JP6546458B2 - カード姿勢変換装置及びそれを備えたカード作成システム - Google Patents

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本発明は、カード姿勢変換装置及びそれを備えたカード作成システムに係り、特に、カードに印刷を施すカードプリンタ及びカードプリンタから排出されたカードを次工程の装置へ姿勢変換して供給するカード姿勢変換装置を含んで構成されたカード作成システムと、そのカード姿勢変換装置と、に関する。
カードに印刷を施すカードプリンタが特許文献1に記載されている。
また、カードを姿勢転換する機構が特許文献2に記載されている。
特開2012−162069号公報 実公平4−41411号公報
カードプリンタは、単体での利用に限らず、カードプリンタで印刷した印刷済みのカードに対して二次加工を施す装置と併用される場合がある。
二次加工を施す装置として、カードに文字や図形などを浮き出し加工(エンボス加工)するエンボッサ(文字刻印装置)がある。
カードプリンタは、特許文献1に示されるように、通常、印刷済みカードを、側面から水平姿勢で排出する。
エンボッサは、加工するカードを、例えば、上面から鉛直姿勢で投入するようになっている。
従って、カードプリンタとエンボッサとを併用する場合、横並びに設置せず、上下並び、すなわちエンボッサの上にカードプリンタを載せて使用できれば、設置スペースはエンボッサの分だけで済むので、スペース効率の観点から好ましい。
さらに、カードプリンタの側面から排出されたカードを、エンボッサの上面から鉛直姿勢にして自動投入できるようにすれば、無人運転が可能となる。
すなわち、カードプリンタから水平姿勢で排出されたカードを、自動的に鉛直姿勢に変換する姿勢変換装置が望まれる。また、その姿勢変換装置は、エンボッサ上面のスペース効率の観点からできるだけコンパクトであることが望まれる。
この姿勢変換装置に特許文献2に記載された機構を適用することも検討されるが、大型化して実現が難しい。そのため、新たな機構でコンパクト化した姿勢変換装置が期待されている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コンパクトなカード姿勢変換装置及びそれを備えたカード作成システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1)カードプリンタから長手方向を搬出方向又は搬出直交方向なる第1の方向として水平姿勢で搬出された平面形状が略長方形を呈するカードを、二次加工装置に対し鉛直姿勢で供給するためのカード姿勢変換装置であって、
前記カードプリンタから搬出された前記カードを、前記長手方向を前記第1の方向として維持しながら水平姿勢から鉛直姿勢に姿勢変換して下方に搬出する延在面変換部と、
前記延在面変換部から搬出された前記カードを、前記鉛直姿勢を維持しながら前記長手方向を前記第1の方向に対し所定角度を成す第2の方向に角度変換して下方に搬出する長手方向変換部と、
を備え
前記長手方向変換部は、
前記延在面変換部から搬出された前記カードを保持するゴンドラと、
一端側が、前記カードの延在面に対して直交方向に延びる第1の回動軸線まわりに回動するよう固定部材に支持されると共に、先端側に、前記ゴンドラが前記第1の回動軸線と平行な第2の回動軸線まわりに回動自在に連結された駆動アームと、
前記駆動アームを、基準回動位置と回動終了位置との間の90°未満の所定角度範囲で回動させる回動部と、
前記固定部材に設けられた第1のカム部と、
前記ゴンドラにおける前記駆動アームの連結位置とは異なる位置に設けられ前記駆動アームの回動に伴い前記第1のカム部に対し摺動する第1のカムフォロワと、
を有し、
前記第1のカム部の軌道は、前記駆動アームを前記基準回動位置から前記回動終了位置に回動させたときに、前記ゴンドラを、前記第2の回動軸線まわりに前記固定部材を基準として90°回動させるよう設定されていることを特徴とするカード姿勢変換装置である。
2) 平面形状が略長方形を呈するカードを、長手方向を搬出方向又は搬出直交方向なる第1の方向として水平姿勢で側面から搬出するカードプリンタと、
前記カードプリンタの前記側面の側に隣接配置されて前記カードプリンタから搬出された前記カードの姿勢を変換して搬出するカード姿勢変換装置と、
を含んで構成され、
前記カード姿勢変換装置として1)に記載のカード姿勢変換装置を用いたカード作成システムである。
本発明によれば、コンパクトなカード姿勢変換装置及びそれを備えたカード作成システムが得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係るカード作成システムの実施例であるカード作成システムSMを含む拡張システムSM1の全体構成を説明するための斜視図である。 図2は、拡張システムSM1におけるカードの態様と名称との関係を説明するための図である。 図3は、拡張システムSM1の構成を説明するためのブロック図である。 図4は、拡張システムSM1に含まれる姿勢変換装置53を説明するための筐体3を除いた構造図である。 図5は、姿勢変換装置53における第1姿勢変換部1の動作を説明するための第1の斜視図である。 図6は、第1姿勢変換部1の動作を説明するための第2の斜視図である。 図7は、第1姿勢変換部1の動作を説明するための第3の斜視図である。 図8は、第1姿勢変換部1の動作を説明するための第4の斜視図である。 図9は、第1姿勢変換部1の動作手順を説明するためのフロー図である。 図10は、第1姿勢変換部1の姿勢変換動作を説明するための模式図である。 図11は、姿勢変換装置53における第2姿勢変換部2の構造を説明するための斜視図である。 図12は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第1の図である。 図13は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第2の図である。 図14は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第3の図である。 図15は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第1の模式図である。 図16は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第2の模式図である。 図17は、第2姿勢変換部2の動作を説明するための第3の模式図である。 図18は、第2姿勢変換部2によるカードCpの姿勢変換を説明するための第1の図である。 図19は、第2姿勢変換部2によるカードCpの姿勢変換を説明するための第2の図である。 図20は、第2姿勢変換部2によるカードCpの姿勢変換を説明するための第3の図である。 図21は、第2姿勢変換部2によるカードCpの姿勢変換を説明するための第4の図である。 図22は、第2姿勢変換部2によるカードCpの姿勢変換を説明するための第1の図である。 図23は、第2姿勢変換部2の動作手順を説明するためのフロー図である。 図24は、変形例の姿勢変換装置63の構造を説明するための図である。 図25は、姿勢変換装置63におけるクリーニングカード排出部53aの動作を説明するための第1の図である。 図26は、クリーニングカード排出部53aの動作を説明するための第2の図である。 図27は、姿勢変換装置63における不具合カード処理部53bの動作を説明するための図である。 図28は、第1姿勢変換部1の第2姿勢変換部2への搬送動作を説明するための図である。 図29は、拡張システムSM1の機能を説明するためのブロック図である。 図30は、拡張システムSM1における指示経路を説明する第1の図である。 図31は、拡張システムSM1における指示経路を説明する第2の図である。
本発明の実施の形態に係るカード作成システムの実施例としてカード作成システムSM(以下、作成システムSMとも称する)を説明する。説明の便宜上、上下左右前後の各方向を、図1に矢印で示した方向に規定する。
(実施例)
図1において、作成システムSMは、カードプリンタ52及びカード姿勢変換装置53を有して構成されている。図1では、さらに、マルチホッパ51と二次加工装置としてのエンボッサ54とを含めて一つの集合体とした拡張システムSM1が記載されている。
図1に示されるように、マルチホッパ51の左側にカードプリンタ52が配置され、カードプリンタ52の左側にカード姿勢変換装置53が配置される。
マルチホッパ51,カードプリンタ52,及びカード姿勢変換装置53は、エンボッサ54の上面54fに載置されている。
カードプリンタ52は、以下、プリンタ52とも称する。また、カード姿勢変換装置53は、以下、姿勢変換装置53とも称する。
拡張システムSM1において、カードCは、概略、次のように形成される(図2も参照)。
すなわち、マルチホッパ51は、カード素材Csをプリンタ52に右側面から供給する。プリンタ52は、印刷情報C1を印刷してカードCpとし、左側面から排出する。姿勢変換装置53は、プリンタ52から排出されたカードCpをエンボッサ54に対し上方側から供給する。エンボッサ54は、供給されたカードCpに対し、エンボス情報C2をエンボス加工して製品であるカードCとし、排出する。
カード素材Csは樹脂で形成された、例えば平面形状が略長方形を呈する板材である。以下、カード素材Csを単にカードCsとも称し、印刷済みカードCpを単にカードCpとも称する。
次に、各装置の概略構成を図2及び図3も参照して説明する。図3は、拡張システムSM1の構成を説明するためのブロック図である。
マルチホッパ51は、プリンタ52にカードCsを供給するカード供給部51aと、拡張システムSM1全体の動作を制御するシステム制御部CTとを有する。
マルチホッパ51には、使用者によって、複数枚のカードCsを収容したカードストッカ(図示せず)が装填される。
カード供給部51aは、カードストッカからカードCsを一枚ずつ取り出し、プリンタ52の右側面に設けられた供給口(図示せず)から供給する。
プリンタ52は、例えば再転写式の印刷装置である。
プリンタ52は、サーマルヘッド52a1と、インクリボン及び転写フィルムをそれぞれ独立駆動する駆動部52a2と、を有する転写部52aを備える。また、転写フィルムに形成された転写画像を、供給口から供給されたカード素材Csに転写印刷する再転写部52bと、を備える。
プリンタ52は、さらに、カードCsが磁気カードの素材である場合に情報を磁気記録する磁気記録部52c、及びカードCsがICカードの素材である場合にメモリに情報を記憶させるIC記録部52dのいずれかを備えていてもよい。
再転写部52bで転写印刷されたカードCsを、ここではカードCpと称する。
プリンタ52は、カードCpを、左側面から外部に排出する排出部52eを備える。プリンタ52の左側面には、カードCpが排出される排出口52f(図4参照)が設けられている。カードCpは、搬出方向に直交する前後方向を長手とする水平姿勢で、排出部52eに設けられた一対の排出ローラに挟まれつつ排出口52fから左方水平方向に押し出されて排出される。カードCpの搬出姿勢は、搬出方向を長手とする水平姿勢であってもよい。
プリンタ52の左側面において排出口52fは、上方やや前側に設けられている。
姿勢変換装置53は、概略、上方側に配置された第1姿勢変換部1と、下方側に配置された第2姿勢変換部2と、を有している。
第1姿勢変換部1は、プリンタ52の排出口52fから排出され前後方向を長手とする水平姿勢のカードCpを、前後方向に延びる回動軸線CL1(図4参照)まわりに90°回動させて前後方向を長手とする鉛直姿勢に変換する。
第2姿勢変換部2は、鉛直姿勢に姿勢変換されたカードCpの姿勢を、左右方向に延びる回動軸線CL2(図4参照)まわりに90°回動させて前後方向を短手とする鉛直姿勢に変換する。
すなわち、第1姿勢変換部1は、カードCpの延在面を水平から鉛直に変換する延在面変換部として機能する。また、第2姿勢変換部2は、カードCpの長手方向を、前後方向から上下方向に角度変換する長手方向変換部として機能する。
エンボッサ54は、第2姿勢変換部2を経たカードCpを搬入口54a1(図4参照)から搬入する搬入部54aと、搬入されたカードCpに対し、エンボス情報をエンボス加工する加工部54bと、エンボス加工により製品とされたカードCをスタッカ(図示せず)に積載収容するスタック部54cと、を有している。スタッカは使用者によって適宜取り出され、再装着される。
図3に示されるように、マルチホッパ51,プリンタ52,姿勢変換装置53,及びエンボッサ54は、それぞれ制御部CT51〜CT54を備えている。
システム制御部CTは、各制御部CT51〜CT54を介して全体動作の制御を行う。システム制御部CTは、エンボッサ54にではなく、外部の機器に備えられていてもよい。
次に、姿勢変換装置53の詳細構造について説明する。
まず、図4を主に参照して説明する。図4は、プリンタ52に隣接配置された姿勢変換装置53の、筐体3(図1参照)を取り外した内部構造を示す斜視図である。
姿勢変換装置53は、骨格となる固定部材として、ベースプレート4と、ベースプレート4の後方側において左右に離隔して対向立設された一対の柱5,5と、柱5よりも前方の右側に立設固定され、上下前後方向に延在するプレートブラケット61と、を有する。
姿勢変換装置53は、骨格となる固定部材としてさらに、プレートブラケット61に対し左方側に平行離隔して取り付けられた概ね矩形の回動ベース6と、一対の柱5,5の上方に連結し、前方に向け水平に延在する基部7a及び基部7aの前端から下方に折れ曲がり回動ベース6に連結された側部7bからなるステー7と、を有する。
第1姿勢変換部1は、概ねステー7に支持されており、第2姿勢変換部2は、概ね回動ベース6に支持されている。
第1姿勢変換部1の構成と作用について説明する。
第1姿勢変換部1は、駆動源として二つのモータ1a,1bを有する。
モータ1aの出力軸は、減速ギヤ群1cに歯合接続されている。
減速ギヤ群1cは二つの出力軸を有する。
二つの出力軸は、前後方向に延びる姿勢で後述する支持フレーム1gに回転自在に支持された主動ローラ1d1を有する主回転軸1d、及びステー7の基部7aに前後方向に延びる姿勢で回転自在に支持された中継回転軸1eである。
モータ1bの出力軸は、減速ギヤ1fに接続されている。減速ギヤ1fには、前後方向に延びる矩形枠状の支持フレーム1gが連結されている。支持フレーム1gの前端側は、ステー7の側部7bに回動自在に支持されている。
この回動は、前後方向に延びる回動軸線CL1まわりの回動である。
主回転軸1dの主動ローラ1d1に対する上方には、従動ローラ1d2が主動ローラ1d1に付勢され圧接従動回転するように配置されている。
主動ローラ1d1と従動ローラ1d2との間には、プリンタ52の排出口52fから排出されたカードCpが挟持され、その際に支持フレーム1gはカードCpを一面側から支持する。
詳しくは、筐体3には、主動ローラ1d1と従動ローラ1d2との接触位置に対応した位置に、前後に延びる細長い開口部3a(図4において二点鎖線で図示)が設けられている。この開口部3aは、プリンタ52の排出口52fに対応し、排出口52fから排出されたカードCpが開口部3aから内部に進入するように設けられている。
中継回転軸1eは、後方端側にプーリ1e1を有する。
プーリ1e1に対する下方には、プレートブラケット61の切り起こし部61aに取り付けられて中継プーリ1e2が配置されている。
また、ベースプレート4には、前後方向に延びる主排出軸4aと従排出軸4bとが前後方向に並行配置されている。主排出軸4aは、主排出ローラ4a1と排出プーリ4a2とを有し、従排出軸4bは、主排出ローラ4a1に圧接して従動回転する従排出ローラ4b1を有している。
プーリ1e1と中継プーリ1e2との間には、ベルト1e3が架け渡されている。中継プーリ1e2と排出プーリ4a2との間には、ベルト1e4が架け渡されている。
すなわち、中継回転軸1eが回転すると主排出軸4aも回転する。
モータ1a,1bの動作は、システム制御部CTにより制御される。
モータ1aは、例えばDCモータとされ、モータ1bは、例えばステップモータとされる。すなわち、モータ1aは、ON/OFFが制御され、モータ1bは、回転角度及び回転速度が制御される。
モータ1aが回転すると、一方の出力軸としての主回転軸1dが回転する。主回転軸1dの基本となる回転方向は、開口部3aから進入したカードCpを主動ローラ1d1と従動ローラ1d2との間に挟んで内部に引き込む方向である。
また、モータ1aが回転すると、他方の出力軸としての中継回転軸1eが回転する。中継回転軸1eの回転は、ベルト1e3,1e4を介して主排出軸4aに伝達される。主排出軸4aの回転方向は、主回転軸1dが基本回転方向で回転したときに、主排出ローラ4a1と従排出ローラ4b1との間にカードCpを挟んで、上方から下方へ送り出す方向となる。
モータ1bは、所定の角度範囲内を所定の速度で回動するように制御される。
所定の速度は予め設定される。所定角度範囲は0°〜90°である。
具体的には、図4に示される水平位置(0°)の支持フレーム1gを、上方側を紙面手前に回動した鉛直位置(90°)までの任意角度に回動できる。
以上の構成を有する第1姿勢変換部1は、プリンタ52の排出口52fから排出されたカードCpを、前後方向に延びる回動軸線CL1まわりに回動して延在面を90°変換させる姿勢変換を行う。
この姿勢変換について、図5〜図9を参照して説明する。図5〜図8は姿勢変換を説明するための動作図であり、図9は動作手順を説明するためのフロー図である。
まず、システム制御部CTは、モータ1aを駆動して、主回転軸1dを矢印Da方向に回転させる(Step1)(図5)。以下、矢印Da方向の回転を引き込み方向の回転とも称する。
次に、システム制御部CTは、プリンタ52の排出部52eを動作させて排出口52fからカードCpを押し出すように排出させる。
押し出されたカードCpの先端は、主動ローラ1d1と従動ローラ1d2との間に入り込むように位置決めされているので、カードCpは、回転する主動ローラ1d1と従動ローラ1d2とによって挟持されつつ第1姿勢変換部1へ引き込まれる。
システム制御部CTは、センサS1(図3参照)の検出信号に基づいて、カードCpの前後方向位置を監視し、カードCpが所定位置に達したか否かを判定する(Step2)。センサS1は、カードCpが所定位置に達したことを検出するセンサである。
否の場合、(Step1)へ戻る。
システム制御部CTは、カードCpが支持フレーム1gのセンタ位置に達したと判定したら、モータ1a(主動ローラ1d1)を停止させる(Step3)(図6)。
システム制御部CTは、次に、モータ1bを駆動して、支持フレーム1gを90°回動させる(Step4)(図7)。
従動ローラ1d2は主動ローラ1d1側に付勢されており、この付勢による摩擦力で、カードCpは、従動ローラ1d2と主動ローラ1d1との間に挟持され自重では落下しない。
システム制御部CTは、再度モータ1aを駆動して主動ローラ1d1を引き込み方向に回転させる。これにより、カードCpは、下方へ送られる。
第1姿勢変換部1の姿勢変換によって、プリンタ52から長手方向を前後方向として水平姿勢で排出されたカードCpは、長手方向は前後方向のまま延在面の変換により鉛直姿勢とされて、姿勢変換装置53内の下方側の第2姿勢変換部2に送られる。
図10は、第1姿勢変換部1によるカードCpの姿勢変換を、前方側から見た模式図である。カードCpは、実線で示された水平姿勢から、二点鎖線で示された鉛直姿勢に姿勢変換される。
カードCpの短手長さをLCsとすると、この姿勢変換で必要な左右方向の距離LCは、短手長さLCsと筐体3の厚さt3を含む余裕分αを加えただけの距離ですむので、第1姿勢変換部1はコンパクトに構成できる。
次に、第2姿勢変換部2の構成と作用について、図4及び図11を参照して説明する。図11は、図4において重なり合って隠れた部品を説明するために、後述するゴンドラ2dなどを不図示とした図である。
第2姿勢変換部2は、駆動源としてモータ2aを有する。モータ2aは図示しないブラケットにより、回動ベース6側に固定されている。モータ2aは、例えばステップモータとされ、システム制御部CTにより動作が制御される。
第2姿勢変換部2は、回動ベース6によって支持され、左右方向に延びる回動軸線CL2回りに回動する扇ギヤである駆動ギヤ2bと、駆動ギヤ2bの右方側に同軸で連結されて駆動ギヤ2bと同期回動する駆動アーム2c(図11参照)とを有する。さらに、第2姿勢変換部は、駆動アーム2cの先端側の連結部2c1において、左右方向に延びる回動軸線CL3まわりに回動自在に連結されたゴンドラ2dを有する。ゴンドラ2dは、前後上下方向に延在する略矩形の板状部材である。モータ2aと駆動ギヤ2bとを含み、駆動アーム2cを回動させる回動部2k(図11参照)が構成される。
モータ2aの出力軸は、駆動ギヤ2bに歯合接続されており、モータ2aの回転により、駆動ギヤ2bの歯が形成されている角度範囲で駆動ギヤ2b及び駆動ギヤ2bに連結された駆動アーム2cが回動する(図11参照)(矢印Db参照)。
駆動ギヤ2bの基準回動位置は、図11に示される位置である。すなわち、モータ2aの出力軸が駆動ギヤ2bの最後方側に歯合している状態である。
駆動ギヤ2bの回動終了位置は、モータ2aの出力軸が駆動ギヤ2bの最前方側に歯合している状態である。
駆動ギヤ2bが基準回動位置にあるときのゴンドラ2dの回動位置も基準回動位置と称する。回動終了位置についても同様である。
基準回動位置において、駆動アーム2cに連結されたゴンドラ2dは、長手辺2dn(図4参照)が水平となるようになっている。
駆動ギヤ2bと駆動アーム2cとは、図示しないねじりバネを介して回動力が伝達されるようになっている。回動を意図せず規制する外力が付与されたときに、ねじりバネがたわみ、モータ2aの出力軸と駆動ギヤ2bとの歯合に食いつきが生じないようになっている。
回動ベース6は、二つのカム孔6a,6bを有している。
カム孔6aには、ゴンドラ2dに突設されたカムフォロワとしての摺動子2d2(図12参照)が入り込み、駆動アーム2cの回動に伴い摺動するようになっている。カム孔6aの軌道は、ゴンドラ2dの回動姿勢を制御する。
このゴンドラ2dの回動と回動姿勢とについて、図12〜図17を主に参照して説明する。
図12は、ゴンドラ2dが基準回動位置にあるときの、ゴンドラ2dの回動に関連する部材を、回動ベース6の左方側から見た図である。図13は、図12に対し駆動アーム2cを回動させた回動途中の図であり、図14は、図12に対し、駆動アーム2cを回動し終えた状態を示す図である。図15〜図17は、回動中心となる位置などを模式的に示した左方視の平面図であり、図12〜図14にそれぞれ対応している。
図12において、ゴンドラ2dは、中心から後ろ上方に偏倚した位置P1で、駆動アーム2cの連結部2c1に回動自在に連結されている。また、ゴンドラ2dは、中心から前下方に偏倚した位置P2に、カムフォロワとして右方に突出する摺動子2d2が設けられている。摺動子2d2は、回動ベース6のカム孔6aに進入している。
モータ2aの動作により、駆動アーム2cは、90°未満の所定の角度βだけ回動するようになっている。具体的には、図15に示される、水平線LHに対し角度α1をなす回動位置から、図17に示される、水平線LHに対し角度α3をなす回動位置迄である。すなわち、角度β=角度α1−角度α3<90°である。
この角度βの回動で、位置P1は、図15に示される位置P1aから、図16に示される位置P1bを経由して図17に示される位置P1cに移動する。この移動軌跡は、駆動アーム2cが剛体であることから円弧となる。
一方、位置P2の軌跡はカム孔6aの軌道6a1(図17参照)に依存する。カム孔6aの軌道6a1は、位置P2を回動軸線CL2まわりに回動させた円弧Ra(図15及び図17参照)よりも径方向外側に位置するように設けられている。
これにより、位置P1の円弧移動が90°未満であっても、ゴンドラ2dの姿勢を90°変換することができる。
角度で説明すると、位置P1と位置P2とを繋ぐ線分LNaを仮想設定したときに、図15に示される基準角度位置にあるゴンドラ2dにおける線分LNaと水平線LHとのなす角度(劣角)θ1と、図17の回動終了位置にあるゴンドラ2dの線分LNaと水平線LHに対する角度(劣角)θ3と、の和が90°となっている。すなわち、角度θ3+角度θ1=90°である。
図4及び図11に示されるように、回動ベース6の下部には、左方に突出するゴンドラストッパ6cが設けられている。ゴンドラストッパ6cは、ゴンドラ2dの回動終了位置で当接し、それ以上のゴンドラ2dの回動を規制する。
第2姿勢変換部2は、駆動アーム2cの回動角度が90°未満であっても、ゴンドラ2dの長手方向の向きを90°変換することができる。すなわち、ゴンドラ2dに保持したカードCpの姿勢を90°変換できる。
これにより、第2姿勢変換部2は、カードCpを保持するゴンドラ2dを、回動不能に連結された駆動アームのみで支持し、90°回動させて姿勢変換をする場合と比較して、前後方向及び上下方向がコンパクトになっている。
また、カム孔6aの軌道6a1は、位置P1a側から全軌道の8割程度の範囲ARa(図12)が、緩やかに上方に向かう比較的水平に近い直線状とされ、残りの2割程度の範囲ARb(図12)が急峻に下方へ向くようになっている。
範囲ARaをこのように水平に近い直線状としたことにより、ゴンドラ2dの隅部2d3の回動軌跡2d3a(図16)が上方に張り出さず、低い位置で抑えられる。
これにより、第2姿勢変換部2の上方位置を低く設定でき、この点でも第2姿勢変換部2はコンパクトになっている。
上述のように、ゴンドラ2dには、基準回動位置において、第1姿勢変換部1から下方に搬送されたカードCpを収容保持するようになっている。これについて、説明する。
図4において、ゴンドラ2dの左側面2d1における下側の長手縁部と前側の短手縁部とに沿って左方視でL字状となるカードガイド8が取り付けられている。
カードガイド8は、ゴンドラ2dの左側面2d1の図4における下方及び前方の縁部に沿って接触固定されるL字状の取り付け部8aと、取り付け部8aから左側面2d1の中央側に張り出して、左側面2d1との間にカードCpが進入可能な間隙をポケットPKとして形成する張出部8bと、を有する。
また、張出部8bは後方側にも張り出し、鍔部8cを形成している。
ゴンドラ2dの、鍔部8cに対向する部位には、フィクサ9が、左右方向に延びる回動軸線CL4まわりに回動可能に支持されている。
フィクサ9は、直交する一対の腕部9a,9bを有する。
ゴンドラ2dによる支持位置は、腕部9aの先端部位である。
腕部9aと腕部9bとの交差部分(根本部分)には、カムフォロワとして摺動子9cが右方に突出形成されている。
ゴンドラ2dにおける下縁後方側には、下方に張り出す張出部2d6が形成されている。張出部2d6には、回動軸線CL4を中心とする略円弧状の弧状孔2d7が形成されている。
摺動子9cは、弧状孔2d7を貫いてカム孔6bに進入している。
図12に示されるように、摺動子9cは、引っ張りバネ2d5によって、上方に常に付勢されている(図12の矢印参照)。
すなわち、フィクサ9は、回動軸線CL4を中心とする図4での時計まわり方向に常に付勢されている。
フィクサ9は、この付勢による回動端位置であるホールド位置と、付勢に抗した回動端位置であるリリース位置と、の間を回動する。
ホールド位置において、腕部9a,9bはゴンドラ2dの隣接二辺にそれぞれ概ね平行となる。
リリース位置において、腕部9a,9bは、ゴンドラ2dの隣接二辺から最も傾いた状態となる。
フィクサ9は、ホールド位置において、ゴンドラ2dのポケットPKに収容されたカードCpの短辺を付勢し、カードCpの離脱を規制すると共にカードCpを安定保持する。
また、フィクサ9は、リリース位置において、ゴンドラ2dのポケットPKに収容されたカードCpの、ゴンドラ2dの長手方向の一方側への移動を許容する。
この移動は、ゴンドラ2dが回動終了位置にあるときのカードCpの自重落下である。フィクサ9のリリース位置は、カードCpの自重落下経路から退避した位置となる。
ゴンドラ2dが基準回動位置にあるときに、摺動子9cは、カム孔6bの最上端に当接している。この当接により、フィクサ9は、図4にも示されるように、腕部9bが後方側に回動して傾いた姿勢となる。
図4に示されるように、ゴンドラ2dのポケットPKは、基準回動位置において、第1姿勢変換部1から下方に搬出されたカードCpの直下に位置している。
これにより、第1姿勢変換部1から搬出されたカードCpは、ポケットPKに自ずと進入収容されるようになっている。
フィクサ9は、基準回動位置で腕部9bが後方側に傾いており、ポケットPKの間口が前後方向に拡張している。
これにより、カードCpの進入が容易に、かつ確実に行われるようになっている。
フィクサ9の傾き(姿勢)は、ゴンドラ2dの回動に伴い、カム孔6bの軌道6b1に応じて制御される。
具体的には、ゴンドラ2dが基準回動位置から少し回動すると、摺動子9cがカム孔6bの規制から外れるので、フィクサ9は、引っ張りバネ2d5に引っ張られてホールド位置になる(図13参照)。
ゴンドラ2dが基準回動位置から90°近く回動すると、摺動子9cは、再びカム孔6bに規制されてリリース位置となる(図14参照)。
ゴンドラ2dは、駆動アーム2cに伴う回動位置に応じて、左側面2d1から左方側に出没するカードストッパ2eを有している。
カードストッパ2eは、ゴンドラ2dの回動基準位置において上下方向に延びるリブ状に形成されている。
カードストッパ2eは、ゴンドラ2dが回動基準位置及び回動終了位置への回動途中まで左側面2d1に対し没した状態となり、回動終了位置への回動途中から左側面2d1から突出するようになっている。
この出没構造は不図示であるが、例えば、カードストッパ2eを通常没方向に付勢する付勢部材と、回動ベース6に、ゴンドラ2dの回動終了位置付近から回動終了位置にかけてカードストッパ2eを突出方向に押し出す凸条部を形成することで実現する。
回動ベース6の後部には、左方に突出し上下に延在するガイド壁部6dが設けられている(図4,図11,及び図14参照)。
ガイド壁部6dは、図14に示されるように、ゴンドラ2dの回動終了位置において、ゴンドラ2dの長手辺に隣接し、ゴンドラ2dのポケットPKに収容されたカードCpの後方への移動を規制する。
以上、詳述した構成により、第2姿勢変換部2は、第1姿勢変換部1から下方に搬送されたカードCpを、ゴンドラ2dのポケットPK及びフィクサ9の協働によって収容保持する。そして、ゴンドラ2dを前後上下に延在する平面内で回動させて、カードCpの姿勢を、その長手が前後方向から上下方向となるように変換する。
この姿勢変換の詳細について、図18〜図22及びフロー図である図23を参照して説明する。
図18は、ゴンドラ2dが基準回動位置にある状態を示している。
第1姿勢変換部1から下方に搬出されたカードCpは、直下で待ち受けるゴンドラ2dとカードガイド8とで形成されたポケットPK内に上方から収容される(矢印Dc)。この収容は、上述のように、フィクサ9が、腕部9aを後方に退避させるように回動して傾いた姿勢になっており、ポケットPKの前後方向間口が広がって容易に確実に行われる。
カードCpのポケットPKへの収容完了は、適宜位置に配置されたセンサS2(図3参照)により検出される。システム制御部CTは、センサS2の検出結果に基づいてカードCpがポケットPKに収容されたか否かを判定する(Step21)。
システム制御部CTは、収容されたと判定したら、モータ2aを駆動し、駆動ギヤ2b及び駆動アーム2cを介してゴンドラ2dを回動させる(Step22)。
駆動アーム2cが回動を開始すると、ほどなくフィクサ9は、カム孔6bによる規制が解除され、引っ張りバネ2d5の引っ張り力によってホールド位置へと回動する(図19:矢印Dd)。
これにより、カードCpは、ポケットPKに収容された状態で、フィクサ9の回動付勢力によりカードガイド8の短辺部分との間に挟持される(図19)。
ゴンドラ2dの回動初期段階における姿勢変換は、カム孔6aによる摺動子2d2の規制で、後方側への水平移動成分が主となり、回動成分は少なく実行される。
ゴンドラ2dの回動がある程度進行し、駆動アーム2cが鉛直よりも水平に近い姿勢になると、摺動子2d2はカム孔6aの範囲ARbにかかり(図12参照)、姿勢変換は回動成分が主となるように実行される(図20:矢印De)。
駆動アーム2cの回動範囲の最終段階では、ゴンドラ2dはほぼ90°回動した姿勢となり、カードCpの後方側(長手縁)はガイド壁部6dに近接する(図21)。
カードストッパ2eは、凸条部により左方に押し出され、左側面2d1から左方に突出してカードCpの下方端を支持する。
駆動アーム2cの回動位置が、カードストッパ2eを突出させる位置をすぎると、カム孔6bが摺動子9cの位置を規制するようになり、フィクサ9は回動して(矢印Df)リリース状態となる。
これによりカードCpは、カードストッパ2eのみで下方への移動が規制されるようになる。
駆動アーム2cがさらに回動すると、ゴンドラ2dがゴンドラストッパ6cに当接して回動が規制される。この回動規制によりモータ2aの回転負荷が急増する。
モータ2aには、回転負荷を検出するセンサS3(図3参照)が備えられており、このセンサS3によってモータ2aの回転負荷の急増が検出される。
システム制御部CTは、モータ2aの回転負荷が急増したか否かを判定する(Step23)。
ゴンドラ2dがゴンドラストッパ6cに当接するので、センサS3によって回転負荷が検出される。
システム制御部CTは、(Step23)において回転負荷が急増したと判定したら、ゴンドラ2dが回動終了位置に達したとしてモータ2aを停止させる(Step24)。
センサS3は、ゴンドラ2dがゴンドラストッパ6cに当接する回動位置に達したことを検出するセンサであってもよい。
この場合、システム制御部CTは、センサS3からの検出信号によってゴンドラ2dがゴンドラストッパ6cに当接する位置に達したことを把握し、モータ2aを所定のパルス数で駆動させた後、停止させる。
ゴンドラ2dがゴンドラストッパ6cに当接した位置において、カードストッパ2eを突出させる凸条部の規制は解除されるようになっている。
これにより、カードストッパ2eは、付勢部材の付勢力によって右方に移動して左側面2d1から没する。そのため、カードCpの下方への落下を規制する部材がなくなり、カードCpは下方に自重落下して(矢印Dg)、主排出ローラ4a1と従排出ローラ4b1との間に進入する。
システム制御部CTは、第1姿勢変換部1のモータ1aを、第1姿勢変換部1での姿勢変換の時点から継続して動作させている。これにより、カードCpの落下時においても、主排出ローラ4a1は回転している。
従って、カードCpは、主排出ローラ4a1と従排出ローラ4b1とにより挟まれつつ下方に搬出される。
搬出されたカードCpは、その下方に開口しているベースプレート4の搬出口4cを通り、エンボッサ54の搬入口54a1からその内部に進入する。搬入口54a1から進入したカードCpは、搬入部54aに設けられた搬入ローラ等によって内部に引き込まれる。
主排出ローラ4a1及び従排出ローラ4b1によるカードCpの下方搬送が終了したか否かは、適宜位置に配置されたセンサS4(図3参照)によって検出される。
システム制御部CTは、センサS4の検出信号に基づいて、カードCpの搬出が完了したか否か判定し(Step25)し、搬出したと判定したら、モータ1aを停止し(Step26)、モータ2aを逆転駆動してゴンドラ2dを基準回動位置に戻す(Step27)。
このように、第2姿勢変換部2は、カードCpを収容保持したゴンドラ2dに回動自在に連結した駆動アーム2cを、基準回動位置から回動終了位置まで90°未満の角度で回動させる。
ゴンドラ2dは、回動ベース6に形成されたカム孔6aに進入して摺動する摺動子2d2を有している。
カム孔6aの軌道は、駆動アーム2cの基準回動位置から回動終了位置までの90°未満の回動で、ゴンドラの姿勢(長手方向)を、90°変換するように形成されている。また、その軌道は、基準回動位置から少なくとも半分以上の範囲ARaにおいて、ゴンドラ2dの回動を抑制し、それ以降の範囲ARbにおいて積極的に回動させるように設けられている。
これにより、前後及び上下方向において、ゴンドラ2dの90°の姿勢変換に必要な範囲(占有面積)が小さくなり、第2姿勢変換部2はコンパクトに構成できる。
上述のように、実施例の姿勢変換装置53は、第1姿勢変換部1と第2姿勢変換部2とを上下方向に並設して備えており、それぞれコンパクトに構成されている。
従って、姿勢変換装置53全体としても、占有面積(水平投影面積及び垂直投影面積)及び占有体積が小さく、コンパクトになる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
(変形例)
プリンタ52は、カード搬送経路の清掃のため、カードの表面に、例えば軽度の粘着性を付与するなどの塵埃捕獲処理などを施したクリーニングカードCc(以下、単にカードCcとも称する)を、マルチホッパ51から供給して搬送させる。カードCcの搬送は、通常、定期的に実行される。
姿勢変換装置53は、クリーニングカードCcがプリンタ52から搬出された場合に、姿勢変換処理を行わず、かつエンボッサ54に供給することなく、そのまま外部に排出するクリーニングカード排出部53aを備えていてもよい。
また、カードCsに対するプリンタ52での印刷で、偶発的に不良が発生する場合があり得る。
プリンタ52は、印刷の不具合を検出する機能を備え、印刷不具合を検出した場合にエラー信号をシステム制御部CTに向け出力する。
システム制御部CTは、プリンタ52からのエラー信号に基づき、そのエラーの対象となるカードCpがプリンタ52から搬出された場合に、姿勢変換をせず不具合カードCfとして分離格納する不具合カード処理部53bを備えていてもよい。
そこで、次に、姿勢変換装置53に対し、クリーニングカード排出部53aと不具合カード処理部53bとを備えた、変形例としての姿勢変換装置63を、図24〜図27を参照して説明する。
ここでは、クリーニングカード排出部53aと不具合カード処理部53bとの両方を備えたものを説明するが、いずれか一方のみを備えたものであってもよい。
(クリーニングカード排出部53aについて)
図24及び図25に示されるように、クリーニングカード排出部53aは、前後方向に離隔配置されたカード排出ガイド21,22を有する。
カード排出ガイド21,22は、それぞれ左右方向に離隔配置された一対のローラ組23を有する。
ローラ組23は、上下方向に並設されて互いに圧接回転する主動ローラ21aと従動ローラ21bとの組である。主動ローラ21aは図示しないモータにより回転駆動される。
カード排出ガイド21,22は、主動ローラ21aと従動ローラ21bとの間にカードCcを挟みながら主動ローラ21aの回転によってカードCcを水平方向に搬送するようになっている。
姿勢変換装置63の筐体63aには、カード排出ガイド21,22の左方側にカードCcを通過可能な排出口63a1が形成されている。
カード排出ガイド21,22の配置位置は、第1姿勢変換部1の支持フレーム1gの左方側であり、支持フレーム1gから左方に搬送されたカードCcを受け継いで、排出口63a1へと搬送できるようになっている。
システム制御部CTは、カードCcがプリンタ52から搬出されたら、支持フレーム1gを、回動させることなくそのままの姿勢を維持して主動ローラ1d1を回転させると共に、カード排出ガイド21,22の主動ローラ21aを回転させて、図26に示されるように、カードCcを排出口63a1から排出させる。
(不具合カード処理部53bについて)
図24及び図25に示されるように、不具合カード処理部53bは、第1姿勢変換部1に対して左斜め下方に配置される。クリーニングカード排出部53aが備えられる場合には、その下方に位置する。
不具合カード処理部53bは、カードストッカ31と筐体63aの左側面に設けられたメンテナンス用開口部63a2と、メンテナンス用開口部63a2に着脱自在に設けられたメンテナンスカバー32とを有する。
カードストッカ31には、プリンタ52における印刷不良等で回収対象とされたカードCfと、第1姿勢変換部1における姿勢変換や搬送に不具合が生じて回収対象とされたカード(ここではジャムカードCj又はカードCjと称する)と、が収容される。
具体的には、プリンタ52における印刷又は搬送で不具合が生じた場合、及び第1姿勢変換部1の前段における姿勢変換又は搬送で不具合が生じた場合に、不図示のセンサが不具合を検出してシステム制御部CTにエラー報告が送出される。
システム制御部CTは、そのエラー報告に基づき、第1姿勢変換部1の支持フレーム1gを、左回りに傾斜させ(例えば約30°〜45°)、さらに主動ローラ1d1を回転させてカードCf,Cjを左下方に送り出す。
送り出されたカードCf,Cjは、自重によりカードストッカ31に収容積載される。
カードストッカ31には、積載されたカードCf,Cjが所定の満量に達したことを検出するセンサS5が設けられている。
センサS5は、カードストッカ31に所定量(枚数)のカードCf,Cjが積載されたら、システム制御部CTに満載情報を送出する。
システム制御部CTは、その満載情報に基づいて、カードストッカ31が満載になった旨のアラームを出力し、作業者に対し、メンテナンスカバー32を外してカードストッカ31を取り出すなどのメンテナンス作業を促す。
上述のように、システム制御部CTは、状況や外部からの指示に応じて、第1姿勢変換部1における支持フレーム1gの回動角度を変え、異なる処理を実行する。
整理すると、図28(a)に示されるように、支持フレーム1gを、その図の反時計まわりに90°回動させてカードCpを送りだした場合が、通常の、延在面を水平から垂直に変換する延在面変換処理となる。
また、図26に示されるように、支持フレーム1gを、回動させずにカードを送りだした場合が、クリーニングカードCcの排出処理となる。
また、図27に示されるように、支持フレーム1gを、その図の反時計まわりに90°未満回動させて傾斜させ、カードを送りだすことで、不具合のカードCf,Cjの分離回収処理となる。
一方、プリンタ52が両面印刷機能を有する場合には、エンボッサ54へ供給するカードCpの面を逆転できる機能が有効となる。
すなわち、図28(b)に示されるように、第1姿勢変換部1を、支持フレーム1gが通常の回動方向とは逆の、その図の時計まわり方向に90°回動可能としてもよい。
システム制御部CTは、時計まわり方向の90°の回動の後、主動ローラ1d1を通常とは逆方向に回転させて、第2姿勢変換部2に供給できるようにするとよい。
第1姿勢変換部1は、カードを鉛直上方へも搬出可能としてよい。これにより、筐体3a,63aの上面に他の装置を載置した場合に、カードを、その装置に選択的に供給することができる。また、筐体3a,63aの左側面側が壁などによって排出利用できない場合に、上面から排出させることができる。
以上詳述した拡張システムSM1における、各カードの流れに沿った機能説明のためのブロック図が図29に示される。また、動作毎の指示経路を説明する図が図30及び図31に示されている。
制御系は、マルチホッパ51にシステム全体を制御するシステム制御部CTが配置され、各装置にブランチとして制御部CT51〜CT54が置かれる。
プリンタ52の制御部CT52は、姿勢変換装置53の制御部CT53とシステム制御部CTとの間の通信を転送中継する機能を有する。
システム制御部CTは、マルチホッパ51内ではなく、外部に配置してもよい。
以下、主要動作毎に、命令等の流れについて説明する。
(システムの初期化)
拡張システムSM1の初期化おいて、図30に示されるように、システム制御部CTから初期化指令がプリンタ52,姿勢変換装置53,及びエンボッサ54に対して送出される。姿勢変換装置53への指令は、プリンタ52の制御部CT52により転送中継される。
各装置で初期化が終了すると、終了連絡がシステム制御部CTに対して送信される。姿勢変換装置53からの連絡は、制御部CT53により転送中継される。
マルチホッパ51には、作業者によって、搬送経路の清掃のためのクリーニングカードCc及び印刷のためのカード素材Csが供給される。
(クリーニングカードの排出)
クリーニングカードCcがマルチホッパ51に供給されると、システム制御部CTは、クリーニングカードCcの搬送動作をプリンタ52及び姿勢変換装置53に対し指示する。
姿勢変換装置53は、第1姿勢変換部1において支持フレーム1gを回動させず、水平姿勢のままでカードCcを搬送排出する。排出終了はセンサS6(図25)により検出され、検出信号はプリンタ52で転送中継されてシステム制御部CTで受信される。
(印刷及びエンボス加工)
素材となるカードCsがマルチホッパ51に供給されると、システム制御部CTは、印刷命令をプリンタ52に送出し、印刷が終了するとプリンタ52から終了報告を受信する。
次いで、システム制御部CTは、姿勢変換装置53に対し、カードCpのエンボッサ54への供給命令を出す。この命令は、制御部CT52で転送中継されて姿勢変換装置53に送られる。
システム制御部CTは、姿勢変換装置53からの実行終了の報告を、制御部CT52の転送中継を経て受信すると、エンボッサ54に対し、エンボス加工命令を出し、エンボッサ54からカード受け取り及びエンボス加工終了の報告を受信する。
(不具合カードCfの回収)
プリンタ52で印刷不良が検出されると、システム制御部CTに向けエラー報告が送信される。システム制御部CTは、このエラー報告を受信したら、姿勢変換装置53に対し回収命令を出す。この命令は制御部CT52で転送中継されて、姿勢変換装置53に送られる。
姿勢変換装置53は、回収命令を受け、該当するカードCfを、支持フレーム1gを傾斜させる回動と主動ローラ1d1の回転とによって、不具合カード処理部53bのカードストッカ31に収容させる。
カードストッカ31への収容終了が図示しないセンサで検出されたら、姿勢変換装置53は、システム制御部CTに対し、回収終了の報告を送出する。この報告は、制御部CT52で転送中継されシステム制御部CTで受信される。
カードストッカ31への収容終了がセンサで検出できず、制御部CT52が、不具合カードCfの回収に失敗したと判断したら、その旨をシステム制御部CTに報告する。
システム制御部CTは、不具合カードCfの回収失敗の報告を受け、回復作業が必要となる警告を出力し、使用者に対し復起作業実施を促す。
(ジャムカードCjの回収)
姿勢変換装置53の前段で姿勢変換又は搬送に不具合が生じたら、姿勢変換装置53からジャムエラー報告がシステム制御部CTに向け出力される。この報告は、制御部CT52により転送中継され、システム制御部CTで受信される。
システム制御部CTは、ジャムエラー報告を受信したら、該当するカードCjの回収命令を、姿勢変換装置53に向け出す。この命令は、制御部CT52により転送中継される。
姿勢変換装置53は、回収命令を受け、該当するカードCjを、支持フレーム1gを傾斜させる回動と主動ローラ1d1の回転とによって、不具合カード処理部53bのカードストッカ31に収容させる。
カードストッカ31への収容終了が図示しないセンサで検出されたら、姿勢変換装置53は、システム制御部CTに対し、回収終了の報告を送出する。この報告は、制御部CT52で転送中継されシステム制御部CTで受信される。
カードストッカ31への収容終了がセンサで検出できず、制御部CT52が、ジャムカードCjの回収に失敗したと判断したら、その旨をシステム制御部CTに報告する。
システム制御部CTは、ジャムカードCjの回収失敗の報告を受け、回復作業が必要となる警告を出力し、使用者に対し復起作業実施を促す。
エンボッサ54は、カードCpに対して二次加工を施す二次加工装置の代表として説明したが、エンボス加工を施す装置に限定されるものではない。
特殊加工処理装置、或いは磁気記録装置など、機械的及び電磁気的に二次的処理を施す装置を適用することができる。
カード作成システムSMの最小単位は、プリンタ52と姿勢変換装置53とを有するシステムである。この場合、システム制御部CTは、外部の装置とする。
プリンタ52は単独使用も可能とされるので、制御部CT52を必ず有する。
一方、姿勢変換装置53は、プリンタ52と組み合わせて使用されるので、制御部CT53は、必ずしも備えていなくてもよい。不装備の場合には、プリンタ52の制御部CT52が姿勢変換装置53の動作も制御する。
カード作成システムSM及びその拡張システムSM1は、システム制御部CTと姿勢変換装置53との間の通信を、プリンタ52の制御部CT52を介して行うようになっている。これにより、各装置間を有線で接続する場合の結線が容易となり、人為的誤接続を回避できる。また、システム制御部CTと、プリンタ52,姿勢変換装置53,及びエンボッサ54と、の間の通信のいずれかを無線化してもよい。
姿勢変換装置53,63は、カードCpのプリンタ52からの搬出位置と、二次加工装置54(この例におけるエンボッサ54)のカードCpの搬入位置と、の間の前後方向の距離及び上下方向の距離に応じて、各部材の寸法や回動半径等が設定される。例えば、前後方向の距離が長いほど、駆動アーム2c及びその回動半径を長くする、或いは、回動の円弧軌道の内、利用する所定角度範囲を水平側ではなく鉛直上方に近い側とする。
1 第1姿勢変換部(延在面変換部)
1a,1b モータ、 1c 減速ギヤ群、 1d 主回転軸
1d1 主動ローラ、 1d2 従動ローラ、 1e 中継回転軸
1e1 プーリ、 1e2 中継プーリ、 1e3,1e4 ベルト
1f 減速ギヤ、 1g 支持フレーム
2 第2姿勢変換部(長手方向変換部)
2a モータ、 2b 駆動ギヤ、 2c 駆動アーム
2c1 連結部、 2d ゴンドラ、 2d1 左側面
2d2 摺動子(カムフォロワ)、 2d3 隅部、 2d3a 回動軌跡
2d5 引っ張りバネ、 2d6 張出部、 2d7 弧状孔
2dn 長手辺、 2e カードストッパ、 2k 回動部
3 筐体、 3a 開口部
4 ベースプレート
4a 主排出軸、 4a1 主排出ローラ、 4b 従排出軸
4b1 従排出ローラ、 4c 搬出口
5 柱
6 回動ベース
6a,6b カム孔、 6b1 軌道、 6c ゴンドラストッパ
6d ガイド壁部
61 プレートブラケット、 61a 切り起こし部
7 ステー、 7a 基部、 7b 側部
8 カードガイド、 8a 取り付け部、 8b 張出部、 8c 鍔部
9 フィクサ、 9a,9b 腕部、 9c 摺動子(カムフォロワ)
21,22 カード排出ガイド
21a 主動ローラ、 21b 従動ローラ
23 ローラ組
31 カードストッカ、 32 メンテナンスカバー
51 マルチホッパ、 51a カード供給部
52 プリンタ(カードプリンタ)
52a 転写部、 52a1 サーマルヘッド、 52a2 駆動部
52b 再転写部、 52c 磁気記録部、 52d IC記録部
52e 排出部、 52f 排出口
53 姿勢変換装置(カード姿勢変換装置)
53a クリーニングカード排出部、 53b 不具合カード処理部
54 エンボッサ
54a 搬入部、 54a1 搬入口、 54b 加工部
54c スタック部、 54f 上面
63 姿勢変換装置
63a 筐体、 63a1 排出口、 63a2 メンテナンス用開口部
ARa,ARb 範囲
CL1〜CL4 回動軸線
C カード、 Cc クリーニングカード(カード)
Cf 不具合カード(カード)、 Cj ジャムカード(カード)
Cp 印刷済みカード(カード)、 Cs カード素材(カード)
CT システム制御部、 CT51〜CT54 制御部
C1 印刷情報、 C2 エンボス情報
LC 距離、 LCs 短手長さ
LH 水平線、 LNa 線分
PK ポケット、 P1,P2,P1a,P1b,P1c 位置
SM カード作成システム(作成システム)、 SM1 拡張システム
S1〜S6 センサ
θ1,θ3,α1,α3,β 角度

Claims (6)

  1. カードプリンタから長手方向を搬出方向又は搬出直交方向なる第1の方向として水平姿勢で搬出された平面形状が略長方形を呈するカードを、二次加工装置に対し鉛直姿勢で供給するためのカード姿勢変換装置であって、
    前記カードプリンタから搬出された前記カードを、前記長手方向を前記第1の方向として維持しながら水平姿勢から鉛直姿勢に姿勢変換して下方に搬出する延在面変換部と、
    前記延在面変換部から搬出された前記カードを、前記鉛直姿勢を維持しながら前記長手方向を前記第1の方向に対し所定角度を成す第2の方向に角度変換して下方に搬出する長手方向変換部と、
    を備え
    前記長手方向変換部は、
    前記延在面変換部から搬出された前記カードを保持するゴンドラと、
    一端側が、前記カードの延在面に対して直交方向に延びる第1の回動軸線まわりに回動するよう固定部材に支持されると共に、先端側に、前記ゴンドラが前記第1の回動軸線と平行な第2の回動軸線まわりに回動自在に連結された駆動アームと、
    前記駆動アームを、基準回動位置と回動終了位置との間の90°未満の所定角度範囲で回動させる回動部と、
    前記固定部材に設けられた第1のカム部と、
    前記ゴンドラにおける前記駆動アームの連結位置とは異なる位置に設けられ前記駆動アームの回動に伴い前記第1のカム部に対し摺動する第1のカムフォロワと、
    を有し、
    前記第1のカム部の軌道は、前記駆動アームを前記基準回動位置から前記回動終了位置に回動させたときに、前記ゴンドラを、前記第2の回動軸線まわりに前記固定部材を基準として90°回動させるよう設定されていることを特徴とするカード姿勢変換装置。
  2. 前記固定部材は、第2のカム部を有し、
    前記ゴンドラは、
    前記駆動アームの回動に伴い前記第2のカム部に対し摺動する第2のカムフォロワを有して前記第1の回動軸線に平行な第3の回動軸線まわりに回動可能なフィクサを備え、
    前記第2のカム部の軌道は、
    前記フィクサを、前記基準回動位置において前記ゴンドラに保持されたカードの離脱を規制するホールド位置とし、前記回動終了位置において前記カードの自重落下経路から退避したリリース位置とするよう設定されていることを特徴とする請求項記載のカード姿勢変換装置。
  3. 平面形状が略長方形を呈するカードを、長手方向を搬出方向又は搬出直交方向なる第1の方向として水平姿勢で側面から搬出するカードプリンタと、
    前記カードプリンタの前記側面の側に隣接配置されて前記カードプリンタから搬出された前記カードの姿勢を変換して搬出するカード姿勢変換装置と、
    を含んで構成され、
    前記カード姿勢変換装置として請求項1又は請求項2記載のカード姿勢変換装置を用いたカード作成システム。
  4. 前記カードプリンタと前記カード姿勢変換装置との動作を制御するシステム制御部を含み、
    前記システム制御部による前記カード姿勢変換装置の動作の制御を、前記カードプリンタを中継して実行することを特徴とする請求項記載のカード作成システム。
  5. 前記カード姿勢変換装置から搬出された前記カードに二次加工を施す二次加工装置を含み、
    前記二次加工装置の上に前記カードプリンタ及び前記カード姿勢変換装置が載置され、
    前記カードは、前記二次加工装置の上面から供給されることを特徴とする請求項又は請求項記載のカード作成システム。
  6. 前記二次加工装置は、エンボッサであることを特徴とする請求項記載のカード作成システム。
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