(2)工程で用いた前記電源とは別の電源を用いて電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、色変化した前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を元の色に戻すために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(4)(1)工程で測定した電圧を前記2つの電極間に印加する工程、
を少なくとも有し、
(1)工程から(4)工程までをこの順番で行うことを特徴とする。
(1)前記2つの電極間の電圧を測定する工程、
(2)前記2つの電極間に、前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物が色変化を起こすために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(3)色変化した前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を元の色に戻すために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(4)(1)工程で測定した電圧を前記2つの電極間に印加する工程、
を少なくとも有し、
(1)工程から(4)工程までをこの順番で行うことを特徴とする。
すなわち、エレクトロクロミックデバイスの発色前の電圧を電圧計によって測定しておき、発色、消色反応を行った後に、測定した電圧値をエレクトロクロミックデバイスに印加する。
第1の電極11及び第2の電極13としては、特に制限されるものではなく、適宜変更することが可能であるが、2つの電極のうち少なくとも1つは透明電極であることが好ましく、第1の電極11及び第2の電極13が共に透明電極であってもよい。第1の電極11、第2の電極13のうち透明電極を構成する材料としては、導電性を有する材料であれば特に限定されるものではないが、光の透過性を確保する必要があるため、透明かつ導電性に優れた透明導電性材料が用いられる。これにより、エレクトロクロミック層が発色する色の視認性をより高めることができる。
第1の基板10、第2の基板14を構成する材料としては、ガラス、プラスチック等が挙げられる。このときプラスチックフィルムを用いると、軽量でフレキシブルなエレクトロクロミックデバイスを作製することができる。
電解質15としては、一般的に支持塩を溶媒に溶解させた電解液が用いられる。このため、イオン伝導度が高いものが好ましい。
支持塩としては、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の無機イオン塩、4級アンモニウム塩や酸類、アルカリ類の支持塩を用いることができる。具体的には、LiClO4、LiBF4、LiAsF6、LiPF6、LiCF3SO3、LiCF3COO、KCl、NaClO3、NaCl、NaBF4、NaSCN、KBF4、Mg(ClO4)2、Mg(BF4)2、過塩素酸テトラブチルアンモニウムなどを用いることができる。
硬化樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の光硬化型樹脂、熱硬化型樹脂などの一般的な材料を挙げることができるが、電解質との相溶性が高い材料が好ましい。このような構造としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のエチレングリコールの誘導体が好ましい。
また、前記硬化樹脂としては、光硬化可能な樹脂を用いることが好ましい。熱重合や、溶剤を蒸発させることにより薄膜化する方法に比べて、低温かつ短時間で素子を製造できるためである。
エレクトロクロミック層12には酸化反応又は還元反応により色の変化を起こす材料が用いられる。このような材料として、ポリマー系、色素系、金属錯体、金属酸化物等の公知のエレクトロクロミック化合物が用いられる。
(1)前記2つの電極間の電圧を測定する工程、
(2)前記2つの電極間に、前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物が色変化を起こすために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(3)色変化した前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を元の色に戻すために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(4)(1)の工程で測定した電圧を前記2つの電極間に印加する工程、
を少なくとも有し、
(1)工程を行った後に、(2)工程及び(3)工程を複数回繰り返し、その後(4)工程を行うことを特徴とする。
(b)エレクトロクロミック化合物は他の物質より電荷の授受が起こりやすいので、発色に必要な電荷量を小さくできる。
(c)電極上で不可逆な負荷反応が起こりにくくなるので、デバイスの劣化を少なくできる。
(d)エレクトロクロミック化合物は他の物質より発色状態が安定しているため、メモリ時間を長くできる。
(e)両電極上のエレクトロクロミック材料が共に発色するので、濃度の高い色を発色することができる。
また、還元型エレクトロクロミック化合物としては、ジピリジル系、アントラキノン系、テレフタル酸系、酸化タングステン、酸化チタン等が挙げられる。
トリアルコキシシリル基としては、トリエトキシシリル基、トリメトキシシリル基等が好ましい。その中でも、導電性又は半導体性微粒子への結合力が高いトリアルコキシシリル基、ホスホン酸基が特に好ましい。
なお、図5の構成では、少なくとも第1の基板10と第1の電極11は透明であり、図6の構成では、第1の基板10、第1の電極11、第2の基板14、第2の電極13は共に透明である。
白色反射層の材料としては、金属、半金属に加えて、酸化物、窒化物、硫化物などの真空製膜可能な無機化合物膜、又は酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化セシウム、酸化イットリウム等の金属酸化物粒子からなる白色顔料粒子膜が挙げられる。
なお、白色反射層の膜厚は0.1〜50μmの範囲にあることが好ましく、より好ましくは0.5〜20μmである。この範囲よりも膜厚が薄い場合、白色反射効果を得にくくなる。またこの範囲よりも膜厚が厚い場合、膜強度を維持することが難しくなる。
<第1の電極及び第1のエレクトロクロミック層の作製>
40mm×40mmのガラス基板上にスパッタ法により約100nmのITO膜を30mm×30mmの領域及び引き出し部分に形成し、第1の電極11を作製した。この第1の電極面内の抵抗は約20Ωであった。この上に酸化チタンナノ粒子分散液(SP210、昭和タイタニウム社製)をスピンコートし、120℃、15minのアニール処理により、酸化チタン粒子膜を形成した。さらにこの上に赤紫色に発色するエレクトロクロミック化合物である4,4'-(1-phenyl-1H-pyrrole-2,5-diyl)bis(1-(4-(phosphonomethyl)benzyl)pyridinium) bromideの5wt% 2.2.3.3.テトラフロロプロパノール溶液をスピンコートし、120℃、10minのアニール処理により、酸化チタン粒子とエレクトロクロミック化合物からなる第1のエレクトロクロミック層12を形成した。
40mm×40mmのガラス基板上にスパッタ法により約100nmのITO膜を30mm×30mmの領域及び引き出し部分に形成し、第2の電極13を作製した。この第2の電極13面内の抵抗は約20Ωであった。この上にPoly(ethylene glycol)diacrylateと、光重合開始剤(IRG184、BASF社製)と、下記構造式(A)で表される化合物と2-butanoneを質量比(20:1:20:400)で混合した溶液を塗布し、窒素雰囲気下でUV硬化させ、第2のエレクトロクロミック層22を形成した。
電解質15としてイオン液体である1-ethyl-3-methylimidazolium bis(trifluoromethanesulfonyl)imideを用いた。電解質中に粒径10μmのビーズスペーサーを0.2wt%入れて、第1の電極11及び第1のエレクトロクロミック層21が形成されたガラス基板の上に適量滴下し、第2の電極13及び第2のエレクトロクロミック層22が形成されたガラス基板を貼り合わせてエレクトロクロミックデバイスを作製した。
なお、作製したエレクトロクロミックデバイスが色変化を起こすために必要な閾値電圧は、2.3Vであり、元の色に戻すために必要な閾値電圧は、0.8Vであった。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。電圧計で電圧を測定せず、直流電源[1]のスイッチのみをONにして3.0V、1.5sec電圧印加してエレクトロクロミックデバイスを黒色に発色させた。全てのスイッチをOFFにすることで発色状態を60秒間保持した後に、直流電源[2]のスイッチのみをONにして1.0V、1.5sec電圧印加したところ透明状態に消色した。その後、すぐに次の発色反応を行った。
500回発色/消色を繰り返したところ、550nmの透過率は1.5%〜3.2%となり実施例1と比較して発色状態の透過率の安定性がなかった。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。電圧計のスイッチのみをONにしてエレクトロクロミックデバイスの電圧を測定したところ、−0.13Vであった。その後、直流電源[1]のスイッチのみをONにして3.0V、1.5sec電圧印加したところ、エレクトロクロミックデバイスは黒色に発色した。全てのスイッチをOFFにすることで発色状態を60秒間保持した後に、直流電源[2]のスイッチのみをONにして1.0V、1.5sec電圧印加したところ、透明状態に消色した。その後、直流電源[1]のスイッチのみをONにして−0.13Vを1sec電圧印加した。
2回目の発色/消色からは電圧を測定せずに発色/消色反応を行い、消色反応が終わった後に−0.13Vを1sec電圧印加した。この操作を500回繰り返した。この間、(1)の電圧値は+0.31Vから−0.57Vまで値が振れたが、直前に測定した電圧値を(4)で印加した。(2)での発色状態のエレクトロクロミックデバイスにおける550nmの透過率は500回の繰り返しの間で2.0%〜2.7%となり、実施例1と比較して発色状態の透過率の安定性がなかった。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。電圧計のスイッチのみをONにしてエレクトロクロミックデバイスの電圧を測定したところ、−0.13Vであった。その後、直流電源[1]のスイッチのみをONにして3.0V、1.5sec電圧印加したところ、エレクトロクロミックデバイスは黒色に発色した。全てのスイッチをOFFにすることで発色状態を60秒間保持した後に、直流電源[1]のスイッチのみをONにして−0.13V電圧印加することで透明状態に消色させた。この消色反応は透明状態になるまでに10sec以上かかり、実施例1と比較して時間がかかった。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。実施例1と同じ駆動方法で発色/消色を1万回繰り返した。発色状態のエレクトロクロミックデバイスにおける550nmの透過率は繰り返しの間で2.2%〜2.6%となり、ほとんど変化がなかった。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。比較例1と同じ駆動方法で発色/消色を1万回繰り返した。発色状態のエレクトロクロミックデバイスにおける550nmの透過率は繰り返しの間で1.5%〜7.6%となり、発色濃度が低くなった。エレクトロクロミックデバイスの劣化が原因と思われる。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。比較例2と同じ駆動方法で発色/消色を1万回繰り返した。発色状態のエレクトロクロミックデバイスにおける550nmの透過率は繰り返しの間で1.9%〜6.2%となり、発色濃度が低くなった。エレクトロクロミックデバイスの劣化が原因と思われる。
実施例1と同じエレクトロクロミックデバイスを作製した。実施例1の(1)と同じく電圧を測定した後に発色/消色を50回繰り返した。その後、(4)直流電源[1]のスイッチのみをONにして(1)で測定した値の電圧を1sec電圧印加した。この操作を1サイクルとして、10サイクル(合計500回の発色/消色)行ったところ、発色状態のエレクトロクロミックデバイスにおける550nmの透過率は500回の繰り返しの間で2.1%〜2.5%となり、ほとんど変化がなかった。
実施例1の第2の電極13及び第2のエレクトロクロミック層22が形成されたガラス基板を白金板に替えたエレクトロクロミックデバイスを作製した。実施例1と同様に駆動したところ同様の効果が得られた。
実施例1の第2の電極13及び第2のエレクトロクロミック層22が形成されたガラス基板をガラス基板上にスパッタ法により約200nmのATO(Sb−SnO2)膜に替えたエレクトロクロミックデバイスを作製した。実施例1と同様に駆動したところ同様の効果が得られた。
実施例1の第1のエレクトロクロミック層21を酸化チタン粒子膜を形成せずに、直接4,4'-(1-phenyl-1H-pyrrole-2,5-diyl)bis(1-(4-(phosphonomethyl)benzyl)pyridinium) bromideの色素膜を形成したエレクトロクロミック層に替えたエレクトロクロミックデバイスを作製した。実施例1と同様に駆動したところ同様の効果が得られた。
Polyurethaneと平均粒子径250nmの白色酸化チタン粒子(CR50、石原産業社製)と2.2.3.3.テトラフロロプロパノール溶液を2:20:78の比率で混合した溶液を調製した。この溶液を実施例1における第1のエレクトロクロミック層21の表面上に膜厚20μmになるようにスピンコートし、白色反射層を形成した。これにより実施例1と同様にしたエレクトロクロミック表示デバイスを作製した。実施例1と同様に駆動したところ同様の効果が得られた。
10 第1の基板
11 第1の電極
12 エレクトロクロミック層
13 第2の電極
14 第2の基板
15 電解質
16 発色電源
17 消色電源
18 電圧計
21 第1のエレクトロクロミック層
22 第2のエレクトロクロミック層
24 導電性又は半導体性微粒子と有機エレクトロクロミック化合物
26 反射層
Claims (6)
- 第1の電極と、該第1の電極に対して間隔をおいて対向する第2の電極と、該2つの電極の間に設けられる電解質と、少なくともエレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を含み、前記第1の電極及び第2の電極のうち少なくとも一方の電極表面に形成されるエレクトロクロミック層とを備えるエレクトロクロミック素子を駆動させるエレクトロクロミック素子の駆動方法であって、
(1)前記2つの電極間の電圧を測定する工程、
(2)電源の正極を前記第1の電極又は前記第2の電極に、前記電源の負極を前記正極と接続されていない電極に接続し、前記2つの電極間に、前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物が色変化を起こすために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(3)(2)工程で用いた前記電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、又は、(2)工程で用いた前記電源とは別の電源を用いて電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、色変化した前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を元の色に戻すために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(4)(1)工程で測定した電圧を前記2つの電極間に印加する工程、
を少なくとも有し、
(1)工程から(4)工程までをこの順番で行うことを特徴とするエレクトロクロミック素子の駆動方法。 - 第1の電極と、該第1の電極に対して間隔をおいて対向する第2の電極と、該2つの電極の間に設けられる電解質と、少なくともエレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を含み、前記第1の電極及び第2の電極のうち少なくとも一方の電極表面に形成されるエレクトロクロミック層とを備えるエレクトロクロミック素子を駆動させるエレクトロクロミック素子の駆動方法であって、
(1)前記2つの電極間の電圧を測定する工程、
(2)電源の正極を前記第1の電極又は前記第2の電極に、前記電源の負極を前記正極と接続されていない電極に接続し、前記2つの電極間に、前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物が色変化を起こすために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(3)(2)工程で用いた前記電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、又は、(2)工程で用いた前記電源とは別の電源を用いて電源の正極と負極を(2)工程とは逆にして電極と接続し、色変化した前記エレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を元の色に戻すために必要な閾値電圧以上の電圧を印加する工程、
(4)(1)の工程で測定した電圧を前記2つの電極間に印加する工程、
を少なくとも有し、
(1)工程を行った後に、(2)工程及び(3)工程を複数回繰り返し、その後(4)工程を行うことを特徴とするエレクトロクロミック素子の駆動方法。 - 前記第1の電極及び第2の電極が、透明であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレクトロクロミック素子の駆動方法。
- 前記第1の電極及び第2の電極のうち、一方の電極表面に、酸化状態で可視域に吸収帯を有するエレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を含むエレクトロクロミック層が形成され、もう一方の電極表面に、還元状態で可視域に吸収帯を有するエレクトロクロミック化合物又はエレクトロクロミック組成物を含むエレクトロクロミック層が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレクトロクロミック素子の駆動方法。
- 前記エレクトロクロミック組成物は、吸着構造を有する有機エレクトロクロミック化合物と、金属酸化物とを少なくとも含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレクトロクロミック素子の駆動方法。
- 前記第1の電極及び第2の電極のうち、一方の電極表面に形成されるエレクトロクロミック層ともう一方の電極との間に、反射層が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエレクトロクロミック素子の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015105798A JP6547415B2 (ja) | 2015-05-25 | 2015-05-25 | エレクトロクロミック素子の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015105798A JP6547415B2 (ja) | 2015-05-25 | 2015-05-25 | エレクトロクロミック素子の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016218363A JP2016218363A (ja) | 2016-12-22 |
JP6547415B2 true JP6547415B2 (ja) | 2019-07-24 |
Family
ID=57582021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015105798A Active JP6547415B2 (ja) | 2015-05-25 | 2015-05-25 | エレクトロクロミック素子の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6547415B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11968461B2 (en) | 2020-11-26 | 2024-04-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63249133A (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-17 | Omron Tateisi Electronics Co | ポリアニリン電子素子の駆動方法 |
US9164347B2 (en) * | 2010-12-20 | 2015-10-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device including electrochromic layer |
US8254013B2 (en) * | 2011-03-16 | 2012-08-28 | Soladigm, Inc. | Controlling transitions in optically switchable devices |
JP2014081451A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Ricoh Co Ltd | 表示素子 |
-
2015
- 2015-05-25 JP JP2015105798A patent/JP6547415B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016218363A (ja) | 2016-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6597373B2 (ja) | エレクトロクロミック素子、表示装置及びその駆動方法 | |
JP5998519B2 (ja) | 表示装置および駆動方法 | |
JP5782860B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置並びにその製造方法及び駆動方法 | |
JP6323154B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子及びその製造方法、並びに表示装置、情報機器及びエレクトロクロミック調光レンズ | |
JP5487709B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置並びにその製造方法及び駆動方法 | |
JP2012141584A (ja) | イオン伝導体およびエレクトロクロミック表示装置 | |
JP2013254196A (ja) | エレクトロクロミック表示装置 | |
JP6696287B2 (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法及びエレクトロクロミック素子 | |
JP2012137736A (ja) | エレクトロクロミック表示素子、表示装置及び情報機器 | |
US11319484B2 (en) | Electrochromic element and method for manufacturing electrochromic element | |
JP2012155017A (ja) | エレクトロクロミック表示装置の駆動方法および表示装置 | |
JP6171812B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子、エレクトロクロミック調光レンズ、表示装置及び情報機器並びにエレクトロクロミック表示素子の製造方法 | |
JP2016156930A (ja) | エレクトロクロミック表示素子、表示装置、情報機器、エレクトロクロミック表示素子の製造方法、エレクトロクロミック調光レンズ | |
JP6056361B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子 | |
JP5630248B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子 | |
WO2006094052A2 (en) | Gel polymer electrolytes | |
JP2016218357A (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法及びエレクトロクロミック素子 | |
JP6547415B2 (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP2019095811A (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP2016218364A (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP6478041B2 (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP5381428B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 | |
JP6478042B2 (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP6657615B2 (ja) | エレクトロクロミック素子及びその駆動方法 | |
JP2016218358A (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法及びエレクトロクロミック素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190610 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6547415 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |